JP3777297B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関し、詳しくは、停電等による電源断に対するバックアップ機能を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシン等に代表される遊技機は、遊技の制御を司る主制御基板と、この主制御基板から出力されるコマンドに基づいて諸装置を制御する副制御基板とを備えている。例えば、パチンコ機では、主にパチンコ遊技に関する制御、即ち可変表示装置や変動入賞装置等、遊技盤側に設けられて遊技の進行に直接関連する諸装置の制御を行なう遊技盤制御基板と、パチンコ機本体側に設けられた賞球払出装置や打球発射装置等の制御を主に行なう枠制御基板とを備えており、更に可変表示装置や変動入賞装置等を夫々表示制御基板や入賞装置制御基板等で専用に制御するように副制御基板を更に細分化したものもある。
一方、停電等による電源断によって、遊技中の遊技者が不利益を被らないように、電源のバックアップ装置を備える遊技機がある。即ち、賞球或いはコインの払出中に、電源断が発生すると、払い出す賞球数やコインの枚数を記憶した揮発性メモリがクリアされてしまうので、以後の払出がキャンセルされてしまい、遊技者が獲得可能な賞球やコインが減ってしまう。
そこで、払い出す賞球数やコインの枚数を記憶する揮発性メモリに電源断中に給電して記憶を保持するするようにしたバックアップ電源を備える遊技機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、上記バックアップ電源を備える遊技機においては、電源断が復旧した後、メモリの記憶に基づいて賞球やコインの払出が再開される。
一方、入賞球や当りが発生していないにも拘らず、不正行為を働いて不正に賞球やコインを獲得する不正遊技が横行している。
これは、電源断する前の記憶に基づく賞球やコインを払出なのか、不正行為による払出なのか、区別が付かないことに起因している。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、メモリのバックアップ手段を備える遊技機において、記憶に基づく払出か、不正遊技による払出か、容易に判別可能で、不正遊技を防止することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載した発明は、入賞球検出スイッチから入力された信号に基づいて賞球払出数コマンドの送信を行なう主制御部と、前記主制御部からの賞球払出数コマンドに応じて賞球払出装置の制御を行なう払出制御部と、前記賞球払出装置から賞球が払い出されたかを検出する賞球払出済球検出スイッチと、電源を供給しバックアップ手段を設けた電源部と、を備え、賞球払出済球検出スイッチの信号を主制御部及び払出制御部に入力し、払出制御部は、停電等の電源断時に前記バックアップ手段によりメモリに記憶された払出残数を前記電源の復帰まで記憶可能であり、電源断復帰時に前記払出残数に基づく賞球の払出を行ない、この払出に伴い賞球払出済検出スイッチが球を検出する毎に前記払出残数を減算し、この払出残数が0になるまで払出を行ない、主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、更に賞球払出済球検出スイッチの信号状態を監視して払出が行なわれていることを確認した場合に、賞球残数払出であることを外部に報知する制御を行ない、バックアップ処理が終了していない期間中であっても、入賞球検出スイッチが入賞球を検出すると、払出制御部へ賞球払出数コマンドを送信し、また、主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、最後に賞球払出数コマンドを送信してから所定時間経過した場合に、外部報知終了の制御を行なうと共に、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理が終了である旨の処理を行ない、前記主制御部による外部報知制御に基づき前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行中である旨を、報知する報知手段を設けた遊技機である。
請求項2に記載した発明は、請求項1の構成に加えて、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行する際、主制御部から報知手段へ向けてコマンドを送信して、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行中である旨を報知するようにした遊技機である。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2の構成に加えて、報知手段を、ランプを制御するランプ制御部、図柄表示装置を制御する図柄表示制御部、スピーカを制御する音声制御部の内の少なくとも1つで構成し、視覚及び/又は聴覚によって報知するようにした遊技機である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面の実施形態について説明する。図1は遊技機としてのパチンコ機1の概略正面図である。パチンコ機1は、遊技者が弾発した遊技球が遊技部の入賞口へ入賞し、この球を入賞口に設けた球検出スイッチで検出し、入賞球の検出信号に基づいて賞球払出装置が所定数の賞球を遊技者に払い出すことを遊技の基本としており、図柄始動口11や図柄表示装置12、或いは大入賞口13等は遊技の興趣を高めるためのものである。
【0006】
上記のようなパチンコ機1の制御は、例えば、図2に示すように、主制御部(基板)2と、この主制御基板2に接続された図柄表示制御基板32、音声制御基板33、ランプ制御基板34及び払出制御基板31等の副制御部(基板)3とによって行なわれる。即ち、各種始動口スイッチからの信号が主制御基板2に入力され、主制御基板2は入力された信号に基づいてゲーム処理を実行し、各副制御基板3に対して制御コマンドを送信し、コマンドを受信した各副制御基板3が、夫々に接続されている諸装置を制御する。
【0007】
例えば、始動口スイッチが球を検出すると、検出信号が主制御基板2へ入力される。検出信号が入力された主制御基板2は、この検出信号に基づいて図柄表示制御基板32へ図柄表示を行なうコマンドを送信する。図柄表示制御基板32は、受信したコマンドに基づいて対応する図柄を表示すべく図柄表示装置12を制御する。また、入賞口に臨ませた入賞球検出スイッチ21が入賞球を検出すると、上記と同様にして、主制御基板2が払出制御基板31へ制御コマンドを送信し、払出制御基板31は上記コマンドに基づいて賞球払出装置16を制御し、賞球払出装置16が所定数の賞球を遊技者に払い出す。更に、音声制御基板33やランプ制御基板34も、上記と同様に、主制御基板2から送信される制御コマンドに基づいて、遊技状態に応じて表示灯15を点灯させたり、効果音をスピーカ14から発声させる。
【0008】
このように主制御基板2は、ゲーム処理を実行して、各副制御基板3を制御している。そして、主制御基板2は、ゲーム処理の結果として大当りになったときに、大入賞口ソレノイド131を駆動して大入賞口13を開放させて、入賞し易い状態にする。
【0009】
尚、発射制御基板35は払出制御基板31と連係して発射ソレノイド36を制御する。また主制御基板2からは、図外のホールコンピュータへ向けて、大当り情報、特別図柄作動回数情報、図柄始動口スイッチ入賞情報、賞球情報、補給要求情報等が出力される。
【0010】
一方、電源モジュール(基板)41は、島設備から供給されるAC24Vの電源を整流・定電圧化して、諸電気機器に適した電源を供給する。即ち、電源基板41からは、DC24VRMS、DC12V−A、DC12V−B、DC5V、PDWN、VBACKUP、GNDの出力線が出ており、主制御基板2には、DC12V−A、DC12V−B、DC5Vの電源電圧が供給され、払出制御基板31には、DC12V−A、DC12V−B、DC5V、PDWN、VBACKUPの電源電圧が供給され、図柄表示制御基板32と音声制御基板33へはDC12V−Aの電源電圧が供給され、発射制御基板35にはDC24VRMS、DC12V−A、DC5Vの電源電圧が供給される。そして、図示の実施形態では、その出力線が中継基板42を介して各制御基板に接続されている。
【0011】
また、図示の実施形態では、プリペイドカードによる貸玉を可能にするカードユニット43が併設され、このカードユニット43に供給するためのAC24Vを電源基板41で中継している。
【0012】
このように、中継基板42を介して接続すると、電源基板41からの出力を必要な数に分岐することができ、電源基板41を機種に関わりなく共通化することができ、また電源基板41に設ける出力端子の数を減らすことができる。
【0013】
電源基板41は、例えば、図3に示すように構成されている。即ち、電源基板41の筐体(図示せず)には、商用電源AC24V(50/60Hz)が入力される電源プラグ200から電源線202A、202Bが接続される端子204A、204Bと、電源基板41の筐体をアースするための端子204Cが設けられている。尚、商用電源は、通常100V/50Hz或いは100V/60Hzであるが、図示しない島側に設けられたトランス等により24Vに降圧されている。また、端子204Cには、サージアブソーバ205が接続されている。サージアブソーバ205は、電源基板41のグランドレベルがフレームグランドに対してある程度大きくなった場合、グランドの電荷をフレームグランドに放電するためのものである。これにより、グランドレベルの頻繁な変動を抑えることができ、静電気等に対するノイズ耐性を向上することができる。
【0014】
端子204A、204Bは連絡線206、207によって端子204D、204Eに接続されており、この端子204D、204Eには、前記プリペイドカーユニツト43が接続されている。尚、連絡線206側には、ヒューズ208が介在されている。
【0015】
端子204A、204Bに接続される電源線202A、202Bは、夫々全波整流回路210に接続されている(電源線202Aには、過電流保護回路209が介在される)。
【0016】
過電流保護回路209は、電源基板41を過電流から保護する目的で設けられている。
【0017】
全波整流回路210は、4個ダイオードで構成されたブリッジ回路で構成されており、交流電源が直流電源に変換される。従つて、全波整流回路210の出力は電源線212とアース線214とになる。
【0018】
電源線212は分割され、一方は過電流保護回路218を介して端子204F(DC24VRMS)に接続されている。この過電流保護回路218は、ランプ制御基板34や発射制御基板35、或いは電子部品等を過電流から保護することが目的である。
【0019】
また、電源線212の他方は、ダイオードと電解コンデンサで構成される平滑回路220を介してDC12V−Aレギュレータ222と、DC12V−Bレギュレータ223と、DC5Vレギュレータ224と、第1電源断検出回路226と、第2電源断検出回路227に夫々入力されている。尚、DC12V−Aレギュレータ222とDC12V−Bレギュレータ223とDC5Vレギュレータ224には、図示していない過電流保護回路が夫々内蔵されている。
【0020】
このDC12V−Aレギュレータ222の出力端は端子204G(DC12V−A)に接続され、DC12V−Bレギュレータ223の出力端は端子204H(DC12V−B)に接続され、DC5Vレギュレータ224の出力端は端子204I(DC5V)に接続されている。
【0021】
また、第1電源断検出回路226は、入力電圧が所定値V1まで下がった時点でローレベル信号を出力する回路であり、出力停止信号としてDC12V−Aレギュレータ222へ入力されている。
【0022】
第2電源断検出回路227は、入力電圧が所定値V2(V2<V1)まで下がった時点でローレベル信号を出力する回路であり、端子204J(PDWN)に接続されている。また、この第2電源断検出回路227の出力線は分岐されて、遅延回路229の入力側に接続されている。この遅延回路229の出力側は、前記DC5Vレギュレータ224に出力停止信号として入力されるようになっている。
【0023】
また、DC5Vレギュレータ224は出力端において分岐されており、ショツトキーダイオード228を介してバツクアップ電源として適用される電気二重層コンデンサ230の一端に接続されている。尚、蓄電用コンデンサとして機能するものであれば、電気二重層コンデンサ230の代わりに電解コンデンサであつてもよい。
【0024】
ショツトキーダイオード228は、5V電源が復帰するときにDC5V電源からの電流を電気二重層コンデンサ230に供給し、5V電源断時に電気二重層コンデンサ230からDC5V端子に電流を逆流させないために設けたものである。
【0025】
前記電気二重層コンデンサ230の他端はアースされている。電気二重層コンデンサ230の一端側、すなわちプラス側は端子204K(VBACKUP)に接続されている。尚、端子204L(GND)はアースされている。
【0026】
また、端子204Kには、放電抵抗232が接続され、かつアースされている。これは、電気二重層コンデンサ230で蓄えられた電荷を放電するために設けられている。即ち、一般的にRAMの保持電流が少なくバラツキも大きいので、バックアップ時間の算出が難しい。そこで、RAMの保持電流を無視できる程度の大きな放電電流値になるようにこの放電抵抗232を設定することで、バックアップ時間の算出を容易にしている。尚、図3に二点鎖線で示すように、放電抵抗234とスイッチ236とが直列接続された回路を、前記放電抵抗232に並設し、強制的にバックアップを解除したいときにスイッチ236をオンし、放電抵抗234によって迅速に放電させるようにしてもよい。また、放電抵抗234は強制的にバックアップを解除させる用途で使用されることから、放電電流値が大きくなるような抵抗値に設定することが必要である。尚、放電抵抗234を介さずにスイッチ236のみで放電させる構成でもよい。
【0027】
DC12V−Aレギュレータ222は、平滑回路220から入力される直流電源から安定化したDC12Vを生成するものである。この出力電源は、賞球ソレノイド163などスイッチ以外の一般的に消費電力が大きい大電力電子部品の電源として使用される。
【0028】
また、このDC12V−Aレギュレータ222は、第1電源断検出回路226からの出力停止信号により、強制的に出力が停止されるようになっている。
【0029】
これは、電源断時に消費電力の大きい電源系統を即時に出力停止とすることで、他の電源系統(DC12V−B及びDC5V)を長い時間維持するためである。これにより、平滑回路220を小型共通化することが可能となる。
【0030】
また、賞球ソレノイド電源として使用される電源を、電源断時に即時に停止させることで、賞球ソレノイド163の駆動停止から賞球払出済球検出スイッチ162の電源(DC12V−B)や制御基板電源(DC5V)の補償電圧の維持時間に求められる性能を緩和することができ、電源基板41の安価な構成が可能となる。
【0031】
DC12V−Bレギュレータ223は、賞球払出済球検出スイッチ162等のスイッチ専用電源として使用され、消費電力が比較的小さい、小電力電気部品専用である。
【0032】
次に、DC5Vレギュレータ224は、制御部を構成するIC等の制御用電源として使用されるものであり、バックアップ電源蓄電用の電気二重層コンデンサ230の充電にも使用される。
【0033】
このDC5Vレギュレータ224には、前述のように遅延回路229から出力停止信号を受けるようになっており、第2電源断検出回路227が電源断を検出した時点で、所定時間遅延させた後強制的に出力が停止される構成となっている。尚、所定時間は、主制御基板2及び払出制御基板31における払出残数の記憶等のバックアップ処理に必要な時間である。これにより、前記DC12V−Bが動作可能な時間の維持、正確な賞球払出済球検出スイッチ162による検出処理が可能となる。
【0034】
上記構成の電源制御回路では、停電になると、まず、第2の電源断検出回路227によつて電圧低下を検出し、主制御基板2及び払出制御基板31へ報知する。このときの電源電圧は各制御基板が動作可能な状態であるため、各制御基板は予め定められた電源断処理を実行する。
【0035】
本実施の形態では、上記電源断処理は、停電復帰後に停電直前の状態になるための処理が実行される。このとき、必ず記憶しておかなければならない情報があるため、これらの情報は、払出制御基板31上のICのRAMに格納しておく。このRAMは、停電中に電気二重層コンデンサ230から供給される電源電圧(約4.5V)によって、記憶状態を維持することができるため、前記情報を停電復帰後まで保持しておくことができる。
【0036】
次に、賞球の払出について説明する。図4は、図2に示すパチンコ機の制御系の概略ブロック図を賞球制御装置についてまとめた概念図である。入賞球検出スイッチ21は、賞球制御装置5の入賞球演算部51に接続され、入賞球演算部51では各入賞球検出スイッチ21毎に払い出す払出数が定められている。例えば、始動口は5個、一般入賞口は10個、大入賞口13は15個というように入賞口によって賞球の払出数が異なる。
【0037】
入賞球演算部51は、賞球払出残数計数部52に接続され、演算結果を賞球払出残数計数部52に送出している。賞球払出残数計数部52では、送られてくる球数を加算すると共に、この加算値をメモリ59に記憶する。
【0038】
賞球払出残数計数部52には、賞球払出指示部53が接続され、賞球払出残数計数値(即ち払出残数)が「0」以外のとき、賞球払出指示部53へ払出要求を送信する。賞球払出指示部53では、払出要求に基づいて、賞球払出装置16を制御して要求された数の賞球を払い出す。
【0039】
賞球払出装置16の賞球通路161には、確実に賞球が払い出されたかを検出するためのセンサ、賞球払出済球検出スイッチ162が設けられている。この賞球払出済球検出スイッチ162は、賞球制御装置5の賞球払出登録部54に接続されている。この賞球払出登録部54では、賞球払出済球検出スイッチ162が球を検出する毎に、賞球払出残数計数部52へパルス信号を送出する。賞球払出残数計数部52では、賞球払出登録部54から送られる1パルスに対して残数を「1」減算する。
【0040】
この結果、賞球払出残数計数部52では、入賞する毎に残数は加算され、払い出される毎に残数が減算され、短期間に入賞が連続しても、確実に正確な払い出しを行なうことができる。
【0041】
そして、この実施形態では、賞球払出残数計数部52に、賞球制御装置5に供給される動作電源電圧と同等の電圧を保持するバックアップ部55が接続されている。このバックアップ部55は、通常時に電荷を蓄えることが可能な充電機能を有しており、電源断が発生したときには、このバックアップ部55からの電源電圧で前記賞球払出残数計数部52のメモリ59に記憶された払出残数を記憶保持しておくことができるようになっている。そして、電源断が復旧した後、電源断直前の状態から動作が行なわれる。従って、電源断によって払出残数が消去されて、遊技者が不利益を被ることがない。
【0042】
具体的には、図5のフローチャートに示すようにしてバックアップが行なわれる。先ず、停電が発生すると、S600で、最先に賞球払出装置16の賞球ソレノイド163への電源を断ち、非励磁状態とする。これにより、ストッパ部材164が付勢バネ165の作用により賞球通路161を閉鎖し、賞球の払出が停止される。
【0043】
次に、S602,S604,S606において、払出球の検出を所定時間維持する。これは、賞球ソレノイド163の動作と、払い出される球の位置関係で、最後に払い出される球まで正確に検出するためのものであり、賞球ソレノイド163への通電が断たれた後も、賞球払出済球検出スイッチ162並びに払出制御基板31を正常に動作させることで、正確な検出を可能にする。
【0044】
S606で、所定時間が経過したと判断されると、S608へ移行して、最終的な払出残数をメモリ59に記憶する、このメモリ59は、バックアップ部55からのバックアップ電源によって常に電圧が確保されるため、払出残数記憶データを確実に保存しておくことができる。
【0045】
一方、払出残数の記憶後は、リセット待ちとする。即ち、上記制御は、停電直後の電圧低下過程において、賞球制御装置5等が動作可能な電圧を維持している間に処理されるものであり、時間の経過と共、電圧の降下が進み、最終的には電源電圧「0」の状態となる。しかし、上記のように、払出残数のみは、バックアップ電源により充分な時間保持することができる。
【0046】
電源復帰後は、リセットが掛り、賞球制御装置5は、通常の電源投入時と同様に立ち上がる。即ち、停電は何時起こるか解らないため、賞球制御装置5のメインプログラムを確実に断ち上げるためにリセットを掛ける。これにより、プログラムの暴走が防止され、賞球制御装置5が確実に復帰する。
【0047】
復帰後は、賞球払出残数計数部52に記憶された払出残数の読み出しから始まり、残数があれば、復帰後、直ちに賞球の払出を開始し、停電前に入賞して賞球が払い出されなかった球を正確に遊技者に払い出すことができる。また、電源復帰後、遊技を再開して、入賞球が発生しても、記憶した払出残数に加算されるため、停電による不具合を、遊技者にも、パチンコ店にも、一切掛けることがない。
【0048】
そして、本発明では、バックアップ処理に基づいて賞球の払出を実行していることを報知する報知手段を設けている。即ち、バックアップから復帰処理を行なうときに、ランプ、音、画像等により遊技者及びホール従業員に、バックアップに基づく賞球の払出である旨を報知するのである。例えば、本体や遊技盤に設けたランプ或いはLED等を点灯、点滅させて視覚により報知する。また、図柄表示装置に、「景品球払出中」等のメッセージ表示を行ない、更に、「景品球払出中、残り**発」等のバックパップ景品球数を表示してもよい。一方、スピーカ等の音声出力装置からアナウンスを行ない、聴覚に訴えるようにすることもできる。
【0049】
このためには、バックアップ復帰処理時に、主制御基板2から、ランプ制御基板34、音声制御基板33、図柄表示制御基板32等へ、バックアップ復帰動作による払出中である旨を報知するためのコマンドを送信すればよい。
【0050】
具体的には、例えば、図6及び図7に示すフローチャート並びに図8に示すタイミングチャートのように制御する。先ず、S100で、プログラムのスタートが電源投入または電源復帰によるものか、周期的リセット信号によるものか判断し、周期的リセット信号によるプログラムスタートならばS101へ移行する。一方、電源投入によるスタートならば、S130へ移行して初期化処理を行なう。この初期化処理は、電源投入時に1回のみ実行され、この結果、以後は周期的リセット信号によるプログラムスタートと判断されるようになる。
【0051】
S101では、一般遊技処理を実行する。この一般遊技処理から移行するS102〜104では、入賞球による賞球数コマンドの送信処理と賞球残数カウンタへの加算処理を行なう。尚、賞球が可能であるか否かに拘らず、賞球数コマンドを払出制御基板31に送信して、払出制御基板31において賞球のバックアップを可能にしている。
【0052】
S102では、入賞球が有るか否かを判断し、入賞球がない場合は、S105へ移行し、入賞球が有る場合には、S103へ移行し、入賞球に対する賞球数の指示である賞球数コマンドを、払出制御基板31に送信する。そして、S104では、送信された賞球払出数コマンドの賞球払出数をRAMに設けられた賞球払出残数カウンタに加算する。尚、この賞球払出残数カウンタは、これから払い出されるべき賞球払出数を示すものであり、賞球払出数コマンドの送信によって指示した賞球数が払出制御基板31によって正確に払い出されたかどうかの賞球払出結果に対するエラー確認を行なうために使用している。
【0053】
S105〜108では、賞球の払出が可能で有るか否かが判断され、賞球許可コマンド、或いは賞球禁止コマンドが払出制御基板31へ送信される。即ち、S105では、賞球払出の可能/不能の状態が変化したかを判断する。これは状態の変化点のみでコマンドを送信するためである。賞球払出の可能/不能の判断は、準備球スイッチとオーバーフロースイッチにより行なわれ、賞球払出用の準備球が有り、且つオーバーフローしていなければ、賞球払出可能と判断し、それ以外を賞球払出不能と判断する。
【0054】
賞球払出の可能/不能の状態が変化していない場合は、S109へ移行して、状態が変化している場合はS106へ移行し、S105による判定で賞球払出が可能状態であるか否かを判断する。賞球払出が可能であれば、S107へ移行し、賞球払出許可コマンドを送信して、S109へ移行する。賞球払出が可能でなければS108へ移行して、賞球払出禁止コマンドを送信して、S109へ移行する。
【0055】
S109並びにS118〜123及びS140の処理は、払出制御基板31におけるバックアップ処理(賞球払出残数に基づく払出)の確認を行なうステップである。先ず、S109では、バックアップ処理が終了したか否かをRAMのバックアップ処理終了フラグの特定コードの有無で判断し、特定コードがある場合はバックアップが終了していると判断して、S110へ移行し、賞球払出結果に対するエラー確認処理を行なう。
【0056】
特定コードがない場合は、バックアップが終了していないと判断して、S118へ移行し、バックアップ終了確認を行なう。
【0057】
S118では、賞球許可状態であるか否かを確認し、賞球許可状態でない場合は、周期的リセット信号待ちとなる。これは、賞球許可状態でない場合には、賞球払出が行なわれないので、バックアップ処理終了確認を行えないためである。
【0058】
賞球払出許可状態の場合は、S119へ移行して賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態が3秒以上変化無しか否かを判断する。賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態に変化がある場合には、バックアップ処理中(賞球残数の払出中)と判断し、S140へ移行する。S140では、外部に賞球残数払出であることを報知するためのコマンドを外部報知装置制御基板(例えば、図柄表示制御基板32、音声制御基板33、ランプ制御基板34等)へ送信し、周期的リセット待ちとなる。賞球払出済球検出スイッチ162の信号の変化が3秒以上ない場合は、S120へ移行して、最後に賞球払出数コマンドを送信してから3秒以上経過している場合は、バックアップ処理が終了したと判断して、S121へ移行する。
【0059】
S121では、賞球払出残数カウンタをクリアし、S122へ移行する。S122では、賞球残数の払出が終了したことを外部に報知するためのコマンドを外部報知装置制御基板へ送信する。このコマンドを送信後、S123へ移行し、バックップ処理が終了したことを記憶するため、RAMのバックアップ終了フラグに特定コードを書き込む。
【0060】
S119と、S120によるバックアップ終了確認方法は、賞球のバックアップを払出制御基板31で行なうことにより、主制御基板2がバックアップされた賞球残数値を把握できないためである。
【0061】
S120の処理は、遊技者に不快感を与えないためにバックアップ処理の終了を待たずに、発射及び一般遊技処理を行なう構成とするために設けられたステップであり、S119のみでバックアップ処理終了判断を行なって賞球払出残数カウンタをクリアした場合、S103での賞球払出数コマンド送信とのタイミングによっては、賞球払出数コマンド分のマイナスカウントを行なってしまうという不具合を防止することを目的としている。
【0062】
S110〜117の処理では、賞球払出結果に対するエラー確認処理を行なう。S110では、賞球払出球の検出を行ない、賞球払出球を検出した場合には、S111へ移行し、賞球払出球を検出しない場合は、S115へ移行する。S111では、賞球払出残数カウンタ値を減算し、S112では、賞球払出残数カウンタ値により賞球を払い出し過ぎたかの賞球超過エラー確認を行なう。
【0063】
賞球払出残数カウンタ値が「−50」を越えた場合には、賞球超過エラーと判断し、S1113へ移行して賞球禁止コマンドを送信する。その後、S114において賞球払出結果に対するエラーがあったことを、表示や音声によって遊技者或いはパチンコ店の従業員に報知する。
【0064】
一方、S112において、賞球払出残数カウンタ値が「−50」を超えない場合は周期的リセット信号待ちとなる。
【0065】
S115〜117の一連の処理は、賞球払出コマンドによる賞球数指示分の賞球が払い出されないという賞球障害エラーを確認する処理である。即ち、S115では、賞球許可状態であるか否かを確認し、賞球許可状態でない場合は、周期的リセット待ちとなる。これは、賞球許可状態でない場合には、賞球払出が行なわれないので、賞球障害エラーと判断されないためである。
【0066】
賞球許可状態の場合は、S116へ移行し、賞球残数カウンタ値の確認を行なう。カウンタ値が「50」以下の場合には、周期的リセット待ちとなり、「50」を越えた場合は、S117へ移行する。
【0067】
S117では、賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態が3秒以上変化無しか否かを判断する。賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態の変化がある場合は、賞球障害エラーでないと判断し、周期的リセット待ちとなる。
【0068】
一方、賞球払出済球検出スイッチ162の信号変化が3秒以上ない場合は、賞球障害エラーと判断し、賞球超過エラーと同様に、S113へ移行して、賞球禁止コマンドを送信後、S114において、賞球払出結果に対するエラーがあったことを、表示や音声によって、遊技者或いはパチンコ店に報知する。
【0069】
S112及びS116において、賞球払出残数カウンタ値に幅を持たせたのは、ノイズ等による主制御基板2と払出制御基板31のカウント誤差により、頻繁に賞球エラーが発生することを防止するためである。
【0070】
上記のようにすれば、賞球を払い出している途中で停電が起こって、賞球の払出が中断され、復帰後に払出を再開しているときは、復帰後の賞球払出中である旨を、外部に報知可能である。一方、不正遊技による賞球の払出では、バックアップによって賞球を払い出している旨の報知がない。従って、一瞥しただけで、この賞球の払出が、バックアップによる払出か、不正遊技による払出か、容易に判別できるので、不正遊技を確実に防止することができる。
【0071】
次に、図8のタイミングチャートに基づき、電源断からの復帰処理について簡単に説明する。
【0072】
電源断が発生してAC24V入力が断たれると、前記したように、賞球払出残数をメモリに記憶して保護する。即ち、先ず賞球ソレノイド163に適用される電源(DC12V−A)の電圧が、賞球ソレノイド163の吸引保持電圧以下、すなわち非励磁状態と同等となり、賞球払出が停止する。
【0073】
次いで、賞球払出が停止してから、最後に払い出される払出球を検出した場合(賞球ソレノイド163が停止してから時間t1後に払出球を検出したとき)、賞球払出残数から減算する。この処理を可能とするため、賞球払出済球検出スイッチ162の電源(DC12V−B)と、払出制御基板31の動作電源(DC5V)は、夫々の動作保証電圧を前記t1より長い時間(t3)維持させている(t1<t3)。尚、時間t3は、実験等により予め求めておき、かつ安全を見て決定すればよい。
【0074】
次に、電源基板41の第2電源断検出回路227が電源断を検出すると電源断信号を出力する。この電源断信号は端子204Jを介して払出制御基板31のICのNMI端子(図示せず)に入力される。この入力により、ICが電源断を検出すると、最優先で電源断処理が実行される。
【0075】
即ち、払出制御基板31のRAMに記憶されている賞球払出残数をメモリに記憶して保護する。その後、制御プログラムを無限ループによりリセット待ちとする。これにより、データを破壊したり、プログラムが暴走することを防止することができる。尚、リセットは払出制御基板31の動作電源(DC5V)が所定値以下となった時点でかけられ、これにより制御系の動作は停止する。
【0076】
その後、スイッチ用電源(DC12V−B)も断となり、図8の左側に示すように全ての電源等がOFF状態になり、装置機能は完全に停止する。
【0077】
そして、電源が復帰すると(図8の矢印P参照)夫々の電源が立ち上がるが、主制御基板2及び払出制御基板31のリセット解除は、DC5V電源監視リセット回路の作用により、その制御基板内で使用する全ての電源(停電検出信号を使用する払出制御基板31の場合は停電検出信号を含む)が通常状態に復帰してから行うようにしている(図8の矢印Q以降、ここでは図8の矢印R参照)。
【0078】
主制御基板2及び払出制御基板31のリセットが解除されると、装置機能が回復して通常の遊技が可能になる。このとき、本発明は、電源断前に行っていた賞球払出を再開すると共に、この賞球払出がバックアップに基づく払出であることを報知手段、例えば、ランプ、音、画像等により遊技者及びホール従業員に報知する。
【0079】
尚、大電力用電源(DC12V−A)が電源断となって賞球ソレノイド163が非励磁状態となったときから、賞球払出済球検出に要する最長時間(t1)以上、賞球払出済球検出スイッチ162の電源が当該スイッチの動作保証電圧を維持していることを要件の1つとして挙げたが(t1<t3)、これとは別に、大電力用電源(DC12V−A)が電源断となって賞球ソレノイド163が非励磁状態となったとき、賞球払出済球検出に要する最長時間(t1)以上、払出制御基板31の動作が可能であることも重要な要件となる(t1<t2)。
【0080】
また、スイッチ用、すなわち小電力電源(DC12V−B)の保証電圧が、DC5Vよりも長い時間維持しているため、主制御基板2及び払出制御基板31が5V電源監視リセット回路によりリセットされるまで、賞球払出済球の検出を始めとして正確なスイッチ入力を行うことが可能となる。
【0081】
以上のようにして、停電等の予期せぬ電源断が生じた場合でも、正確に払出残数を記憶しておくことができ、電源復帰後はこの記憶した払出残数に基づいて賞球払出を継続できる。そして、このとき、本発明は、電源断前に行っていた賞球払出を再開すると共に、この賞球払出がバックアップに基づく払出であることを報知手段によって、例えば、ランプ、音、画像等により遊技者及びホール従業員に報知する。従って、本発明によれば、遊技者及びパチンコ店の双方に対して全く不利益を与えずに遊技を継続することができるばかりではなく、不正な賞球の払出を容易に発見することができ、不正遊技の防止に役立てることができる。
【0082】
以上、本発明をパチンコ機1における賞球の払出について説明したが、賞球の払出ばかりではなく、カードユニット43を併設した所謂CR機における玉貸に関しても、本発明は適用できる。即ち、CR機における玉貸は、パチンコ機1の賞球払出装置16と同様の貸出払出制御装置17を利用した同じ制御系であるので、玉貸中に電源断が発生した場合には、復旧後に貸玉を再開する。このとき、バックアップによる貸玉中であることが一目瞭然になるので、不正遊技を確実に防止することができる。
【0083】
以上本発明を図面の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。例えば、遊技機としてパチンコ機について説明したが、スロットマシン等、他の遊技機にも容易に適用可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上要するに本発明は、入賞球検出スイッチから入力された信号に基づいて賞球払出数コマンドの送信を行なう主制御部と、前記主制御部からの賞球払出数コマンドに応じて賞球払出装置の制御を行なう払出制御部と、前記賞球払出装置から賞球が払い出されたかを検出する賞球払出済球検出スイッチと、電源を供給しバックアップ手段を設けた電源部と、を備え、賞球払出済球検出スイッチの信号を主制御部及び払出制御部に入力し、払出制御部は、停電等の電源断時に前記バックアップ手段によりメモリに記憶された払出残数を前記電源の復帰まで記憶可能であり、電源断復帰時に前記払出残数に基づく賞球の払出を行ない、この払出に伴い賞球払出済検出スイッチが球を検出する毎に前記払出残数を減算し、この払出残数が0になるまで払出を行ない、主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、更に賞球払出済球検出スイッチの信号状態を監視して払出が行なわれていることを確認した場合に、賞球残数払出であることを外部に報知する制御を行ない、バックアップ処理が終了していない期間中であっても、入賞球検出スイッチが入賞球を検出すると、払出制御部へ賞球払出数コマンドを送信し、また、主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、最後に賞球払出数コマンドを送信してから所定時間経過した場合に、外部報知終了の制御を行なうと共に、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理が終了である旨の処理を行ない、前記主制御部による外部報知制御に基づき前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行中である旨を、報知する報知手段を設けたので、払出の最中に停電等の電源断が発生した場合に、払出のバックアップをできるばかりではなく、払出に際して、バックアップ処理による払出であることを、遊技者や店員に報知できる。従って、払出がバックアップによる払出か、不正遊技による払出か、容易に判別することができ、不正遊技を一瞥で発見でき、不正遊技を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の概略正面図である。
【図2】パチンコ機の制御系の概略ブロック図である。
【図3】電源モジュールの概略ブロック図である。
【図4】賞球制御装置の説明図である。
【図5】電源断時のフローチャートである。
【図6】バックアップ処理のフローチャートである。
【図7】バックアップ処理のフローチャートである。
【図8】電源復帰時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 主制御基板
11 図柄始動口
12 図柄表示装置
13 大入賞口
14 スピーカ
15 表示灯
16 賞球払出装置
21 入賞球検出スイッチ
31 払出制御基板
32 図柄表示制御基板
33 音声制御基板
34 ランプ制御基板
41 電源基板
42 中継基板

Claims (3)

  1. 入賞球検出スイッチから入力された信号に基づいて賞球払出数コマンドの送信を行なう主制御部と、前記主制御部からの賞球払出数コマンドに応じて賞球払出装置の制御を行なう払出制御部と、前記賞球払出装置から賞球が払い出されたかを検出する賞球払出済球検出スイッチと、電源を供給しバックアップ手段を設けた電源部と、を備え、
    賞球払出済球検出スイッチの信号を主制御部及び払出制御部に入力し、
    払出制御部は、停電等の電源断時に前記バックアップ手段によりメモリに記憶された払出残数を前記電源の復帰まで記憶可能であり、電源断復帰時に前記払出残数に基づく賞球の払出を行ない、この払出に伴い賞球払出済検出スイッチが球を検出する毎に前記払出残数を減算し、この払出残数が0になるまで払出を行ない、
    主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、更に賞球払出済球検出スイッチの信号状態を監視して払出が行なわれていることを確認した場合に、賞球残数払出であることを外部に報知する制御を行ない、バックアップ処理が終了していない期間中であっても、入賞球検出スイッチが入賞球を検出すると、払出制御部へ賞球払出数コマンドを送信し、
    また、主制御部は、電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なうバックアップ処理が終了していないことを確認し、最後に賞球払出数コマンドを送信してから所定時間経過した場合に、外部報知終了の制御を行なうと共に、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理が終了である旨の処理を行ない、
    前記主制御部による外部報知制御に基づき前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行中である旨を、報知する報知手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行する際、主制御部から報知手段へ向けてコマンドを送信して、前記電源断復帰時に前記払出残数に基づいて賞球の払出を行なう前記バックアップ処理を実行中である旨を報知するようにした請求項1に記載の遊技機。
  3. 報知手段を、ランプを制御するランプ制御部、図柄表示装置を制御する図柄表示制御部、スピーカを制御する音声制御部の内の少なくとも1つで構成し、視覚及び/又は聴覚によって報知するようにした請求項1又は2に記載の遊技機。
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