JP3782022B2 - 音声機能付き配送伝票 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配送物の配送に関連して使用される配送伝票に関し、特に音声機能付き配送伝票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
宅配便などでは、配送依頼主(送り主)の情報や届け先(受取人)の情報などが記載された配送伝票が配送物に貼付された状態で配達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば直接会うことのできない相手へ贈り物などを宅配便で送付する場合、お祝いのメッセージなどを自分の声で伝えたいと思うことが多い。しかしながら、従来技術では、例えば電話を用いたとしても、荷物を開ける前にタイミング良くメッセージを伝えることができないという不都合があった。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、配送物を開ける前にタイミング良く届け先(受取人)へのメッセージを自分の声で伝えることのできる、音声機能付き配送伝票を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明では、複数の帳票からなる複写式の伝票形態を有する配送伝票において、
配送物に取り付けられた状態で届け先に届けられる特定の帳票には、前記配送物の届け先への音声情報を記録し且つ記録された音声情報を再生するための音声機能モジュールが設けられ、
前記配送伝票の最も上側の帳票には、前記音声機能モジュールの録音スイッチに対向して録音スイッチ表示部が形成されていることを特徴とする音声機能付き配送伝票を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の配送伝票は、配送物の届け先への音声情報(メッセージ情報)を記録する音声記録部と、記録された音声情報を再生する音声再生部とを備えている。ここで、音声記録部は、たとえば音声情報を電気信号に変換するマイクロフォンと、音声情報を記録する音声ICチップと、音声情報の記録動作を制御する録音スイッチとを有する。
【0009】
また、音声再生部は、たとえば音声情報を再生する音声ICチップと、音声情報の再生動作を制御する再生スイッチと、再生された音声を拡大するスピーカーとを有する。本発明では、配送依頼主が、配送伝票への情報の手書き記載またはプリンタ印字の後に、あるいは先立って、録音スイッチを押して、マイクロフォンを介してメッセージを音声ICチップに記録する。
【0010】
一方、配送物を受け取った受取人は、配送物に貼付された配送伝票に設けられた再生スイッチを押すことにより、スピーカーを介して配送依頼主からのメッセージを聞くことができる。その結果、本発明では、配送物を開ける前にタイミング良く、届け先(受取人)へのメッセージを自分の声で伝えることができる。
【0011】
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる音声機能付き配送伝票の表面構成および音声機能モジュールが取り付けられた帳票の裏面構成を概略的に示す図である。また、図2は、本実施形態の配送伝票を構成する各帳票を概略的に示す図である。さらに、図3は、本実施形態における音声機能モジュールの内部構成を概略的に示す図である。
【0012】
まず、図2を参照すると、本実施形態の配送伝票1は、上から順に、依頼主控票(お客様控票)2と、運賃請求票3と、売上票4と、貼付票5と、届け先控票6と、配達票7と、剥離紙8とから構成されている。依頼主控票2は、配送伝票1の最も上側(最上位)に配置された帳票であって、その裏面にはバックカーボン印刷が施され、その表面には配送物に関わる情報を記載するための各種の情報欄が設けられている。
【0013】
図1(a)を参照すると、依頼主控票2の表面(すなわち配送伝票1の表面)において図中左側には、荷受人の欄11と、荷送人の欄12とが設けられている。ここで、荷受人の欄11は、配送物を受け取るべき荷受人(届け先、配送先)の住所および氏名を記載するための欄である。また、荷送人の欄12は、配送物の配送を依頼する荷送人(送り主)の住所および氏名を記載するための欄である。なお、荷受人の欄11の上方には、当該帳票が依頼主の控え伝票であることを示す「お客様控」の印刷記載が設けられている。
【0014】
また、依頼主控票2の表面において図中右側には、品名の欄13と、発送日の欄14と、伝票番号の欄15と、個数の欄16と、重量の欄17とが設けられている。ここで、品名の欄13は、配送物の品名および荷姿などの情報を記載するための欄である。また、発送日の欄14は、配送物の発送日(通常は依頼主から配送すべき配送物を預かった日)を記載するための欄である。
【0015】
さらに、伝票番号の欄15には、当該配送伝票を識別するためのシリアル番号および対応するバーコードが印刷記載されている。また、個数の欄16は、配送物の個数を記載するための欄である。さらに、重量の欄17は、配送物の重量および容積を記載するための欄である。また、依頼主控票2の表面において図中右側には、録音スイッチ18および再生スイッチ19が設けられている。録音スイッチ18および再生スイッチ19の作用については後述する。
【0016】
再び図2を参照すると、運賃請求票3は、依頼主控票2の下側に配置された帳票であって、その裏面にはバックカーボン印刷が施されている。運賃請求票3は、配送伝票1から切り離されて、依頼主控票2とともに送り主に手渡される。売上票4は、運賃請求票3の下側に配置された帳票であって、その裏面にはバックカーボン印刷が施されている。売上票4は、配送会社の売上管理のために配送伝票1から切り離されて保管される。
【0017】
貼付票5は、売上票4の下側に配置された帳票であって、その裏面にはバックカーボン印刷が施されている。また、図1(b)および図2に示すように、貼付票5の裏面において録音スイッチ18および再生スイッチ19に対応する位置には、音声機能モジュール9が取り付けられている。なお、音声機能モジュール9の内部構成および作用については、図3を参照して後述する。
【0018】
届け先控票6は、貼付票5の下側に配置された帳票であって、その裏面にはバックカーボン印刷が施されている。貼付票5および届け先控票6は、配送物に貼付された状態で届け先に届けられる。配達票7は、配送伝票1の最も下側(最下位)に配置された帳票であって、その裏面には粘着層を介して剥離紙8が貼付されている。配達票7は、配送伝票1から切り離されて、配達人が配送物の配達に利用する。配送伝票1は、使用に際して剥離紙8が剥がされ、配達票7の裏面が配送物に貼り付けられる。
【0019】
図3を参照すると、音声機能モジュール9は、音声録音出力装置21と、音声ICチップ22と、録音スイッチ23(図1(a)の参照符号18に対応)と、再生スイッチ24(図1(a)の参照符号19に対応)と、バッテリー25とから構成されている。ここで、音声ICチップ22は、音声録音出力装置21を介して音声情報を記録し且つ記録された音声情報を再生する機能(メモリー機能を含む)を有する小型のICモジュールである。
【0020】
本実施形態では、配送伝票1が複写式の伝票であり、インパクトプリンターで情報を印字する場合が多いので、配送伝票1を簿型に、ひいては音声機能モジュール9を簿型に形成する必要がある。また、配送伝票1が貼付される配送物の形状は不定形であるため、配送伝票1をフレキシブルに、ひいては音声機能モジュール9をフレキシブルに形成する必要がある。
【0021】
そこで、本実施形態では、音声録音出力装置21として、たとえば圧電素子により形成された薄型のマイクロフォン兼スピーカーなどを用いることが好ましい。また、録音スイッチ23および再生スイッチ24は、音声ICチップ22への音声情報の記録および音声ICチップ22からの音声情報の再生を制御するスイッチであって、たとえば感圧センサ式スイッチ、タッチセンサ式スイッチ(たとえば静電容量を検知するタイプ)などの薄型スイッチを用いることが好ましい。
【0022】
さらに、バッテリー25として、たとえばリチウムポリマー電池などの薄型でフレキシブルな電池を用いることが好ましい。なお、バッテリー25からの音声ICチップ22への電力供給は、録音スイッチ23または再生スイッチ24の動作に依存することなく常時供給としても良いし、あるいは録音スイッチ23または再生スイッチ24のオン状態においてのみ電力供給されるように構成しても良い。
【0023】
こうして、本実施形態では、配送依頼主(送り主)が、配送伝票1への情報の手書き記載またはプリンタ印字の後に、録音スイッチ18(23)を押し続けながら、音声録音出力装置21のマイクロフォンを介して、届け先へのメッセージを音声ICチップ22に記録する。あるいは、配送依頼主(送り主)が、配送伝票1への情報の手書き記載またはプリンタ印字に先立って、録音スイッチ18を押し続けながらメッセージを音声ICチップ22に記録する。メッセージの録音された配送伝票1は、剥離紙8が剥がされ、配送物に貼付される。
【0024】
一方、配送物を受け取った受取人(届け先)は、配送物に貼付された配送伝票1に設けられた再生スイッチ24(すなわち貼付票5の表面に設けられた再生スイッチ)を押し続けることにより、音声録音出力装置21のスピーカーを介して配送依頼主からのメッセージを聞くことができる。その結果、本実施形態では、配送物を開ける前にタイミング良く、届け先(受取人)へのメッセージを自分の声で伝えることができる。
【0025】
なお、上述の実施形態では、貼付票5の裏面に音声機能モジュール9が取り付けられているが、これに限定されることなく、たとえば配送物に貼付された状態で届け先に届けられる届け先控票6の裏面に音声機能モジュール9を取り付けることもできる。
【0026】
また、上述の実施形態では、複数の帳票からなる複写式の伝票形態を有する配送伝票1に本発明を適用しているが、これに限定されることなく、たとえば単一の帳票からなるラベルの形態を有する配送伝票に本発明を適用することもできる。この場合、音声機能モジュール9は、単一の帳票の裏面に設けられることが好ましい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の配送伝票では、配送物の届け先への音声情報(メッセージ情報)を記録する音声記録部と、記録された音声情報を再生する音声再生部とを備えているので、配送依頼主が届け先へのメッセージを録音することができ、受取人は配送依頼主からのメッセージを聞くことができる。その結果、本発明では、配送物を開ける前にタイミング良く、届け先(受取人)へのメッセージを自分の声で伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる音声機能付き配送伝票の表面構成および音声機能モジュールが取り付けられた帳票の裏面構成を概略的に示す図である。
【図2】本実施形態の配送伝票を構成する各帳票を概略的に示す図である。
【図3】本実施形態における音声機能モジュールの内部構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 配送伝票
2 依頼主控票(お客様控票)
3 運賃請求票
4 売上票
5 貼付用票
6 届け先控票
7 配達票
8 剥離紙
9 音声機能モジュール
18,23 録音スイッチ
19,24 再生スイッチ
21 音声録音・再生スイッチ
22 音声ICチップ
25 バッテリー
Claims (1)
- 複数の帳票からなる複写式の伝票形態を有する配送伝票において、
配送物に取り付けられた状態で届け先に届けられる特定の帳票には、前記配送物の届け先への音声情報を記録し且つ記録された音声情報を再生するための音声機能モジュールが設けられ、
前記配送伝票の最も上側の帳票には、前記音声機能モジュールの録音スイッチに対向して録音スイッチ表示部が形成されていることを特徴とする音声機能付き配送伝票。
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