JP3780018B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体の搬送路を複数備えた複写機等の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の記録装置は、電源オン時、ドアクローズ時、あるいはリセットコマンドを受けたとき等の記録装置の初期設定時に、機内の残留紙の有無を検知する機能を有している。さらに、そのような初期設定時に検知した機内の残留紙を自動的に排出する制御手段をも有するようになっている。特に、複数の給紙部や排紙部を有する記録装置においては、用紙の搬送部が複雑となり、ユーザーによる機内の残留紙の処置が困難な場合もあるため、機内の残留紙の自動排出機能は、ユーザーの負荷を軽減する有効な手段となっている。
【0003】
従来、このような記録装置において、残留紙を自動的に排出する動作は、その残留紙の残留位置に拘らず、画一的に設定されており、予め定められた用紙の搬送路を通して排出するようになっている。その排出のための動作時間は、最も離れた位置の残留紙の排出に要する最大時間に画一的に設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の記録装置の場合は、残留紙の残留位置の如何に拘らず、排紙経路が画一的に設定されているため、用紙の搬送路の長さに応じて、必然的に、機内の残留紙の自動排紙時間も長時間となってしまう。また、例えば、用紙の搬送モータが感光ドラム駆動用モータと併用されていた場合、用紙の排出の間も感光ドラムが回転し、ドラム削れの問題が無視できなくなり、その寿命に大きな影響を与えてしまう。また、機内の残留紙の自動排紙時間が長ければ、その分、消費電力も大きくなり、さらに自動排紙中は記録動作に移行することができないため、ユーザーを待たせることにもなる。
【0005】
また、オプションの排紙装置が接続されている場合、機内の残留紙を含む用紙の排紙経路はさらに複雑になる。仮りに、機内の残留紙を通常の排紙部、例えばソータにあるビンなどに排出した場合には、ユーザーは、記録済みの用紙への不正用紙の混入に気付かない可能性があり、記録装置の信頼性を損ねるおそれがある。
【0006】
また、残留紙の排紙経路を形成する搬送路を、その上流側と下流側の区別なく排出動作させるため、下流側が搬送可能な状態にないときに上流側から残留紙を搬送した場合に、その下流側にて残留紙が詰まってしまい、その下流側が位置するソータ等の装置の破損を招くおそれもあった。
【0008】
本発明の目的は、残留した被記録媒体を排出経路を通して確実に排出することができ、また残留した被記録媒体が複数存在するときに、それを一括して速やかに排出することができる記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を前記記録手段に導くための第1搬送路と、前記記録媒体を前記第1搬送路とは異なる経路で前記記録手段に導くための第2搬送路と、前記第1搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第1の残留検知手段と、前記第2搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第2の残留検知手段と、前記第1の残留検知手段及び前記第2の残留検知手段の検知結果に基づいて、前記記録媒体の排出動作を制御する排出制御手段と、を有し、前記排出制御手段は、前記第1の残留検知手段と前記第2の残留検知手段とによって前記第1搬送路及び前記第2搬送路に前記記録媒体が残留していることを検知した場合に、前記第1搬送路に残留している第1記録媒体と前記第2搬送路に残留している第2記録媒体の搬送を同時に開始させて、前記第1記録媒体と前記第2記録媒体とをまとめて排出するように制御することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を前記記録手段に導くための第1搬送路と、前記記録媒体を前記第1搬送路とは異なる経路で前記記録手段に導くための第2搬送路と、前記第1搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第1の残留検知手段と、前記第2搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第2の残留検知手段と、前記第1の残留検知手段及び前記第2の残留検知手段の検知結果に基づいて、前記記録媒体の排出動作を制御する排出制御手段と、を有し、前記排出制御手段は、前記第1の残留検知手段と前記第2の残留検知手段とによって前記第1搬送路及び前記第2搬送路に前記記録媒体が残留していることを検知した場合に、前記第1搬送路に残留している第1記録媒体と前記第2搬送路に残留している第2記録媒体とをそれぞれ前記記録手段に到達する前の所定位置まで搬送させた後に一時停止させ、その後、一時停止している前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の搬送を同時に開始させて排出するように制御することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0015】
(第1の実施例)
図1から図4は、本発明の第1の実施例を説明するための図である。
【0016】
まず、図3により、本発明における記録装置301の構成について説明する。図3において、304は上段デッキ、302は下段デッキであり、また反転ローラ318と両面搬送ローラ321によって両面搬送機構が構成されている。上段デッキ304または下段デッキ302から矢印AまたはB方向に給紙された用紙は、まず、給紙センサ306をオンにし、さらに給紙搬送ローラ307によって搬送されてレジ前センサ309をオンにしてから、レジストローラ310の位置にて所定のループを形成して待機する。その後、図示しないコントローラからの同期信号により、用紙は再び矢印C方向に搬送され、感光ドラム311、定着ローラ312、定着排紙ローラ314を経て定着排紙センサ313をオンにする。そして、図示しないコントローラによって両面印字指定がされている場合には、両面フラッパ315が動作して、用紙は矢印D方向から反転センサ317を通過し、反転ローラ318によって反転させられる。その用紙は、さらに矢印E方向から第1の両面搬送ローラ319、両面センサ320、第2の両面搬送ローラ321を通過し、再び給紙搬送ローラ307によって矢印C方向に再給紙される。
【0017】
一方、図示しないコントローラによってフェイスアップ(以下、「FU」と略す)排紙指定がされている場合は、FUフラッパ316が動作し、用紙は、FUローラ324によって矢印F方向のFUトレイに排出される。また、フェイスダウン(以下、「FD」と略す)指定されている場合、用紙はFD排紙センサ322、FD排紙ローラ323を経て矢印G方向からFDトレイに排出される。
【0018】
図4は、図3に示した用紙搬送機構の各駆動部の駆動回路、およびセンサ入力回路を説明するためのブロック図である。図4において401は、ROM,RAM内蔵のワンチップマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)である。また、402〜407はセンサ入力回路であり、それぞれ給紙センサ信号(以下、「FEEDS」という)、レジ前センサ信号(以下、「REGS」という)、定着排紙センサ信号(以下、「FIXS」という)、反転センサ信号(以下、「SWBKS」という)、両面センサ信号(以下、「DUPS」という)、FD排紙センサ信号(以下、「POUTS」という)をCPU401に入力する。
【0019】
408は、メインモータ416を回転させる駆動回路で、CPU401から駆動信号(以下、「MMD」という)を入力する。メインモータ416は、給紙搬送ローラ307、レジストローラ310、感光ドラム311、定着ローラ312、定着排紙ローラ314、およびFD排紙ローラ323を回転させる。409は、上段給紙ローラ305、下段給紙ローラ303を回転させる給紙モータ417の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「FEEDMD」という)を入力する。410は、反転ローラ318、両面搬送ローラ321を回転させる反転モータ418の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「SWBKMD」という)を入力する。411は、メインモータ416の駆動力を給紙搬送ローラ307に伝達する電磁クラッチ419の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「FEEDCLD」という)を入力する。412は、メインモータ416の駆動力をレジストローラ310に伝達する電磁クラッチ420の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「REGCLD」という)を入力する。413は、両面フラッパ315を動作させるソレノイド421の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「DUPSLD」という)を入力する。414は、FUフラッパ316を動作させるソレノイド422の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「FUSLD」という)を入力する。415は、反転モータ418の駆動力を両面搬送ローラ319,321に伝達する電磁クラッチ423の駆動回路であり、CPU401から駆動信号(以下、「DUPCLD」という)を入力する。
【0020】
図1,図2は、CPU401のROM上に書き込まれているプログラムによる制御を説明するためのフローチャートである。図1は、記録装置301に電源を投入したとき、あるいは開閉ドアを閉じられたとき等、記録装置の初期時に行う機内残留紙検知の処理を示し、機内の残留紙の検出は、図4に示す各駆動部を所定期間一斉に動作させ、それらの動作時間中に後述するように各センサによって用紙の有無を検知する。以下においては、フローチャート中のステップをS101のように、Sを付して示す。
【0021】
まず、図1のS101で、図4の各駆動部が一斉に動作する動作時間を規制するためのタイマーをスタートさせる。S102では、このタイマーが所定の動作時間の経過によってタイムオーバしたか否かを判定し、もし経過していればS117でこのタイマーを停止させ、S118で各駆動部を停止させる。S102の判定で所定時間経過していなければ、S103で各駆動部の動作を継続させる。このような各駆動部の動作中に残留紙検知が行われる。
【0022】
残留紙検知は、まず、S104での給紙センサ306からのセンサ信号FEEDSの検知、つまり給紙センサ306による用紙検知の有無の判定から始め、もしそれが用紙有を検知すれば、S105で、自動排紙搬送路としてレジストローラ310に至る共通給紙路を選択する。そのときにおける残留紙の位置の一例を図3中のSAで示す。次のS106では、レジ前センサ309からのセンサ信号REGSを検知し、用紙有ならば、S107で、自動排紙搬送路としてレジストローラ310から定着排紙ローラ314に至る共通搬送路を選択する。次のS108では、定着排紙センサ313からのセンサ信号FIXSを検知し、用紙有の場合は、図3中のSBのように用紙の先端がすでに矢印G方向のFD排紙部に向っている可能性があるため、S109で、FD排紙ローラ323に至るFD排紙路を選択する。次のS110では、反転センサ317からのセンサ信号SWBKSを検知し、用紙有であれば、反転分岐点(以下、「AZETAポイント」という)にて用紙を反転させるべくS111で反転搬送路を選択する。次のS112では、両面センサ320からのセンサ信号DUPSを検知し、用紙有であれば、S113で自動排紙搬送路として給紙搬送ローラ307に至る両面搬送路を選択する。このときにおける残留紙の位置の一例を図3中のSCで示す。次のS114では、FD排紙センサ322からのセンサ信号POUTSを検知し、用紙有であれば、S115で自動排紙搬送路としてFD排紙路を選択する。
【0023】
図2は、図1で示した機内残留紙検知処理の後に実施される自動排紙処理を説明するためのフローチャートである。
【0024】
まず、S201では、タイマーに自動排紙時間Tの初期値0をセットする。図1の機内残留紙検知処理で機内残留紙が検知されなければ、以下の処理において、このTに0以外の値が設定されることはない。
【0025】
S202では、図1の機内残留紙検知処理で反転搬送路が選択されたか否かを判断し、それが選択されていれば、反転搬送時間、すなわちAZETAポイントにて用紙を反転させてから両面センサ320の位置まで搬送するために要する時間t1をTにセットする(S209)。ここで、時間t1は最大サイズの用紙の反転搬送に要する時間である。その後、自動排紙搬送路の選択内容に応じて、S210からS219までの処理が実行され、後述するように、用紙を排出するために必要な駆動の駆動時間が設定される。
【0026】
S203で、両面搬送路が選択されていると判断した場合は、S210,S211のそれぞれで駆動信号SWBKMD,DUPCLDをオンにして、反転モータ418、両面搬送用の電磁クラッチ423を駆動する。S212では、両面センサ320から給紙センサ306まで用紙を搬送するために要する時間t2をTに加算する。S204で、共通給紙路が選択されていると判断した場合は、S213で給紙搬送ローラ307を回転させるべく駆動信号FEEDCLDを出力する。また、S214で、給紙センサ306からレジ前センサ309までの用紙の搬送に要する時間t3をTに加算する。S205で、共通搬送路が選択されていると判断した場合は、S215でレジストローラ310を回転すべく、駆動信号REGCLDを出力する。それから、S216で、用紙の最も短い排紙路である矢印F方向のFUトレイに排紙すべく、FUフラッパ316を動作させるための駆動信号FUSLDを出力する。さらに、S217で時間t4をTに加算する。ここで、時間t4は、用紙の先端がレジ前センサ309から定着排紙センサ313に到達するまでの搬送時間に、最大サイズの用紙の先端から後端までが定着排紙センサ313の位置を通過するために要する時間を加えた時間である。
【0027】
ここで、用紙が正しくFUトレイに排紙できるかを判断するため、処理をS206に移す。S206で、FD排紙路が選択されていると判断した場合は、S207で、先のS216で出力した駆動信号FUSLDをオフにし、S208でTにさらに時間t5を加算する。この時間t5は、FD排紙路とFU排紙路の長さの差に相当し、Tに加算されることによって、結果的に、時間(t4+t5)がTに加算されることになる。ここで、時間(t4+t5)は、用紙の先端がレジ前センサ309からFD排紙センサ322に到達するまでの搬送時間に、最大サイズの用紙の先端から後端までがFD排紙センサの位置を通過するために要する時間を加えた時間である。
【0028】
S206でFD排紙路が選択されていなければ、S228にて、自動排紙時間Tに時間がセットされているか否かを判断し、それが0であれば自動排紙の必要なしとして処理終了させる。それが0でなければ、S218で、自動排紙のためにメインモータ416を回転させるべく駆動信号MMDを出力する。そして、S219で自動排紙時間測定用のタイマーをスタートさせ、S220で所定の自動排紙時間Tを経過するまで待機する。したがって、その自動排紙時間Tだけ、自動排紙動作が継続することになる。その自動排紙時間の経過後は、S221〜S226で用紙搬送路上のすべてのセンサ306〜322の検出信号を読み込み、用紙の有無を確認する。それらのセンサ306〜322のいずれかが用紙有を検知した場合は、自動排紙が失敗したとして、S227でジャム処理を行い自動排紙処理を終了する。
【0029】
(第2の実施例)
まず、図8により、本実施例の記録装置301の構成について説明する。前述した第1の実施例では、給紙部が記録装置301にあらかじめ設定されているが、本実施例では、給紙部としての機能をさらにオプション入力装置にまず拡張した。図8において、701は封筒専用の給紙装置(以下、「封筒フィーダ」という)であり、封筒給紙ローラ703によって封筒を記録装置301の本体内に送り込む。702は、その封筒の給紙路上にある用紙センサである。704はオプション入力装置(以下、「オプションデッキ」という)であり、大容量の給紙装置、あるいは多段デッキの給紙装置を備えることができる。706は、その給紙装置704の最終段の搬送ローラであり、705は、その最終搬送路にある用紙センサである。これらオプション装置701,704は、それぞれを制御するために図示しないマイクロコンピュータ形態の制御部を有している。記録装置301の本体のCPU401(図4参照)は、これらのマイクロコンピュータ形態の制御部との間にて、シリアル通信機能を用いて指令や状態の情報の授受を行う。
【0030】
図5は、本実施例における機内残留紙検知処理のフローチャートを示したものである。処理の大筋は、前述した第1の実施例と同様であるので、ここでは異なっている部分について説明する。本実施例では、前述した第1の実施例の構成にさらに封筒フィーダ701、オプションデッキ704が追加されているので、記録装置301の機内の残留紙だけでなく、それら封筒フィーダ701およびオプションデッキ704の機内の残留紙をも検知する。まず、CPU401と封筒フィーダ701との間でシリアル通信を行い、S501で、封筒給紙センサ702からのセンサ信号ENVSに基づいて用紙有と判断した場合は、S502で自動排紙搬送路として封筒フィーダ給紙路を選択する。そのときにおける用紙(封筒)の残留状態の一例を図8中のDSで示す。また、同様に、オプションデッキ704との間でシリアル通信を行い、S503でオプションデッキ用紙センサ705からのセンサ信号OPTDSに基づいて用紙有と判断した場合には、S504で自動排紙搬送路としてオプションデッキ給紙路を選択する。そのときにおける用紙の残留状態の一例を図8中のSEで示す。
【0031】
図6,図7は、本実施例での自動排紙処理のフローチャートである。前述した第1の実施例での共通給紙路選択の判断処理S204の前に、S601,S602で封筒フィーダ給紙路やオプションデッキ給紙路が選択されているか否かを判断し、もし選択されていれば、S603,S604でシリアル通信により給紙指令を封筒フィーダ701、オプションデッキ704に送信して、用紙を搬送させる。具体的には、封筒フィーダ701にあっては、封筒給紙ローラ703によって用紙としての封筒を矢印H方向に搬送し、またオプションデッキ704にあっては、搬送ローラ706によって用紙を矢印J方向に搬送する。このような場合における自動排紙時間Tについては、封筒フィーダ701、オプションデッキ704内での用紙の搬送時間が短いため、ここでは加算しない。また、このような複数の給紙搬送路のそれぞれに残留紙が存在した場合に、それら複数の残留紙について必要な排紙時間の内、最大の排紙時間を自動排紙時間Tとして設定して、各給紙搬送を同時に開始することにより、それら複数の残留紙をまとめて排出することができる。図7中のステップS701,S702にて、封筒給紙センサ702、オプションデッキ用紙センサ705の検出信号ENVS,OPTDSを読み込み、用紙の有無を確認する。
【0032】
このように、本実施例では、オプションの給紙装置に対しても十分に対応することができる。
【0033】
(第3の実施例)
図10は、本実施例の記録装置301の構成を示す。本例の記録装置301は、前述した第2の実施例の構成に対し、さらにオプションの出力装置(以下、「オプションソータ」という)901を接続した構成となっている。図10において、902は複数の排紙ビンであり、それらに対する用紙の振り分けは、それぞれのビン902の根元に位置する搬送路切り替えフラッパ902Aを制御することによって行われる。903は、不正用紙排出用のスタッカであり、それよりも上流側に位置するどの搬送路切り換えフラッパ902Aも動作しなかった場合に、用紙は、このスタッカ903に排出される。オプションソータ901は、図示しないマイクロコンピュータ形態の制御部を有しており、記録装置301のCPU401との間のシリアル通信によって、指令や状態の情報を授受する。
【0034】
機内残留紙検知処理は、前述した第2の実施例の図5と同じであるのでここでは省略する。
【0035】
図9は、本実施例における自動排紙処理のフローチャートであり、同図9のS220の後は図7のフローチャートが続く。前述した第2の実施例S216では、用紙をFDトレイに排出せざる得ない場合を除き、それをFUトレイに排出していたが、本実施例では、さらにオプションソータ901が接続されているので、その後のS801で、CPU401は、シリアル通信を使って不正用紙排出用スタッカ903を選択する指令をオプションソータ901に発する。このような指令を受けたオプションソータ901は、図示しない入口センサで用紙を検知したら、その用紙を不正用紙排出用スタッカ903に排出する。また、FDトレイに用紙を排出すると判断した場合は、S802で不正用紙排出用スタッカ903を選択する指令を取り消す。
【0036】
(第4の実施例)
図11から図13は、本発明の第4の実施例を説明するための図である。
【0037】
まず、図12により本実施例における記録装置の構成について説明する。図12において、201はオプション入力装置であり、下段デッキ204と上段デッキ205を有する。208,209は、対応するデッキ204,205から用紙を給紙するローラである。210は、デッキ204,205から給紙された用紙をプリンタ202内に送り込む搬送ローラであり、搬送ローラ210の下流側に用紙出口センサ211が配置されている。
【0038】
206はプリンタ202内に設置される下段デッキ、207は同じく上段デッキであり、それぞれ給紙用のローラ212,213を有する。214はプリンタ202内の給紙センサであり、オプション入力装置201側から給紙される用紙、およびプリンタ202側のデッキ206、上段デッキ207から給紙される用紙を検知する。215は、給紙された用紙をさらに搬送する給紙搬送ローラであり、レジストローラ217の位置にて所定のループを作成させるまで用紙を送り込む。216は、その用紙のループを作成するために利用される用紙センサ(以下、「レジ前センサ」という)である。レジストローラ217は、感光ドラム218によって用紙に画像が開始される直前に回転し、その用紙を定着ローラ219、定着排紙ローラ220を通してプリンタ202から排出する。221は、プリンタ202内の用紙の搬送路の最下流側に位置する用紙センサであり、用紙の排出を監視する。
【0039】
203はオプション出力装置であり、プリンタ202から排出された用紙を入口センサ222で検知して、その用紙を搬送ローラ223によって取り込んでから、指定された排紙ビン224のいずれかに排出する。
【0040】
図13は、図12に示した用紙搬送機構の各駆動部の駆動回路、およびセンサの入力回路を説明するためのブロック図である。図13において1301は、プリンタシステムを管理するビデオコントローラ上に搭載されるマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)であり、ホストから送られる画像データの処理、コマンドの処理を行い、そして、オプション入力装置201を制御するマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)1302、プリンタエンジンを制御するマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)1303、およびオプション出力装置203を制御するマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)1304とシリアル通信を行いながら、それぞれの装置を制御する。
【0041】
1305はセンサ入力回路であり、オプション入力装置201の出口センサ211の検知信号をCPU1302に入力する。1306は、オプション入力装置201の搬送ローラ210を回転させるモータ1316の駆動回路であり、CPU1302から出力される駆動信号によって制御される。CPU1302は、CPU1301から送られる給紙指令、搬送指令によって、用紙を所望のデッキ204,205から給紙、搬送する。
【0042】
1307,1308,1309は、それぞれプリンタ202内の搬送路上に位置する給紙センサ214、レジ前センサ216、定着排紙センサ221の入力回路であり、それぞれ対応するセンサからの検知信号をCPU1303に入力する。1310は、プリンタ202内のすべてのローラと感光ドラム218を駆動するメインモータ1320の駆動回路であり、CPU1303から出力される駆動信号によって制御される。1311は、給紙搬送ローラ215にメインモータ1320の回転を伝達するクラッチ1321の駆動回路であり、CPU1303から出力される駆動信号によって制御される。1312は、レジストローラ217にメインモータ1320の回転を伝達するクラッチ1322の駆動回路であり、CPU1303から出力される駆動信号によって制御される。CPU1303は、CPU1301から送られる搬送指令によって、用紙をオプション出力装置203へ搬送する。
【0043】
1313はセンサ入力回路であり、オプション出力装置203の入口センサ222の検知信号をCPU1304に入力する。1314は、オプション出力装置203の搬送ローラ223を回転させるモータ1324の駆動回路であり、CPU1304から出力される駆動信号によって制御される。CPU1304は、CPU1301から送られる搬送指令によって、用紙をプリンタエンジンから搬送する。
【0044】
図11は、本実施例におけるCPU1301の制御を説明するためのフローチャートである。本例の場合、オプション入力装置緒201、プリンタ202、オプション出力装置203は、それぞれの判断で自動排紙動作を行うようになっており、システムの初期設定を終えたCPU1301は、各装置201,202,203のウォームアップの最中に、各装置のステータスをシリアル通信によって得る。
【0045】
まず、S1101では、オプション入力装置201が自動排紙動作に入ったか否かを判断し、もし自動排紙動作中ならば、S1104で、オプション入力装置201の搬送下流側にあたるプリンタエンジンが搬送可能であるか否かを判断する。もし、搬送可能でなければ、S1109で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S1104でプリンタエンジンが搬送可能状態であれば、S1105でオプション出力装置203が搬送可能であるか否かを判断する。もし、搬送可能でなければ、S1109で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S1105でオプション出力装置203が搬送可能であれば、S1106でプリンタエンジンに対して用紙搬送指令を出力する。S1102でプリンタエンジンが自動排紙動作に入ったと判断した場合、S1107でオプション出力装置203が搬送可能であるか否かを判断する。もし、搬送可能でなければ、S1109で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S1107でオプション出力装置203が搬送可能であれば、S1108で、オプション出力装置203に対して用紙搬送指令を出力する。S1103でオプション出力装置203が自動排紙中であると判断した場合、あるいはその他の装置が自動排紙中であるならば、その動作が終了するまでS1101からS1103までの動作を繰り返す。
【0046】
(第5の実施例)
図14は、本発明の第5の実施例として、前述した第4の実施例におけるCPU1301の他の制御例を説明するためのフローチャートである。
【0047】
前述した第4の実施例では、各装置201,202,203がそれぞれの判断で自動排紙動作を行っていたが、本実施例では、CPU1301に対して、それぞれの装置のCPU1302,1303,1304からシリアル通信によって自動排紙要求ステータスを出力するようにした。
【0048】
まず、第4の実施例と同様の各装置のウォームアップ段階にて、S1401でオプション入力装置201側から自動排紙要求がされていると判断した場合、S1404でプリンタエンジンが搬送可能か否かを判断し、それが搬送可能でなく、かつプリンタエンジン用のCPU1302から搬送不能ステータスが入力されていれば、S1410からS1413に進みエラー処理を行って制御を終える。搬送不能ステータスは、用紙のジャムや故障が発生した場合に送られるステータスである。また、S1413でのエラー処理は、表示パネルやホストコンピュータに用紙が機内に残留していることを報知する処理である。S1410で搬送不能ステータスが送られてなければ、S1404に戻ってプリンタエンジンが搬送可能となるまで待機する。S1404でプリンタエンジンが搬送可能となったときは、S1405,S1411でオプション出力装置203についても同様にして、搬送可能であるか否か、搬送不能ステータスが送られてきているか否かを判断し、搬送可能であればS1406でオプション入力装置201側へ用紙搬送指令を出力する。
【0049】
S1402では、プリンタエンジン側から自動排紙要求が送られているか否かを判断する。もし、要求がきていれば、S1405,S1411と同様に、S1407,S1412でオプション出力装置203が搬送可能であるか否か、搬送不能ステータスが送られてきているか否かを判断し、それが搬送可能であれば、S1408でプリンタエンジン側に対して用紙搬送指令を出力する。S1403では、オプション出力装置203から自動排紙要求がきているか否かを判断する。もし、自動排紙要求がきていれば、S1409でオプション出力装置203側に対して用紙搬送指令を出力する。
【0050】
本実施例では、それぞれの装置について用紙の搬送が可能であるか否かを判断してから、CPU1301から用紙搬送指令を出力するため、装置間の同期が取りやすく、前述した第4の実施例において生じるおそれのある問題、つまりある装置の自動排紙動作開始タイミングが早すぎて自動排紙を断念するケースが無くなる。
【0051】
(第6の実施例)
図15は、本発明の第6の実施例として、前述した第4の実施例におけるCPU1301のさらに他の制御例を説明するためのフローチャートである。
【0052】
前述した第5の実施例では、CPU1301が各装置からの自動排紙要求ステータスを受けて各装置の状態を監視して、用紙搬送指令を出力していたが、本実施例では、各装置からの自動排紙要求ステータスではなく、用紙搬送路に設置されたセンサの情報をもって、CPU1301が自動排紙の必要性を判断して用紙搬送指令を出力する。
【0053】
まず、S1501で、制御する全ての装置が搬送可能となるまで待機する。全ての装置が搬送可能でなければ、S1522で、搬送不可能なエラーステータスが送られてきているか否かを判断する。もし、エラーステータスが送られているならば、S1523のエラー処理を行って制御を終了する。そのエラー処理の内容は、前述した第5の実施例と同様である。
【0054】
S1502で、オプション入力装置201の用紙搬送路上にある出口センサ211が用紙を検知しているか否かを判断し、もし、「用紙なし」と判断した場合は、S1503でオプション入力装置201に用紙搬送停止指令を出力し、S1504で、オプション入力装置201からの用紙排出予告であるフラグをリセットする。S1502で「用紙有り」と判断した場合は、S1515でオプション入力装置201へ用紙搬送指令を出力してから、S1516でプリンタエンジンに搬送指令を出力し、そしてS1517で、オプション入力装置201からの用紙排出予告であるフラグをセットする。S1505では、プリンタエンジンの用紙搬送路上の最下流にある定着排紙センサ221が用紙を検知しているか否かを判断し、もし、「用紙なし」と判断した場合は、S1506で、プリンタエンジンからの排紙予告であるフラグをリセットする。S1505で「用紙有り」と判断した場合は、S1518でオプション入力装置201へ用紙搬送指令を出力し、S1519でプリンタエンジンからの用紙排出予告のフラグをセットする。
【0055】
S1507,S1508ではプリンタエンジン内の用紙搬送路上のレジ前センサ216、給紙センサ214が用紙を検知しているか否かを判断し、もし、いずれも用紙を検知していなければ、S1509でオプション入力装置201からの用紙排出予告があるか否かを判断し、「予告無し」つまりオプション入力装置201からの用紙排出予告であるフラグがリセットされていれば、S1510でプリンタエンジンに用紙搬送停止指令を出力する。S1507,S1508で「用紙有り」と判断した場合は、S1520でプリンタエンジンに用紙搬送指令を出力する。S1511では、オプション出力装置203の搬送路上に設置された入口センサ222が用紙を検知しているか否かを判断し、「用紙無し」と判断した場合は、S1512でプリンタエンジンからの用紙排出予告があるかを判断し、「予告無し」つまりプリンタエンジンからの排紙予告であるフラグがリセットされていれば、S1513でオプション出力装置203に用紙搬送停止指令を出力する。S1511で「用紙有り」と判断した場合は、S1521でオプション出力装置203に用紙搬送指令を出力する。
【0056】
S1514では、全ての装置に用紙搬送停止指令を出力したか否か、すなわち、自動排紙の必要性がなかった否か、あるいは自動排紙を完了したか否かを判断し、自動排紙中であればS1502からS1513の処理を繰り返す。
【0057】
以上のように本実施例では、システムの用紙搬送路上のセンサ情報によって、各装置への用紙搬送タイミングを変えることができるため、無駄な用紙搬送のためのモータ駆動を行わなくてすむ。
【0058】
(第7の実施例)
図16は、本発明の第7の実施例における記録装置の構成の説明図である。本例では、前述した実施例の図12の構成に加えて、封筒専用の給紙装置(以下、「封筒フィーダ」という)601と、両面プリントのための両面搬送機構を記録装置本体202の内部に備えている。
【0059】
前者の封筒フィーダ601は、封筒給紙ローラ603によって封筒を記録装置本体202に送り込む。602は、その給紙路上にある用紙センサである。
【0060】
一方、後者の両面搬送機構は、両面フラッパ608、反転センサ604、反転ローラ605、両面搬送ローラ606、両面センサ607で構成され、両面プリントを行う場合には、両面フラッパ608を動作させて、用紙を両面搬送機構に送り込む。その用紙は、図16中の矢印Sのように、反転センサ604を通過してから反転ローラ605によって反転させられ、さらに両面搬送ローラ606、両面センサ607を通過し、再び給紙搬送ローラ215によって再給紙される。
【0061】
図17は、本実施例の記録装置の制御系のブロック図である。本例では、前述した実施例の図13の構成に対して、前記封筒フィーダ601を制御するマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)1701、前記両面搬送機構を制御するマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と略す)1702が追加されている。CPU1301は、ホストから送られる画像データの処理、コマンドの処理を行い、オプション入力装置201を制御するCPU1302と、プリンタエンジンを制御するCPU1303と、オプション出力装置203を制御するCPU1304と、封筒フィーダ601を制御するCPU1701との間にてシリアル通信を行いながら、それぞれの装置を制御する。また、プリンタエンジンを制御するCPU1303は、両面搬送機構を制御するCPU1702との間にてシリアル通信を行いながら、両面搬送の制御を行う。
【0062】
本実施例における機内残留検知処理は、前述した第2の実施例における図5と同様であるため、その説明は省略する。
【0063】
図18は、機内残留紙検知によって機内残留紙が検知された場合の自動排紙処理のフローチャートを示し、システムの初期設定を終えたCPU1301は、機内残留紙検知処理によって、機内残留紙情報つまり各センサの検出情報を得、この情報に基づき、この図18の自動排紙制御を行う。
【0064】
まず、S901にて、封筒フィーダ601に機内残留紙があるか否かを判断し、もし機内残留紙があるならば、S904にて、封筒フィーダ601の搬送下流側にあたるプリンタエンジンが搬送可能状態であるか否かを判断する。もし、それが搬送可能状態になければ、S921で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S904にてプリンタエンジンが搬送可能状態であれば、S905でオプション出力装置203が搬送可能状態であるか否かを判断する。もし、それが搬送可能状態であれば、S906で封筒フィーダ601に対して残留紙給紙指令を出力する。封筒フィーダ601は、残留紙給紙指令を受けると、封筒給紙センサ602からレジストローラ217までの用紙搬送時間分だけ駆動部を動作(残留紙給紙動作)させた後に停止する。これにより、封筒フィーダ601の機内残留紙は、レジストローラ217まで搬送されることになる。そして、S907にて、このような封筒フィーダ601の残留紙給紙動作が終了するまで待機し、その残留紙給紙動作が終了すればS902へ進む。
【0065】
S902では、オプション入力装置201に機内残留紙があるか否かを判断し、もし、機内残留紙があるならば、S908にて、オプション入力装置201の搬送下流にあたるプリンタエンジンが搬送可能状態であるか否かを判断する。もし、それが搬送可能状態でなければ、S921で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S908にてプリンタエンジンが搬送可能状態であれば、S909でオプション出力装置203が搬送可能状態であるか否かを判断する。もし、それが搬送可能状態でなければ、S921で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。S909にてオプション出力装置203が搬送可能状態であれば、S910でオプション入力装置201に対して残留紙給紙指令を出力する。オプション入力装置201は、残留紙給紙指令を受けると、オプション入力装置201の出口センサ211から給紙搬送ローラ215までの用紙搬送時間分だけ駆動部を動作(残留紙給紙動作)させた後に停止する。これにより、オプション入力装置201の機内残留紙は、給紙搬送ローラ215まで搬送されることになる。そしてS911にて、このようなオプション入力装置201の残留紙給紙動作が終了するまで待機し、その残留紙給紙動作が終了すればS912に進む。S912では、オプション入力装置201へ用紙搬送指令を出力し、S916以降のプリンタエンジン残留紙給紙制御へ進む。
【0066】
S902にて、オプション入力装置201に機内残留紙がなければ、S903でプリンタエンジン内に機内残留紙があるか否かを判断し、もし機内残留紙があるならば、S913にてオプション出力装置203が搬送可能状態であるか否かを判断する。もし、それが搬送可能状態でなければ、S921で全ての装置に対して緊急停止指令を出力する。
【0067】
S913にてオプション出力装置203が搬送可能状態であれば、S914にて、前述した機内残留紙検知処理の時点でレジ前センサ216が用紙を検知したか否かをチェックし、レジ前センサ216が用紙を検出していたならば、S918に進み、システムを構成する各装置(オプション入力装置201、プリンタ202、オプション出力装置203、封筒フィーダ601)に対して用紙搬送指令を出す。S914にて、レジ前センサ216が用紙を検知していない場合は、S915にて、前述した機内残留検知処理の時点で給紙センサ214が用紙を検知したか否かをチェックし、その給紙センサ214が用紙を検出していなければS918に進み、システムを構成する各装置に対して用紙搬送指令を出す。S915にて、給紙センサ214が用紙を検出していたならばS916へ進み、プリンタエンジンに対して残留紙給紙指令を出力する。プリンタエンジンは、残留紙給紙指令を受けると、給紙センサ214からレジストローラ217までの用紙搬送時間分だけ駆動部を動作(残留紙給紙動作)させた後に停止する。これにより、給紙センサ214によって検出されていた紙は、レジストローラ217まで搬送されることになる。そしてS917にて、このようなプリンタエンジンの残留紙給紙動作の終了を待ち、その残留紙給紙動作が終了するとS918へ進む。S918では、システムを構成する各装置に対して用紙搬送指令を出力し、S919で所定の自動排紙時間待った後、S920で各装置に対して用紙搬送指令を解除して終了する。
【0068】
以上のように制御することによって、各装置の給紙部の残留紙をレジストローラ215の前でまとめた上、一括して排出することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の記録装置は、残留した複数の記録媒体の自動排出を同時に開始することにより短い時間で完了することできる。そのため特に、記録手段として、記録媒体の搬送に伴い同時に回転する感光ドラムを用いた場合には、その劣化を軽減することができる。
【0072】
また、複数の搬送路に残留した記録媒体が存在するときに、それらを所定位置に搬送してから一括して排出させることにより、それらを共通の排出経路から速やかに排出し、エネルギーの節約および騒音を低く抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における機内残留紙検知の手順を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施例における自動排紙処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例の記録装置全体の概略構成図である。
【図4】図3に示す記録装置における制御系のブロック構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例における機内残留紙検知の手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例における自動排紙処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における自動排紙処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例の記録装置全体の概略構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例における自動排紙処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例の記録装置全体の概略構成図である。
【図11】本発明の第4の実施例における用紙の搬送制御を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施例の記録装置全体の概略構成図である。
【図13】図12に示す記録装置における制御系のブロック構成図である。
【図14】本発明の第5の実施例における用紙の搬送制御を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第6の実施例における用紙の搬送制御を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の第7の実施例の記録装置全体の概略構成図である。
【図17】図16に示す記録装置における制御系のブロック構成図である。
【図18】図16に示す記録装置における用紙の搬送制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
301 記録装置
302 下段デッキ
303 下段給紙ローラ
304 上段デッキ
306 給紙センサ
307 給紙搬送ローラ
309 レジ前センサ
310 レジストローラ
311 感光ドラム
312 定着ローラ
313 定着排紙センサ
314 定着排紙ローラ
315 両面フラッパ
316 FUフラッパ
317 反転センサ
318 反転ローラ
319 第1の両面搬送ローラ
320 両面センサ
321 第2の両面搬送ローラ
322 FD排紙センサ
323 FD排紙ローラ

Claims (4)

  1. 記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体を前記記録手段に導くための第1搬送路と、
    前記記録媒体を前記第1搬送路とは異なる経路で前記記録手段に導くための第2搬送路と、
    前記第1搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第1の残留検知手段と、
    前記第2搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第2の残留検知手段と、
    前記第1の残留検知手段及び前記第2の残留検知手段の検知結果に基づいて、前記記録媒体の排出動作を制御する排出制御手段と、を有し、
    前記排出制御手段は、前記第1の残留検知手段と前記第2の残留検知手段とによって前記第1搬送路及び前記第2搬送路に前記記録媒体が残留していることを検知した場合に、前記第1搬送路に残留している第1記録媒体と前記第2搬送路に残留している第2記録媒体の搬送を同時に開始させて、前記第1記録媒体と前記第2記録媒体とをまとめて排出するように制御することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1搬送路及び前記第2搬送路は、前記記録装置の本体に接続されるオプション入力装置の搬送路であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体を前記記録手段に導くための第1搬送路と、
    前記記録媒体を前記第1搬送路とは異なる経路で前記記録手段に導くための第2搬送路と、
    前記第1搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第1の残留検知手段と、
    前記第2搬送路において前記記録媒体が残留しているか否かを検知する第2の残留検知手段と、
    前記第1の残留検知手段及び前記第2の残留検知手段の検知結果に基づいて、前記記録媒体の排出動作を制御する排出制御手段と、を有し、
    前記排出制御手段は、前記第1の残留検知手段と前記第2の残留検知手段とによって前記第1搬送路及び前記第2搬送路に前記記録媒体が残留していることを検知した場合に、前記第1搬送路に残留している第1記録媒体と前記第2搬送路に残留している第2記録媒体とをそれぞれ前記記録手段に到達する前の所定位置まで搬送させた後に一時停止させ、その後、一時停止している前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の搬送を同時に開始させて排出するように制御することを特徴とする記録装置。
  4. 前記第1搬送路及び前記第2搬送路は、前記記録装置の本体に接続されるオプション入力装置の搬送路であることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
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