JP5995182B2 - 弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッド - Google Patents

弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッド Download PDF

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本発明は、弁の開閉機構に関し、特に、押圧操作により弁の開閉を行う弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッドに関する。
特開2009−30316号公報(特許文献1)には、水栓装置が記載されている。この水栓装置は、使用者によって押圧操作される押し釦と、プッシャーの並進移動により開閉される開閉バルブユニットと、を備えている。この水栓装置においては、押し釦に設けられた当接部と当接する、プッシャーの当接面を傾斜させることにより、プッシャーの並進移動のストロークに対する、押し釦のストロークを小さく抑え、水栓装置の押し釦の押圧方向の寸法を小型化している。
特開2009−30316号公報
しかしながら、押し釦等の操作部のストロークを小さく抑え、プッシャー等の並進移動のストロークを大きくすると、操作部に加えるべき操作力が大きくなるという問題がある。また、操作部に加えた操作力を伝達することにより、弁体を直接移動させるタイプの弁の開閉機構においては、必要な操作力が特に大きくなるため、上記の問題が顕著になる。
さらに、弁体を移動させるために必要な操作力は、一般に、弁体が弁座に着座している状態において弁体を弁座から引き離す際に特に大きく、弁体が弁座から離れた後は急激に小さくなる。このため、操作部に加えた操作力を伝達して弁体を直接移動させる弁の開閉機構において、操作部のストロークを小さく抑えることにより、操作部に加えるべき操作力を大きく設定すると、開弁操作の初期において極めて大きな操作力が必要となり、僅かに開弁された後は急激に操作力が小さくなるため、極めて使用感の悪いものとなる。このような使用感の悪化の問題は、弁を開閉するための機構特有の技術課題である。
従って、本発明は、操作部のストロークを小さく抑制しながら、小さい操作力で弁の開閉を行うことができる弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッドを提供することを目的としている。
また、本発明は、操作部のストロークを小さく抑制しながら、良好な使用感を得ることができる弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッドを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、押圧操作により弁の開閉を行う開閉機構であって、開閉機構本体と、この開閉機構本体に対して第1の方向に移動可能に配置され、弁座が開放される開弁位置と弁座が閉鎖される閉弁位置との間で移動される弁体と、開閉機構本体に対し、第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能に配置され、押圧操作に基づいて弁体に操作力を作用させ、弁体を第1の方向に移動させる操作棹と、この操作棹の第2の方向の移動を、弁体の第1の方向の移動に変換する移動方向変換手段と、を有し、移動方向変換手段は、操作棹の第2の方向の移動量に対する弁体の第1の方向の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなるように構成され、移動方向変換手段は、第2の方向に対して斜めに向けられた、弁体に設けられた第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面を備え、これらの第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面は、閉弁位置においては弁体の移動量が小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置においては弁体の移動量が大きくなるように、異なる傾斜を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、開閉機構本体に対して第1の方向に移動可能に配置された弁体が、開弁位置と閉弁位置との間で移動される。第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能に配置された操作棹は、押圧操作に基づいて弁体に操作力を作用させ、弁体を第1の方向に移動させる。移動方向変換手段は、操作棹の第2の方向の移動を、弁体の第1の方向の移動に変換する。移動方向変換手段は、操作棹の第2の方向の移動量に対する弁体の第1の方向の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなるように構成されている。
このように構成された本発明によれば、操作棹の移動量に対する弁体の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きく構成されている。この結果、弁体を駆動するために大きな駆動力が必要とされる閉弁位置においては、小さな押圧力で大きな駆動力を得ることができ、小さな駆動力しか必要とされない閉弁位置から所定距離移動された位置においては、操作棹の小さな移動量で弁体は大きく移動される。これにより、操作棹のストロークを小さく抑制しながら、小さい操作力で弁の開閉を行うことができる。また、大きな駆動力が必要とされる閉弁位置と、小さな駆動力しか必要とされない位置において必要とされる押圧力の差を少なくすることができるので、良好な使用感を得ることができる。
また、移動方向変換手段を、弁体に設けられた2つの傾斜平面により構成することができるので、単純な構造で移動方向変換手段を構成することができる。
また、本発明は、押圧操作により弁の開閉を行う開閉機構であって、開閉機構本体と、この開閉機構本体に対して第1の方向に移動可能に配置され、弁座が開放される開弁位置と弁座が閉鎖される閉弁位置との間で移動される弁体と、開閉機構本体に対し、第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能に配置され、押圧操作に基づいて弁体に操作力を作用させ、弁体を第1の方向に移動させる操作棹と、この操作棹の第2の方向の移動を、弁体の第1の方向の移動に変換する移動方向変換手段と、を有し、移動方向変換手段は、操作棹の第2の方向の移動量に対する弁体の第1の方向の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなるように構成され、移動方向変換手段は、第2の方向に対して斜めに向けられた、弁体に設けられた曲面により構成された傾斜面を備え、この傾斜面は、閉弁位置においては弁体の移動量が小さく、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置においては弁体の移動量が大きくなるように傾斜していることを特徴としている。
本発明において、好ましくは、弁体に接触することにより、弁体に操作力を作用させる操作棹の先端部は、略半球形状に形成されている。
このように構成された本発明によれば、操作棹の先端部が略半球形状に形成されているので、操作棹の回転位置に関わらず、操作棹と弁体の接触状態を常に一定に保つことができる。また、操作棹と弁体の接触面積を小さくすることができるので、操作棹に対して弁体を滑らかに摺動させることができる。
本発明において、好ましくは、弁体に接触することにより、弁体に操作力を作用させる操作棹の先端部には、第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面と夫々平行に向けられた第3の傾斜平面及び第4の傾斜平面が形成されており、閉弁位置においては第1の傾斜平面と第3の傾斜平面のみが当接し、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置においては第2の傾斜平面と第4の傾斜平面のみが当接する。
このように構成された本発明によれば、操作棹と弁体が、常に面接触しながら摺動されるので、操作棹及び弁体に作用する面圧を小さくすることができ、耐摩耗性を向上させることができる。
また、本発明は、弁の開閉により吐水状態を切換可能なハンドシャワーヘッドであって、シャワーヘッド本体と、複数の散水孔が設けられた散水板と、本発明による弁の開閉機構と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明のハンドシャワーヘッドによれば、本発明の弁の開閉機構が備えられているので、薄型に構成されたハンドシャワーヘッドにおいても、小さな押圧力で吐水状態を切り換えることができる。
本発明の弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッドによれば、操作部のストロークを小さく抑制しながら、小さい操作力で弁の開閉を行うことができる。
また、本発明の弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッドによれば、操作部のストロークを小さく抑制しながら、良好な使用感を得ることができる。
本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドの吐水状態を示す断面図である。 本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドの止水状態を示す断面図である。 本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドに内蔵されている弁体の斜視図である。 本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドに内蔵されている弁の開閉機構の作用を説明するための図である。 操作棹の側に2つの傾斜平面が設けられた変形例における操作棹及び弁体を示す図である。 移動方向変換手段が曲面により構成された変形例における操作棹及び弁体を示す図である。 弁体及び操作棹の両方に傾斜面が設けられた変形例における操作棹及び弁体を示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドを説明する。
図1は、本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッドの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態によるハンドシャワーヘッドの吐水状態を示す断面図である。図3は、本実施形態によるハンドシャワーヘッドの止水状態を示す断面図である。図4は、本実施形態によるハンドシャワーヘッドに内蔵されている弁体の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のハンドシャワーヘッド1は、シャワーヘッド本体2と、このシャワーヘッド本体2の先端部に取り付けられた散水板4と、止水状態と吐水状態を切り換えるための操作部である押し釦6と、を有する。
シャワーヘッド本体2は、使用者が把持する把持部2aと、この把持部2aの先端側に設けられ、散水板4が取り付けられる円形の開口部2bと、を有する。また、シャワーヘッド本体2の基端側には、シャワーホース(図示せず)が接続される。
散水板4は、概ね円形の板であり、湯水が吐出される多数の散水孔4aが設けられている。
押し釦6は、シャワーヘッド本体2の把持部2aと開口部2bとの間に設けられた円柱形の釦である。この押し釦6を押圧操作することによりシャワーヘッド本体2に内蔵された弁の開閉機構が作動され、止水状態と吐水状態が交互に切り換えられるようになっている。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッド1の内部構造を説明する。
図2及び図3に示すように、シャワーヘッド本体2には、第1通水路形成部材8と、この第1通水路形成部材8の先端部8bに接続された第2通水路形成部材10と、この第2通水路形成部材10の先端部に取り付けられた通水路連結部材12と、この通水路連結部材12に受け入れられた第3通水路形成部材14と、が内蔵されている。さらに、シャワーヘッド本体2には、通水路連結部材12に取り付けられた散水室形成部材16と、散水板4の裏面側に配置された散水ノズル形成部材18と、この散水ノズル形成部材18の中央に配置された湯水拡散部材20と、が内蔵されている。
第1通水路形成部材8は、細長い筒状の部材であり、その基端部には、シャワーホース(図示せず)に接続される接続部8aが形成されている。また、第1通水路形成部材8の先端部8bには、弁の開閉機構22が内蔵されている。弁の開閉機構22の詳細については後述する。
第2通水路形成部材10は、第1通水路形成部材8の先端に接続される筒状の部材であり、その先端は散水板4の中央付近まで延びている。第1通水路形成部材8と第2通水路形成部材10の間にはOリングが配置され、これらの部材の間の水密性が確保されている。また、第2通水路形成部材10の先端部には、通水路連結部材12を受け入れるための円形の開口部10aが設けられ、この開口部10aの内周には、通水路連結部材12と螺合させるための雌ネジが形成されている。
通水路連結部材12は、第2通水路形成部材10と散水室形成部材16を連結し、第3通水路形成部材14を内側に受け入れる部材であり、同心円状に形成された内周円筒部12a及び外周円筒部12bを備えている。内周円筒部12aは第2通水路形成部材10の開口部10aに受け入れられ、その外周に設けられた雄ネジにより、第2通水路形成部材10と螺合される。第2通水路形成部材10と通水路連結部材12の間にはOリングが配置され、これらの部材の間の水密性が確保されている。
また、通水路連結部材12の外周円筒部12bは、散水室形成部材16に受け入れられ、その外周に形成された雄ネジにより、散水室形成部材16と螺合される。これにより、第2通水路形成部材10と散水室形成部材16が連結される。
さらに、通水路連結部材12の内周円筒部12aの内側には第3通水路形成部材14が受け入れられており、これにより第2通水路形成部材10と第3通水路形成部材14が連結される。また、第3通水路形成部材14と通水路連結部材12の間にはOリングが配置され、これらの部材の間の水密性が確保されている。
第3通水路形成部材14は概ね円筒状の部材であり、その先端部がすぼまるように構成されている。これにより、第2通水路形成部材10から流入した湯水は、第3通水路形成部材14によって絞られて流速が高くなる。
散水室形成部材16は、円筒状の円筒部16aと、この円筒部16aを覆うように形成された円板部16bと、を有する。円筒部16aの内周側には雌ネジが形成されており、通水路連結部材12の外周円筒部12bに設けられた雄ネジと螺合される。円板部16bは概ね円形の板状であり、その背面側で通水路連結部材12及び第3通水路形成部材14を覆うように配置される。また、円板部16bの中央には開口部が設けられており、この開口部に第3通水路形成部材14のすぼまった先端部が挿入される。
また、円板部16bの周縁部には、縁部16cが形成されており、この縁部16cの先端は、散水ノズル形成部材18の周縁部と当接される。これにより、円板部16bの前側面と、散水ノズル形成部材18の背面との間に扁平な散水室が形成される。
散水ノズル形成部材18は、ゴム製の概ね円板状の部材であり、散水室形成部材16と散水板4の間に配置される。散水ノズル形成部材18には多数の散水ノズル18aが設けられており、これらの散水ノズル18aは、散水板4に設けられた多数の散水孔4aを通ってハンドシャワーヘッド1の外部に突出している。なお、散水ノズル形成部材18はゴム製であるため、散水室形成部材16の縁部16cに押し付けられることにより、それらの間の水密性が確保される。
湯水拡散部材20は、概ね円形の円板部20aと、この円板部20aの中心から円板部20aに対して垂直に延びる軸部20bと、を有する。軸部20bは第3通水路形成部材14の中心部に挿入されて固定される。円板部20aは、第3通水路形成部材14の先端との間に隙間を空けて、第3通水路形成部材14の中央の開口部を覆うように配置される。これにより、第3通水路形成部材14を通過した湯水は、第3通水路形成部材14の先端と円板部20aとの間を通って放射状に拡散しながら散水室内に流入する。また、円板部20aの前側面は、散水ノズル形成部材18の中央部に当接され、散水ノズル形成部材18を散水板4に押し付けている。
次に、本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッド1に内蔵されている弁の開閉機構22を説明する。図2は弁が開弁された状態を示し、図3は弁が閉弁された状態を示している。
図2及び図3に示すように、弁の開閉機構22は、第1通水路形成部材8の先端部8bに組み込まれており、弁体24と、この弁体24が着座する弁座26と、この弁座26が閉鎖される閉弁位置に向けて弁体24を付勢する付勢部材であるコイルバネ28と、弁体24を移動させる操作棹30と、この操作棹30を移動させ、所定の位置に保持するラッチ機構32と、を有する。なお、本実施形態においては、第1通水路形成部材8の先端部8bは、弁の開閉機構22の開閉機構本体として機能する。
弁の開閉機構22は、開閉機構本体(先端部8b)内に摺動可能に配置された弁体24が、操作棹30による操作力に基づいて弁座26から離れ(図2)、又は着座(図3)することにより、弁座26の弁孔が開閉されるように構成されている。
図4に示すように、弁体24は、着座部24aと、この着座部24の背面側に形成された支持フレーム部24bと、この支持フレーム部24bの両側面に設けられた摺動突起24cと、支持フレーム部24bの底面に設けられた摺動突起24dと、支持フレーム部24bの背面側に形成されたバネ取付部24eと、を有する。
着座部24aは、弁体24の先端に設けられた円形カップ状の部分であり、この着座部24aの先端部が弁座26に着座することにより、弁座26に設けられた弁孔が閉鎖される。
支持フレーム部24bは、着座部24aの背面側に形成された直方体状のフレームである。着座部24aは、支持フレーム部24bにより、弁座26の適正な位置に着座するように支持される。
摺動突起24c及び摺動突起24dは、支持フレーム部24bの両側面及び底面に夫々設けられた細長い突起である。摺動突起24cは、先端部8b内壁の両側面に設けられた細長いガイド溝(図示せず)に夫々受け入れられており、このガイド溝に沿って摺動される。同様に、摺動突起24dは、先端部8b内壁の底面に設けられた細長いガイド溝8c(図2、図3)に受け入れられており、このガイド溝8cに沿って摺動される。これにより、弁体24は、開閉機構本体である先端部8b内で直線移動される。
バネ取付部24eは、支持フレーム部24bの背面側に形成された十字型断面の突起であり、このバネ取付部24eがコイルバネ28の内側に嵌め込まれることにより、弁体24にコイルバネ28が取り付けられる。
さらに、支持フレーム部24bの内側には、移動方向変換手段である第1の傾斜平面34及び第2の傾斜平面36が設けられている。第1の傾斜平面34及び第2の傾斜平面36は、支持フレーム部24bの内側に一体に形成された平面部分である。第1の傾斜平面34は、第1の方向である弁体24の摺動方向に対して急激な傾斜を有し、第2の傾斜平面36は、弁体24の摺動方向に対して第1の傾斜平面34よりも緩やかな傾斜を有するように構成されている。後述するように、これらの第1の傾斜平面34、第2の傾斜平面36が操作棹30の先端で押圧されることにより、弁体24は開弁方向に駆動される。
図2、図3に示すように、弁座26は円環状の部材であり、弁体24の着座部24aと合致する形状に形成されている。また、弁座26は、第2通水路形成部材10の基端部に取り付けられており、この第2通水路形成部材10の基端部が第1通水路形成部材8の先端部8bに受け入れられることにより、弁座26は、弁体24と対向するように位置決めされる。
付勢部材であるコイルバネ28は、弁体24を閉弁位置に向けて付勢するように配置されている。コイルバネ28の先端部には弁体24のバネ取付部24eが受け入れられている。一方、コイルバネ28の基端は、第1通水路形成部材8の先端部8bに設けられた段部に係合されている。
操作棹30は、円形断面のシャフトであり、その先端は半球面状に構成されている。また、操作棹30は、その中心軸線が、弁体24の移動方向に対して略直交する第2の方向に向くように配置され、ラッチ機構32により、図3に示す位置から図2に示す位置へ、軸線方向に移動される。なお、操作棹30の先端は、その中心軸線に対して回転対称な半球面状に構成されているため、弁の開閉機構22の組み立て時において、操作棹30が如何なる回転位置に組み付けられた場合においても、操作棹30の先端と傾斜平面との接触状態は変化しない。このため、操作棹30の組み付け方向を管理する必要がなく、弁の開閉機構22の組み立てを容易にすることができる。
ラッチ機構32は、押し釦6が押圧操作される毎に、操作棹30を、図3に示す位置と図2に示す位置に交互に移動させ、保持するように構成されている。本実施形態においては、ラッチ機構32は、回転カム、コイルバネ等により構成されており、このラッチ機構は、各種水栓装置、ノック式ボールペン等にも使用されている周知の機構であるため、説明を省略する。
次に、図2、図3及び図5を参照して、本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッド1の作用を説明する。図5は、ハンドシャワーヘッド1に内蔵されている弁の開閉機構22の作用を説明するための図である。
図3に示す閉弁状態において、ハンドシャワーヘッド1の使用者が押し釦6を押圧操作すると、弁体24は図5(a)乃至(d)に示す状態を経て、図2に示す開弁状態となり、吐水が開始される。この状態でラッチ機構32により操作棹30の位置が保持され、吐水状態が維持される。
吐水状態においては、図2に矢印で示すように、第1通水路形成部材8の基端部から流入した湯水は、弁体24の周囲を通って弁座26の弁孔に流入し、第2通水路形成部材10に至る。第2通水路形成部材10に流入した湯水は、その先端部に接続された第3通水路形成部材14に流れる。第3通水路形成部材14に流入した湯水は、その先端部と湯水拡散部材20の円板部20aの間の隙間を通って、散水室形成部材16と散水ノズル形成部材18の間に形成された散水室内に流入する。散水室内に流入した湯水は、散水ノズル形成部材18に設けられた多数の散水ノズル18aを通ってシャワー吐水される。
図2に示す吐水状態において、使用者が再び押し釦6を押圧操作すると、ラッチ機構32により操作棹30が、図2における上方に引き上げられる。これに伴い弁体24は、コイルバネ28の付勢力により閉弁位置に移動され、図3に示す止水状態となる。ラッチ機構32は、引き上げられた操作棹30を図3に示す位置に保持する。
次に、弁の開閉機構22の作用を詳細に説明する。
まず、図3に示す閉弁状態においては、弁体24は閉弁位置にあり、その着座部24aは弁座26に着座され、弁孔は完全に閉鎖されている。この状態においては、着座部24aの上流側には水道の1次圧(水道水の供給圧力)が作用すると共に、下流側には概ね大気圧が作用している。このため、閉弁位置においては、弁体24は、コイルバネ28の付勢力、及び水道の1次圧に基づく力により、弁座26に押し付けられた状態となっている。
また、閉弁位置においては、図5(a)に示すように、操作棹30の先端は、弁体24に設けられた第1の傾斜平面34に当接された状態になっている。ここで、図5(a)に示すように、弁体24の移動方向である第1の方向(図5における水平方向)に対する第1の傾斜平面34の傾斜角度は、α度である。
次に、押し釦6が押圧操作されると、この操作力により、操作棹30は、その移動方向である第2の方向(図5における鉛直方向)に移動(図5における下方)される。このため、第1の傾斜平面34が操作棹30の先端により押され、弁体24は、コイルバネ28の付勢力及び水道の1次圧に基づく力に抗して開弁方向(図5における右方向)に移動され、図5(b)に示す状態となる。この間に、操作棹30の先端は、図5(b)における距離Sだけ下方に移動される一方、弁体24は距離D1だけ右方に移動される。
これにより、着座部24aと弁座26の間に隙間ができ、弁体24の上流側の湯水が、弁座26を通って下流側に流出するようになる。このように、湯水が弁座26を通って流れるようになると、弁体24の上流側の圧力が急激に低下するので、弁体24を閉方向に押圧していた水道の1次圧に基づく力も急激に低下する。また、弁体24が閉弁位置に静止している状態から弁体24を移動させるためには、弁体24と第1通水路形成部材8の先端部8bとの間に働く静止摩擦力に打ち勝つ駆動力を作用させる必要がある。これに対して、弁体24が閉弁位置から移動を始めた後は、弁体24に働く摩擦力は、静止摩擦力よりも小さい動摩擦力となり、弁体24を駆動するために必要な力も小さくなる。
押し釦6が更に押し込まれることにより、操作棹30が更に下方に移動されると、弁体24は閉弁位置から所定距離移動され、図5(c)に示すように、操作棹30の先端は、弁体24に設けられた第2の傾斜平面36に当接された状態となる。ここで、図5(c)に示すように、弁体24の移動方向である第1の方向(図5における水平方向)に対する第2の傾斜平面36の傾斜角度は、第1の傾斜平面34よりも緩やかなβ度である。
図5(c)に示す状態から、押し釦6が更に押し込まれると、操作棹30の先端は、図5(d)における距離Sだけ下方に移動される一方、弁体24は距離D2だけ右方に移動される。ここで、第2の傾斜平面36の傾斜角度βは第1の傾斜平面34の傾斜角度αよりも小さく設定されている。このため、操作棹30の先端の同一の移動量(距離S)に対する弁体24の移動量は、操作棹30が第2の傾斜平面36に接触した状態における移動量(距離D2)の方が、第1の傾斜平面34に接触した状態における移動量(距離D1)よりも大きくなる。
また、押し釦6への押圧力に基づいて発生する、弁体24を開方向に移動させる駆動力は、操作棹30の先端が第1の傾斜平面34に接触している場合の方が、第2の傾斜平面36に接触している場合よりも大きくなる。このため、弁体24が閉弁位置から開弁位置に向けて移動を開始する際には、操作棹30の先端が第2の傾斜平面36に接触している状態よりも、同一の押圧力により、弁体24に大きな駆動力を作用させることができる。これにより、弁体24に大きな1次圧及び静止摩擦力が作用している閉弁位置においては、押し釦6への小さな押圧力により、弁体24に対する大きな駆動力を得ることができる。
また、弁体24が閉弁位置から所定距離移動され、操作棹30の先端が第2の傾斜平面36に接触している状態では、弁体24に作用する1次圧は低下している。このため、押し釦6への押圧力に基づいて発生する弁体24への駆動力が低下しても、容易に弁体24を移動させることができる。これにより、弁体24が閉弁位置から移動を開始する際の押圧力と、弁体24が閉弁位置から所定距離移動された後の押圧力の差が少なくなり、ハンドシャワーヘッド1の使用感が向上する。
本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッド1によれば、操作棹30の移動量(図5の距離S)に対する弁体24の移動量が、閉弁位置において小さく(図5の距離D1)、弁体が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きく(図5の距離D2)構成されている。この結果、弁体24を駆動するために大きな駆動力が必要とされる閉弁位置(図5(a))においては、小さな押圧力で大きな駆動力を得ることができ、小さな駆動力しか必要とされない閉弁位置から所定距離移動された位置(図5(c))においては、操作棹の小さな移動量で弁体は大きく移動される。これにより、操作棹30のストロークを小さく抑制しながら、押し釦6に対する小さい押圧力で弁の開閉を行うことができる。また、大きな駆動力が必要とされる閉弁位置と、小さな駆動力しか必要とされない位置において必要とされる押圧力の差を少なくすることができるので、良好な使用感を得ることができる。
また、本実施形態のハンドシャワーヘッド1によれば、移動方向変換手段が、弁体24に設けられた第1の傾斜平面34及び第2の傾斜平面36により構成されているので、単純な構造で移動方向変換手段を構成することができる。
さらに、本実施形態のハンドシャワーヘッド1によれば、操作棹30の先端部が略半球形状に形成されているので、操作棹30の回転位置に関わらず、操作棹30と弁体24の接触状態を常に一定に保つことができる。また、操作棹30と弁体24の接触面積を小さくすることができるので、操作棹30に対して弁体を滑らかに摺動させることができる。
また、本実施形態のハンドシャワーヘッド1によれば、弁の開閉機構22が薄型に構成されているので、小さな押圧力、及び良好な操作感で吐水状態を切り換えることを可能にしながら、薄型のデザインを採用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態によるハンドシャワーヘッドを説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、本発明の弁の開閉機構が、ハンドシャワーヘッドに適用されていたが、本発明の弁の開閉機構は、任意の水栓装置に適用することができる。
また、上述した実施形態においては、移動方向変換手段である第1の傾斜平面34及び第2の傾斜平面36は弁体24に設けられていたが、変形例として、各傾斜平面を操作棹の側に設けることもできる。
図6は、操作棹の側に2つの傾斜平面が設けられた変形例における操作棹及び弁体を示す図である。
図6に示す変形例においては、操作棹40は四角柱状の棒材により構成され、その先端部に第1の傾斜平面42及び第2の傾斜平面44が形成されている。また、第1の傾斜平面42の傾斜角度は、第2の傾斜平面44の傾斜角度よりも大きく形成されている。一方、弁体46には、第1、第2の傾斜平面と当接して摺動する当接部46aが設けられている。この変形例においては、操作棹40の第2の方向(図6における鉛直方向)の移動量に対する弁体46の第1の方向(図6における水平方向)の移動量が、第1の傾斜平面42と当接部46aが当接した状態(図6(a))では小さく、第2の傾斜平面44と当接部46aが当接した状態(図6(b))では大きくなる。これにより、上述した実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
また、上述した実施形態においては、移動方向変換手段が2つの平面により構成されていたが、移動方向変換手段を3つ以上の平面、又は、曲面により構成することもできる。
図7は、移動方向変換手段が曲面により構成された変形例における操作棹及び弁体を示す図である。
図7(a)に示す変形例においては、移動方向変換手段として、曲面により構成された傾斜面54が、弁体52に設けられている。この変形例において、操作棹50が図7(a)の下方に移動されると、これに当接している傾斜面54の傾斜角は次第に緩やかになる。これにより、操作棹50の第2の方向(図7(a)における鉛直方向)の移動量に対する弁体52の第1の方向(図7(a)における水平方向)の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体52が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなる。
また、図7(b)に示す変形例においては、移動方向変換手段として、操作棹60の先端部に、曲面により構成された傾斜面62が設けられている。この変形例において、操作棹60が図7(b)の下方に移動されると、弁体64の当接部64aに当接している、操作棹60に設けられた傾斜面62の傾斜角は次第に緩やかになる。これにより、操作棹60の第2の方向(図7(b)における鉛直方向)の移動量に対する弁体64の第1の方向(図7(b)における水平方向)の移動量が、閉弁位置において小さく、弁体64が閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなる。
さらに、上述した実施形態においては、移動方向変換手段である傾斜面が弁体又は操作棹の何れか1方に設けられていたが、変形例として、傾斜面を両方に設けることもできる。
図8は、弁体及び操作棹の両方に傾斜面が設けられた変形例における操作棹及び弁体を示す図である。
図8に示す変形例においては、操作棹70及び弁体72の両方に、夫々2つの傾斜平面が設けられている。弁体72には、第1の傾斜平面74及び第2の傾斜平面76が夫々形成されている。一方、操作棹70には、第3の傾斜平面77及び第4の傾斜平面78が夫々形成されている。また、第1の傾斜平面74と第3の傾斜平面77の傾斜角度は同一に形成され、第2の傾斜平面76と第4の傾斜平面78の傾斜角度も同一に形成されている。従って、第1の傾斜平面74と第3の傾斜平面77、第2の傾斜平面76と第4の傾斜平面78は、夫々平行に向けられている。また、第1、第3の傾斜平面の傾斜角度は、第2、第4の傾斜平面の傾斜角度よりも大きく構成されている。
図8(a)に示す閉弁位置においては、第1の傾斜平面74と第3の傾斜平面77のみが接触している。次いで、図8(b)に示すように、弁体72が閉弁位置から所定距離移動された状態においては、第2の傾斜平面76と第4の傾斜平面78のみが接触するようになる。この変形例においては、操作棹70の第2の方向(図8における鉛直方向)の移動量に対する弁体72の第1の方向(図8における水平方向)の移動量が、第1の傾斜平面74と第3の傾斜平面77のみが当接した状態(図8(a))では小さく、第2の傾斜平面76と第4の傾斜平面78のみが当接した状態(図8(b))では大きくなる。これにより、上述した実施形態と同様の作用効果を奏するものである。また、この変形例によれば、操作棹70と弁体72が広い接触面積をもって当接するので、各傾斜平面に作用する面圧を小さくすることができ、耐摩耗性を向上させることができる。
1 本発明の実施形態によるハンドシャワーヘッド
2 シャワーヘッド本体
2a 把持部
2b 開口部
4 散水板
4a 散水孔
6 押し釦
8 第1通水路形成部材
8a 接続部
8b 先端部(開閉機構本体)
8c ガイド溝
10 第2通水路形成部材
12 通水路連結部材
12a 内周円筒部
12b 外周円筒部
14 第3通水路形成部材
16 散水室形成部材
16a 円筒部
16b 円板部
16c 縁部
18 散水ノズル形成部材
18a 散水ノズル
20 湯水拡散部材
20a 円板部
20b 軸部
22 弁の開閉機構
24 弁体
24a 着座部
24b 支持フレーム部
24c 摺動突起
24d 摺動突起
24e バネ取付部
26 弁座
28 コイルバネ
30 操作棹
32 ラッチ機構
34 第1の傾斜平面(移動方向変換手段)
36 第2の傾斜平面(移動方向変換手段)
40 操作棹
42 第1の傾斜平面(移動方向変換手段)
44 第2の傾斜平面(移動方向変換手段)
46 弁体
46a 当接部
50 操作棹
52 弁体
54 傾斜面(移動方向変換手段)
60 操作棹
62 傾斜面(移動方向変換手段)
64 弁体
64a 当接部
70 操作棹
72 弁体
74 第1の傾斜平面(移動方向変換手段)
76 第2の傾斜平面(移動方向変換手段)
77 第3の傾斜平面(移動方向変換手段)
78 第4の傾斜平面(移動方向変換手段)

Claims (5)

  1. 押圧操作により弁の開閉を行う開閉機構であって、
    開閉機構本体と、
    この開閉機構本体に対して第1の方向に移動可能に配置され、弁座が開放される開弁位置と弁座が閉鎖される閉弁位置との間で移動される弁体と、
    上記開閉機構本体に対し、上記第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能に配置され、押圧操作に基づいて上記弁体に操作力を作用させ、上記弁体を上記第1の方向に移動させる操作棹と、
    この操作棹の第2の方向の移動を、上記弁体の第1の方向の移動に変換する移動方向変換手段と、を有し、
    上記移動方向変換手段は、上記操作棹の第2の方向の移動量に対する上記弁体の第1の方向の移動量が、上記閉弁位置において小さく、上記弁体が上記閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなるように構成され
    上記移動方向変換手段は、上記第2の方向に対して斜めに向けられた、上記弁体に設けられた第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面を備え、これらの第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面は、上記閉弁位置においては上記弁体の移動量が小さく、上記弁体が上記閉弁位置から所定距離移動された位置においては上記弁体の移動量が大きくなるように、異なる傾斜を有することを特徴とする弁の開閉機構。
  2. 押圧操作により弁の開閉を行う開閉機構であって、
    開閉機構本体と、
    この開閉機構本体に対して第1の方向に移動可能に配置され、弁座が開放される開弁位置と弁座が閉鎖される閉弁位置との間で移動される弁体と、
    上記開閉機構本体に対し、上記第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能に配置され、押圧操作に基づいて上記弁体に操作力を作用させ、上記弁体を上記第1の方向に移動させる操作棹と、
    この操作棹の第2の方向の移動を、上記弁体の第1の方向の移動に変換する移動方向変換手段と、を有し、
    上記移動方向変換手段は、上記操作棹の第2の方向の移動量に対する上記弁体の第1の方向の移動量が、上記閉弁位置において小さく、上記弁体が上記閉弁位置から所定距離移動された位置において大きくなるように構成され、
    上記移動方向変換手段は、上記第2の方向に対して斜めに向けられた、上記弁体に設けられた曲面により構成された傾斜面を備え、この傾斜面は、上記閉弁位置においては上記弁体の移動量が小さく、上記弁体が上記閉弁位置から所定距離移動された位置においては上記弁体の移動量が大きくなるように傾斜していることを特徴とする弁の開閉機構
  3. 上記弁体に接触することにより、上記弁体に操作力を作用させる上記操作棹の先端部は、略半球形状に形成されている請求項1又は2に記載の弁の開閉機構。
  4. 上記弁体に接触することにより、上記弁体に操作力を作用させる上記操作棹の先端部には、上記第1の傾斜平面及び第2の傾斜平面と夫々平行に向けられた第3の傾斜平面及び第4の傾斜平面が形成されており、上記閉弁位置においては上記第1の傾斜平面と上記第3の傾斜平面のみが当接し、上記弁体が上記閉弁位置から所定距離移動された位置においては上記第2の傾斜平面と上記第4の傾斜平面のみが当接する請求項記載の弁の開閉機構。
  5. 弁の開閉により吐水状態を切換可能なハンドシャワーヘッドであって、
    シャワーヘッド本体と、
    複数の散水孔が設けられた散水板と、
    上記請求項1乃至4の何れか1項に記載の弁の開閉機構と、
    を有することを特徴とするハンドシャワーヘッド。
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