JP2012007299A - レバーハンドル錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レバー軸13を支持する内座15と外座17と、レバー軸13の外周に設けられるハ字状傾斜面21と、内座内部19でスライド自在となりハ字状傾斜面21に係合してレバー軸13の回転を阻止するスライドカム27と、スライドカム27に突設される傾斜舌片31と、外座17に摺動自在に支持され頭部33が外座表面35から進退自在となるとともに、先端部37が傾斜舌片31を押圧可能とするアクセスピン39と、アクセスピン39を押圧方向に付勢するピン付勢バネ41と、内座15に、揺動軸43を中心に揺動自在に配置され押下にてスライドカム27を押下してハ字状規制壁25をハ字状傾斜面21に係合させるとともに、傾斜舌片31を介してアクセスピン39を外座17の表面35から進出させる揺動スイッチ45とを備えた。
【選択図】 図3
Description
本発明の請求項1記載のレバーハンドル錠は、扉11を貫通したレバー軸13を扉表裏で支持する内座15と外座17と、
前記内座15の内部19に位置し前記レバー軸13の外周に設けられるハ字状傾斜面21と、
前記内座15の内部19で前記レバー軸13に直交する方向にスライド自在となり、一方のスライド端位置で前記ハ字状傾斜面21に係合して前記レバー軸13の回転を阻止するハ字状規制壁25の設けられるスライドカム27と、
前記スライドカム27の前記一方のスライド方向のスライド側端部29に突設され前記外座17から離反する方向に傾斜する傾斜舌片31と、
前記外座17に、前記レバー軸13に沿う方向で摺動自在に支持され頭部33が前記外座17の表面35から進退自在となるとともに、先端部37が前記傾斜舌片31を押圧可能とするアクセスピン39と、
前記アクセスピン39を前記押圧の方向に付勢するピン付勢バネ41と、
前記内座15の外周に、前記レバー軸13に沿う方向の揺動軸43を中心に揺動自在に配置され片側の押下揺動にて前記スライドカム27を押下して前記ハ字状規制壁25を前記ハ字状傾斜面21に係合させるとともに、前記傾斜舌片31を介して前記アクセスピン39を前記外座17の表面35から進出させる揺動スイッチ45と、
を具備することを特徴とする。
一方、通常の解錠時には、揺動スイッチ45が解錠方向に揺動押下されると、揺動スイッチ45によりスライドカム27が上昇し、ハ字状規制壁25がハ字状傾斜面21から離反して、レバー軸13の規制を解除するとともに、傾斜舌片31による先端部37の押圧が解除されたアクセスピン39は、頭部33が外座17の表面35と面一となって解錠状態であることを表示する。
また、非常の解錠時には、表面35から突出しているアクセスピン39の頭部33が押し込まれる。頭部33が押し込まれたアクセスピン39は、先端部37が傾斜舌片31を押圧し、スライドカム27を上昇させる。これにより、スライドカム27のハ字状規制壁25がハ字状傾斜面21から離反し、レバー軸13の規制が解除されて、解錠状態となる。同時に、揺動スイッチ45は、解錠側に揺動される。
内座15の外周に配置された揺動スイッチ45は、レバーハンドルの操作時に、誤って手が接触して、作動することがない。揺動スイッチ45は、非押下側が内座15の外周から突出するので、正面から見た場合のスイッチ状態の目視による把握が容易となる。
前記傾斜舌片31に沿う方向で該傾斜舌片31に間隙49を有して前記スライドカム27に固定され前記アクセスピン39の先端部37を押圧して該アクセスピン39の前記頭部33を前記外座17の表面35と同一面に配置させる板バネ51と、
を具備することを特徴とする。
揺動スイッチ45の施錠操作によりスライドカム27が押下されると、スライドカム27と一体となって板バネ51が下降し、アクセスピン39の先端部37を押圧する結果、アクセスピン39は頭部33が表面35から進出する。この際、間隙49は縮小されるが、板バネ51と傾斜舌片31とはまだ離間状態にある。
一方、非常の解錠時には、表面35から突出しているアクセスピン39の頭部33が押し込まれる。頭部33が押し込まれたアクセスピン39は、先端部37が板バネ51を押圧し、押圧された板バネ51は傾斜舌片31に密着した後、傾斜舌片31を押圧する。すなわち、アクセスピン39が直接スライドカム27を押し上げることとなる。スライドカム27が押し上げられ、解錠がなされた後は、再び板バネ51が弾性復帰し、アクセスピン39は先端部37が傾斜舌片31から間隙49の距離だけ押し戻され、頭部33が表面35と面一となる。
図1は本発明に係るレバーハンドル錠の内座側を(a)、外座側を(b)に示した外観斜視図である。
扉11の開閉先端部にはレバー軸13が貫通し、レバー軸13は扉表裏で円筒形状の内座15と外座17とで支持される。扉11にはラッチボルト53を進退させる錠箱55が内設され、錠箱55は貫通するレバー軸13の回転操作力によってラッチボルト53を後退可能としている。レバー軸13の両端にはそれぞれにハンドルとしてのレバーハンドル57が設けられるが、ハンドルはこの他、扁平球状の握り玉等であっても良い。そして、内座15の外周上部には後述の揺動スイッチ45が配設され、外座17の表面35には後述するアクセスピンの頭部33が配置されている。
内座15の内部19において、レバー軸13には、角穴59を有した外嵌筒23が相対回転不能に外挿される。外嵌筒23は、角穴形成部61と台座部63との間の外周に、図3に示す両形部がハの字状に欠切されたハ字状傾斜面21が形成される。
図4(a)左は施錠時のレバー軸の軸線を含む面による縦断面図及び右はその軸線に直交する面による内座の内部正面図、(b)左は解錠操作開始時のレバー軸の軸線を含む面による縦断面図及び右はその軸線に直交する面による内座の内部正面図である。
図4(a)に示すように、内座15の外周に位置する揺動スイッチ45が、施錠方向に揺動押下状態とされると、内部19のスライドカム27が押し下げられた位置となり、スライドカム27のハ字状規制壁25が外嵌筒23のハ字状傾斜面21に係合して、レバー軸13の回動が阻止される。同時に、スライドカム27の傾斜舌片31がアクセスピン39の先端部37をスライドブッシュ75を介して押圧する。先端部37の押圧されたアクセスピン39は、ピン付勢バネ41の付勢力に抗して摺動し、頭部33が外座17の表面35から突出し、施錠状態であることを表示する。スライドブッシュ75は、おさえ板93に当接位置となる。
一方、通常の解錠時には、図4(b)に示すように、揺動スイッチ45が解錠方向に揺動押下されると、図5(a)に示すように、揺動スイッチ45によりスライドカム27が上昇する。スライドブッシュ75は、おさえ板93から1mm程度離間する。最終的に、図5(b)に示すように、ハ字状規制壁25がハ字状傾斜面21から離反して、レバー軸13の規制を解除する。アクセスピン39は、ピン付勢バネ41の付勢力によって後退する。同時に、傾斜舌片31による先端部37の押圧が解除されたアクセスピン39は、頭部33が外座17の表面35と面一となって解錠状態であることを表示する。スライドブッシュ75は、おさえ板93から2mm程度離間する。
一方、非常の解錠時には、図6(a)に示す施錠状態において、図6(b)に示すように、外座17の表面35から突出しているアクセスピン39の頭部33が押圧される。頭部33を押されたアクセスピン39は、先端部37が板バネ51を押圧し、押圧された板バネ51は傾斜舌片31に密着した後、傾斜舌片31を押圧する。すなわち、アクセスピン39が直接スライドカム27を押し上げ始めることとなる。この押圧状態では、アクセスピン39の頭部33が外座17の表面35と面一状態である。この状態で、クリックバネ85の突起87は、クリック用凸部89をまだ乗り越えていない。すなわち、頭部33を押圧し、表面35と面一な状態までの操作であれば、揺動スイッチ45は上記施錠状態に復帰することとなる。
アクセスピン39の頭部33が、外座17の表面35よりもさらに押し込まれると、図7(a)に示すように、アクセスピン39の先端部37が傾斜舌片31を押圧し、スライドカム27を上昇させる。このとき、スライドブッシュ75は、おさえ板93から3mm程度離間する。
13…レバー軸
15…内座
17…外座
19…内部
21…ハ字状傾斜面
25…ハ字状規制壁
27…スライドカム
29…スライド側端部
31…傾斜舌片
33…頭部
35…表面
37…先端部
39…アクセスピン
41…ピン付勢バネ
43…揺動軸
45…揺動スイッチ
47…レバーハンドル錠
49…間隙
51…板バネ
Claims (2)
- 扉を貫通したレバー軸を扉表裏で支持する内座と外座と、
前記内座の内部に位置し前記レバー軸の外周に設けられるハ字状傾斜面と、
前記内座の内部で前記レバー軸に直交する方向にスライド自在となり、一方のスライド端位置で前記ハ字状傾斜面に係合して前記レバー軸の回転を阻止するハ字状規制壁の設けられるスライドカムと、
前記スライドカムの前記一方のスライド方向のスライド側端部に突設され前記外座から離反する方向に傾斜する傾斜舌片と、
前記外座に、前記レバー軸に沿う方向で摺動自在に支持され頭部が前記外座の表面から進退自在となるとともに、先端部が前記傾斜舌片を押圧可能とするアクセスピンと、
前記アクセスピンを前記押圧の方向に付勢するピン付勢バネと、
前記内座の外周に、前記レバー軸に沿う方向の揺動軸を中心に揺動自在に配置され片側の押下揺動にて前記スライドカムを押下して前記ハ字状規制壁を前記ハ字状傾斜面に係合させるとともに、前記傾斜舌片を介して前記アクセスピンを前記外座の表面から進出させる揺動スイッチと、
を具備することを特徴とするレバーハンドル錠。 - 請求項1記載のレバーハンドル錠であって、
前記傾斜舌片に沿う方向で該傾斜舌片に間隙を有して前記スライドカムに固定され前記アクセスピンの先端部を押圧して該アクセスピンの前記頭部を前記外座の表面と同一面に配置させる板バネと、
を具備することを特徴とするレバーハンドル錠。
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