JP3780580B2 - 半導体記憶装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

半導体記憶装置及びそれを用いた電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、特にデバイデッドワード線方式の半導体記憶装置及びそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
この種の半導体記憶装置は、例えば特開昭62-75996号、特開昭64-64192号等により公知である。
【0003】
この一例を図13(A)(B)、図14に示す。図13は従来のデバイデッドワード線方式の半導体記憶装置を示す概略ブロック図、同図(B)は、同図(A)のメモリセル領域の一部を拡大したブロック図である。図14は、図13(A)の半導体記憶装置のメインロウデコーダ402の一部を示す回路図である。これらの各図を参照しながら従来技術について説明する。
【0004】
図13(A)において、並列配置されたメモリセルブロック400の中央には、メインロウデコーダ402が配置され、各メモリセルブロック400毎にサブロウデコーダ404が配置されている。そして、メインロウデコーダ402に基づき、複数のメインワード線406の中から1本を選択し、サブロウデコーダ404に基づき、選択された1本のメインワード線406に従属する複数のサブワード線408の中から1本を選択する。
【0005】
ここで、メインロウデコーダ402によりメインワード線406を選択する機構について、図14を用いて説明する。図14の装置では、メインロウデコーダであるNORゲートNOR1、インバータ2つを直列接続したメインワード線駆動用のドライバDRR・DRL、を有する。また、NORゲートNOR1の入力は、メインロウアドレス信号線MRALに接続されている。
【0006】
そして、メインロウアドレス信号線MRAL中のNORゲートNOR1の入力に接続される信号線全てがLowレベル(以下「L」)の時にのみ、NORゲートNOR1出力がHighレベル(以下「H」)になり、メインワード線406が活性化される。尚、MRAL中のNORゲートNOR1の入力に接続される信号線の1本でも「H」であれば、そのNORゲートNOR1の出力は「L」になる。したがって、メインワード線406は選択状態で「H」、非選択状態では「L」になる。
【0007】
次に、サブロウデコーダ404によりサブワード線408を選択する機構について、図13(B)を用いて説明する。
【0008】
図13(B)において、メモリセルブロック400内に配置されたメモリセルMCには、データの入出力を行うビット線BL・/BL及びサブワード線408が接続されている。また、ビット線BL・/BLの一端には、メモリセルMCの非選択期間中にビット線BL・/BLをチャージするプリチャージ回路PCCが接続されている。更に、サブロウデコーダ404の入力には、メインワード線406の経路途中から分岐する線と、サブロウアドレス信号線SRALとが接続されている。
【0009】
そして、活性化されたメインワード線406に従属する複数のサブワード線408の中から1本を選択するには、サブロウアドレス信号線SRALにて供給されるアドレス信号に基づいてサブワード線408の1本が活性化される。
【0010】
ここで、予め非選択時にビット線BL・/BLをプリチャージ回路PCCにより電位レベルを「H」レベルにしておく。このようにプリチャージを行うのは、高速化、高安定化の一手法であり、特にデータ読み書き動作時におけるビット線容量をチャージする時間を短縮するという効果がある。そして、ビット線BL・/BLの活性、サブワード線408の活性によりメモリセルMCが選択される。
【0011】
ところで、デバイデッドワード線方式の半導体記憶装置では、一般に、高集積化の観点からサブワード線、メインワード線、ビット線を異なる配線層で、かつ、ビット線とメインワード線とが交差する配置のデバイス構造に形成される。しかも、ビット線とメインワード線は、配線長が長くなるために抵抗をできるだけ低くできる金属配線にて形成される。
【0012】
例えばポリシリコン2層・アルミ2層の構成では、Si基板の上に形成される配線層の1層目、2層目をポリシリコン層にて形成し、3層目、4層目をアルミ層にて形成する。そして、例えば3層目をビット線、4層目をメインワード線として使用するようにレイアウトする。
【0013】
しかしながら、上記のようなデバイス構造であるために、以下に示す問題点が発生した。
【0014】
すなわち、製造工程中のパーティクル等の問題で、ビット線の金属層とメインワード線の金属層とが交差するポイントの層間膜中に異物が混入し、この領域でビット線とメインワード線とにショートが発生するという問題点があった。
【0015】
ここで、ショートが発生すると、図16に示すように、待機時のビット線電位が予めプリチャージ回路430にて常時ON状態(「H」レベル)に設定されるタイプの回路では、非選択時にメインワード線406が「L」レベル、ビット線BLが「H」レベルとなるために、図示のようにビット線BLからメインワード線406へ電流が流れるという問題点がある。
【0016】
上記のような電流が流れると、ショートしたビット線に接続されているメモリセル、及びショートしているメインワード線が選択するサブワード線に従属するメモリセルが動作不良となるという問題点がある。
【0017】
この動作不良は冗長回路で救済できるものの、救済後は問題のメインワード線は常時「L」レベル(非選択)、ビット線は常時「H」レベル(非選択)に固定されるため、例えば通常0.5μA程度しか流れないメモリセル領域に、ショートによる電流例えば1mA・2mA等の過電流が流れ続け、特にSRAM等で待機時の消費電流を低く抑えることを求められるメモリセルについては、消費電流の仕様又は規格を満たすことができないため、良品を得られないという問題点がある。
【0018】
さらに、図15に示すような提案がなされている。図15は従来の半導体記憶装置のサブロウデコーダの一部を示す回路図であり、「“A 21mW 4Mb CMOS SRAM for Battery Operation”ISSCC DIGEST OF TECHNICAL PAPERS ,WPM3.1、pp46〜47,Mar.1991」に記載された図の概略を示している。
【0019】
同図において、相補の対で構成されたメインワード線410、412、サブワード線414、サブロウデコーダ420、を有する。サブロウデコーダ420はPchトランジスタ424、Nchトランジスタ422、426で構成され、Pchトランジスタ424とNchトランジスタ422とは各々ソース電極同士、ドレイン電極同士が並列接続される。また、ソース電極側はサブワード線414、ドレイン電極側はサブロウアドレス信号線SRALの1本に接続される。Nchトランジスタ422のゲート電極はメインワード線410(「H」で選択状態)に接続され、Nchトランジスタ426のゲート電極はメインワード線412(「L」で選択状態)に接続されている。Nchトランジスタ426は、ソース電極を接地線に、ドレイン電極をサブワード線414に、ゲート電極はメインワード線412に接続されている。尚、ビット線は「H」にプリチャージされている。
【0020】
そして、メモリセルMCが非選択の時、メインワード線410は「L」、メインワード線412は「H」である。よって、Pchトランジスタ424、Nchトランジスタ422はオフ、Nchトランジスタ426はオンになる。このため、サブワード線414は、Nchトランジスタ426により「L」になる。
【0021】
メモリセルMCの選択時には、メインワード線410は「H」、メインワード線412は「L」、サブロウアドレス信号線SRALが「H」になる。このため、Pchトランジスタ424、Nchトランジスタ422がオンしてサブワード線414は「H」になる。
【0022】
しかしながら、図15の装置では、以下のような問題点が生じる。
【0023】
(1)2本のメインワード線410・412が形成されているものの、仮にショートが発生した場合、メインワード線412には電流は流れなくても、メインワード線410には電流が流れる状態が存在し得るため、上記同様の問題が発生する可能性がある。
【0024】
(2)Nchトランジスタ422がオンして非選択期間中にSRALからの信号がサブワード線414へ伝達されてしまいメモリセルMCの誤動作を生じさせるという問題点がある。
【0025】
(3)配線層及び層間絶縁膜がさらに必要となる。この場合、層間絶縁層が薄いと、段差による断線が起こりやすくなる。それを避けるため、層間絶縁層を厚くすると、配線層同士を接続するためのコンタクトホールが深くなる。このためコンタクト抵抗が増加する。また、層厚が大きくなり、厚さ方向でチップサイズが大きくなるという問題点がある。仮に同層に形成しても、形成領域が大となる。また、製造工程数の増大、製造期間の長期化等によりコストがかかるという問題点がある。
【0026】
(4)メモリセルを選択する選択期間では、メインワード線412は「L」であるが、仮にショートが発生すると、メインワード線412は「L」に設定されているものの、ショート電流が発生し、一時的に「H」となることがあり、トランジスタ424がオフ、トランジスタ426がオンし、サブワード線の電位が降下し、選択が良好に行われないという問題点がある。また、これらメモリセル以外の他の素子の誤動作、素子破壊等を引き起こすという問題点がある。
【0027】
尚、上記文献には、これらの問題点については一切開示がない。
【0028】
本発明は、上記した技術の問題点を解決することを課題としてなされたものであって、その目的とするところは、メインワード線とビット線との層間に異物が形成されて、ショートが発生しても、ショート電流が流れるのを防止して、歩留り向上を図ることのできる半導体記憶装置及びそれを用いた電子機器を提供することにある。
【0029】
また、本発明の他の目的は、ショート電流に起因した誤動作、メモリセルの動作不良等を解消し、メモリセルの選択を良好に行うことのできる半導体記憶装置及びそれを用いた電子機器を提供することにある。
【0030】
また、本発明のさらに他の目的は、過電流の発生及びそれによるメモリセル以外の他の素子の誤動作、素子破壊等を防止して、しかも装置の小型化を実現できる半導体記憶装置及びそれを用いた含む電子機器を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体記憶装置は、複数列の一対のビット線と、N×n行のサブワード線と、前記複数列の一対のビット線と前記N×n行のサブワード線との各交差部に配設された複数の正規メモリセルと、を含み、前記サブワード線を行方向で複数にブロック分割してなる複数の正規メモリセルアレイブロックを有する。さらに、複数の前記正規メモリセルアレイブロックに亘ってN本設けられたメインワード線であって、いずれか1本の前記メインワード線を活性とすることで、該1本のメインワード線に従属するn本の前記サブワード線を選択可能とするN行のメインワード線を有する。さらに、複数の前記正規メモリセルアレイブロックに共用され、メイン行アドレス信号に基づいて、1本の前記メインワード線を選択するメイン行選択手段を有する。さらに、各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、ブロックアドレス信号に基づいて、一つの前記正規メモリセルアレイブロックを選択し、選択された一つの前記正規メモリセルアレイブロック内の前記サブワード線を選択するサブ行アドレス信号を出力するブロック選択手段を有する。さらに、各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、前記メイン行アドレス信号に基づいて選択された1本の前記メインワード線に従属するn本の前記サブワード線の中から、前記サブ行アドレス信号に基づいて、1本の前記サブワード線を選択するサブ行選択手段を有する。前記複数列の一対のビット線をプリチャージするプリチャージ手段を有する。ここで、前記メイン行選択手段は、ロウレベル電位で1本の前記メインワード線を活性に設定して該1本の前記メインワード線を選択し、プリチャージされた前記複数列の一対のビット線の電位とほぼ等しいハイレベル電位で他の前記メインワード線を非活性に設定する第1の設定手段を有し、前記サブ行選択手段は、1本の前記メインワード線と1本の前記サブワード線との間に配設され、前記1本のメインワード線がハイレベル電位である時に、前記メインワード線に従属する前記n本のサブワード線を非活性にするN個の第2の設定手段を有し、N個の前記第2の設定手段は、前記1本のメインワード線の信号を入力して該信号の反転信号を出力するn個の反転素子と、前記反転素子の出力がロウレベル電位の時に、前記1本のサ ブワード線を非活性にするn個のスイッチ手段と、を有する。
【0032】
本発明によれば、(1)メインワード線の電位レベルを非活性時はハイレベル電位、活性時はロウレベル電位とし、非活性時のメインワード線の電位は、プリチャージされたビット線の電位にほぼ等しい電位となる。これにより、メインワード線が非活性時(正規メモリセルを選択しない非選択時)に、ビット線とメインワード線とがショートしても、メインワード線にショート電流が流れない。
【0033】
また、この時、メインワード線の電位がハイレベル電位であっても、サブワード線は活性化されないので、不良となった正規メモリセルは選択されない。そのため、例えば冗長メモリセルを具備するような記憶装置であれば、この時に冗長メモリセルを選択するようにしておくことで、良好に冗長メモリセルが選択されるため、良品を得ることができる。さらに、電流不良は考慮せずに冗長メモリセルを用いて正規メモリセル等の動作不良が救済でき、良品を得られる。
【0035】
本発明によれば、以下の作用効果を有する。
【0036】
(1)第1の設定手段により、メインワード線の電位レベルを非活性時はハイレベル電位、活性時はロウレベル電位とし、非活性時のメインワード線の電位は、プリチャージされたビット線の電位にほぼ等しい電位となる。これにより、メインワード線が非活性時(正規メモリセルを選択しない非選択時)に、ビット線とメインワード線とがショートしても、メインワード線にショート電流が流れない。
【0037】
この時、第2の設定手段により、メインワード線の電位がハイレベル電位であっても、サブワード線は活性化されないので、不良となった正規メモリセルは選択されない。そのため、例えば冗長メモリセルを具備するような記憶装置であれば、この時に冗長メモリセルを選択するようにしておくことで、良好に冗長メモリセルが選択されるため、良品を得ることができる。さらに、電流不良は考慮せずに冗長メモリセルを用いて正規メモリセル等の動作不良が救済でき、良品を得られる。
【0038】
(2)メインワード線がハイレベル電位で非活性となった時は、反転素子の出力はロウレベル電位となる。ここで、スイッチ手段により、反転素子の出力がロウレベル電位時に、サブワード線を非活性にして、不良となった正規メモリセルの選択を防止することとなる。しかも、スイッチ手段により、正規メモリセルを選択しない時には、サブワード線の電位を接地線電位として、非活性化を確実に行うことができる。
【0039】
(3)第1の設定手段は、複数のメモリセルアレイブロックに対して共用でき、各ブロック毎に設ける必要がなく、レイアウトの縮小も可能となる。
【0040】
また、本発明では、前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のサブ行アドレス信号線を有する。前記スイッチ手段は、前記1本のメインワード線が活性であって、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線が活性の時に、前記1本のサブワード線を活性化する第1のスイッチを有する。さらに、前記1本のメインワード線の非活性時に、前記反転素子の出力に基づいて、前記1本のサブワード線を接地電位に引き下げて非活性化する第2のスイッチを有する。
【0041】
本発明によれば、ショートが発生しない場合は、第1のスイッチにより、メインワード線が活性(ロウレベル電位)、サブ行アドレス信号線が活性(ハイレベル電位)の時には、サブワード線を活性化(ハイレベル電位)させて、正規メモリセルを通常通りに、良好に選択できる。
【0042】
また、ショートが発生した場合は、第2のスイッチにより、メインワード線が非活性化(ハイレベル電位)、サブワード線を非活性(ロウレベル電位)にして正規メモリセルの使用可能状態を防止できる。これにより、冗長メモリセルを選択することで、救済が行える。また、メインワード線にショート電流が流れるのを防止し、正規メモリセルの動作不良の防止、過電流の流入等を反転素子により防止できる。
【0043】
また、本発明では、前記第1のスイッチは、前記1本のサブワード線と前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線との間に論理ゲート又は高集積化の観点からすればトランスファーゲートで形成することが好ましい。この前記トランスファーゲートの第1の制御端子は、前記1本のメインワード線に接続される。また、前記トランスファーゲートの第2の制御端子は、前記反転素子の出力に接続され、前記1本のサブワード線と前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線との間の導通が制御される。
【0044】
本発明によれば、正規メモリセル選択時には、トランスファーゲートのオン動作により、サブ行アドレス信号に基づいて、サブワード線を選択することで、正規メモリセルの選択が可能となる。また、メインワード線の電位によりサブ行アドレス信号のサブワード線への入力を良好に行い、スイッチング動作を確実に行うことができる。さらに、ショートが発生して、不良となった正規メモリセルを選択しない時は、トランスファーゲートのオフ動作により、サブ行アドレス信号を供給を阻止して、不良となった正規メモリセルは選択されない。そして、これらの切換動作をトランスファーゲートのオンオフ動作により良好に行うことができる。また、素子の簡略化、レイアウト面積の縮小が図れる。
【0045】
また、本発明では、前記第2のスイッチは、前記サブワード線と接地線との間に接続され、前記反転素子の出力に基づいて制御されるスイッチング素子であることが好ましい。該スイッチング素子としては、Nchトランジスタを使用するのが適当であるが、Pchトランジスタやバイポーラトランジスタ等の素子でも良い。図3ではPchトランジスタを使用した例を示してある。このようなスイッチング素子により、サブワード線の電位を確実に接地電位にして、サブワード線内の余剰電流を吐き出すことができる。
【0046】
また、本発明では、前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のサブ行アドレス信号線を有する。前記第2の設定手段は、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線の出力と、前記反転素子の出力とを入力し、1本の前記メインワード線が活性であって、それに従属する1本の前記サブ行アドレス信号線が活性の時に、前記1本のサブワード線を活性化し、前記1本のメインワード線の非活性の時に、前記1本のサブワード線を非活性化するゲート手段を有する。
【0047】
本発明によれば、サブ行アドレス信号線の論理とメインワード線の論理でゲート手段が動作されるので、サブワード線の活性・非活性を確実に行うことができる。したがって、ショート電流発生時に、メインワード線がハイレベル電位となっても、サブワード線はロウレベル電位となって、かつ、サブ行アドレス信号線の信号も伝達されず、サブワード線は非活性となって、不良となった正規メモリは選択されずに済む。
【0048】
また、本発明の半導体記憶装置の他の態様によれば、複数列の一対のビット線と、N×n行のサブワード線と、前記複数列の一対のビット線と前記N×n行のサブワード線との各交差部に配設された複数の各正規メモリセルと、を含み、前記サブワード線を行方向で複数にブロック分割してなる複数の正規メモリセルアレイブロックを有する。さらに、各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に配置され、前記正規メモリセルの不良メモリセルに対して代用される冗長メモリセルを含む冗長メモリセルアレイブロックを有する。さらに、複数の前記正規メモリセルアレイブロック及び前記冗長メモリセルアレイブロックに亘ってN本設けられたメインワード線であって、いずれか1本の前記メインワード線を活性とすることで、該1本のメインワード線に従属するn本の前記サブワード線を選択可能とするN行のメインワード線を有する。さらに、複数の前記正規メモリセルアレイブロックに共用され、メイン行アドレス信号に基づいて、1本の前記メインワード線の電位をハイレベル電位に設定して該1本の前記メインワード線を選択し、選択されない前記メインワード線の電位をローレベル電位に設定するメイン行選択手段を有する。さらに、各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、ブロックアドレス信号に基づいて、一つの前記正規メモリセルアレイブロックを選択し、選択された一つの前記正規メモリセルアレイブロック内の前記サブワード線を選択するサブ行アドレス信号を出力するブロック選択手段を有する。さらに、各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、前記メイン行アドレス信号に基づいて選択された1本の前記メインワード線に従属するn本の前記サブワード線の中から、前記サブ行アドレス信号に基づいて、1本の前記サブワード線を選択するサブ行選択手段を有する。さらに、前記複数列の一対のビット線をプリチャージするプリチャージ手段を有する。さらに、前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化されるサブ行アドレス信号線を有する。ここで、前記ブロック選択手段は、前記冗長メモリセルを選択する冗長選択信号に基づき、不良となった前記正規メモリセルを前記冗長メモリセルアレイブロック内の前記冗長メモリセルに切り換え変更する変更手段を有する。前記メイン行選択手段は、前記変更手段による変更時に、不良となった前記正規メモリセルの選択に使用される前記メインワード線の電位を、プリチャージされた前記一対のビット線の電位にほぼ等しいハイレベル電位に常時設定する電位設定手段を有する。前記サブ行選択手段は、不良となった前記正規メモリセルの選択を禁止する時に活性となる禁止信号に基づき、不良となった前記正規メモリセルに接続されたn本のサブワード線を常時非活性化にする制御手段を有する。さらに、前記電位設定手段は、前記変更手段による変更時に、不良となった前記正規メモリセルが接続され前記メインワード線の電位を、プリチャージされた前記ビット線の電位に常にほぼ等しくなるように電位に設定する第1の電位設定手段と、前記変更手段による変更前に、前記メイン行アドレス信号の出力に基づき、1本の前記メインワード線をハイレベル電位に設定して、前記正規メモリセルを選択可能な状態に設定する第2の電位設定手段と、前記第1、第2の電位設定手段の一方を有効とするように切り換える切換手段と、を含む。
【0049】
この発明においても、上述の発明と同様に、正規メモリセルの非選択時に、ビット線の電位に、メインワード線の電位を等しく設定せしめる電位設定手段を設けたことで、仮にビット線層とメインワード線層との層間に異物が形成されてビット線とメインワード線にショートが発生しても、過剰な電流がメモリセルアレイブロック内に流れることはない。このため、冗長メモリセルが良好に駆動して歩留まりが向上する。また、他の素子の誤動作等も防止できる。
【0050】
また、変更手段が設けてあることから、ショートがない場合には、通常通り、メインワード線をハイレベルにすることで、サブワード線を活性化して正規メモリセルの選択が可能である。すなわち、メインワード線とビット線とがショートすることによって、変更手段により、動作不良となっている正規メモリセルを冗長メモリセルで救済する場合にのみ、電位設定手段により、正規メモリセルを選択していたメインワード線をハイレベル電位に固定する。
【0051】
そして、制御手段により、不良となった正規メモリセルが従属されるサブワード線を非活性にする事でショート電流の流入の防止及び正規メモリセルの誤動作等の防止ができ、動作不良を冗長メモリセルを用いて救済することで良品を得られるので、歩留り向上を図ることができる。尚、この時、制御手段には、正規メモリセルの選択を禁止する禁止信号が供給されるので、サブ行アドレス信号の論理に拘わらず、正規メモリセルの選択を防止できる。
【0053】
本発明によれば、第1の電位設定手段により、ショートが発生した場合に、メインワード線の電位レベルを例えばハイレベルとすれば、その電位に固定しておくことで、ショート電流が流れるのを防止できる。また、第2の電位設定手段により、通常動作、すなわち正規メモリセルを選択する時では、メインワード線の電位をハイレベル、選択しない時はロウレベルとすることで実行できる。したがって、ショートが発生した場合にのみ、切換手段により第2の電位設定手段の使用を中止して、第1の電位設定手段を使用すれば、ショート対策が有効となる。
【0054】
また、本発明では、メイン行選択手段に接続されて、前記メイン行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のメイン行アドレス信号線を有する。前記切換手段は、接地線と第1の電源との間に介在接続されたプログラム素子を有する。前記第2の電位設定手段は、第2の電源と1本の前記メインワード線との間に介在され、第1の制御端子が前記プログラム素子に接続された第1のスイッチ手段を有する。前記第1の電位設定手段は、前記少なくとも1本のメイン行アドレス信号線と前記メインワード線との間に介在され、第2の制御端子が前記プログラム素子に接続された第2のスイッチ手段を有する。
【0055】
本発明によれば、冗長メモリセル選択時には、プログラム素子例えばヒューズを切断することで、常にメインワード線をハイレベル電位にすることができる。尚、通常動作の場合は、メインワード線がハイレベル電位でサブワード線を活性化できるので、ヒューズを切断しないことで、正規メモリセルの選択を行うことができる。
【0056】
また、本発明では、前記制御手段は、1本の前記メインワード線と1本の前記サブワード線との間に設けられ、前記禁止信号が活性であるときに、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号の論理に拘わらず、前記1本のサブワード線を非活性とするゲート手段を有する。
【0057】
本発明によれば、メインワード線の論理に依存できる。すなわち、メインワード線がハイレベル電位では、禁止信号を阻止して、正規メモリセルの選択を可能とし、メインワード線がロウレベルでは、禁止信号を出力して、正規メモリセルの選択を阻止できる。このように、ゲート手段により制御手段の論理を簡略化できる。
【0058】
また、本発明では、前記ビット線と前記メインワード線とが層間絶縁膜を介して形成される。これにより、ビット線とメインワード線が金属層で形成されても、その交差する部分での絶縁が確実に行えるが、仮に製造中に異物が混入して、ショートが上記メインワード線とビット線との間に発生しても問題が生じず、良品を得て半導体記憶装置を使用することができる。
【0059】
また、本発明に係る電子機器は、上記のような半導体記憶装置を有する。これにより、半導体記憶装置内に、製造過程で複数の各ショート領域が発生しても、良品として使用できるので、使えるチップ数が増大して無駄がなくなり、歩留まりの向上、品質向上等が図れると共に、電子機器の記憶装置としても好適に使用することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について図面を参照して具体的に説明する。
【0061】
[実施の形態1]
<全体構成>
先ず、本発明の特徴的な構成である第1、第2の設定手段等に先立って、半導体記憶装置の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本例の半導体記憶装置のメモリセルアレイのブロック分割を示す概略説明図、図2は図1に示すメモリセルアレイブロックの中の2つを拡大して示す概略説明図である。
【0062】
本例の半導体記憶装置は、図1に示すように、列方向でブロック分割して形成され、複数例えばブロック番号0〜15の16個のメモリセルアレイブロック10と、ブロック番号7・8のメモリセルアレイブロック10・10間に介在されるメイン行選択手段としてのメインロウ選択デコーダ40と、各メモリセルアレイブロック10・10間に一対に配置されるサブ行選択手段としてのサブロウ選択デコーダ群50・50と、図2に示すように、列冗長メモリセルアレイブロック20、メインワード線30、サブワード線32、ブロック選択手段としてのブロック選択デコーダ60、カラム選択デコーダ70、ブロック制御回路80、センスアンプ90、を含み構成される。
【0063】
メモリセルアレイブロック10には、図2に示すように、プリチャージされる複数例えば64列の一対のビット線BL・/BLと、256×4の計1024本のサブワード線32と、一対のビット線BL・/BLとサブワード線32との各交差部にてそれぞれに接続され、複数例えば1024×64個配設される正規メモリセル12と、正規メモリセル12のVDD側部位に配置される複数例えば8×64個の行冗長メモリセル13と、カラムゲート14等を含み構成される。尚、行冗長メモリセル13は、正規メモリセル12の横行に生じる不良メモリセルに対して代用される。
【0064】
列冗長メモリセルアレイブロック20は、各々のメモリセルアレイブロック10毎に配置され、正規メモリセル12の縦列に生じる不良メモリセルに対して代用される列冗長メモリセル22を含む。
【0065】
メインワード線30は、メモリセルアレイブロック10及び冗長メモリセルアレイブロック20に亘って複数例えば256本設けられ、いずれか1本が活性になることでサブワード線32を選択可能とするものである。尚、256本のメインワード線30は16個のメモリセルアレイブロック10に共用される。また、本例では、行冗長メモリセル13に接続される2本の冗長メインワード線30′、8本の冗長サブワード線32′及び各々16組の冗長ビット線BL・/BLも配置されている。
【0066】
メインロウ選択デコーダ40は、256本のメインワード線30に接続されて、複数のメモリセルアレイブロック10に共用される。また、メインロウ選択デコーダ40には、メイン行アドレス信号が導通される図示しない複数のメイン行アドレス信号線が接続される。そして、このメイン行アドレス信号線を介して供給される上位のメイン行アドレス信号A8〜A11、A13〜A16に基づいて、1本のメインワード線30が活性化されて選択がなされる。
【0067】
サブロウ選択デコーダ50は、各々のメモリセルアレイブロック10毎に設けられ、サブ行アドレス信号に基づいて、選択された1本のメインワード線30に従属する例えば4本のサブワード線32の中から1本のサブワード線32を選択する機能を有する。1024本のサブワード線32は、各ブロック10毎に設けられたサブロウ選択デコーダ50に接続されている。また、サブロウ選択デコーダ50には、サブ行アドレス信号が導通される複数のサブ行アドレス信号線34が接続される。サブロウ選択デコーダ50の詳細については後述する。
【0068】
ブロック選択デコーダ60は、16個のメモリセルアレイブロック10毎に設けられる。そして、ブロック選択アドレス信号A3〜A6のいずれか2つの信号と、サブワード線32を選択する下位のサブ行アドレス信号とが入力され、ブロック選択アドレス信号A3〜A6に基づいて、いずれか一つのメモリセルアレイブロック10を選択する機能を有する。また、選択された一つのメモリセルアレイブロック10内のサブワード線32を選択するサブ行アドレス信号を出力する機能を有する。さらに、このブロック選択デコーダ60には被昇圧ラインVLINE1が接続されている。
【0069】
また、ブロック選択デコーダ60は、ブロック選択アドレス信号A3〜A6のいずれか2つの信号例えばA3・A5が入力されるナンドゲート回路にて構成されるのが好ましい。そして、サブロウ選択デコーダ50とブロック選択デコーダ60との間には、サブ行アドレス信号により活性化されるサブ行アドレス信号線34が形成されている。
【0070】
さらに、ブロック選択デコーダ60は、図2に示すように、変換手段62をも含んで構成される。この変換手段62は、冗長メモリセル22を選択する冗長選択信号JSSに基づき、不良となった正規メモリセル12に代えて、列冗長メモリセルアレイブロック20の冗長メモリセル22を選択する機能を有する。
【0071】
また、上記2つの信号A3、A5が入力されると、ブロック選択デコーダ60は、論理「H」のブロック選択信号BSSを出力し、このブロック選択信号BSSは、ブロツク制御回路80を介してメモリセルアレイブロック10に入力される。
【0072】
ビット線対BL・/BLは、カラムゲート14を介して、信号データ線BLL,/BLLに接続されている。
【0073】
ビット線と共通データ線(差動増幅器へデータを伝達する信号線。複数のビット線が共有する)とを接続するカラムゲート14が接続されている。
【0074】
カラム選択デコーダ70は、NANDゲート等にて構成され、カラム選択信号をカラムゲート14へ供給することでカラムゲート14を駆動する機能を有する。カラム選択デコーダ70には、ブロック選択信号BSSと列アドレス信号A0〜A2が入力され、1ブロック10内の8組の一対のビット線BL・/BLを同時に選択する信号をカラムゲート14に出力する。すなわち、図1のように、1つのメモリセルアレイブロック10内は、同時に選択される8組のビット線対毎にカラム番号0〜7に8分割されている。
【0075】
ブロック選択信号BSSは、ブロック選択デコーダ60にて生成され、ブロック制御回路80を経由してカラム選択デコーダ70に入力される。また、列冗長メモリセルアレイブロック20の冗長メモリセル22を選択する冗長選択信号JSSは、ブロック選択デコーダ60を介して冗長カラムゲート24に入力されることで、冗長カラムゲート24を駆動して冗長ビット線BL・/BLの選択がなされる。尚、列冗長メモリセル22を選択するのに、行方向でのメインワード線30の選択は上記同様アドレス信号に基づいて行う。
【0076】
信号データ線BLL・/BLLは、センスアンプ90を介して、リードバス92及びライトバス94に接続されている。
【0077】
このように、1ブロック内の1本のサブワード線32が、ブロックアドレス信号A3〜A6、メイン及びサブの行アドレス信号A7〜A16に基づいて活性化され、1ブロック内の8組の一対のビット線BL,/BLが、ブロックアドレス信号A3〜A6及び列アドレス信号A0〜A2にて選択されることで、行方向の8つのメモリセル10に対して同時にデータを読み書きすることができる。
【0078】
<第1の設定手段を含むサブロウ選択デコーダ群、第2の設定手段を含むメインロウ選択デコーダについて>
ここで、第1の設定手段を含むサブロウ選択デコーダ50、第2の設定手段を含むメインロウ選択デコーダ40について、図3を用いて説明する。図3は、図1の半導体記憶装置の一部を拡大したブロック図である。
【0079】
同図において、プリチャージ手段としてのプリチャージ回路16、互いに相補なビット線BL・/BL、メインワード線30、サブワード線32、メインロウ選択デコーダ40、サブロウ選択デコーダ群50、等が構成されている。
【0080】
図1、図2に示されたメインロウ選択デコーダ40は、図3に示すように、第1の設定手段42を含む。
【0081】
第1の設定手段42は、メインワード線30に接続され、正規メモリセル12に不良が発生して冗長メモリセル22に切換選択する場合であって、不良となり非選択となった正規メモリセル12が従属されるメインワード線30の電位を、プリチャージされた一対のビット線BL・/BLの電位「H」に等しい電位「H」に設定する機能を有する。したがって、メインワード線30の電位は、正規メモリセル12を選択する場合は、「L」(活性化)であり、選択しない場合は、「H」(非活性化)となる。
【0082】
また、図1、図2に示されたサブロウ選択デコーダ群50は、図3に示すように、複数例えば4段の第2の設定手段52を含んで構成される。
【0083】
第2の設定手段52は、第1の設定手段42の設定時に、メインワード線30と少なくとも1本のサブワード線32との間に配設され、不良が発生したメインワード線30と少なくとも1本のサブワード線32とが相反する電位に設定される機能を有し、反転素子54、スイッチ手段55、を含み構成される。
【0084】
反転素子54は、スイッチ手段55とメインワード線30との間に接続され、メインワード線30の信号を反転してスイッチ手段55に供給する機能を有し、例えばインバータ等にて形成される。
【0085】
スイッチ手段55は、サブワード線32を活性・非活性に切換る機能を有し、サブワード線32を非活性化し接地電位にする第2のスイッチとしてのスイッチング素子例えばPchトランジスタ56と、サブワード線32を活性化する第1のスイッチとしてのトランスファーゲート58と、を含み構成される。尚、該スイッチング素子としては、サブワード線を接地電位にする場合ではNchトランジスタを使用するのが適当であるが、Pchトランジスタやバイポーラトランジスタ等の素子でも良い。図3ではPchトランジスタを使用した例を示してある。
【0086】
Pchトランジスタ56は、接地線とサブワード線32との間に配設され、メインワード線30の非選択時に、サブワード線32の電位を接地電位に引き下げて「L」レベルにするディスチャージ用トランジスタである。このため、Pchトランンジスタ56の制御端子であるゲート電極は、反転素子54の出力に接続されている。
【0087】
トランスファーゲート58は、サブワード線32とサブ行アドレス信号線34との間に設けられ、第1の制御端子がメインワード線30に接続され、第2の制御端子がPchトランジスタ56のゲート電極と反転素子54の出力とに各々接続され、サブワード線32とサブ行アドレス信号線34との間の導通を制御する機能を有し、Nchトランジスタ58a、Pchトランジスタ58bを含み構成される。また、Pchトランジスタ58bのゲート端子はメインワード線30に接続され、Nchトランジスタ58aとPchトランジスタ56のゲート端子はインバータ54を介してメインワード線30に接続される。また、第2のスイッチとしてトランスファーゲート58を採用することで、構成素子数を減らして高集積化が容易になされる。
【0088】
ここで、ビット線BL・/BLとメインワード線30、サブワード線32は実際の配置でも交差しており、ビット線とメインワード線30はメタル配線層の1層目、2層目をそれぞれ使用しているとする(詳細は実施の形態4)。
【0089】
プリチャージ回路16は、ビット線BLの一端にNchトランジスタ18−1・18−2を介して電源電位に接続しており、Nchトランジスタ18−1・18−2の各ゲート端子は電源電位に接続されている。尚、ビット線プリチャージ回路16をNchトランジスタ18で構成しているが、Pchトランジスタ、PchとNchを組み合わせたもの等で構成しても良い。
【0090】
<動作について>
次に、上述した構成を有するメモリの動作について図3を用いて説明する。図3では、×印は、メインワード線30とビット線BLの交差ポイントで異物によるショートが発生していることを示す。
【0091】
ショートがない通常状態では、メインワード線30が非選択時で「H」になると、トランスミッションゲート58がオフ、Pchトランジスタ56がオンするので、Pchトランジスタ56によりサブワード線32は「L」レベルに引き下げされ、非選択状態となる。
【0092】
メインワード線30が選択時で「L」になると、トランスミッションゲート58はオンになり、サブワード線32にサブロウアドレス信号線34のアドレス信号が伝達され、Pchトランジスタ56は、オフする。この時、サブワード線32は、Pchトランジスタ56がオフになるので、接地電位にならず、サブ行アドレス信号線34の信号がサブワード線32の信号となる。したがって、サブロウアドレス信号線34の信号が「H」であればサブワード線32も「H」になり、「L」では非選択状態「L」になる。
【0093】
図3に示すように、メインワード線30とビット線BLにショートSがある場合、ビット線BLに接続されるメモリセルMCと、メインワード線30に従属するサブワード線32に接続された正規メモリセル12がすべて動作不良になる。このため、動作不良となった正規メモリセル12に代えて、冗長メモリセル22又は13を選択する(この詳細については後述する)。すなわち、正規メモリセル12の非選択期間中に、冗長メモリセル22を選択する。
【0094】
そして、冗長メモリセルの使用中及び使用後では、正規メモリセル12は非選択なので、ショートしているメインワード線30及びビット線BL・/BLは共に「H」に固定される。このため、ショートによる電流は流れず、冗長メモリセルを用いることで良品を得ることができる。
【0095】
ここで、本例のメインワード線30の選択・非選択期間での電位状態の変化について、図4を用いて説明する。図4に、本発明のメインワード線30及びそれに従属するサブワード線32の電位状態を示す。図4では、ビット線の非選択時電圧レベルが「H」の場合を示している。
【0096】
サブワード線32が非選択状態の時はビット線BL・/BLともに「H」にプリチャージされており、メインワード線30が非選択状態(「H」)から選択状態(「L」)になると、ビット線BLとビット線/BLとで電位が「H」と「L」とに分かれる。尚、図4中のビット線BLが選択期間中は非選択期間のレベルより若干低くなっているのは、メモリセルMCやビット線BLが接続されるデータ線等の箇所でリーク等が発生する経路があるためである。
【0097】
そして、メインワード線30が選択期間を終えて非選択状態(「H」)になると、サブワード線32も非選択状態(「L」)になり、ビット線BL・/BLはプリチャージ回路16によって「H」にチャージされる。ここで、本例のメインワード線30は、従来の半導体記憶装置のメインワード線406(図16)とは逆に、非選択状態は「H」で選択状態は「L」である。
【0098】
したがって、非選択状態では、ビット線BL・/BLとメインワード線30が同電位であるので、ショートが生じても、それによる電流が流れない。また、この非選択期間内でメインワード線30の電位が「H」で、サブワード線32の電位が「L」であるので、メモリセル等を誤って選択することを防止して、正規メモリセルにも過電流が流れるのを防止できる。
【0099】
以上のように本実施の形態1によれば、以下の効果を有する。
【0100】
(1)第1の設定手段により、メインワード線の電位レベルを非活性時はハイレベル電位、活性時はロウレベル電位とし、非活性時のメインワード線の電位は、プリチャージされたビット線の電位にほぼ等しい電位となる。これにより、メインワード線が非活性時(正規メモリセルを選択しない非選択時)に、ビット線とメインワード線とがショートしても、メインワード線にショート電流が流れない。
【0101】
また、この時、第2の設定手段により、メインワード線の電位がハイレベル電位であっても、サブワード線は活性化されないので、不良となった正規メモリセルは選択されずに、良好に冗長メモリセルが選択されるため、良品を得ることができる。さらに、電流不良は考慮せずに冗長メモリセルを用いて正規メモリセル等の動作不良が救済でき、良品を得られる。
【0102】
このように、本発明を応用する事によって、メインワード線とビット線とがショートしていて、かつ、そのメインワード線が非選択期間であっても、ビット線からメインワード線へのショート電流が流れず電流不良となるのを防止できるので、冗長メモリセルを用いることで動作不良を救済すれば良品が得られ、歩留り向上に寄与できる。
【0103】
(2)メインワード線がハイレベル電位で非活性となった時は、反転素子の出力はロウレベル電位となる。ここで、スイッチ手段により、反転素子の出力がロウレベル電位時に、サブワード線を非活性にして、不良となった正規メモリセルの選択を防止することとなる。しかも、スイッチ手段により、正規メモリセルを選択しない時には、サブワード線の電位を接地線電位として、非活性化を確実に行うことができる。
【0104】
(3)第1の設定手段は、複数のメモリセルアレイブロックに対して共用でき、各ブロック毎に設ける必要がなく、レイアウトの縮小も可能となる。
【0105】
(4)ショートが発生しない場合は、第1のスイッチにより、メインワード線が活性(ロウレベル電位)、サブ行アドレス信号線が活性(ハイレベル電位)の時には、サブワード線を活性化(ハイレベル電位)させて、正規メモリセルを通常通りに、良好に選択できる。この第1のスイッチを、、Pchトランジスタとすることで、サブワード線の電位を確実に接地電位にして、サブワード線内の余剰電流を吐き出すことができる。
【0106】
また、ショートが発生した場合は、第2のスイッチにより、メインワード線が非活性化(ハイレベル電位)、サブワード線を非活性(ロウレベル電位)にして正規メモリセルの使用可能状態を防止できる。これにより、冗長メモリセルを選択することで、救済が行える。また、メインワード線にショート電流が流れるのを防止し、正規メモリセルの動作不良の防止、過電流の流入等を反転素子により防止できる。
【0107】
(5)正規メモリセル選択時には、トランスファーゲートのオン動作により、サブ行アドレス信号に基づいて、サブワード線を選択することで、正規メモリセルの選択が可能となる。また、メインワード線の電位によりサブ行アドレス信号のサブワード線への入力を良好に行い、スイッチング動作を確実に行うことができる。さらに、ショートが発生して、不良となった正規メモリセルを選択しない時は、トランスファーゲートのオフ動作により、サブ行アドレス信号を供給を阻止して、不良となった正規メモリセルは選択されない。そして、これらの切換動作をトランスファーゲートのオンオフ動作により良好に行うことができる。また、素子の簡略化、レイアウト面積の縮小が図れる。
【0108】
(6)各メモリセルアレイブロックをブロック選択手段にて選択でき、しかも、このブロック選択手段は、冗長選択信号に基づいて、正規メモリセルが選択されない時に、冗長メモリセルを選択するものとして兼用することができる。
【0109】
[実施の形態2]
次に、本発明に係る実施の形態2について、図5及び図6に基づいて説明する。尚、前記実施の形態1と実質的に同様の構成要素に関しては説明を省略し、異なる部分について述べる。本実施の形態2と上記実施の形態1との相違点は、各サブワード線に対して反転素子が共用される点にある。図5は、半導体記憶装置の実施の形態2の概略を示すブロック図である。図6は、図5のサブ行選択手段の一例を示す回路図である。
【0110】
本例では、メモリセルアレイブロック100、メモリセルMC、互いに相補なビット線BL・/BL、ビット線対を「H」にチャージするプリチャージ手段としてのプリチャージ回路106、「L」で選択状態となるメインワード線110、サブワード線112、サブ行アドレス信号線114、メイン行選択手段としてのメインロウ選択デコーダ116、サブ行選択手段としてのサブロウ選択デコーダ群120を含む。
【0111】
メインロウ選択デコーダ116は、アドレス信号に応じてその出力に接続されるメインワード線110を選択/非選択状態にする機能を有する。
【0112】
サブロウ選択デコーダ120は、図5に示すように、第2の設定手段121を含み、この第2の設定手段121は、ゲート手段122a−122d、反転素子128を含んで構成される。
【0113】
ゲート手段122は、サブワード線112の数に応じて複数例えば4個配設され、1本のサブ行アドレス信号線114の出力と、反転素子128の出力とを入力とし、その出力に接続されるサブワード線112をアドレス信号に応じて選択/非選択状態にする機能を有する。そして、サブ行アドレス信号線114のいずれかの動作に基づき、いずれかのゲート手段122が選択され、反転素子128の出力の論理とサブ行アドレス信号線114の出力の論理とが一致した時のみサブワード線112を活性化するように制御する。
【0114】
反転素子128は、各ゲート手段122とメインワード線110との間に接続され、ゲート手段122へメインワード線110の信号を変換して伝える伝達する機能を有する。
【0115】
正規メモリセル102は、マトリックス状に配置され、サブワード線112及びビット線対BL・/BLに接続される。サブワード線112は、ゲート手段122a〜122dに各1本づつ接続されており、サブ行アドレス信号線114と128を介したメインワード線110との状態によってただ1本のみ選択状態になる。
【0116】
尚、実際には例えば1メガビットのSRAM等では、1048576個のメモリセル102があり、ビット線対、サブワード線、サブロウ選択デコーダは各々1024本、メイワード線、メインロウ選択デコーダは各々256本有する。
【0117】
ここで、第2の設定手段121の詳細について図6を用いて説明する。図6に示す回路図は、図5中のサブロウ選択デコーダ群120の具体的な回路の一例である。
【0118】
第2の設定手段121に含まれるゲート手段122は、NANDゲート124とインバータ126とを含み構成される。
【0119】
ゲート手段122は、図6に示すように、サブ行アドレス信号線114から供給される2ビットのサブ行アドレス信号の一つと、インバータ128の出力とを入力する4つのNANDゲート124a〜124dを有する。
【0120】
インバータ126a〜126dは、それぞれ、例えば相補なトランジスタ対等にて構成され、サブワード線112を駆動するドライバとして機能する。また、インバータ126a〜126dの正電源には、図示しない第1の被昇圧ラインVLINE1が接続される。
【0121】
NANDゲート124a〜124dは、デコーダとして機能し、NANDゲート124a〜124dの入力の一方は、サブ行アドレス信号線114の何れか一本に接続され、他方は、インバータ128を介してメインワード線110に接続されている。したがって、サブワード線112が選択時には、行アドレス信号に従って、いずれか一つのNANDゲート124より論理「H」が出力される。
【0122】
<動作について>
次に、上記構成の動作について図6を用いて説明する。
【0123】
メインワード線110が非選択状態(「H」)では、各NANDゲート124a〜124dにインバータ128を介してその反転信号である「L」が入力される。このため、NANDゲート124の出力は、他方の入力であるサブ行アドレス信号線114の状態に関わらず常に「H」となる。よって、サブワード線112は、常に「L」(非選択状態)になる。この時ビット線対BL・/BLは「H」にプリチャージされ、メインワード線110も「H」であるので、ビット線BL・/BLとメインワード線110にショートがあってもショート電流が流れない。
【0124】
メインワード線110が選択状態(「L」)では、各NANDゲート124a〜124dにインバータ128を介してその反転信号である「H」が入力される。このため、各NANDゲート124の出力は、サブ行アドレス信号線114の状態によって変化する。ここで、サブ行アドレス信号線114は、その内の一本のみ「H」となり、その他は「L」である。したがって、「H」となっている信号線に接続されている例えばNANDゲート124aの出力のみ「L」となり、インバータ126aを介して接続されているサブワード線112を「H」(選択状態)にする。この時、他のNANDゲート124b〜124d出力は、「H」のままなので、インバータ126b〜126dを介して接続されているサブワード線112は「L」(非選択状態)のままである。
【0125】
したがって、複数本のサブワード線112の中で1本のみが選択されることとなり、メインワード線110が選択時「L」/非選択時「H」であっても通常動作に問題ない。
【0126】
以上のように本実施の形態2によれば、以下の効果を有する。
【0127】
(1)ビット線BL・/BLとメインワード線110とにショートがある場合でも、その非選択期間でショート電流は流れないので、動作不良の正規メモリセルを行冗長メモリセルと列冗長メモリセルとを同時に使用することで動作的にも電気的にも良品が得られる。
【0128】
(2)サブ行アドレス信号線の論理とメインワード線の論理でゲート手段が動作されるので、サブワード線の活性・非活性を確実に行うことができる。したがって、ショート電流発生時に、メインワード線がハイレベル電位となっても、サブワード線はロウレベル電位となって、かつ、サブ行アドレス信号線の信号も伝達されず、サブワード線は非活性となって、不良となった正規メモリは選択されずに済む。
【0129】
(3)実施の形態1の装置に比して、1個の反転素子を4つのゲート手段に兼用して用いているので、素子数を大幅に低減することができ、半導体記憶装置の小型化及び製造コストを削減することができる。このように、複数のサブワード線を有するメモリでは、そのメインワード線とサブワード線との信号を反転せしめる反転素子を、各ゲート手段に共通に使用することで(兼用することで)、元来反転素子として機能する素子の素子数を大幅に低減することができ、装置の小型化、製造コストの低減等が図れる。
【0130】
[実施の形態3]
次に、本発明に係る実施の形態3について、図7〜図9を用いて説明する。尚、前記実施の形態1と実質的に同様の構成要素に関しては説明を省略し、異なる部分について述べる。本実施の形態3と上記実施の形態1との相違点は、メインワード線を、ハイレベルの時に選択状態とし、ロウレベルの時に非選択状態とすると共に、冗長回路の使用時に、メインワード線をHに固定して、正規メモリセルの使用を禁止させた点にある。図7は、本例の半導体記憶装置の一例を示す回路図である。図8は、図7のメインロウ選択デコーダの詳細を示す回路図である。図9は、図7のサブロウ選択デコーダの一例を示す回路図である。
【0131】
本例では、図7に示すように、正規メモリセル202を含むメモリセルアレイブロック200、メインワード線210、サブワード線212、メイン行選択手段としてのメインロウ選択デコーダ220、サブ行選択手段としてのサブロウ選択デコーダ群260等を含む。尚、図示しないが、実施の形態1にて開示された図1に示すブロック選択デコーダ60及びそれに含まれる変更手段62等も本例は備えている。したがって、その詳細な説明は省略する。
【0132】
メインロウ選択デコーダ220は、図7及び8に示すように、メインワード線210に接続された電位設定手段222を含んで構成される。
【0133】
電位設定手段222は、図7及び図8に示すように、図1の変更手段62による変更時(以下正規メモリセル202非選択時という)に、不良となった正規メモリセル202の選択に使用されるメインワード線210の電位を、プリチャージされた一対のビット線BL・/BLの電位にほぼ等しい電位に常時設定する機能を有し、駆動手段230、第1の電位設定手段232、第2の電位設定手段236、切換手段242を含み構成される。
【0134】
駆動手段230は、メインワード線210に接続され、該メインワード線210を駆動する機能を有し、インバータ等にて形成される一対のドライバ230a・230bを有する。
【0135】
第1の電位設定手段232は、正規メモリセル202非選択時に、不良となった正規メモリセル202が接続されるメインワード線210の電位を、プリチャージされたビット線BL・/BLの電位にほぼ等しくなるように常に電位状態を設定する機能を有し、例えば第1の電源と第2のスイッチ手段としてのPchトランジスタ234にて形成される。
【0136】
このPchトランジスタ234は、メイン行アドレス信号線216とメインワード線210との間に介在され、制御端子であるゲート電極がヒューズ246に接続されている。Pchトランジスタ234は、Nchトランジスタ238のゲート電極にゲート電極が接続され、かつ、Nchトランジスタ238のドレイン電極にソース電極が接続される。
【0137】
第2の電位設定手段236は、正規メモリセル202選択時、すなわち、不良が発生しない通常動作の場合に、メイン行アドレス信号線216のメイン行アドレス信号の出力に基づき、メインワード線210をハイレベル電位で活性化して、正規メモリセル202を選択可能な状態に設定する機能を有し、第1のスイッチ手段としてのNchトランジスタ238、ゲート手段240を含み構成される。
【0138】
Pchトランジスタ234は、第2の電源とメインワード線210との間に介在され、制御端子であるゲート電極がヒューズ246に接続される。
【0139】
すなわち、第1の電源と接地電位との間に直列接続された抵抗244とヒューズ246との接続点にはNchトランジスタ238、Pchトランジスタ234のゲート電極が接続されており、各トランジスタ238・234の一方の電極は共通してドライバ230a・230bの入力に接続され、他方の電極はNchトランジスタ238でゲート手段240の出力、Pchトランジスタ234が第2の電源と接続される。
【0140】
ゲート手段240は、Nchトランジスタ238とメイン行アドレス信号線216との間に介在され、各メイン行アドレス信号線216の論理がすべて同一のときのみメインワード線210を活性化するように制御される機能を有し、例えばNORゲート等にて形成される。
【0141】
切換手段242は、第1、第2の電位設定手段232、236の一方を有効とするように切り換える機能を有し、第1の電源と、プログラム素子例えばヒューズ246、抵抗244を含み構成される。ヒューズ246は、抵抗244と第1の電源との間に介在接続される。抵抗244は、接地線に接続される。尚、プログラム素子としては、ヒューズの他いわゆる不揮発性素子が好ましい。
【0142】
尚、メイン行アドレス信号線216は、メモリ行アドレス信号が導通され、図中では省略してあるが、例えばメインワード線が256本あるとすれば3組の信号線群での総本数は最大20本になる。また、メインワード線駆動用のドライバ230a・230bの出力はメインロウ選択デコーダ220の出力となる。
【0143】
尚、第1の電位設定手段232、切換手段242、Nchトランジスタ238とでメインワード線用制御手段250を構成しても良い。この場合、一対のドライバ230a・230b間に介在され、ドライバ230a・230bへの入力信号によりメインワード線210を制御する機能を有する。
【0144】
サブロウ選択デコーダ群260は、図9に示すように、サブ行選択部262、制御手段270を含み構成される。
【0145】
各サブ行選択部262は、2入力NANDゲート264a〜264dとその出力に接続されサブワード線212を駆動するインバータ266a〜266dで構成される。
【0146】
各NANDゲート264a〜264dの入力の一方はサブ行アドレス信号線214の1本に接続されおり、他方の入力はサブワード線用制御手段270に接続されている。
【0147】
制御手段270は、不良となった正規メモリセル202の選択を禁止する禁止信号bxjに基づき、前記正規メモリセル202に接続された例えば4本のサブワード線を常時非活性化する機能を有し、ゲート手段272、反転素子274を含む。
【0148】
ゲート手段272は、メインワード線210の論理と、冗長メモリセルの使用時に正規メモリセル202の選択を禁止する禁止信号bxjとが入力される機能を有し、例えばNANDゲート等にて形成される。
【0149】
反転素子274は、第1のゲート手段272の出力を反転してサブ行選択部262に出力される機能を有する。
【0150】
ゲート手段272の入力にはメインワード線210と禁止信号bXjが入力され、その出力は反転素子274で反転されてサブ行選択部262a〜262dのNANDゲート264a〜264dに共通に入力される。
【0151】
尚、禁止信号bxjは、冗長メモリセルを用いる場合に正規メモリセルを選択しないよう正規アドレスデコーダ回路に入力される禁止信号であり、冗長メモリセル使用時にはこの信号は「L」になる。
【0152】
<動作について>
次に、図7の構成の動作について図7〜図9を用いて説明する。
【0153】
先ず、図8に示すように、メインロウ選択手段220において、ビット線BL・/BLとメインワード線210とのショートが無く、かつ、不良メモリセルも無い場合は、ヒューズ246は切断されない。この時、ヒューズ246と抵抗244との接続点は「H」になる。これにより、Pchトランジスタ234はオフ、Nchトランジスタ238はオンとなり、ドライバ230a・230bの入力にはゲート手段240の出力が伝達され、通常の動作を行う。
【0154】
また、ビット線BLとメインワード線210のショートは無いが、その他の理由で不良メモリセルが発生し、冗長メモリセルを使用する場合は、ヒューズ246は切断されない。この時、ドライバ230a・230bの入力はゲート手段240の出力になる。但し、冗長使用時には、ゲート手段240に入力されるメイン行アドレス信号はメインワード線210を選択する信号でないので、ゲート手段240の出力は「L」となる。このため、メインワード線210は「L」に固定され、このメインワード線210に従属するサブワード線212も非選択状態「L」に固定される。そして、不良となった正規メモリセル202の代わりに冗長メモリセルが選択される。
【0155】
さらに、ビット線BLとメインワード線210とにショートが発生した場合、ヒューズ246は切断される。ここで、ヒューズ246が切断されると、ヒューズ246と抵抗244との接続点の電位は、接地電位(「L」)になり、Nchトランジスタ238はオフ、Pchトランジスタ234はオンになる。このため、ゲート手段240の出力はドライバ230a・230bに伝達されず、ドライバ230a・230bの入力が「H」に固定される。
【0156】
したがって、メインワード線210は「H」に固定され、プリチャージされたビット線BL(非選択状態なので「H」)と等しい電位となる。これにより、製造プロセス時に、ビット線BLを形成する金属層とメインワード線210を構成する金属層との間に異物が混入し、ショートが発生しても、メインワード線210にショート電流は流れない。尚、サブロウ選択デコーダは、メインワード線210が「H」でも、サブワード線が選択されない構成であるとする。
【0157】
一方、図9において、冗長メモリセルを使用しない通常動作の場合、メインワード線210は選択状態で「H」、非選択状態では「L」になる。また、禁止信号bXjは「H」である。この時、NANDゲート272の出力は、メインワード線210の電位状態に依存する。つまり、禁止信号bxjが「H」の時は、メインワード線210の状態がそのまま各サブ行選択部262a−262dに入力される。
【0158】
冗長メモリセルを使用する場合、メインワード線210は「H」に固定される。また、禁止信号bxjは「L」になる。この時、ゲート手段272の出力は「H」になる。ここで、サブ行選択部262a〜262dにはゲート手段272の出力がインバータ274で、反転された「L」が入力される。
【0159】
したがって、各サブ行選択部262a〜264d内のNANDゲート264a〜264dの出力は、「H」になり、各サブワード線212はインバータ266a〜266dによって反転された「L」(非選択状態)となって、正規メモリセル202は選択されない。尚、ヒューズに換えて、例えばフローティングゲートトランジスタやROMメモリセル素子等を使用することもできる。
【0160】
以上のように本実施の形態3によれば、以下の効果を有する。
【0161】
(1)メインワード線210とビット線BLにショートがあっても、メインワード線210は「H」、ビット線BL・/BLは「H」(非選択状態)であるためのショート電流は流れない。また、行冗長メモリセルと列冗長メモリセルとを同時に使用することで動作不良を救済すれば良品が得られる。
【0162】
(2)正規メモリセルの非選択時に、ビット線の電位に、メインワード線の電位を等しく設定せしめる電位設定手段を設けたことで、仮にビット線層とメインワード線層との層間に異物が形成されてビット線とメインワード線にショートが発生しても、過剰な電流がメモリセルアレイブロック内に流れることはない。このため、冗長メモリセルが良好に駆動して品質が向上する。また、他の素子の誤動作等も防止できる。また、変更手段が設けてあることから、ショートがない場合には、通常通り、メインワード線をハイレベルにすることで、サブワード線を活性化して正規メモリセルの選択が可能である。
【0163】
すなわち、メインワード線とビット線とがショートすることによって、変更手段により、動作不良となっている正規メモリセルを冗長メモリセルで救済する場合にのみ、電位設定手段により、正規メモリセルを選択していたメインワード線をハイレベル電位に固定する。
【0164】
そして、制御手段により、不良となった正規メモリセルが従属されるサブワード線を非活性にする事でショート電流の流入の防止及び正規メモリセルの誤動作等の防止ができ、動作不良を冗長メモリセルを用いて救済することで良品を得られるので、歩留り向上を図ることができる。尚、この時、制御手段には、正規メモリセルの選択を禁止する禁止信号が供給されるので、サブ行アドレス信号の論理に拘わらず、正規メモリセルの選択を防止できる。
【0165】
(3)第1の電位設定手段により、ショートが発生した場合に、メインワード線の電位レベルを例えばハイレベルとすれば、その電位に固定しておくことで、ショート電流が流れるのを防止できる。また、第2の電位設定手段により、通常動作、すなわち正規メモリセルを選択する時では、メインワード線の電位ををハイレベル、選択しない時はロウレベルとしすることで実行できる。したがって、ショートが発生した場合にのみ、切換手段により第2の電位設定手段の使用を中止して、第1の電位設定手段を使用すれば、ショート対策が有効となる。
【0166】
(4)冗長メモリセル選択時には、ヒューズを切断することで、常にメインワード線をハイレベル電位にすることができる。尚、通常動作の場合は、メインワード線がハイレベル電位でサブワード線を活性化できるので、ヒューズを切断しないことで、正規メモリセルの選択を行うことができる。
【0167】
(5)メインワード線がハイレベル電位では、禁止信号を阻止して、正規メモリセルの選択を可能とし、メインワード線がロウレベルでは、禁止信号を出力して、正規メモリセルの選択を阻止できる。このように、ゲート手段によりメインワード線の論理に依存でき、制御手段の論理を簡略化できる。
【0168】
尚、図9は禁止信号bXjが「H」で活性状態になるように設定しても、メインワード線を非選択時にビット線と同じ電圧レベルにでき、サブワード線を非選択状態にすることができるならば本発明の効果が得られる。
【0169】
また、プリチャージ回路としては、図10のように、ディスチャージ回路284を設けて、待機時にはビット線対BL・/BLをLレベルに固定し、選択時の直前にプリチャージするような構成であっても良い。
【0170】
すなわち、図10に示すように、待機時のビット線BL・/BLの電位が「L」である場合、ビット線プリチャージを制御信号PC282・286でコントロールする。PCの信号は、ビット線が非選択の時は「H」、選択時は「L」であるが、選択状態になる少し前に、「L」になる。これにより、待機時は、ディスチャージ回路284でビット線の電位を「L」にし、動作時の直前に回路284を非活性化すると共にプリチャージ回路280を活性化させてビット線電位を「H」にする。
【0171】
図11はビット線の非選択時電圧レベルが「L」の場合を示している。メインワード線288が非選択状態(「L」)から選択状態(「H」)になると、非選択状態の時は、ビット線BL・/BLは、共に「L」であり、サブワード線289が選択状態になる少し前にいったん「H」にプリチャージし、その後、それぞれBLは「H」、/BLは「L」になる。メインワード線288が選択期間を終えて非選択状態(「L」)になると、サブワード線289も非選択状態(「L」)になり、ビット線はディスチャージ回路284により「L」になる。
【0172】
[実施の形態4]
次に、本発明に係る実施の形態4について、図12を用いて説明する。尚、前記実施の形態1と実質的に同様の構成要素に関しては説明を省略し、異なる部分について述べる。本実施の形態4は、例えば実施の形態1、2に示される半導体記憶装置のデバイス構造についての一例である。
【0173】
メモリセル300は、図12に示すように、最上層から順に、メインワード線302、有機SOG(Spin On Grass )304、TiN305−金属層306−TiN307の3層からなるビット線の層、BPSG310、ポリシリコンD層312、絶縁層313、ポリシリコンC層314、絶縁層315、ポリシリコンB層316、絶縁層層317、ポリシリコンA層318、素子分離膜320、アクティブフィールド322、SUB324を含む。
【0174】
尚、これら各層の最適な層間膜厚を表1に示す。
【0175】
【表1】
Figure 0003780580
※上記表1の見方は、例えばメインワード線302とビット線306との間の層間膜厚は、好ましくは3000〜5000オングストローム、さらに好ましくは4000オングストロームとなる。
【0176】
また、上記メモリセル300の各層の静電容量Cは、面積をA、単位面積容量をCa、周囲長をP、単位周囲長容量をCpとすると、以下の数1のようになる。
【0177】
【数1】
Figure 0003780580
但し、Hは各層の膜厚(表1のデータ)であり、toxはゲート酸化膜厚(接地面からある層の最下面までの高さ)であり、ε0=8.854×10ー12[F/m]、εOX=4とする。
【0178】
尚、演算はしていないが、表1の各データに基づき、数1にて演算された静電容量の各数値は、好ましくはCMAX〜CMIN、さらに好ましくはCTYP と読む。そして、数1にて演算される各演算結果も本発明のメモリセル300の特有の静電容量としてその効果を奏することができるものであるとする。
【0179】
メインワード線302の層は、材質は金属層例えばAl−Cu等にて形成され、膜厚は8600オングストロームが好ましい。有機SOG304の層は、膜厚は4000オングストロームが好ましい。TiN305・金属層306・TiN307の3層はビット線であり、膜厚は6200オングストロームが好ましく、金属層306の材質は例えばAl−Cu等にて形成される。
【0180】
BPSG(B、Pシリケートガラス)310の層は、TiN305・金属層306・TiN307の層の下層に形成される領域にあっては、膜厚4000オングストロームが好ましく、有機SOG304の層の下層に形成される領域では、3000オングストロームが好ましい。
【0181】
ポリシリコンD層312の膜厚は350オングストロームが好ましく、TFTフィールドとして機能する。絶縁層313の膜厚は、300オングストロームが好ましい。ポリシリコンC層314の膜厚は、1000オングストロームが好ましく、TFTゲートとして機能する。絶縁層315の膜厚は、ポリシリコンC層314の下層領域にあっては、1500オングストロームが好ましく、BPSG310の下層領域にあっては、1000オングストロームが好ましい。
【0182】
ポリシリコンB層316の膜厚は2000オングストロームが好ましい。絶縁層317の膜厚は、ポリシリコンB層316の下層領域にあっては1200オングストロームが好ましく、絶縁層315の下層領域にあっては1000オングストロームが好ましい。ポリシリコンA層318の膜厚は、2500オングストロームが好ましい。
【0183】
素子分離膜320は、材質は例えばSiO2 等にて形成され、膜厚は、ポリシリコンA層318の下層領域にあっては3600オングストロームが好ましく、絶縁層317の下層領域にあっては3300オングストロームが好ましい。
【0184】
以上のように、実施の形態4によれば、層間絶縁膜厚を薄く形成しているので、その層の上下の金属層のコンタクトを容易に形成できる。また、ビット線とメインワード線とが層間絶縁膜を介して形成ことにより、ビット線とメインワード線が金属層で形成されても、その交差する部分での絶縁が確実に行えるが、仮に製造中に異物が混入して、ショートが上記メインワード線とビット線との間に発生しても問題が生じず、良品を得て半導体記憶装置を使用することができる。
【0185】
尚、本発明に係る装置と方法はそのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者は本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。例えば、上述した各実施の形態においては、行冗長メモリセル、列冗長メモリセルを各々メモリセルアレイブロックの列方向及び行方向に沿って形成したが、これに限らず、メモリセルアレイブロックの正規メモリセルと対応して形成してあれば、列方向のみもしくは行方向のみに形成しても良い。また、冗長メモリセルは正規メモリセルの近傍に限らず、他の箇所に形成しても良い。
【0186】
上記実施の形態1においては、メモリセルアレイを16個のブロックに分割しているが、この分割数は設計的なパラメータによって決定されるもので16分割に限られるものではなく、例えば4、8、24、32、64等でも良い。
【0187】
また、行冗長メモリセルアレイをメモリセルアレイブロックの上部に含ませる構成としたが、分離させた構成としても良い。この場合、行冗長メモリセルを選択するサブワード線を選択するメインワード線のメインロウ選択デコーダを、正規メモリセルを従属せしめるメインワード線のメインロウ選択デコーダと独立して設けても良い。
【0188】
また、1つのメモリセルアレイブロックに、列冗長メモリセルアレイブロックを1つ形成する構成としたが、複数例えば左右に1つずつ計2個、3個、4個等設けても良い。
【0189】
メモリセルの接地線とワード線は、低抵抗の物質であれば高融点金属例えばMo、Co、Ni、Ta等のポリサイドでもよいし、これらのシリサイドでもよい。
【0190】
以上の説明ではSRAMを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、デバイデットワード線方式を用いればDRAM、EEPROM等でも応用可能である。
【0191】
また、上記のような半導体記憶装置は、電子機器等にも応用できる。これにより、半導体記憶装置内に、製造過程で複数の各ショート領域が発生しても、良品として使用できるので、使えるチップ数が増大して無駄がなくなり、歩留まりの向上、品質向上等が図れると共に、電子機器の記憶装置としても好適に使用することができる。
【0192】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置のブロック分割を説明するための概略説明図である。
【図2】図1に示す16個のブロックのうちの2つのブロックを拡大して示す概略説明図である。
【図3】本発明の半導体記憶装置の実施の形態の一例を示す回路図である。
【図4】本発明の半導体記憶装置のワード線の電位状態の推移を示す図であり、ビット線を予めHにした場合を示す。
【図5】本発明の半導体記憶装置の他の実施の形態の一例の概略を示すブロック図である。
【図6】図5のサブ行選択手段の一例を示す回路図である。
【図7】本発明の半導体記憶装置のさらに他の実施の形態の一例を示す回路図である。
【図8】図7のメイン行選択手段の詳細を示す回路図である。
【図9】図7のサブ行選択手段の詳細を示す回路図である。
【図10】本発明の半導体記憶装置の実施の形態の一例において、ビット線プリチャージ回路の変形例を示す回路図である。
【図11】本発明の半導体記憶装置のワード線の電位状態の推移を示す図であり、ビット線を予めLにした場合を示す。
【図12】図3の半導体記憶装置の断面を示す断面図である。
【図13】同図(A)は、従来のデバイデッドワード線方式の半導体記憶装置を示す概略ブロック図であり、同図(B)は、同図(B)のメモリセル領域を拡大したブロック図である。
【図14】図13(A)のメインロウデコーダの領域を拡大したブロック図である。
【図15】従来の半導体記憶装置の他の一例のサブRowデコーダを示す回路図である。
【図16】従来の半導体記憶装置の問題点を指摘するための概略説明図である。
【符号の説明】
10、100、200 メモリセルアレイブロック
12、MC 正規メモリセル
13 行冗長メモリセル
16 プリチャージ手段
20 冗長メモリセルアレイブロック
22 列冗長メモリセル
30、110、210、288、406、410、412 メインワード線
32、112、212、289、408、414 サブワード線
40、116、220 メイン行選択手段
42、118 第1の設定手段
50、120、260 サブ行選択手段
52 第2の設定手段
54、128 反転素子
55 スイッチ手段
60 ブロック選択手段
70 カラム選択デコーダ
80 ブロック制御回路
222 電位設定手段
230 駆動手段
232 第1の電位設定手段
236 第2の電位設定手段
240 ゲート手段
242 切換手段
270 制御手段
272 ゲート手段
BL、/BL ビット線
MC 正規メモリセル

Claims (9)

  1. 複数列の一対のビット線と、N×n行のサブワード線と、前記複数列の一対のビット線と前記N×n行のサブワード線との各交差部に配設された複数の正規メモリセルと、を含み、前記サブワード線を行方向で複数にブロック分割してなる複数の正規メモリセルアレイブロックと、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロックに亘ってN本設けられたメインワード線であって、いずれか1本の前記メインワード線を活性とすることで、該1本のメインワード線に従属するn本の前記サブワード線を選択可能とするN行のメインワード線と、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロックに共用され、メイン行アドレス信号に基づいて、1本の前記メインワード線を選択するメイン行選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、ブロックアドレス信号に基づいて、一つの前記正規メモリセルアレイブロックを選択し、選択された一つの前記正規メモリセルアレイブロック内の前記サブワード線を選択するサブ行アドレス信号を出力するブロック選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、前記メイン行アドレス信号に基づいて選択された1本の前記メインワード線に従属するn本の前記サブワード線の中から、前記サブ行アドレス信号に基づいて、1本の前記サブワード線を選択するサブ行選択手段と、
    前記複数列の一対のビット線をプリチャージするプリチャージ手段と、
    を有し、
    前記メイン行選択手段は、ロウレベル電位で1本の前記メインワード線を活性に設定して該1本の前記メインワード線を選択し、プリチャージされた前記複数列の一対のビット線の電位とほぼ等しいハイレベル電位で他の前記メインワード線を非活性に設定する第1の設定手段を有し、
    前記サブ行選択手段は、1本の前記メインワード線と1本の前記サブワード線との間に配設され、前記1本のメインワード線がハイレベル電位である時に、前記メインワード線に従属する前記n本のサブワード線を非活性にするN個の第2の設定手段を有し、
    N個の前記第2の設定手段の各々は、
    前記1本のメインワード線の信号を入力して該信号の反転信号を出力するn個の反転素子と、
    前記反転素子の出力がロウレベル電位の時に、前記1本のサブワード線を非活性にするn個のスイッチ手段と、
    を有し、
    前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のサブ行アドレス信号線を有し、
    前記n個のスイッチ手段の各々は、
    前記1本のメインワード線が活性であって、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線が活性の時に、前記1本のサブワード線を活性化する第1のスイッチと、
    前記1本のメインワード線の非活性時に、前記反転素子の出力に基づいて、前記1本のサブワード線を接地電位に引き下げて非活性化する第2のスイッチと、
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1のスイッチは、前記1本のサブワード線と前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線との間に設けられたトランスファーゲートにより形成され、前記トランスファーゲートの第1の制御端子が前記1本のメインワード線に接続され、前記トランスファーゲートの第2の制御端子が前記反転素子の出力に接続され、前記1本のサブワード線と前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線との間の導通を制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第2のスイッチは、前記1本のサブワード線と接地線との間に接続され、前記反転素子の出力に基づいて制御されるスイッチング素子であることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 複数列の一対のビット線と、N×n行のサブワード線と、前記複数列の一対のビット線と前記N×n行のサブワード線との各交差部に配設された複数の正規メモリセルと、を含み、前記サブワード線を行方向で複数にブロック分割してなる複数の正規メモリセルアレイブロックと、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロックに亘ってN本設けられたメインワード線であって、いずれか1本の前記メインワード線を活性とすることで、該1本のメインワード線に従属するn本の前記サブワード線を選択可能とするN行のメインワード線と、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロックに共用され、メイン行アドレス信号に基づいて、1本の前記メインワード線を選択するメイン行選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、ブロックアドレス信号に基づいて、一つの前記正規メモリセルアレイブロックを選択し、選択された一つの前記正規メモリセルアレイブロック内の前記サブワード線を選択するサブ行アドレス信号を出力するブロック選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、前記メイン行アドレス信号に基づいて選択された1本の前記メインワード線に従属するn本の前記サブワード線の中から、前記サブ行アドレス信号に基づいて、1本の前記サブワード線を選択するサブ行選択手段と、
    前記複数列の一対のビット線をプリチャージするプリチャージ手段と、
    を有し、
    前記メイン行選択手段は、ロウレベル電位で1本の前記メインワード線を活性に設定して該1本の前記メインワード線を選択し、プリチャージされた前記複数列の一対のビット線の電位とほぼ等しいハイレベル電位で他の前記メインワード線を非活性に設定する第1の設定手段を有し、
    前記サブ行選択手段は、1本の前記メインワード線と1本の前記サブワード線との間に配設され、前記1本のメインワード線がハイレベル電位である時に、前記メインワード線に従属する前記n本のサブワード線を非活性にするN個の第2の設定手段を有し、
    前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のサブ行アドレス信号線を有し、
    前記第2の設定手段は、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号線の出力と、前記1本のメインワード線に接続された反転素子の出力とを入力し、1本の前記メインワード線が活性であって、それに従属する1本の前記サブ行アドレス信号線が活性の時に、前記1本のサブワード線を活性化し、前記1本のメインワード線の非活性の時に、前記1本のサブワード線を非活性化するゲート手段を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 複数列の一対のビット線と、N×n行のサブワード線と、前記複数列の一対のビット線と前記N×n行のサブワード線との各交差部に配設された複数の各正規メモリセルと、を含み、前記サブワード線を行方向で複数にブロック分割してなる複数の正規メモリセルアレイブロックと、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に配置され、前記正規メモリセルの不良メモリセルに対して代用される冗長メモリセルを含む冗長メモリセルアレイブロックと、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロック及び前記冗長メモリセルアレイブロックに亘ってN本設けられたメインワード線であって、いずれか1本の前記メインワード線を活性とすることで、該1本のメインワード線に従属するn本の前記サブワード線を選択可能とするN行のメインワード線と、
    複数の前記正規メモリセルアレイブロックに共用され、メイン行アドレス信号に基づいて、1本の前記メインワード線の電位をハイレベル電位に設定して該1本の前記メインワード線を選択し、選択されない前記メインワード線の電位をローレベル電位に設定するメイン行選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、ブロックアドレス信号に基づいて、一つの前記正規メモリセルアレイブロックを選択し、選択された一つの前記正規メモリセルアレイブロック内の前記サブワード線を選択するサブ行アドレス信号を出力するブロック選択手段と、
    各々の前記正規メモリセルアレイブロック毎に設けられ、前記メイン行アドレス信号に基づいて選択された1本の前記メインワード線に従属するn本の前記サブワード線の中から、前記サブ行アドレス信号に基づいて、1本の前記サブワード線を選択するサブ行選択手段と、
    前記複数列の一対のビット線をプリチャージするプリチャージ手段と、
    前記サブ行選択手段と前記ブロック選択手段との間に接続されて、前記サブ行アドレス信号により活性化されるサブ行アドレス信号線と、
    を有し、
    前記ブロック選択手段は、前記冗長メモリセルを選択する冗長選択信号に基づき、不良となった前記正規メモリセルを前記冗長メモリセルアレイブロック内の前記冗長メモリセルに切り換え変更する変更手段を有し、
    前記メイン行選択手段は、前記変更手段による変更時に、不良となった前記正規メモリセルの選択に使用される前記メインワード線の電位を、プリチャージされた前記一対のビット線の電位にほぼ等しいハイレベル電位に常時設定する電位設定手段を有し、
    前記サブ行選択手段は、不良となった前記正規メモリセルの選択を禁止する時に活性となる禁止信号に基づき、不良となった前記正規メモリセルに接続されたn本のサブワード線を常時非活性化にする制御手段を有し、
    前記電位設定手段は、
    前記変更手段による変更時に、不良となった前記正規メモリセルが接続される前記メインワード線の電位を、プリチャージされた前記ビット線の電位に常にほぼ等しくなるように電位に設定する第1の電位設定手段と、
    前記変更手段による変更前に、前記メイン行アドレス信号の出力に基づき、1本の前記メインワード線をハイレベル電位に設定して、前記正規メモリセルを選択可能な状態に設定する第2の電位設定手段と、
    前記第1、第2の電位設定手段の一方を有効とするように切り換える切換手段と、
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項5において、
    メイン行選択手段に接続されて、前記メモリ行アドレス信号により活性化される少なくとも1本のメイン行アドレス信号線を有し、
    前記切換手段は、接地線と第1の電源との間に介在接続されたプログラム素子を有し、
    前記第2の電位設定手段は、第2の電源と前記メインワード線との間に介在され、第1の制御端子が前記プログラム素子に接続された第1のスイッチ手段を有し、
    前記第1の電位設定手段は、前記少なくとも1本のメイン行アドレス信号線と前記メインワード線との間に介在され、第2の制御端子が前記プログラム素子に接続された第2のスイッチ手段を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記制御手段は、1本の前記メインワード線と1本の前記サブワード線との間に設けられ、前記禁止信号が活性であるときに、前記少なくとも1本のサブ行アドレス信号の論理に拘わらず、前記1本のサブワード線を非活性とするゲート手段を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、
    前記複数列の1対のビット線と前記N行のメインワード線とが層間絶縁膜を介して形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の半導体記憶装置を有することを特徴とする電子機器。
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