JP6644582B2 - 医療用ポンプ - Google Patents

医療用ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6644582B2
JP6644582B2 JP2016037436A JP2016037436A JP6644582B2 JP 6644582 B2 JP6644582 B2 JP 6644582B2 JP 2016037436 A JP2016037436 A JP 2016037436A JP 2016037436 A JP2016037436 A JP 2016037436A JP 6644582 B2 JP6644582 B2 JP 6644582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
tube
clamp member
tube clamp
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016037436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017153561A (ja
Inventor
彰太 関口
彰太 関口
長谷川 誠
誠 長谷川
瞬 鉢村
瞬 鉢村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2016037436A priority Critical patent/JP6644582B2/ja
Publication of JP2017153561A publication Critical patent/JP2017153561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644582B2 publication Critical patent/JP6644582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、医療用ポンプに関する。
医療現場において、輸液チューブ内の薬液を送液する医療用ポンプが利用されている。
輸液チューブおよび医療用ポンプにおいては、患者へ薬液が誤って送液される事態はあってはならない。このため、輸液チューブおよび医療用ポンプには、誤送液を避けるための対策が幾重にもなされている。
輸液チューブには、通常はチューブを閉塞させるクリップ部材が装着される。クリップ部材は、医療用ポンプに装着した状態でのみ解除される。
医療用ポンプには、クリップクランプ部材、チューブクランプ部材およびチューブクランプ解除レバーを有するチューブクランプ機構が設置される。クリップクランプ部材は、輸液チューブに装着されたクリップ部材をクランプし、開閉カバーが開いた状態では輸液チューブを閉塞させ、開閉カバーが閉じた状態では輸液チューブの閉塞が解除される(特許文献1参照)。
国際公開WO2013/145060号
前述した医療用ポンプでは、操作性の向上のために、クリップクランプ部材の押圧・解除の操作力を軽めに設定される。また、チューブクランプ部材は、安全性の向上のため、押圧状態に向けてばね等で常時付勢される構成とされる。
このような医療用ポンプにおいて、クリップクランプ部材を誤って操作等した場合、クリップクランプ部材を押圧していたチューブクランプ部材までが移動され、解除状態にあるチューブクランプ部材が、再び押圧状態に戻ってしまうことがある。
このような場合、医療用ポンプを操作する作業者は、再びチューブクランプ部材の押圧を解除する操作を行わなくてはならず、作業性を低下させる原因となっていた。
本発明の目的は、輸液チューブの装着時の作業性が良好な医療用ポンプを提供することにある。
本発明の医療用ポンプは、クリップ部材が装着された輸液チューブにより薬液を送液する医療用ポンプであって、前記クリップ部材を収容可能なクリップ収容部と、前記クリップ収容部を被覆可能な開閉カバーと、前記開閉カバーが開いた状態では前記輸液チューブを閉塞させ、前記開閉カバーが閉じた状態では前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ機構と、を有し、前記チューブクランプ機構は、前記クリップ収容部に収容された前記クリップ部材をクランプ可能なクリップクランプ部材と、前記開閉カバーが開いた状態で、前記クリップクランプ部材を押圧して前記クリップ部材で前記輸液チューブを閉塞させるチューブクランプ部材と、前記開閉カバーが開いた状態で、前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除して、前記クリップ部材による前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ解除レバーと、前記チューブクランプ解除レバーにより前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態で、前記クリップ収容部に対する前記クリップクランプ部材の移動を規制する移動規制機構と、を有することを特徴とする。
本発明の医療用ポンプにおいて、前記移動規制機構は、前記クリップクランプ部材に形成された当接部と、前記チューブクランプ解除レバーに形成されて前記当接部に当接可能な被当接部と、を有し、前記当接部と前記被当接部とは、前記チューブクランプ解除レバーが前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態で、前記クリップクランプ部材が前記チューブクランプ部材に押圧される状態に向けて移動した際に、互いに当接する配置とされていることが好ましい。
本発明の医療用ポンプにおいて、前記チューブクランプ機構は、ベース部材を有し、前記ベース部材には、前記クリップクランプ部材、前記チューブクランプ部材および前記チューブクランプ解除レバーが、前記ベース部材の表面に沿って移動可能に支持され、前記クリップクランプ部材が移動した際の前記当接部の移動軌跡と、前記チューブクランプ解除レバーが移動した際の前記被当接部の移動軌跡とが、互いに交差して配置され、前記被当接部は、前記チューブクランプ解除レバーが前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態にあるとき、前記当接部の移動軌跡上に配置されることが好ましい。
本発明の医療用ポンプにおいて、前記ベース部材は、第1表面および第2表面を有する板状とされ、前記クリップクランプ部材は、前記第1表面に沿って回動自在に支持され、前記チューブクランプ部材および前記チューブクランプ解除レバーは、前記第2表面に沿って回動自在に支持され、前記ベース部材には、前記当接部の移動軌跡および前記被当接部の移動軌跡を囲む輪郭の当接用開口が形成され、前記当接部は、前記クリップクランプ部材から突起して前記当接用開口の内部まで延びており、前記被当接部は、前記チューブクランプ解除レバーから突起して前記当接用開口の内部まで延びており、前記当接部および前記被当接部は、前記当接用開口の内部で互いに当接可能であることが好ましい。
本発明の医療用ポンプにおいて、前記クリップクランプ部材は、前記チューブクランプ部材で押圧されかつ前記移動規制機構で移動を規制される基部と、前記基部に移動可能に接続されかつ前記クリップ収容部に露出された可動部と、を有することが好ましい。
本発明の医療用ポンプによれば、チューブクランプ解除レバーによりチューブクランプ部材によるクリップクランプ部材の押圧が解除された状態において、クリップ収容部に対するクリップクランプ部材の移動が、移動規制機構により規制される。
このため、クリップクランプ部材に誤操作等があっても、移動規制機構によりクリップクランプ部材の移動が規制されるので、チューブクランプ部材が押圧解除状態から押圧状態へと不必要に戻ってしまうことを防止できる。
従って、医療用ポンプを操作する作業者が、再びチューブクランプ部材を解除する操作が必要なくなり、輸液チューブの装着時の作業性を低下させることを防止できる。
本発明の一実施形態の全体を示す斜視図。 前記実施形態のドア開状態を示す斜視図。 前記実施形態のチューブクランプ機構の組立状態を示す下面図。 前記実施形態のチューブクランプ機構の組立状態を示す斜視図。 前記実施形態のチューブクランプ機構の各部材を示す第2表面側から見た分解斜視図。 前記実施形態のチューブクランプ機構の各部材を示す第1表面側から見た分解斜視図。 前記実施形態のチューブクランプ解除レバーおよびチューブクランプ部材の移動状態を示す図。 前記実施形態のチューブクランプ解除レバーおよびクリップクランプ部材の移動状態を示す図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔医療用ポンプ1〕
図1および図2において、医療用ポンプ1は、装着された輸液チューブ2内の薬液を送液する装置である。
医療用ポンプ1は、箱状の本体10と、その前面を覆う開閉式のドア20とを有する。
ドア20は、ヒンジ部21を介して本体10に接続されている。ドア20は、ヒンジ部21の回動軸線22を中心に、閉状態(図1に示す状態)から開状態(図2に示す状態)まで回動可能である。
ドア20の表面には、開閉操作用のレバー3、操作部4および表示部5が設置されている。
本体10は、図2に示すように、ドア20で覆われる前面が被覆面11とされている。
被覆面11は、略垂直な平面であるが、僅かな角度(例えば垂直方向に対して6.5度)で上向きに傾斜されている。
被覆面11には、輸液チューブ2を保持する保持部12、輸液チューブ2を外部から押圧して薬液を圧送するポンプ部13、輸液チューブ2をクランプするチューブクランプ部14、輸液チューブ2に装着されているクリップ部材6(図2参照)を収容するクリップクランプ部15が設置されている。
チューブクランプ部14およびクリップクランプ部15は、本体10に収容されたチューブクランプ機構30の一部として構成されている。
チューブクランプ機構30は、ドア20が開いた状態では輸液チューブ2を閉塞させ、ドア20が閉じた状態では輸液チューブ2の閉塞を解除する機能を有する。
〔チューブクランプ機構30〕
図3および図4に示すように、チューブクランプ機構30は、折板材で形成されたベース部材31を有する。ベース部材31は、その表裏が第1表面311および第2表面312とされている。
ベース部材31の第1表面311には、クリップクランプ部材32が配置されている。
ベース部材31の第2表面312には、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34が配置されている。
図5および図6にも示すように、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33、チューブクランプ解除レバー34は、それぞれ軸部材323,333,343により、ベース部材31に回動自在に支持されている。
〔クリップクランプ部材32〕
クリップクランプ部材32は、ベース部材31の第1表面311に設置され、クリップクランプ部15に収容されたクリップ部材6をクランプするものである。
クリップクランプ部材32は、基部321と、可動部322とで構成されている。
基部321は、略L字状に形成された合成樹脂成形品であり、一端に軸部材323が挿通されている。軸部材323は、ベース部材31の第1表面311に固定されている。基部321は、この軸部材323を軸として、ベース部材31に対して回動可能である。基部321は、図示しないばね部材により、ベース部材31に対して図3で時計回りに回動するように付勢されている。
可動部322は、一端が拡がったテーパー状に形成された合成樹脂成形品であり、幅が広い側に軸部材324が挿通されている。軸部材324は、基部321の中間の折れ曲がった部位に挿通されている。可動部322は、この軸部材324を軸として、基部321に対して回動可能である。可動部322と基部321との間には、コイル状のばね部材325が介装されている。このばね部材325により、可動部322は基部321に対して図3で時計回りに回動するように付勢されている。
可動部322には、クリップ部材6(図2参照)をクリップするためのクリップ押圧レバー326が形成されている。前述の通り、基部321はベース部材31に対して図3で時計回りに付勢され、可動部322は基部321に対して図3で時計回りに付勢されており、クリップ押圧レバー326も図3で時計回りに付勢された状態にある。
クリップ押圧レバー326は、チューブクランプ機構30を本体10に設置した際に、クリップクランプ部15に配置される。そして、クリップ部材6がクリップクランプ部15に挿入された際には、クリップ部材6がクリップ押圧レバー326に当接し、クリップ押圧レバー326をその付勢力に抗して図3の反時計回りに移動させ、圧接状態を維持する。この状態で、クリップ部材6がクリップ押圧レバー326によりクランプされる。
これらにより、クリップクランプ部材32は、クリップクランプ部15に収容されたクリップ部材6をクランプすることができる。
〔チューブクランプ部材33〕
チューブクランプ部材33は、ベース部材31の第2表面312に設置され、ドア20が開いた状態で、クリップクランプ部材32を押圧してクリップ部材6で輸液チューブ2を閉塞させるものである。
チューブクランプ部材33は、略L字状に形成された合成樹脂成形品の本体部331を有する。本体部331の一端には軸部材333が挿通されている。軸部材333は、ベース部材31の第2表面312に固定されている。本体部331は、この軸部材333を軸として、ベース部材31に対して回動可能である。本体部331は、ベース部材31との間に介装されたばね部材334により、ベース部材31に対して図3で時計回りに回動するように付勢されている。
チューブクランプ部材33には、クリップクランプ部材32を押圧するためのクリップクランプ押圧レバー335と、チューブクランプ部14において輸液チューブ2(図2参照)をクランプするチューブ押圧レバー336とが形成されている。さらに、チューブ押圧レバー336の先端には傾斜部337が形成されている。
クリップクランプ押圧レバー335は、本体部331の中間部から分岐し、更にベース部材31に向けて折り曲げられている。そして、クリップクランプ押圧レバー335は、組立状態において、ベース部材31の開口部313を通して第1表面311側に露出され、クリップクランプ部材32の基部321の中間部分327に対向配置される。
このような配置により、チューブクランプ部材33が図3の時計回り(図5の反時計回り)に回動した際には、クリップクランプ押圧レバー335が基部321の中間部分327を押圧し、クリップクランプ部材32を図3の時計回りに回動させ、クリップクランプ部材32でクリップ部材6を押圧することで、クリップ部材6を介して輸液チューブ2を閉塞させることができる。
チューブ押圧レバー336は、軸部材333とは反対側の本体部331の端部に形成されている。チューブ押圧レバー336は、チューブクランプ機構30を本体10に設置した際に、チューブクランプ部14に配置される。そして、輸液チューブ2(図2参照)がチューブクランプ部14に配置された際には、鋸歯状に形成された辺縁で輸液チューブ2に当接し、ばね部材334の付勢力により輸液チューブ2をクランプすることができる。
傾斜部337は、チューブ押圧レバー336の先端に形成され、ドア20を閉じた際にドア20の一部で押圧される。傾斜部337の傾斜は、ドア20で押圧された際に、チューブクランプ部材33が図3の反時計回りに回動するような向きとされている。
従って、チューブクランプ部材33は、ドア20が開いた状態では、クリップクランプ押圧レバー335でクリップクランプ部材32を押圧し、クリップクランプ部15のクリップ部材6で輸液チューブ2を閉塞させるとともに、チューブクランプ部14ではチューブ押圧レバー336で輸液チューブ2を閉塞させる。
一方、ドア20が閉じた際には、傾斜部337により、チューブクランプ部材33が図3の反時計回りに回動され、チューブクランプ部14およびクリップクランプ部15での輸液チューブ2の閉塞が解除される。
〔チューブクランプ解除レバー34〕
チューブクランプ解除レバー34は、ベース部材31の第2表面312に設置され、ドア20が開いた状態で、チューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧を解除して、クリップ部材6による輸液チューブ2の閉塞を解除するものである。
チューブクランプ解除レバー34は、略L字状に形成された合成樹脂成形品の本体部341を有する。本体部341の中間の屈曲部には軸部材343が挿通されている。軸部材343は、ベース部材31の第2表面312に固定されている。本体部341は、この軸部材343を軸として、ベース部材31に対して回動可能である。本体部341は、ベース部材31との間に介装されたばね部材344により、ベース部材31に対して図3で反時計回りに回動するように付勢されている。
チューブクランプ解除レバー34には、一端に操作部346が形成されるとともに、他端に係合ローラ348が形成され、係合ローラ348と軸部材343との間に係止部349が形成されている。
操作部346は、本体部341の一端に形成され、チューブクランプ機構30を本体10に設置した際に、被覆面11のチューブクランプ部14の側方に露出される。そして、操作部346を使用者が操作することで、チューブクランプ解除レバー34を、ばね部材344による付勢力に抗して、図3の時計回りに回動させることができる。
係合ローラ348は、本体部341の他端に回転自在に支持され、チューブクランプ部材33の2連のノッチ部338に係合可能である。
係止部349は、本体部341の係合ローラ348と軸部材343との間に段差状に形成され、チューブクランプ部材33に形成された被係止部339を係止可能である。
図7において、チューブクランプ解除レバー34は通常、ばね部材344で付勢され、図中2点鎖線で示す状態にある。チューブクランプ部材33は通常、ばね部材334で付勢され、ノッチ部338の図中下側のノッチに係合ローラ348が係合した状態で停止している。
操作部346を操作して、チューブクランプ解除レバー34をばね部材344に抗して回動させると、チューブクランプ解除レバー34は図7の2点鎖線の状態から実線の状態へと移動し、係止部349が被係止部339を係止した状態で停止する。移動の間に、係合ローラ348はノッチ部338の表面に転動してその中間部の突起を乗り越え、実線で示すように図中上側のノッチに係合した状態に至る。
実線の状態では、係合ローラ348によりノッチ部338が押圧され、チューブクランプ部材33はばね部材334に抗して回動されている。この状態では、チューブ押圧レバー336も元の位置(2点鎖線)から実線で示すように離隔し、輸液チューブ2の押圧が解除される。また、クリップクランプ押圧レバー335も回動し、クリップクランプ押圧レバー335によるクリップクランプ部材32の押圧が解除される。
このように、実線の状態では、チューブ押圧レバー336による輸液チューブ2の閉塞が解除されるとともに、チューブクランプ部材33およびクリップクランプ部材32を介しての、クリップ部材6による輸液チューブ2の閉塞が解除される。
なお、ドア20が閉じられている状態では、チューブクランプ部材33の傾斜部337への当接により、チューブクランプ部材33が実線の状態に維持されるため、チューブクランプ解除レバー34が通常の2点鎖線の状態でも、チューブ押圧レバー336およびクリップ部材6による輸液チューブ2の閉塞はともに解除される。
前述のように、図7の実線の状態では、チューブ押圧レバー336による輸液チューブ2の閉塞が解除されるとともに、チューブクランプ部材33およびクリップクランプ部材32を介しての、クリップ部材6による輸液チューブ2の閉塞が解除される。
しかし、図7の実線の状態において、誤操作などでクリップクランプ部材32が回動され、この動きがクリップクランプ部材32の中間部分327からクリップクランプ押圧レバー335を経てチューブクランプ部材33に伝達されると、ノッチ部338に係合していた係合ローラ348が外れ、操作していないにも拘わらずチューブクランプ解除レバー34が2点鎖線の状態に戻ってしまい、輸液チューブ2の閉塞の解除が無効化されてしまうことがある。
これに対し、本実施形態では、このような誤操作への対策として、図5、図6および図8に示すような、移動規制機構40が設置されている。
〔移動規制機構40〕
移動規制機構40は、チューブクランプ解除レバー34によりチューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧を解除した状態で、クリップクランプ部15に対するクリップクランプ部材32の移動を規制するものである。
図5および図6に示すように、移動規制機構40は、ベース部材31に形成された当接用開口41と、クリップクランプ部材32に形成された当接部42と、チューブクランプ解除レバー34に形成された被当接部44と、を有する。
当接部42は、クリップクランプ部材32の基部321の、軸部材323とは反対側の端部に形成され、基部321からベース部材31に向けて突出する円柱状の突起である。
当接部42は、クリップクランプ部材32が回動した際に、図8に示す円弧状の移動軌跡L2に沿って移動する。移動軌跡L2は、クリップクランプ部材32の回動中心である軸部材323を中心とした円弧状となる。
被当接部44は、チューブクランプ解除レバー34の係止部349に隣接して形成され、ベース部材31に向けて突出する角柱状の突起である。
被当接部44は、チューブクランプ解除レバー34が回動した際に、図8に示す円弧状の移動軌跡L4に沿って移動する。移動軌跡L4は、チューブクランプ解除レバー34の回動中心である軸部材343を中心とした円弧状となる。
これらの当接部42および被当接部44は、クリップクランプ部材32およびチューブクランプ解除レバー34がベース部材31に支持された状態では、それぞれ先端が当接用開口41の内部に配置される。
当接用開口41は、ベース部材31に形成されて表裏を貫通する開口である。
当接用開口41の輪郭形状は、当接部42の移動軌跡L2および被当接部44の移動軌跡L4を囲む輪郭とされている。
従って、クリップクランプ部材32およびチューブクランプ解除レバー34がそれぞれ回動した場合には、当接部42および被当接部44は、当接用開口41の内側で、各々の移動軌跡L2,L4上の任意の位置へと移動可能である。
当接部42の移動軌跡L2と、被当接部44の移動軌跡L4とは、互いに交差して配置され、当接部42と被当接部44とは、各々の移動軌跡L2,L4の交差位置で互いに当接可能である。
当接部42と被当接部44とが当接する位置は、チューブクランプ解除レバー34がチューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧を解除した状態(図7の実線の状態)で、クリップクランプ部材32がチューブクランプ部材33に押圧される状態に向けて移動した際に、互いに当接する位置とされている。
すなわち、被当接部44は、チューブクランプ解除レバー34がチューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧を解除した状態(図7の実線の状態)にあるとき、当接部42の移動軌跡L2上に配置される。そして、被当接部44は、クリップクランプ部材32が実線の状態(通常の状態)にあるとき、当接部42と僅かな間隔で対向する状態で、移動軌跡L4上に配置される。従って、クリップクランプ部材32がチューブクランプ部材33に押圧される状態に向けて移動した際に、当接部42と被当接部44とが互いに当接する。
このような移動規制機構40により、チューブクランプ解除レバー34によってチューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧が解除された状態(図7の実線の状態)であっても、クリップクランプ部材32の移動が規制される。
一方、チューブクランプ解除レバー34を戻し、チューブクランプ部材33がクリップクランプ部材32を押圧する状態(図7の2点鎖線の状態)とすれば、被当接部44は当接部42の移動軌跡L2の外へと移動するため、当接部42が被当接部44と当接することはなく、クリップクランプ部材32は移動規制機構40で移動を規制されない。
なお、クリップクランプ部材32は、前述した通り、基部321と可動部322とで構成されている。そして、移動規制機構40によるクリップクランプ部材32の移動規制は、基部321に対して有効とされている。このため、可動部322は基部321に対して、ばね部材325に抗して回動することができ、クリップ押圧レバー326は図8に実線で示す状態から、2点鎖線で示す状態へと回動することができる。
〔本実施形態の効果〕
このような本発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の医療用ポンプ1では、チューブクランプ解除レバー34により、チューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧が解除された状態において、クリップクランプ部15に対するクリップクランプ部材32の基部321の移動が、移動規制機構40により規制される。
このため、クリップクランプ部材32に誤操作等があっても、移動規制機構40によりクリップクランプ部材32の基部321の移動が規制されるので、チューブクランプ部材33が押圧解除状態から押圧状態へと不必要に戻ってしまうことを防止できる。
従って、医療用ポンプ1を操作する作業者が、再びチューブクランプ解除レバー34によりチューブクランプ部材33を解除する操作が必要なくなり、輸液チューブ2の装着時の作業性を低下させることを防止できる。
本実施形態では、クリップクランプ部材32に形成された当接部42と、チューブクランプ解除レバー34に形成された被当接部44とを当接させる構成としたため、移動規制機構40としての移動規制を確実に行うことができる。
本実施形態では、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を、それぞれベース部材31の表面に沿って移動可能に支持し、当接部42の移動軌跡L2と被当接部44の移動軌跡L4とを交差配置することで、当接部42と被当接部44とが当接する構成とすることができる。
そして、チューブクランプ解除レバー34が、チューブクランプ部材33によるクリップクランプ部材32の押圧を解除した状態にあるとき、移動規制機構40においては、被当接部44が当接部42の移動軌跡L2上に配置することで、所期の移動規制を実現することができる。
本実施形態では、板状のベース部材31を用い、その片面にクリップクランプ部材32を配置し、反対側の面にチューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を配置したため、チューブクランプ機能(チューブクランプ部14)とクリップクランプ機能(クリップクランプ部15)とを、それぞれ別の表面に振り分けることができ、機械的な空間利用効率を高め、チューブクランプ機構30としての小型化を図ることができる。
また、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を、ベース部材31に対して回動させるとしたため、これらをベース部材31に移動可能に支持する構成を簡素かつコンパクトにすることができる。
クリップクランプ部材32を基部321と可動部322とに分割し、基部321側でクリップクランプ部材32の基本機能を実現しつつ、クリップクランプ部15に露出する可動部322を可動とすることで、クリップ部材6の収容の操作を容易に行うことができる。また、クリップクランプ部15で誤って可動部322に触れても、その動きを逃がすことができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは、本発明に含まれる。
移動規制機構40は、クリップクランプ部材32に形成された当接部42と、チューブクランプ解除レバー34に形成された被当接部44とを当接させる構成に限らず、例えば、クリップクランプ部材32に形成された凸部と、チューブクランプ解除レバー34に形成された凹部とを係合させる構成、チューブクランプ解除レバー34の位置を電気的に検出してクリップクランプ部材32をソレノイドでロックする構成などであってもよい。
前記実施形態では、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を、それぞれベース部材31に対して回動自在に支持したが、例えばガイドレールなどを用いて平行移動させてもよい。あるいは、弾性部材を介してベース部材31に支持することで、各々のチューブクランプ機能およびクリップクランプ機能に必要な部位が移動可能となる構成としてもよい。
前記実施形態では、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を、それぞれベース部材31の両側に振り分ける構成とした。しかし、本発明は、このような構成に限らず、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34を、ベース部材31の片面に集約してもよい。この場合、ベース部材31は板状に限らず、ブロック状あるいは箱状などであってもよい。さらに、本体10のケースを利用して、クリップクランプ部材32、チューブクランプ部材33およびチューブクランプ解除レバー34の各々を移動自在に支持するようにしてもよく、この場合、ベース部材31は省略してよい。
前記実施形態において、クリップクランプ部材32の基部321と可動部322とは、回動連結されるものに限らず、弾性部材を介して接続することで相対移動可能としてもよい。さらに、クリップクランプ部材32を基部321と可動部322とに分割することは必須ではなく、一体もののクリップクランプ部材32を用いてもよい。
本発明は、医療用ポンプに利用できる。
1…医療用ポンプ、2…輸液チューブ、3…レバー、4…操作部、5…表示部、6…クリップ部材、10…本体、11…被覆面、12…保持部、13…ポンプ部、14…チューブクランプ部、15…クリップ収容部であるクリップクランプ部、20…開閉カバーであるドア、21…ヒンジ部、22…回動軸線、30…チューブクランプ機構、31…ベース部材、311…第1表面、312…第2表面、313…開口部、32…クリップクランプ部材、321…基部、322…可動部、323…軸部材、324…軸部材、325…ばね部材、326…クリップ押圧レバー、327…中間部分、33…チューブクランプ部材、331…本体部、333…軸部材、334…ばね部材、335…クリップクランプ押圧レバー、336…チューブ押圧レバー、337…傾斜部、338…ノッチ部、339…被係止部、34…チューブクランプ解除レバー、341…本体部、343…軸部材、344…ばね部材、346…操作部、348…係合ローラ、349…係止部、40…移動規制機構、41…当接用開口、42…当接部、44…被当接部、L2…当接部の移動軌跡、L4…被当接部の移動軌跡。

Claims (4)

  1. クリップ部材が装着された輸液チューブにより薬液を送液する医療用ポンプであって、
    前記クリップ部材を収容可能なクリップ収容部と、
    前記クリップ収容部を被覆可能な開閉カバーと、
    前記開閉カバーが開いた状態では前記輸液チューブを閉塞させ、前記開閉カバーが閉じた状態では前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ機構と、を有し、
    前記チューブクランプ機構は、
    前記クリップ収容部に収容された前記クリップ部材をクランプ可能なクリップクランプ部材と、
    前記開閉カバーが開いた状態で、前記クリップクランプ部材を押圧して前記クリップ部材で前記輸液チューブを閉塞させるチューブクランプ部材と、
    前記開閉カバーが開いた状態で、前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除して、前記クリップ部材による前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ解除レバーと、
    前記チューブクランプ解除レバーにより前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態で、前記クリップ収容部に対する前記クリップクランプ部材の移動を規制する移動規制機構と、を有し、
    前記移動規制機構は、前記クリップクランプ部材に形成された当接部と、前記チューブクランプ解除レバーに形成されて前記当接部に当接可能な被当接部と、を有し、
    前記当接部と前記被当接部とは、前記チューブクランプ解除レバーが前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態で、前記クリップクランプ部材が前記チューブクランプ部材に押圧される状態に向けて移動した際に、互いに当接する配置とされていることを特徴とする医療用ポンプ。
  2. 請求項に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記チューブクランプ機構は、ベース部材を有し、
    前記ベース部材には、前記クリップクランプ部材、前記チューブクランプ部材および前記チューブクランプ解除レバーが、前記ベース部材の表面に沿って移動可能に支持され、
    前記クリップクランプ部材が移動した際の前記当接部の移動軌跡と、前記チューブクランプ解除レバーが移動した際の前記被当接部の移動軌跡とが、互いに交差して配置され、
    前記被当接部は、前記チューブクランプ解除レバーが前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態にあるとき、前記当接部の移動軌跡上に配置されることを特徴とする医療用ポンプ。
  3. 請求項に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記ベース部材は、第1表面および第2表面を有する板状とされ、
    前記クリップクランプ部材は、前記第1表面に沿って回動自在に支持され、
    前記チューブクランプ部材および前記チューブクランプ解除レバーは、前記第2表面に沿って回動自在に支持され、
    前記ベース部材には、前記当接部の移動軌跡および前記被当接部の移動軌跡を囲む輪郭の当接用開口が形成され、
    前記当接部は、前記クリップクランプ部材から突起して前記当接用開口の内部まで延びており、
    前記被当接部は、前記チューブクランプ解除レバーから突起して前記当接用開口の内部まで延びており、
    前記当接部および前記被当接部は、前記当接用開口の内部で互いに当接可能であることを特徴とする医療用ポンプ。
  4. クリップ部材が装着された輸液チューブにより薬液を送液する医療用ポンプであって
    前記クリップ部材を収容可能なクリップ収容部と、
    前記クリップ収容部を被覆可能な開閉カバーと、
    前記開閉カバーが開いた状態では前記輸液チューブを閉塞させ、前記開閉カバーが閉じた状態では前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ機構と、を有し、
    前記チューブクランプ機構は、
    前記クリップ収容部に収容された前記クリップ部材をクランプ可能なクリップクランプ部材と、
    前記開閉カバーが開いた状態で、前記クリップクランプ部材を押圧して前記クリップ部材で前記輸液チューブを閉塞させるチューブクランプ部材と、
    前記開閉カバーが開いた状態で、前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除して、前記クリップ部材による前記輸液チューブの閉塞を解除するチューブクランプ解除レバーと、
    前記チューブクランプ解除レバーにより前記チューブクランプ部材による前記クリップクランプ部材の押圧を解除した状態で、前記クリップ収容部に対する前記クリップクランプ部材の移動を規制する移動規制機構と、を有し、
    前記クリップクランプ部材は、前記チューブクランプ部材で押圧されかつ前記移動規制機構で移動を規制される基部と、前記基部に移動可能に接続されかつ前記クリップ収容部に露出された可動部と、を有することを特徴とする医療用ポンプ。
JP2016037436A 2016-02-29 2016-02-29 医療用ポンプ Active JP6644582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016037436A JP6644582B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 医療用ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016037436A JP6644582B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 医療用ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017153561A JP2017153561A (ja) 2017-09-07
JP6644582B2 true JP6644582B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=59807383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016037436A Active JP6644582B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 医療用ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6644582B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023157701A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 テルモ株式会社 電子機器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4448667B2 (ja) * 2003-07-18 2010-04-14 テルモ株式会社 クランプ
FR2908176B1 (fr) * 2006-11-08 2008-12-19 Fresenius Vial Soc Par Actions Dispositif de controle de l'ouverture ou la fermeture d'une pince dans une pompe volumetrique
EP2832388B1 (en) * 2012-03-26 2016-11-16 Terumo Kabushiki Kaisha Infusion pump

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017153561A (ja) 2017-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8833808B2 (en) Lock device for vehicle
JP2006002499A (ja) ロック機構
JP2021119290A (ja) 車両ドアラッチ装置
JP2019148160A (ja) 車両のリッド開閉装置
EP2463465A2 (en) Opening and closing device of glovebox for automobile and glovebox assembly having the same
JP6644582B2 (ja) 医療用ポンプ
JP2011111822A (ja) 車両用ロック装置の保護装置
US20200132175A1 (en) Linear actuator
JP4996426B2 (ja) 画像形成装置
JP2000217777A (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JP6367141B2 (ja) 扉施錠装置
JP5872207B2 (ja) 流路切換弁
JP2019147475A (ja) 車両のリッド開閉装置
JP2009030316A (ja) 水栓装置
JP2010196425A (ja) 多点締め込み方式ロック装置
JP2008208584A (ja) ドアハンドル装置
JP5991804B2 (ja) ヒンジ構造
JP2017157396A (ja) カバー機構及びそれを備えたスイッチ装置
JP2005307533A (ja) インサイドハンドル装置
JP4427511B2 (ja) コイン挿入装置
JP2012007299A (ja) レバーハンドル錠
JPH0734746A (ja) プッシュラッチ装置
JP4858871B2 (ja) 開閉操作装置
US20240011208A1 (en) Embroidery frame attachment device
JP4815382B2 (ja) グローブボックス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6644582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250