JP3782546B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の操作部に湾曲操作ノブが配設され、例えば体腔内に挿入される挿入部の湾曲部がこの湾曲操作ノブによって遠隔的に湾曲操作される内視鏡の湾曲操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内視鏡には例えば体腔内に挿入される挿入部の先端側に湾曲変形可能な湾曲部が設けられている。さらに、挿入部の基端部に連結された手元側の操作部には例えば上下用および左右用の各湾曲操作ノブと、上下用および左右用の各ロックレバー(湾曲ブレーキ部材)とが配設されている。
【0003】
また、操作部内には回転中心となる固定軸が固定されている。この固定軸には上下用および左右用の各スリーブが回転可能に取付けられている。さらに、上下用および左右用の各スリーブの外端部には上下用および左右用の各湾曲操作ノブが固定され、各スリーブの内端部には上下用および左右用の各ワイヤ駆動プーリが固定されている。そして、上下用および左右用の各湾曲操作ノブの回転操作時には上下用および左右用の各スリーブを介して上下用および左右用の各ワイヤ駆動プーリが回転駆動され、上下用および左右用の各湾曲操作ワイヤを介して湾曲部が遠隔的に上下方向および左右方向にそれぞれ湾曲操作されるようになっている。さらに、内視鏡の視野を所望の向きに向けた状態で上下用および左右用の各ロックレバーを操作することにより、上下用および左右用の各湾曲操作ノブを任意の操作位置で固定することができるようになっている。
【0004】
また、例えば特開平7−261098号公報には上下用および左右用の各湾曲操作ノブを任意の操作位置で固定する湾曲ブレーキ機構としてカム機構を使用したカム式の湾曲ブレーキ機構が示されている。
【0005】
このカム式の湾曲ブレーキ機構には上下用および左右用の各ロックレバーの内端部にカムが固定されている。このカムは固定軸に回転可能に支持されている。さらに、カムの外側には略リング状の押圧部材が配設されている。この押圧部材には内周面側に突起部、外周面側に摩擦材がそれぞれ設けられている。また、突起部の先端部にはカムの突起部と係合する窪み部が形成されている。
【0006】
そして、この湾曲ブレーキ機構ではロックレバーの操作時にはカムが固定軸に沿って回転駆動され、このカムの回転動作にともないこのカムが押圧部材の突起部の窪み部と係合する係合位置と、押圧部材の突起部の窪み部との係合を解除する係合解除位置とに切換え操作されるようになっている。ここで、湾曲操作ノブのロック時にはロックレバーのカムが押圧部材の突起部の窪み部と係合する係合位置で保持されるようになっている。このとき、押圧部材の摩擦材は湾曲操作ノブの内周面に圧接され、湾曲操作ノブの回転操作が不能な状態にロックされるようになっている。
【0007】
また、湾曲操作ノブのロック解除時にはロックレバーのカムが押圧部材の突起部の窪み部と係合していない係合解除位置に切換え操作されるようになっている。このとき、押圧部材の摩擦材は湾曲操作ノブの内周面に対して非接触の状態で保持され、湾曲操作ノブが自由に回転操作できるフリーの状態で保持されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平7−261098号公報の構成ではロックレバーの内端部にカムが固定され、このカムの外側に配設された押圧部材が固定軸側に固定される構成になっているので、カムの外側に配置される押圧部材の支持部材の取付け構造が複雑となる。さらに、カムとロックレバーとが別部材であるので、これらを接続する構造が必要なことから、装置全体の構造が一層複雑となる。そのため、装置全体が大型化し、重くなるとともに、高価になる不具合がある。
【0009】
また、ロックレバーの操作時にはカムからの押圧力によって摩擦材が外側に押圧されて湾曲操作ノブの内周面に圧接される構成になっているので、摩擦材と湾曲操作ノブの内周面との摺動部と、湾曲操作ノブの回転中心との間の距離が長くなる問題がある。この為、摩擦材、押圧部材、カム、湾曲操作ノブ等の部品寸法のばらつきにより生じる摩擦材の圧接量のばらつきによって湾曲操作ノブをロックした際の湾曲操作ノブのロックの保持力量及び湾曲操作ノブの回転力量のばらつきが大きくなるので、湾曲操作ノブをロックした際の湾曲操作ノブのロックの保持力量及び湾曲操作ノブの回転力量を一定にすることが困難であった。
【0010】
また、ロックレバーの操作時に摩擦材を外側に押し出す際に複数の押圧部材間を連結する連結部を引き延ばす状態に弾性変形させて摩擦材の位置を移動させる構成になっているので、繰り返しの作動により複数の押圧部材間の連結部が弾性を失ったり、伸びてしまった場合にはロックレバーをロック解除位置に戻した際に押圧部材が元のロック解除位置に正しく戻らなくなるおそれがある。このような場合には、ロックレバーをロック解除位置に戻した状態であっても摩擦材がアングルノブに接触状態で保持されてしまうので、湾曲操作ノブの操作がスムーズに行えなくなる不具合がある。
【0011】
また、内視鏡は各種の薬液や、エチレンオキサイド等の滅菌用ガスにより、消毒や、滅菌などの処理が行われる為、湾曲操作機構も薬液が気化したガスや滅菌ガス等の雰囲気中に置かれることとなる。さらに、内視鏡の高圧蒸気滅菌を行う場合には高温下に置かれることとなる。しかしながら、上記従来構成のものにあっては押圧部材の素材に関しては格別に考慮がなされていないので、消毒や、滅菌等を繰り返し行うことにより押圧部材が劣化して弾性を失ったり、破壊されたりして所望の操作が行えなくなる不具合がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、小型軽量、安価で、耐久性が良く、操作性の良い内視鏡の湾曲操作装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内視鏡の操作部に固定される固定軸と、前記固定軸に回転可能に支持された湾曲操作ノブと、前記固定軸に回転不能に支持され、内周側に少なくとも1つのカム側突起部を有するカム部材と、前記固定軸に回転可能に支持された湾曲ブレーキレバーと、前記カム部材の周囲を囲む状態で前記湾曲ブレーキレバーに一体的で、かつ前記固定軸に回転可能に配設されるとともに、前記カム側突起部に選択的に係合する押圧部材側突起部を有し、前記湾曲ブレーキレバーの回転操作によって前記押圧部材側突起部を前記カム側突起部に係合させて前記押圧部材側突起部の外周面側を前記湾曲操作ノブに圧接させて前記湾曲操作ノブの回転を抑止させる制動位置と、前記押圧部材側突起部と前記カム側突起部との係合を解除させて前記湾曲操作ノブの制動を解除する制動解除位置とに切り換える押圧部材とを有することを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置である。
そして、本請求項1の発明では、湾曲操作ノブを制動する際には、湾曲ブレーキレバーを制動位置方向に回転させて押圧部材側突起部をカム側突起部に係合させる。このとき、押圧部材側突起部は外側に向けて押圧されて弾性変形し、外側に押し出される。この際、押圧部材側突起部の外周面側が湾曲操作ノブに圧接され、湾曲操作ノブの回転が抑止される。また、湾曲ブレーキレバーを制動解除方向に戻せば、押圧部材側突起部とカム側突起部との係合が外れて押圧部材側突起部が元の状態に戻る。これにより、押圧部材が湾曲操作ノブから離れて湾曲操作ノブの制動が解除されるようにしたものである。
請求項2の発明は、前記押圧部材は、前記押圧部材側突起部の外周面に前記制動位置で前記湾曲操作ノブに圧接させる圧接部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲操作装置である。
請求項3の発明は、前記押圧部材は、弾性変形可能な軟質弾性部材より形成され、
前記圧接部材は、硬質樹脂により形成されたことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の湾曲操作装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1および図2(A),(B)を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡の操作部に設けられた湾曲操作装置1の要部構成を示すものである。図1中で、参照符号2は内視鏡の操作部に配設されたケーシング、3はケーシング2の内部に設けられているシャーシである。
【0014】
シャーシ3にはケーシング2の外部に延出する第1の固定軸4の基端部が固定されている。第1の固定軸4の外周には略円筒状の第1の回転軸5が設けられている。さらに、第1の回転軸5の外周には略円筒状の第2の回転軸6が設けられている。
【0015】
また、第2の回転軸6の外周には略円筒状の第2の固定軸7が設けられている。この第2の固定軸7の基端部には略L字状に屈曲されたL字状連結部7aが形成されている。このL字状連結部7aの下端部はシャーシ3にねじ止め固定されている。
【0016】
また、第1の回転軸5の筒内には第1の固定軸4が挿入されている。そして、第1の回転軸5は第1の固定軸4に回転可能に支持されている。さらに、第2の回転軸6は第2の固定軸7の筒内に挿入された状態で、回転可能に支持されている。
【0017】
また、第1の回転軸5の基端部(内端部)には第1のギア8が固定されている。この第1のギア8には内視鏡の先端部に設けられた湾曲部を左右方向に湾曲させる為のワイヤと連結された図示しないチェーンが係合されている。
【0018】
さらに、第2の回転軸6の基端部(内端部)には第2のギア9が固定されている。この第2のギア9には内視鏡の先端部に設けられた湾曲部を上下方向に湾曲させる為のワイヤと連結された図示しないチェーンが係合されている。
【0019】
また、第1の回転軸5における第1のギア8と反対側の端部(外端部)には左右用湾曲操作ノブ10が固定されている。同様に、第2の回転軸6における第2のギア9と反対側の端部(外端部)には上下用湾曲操作ノブ11が固定されている。
【0020】
ここで、第1の固定軸4の上端部外周面には第1の回転軸5の軸方向の移動を規制する抜け止め部材13の固定溝12が形成されている。この固定溝12に固定された抜け止め部材13の外周部には第1の回転軸5の外端部が当接されている。そして、この抜け止め部材13によって第1の回転軸5の軸方向の移動を規制するようにしている。
【0021】
また、上下用湾曲操作ノブ11の上端部には円形凹陥部11aが形成されている。さらに、左右用湾曲操作ノブ10の下端部には上下用湾曲操作ノブ11の円形凹陥部11aに挿入される円形ボス部10aが形成されている。そして、左右用湾曲操作ノブ10の円形ボス部10aが上下用湾曲操作ノブ11の円形凹陥部11aに内嵌された状態で、左右用湾曲操作ノブ10の下端部が上下用湾曲操作ノブ11に当接されている。これにより、第2の回転軸6および上下用湾曲操作ノブ11の軸方向の移動が規制されている。
【0022】
また、左右用湾曲操作ノブ10の円形ボス部10aの外周面と上下用湾曲操作ノブ11の円形凹陥部11aの内周面との間にはOリング32が介挿されている。そして、このOリング32によって、左右用湾曲操作ノブ10と上下用湾曲操作ノブ11との間は気密、液密的に封止されている。さらに、左右用湾曲操作ノブ10の上端部および上下用湾曲操作ノブ11の下端部にはブレーキ機構収容凹部10b,11bがそれぞれ形成されている。
【0023】
また、第2の固定軸7には上下用の湾曲ブレーキ機構14が配設されている。この上下用の湾曲ブレーキ機構14には湾曲ブレーキレバー(湾曲ブレーキ部材)15と、略円板状の可動部材16と、カム部材17と、略リング状の押圧部材(圧接手段)18とがそれぞれ設けられている。ここで、可動部材16と、カム部材17と、押圧部材18とは上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11b内に収容されている。
【0024】
また、第2の固定軸7の上端部には図2(A),(B)に示すように略矩形断面形状の回転止め部19が形成されている。さらに、カム部材17には第2の固定軸7の回転止め部19と対応する略矩形状の角孔部20が形成されている。そして、カム部材17の角孔部20に第2の固定軸7の回転止め部19が嵌着された状態で、カム部材17が第2の固定軸7の上端部に固定され、回転不能に支持されている。
【0025】
さらに、カム部材17の外周面には3つの突起部21が外向きに突設されている。これらの突起部21はカム部材17の外周面周方向に沿って120度ずつ離れて3ケ所に配置されている。
【0026】
また、カム部材17の下方には可動部材16が離間対向配置されている。この可動部材16は第2の固定軸7に回転可能に支持されている。さらに、この可動部材16の下端部には円筒状の軸受け部22が突設されている。この軸受け部22には湾曲ブレーキレバー15の内端部が固定されている。この湾曲ブレーキレバー15の外端部は外側に延出されている。そして、湾曲ブレーキレバー15と一緒に可動部材16が第2の固定軸7の軸回り方向に回動可能に支持されている。
【0027】
また、押圧部材18はシリコンゴム、フッ素ゴムや、ソフトセグメントが98%以上の架橋度で架橋された完全架橋タイプの熱可塑性エラストマー等の耐薬品性、耐熱性の良好な弾性変形可能な軟質の弾性材料によって形成されている。この押圧部材18の内周面には3つの突起部23が内方に向けて突設されている。これらの突起部23は押圧部材18の内周面周方向に沿って120度ずつ離れて3ケ所に配置されている。
【0028】
さらに、押圧部材18の各突起部23間は連結部24により連結されている。また、可動部材16の上面には押圧部材18の各突起部23間に配置される3つの押圧部材保持部25が突設されている。各押圧部材保持部25の外面には押圧部材18の連結部24が接着や、押圧部材18、連結部24の弾性力を利用した嵌着等の手段によりそれぞれ接合されている。そして、押圧部材18がカム部材17の周囲に配置された状態で、押圧部材18が可動部材16の上面に保持されている。ここで、押圧部材18の各突起部23はカム部材17の突起部21の頂点位置よりも内方向に突出された状態で設定されている。なお、連結部24を設けずに押圧部材18の各突起部23を個別に形成して可動部材16に固定する構成としても良い。
【0029】
そして、湾曲ブレーキレバー15の回動操作時には可動部材16が第2の固定軸7の軸回り方向に回動し、この可動部材16と一緒に押圧部材18が回動するようになっている。この押圧部材18の回動動作にともない図2(A)に示すように押圧部材18の各突起部23がカム部材17の突起部21と重ならない位置に配置されたロック解除位置と、図2(B)に示すように押圧部材18の各突起部23がカム部材17の突起部21と重合された状態に係脱可能に係合されたロック位置とに切換え可能になっている。ここで、湾曲ブレーキレバー15がロック解除位置で保持されている状態では押圧部材18の各突起部23の外周面23aは上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面から離れた非接触状態で保持されるようになっている。さらに、湾曲ブレーキレバー15がロック位置に切換え操作された場合には押圧部材18の各突起部23がカム部材17の突起部21によって外側に向けて押圧されて押し出され、各突起部23の外周面23aが上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に圧接されるようになっている。
【0030】
また、可動部材16の上面にはガイドピン27が上向きに突設されている。さらに、カム部材17にはガイドピン27が挿入される規制溝28が形成されている。この規制溝28の両端部にはガイドピン27の回転方向の移動を規制するストッパ部28a,28bがそれぞれ形成されている。ここで、規制溝28の一方のストッパ部28aは湾曲ブレーキレバー15のロック解除位置、他方のストッパ部28bは湾曲ブレーキレバー15のロック位置とそれぞれ対応させて設定されている。
【0031】
また、規制溝28の内部にはクリックばね29が介挿されている。このクリックばね29の両端部にはガイドピン27を規制溝28の両側のストッパ部28a,28bにそれぞれ当接させた状態で係止する為の略山形の係止部29a,29bが設けられている。
【0032】
さらに、可動部材16の外周面にはOリング30が外嵌されている。このOリング30は可動部材16の外側に配置されている上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内周面と密接されている。そして、このOリング30により、可動部材16と上下用湾曲操作ノブ11との間は気密、液密に封止されている。
【0033】
また、可動部材16の内周面には第2の固定軸7に外嵌されたOリング31に密接されている。そして、このOリング31により、可動部材16と第2の固定軸7との間は気密、液密的に封止されている。
【0034】
次に、上記構成の作用について説明する。まず、本実施の形態では上下用の湾曲ブレーキ機構14の湾曲ブレーキレバー15を第2の固定軸7の軸回り方向に回動させることにより、上下用湾曲操作ノブ11のロック解除位置と上下用湾曲操作ノブ11のロック位置とに切換える操作が行われる。
【0035】
ここで、湾曲ブレーキレバー15がロック解除位置で保持されている場合には図2(A)に示すようにガイドピン27が一方のストッパ部28aに当接し、クリックばね29の一方の係止部29aに係止される。このとき、押圧部材18の各突起部23はカム部材17の突起部21と重ならない位置に配置される。この状態では押圧部材18の各突起部23の外周面23aは上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面から離れた非接触状態で保持され、上下用湾曲操作ノブ11が自由に回転操作可能な状態で保持される。そのため、上下用湾曲操作ノブ11を任意に回転させて内視鏡の湾曲部の湾曲操作を行うことができる。
【0036】
また、上下用湾曲操作ノブ11の回転をロックさせる場合には湾曲ブレーキレバー15をロック解除位置からロック位置側に第2の固定軸7の軸回り方向に回動させる。このとき、湾曲ブレーキレバー15に加えられた操作力は可動部材16に伝達され、クリックばね29の弾性力に抗して可動部材16に回転力が与えらる。そのため、湾曲ブレーキレバー15と一緒に可動部材16が第2の固定軸7の軸回り方向に回動駆動される。
【0037】
さらに、可動部材16の回転時にはガイドピン27が規制溝28に沿って移動する。このとき、ガイドピン27からの押圧力によってクリックばね29は弾性変形し、ガイドピン27はクリックばね29の係止部29aを乗り越えて移動する。
【0038】
ここで、ガイドピン27がクリックばね29の他方の係止部29bに当接されたのち、クリックばね29の弾性力に抗して可動部材16にさらに回転力を与えると、ガイドピン27からの押圧力によってクリックばね29が弾性変形してガイドピン27が係止部29bを乗り越え、図2(B)に示すようにストッパ部28bに当接される位置まで移動する。この移動位置ではガイドピン27がクリックばね29の係止部29bに係止されることにより、可動部材16が固定される。
【0039】
このとき、押圧部材18の各突起部23がカム部材17の突起部21と重合された状態に係脱可能に係合される。このとき、カム部材17の突起部21によって押圧部材18の各突起部23が外側に向けて押圧されて押し出される状態に弾性変形し、図2(B)に示すように各突起部23の外周面23aが上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に圧接される。そのため、このときの押圧部材18の各突起部23の外周面23aの圧接力によって上下用湾曲操作ノブ11に摩擦力を与えることにより、上下用湾曲操作ノブ11の回転を抑止させ、上下用湾曲操作ノブ11をロックさせることができる。
【0040】
なお、上下用湾曲操作ノブ11のロック状態においても押圧部材18の各突起部23の外周面23aの摩擦力に抗して上下用湾曲操作ノブ11に一定の力量以上で回転力を与えた場合には上下用湾曲操作ノブ11を回転させて内視鏡の湾曲部の湾曲操作を行うことができる。
【0041】
また、湾曲ブレーキレバー15を元のロック解除位置に戻す場合には、湾曲ブレーキレバー15をロック操作時とは逆方向に回動させる。このとき、湾曲ブレーキレバー15の回動動作にともない可動部材16にクリックばね29の弾性力に抗して回転力を与えればガイドピン27と係止部29bとの係合が外れて可動部材16がロック操作時とは逆方向に回転する。
【0042】
この場合には、押圧部材18の各突起部23とカム部材17の各突起部21との係合が外れる。これにより、押圧部材18の各突起部23が弾性変形して元の形状に戻り、上下用湾曲操作ノブ11の内周面から離間するので、上下用湾曲操作ノブ11を自由に回転可能となる。
【0043】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では湾曲ブレーキレバー15の操作によって容易に上下用湾曲操作ノブ11の回転のロックとロックの解除が行える。
【0044】
また、押圧部材18が可動部材16に支持されている構成の為、押圧部材18を支持する部材が不要である。さらに、押圧部材18の各突起部23を同一の素材にて一体に形成し、湾曲ブレーキレバー15の操作時にはカム部材17の突起部21によって押圧部材18の各突起部23を外側に向けて押し出して弾性変形させ、押圧部材18の各突起部23の外周面23aを上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に圧接させる構成にしたので、従来に比べて湾曲操作装置1全体の構成を簡略化することができる。そのため、小型、軽量、安価な内視鏡装置を提供できる。
【0045】
また、押圧部材18を弾性変形可能な軟質弾性材料により形成し、押圧部材18の連結部24および各突起部23の側面を可動部材16の押圧部材保持部25に固定するとともに、湾曲ブレーキレバー15の操作時にはカム部材17の突起部21によって押圧部材18の各突起部23を外側に向けて押し出して弾性変形させ、押圧部材18の各突起部23の外周面23aを上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に圧接させる構成にしたので、押圧部材16の連結部24を周方向に伸ばす方向に大幅な変形を与えない。そのため、湾曲ブレーキレバー15の操作を繰り返し行っても、押圧部材16の弾性が失われたり、伸びてしまったりすることがないので、湾曲操作装置1全体の耐久性を向上させることができ、耐久性の良い内視鏡を提供できる。
【0046】
また、耐薬品性、耐熱性の良いシリコンゴム、フッ素ゴム、熱可塑性エラストマー等を用いているので、エチレンオキサイド滅菌等の消毒や、滅菌に対する耐性が良好となり、耐久性を一層向上させることができる。
【0047】
なお、カム部材17にガイドピン27を設けて、可動部材16にガイドピン27が挿入される規制溝28およびクリックバネ29を設けても良い。さらに、ガイドピン27を弾性変形可能な弾性材料にて形成し、規制溝28に硬質の係止部を設けてガイドピン27の弾性変形によりガイドピン27が係止部を乗り越え可能にしてガイドピン27を選択的に係止可能な構成としても良い。
【0048】
また、図3および図4は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1〜図2(A),(B)参照)の上下用の湾曲ブレーキ機構14における押圧部材18の構成を次の通り変更したものである。
【0049】
すなわち、本実施の形態の押圧部材18の3つの突起部23の外周面23aには圧接部材41がそれぞれ配設されている。各圧接部材41はポリアセタール、PTFE等のフッ素樹脂、変性PPO、ポリエーテルイミド等の表面の摩擦係数が低く、耐摩耗性が良く、耐薬品性の良い硬質樹脂にて形成されている。
【0050】
さらに、各圧接部材41には略T字状の係止突起42が設けられている。ここで、押圧部材18の各突起部23には各圧接部材41の係止突起42と対応する形状の係止溝43が形成されている。そして、係止突起42は突起部23の係止溝43に係合された状態で突起部23に埋設固定されている。
【0051】
そこで、上記構成の本実施の形態では圧接部材41が低摩擦の硬質樹脂によって形成されているので、湾曲ブレーキレバー15による上下用湾曲操作ノブ11のロック操作時にカム部材17の突起部21による押圧部材18の各突起部23の圧縮量の変化、すなわち上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に対する圧接部材41の圧接量の変化による圧接部材41の上下用湾曲操作ノブ11に対する摩擦力の変化が少ない。そのため、上下用の湾曲ブレーキ機構14の各構成部品の寸法のばらつきによる摩擦力の変化を少なくすることができる。
【0052】
また、上下用湾曲操作ノブ11をロックした状態における上下用湾曲操作ノブ11の強制回転操作の際の上下用湾曲操作ノブ11の回転がスムーズで操作感が良い。
【0053】
さらに、圧接部材41の耐摩耗性が良い為、上下用の湾曲ブレーキ機構14の繰り返しの作動によっても上下用湾曲操作ノブ11に対する摩擦力が変化することなく、耐久性が良い。
【0054】
したがって、本実施の形態であっても第1の実施の形態と同様の効果が得られるうえ、これに加え、操作性が良く、更に耐久性の良い内視鏡装置を提供できる効果がある。
【0055】
また、図5(A)〜(C)は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1および図2(A),(B)参照)の第2の固定軸7にカム部材17を一体に形成した複合軸体51を設けたものである。
【0056】
すなわち、本実施の形態の複合軸体51の基端部は図5(A)に示すようにシャーシ3に固定されている。さらに、この複合軸体51の先端部には第1の実施の形態のカム部材17に相当するカム部52が形成されている。また、図5(B)に示すようにこのカム部52の外周面には第1の実施の形態と同様に3つの突起部21が設けられている。
【0057】
さらに、複合軸体51のカム部52の外側には第1の実施の形態と同様の押圧部材18が設けられている。また、複合軸体51には可動部材16が外嵌されて回転可能に支持されている。そして、この可動部材16の上面に突設された3つの押圧部材保持部25に押圧部材18が支持されている。
【0058】
また、可動部材16の上面には略L字状のピン支持体53が設けられている。このピン支持体53の先端部にはガイドピン54が図5(A)中で下向きに取付けられている。
【0059】
さらに、複合軸体51にはガイドピン54を介挿する第1の実施の形態の規制溝28と同様の規制溝55が設けられている。この規制溝55の内部には第1の実施の形態のクリックばね29と同様のクリックばね56が介挿されている。
【0060】
そして、上記構成のものにあっては上下用の湾曲ブレーキ機構14の湾曲ブレーキレバー15を第2の固定軸7の軸回り方向に回動させることにより、第1の実施の形態と同様に上下用湾曲操作ノブ11のロック解除位置と上下用湾曲操作ノブ11のロック位置とに切換える操作が行われる。
【0061】
ここで、湾曲ブレーキレバー15を図5(B)に示すロック解除位置からロック位置側に回動させると図5(C)に示すように押圧部材18の突起部23と複合軸体51のカム部52の突起部21とが係合する。このとき、カム部52の突起部21によって押圧部材18の各突起部23が外側に向けて押圧されて押し出される状態に弾性変形し、図5(C)に示すように各突起部23の外周面23aが上下用湾曲操作ノブ11のブレーキ機構収容凹部11bの内壁面に圧接される。そのため、このときの押圧部材18の各突起部23の外周面23aの圧接力によって上下用湾曲操作ノブ11に摩擦力を与えることにより、上下用湾曲操作ノブ11の回転を抑止させ、上下用湾曲操作ノブ11をロックさせることができる。
【0062】
そこで、本実施の形態の装置でも第1の実施の形態と同様の効果が得られるうえ、本実施の形態では特に、複合軸体51にカム部52が一体に形成されている構成にしたので、装置全体の構成を一層簡略化でき、更に小型、軽量、安価な内視鏡装置を提供できる。
【0063】
また、図6〜9は本発明の第4の実施の形態を示すものである。図6は本実施の形態の湾曲操作装置61の要部構成を示すものである。本実施の形態の湾曲操作装置61では第1の実施の形態の可動部材16にカム部材17を一体に形成した複合部材62が設けられている。
【0064】
すなわち、本実施の形態の複合部材62は第2の固定軸7に回転可能に支持されている。さらに、この複合部材62の図6中で上面側には第1の実施の形態のカム部材17に相当する略リング状のカム部63が一体に形成されている。
【0065】
また、このカム部63の内周面には図7に示すように3つの突起部64が設けられている。これらの突起部64はカム部63の内周面に120度ずつ離れて3ケ所に配置されている。
【0066】
さらに、カム部63の内側には第1の実施の形態の押圧部材18と同様の弾性変形可能な軟質の弾性部材からなる略リング状の押圧部材65が設けられている。この押圧部材65の外周面側には3つの突起部66が外向きに突設されている。なお、押圧部材65の各突起部66間は連結部67によりそれぞれ連結されている。
【0067】
さらに、複合部材62の上面には押圧部材保持部材68が配設されている。この押圧部材保持部材68には押圧部材65の各突起部66間に配置される3つの押圧部材保持部68aが突設されている。各押圧部材保持部68aの外面には押圧部材65の連結部67が接着や、押圧部材65、連結部67の弾性力を利用した嵌着等の手段によりそれぞれ接合固定されている。
【0068】
また、押圧部材65の内周面側には第2の実施の形態の圧接部材41と同様の硬質樹脂にて形成された圧接部材69が設けられている。この圧接部材69には係止突起70が設けられている。ここで、押圧部材65の各突起部66には各圧接部材69の係止突起70と対応する形状の係止溝71が形成されている。そして、係止突起70は突起部66の係止溝71に係合された状態で突起部66に埋設固定されている。なお、圧接部材69は第1の実施の形態と同様に突起部66と同一の素材にて一体に形成しても良い。
【0069】
また、押圧部材保持部材68の下面には第2の固定軸7の回転止め部19と対応する略矩形状の角孔部72が形成されている。そして、押圧部材保持部材68の角孔部72に第2の固定軸7の回転止め部19が嵌着された状態で、押圧部材保持部材68が第2の固定軸7の上端部に固定され、回転不能に支持されている。さらに、上下用湾曲操作ノブ11には押圧部材65の内側に第2の回転軸6に一体に形成された円筒状の被圧接部73が設けられている。
【0070】
また、複合部材62の上面にはガイドピン74が上向きに突設されている。さらに、押圧部材保持部材68には図8に示すようにガイドピン74が挿入される規制溝75が形成されている。この規制溝75の両端部にはガイドピン74の回転方向の移動を規制するストッパ部75a,75bがそれぞれ形成されている。ここで、規制溝75の一方のストッパ部75aは湾曲ブレーキレバー15のロック解除位置、他方のストッパ部75bは湾曲ブレーキレバー15のロック位置とそれぞれ対応させて設定されている。
【0071】
また、規制溝75の内部にはクリックばね76が介挿されている。このクリックばね76の両端部にはガイドピン74を規制溝75の両側のストッパ部75a,75bにそれぞれ当接させた状態で係止する為の略山形の係止部76a,76bが設けられている。
【0072】
次に、上記構成の作用について説明する。まず、本実施の形態では湾曲ブレーキレバー15がロック解除位置で保持されている場合には図8に示すようにガイドピン74が一方のストッパ部75aに当接し、クリックばね76の一方の係止部76aに係止される。このとき、押圧部材65の各突起部66は複合部材62のカム部63の突起部64と重ならない位置に配置される。この状態では押圧部材65の各突起部66の内周面の圧接部材69は上下用湾曲操作ノブ11の被圧接部73の外壁面から離れた非接触状態で保持され、上下用湾曲操作ノブ11が自由に回転操作可能な状態で保持される。そのため、上下用湾曲操作ノブ11を任意に回転させて内視鏡の湾曲部の湾曲操作を行うことができる。
【0073】
また、上下用湾曲操作ノブ11の回転をロックさせる場合には湾曲ブレーキレバー15をロック解除位置からロック位置側に第2の固定軸7の軸回り方向に回動させる。このとき、湾曲ブレーキレバー15と一緒に複合部材62が第2の固定軸7の軸回り方向に回動駆動される。
【0074】
これにより、押圧部材65の各突起部66がカム部63の突起部64と重合された状態に係脱可能に係合される。このとき、カム部63の突起部64によって押圧部材65の各突起部66が内側に向けて押圧されて押し出される状態に弾性変形し、図9に示すように各突起部66の内周面の圧接部材69が上下用湾曲操作ノブ11の被圧接部73の外壁面に圧接される。そのため、このときの押圧部材65の各突起部66の圧接部材69の圧接力によって上下用湾曲操作ノブ11に摩擦力を与えることにより、上下用湾曲操作ノブ11の回転を抑止させ、上下用湾曲操作ノブ11をロックさせることができる。
【0075】
なお、上下用湾曲操作ノブ11のロック状態においても圧接部材68の摩擦力に抗して上下用湾曲操作ノブ11に一定の力量以上で回転力を与えた場合には上下用湾曲操作ノブ11を回転させて内視鏡の湾曲部の湾曲操作を行うことができる。
【0076】
また、湾曲ブレーキレバー15を元のロック解除位置に戻す場合には、湾曲ブレーキレバー15をロック操作時とは逆方向に回動させる。このとき、湾曲ブレーキレバー15の回動動作にともないカム部63が回転してカム部63の突起部64と押圧部材65の突起部66との係合が外れる。これにより、押圧部材65が弾性変形して元の形状に戻り、突起部66の内周面の圧接部材69が上下用湾曲操作ノブ11の被圧接部73の外壁面と離間し、上下用湾曲操作ノブ11を自由に回転可能となる。
【0077】
そこで、上記構成の本実施の形態では湾曲ブレーキレバー15の回動操作によって容易に上下用湾曲操作ノブ11の回転のロックとロック解除の操作が行える。
【0078】
また、上下用湾曲操作ノブ11のロック及びロックの解除の際に、湾曲ブレーキレバー15を回転させてカム部63を回転させた時に押圧部材65は第2の固定軸7に固定されている為に回転せず、上下用湾曲操作ノブ11の被圧接部73には回転力は伝達されない。このことにより、上下用湾曲操作ノブ11のロック及びロックの解除の際に上下用湾曲操作ノブ11を手指で保持していなくても湾曲ブレーキレバー15の操作によって上下用湾曲操作ノブ11が回転してしまうことが無く、所望の湾曲位置を保持でき、操作性が良い。
【0079】
さらに、カム部63が湾曲ブレーキレバー15の複合部材62に一体に形成されている構成の為、湾曲操作装置61の構成部品数を低減し、装置全体の構成を簡略化できる。
【0080】
また、押圧部材65を弾性変形可能な軟質弾性部材より形成し、押圧部材65の突起部66と連結部67とを押圧部材保持部材68に固定し、突起部66の圧縮により押圧部材65を弾性変形させて圧接部材69を上下用湾曲操作ノブ11の被圧接部73の外壁面に圧接させる構成の為、押圧部材65を伸ばす方向に大幅な変形を与えることがない。そのため、湾曲ブレーキレバー15の操作を繰り返し行っても、押圧部材65の弾性が失われたり、伸びてしまったりすることがないので、耐久性を向上させることができる。
【0081】
また、カム部63を押圧部材65の外側に配置し、湾曲ブレーキレバー15のロック操作時には圧接部材68を内周側に付勢する構成の為、圧接部材68と被圧接部73との圧接部位と上下用湾曲操作ノブ11及び第2の回転軸6の回転中心との距離が短くできる。そのため、押圧部材65、カム部63、上下用湾曲操作ノブ11等の構成部品の部品寸法のばらつきによって生じる圧接部材68の圧接量にばらつきがあってもロック時のロックの保持力量及び上下用湾曲操作ノブ11の回転力量のばらつきが少なく、一定にでき、操作性が向上する。
【0082】
また、耐薬品性、耐熱性の良いシリコンゴム、フッ素ゴム、熱可塑性エラストマー等を用いているので、エチレンオキサイド滅菌等の消毒や、滅菌に対する耐性が良好となり、耐久性を向上させることができる。
したがって、本実施の形態では第2の実施の形態の効果に加え、更に操作性の良い内視鏡装置を提供できる効果がある。
【0083】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではない。例えば、第4の実施の形態(図6〜9参照)の押圧部材保持部材68にガイドピン74を設けて、複合部材62の上面にストッパ部75a,75bを有する規制溝75、及びクリックばね76を設けても良い。
【0084】
また、ガイドピン74を弾性変形可能な弾性部材にて形成し、規制溝75に硬質の係止部を設けることにより、ガイドピン74の弾性変形によりガイドピン74が係止部を乗り越え可能にしてガイドピン74を選択的に係止可能な構成としても良い。
【0085】
さらに、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【0086】

(付記項1) 内視鏡の操作部に固定された固定軸に湾曲操作ノブが回転可能に支持され、前記湾曲操作ノブを前記固定軸に対して回転させる動作にともない内視鏡の湾曲部を遠隔的に湾曲操作するとともに、前記湾曲操作ノブの回転動作を抑制しないロック解除状態と、前記湾曲操作ノブの回転動作を抑制するロック状態とに切換え操作する湾曲ブレーキ部材を備えた内視鏡装置において、前記固定軸に回転可能に支持され、かつ前記湾曲ブレーキ部材に連結された可動部材と、前記固定軸に固定され、外周面に突起部を有するカム部材と、前記カム部材の周囲に配置された状態で、前記可動部材に保持され、前記湾曲ブレーキ部材の操作時に前記可動部材が回動する動作にともない前記カム部材の突起部に係脱可能に係合され、前記カム部材の突起部との係合時には前記突起部によって外側に押圧されて前記湾曲操作ノブに圧接される圧接手段とを具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0087】
(付記項1の従来技術) 特開平7−261098号公報
(付記項1の解決しようとする課題) 特開平7−261098の構成ではカムの外側に配置される押圧部材を支持する為の部材をカムを挟んでブレーキレバーと相対する位置に設ける必要がある為、構造が複雑となり高価になる、大型化する、重くなるという不具合がある。
【0088】
また、カムとブレーキレバーとが別部材であることや、これらを接続する構造が必要なことから、構造が複雑となり高価になる、大型化する、重くなるという不具合がある。
【0089】
また、摩擦材が外周側に付勢されてアングルノブに圧接する構成の為、摩擦材とアングルノブとの摺動部とアングルノブの回転中心との距離が長い。この為、摩擦材、押圧部材、カム、アングルノブ等の部品寸法のばらつきにより生じる摩擦材の圧接量のばらつきによってアングルノブをロックした際のアングルノブのロックの保持力量及びアングルノブの回転力量のばらつきが大きく、一定にすることが困難であった。
【0090】
また、摩擦材を外側に押し出す際に押圧部を連結する部位を引き延ばすように変形させて摩擦材の位置を移動させる構成の為、繰り返しの作動によりこの部位が弾性を失ってしまったり、伸びてしまったりしてロックレバーを戻した際に押圧部材が元に戻らず摩擦材がアングルノブに接触してしまいアングルノブの作動がスムーズに行えなくなるという不具合がある。
【0091】
また、押圧部の素材に関しては何ら考慮がなされていない。
内視鏡は各種の薬液やエチレンオキサイド等の滅菌用ガスにより消毒や滅菌が行われる為、湾曲操作機構も薬液が気化したガスや滅菌ガス等の雰囲気中に置かれることとなる。また、高圧蒸気滅菌を行う場合には高温下に置かれることとなる。この為、消毒や滅菌等を繰り返し行うことにより押圧部材が劣化して弾性を失ってしまったり、破壊したりして所望の操作が行えなくなるという不具合がある。
【0092】
(付記項1の目的) 小型軽量、安価で、耐久性が良く、操作性の良い内視鏡装置の提供。
(付記項1の作用) ブレーキレバー部材を回転させてカム部材を回転させると押圧部材とカム部材の突起部とが係合し押圧部材は内周側に圧縮されて弾性変形し内周側に付勢される。この際、押圧部材に設けられた圧接部材が湾曲操作ノブに圧接し、湾曲操作ノブの回転が抑止される。ブレーキレバー部材を戻せば、押圧部材と突起部の係合が外れて押圧部材が外側に戻り、圧接部材が湾曲操作ノブと離れて湾曲操作ノブが開放される。
【0093】
(付記項1の効果) 押圧部材が内周側に圧縮され、付勢される構成の為、押圧部材の弾性が失われたり、伸びてしまうことが無く耐久性が良い。又、圧接部材と湾曲操作ノブとの圧接部と湾曲操作ノブの回転中心との距離が短くできる為構成部品のばらつきによって生じる圧接部材の圧接量にばらつきがあってもロック時のロックの保持力量及び湾曲操作ノブの回転力量のばらつきが少なく、一定にでき、操作性が向上する。
【0094】
(付記項2) 内視鏡の操作部に固定された固定軸と、固定軸に回転可能に支持された湾曲操作ノブと、固定軸に回転不能に支持され外周側に少なくとも1つの突起部を有するカム部材と、固定軸に回転可能に支持され内周側に前記突起部に選択的に係合して外周側に付勢される押圧部材と、固定軸に回転可能に支持され湾曲ブレーキレバーを有し前記押圧部材を支持する湾曲ブレーキレバー部材と、押圧部材が突起部に係合した際に湾曲操作ノブに圧接する圧接部とを有することを特徴とする内視鏡装置。
【0095】
(付記項2〜31の目的) 小型軽量、安価で、耐久性の良い内視鏡装置の提供。
(付記項2の作用) ブレーキレバー部材を回転させて押圧部材を回転させると押圧部材とカム部材の突起部とが係合し、押圧部材は外周側に圧縮されて弾性変形し外周側に付勢される。この際、押圧部材に設けられた圧接部材が湾曲操作ノブに圧接し、湾曲操作ノブの回転が抑止される。ブレーキレバー部材を戻せば、押圧部材と突起部の係合が外れて押圧部材が内側に戻り、圧接部材が湾曲操作ノブと離れて湾曲操作ノブが開放される。
【0096】
(付記項2〜31の効果) 押圧部材がブレーキレバー部材に支持されている構成の為、押圧部材を支持する為の部材が不要であり構成を簡略化することができる。押圧部材が外周側に圧縮され、付勢される構成の為、押圧部材の弾性が失われたり、伸びてしまうことが無く耐久性が良い。
【0097】
(付記項3) 前記湾曲ブレーキレバー部材と前記カム部材を一体に形成したことを特徴とする付記項1の内視鏡装置。
(付記項4) 前記カム部材は前記固定軸と一体に形成されたことを特徴とする付記項2の内視鏡装置。
【0098】
(付記項5) 前記押圧部材は弾性変形可能な軟質弾性部材により形成されていることを特徴とする付記項1〜4の内視鏡装置。
(付記項6) 固定軸に回転不能に支持され、前記押圧部材を支持し押圧部材の少なくとも一部を固定する押圧部材支持部材を設けたことを特徴とする付記項1、3の内視鏡装置。
【0099】
(付記項7) 前記押圧部材の少なくとも一部を前記湾曲ブレーキレバーに固定したことを特徴とする付記項2、4の内視鏡装置。
(付記項8) 前記押圧部材と前記圧接部材は弾性変形可能な弾性部材により一体に形成されたことを特徴とする付記項1、2、3、4、6、7の内視鏡装置。
【0100】
(付記項9) 前記弾性部材は軟質弾性部材であることを特徴とする付記項8の内視鏡装置。
(付記項10) 前記押圧部材は弾性変形可能な軟質弾性部材より形成され、前記圧接部材は硬質樹脂により形成されたことを特徴とする付記項1、2、4、5、6、7の内視鏡装置。
【0101】
(付記項11) 前記軟質弾性部材はシリコンゴムであることを特徴とする付記項5、9、10の内視鏡装置。
(付記項12) 前記軟質弾性部材はフッ素ゴムであることを特徴とする付記項5、9、10の内視鏡装置。
【0102】
(付記項13) 前記軟質弾性部材は熱可塑性エラストマーであることを特徴とする付記項5、9、10の内視鏡装置。
(付記項14) 前記熱可塑性エラストマーはソフトセグメントが98%以上の架橋度で架橋されている完全架橋型熱可塑性エラストマーであることを特徴とする付記項13の内視鏡装置。
【0103】
(付記項15) 前記弾性部材は弾性変形可能な硬質樹脂であることを特徴とする付記項8の内視鏡装置。
(付記項16) 前記硬質樹脂はポリアセタールであることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
【0104】
(付記項17) 前記硬質樹脂はフッ素樹脂であることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
(付記項18) 前記硬質樹脂はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)であることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
【0105】
(付記項19) 前記硬質樹脂はポリサルホンであることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
(付記項20) 前記硬質樹脂は変性PPO(ポリフェニレンオキサイド)であることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
【0106】
(付記項21) 前記硬質樹脂はポリエーテルイミドであることを特徴とする付記項10、15の内視鏡装置。
(付記項22) カム部材及び押圧部材を支持する押圧部材支持部材にカム部材の回転方向の移動を規制する回転規制手段を設けたことを特徴とする付記項1、3、5、6、8、9の内視鏡装置。
【0107】
(付記項23) カム部材及び押圧部材を支持する押圧部材支持部材にカム部材の回転方向の位置を選択的に固定する固定手段を設けたことを特徴とする付記項1、3、5、6、8、9、22の内視鏡装置。
【0108】
(付記項24) 前記回転規制手段は湾曲ブレーキレバー部材又はカム部材の何れか一方に設けられた凸部と他の一方に設けられた凸部が当接する当接部とからなることを特徴とする付記項22の内視鏡装置。
【0109】
(付記項25) 前記固定手段は湾曲ブレーキレバー部材又はカム部材の何れか一方に設けられた凸部と他の一方に設けられた凸部を選択的に係止する係止部材からなることを特徴とする付記項23の内視鏡装置。
【0110】
(付記項26) 湾曲ブレーキレバー部材及びカム部材に湾曲ブレーキレバー部材の回転方向の移動を規制する回転規制手段を設けたことを特徴とする付記項2、4、5、7、8、9の内視鏡装置。
【0111】
(付記項27) 湾曲ブレーキレバー部材及びカム部材に湾曲ブレーキレバー部材の回転方向の位置を選択的に固定する固定手段を設けたことを特徴とする付記項2、4、5、7、8、9、26の内視鏡装置。
【0112】
(付記項28) 前記回転規制手段は湾曲ブレーキレバー部材又はカム部材の何れか一方に設けられた凸部と他の一方に設けられた凸部が当接する当接部とからなることを特徴とする付記項26の内視鏡装置。
【0113】
(付記項29) 前記固定手段は湾曲ブレーキレバー部材又はカム部材の何れか一方に設けられた凸部と他の一方に設けられた凸部を選択的に係止する係止部材からなることを特徴とする付記項27の内視鏡装置。
【0114】
(付記項30) 前記係止部材は凸部を係止する係止部を有する弾性変形可能なバネ部材であることを特徴とする付記項25、29の内視鏡装置。
(付記項31) 前記凸部を弾性変形可能な弾性部材にて形成したことを特徴とする付記項25、29の内視鏡装置。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば小型軽量、安価で、耐久性が良く、操作性の良い内視鏡の湾曲操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡の湾曲操作装置の要部構成を示す縦断面図。
【図2】 (A)は図1の2A−2A線断面図、(B)は湾曲ブレーキレバーがロック位置に切換え操作された状態を示す湾曲操作装置の要部の横断面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック解除位置で保持されている状態を示す要部の横断面図。
【図4】 第2の実施の形態の湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック位置に切換えられた状態を示す要部の横断面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、(A)は湾曲操作装置の要部の縦断面図、(B)は湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック解除位置で保持されている状態を示す要部の横断面図、(C)は湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック位置に切換えられた状態を示す要部の横断面図。
【図6】 本発明の第4の実施の形態を示す湾曲操作装置の要部の縦断面図。
【図7】 第4の実施の形態の湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック解除位置で保持されている状態を示す要部の横断面図。
【図8】 第4の実施の形態の湾曲操作装置の回転位置規制機構を示す要部の横断面図。
【図9】 第4の実施の形態の湾曲操作装置の湾曲ブレーキレバーがロック位置に切換え操作された状態を示す要部の横断面図。
【符号の説明】
7 第2の固定軸
11 上下用湾曲操作ノブ
15 湾曲ブレーキレバー(湾曲ブレーキ部材)
16 可動部材
17 カム部材
18、65 押圧部材(圧接手段)
21、23 突起部
52、63 カム部

Claims (3)

  1. 内視鏡の操作部に固定される固定軸と、
    前記固定軸に回転可能に支持された湾曲操作ノブと、
    前記固定軸に回転不能に支持され、内周側に少なくとも1つのカム側突起部を有するカム部材と、
    前記固定軸に回転可能に支持された湾曲ブレーキレバーと、
    前記カム部材の周囲を囲む状態で前記湾曲ブレーキレバーに一体的で、かつ前記固定軸に回転可能に配設されるとともに、前記カム側突起部に選択的に係合する押圧部材側突起部を有し、前記湾曲ブレーキレバーの回転操作によって前記押圧部材側突起部を前記カム側突起部に係合させて前記押圧部材側突起部の外周面側を前記湾曲操作ノブに圧接させて前記湾曲操作ノブの回転を抑止させる制動位置と、前記押圧部材側突起部と前記カム側突起部との係合を解除させて前記湾曲操作ノブの制動を解除する制動解除位置とに切り換える押圧部材と
    を有することを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
  2. 前記押圧部材は、前記押圧部材側突起部の外周面に前記制動位置で前記湾曲操作ノブに圧接させる圧接部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲操作装置。
  3. 前記押圧部材は、弾性変形可能な軟質弾性部材より形成され、
    前記圧接部材は、硬質樹脂により形成されたことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の湾曲操作装置。
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