JP3781529B2 - 移植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は苗トレイから1株分の玉ネギなどの野菜苗を取出して圃場に植付ける移植機に関し、比較的植付条間隔の狭い野菜苗などに良好に用いる移植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常1つの苗載台に対しては1組の植付機構を備えて、1つの苗トレイからは1条分の苗が取出されその植付けが行われている。このため1つの苗載台しか有しない歩行形移植機にあっては、1行程の作業で1条分の植付けしか行われず、例えば1畦上に多条植えを行う場合に、その条数分に応じた行程の作業を行う必要がある。
そこで1つの苗トレイより、同時2条の苗植えを行う苗植付機構などにあって、苗取出爪と苗植付爪などの位置に制約を受けて、苗取出爪と苗植付爪間の苗継位置でそれぞれの中心位置がオフセットするような構造の場合、苗取出爪から苗植付爪への苗の適正な受渡しが行えないという問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
請求項1においては、苗載台(21)の苗トレイ(22)から、左右1対の苗取出爪(23)(23)によって取出した苗(N)(N)を、左右一対の苗植付爪(25)(25)に受継いで植付ける移植機において、前記苗取出爪(23)(23)及び左右苗植付爪(25)(25)は、1つの苗載台(21)の苗トレイ(22)に対し、一定の間隔を有して左右に各2つ並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(22)から、左右一対の苗 取出爪(23)(23)により2条分の苗取りを行うと共に、左右一対の苗植付爪(25)(25)により同時2条の植付けを行う構成とし、苗放出位置の苗取出爪(23)の先端側を苗植付爪(25)方向である左右方向に傾斜させると共に、苗取出爪(23)より放出された苗(N)を、苗植付爪(25)に落下案内する苗中継ガイド(90)を、苗植付爪(25)の上方に設けたものである。
【0004】
請求項2においては、請求項1記載の移植機において、左右の苗取出爪(23)を開閉動作する爪開閉カム(80)を設けると共に、苗取出爪(23)の苗放出時、苗取出爪(23)を、苗植付爪(25)の中心方向に傾動させるオフセット部(80e)を爪開閉カム(80)に設けたものである
【0005】
請求項3においては、請求項1記載の移植機において、爪開閉カム(80)のカム面(80a)(80b)に当接して苗取出爪を開閉する爪開閉部材(87)を設け、爪開閉部材(87)の作用長さの調節でもって、左右苗取出爪(23)の苗植付爪(25)方向に対する傾斜を調整するように設けたものである
【0006】
請求項4においては、請求項1記載の移植機において、苗植付爪(25)を上方の苗受取り位置まで上昇させるとき、苗植付爪(25)の上部投入口(94)を後方に傾動し、取出爪(23)方向に臨ませるように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は移植部の平面説明図、図2は移植機の全体側面図、図3は同全体平面図、図4は同全体背面図であり、図中(1)はエンジン(2)を搭載する移動機体、(3)は前後スライドフレーム(4)(5)に機体(1)を左右スライド自在に支持する固定フレーム、(6)はスライドアーム(7)を介して機体(1)をスライド動作させる油圧式スライドシリンダ、(8)はミッションケース(9)からの駆動横軸(10)に左右伝動ケース(11)を介し上下揺動自在に支持する左右の後車輪、(12)は前記固定フレーム(3)の前端側にアクスルフレーム(13)を介し上下揺動自在に支持する左右の前車輪、(14)は固定フレーム(3)後端側のスイング軸(15)を介し前後車輪(12)(8)を上下揺動させる油圧式スイングシリンダ、(16)は機体(1)の後方にシャーシフレーム(17)を介し装設する苗供給装置、(18)は左右の後車輪(8)間でミッションケース(9)に植付伝動ケース(19)を介して装設する苗植付機構である苗植付装置、(20a)(20b)は畝面(M)を鎮圧する左右1対の大径及び小径の鎮圧ローラであり、前記苗供給装置(16)の左右往復移動する苗載台(21)上の苗トレイ(22)より1株分のポット苗(N)を箸形苗取出爪(23)でもって取出し、この取出されたポット苗(N)を前記苗植付装置(18)のマルチカッタ(24)と連動して上下動するホッパ形苗植付爪(25)に放出供給して、操向ハンドル(26)操作による機体(1)の走行中畝面(M)に一定間隔毎のポット苗(N)の植付けつまり移植を行うように構成すると共に、機体(1)の左右スライド調節によって植付条位置の変更などを行うように構成している。
【0008】
また、(27)は前記スイングシリンダ(14)を動作させて機体(1)を昇降操作する昇降レバー、(28)は植付クラッチの入切を行う植付クラッチレバー、(29)は走行速度を変速する主変速レバー、(30)は機体(1)を左右方向に位置調節するスライド調節レバー、(31)は左右後車輪(8)の駆動を停止させて機体(1)を旋回操作する左右サイドクラッチレバーである。
【0009】
図4乃至図9に示す如く、前記苗取出爪(23)及び苗植付爪(25)は、1つの苗載台(21)の苗トレイ(22)に対し一定の間隔を有して左右に各2つ並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(22)から2条分の苗取りを行うと共に、同時2条の植付けを行うもので、前記シャーシフレーム(17)側に連結する左右ケースブラケット(32)(32)にロータリ入力軸(33)・ロータリケース(34)・クランクアーム(35)・取出アーム(36)をそれぞれ介し2つの苗取出爪(23)(23)を左右対称に配設させ、ミッションケース(9)に入力軸(37)を連動連結する植付クラッチケース(38)の出力軸(39)(40)端に、左右のロータリ入力軸(33)(33)をチェン(41)を介しそれぞれ連結させ、植付クラッチケース(38)の植付クラッチ(38a)の入時に左右2つの苗取出爪(23)(23)を同位相で駆動して、1つの苗トレイ(22)より2条分のポット苗(N)の同時取出しを行って、取出し後植付爪(25)との受継ぎ位置まで下向きに移動させるように構成している。
【0010】
また、前記苗植付爪(25)は、ミッションケース(9)に入力軸(42)を連動連結する単一の伝動ケース(11)の出力軸(43)両端にロータリケース(44)・クランクアーム(45)・植付アーム(46)をそれぞれ介して左右の苗植付爪(25)を左右対称に取付けるもので、前記出力軸(43)回りにロータリケース(44)を回転させ、クランクアーム(45)を介して昇降ガイドレール(47)に沿って植付アーム(46)を前後揺動させ乍ら昇降させ、植付爪(25)を楕円形状の植付け軌跡で上下運動させると共に、開閉自在に分割された半円錐形状の2つの爪体(25a)(25b)によって植付爪(25)を形成し、ロータリケース(44)の1回転中において植付爪(25)が上昇したとき、前記取出爪(23)から苗(N)を受取り、植付爪(25)が下降したときクランクアーム(45)のカム(48)と植付アーム(46)のロッド(49)とのカム作用によって、各爪体(25a)(25b)を前後に開動させて畝面(M)に開孔を形成させ、各爪体(25a)(25b)内部の苗(N)を畝面(M)の開孔に落下させるように構成している。
【0011】
さらに前記苗載台(21)は、シャーシフレーム(17)に固設する左右サイドフレーム(49)間のガイドレール(50)と横送り駆動軸(51)に左右往復動自在に支持させると共に、苗載台(21)に縦送り駆動軸(52)を介し支持する駆動スプロケット(53)と、遊転軸(54)を介し支持する遊転スプロケット(55)間に張架する縦送りチェン(56)の所定間隔毎の縦送りピン(57)を苗トレイ(22)のポット底部間に掛合させて、苗載台(21)が左右移動終端に到達したとき縦送り軸(58)の縦送りカム(59)を介して苗トレイ(22)を1ピッチ分縦送りするように構成している。
【0012】
また図10に示す如く、前記苗載台(21)の苗(27)を取出爪(23)が取出すときに下から押上げる押出ピン(60)を苗載台(21)に設け、縦送り軸(58)の押出カム(61)によってピン(60)を押上げ動作させると共に、前記苗載台(21)に縦送り変速ケース(62)を設け、変速レバー(63)によって切換える低速ギヤ(64)及び高速ギヤ(65)を前記ケース(62)に内設させると共に、縦送り軸(58)の一対の縦送りカム(59)(59)によって前記ギヤ(64)または(65)を駆動し、苗載台(21)が左右往復動端部に移動したとき、カム(59)及びギヤ(64)または(65)を介して駆動軸(52)を回転させ、縦送りチェン(56)を作動させて1株(横一列)分だけ苗トレイ(15)を縦送り動作させるように構成している。
【0013】
また前記ミッションケース(9)からの駆動力を入力軸(66)に伝える苗載台駆動ケース(67)を備え、前記縦送り軸(58)に1対の減速ギヤ(68)を介し入力軸(66)を連動連結させると共に、横送り出力軸(69)に1対の間欠ギヤ(70)を介し入力軸(66)を連動連結させ、交換自在な1対2組の低速ギヤ(71)及び高速ギヤ(72)でもって横送り出力軸(69)と横送り駆動軸(51)とを横送り量切換自在に連結させるように構成している。
【0014】
そして図11、図12に示す如く、前記横送り駆動軸(51)に横送りネジ溝(51a)に摺動子(73)を嵌合させる苗載台(21)の摺動体(74)の送り量を、前記高速ギヤ(72)及び低速ギヤ(71)の切換でもって大或いは小とさせて、爪(23)の苗取りタイミングに各横送り軌跡(C1)(C2)上の苗取り位置(a)を合せて、200穴(10×20)或いは288穴(12×24)のトレイ(22a)(22b)に対応させたピッチ(A)或いはピッチ(B)の横送りを行うように構成している。なお(b)は前記縦送りカム(59)によるトレイ(22a)(22b)の縦送りタイミング位置を表したものである。
【0015】
図13、図14に示す如く、200穴或いは288穴などトレイ(22a)(22b)の種類に対応させ苗取出爪(23)の横方向の取付位置を調節して、隣接する2つの爪(23)(23)の中心間の距離(K)の調整を可能とさせるもので、前記ロータリケース(34)の出力軸(75)に締付ボルト(76)及び沈みキー(77)を介してクランクアーム(35)の基端を左右位置調節に取付けている。また2種類のトレイ(22a)(22b)の略中央部のポット穴(22c)上端に両端2つの下面突出部(78a)を上方より嵌合させる2種類の爪セットゲージ(78)を設けるもので、2つの爪(23)(23)で取出されるトレイ(22a)(22b)のポット穴(22c)に対応する外形状と距離(K)を2つ突出部(78a)は有するように形成し、突出部(78a)に対応するゲージ(78)の表面に、苗取出爪(23)の巾寸法(W)を表示する表示部(78b)を形成し、調整操作時にはトレイ(22a)(22b)に嵌合させるゲージ(78)の表示部(78b)の巾寸法(W)に合せて爪(23)と一体にクランクアーム(35)の取付位置を調節して、苗取り精度の向上を図るように構成している。
【0016】
而して図15に示す如く、移植作業においては、1行程の植付作業で同時2条の植付けを行い、この植付け作業終了後機体を旋回させ2行程目の同時2条の植付けを行うことによって1畝面(M)上に4条分の苗の植付けが行われ、さらに機体(1)をスライドさせ既植の左右の各2条間に植付けを行うことによって1畝面(M)上に6条或いは8条など多条の植付けも可能とさせることができる。また、1行程の植付作業時に機体(1)の最大スライド量(L0)の範囲で右側に調節することによって、左後輪(8)の中心から最右条の苗(N)間の距離をL1からL2(L2=L1+L0)の範囲で調節できる。さらに同時2条の植付けによって苗載台(21)の横送り量を小とさせて苗供給装置(16)の全巾を縮小させることができると共に、植付けた苗(N)の条間(L3)を常に一定に揃えることができ、また広巾畝においても機体(1)を最左側位置とすることによって、左後輪(8)後方の値間の作業者位置より容易にハンドル(26)操作を可能とさせることができて、このハンドル(26)操作性を向上させることができる。
【0017】
またさらに、機体(1)の略中心に対し植付爪(23)や鎮圧ローラ(20a)(20b)など植付装置(18)の中心を合せるように構成することにより、植付爪(23)の畝面(M)から受ける外力と鎮圧ローラ(20a)(20b)からのピッチング外力などを左右略均等に受けることを可能とさせて、機体の安定性を向上させることができるものである。
【0018】
ところで図16乃至図20に示す如く、前記クランクアーム(35)先端のカム軸(79)に、左右1対の苗取出爪(23)の先端部の開閉を行う爪開閉カム(80)を一体的に取付けると共に、前記苗取出アーム(36)の中間部を揺動自在にカム軸(79)に取付けるもので、前記開閉カム(80)は両側面に爪開閉用の突起させた平坦状の閉カム面(80a)と、陥没させた開カム面(80b)を有すると共に、苗取出爪(23)の先端側外側に先端輪状部(81a)を遊嵌させる線状の苗押出部材(81)を摺動作するための円周カム面(80c)をカム(80)の外周面に有している。
【0019】
また前記苗取出アーム(36)は、一端側にL形状の左右揺動支点軸(82)及び揺動板(83)を介して前記苗取出爪(23)を一体支持させ、後端側のガイド体(84)を前記ブラケット(32)に一体的に固定するアームガイド板(85)のガイド溝(86)に係合させ、前記ロータリ入力軸(33)を中心とする出力軸(75)の公転時、前記苗取出アーム(36)の後端側をガイド溝(86)に沿って移動させて、トレイ(22)上方の苗取出位置と苗植付爪(25)上方の苗放出位置間で取出爪(23)を往復揺動させるように構成している。
【0020】
さらに、左右の苗取出爪(23)をそれぞれ取付ける左右の前記揺動板(83)に突出長さ調節自在に爪開閉部材である爪開閉ネジ体(87)を結合させ、該爪開閉ネジ体(87)の各内端側を、左右揺動板(83)間に張設する引張バネ(88)のバネ力で前記カム(80)両側面の開閉カム面(80a)(80b)に摺接させて、左右揺動板(83)を前記支点軸(82)を中心として揺動させてネジ体(87)を開カム面(80b)に摺接させるとき、苗取出爪(23)の先端側を開とさせて該爪(23)先端に挾持する苗の開放を行うと共に、前記苗押出部材(81)を取付ける苗押出操作板(89)の回転子(89a)と、カム(80)の円周カム面(80c)とのカム作用で苗押出部材(81)の輪状部(81a)を爪(23)先端側に押し下げて苗(N)を放出するように構成している。
【0021】
前記苗取出爪(23)の中心と苗植付爪(25)の中心とは左右方向に寸法(E)オフセットしていて、左右苗取出爪(23)(23)の中心間の距離(K)より、左右苗植付爪(25)(25)の中心間の距離(F)を大(F>K)に形成し、これら苗取出爪(23)と苗植付爪(25)との間にカップ形苗中継ガイド(90)を介設させ、苗取出爪(25)より放出された苗(N)を中継ガイド(90)を介し苗植付爪(25)に投入するように構成している。
【0022】
また図20に示す如く、前記カム(80)は突状閉カム面(80a)の作用終端の下り勾配面(80d)後方の一定角度(θ)範囲の中心位置を一定寸法(T)左右一側に偏位させてオフセット部(80e)に形成し、苗取出爪(23)の先端が閉より開に変わる苗(N)の放出初期、図19の仮想線に示す如く、爪(23)のネジ体(87)部分を苗植付爪(25)とは反対側に偏位させ、爪(23)先端側を苗植付爪(25)の中心方向に臨ませるように傾けて、取出爪(23)から植付爪(25)への苗(N)の受継ぎが良好に行われるように構成している。
【0023】
さらに、前記中継ガイド(90)は内側面を傾斜面(90a)に形成して円周の略1/4の形状とし、植付爪(25)の上方の機体前方側と内方側間となる爪(25)の中央を中心とした略90度範囲を覆う状態にガイド板(85)に支持され、取出爪(23)から放出された苗(N)が植付爪(25)の中心より前方側或いは内方側に外れる場合でも、該ガイド(90)の案内によって植付爪(25)の中心方向に苗(N)を適正に投入させるように構成している。
【0024】
図21に示すものは、前記揺動板(83)のネジ体(87)とナット(91)でもってネジ体(87)のカム(80)側の突出長さを変化させて、取出爪(23)を所定の傾斜姿勢とさせ、左右の取出爪(23)を傾斜させたまま苗(N)を取出し、該爪(23)から寸法(E)オフセットとした位置の植付爪(25)に適正に苗(N)を放出する構成を示すもので、この場合ネジ体(87)の調節後、前記セットゲージ(78)でクランクアーム(35)の取付位置を調節して、左右の取出爪(23)(23)の中心間の距離(K)を設定のものに調整する必要がある。
【0025】
図22に示すものは、前記苗植付爪(25)にあって植付アーム(46)のガイドローラ(92)を嵌合させる昇降ガイドレール(47)のガイド溝(93)の上端を後方側に傾斜させ傾斜溝部(93a)に形成して、植付爪(25)を上方の苗受取り位置まで上昇させるとき、前記溝部(93a)によって植付爪(25)を上部投入口(94)を後方に傾け取出爪(23)方向に臨ませて、苗取出爪(23)からの苗の受継ぎを一層確実なものとさせるように構成したものである。
【0026】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、苗載台(21)の苗トレイ(22)から、左右1対の苗取出爪(23)(23)によって取出した苗(N)(N)を、左右一対の苗植付爪(25)(25)に受継いで植付ける移植機において、前記苗取出爪(23)(23)及び左右苗植付爪(25)(25)は、1つの苗載台(21)の苗トレイ(22)に対し、一定の間隔を有して左右に各2つ並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(22)から、左右一対の苗取出爪(23)(23)により2条分の苗取りを行うと共に、左右一対の苗植付爪(25)(25)により同時2条の植付けを行う構成とし、苗放出位置の苗取出爪(23)の先端側を苗植付爪(25)方向である左右方向に傾斜させると共に、苗取出爪(23)より放出された苗(N)を、苗植付爪(25)に落下案内する苗中継ガイド(90)を、苗植付爪(25)の上方に設けたので、苗取出爪(23)から苗植付爪(25)への苗受継ぎ時には、苗植付爪(25)の内側面に苗(N)を直接当てることなく、中継ガイド(90)を介し苗植付爪(25)の中心方向に適正に苗(N)を投入して、苗姿勢不良や苗(N)の根鉢崩れなどの発生を防止し、苗受継時の精度を向上させることができるものである。
【0027】
請求項2においては、左右の苗取出爪(23)を開閉動作する爪開閉カム(80)を設けると共に、苗取出爪(23)の苗放出時、苗取出爪(23)を苗植付爪(25)の中心方向に傾動させるオフセット部(80e)を爪開閉カム(80)に設けたものであるから、既存の開閉カム(80)を有効利用して経済的に苗受継時の精度を向上させることができるものである。
【0028】
請求項3 においては、爪開閉カム(80)のカム面(80a)(80b)に当接して苗取出爪(23)を開閉する爪開閉部材(87)を設け、爪開閉部材(87)の作用長さの調節でもって、左右苗取出爪(23)の苗植付爪(25)方向に対する傾斜を調整するものであるから、既存の爪開閉部材(87)を用いて経済的に苗受継時の精度を向上させることができるものである。
【0029】
請求項4 においては、苗植付爪(25)の苗受継時、苗植付爪(25)の上部投入口を苗取出爪(23)方向に傾動させるものであるから、苗取出爪(23)及び苗植付爪(25)の両方の傾動でこれらの中心を正確に略一致させて、苗受継時の精度を一層向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移植部の平面説明図である。
【図2】 移植機の全体側面図である。
【図3】 移植機の全体平面図である。
【図4】 移植機の全体背面図である。
【図5】 移植部の側面説明図である。
【図6】 苗取出爪部の駆動説明図である。
【図7】 苗取出爪部の平面説明図である。
【図8】 苗植付爪部の駆動説明図である。
【図9】 苗植付爪部の平面説明図である。
【図10】 苗載台の駆動説明図である。
【図11】 横送りの説明図である。
【図12】 トレイと横送り位置の関係を示す説明図である。
【図13】 苗取出爪の取付位置の調節説明図である。
【図14】 爪セットゲージの説明図である。
【図15】 苗植付状態を示す説明図である。
【図16】 苗受継部の説明図である。
【図17】 苗取出爪と苗植付爪のオフセット状態を示す説明図である。
【図18】 中継ガイドの平面説明図である。
【図19】 苗取出爪の説明図である。
【図20】 爪開閉カムの説明図である。
【図21】 苗取出爪の説明図である。
【図22】 苗植付爪の傾斜構成を示す説明図である。
【符号の説明】
(21) 苗載台
(22) 苗トレイ
(23) 苗取出爪
(25) 苗植付爪
(80) 爪開閉カム
(80a)(80b) カム面
(80e) オフセット部
(87) ネジ体(爪開閉部材)
(90) 苗中継ガイド
(N) 苗

Claims (4)

  1. 苗載台(21)の苗トレイ(22)から、左右1対の苗取出爪(23)(23)によって取出した苗(N)(N)を、左右一対の苗植付爪(25)(25)に受継いで植付ける移植機において、
    前記苗取出爪(23)(23)及び左右苗植付爪(25)(25)は、1つの苗載台(21)の苗トレイ(22)に対し、一定の間隔を有して左右に各2つ並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(22)から、左右一対の苗取出爪(23)(23)により2条分の苗取りを行うと共に、左右一対の苗植付爪(25)(25)により同時2条の植付けを行う構成とし、
    苗放出位置の苗取出爪(23)の先端側を苗植付爪(25)方向である左右方向に傾斜させると共に、苗取出爪(23)より放出された苗(N)を、苗植付爪(25)に落下案内する苗中継ガイド(90)を、苗植付爪(25)の上方に設けたことを特徴とする移植機。
  2. 請求項1記載の移植機において、左右の苗取出爪(23)を開閉動作する爪開閉カム(80)を設けると共に、苗取出爪(23)の苗放出時、苗取出爪(23)を、苗植付爪(25)の中心方向に傾動させるオフセット部(80e)を爪開閉カム(80)に設けたことを特徴とする移植機。
  3. 請求項1記載の移植機において、爪開閉カム(80)のカム面(80a)(80b)に当接して苗取出爪を開閉する爪開閉部材(87)を設け、爪開閉部材(87)の作用長さの調節でもって、左右苗取出爪(23)の苗植付爪(25)方向に対する傾斜を調整するように設けたことを特徴とする移植機。
  4. 請求項1記載の移植機において、苗植付爪(25)を上方の苗受取り位置まで上昇させるとき、苗植付爪(25)の上部投入口(94)を後方に傾動し、取出爪(23)方向に臨ませるように構成したことを特徴とする移植機。
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