JP3780005B2 - ファクシミリ装置、及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はファクシミリ装置、特にLANに接続可能なファクシミリ装置、及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、公衆電話網(PSTN)等の既存の通信回線の他に、LANにも接続可能なファクシミリ装置が知られている。このようなファクシミリ装置としては、例えば、パソコン内にFAXボードとして組込むタイプ、または、パソコンとRS232C等により接続させるタイプ等が存在するが、いずれのタイプもファクシミリサーバーとして動作するため、パソコンが占有される状態となっていた。
【0003】
また、ファクシミリ装置の動作モード(例えば、通信モード、記録モード、読取モード)の設定も、接続されているパソコンをユーザが操作することにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、ファクシミリ装置を接続するためのパソコン、またはFAXボードを内蔵させるための専用パソコンを1台購入しなければならず、使用者は多額な投資が必要であった。
【0005】
また、ユーザーがファクシミリ装置の処理モードを設定するまでの間、ファクシミリ装置の他の処理モードは利用することができなかった。さらに、1つのサービス(例えば、通信サービス)中に、他のサービス(例えば、プリントサービス)が行えない等の理由からユーザインタフェースが劣るものとなっていた。
【0006】
本発明は、このような背景の下になされたもので、その目的は、ファクシミリ装置を既存の通信回線の他、LANとも接続するに当たり、コストダウンを図りつつファクシミリ装置の機能を有効に利用できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置において、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析する解析手段と、前記解析手段により解析されたパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定するモード設定手段と、受信したパケット毎に前記モード設定手段により該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、該判断結果に応じて前記モード設定手段による処理モードの設定を制御する制御手段とを設けている。
また、本発明は、LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置の制御方法において、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析し、該解析したパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定し、この処理モードの設定の際に、受信したパケット毎に該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、この判断結果に応じて処理モードの設定を制御するよう構成されている。
【0008】
また、本発明では、前記モード設定手段は、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信して前記解析手段により解析されたパケットに基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理の途中で順次処理モードを設定するよう構成されている。
また、本発明では、前記モード設定手段は、前記通信手段、記録手段、または読取手段に対応する処理モードを設定する際、各処理モード間に優先順位を設けて設定するよう構成されている。
また、本発明では、前記優先順位は変更可能に入力されて設定されるよう構成されている。
【0009】
【作用】
本発明では、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットが解析され、該解析したパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードが、該パケットを処理する際に設定され、この処理モードの設定の際に、受信したパケット毎に該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否かが判断され、この判断結果に応じて処理モードの設定が制御される。
【0010】
また、本発明では、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信して前記解析手段により解析されたパケットに基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理の途中で順次処理モードが設定される。
また、本発明では、前記通信手段、記録手段、または読取手段に対応する処理モードを設定する際、各処理モード間に優先順位を設けて設定される。
また、本発明では、前記優先順位は変更可能に入力されて設定される。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
[第1実施例]
図1は、本発明の実施例による画像処理装置を適用した通信システムのシステム構成図である。本実施例による画像処理装置は、LAN100に直接接続可能なファクシミリ装置(以下、LAN−FAXという)101により構成され、このLAN−FAX101は、公衆電話網(PSTN)102にも接続されている。LAN100には、複数のクライアントマシン(情報処理端末)104の他に、LAN100上のファイル管理等のLAN100の管理を行い、ファイルサーバーとしても機能するサーバーマシン103も接続されている。
【0013】
図2は、LAN−FAX101の概略構成を示すブロック図である。LAN−FAX101は、CPU201を中核として、ファクシミリ通信に関する各種の制御を行うものであり、CPU201には、ROM202、RAM203、画像メモリ204、解像度変換処理部205、通信用符号化復号化処理部206、読取/記録用符号化復号化処理部207、モデム208、NCU209、画像処理部210、スキャナ211、操作部212、ラインバッファ213、LANインターフェイス214、プリンタ215、およびプリンタフォーマッタ216が接続されている。
【0014】
ROM202には、各種の制御プログラムがプリセットされており、CPU201はこれら制御プログラムに従って、後述する各種制御を行う。RAM203は、スタティックRAM等により構成され、プログラム制御変数を格納するなどワークメモリとして利用される。また、オペレータが操作部212を介して登録した各種の設定値や装置の管理データ等もRAM203に格納される。画像メモリ204は、ダイナミックRAM等により構成され、画像データを蓄積するために利用される。
【0015】
解像度変換処理部205は、ラスタデータのミリ−インチ解像度変換などの解像度変換処理を行い、通信用符号化復号化処理部206および読取/記録用符号化復号化処理部207は、夫々、通信用、読取/記録用として、画像データの符号化復号化処理を行う。モデム208は、ファクシミリの送受信信号の変復調を行うものであり、NCU209は、通信回線102に選択信号(ダイヤルパルス、またはトーンダイヤラ)を送出し、呼出音を検出して自動着信動作を行う等の回線制御を行う。
【0016】
スキャナ211は、CSイメージセンサ、原稿搬送機構などにより構成され、原稿情報を光学的に読取って電気的な画像データに変換するものである。画像処理部210は、スキャナ211により読取られた画像データに対して各種の補正処理を施して高精細な画像データとして出力する。操作部212は、キーボード等により構成され、オペレータが各種入力操作を行うために使用される。
【0017】
ラインバッファ213は、画像データの転送制御を行う際に、順次1ライン単位で画像データを一時的に記憶する。LANインタフェイス214は、LAN100に接続するためのインタフェイスである。なお、本実施例では、LAN100は、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)のプロトコルに準拠したネットワークであり、LANインタフェイス214も同様にTCP/IPのプロトコルに準拠している。
【0018】
プリンタ215は、受信画像やファイルデータを記録紙に印刷するレーザビームプリンタである。プリンタフォーマッタ216は、ワークステーション104などからのファイルデータを印刷する際に、プリンタ記述言語を解析し、画像データに変換する。モード設定部219は、LAN100上の他のクライアントマシン104から送られて来る処理コマンドを解析し、その解析結果に基づいて、LAN−FAX101の通信モード、記録モード、読取モードの各処理モードを設定する。
【0019】
次に、LAN−FAX101のモード自動設定例を、図3のタイムチャートに基づいて説明する。
【0020】
図3において、▲1▼のタイミングで、或るクライアントマシン104からLAN−FAX101に、送信要求に係るパケットが送られてきたとする。すると、送信モードを設定して、送信要求に係るパケットを指定に係る送信先に送信する送信処理を開始する。なお、このパケットのデータエリアには、当然、送信要求コマンドが含まれている。また、タイミングとは、LAN100のプロトコルであるTCP/IPのプロトコルにおけるパケットのタイミングである。
【0021】
次に、▲2▼のタイミングで、別のクライアントマシン104からLAN−FAX101に、プリント要求に係るパケットが送られてきたとすると、プリント(記録)モードを新たに設定して、プリント要求に係るパケット内のデータをプリンタ215により記録する記録処理を開始する。この場合、CPU201は、時分割にて送信処理と記録処理とを並行して行う。
【0022】
次に、複数のパケットに分割されて送られてきた▲1▼のタイミングにおけるクライアントの一連の送信データの送信が終了して、送信モードがリセットされた状態、すなわち▲3▼のタイミングで、さらに別のクライアントマシン104から送信要求に係るパケットが送られてきたとすると、再度、送信モードを設定して、送信要求に係るパケットを指定に係る送信先に送信する送信処理を開始する。
【0023】
このように、順次送られてくるパケットに含まれるモード設定情報(処理コマンド)に基づいて、LAN−FAX101は自動的にその動作モードを設定して、その機能に対応する通信、記録、読取り等の動作を実行する。このため、各クライアントは、全くLAN−FAX101側の動作状態を意識することなく、所望の動作を実行させることができ、さらに、LAN−FAX101専用のパソコンを設置する必要もなくなる。
【0024】
ここで、各クライアントマシン104からのコマンド制御について説明しておく。まず、LAN−FAX101の機能を使用とするクライアントマシン(ここでは送信要求を行うクライアントとする)104では、LAN100上の自己のアドレスをもとに、送信画像ファイルを生成する。この送信画像ファイルは、接続されたLANのプロトコルに従い構成されるものであり、本実施例では、LANのプロトコルはTCP/IPのプロトコルに準拠しているので、送信画像ファイルもTCP/IPのプロトコルに従って構成される。
【0025】
TCP/IPのデータ構成は、図5の概略図のように、MAC(Media Access Control)アドレス・IPヘッダ・TCPヘッダ・データ部などにより構成されるものである。
【0026】
図5において、603は、データの送信先を示すMACアドレス(6バイト)であり、604は、送信元を示すMACアドレス(6バイト)である。このMACアドレスは、LAN100に接続される機器固有のアドレスであり、OSIレイヤ7におけるデータリング層に相当するものである。606は、IPヘッダであり、OSIレイヤ7におけるネットワーク層のプロトコルに相当するものである。このIPヘッダには、ネットワーク上の機器にアクセスするためのアドレスが設定されるものであり、送信元のIPアドレス606a、送信先のIPアドレス606bが格納されている。
【0027】
607は、TCPヘッダであり、データ転送の信頼性の確保を既定するトランスポート層に相当するものである。608は、データであり、このデータ部に画像データや処理コマンドなどが格納されるものである。このデータ部は図5に示したように、データ長の制限があるため、画像データ等を通信する時は複数パケットで1つの処理(例えばプリント処理等)が構成される。また、このデータ部は、OSIレイヤ7におけるアプリケーション層に相当するものである。
【0028】
本実施例では、送信する画像データをファイルサーバー103のメモリに格納する際、ファイル種別、ファイル番号、処理モード等を認識する必要があるため、これらのファイル情報が格納されているコマンドデータヘッダと、画像データが格納されている画像データファイルの2つの情報を、前記データ部に配置して送信することにより、送信制御を行う。また、コマンドデータヘッダ内のファイル情報は、ファイルサーバー103上のファイル種別解析用アプリケーションソフトにより解析され、画像ファイルの種別などがファイルサーバー103により管理される。
【0029】
次に、LAN−FAX101の処理モード自動設定制御を、図4のフローチャートに従って説明する。
【0030】
LAN−FAX101は、まず、ファイルサーバー103からパケットにて送られてきた前記ファイルをLANインターフェイス214を介して受取り、処理コマンドの要求を受付ける(ステップS401)。そして、受付けた処理コマンドを解析し、その解析された処理コマンドに基づいて通信モード、記録モード、または読取モードに区別して、今回モードとする(ステップS402)。
【0031】
次に、既に設定されている処理モードと今回モードとが一致するか否かを判別する(ステップS403)。この場合、モードが一致していても、クライアントマシン104のアドレスが異なるときは、無効データとする(又は、現在、同一モード使用中につき、受付けられない旨をファイルサーバー103へ通知する)。
【0032】
既に設定されている処理モードと今回モードとが不一致のときは、モード設定部219により今回モードを処理モードとして設定し(ステップS404)、ステップS405に進む。既に設定されている処理モードと今回モードとが一致しているときは、処理モード設定を行わずにステップS405に進む。
【0033】
そして、処理コマンド(今回モード)に対応する処理モードの種別を判別し(ステップS405)、その処理モードに応じた処理を開始するよう指示する(ステップS406〜S408)。この指示により、例えば、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが送信モードであれば、今回受信した送信モードに係るパケットのデータを送信バッファへ格納し、公衆電話網102を介して他のファクシミリ装置に送信する送信処理が開始される。なお、送信処理において、LAN100から送られてくるデータの伝送速度は、イーサーネットの10Base−T接続等では10Mbpsであり、公衆電話網102のデータ伝送速度は19.2Kbpsであって、両者の差が大きいため、公衆電話網102側を待たせることなく通信が可能である。
【0034】
また、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが記録モードであれば、今回受信した記録モードに係るパケットのデータをプリンタフォーマッタ216により変換し、1ページ分のデータが揃った時点でプリンタ215により印刷する印刷処理が開始される(ステップS407)。また、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが読取モードであれば、スキャナ211を動作させて読取った画像データをLANインターフェイス214よりファイルサーバー103に転送する読取処理が開始される(ステップS408)。
【0035】
次に、今回のパケット内のコマンドデータヘッダ内にモード終了コードが有り、処理終了が宣言されているか否かを判別する(ステップS409)。その結果、モード終了コードが無く、処理終了が宣言されていないときは、そのまま終了し、モード終了コードが有り、処理終了が宣言されているときは、新たな処理モードを設定可能にすべく、処理終了が宣言されている処理モード、すなわち今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードをリセットして(ステップS410)、終了する。
【0036】
このように、各パケット内の処理コマンドに基づいて自動的に処理モードが設定される。なお、CPU201は、複数の処理モードが設定されているときは、時分割により複数種の処理を並行処理するように制御する。
【0045】
[第2実施例]
第1実施例において、LAN100上のプロトコルは、TCP/IPのプロトコルに従い制御していたが、これに限られるものではなく、例えばSPX/IPXなどのプロトコルで制御してもよい。また、第1実施例では、LANを介して受信した処理コマンドに基づいて処理モードを自動的に設定していたが、公衆電話回線102を介して受信した処理コマンドに基づいて処理モードを自動的に設定することも可能である。
【0046】
[第3実施例]
第1実施例では、逐次送られてくるコマンドデータヘッダ内の処理コマンドに従って処理モードを自動的に設定していたが、これに限定されることなく、例えば、優先順位を予め設けておいて、一定時間内に優先順位の高い処理モードに対応する処理コマンドを受信した場合には、その処理モードを優先して設定してもよい。また、これらの優先順位を固定的に設定するのではなく、ユーザが優先順位を設定し、モード設定制御を行うことも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、LAN、または既存の通信回線を介して受信され、解析された処理モードを指定するための情報を含むパケットに基づいて、ファクシミリ装置の通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードがパケット毎に設定可能か否か判断してパケットを処理する際に自動的に設定されるファクシミリ装置を提供できる。従って、ファクシミリサーバーとして機能させるための専用パソコンが不要となり、さらに、専用パソコンを操作してファクシミリの各処理モードを設定する必要がなくなるので、ファクシミリ装置を既存の通信回線の他、LANとも接続するに当たり、コストダウンを図りつつファクシミリ装置の機能を有効に利用することが可能となる。そして、パケット単位で処理を切り替えることができるので複数のクライアントからの要求に対し効率的に処理を実行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるファクシミリ装置のLANへの接続例を示す図である。
【図2】 本発明の実施例によるファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 処理モード自動設定例を示すタイムチャートである。
【図4】 各パケット毎に逐次、処理モードを自動的に設定する処理モード自動設定制御を示すフローチャートである。
【図5】 TCP/IPのプロトコルで用いられるIPアドレスの概略構成図である。
【符号の説明】
100…LAN
101…LAN−FAX
102…公衆電話網
103…ファイルサーバー
104…クライアントマシン(情報処理端末)
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…画像メモリ
209…NCU
214…LANインターフェイス
215…プリンタ
219…モード設定部
【産業上の利用分野】
本発明はファクシミリ装置、特にLANに接続可能なファクシミリ装置、及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、公衆電話網(PSTN)等の既存の通信回線の他に、LANにも接続可能なファクシミリ装置が知られている。このようなファクシミリ装置としては、例えば、パソコン内にFAXボードとして組込むタイプ、または、パソコンとRS232C等により接続させるタイプ等が存在するが、いずれのタイプもファクシミリサーバーとして動作するため、パソコンが占有される状態となっていた。
【0003】
また、ファクシミリ装置の動作モード(例えば、通信モード、記録モード、読取モード)の設定も、接続されているパソコンをユーザが操作することにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、ファクシミリ装置を接続するためのパソコン、またはFAXボードを内蔵させるための専用パソコンを1台購入しなければならず、使用者は多額な投資が必要であった。
【0005】
また、ユーザーがファクシミリ装置の処理モードを設定するまでの間、ファクシミリ装置の他の処理モードは利用することができなかった。さらに、1つのサービス(例えば、通信サービス)中に、他のサービス(例えば、プリントサービス)が行えない等の理由からユーザインタフェースが劣るものとなっていた。
【0006】
本発明は、このような背景の下になされたもので、その目的は、ファクシミリ装置を既存の通信回線の他、LANとも接続するに当たり、コストダウンを図りつつファクシミリ装置の機能を有効に利用できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置において、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析する解析手段と、前記解析手段により解析されたパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定するモード設定手段と、受信したパケット毎に前記モード設定手段により該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、該判断結果に応じて前記モード設定手段による処理モードの設定を制御する制御手段とを設けている。
また、本発明は、LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置の制御方法において、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析し、該解析したパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定し、この処理モードの設定の際に、受信したパケット毎に該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、この判断結果に応じて処理モードの設定を制御するよう構成されている。
【0008】
また、本発明では、前記モード設定手段は、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信して前記解析手段により解析されたパケットに基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理の途中で順次処理モードを設定するよう構成されている。
また、本発明では、前記モード設定手段は、前記通信手段、記録手段、または読取手段に対応する処理モードを設定する際、各処理モード間に優先順位を設けて設定するよう構成されている。
また、本発明では、前記優先順位は変更可能に入力されて設定されるよう構成されている。
【0009】
【作用】
本発明では、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットが解析され、該解析したパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードが、該パケットを処理する際に設定され、この処理モードの設定の際に、受信したパケット毎に該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否かが判断され、この判断結果に応じて処理モードの設定が制御される。
【0010】
また、本発明では、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信して前記解析手段により解析されたパケットに基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理の途中で順次処理モードが設定される。
また、本発明では、前記通信手段、記録手段、または読取手段に対応する処理モードを設定する際、各処理モード間に優先順位を設けて設定される。
また、本発明では、前記優先順位は変更可能に入力されて設定される。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
[第1実施例]
図1は、本発明の実施例による画像処理装置を適用した通信システムのシステム構成図である。本実施例による画像処理装置は、LAN100に直接接続可能なファクシミリ装置(以下、LAN−FAXという)101により構成され、このLAN−FAX101は、公衆電話網(PSTN)102にも接続されている。LAN100には、複数のクライアントマシン(情報処理端末)104の他に、LAN100上のファイル管理等のLAN100の管理を行い、ファイルサーバーとしても機能するサーバーマシン103も接続されている。
【0013】
図2は、LAN−FAX101の概略構成を示すブロック図である。LAN−FAX101は、CPU201を中核として、ファクシミリ通信に関する各種の制御を行うものであり、CPU201には、ROM202、RAM203、画像メモリ204、解像度変換処理部205、通信用符号化復号化処理部206、読取/記録用符号化復号化処理部207、モデム208、NCU209、画像処理部210、スキャナ211、操作部212、ラインバッファ213、LANインターフェイス214、プリンタ215、およびプリンタフォーマッタ216が接続されている。
【0014】
ROM202には、各種の制御プログラムがプリセットされており、CPU201はこれら制御プログラムに従って、後述する各種制御を行う。RAM203は、スタティックRAM等により構成され、プログラム制御変数を格納するなどワークメモリとして利用される。また、オペレータが操作部212を介して登録した各種の設定値や装置の管理データ等もRAM203に格納される。画像メモリ204は、ダイナミックRAM等により構成され、画像データを蓄積するために利用される。
【0015】
解像度変換処理部205は、ラスタデータのミリ−インチ解像度変換などの解像度変換処理を行い、通信用符号化復号化処理部206および読取/記録用符号化復号化処理部207は、夫々、通信用、読取/記録用として、画像データの符号化復号化処理を行う。モデム208は、ファクシミリの送受信信号の変復調を行うものであり、NCU209は、通信回線102に選択信号(ダイヤルパルス、またはトーンダイヤラ)を送出し、呼出音を検出して自動着信動作を行う等の回線制御を行う。
【0016】
スキャナ211は、CSイメージセンサ、原稿搬送機構などにより構成され、原稿情報を光学的に読取って電気的な画像データに変換するものである。画像処理部210は、スキャナ211により読取られた画像データに対して各種の補正処理を施して高精細な画像データとして出力する。操作部212は、キーボード等により構成され、オペレータが各種入力操作を行うために使用される。
【0017】
ラインバッファ213は、画像データの転送制御を行う際に、順次1ライン単位で画像データを一時的に記憶する。LANインタフェイス214は、LAN100に接続するためのインタフェイスである。なお、本実施例では、LAN100は、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)のプロトコルに準拠したネットワークであり、LANインタフェイス214も同様にTCP/IPのプロトコルに準拠している。
【0018】
プリンタ215は、受信画像やファイルデータを記録紙に印刷するレーザビームプリンタである。プリンタフォーマッタ216は、ワークステーション104などからのファイルデータを印刷する際に、プリンタ記述言語を解析し、画像データに変換する。モード設定部219は、LAN100上の他のクライアントマシン104から送られて来る処理コマンドを解析し、その解析結果に基づいて、LAN−FAX101の通信モード、記録モード、読取モードの各処理モードを設定する。
【0019】
次に、LAN−FAX101のモード自動設定例を、図3のタイムチャートに基づいて説明する。
【0020】
図3において、▲1▼のタイミングで、或るクライアントマシン104からLAN−FAX101に、送信要求に係るパケットが送られてきたとする。すると、送信モードを設定して、送信要求に係るパケットを指定に係る送信先に送信する送信処理を開始する。なお、このパケットのデータエリアには、当然、送信要求コマンドが含まれている。また、タイミングとは、LAN100のプロトコルであるTCP/IPのプロトコルにおけるパケットのタイミングである。
【0021】
次に、▲2▼のタイミングで、別のクライアントマシン104からLAN−FAX101に、プリント要求に係るパケットが送られてきたとすると、プリント(記録)モードを新たに設定して、プリント要求に係るパケット内のデータをプリンタ215により記録する記録処理を開始する。この場合、CPU201は、時分割にて送信処理と記録処理とを並行して行う。
【0022】
次に、複数のパケットに分割されて送られてきた▲1▼のタイミングにおけるクライアントの一連の送信データの送信が終了して、送信モードがリセットされた状態、すなわち▲3▼のタイミングで、さらに別のクライアントマシン104から送信要求に係るパケットが送られてきたとすると、再度、送信モードを設定して、送信要求に係るパケットを指定に係る送信先に送信する送信処理を開始する。
【0023】
このように、順次送られてくるパケットに含まれるモード設定情報(処理コマンド)に基づいて、LAN−FAX101は自動的にその動作モードを設定して、その機能に対応する通信、記録、読取り等の動作を実行する。このため、各クライアントは、全くLAN−FAX101側の動作状態を意識することなく、所望の動作を実行させることができ、さらに、LAN−FAX101専用のパソコンを設置する必要もなくなる。
【0024】
ここで、各クライアントマシン104からのコマンド制御について説明しておく。まず、LAN−FAX101の機能を使用とするクライアントマシン(ここでは送信要求を行うクライアントとする)104では、LAN100上の自己のアドレスをもとに、送信画像ファイルを生成する。この送信画像ファイルは、接続されたLANのプロトコルに従い構成されるものであり、本実施例では、LANのプロトコルはTCP/IPのプロトコルに準拠しているので、送信画像ファイルもTCP/IPのプロトコルに従って構成される。
【0025】
TCP/IPのデータ構成は、図5の概略図のように、MAC(Media Access Control)アドレス・IPヘッダ・TCPヘッダ・データ部などにより構成されるものである。
【0026】
図5において、603は、データの送信先を示すMACアドレス(6バイト)であり、604は、送信元を示すMACアドレス(6バイト)である。このMACアドレスは、LAN100に接続される機器固有のアドレスであり、OSIレイヤ7におけるデータリング層に相当するものである。606は、IPヘッダであり、OSIレイヤ7におけるネットワーク層のプロトコルに相当するものである。このIPヘッダには、ネットワーク上の機器にアクセスするためのアドレスが設定されるものであり、送信元のIPアドレス606a、送信先のIPアドレス606bが格納されている。
【0027】
607は、TCPヘッダであり、データ転送の信頼性の確保を既定するトランスポート層に相当するものである。608は、データであり、このデータ部に画像データや処理コマンドなどが格納されるものである。このデータ部は図5に示したように、データ長の制限があるため、画像データ等を通信する時は複数パケットで1つの処理(例えばプリント処理等)が構成される。また、このデータ部は、OSIレイヤ7におけるアプリケーション層に相当するものである。
【0028】
本実施例では、送信する画像データをファイルサーバー103のメモリに格納する際、ファイル種別、ファイル番号、処理モード等を認識する必要があるため、これらのファイル情報が格納されているコマンドデータヘッダと、画像データが格納されている画像データファイルの2つの情報を、前記データ部に配置して送信することにより、送信制御を行う。また、コマンドデータヘッダ内のファイル情報は、ファイルサーバー103上のファイル種別解析用アプリケーションソフトにより解析され、画像ファイルの種別などがファイルサーバー103により管理される。
【0029】
次に、LAN−FAX101の処理モード自動設定制御を、図4のフローチャートに従って説明する。
【0030】
LAN−FAX101は、まず、ファイルサーバー103からパケットにて送られてきた前記ファイルをLANインターフェイス214を介して受取り、処理コマンドの要求を受付ける(ステップS401)。そして、受付けた処理コマンドを解析し、その解析された処理コマンドに基づいて通信モード、記録モード、または読取モードに区別して、今回モードとする(ステップS402)。
【0031】
次に、既に設定されている処理モードと今回モードとが一致するか否かを判別する(ステップS403)。この場合、モードが一致していても、クライアントマシン104のアドレスが異なるときは、無効データとする(又は、現在、同一モード使用中につき、受付けられない旨をファイルサーバー103へ通知する)。
【0032】
既に設定されている処理モードと今回モードとが不一致のときは、モード設定部219により今回モードを処理モードとして設定し(ステップS404)、ステップS405に進む。既に設定されている処理モードと今回モードとが一致しているときは、処理モード設定を行わずにステップS405に進む。
【0033】
そして、処理コマンド(今回モード)に対応する処理モードの種別を判別し(ステップS405)、その処理モードに応じた処理を開始するよう指示する(ステップS406〜S408)。この指示により、例えば、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが送信モードであれば、今回受信した送信モードに係るパケットのデータを送信バッファへ格納し、公衆電話網102を介して他のファクシミリ装置に送信する送信処理が開始される。なお、送信処理において、LAN100から送られてくるデータの伝送速度は、イーサーネットの10Base−T接続等では10Mbpsであり、公衆電話網102のデータ伝送速度は19.2Kbpsであって、両者の差が大きいため、公衆電話網102側を待たせることなく通信が可能である。
【0034】
また、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが記録モードであれば、今回受信した記録モードに係るパケットのデータをプリンタフォーマッタ216により変換し、1ページ分のデータが揃った時点でプリンタ215により印刷する印刷処理が開始される(ステップS407)。また、今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードが読取モードであれば、スキャナ211を動作させて読取った画像データをLANインターフェイス214よりファイルサーバー103に転送する読取処理が開始される(ステップS408)。
【0035】
次に、今回のパケット内のコマンドデータヘッダ内にモード終了コードが有り、処理終了が宣言されているか否かを判別する(ステップS409)。その結果、モード終了コードが無く、処理終了が宣言されていないときは、そのまま終了し、モード終了コードが有り、処理終了が宣言されているときは、新たな処理モードを設定可能にすべく、処理終了が宣言されている処理モード、すなわち今回のパケット内のコマンドに対応する処理モードをリセットして(ステップS410)、終了する。
【0036】
このように、各パケット内の処理コマンドに基づいて自動的に処理モードが設定される。なお、CPU201は、複数の処理モードが設定されているときは、時分割により複数種の処理を並行処理するように制御する。
【0045】
[第2実施例]
第1実施例において、LAN100上のプロトコルは、TCP/IPのプロトコルに従い制御していたが、これに限られるものではなく、例えばSPX/IPXなどのプロトコルで制御してもよい。また、第1実施例では、LANを介して受信した処理コマンドに基づいて処理モードを自動的に設定していたが、公衆電話回線102を介して受信した処理コマンドに基づいて処理モードを自動的に設定することも可能である。
【0046】
[第3実施例]
第1実施例では、逐次送られてくるコマンドデータヘッダ内の処理コマンドに従って処理モードを自動的に設定していたが、これに限定されることなく、例えば、優先順位を予め設けておいて、一定時間内に優先順位の高い処理モードに対応する処理コマンドを受信した場合には、その処理モードを優先して設定してもよい。また、これらの優先順位を固定的に設定するのではなく、ユーザが優先順位を設定し、モード設定制御を行うことも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、LAN、または既存の通信回線を介して受信され、解析された処理モードを指定するための情報を含むパケットに基づいて、ファクシミリ装置の通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードがパケット毎に設定可能か否か判断してパケットを処理する際に自動的に設定されるファクシミリ装置を提供できる。従って、ファクシミリサーバーとして機能させるための専用パソコンが不要となり、さらに、専用パソコンを操作してファクシミリの各処理モードを設定する必要がなくなるので、ファクシミリ装置を既存の通信回線の他、LANとも接続するに当たり、コストダウンを図りつつファクシミリ装置の機能を有効に利用することが可能となる。そして、パケット単位で処理を切り替えることができるので複数のクライアントからの要求に対し効率的に処理を実行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるファクシミリ装置のLANへの接続例を示す図である。
【図2】 本発明の実施例によるファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 処理モード自動設定例を示すタイムチャートである。
【図4】 各パケット毎に逐次、処理モードを自動的に設定する処理モード自動設定制御を示すフローチャートである。
【図5】 TCP/IPのプロトコルで用いられるIPアドレスの概略構成図である。
【符号の説明】
100…LAN
101…LAN−FAX
102…公衆電話網
103…ファイルサーバー
104…クライアントマシン(情報処理端末)
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…画像メモリ
209…NCU
214…LANインターフェイス
215…プリンタ
219…モード設定部
Claims (5)
- LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置において、
前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析する解析手段と、
前記解析手段により解析されたパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定するモード設定手段と、
受信したパケット毎に前記モード設定手段により該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、該判断結果に応じて前記モード設定手段による処理モードの設定を制御する制御手段と、
を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記モード設定手段は、前記LAN、または既存の通信回線を介して受信して前記解析手段により解析されたパケットに基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理の途中で順次処理モードを設定することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
- 前記モード設定手段は、前記通信手段、記録手段、または読取手段に対応する処理モードを設定する際、各処理モード間に優先順位を設けて設定することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
- 前記優先順位は変更可能に入力されて設定されることを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
- LANに接続するためのインターフェイスと、既存の通信回線を介して通信する通信手段と、記録紙に記録出力する記録手段と、原稿情報を読取る読取手段とを有するファクシミリ装置の制御方法において、
前記LAN、または既存の通信回線を介して受信した処理モードを指定する情報を含むパケットを解析し、該解析したパケットに含まれる処理モードを指定する情報に基づいて、前記通信手段、記録手段、または読取手段による処理を実行させるための処理モードを、該パケットを処理する際に設定し、この処理モードの設定の際に、受信したパケット毎に該パケットの処理のための処理モードを設定可能か否か判断し、この判断結果に応じて処理モードの設定を制御することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
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