JP2009030316A - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押し釦の押圧方向の寸法を小さく構成することができる水栓装置を提供する。
【解決手段】上述した課題を解決するために、本発明は、押し釦(4、6)の押圧操作により吐水状態と止水状態を切り替える水栓装置(1)であって、プッシャー(22)の並進移動により開閉される開閉バルブユニット(16)と、この開閉バルブユニットを収納する水栓装置本体(2)と、この水栓装置本体に対し所定の回動軸線(4a)を中心に回動可能に配置され、使用者によって押圧操作される押し釦と、この押し釦に設けられ、プッシャーと当接する当接部(4a)と、を有し、プッシャーの、当接部と当接する当接面(22a)は、回動軸線に近い側の高さが低くなるように、並進移動の方向(A)に対して傾斜されている。
【選択図】図2

Description

本発明は水栓装置に関し、特に、押し釦の押圧操作により吐水状態と止水状態を切り替える水栓装置に関する。
特開2005−133924号公報(特許文献1)には、水栓装置が記載されている。この水栓装置は、使用者が押圧操作する押し釦の表面がほぼ水平方向に向けて配置されている。さらに、押し釦の下には開閉バルブユニットが収容されており、押し釦の押圧操作により、その背面側の開閉バルブユニットの操作部が押し込まれ、開閉バルブユニットが開閉されるように構成されている。従って、特開2005−133924号公報に記載の水栓装置においては、開閉バルブユニットの操作部が押し込まれ、並進移動される方向、即ち、開閉バルブユニットの軸線方向は、ほぼ鉛直方向に向けられることになる。
特開2005−133924号公報
しかしながら、開閉バルブユニットは一般に、軸線方向に長い形状に構成されているため、開閉バルブユニットが鉛直方向に配置されると、水栓装置全体が鉛直方向に大きくなり、スリムな外観の水栓装置を構成するのが難しいという問題がある。即ち、従来の押し釦式の水栓装置においては、押し釦を押圧する方向の寸法が大型化するという問題がある。
従って、本発明は、押し釦の押圧方向の寸法を小さく構成することができる水栓装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、押し釦の押圧操作により吐水状態と止水状態を切り替える水栓装置であって、プッシャーの並進移動により開閉される開閉バルブユニットと、この開閉バルブユニットを収納する水栓装置本体と、この水栓装置本体に対し所定の回動軸線を中心に回動可能に配置され、使用者によって押圧操作される押し釦と、この押し釦に設けられ、プッシャーと当接する当接部と、を有し、プッシャーの、当接部と当接する当接面は、回動軸線に近い側の高さが低くなるように、並進移動の方向に対して傾斜されている。
このように構成された本発明においては、開閉バルブユニットが水栓装置本体に収納されている。さらに、使用者によって押圧操作される押し釦が、水栓装置本体に対し所定の回動軸線を中心に回動可能に配置されている。押し釦には、開閉バルブユニットを開閉させるプッシャーと当接する当接部が設けられている。使用者の押圧操作により押し釦が回動され、押し釦に設けられた当接部が傾斜された当接面を押圧し、プッシャーが並進移動される。これにより開閉バルブユニットが開閉される。
このように構成された本発明によれば、プッシャーの当接面が回動軸線に近い側の高さが低くなるように並進移動の方向に対して傾斜されているので、押し釦が押圧される方向と、プッシャーが並進移動される方向が整合していない場合にも、押し釦のストロークに対して、十分に長い距離プッシャーを並進移動させることができる。このため、押し釦の押圧方向とは大きく異なる方向に、開閉バルブユニットの軸線を向けることが可能になり、水栓装置の、押し釦の押圧方向の寸法を小さく構成することができる。
本発明において、好ましくは、プッシャーの当接面と、押し釦の当接部は、線接触又は点接触される。
このように構成された本発明によれば、プッシャーの当接面と、押し釦の当接部との接触点を滑らかに移動させることができるので、当接面と当接部の間でがたつきが生じるのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、プッシャーは、その先端が円錐状に形成され、この円錐の側面に当接部が当接される。
このように構成された本発明によれば、プッシャーがプッシャーの中心軸線を中心にして回転された場合にも、プッシャーと当接部が接触する点が移動されないため、プッシャーの回転位置の位置決めを省略することができる。
本発明において、好ましくは、プッシャーは、並進移動の方向に摺動可能に支持された、開閉バルブユニットとは別体の部材で構成されており、プッシャーが開閉バルブユニットの操作部と当接して、この操作部を押圧することにより開閉バルブユニットが開閉される。
このように構成された本発明によれば、プッシャーが開閉バルブユニットとは別体の部材で構成されているので、プッシャーに並進移動の方向以外の押圧力が作用した場合にも、その力が開閉バルブユニットに作用するのを防止することができる。これにより、開閉バルブユニットに不適切な方向の力が作用することによって発生する、開閉バルブユニットの不具合を防止することができる。
本発明において、好ましくは、押し釦の、使用者によって押圧される面、及びプッシャーが並進移動される方向は、ほぼ水平方向に向けられている。
このように構成された本発明によれば、押し釦の押圧面を、操作が容易なほぼ水平方向に向けることができると共に、水栓装置の鉛直方向の寸法を小さく抑えることができる。
本発明の水栓装置によれば、押し釦の押圧方向の寸法を小さく構成することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態による水栓装置を説明する。図1は、本実施形態による水栓装置全体を示す斜視図である。また、図2は本実施形態の水栓装置の止水状態における断面図であり、図3は吐水状態における断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による水栓装置1は、壁面Wに取り付けられた水栓装置本体2と、この水栓装置本体2に取り付けられたシャワー吐水用押し釦4及びスパウト吐水用押し釦6と、水栓装置本体2の両側面に設けられた温度設定用つまみ8及び流量調整用つまみ10と、を有する。また、水栓装置本体2の、各押し釦の下方にはスパウト吐水用吐水口12が設けられ、水栓装置本体2の側面にはシャワーホースが接続されるシャワー吐水用吐水口14が設けられている。
本実施形態の水栓装置1は、シャワー吐水用押し釦4が押圧操作されると、供給された湯及び水が内蔵されたサーモユニットで適温に混合され、混合された湯水が、内蔵された流量調整弁を通ってシャワー吐水用吐水口14から吐水されるように構成されている。同様に、スパウト吐水用押し釦6が押圧操作されると、適温に混合され、流調調整された湯水が、スパウト吐水用吐水口12から吐水されるように構成されている。また、混合される湯水の温度は、温度設定用つまみ8を操作することによって設定され、吐水される湯水の流量は、流量調整用つまみ10によって設定されるように構成されている。
図2及び図3に示すように、水栓装置本体2は、内部に通水路が形成された金属部分と、これを覆う断熱カバーにより構成されている。水栓装置本体2の金属部分には、供給された湯及び水を設定温度に混合するサーモユニット8aと、流量調整弁(図示せず)が収容されている。また、水栓装置本体2には、そのバルブ収容部2aに収容されたシャワー吐水用の開閉バルブユニット16及びスパウト吐水用の開閉バルブユニット(図示せず)と、各開閉バルブユニットを水栓装置本体2に固定するバルブ押さえ18が内蔵されている。さらに、水栓装置本体2には、シャワー吐水用押し釦4及びスパウト吐水用押し釦6が回動可能に取り付けられた押し釦支持部材20と、この押し釦支持部材20によって摺動可能に支持されたプッシャー22が内蔵されている。
シャワー吐水用押し釦4は概ね正方形板状の部材であり、その上端がシャフト4aによって押し釦支持部材20の上部に取り付けられている。これにより、シャワー吐水用押し釦4は、水栓装置本体2に対して、所定の回動軸線であるシャフト4aの軸線を中心に回動可能に配置される。また、シャフト4aは、壁面Wと平行に水平方向に取り付けられている。本実施形態においては、シャワー吐水用押し釦4の、使用者によって押圧される面はほぼ水平に、より詳細には、水平面に対して約20度傾斜して配置されている。
さらに、シャワー吐水用押し釦4の裏面には、概ね三角形板状の当接部4bが形成されている。この当接部4bは、円弧状に丸くなった先端の角がシャワー吐水用押し釦4の背面側に突出するように設けられており、この当接部4bの先端がプッシャー22の当接面22aに接触するように構成されている。なお、図2、図3には図示されていないが、スパウト吐水用押し釦6も同様に構成されている。
サーモユニット8aは、水栓装置本体2の前部に収容されており、水栓装置本体2に流入した湯及び水を混合して、温度設定用つまみ8によって設定された温度の湯水として流出させるように構成されている。サーモユニット8aから流出した湯水は、流量調整弁(図示せず)に流入し、流量調整用つまみ10によって設定された流量に調整される。流量調整弁(図示せず)によって流量調整された湯水は、シャワー吐水用又はスパウト吐水用の開閉バルブユニットに流入するように構成されている。
開閉バルブユニット16は概ね円柱状の部品であり、水栓装置本体2のバルブ収容部2aに収容されている。開閉バルブユニット16を収容した状態で、円筒状のバルブ押さえ18をバルブ収容部2aの入口部に螺合させることにより、開閉バルブユニット16はバルブ収容部2a内に固定される。本実施形態においては、開閉バルブユニット16は、その中心軸線Aが概ね水平方向に向くように、より詳細には、中心軸線Aが水平面に対して約15度傾斜するように配置されている。開閉バルブユニット16の先端部には、円柱状の操作部16aが設けられており、この操作部16aが押圧操作される毎に、開閉バルブユニット16は開閉される。即ち、操作部16aは、使用者の押圧操作により中心軸線A方向に並進移動され、開閉バルブユニット16の閉状態(止水状態)では引っ込んだ位置に、開状態(吐水状態)では突出した位置に移動される。従って、本実施形態においては、シャワー吐水用押し釦4が押圧される方向Fと、開閉バルブユニット16の操作部16aが並進移動される方向である中心軸線Aの為す角θは、約55度になっている。
押し釦支持部材20は、概ねL字形に折り曲げられた板状の部材であり、水栓装置本体2の内部に配置され、その全体がシャワー吐水用押し釦4及びスパウト吐水用押し釦6によって覆われるように構成されている。また、押し釦支持部材20の上端の縁には、シャフト4aが取り付けられ、シャワー吐水用押し釦4を回動可能に支持している。同様に、スパウト吐水用押し釦6も、押し釦支持部材20によって回動可能に支持されている。さらに、押し釦支持部材20の上側の面には、プッシャー22を摺動可能に支持するガイド円筒20aが設けられている。このガイド円筒20aは、その中心軸線が、開閉バルブユニット16の中心軸線Aと一致するように位置決めされている。また、ガイド円筒20aは、スパウト吐水用の開閉バルブユニット(図示せず)に対応する位置にも設けられている。
プッシャー22は、端面が斜めに切断された円柱状の部材であり、押し釦支持部材20のガイド円筒20aの中に摺動可能に受け入れられている。また、プッシャー22の両側の側面には、線状の突起(図示せず)が形成されており、これらの突起は、ガイド円筒20aの内側に形成された線状のガイド溝20bに受け入れられている。これにより、プッシャー22は、ガイド円筒20aの中で回転されることなく、中心軸線A方向に並進移動される。さらに、プッシャー22先端の斜めに切断された端面は、シャワー吐水用押し釦4の背面から突出している当接部4bと当接する当接面22aを構成する。この当接面22aは、シャフト4aに近い側において、中心軸線A方向の高さが低くなるように傾斜した平面として構成されている。本実施形態においては、当接面22aは、当接面22aと中心軸線Aの為す角が約45度になるように傾斜されている。好ましくは、当接面と中心軸線Aの為す角は、約30度〜約60度とする。また、シャワー吐水用押し釦4の当接部4bの先端が円弧状に形成され、当接面22aが平面に構成されているので、当接部4bと当接面22aは線接触(図2又は図3の紙面に直交する方向の線状の領域での接触)される。
次に、本発明の第1実施形態による水栓装置の作用を説明する。
まず、図2に示す止水状態において、使用者がシャワー吐水用押し釦4を押圧操作すると、シャワー吐水用押し釦4は、シャフト4aを中心に、図2における反時計回りに僅かに回動される。これにより、シャワー吐水用押し釦4背面の当接部4bの先端は、プッシャー22の当接面22aを押圧する。プッシャー22は、当接面22aが押圧されると、ガイド円筒20aにガイドされながら、中心軸線A方向に並進移動される。
ここで、プッシャー22の当接面22aは、中心軸線Aに対して傾斜して形成されているため、シャワー吐水用押し釦4のストロークに対して、プッシャー22の並進移動距離を大きくすることができる。この理由については後述する。また、当接面22aと接触する当接部4bの先端の点(線)は、シャワー吐水用押し釦4の回動に伴って僅かに移動されるが、当接部4bの先端が円弧状に形成されているので、接触点は滑らかに移動され、操作中にがたつくことがない。
プッシャー22が並進移動されると、プッシャー22の後端面に当接されている開閉バルブユニット16の操作部16aが押圧され、操作部16aは中心軸線A方向に一旦わずかに後退される。これにより、開閉バルブユニット16内部のロック機構(図示せず)が解除され、内蔵されたコイルバネ(図示せず)により操作部16aが中心軸線A方向に突出されると共に、開閉バルブユニット16は開状態に切り換えられる。なお、プッシャー22の当接面22aが当接部4bによって押圧されると、プッシャー22には、中心軸線A方向の力の他に、中心軸線Aに直交する方向の力も作用する。この中心軸線Aに直交する方向の力は、押し釦支持部材20のガイド円筒20aによって支持され、プッシャー22は中心軸線A方向にのみ移動される。一方、開閉バルブユニット16の操作部16aは、別部材であるプッシャー22を介して押圧され、プッシャー22と操作部16aとの間に作用する摩擦力は小さいため、操作部16aには、実質的に中心軸線A方向の力のみが作用する。
上記のように、開閉バルブユニット16が開状態に切り換えられると、操作部16aは、開閉バルブユニット16に内蔵されたコイルバネ(図示せず)により中心軸線A方向に突出される。これにより、プッシャー22も突出する方向に並進移動され、プッシャー22によって押されたシャワー吐水用押し釦4は、図2における時計回りに回動されて、図3に示す状態まで押し上げられる。
開閉バルブユニット16が開状態に切り換えられると、水栓装置本体2内に流入した湯及び水は、サーモユニット8a、流量調整弁(図示せず)を通って、開閉バルブユニット16の後部側面から開閉バルブユニット16内に流入し、後端面から流出する。開閉バルブユニット16の後端面から流出した湯水は、水栓装置本体2側面に設けられたシャワー吐水用吐水口14から流出され、シャワーヘッド(図示せず)から吐出される。
吐水状態において、使用者がシャワー吐水用押し釦4を再度押圧操作すると、シャワー吐水用押し釦4の背面の当接部4bが、プッシャー22を介して開閉バルブユニット16の操作部16aを後退させる。これにより、操作部16aは、図2に示す位置に後退され、開閉バルブユニット16は、閉状態(止水状態)に切り換えられる。ここではシャワー吐水用押し釦4を押圧した場合の作用を説明したが、同様に、スパウト吐水用押し釦6を操作した場合もスパウト吐水用の開閉バルブユニット(図示せず)が開閉され、スパウト吐水用吐水口12からの吐水、止水が切り換えられる。
次に、図4及び図5を参照して、押し釦のストロークと、プッシャーの並進移動の距離の関係を説明する。図4は、本実施形態の水栓装置におけるプッシャーと当接部との位置関係を示す模式図であり、止水状態における位置を実線で、吐水状態における位置を想像線で示している。図5は、プッシャー先端の当接面が傾斜されていない場合におけるプッシャーと当接部との位置関係を示す模式図であり、止水状態における位置を実線で、吐水状態における位置を想像線で示している。
図4に示すように、本実施形態の水栓装置において、想像線で示す吐水状態から、実線で示す止水状態に切り換えられると、プッシャー22は、中心軸線A方向に距離S1だけ並進移動され、後退される。これに伴い、シャワー吐水用押し釦4の先端の点は、距離S2だけ中心軸線Aに直交する方向(図4における下方)に移動される。本実施形態の水栓装置1は、距離S1、S2が、共に約4mmになるように構成されている。
一方、比較例として図5に示すように、プッシャーの先端が、中心軸線Aと直交する平面に構成されている場合には、プッシャーの並進移動の距離S1を4mm得るために、シャワー吐水用押し釦4の先端を、約9mm中心軸線Aに直交する方向に移動させる必要がある。即ち、本実施形態においては、プッシャー22の先端を傾斜させることにより、押し釦の短いストロークで、プッシャー22を大きく並進移動させることを可能にしている。
本発明の第1実施形態の水栓装置によれば、プッシャーの当接面が中心軸線に対して傾斜されているので、押し釦のストロークに対して、プッシャーの並進移動の距離を十分に長くすることができる。
また、本発明の第1実施形態の水栓装置によれば、押し釦の押圧方向と、開閉バルブユニット中心軸線の為す角が約55度に構成されているので、水栓装置の押し釦の押圧方向の寸法を十分に小さく構成することができる。
さらに、本実施形態の水栓装置によれば、プッシャーの当接面と、押し釦の当接部が線接触されているので、それらの接触点を滑らかに移動させることができ、当接面と当接部の間でがたつきが生じるのを防止することができる。
また、本実施形態の水栓装置によれば、プッシャーが開閉バルブユニットとは別体の部材で構成されているので、プッシャーに中心軸線方向以外の押圧力が作用した場合にも、その力が開閉バルブユニットに作用することがない。これにより、開閉バルブユニットに不適切な方向の力が作用することによって発生する、開閉バルブユニットの不具合を防止することができる。
さらに、本実施形態の水栓装置によれば、押し釦の、使用者によって押圧される面、及び開閉バルブユニットの中心軸線がほぼ水平方向に向けられているので、押し釦の押圧面を操作が容易な水平方向に向けながら、水栓装置の鉛直方向の寸法を小さく抑えることができる。
上述した本発明の第1実施形態においては、開閉バルブユニットの操作部とプッシャーは、別体の部材により構成されていたが、これらの部材を一体に構成することもできる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態による水栓装置を説明する。本実施形態の水栓装置は、内蔵されているプッシャーの先端の形状が上述した第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の点については説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態による水栓装置において、当接部とプッシャーの接触部を模式的に示す側面断面図である。また、図7は、当接部とプッシャーの接触部を模式的に示す、中心軸線A方向から見た正面断面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態の水栓装置においては、プッシャー122の先端の当接面122aが円錐面として形成されており、この円錐の中心線は、開閉バルブユニットの中心軸線Aと一致されている。また、プッシャー122は、押し釦支持部材のガイド円筒20aにより中心軸線A方向に摺動可能に支持されており、その後端面は開閉バルブユニットの操作部16aに当接されている。
また、シャワー吐水用押し釦104の背面側から突出する当接部104bは、平行に配置された2枚の三角形の板状の部材によって構成されている。これらの当接部104bは、中心軸線Aを含む鉛直面と平行に配置されており、この鉛直面の両側に、鉛直面から等距離離れた位置に配置されている。従って、プッシャー122の当接面122aと、2枚の当接部104bの先端は、中心軸線Aを含む鉛直面に対して対称な点で、夫々点接触される。このため、プッシャー122がガイド円筒20aの中で中心軸線Aを中心に回動されたとしても、当接面122aと2つの当接部104bの先端は常に同時に接触される。これにより、本実施形態においては、プッシャー122の回転を位置決めすることなく、当接面122aと当接部104bを適正に接触させることができる。
本発明の第2実施形態の水栓装置によれば、プッシャーの先端が円錐状に形成されているので、プッシャーがプッシャーの中心軸線を中心に回転された場合にも、プッシャーと当接部が接触する点が移動されることがなく、プッシャーの回転位置の位置決めを省略することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、プッシャーが並進移動される方向、及び開閉バルブユニットの操作部が並進移動される方向は、何れも開閉バルブユニットの中心軸線に一致されていたが、プッシャーの並進移動の方向と、操作部の並進移動の方向は、一致していなくても良い。
本発明の第1実施形態による水栓装置全体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による水栓装置の止水状態における断面図である。 本発明の第1実施形態による水栓装置の吐水状態における断面図である。 本発明の第1実施形態の水栓装置におけるプッシャーと当接部との位置関係を示す模式図である。 プッシャー先端の当接面が傾斜されていない場合におけるプッシャーと当接部との位置関係を示す模式図である。 本発明の第2実施形態による水栓装置において、当接部とプッシャーの接触部を模式的に示す側面断面図である。 当接部とプッシャーの接触部を模式的に示す、中心軸線A方向から見た正面断面図である。
符号の説明
1 本発明の第1実施形態による水栓装置
2 水栓装置本体
2a バルブ収容部
4 シャワー吐水用押し釦
4a シャフト
4b 当接部
6 スパウト吐水用押し釦
8 温度設定用つまみ
8a サーモユニット
10 流量調整用つまみ
12 スパウト吐水用吐水口
14 シャワー吐水用吐水口
16 開閉バルブユニット
16a 操作部
18 バルブ押さえ
20 押し釦支持部材
20a ガイド円筒
20b ガイド溝
22 プッシャー
22a 当接面
104 シャワー吐水用押し釦
104b 当接部
122 プッシャー
122a 当接面

Claims (5)

  1. 押し釦の押圧操作により吐水状態と止水状態を切り替える水栓装置であって、
    プッシャーの並進移動により開閉される開閉バルブユニットと、
    この開閉バルブユニットを収納する水栓装置本体と、
    この水栓装置本体に対し所定の回動軸線を中心に回動可能に配置され、使用者によって押圧操作される押し釦と、
    この押し釦に設けられ、上記プッシャーと当接する当接部と、を有し、
    上記プッシャーの、上記当接部と当接する当接面は、上記回動軸線に近い側の高さが低くなるように、上記並進移動の方向に対して傾斜されていることを特徴とする水栓装置。
  2. 上記プッシャーの当接面と、上記押し釦の当接部は、線接触又は点接触される請求項1記載の水栓装置。
  3. 上記プッシャーは、その先端が円錐状に形成され、この円錐の側面に上記当接部が当接される請求項1又は2記載の水栓装置。
  4. 上記プッシャーは、上記並進移動の方向に摺動可能に支持された、上記開閉バルブユニットとは別体の部材で構成されており、上記プッシャーが上記開閉バルブユニットの操作部と当接して、この操作部を押圧することにより上記開閉バルブユニットが開閉される請求項1乃至3の何れか1項に記載の水栓装置。
  5. 上記押し釦の、使用者によって押圧される面、及び上記プッシャーが並進移動される方向は、ほぼ水平方向に向けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水栓装置。
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