JP2002034902A - 内視鏡の操作装置 - Google Patents

内視鏡の操作装置

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JP2002034902A
JP2002034902A JP2000229091A JP2000229091A JP2002034902A JP 2002034902 A JP2002034902 A JP 2002034902A JP 2000229091 A JP2000229091 A JP 2000229091A JP 2000229091 A JP2000229091 A JP 2000229091A JP 2002034902 A JP2002034902 A JP 2002034902A
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bending
knob
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lever
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JP2000229091A
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Yoshinori Fujii
喜則 藤井
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で組み立てが容易であるととも
に、装置を分解しなくても内部の修理をおこなうことが
できる内視鏡の操作装置を提供する。 【構成】 ブレーキ操作部5が、回動軸3に対し回動不
能な開き歯車部材52を、湾曲操作用のつまみ側とブレ
ーキ操作部5のレバー5A側との間に備えている。そし
て、ブレーキ操作部5のレバー5Aを特定方向に回動操
作することにより、このブレーキ操作部5のレバー5A
側に設けたカム面51Bの作用で、開き歯車部材52を
押し広げてその開き歯車部材52に設けた雄ギア部52
Bを外方側へ変移させる。これにより、その外側へ変移
した雄ギア部52Bをブレーキ部材53の雌ギア部53
Dに噛合させ、固定台座61側と一体の開き歯車部材5
2を介して湾曲操作用のつまみ側を制動若しくはロック
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、医療用若しくは工業用などの内
視鏡に係り、特に手動操作により挿入部の先端側を所望
の形状に湾曲させることができる内視鏡の操作装置に関
する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】内視鏡には、体腔内やジェ
ットエンジン内などの観察対象内に挿入させる挿入部の
他に、挿入部先端側の湾曲部を所望の形状に湾曲させる
湾曲機構と、挿入部基端側の回動軸をつまみにより回動
操作させることでその湾曲機構を操作する湾曲操作部
と、前記回動軸に沿って回動するレバーにより湾曲機構
の作動を阻止させて湾曲部の湾曲形状を保持するブレー
キ操作部とを備えたものが知られている。
【0003】また、このブレーキ操作部では、例えばこ
のブレーキ操作部に設けたレバー側に、このレバーの回
動方向とは垂直な方向へ直線動作するように取付けられ
た摩擦部材と、湾曲操作部のつまみ側に、このつまみと
一体に回動するように取付けられた当て付け部材とを備
えたものが知られている。
【0004】そして、このような構成のブレーキ操作部
では、レバーを所定方向に回動させると、回り止めされ
た摩擦部材がネジの作用で回動軸の軸線方向に直線移動
し、当て付け部材に密着する。また、この密着状態か
ら、ブレーキ操作部のレバーをさらに同方向に回動さ
せ、摩擦部材を当て付け部材へ強く密着させると、これ
ら双方の間に発生する摩擦力で湾曲操作部のつまみの回
動動作が制動状態若しくはロック状態になる。これによ
り、例えば湾曲操作を行うつもりがないにも拘わらず湾
曲操作部のつまみに誤って触れてしまい、湾曲部の湾曲
形状を変化させてしまう、といった不都合を防止でき
る。
【0005】ところで、このようなブレーキ操作部は、
複雑な構造であって構成部品の点数が多いので、湾曲操
作部の他にこのブレーキ操作部を設けている内視鏡の操
作装置では重量が嵩んでいる。ところが、通常、この操
作装置は、手で持って操作することが多いので、操作装
置が重いと挿入部に対する操作性も悪くなる。
【0006】さらに、通常、このようなブレーキ操作部
を含む内視鏡の操作装置では、多数の部材から構成され
ており、構造が複雑であるので、組み立てるのに多くの
時間を要している。しかも、このような内視鏡では、こ
れらの機構を水密構造にするため、例えば回動軸方向に
沿って上下に積層させた湾曲操作部のつまみやブレーキ
操作部のレバーなどは互いに強固に接合させてある場合
が多い。従って、これらの機構内部で故障などを生じて
修理しようとすると、これらの強固に結合されていたつ
まみやレバーを取り外さねばならず、手間を要してい
る。
【0007】
【発明の目的】そこで、この本発明は、上記した事情に
鑑み、簡単な構造であって組み立てが容易であるととも
に、装置を分解しなくても内部の修理を行うことができ
る内視鏡の操作装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】本発明の内視鏡の操作装置は、挿入部先
端側を湾曲させる湾曲機構と、ハウジングに対して回動
不能に設けた回動軸を中心につまみを回動させて湾曲機
構を操作する湾曲操作部と、前記回動軸を中心にレバー
を回動させて前記挿入部先端側の湾曲形状が変化するの
を制動若しくはロックするブレーキ操作部とを備えた内
視鏡の操作装置であって、湾曲操作部のつまみ側とレバ
ー側との間に前記回動軸に対し回動不能な開き歯車部材
を設けるとともに、前記レバー側にカムを設け、前記カ
ムの作用で開き歯車部材と湾曲操作部のつまみ側とを適
宜一体化させ、前記つまみの回動動作を制動若しくはロ
ックするように構成したことを特徴としている。
【0009】前記ブレーキ機構が、前記回動軸に回転自
在状態に設けられブレーキ操作部のレバーと一体に回動
する回動部材と、前記回動軸に回転不能状態に設けられ
前記回動部材に係合して半径方向に変移する雄ギア部を
備えた開き歯車部材と、前記雄ギア部に選択的に噛合す
る雌ギア部を備えるとともに摩擦部材を設けたブレーキ
部材とを有し、湾曲操作時にはブレーキ部材と開き歯車
部材のギア部が離合し湾曲操作部のつまみが回動軸側に
対して自由に回動すると共に、ブレーキ動作時にはブレ
ーキ部材と開き歯車部材のギア部が噛合して湾曲操作部
のつまみが回動するのを制動若しくはロックするように
構成することが可能である。
【0010】操作ノブ側に大穴部を設け、この大穴部に
前記ブレーキ機構を着脱自在に設けることが可能であ
る。
【0011】操作ノブ側に大穴部を設け、前記ブレーキ
機構のうち、前記開き歯車部材とブレーキ部材とを、そ
の大穴部に挿脱可能な状態で配設することが可能であ
る。
【0012】開き歯車部材の雄ギア部が、放射状に少な
くとも3方向に突出することが可能である。
【0013】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態について
添付図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
係る操作装置1が取付けられた内視鏡を示すものであ
り、この内視鏡には、操作部100と、挿入部101
と、コネクタ102に接続した光源装置103等とが設
けられている。
【0014】操作部100には、つまみ2A,4Aを有
する操作装置1が設けられており、このつまみ2A,4
Aを回動操作することにより、図示外のワイヤを用いた
湾曲機構を介して挿入部101の先端側に設けた湾曲部
101Aを上下左右の任意の方向に湾曲操作できるよう
になっている。
【0015】挿入部101の先端には、図示外の観察窓
や照明窓などが設けられており、その観察窓を介して得
られる画像は、操作部100側に設けた接眼部105か
ら直接覗いて観察できる。一方、照明窓には、図示外の
ライトガイドを介して光源装置103からの照明光が導
光され、観察対象における所望の部位を投光・照明する
ようになっている。
【0016】次に、この発明に係る内視鏡の操作装置に
ついて説明する。図2は、この発明の実施形態に係る操
作装置1を示すものであリ、この操作装置1には、概略
構成として、ハウジング6に対して固定された回動軸3
と、挿入部101先端側の湾曲部101Aを上下方向に
湾曲させるワイヤ等を備えた図示外の湾曲機構と、この
湾曲機構を操作する湾曲操作部4と、この湾曲操作部4
のつまみ4Aの回動操作をレバー5Aで制動若しくはロ
ックするブレーキ操作部5とを備えている。なお、湾曲
部を左右方向に湾曲させるためのつまみを設けた湾曲操
作部と、湾曲部の左右方向での湾曲状態をロックさせる
若しくは制動させるためのレバーを設けたブレーキ操作
部についても、同様の構成のものを適用することができ
る。
【0017】回動軸3には、基底部3Cが形成されてい
るとともに、その基底部3Cには左右用のプーリ23を
回動自在に取りつけている。なお、この回動軸3は、基
底部3Cが後述するハウジング6側の基板62に固着さ
れている。
【0018】上下用の湾曲操作部4は、湾曲操作用のつ
まみ4Aを回動操作して、湾曲部101Aを上下方向に
湾曲操作させるものであり、つまみ4Aと、回動部材4
1と、プーリ43とを備えている。つまみ4Aは、回動
部材41に一体に固定されており、このつまみ4Aを正
逆いずれかの方向に回動操作することで湾曲部101A
の上下方向の湾曲操作を行わせている。
【0019】回動部材41には、回転軸を構成する軸部
41Aが中央部の上下方向に長く貫いて設けられている
とともに、この軸部41Aの中心部側を断面略円形にく
りぬいて回動孔41Bが上下方向に貫通して穿設されて
いる。この軸部41Aは、左右方向用の湾曲操作部(図
略)の軸部21Aに回転自在に外挿されており、回動軸
3に対し同軸的に回転するようになっている。また、こ
の回動部材41には、底面側に回動孔41Bと同心状に
大穴部41Dが開口されており、この大穴部41D内部
には、後述するブレーキ操作部5、つまりブレーキ部材
53、開き歯車部材52、回動部材51が、上から順に
積層された状態で、しかもハウジング6側の軸部61A
に対して引き抜き可能な状態で挿入・収納されている。
なお、先の軸部21Aは回動軸3に外挿されている。
【0020】軸部41Aは、上部に設けた回動部41C
が、XリングS1を介して、軸部21Aに設けたストッ
パ部21Dと後述するハウジング6側の固定台座61の
軸部61A上端面との間に回動自在に挟持されており、
湾曲操作の際にはこの挟持状態を保持したまま上下方向
に移動することなく回動するようになっている。なお、
この軸部41Aには、下端部にプーリ43を一体に取付
けており、図示外のワイヤが湾曲部101Aとの間に巻
装されている。
【0021】このプーリ43は、つまみ4Aによる正逆
いずれかの方向への回動操作により、そのつまみ4Aと
一体になって同方向に同一角度だけ回動することで、一
対のワイヤのうち一方が巻き取られるとともに、他方が
繰り出されるようになっている。すなわち、このワイヤ
の巻き取り・繰り出し動作により、湾曲部101Aを左
右いずれかの方向に引張させて同方向へ湾曲させる。
【0022】ブレーキ操作部5は、後述するブレーキ機
構7を利用して、湾曲操作部4の回動操作が行えないロ
ック状態若しくは回動操作を制動する状態(制動状態)
に保持させるものであり、左右ブレーキ用のレバー5A
と、回動部材51と、開き歯車部材52と、この開き歯
車部材52に係合するブレーキ部材53と、このブレー
キ部材53に固着した摩擦部材54とを備えている。
【0023】回動部材51は、図3に示すように、外形
寸法が互いに異なる円筒体を略3段に積層させた形状に
形成されているとともに、レバー5Aが一体に固定され
ており、中心部に断面略円形の丸孔51Aが開口されて
いる。そして、この回動部材51の丸孔51Aに、固定
台座61側の断面円形の回動部61Aが回動自在に挿通
されている。即ち、この回動部材51は、レバー5Aを
回動操作しても、その位置が回動部61A(回動軸3)
の軸線方向(上下方向)に対しては変位することはない
が、レバー5Aの回動する水平方向に対しては、そのレ
バー5Aと同一方向に同一角度だけ回動するようになっ
ている。
【0024】また、図3に示すこの回動部材51の中段
円筒部分の外周には、カム面51Bを3箇所形成してい
る。このカム面51Bは、次に説明する開き歯車部材5
2の雄ギア部52Bに対して、雄ギア部52Bの裏面
(内周面)側から選択的に接触・押圧して雄ギア部52
Bを外方へ突出・変移させ、後述するブレーキ部材53
の雌ギア部53Dに噛合させる。このカム面51Bに
は、押圧面51Pと、ストップ面51Sとを備えてお
り、押圧面51Pで雄ギア部52Bを外方へ押圧させて
雌ギア部に噛合させるとともに、ストップ面51Sで雌
ギア部53Dとの噛合解除を行うようになっている。
【0025】開き歯車部材52は、例えば湾曲部を一定
の湾曲状態に保持しておくために、必要に応じて湾曲操
作部4の操作を制動或はロックさせておくものであり、
図3に示すように、一定の強度とばね(復元)性などを
併せ持った適宜の材料、例えばりん青銅やステンレスな
どにより略円筒・円板形状に形成されている。このた
め、この開き歯車部材52には、中央部分に角孔52A
が穿設されており、この角孔52Aには、固定台座61
側の断面円形の回動部61Aの上部に設けた角棒部61
Bが嵌合されている。これにより、開き歯車部材52
は、操作装置のハウジング6側に対して不動状態となっ
ている。
【0026】また、この開き歯車部材52には、120
度の間隔を保持して放射状に3個の雄ギア部52Bを外
方に向けて突設させている。これらの雄ギア部52Bに
は、先述したように、ブレーキ部材53の雌ギア部53
Dに噛合させるために、回動部材51のカム面51Bが
内周面側から当接可能になっている。特に、このカム面
51Bのうち、押圧面51Pが雄ギア部52B内周面に
接触・押圧するときには、この開き歯車部材52自身が
有するばね性によって外方側に押し広げられ、これによ
り雄ギア部52Bが外方に変移して、ブレーキ部材53
側の雌ギア部53Dと噛合するわけである。
【0027】一方、ブレーキ部材53は、夫々上部側が
開口され底部が互いに連結された略2重円筒部53A,
53Bから構成されているとともに、内側円筒部53B
の底部にはこの底部前面を開口させた開口部53Cが形
成されており、固定台座61側の回動部61Aの上部に
設けた断面円形の回動部61CにOリングS2を介して
回動自在に取り付けられている。そして、このブレーキ
部材53には、開口部53Cの内周面に雌ギア部53D
が形成されており、開き歯車部材52に覆い被さるよう
な格好で外挿され、雌ギア部53Dが雄ギア部52Bに
噛合可能な状態で配置されている。
【0028】摩擦部材54は、コルクやゴムなどの摩擦
係数の大きな材料のものを使用して略リング形状に形成
されており、回動部材41の内周面とブレーキ部材53
の外周面との間に圧接させた状態で、ブレーキ部材53
の外周面側に固着されている。
【0029】ハウジング6には、湾曲操作部2及び4側
の軸部21A及び41Aを支持する固定台座61と、こ
の固定台座61を固着させた基板62と、固定台座61
とハウジング本体6との間をOリングS3、S4を介し
て回動自在に閉鎖する蓋体63などとを備えている。
【0030】次に、この実施形態に係るブレーキ操作部
5の作用について、図4及び図5を参照しながら説明す
る。初めに、ブレーキ操作部5が作用していないフリー
の状態において、湾曲操作部4を操作し、例えば観察対
象内の挿入部位の湾曲形状に合わせて内視鏡の湾曲部を
所望の形状に湾曲させたとする。そこで、観察対象内の
観察、その他の適宜の作業を行うために、例えばその湾
曲状態をしばらくの間保持させておくものとする。この
ような場合には、ブレーキ操作部5によって以下のよう
な操作を行い、湾曲部の湾曲動作をロック状態に若しく
は制動状態に保持させることができる。
【0031】即ち、例えばブレーキ操作用のレバー5A
が、図4(A)のような位置にある場合には、開き歯車
部材52の雄ギア部52Bの裏側内周面(の端面部)
が、回動部材51のカム面51Bに設けた外径の広まっ
た押圧面51Pではなく、外径が狭まったストップ面5
1Sに当接している状態である。このため、開き歯車部
材52の雄ギア部52Bは外方に向けて押し広げられる
ことがなく、従って雄ギア部52Bがブレーキ部材52
側の雌ギア部53Dと噛合しない。このような状態で
は、湾曲操作部4はフリーの状態であり、つまみ4Aを
自由に回動させて、湾曲部を自在に湾曲させることがで
きる。
【0032】そして、この図4(A)のような位置にあ
ったブレーキ操作部のレバー5Aを、同図(B)に示す
ように、ほぼ水平方向まで反時計方向におよそ45度回
動させる。ここで、このレバー5Aを図4(A)から
(B)まで回動させる間、開き歯車部材52側は、固定
台座61側と一体であるからその位置は不動状態のまま
である。一方、回動部材51は、レバー5Aと一体に回
動動作する。そして、同図(B)の状態までレバー5A
及び回動部材51が回動したときには、回動部材51の
外径の広い押圧面51Pが、開き歯車部材52の雄ギア
部52Bの内周面に位置し、この雄ギア部52Bの内周
面に当接する。これにより、この外径が大きくなってい
る外周面である押圧面51Pが、半径方向にばね性を有
する雄ギア部52Bを外方側へ押圧し、雄ギア部52B
が外方へ変移・移動する。
【0033】その結果、図5に示すように、外方側へ移
動・変移した雄ギア部52Bは、ブレーキ部材53側の
内周面に形成されている雌ギア部53Dに噛合すること
となる。このブレーキ部材53は、摩擦部材54を介し
て湾曲操作部4側のつまみ4Aと一体につながってお
り、回動部材51、開き歯車部材52、ブレーキ部材5
3、摩擦部材54、回動部材41、つまみ4Aが一体化
されることとなり、前述したように、特に開き歯車部材
52が固定台座61側と一体で不動状態になっているか
ら、これと一体の他の部材、即ちブレーキ部材53及び
摩擦部材54はロックされた状態となる。
【0034】一方、回動部材41を取りつけたつまみ4
Aについては、回動部材41側の内周面に摩擦部材54
が係止しているので、回動部材41を回動させると摩擦
力が発生し、その摩擦力で、湾曲機構4の作動が制動さ
れる。これにより、湾曲操作部4が不用意に回動動作す
るのを阻止したり、制動できるようになる。
【0035】また、このロック状態を解除する場合に
は、図4(B)の状態から、先ほどとは逆方向に同一角
度だけ回動させて、元の状態に戻せばよい。
【0036】従って、この実施形態によれば、例えば体
腔内やジェットエンジン内の観察対象などのように奥が
深くて狭い観察対象に湾曲部を適宜湾曲させながら挿入
部を挿入させ、所望の部位を観察しているときに、例え
ば誤って湾曲操作部4側のつまみ4Aに指などが触れた
としても、回動不可状態の開き歯車部材52の雄ギア部
52Bにつまみ4A側のブレーキ部材53の雌ギア部5
3Dが噛合しているので、つまみ4A側をロック状態若
しくは制動状態を保持することができる。その結果、例
えば、不用意に湾曲操作部4が回動されて湾曲機構が作
動し、湾曲部での湾曲状態が変位するために観察部位が
ずれて観察できなくなる、といったトラブルが防止でき
るわけである。
【0037】また、この実施形態によれば、レバー5A
を適宜の範囲内で回動操作するだけで、湾曲機構に対す
るブレーキ操作、つまりつまみ4Aの回動動作をロック
させたり制動させたりすることが容易にできるようにな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ブレーキ操作部が、回
動軸に対し回動不能な開き歯車部材を湾曲操作用のつま
み側とブレーキ操作用のレバー側との間に備えており、
ブレーキ操作用のレバーを特定方向に回動操作すること
により、このブレーキ操作用のレバー側に設けたカムの
作用で、開き歯車部材と湾曲操作用のつまみ側とを噛合
させ、湾曲操作用のつまみを制動若しくはロックするよ
うに構成されている。従って、この発明では、ブレーキ
操作部が、少なくとも、ブレーキ操作部のレバー、カ
ム、開き歯車部材、開き歯車部材と湾曲操作部のつまみ
側との間の噛合手段を備えた、簡易な構成のものから構
成可能であるから、部品点数が少なくてすむ分組み立て
が容易であり、操作部としての重量も軽減可能となるか
ら、手で持って操作するという操作装置の操作性の点か
らも都合がよい。
【0039】しかもまた、本発明によれば、湾曲操作部
のつまみ側に大穴部を設け、この大穴部にブレーキ操作
部を着脱可能な状態で設けており、例えばブレーキ操作
部内部の修理を行うような場合には、この大穴部からブ
レーキ操作部をそのまま取り出してきて修理を行えばよ
いから、つまみやレバーをばらばらに分解する必要がな
く、修理作業が容易に、しかも短時間で行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の操作装置が適用される内視鏡の全体
構造を示す外観図である。
【図2】この発明の操作装置を示す部分断面図である。
【図3】図2に示す操作装置の要部分解斜視図である。
【図4】この発明の実施形態に係る操作装置の作用を示
す説明図であり、(A)は非ロック若しくは非制動状
態、(B)はロック状態若しくは制動状態を示すもので
ある。
【図5】図2に示す操作装置におけるロック状態若しく
は制動状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 操作装置 2A (左右湾曲機構用)つまみ 3 回動軸 4 (上下湾曲機構用)湾曲操作部 4A (上下湾曲機構用)つまみ 41 回動部材 41D 大穴部 43 プーリ 5 (上下用)ブレーキ操作部 5A (上下ブレーキ操作部)レバー 51B カム面(カム) 51P 押圧面 51S ストップ面 52 開き歯車部材(ブレーキ操作部) 52B 雄ギア部 53 ブレーキ部材(ブレーキ操作部) 53D 雌ギア部 54 摩擦部材(ブレーキ操作部) 6 ハウジング 61 固定台座 62 基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端側を湾曲させる湾曲機構と、
    ハウジングに対して回動不能に設けた回動軸を中心につ
    まみを回動させて湾曲機構を操作する湾曲操作部と、前
    記回動軸を中心にレバーを回動させて前記挿入部先端側
    の湾曲形状が変化するのを制動若しくはロックするブレ
    ーキ操作部とを備えた内視鏡の操作装置であって、 湾曲操作部のつまみ側とレバー側との間に前記回動軸に
    対し回動不能な開き歯車部材を設けるとともに、前記レ
    バー側にカムを設け、 前記カムの作用で開き歯車部材と湾曲操作部のつまみ側
    とを適宜一体化させ、前記つまみの回動動作を制動若し
    くはロックするように構成したことを特徴とする内視鏡
    の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ操作部が、 前記回動軸に回動自在な状態に設けられブレーキ操作部
    のレバーと一体に回動する回動部材と、 前記回動軸に回動不能な状態に設けられ前記回動部材に
    係合して半径方向に変移する雄ギア部を備えた開き歯車
    部材と、 前記雄ギア部に選択的に噛合する雌ギア部を備えるとと
    もに摩擦部材を設けたブレーキ部材とを有し、 湾曲操作時にはブレーキ部材と開き歯車部材のギア部が
    離合し湾曲操作部のつまみが回動軸側に対して自由に回
    動すると共に、ブレーキ操作時にはブレーキ部材と開き
    歯車部材のギア部が噛合して湾曲操作部のつまみが回動
    するのを制動若しくはロックするように構成したことを
    特徴とする特徴とする請求項1に記載の内視鏡の操作装
    置。
  3. 【請求項3】 操作ノブ側に大穴部を設け、この大穴部
    に前記ブレーキ操作部を着脱自在に設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の内視鏡の操作装置。
  4. 【請求項4】 操作ノブ側に大穴部を設け、前記ブレー
    キ操作部のうち、前記開き歯車部材とブレーキ部材と
    を、その大穴部に挿脱可能な状態で配設したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の内視鏡の操作装置。
  5. 【請求項5】 開き歯車部材の雄ギア部が、放射状に少
    なくとも3方向に突出したことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の内視鏡の操作装置。
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