JPH07299207A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07299207A
JPH07299207A JP4783795A JP4783795A JPH07299207A JP H07299207 A JPH07299207 A JP H07299207A JP 4783795 A JP4783795 A JP 4783795A JP 4783795 A JP4783795 A JP 4783795A JP H07299207 A JPH07299207 A JP H07299207A
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balls
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健吉 中島
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入賞の集中時に集合樋の許容滞留量を越えた
飽和パチンコ球に起因する遊技不能状態の発生を防止す
る。 【構成】 特定入賞口26,27への入賞に対する賞品球数
を一般入賞口8,9への入賞に対する賞品球数よりも少
なく定め、入賞が集中した場合に,特定入賞口26,27へ
の入賞に対する賞品球の排出を一般入賞口8,9への入
賞よりも優先させ、入賞の集中状態が終了したのちに一
般入賞口8,9への入賞に対する賞品球を排出すること
で、入賞集中時における賞品球の補給回数を減少させ、
入賞球の送出中断回数を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の遊技盤に
配された入賞口に入る入賞球に対して払出される賞品球
数を入賞口に応じて切り換えるパチンコ機の改良に関す
る。
【0002】
【従来技術】パチンコ機には、パチンコ球が各入賞口に
入賞すると、その入賞球を一旦、セーフ球寄せ部(図4
の2点鎖線,図5の部材番号「79」参照)で一箇所に集
め、集めらた入賞球の各々に対して所定数の賞品球を払
出す機種がある。
【0003】そのためセーフ球寄せ部に集めらた入賞球
の各々を1球づつ送出すための入賞球検出手段をセーフ
球寄せ部の最下流に設け、この入賞球検出手段による送
出しによって賞品球の払出しのタイミングを図ってい
る。
【0004】また一般に賞品球はパチンコ機に設けられ
た貯溜タンク(図4部材番号「61」参照)に貯溜され、賞
品球の払出しによって貯溜された賞品球が所定球数を越
えて減少すると、貯溜タンク内のセンサが管理用コンピ
ュータに貯溜用賞品球の補給要求信号を発生させ、これ
により貯溜タンクに賞品球が補給される。
【0005】そして上述した貯溜タンクへの賞品球の補
給時、すなわち賞品球が所定値を越えて減少している状
態で賞品球が払出されると、賞品球がさらに減少し、こ
れによって一回当りに規定値よりも少ない賞品球が払出
されることもあることから、一般的に賞品球払出機構お
よび入賞球検出手段は、動作が禁止される。
【0006】この動作禁止状態は、賞品球の補給が完了
するまで継続され、その補給完了時点で上述したような
動作の禁止状態が解除され、賞品球の払出が再開され
る。なお貯溜タンクへの賞品球の補給に際し、パチンコ
球の発射機構、各入賞装置などは平常通り動作可能であ
り遊技の進行に支障はない。
【0007】ところでパチンコ機には、入賞球に対して
払出される賞品球数を一定にした機種と、入賞口に応じ
て賞品球数を異ならせている機種とがある。
【0008】後者では各入賞口に入賞球を検出するスイ
ッチを設け、予め入賞口毎に定められた払出数の種別を
スイッチからの入賞球検出信号に基いて識別し、識別し
た入賞球の種別に応じた数、たとえば7球と13球とで
賞品球が払出される。
【0009】またパチンコ機には、遊技の進行に伴っ
て、入賞確率が所定時間内で上昇する機種があり、その
入賞確率の上昇状態において、入賞球検出手段が入賞球
をその入賞順序にしたがって、セーフ球寄せ部から順次
1球づつ送出したのち、賞品球払出機構が、入賞口に割
り当てられた払出数に応じて、たとえば7球単位または
13球単位で賞品球を払出す。
【0010】そして入賞確率の上昇時に入賞球が短時間
で集中すると、入賞球は入賞順序にしたがい、入賞球検
出手段によって1球づつ順次送出され、入賞球の送出の
度に賞品球払出機構が入賞口に割り当てられた払出数に
応じて賞品球を所定数単位で1回づつ払出している。
【0011】そのため1回当りの払出数が相対的に多数
である方(13球)の入賞口への入賞球数が、相対的に
少数である方(7球)の入賞口への入賞球数よりも多い
場合、単位時間当りに払出される賞品球の総払出数、延
ては単位時間当りの賞品球の補給回数が、すべての入賞
球が相対的に少数である方の入賞口に入賞した場合と比
較して多く、その差は1回当りの賞品球払出数が大きい
ほど増大する。
【0012】また賞品球の補給時には、上述したように
入賞球検出手段および賞品球払出機構の動作が禁止され
る一方、遊技の進行は継続されるため、賞品球の補給回
数の増大に伴って、入賞球がセーフ球寄せ部から送出さ
れず、セーフ球寄せ部内の入賞球滞留量を漸次増大させ
ることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これにより入賞確率の
上昇状態が比較的長時間にわたって継続されると、上記
賞品球の補給回数も増大することから、セーフ球寄せ部
内の入賞球滞留許容量を越えた場合、滞留入賞球が入賞
口まで溢れてパチンコ球の入賞を禁止し、遊技不能状態
を形成し、遊技意欲を減退させるという問題を招く。
【0014】そこで本発明は入賞確率の上昇状態が比較
的長時間にわたって継続されても、可及的にセーフ球寄
せ部内の入賞球をセーフ球寄せ部外に送出すためのパチ
ンコ機の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技盤に設けられている一般入賞口と、前
記遊技盤に設けられ、前記一般入賞口とは異なる特定入
賞口と、該特定入賞口への入賞球を検出するための特定
検出手段と、前記一般入賞口および特定入賞口へのすべ
ての入賞球を前記セーフ球寄せ部から1球づつ送り出す
ための入賞球検出手段と、該入賞球検出手段によって送
り出された入賞の各々に対して所定数の賞品球を払出す
ための賞品球払出手段と、前記特定検出手段によって前
記特定入賞口への入賞球が検出された場合、前記賞品球
払出手段による前記特定入賞口および一般入賞口のうち
いずれか一方への入賞球に対する賞品球の払出しを、他
方への入賞球に対する払出しよりも優先させ、かつ、一
方の賞品球の払出数とを他方への入賞に対する払出数と
を互いに異ならせるための駆動制御手段と、を設けてい
る。
【0016】また賞品球払出手段による特定入賞口およ
び一般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に対し優先
する賞品球の払出数が、他方への入賞球に対する賞品球
の払出数よりも少なく定められている駆動制御手段を設
けている。
【0017】
【作用】本発明は上記構成により、特定検出手段による
特定入賞口への入賞球の検出に基き、駆動制御手段が、
賞品球払出手段による特定入賞口および一般入賞口のう
ちいずれか一方への入賞球に対する賞品球の払出しを、
他方への入賞球に対する払出しよりも優先させ、かつ、
一方の賞品球の払出数とを他方への入賞に対する払出数
とを互いに異ならせるため、入賞球検出手段は一方への
入賞球のみを、セーフ球寄せ部から集中的に送出すこと
ができ、かつ、賞品球払出手段が一方への入賞球に対応
する数の賞品球を他方への入賞球数に応じて払出す。
【0018】賞品球払出手段による特定入賞口および一
般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に対し優先する
賞品球の払出数が、他方への入賞球に対する賞品球の払
出数よりも少なく定められている駆動制御手段を設けて
いる構成では、単位時間当りに払出される賞品球数を可
及的に減少させることで、単位時間当りにおける賞品球
用パチンコ球の補給回数を可及的に減少させる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。まず図1において、1は本発明に係るパチンコ機
の遊技盤であり、この遊技盤1上には球発射装置(図示
省略)により発射されたパチンコ球を誘導する誘導レー
ル2が固着されている。
【0020】また遊技盤1の誘導レール2の外方部分は
パチンコ球が打込まれない非遊技部3とされ、遊技盤1
の誘導レール2に囲まれるその内方部分はパチンコ球が
打込まれる遊技部4とされている。
【0021】非遊技部3の両肩には表示ランプ5が配設
され、遊技部4表面にはその両側に表示ランプ6,6が
配設され、さらにその内方にはランプ付風車7,7と、
パチンコ球入賞の都度一定量の賞品球を払出すためのみ
の普通の入賞口8,8と、普通の入賞口としても機能
し、かつ、通称チューリップという役物が付加されたラ
ンプ付入賞口9,9と、可変入賞球装置としてのセンタ
ー役物10と、センター役物補助ユニット11と、いずれの
入賞口にも入賞しなかったパチンコ球を回収する外れ口
12とが配設されている。
【0022】補助ユニット11は第1始動入賞口13,13と
第2始動入賞口14とカバー15とを備え、始動入賞口13,
14は普通の入賞口としての機能のほか、センター役物10
に関連した特別の機能も有するものである。
【0023】カバー15はケース状をなして3つの始動入
賞口13,14全てにかぶさるように遊技部4上に固着され
ている。
【0024】このカバー15の上部には各始動入賞口13,
14にパチンコ球を導く球入口(図示省略)が開設され、
各球入口の上方には障害釘16が2本ずつ打設されてい
る。なお障害釘16は遊技部4上に多数存在するもので、
一部図示を省略している。
【0025】センター役物10は図2に示すようにそのボ
ディ17が前板部18とケース部19とから構成されており、
遊技部4の略中央に穿設された役物取付け孔(図示省
略)に表面側からケース部19が挿入され、かつ、前板部
18が遊技部4上にねじ止めされて該遊技部4上に固着さ
れている。
【0026】前板部18には天穴入賞口20が開設されてお
り、かつ、その下方には10カウント表示器21とデモ用
ランプ22,22とが横方向に並設されるとともにこれらに
その上方からかぶさるように飾り取付け板23が前側に突
設されている。
【0027】10カウント表示器21はLEDにより7セ
グメント構成で後述する10カウント値を数時で表示す
るものである。飾り取付け板23には図示しない飾り板が
接着剤などで取付けられるようになっている。
【0028】前板部18の両側部にはデモ用ランプ24,24
が設けられている。ケース部19の正面側は開口されてお
り、その開口部25の下部には特別入賞口26と他の入賞口
27,27とが横一列に並設されている。
【0029】これらの入賞口26,27,27は普通の入賞口
としての機能を有する他、センター役物10に関連する特
別の機能を有している。
【0030】開口部25の下部周縁には各入賞口26,27,
27を仕切る仕切り板部28,28を備える飾り取付け板29が
前側に突出するように立設されており、この飾り取付け
板29には図示しない飾り板が接着剤などで取付けられる
ようになっている。
【0031】飾り取付け板23の上板部30および側板部3
1,31は開口部25の上方において廂状に位置し、飾り取
付け板29の各端部32は開口部25の各側縁においてその真
中辺に位置している。
【0032】開口部25はこれらの飾り取付け板23,29に
より、その各側縁における飾り取付け板23の上板部30お
よび側板部31,31と飾り取付け板29の各端部32との間の
部分(以下、この部分を球入口部33という)を除いて囲
繞され、その囲まれている部分からのパチンコ球の侵入
が阻止されるようになっている。
【0033】各球入口部33の前方には、後述する第1状
態と第2状態を形成するために、一対の案内羽根34,34
が設けられており、各案内羽根34,34はそれぞれ各球入
口部33を開閉するものである。
【0034】すなわち案内羽根34,34は飾り取付け板29
の端部32の上方においてその中間部が軸支されている。
【0035】35はその支軸となる駆動するためにソレノ
イド(図9参照)に連結されたシャフトであって、この
シャフト35に固着され、これと一体になって図2中の矢
印A−A′方向に回動可能とされている。
【0036】案内羽根34,34は、そのA′方向の回動で
図2に示す開状態およびA方向の回動で起立状態になる
ようにされており、通常時は、この起立状態となるよう
にされている。なお案内羽根34,34は、図2に示す開状
態を以下、第1状態といい、上述した起立状態を第2状
態ということにする。
【0037】この第2状態において、案内羽根34,34
は、球入口部33沿いに延在して、一端が飾り取付け板23
の側板部31下端とパチンコ球1球も通過できない狭い間
隔を置いて該側板部31下端の近傍に位置し、かつ、他端
部が飾り取付け板29の端部32の内側に接触して位置し、
開口部25をパチンコ球に対して遮断し開口部25へのパチ
ンコ球の侵入を阻止する閉状態である。
【0038】また図2に示す第1状態では、案内羽根3
4,34の上記一端部が上記他端部よりも若干上になる傾
斜状をなし、一端部が開口部25の外側であってパチンコ
球の流れる領域へ張出し、かつ、他端部側が開口部25の
内側に張出すように延在している。
【0039】案内羽根34,34が第1状態であるとき、案
内羽根34,34の一端部および他端部が飾り取付け板23の
側板部31下端から、パチンコ球の1球はもちろんのこ
と、複数のパチンコ球が上下に並んでまとまって通過で
きる程度に離間される。
【0040】これにより上記一端部側からパチンコ球を
拾えば、これを上記他端部側へ流して開口部25内に案内
するとともに、拾わなかったパチンコ球であっても球入
口部33からの開口部25内への飛入を許容する開状態であ
る。
【0041】そのため案内羽根34,34が第1状態である
場合、パチンコ球は第2状態よりもセンター役物10に入
賞し易くなり、その入賞球に対しては賞球処理が施され
るので、第2状態と比較して遊技者にとっては有利な状
況が形成される。
【0042】いいかえれば案内羽根34,34が第2状態で
ある場合、パチンコ球はセンター役物10に入賞しないの
で、遊技者にとっては第1状態と比較して不利な状況が
形成されることになる。
【0043】開口部25内の入賞口26,27,27の上方には
役継続回数表示器36が設けられており、この役継続回数
表示器36は8個のLED36-1〜36-8を横一列に備え、こ
れらのLED36-1〜36-8を役継続回数に応じて一つずつ
増加点灯させてゆくようになっているものである。
【0044】開口部25内の残りの部分には窓枠部37が設
けられており、この窓枠部37は開口部25の上縁、両球入
口部33,33および役継続回数表示器36の上縁からケース
部19の内方であって、かつ、奥方に引込むように形成さ
れ、その内周は窓部38とされている。窓枠部37の両側部
にはデモ用LED39が嵌着されている。
【0045】図1に戻り、遊技盤1の下部で、その左側
には後で詳しく述べる7個賞品球回数表示器57が取り付
けられ、右側には13個賞品球回数表示器58が取り付け
られ、さらにこの上部にはタイマ59が取り付けられてい
る。
【0046】図3は遊技盤1の背面を示しており、天穴
入賞口20からは分岐して両側にパチンコ球が落下してい
く通路53を形成しており、入賞口8,8よりも上位置、
すなわち上流側に配置された通過検出スイッチ53a,53
aを通って、入賞口8,8と共通の通路53を通り、セー
フ球寄せ部(図5参照)79に落下するようになってい
る。
【0047】このため通過検出スイッチ53a,53aは天
穴入賞口20への入賞球を検出するが、入賞口8,8への
入賞球は検出しない。
【0048】特別入賞口26は、後述するが案内羽根34,
34が第1状態のときに、通過したパチンコ球を検出でき
る特定球検出手段としての継続球検出スイッチ54を通っ
て、特別入賞口26の両面に位置している入賞口27,27か
らの通路と合流し、入賞口26,27,27を通過したパチン
コ球数を検出する10カウントスイッチ55を通って同じ
くセーフ球寄せ部(図5参照)79に落下するようになっ
ている。
【0049】第1始動入賞口13,13および第2始動入賞
口14のそれぞれには同様にして、パチンコ球の通過を検
出できるように始動球検出スイッチ56,56,56が取り付
けられ、セーフ球寄せ部(図5参照)79に落下するよう
になっている。
【0050】本実施例では複数の入賞口のうち、天穴入
賞口20、第1始動入賞口13,13および第2始動入賞口14
を特定入賞口と定め、各入賞口13,14,20への入賞球は、
特定検出手段としての通過検出スイッチ53aおよび始動
球検出スイッチ56によって検出される。
【0051】本実施例では通過検出スイッチ53aおよび
始動球検出スイッチ56は、制御カウンタとしてのCPU
(図9参照)97に対し、入出力制御装置98を介して接続
されている。
【0052】このCPU97は各スイッチ53a,56から入
出力制御装置98を通して入力される各入賞口13,14,20
への入賞球の検出信号に基いて、特定入賞口への入賞球
数を順次計数することができる(後述〜図12参照)。
【0053】各スイッチ53a,56によって検出された入
賞球に対しては賞品球払出手段および駆動制御手段(図
5ないし図8参照)によって7球の賞品球が払出され、
各スイッチ53a,56には検出されないすなわち普通の入
賞口8,9および特別入賞口26および他の入賞口27への
入賞球に対して上記賞品球払出手段により13球の賞品
球が払出される。
【0054】上述したような遊技盤1の構成によってパ
チンコ球が入賞口に入賞球として入り、遊技者へ所定数
の賞品球を払出すための上記賞品球払出手段および駆動
制御手段の構造について説明する。
【0055】図4はパチンコ機の裏側を示しており、図
3が遊技盤1の直ぐ裏側を示しているのに対して、図4
はパチンコ機の本体の裏側と、本体にヒンジによって開
閉できるようになっている裏蓋60とを示している。
【0056】本体の上部にはパチンコ球が収納される貯
溜タンク61が位置し、この貯溜タンク61からは平行に二
条の払出樋62が形成され、裏蓋60が閉じられたとき、同
じく平行の誘導路63に連通するようになっている。
【0057】蛇行状の誘導路63から下の部分は、パチン
コ球が一時貯溜できるように賞品球ケース64になってお
り、図5に示すように誘導路63から賞品球ケース64の間
の箇所には切欠部65が形成され、この切欠部65にパチン
コ球の通過を規制する流入規制部材66が偏平状の機構部
67の回動動作によって進退動自在になっている。
【0058】機構部67には上述したほかにその回動によ
って上下動する上リンク棒68が軸支され、その上端部は
回動する回動部材69に軸支され、通常、誘導路63内に突
き出るように樋鍵70が回動自在に軸支され、誘導路63内
にパチンコ球がないとき、樋鍵70が図5中、反時計方向
に回動して回動部材69が時計方向に回動しないようにし
ている。
【0059】さらに上述した回動部材69の軸支箇所か
ら、図面上で右上部にはピン71が埋め込まれて、このピ
ン71が、回動ピン72を中心に回動する三角片73に形成さ
れた長孔74に嵌まり込んでいる。
【0060】三角片73には突起75が形成され、回動部材
69の回動で突起75が制御スイッチとしての賞球制御スイ
ッチ76を開閉する。この賞球制御スイッチ76の開閉は水
平棒78の回動動作によって制御される(後述)。
【0061】機構部67にはさらに上リンク棒68とは反対
方向に向け、機構部67の回動によって上下動する下リン
ク棒77が軸支されており、下リンク棒77の下端部は回動
自在に軸支された水平棒78の一端部と軸支され、水平棒
78の他端部はセーフ球寄せ部79から下方に形成された落
下通路80に臨んでいる。
【0062】セーフ球寄せ部79からの出口にはパチンコ
球の1球分の自重によって回動する入賞球検出手段とし
てのレバー81が軸支され、その回動によって上述した水
平棒78を固定位置にしたり、固定状態を解除したりする
鍵機構82が落下通路80に沿って各所に軸支されている。
【0063】レバー81はセーフ球寄せ部79に集合したパ
チンコ球を1球づつ下流側の水平棒78および落下通路80
に流下させるものである(後述)。
【0064】流入規制部材66の下部には上端部が軸支さ
れ上述した機構部67によって作動する流出規制部材83が
位置して、賞品球ケース64内のパチンコ球を一時貯溜で
きるようになっている。
【0065】流出規制部材83は図5の矢印Aによって示
す箇所を裏から見た状態である図6に示すようにその先
端部に二箇所の段差部84a,84bが形成され、この縦断
面を図7に示すように賞品球ケース64のうち、賞品球貯
溜室85内のパチンコ球は段差部84aによって支えられて
いる。
【0066】賞品球貯溜室86のパチンコ球は賞品球貯溜
室85のものよりも一球分だけ下を段差部84bによって支
えて、下方に延びる賞品球放出通路87に落下しないよう
になっている。
【0067】一方の賞品球貯溜室86には図7に示すよう
に停止窓88が開いており、この停止窓88の内部に対し
て、軸支されたストップ部材89の爪部90が進退自在する
ようになっている。
【0068】この進退動は図8に示すように摺動部材91
がソレノイド92の励磁によって押し上げられたとき、摺
動部材91の先端がストップ部材89の下端傾斜部93に摺接
して爪部90が停止窓88に入り込み、そしてソレノイド92
の解磁によって爪部90は停止窓88から離れる。なおスト
ップ部材89は、摺動部材91およびソレノイド92とともに
上記駆動制御手段を構成する。
【0069】このようにして上述した流出規制部材83と
連動することにより、たとえば図7および図8に示すよ
うに上述した図5に示す機構部67を動作させて流出規制
部材83の各段差部84a,84bを各賞品球貯溜室85,86内
のパチンコ球の一番下に当てることによってパチンコ球
を貯溜する。
【0070】このときストップ部材89の爪部90は停止窓
88から離れている。そして図7に示すように賞品球とし
てのパチンコ球のうち、7球を賞品球放出通路87に落下
させるときはソレノイド92を励磁させて、ストップ部材
89の爪部90を停止窓88内に挿入し、賞品球貯溜室86内の
一番下にあるパチンコ球と、その直上に位置するパチン
コ球との間に入れる。
【0071】つぎに図5に示すようにセーフ球寄せ部79
から入賞球としてのパチンコ球が落下してレバー81を図
5中、時計方向に回動せしめたのちに水平棒78に当り、
その1球分の自重によって水平棒78は矢印Bの方向に回
動する。
【0072】この回動動作は下リンク棒77によって機構
部67を回動させ、流入規制部材66を切欠部65に挿入し
て、それより上流側のパチンコ球を停止させる一方、流
出規制部材83を回動させ、賞品球貯溜室86の1球のパチ
ンコ球と、賞品球貯溜室85の6球のパチンコ球とが賞品
球放出通路87に落下する。
【0073】このとき水平棒78が所定の角度に下降回動
すると三角片73は回動部材69によって図5中、反時計方
向に回動するので、その突起75は賞球制御スイッチ76へ
の押圧を解除することになる。
【0074】したがって賞球制御スイッチ76に対して、
入賞球が落下してこないときには三角片73の突起75が押
圧することになる。これにより賞球制御スイッチ76はレ
バー81によって流下された入賞球を水平棒78を介して1
球づつ検出できる。
【0075】13球のパチンコ球を落下させるときはス
トップ部材89の爪部90を停止窓88から離して、流出規制
部材83を回動させれば図8に示す13球の全てのパチン
コ球が上記賞品球払出手段によって落下するようになっ
ている。
【0076】本実施例では賞球制御スイッチ76を下リン
ク棒77を初めとする各機構68〜75の各々を介した水平棒
78の回動操作によって開閉する場合を説明したが、これ
に限定されるものではなく、セ−フ球寄せ部79から落下
通路80に流下した入賞球を賞球制御スイッチ76によって
直接検出するようにしてもよい。
【0077】この場合、賞球制御スイッチ76をたとえば
始動球検出スイッチ56と同様に構成するとともに(たと
えば近接センサなど)レバー81の直下位置に賞球制御ス
イッチ76を設ければよい。このような構成では賞球制御
スイッチ76を開閉するための機構についてが省略可能に
なる。
【0078】つぎに上記構成のパチンコ機を動作させる
ための回路構成を述べる。この構成は、本出願人がすで
に提出済の実願昭61−40467号の明細書に添付さ
れている図12の回路構成図に類似している。
【0079】この回路構成の中で表示モード切換回路13
5 と、LED表示色選択回路137 と、タッチ回路140 お
よび停止指令スイッチ10とを除いて、図9に示すように
通過スイッチ回路53bおよび通過スイッチ53aと、賞球
制御スイッチ76と、賞球制御スイッチ回路94と、ソレノ
イド92と、賞品球ソレノイド駆動回路95とを加えた内容
である。
【0080】したがってこの回路構成の説明は本願発明
に関わる箇所の説明だけに留める。このうち、賞球制御
スイッチ76が閉成されると、この信号は賞球制御スイッ
チ回路94によって信号波形を整えて、図9の入出力制御
装置98に伝送される。
【0081】そして賞球制御スイッチ76の閉成に応じ
て、賞品球ソレノイド駆動回路95から図7および図8に
示すようにソレノイド92を駆動するようになっている。
通過スイッチ回路53bは通過スイッチ53aの閉成に伴い
信号波形を整えて伝送するようになっている。
【0082】上記構成によってなるパチンコ機は図1に
示すように遊技盤1上に遊技者がパチンコ球を打ち放つ
ことによって、そのパチンコ球が天穴入賞口20、入賞口
8,8、ランプ付入賞口9,9、第1始動入賞口13、第
2始動入賞口14、特別入賞口26および入賞口27のいずれ
かに入ることによって、上記賞品球払出手段が賞品球と
しての所定数のパチンコ球を遊技者に払出すようになっ
ている。
【0083】このパチンコ機の入賞動作のうち本願発明
における動作を一例として入賞確率増大化手段として示
す図10および図11と、賞品球制御手段としてCPU97に
よって実行される制御手順(図12および図13参照)とを
もとにして説明する。
【0084】なお図10〜図13は、図9に示す入出力制御
装置98に接続されている各回路の制御手順の一部を示し
ており、この手順はPROM99に格納され、またCPU
97は、上記報知タイマを含む複数種のタイマ(いずれも
図示省略)をハードウエアまたはソフトウエアによって
備えている。
【0085】まず図10に示すように電源が「オン」にさ
れることによって、RAM、バフアなどのクリアおよび
各スイッチがチェックすなわち初期設定され、第1始動
入賞口13,13および第2始動入賞口14のいずれにも入賞
球が入らない場合、案内羽根34,34、表示ランプ5,6
等は駆動されない。
【0086】そして上述した入賞口のうちのいずれかに
入賞球としてパチンコ球が入ると、その処理を始める。
図10〜図13に示す流れ図の始めから終わりまでは所定の
処理時間が設定されている。
【0087】したがって何も発生しないときは図10に示
す「リセットスタート」から開始して図10の「出力ポー
トセット」までは所定の処理時間よりも早く到達するの
で、その残りの時間は「割り込み待ち」によって処理時
間に到るまで時間消費にあてられる。
【0088】また入賞口に入賞球が入ったことによっ
て、処理が行なわれ、この処理が所定の処理時間以内の
時も、同じく「割り込み待ち」によって残りの時間は所
定の処理時間になるまで時間消費することになる。
【0089】第1の具体例として、第1始動入賞口13,
13のいずれかに入賞球が入ったとき、それに対応する始
動球検出スイッチ56,56によって入賞球の通過が検出さ
れた後、図9に示すようにソレノイド96が励磁されて案
内羽根34,34が0.5秒間開放する。
【0090】これを小役という。また第2始動入賞口14
に入賞球が入ったとき、同じようにして、案内羽根34,
34が0.75秒間の開放を2回行なう。この小役と中役
とのいずれかの間において、入賞口27,27,26のいずれ
かに入賞球が入ることによって、この入賞球毎に7球の
賞品球を払出すことである。
【0091】ただし特別入賞口26への入賞については特
別な意味を持つので、後で詳しく述べることにする。ま
た第1始動入賞口13,13または第2始動入賞口14のいず
れかに入った入賞球自体にも7球の賞品球を払出すこと
を例にとる。
【0092】この制御は、まず図10に示すように「小、
中役始動」であるから、「小、中役モードセット」によ
って、案内羽根34,34の開放を上述した小役または中役
のいずれかの時間に設定し、そして図10のAから図11の
Aに移る。
【0093】そして「役動作処理」によって、案内羽根
34,34を上述した小役または中役のいずれかの時間だけ
開放して、図11のBから図10のBに移り、表示ランプ
5,6などの点灯をした後、図12および図13に示す「賞
品球制御処理」を行なう。
【0094】この「賞品球制御処理」は図12および図13
に詳しく示すように、初めに始動球検出スイッチ56,5
6,56のいずれかによって特定入賞口への入賞球の通過
が検出されたので、7球の賞品球の払出しであるから、
CPU97はその入賞球数として「1」を加算する。
【0095】そして案内羽根34,34が開いて入賞口26,
27,27に入賞球が入れば、10カウントスイッチ55がそ
の通過を検出するので、さらに7球の賞品球の払出しで
あるから、CPU97はその入賞球数「1」を加算する。
【0096】図12に示すように「ソレノイドONか?」
によってソレノイド92の出力が作動中か否かを判定し
て、それが解磁のとき、CPU97は特定入賞口への入賞
球数を判定する。
【0097】そして7球の賞品球の払出しの場合、CP
U97によって計数された入賞球数は「零」ではないの
で、7球の賞品球の払出しを行なうために図13に示す
「制御スイッチONか?」で賞球制御スイッチ76の作動
のチェックを行なう。
【0098】ここでいえることは、CPU97によって計
数された入賞球数が「零」にならない限り、スイッチ53
a,56による各入賞口13,14,20への入賞球の検出に基
く、7球の賞品球の払出しが上記駆動制御手段89,91,92
によって、上記賞品球払出手段のみによる13球の賞品
球の払出しよりも優先して行なわれる。
【0099】これによりレバー81は各入賞口13,14,20
への入賞球のみを、セーフ球寄せ部79から集中的に送出
すことができ、かつ、上記賞品球払出手段が一回当り7
球の賞品球を各入賞口13,14,20への入賞球数に応じて
払出す。
【0100】したがって単位時間当りに払出される賞品
球数を、一回当りの払出数が13球である場合と比較し
て可及的に減少させることができ、貯溜タンク61に対す
る単位時間当りの賞品球用パチンコ球の補給回数が可及
的に減少される。
【0101】この後「制御スイッチONか?」の判定で
「オン」ではない場合、セーフ球寄せ部79から水平棒78
の端部に入賞球が落下して水平棒78が、賞球制御スイッ
チ76が閉成する角度になるまで下降回動していないこと
である。
【0102】賞球制御スイッチ76が「オン」のとき、上
記報知タイマがスタートされると同時に7球の賞品球の
払出しを行なう動作に入るので「制御カウンタを−1す
る」のところで、上述したようにCPU97によって加算
された入賞球数から「1」を引く。
【0103】そして同じく7球賞品球回数表示器57のセ
ットと「ランプ表示および効果音セット」とを繰り返し
た後「ソレノイドONセット」によってソレノイド92の
励磁を行なう。
【0104】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76がまだ「ON」のままであるか判定
する。すなわち7球の賞品球の払出しをするために、上
述したようにセーフ球寄せ部79から入賞球が落下して水
平棒78の端部を下降回動させ、所定角度になったところ
で、三角片73の突起75が賞球制御スイッチ76から離れ
て、開成状態「制御スイッチON」となるからである。
【0105】なお賞球制御スイッチ76は常閉接続されて
おり、「制御スイッチ1秒間以上ONか?」では通常、
7球の賞品球の払出しは、賞品球払出手段の構造上、1
秒間以内で終了することができるので、図10に示す「動
作音セット」に移り「出力ポートセット」によって全て
の表示灯、効果音などの出力が設定される。
【0106】「制御スイッチ1秒間以上ONか?」のと
ころで「1秒間以上」のとき、異常な状態であるから、
さらにソレノイド92が引き続き5秒間励磁されているか
判定される。
【0107】これはソレノイド92の故障防止と同時に賞
品球払出手段によって行なわれる賞品球の払出しに問題
があったことを検知するもので「ソレノイド5秒間セッ
ト済みか?」によって「セット済み」でなければ、5秒
間のタイマをセットした後「異常音セット」を行なう。
【0108】「セット済み」であれば、5秒間を経過し
たか否かを判定し、5秒間経過していなければ、時間の
測定を行ない、5秒間経過後、ソレノイド92が焼き切れ
る可能性があるためにソレノイド92を強制的に解磁す
る。
【0109】つぎに所定の処理時間内において「ソレノ
イドONか?」のところで、ソレノイド92を出力判定
し、励磁しているとき、7球賞品球の払出しの作動励磁
状態になったことであるから、図7に示すようにストッ
プ部材89の爪部90が賞品球貯溜室86の停止窓88内にはい
り込んだ状態である。
【0110】そして7球の賞品球の払出しを表示するた
めに7球賞品球回数表示器57に回数を表示するためのセ
ットと、所定の7球賞品球用の表示ランプ点灯のセット
と、効果音のセットと、をした後「ソレノイドONセッ
ト」によってソレノイド92の励磁を行なう。
【0111】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76は、水平棒78が所定角度以上に下降
回動しているので、すでに「オン」であるから、「制御
スイッチ1秒間以上ONか?」のところで、1秒間以内
の正常な状態として図10の「動作音セット」に移り「出
力ポートセット」によって表示灯、効果音など、そして
7球賞品球回数表示器57の表示が指示される。
【0112】水平棒78はさらに下降回動し、流出規制部
材83が回動して賞品球貯溜室86内のパチンコ球を6球残
して、その1球と、賞品球貯溜室85内の6とともに7球
の賞品球が賞品球放出通路87に落下して、それを遊技者
に払出す。
【0113】払出し後は水平棒78は元の位置まで上昇回
動するため賞球制御スイッチ76は元の通り閉成状態にな
る。
【0114】「制御スイッチOFFか?」の判断でOF
Fの状態であればランプおよび効果音をリセットして
「ソレノイドOFFタイマークリア」する。
【0115】つぎに第2の具体例、および、後述する第
3の具体例として、特別入賞口26および他の入賞口27,
27が特定入賞口および一般入賞口を兼用し、特定検出手
段を10カウントスイッチ55によって構成している場合
を説明する。
【0116】本具体例は、上述した小役、中役の間に入
賞球が特別入賞口26に入ったとき、大役となって、案内
羽根34,34が0.75秒間毎に18回の開閉動作をす
る。この間の合計時間はタイマ59に記録される。
【0117】しかしこの18回の開閉動作の間に、10
カウントスイッチ55によって、特別入賞口26および他の
入賞口27,27への入賞球が10球分検出されたとき、案
内羽根34,34の開閉回数が18回以内であっても大役は
終了する。
【0118】なお大役の間に、入賞球が特別入賞口26に
入り、再び大役が出たとき、上述したような案内羽根3
4,34の開閉動作が繰返えされるが、これは継続球検出
スイッチ54によって検出され、この大役の継続回数は8
回までである。
【0119】この制御は図10に示すように「大役始動」
として、継続球検出スイッチ54によって入賞球を検出
し、役継続回数表示器36に継続回数を表示する。つぎに
「大役モードセット」によって、案内羽根34,34の18
回開閉動作を指示して図10のAから図11のAに移る。
【0120】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまだ10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34,34の18回開閉動作を開始し、図11の
Bから図10のBに移り、表示ランプ5,6などの点灯を
した後、図12および図13に示す「賞品球制御処理」を行
なう。
【0121】図12および図13に示す「賞品球制御処理」
では、特定の条件として「案内羽根開閉回数≧10回」
で案内羽根34,34の開閉回数が、まだ9回以下として特
定の条件が満足されない。
【0122】これにより特定入賞口としての特別入賞口
26および他の入賞口27への入賞に対する払出しとして、
入賞口8,9などへの入賞に対する13球よりも少ない
7球の賞品球を払出す。
【0123】大役の間、払出しのためにCPU97が10
カウントスイッチ55によって入賞球の通過を検出し、入
賞口26,27への入賞球数の計数値に「1」を加算して、
上述した第1の具体例に記述したと同様、案内羽根34,
34の開閉動作が9回までに入賞口26,27,27に入った入
賞球に対し、7球の賞品球を上記駆動制御手段89,91,92
によって上記賞品球払出手段から払出させるのである。
【0124】本具体例は、上述したような大役の間で、
特定の条件として案内羽根34,34の開閉回数が9回まで
は、上記駆動制御手段89,91,92によって7球の賞品球を
払出すので、特別入賞口26および他の入賞口27への払出
しが、一般入賞口への入賞に対する払出しよりも優先す
る。
【0125】また案内羽根34,34の開閉動作が10回目
から18回までの間に入賞口26,27,27のいずれかに入
賞球が入ると、図12に示すように「大役」であって、そ
して「案内羽根開閉回数≧10回」では案内羽根34,34
の開閉の数が10回以上であるから、特定の条件が満足
され、上記駆動制御手段89,91,92が動作されず、上記賞
品球払出手段のみによる13球の賞品球の払出しとな
る。
【0126】この場合、入賞口8,9など、一般入賞口
への入賞に対する払出しが、特別入賞口26および他の入
賞口27への入賞に対する払出しよりも優先する状態で、
特定入賞口に対する払出しが一時中断され、その計数値
はCPU97に保持される。
【0127】そして「ソレノイドONか?」によってソ
レノイド92を出力判定し、解磁状態になっておればCP
U97の上記計数値が「零」でなくとも、新たな7球賞品
球の払出しはとりあえず中断して13球の賞品球の払出
しを優先して行なうため「ソレノイドOFFタイマーク
リア」によってソレノイド92の解磁を行ない、図示が省
略された13球の賞品球の払出しのためにランプおよび
効果音のセットとともに7球賞品球回数表示器57に表示
する。
【0128】ついで上述した7球賞品球の払出しと同じ
ように水平棒78の下降回動によって、流出規制部材83が
回動して賞品球貯溜室85,86内の13球の賞品球を賞品
球放出通路87に落下して、遊技者に払出す。
【0129】大役の間に入賞球が特別入賞口26に入った
とき、継続している案内羽根34,34の18回開閉動作が
終了すると、CPU97に格納されている大役用の各種デ
ータをクリアするため、周知のように大役用のデータ更
新処理を終了したのち、直ちに新たな次の18回開閉動
作が行なわれる。
【0130】この継続した案内羽根34,34の18回開閉
動作中、はじめの9回の間に特別入賞口26を含む入賞口
27,27に入った入賞球に対して7球の賞品球が払出さ
れ、10回目からは13球の賞品球が払出される。
【0131】しかしながら本具体例では特別入賞口26へ
の入賞によって、大役が新たに再開され、またパチンコ
球の発射周期は一般的に、1発当り0.6秒間(1分間
100発)程度であり、図2からもセンター役物10内に
飛入したパチンコ球の特別入賞口26への入賞確率は、お
よそ3分の1程度であることが推測される。
【0132】これにより案内羽根34,34の開閉動作が1
0回ないし18回に達する以前に、特別入賞口26に入賞
して現大役が新たに開始される可能性はきわめて大き
く、また開閉動作が10回ないし18回に達する以前
に、入賞口26,27に入賞することにより、大役が終了す
る可能性もある。
【0133】このことから遊技者にとって有利な1回当
り13球の賞品球を払出させるための入賞球数は、7球
の賞品球を払出させるための入賞球数と比較してきわめ
て少なく、すべての賞品球を13球で排出する場合と比
較して、単位時間当りに払出される賞品球数を、一回当
りの払出数が13球である場合と比較して、きわめて大
きく減少させることができ、貯溜タンク61に対する単位
時間当りの賞品球用パチンコ球の補給回数がきわめて大
きく減少される。
【0134】また遊技者にとっては、上述した特定の条
件が満足されれば、1回当りに払出される賞品球数が増
大するので、賞品球数の変動によって新たな遊技性を遊
技者に対して付与することができる。
【0135】第3の具体例として、上述した大役の間に
特別入賞口26に入賞球が入ることによって、再度、案内
羽根34,34が18回開閉動作を繰返す。しかしこの継続
回数は8回までであることは上述した通りである。
【0136】継続回数が4回までは7球の賞品球の払出
しであり、この4回まではその回数をCPU97によって
記憶しつつ、そして記憶すると同時に、上記駆動制御手
段89,91,92によって上記賞品球払出し手段から7球の賞
品球を払出させる。
【0137】継続回数が5回目以上になると、CPU97
の上記計数値はそのままにして7球賞品球の払出しを一
時中断し13球の賞品球を優先して払出しを続け、上述
したように案内羽根34,34が18回開閉動作を終了する
か、10カウントスイッチ55によって10球の入賞球が
入賞口26,27,27のいずれかを通過したことを検出する
か、継続球検出スイッチ54が特別入賞口26への8球の入
賞球の通過を検出するかのいずれかによって、いわゆる
大役が終了した後、上述したように記憶しておいた7球
の賞品球の払出しの回数分だけ、新ためて一括して、賞
品球を払出す例である。
【0138】この制御は図10に示すように「大役始動」
として、特別入賞口26への入賞球の検出を継続球検出ス
イッチ54によって行ない、役継続回数表示器36に継続回
数を表示する。
【0139】つぎに「大役モードセット」によって、案
内羽根34,34の18回開閉動作の繰返し動作を指示し
て、図10のAから図11のAに移る。
【0140】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまた10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34,34の18回開閉動作を繰り返して、図
11のBから図10のBに移り、表示ランプなどの点灯をし
た後「賞品球制御処理」を行なう。
【0141】図12および図13に示す「賞品球制御処理」
では、まず「大役」であって「継続回数≧5回か?」の
判定では継続回数が4回以下の場合、特別入賞口26が入
賞球の通過を検出するための継続球検出スイッチ54によ
ってCPU97の上記計数値に「1」を加算し「ソレノイ
ドONか?」以降の7球賞品球の払出処理を行なう。継
続回数が5回以上の場合は「ソレノイドOFFタイマー
クリア」によってソレノイドの解磁を行ない、図示省略
されている13球の賞品球の払出しのためにランプおよ
び効果音のセットとともに7球賞品球回数表示器57に表
示し、上述した賞品球払出手段の動作によって13球の
賞品球を遊技者に払出す。
【0142】そして大役が終了したとき、図12において
「大役か?」では大役ではないので「10カウントスイ
ッチによる制御カウンタアップ」および「通過スイッチ
による制御カウンタアップ」「始動球検出スイッチによ
る制御カウンタアップ」で入賞口26,27,27を通過した
入賞球を検出した10カウントスイッチ55によってCP
U97の上記計数値に「1」を加算した和を「制御カウン
タゼロか?」のところで「零」であるか否かを判定す
る。
【0143】ここでは上記計数値が「零」でないので、
CPU97にカウントされている7球賞品球の払出回数分
を「制御カウンタを−1する」のところで、計測しCP
U97の上記計数値が「零」になるまで、7球賞品球の払
出しを行なう。
【0144】当然ながら、他の入賞口27,27への入賞球
によってCPU97にカウントされた7球賞品球の払出し
も行なわれる。
【0145】なお上述した三具体例のほかに図3に示す
ように他の具体例として、天穴入賞口20に入る入賞球を
通過スイッチ53a,53aによって検出して、図12に示す
ように「通過スイッチによる制御カウンタアップ」とし
て賞品球制御処理に組み込むことによって7球または1
3球の賞品球の変換が行なわれる。
【0146】また上述した三具体例は本発明の一部を開
示しただけであって、図12に鎖線によって示した流れ図
の箇所を別な構成にすれば多くの異なった賞品球数の変
換を行なうことができる。
【0147】なお図11に示す流れ図には「大役終了」に
もかかわらず「10カウント数=0か?」の判定に対し
て10カウント数が零すなわち10カウントスイッチ55
が故障したり引き抜くような不正行為を防止するために
計数が不能になった場合の判断をする機能を備えてい
る。
【0148】さらに本実施例では案内羽根34,34を設け
て、センター役物10に形成した特別入賞口26に入賞球が
入ることによって「大役」としたが、図柄などの識別情
報を可変表示させる可変表示器をセンター役物10に取り
付けて、特別入賞口26に入賞球が入ったとき、可変表示
器の可変を停止させ、そのときの識別情報が「当り」の
とき「大役」と設定してもよい。
【0149】このとき使用する可変表示器は周知の装置
として、リーフ式表示器、ドラム式表示器およびLED
からなる表示器を一個または複数個備えるものである。
このようにすれば、さらに新たな遊技性を提供できる。
【0150】上述した各具体例に示した動作を実行する
際、第1始動入賞口13,13、第2始動入賞口14、また
は、ほかの入賞口に、周知の障害釘16を操作し、入賞球
が入り易くして、入賞確率を増大させる。
【0151】このように入賞確率を高くして7球の賞品
球の払出し回数を多くし、一方、入賞確率を低くして1
3球の賞品球の払出しを行なう。また7球の賞品球の払
出しを13球よりも優先して払出したり、逆に13球を
7球よりも優先して払出すことができる。
【0152】さらに7球の賞品球の払出しを記憶してお
き、大役終了後に一括して払出すことができる。このこ
とから遊技性が増大し、しかも遊技者と遊技機管理者と
の間には利益の偏りはない。
【0153】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、特
定検出手段による特定入賞口への入賞球の検出に基き、
駆動制御手段が、賞品球払出手段による特定入賞口およ
び一般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に対する賞
品球の払出しを、他方への入賞球に対する払出しよりも
優先させ、かつ、一方の賞品球の払出数と他方への入賞
に対する払出数とを互いに異ならせるため、入賞球検出
手段が一方への入賞球のみを、セーフ球寄せ部から集中
的に送出すことができ、かつ、賞品球払出手段が一方へ
の入賞球に対応する数の賞品球を入賞球数に応じて払出
す。
【0154】そのため入賞確率の上昇状態が比較的長時
間にわたって継続されても、一方の賞品球の払出数を減
少させることで、上記賞品球の補給回数の増大が可及的
に抑止され、セーフ球寄せ部内における入賞球の飽和状
態の発生を抑止することにより、滞留入賞球に起因する
遊技不能状態に基く遊技意欲の減退を抑止する。
【0155】また賞品球払出手段による特定入賞口およ
び一般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に対して優
先する賞品球の払出数が、他方への入賞球に対する賞品
球の払出数よりも少なく定められている駆動制御手段を
設けている構成では、単位時間当りに払出される賞品球
数を可及的に減少させることから、単位時間当りにおけ
る賞品球用パチンコ球の補給回数を可及的に減少させ、
セーフ球寄せ部内における入賞球の飽和状態の発生を抑
止することにより、滞留入賞球に起因する遊技不能状態
に基く遊技意欲の減退を抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の正面図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】図1に示す遊技盤の背面を示す正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の裏蓋を開いた状態を示す正
面図である。
【図5】図4の裏蓋に形成された賞品球払出手段を示し
た拡大縦断面図である。
【図6】図5に矢印Aで示す箇所の背面を示した縦断面
図である。
【図7】図6に矢印C−Cで示す略縦断面図である。
【図8】図7に示すパチンコ球を落下させた状態を示す
略縦断面図である。
【図9】本発明のパチンコ機を作動させるための回路構
成図である。
【図10】本発明のパチンコ機の入賞確率増大化手段とし
て、その動作の一部を示す流れ図である。
【図11】図10に続くパチンコ機の一部を示す流れ図であ
る。
【図12】賞品球制御手段の制御手順の一部を示す流れ図
である。
【図13】図12の他部を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 8,9,26,27 入賞口 10 センター役物 13 第1始動入賞口 14 第2始動入賞口 20 天穴入賞口 53a 通過検出スイッチ 54 継続球検出スイッチ 56 始動球検出スイッチ 64 賞品球ケース 66 流入規制部材 67 機構部 76 賞品球制御スイッチ 83 流出規制部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤表面にパチンコ球が
    入る複数の入賞口を配設するとともに前記遊技盤の背面
    には前記入賞口の各々に入賞した入賞球を回収するセー
    フ球寄せ部を設けたパチンコ機において、 遊技盤に設けられている一般入賞口と、 前記遊技盤に設けられ、前記一般入賞口とは異なる特定
    入賞口と、 該特定入賞口への入賞球を検出するための特定検出手段
    と、 前記一般入賞口および特定入賞口へのすべての入賞球を
    前記セーフ球寄せ部から1球づつ送り出すための入賞球
    検出手段と、 該入賞球検出手段によって送り出された入賞の各々に対
    して所定数の賞品球を払出すための賞品球払出手段と、 前記特定検出手段によって前記特定入賞口への入賞球が
    検出された場合、前記賞品球払出手段による前記特定入
    賞口および一般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に
    対する賞品球の払出しを、他方への入賞球に対する払出
    しよりも優先させ、かつ、一方の賞品球の払出数と他方
    への入賞に対する払出数とを互いに異ならせるための駆
    動制御手段と、 を設けていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 特定検出手段によって検出された入賞球
    数を計数し、該計数値を格納するための制御カウンタ
    と、 該制御カウンタに特定入賞口への入賞球の計数値が格納
    されている場合、前記賞品球払出手段による前記特定入
    賞口への入賞球に対する賞品球の払出しを、一般入賞口
    への入賞球に対する払出しよりも優先させるための駆動
    制御手段と、 を設けていることを特徴とする請求項1に記載のパチン
    コ機。
  3. 【請求項3】 賞品球払出手段による特定入賞口および
    一般入賞口のうちいずれか一方への入賞球に対し優先す
    る賞品球の払出数が、他方への入賞球に対する賞品球の
    払出数よりも少なく定められている駆動制御手段を設け
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 賞品球払出手段による賞品球の払出し
    を、通常時における特定入賞口への入賞球に対し、一般
    入賞口への入賞球に対する前記払出しよりも優先させ、
    予め定められた特定の条件が満足された場合、一般入賞
    口への入賞球に対する前記払出しを、特定入賞口への入
    賞球に対する前記払出しよりも優先させるための駆動制
    御手段を設けていることを特徴とする請求項1または請
    求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61169097A (ja) * 1985-01-22 1986-07-30 Sony Corp スピーカシステムのネットワークコイル装置
JPS62150704A (ja) * 1985-12-24 1987-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインフイルタ

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