JPH08229210A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH08229210A
JPH08229210A JP35377295A JP35377295A JPH08229210A JP H08229210 A JPH08229210 A JP H08229210A JP 35377295 A JP35377295 A JP 35377295A JP 35377295 A JP35377295 A JP 35377295A JP H08229210 A JPH08229210 A JP H08229210A
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prize balls
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の入賞口間で互いに異なる数の賞品球を
払出すために、各入賞口にスイッチを設け、検出信号の
違いに基づいて入賞口を特定していたが、スイッチおよ
び信号線の数を減少できないため、構成の簡素化は困難
である。 【解決手段】 複数種類の払出数に応じて入賞口の種別
を定め、その種別の中で、最多設置数の入賞口に検出ス
イッチ53a,56を設けず、他の入賞口に検出スイッチ53a,
56を設けるとともに、その検出信号の発生回数をCPU
97によってカウントし、回収された総入賞球数とカウン
ト値とに基づいて異なる数の賞品球を払出すことで、検
出スイッチ53a,56および信号線の両設置数の増大を抑止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の遊技
盤に配された入賞口に入る入賞球に対して払出される賞
品球数を入賞口に応じて切り換えるパチンコ機の改良に
関する。
【0002】
【従来技術】従来から、パチンコ機の遊技盤の表面には
複数の入賞口配され、そのいずれかにパチンコ球が飛び
込んだとき、入賞球は一旦、遊技盤の裏面に配されたセ
ーフ球寄せ部によって回収され、回収された各入賞球に
対し、予め定められた数の賞品球が所定の賞品球払出手
段によって払出される。
【0003】パチンコ機には、その賞品球の1回当りの
払出数が1種類である機種と、複数種類である機種とが
ある。
【0004】賞品球の1回当りの払出数が複数種類であ
る機種には、各入賞口に入賞球の検出スイッチを設け、
予め入賞口毎に定められた賞品球払出数の種別を、検出
スイッチからの検出信号に基づいて識別するものがある
(特開昭60-29168号公報・第2頁右上欄第19行〜同頁左
下欄第3行、および、第3頁最下行〜同頁左下欄第5行
参照)。
【0005】ところが入賞口の設置数が増大することに
伴い、検出スイッチの設置数の増大はもちろん、検出ス
イッチの信号線数も増大するため、構成の簡素化が困難
になり、その結果、製造および保守に際しての作業能率
を低下させるだけでなく、開発時における実験作業など
の作業能率の低下を招く。
【0006】そこで本発明は、賞品球が1回当りの複数
種類の払出数で払出される機種において、入賞球の検出
スイッチと、その信号線との増大がともに抑止可能なパ
チンコ機の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、パチンコ球を入賞させるための複数の入賞口
をパチンコ機の遊技盤の表面に配設し、該遊技盤の背面
には前記入賞口に入賞した入賞球を所定の流出口から回
収するセーフ球寄せ部を設け、前記入賞球の各々に対し
て賞品球を払出す賞品球払出手段を設けているパチンコ
機において、入賞球を検出するための入賞球検出手段を
前記入賞口のいずれかに設け、前記入賞球検出手段に
は、該入賞球検出手段によって検出された入賞球数を、
前記入賞球検出手段を設けている入賞口について計数す
るための制御カウンタを接続し、各入賞球に対し、前記
セーフ球寄せ部の流出口から回収された各入賞球の有無
と、前記制御カウンタによってカウントされた各入賞球
数とに応じて、互いに異なる複数種類の払出数で賞品球
を払出している。
【0008】本発明は上記構成により、入賞球検出手段
を設けている入賞口、および、入賞球検出手段を設けて
いない入賞口への入賞球は、セーフ球寄せ部から回収さ
れたのち、賞品球払出手段が各入賞球に対して所定数の
賞品球を払出すが、駆動制御手段は、回収された入賞球
の有無と、制御カウンタによってカウントされた各入賞
球数とに基づき、入賞球検出手段を設けている入賞口へ
の入賞球に対して、入賞球検出手段を設けていない入賞
口への入賞球に対する払出数と異なる払出数の賞品球を
払出すので、入賞球検出手段を設けていない入賞口にお
ける構成の簡素化が容易に実現される。
【0009】
【実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係るパチンコ機の遊技
盤を示し、この遊技盤1上には球発射装置(図示省略)
により発射されたパチンコ球を誘導する誘導レール2が
固着されている。
【0010】この遊技盤1の誘導レール2の外方部分は
パチンコ球が打込まれない非遊技部3とされ、遊技盤1
の誘導レール2に囲まれるその内方部分はパチンコ球が
打込まれる遊技部4とされている。非遊技部3の両肩に
は表示ランプ5,5が配設されている。
【0011】遊技部4表面には、その両側に表示ランプ
6,6が配設され、さらにその内方にはランプ付風車
7,7と、パチンコ球入賞の都度一定量の賞品球を払出
すためのみの普通の入賞口8,8と、この普通の入賞口
としても機能し、かつ、通称チューリップという役物が
付加されたランプ付入賞口9,9と、センター役物10
と、センター役物補助ユニット11と、何れの入賞口にも
入賞しなかったパチンコ球を回収する外れ口12とが配設
されている。
【0012】補助ユニット11は第1始動入賞口13,13と
第2始動入賞口14とカバー15とを備えており、両始動入
賞口13,14は普通の入賞口としての機能の他、センター
役物10に関連した特別の機能も有するものである。
【0013】カバー15はケース状をなして3つの始動入
賞口13,14の全てにかぶさるように遊技部4上に固着さ
れている。
【0014】このカバー15の上部には各始動入賞口13,
14にパチンコ球を導く球入口(図示省略)が開設され、
各球入口の上方には障害釘16が2本ずつ打設されてい
る。
【0015】なお、この障害釘16は遊技部4上に多数存
在するもので、ここでは図示を省略する。
【0016】センター役物10は図2に示すようにそのボ
ディ17が前板部18とケース部19とから構成されており、
遊技部4の略中央に穿設された役物取付け孔(図示省
略)に表面側からケース部19が挿入され、かつ、前板部
18が遊技部4上にねじ止めされて該遊技部4上に固着さ
れている。
【0017】前板部18には天穴入賞口20が開設されてお
り、かつ、その下方には10カウント表示器21とデモ用
ランプ22,22とが横方向に並設されるとともに、これら
にその上方からかぶさるように飾り取付け板23が前側に
突設されている。
【0018】10カウント表示器21は、いわゆる7セグ
メントLEDからなる構成で、後述する10カウント値
を数字で表示するものである。
【0019】飾り取付け板23には図示しない飾り板が接
着剤などで取付けられるようになっている。前板部18の
両側部にはデモ用ランプ24,24が設けられている。
【0020】ケース部19の正面側は開口されており、そ
の開口部25の下部には所定の入賞口26と他の入賞口27,
27とが横一列に並設されている。
【0021】これらの入賞口26,27,27は普通の入賞口と
しての機能を有する他、センター役物10に関連する特別
の機能を有している。
【0022】開口部25の下部周縁には各入賞口26,27,27
を仕切る仕切り板部28,28を備える飾り取付け板29が前
側に突出するように立設されており、この飾り取付け板
29には図示しない飾り板が接着剤などで取付けられるよ
うになっている。
【0023】飾り取付け板23の上板部30および側板部3
1,31は、開口部25の上方において廂状に位置し、飾り
取付け板29の各端部32は開口部25の各側縁において、そ
の真中辺に位置している。
【0024】開口部25はこれらの飾り取付け板23,29に
より、その各側縁における飾り取付け板23の上板部30お
よび側板部31と飾り取付け板29の各端部32との間の部分
(以下、この部分を球入口部33という)を除いて囲繞さ
れ、その囲まれている部分からのパチンコ球の侵入が阻
止されるようになっている。
【0025】各球入口部33の前方には開動部材としての
案内羽根34が設けられており、各案内羽根34はそれぞれ
各球入口部33を開閉するものである。すなわち案内羽根
34は飾り取付け板29の端部32の上方においてその中間部
が軸支されている。
【0026】35はその支軸となる駆動するためにソレノ
イド(図9参照)に連結されたシャフトであって、この
シャフト35に固着され、これと一体になって図2中の矢
印A−A′方向に回動可能とされている。
【0027】案内羽根34はそのA′方向の回動で図2に
示す状態におよびA方向の回動で起立状態になるように
されており、通常はこの起立状態となるようにされ、該
状態では球入口部33沿いに延在して、一端が飾り取付け
板23の側板部31下端とパチンコ球1球も通過できない狭
い間隔を置いて該側板部31下端の近傍に位置し、かつ、
他端部が飾り取付け板29の端部32の内側に接触して位置
し、開口部25をパチンコ球に対して遮断し開口部25への
パチンコ球の侵入を阻止する閉状態である。
【0028】図2に示す状態では前記一端部が前記他端
部よりも若干上になる傾斜状をなし、一端部が開口部25
の外側であってパチンコ球の流れる領域へ張出し、か
つ、他端部側が開口部25の内側に張出すように延在し
て、該一端部および他端部が飾り取付け板23の側板部31
下端から、パチンコ球1球は勿論のこと複数が上下に並
んでまとまって通過できるくらい離れている。
【0029】これにより前記一端部側からパチンコ球を
拾えば、これを前記他端部側へ流して開口部25内に案内
するとともに拾わなかったパチンコ球であっても球入口
部33からの開口部25内への飛入を許容する開状態であ
る。
【0030】開口部25内の入賞口26,27,27の上方には役
継続回数表示器36が設けられており、この役継続回数表
示器36は8個のLED36-1〜36-8を横一列に備え、これ
らのLED36-1〜36-8を役継続回数に応じて一つずつ増
加点灯させてゆくようになっているものである。
【0031】開口部25内の残りの部分には窓枠部37が設
けられており、この窓枠部37は開口部25の上縁、両球入
口部33,33および役継続回数表示器36の上縁からケース
部19の内方であって、かつ、奥方に引込むように形成さ
れ、その内周は窓部38とされている。窓枠部37の両側部
にはデモ用LED39,39が嵌着されている。
【0032】図1に戻り、遊技盤1の下部で、その左側
には、後で詳しく述べる7個賞品球回数表示器57が取り
付けられ、右側には13個賞品球回数表示器58が取り付
けられ、さらにこの上部にはタイマ59が取り付けられて
いる。
【0033】図3ないし図5は遊技盤1の背面を示して
おり、天穴入賞口20からは分岐して両側にパチンコ球が
落下していく通路53,53を形成しており、入賞口8より
も上位置、すなわち上流に配置されている入賞球検出手
段としての通過検出スイッチ53a,53aを通って入賞口
8と共通の通路53を通り、図5に示すセーフ球寄せ部79
に落下するようになっている(図3参照)。
【0034】入賞口26は、後述するが案内羽根34,34が
開いた状態のとき、通過したパチンコ球を検出できる継
続球検出スイッチ54を通って、入賞口26の両面に位置し
ている入賞口27からの通路53と合流し、入賞口26,27,27
を通過したパチンコ球数を検出する10カウントスイッ
チ55を通って、同じく図5に示すセーフ球寄せ部79に落
下するようになっている。
【0035】第1始動入賞口13および第2始動入賞口14
のそれぞれには、同様にして、パチンコ球の通過を検出
できるように、入賞球検出手段としての始動球検出スイ
ッチ56,56,56が取り付けられ、セーフ球寄せ部(図5参
照)79に落下するようになっている。
【0036】そのため本実施の形態では、通過検出スイ
ッチ53aおよび始動球検出スイッチ56を設けている入賞
口、および、検出スイッチ53a,56を設けていない入賞
口への入賞球は、ともにセーフ球寄せ部79に落下するよ
うになっており、天穴入賞口20、第1始動入賞口13およ
び第2始動入賞口14への入賞球は、検出スイッチ53a,
56によって検出される。
【0037】また本実施の形態では通過検出スイッチ53
aおよび始動球検出スイッチ56は、図9に示すCPU97
に入出力制御装置98を介して各々接続されており、CP
U97は、図12の説明で後述する制御カウンタ(ただし他
の図では表示省略)として、天穴入賞口20、第1始動入
賞口13および第2始動入賞口14への入賞球数を、入賞球
検出スイッチを設けた入賞口への入賞球数として順次計
数する(後述)。
【0038】各スイッチ53a,56によって検出された入
賞球に対しては、7球の賞品球が賞品球払出手段および
駆動制御手段(ともに後述〜図5ないし図8参照)によ
って払出される一方、各スイッチ53a,56によって検出
されない入賞球、すなわち普通の入賞口8,9,26,27
への入賞球に対しては、上記賞品球払出手段のみによっ
て13球の賞品球が払出される。
【0039】なお入賞口26,27には上述したように検出
スイッチ54,55が設けられているが、これら54,55はセ
ンター役物17の動作、すなわち遊技の進行に係るスイッ
チであり、本実施例にあっては賞品球の払出数に係る検
出のためのものではない。
【0040】また図1および図3からわかるように、検
出スイッチ53a,56を設けている入賞口の設置数(5箇
所)を、検出スイッチ53a,56を設けていない入賞口の
設置数(7箇所)よりも少なく定めている。
【0041】そのため入賞口に検出スイッチ53a,56を
すべて設ける場合よりも、構成の簡素化が容易に図ら
れ、検出スイッチ53a,56の設置数の増大と、検出スイ
ッチ53a,56に接続される信号線数の増大とが可及的に
抑止されるとともに、検出スイッチ53a,56の取付作業
および保守作業の能率低減が抑止される。
【0042】つぎに上述したような遊技盤1の構成によ
って、パチンコ球が入賞口に入賞球として入り、遊技者
へ所定数の賞品球を払出すための上記賞品球払出手段お
よび駆動制御手段の構造について、以下に説明する。
【0043】図4はパチンコ機の裏側を示しており、図
3が遊技盤1の直ぐ裏側を示しているのに対して、図4
はパチンコ機の本体の裏側と、本体に対し、ヒンジによ
って開閉できるようになっている裏蓋60とを示してい
る。
【0044】本体の上部にはパチンコ球が収納される貯
溜タンク61が位置し、この貯溜タンク61からは平行に二
条の払出樋62が形成され、裏蓋60が閉じられたとき、同
じく平行の誘導路63に連通するようになっている。
【0045】蛇行状の誘導路63から下の部分は、パチン
コ球が一時貯溜できるように賞品球ケース64になってお
り、図5に示すように誘導路63から賞品球ケース64の間
の箇所には切欠部65が形成され、この切欠部65にパチン
コ球の通過を規制する流入規制部材66が偏平状の機構部
67の回動動作によって進退動自在になっている。
【0046】機構部67には上述したほかにその回動によ
って上下動する上リンク棒68が軸支され、その上端部は
回動する回動部材69に軸支され、通常、誘導路63内に突
き出るように樋鍵70が回動自在に軸支され、誘導路63内
にパチンコ球がないとき、樋鍵70が図5中、反時計方向
に回動して回動部材69が時計方向に回動しないようにし
ている。
【0047】さらに上述した回動部材69の軸支箇所か
ら、図面上で右上部にはピン71が埋め込まれて、このピ
ン71が、回動ピン72を中心に回動する三角片73に形成さ
れた長孔74に嵌まり込んでいる。
【0048】三角片73には突起75が形成され、回動部材
69の回動で突起75が制御スイッチとしての賞球制御スイ
ッチ76を開閉する。この賞球制御スイッチ76の開閉は水
平棒78の回動動作によって制御される(後述)。
【0049】機構部67にはさらに上リンク棒68とは反対
方向に向け、機構部67の回動によって上下動する下リン
ク棒77が軸支されており、下リンク棒77の下端部は回動
自在に軸支された水平棒78の一端部と軸支され、水平棒
78の他端部はセーフ球寄せ部79から下方に形成された落
下通路80に臨んでいる。
【0050】セーフ球寄せ部79からの流出口にはパチン
コ球の1球分の自重によって回動する流下制御手段とし
てのレバー81が軸支され、その回動によって水平棒78を
固定位置にしたり、固定状態を解除したりする鍵機構82
が落下通路80に沿って各所に軸支されている。レバー81
はセーフ球寄せ部79に集合したパチンコ球を1球づつ下
流側の水平棒78および落下通路80に流下させるものであ
る(後述)。
【0051】流入規制部材66の下部には上端部が軸支さ
れ上述した機構部67によって作動する流出規制部材83が
位置して、賞品球ケース64内のパチンコ球を一時貯溜で
きるようになっている。
【0052】流出規制部材83は図5の矢印Aによって示
す箇所を裏から見た状態である図6に示すようにその先
端部に二箇所の段差部84a,84bが形成され、この縦断
面を図7に示すように賞品球ケース64のうち、賞品球貯
溜室85内のパチンコ球は段差部84aによって支えられ、
賞品球貯溜室86のパチンコ球は賞品球貯溜室85のものよ
りも一球分だけ下を段差部84bによって支えて、下方に
延びる賞品球放出通路87に落下しないようになってい
る。
【0053】一方の賞品球貯溜室86には図7に示すよう
に停止窓88が開いており、この停止窓88の内部に対し
て、軸支されたストップ部材89の爪部90が進退自在する
ようになっている。
【0054】この進退動は図8に示すように摺動部材91
がソレノイド92の励磁によって押し上げられたとき、摺
動部材91の先端がストップ部材89の下端傾斜部93に摺接
して爪部90が停止窓88に入り込み、そしてソレノイド92
の解磁によって爪部90は停止窓88から離れる。なおスト
ップ部材89は流出規制部材83、摺動部材91およびソレノ
イド92とともに上記駆動制御手段を構成する。
【0055】このようにして上述した流出規制部材83と
連動することにより、たとえば図7および図8に示すよ
うに上述した図5に示す機構部67を動作させて流出規制
部材83の各段差部84a,84bを各賞品球貯溜室85,86内
のパチンコ球の一番下に当てることによってパチンコ球
を貯溜する。
【0056】このときストップ部材89の爪部90は停止窓
88から離れている。そして図7に示すように賞品球とし
てのパチンコ球のうち、7球を賞品球放出通路87に落下
させるときはソレノイド92を励磁させて、ストップ部材
89の爪部90を停止窓88内に挿入し、賞品球貯溜室86内の
一番下にあるパチンコ球と、その直上に位置するパチン
コ球との間に入れる。
【0057】つぎに図5に示すようにセーフ球寄せ部79
から入賞球としてのパチンコ球が落下してレバー81を図
5中、時計方向に回動せしめたのちに水平棒78に当り、
その1球分の自重によって水平棒78は矢印Bの方向に回
動する。
【0058】この回動動作は下リンク棒77によって機構
部67を回動させ、流入規制部材66を切欠部65に挿入し
て、それより上流側のパチンコ球を停止させる一方、流
出規制部材83を回動させ、賞品球貯溜室86の1球のパチ
ンコ球と、賞品球貯溜室85の6球のパチンコ球とが賞品
球放出通路87に落下する。
【0059】このとき水平棒78が所定の角度に下降回動
すると、三角片73は回動部材69によって図5中、反時計
方向に回動するので、その突起75は賞球制御スイッチ76
への押圧を解除することになる。
【0060】13球のパチンコ球を落下させるときは、
ストップ部材89の爪部90を停止窓88から離して、流出規
制部材83を回動させれば、図8に示す13球の全てのパ
チンコ球が上記賞品球払出手段によって落下するように
なっている。
【0061】つぎに上記構成のパチンコ機を動作させる
ための回路構成を述べる。この構成は、本出願人がすで
に提出済の実願昭61−40467号の明細書に添付さ
れている第12図の回路構成図に類似している。
【0062】この回路構成の中で表示モード切換回路13
5 と、LED表示色選択回路137 と、タッチ回路140 お
よび停止指令スイッチ10とを除いて、図9に示すように
通過スイッチ回路53bおよび通過スイッチ53aと、賞球
制御スイッチ76と、賞球制御スイッチ回路94と、ソレノ
イド92と、賞品球ソレノイド駆動回路95とを加えた内容
である。
【0063】したがってこの回路構成の説明は本発明に
関わる箇所の説明だけに留める。このうち、賞球制御ス
イッチ76が閉成されると、この信号は賞球制御スイッチ
回路94によって信号波形を整えて、入出力制御装置に伝
送される。
【0064】そして賞球制御スイッチ76の閉成に応じ
て、賞品球ソレノイド駆動回路95から図7および図8に
示すようにソレノイド92を駆動するようになっている。
通過スイッチ回路53bは通過スイッチ53aの閉成に伴い
信号波形を整えて伝送するようになっている。
【0065】上記構成によってなるパチンコ機は図1に
示すように遊技盤1上に遊技者がパチンコ球を打ち放つ
ことによって、そのパチンコ球が天穴入賞口20、入賞口
8、ランプ付入賞口9、第1始動入賞口13、第2始動入
賞口14、入賞口26および入賞口27のいずれかに入ること
によって、上述した賞品球払出手段が賞品球としての所
定数のパチンコ球を遊技者に払出すようになっている。
【0066】このパチンコ機の入賞動作のうち本発明に
おける動作を一例として入賞確率増大化手段として示す
図10および図11と、賞品球制御手段として示す図12とを
もとにして説明する。
【0067】なお図10〜図12は、パチンコ機の動作を図
9に示す回路構成の入出力制御装置98に接続されている
各回路とともに、CPU97内で制御される状態の一部を
示す制御手順であって、PROM99に格納されている。
【0068】そしてCPU97は電源投入と同時にPRO
M99から、図10〜図12の制御手順を読み出して順次実行
する。なおCPU97は複数種類の図示を省略したタイマ
をハードウエアまたはソフトウエアによって構成してい
る。
【0069】まず図10に示すように電源が「オン」にさ
れることによって、RAM、バフアなどのクリアおよび
各スイッチがチェック、すなわち初期設定され、第1始
動入賞口13および第2始動入賞口14のいずれにも入賞球
が入らない場合、案内羽根34、表示ランプ5,6等は駆
動されない。
【0070】そして上述した入賞口のうちのいずれかに
入賞球としてパチンコ球が入ると、その処理を始める。
図10〜図12に示す流れ図の始めから終わりまでは所定の
処理時間が設定されている。
【0071】したがって何も発生しないときは図10に示
す「リセットスタート」から開始して図10の「出力ポー
トセット」までは所定の処理時間よりも早く到達するの
で、その残りの時間は「割り込み待ち」によって処理時
間に到るまで時間消費にあてられる。
【0072】また入賞口に入賞球が入ったことによっ
て、処理が行なわれ、この処理が所定の処理時間以内の
時も、同じく「割り込み待ち」によって残りの時間は所
定の処理時間になるまで時間消費することになる。
【0073】第1の具体例として第1始動入賞口13のい
ずれかに入賞球が入ったとき、それに対応する始動球検
出スイッチ56,56によって入賞球の通過が検出された
後、図9に示すようにソレノイド96が励磁されて案内羽
根34が0.5秒間開放する。
【0074】これを小役という。また第2始動入賞口14
に入賞球が入ったとき、同じようにして、案内羽根34が
0.75秒間の開放を2回行なう。この小役と中役との
いずれかの間において、入賞口27,26のいずれかに入賞
球が入ることによって、この入賞球毎に7球の賞品球を
払出すことである。
【0075】ただし入賞口26への入賞については特別な
意味を持つので、後で詳しく述べることにする。また第
1始動入賞口13または第2始動入賞口14のいずれかに入
った入賞球自体にも7球の賞品球を払出すことを例にと
る。
【0076】この制御はまず図10に示すように「小、中
役始動」であるから、「小、中役モードセット」によっ
て、案内羽根34の開放を上述した小役または中役のいず
れかの時間に設定し、そして図10のAから図11のAに移
る。
【0077】そして「役動作処理」によって、案内羽根
34を上述した小役または中役のいずれかの時間だけ開放
して、図11のBから図10のBに移り、表示ランプ5,6
などの点灯をした後、図12に示す「賞品球制御処理」を
行なう。
【0078】この「賞品球制御処理」は図12に詳しく示
すように始めに始動球検出スイッチ56,56,56のいずれか
によって入賞球の通過が検出されたので、7球の賞品球
の払出しであるから、「制御カウンタ」としてのCPU
97は、「1」を加算し、そして案内羽根34が開いて入賞
口26,27,27に入賞球が入れば、10カウントスイッチ55
がその通過を検出するので、さらに7球の賞品球の払出
しであるから、上記「制御カウンタ」に「1」を加算す
る。
【0079】図12に示すように「ソレノイドONか?」
によってソレノイド92の出力が作動中か否かを判定し
て、それが解磁のときは上記「制御カウンタ」を判定す
る。
【0080】そして7球の賞品球の払出しの場合に上記
「制御カウンタ」の内容は零ではないので、7球の賞品
球の払出しを行なうために図12に示す「制御スイッチO
Nか?」で賞球制御スイッチ76の作動のチェックを行な
う。
【0081】ここで言えることは上記「制御カウンタ」
の内容が零にならない限り7球の賞品球の払出しが、後
述する賞品球払出手段による13球の賞品球の払出しよ
りも優先、すなわち検出スイッチ53a,56が設けられて
いる入賞口13,14,20への入賞球に対しての賞品球の払出
しが、検出スイッチ53a,56が設けられていない他の入
賞口8,9,26,27 への入賞球に対する賞品球の払出しより
も優先される。
【0082】そのため上記構成のうち、入賞口13,14,20
への入賞球に対する払出しを優先する場合、「制御カウ
ンタ」に格納されるカウント値は可及的に早急に削除、
いわゆるクリアされることになり、賞品球の払出しに優
先順位を設けない構成、または、他の入賞口8,9,26,27
に対する払出しを優先する構成と比較して、「制御カウ
ンタ」のためのメモリ容量の増大を抑止することができ
る。
【0083】この後「制御スイッチONか?」の判定で
「オン」ではない場合、セーフ球寄せ部79から水平棒78
の端部に入賞球が落下して水平棒78が、賞球制御スイッ
チ76が閉成する角度になるまで下降回動していないこと
である。
【0084】賞球制御スイッチ76が「オン」のときは7
球の賞品球の払出しを行なう動作に入るので「制御カウ
ンタを−1する」のところで、上述したように上記「制
御カウンタ」に加算した内容から「1」を引く。そして
同じく7球賞品球回数表示器57のセットと「ランプ表示
および効果音セット」とを繰り返した後「ソレノイドO
Nセット」によってソレノイド92の励磁を行なう。
【0085】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76がまだ「ON」のままであるか判定
する。すなわち7球の賞品球の払出しをするために、上
述したようにセーフ球寄せ部79から入賞球が落下して水
平棒78の端部を下降回動させ、所定角度になったところ
で、三角片73の突起75が賞球制御スイッチ76から離れ
て、開成状態「制御スイッチON」となるからである。
【0086】なお賞球制御スイッチ76は常閉接続されて
おり、「制御スイッチ1秒間以上ONか?」では通常、
7球の賞品球の払出しは賞品球払出手段の構造上1秒間
以内で終了することができるので、図10に示す「動作音
セット」に移り「出力ポートセット」によって全ての表
示灯、効果音などの出力が設定される。
【0087】「制御スイッチ1秒間以上ONか?」のと
ころで「1秒間以上」のとき、異常な状態であるから、
さらにソレノイド92が引き続き5秒間励磁されているか
判定される。
【0088】これはソレノイド92の故障防止と同時に賞
品球払出手段によって行なわれる賞品球の払出しに問題
があったことを検知するもので「ソレノイド5秒間セッ
ト済みか?」によって「セット済み」でなければ、5秒
間のタイマをセットした後「異常音セット」を行なう。
【0089】「セット済み」であれば、5秒間を経過し
たか否かを判定し、5秒間経過していなければ、時間の
測定を行ない、5秒間経過後、ソレノイド92が焼き切れ
る可能性があるためにソレノイド92を強制的に解磁す
る。
【0090】つぎに所定の処理時間内において「ソレノ
イドONか?」のところで、ソレノイド92を出力判定
し、励磁しているとき、7球賞品球の払出しの作動励磁
状態になったことであるから、図7に示すようにストッ
プ部材89の爪部90が賞品球貯溜室86の停止窓88内にはい
り込んだ状態である。
【0091】そして7球の賞品球の払出しを表示するた
めに7球賞品球回数表示器57に回数を表示するためのセ
ットと、所定の7球賞品球用の表示ランプ点灯のセット
と、効果音のセットと、をした後「ソレノイドONセッ
ト」によってソレノイド92の励磁を行なう。
【0092】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76は、水平棒78が所定角度以上に下降
回動しているので、すでに「オン」であるから、「制御
スイッチ1秒間以上ONか?」のところで、1秒間以内
の正常な状態として図10の「動作音セット」に移り「出
力ポートセット」によって表示灯、効果音など、そして
7球賞品球回数表示器57の表示が指示される。
【0093】水平棒78はさらに下降回動し、流出規制部
材83が回動して賞品球貯溜室86内のパチンコ球を6球残
して、その1球と、賞品球貯溜室85内の6とともに7球
の賞品球が賞品球放出通路87に落下して、それを遊技者
に払出す。
【0094】払出し後は水平棒78は元の位置まで上昇回
動するため賞球制御スイッチ76は元の通り閉成状態にな
る。
【0095】「制御スイッチOFFか?」の判断でOF
Fの状態であればランプおよび効果音をリセットして
「ソレノイドOFFタイマークリア」する。
【0096】第2の具体例として、上述した小役、中役
の間に入賞球が入賞口26に入ったとき、大役となって、
案内羽根34が0.75秒間毎に18回の開閉動作をす
る。この間の合計時間はタイマ59に記録される。
【0097】しかしこの18回の開閉動作の間に10カ
ウントスイッチ55によって10球の入賞球の検出がなさ
れたとき、案内羽根34の開閉回数が18回以内であって
も大役は終了する。
【0098】なお大役の間に、入賞球が入賞口26に入
り、再び大役が出たとき、上述したような案内羽根34の
開閉動作が繰返えされるが、これは継続球検出スイッチ
54によって検出され、この継続回数は8回までである。
上述したような大役の間で、案内羽根34の開閉回数が9
回までは7球の賞品球を払出し、10回以上になると1
3球の賞品球を払出す例である。
【0099】この制御は図10に示すように「大役始動」
として、継続球検出スイッチ54によって入賞球を検出
し、役継続回数表示器36に継続回数を表示する。つぎに
「大役モードセット」によって、案内羽根34の18回開
閉動作を指示して図10のAから図11のAに移る。
【0100】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまだ10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34の18回開閉動作を開始し、図11のBか
ら図10のBに移り、表示ランプ5,6などの点灯をした
後、図12に示す「賞品球制御処理」を行なう。
【0101】図12に示す「賞品球制御処理」では「案内
羽根開閉回数≧10回」で案内羽根34の開閉回数が、ま
だ9回以下として、7球の賞品球を払出すために、10
カウントスイッチ55によって入賞球の通過を検出し、そ
れを上記「制御カウンタ」に「1」を加算して、上述し
た第1の具体例に記述したと同様に7球の賞品球を払出
す。大役の間、案内羽根34の開閉動作が続けられ、開閉
動作が9回までに入賞口26,27,27に入った入賞球に対し
て、7球の賞品球が払出される。
【0102】案内羽根34の開閉動作が10回目から18
回までの間に入賞口26,27,27のいずれかに入賞球が入る
と、図12に示すように「大役」であって、そして「案内
羽根開閉回数≧10回」では案内羽根34の開閉の数が1
0回以上であるから、13球の賞品球の払出しとなる。
【0103】そして「ソレノイドONか?」によってソ
レノイド92を出力判定し、解磁状態になっておれば上記
「制御カウンタ」が零でなくとも、新たな7球賞品球の
払出しはとりあえず中断して13球の賞品球の払出しを
優先して行なうため「ソレノイドOFFタイマークリ
ア」によってソレノイド92の解磁を行ない、図示が省略
された13球の賞品球の払出しのためにランプおよび効
果音のセットとともに7球賞品球回数表示器57に表示す
る。
【0104】そして上述した7球賞品球の払出しと同じ
ように水平棒78の下降回動によって、流出規制部材83が
回動して賞品球貯溜室85,86内の13球の賞品球を賞品
球放出通路87に落下して、遊技者に払出す。
【0105】大役の間に入賞球が入賞口26に入ったと
き、継続している案内羽根34の18回開閉動作が終了す
ると、直ちに新たな次の18回開閉動作が行なわれる。
この継続した案内羽根34の18回開閉動作中、はじめの
9回の間に入賞口26を含む入賞口27に入った入賞球に対
して7球の賞品球が払出され、10回目からは13球の
賞品球が払出される。
【0106】当然ながら他の入賞口への入賞球によって
上記「制御カウンタ」に記憶された7球賞品球の払出し
も行なわれる。
【0107】第3の具体例として、上述した大役の間に
入賞口26に入賞球が入ることによって、再度、案内羽根
34が18回開閉動作を繰返す。しかしこの継続回数は8
回までであることは上述した通りである。
【0108】継続回数が4回までは7球の賞品球の払出
しであり、この4回まではその回数を記憶しつつ、そし
て記憶することと同時に、7球の賞品球を払出す。
【0109】継続回数が5回目以上になると、上記「制
御カウンタ」の記憶数はそのままにして7球賞品球の払
出しを一時中断し13球の賞品球を優先して払出しを続
け、上述したように案内羽根34が18回開閉動作を終了
するか、10カウントスイッチ55によって10球の入賞
球が入賞口26,27,27のいずれかを通過したことを検出す
るか、継続球検出スイッチ54が入賞口26への8球の入賞
球の通過を検出するかによって、いわゆる大役が終了し
た後、上述したように記憶しておいた7球の賞品球の払
出しの回数分だけ、新ためて一括して、賞品球を払出す
例である。
【0110】この制御は図10に示すように「大役始動」
として、入賞口26への入賞球の検出を継続球検出スイッ
チ54によって行ない、役継続回数表示器36に継続回数を
表示する。
【0111】つぎに「大役モードセット」によって、案
内羽根34の18回開閉動作の繰返し動作を指示して、図
10のAから図11のAに移る。
【0112】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまた10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34の18回開閉動作を繰り返して、図11の
Bから図10のBに移り、表示ランプなどの点灯をした後
「賞品球制御処理」を行なう。
【0113】図12に示す「賞品球制御処理」ではまず
「大役」であって「継続回数≧5回か?」の判定では継
続回数が4回以下の場合、入賞口26が入賞球の通過を検
出するための継続球検出スイッチ54によって上記「制御
カウンタ」に「1」を加算し「ソレノイドONか?」以
降の7球賞品球の払出処理を行なう。
【0114】継続回数が5回以上の場合は「ソレノイド
OFFタイマークリア」によってソレノイドの解磁を行
ない、図示省略されている13球の賞品球の払出しのた
めにランプおよび効果音のセットとともに7球賞品球回
数表示器57に表示し、上述した賞品球払出手段の動作に
よって13球の賞品球を遊技者に払出す。
【0115】そして大役が終了したとき、図12において
「大役か?」では大役ではないので「10カウントスイ
ッチによる制御カウンタアップ」および「通過スイッチ
による制御カウンタアップ」、「始動球検出スイッチに
よる制御カウンタアップ」で、入賞口26,27,27を通過し
た入賞球を検出した10カウントスイッチ55によって上
記「制御カウンタ」に「1」を加算した記憶数を「制御
カウンタゼロか?」のところで、零であるか否かを判定
し零でないので上記「制御カウンタ」に記憶されている
7球賞品球の回数分を「制御カウンタを−1する」のと
ころで、計測し上記「制御カウンタ」の内容が零になる
まで、7球賞品球の払出しを行なう。
【0116】当然ながら、他の入賞口への入賞球によっ
て上記「制御カウンタ」に記憶された7球賞品球の払出
しも行なわれる。
【0117】なお上述した三具体例のほかに図3に示す
ように他の具体例として、天穴入賞口20に入る入賞球を
通過スイッチ53aによって検出して、図12に示すように
「通過スイッチによる制御カウンタアップ」として賞品
球制御処理に組み込むことによって7球または13球の
賞品球の変換が行なわれる。
【0118】また上述した三具体例は本発明の一部を開
示しただけであって、図12に鎖線によって示した流れ図
の箇所を別な構成にすれば多くの異なった賞品球数の変
換を行なうことができる。
【0119】なお図11に示す流れ図には「大役終了」に
もかかわらず「10カウント数=0か?」の判定に対し
て10カウント数が零、すなわち10カウントスイッチ
55が故障したり引き抜くような不正行為を防止するため
に計数が不能になった場合の判断をする機能を備えてい
る。
【0120】さらに本実施の形態では案内羽根34を設け
て、センター役物10に形成した入賞口26に入賞球が入る
ことによって「大役」としたが、図柄などの識別情報を
可変表示させる可変表示器をセンター役物10に取り付け
て、入賞口26に入賞球が入ったとき、可変表示器の可変
を停止させ、そのときの識別情報が「当り」のとき「大
役」と設定してもよい。
【0121】このとき使用する可変表示器は周知の装置
として、リーフ式表示器、ドラム式表示器およびLED
からなる表示器を一個または複数個備えるものである。
このようにすれば、さらに新たな遊技性を提供できる。
【0122】上述した各具体例に示した動作を実行する
際、第1始動入賞口13、第2始動入賞口14または他の入
賞口に、周知の障害釘16を操作し、入賞球が入り易くし
て、入賞確率を増大させる。
【0123】このように入賞確率を高くして7球の賞品
球の払出し回数を多くし、一方、入賞確率を低くして1
3球の賞品球の払出しを行なう。また所望により、7球
の賞品球の払出しを13球よりも優先して払出したり、
逆に13球を7球よりも優先して払出すことができる。
【0124】さらに7球の賞品球の払出しを記憶してお
き、大役終了後に一括して払出すことができる。このこ
とから遊技性が増大し、しかも遊技者と遊技機管理者と
の間には利益の片寄りはない。
【0125】以上述べたことから本発明は、入賞球検出
手段としての通過検出スイッチ53aおよび始動球検出ス
イッチ56を設けている入賞口13,14,20と、検出スイッチ
53a,56を設けていない入賞口8,9,26,27 とへの入賞球
が、セーフ球寄せ部79から流下制御手段としてのレバー
81によって、1球づつ下流側に流下され、この入賞球の
各々に対して上記賞品球払出手段がそれぞれ所定数の賞
品球を払出すが、上記駆動制御手段、とくにストップ部
材89は、検出スイッチ53a,56を設けている入賞口13,1
4,20への入賞球に対してのみ、セーフ球寄せ部79の流出
口から回収された各入賞球の有無と、制御カウンタすな
わち、CPU97による各入賞球のカウント値とに基づ
き、検出スイッチ53a,56を設けていない入賞口8,9,2
6,27 への入賞球に対する払出数とは異なる払出数の賞
品球を払出す一方、検出スイッチ53a,56を設けていな
い入賞口8,9,26,27 への入賞球数は、CPU97によって
カウントされないので、検出スイッチ53a,56を設けて
いない入賞口8,9,26,27 にスイッチなどの配線が不要に
なる。
【0126】そのため各入賞口へのスイッチおよび配線
が不要になるので構成の簡素化が図られるため、部品コ
ストおよび製造作業コストの増大が抑止されるだけでな
く、保守時の配線作業の能率の低下が抑止されるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の正面図である。
【図2】入賞装置を示す正面図である。
【図3】図1に示す遊技盤の背面を示す正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の裏蓋を開いた状態を示す正
面図である。
【図5】図4の裏蓋に形成された賞品球払出手段を示し
た拡大縦断面図である。
【図6】図5に矢印Aで示す箇所の背面を示した縦断面
図である。
【図7】図6に矢印C−Cで示す略縦断面図である。
【図8】図7に示すパチンコ球を落下させた状態を示す
略縦断面図である。
【図9】本発明のパチンコ機を作動させるための回路構
成図である。
【図10】本発明のパチンコ機の入賞確率増大化手段とし
て、その動作の一部を示す流図である。
【図11】図10に続くパチンコ機の一部を示す流れ図であ
る。
【図12】賞品球制御手段の制御手順を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】 1 遊技盤 8,9,26,27 入賞口 10 センター役物 13 第1始動入賞口 14 第2始動入賞口 20 天穴入賞口 53a 通過検出スイッチ 54 継続球検出スイッチ 56 始動球検出スイッチ 64 賞品球ケース 66 流入規制部材 67 機構部 76 賞品球制御スイッチ 83 流出規制部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球を入賞させるための複数の入
    賞口をパチンコ機の遊技盤の表面に配設し、該遊技盤の
    背面には前記入賞口に入賞した入賞球を所定の流出口か
    ら回収するセーフ球寄せ部を設け、前記入賞球の各々に
    対して賞品球を払出す賞品球払出手段を設けているパチ
    ンコ機において、 入賞球を検出するための入賞球検出手段を前記入賞口の
    いずれかに設け、 前記入賞球検出手段には、該入賞球検出手段によって検
    出された入賞球数を、前記入賞球検出手段を設けている
    入賞口について計数するための制御カウンタを接続し、 各入賞球に対し、前記セーフ球寄せ部の流出口から回収
    された各入賞球の有無と、前記制御カウンタによってカ
    ウントされた各入賞球数とに応じて、互いに異なる複数
    種類の払出数で賞品球を払出すことを特徴とするパチン
    コ機。
  2. 【請求項2】 流下制御手段によって流下された入賞球
    に対して所定数のみの賞品球を払出す賞品球払出手段を
    設け、 制御カウンタによってカウントされた各入賞球数と、セ
    ーフ球寄せ部の流出口から回収された入賞球の有無とに
    応じて、各入賞球に対し、前記賞品球払出手段によって
    払出される所定数とは異なる複数種類の払出数で賞品球
    を払出すための駆動制御手段を前記賞品球払出手段に設
    けていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ
    機。
  3. 【請求項3】 制御カウンタによってカウントされた各
    入賞球数と、セーフ球寄せ部の流出口から回収された入
    賞球の有無とに応じて、各入賞球に対し、賞品球払出手
    段によって払出される所定数とは異なる複数種類の払出
    数で賞品球を払出すための駆動制御手段を前記賞品球払
    出手段に設け、 複数の入賞口を、 パチンコ球の入賞に基づいて、賞品球払出手段によって
    所定数の賞品球を払い出すための入賞口と、 該所定数の賞品球を払い出すための入賞口とは異なり、
    パチンコ球の入賞に基づき、前記所定数とは異なる数の
    賞品球を払い出すための入賞口とで構成し、 前記所定数の賞品球を払い出すための入賞口と、前記所
    定数とは異なる数の賞品球を払い出すための入賞口との
    うち、遊技盤への設置数が少ない方の入賞口にのみ入賞
    球検出手段を設けていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 パチンコ球が入賞したときに所定の検出
    信号を発生させる入賞球検出スイッチを入賞球検出手段
    として複数の入賞口のいずれかに設けていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチ
    ンコ機。
  5. 【請求項5】 セーフ球寄せ部によって回収された入賞
    球を、下流側に1球づつ流下させるための流下制御手段
    を、前記セーフ球寄せ部の流出口の下流側に配置すると
    ともに、前記流下制御手段によって流下された入賞球を
    検出するための流下球検出手段を設け、 該流下球検出手段による入賞球の検出有無と、制御カウ
    ンタによってカウントされた各入賞球数とに応じて、各
    入賞球に対して互いに異なる複数種類の払出数で賞品球
    を払出すための駆動制御手段を、賞品球払出手段に設け
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 各入賞球に対し、制御カウンタによって
    カウントされた各入賞球数と、流下球検出手段による入
    賞球の検出有無とに応じて、互いに異なる複数種類の払
    出数で賞品球を払出すとともに、該払出しを前記制御カ
    ウンタによってカウントされた各入賞球を、他の入賞球
    よりも優先順位を上位に、または、下位に払出すための
    駆動制御手段を賞品球払出手段に設けていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のパチ
    ンコ機。
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