JP2002028325A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002028325A
JP2002028325A JP2000217829A JP2000217829A JP2002028325A JP 2002028325 A JP2002028325 A JP 2002028325A JP 2000217829 A JP2000217829 A JP 2000217829A JP 2000217829 A JP2000217829 A JP 2000217829A JP 2002028325 A JP2002028325 A JP 2002028325A
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balls
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Hiroyuki Tanitsu
博行 谷津
Naohisa Kurosawa
尚久 黒澤
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者が払い出される賞品球の個数を確認でき
るとともに、停電があっても正確な個数の賞品球を払い
出すことのできる遊技機を提供する。 【解決手段】1つの球の入賞に対して払い出す賞品球の
数に応じて入賞口をグループ分けし、未処理球管理部1
40は、各グループ毎に賞品球が未払いになっている入
賞球の数(未処理球数)を計数管理して記憶手段170
に記憶し、賞品球払出部150は、所定の優先順位に従
ってグループごとに賞品球の払い出し処理を行う。通知
管理部160は、各グループ毎の未処理球数を報知手段
31〜33に表示する。また記憶保持電源装置130が
停電時に記憶手段170の記憶内容が保持されるように
電源のバックアップを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に打ち出
された球が、当該遊技盤上に配置された複数の入賞装置
のうちのいずれかへ入賞したことに基づいて賞品球を払
い出す遊技機であって、1つの球の入賞に対して払い出
される賞品球の数が異なる複数種類の入賞装置を有する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、例えば、パチン
コ球が各入賞部に入賞すると、その入賞球を一旦、セー
フ球寄せ部で一か所に集め、集められた入賞球の各々に
対して所定の賞品球を払い出す機種のパチンコ遊技機が
ある。
【0003】そのためセーフ球寄せ部に集められた入賞
球の各々を1球ずつ送出するための入賞球検出手段をセ
ーフ球寄せ部の最下流に設け、この入賞球検出手段から
の検出信号によって賞品球の払出しのタイミングを図っ
ている。
【0004】ところで、パチンコ遊技機には、1個の入
賞球に対して払い出される賞品球の個数を一定にした機
種と、入賞部に応じて賞品球の個数を異ならせた機種と
がある。
【0005】後者では、予め入賞部ごとに賞品球を払い
出す個数を設定しておき、各入賞部に入賞球を検出する
検出スイッチを設け、その検出スイッチからの入賞球検
出信号に基づいて入賞部の種別に応じて、例えば5個、
8個、15個というように異なる個数の賞品球を払い出
すようにしている。
【0006】このとき、検出スイッチは全ての入賞部に
対応して設けられておらず、すなわち、検出スイッチ
は、8個の賞品球に係る第1入賞部には設けられておら
ず、5個の賞品球に係る第2入賞部と15個の賞品球に
係る第3入賞部と、セーフ球寄せ部とに設けられてい
た。
【0007】この場合、5個や15個の賞品球に係る第
2入賞部、第3入賞部に入賞球がそれぞれ入賞すると、
各入賞球検出信号を加算処理(制御回路の加減算手段に
よる演算処理)し、その計算値を記憶領域に記憶し、そ
れぞれの賞品球の払出が賞品球払出手段によって行われ
ると、記憶領域の情報が減算処理され、セーフ球寄せ部
から1球ずつ送出されるようになっている。
【0008】一方、8個の賞品球に係る第1入賞部に入
賞球が入賞すると、上記の第2、第3入賞部に入賞した
場合とその払出手順が異なり、第1入賞部に入賞したこ
とを記憶領域に記憶せず、5個および15個の払い出し
が終了している場合に、セーフ球寄せ部に集められた入
賞球の中で残っている球は無条件に第1入賞部に入賞し
た入賞球であると判断され、8個の賞品球の払い出しが
賞品球払出手段によって行われ、セーフ球寄せ部から1
球ずつ送出されるようになっている。
【0009】すなわち、8個の賞品球に係る第1入賞部
に入賞した入賞球の個数は、セーフ球寄せ部に集められ
た入賞球の総数の中から、第2入賞部の入賞球の個数と
第3入賞部の入賞球の個数とを除いた個数として初めて
算出される。
【0010】また賞品球の払い出しと同時に、賞球表示
ランプを点灯あるいは点滅させたり、所定の効果音を流
したりすることで、賞品球の払い出し中であることを遊
技者に報知するようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技機で
は、各入賞部に球が頻繁に入賞しない場合は、各入賞部
に係る個数の賞品球の払い出し処理が迅速に行われるの
で、払い出される賞品球の所定個数を遊技者が確認する
ことができる。
【0012】しかしながら、大当たり状態のように連続
して所定の入賞部へ球が入賞する場合には、5個および
15個に係る賞品球の払い出しが完了しないと、8個の
賞品球の払い出しが行われないことがあり、それによ
り、8個の賞品球に係る入賞部に球が入賞したタイミン
グとその入賞に対して8個の賞品球が払い出されるタイ
ミングとが大幅にずれ込むことがある。
【0013】また8個単位で賞品球を払い出している最
中に、5個あるいは15個用の入賞部へ球が入賞する
と、5個あるいは15個単位の払い出しが8個単位の払
い出し処理の途中に割り込むことになる。さらに賞球表
示ランプ等による払い出しの通知では、賞品球の個数を
区別していないので、何個単位での払い出しかを識別で
きない。
【0014】このため、遊技者にとって、8個用の入賞
部への入賞に対する賞品球の払い出しを確認することが
難しく、確認できなかった場合には、賞品球が実際には
払い出されていないのではないかという不信感を持つこ
とがしばしばある。
【0015】さらに、セーフ球寄せ部に集められた入賞
球は、セーフ球寄せ部において検出されるために一旦そ
こで停止させられる。そのため、大当たり時など入賞部
への入賞が連続した場合などにはセーフ球寄せ部に入賞
球が滞った状態となり、球圧によって球詰まりを起こす
こともしばし見られる。
【0016】ところで、従来のものでは、一時的な停電
があっても、賞品球の払い出しを終えていない入賞球
は、ソレノイドによる係止動作によってセーフ球寄せ部
に貯留された状態にある。したがって、停電が復旧する
と、再び賞品球の払い出し動作が開始される。しかしな
がら、記憶領域の情報が停電により失われるので、セー
フ球寄せ部に貯留されているすべての球が8個の賞品球
に係る入賞部へ入賞した球として扱われ、遊技者に払い
出す賞品球の数が、不正確になってしまうという問題が
あった。
【0017】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遊技者が払い出され
る賞品球の個数を確認できるとともに、停電があっても
正確な個数の賞品球を払い出すことのできる遊技機を提
供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤上に配
置された複数の入賞装置(40、50、71〜77)の
うちのいずれかへ入賞したことに基づいて賞品球を払い
出す遊技機であって、1つの球の入賞に対して払い出さ
れる賞品球の数が異なる複数種類の入賞装置(40、5
0、71〜77)を有するものにおいて、未処理球管理
手段(140)と、賞品球払出手段(150)とを備
え、前記複数の入賞装置(40、50、71〜77)
を、1つの球の入賞に対して払い出す賞品球数の違いに
基づいてグループ分けし、前記未処理球管理手段(14
0)は、前記入賞装置(40、50、71〜77)へ入
賞した球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終
えていないものの数を表す未処理球数を前記グループ毎
に管理し記憶するものであり、前記賞品球払出手段(1
50)は、賞品球の払い出しを前記グループ毎に行うも
のであることを特徴とする遊技機。
【0019】[2]遊技盤上に打ち出された球が、前記
遊技盤上に配置された複数の入賞装置(40、50、7
1〜77)のうちのいずれかへ入賞したことに基づいて
賞品球を払い出す遊技機であって、1つの球の入賞に対
して払い出される賞品球の数が異なる複数種類の入賞装
置(40、50、71〜77)を有するものにおいて、
未処理球管理手段(140)と、賞品球払出手段(15
0)とを備え、前記複数の入賞装置(40、50、71
〜77)を、1つの球の入賞に対して払い出す賞品球数
の違いに基づいてグループ分けし、前記未処理球管理手
段(140)は、前記入賞装置(40、50、71〜7
7)へ入賞した球のうち入賞に対する賞品球の払い出し
処理を終えていないものの数を表す未処理球数を前記グ
ループ毎に管理し記憶するものであり、前記賞品球払出
手段(150)は、前記グループ相互間の予め定めた優
先順位に従って賞品球の払い出しをグループ毎に行うも
のであることを特徴とする遊技機。
【0020】[3]遊技盤上に打ち出された球が、前記
遊技盤上に配置された複数の入賞装置(40、50、7
1〜77)のうちのいずれかへ入賞したことに基づいて
賞品球を払い出す遊技機であって、1つの球の入賞に対
して払い出される賞品球の数が異なる複数種類の入賞装
置(40、50、71〜77)を有するものにおいて、
未処理球管理手段(140)と、賞品球払出手段(15
0)とを備え、前記複数の入賞装置(40、50、71
〜77)を、1つの球の入賞に対して払い出す賞品球数
の違いに基づいてグループ分けし、前記未処理球管理手
段(140)は、前記入賞装置(40、50、71〜7
7)へ入賞した球のうち入賞に対する賞品球の払い出し
処理を終えていないものの数を表す未処理球数を前記グ
ループ毎に管理し記憶するものであり、前記賞品球払出
手段(150)は、前記グループ相互間の予め定めた優
先順位に従って賞品球の払い出しをグループ毎に行うと
ともに、1つのグループの払い出し処理をそのグループ
の未処理球数がなくなるまで継続して行うものであるこ
とを特徴とする遊技機。
【0021】[4]前記未処理球数を前記グループ毎に
表示する未処理球数表示手段(160、31〜33)を
有することを特徴とする[1]、[2]または[3]に
記載の遊技機。
【0022】[5]今回払い出された賞品球がどのグル
ープに属する入賞装置(40、50、71〜77)への
球の入賞に対応したものであるかを遊技者に通知するグ
ループ別通知手段を有することを特徴とする[1]、
[2]、[3]または[4]に記載の遊技機。
【0023】[6]1つの球の入賞に対して払い出す賞
品球の数が多い入賞装置の属するグループほど前記優先
順位を高く設定したことを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]または[5]に記載の遊技機。
【0024】[7]少なくとも未払いの賞品球について
の記憶情報を停電時に保持するためのバックアップ電源
(130)を有することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]または[6]に記載の遊技機。
【0025】[8]停電してから所定時間が経過したと
き前記バックアップ電源(130)を断にする時限装置
(138)を設けたことを特徴とする[7]に記載の遊
技機。
【0026】[9]予め設定した時刻が停電後に到来し
たとき前記バックアップ電源(130)を断にする時限
装置(138)を設けたことを特徴とする[7]に記載
の遊技機。
【0027】前記本発明は次のように作用する。遊技盤
上に配置された複数の入賞装置(40、50、71〜7
7)は、1つの球の入賞に対して払い出す賞品球数の違
いに基づいてグループ分けされている。未処理球管理手
段(140)は、入賞装置(40、50、71〜77)
へ入賞した球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理
を終えていないものの数を表す未処理球数をグループ毎
に管理し記憶する。賞品球払出手段(150)は、賞品
球の払い出しをグループ毎に行う。
【0028】このように、1つの球の入賞に対して払い
出す賞品球の数に応じて入賞装置(40、50、71〜
77)をグループ分けし、各グループ毎に賞品球の払い
出し処理を行うので、1つのグループに対する払い出し
処理の実行中に他の個数を単位とする賞品球の払い出し
処理が割り込むようなことがなく、何個単位で賞品球が
払い出されているかの確認が容易になる。
【0029】たとえば、一つのグループに対応する払い
出し処理を、処理の開始時点でそのグループの未処理球
数が示す回数だけ継続して行い、その後、次のグループ
に対応する払い出し処理へ移行するように構成してもよ
い。また、1つのグループの払い出し処理をそのグルー
プの未処理球数がなくなるまで継続して行うようにして
もよい。すなわち、払い出し処理中にそのグループの入
賞装置へさらに入賞したものについても、今回のそのグ
ループに対する払い出し処理の中で賞品球の払い出しを
行うように構成してもよい。
【0030】また予め定めたグループ相互間の優先順位
に従ってグループ毎に払い出し処理を行うようにしても
よい。たとえば、1つの球の入賞に対して払い出す賞品
球の数が多い入賞装置の属するグループほど優先順位を
高く設定する等である。
【0031】未処理球数をグループ毎に表示する未処理
球数表示手段(160、31〜33)を有するもので
は、グループ毎に賞品球の払い出しがあとどのくらい残
っているかを知ることができるので、遊技者が安心して
遊技を楽しむことができる。
【0032】また、今回払い出された賞品球がどのグル
ープに属する入賞装置(40、50、71〜77)への
球の入賞に対応したものであるかを遊技者に通知するグ
ループ別通知手段を有するものでは、1回に払い出され
る賞品球の数を数えなくても、どのグループに基づく払
い出しかを知ることができ、遊技者は、賞品球の払い出
し状況を気にすることなく遊技に集中することができ
る。
【0033】未処理球数など、少なくとも未払いの賞品
球についての記憶情報を停電時に保持するためのバック
アップ電源(130)を有するものでは、停電があって
も、ほぼ正確な数の賞品球を払い出すことができる。
【0034】なお、停電してから所定時間が経過したと
きバックアップ電源(130)を断にする時限装置(1
38)を設けたものでは、停電後、長い時間が経過して
停電発生時の遊技者が既に居なくなっているような状況
で停電が復旧したときに、賞品球がいきなり払い出され
るような奇妙な状態の発生を防ぐことができる。また、
正常な営業終了により電源を断したときにもバックアッ
プが働くので、翌日の営業開始時に、前日の営業終了時
の遊技状態が再現されてしまうことになるが、時限装置
(138)を設けて営業開始前には、バックアップを中
止するようにしたものでは、このような奇妙な状態の発
生を防止することができる。
【0035】予め設定した時刻が停電後に到来したとき
バックアップ電源(130)を断にする時限装置(13
8)を設けたものでは、この時刻を翌日の営業開始時刻
の少し前に設定する等により、上記のような異常状態の
発生を確実に防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図2に示すように、本発明の一実
施の形態にかかる遊技機10は、遊技者がハンドル11
を回転操作することにより遊技領域となる遊技盤12上
へ球を打ち出し、かかる打球の入賞を競い楽しむパチン
コ機である。
【0037】遊技盤12は、打ち出された球が流下する
場であって略垂直に立設され、その前面は所定の隙間を
設けてガラス扉で覆われている。遊技盤12とガラス扉
との間の隙間は、球が移動するための空間になってい
る。遊技盤12の周縁には、遊技領域を画するとともに
打ち出された球を遊技盤12の上部へ導くためのレール
16が配設されている。
【0038】遊技盤12の略中央部には、カラー液晶デ
ィスプレイ(LCD)から成る特別図柄表示装置30が
配置されている。なお、特別図柄表示装置30は、CR
Tディスプレイ、TFT型ディスプレイ等であってもよ
い。本遊技機では、特別図柄表示装置30上で、スロッ
トマシンに見立てた図柄合わせゲームが表示遊技として
展開される。
【0039】特別図柄表示装置30の下方には、始動口
40が配設されている。始動口40は、特別図柄表示装
置30上で展開される表示遊技の実行権を確保するため
の入賞口である。
【0040】始動口40の下方には、大入賞口50が配
置されている。大入賞口50は、ソレノイド等の駆動源
によりその入賞口が球の入賞し難い閉状態と入賞容易な
開状態とに変化し得るように構成されている。大入賞口
50は、通常は閉じているが、スロットマシンに見立て
た表示遊技で「777」などの当たりが出ると、略30
秒開いては数秒間閉じるという開閉動作を10数回にわ
たって繰り返すものである。なお、開いてから10個の
球が入賞すると30秒経過前でも閉じるようになってい
る。
【0041】遊技盤12の最下部には、いずれの入賞口
にも入賞し得なかった球を取り込んで遊技盤12の外へ
排出するためのアウト口60が配置されている。アウト
口60に球が入った場合には、遊技者に何らの特典も与
えられず、賞品球の払い出しも行われない。
【0042】このほか、遊技盤12上には、各種の入賞
口が配置されている。具体的には、特別図柄表示装置3
0のすぐ上に、天入賞口71が、特別図柄表示装置30
の左袖および右袖に袖入賞口72、73が配置されてい
る。また袖入賞口72、73の下方には、落し入賞口7
4、75が配置され、始動口40の左下方および右下方
には、通過型の入賞口である通過ゲート76、77が配
置されている。また遊技盤12には、打ち出された球の
落下速度や方向を変化させるための多数の障害釘14や
風車15等が配置されている。
【0043】さらに遊技盤12の左右両端には、表示遊
技で特賞状態が出現した際など、表示遊技の進行状況に
応じて点滅する電飾ランプ17が配置されている。遊技
機10の上部には、各種の装飾ランプ18が取り付けて
ある。
【0044】遊技機10の正面であって遊技盤12の下
方には、遊技に供する球を貯留するための前皿20、こ
の前皿20から溢れる球を受け止めて貯留するための下
皿21が設けられている。下皿21の底面には、当該下
皿21の下方に置かれる玉箱(図示せず)に球を排出す
るための開閉可能な排出口があり、下皿21前面下部に
は、この排出口の開閉操作を行うための球抜きレバー2
2が設けてある。
【0045】下皿21の右横には、ハンドル11が配置
されている。回転操作式のハンドル11を、回転させる
と、その角度に応じた打ち出し力で発射装置125(図
1参照)が球を1個ずつ遊技盤12上に打ち出すように
なっている。
【0046】図3に示すように、遊技盤12の裏側上部
には、賞球タンク311が配置されている。この賞球タ
ンク311から前皿20まで賞品球払出通路312を設
けてある。また賞品球払出通路312の途中には、計数
装置310を配設してある。計数装置310内には、球
検出手段315(図1参照)が設けられている。また遊
技機10の裏側中央には、遊技盤12の各種動作を制御
する遊技制御装置100が取り付けられている。
【0047】計数装置310は、図示省略したモータを
駆動することにより、球を1つずつ払い出すものであ
り、球検出手段315は、実際に払い出される球を検出
するものである。たとえば、図5に示すように、5個の
球を連続的に払い出す場合には、5個分の時間に相当す
る長さのモータの駆動信号501が出力される。球検出
手段315は、払い出される球を1つ検出するごとにパ
ルス状の球検出信号502を出力するようになってい
る。なお、一連の個数(ここでは5個、8個、15個等
の単位個数)を払い出すと、次の払い出しまでの間に所
定期間の無払い期間を設けるように構成されている。
【0048】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10の有する各入賞口には、球の入賞
を検知する検出手段111から114が取り付けてあ
る。ここでは、大入賞口50をグループAに属する入賞
口Aとし、これに入賞した球をA群検出手段111で検
出するようになっている。また天入賞口71、袖入賞口
72、73および落し入賞口74、75をグループBに
属する入賞口Bとし、これらに入賞した球をB群検出手
段112で検出する。始動口40をグループCに属する
入賞口Cとし、これに入賞した球をC群検出手段113
で検出する。さらに通過ゲート76、77をグループD
に属する入賞口Dとし、これらに入賞した球をD群検出
手段114で検出するようになっている。検出手段11
1から114を入賞口毎に設けてもよいし、各グループ
ごとの共通通路の途中等に、グループ毎に設けてもよ
い。
【0049】なおグループAの大入賞口50に1つの球
が入賞すると、15個の賞品球が払い出される。グルー
プBの入賞口71〜75は、1つの球の入賞に対して8
個の賞品球が払い出される入賞口である。グループCの
始動口40は、1つの球の入賞に対して5個の賞品球が
払い出される入賞口である。
【0050】遊技制御装置100は、遊技機10の動作
を統括制御する中枢的な回路部分であり、ワンチップマ
イコンと、当該ワンチップマイコンに接続される図示省
略したリセット回路、クロック回路、I/Oポート、ド
ライバ回路等を備えている。遊技制御装置100には、
図示省略したI/Oポートを介してA群検出手段11
1、B群検出手段112、C群検出手段113、D群検
出手段114、特別図柄表示装置30、電飾ランプ1
7、装飾ランプ18、計数装置310、音声装置12
1、中央役物122、発射機構125、記憶保持電源装
置130等が接続されている。また遊技場内に配置した
多数の遊技機を一括管理するホール管理コンピュータ2
00がLANなどの通信路を通じて接続されている。
【0051】遊技制御装置100は、遊技の進行に応じ
て、特別図柄表示装置30上で展開する表示遊技の実行
を管理したり音声装置やランプ装置への出力内容等を制
御する機能のほか、未処理球管理部140と、賞品球払
出部150と、通知管理部160と、記憶手段170と
しての各機能を果たすようになっている。
【0052】記憶手段170は、A群記憶領域171
と、B群記憶領域172と、C群記憶領域173と、D
群記憶領域174の各記憶領域を備えている。A群記憶
領域171は、A群検出手段111で検出された入賞球
のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終えていな
いものの数(A群未処理球数)を記憶するための領域で
ある。B群記憶領域172は、B群検出手段112で検
出された入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処
理を終えていないものの数(B群未処理球数)を記憶す
るための領域である。
【0053】C群記憶領域173は、C群検出手段11
3で検出された入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い
出し処理を終えていないものの数(C群未処理球数)を
記憶するための領域である。D群記憶領域174は、D
群検出手段114で検出された入賞球のうち入賞に対す
る賞品球の払い出し処理を終えていないものの数(D群
未処理球数)を記憶するための領域である。
【0054】未処理球管理部140は、A群からD群の
各未処理球数の加算および減算を管理する機能を果たす
ものである。賞品球払出部150は、記憶手段170に
記憶されているデータに基づいて、賞品球の払い出し処
理を制御する機能を果たすものである。通知管理部16
0は、記憶手段170に記憶されている未処理球数につ
いての情報など賞球の払い出し状況をリアルタイムで遊
技者に通知する機能を果たすものである。記憶保持電源
装置130は、電源が断した際のバックアップ用電源で
ある。
【0055】図4に示すように、特別図柄表示装置30
の有する表示領域のうち、左下隅の一部は、報知手段3
1〜33としての領域に割り当てられている。このうち
A群報知領域31は、A群未処理球数を表示するための
領域である。B群報知領域32は、B群未処理球数を表
示するための領域である。C群報知領域33は、C群未
処理球数を表示するための領域である。
【0056】次に賞品球の管理に関する動作について説
明する。図6は、各種の入賞口へ球が入賞したか否かを
調べる処理であり、遊技盤12の動作中、常時実行され
るものである。まず、A群の入賞口である大入賞口50
に球が入賞したか否かを調べる(ステップS601)。
大入賞口50に球が入賞していることがA群検出手段1
11によって検出された場合は(ステップS601:
Y)、A群記憶領域171に記憶されているA群未処理
球数を+1する(ステップS602)。
【0057】B群の入賞口である天入賞口71、袖入賞
口72、73、落し入賞口74、75のいずれかに球が
入賞したか否かを調べ(ステップS603)、これらの
いずれかに球が入賞していることがB群検出手段112
によって検出された場合は(ステップS603:Y)、
B群記憶領域172に記憶されているB群未処理球数を
+1する(ステップS604)。
【0058】次にC群の入賞口である始動口40に球が
入賞したか否かを調べ(ステップS605)、球が入賞
していることがC群検出手段113によって検出された
場合は(ステップS605:Y)、C群記憶領域173
に記憶されているC群未処理球数を+1する(ステップ
S606)。
【0059】D群の入賞口である通過ゲート76、77
を球が通過したか否かを調べ(ステップS607)、球
が通過したことがD群検出手段114によって検出され
た場合は(ステップS607:Y)、D群記憶領域17
4に記憶されているD群未処理球数を+1する(ステッ
プS608)。
【0060】次に、賞品球を払い出す際の動作を図7に
基づいて説明する。この例では、A群>B群>C群>D
群の順に優先順位を付してあり、優先順位の高いグルー
プから順に賞品球の払い出しを行うようになっている。
【0061】まず、優先順位が最も高いA群の未処理球
数が0より大きいか否かを調べる(ステップS70
1)。A群未処理球数>0の場合には(ステップS70
1:Y)、このグループに入賞後、賞品球が未だ払い出
されていない入賞球があるので、賞品球の払い出し処理
を実行する。すなわち、A群の払い出し個数である15
個の賞品球を払い出す旨の15個払い出し命令を計数装
置310に対して送信する(ステップS702)。
【0062】これを受けた計数装置310は、15個の
球を払い出す。遊技制御装置100は、計数装置310
の球検出手段315が出力する球検出信号502に基づ
いて払い出された球の数を計数する(ステップS70
3;N)。そして15個の球の払い出しが完了すると
(ステップS703:Y)、A群検出手段111に記憶
されているA群未処理球数を−1する(ステップS70
4)。その後、再びステップS701に戻り、A群未処
理球数が0より大きいか否かを調べる。
【0063】したがって、A群についての賞品球の払い
出し処理を開始すると、A群未処理球数が0になるま
で、A群についての賞品球の払い出し処理が継続して行
われる。なお、A群の賞品球を払い出している間に、A
群の入賞口50へさらに球が入賞した場合には、A群に
対する今回の払い出し処理でその分についても賞品球が
払い出される。なお払い出し命令を出してから払い出し
処理が終了して対応する未処理球数を−1するまでの
間、現在、何個単位の払い出し命令を送出しているか
と、当該命令の送出後に何個の球が実際に払い出された
かを記憶手段170に記憶するようになっている。
【0064】A群未処理球数が0になると(ステップS
701;N)、今度はB群についての払い出し処理が実
行される。B群未処理球数>0の場合には(ステップS
705:Y)、B群の払い出し個数である8個の賞品球
を払い出す旨の8個払い出し命令を計数装置310に対
して送信する(ステップS706)。
【0065】これを受けた計数装置310は、8個の球
を払い出す。遊技制御装置100は、計数装置310の
球検出手段315が出力する球検出信号502に基づい
て払い出し数を計数し、8個の払い出しが完了すると
(ステップS707:Y)、B群検出手段112に記憶
されているB群未処理球数を−1する(ステップS70
8)。
【0066】その後、再びステップS705に戻り、B
群未処理球数が0より大きいか否かを調べる。したがっ
て、B群についての賞品球の払い出し処理を開始する
と、B群未処理球数が0になるまで、B群についての賞
品球の払い出し処理が継続して行われる。なお、B群の
賞品球を払い出している間に、B群の入賞口71〜75
のいずれかへさらに球が入賞した場合には、その分につ
いてもB群に対する今回の払い出し処理で賞品球が払い
出される。
【0067】B群未処理球数が0になると(ステップS
709;N)、今度はC群についての払い出し処理が実
行される。すなわち、C群未処理球数が0より大きい場
合には(ステップS709:Y)、C群未処理球数が0
になるまで、当該グループCについての5個単位での賞
品球払い出し処理が継続的に実行される(ステップS7
09〜S712)。D群についても同様である(ステッ
プS713〜S716)。
【0068】次に、未処理球数の通知処理について説明
する。通知管理部160は、所定時間が経過するごとに
(ここでは略4msごとに)、A群記憶領域171、B
群記憶領域172、C群記憶領域173に記憶されてい
るA群からC群の未処理球数を読み出し、これらを報知
手段31〜33に表示する旨の命令を特別図柄表示装置
30に向けて送出する。これにより、報知手段31〜3
3には、A群未処理球数、B群未処理球数、C群未処理
球数の値がほぼリアルタイムで表示される。たとえば、
A群未処理球数が「3」の場合には、その値を示す数字
がA群報知領域31に表示される。
【0069】このように、1つの球の入賞に対して払い
出す賞品球の数に応じて入賞装置をグループ分けし、各
グループ毎に賞品球の払い出し処理を行うので、1つの
グループに対する払い出し処理の実行中に他の個数を単
位とする賞品球の払い出し処理が割り込むようなことが
なく、何個単位で賞品球が払い出されているかの確認が
容易になる。
【0070】またグループ毎の未処理球数を特別図柄表
示装置30の一部領域に表示し遊技者に通知するので、
対応する個数の払い出しが遅くなっても、遊技者に不安
感や不信感を与えることがない。
【0071】次に停電処理について説明する。パチンコ
ホールの営業中に稼動している遊技機12に供給されて
いる電源が停電した場合、遊技機12の記憶手段170
等に記憶しているデータを記憶保持しなければ、入賞デ
ータが消去して遊技客にとって不利益な状態になる。こ
の為、稼動中の遊技機12が停電状態の時、記憶保持電
源装置130が動作して必要なデータが記憶保持される
ように電源のバックアップを行うようになっている。
【0072】図8は、記憶保持電源装置130の構成を
示している。当該図に基づいて記憶保持電源装置130
の動作を説明する。通常、遊技機において、遊技制御装
置100は、定電圧化された電源供給により動作してい
る。また、記憶保持電源装置130のバックアップコン
デンサー131を充電している。定電圧電源の出力電圧
が大きく変動すると、遊技機12の動作が不安定になり
所定の制御動作ができなくなるので、その前に一定以上
の電圧変動を電圧変動検出装置132によって検出し、
当該電圧変動検出装置132から停電検出信号を遊技制
御装置100に向けて出力するようになっている。
【0073】遊技制御装置100は、停電検出信号をノ
ンマスカブル信号(最優先割り込み信号)として入力
し、予め用意してある停電対策処理を実行する。この
為、遊技機12は、最新の遊技機状態データを記憶手段
170に保存する。その後、記憶保持電源装置130の
バックアップコンデンサー131より、記憶保持の為の
電源が、遊技制御装置のバックアップ端子(VBB端
子)に供給される。
【0074】バックアップコンデンサー131より電源
方向への電流の流れはダイオード133により遮断さ
れ、バックアップコンデンサー131の電流容量の急激
な消耗を防ぐことができる。これにより遊技機制御装置
100の記憶手段170に記憶されている各種のデータ
を長時間保存することが可能になる。
【0075】したがって、停電があっても、賞品球の払
い出し動作を適切に行うことができる。すなわち、未処
理球数が保持されるので、停電が復旧した後、保持され
ている未処理球数に対する賞品球の払い出し処理を再開
することができる。また賞品球の払い出し命令を出して
からそれが完了するまでの間に停電した場合には、何個
単位の払い出し命令を出している途中であったかと、今
回の払い出し命令に対して既に払い出した賞品球の数と
を記憶手段170に保持してあるので、停電があって
も、このデータに基づいて、1個単位で正確な賞品球の
払い出しを再開することができる。
【0076】記憶保持電源装置130を設けると、パチ
ンコホールの営業終了時に正常に電源を切った場合に
も、電源のバックアップが作動する。このため、次の営
業開始の際に電源を投入すると、閉店時における遊技機
の稼動状態がパチンコホールの開店時に再現されること
になる。その結果、遊技機の特定遊技状態(大当たり状
態、高確率状態)がパチンコホール開店時に発生するよ
うな事態が起こった場合には、パチンコホールの通常開
店状態に対して不本意な状態となる。
【0077】図9は、この点に改良を加えた電源構成を
示している。通常、遊技機において、遊技制御装置10
0は、定電圧化された電源供給により動作している。ま
た、記憶保持電源装置130のバックアップコンデンサ
ー131に充電している。定電圧電源が変動することに
より、遊技機12の動作が不安定になり所定の制御動作
ができなくなると、その電圧変動が電圧変動検出装置1
32によって検出され、電圧変動検出装置132から停
電検出信号が出力される。
【0078】遊技制御装置100は、停電検出信号をノ
ンマスカブル信号(最優先割り込み信号)として入力
し、予め記憶された停電対策処理を実行する。この為、
遊技機12は、最新の遊技機状態データを記憶手段17
0に保存する。その後、記憶保持電源装置130のバッ
クアップコンデンサー131より記憶保持の為の電源
が、遊技制御装置100のバックアップ端子(VBB端
子)に供給される。
【0079】またバックアップコンデンサー131より
電源方向への電流の流れはダイオード133により遮断
されるので、バックアップコンデンサー131の電流容
量の急激な消耗が防止される。この結果、遊技機制御装
置100の遊技機状態データは、長時間保存可能な状態
になる。ここまでは図8に示したものと同様の動作であ
る。
【0080】図9に示したものでは、記憶時間の記憶保
持電源装置130に時限装置138を付加してある。遊
技機12が停電状態になると上述のように遊技機状態デ
ータの記憶保持が始まる。これと同時に、遊技制御装置
100から記憶保持の開始信号が時限装置138に出力
される。時限装置138は、記憶保持電源装置130よ
り電源供給を受けて、低消費電力モードで動作し、一定
時間の経過を計り、タイムアップによりバックアップ動
作を中断させる時限動作を行う。
【0081】電源の瞬停など短い時間の停電の場合に
は、電源復帰の時のリセット信号により遊技制御装置1
00は停電時の遊技機状態データに基づいて復帰し、時
限装置138は初期状態に復帰する。長時間の停電また
はパチンコホールの閉店時から開店時までの電源断の場
合には、時限装置138は、内蔵プログラムに従い、ク
ロック信号を基に時間計測を行う。そして予め設定して
ある所定の上限時間に到達する事により、出力信号を遊
技制御装置100のVBB端子に出力する。この事によ
り、VBB端子は、GND電圧レベルに動作する。
【0082】これにより、遊技制御装置100の記憶保
持端子VBBは、記憶保持電源装置130からの電源供
給を断たれたのと等しい状態に、記憶してある各種の遊
技機状態データが失われる。長時間の停電からの電源復
帰時、遊技制御装置100および時限装置138は、リ
セット信号により初期状態からの動作を行う。なお、時
限装置138の時限設定を変更する事により、各パチン
コホールの営業に適合可能となる。
【0083】このように、一定時間よりも長い停電が起
こると、記憶手段170に記憶してある遊技状態データ
が消去されるので、停電から復帰した際に、特賞状態か
らいきなり動作が再開されるなどの不都合が解消され
る。
【0084】以上説明した実施の形態では、各グループ
の払い出し処理が始まると、払い出し期間中にさらにそ
のグループの入賞口へ入賞した分についても賞品球の払
い出しを行うようにしたが、払い出し処理を開始する時
点で未処理球数が示している回数だけそのグループにつ
いての払い出し処理を継続して行い、その後次のグルー
プの払い出し処理に移行するように構成してもよい。
【0085】また実施の形態では、D群を除く、A、
B、Cの各グループについては、1個の球の入賞に対し
て払い出す賞品球の数が多いものほど、優先順位を高く
したが、優先順位の割り当て方は例示したものに限定さ
れない。さらに、グループ相互間に賞品球を払い出す際
の優先順位を必ずしも与えなくてもよい。すなわち、優
先順位を特に設定せず、単に、グループごとに賞品球の
払い出し処理を行うような構成であってもよい。
【0086】また、実施の形態では、特別図柄表示装置
30の一部の領域を利用して未処理球数を遊技者に通知
表示したが、別途、専用の表示装置を設けてもよい。ま
た、今回、払い出されている賞品球が、どのグループに
属する入賞装置への球の入賞に対応したものであるかを
遊技者に通知するグループ別通知手段を設けてもよい。
たとえば、Aグループ、Bグループ、Cグループのよう
にそれぞれ表示ランプを設けておき、賞品球を払い出し
ている間、対応するグループの表示ランプを点灯あるい
は点滅する等である。なお電飾ランプ17の有する3つ
のランプのうち下のものをAグループ用、中央のものを
Bグループ用、上のものをCグループ用の表示ランプと
してもよい。
【0087】このほか、実施の形態では、停電後、一定
時間が経過した際に時限装置が働き、電源のバックアッ
プを中止するようにしたが、予め定めた時刻が到来した
ときにバックアップを中止するように構成してもよい。
たとえば、パチンコホールの営業開始時刻が午前10時
のとき、その1時間前の午前9時になると時限装置が働
き、バックアップ電源を切るように構成してもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、1つの
球の入賞に対して払い出す賞品球の数に応じて入賞装置
をグループ分けし、各グループ毎に賞品球の払い出し処
理を行うように構成したので、1つのグループに対する
払い出し処理の実行中に他の個数を単位とする賞品球の
払い出し処理が割り込むことがない。これにより、遊技
者は、何個単位で賞品球が払い出されているかを容易に
確認することができる。
【0089】賞品球が未だ払い出されていない入賞球の
数を表した未処理球数をグループ毎に表示するもので
は、グループ毎に賞品球の払い出しがあとどのくらい残
っているかを知ることができるので、遊技者は安心して
遊技を楽しむことができる。
【0090】また、今回払い出された賞品球がどのグル
ープに属する入賞装置への球の入賞に対応したものであ
るかを遊技者に通知するグループ別通知手段を有するも
のでは、1回に払い出される賞品球の数を数えなくて
も、何個単位での賞品球の払い出しかを知ることがで
き、遊技者は、賞品球の払い出し状況を気にすることな
く遊技に集中することができる。
【0091】少なくとも未払いの賞品球についての記憶
情報を停電時に保持するためのバックアップ電源を有す
るものでは、停電があっても、ほぼ正確な数の賞品球を
払い出すことができる。
【0092】なお、停電してから所定時間が経過したと
きあるいは所定の時刻が到来した際にバックアップ電源
を断にする時限装置を設けたものでは、停電後、長い時
間が経過して停電発生時の遊技者が既に居なくなってい
るような状況で停電が復旧したとき、賞品球がいきなり
払い出されるような奇妙な状態を防ぐことができる。ま
た、正常な営業終了により電源を断したときにもバック
アップが働くと、翌日の営業開始時に、前日の営業終了
時の遊技状態が再現されてしまうことになるが、時限装
置を設けることで、このような状態の発生を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す背面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する特
別図柄表示装置を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機の計数装置
が賞品球を払い出す際の駆動信号および球検出手段が賞
品球の払い出しを検知した際に出力する球検出信号の一
例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機が入賞口へ
球が入賞した際に行う処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が賞品球の
払い出しを行う際の処理を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態にかかる遊技機の有する
記憶保持電源装置およびその周辺回路を示すブロック図
である。
【図9】本発明の一実施の形態にかかる遊技機の有する
時限装置付きの記憶保持電源装置およびその周辺回路を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10…遊技機 12…遊技盤 14…障害釘 15…風車 16…レール 17…電飾ランプ 18…装飾ランプ 30…特別図柄表示装置 31〜33…報知手段 31…A群報知領域 32…B群報知領域 33…C群報知領域 40…始動口 50…大入賞口 60…アウト口 71…天入賞口 72、73…袖入賞口 74、75…落し入賞口 76、77…通過ゲート 100…遊技制御装置 111…A群検出手段 112…B群検出手段 113…C群検出手段 114…D群検出手段 121…音声装置 122…中央役物 125…発射機構 130…記憶保持電源装置 131…バックアップコンデンサー 132…電圧変動検出装置 133…ダイオード 138…時限装置 140…未処理球管理部 150…賞品球払出部 160…通知管理部 170…記憶手段 171…A群記憶領域 172…B群記憶領域 173…C群記憶領域 174…D群記憶領域 200…ホール管理コンピュータ 310…計数装置 311…賞球タンク 312…賞品球払出通路 315…球検出手段 501…駆動信号 502…球検出信号
フロントページの続き (72)発明者 黒澤 尚久 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 鶴見 正行 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 Fターム(参考) 2C088 BA02 BA09 BA37 BA56 BC58 CA27 EA08 EA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤
    上に配置された複数の入賞装置のうちのいずれかへ入賞
    したことに基づいて賞品球を払い出す遊技機であって、
    1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の数が異な
    る複数種類の入賞装置を有するものにおいて、 未処理球管理手段と、賞品球払出手段とを備え、 前記複数の入賞装置を、1つの球の入賞に対して払い出
    す賞品球数の違いに基づいてグループ分けし、 前記未処理球管理手段は、前記入賞装置へ入賞した球の
    うち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終えていない
    ものの数を表す未処理球数を前記グループ毎に管理し記
    憶するものであり、 前記賞品球払出手段は、賞品球の払い出しを前記グルー
    プ毎に行うものであることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤
    上に配置された複数の入賞装置のうちのいずれかへ入賞
    したことに基づいて賞品球を払い出す遊技機であって、
    1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の数が異な
    る複数種類の入賞装置を有するものにおいて、 未処理球管理手段と、賞品球払出手段とを備え、 前記複数の入賞装置を、1つの球の入賞に対して払い出
    す賞品球数の違いに基づいてグループ分けし、 前記未処理球管理手段は、前記入賞装置へ入賞した球の
    うち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終えていない
    ものの数を表す未処理球数を前記グループ毎に管理し記
    憶するものであり、 前記賞品球払出手段は、前記グループ相互間の予め定め
    た優先順位に従って賞品球の払い出しをグループ毎に行
    うものであることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤
    上に配置された複数の入賞装置のうちのいずれかへ入賞
    したことに基づいて賞品球を払い出す遊技機であって、
    1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の数が異な
    る複数種類の入賞装置を有するものにおいて、 未処理球管理手段と、賞品球払出手段とを備え、 前記複数の入賞装置を、1つの球の入賞に対して払い出
    す賞品球数の違いに基づいてグループ分けし、 前記未処理球管理手段は、前記入賞装置へ入賞した球の
    うち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終えていない
    ものの数を表す未処理球数を前記グループ毎に管理し記
    憶するものであり、 前記賞品球払出手段は、前記グループ相互間の予め定め
    た優先順位に従って賞品球の払い出しをグループ毎に行
    うとともに、1つのグループの払い出し処理をそのグル
    ープの未処理球数がなくなるまで継続して行うものであ
    ることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】前記未処理球数を前記グループ毎に表示す
    る未処理球数表示手段を有することを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】今回払い出された賞品球がどのグループに
    属する入賞装置への球の入賞に対応したものであるかを
    遊技者に通知するグループ別通知手段を有することを特
    徴とする請求項1、2、3または4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】1つの球の入賞に対して払い出す賞品球の
    数が多い入賞装置の属するグループほど前記優先順位を
    高く設定したことを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】少なくとも未払いの賞品球についての記憶
    情報を停電時に保持するためのバックアップ電源を有す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6
    に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】停電してから所定時間が経過したとき前記
    バックアップ電源を断にする時限装置を設けたことを特
    徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】予め設定した時刻が停電後に到来したとき
    前記バックアップ電源を断にする時限装置を設けたこと
    を特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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