JPH07299208A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07299208A
JPH07299208A JP4783895A JP4783895A JPH07299208A JP H07299208 A JPH07299208 A JP H07299208A JP 4783895 A JP4783895 A JP 4783895A JP 4783895 A JP4783895 A JP 4783895A JP H07299208 A JPH07299208 A JP H07299208A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技に変化をもたらせ、遊技意欲を
向上させる。 【構成】 一般入賞口8,9と特定入賞口26,27とを設
けるとともに、特定入賞口26,27にのみ入賞球の検出ス
イッチを設け、遊技中、所定条件が満足されたとき、一
般入賞口8,9および特定入賞口26,27のいずれか一方
または両方への入賞球に対する賞品球数を変更して1回
当りに払出すことで、賞品球の払出数を遊技の進行に応
じて変動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の遊技盤に
配された入賞口に入る入賞球に対して払出される賞品球
数を入賞口に応じて切り換えるパチンコ機の改良に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、パチンコ機の遊技盤に配された入賞
口に入賞球としてのパチンコ球が飛び込んだとき、すべ
ての入賞球は一旦、セーフ球寄せ部によって回収され、
各入賞球に対して所定数の賞品球が払出される。
【0003】その入賞球に対して払出される賞品球数
は、一定である機種と、入賞口毎に異ならせて払出す機
種とがあり、後者では各入賞口に入賞球を検出するスイ
ッチを設け、スイッチから発生される検出信号に基い
て、入賞口毎に対応する賞品球の払出数の種別を識別し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各入賞口毎に賞品球の
払出数を互いに異ならせてはいるものの、入賞口の各々
と、その入賞口への入賞に対して払出される賞品球数と
は1対1に対応し、同一入賞口からは同一の賞品球数が
払出されることに変わりなく、その払出数の違いで遊技
内容に変化をもたらせることは困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技盤に設けられている一般入賞口と、前
記遊技盤に設けられ、前記一般入賞口とは異なる特定入
賞口と、該特定入賞口への入賞球を検出するための特定
検出手段と、前記一般入賞口および特定入賞口への各入
賞球に対して所定数の賞品球を払出すための賞品球払出
手段と、予め定められた特定の条件が満足されたとき、
前記一般入賞口および特定入賞口の少なくともいずれか
一方または両方への入賞球に対する賞品球の払出数を変
更し、該変更した払出数の賞品球を前記賞品球払出手段
に対して払出させる駆動制御手段と、を設けている。
【0006】
【作用】本発明は上記構成により、通常時に賞品球払出
手段が一般入賞口および特定入賞口への入賞球に対して
一般入賞口および特定入賞口への各入賞球に対して所定
数の賞品球を払出す一方、特定の条件が満足された場
合、駆動制御手段が一般入賞口および特定入賞口の少な
くともいずれか一方への入賞球に対する賞品球の払出数
を変更し、変更した払出数の賞品球を賞品球払出手段に
対して払出させるため、一回当りの払出数を複数種類の
入賞口の間で互いに異ならせることができ、また同一入
賞口で異なる数の賞品球を一回当り払出すことができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。まずパチンコ機の概略構成についてを、以下に示
す第1の具体例を通して説明する。
【0008】まず図1において、1は本発明に係るパチ
ンコ機の遊技盤であり、この遊技盤1上には球発射装置
(図示省略)により発射されたパチンコ球を誘導する誘
導レール2が固着されている。
【0009】また遊技盤1の誘導レール2の外方部分は
パチンコ球が打込まれない非遊技部3とされ、遊技盤1
の誘導レール2に囲まれるその内方部分はパチンコ球が
打込まれる遊技部4とされている。
【0010】非遊技部3の両肩には表示ランプ5が配設
され、遊技部4表面にはその両側に表示ランプ6,6が
配設され、さらにその内方にはランプ付風車7,7と、
パチンコ球入賞の都度一定量の賞品球を払出すためのみ
の普通の入賞口8,8と、普通の入賞口としても機能
し、かつ、通称チューリップという役物が付加されたラ
ンプ付入賞口9,9と、可変入賞球装置としてのセンタ
ー役物10と、センター役物補助ユニット11と、いずれの
入賞口にも入賞しなかったパチンコ球を回収する外れ口
12とが配設されている。
【0011】補助ユニット11は第1始動入賞口13,13と
第2始動入賞口14とカバー15とを備え、始動入賞口13,
14は普通の入賞口としての機能のほか、センター役物10
に関連した特別の機能も有するものである。
【0012】カバー15はケース状をなして3つの始動入
賞口13,14全てにかぶさるように遊技部4上に固着され
ている。
【0013】このカバー15の上部には各始動入賞口13,
14にパチンコ球を導く球入口(図示省略)が開設され、
各球入口の上方には障害釘16が2本ずつ打設されてい
る。なお障害釘16は遊技部4上に多数存在するもので、
一部図示を省略している。
【0014】センター役物10は図2に示すようにそのボ
ディ17が前板部18とケース部19とから構成されており、
遊技部4の略中央に穿設された役物取付け孔(図示省
略)に表面側からケース部19が挿入され、かつ、前板部
18が遊技部4上にねじ止めされて該遊技部4上に固着さ
れている。
【0015】前板部18には天穴入賞口20が開設されてお
り、かつ、その下方には10カウント表示器21とデモ用
ランプ22,22とが横方向に並設されるとともにこれらに
その上方からかぶさるように飾り取付け板23が前側に突
設されている。
【0016】10カウント表示器21はLEDにより7セ
グメント構成で後述する10カウント値を数時で表示す
るものである。飾り取付け板23には図示しない飾り板が
接着剤などで取付けられるようになっている。
【0017】前板部18の両側部にはデモ用ランプ24,24
が設けられている。ケース部19の正面側は開口されてお
り、その開口部25の下部には特別入賞口26と他の入賞口
27,27とが横一列に並設されている。
【0018】これらの入賞口26,27,27は普通の入賞口
としての機能を有する他、センター役物10に関連する特
別の機能を有している。
【0019】開口部25の下部周縁には各入賞口26,27,
27を仕切る仕切り板部28,28を備える飾り取付け板29が
前側に突出するように立設されており、この飾り取付け
板29には図示しない飾り板が接着剤などで取付けられる
ようになっている。
【0020】飾り取付け板23の上板部30および側板部3
1,31は開口部25の上方において廂状に位置し、飾り取
付け板29の各端部32は開口部25の各側縁においてその真
中辺に位置している。
【0021】開口部25はこれらの飾り取付け板23,29に
より、その各側縁における飾り取付け板23の上板部30お
よび側板部31,31と飾り取付け板29の各端部32との間の
部分(以下、この部分を球入口部33という)を除いて囲
繞され、その囲まれている部分からのパチンコ球の侵入
が阻止されるようになっている。
【0022】各球入口部33の前方には、後述する第1状
態と第2状態を形成するために、一対の案内羽根34,34
が設けられており、各案内羽根34,34はそれぞれ各球入
口部33を開閉するものである。
【0023】すなわち案内羽根34,34は飾り取付け板29
の端部32の上方においてその中間部が軸支されている。
【0024】35はその支軸となる駆動するためにソレノ
イド(図9参照)に連結されたシャフトであって、この
シャフト35に固着され、これと一体になって図2中の矢
印A−A′方向に回動可能とされている。
【0025】案内羽根34,34は、そのA′方向の回動で
図2に示す開状態およびA方向の回動で起立状態になる
ようにされており、通常時は、この起立状態となるよう
にされている。
【0026】なお案内羽根34,34は、図2に示す開状態
を以下、第1状態といい、上述した起立状態を第2状態
ということにし、センター役物10は第1状態または第2
状態を選択するものである。
【0027】この第2状態において、案内羽根34,34
は、球入口部33沿いに延在して、一端が飾り取付け板23
の側板部31下端とパチンコ球1球も通過できない狭い間
隔を置いて該側板部31下端の近傍に位置し、かつ、他端
部が飾り取付け板29の端部32の内側に接触して位置し、
開口部25をパチンコ球に対して遮断し開口部25へのパチ
ンコ球の侵入を阻止する閉状態である。
【0028】また図2に示す第1状態では、案内羽根3
4,34の上記一端部が上記他端部よりも若干上になる傾
斜状をなし、一端部が開口部25の外側であってパチンコ
球の流れる領域へ張出し、かつ、他端部側が開口部25の
内側に張出すように延在している。
【0029】案内羽根34,34が第1状態であるとき、案
内羽根34,34の一端部および他端部が飾り取付け板23の
側板部31下端から、パチンコ球の1球はもちろんのこ
と、複数のパチンコ球が上下に並んでまとまって通過で
きる程度に離間される。
【0030】これにより上記一端部側からパチンコ球を
拾えば、これを上記他端部側へ流して開口部25内に案内
するとともに、拾わなかったパチンコ球であっても球入
口部33からの開口部25内への飛入を許容する開状態であ
る。
【0031】そのため案内羽根34,34が第1状態である
場合、パチンコ球は第2状態よりもセンター役物10に入
賞し易くなり、その入賞球に対しては賞球処理が施され
るので、第2状態と比較して遊技者にとっては有利な遊
技態様が形成される。
【0032】いいかえれば案内羽根34,34が第2状態で
ある場合、パチンコ球はセンター役物10内に入賞しない
ので、遊技者にとっては第1状態と比較して不利な遊技
態様が形成されることになる。
【0033】これによりセンター役物10は遊技の進行に
応じて、第1状態および第2状態のうち、いずれか一方
を選択することになる。
【0034】開口部25内の入賞口26,27,27の上方には
役継続回数表示器36が設けられており、この役継続回数
表示器36は8個のLED36-1〜36-8を横一列に備え、こ
れらのLED36-1〜36-8を役継続回数に応じて一つずつ
増加点灯させてゆくようになっているものである。
【0035】開口部25内の残りの部分には窓枠部37が設
けられており、この窓枠部37は開口部25の上縁、両球入
口部33,33および役継続回数表示器36の上縁からケース
部19の内方であって、かつ、奥方に引込むように形成さ
れ、その内周は窓部38とされている。窓枠部37の両側部
にはデモ用LED39が嵌着されている。
【0036】図1に戻り、遊技盤1の下部で、その左側
には後で詳しく述べる7個賞品球回数表示器57が取り付
けられ、右側には13個賞品球回数表示器58が取り付け
られ、さらにこの上部にはタイマ59が取り付けられてい
る。
【0037】図3は遊技盤1の背面を示しており、天穴
入賞口20からは分岐して両側にパチンコ球が落下してい
く通路53を形成しており、入賞口8,8よりも上位置、
すなわち上流側に配置された通過検出スイッチ53a,53
aを通って、入賞口8,8と共通の通路53を通り、セー
フ球寄せ部(図5参照)79に落下するようになってい
る。
【0038】このため通過検出スイッチ53a,53aは天
穴入賞口20への入賞球を検出するが、入賞口8,8への
入賞球は検出しない。
【0039】特別入賞口26は、後述するが案内羽根34,
34が第1状態のときに、通過したパチンコ球を検出でき
る特定球検出手段としての継続球検出スイッチ54を通っ
て、特別入賞口26の両面に位置している入賞口27,27か
らの通路と合流し、入賞口26,27,27を通過したパチン
コ球数を検出する10カウントスイッチ55を通って同じ
くセーフ球寄せ部(図5参照)79に落下するようになっ
ている。
【0040】第1始動入賞口13,13および第2始動入賞
口14のそれぞれには同様にして、パチンコ球の通過を検
出できるように始動球検出スイッチ56,56,56が取り付
けられ、セーフ球寄せ部(図5参照)79に落下するよう
になっている。
【0041】本実施例では複数の入賞口のうち、天穴入
賞口20、第1始動入賞口13,13および第2始動入賞口14
を特定入賞口と定め、各入賞口13,14,20への入賞球は通
過検出スイッチ53aおよび始動球検出スイッチ56によっ
て検出される。
【0042】本実施例では通過検出スイッチ53aおよび
始動球検出スイッチ56は、制御カウンタとしてのCPU
(図9参照)97に対し、入出力制御装置98を介して接続
されている。
【0043】このCPU97は各スイッチ53a,56から入
出力制御装置98を通して入力される各入賞口13,14,20
への入賞球の検出信号に基いて、特定入賞口への入賞球
数を順次計数することができる(後述〜図12参照)。
【0044】各スイッチ53a,56によって検出された入
賞球に対しては後述する賞品球払出手段および駆動制御
手段(図5ないし図8参照)によって7球の賞品球が払
出され、各スイッチ53a,56には検出されない、すなわ
ち普通の入賞口8,9、特別入賞口26および他の入賞口
27への入賞球に対して、上記賞品球払出手段により13
球の賞品球が払出される。
【0045】上述したような遊技盤1の構成により、パ
チンコ球が入賞口に入賞球として入り、遊技者へ所定数
の賞品球を払出すための上記賞品球払出手段の構造につ
いて説明する。
【0046】図4はパチンコ機の裏側を示しており、図
3が遊技盤1の直ぐ裏側を示しているのに対して、図4
はパチンコ機の本体の裏側と、本体にヒンジによって開
閉できるようになっている裏蓋60とを示している。
【0047】本体の上部にはパチンコ球が収納される貯
溜タンク61が位置し、この貯溜タンク61からは平行に二
条の払出樋62が形成され、裏蓋60が閉じられたとき、同
じく平行の誘導路63に連通するようになっている。
【0048】蛇行状の誘導路63から下の部分は、パチン
コ球が一時貯溜できるように賞品球ケース64になってお
り、図5に示すように誘導路63から賞品球ケース64の間
の箇所には切欠部65が形成され、この切欠部65にパチン
コ球の通過を規制する流入規制部材66が偏平状の機構部
67の回動動作によって進退動自在になっている。
【0049】機構部67には上述したほかにその回動によ
って上下動する上リンク棒68が軸支され、その上端部は
回動する回動部材69に軸支され、通常、誘導路63内に突
き出るように樋鍵70が回動自在に軸支され、誘導路63内
にパチンコ球がないとき、樋鍵70が図5中、反時計方向
に回動して回動部材69が時計方向に回動しないようにし
ている。
【0050】さらに上述した回動部材69の軸支箇所か
ら、図面上で右上部にはピン71が埋め込まれて、このピ
ン71が、回動ピン72を中心に回動する三角片73に形成さ
れた長孔74に嵌まり込んでいる。
【0051】三角片73には突起75が形成され、回動部材
69の回動で突起75が制御スイッチとしての賞球制御スイ
ッチ76を開閉する。この賞球制御スイッチ76の開閉は水
平棒78の回動動作によって制御される(後述)。
【0052】機構部67にはさらに上リンク棒68とは反対
方向に向け、機構部67の回動によって上下動する下リン
ク棒77が軸支されており、下リンク棒77の下端部は回動
自在に軸支された水平棒78の一端部と軸支され、水平棒
78の他端部はセーフ球寄せ部79から下方に形成された落
下通路80に臨んでいる。
【0053】セーフ球寄せ部79からの出口にはパチンコ
球の1球分の自重によって回動する流下制御手段として
のレバー81が軸支され、その回動によって上述した水平
棒78を固定位置にしたり、固定状態を解除したりする鍵
機構82が落下通路80に沿って各所に軸支されている。
【0054】レバー81はセーフ球寄せ部79に集合したパ
チンコ球を1球づつ下流側の水平棒78および落下通路80
に流下させるものである(後述)。
【0055】流入規制部材66の下部には上端部が軸支さ
れ上述した機構部67によって作動する流出規制部材83が
位置して、賞品球ケース64内のパチンコ球を一時貯溜で
きるようになっている。
【0056】流出規制部材83は図5の矢印Aによって示
す箇所を裏から見た状態である図6に示すようにその先
端部に二箇所の段差部84a,84bが形成され、この縦断
面を図7に示すように賞品球ケース64のうち、賞品球貯
溜室85内のパチンコ球は段差部84aによって支えられて
いる。
【0057】賞品球貯溜室86のパチンコ球は賞品球貯溜
室85のものよりも一球分だけ下を段差部84bによって支
えて、下方に延びる賞品球放出通路87に落下しないよう
になっている。
【0058】一方の賞品球貯溜室86には図7に示すよう
に停止窓88が開いており、この停止窓88の内部に対し
て、軸支されたストップ部材89の爪部90が進退自在する
ようになっている。
【0059】この進退動は図8に示すように摺動部材91
がソレノイド92の励磁によって押し上げられたとき、摺
動部材91の先端がストップ部材89の下端傾斜部93に摺接
して爪部90が停止窓88に入り込み、そしてソレノイド92
の解磁によって爪部90は停止窓88から離れる。
【0060】なおストップ部材89は、摺動部材91および
ソレノイド92とともに上記駆動制御手段を構成する。
【0061】このようにして上述した流出規制部材83と
連動することにより、たとえば図7および図8に示すよ
うに上述した図5に示す機構部67を動作させて流出規制
部材83の各段差部84a,84bを各賞品球貯溜室85,86内
のパチンコ球の一番下に当てることによってパチンコ球
を貯溜する。
【0062】このときストップ部材89の爪部90は停止窓
88から離れている。そして図7に示すように賞品球とし
てのパチンコ球のうち、7球を賞品球放出通路87に落下
させるときはソレノイド92を励磁させて、ストップ部材
89の爪部90を停止窓88内に挿入し、賞品球貯溜室86内の
一番下にあるパチンコ球と、その直上に位置するパチン
コ球との間に入れる。
【0063】つぎに図5に示すようにセーフ球寄せ部79
から入賞球としてのパチンコ球が落下してレバー81を図
5中、時計方向に回動せしめたのちに水平棒78に当り、
その1球分の自重によって水平棒78は矢印Bの方向に回
動する。
【0064】この回動動作は下リンク棒77によって機構
部67を回動させ、流入規制部材66を切欠部65に挿入し
て、それより上流側のパチンコ球を停止させる一方、流
出規制部材83を回動させ、賞品球貯溜室86の1球のパチ
ンコ球と、賞品球貯溜室85の6球のパチンコ球とが賞品
球放出通路87に落下する。
【0065】このとき水平棒78が所定の角度に下降回動
すると三角片73は回動部材69によって図5中、反時計方
向に回動するので、その突起75は賞球制御スイッチ76へ
の押圧を解除することになる。
【0066】したがって賞球制御スイッチ76に対して、
入賞球が落下してこないときには三角片73の突起75が押
圧することになる。これにより賞球制御スイッチ76はレ
バー81によって流下された入賞球を水平棒78を介して1
球づつ検出できる。
【0067】13球のパチンコ球を落下させるときはス
トップ部材89の爪部90を停止窓88から離して、流出規制
部材83を回動させれば図8に示す13球の全てのパチン
コ球が上記賞品球払出手段によって落下するようになっ
ている。
【0068】本実施例では賞球制御スイッチ76を下リン
ク棒77を初めとする各機構68〜75の各々を介した水平棒
78の回動操作によって開閉する場合を説明したが、これ
に限定されるものではなく、セ−フ球寄せ部79から落下
通路80に流下した入賞球を賞球制御スイッチ76によって
直接検出するようにしてもよい。
【0069】この場合、賞球制御スイッチ76をたとえば
始動球検出スイッチ56と同様に構成するとともに(たと
えば近接センサなど)レバー81の直下位置に賞球制御ス
イッチ76を設ければよい。このような構成では賞球制御
スイッチ76を開閉するための機構についてが省略可能に
なる。
【0070】つぎに上記構成のパチンコ機を動作させる
ための回路構成を述べる。この構成は、本出願人がすで
に提出済の実願昭61−40467号の明細書に添付さ
れている図12の回路構成図に類似している。
【0071】この回路構成の中で表示モード切換回路13
5 と、LED表示色選択回路137 と、タッチ回路140 お
よび停止指令スイッチ10とを除いて、図9に示すように
通過スイッチ回路53bおよび通過スイッチ53aと、賞球
制御スイッチ76と、賞球制御スイッチ回路94と、ソレノ
イド92と、賞品球ソレノイド駆動回路95とを加えた内容
である。
【0072】したがってこの回路構成の説明は本発明に
関わる箇所の説明だけに留める。このうち、賞球制御ス
イッチ76が閉成されると、この信号は賞球制御スイッチ
回路94によって信号波形を整えて、図9の入出力制御装
置98に伝送される。
【0073】そして賞球制御スイッチ76の閉成に応じ
て、賞品球ソレノイド駆動回路95から図7および図8に
示すようにソレノイド92を駆動するようになっている。
通過スイッチ回路53bは通過スイッチ53aの閉成に伴い
信号波形を整えて伝送するようになっている。
【0074】上記構成によってなるパチンコ機は図1に
示すように遊技盤1上に遊技者がパチンコ球を打ち放つ
ことによって、そのパチンコ球が天穴入賞口20、入賞口
8,8、ランプ付入賞口9,9、第1始動入賞口13、第
2始動入賞口14、特別入賞口26および入賞口27のいずれ
かに入ることによって、上述した賞品球払出手段が賞品
球としての所定数のパチンコ球を遊技者に払出すように
なっている。
【0075】このパチンコ機の入賞動作のうち本発明に
おける動作を一例として入賞確率増大化手段としてCP
U97によって実行される制御手順(図10および図11)
と、賞品球制御手段としてCPU97によって実行される
制御手順(図12および図13参照)とをもとにして説明す
る。
【0076】なお図10〜図13は、図9に示す入出力制御
装置98に接続されている各回路の制御手順の一部を示し
ており、この手順はPROM99に格納され、またCPU
97は、上記報知タイマを含む複数種のタイマ(いずれも
図示省略)をハードウエアまたはソフトウエアによって
備えている。
【0077】まず図10に示すように電源が「オン」にさ
れることによって、RAM、バフアなどのクリアおよび
各スイッチがチェックすなわち初期設定され、第1始動
入賞口13,13および第2始動入賞口14のいずれにもパチ
ンコ球が入らない場合、案内羽根34,34、表示ランプ
5,6等は駆動されない。
【0078】そして上述した入賞口のうちのいずれかに
入賞球としてパチンコ球が入ると、その処理を始める。
図10〜図13に示す流れ図の始めから終わりまでは所定の
処理時間が設定されている。
【0079】したがって何も発生しないときは図10に示
す「リセットスタート」から開始して図10の「出力ポー
トセット」までは所定の処理時間よりも早く到達するの
で、その残りの時間は「割り込み待ち」によって処理時
間に到るまで時間消費にあてられる。
【0080】また入賞口にパチンコ球が入ったことによ
って、処理が行なわれ、この処理が所定の処理時間以内
の時も、同じく「割り込み待ち」によって残りの時間は
所定の処理時間になるまで時間消費することになる。
【0081】第1の具体例として、第1始動入賞口13,
13のいずれかにパチンコ球が入ったとき、それに対応す
る始動球検出スイッチ56,56によって入賞球の通過が検
出された後、図9に示すようにソレノイド96が励磁され
て案内羽根34,34が0.5秒間開放する。
【0082】これを小役という。また第2始動入賞口14
にパチンコ球が入ったとき、同じようにして、案内羽根
34,34が0.75秒間の開放を2回行なう。この小役と
中役とのいずれかの間において、入賞口27,27,26のい
ずれかにパチンコ球が入ることによって、この入賞球毎
に7球の賞品球を払出すことである。
【0083】ただし特別入賞口26への入賞については特
別な意味を持つので、後で詳しく述べることにする。ま
た第1始動入賞口13,13または第2始動入賞口14のいず
れかに入った入賞球自体にも7球の賞品球を払出すこと
を例にとる。
【0084】この制御はまず図10に示すように「小、中
役始動」であるから、「小、中役モードセット」によっ
て、案内羽根34,34の開放を上述した小役または中役の
いずれかの時間に設定し、そして図10のAから図11のA
に移る。
【0085】そして「役動作処理」によって、案内羽根
34,34を上述した小役または中役のいずれかの時間だけ
開放して、図11のBから図10のBに移り、表示ランプ
5,6などの点灯をした後、図12および図13に示す「賞
品球制御処理」を行なう。
【0086】この「賞品球制御処理」は図12および図13
に詳しく示すように、初めに始動球検出スイッチ56,5
6,56のいずれかによって特定入賞口への入賞球の通過
が検出されたので、7球の賞品球の払出しであるから、
CPU97はその入賞球数として「1」を加算する。
【0087】そして案内羽根34,34が開いて、センター
役物10内に飛入したパチンコ球が、入賞口26,27,27に
入賞すれば、10カウントスイッチ55は、その通過を検
出するので、さらに7球の賞品球の払出しであるから、
CPU97が、その入賞球数「1」を加算する。
【0088】図12に示すように「ソレノイドONか?」
によってソレノイド92の出力が作動中か否かを判定し
て、それが解磁のとき、CPU97は特定入賞口への入賞
球数を判定する。
【0089】そして7球の賞品球の払出しの場合、CP
U97によって計数された入賞球数は「零」ではないの
で、7球の賞品球の払出しを行なうために図13に示す
「制御スイッチONか?」で賞球制御スイッチ76の作動
のチェックを行なう。
【0090】ここでいえることは、CPU97によって計
数された入賞球数が「零」にならない限り7球の賞品球
の払出しが、後述する賞品球払出手段による13球の賞
品球の払出しよりも優先して行なわれるのである。
【0091】この後「制御スイッチONか?」の判定で
「オン」ではない場合、セーフ球寄せ部79から水平棒78
の端部に入賞球が落下して水平棒78が、賞球制御スイッ
チ76が閉成する角度になるまで下降回動していないこと
である。
【0092】賞球制御スイッチ76が「オン」のとき、上
記報知タイマがスタートされると同時に7球の賞品球の
払出しを行なう動作に入るので「制御カウンタを−1す
る」のところで、上述したようにCPU97によって加算
された入賞球数から「1」を引く。
【0093】そして同じく7球賞品球回数表示器57のセ
ットと「ランプ表示および効果音セット」とを繰り返し
た後「ソレノイドONセット」によってソレノイド92の
励磁を行なう。
【0094】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76がまだ「ON」のままであるか判定
する。すなわち7球の賞品球の払出しをするために、上
述したようにセーフ球寄せ部79から入賞球が落下して水
平棒78の端部を下降回動させ、所定角度になったところ
で、三角片73の突起75が賞球制御スイッチ76から離れ
て、開成状態「制御スイッチON」となるからである。
【0095】なお賞球制御スイッチ76は常閉接続されて
おり、「制御スイッチ1秒間以上ONか?」では通常、
7球の賞品球の払出しは、賞品球払出手段の構造上、1
秒間以内で終了することができるので、図10に示す「動
作音セット」に移り「出力ポートセット」によって全て
の表示灯、効果音などの出力が設定される。
【0096】「制御スイッチ1秒間以上ONか?」のと
ころで「1秒間以上」のとき、異常な状態であるから、
さらにソレノイド92が引き続き5秒間励磁されているか
判定される。
【0097】これはソレノイド92の故障防止と同時に、
賞品球払出手段によって行なわれる賞品球の払出しに問
題があったことを検知するもので「ソレノイド5秒間セ
ット済みか?」によって「セット済み」でなければ、5
秒間のタイマをセットした後「異常音セット」を行な
う。
【0098】「セット済み」であれば、5秒間を経過し
たか否かを判定し、5秒間経過していなければ、時間の
測定を行ない、5秒間経過後、ソレノイド92が焼き切れ
る可能性があるためにソレノイド92を強制的に解磁す
る。
【0099】つぎに所定の処理時間内において「ソレノ
イドONか?」のところで、ソレノイド92を出力判定
し、励磁しているとき、7球賞品球の払出しの作動励磁
状態になったことであるから、図7に示すようにストッ
プ部材89の爪部90が賞品球貯溜室86の停止窓88内にはい
り込んだ状態である。
【0100】そして7球の賞品球の払出しを表示するた
めに7球賞品球回数表示器57に回数を表示するためのセ
ットと、所定の7球賞品球用の表示ランプ点灯のセット
と、効果音のセットと、をした後「ソレノイドONセッ
ト」によってソレノイド92の励磁を行なう。
【0101】このとき「制御スイッチOFFか?」では
賞球制御スイッチ76は、水平棒78が所定角度以上に下降
回動しているので、すでに「オン」であるから、「制御
スイッチ1秒間以上ONか?」のところで、1秒間以内
の正常な状態として図10の「動作音セット」に移り「出
力ポートセット」によって表示灯、効果音など、そして
7球賞品球回数表示器57の表示が指示される。
【0102】水平棒78はさらに下降回動し、流出規制部
材83が回動して賞品球貯溜室86内のパチンコ球を6球残
して、その1球と、賞品球貯溜室85内の6とともに7球
の賞品球が賞品球放出通路87に落下して、それを遊技者
に払出す。
【0103】払出し後は水平棒78は元の位置まで上昇回
動するため賞球制御スイッチ76は元の通り閉成状態にな
る。
【0104】「制御スイッチOFFか?」の判断でOF
Fの状態であればランプおよび効果音をリセットして
「ソレノイドOFFタイマークリア」する。
【0105】つぎに本発明の一実施例を第2の具体例と
して、以下に説明する。なお本具体例は、第1の具体例
と同一な部材には同符号を付し、その説明は省略するこ
とにする。
【0106】上述した小役、中役の間に入賞球が特別入
賞口26に入ったとき、大役となって、案内羽根34,34が
0.75秒間毎に18回の開閉動作をする。
【0107】この間の合計時間はタイマ59に記録される
が、この18回の開閉動作の間に10カウントスイッチ
55で10球の入賞球が検出されたとき、案内羽根34,34
の開閉回数が18回以内であっても、大役はCPU97に
よって終了される。
【0108】なお大役の間に、入賞球が特別入賞口26に
入り、再び大役が出たとき、上述したような案内羽根3
4,34の開閉動作が繰返えされるが、これは継続球検出
スイッチ54によって検出され、この継続回数は8回まで
である。
【0109】上述したような大役の間で、案内羽根34,
34の開閉回数が9回までは7球の賞品球を払出し、10
回以上になると13球の賞品球を払出す例で、CPU97
は案内羽根34,34の開閉回数を計数する。
【0110】また、この制御は図10に示すように「大役
始動」として、継続球検出スイッチ54によって入賞球を
検出し、役継続回数表示器36に継続回数を表示する。つ
ぎに「大役モードセット」によって、案内羽根34,34の
18回開閉動作を指示して図10のAから図11のAに移
る。
【0111】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまだ10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34,34の18回開閉動作を開始し、図11の
Bから図10のBに移り、表示ランプ5,6などの点灯を
した後、図12および図13に示す「賞品球制御処理」を行
なう。
【0112】図12および図13に示す「賞品球制御処理」
では「案内羽根開閉回数≧10回」で案内羽根34,34の
開閉回数が、まだ9回以下として、7球の賞品球を払出
すために、10カウントスイッチ55によって入賞球の通
過を検出し、それをCPU97のカウント値に「1」を加
算して、上述した第1の具体例に記述したと同様に7球
の賞品球を払出す。
【0113】本具体例では、第2状態を選択しているセ
ンター役物10が、第1状態の選択に移行すること、すな
わち通常の遊技態様から、大役に移行することを特定の
条件として定め、さらに10カウントスイッチ55を特定
検出手段として、特定入賞口としての入賞口26,27,27
への入賞球の検出に使用する。
【0114】そして遊技の進行中、この特定の条件が満
足されて大役になると、第2状態を選択しているセンタ
ー役物10が第1状態を選択するため、案内羽根34,34の
開閉動作が続けられ、センター役物10内に飛入し易くな
る。
【0115】センター役物10内に飛入したパチンコ球
は、すべて入賞口26,27,27に入賞するようになり、そ
の入賞球は10カウントスイッチ55によって検出される
一方、その検出信号に基いてCPU97が入賞口26,27へ
の入賞球数を計数する。
【0116】つづいて上記駆動制御手段89,91,92は、第
1の具体例同様、CPU97による上記計数値に基き、1
0カウントスイッチ55によって検出された入賞球数に相
当する回数だけ、上記賞品球払出手段に対して7球の賞
品球を払出させる。
【0117】他方、センター役物10内に飛入せず、入賞
口26,27,27とは異なる一般入賞口8,9に入賞したパ
チンコ球に対しては、上記駆動制御手段89,91,92が上記
賞品球払出手段に対して何ら関与せず、上記賞品球払出
手段は各入賞球に対して13球の賞品球を払出す。
【0118】なお本具体例では上述したように特定の条
件が満足されると、7球の賞品球が払出されるわけであ
るが、この7球の賞品球の払出は、第2状態から第1状
態に移行した時点から、案内羽根34,34の第1回目の開
閉動作から第9回目の開閉動作まで継続される。
【0119】そして大役中、案内羽根34,34の開閉動作
が10回目から18回までの間に入賞口26,27,27のい
ずれかに入賞球があると、図12に示すように「大役」、
かつ、「案内羽根開閉回数≧10回」では案内羽根34,
34の開閉の数が10回以上であるから、案内羽根34,34
の開閉動作の第10回目以降、上記駆動制御手段89,91,
92は上記賞品球払出手段に対して何ら関与せず、上記賞
品球払出手段は各入賞球に対して13球の賞品球を一回
当り払出す。
【0120】これにより遊技者は、一回当りの払出数が
7球よりも多い13球の賞品球を獲得することで、有利
な状況を形成するため、案内羽根34,34を10回以上開
閉動作させるように、パチンコ球の打球力を調節するこ
とになる。
【0121】すなわち案内羽根34,34の第1回目の開閉
動作から、第9回目に達する以前に、パチンコ球が10
球を越えてセンター役物10内に飛入したり、特別入賞口
26に入ると、上述したように現大役は一旦終了して新た
な大役が開始され、1回当りの払出数を7球よりも多い
13球で賞品球を得ることができない。
【0122】そこで遊技者は、案内羽根34,34の第10
回目以降の開閉動作から、センター役物10内に集中的に
飛入させるように打球力を調節することで、より多数の
賞品球の獲得を所望する反面、現大役を終了させないよ
うに特別入賞口26への入賞を避け、かつ、センター役物
10内に10球を越えて飛入させないように、打球するよ
うになる。
【0123】いいかえれば第1状態を選択しているセン
ター役物10が、遊技者の意志に反して、上述した10球
の飛入または18回開閉が終了するよりも早期に、第2
状態の選択に移行することを抑止して、センター役物10
内への飛入球数を可及的に10球に近接させることで、
賞品球数の増大化を図るのである。
【0124】これにより本発明では、上記特定の条件を
満足させた場合に1回当りの賞品球の払出数を変動させ
ることによって、遊技の態様を変化をさせ、遊技変化を
遊技者に付与することができるのである。
【0125】つづいて「ソレノイドONか?」によって
ソレノイド92を出力判定し、解磁状態になっておればC
PU97の上記カウント値が「零」でなくとも、新たな7
球賞品球の払出しはとりあえず中断して13球の賞品球
の払出しを優先して行なうため「ソレノイドOFFタイ
マークリア」によってソレノイド92の解磁を行ない、図
示が省略された13球の賞品球の払出しのためにランプ
および効果音のセットとともに7球賞品球回数表示器57
に表示する。
【0126】ついで上述した7球賞品球の払出しと同じ
ように水平棒78の下降回動によって、流出規制部材83が
回動して賞品球貯溜室85,86内の13球の賞品球を賞品
球放出通路87に落下して、遊技者に払出す。
【0127】大役の間に入賞球が特別入賞口26に入った
とき、継続している案内羽根34,34の18回開閉動作が
終了すると、直ちに新たな次の大役として、18回開閉
動作が行なわれる。
【0128】この継続した案内羽根34,34の18回開閉
動作中、はじめの9回の間に特別入賞口26を含む入賞口
27,27に入った入賞球に対して7球の賞品球が払出さ
れ、10回目からは13球の賞品球が払出される。
【0129】当然ながら他の入賞口27,27への入賞球に
よってCPU97にカウントアップされた7球賞品球の払
出しも行なわれる。
【0130】さらに本発明の第2の実施例として、第3
の具体例を以下に説明する。上述したように、大役中、
特別入賞口26にパチンコ球が入ることによって、再度、
案内羽根34,34が18回開閉動作を繰返すし、この継続
回数は8回までである。
【0131】そこで本具体例は、大役の継続回数をCP
U97によって計数させ、その回数が4回までは7球の賞
品球の払出しであり、この4回まではその回数をCPU
97で記憶しつつ、上記駆動制御手段89,91,92は上記賞品
球払出手段に対して7球の賞品球を一回当り払出させ
る。
【0132】さらに継続回数が5回目以上になると、C
PU97の上記カウント値はそのままにして7球賞品球の
払出しを一時中断し、13球の賞品球を優先して払出し
を続け、上述したように案内羽根34,34が18回開閉動
作を終了するか、10カウントスイッチ55によって10
球のパチンコ球が入賞口26,27,27のいずれかを通過し
たことを検出するか、継続球検出スイッチ54が特別入賞
口26への8球の入賞球の通過を検出するかのいずれかに
より、大役終了後、CPU97に記憶していた7球の賞品
球の払出しの回数(計数値)分だけ、改めて一括に賞品
球を払出す。
【0133】この制御は図10に示すように「大役始動」
として、特別入賞口26への入賞球の検出を継続球検出ス
イッチ54によって行ない、役継続回数表示器36に継続回
数を表示する。
【0134】つぎに「大役モードセット」によって、案
内羽根34,34の18回開閉動作の繰返し動作を指示し
て、図10のAから図11のAに移る。
【0135】10カウントスイッチ55によって検出した
入賞球数はまた10球以下として「大役出力処理」によ
って案内羽根34,34の18回開閉動作を繰り返して、図
11のBから図10のBに移り、表示ランプなどの点灯をし
た後「賞品球制御処理」を行なう。
【0136】図12および図13に示す「賞品球制御処理」
では、まず「大役」であって「継続回数≧5回か?」の
判定では継続回数が4回以下の場合、特別入賞口26が入
賞球の通過を検出するための継続球検出スイッチ54によ
って、CPU97の上記カウント値に「1」を加算し「ソ
レノイドONか?」以降の7球賞品球の払出処理を行な
う。
【0137】継続回数が5回以上の場合は「ソレノイド
OFFタイマークリア」によってソレノイドの解磁を行
なうので、入賞口26,27,27のいずれかに入賞球がある
と、上記駆動制御手段89,91,92は上記賞品球払出手段に
対して何ら関与せず、上記賞品球払出手段は各入賞球に
対して13球の賞品球を一回当り払出し、また図示省略
されている13球の賞品球の払出しのためにランプおよ
び効果音のセットとともに7球賞品球回数表示器57が表
示動作される。
【0138】これにより遊技者は、一回当りの払出数が
7球よりも多い13球の賞品球を獲得することで、有利
な状況を形成するため、大役を5回以上継続させるよう
に、パチンコ球の打球力を調節することになる。
【0139】すなわち大役の第1回目ないし第4回目の
更新までは、案内羽根34,34の18回開閉が終了するま
でに、センター役物10内になるべく多くのパチンコ球を
飛入させ、かつ、丁度10球目に飛入したパチンコ球が
特別入賞口26に入賞するように打球力を調節して狙打ち
するのである。
【0140】このように打球することにより、1回当り
の大役中に可及的多数の賞品球を獲得すると同時に、セ
ンター役物10への10球を越えるパチンコ球の飛入に起
因して、現大役を終了させないようにする。
【0141】いいかえれば第1状態を選択しているセン
ター役物10が、遊技者の意志に反して、上述した10球
の飛入または18回開閉が終了するよりも早期に、第2
状態の選択に移行することを抑止して、センター役物10
内への飛入球数を可及的に10球に近接させることで、
賞品球数の増大化を図るのである。
【0142】そこで遊技者はセンター役物10内への狙打
ちによって、より多数の賞品球の獲得を所望する反面、
現大役を終了させないように特別入賞口26への入賞を避
け、かつ、センター役物10内に10球を越えて飛入させ
ないように、打球するようになる。
【0143】これにより本発明では、上記特定の条件を
満足させた場合に1回当りの賞品球の払出数を変動させ
ることによって、遊技の態様を変化をさせ、遊技変化を
遊技者に付与することができる。
【0144】そして大役が終了したとき、図12において
「大役か?」では大役ではないので「10カウントスイ
ッチによる制御カウンタアップ」および「通過スイッチ
による制御カウンタアップ」「始動球検出スイッチによ
る制御カウンタアップ」で入賞口26,27,27を通過した
入賞球を検出した10カウントスイッチ55によってCP
U97の上記カウント値に「1」を加算した和を「制御カ
ウンタゼロか?」のところで「零」であるか否かを判定
する。
【0145】ここでは上記カウント値が「零」でないの
で、CPU97にカウントされている7球賞品球の払出回
数分を「制御カウンタを−1する」のところで、計測し
CPU97の上記カウント値が「零」になるまで、7球賞
品球の払出しを行なう。
【0146】当然ながら、他の入賞口27,27への入賞球
によってCPU97にカウントされた7球賞品球の払出し
も行なわれる。
【0147】なお上述した三具体例のほかに図3に示す
ように他の具体例として、天穴入賞口20に入る入賞球を
通過スイッチ53a,53aによって検出して、図12に示す
ように「通過スイッチによる制御カウンタアップ」とし
て賞品球制御処理に組み込むことにより、 1回当りの賞
品球の払出数を7球または13球で変換する。
【0148】また本発明は上述した具体例に限定される
ものではなく、図12に鎖線によって示した流れ図の箇所
を別な構成にすれば多くの異なった賞品球数の変換を行
なうことができる。
【0149】なお図11に示す流れ図には「大役終了」に
もかかわらず「10カウント数=0か?」の判定に対し
て10カウント数が零すなわち10カウントスイッチ55
が故障したり引き抜くような不正行為を防止するために
計数が不能になった場合の判断をする機能を備えてい
る。
【0150】さらに本具体例では案内羽根34,34を設け
て、センター役物10に形成した特別入賞口26にパチンコ
球が入ることによって「大役」としたが、図柄などの識
別情報を可変表示させる可変表示器をセンター役物10に
取り付けて、特別入賞口26にパチンコ球が入ったとき、
可変表示器の可変を停止させ、そのときの識別情報が
「当り」のとき「大役」と設定してもよい。
【0151】このとき使用する可変表示器は周知の装置
として、リーフ式表示器、ドラム式表示器およびLED
からなる表示器を一個または複数個備えるものである。
このようにすれば、さらに新たな遊技性を提供できる。
【0152】上述した各具体例に示した動作を実行する
際、第1始動入賞口13,13、第2始動入賞口14、また
は、ほかの入賞口に、周知の障害釘16を操作し、パチン
コ球が入り易くして、入賞確率を増大させる。
【0153】このように入賞確率を高くして7球の賞品
球の払出し回数を多くし、一方、入賞確率を低くして、
1回当り13球の賞品球の払出しを行なう。
【0154】また1回当り7球の賞品球の払出しを、1
回当り13球の払出しよりも優先して払出したり、逆に
13球の払出しを7球の払出しよりも優先して払出すこ
とができる。
【0155】さらに7球の賞品球の払出しを記憶してお
き、大役終了後に一括して払出すことができる。このこ
とから遊技性が増大し、しかも遊技者と遊技機管理者と
の間には利益の偏りはない。
【0156】
【発明の効果】以上述べたことから本発明は、遊技の進
行に伴って所定条件が満足された場合、特定入賞口およ
び一般入賞口のいずれか、または、両方への入賞球に対
する賞品球の払出数を変更することから、複数種類の異
なる入賞口の間で、一回当りの賞品球の払出数を異なら
せることができ、また同一入賞口で、一回当りの賞品球
の払出数を異ならせることができることから、その賞品
球の変更によって遊技に変化をもたらせることで、遊技
意欲の減退が抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の正面図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】図1に示す遊技盤の背面を示す正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の裏蓋を開いた状態を示す正
面図である。
【図5】図4の裏蓋に形成された賞品球払出手段を示し
た拡大縦断面図である。
【図6】図5に矢印Aで示す箇所の背面を示した縦断面
図である。
【図7】図6に矢印C−Cで示す略縦断面図である。
【図8】図7に示すパチンコ球を落下させた状態を示す
略縦断面図である。
【図9】本発明のパチンコ機を作動させるための回路構
成図である。
【図10】本発明のパチンコ機の入賞確率増大化手段とし
て、その動作の一部を示す流図である。
【図11】図10に続くパチンコ機の一部を示す流れ図であ
る。
【図12】賞品球制御手段の制御手順の一部を示す流れ図
である。
【図13】図12の他部を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 8,9,26,27 入賞口 10 センター役物 13 第1始動入賞口 14 第2始動入賞口 20 天穴入賞口 53a 通過検出スイッチ 54 継続球検出スイッチ 56 始動球検出スイッチ 64 賞品球ケース 66 流入規制部材 67 機構部 76 賞品球制御スイッチ 83 流出規制部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられている一般入賞口と、 前記遊技盤に設けられ、前記一般入賞口とは異なる特定
    入賞口と、 該特定入賞口への入賞球を検出するための特定検出手段
    と、 前記一般入賞口および特定入賞口への各入賞球に対して
    所定数の賞品球を払出すための賞品球払出手段と、 予め定められた特定の条件が満足されたとき、前記一般
    入賞口および特定入賞口の少なくともいずれか一方また
    は両方への入賞への入賞球に対する賞品球の払出数を変
    更し、該変更した払出数の賞品球を前記賞品球払出手段
    に対して払出させる駆動制御手段と、 を設けていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 遊技者にとって有利な遊技態様を所定時
    間だけ形成する第1状態と、該第1状態よりも不利な遊
    技態様を形成する第2状態とのいずれかを選択するため
    の可変入賞球装置を遊技盤に設け、 該可変入賞球装置によって選択されている前記第1状態
    および第2状態の一方から他方への移行を特定の条件と
    して、動作される駆動制御手段を設けていることを特徴
    とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 通常入賞口と、該通常入賞口とは異な
    り、可変入賞球装置による第1状態および第2状態の一
    方から他方に移行させるとともに、前記第1状態を所定
    回数だけ継続させるための継続入賞口とを備えている可
    変入賞球装置を設け、 前記継続入賞口への入賞に基く前記第1状態の回数が所
    定数に達することを特定の条件として動作される駆動制
    御手段を設けていることを特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 可変入賞球装置による第1状態の選択が
    所定時間を越えて継続されることを特定の条件として動
    作される駆動制御手段を設けていることを特徴とするパ
    チンコ機。
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