JP3779196B2 - デジタルスイッチング増幅器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,音声信号等に対して好適に実施され、該音声信号等のアナログ信号あるいはマルチビット信号を1ビット変換した1ビットデジタル信号を高効率で増幅することができるデルタシグマ変調を用いるデジタルスイッチング増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デルタシグマ変調によって得られる1ビットデジタル信号は、音声信号の記緑や、機器間の伝送にあたって使用されるだけではなく、1ビットデジタル信号をそのまま半導体電力増幅素子に入力し、得られた大電圧のスイッチングパルスにローパスフィルタを通過させるだけで、電力増幅された復調アナログ信号を得ることもできる。しかも、前記半導体電力増幅素子は、従来の増幅器のようにその線形域(不飽和域)が使用されるのではなく、非線形域(飽和域)が使用されるので、このようなデルタシグマ変調を用いるスイッチング増幅器は、極めて高効率に電力増幅を行うことができるという利点を有しており、製品化が始まっている。
【0003】
従来のデルタシグマ変調を用いたデジタルスイッチング増幅器の構成の一例を図6に基づいて説明する。
【0004】
図6に示すように、従来例のデジタルスイッチング増幅器50は、正極性のアナログ音響信号S51Pおよび負極性のアナログ音響信号S51Mの対からなる差動信号が、入力端子54Pおよび54Mから入力され、アナログ音響信号S51PおよびS51Mを増幅して出力端子58Pおよび58Mから出力するものである。なお、負極性のアナログ音響信号S51Mは、正極性のアナログ音響信号S51Pの極性のみ反転した信号である。
【0005】
デジタルスイッチング増幅器50は、図6に示すように、減算器55Pおよび55M、デルタシグマ変調回路51、定電圧スイッチング回路52、ローパスフィルタネットワーク回路(以下、LPF(Low-Pass Filter )ネットワーク回路と称す)53、負帰還路57Pおよび57M等を備えている。
【0006】
減算器55Pおよび55Mは、入力端子54Pおよび54Mに入力されたアナログ音響信号S51PおよびS51Mから、負帰還路57Pおよび57Mによって定電圧スイッチング回路52から帰還された負帰還信号S54PおよびS54Mをそれぞれ減算した後のアナログ音響信号を、デルタシグマ変調回路51へ出力するようになっている。
【0007】
デルタシグマ変調回路51は、入力端子54Pおよび54Mに入力されたアナログ音響信号S51PおよびS51Mから負帰還信号S54PおよびS54Mを減算した後のアナログ音響信号を、デルタシグマ変調することにより、1ビット信号S52PおよびS52Mを生成するものである。
【0008】
デルタシグマ変調回路51は、積分器・加算器群61と量子化器62とから構成されている。積分器・加算器群61は、高次の積分器であり、減算器55Pおよび55Mで減算された後のアナログ音響信号S51PおよびS51Mを積分して加算し、得られた信号を量子化器62へ出力する。量子化器62は、積分器・加算器群61で得られた信号の極性を判定して、2値の量子化信号である1ビット信号S52PおよびS52Mに変換する。ここで量子化器62の量子化閾値は、想定されるサンプリング周波数に対して最適値に設定されている。また、量子化器62はクロック信号に対応して動作する。
【0009】
定電圧スイッチング回路52には、正極性の直流定電圧+Vを出力する定電圧電源56Hと、定電圧Vと等しい大きさの負極性の直流定電圧−Vを出力する定電圧電源56Lとが接続されている。定電圧電源56Hおよび56Lは、デジタルスイッチング増幅器50内部に設けてもよいが、この場合は、デジタルスイッチング増幅器50外部に設けられ、電力線を介して接続されている。
【0010】
定電圧スイッチング回路52は、定電圧電源56Hおよび56Lから供給された定電圧+Vおよび−Vのスイッチングを、1ビット信号S52PおよびS52Mに基づき、すなわち1ビット信号S52PおよびS52Mをスイッチング制御信号として用いて行うことにより、1ビット信号S52PおよびS52Mを電力増幅するものである。また、定電圧スイッチング回路52は、1ビット信号S52PおよびS52Mの電力増幅により得られた電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mを、LPFネットワーク回路53と負帰還路57Pおよび57Mとに出力するようになっている。
【0011】
負帰還路57Pおよび57Mは、電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mをデルタシグマ変調回路51の入力端へ負帰還させるためのものである。
【0012】
LPFネットワーク回路53は、低周波数帯域に帯域制限することで、増幅1ビット信号S53PおよびS53Mを補間し、増幅1ビット信号S53PおよびS53Mをアナログ音響信号S55PおよびS55Mに復調するものである。また、LPFネットワーク回路53は、アナログ音響信号S55PおよびS55Mを出力端子58Pおよび58Mから出力させるようになっている。
【0013】
次に、上記従来のデジタルスイッチング増幅器50の動作について説明する。
【0014】
入力端子54Pおよび54Mに入力されたアナログ音響信号S51PおよびS51Mから、負帰還された負帰還信号S54PおよびS54Mが減算された後、得られた信号がデルタシグマ変調回路51によって1ビット信号S52PおよびS52Mに変換される。すなわち、積分器・加算器群61にて、負帰還された負帰還信号S54PおよびS54Mが減算された後のアナログ音響信号S51PおよびS51Mが、積分された後、加算されて、ノイズシェーピングされ、量子化器62にて加算された差分積分信号の極性が判定され、2値の1ビット信号S52PおよびS52Mに変換される。
【0015】
1ビット信号S52PおよびS52Mは、スイッチング制御信号として定電圧スイッチング回路52に入力され、外部の定電圧電源56Hおよび56Lより与えられた定電圧+Vおよび−Vとの電圧幅をもつ電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mへと電力増幅される。
【0016】
定電圧スイッチング回路52にて得られた電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mは、LPFネットワーク回路53に入力され、LPFネットワーク回路53にてアナログ音響信号S55PおよびS55Mに復調されて、出力端子58Pおよび58Mから出力される。
【0017】
また電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mは、デルタシグマ変調回路51の入力端へ負帰還される。
【0018】
ところが、上記従来のデジタルスイッチング増幅器50では、出力端子58Pおよび58Mから出力されるアナログ音響信号S55PおよびS55Mには、さまざまな理由によりプラス側出力端子58Pとマイナス側出力端子58Mとの直流成分の電圧差つまりオフセット電圧が生じる。その結果として、低周波帯域にノイズが発生したり、電源のオンオフ時などに出力端子58Pおよび58Mへ接続した図示しないスピーカからポップ音が発生したりする。
【0019】
オフセット電圧が生じる主な原因としては、デルタシグマ変調回路51内のオペアンプ群からのオフセット電圧の発生、定電圧電源56Hおよび56Lから定電圧スイッチング回路52に供給される定電圧Vおよび−Vのずれ、差動帰還信号のプラス側信号S54Pとマイナス側信号S54Mとのレベル差、配線パターンのばらつきによる電圧特性のずれ等がある。
【0020】
そこで、上記従来のデジタルスイッチング増幅器50に対して、定電圧スイッチング回路52に供給する定電圧電源56Hおよび56Lの定電圧+Vおよび−Vを調整する方法により、出力信号S55PおよびS55Mに生ずるオフセット電圧をキャンセルしたり、特開2001−211036号公報に開示されているように、定電圧スイッチング回路52の出力をデルタシグマ変調回路51の入力端に負帰還する負帰還信号S54PおよびS54Mの減衰率を調整する方法により、出力信号S55PおよびS55Mに生ずるオフセット電圧をキャンセルすることが行われている。
【0021】
上記特開2001−211036号公報に開示されているデジタルスイッチング増幅器70について、図7に基づいて説明する。
【0022】
デジタルスイッチング増幅器70は、図6に示したデジタルスイッチング増幅器50に対して、負帰還路57Pおよび57M上に可変減衰器73Pおよび73Mからなる減衰・調整部71をさらに追加したものである。
【0023】
デジタルスイッチング増幅器70では、減衰・調整部71にて電力増幅1ビット信号S53PおよびS53Mを独立した減衰率で減衰させて、負帰還信号S54PおよびS54Mとしてデルタシグマ変調回路51の入力端にフィードバックするようになっている。
【0024】
しかし、通常、デルタシグマ変調回路内51でのオフセット電圧の発生、定電圧電源56Hおよび56Lから定電圧スイッチング回路52に供給される定電圧+V、−Vのずれ等の要因により、増幅器出力にオフセット電圧が発生する。一方オフセット電圧は、負帰還路57Pおよび57Mのプラス側の減衰率とマイナス側の減衰率との差に起因する差動の負帰還信号S54PおよびS54M間のレベル差によっても生じる。
【0025】
そのため、デジタルスイッチング増幅器70では、オフセット電圧が発生した場合、プラス側の負帰還信号S54Pの電圧レベルとマイナス側の負帰還信号S54Mの電圧レベルとをあえてずらすことにより、オフセット電圧をキャンセルすることが可能である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のオフセット電圧調整方法を用いたデジタルスイッチング増幅器では、負帰還信号の電圧レベルを調整しているので、次の問題が生じる。
1.負帰還信号の絶対値レベルが変わるので、増幅器出力のゲインが変わってしまう。よって、上記デジタルスイッチング増幅器を2チャンネル分並列接続して、ステレオ音響信号を増幅するためのステレオ増幅器として用いた場合、左右のチャンネル間において音量差が生じる。
2.デルタシグマ変調回路の入力端に負帰還する負帰還信号のレベルが変わるので、積分器・加算器群にて負帰還された信号が減算された後のアナログ音響信号が、積分された後加算されてノイズシェーピングされる段で、アルゴリズム通りの伝達特性を維持できない。よって、残留ノイズ、量子化ノイズが増大したり、負帰還信号に対する入力信号の最大許容量(発振限界値)が変化したりする。つまり、デジタルスイッチング増幅器の最大出力が変化したり、ノイズフロアレベルの上昇によりSN比が低下することになり、所望の周波数帯域やダイナミックレンジが得られない。
【0027】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、オフセット電圧に起因する低周波帯のノイズを低減し、所望の周波数帯域やダイナミックレンジが得られるデジタルスイッチング増幅器を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルスイッチング増幅器は、ルタシグマ変調回路によりデルタシグマ変調して生成された1ビットの第1及び第2量子化信号をそれぞれ電力増幅し、これらの電力増幅1ビット信号を復調して第1及び第2増幅器出力信号としてそれぞれ出力するデジタルスイッチング増幅器において、以下の措置を講じたことを特徴としている。
【0029】
すなわち、上記デジタルスイッチング増幅器は、1ビットデジタル信号に基づいて生成され、上記第1及び第2増幅器出力信号の間に発生するオフセット電圧を打ち消す調整電圧がそれぞれ付加された、上記第1信号と上記第2信号とを出力するオフセット電圧付加調整回路を備え、上記デルタシグマ変調回路は、上記第1信号と上記第2信号とから上記電力増幅1ビット信号を負帰還信号として減算した信号をデルタシグマ変調することを特徴としている。
【0030】
上記の発明によれば、デルタシグマ変調回路によりデルタシグマ変調されて1ビットの第1及び第2量子化信号がそれぞれ生成される。これら1ビットの第1及び第2量子化信号それぞれ電力増幅され、これら電力増幅された1ビット信号が復調されて第1及び第2増幅器出力信号としてそれぞれ出力される。
【0031】
ところが、上記第1及び第2増幅器出力信号の間には、様々な理由により直流成分のオフセット電圧が生じる(各素子の特性のばらつきや、各回路固有の要因により生じる)ため、従来においては、電力増幅された上記第1及び第2の1ビット信号を減衰調整したものを上記の第1及び第2信号にそれぞれ負帰還し、上記オフセット電圧を補正していた。しかしながら、このような補正では、負帰還信号のレベルを変えることになるので、増幅器の最大出力が変化したり、ノイズフロアレベルの上昇によりS/N比が低下したりし、所望の周波数帯域やダイナミックレンジが得られなくなるという不具合を招来する。
【0032】
そこで、上記発明によれば、オフセット電圧付加調整回路を備え、これにより上記不具合を解消している。
【0033】
すなわち、オフセット電圧付加調整回路によって、1ビットデジタル信号に基づいて生成され、上記第1及び第2増幅器出力信号の間に発生するオフセット電圧を打ち消す調整電圧がそれぞれ付加された上記第1信号と上記第2信号とが出力される。このように調整電圧が付加された第1信号と第2信号とから、電力増幅1ビット信号を負帰還信号として減算した信号が上記デルタシグマ変調回路によってデルタシグマ変調される。
【0034】
これにより、たとえ上記第1及び第2増幅器出力信号の間にオフセット電圧が生じても、第1及び第2増幅器出力信号に対して調整を行う必要がなくなり、上記調整電圧によってオフセット電圧が打ち消される。したがって、増幅器の最大出力が変化すること、及びノイズフロアレベルの上昇によるS/N比が低下することが回避され、所望の周波数帯域やダイナミックレンジを確実に得ることが可能となる。
【0035】
なお、ここで問題となるオフセット電圧は、各素子の特性のばらつきや、各回路固有の要因により生じるものであるので、一度調整してしまえば、基本的には大きく変化することはなく、例えば、上記オフセット電圧の調整は、製造直後の検査時等に、発生したオフセット電圧を測定しながら、調整電圧の値を変化させることによって行えばよい。
【0036】
上記オフセット電圧付加調整回路は、上記第1信号と上記第2信号とを生成する演算増幅器を備え、該演算増幅器はローパスフィルタ構成を有していることが好ましい。この場合、演算増幅器はローパスフィルタ構成を有しているので、入力信号の帯域を制限することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0038】
本実施形態のデジタルスイッチング増幅器10は、図1に示すように、音声信号などのアナログ信号あるいはマルチビット信号などを1ビット変換した1ビットデジタル信号(以下、入力信号と称す)S1が入力端子4から入力され、該入力信号S1を増幅して出力端子8Pおよび8Mから出力するものである。
【0039】
デジタルスイッチング増幅器10は、図1に示すように、オフセット電圧付加調整部9、減算器5Pおよび5M、デルタシグマ変調回路1、定電圧スイッチング回路2、ローパスフィルタネットワーク回路(以下、LPF(Low-Pass Filter )ネットワーク回路と称す)3、第1の帰還路7P、第2の帰還路7M、減衰器13Pおよび13Mを備えている。
【0040】
オフセット電圧付加調整部9は、入力端子4から入力された入力信号S1を、互いに逆極性である第1信号S1Pと第2信号S1Mとの対からなる差動信号に変換する差動信号生成部であり、かつオフセット電圧を付加調整した互いに逆極性である第1信号S1Pと第2信号S1Mとの対からなる差動信号に差動信号を、デルタシグマ変調回路1に出力するものである。
【0041】
減算器5Pおよび5Mは、入力端子4に入力された音声信号などのアナログ信号あるいはマルチビット信号などを1ビット変換した入力信号S1をオフセット電圧付加調整部9を経た信号S1PおよびS1Mと、帰還路7Pおよび7Mによって定電圧スイッチング回路2から減衰器13Pおよび13Mを経て帰還された負帰還信号S4PおよびS4Mとを入力信号としている。減算器5Pおよび5Mは、第1信号S1Pと第2信号S1Mとから負帰還信号S4PおよびS4Mをそれぞれ減算して、負帰還信号S4PおよびS4Mが減算された後の信号をデルタシグマ変調回路1へ出力するようになっている。
【0042】
デルタシグマ変調回路1は、負帰還信号S4PおよびS4Mが減算された後の信号をそれぞれデルタシグマ変調することにより、第1量子化信号および第2量子化信号としての1ビット信号S2PおよびS2Mを生成するものである。
【0043】
デルタシグマ変調回路1は、積分器・加算器群11と量子化器12とから構成されている。積分器・加算器群11は、高次の積分器であり、減算器5Pおよび5Mで減算された後の信号を積分して加算し、量子化器12へ出力する。量子化器12は、積分器・加算器群11で得られた信号の極性を判定して2値の量子化信号である1ビット信号S2PおよびS2Mに変換する。ここで、量子化器12の量子化閾値は、想定されるサンプリング周波数に対して最適に設定されている。また、量子化器12はクロック信号に対応して作動する。
【0044】
定電圧スイッチング回路2には、正極性の定電圧Vを出力する定電圧電源6Hと、定電圧Vと等しい大きさの負極性の定電圧−Vとを出力する定電圧電源6Lとが接続されている。ここでは極性の異なる2種の電源電圧を用いているが、定電圧電源6Lはグランド(0V)としてもよい。定電圧電源6Hおよび6Lはデジタルスイッチング増幅器10内部に設けてもよいが、ここではデジタルスイッチング増幅器10外部に設けられ、電力線を介して接続されている。
【0045】
定電圧スイッチング回路2は、定電圧電源6Hおよび6Lから供給された定電圧Vおよび−Vのスイッチングを、1ビット信号S2PおよびS2Mをスイッチング制御信号として用いることにより、1ビット信号S2PおよびS2Mを電力増幅するものである。また、定電圧スイッチング回路2は、1ビット信号S2PおよびS2Mの電力増幅により得られた電力増幅された第1および第2の1ビット信号としての電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mを、LPFネットワーク回路3と、帰還路7Pおよび7Mとに出力するようになっている。
【0046】
帰還路7Pおよび7Mは、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mをデルタシグマ変調回路1の入力端へ負帰還させるものである。減衰器13Pおよび13Mは、帰還路7Pおよび7M上にそれぞれ設けられ、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mを減衰させるようになっている。
【0047】
LPFネットワーク回路3は、低周波帯域に帯域制限することで、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mを補完し、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mを第1および第2増幅器出力信号としてのアナログ音響信号S5PおよびS5Mに復調するものである。またLPFネットワーク回路3は、アナログ音響信号S5PおよびS5Mを出力端子8Pおよび8Mから出力させるようになっている。
【0048】
次に、上記構成のデジタルスイッチング増幅器10の動作について説明する。
【0049】
入力端子4に入力された音声信号などのアナログ信号あるいはマルチビット信号などを1ビット変換した入力信号S1を、互いに逆極性である第1信号S1Pと第2信号S1Mとの対からなる差動信号に変換する差動信号生成部を兼ねたオフセット電圧付加調整部9にてオフセット電圧調整されて、オフセット電圧付加調整部9からの出力差動信号から、負帰還信号S4PおよびS4Mがそれぞれ減衰された後、得られた信号がデルタシグマ変調回路1によって1ビット信号S2PおよびS2Mに変換される。
【0050】
具体的には、積分器・加算器群11で負帰還信号S4PおよびS4Mがそれぞれ減算された後の信号が積分された後、加算されてノイズシェーピングされ、量子化器12で加算された差分積分信号の極性が判定され、2値の1ビット信号S2PおよびS2Mに変換される。
【0051】
1ビット信号S2PおよびS2Mは、スイッチング制御信号として定電圧スイッチング回路2に入力され、外部の定電圧電源6Hおよび6Lより与えられた定電圧Vと定電圧−Vとの電圧幅をもつ電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mへと電力増幅される。
【0052】
定電圧スイッチング回路2にて得られた電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mは、LPFネットワーク回路3に入力され、LPFネットワーク回路3にてアナログ音響信号S5PおよびS5Mに復調されて、出力端子8Pおよび8Mから出力される。
【0053】
また電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mは、減衰器13Pおよび13Mに入力されて、減衰負帰還信号S4PおよびS4Mとしてデルタシグマ変調回路1の入力端に負帰還される。
【0054】
次に、デジタルスイッチング増幅器10におけるオフセット電圧調整方法について説明する。
【0055】
デジタルスイッチング増幅器10は、オフセット電圧が発生しない場合、オフセット電圧付加調整部9において、入力端子4からの音声信号などのアナロク信号あるいはマルチビット信号などを1ビット変換した入力信号S1を、互いに逆極性である第1信号S1Pと第2信号S1Mとの対からなる差動信号に変換し、そのままデルタシグマ変調回路1に入力するようになっている。
【0056】
ところが実際は、デルタシグマ変調回路1の積分器・加算器群11を構成するオペアンプ等で発生するオフセット電圧や、定電圧電源6Hおよび6Lから定電圧スイッチング回路2に供給される定電圧Vおよび−Vのずれ等の要因により、増幅器出力信号S5PとS5Mとの間にオフセット電圧が発生する。一方オフセット電圧は、帰還路7Pおよび7Mにもそのまま反映されるため、オフセット電圧は帰還路7Pおよび7Mを介して減算器5Pおよび5Mに出力される。そのため、デジタルスイッチング増幅器10は、オフセット電圧が発生した場合、減算器5Pおよび5Mに、オフセット電圧を打ち消す電圧を付加することにより、増幅器出力信号S5PとS5Mとの間に発生するオフセット電圧を打ち消すことが可能である。
【0057】
具体的には、製造直後の検査時に、無信号状態つまり入力信号S1のレベルが0の状態、あるいは入力端子4がグランド(接地)された状態で、増幅器出力におけるオフセット電圧、つまりアナログ音響信号S5Pとアナログ音響信号S5Mとのレベル差を電圧測定器により測定し、オフセット電圧が検出された場合、増幅器出力におけるオフセット電圧がキャンセルされる方向に、オフセット電圧付加調整部9の半固定抵抗器VR(図2、図3に図示し、詳細は後述)の接点位置を調整する。これにより、互いに逆極性である第1信号S1Pと第2信号S1Mとの対からなる差動入力信号にオフセット電圧が付加され、その結果、増幅器出力におけるオフセット電圧をキャンセルすることができる。
【0058】
ここで問題となるオフセット電圧は、各素子の特性ばらつきや、各回路固有の要因により生じる。したがって、オフセット電圧は一度調節を行えば、基本的に大きく変化することはなく、製造直後の検査時に調整すればよく、使用時に調節する必要はない。
【0059】
オフセット電圧をキャンセルするように調節した効果を確認するために、オフセット電圧の調節の有無による周波数特性の変化を調べた。
【0060】
デジタルスイッチング増幅器10に正弦波1kHz/−60dBVを入力し、オフセット電圧を前記の方法によりキャンセルするように調整をした後の増幅器出力信号の周波数特性を、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)周波数分析装置で分析した結果を図4のグラフに示す。また、デジタルスイッチング増幅器10に正弦波1kHz/−60dBVを入力し、オフセット電圧が生じたときの増幅器出力信号の周波数特性を、FFT周波数分析装置で分析した結果を図5のグラフに示す。
【0061】
図4および図5に示す結果を比較するとわかるように、オフセット電圧が生じているときは、図5に示すように、可聴帯域(〜20kHz)全体に渡ってノイズフロアが上昇し、SN比が悪くなっている。一方、前記の方法でオフセット電圧をキャンセルするように調整すると、図4に示すように、このようなノイズが除去されSN比が改善されることがわかる。
【0062】
また、オフセット電圧が生じているときは、図5に示すように、250Hz以下の低い周波数帯にノイズが発生しているが、前述した方法でオフセット電圧をキャンセルする調整を行うことにより、図4に示すように、このようなノイズが除去されていることがわかる。なお、オフセット電圧により250Hz以下の低い周波数帯にノイズが発生するのは、オフセット電圧が直流電圧であるために、FFT周波数分析装置上では0Hz付近のノイズとして現れるからである。
【0063】
ところで、従来行われているように、負帰還信号の減衰率を調整し、オフセット電圧をキャンセルする調整を行うと、オフセット電圧が直流電圧であるために、FFT周波数分析装置の分析結果では、0Hz付近のノイズが低減して現れる。しかし、負帰還信号の減衰率が変わると、デルタシグマ変調回路1がアルゴリズム通りの伝達特性を維持できないために、残留ノイズが増大したり、負帰還信号に対する入力信号の最大許容量(発振限界値)が変化したりする。つまり、増幅器の最大出力が変化したり、ノイズフロアが上昇することによりSN比が低下することになり、所望の周波数帯域やダイナミックレンジが得られないことがある。
【0064】
上記オフセット電圧付加調整部9の構成例について、図2を参照しながら以下に説明する。
【0065】
上記オフセット電圧付加調整部9は、図2に示すように、オペアンプ(演算増幅器)9a及び9bから構成されており、入力信号S1を入力し、上記オペアンプ9a及び9bの出力端子から、互いに逆極性である第1信号と第2信号の対からなる差動信号が上記減算器5P及び5Mに出力される。
【0066】
上記オペアンプ9a及び9bの+入力端子(非反転入力端子)には、半固定抵抗VRの両端のオフセット電圧VB1及びVB2(調整電圧)がそれぞれ供給されている。つまり、上記オペアンプ9aは、抵抗を介して−入力端子(反転入力端子)に供給されている入力信号S1を反転増幅したものに対して上記電圧VB2を付加調整する。また、上記オペアンプ9bは、抵抗を介して−入力端子(反転入力端子)に供給されている上記オペアンプ9aの出力信号を反転増幅したものに対して上記電圧VB1を付加調整する。
【0067】
上記半固定抵抗VRの両端は、固定抵抗R1を介してアナログ電圧VDAと、固定抵抗R2を介して基準電圧(たとえば、オペアンプ動作電源の1/2の電圧値)またはグランド(接地)に接続されており、上記オフセット電圧VB1及びVB2は、上記固定抵抗R1及びR2の抵抗値が一定の場合、上記半固定抵抗VRの接点位置とに基づいてそれぞれ変化する。このように、上記半固定抵抗VRの接点位置を変えることによって、上述のように出力端子8Pと8Mとの間に生じたオフセット電圧を確実に打ち消すことが可能となる。
【0068】
すなわち、減算器5P及び5Mは、後段のデルタシグマ変調回路1、定電圧スイッチング回路2で発生するオフセット電圧をキャンセルする逆極性の電圧を、オフセット電圧付加調整部9で付加調整した入力差動信号である第1信号S1Pおよびと第2信号S1Mから、定電圧スイッチング回路2の出力を減衰器13Pおよび13Mで減衰させた差動帰還信号である負帰還信号S4PおよびS4Mを減算して、デルタシグマ変調回路1の1次積分器へ入力する。
【0069】
また、オフセット電圧付加調整部9は、オペアンプの+入力端子(非反転入力端子)に入力するデルタシグマ変調回路駆動電圧VDAの1/2電位であるVDA/2に対し、前記の箇所で発生するオフセット電圧と逆極性の電圧を付加し、前記の箇所で発生するオフセット電圧をキャンセルする。
【0070】
上記の構成によれば、帰還路7Pおよび7Mの減衰率に関係なく、アナログ電源からの直流電圧を差動出力信号に付加調整できる。したがって、デルタシグマ変調回路1がアルゴリズム通りの伝達特性を維持できるので、残留ノイズが増大したり、負帰還信号S4PおよびS4Mに対する入力信号S1PおよびS1Mの最大許容量(発振限界値)が変化したりすることがない。つまり、増幅器の最大出力が変化したり、ノイズフロア上昇に伴いSN比が低下することなく、所望の周波数帯域やダイナミックレンジが得られる。
【0071】
なお、上述の説明では、オフセット電圧VB1およびオフセット電圧VB2が印加されている2つのオペアンプは、1つの信号を差動信号にするために使用していたが、後段デルタシグマ変調回路内1次積分器入力のバッファ増幅器としてもよい。
【0072】
また、図3に示すように、上記オフセット電圧VB1及びVB2が印加されている上記オペアンプ9a及び9bをローパスフィルタ構成とし、入力信号S1の帯域を制限できる構成でもよい。
【0073】
この場合、上記オペアンプ9a及び9bの入力端子と出力端子の間にキャパシタC1及びC2がそれぞれ設けられている点で図2の構成と異なっている。キャパシタC1及びC2と上記オペアンプ9a及び9bに接続されている抵抗とによってローパスフィルタ(アクティブフィルタ)が形成される。
【0074】
さらに、上記実施形態の構成は、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mをアナログ音響信号S5PおよびS5Mに復調するためのLPFネットワーク回路3を備えていたが、増幅された1ビット信号S3PおよびS3Mをアナログ信号に復調するための復調部として、LPFネットワーク回路3以外の回路を備えていてもよい。さらに、電力増幅1ビット信号S3PおよびS3Mをそのままデジタル出力する構成としてもよい。
【0075】
さらに、デルタシグマ変調回路1内の量子化器12は、量子化閾値が1つである必要はなく、多値の量子化を行う構成であってもよい。
【0076】
以上のように、本発明のデルタシグマ変調回路は、入力信号を互いに逆極性である第1の信号と第2の信号との対からなる差動信号に変換する入力バッファ回路部と、互いに逆極性である第1の信号と第2の信号との対からなる差動信号をデルタシグマ変調することにより、第1の量子化信号及び第2の量子化信号を生成するデルタシグマ変調部からなるデルタシグマ変調回路において、前記入力バッファ回路部にて、前記デルタシグマ変調部で生じる第1の量子化信号及び第2の量子化信号のオフセット電圧をゼロに補正することを特徴としている。
【0077】
これに従えば、上述のように構成されるデルタシグマ変調回路において、量子化器出力にオフセット電圧が生じても、出力端のオフセット電圧を測定しながら調整手段によって、入力差動信号に直流オフセット電圧を付加調整することで、オフセット電圧を打ち消すことができる。
【0078】
【発明の効果】
本発明に係るデジタルスイッチング増幅器は、以上のように、1ビットデジタル信号に基づいて生成され、上記第1及び第2増幅器出力信号の間に発生するオフセット電圧を打ち消す調整電圧がそれぞれ付加された、上記第1信号と上記第2信号とを出力するオフセット電圧付加調整回路を備え、デルタシグマ変調回路は、上記第1信号と上記第2信号とから上記電力増幅1ビット信号を負帰還信号として減算した信号をデルタシグマ変調する構成である。
【0079】
それゆえ、たとえ上記第1及び第2増幅器出力信号の間にオフセット電圧が生じても、第1及び第2増幅器出力信号に対して調整を行う必要がなくなり、上記調整電圧によってオフセット電圧が打ち消される。したがって、増幅器の最大出力が変化すること、及びノイズフロアレベルの上昇によるS/N比が低下することが回避され、所望の周波数帯域やダイナミックレンジを確実に得ることが可能となるという効果を奏する。
【0080】
本発明に係るデジタルスイッチング増幅器、以上のように、上記の構成に加えて、上記オフセット電圧付加調整回路は、上記第1信号と上記第2信号とを生成する演算増幅器を備え、該演算増幅器はローパスフィルタ構成を有している構成である。
【0081】
それゆえ、さらに、演算増幅器はローパスフィルタ構成を有しているので、入力信号の帯域を制限することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデジタルスイッチング増幅器の一構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すデジタルスイッチング増幅器のオフセット電圧付加調整部等の回路構成の一例を示す回路図である。
【図3】 図1に示すデジタルスイッチング増幅器のオフセット電圧付加調整部等の回路構成の他の一例を示す回路図である。
【図4】 図1に示すデジタルスイッチング増幅器において、オフセット電圧をキャンセルするように調整した後の増幅器出力信号の周波数特性を示すグラフである。
【図5】 図1に示すデジタルスイッチング増幅器において、オフセット電圧が生じたときの増幅器出力信号の周波数特性を示すグラフである。
【図6】 従来のデジタルスイッチング増幅器の構成例を示すブロック図である。
【図7】 従来のデジタルスイッチング増幅器の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 デルタシグマ変調回路(デルタシグマ変調部)
2 定電圧スイッチング回路
3 LPFネットワーク回路
4 入力端子
5P 減算器
5M 減算器
6H 定電圧電源
6L 定電圧電源
7P 第1の帰還路
7M 第2の帰還路
8P 出力端子
8M 出力端子
9 オフセット電圧付加調整部(オフセット電圧付加調整回路)
10 デジタルスイッチング増幅器
11 積分器・加算器群
12 量子化器
13P 減衰器
13M 減衰器
S1 入力信号(1ビットデジタル信号)
S1P 第1信号
S1M 第2信号
S2P 1ビット信号(第1量子化信号)
S2M 1ビット信号(第2量子化信号)
S3P 電力増幅1ビット信号(電力増幅された第1の1ビット信号)
S3M 電力増幅1ビット信号(電力増幅された第2の1ビット信号)
S4P 負帰還信号
S4M 負帰還信号
S5P アナログ音響信号(第1増幅器出力信号)
S5M アナログ音響信号(第2増幅器出力信号)

Claims (2)

  1. ルタシグマ変調回路によりデルタシグマ変調して生成された1ビットの第1及び第2量子化信号をそれぞれ電力増幅し、これらの電力増幅1ビット信号を復調して第1及び第2増幅器出力信号としてそれぞれ出力するデジタルスイッチング増幅器において、
    1ビットデジタル信号に基づいて生成され、上記第1及び第2増幅器出力信号の間に発生するオフセット電圧を打ち消す調整電圧がそれぞれ付加された、互いに逆極性である第1信号と第2信号とを出力するオフセット電圧付加調整回路を備え、
    上記デルタシグマ変調回路は、上記第1信号と上記第2信号とから上記電力増幅1ビット信号を負帰還信号として減算した信号をデルタシグマ変調することを特徴とするデジタルスイッチング増幅器。
  2. 上記オフセット電圧付加調整回路は、上記第1信号と上記第2信号とを生成する演算増幅器を備え、該演算増幅器はローパスフィルタ構成を有していることを特徴とする請求項1記載のデジタルスイッチング増幅器。
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