JPH0671027A - 遊技機の球排出制御装置 - Google Patents

遊技機の球排出制御装置

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JPH0671027A
JPH0671027A JP25409592A JP25409592A JPH0671027A JP H0671027 A JPH0671027 A JP H0671027A JP 25409592 A JP25409592 A JP 25409592A JP 25409592 A JP25409592 A JP 25409592A JP H0671027 A JPH0671027 A JP H0671027A
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吉平 新山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入賞口への入賞が一時に且つ連続的に多数発
生した場合であっても、遊技機の入賞球処理部内での入
賞球のオーバーフローを回避する。 【構成】 遊技盤3には、第1の獲得数の賞品球が排出
される第1入賞口6,8とこれより多い第2の獲得数の
賞品球が排出される第2入賞口52が設けられ、各々の
入賞球を検出する第1入賞検出手段1001、第2入賞
検出手段1002が設置されている。遊技盤には第3の
入賞口7,9,13も設けられ、上記全ての入賞口に入
賞した入賞球を検出する第3入賞検出手段816が設置
される。第1,第2の入賞口への入賞球数は第1,第2
計数記憶手段1010,1020にて共に計数記憶さ
れ、第3入賞検出手段からの信号に基いて賞品球排出動
作が開始されたときに、第1計数記憶手段の記憶値があ
れば、賞球数は第1の獲得数に、第1計数記憶手段に記
憶値がなく且つ第2計数記憶手段の記憶値があれば第2
の獲得数に、どちらの記憶値もないときには第3の獲得
数に、夫々決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤に設けられた複
数の入賞口の何れに遊技球が入賞したかに応じて賞品球
の獲得数を異ならせるようにした遊技機の球排出制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤に設けられた複数の入賞口
の何れに遊技球が入賞したかによって排出される賞品球
の球数(獲得数)を変えるようにした遊技機が一般に知
られている。特に、可変表示装置が設けられた遊技機に
あっては、該可変表示装置による可変表示ゲームの実行
回数を多くして興趣を高めるために、始動入賞口への遊
技球の入賞の度合を高くし、これに合わせて当該始動入
賞口に入賞したときの賞品球の排出個数を少なくして、
遊技者の利益と遊技店の利益との均衡を図っている。こ
のような遊技機にあっては、「大当り」等の入賞球が発
生し易い特別遊技状態に備えて、即ち、「大当り」中に
多数の入賞球が発生した場合であっても、入賞球が、入
賞球処理部(入賞球処理装置)よりオーバーフローしな
いように、該処理部の大きさが決定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように可変表示ゲームの発生回数が多くなるように設計
された遊技機にあっては、「大当り」遊技中であって
も、遊技球が当該始動入賞口に多数入賞し得る構成とな
っているため、依然としてオーバーフロー発生の虞があ
る。特に、新装開店時など遊技者へのサービスとして極
めて多数の入賞球が発生するように釘調整された場合
や、遊技機の排出系に異常が生じて賞品球の排出動作が
遅れてしまった場合(入賞球の排出に長時間を要する)
には、更にオーバーフローが生じ易く、このときあふれ
た入賞球は、変動入賞装置側に残ってしまう。このよう
に残った入賞球は、変動入賞装置にあふれて、該装置の
可動部材の開閉動作不良、テンカウント検出器による入
賞球の計数不良、継続入賞口に入賞した入賞球の検出不
良等を招来させることとなる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、始動入賞口に遊技球が入賞し易くなるように釘調
整等が施された遊技機が「大当り」となった場合や、賞
品球の排出系に異常が発生して入賞球の処理に長期間を
要するような場合であっても、このとき貯留される入賞
球が、当該入賞球処理部よりオーバーフローしないよう
にその排出動作が制御される遊技機の球排出制御装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遊技機の球排出制御装置は、遊技盤に設け
られ、その内部に遊技球が入賞したときに第1の獲得数
の賞品球が排出される第1の入賞口と、その内部に遊技
球が入賞したときに前記第1の獲得数より多い第2の獲
得数の賞品球が排出される第2の入賞口と、前記第1の
入賞口に入賞した遊技球を検出する第1入賞検出手段
と、前記第2の入賞口に入賞した遊技球を検出する第2
入賞検出手段と、遊技盤に設けられた複数の入賞口に入
賞した全ての入賞球を検出する第3入賞検出手段と、前
記第1入賞検出手段によって検出された入賞球の数を計
数記憶する第1の入賞球計数記憶手段と、前記第2入賞
検出手段によって検出された入賞球の数を計数記憶する
第2入賞球計数記憶手段と、前記第1及び第2計数記憶
手段に記憶された入賞球の記憶値に基いて当該入賞球に
対して幾つの賞品球を排出すべきかを決定する賞球排出
数決定手段と、前記第3入賞検出手段からの信号に基づ
いて賞品球の排出動作を開始するに際して前記賞球排出
数決定手段により決定された第1又は第2の獲得数に対
応した賞球数信号を出力する賞球数信号発生手段と、前
記賞球数信号発生手段からの賞球数信号に基づいて所望
の球数の賞品球を排出する排出制御手段とを備えてい
る。この球排出制御装置は、更に、前記賞球排出決定手
段が、第3入賞検出手段が入賞球を検出したときに、第
1計数記憶手段の記憶値があるときには排出されるべき
賞球数を前記第1の獲得数に設定し、第1計数記憶手段
に記憶値が存在せず且つ第2計数記憶手段の記憶値があ
るときには賞球数を前記第2の獲得数に設定し、第1及
び第2計数記憶手段のどちらにも記憶値がないときに
は、賞球数を第3の獲得数に設定する優先順位決定手段
を備えてなる。
【0006】
【作用】本発明によれば、多数の入賞球が発生したとき
に、獲得数が互いに異なる賞品球の排出処理に、適宜、
優先順位を付けて所望の獲得数の賞品球排出を、入賞の
順番と関係なく、他の賞品球排出より先にに優先させて
行うことができるため、例えば獲得数の少ない賞品球の
排出処理を先に行なわせることが可能となる。このよう
にした場合、少ない賞品球の排出毎に入賞球が1個宛処
理(放出)され、多数の入賞球が入賞球処理部に一時に
貯留されても、排出動作開始当初に、1個当りの入賞球
の処理時間を、短くすることができるようになり、当該
入賞球処理部に貯留された入賞球を効率よく回収樋側に
放出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る遊技機の一実施例を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施例の遊
技機100と玉貸機200との設置状態を示す斜視図、
図2は該遊技機100の構成例を示す正面図である。こ
れらの図に示すように、遊技機100にはこれに隣接し
て玉貸機200が設置されると共に、玉貸機200から
の玉貸に関する情報が遊技機100に内蔵された後述の
球排出制御装置に送られるようになっており、この情報
に基いて球排出装置による玉貸が行われるようになって
いる。また、遊技機100は前面枠22を具え、該前面
枠22には、開閉パネル23が取付けられている。この
開閉パネル23には、金枠27が取り付けられると共
に、その下方位置には、打球発射装置に供給される遊技
球(打球)を貯留するための供給皿24が取り付けら
れ、更にその下方には、賞品球の排出時に該供給皿24
から溢れた球を貯留するための受皿25が設けられてい
る。また、遊技盤3の開閉パネル22の上部には、遊技
の結果、後述の「大当り」と称せられる特別遊技状態が
発生したときにその旨を遊技者等に伝えるための特別遊
技表示ランプ26が設置されている。また、前記供給皿
24の手前右側には、該遊技機に隣接して設けられる玉
貸機200に玉貸操作を行わせるための玉貸操作部25
0が設けられている。
【0008】遊技機100の正面中央部には、図2に示
すように遊技盤3が設置されている。この遊技盤3に
は、前面枠22に設けられた操作ダイヤル21の回動に
より駆動される打球発射装置(図示省略)によって発射
された打球を該遊技盤3の遊技領域4の上方部まで案内
するガイドレール5が配設されている。また、遊技領域
4の中央上部には可変表示装置30が設置され、該可変
表示装置30の直下位置に、変動入賞装置50が設けら
れている。また、遊技盤3の前面の適宜位置には遊技領
域4の上方より落下してくる打球(遊技球)の方向を無
作為に変更させたり、打球の流下速度および方向を変化
させる多数の風車11,11,…、障害釘12,12,
…等の障害部材が設けられている。
【0009】図3は玉貸機200の正面図、図4は遊技
機の供給皿24に設けられた玉貸操作部250を拡大し
て示した正面図である。玉貸機200は前述したように
1台の遊技機に1台づつ設置されるもので、この実施例
では該玉貸機の右側に設置された遊技機と対をなしてい
る。この玉貸機200にはその略中央に、玉貸時にプリ
ペイドカードが挿入されるカードリーダ(図には現れて
いない)のカード挿入口210が設けられ、該カード挿
入口210の下側には当該玉貸機200を玉貸操作部2
50からの指令信号に基いて制御する玉貸制御装置12
00が収納されるカードユニット220が設置されてい
る。また、カードユニット220の上方には玉貸機20
0の異常時等に係員等が、ロックされた当該ユニットを
ホルダーから開放させるためのカードユニット鍵挿入部
211が設けられている。又、玉貸機200の上部に
は、カード挿入可能状態で点灯されるカード利用可能表
示器231が設けられ、その下側に、プリペイドカード
の残高の端数を表示したり当該玉貸機のメンテナンス情
報を表示するための端数表示器232、当該玉貸機20
0が左右何れの遊技機と接続されているかを示す連結台
方向表示器233、及び、プリペイドカードの挿入時に
点灯されてその旨を示すカード挿入中表示器234が設
けられている。尚、上記連結台方向表示器233は、当
該玉貸機がその左側の遊技機に連結されているときには
図中上側の左向きの三角形表示部233aが点灯され、
右側の遊技機に連結されているときには図中下側の三角
形表示部233bが点灯されるようになっている。
【0010】又、遊技機100側に設けられた玉貸操作
部250には、図4に示すように、玉貸機200に挿入
されたプリペイドカードの残高表示及び当該玉貸機のエ
ラー表示を行うための度数表示器251、遊技者が玉貸
を行うときに用いられる貸出スイッチ252、貸出スイ
ッチの操作が可能である旨を表示する貸出可能表示LE
D253、挿入されているカードの返却を行なうための
返却スイッチ254が設けられている。そして、上記貸
出スイッチ252の1回の押圧操作によって、後述の球
排出装置から所定金額分(例えば300円分)の遊技球
が排出され、これと同時にその金額が、挿入されている
プリペイドカードの残高より減算されるようになってい
る。
【0011】この操作部を用いた遊技者等による玉貸操
作は、以下の手順に従って行われる。 玉貸機200側のカード利用可能表示器231が点灯
されているときにプリペイドカードがカード挿入口21
0に挿入されると、玉貸機200内のカードリーダ(図
示省略)が当該カードを引き込む(仮に表示器231が
消灯しているとき又は点滅しているときに挿入しようと
してもカードリーダはこれを受け付けないようになって
いる)。尚、挿入されたカードの残高が0円となってい
る場合には、カードはそのまま返却される。 カードの挿入が行われるとカード挿入中表示器234
及び貸出可能表示LED253が点灯され、度数表示器
251にプリペイドカードの残高が表示される。 この状態で貸出スイッチ252が1回押されると、遊
技店側がカードユニットの設定部(図示省略)に予め設
定しておいた球数の遊技球(300円分の遊技球)が排
出される。尚、上記貸出可能表示LED253が消灯し
ているときには、貸出スイッチの押圧操作は無効とさ
れ、玉貸が行われないようになっている。 所望の球数の遊技球の貸出(排出)が終了して、遊技
者により返却スイッチ254が押されると、図示省略の
カードリーダが、挿入されていたプリペイドカードを挿
入口231より排出させる。この排出動作が終了すると
貸出可能表示LED253が消灯され、カード挿入中表
示器234が所定期間点滅され、その後消灯される。
【0012】図5は、図2の遊技盤3のみを拡大して示
した正面図である。遊技盤3の中央やや上方に設けられ
た可変表示装置30は蛍光表示管より構成され、その中
央部に3つの可変表示部30A,30B,30C(左か
ら順に左図柄表示部30A、中図柄表示部30B、右図
柄表示部30C)が形成され、当該可変表示部の下側に
特図始動入賞記憶表示部(表示器)31A〜31Dが、
可変表示部の上側には背景表示部32が夫々形成されて
いる。この可変表示装置30においては、後述する役物
制御装置600からの指令に従って、上記左図柄表示部
30A,右図柄表示部30Cに「0,1,2,3,4,
5,6,7,8,9,A,P,T,C,E,?」の16
個の図柄がこの順序で、又、中図柄表示部36Bの
「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,P,
T,C,E,X,?」の17個の図柄がこの順序で夫々
最速時に、遊技者がその表示の変化を目で追えない速度
で変動表示できるようになっている。また、前記始動入
賞記憶表示部31A〜31Dは、後述の始動入賞口6,
6,8に入賞して未だ対応する可変表示ゲームが行われ
ていない入賞球の個数(入賞個数記憶値)を表示するも
のである。
【0013】遊技盤3の可変表示装置30の直下位置に
は変動入賞装置50が設けられている。この変動入賞装
置50は、通常はその可動部材51,51が閉じて遊技
球が入賞し難い状態(図5の状態)に保持されており、
上記可変表示装置による「可変表示ゲーム」の結果が
「大当り」となったときに該可動部材51,51が逆ハ
の字状に開いて遊技球を入賞させ易い状態(図6に示す
開状態)に変換されるものである。この実施例では、可
変表示装置30の直下位置に設けられた始動入賞口8、
又は変動入賞装置50の左右両側に設けられた始動入賞
口6,6に遊技球が入賞したことを条件に、上記「可変
表示ゲーム」が開始され、このゲーム結果が「大当り」
となったときに(3図柄が一致)、これを条件として、
可動部材51,51の開放状態(逆ハの字状)が所定時
間(例えば29sec)に亘って保持されるようになって
いる(1サイクル)。尚、この1サイクルの「大当り」
遊技状態は、当該開放状態が保持されている間に大入賞
口52に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞した
ときに終了するようになっており、この間に所定の継続
条件が達成されていることを条件として所定のインター
バル時間(例えば3.5sec)経過後、次のサイクルに
移行するようになっている。この「大当り」遊技状態は
所定サイクル(例えば16サイクル)まで継続され得る
ようになっている。
【0014】変動入賞装置50には、その入賞球流入部
53の中央部に継続入賞口53A(図6参照)が設けら
れ、この入賞口53Aに遊技球が入賞することが、上述
した「大当り」遊技状態の継続条件となる。また、上記
継続入賞口53Aの左右両隣には、入賞口53B,53
Bが設けられている。1回の開放動作中にこれらの入賞
口53A,53B,53Bに入賞した遊技球の球数は、
後述の継続入賞検出器SW4,テンカウント検出器SW
5,SW6によって検出され、その数が「10」になっ
たときに、又は上記所定時間が経過したときに1サイク
ルの開放動作が終了するようになっている。
【0015】図5に戻り、前記可変表示装置30の最上
部には2つの天入賞口13,13が設けられており、遊
技盤3の可変表示装置30の左右両側位置には一般入賞
口7,7が設けられ、又、前記変動入賞装置50の始動
入賞口の外側位置には一般入賞口9,9が設けられてい
る。一方、遊技盤3の最下部には、何れの入賞口にも入
賞しなかった遊技球(アウト球)を回収するためのアウ
ト球回収口14が設けられている。
【0016】遊技盤3の前記遊技領域4の外側には、多
数の装飾ランプL1〜L4が設けられ、更にその左上に
は完了ランプL10が設けられている。又、遊技盤3の
中央左右両側には装飾ランプ(サイドランプ)L6,L
6が設けられている。また、変動入賞装置50の本体枠
には複数の装飾ランプL5,L5が内蔵され、可変表示
装置30の上部には装飾ランプL9が内蔵されている。
更に遊技盤3の変動入賞装置の左右両側には、複数の装
飾ランプL7,…,L8,…が設けられたランプユニッ
ト15,15が配設されている。このように設置された
各種装飾ランプのうちL1〜L4は「大当り」が発生す
る前の、所謂「リーチ状態」を知らせるリーチ表示ラン
プ、L5,L5は前記「大当り」での継続条件が成立し
たことを知らせる継続表示ランプ、L6,L6,L7,
L7は可変表示ゲーム実行中(図柄変動中)に点灯する
変動表示ランプ、L8,L8,L9はその他の遊技状態
に応じて点灯/消滅される遊技状態表示ランプである。
【0017】このように構成された遊技機100にあっ
ては、発射された遊技球が、遊技盤3に設けられた上記
入賞口のうち、始動入賞口8,6,6に流入したときに
は1つの入賞球に対して例えば5個の賞品球が排出され
るようになっており、一般入賞口7,7,9,9,1
3,13に入賞したときには1個の入賞球に対して例え
ば10個の賞品球が、大入賞口52に入賞したときには
1個の入賞球に対して例えば15個の賞品球が排出され
るようになっている。このように、始動入賞口8,6,
6に入賞したときの賞品球数を減らしておくことによっ
て、一定数の賞品球を遊技者に還元するに当たって、排
出数の少ない始動口への入賞が増えるように釘調整する
ことができ、「ゲーム」の発生回数を増やすことが可能
となる。
【0018】図6は、遊技盤3の略中央に設置された変
動入賞装置50を示す斜視図である。この変動入賞装置
50は、図8に示す遊技盤3の貫通孔3Bに取り付けら
れるもので、当該変動入賞装置50の外郭を形成する本
体枠50Aの中心部が中空になっており、この部分に大
入賞口52が形成されると共に、人形部材55(図7)
がその中央に設置されている。上記大入賞口52は、本
体枠50Aに回動自在に取り付けられた可動部材51,
51によって開閉されるようになっており、この可動部
材51,51の開放によって「大当り」遊技状態が達成
される。具体的には、前記可動部材51,51は通常遊
技状態では閉じられており、遊技球を受け入れ難い
「ハ」の字状となっている(図5)。そして、「可変表
示ゲーム」の結果「大当り」が生じたときに、該変動入
賞装置50は、その後側に取り付けられた大入賞口ソレ
ノイドA(図示省略)によって可動部材51,51が逆
「ハ」の字状に開成され、大入賞口52に遊技球が流入
し易くなる。尚、上記ソレノイドAの作動制御(オン/
オフ制御)は、後述の役物制御装置600からの制御信
号に基いて行われるようになっている。
【0019】前記大入賞口52が形成された本体枠50
A内部の略中央に設置された人形部材55の前面側に
は、継続入賞口53A,入賞口53B,53Bが形成さ
れた入賞球流入部53が設けられている。しかして、大
入賞口52に流入してきた入賞球は、上記3つの入賞口
53A,53B,53Bの何れかに流入し、その後、こ
れらの入賞口に夫々設けられた検出器SW4〜SW6に
検出されるようになっている。又、上記入賞球流入部5
3の上端部には、盤面に対して左右水平方向に移動可能
な閉塞レバー56a及びこの移動を行わせる継続入賞口
ソレノイドB(図示省略)を具えてなる流入阻止機構5
6が設けられている。この流入阻止機構56において
は、通常、閉塞レバー56aが図6に示すように、当該
閉塞レバー56aが継続入賞口53Aと入賞口53Bと
の間に位置するように保持され、所定の遊技条件が成立
したとき(例えば継続条件が成立したとき)に、ソレノ
イドBの働きによって、図7で示す位置に移動されて、
継続入賞口53Aを閉塞し、遊技球の流入を阻止するよ
うになっている。
【0020】図8は、遊技領域4に形成された上記各種
入賞口に入賞した遊技球の流下経路が形成されている、
遊技盤3の裏面側の構成を示す裏面図である。この図に
示すように遊技盤3の裏面側には、複数の貫通孔3A〜
3Iが設けられている。これらのうち、遊技盤3の略中
央の貫通孔3Aは可変表示装置30を、その下側の貫通
孔3Bは変動入賞装置50を取り付けるために設けられ
ている。貫通孔3C,3Dは、図5に示すランプユニッ
ト15,15、第2,第3の始動入賞口7,7、更には
一般入賞口9,9を取り付けるために設けられ、また、
貫通孔3Eは第1の始動入賞口8を取り付けられるため
に設けられている。そして貫通孔3F,3Gは一般入賞
口7,7を、貫通孔3Hは、完了ランプL10等を取り
付けるために設けられ、貫通孔3Iはアウト球回収口1
4と図外のアウト球回収樋とを連通させるために設けら
れている。
【0021】そして、遊技盤3前面の各入賞口6,6,
7,7,9,9,8,13,13,52に流入し、その
後、遊技盤3に形成された貫通孔3A〜3Gの何れかを
介して遊技盤3の裏側に至った遊技球(入賞球)は、遊
技盤3の裏面に形成された入賞球案内樋3a〜3iと、
遊技盤3の裏側に、遊技球がその内部を通過できるよう
に少なくとも球1個分の間隔を開けて設置された入賞球
集合樋16とによって、それぞれ図8中点線の矢印で示
す方向に流下されて集められ、その下端の流下樋16a
より、後述の入賞球処理装置810に導かれるようにな
っている。また、遊技盤3の裏面側には、上述の各入賞
口のうち特定の入賞口に遊技球が入賞したときにその旨
を検出する、複数の入賞球検出器(SW1〜SW6)が
設けられている。
【0022】即ち、前記第1の始動入賞口8に流入した
遊技球を検出する始動入賞スイッチSW1が入賞球案内
樋3e,3fの下流側に設置され、第2,第3の始動入
賞口6,6に流入した遊技球を検出する始動入賞検出器
SW2,SW3が貫通孔3C,3Dの入賞口取付位置に
設置されている。また、貫通孔3Bに取り付けられた変
動入賞装置50の内部に形成された流路には、可動翼片
51,51の開放時に大入賞口62に流入した入賞球を
検出するテンカウント検出器SW4,SW5及び継続入
賞検出器SW4が設けられており、当該大入賞口62に
流入した遊技球はこれら3つの検出器の何れかによって
検出されるようになっている。尚、本実施例では、後述
の入賞球処理装置810に設けれたセーフセンサ(入賞
球検出器)によって、遊技盤3の全入賞口に入賞した全
ての遊技球が検出されるようになっており、上記遊技盤
3に設けられた検出器SW1〜SW6は、当該入賞球に
対して幾つの賞品球を排出するべきかを決定するための
検出器として用いられる。即ち、検出器SW1〜SW3
によって検出された入賞球の回数だけ「5個排出」が行
なわれ、検出器SW4〜SW6によって検出された入賞
球の回数だけ「15個排出」が行なわれる。そしてセー
フセンサによって入賞球が検出されたときに上記何れの
検出器SW1〜SW6からも検出信号が発生しなかった
ときには、その分だけ「10個排出」を行うようにして
いる。
【0023】概略上記のように構成された遊技機100
はそれに設置された後述の役物制御装置600等の制御
手段によって概ね次のようにその動作が制御される。遊
技者が図2に示す操作ダイヤル21を回すことによって
発射された遊技球が遊技盤3に設けられた3つの始動入
賞口8,6,6の何れかに入賞すると、その旨が第1〜
第3の始動入賞検出器SW1〜SW3によって検出さ
れ、当該検出器SW1〜SW3からの検出信号に基い
て、役物制御装置600が、可変表示装置30の可変表
示部30A〜30Cに可変表示ゲームを行わせるように
なっている。可変表示ゲームが開始されると、前述した
可変表示装置30の各表示部30A〜30Cが16又は
17種類の記号を所定期間(5.2sec以上)に亘って
連続的に可変表示する。上記所定期間が経過すると左図
柄30A,中図柄30B,右図柄30Cの順に図柄変動
が停止され、停止されたときの図柄の組合せによって
「大当り」/「ハズレ」の判定が行われる。そしてゲー
ム結果が「ハズレ」であったときには変動入賞装置50
の可動部材51,51を閉じたまま「ハズレ」表示を所
定時間(例えば1.024sec)に亘って行なう。一
方、可変表示ゲームの結果が「大当り」となったときに
は(このとき図柄は「3,3,3」,「7,7,7」等
の所定の停止態様となる)、後述のスピーカより所定時
間(例えば4sec)に亘って効果音(ファンファーレ)
を出力させ、その後、変動入賞装置50の可動部材5
1,51を所定時間(例えば29sec)開方向に回動さ
せて大入賞口52の開放を行なう。大入賞口52の1回
の開放中に10個の遊技球が該入賞口52に入賞する
と、一旦、可動部材51,51を閉方向に回動させて大
入賞口52の閉塞が行われる。上記大入賞口52の開放
中に遊技球が前述の継続入賞口53Aに入賞すると(継
続条件の成立)、上記大入賞口52の閉塞状態が所定時
間(例えば3.504sec)維持された後、次のサイク
ルに移って、再び大入賞口52が所定時間(29sec)
開放される。このような大入賞口52の開放動作は、最
大16サイクルまで継続可能となっている。そして、大
当り遊技が最終(16)サイクルに至ると、継続条件の
成立、不成立に拘らず当該「大当り」遊技状態は、大入
賞口52の所定時間(29sec)の開成動作終了、又は
大入賞口に10個の入賞球が流入したときに終了する。
【0024】尚、大入賞口開放中に遊技機が継続入賞口
に流入して継続条件が成立すると、人形部材55の入賞
球流入部53に設けられた流入阻止機構56のソレノイ
ドBの働きによって、閉塞レバー56aが、スライドさ
れ、継続入賞口53Aを閉塞するようになっている。
【0025】ところで上述のようにその遊技状態が制御
される遊技機100においては、遊技中に入賞した入賞
球(セーフ球)に対応する賞品球の排出は、役物制御装
置600、球排出制御装置700等の制御装置の働きに
よって、以下のように行われる。遊技領域4に発射され
た後、遊技盤3に設けられた何れかの入賞口に入賞した
遊技球は、遊技盤3に設けられた貫通孔3A〜3G、入
賞球誘導樋3a〜3i、入賞球集合樋16等によって、
全て入賞球処理装置810に案内される。この入賞球処
理装置810内には、入賞球の貯留部が形成され、当該
貯留された入賞球は1個宛セーフセンサによって検出さ
れるようになっている。そして、該セーフセンサによっ
て検出された遊技球(セーフ球)の回数だけ、所定球数
の賞品球の排出動作が行われるようになっている。そし
て、この遊技機100では、上記検出された入賞球が、
何れの入賞口に入賞したかに応じて、即ち、入賞球が、
始動入賞口8,6,6より流入して入賞球処理部に至っ
たものであるときには1個の入賞球に対して5個の賞品
球を排出するようにし、遊技球が大入賞口52より入賞
したときには1個の入賞球に対して例えば15個の賞品
球を排出するようにし、それ以外の入賞口に入賞したと
きには1個の入賞球に対して例えば10個の賞品球を排
出するようにしている。このような3種類の賞品球の排
出動作は、以下のように行われる。即ち、遊技盤の各入
賞口に流入した遊技球は、入賞球集合樋16によって入
賞球処理装置に集められ、その内部に設置されたセーフ
センサによって1個宛検出される。このセーフセンサに
より最初の1個が検出されるとこの入賞球に対応した所
定球数の賞品球の排出動作が1回行われ、その排出動作
が終了したときに、当該入賞球が、処理装置より排出さ
れる。この排出に伴って次の入賞球がセーフセンサ内に
達すると、その棟が検出されて次の賞品球の排出動作が
行われるようになっている。ところで、このように入賞
球処理装置側では、当該入賞球の有無をセーフセンサで
検知するのみで、その入賞球が何れの入賞口に入賞した
かの判別は行わない。本実施例では、今回セーフセンサ
で検出された入賞球に対して幾つの賞品球を排出する
か、即ち、「5個排出」,「10個排出」,「15個排
出」の何れを行うかは、役物制御装置600側で記憶さ
れている入賞データに基いて行われるようになってい
る。この入賞データは、入賞検出器SW1〜SW6から
の入賞信号に基づいて各入賞口にいくつの遊技球が流入
したかを計数し、これを記憶したものである。従って、
セーフセンサによって入賞球が検出されたときに、役物
制御装置600が仮に、始動入賞口8,6,6への遊技
球の入賞を記憶していたならば、役物制御装置600は
後述の球排出制御装置700にそのデータを送って「5
個排出」を行わせ、仮に大入賞口52への遊技球の入賞
を記憶していればそのデータに基づいて、「15個排
出」を行わせるようになっている。このように排出制御
を行った場合、遊技球は、遊技盤3裏面側の検出部に達
した時点でその旨が検出され、しかる後、入賞球処理装
置810に至って、セーフセンサにより検出される。従
って、多数の入賞球が入賞球処理装置810内に貯って
いる場合には、貯留された入賞球のうち幾つが「5個排
出」の入賞口(始動入賞口)に入賞したもので、幾つが
「15個排出」の入賞口(大入賞口)に入賞したのかを
検知し、これに従って賞品球を排出させることができ
る。尚、3種類の夫々異なる球数の賞球排出を行わせる
には、2種類の入賞口に検出器を設けておけば良い。こ
の場合既にある2種類の検出器、即ち、可変表示ゲーム
を開始させるための始動入賞検出器と、「大当り」中の
大入賞口への入賞球数をカウントするテンカウント検出
器(及び継続入賞検出器)によって2種類の入賞が検出
される。
【0026】そして、本実施例では、多数の入賞球が一
時に入賞球処理装置810及びその上流側に形成された
入賞球受入れ樋17(図9)に貯留されたときには、上
記データに基いて、先ず「5個排出」が行われ、「5個
排出」の記憶がなくなった時点で「15個排出」が行わ
れ、該「15個排出」の記憶がなくなった時点で残余の
入賞球の球数分「10個排出」が行われるようにしてい
る。このように、入賞球処理装置810及び入賞球受入
れ樋17内に多数の入賞球が貯っているときに、「5個
排出」を「15個排出」に優先させて行うことにより、
貯っている入賞球を、当該処理装置より効率よく放出す
ることができるようになる(先に5個の賞品球の排出毎
に1個の入賞球が放出され、その後15個の排出毎に1
この入賞球が放出される)。
【0027】このように賞品球の排出を行った場合、以
下のような効果が得られる。近年の遊技機にあっては、
一旦大当りが発生すると、一時に遊技球が大入賞口52
に流入するため、所定個数の賞品球の排出が終了するま
での間に、次の入賞球が発生し、入賞球処理装置810
に入賞球のオーバーフローが発生しやすくなる。この場
合に、上述のように、賞品球の数が少ない入賞球に対す
る賞品球排出処理(5個排出)を先に行うようにする
と、仮に同一数の賞品球の排出を行なう際に、入賞球処
理装置に貯留されている当該入賞球の数を逸早く減らす
ことができるようになり、該入賞球処理装置のオーバー
フローを回避することができる。
【0028】図9は遊技機100及び玉貸機200の裏
面を示す背面図、図10は遊技機の裏機構盤800の排
出機構の要部を示す斜視図である。これらの図に示すよ
うに、遊技機の裏機構盤800は、その裏面中央に遊技
盤3が設置され、該、裏機構盤800の上部には、賞品
球又は貸出球として用いられる予備球を貯留するための
貯留タンク820が設置されている。この貯留タンク8
20の下方には、該タンクに連設される2条(排出1
側、排出2側)の誘導樋830(830A,830B)
が延設されており、この誘導樋830A,830Bが、
裏機構盤800の側端部(図7の右端側)に形成された
球排出装置300に連設されている。又、上記貯留タン
ク820の下側には、上記誘導樋830A,830B内
に貯留されている遊技球の球ならしを行うための球なら
し部材823が当該誘導樋の延設方向に回動自在に吊り
下げられている。
【0029】球排出装置300は、上記誘導樋830
A,830Bと、遊技機の供給皿24又は回収樋(図示
省略)とを連通させるために設けられたもので、上流側
に設置される減圧ユニット310、球排出ユニット32
0、及びその下流側に設置される球抜きユニット330
を具えてなる。尚、この球排出装置300には、球抜き
センサ350(図には現れていない)が設けられてお
り、遊技機に設けられた挿入孔に球抜き棒(共に図示省
略)が挿入されたことが当該センサ350によって検出
されたときに後述の球抜きソレノイドが励磁(ON)さ
れて、該球排出装置300がその球抜き操作が可能な状
態に変換される。
【0030】又、上記球排出装置300を構成する球排
出ユニット320及び球抜きユニット330は、共にそ
の内部に2条(排出1側、排出2側)の球流路340
A,340Bが形成されており、これらのユニットは、
裏機構盤800の外側の右側部分800Bのユニット取
付部801及びユニット取付部802に夫々取り付けら
れ、これにより、前記誘導樋830A,830Bと遊技
機の供給皿24又は回収樋とを連通させる2条の球流路
340(340A,340B)が形成されるようになっ
ている(図10)。
【0031】又、裏機構盤800の外枠の本体部800
Aには、入賞球処理装置810が、入賞球受入れ樋17
(図9中破線で示す)を介して、遊技盤3側の入賞球集
合樋16に連通するように設置されている。又、裏機構
盤800の本体部800Aには、排出された賞品球,貸
出球を受け皿24に導くための第1の球案内樋803が
形成され、該球案内樋803の外寄り位置には排出され
た球を回収樋に導くための第2の球案内樋(図示省略)
が形成されている。
【0032】又、前記裏機構盤800の本体部800A
の中央の左寄り位置には、図9に示すように役物制御装
置600が設置されている。この役物制御装置600
は、遊技盤3に設けられた可変表示装置30,変動入賞
装置50等の各作動部、並びに遊技盤3に設置された各
装飾LED/ランプの点灯/点滅制御を、詳細は後述す
るプログラムに従って行なうものである。
【0033】また、裏機構盤800の本体部800Aの
中央の右寄り位置には球排出制御装置700が設けられ
ている。この球排出制御装置700は、役物制御装置6
00から送られてくる遊技内容を示すデータ信号(例え
ば賞球データ信号)、及び、玉貸制御装置800からの
玉貸要求情報を表わすデータ信号(例えばBRDY信
号,BRQ信号)に基いて後述のプログラムを実行し、
もって、所望数の遊技球の排出を、前記球排出装置30
0に行なわせるものである。尚、この球排出制御装置7
00本体には、球排出に係るエラー内容等を表示するた
めのエラー表示器790(7セグ表示部791,Dp表
示部792を具える)が設けられており、この装置70
0はエラー表示器790が裏面から目視できるように、
透明の保護カバーで覆われている。
【0034】又、遊技機100に隣接して設けられた玉
貸機200には、玉貸制御装置1200が内蔵されてい
る。この玉貸制御装置1200は、玉貸機200に挿入
されるプリペイドカードの情報を読み取ると共に、この
とき遊技者等によって操作される玉貸操作部250から
の玉貸情報を認識し、この一連の玉貸操作によって幾つ
の遊技球を貸し出すかを判断すると共に、該判断結果を
表わすデータ信号を上記球排出制御装置700に送るも
のである。
【0035】更に前記裏機構盤800の本体部800A
の下側の左寄り位置には、打球発射装置850が設置さ
れている。この打球発射装置850は、図1に示す操作
ダイヤル21の回動によって駆動されるロータリーソレ
ノイドを具えてなり、このロータリーソレノイドの回動
によって所定間隔で遊技球が、遊技盤3の遊技領域4内
に発射されるようになっている。更に裏機構盤800の
下部には、後述の役物制御装置600からの指令信号に
基いて、役物の動作に応じた種々の効果音を発生させる
スピーカ660が設置されている。
【0036】又、裏機構盤800の球排出制御装置70
0の直下には、インターフェイス基板860が設けられ
ている。このインターフェイス基板860は、裏機構盤
800に設けられた上述の球排出制御装置700と、上
記役物制御装置600及び上記玉貸制御装置1200と
の間の制御信号の遣取りを行うものであり、斯かるデー
タの遣取りを行うに当たっては、フォトカプラが用いら
れる。より具体的には、このインターフェイス基板86
0には、図11に示すように、玉貸操作部250からの
配線が接続されるコネクタ861、球排出制御装置70
0からの配線が接続されるコネクタ862、玉貸制御装
置1200からの配線が接続されるコネクタ863、上
記コネクタ862,863を介した球排出制御装置70
0と玉貸制御装置1200との間のデータの遣取りに用
いられるフォトカプラ864a〜864e、及びその他
の装置(ヒューズ865等)が配設されている。斯かる
構成のインターフェイス基板860は、裏機構盤800
の所定位置(球排出制御装置700の直下位置)に取り
付けられるようになっている。
【0037】図9の説明に戻り、裏機構盤800の、貯
留タンク820の右側で、且つ前記球排出装置300の
上には、外部接続端子を多数有する外部情報端子基板8
70が設けられており、この基板870を介して、遊技
機側の各種制御機器と、遊技店の中央管理装置(図示省
略)との間で、大当り情報,回転情報,始動情報等を表
わす所定の制御信号の遣取りが行なわれるようになって
いる。
【0038】又、裏機構盤800に設置された役物制御
装置600には、図12に示す確率モード設定部680
が設けられている。この確率モード設定部680は、可
変表示ゲーム実行時の「大当り」の発生確率を調整する
ための「確率モード」を、変更/表示するものであり、
「確率モード」を選択するための確率モード設定スイッ
チ681と、該スイッチ681によって設定された「確
率モード」を表示するための確率モード表示部682と
を具えてなる。
【0039】この確率モード設定部680の操作による
「確率モード」の選択は、以下のようにして行われる。
先ず、遊技機の主電源投入前に、確率モード設定スイッ
チ681の鍵穴681aに特定キー(図示省略)を挿入
し、更に、挿入したキーを左に(図中反時計廻り方向)
回転させ、この状態で遊技機100の主電源を投入(オ
ン)すると、確率モード表示部682に、それまで設定
されていた「確率モード」が表示される。この状態から
キーを中立位置(図12に示す回転位置)に戻すと、当
該「確率モード」の表示が所定時間(例えば5sec)行
われる。この間に挿入されているキーを、右方向に1回
回動させその後中立位置に戻すと、表示された「確率モ
ード」の値が“1”宛増え、これを繰り返すことによっ
て「設定モード」が「1」→「2」→「3」→「1」と
いう具合いに3段階に変化する。このようなキーの回動
操作によって、上記表示された値が所望の値となったと
きに、キーの回動操作を停止し、該キーを中立の位置
で、所定時間(5sec)放置すると、その時点で表示さ
れている値が「確率モード」として確定しこれと共にそ
の表示が終了する。このように確定された「確率モー
ド」は、以後、遊技機の主電源が切られるまで、その変
更が禁止されるようになっており、また、その「確率モ
ード」の表示は、上記所定時間経過後は、その値が知ら
れないようになっている。尚、設定されている「確率モ
ード」を確認するにあたっては、上記確率モード設定ス
イッチ681に設定キーを挿入し、これを左に回動させ
れば、そのとき設定されている「確率モード」が表示さ
れるようになっている。
【0040】次に裏機構盤800に設けられた前述の入
賞球処理装置810の構成並びにその作用について説明
する。入賞球処理装置810は、入賞球集合樋16の下
流側に接続された入賞球受入れ樋17の更に下流側に形
成されるものであり、当該入賞球処理装置810の下流
には、球回収路(図示省略)が設けられている。この入
賞球処理装置810は、図13に示すように、上記受入
れ樋17からの入賞球を流下させるための入賞球流路8
12が、入賞球処理ユニット810A内を貫通して設け
られ、その下流側に球回収路が接続されている。
【0041】又、上記入賞球流路812の途中に切欠部
812A,812Bが設けられている。この切欠部81
2A,812Bには、入賞球の流下を阻止する流下阻止
部材813,排出される入賞球を1個宛分離する分離爪
部材814が、夫々突出されるようになっている。前記
流下阻止部材813と分離爪部材814とは、互いにリ
ンクされており、一方が、入賞球流路812内に突出し
ているときには、他方が該流路812より引き上げられ
るようになっている。そして、これら各部材813,8
14の動作はソレノイド811(セーフソレノイドC)
の励磁(ON)/消磁(OFF)によって制御されるよ
うになっている。
【0042】より具体的には、入賞球処理装置810
は、常時は、入賞球ソレノイド811が消磁(オフ)さ
れていて、その作動ロッド811aが下降して流下阻止
部材813の先端部813aが入賞球流路812内に入
り込んでその入賞球流路812内の入賞球B1が流下さ
れないようになっている。このとき、分離爪部材814
はその後部側のウエイト部815の重量によってその先
端側が上昇する方向に回動復帰されていてその先端の爪
部814aが入賞球流路812内から脱した状態となっ
ている。この状態で、セーフソレノイド811が励磁
(オン)されると、その作動ロッド811aが流下阻止
部材813を、回転軸813bを中心に時計廻りに回動
させる。これにより流下阻止部材の先端部813aが入
賞球流路812内から脱して入賞球流路812内の最下
流位置の入賞球B1の流下を可能にする。このとき、流
下阻止部材813と連動する分離爪部材814は、爪部
814aが入賞球流路812内に入り込んで2番目以後
の入賞球B2,B3,…の流下を阻止する。それによっ
て、1番下の入賞球B1のみ流出される。
【0043】1番下に位置していた入賞球B1が放出さ
れた後に再びセーフソレノイド811が消磁されると、
再び流下阻止部材813の先端部813aが入賞球流路
812内に入り込むとともに分離爪部材814の先端の
爪部814aが入賞球流路812から脱した状態に復帰
して、今度は2番目の入賞球B2が流下阻止部材813
の先端部813aで係止されて待機した状態となる。そ
して、その後また、セーフソレノイド811が励磁され
ると、流下阻止部材813の先端の爪部813aが入賞
球流路812内から脱した状態となって分離爪部材81
4の先端の爪部814aが入賞球流路812内に入り込
んで3番目以降の球B3,B4…を係止し、2番目の入賞
球B2のみが流出される。このように、セーフソレノイ
ド811がオン・オフ動作を繰り返すごとに、入賞球流
路812内の入賞球が1個宛流下される。そして、図に
示すように、流下阻止部材813により入賞球が係止さ
れて待機状態となるごとにその待機した入賞球が入賞球
検出器(セーフセンサ)816によって検出されるよう
になっている。尚、この入賞球処理装置810には、流
下阻止部材813を上記セーフソレノイド811の作動
状態に拘らず人為的に回動させることによって入賞球を
強制的に排出させる、球抜きレバー817が連設されて
いる。
【0044】図14は、遊技機100の裏面に設置され
た貯留タンク820の斜視図である。この貯留タンク8
20は、裏機構盤800(図9)の上部の取付孔(図示
省略)に、取付ピン821,821によって固定される
ものであり、その下側には、該タンク820の下方に位
置する誘導樋830A,830B(図9)内の貯留球の
球ならしを行なう球ならし部材823が吊り下げられて
いる。又、この貯留タンク820の底面には、タンク8
20内の遊技球の貯留状態を検出する補給検出部822
が設けられている。この補給検出部822は、図15、
図16に示すように、貯留タンクに対して上下方向に変
位可能な可動底板部822aと、該底板部822aに設
けられた支持レバー822bと、裏機構盤800の本体
部800Aに固定されこの支持レバー822bの下側へ
の変位を検出するセンサ部822cとを具えてなる。そ
して、上記センサ部822cは、上記支持レバー822
bと当接するレバー部材822c1と、このレバー部材
が押し下げられたときにその旨を表わす信号を出力する
マイクロスイッチ822c2とによって構成されてい
る。尚、上記可動底板部822aは、その下側に設けら
れた復帰バネ(図示省略)によって上方向に付勢される
ようになっている。
【0045】このように構成された補給検出部822に
あっては、図16に示すように、貯留タンク820内に
十分な遊技球が貯留されているときには、遊技球の重さ
によって可動底板部822aが押し下げられ、上記支持
レバー822bがレバー部材822c1を押し下げ、こ
のときマイクロスイッチ822c2がオン信号を出力す
る。一方、賞品球の排出や貸出球の貸出によってタンク
820内の貯留球が少なくなると、上記底板部822a
が図示省略の復帰バネによって上方に復帰され、マイク
ロスイッチ822c2の出力がオフとなる。しかして、
この補給センサ822からの出力信号に基いて、当該貯
留タンク820内の遊技球の貯留状態を検知することが
できる。
【0046】図17は、上記貯留タンク820と球排出
装置300とを連通させる誘導樋830(830A,8
30B)の構成を説明するための分解斜視図である。こ
の誘導樋830は、同図に示すように、本体枠831と
その内部に形成された分離体832とを具えてなり、こ
の分離体832によって本体枠831内に第1の(排出
1側)誘導樋830A(裏面側から見て手前)、第2の
(排出2側)誘導樋830Bが形成され、図中左上側が
貯留タンク820側に、右下側が球排出装置300側に
連設される。尚、この第1,第2の誘導樋830A,8
30Bには、遊技球の流下に伴う樋の摩耗を防ぐため
に、ステンレス製のプレート833a,833bが各誘
導樋830A,830B毎に設けられている。
【0047】又、誘導樋830の前記本体枠831には
取付孔831a,831a…が形成されており、該本体
枠831は、この取付孔831aと裏機構盤側の取付孔
(図示省略)とが位置合わせされた状態で、取付ピン8
31b,831b…によって当該裏機構盤800の所定
位置に固定されている。
【0048】更にこの誘導樋830の下流側には、球排
出装置300の減圧ユニット310が連設されている。
この減圧ユニット310は、上記本体枠831と一体に
構成された仕切り板310Aと、該仕切り板310Aに
図中手前側より取り付けられる第1の蓋体310B及び
奥側より取り付けられる第2の蓋体310Cとによって
構成されている。そして、この仕切り板310Aと蓋体
310Bとの間、及び仕切り板310Aと蓋体310C
との間に、夫々、減圧路311(図18参照)が2条
(第1及び第2の減圧路311A,311B)設けられ
ており、これら2条の減圧路311A,311Bが上記
第1,第2の誘導樋830A,830Bに夫々連通する
ようになっている。しかして、遊技球が該減圧路311
を流下する間に、該遊技球の流下速度が低減され、球詰
りなどを発生させることなく、その下流側に設けられた
球排出ユニット320に遊技球が円滑に流入されるよう
になっている。
【0049】又、この減圧ユニット310には、上記2
条の減圧路311A,311B内に遊技球が存在してい
るか否かを検知する半端センサ315が設けられてい
る。この半端センサ315は、上記2条の減圧路311
A,311B内に突出し、当該減圧路内の遊技球の有無
に応じて、その回動軸316a,316aを中心に回動
する2つの検出片316,316と、この検出片31
6,316の検出用凸部316b,316bがその内部
に位置しているときにハイレベルの信号を出力するコ字
形検出部317A,317Bとによって構成されてい
る。このように構成された半端センサ315は、図18
に示すように、当該減圧路311A,311B内に遊技
球が存在しているときには、その検出片316,316
が、遊技球によって上方に押し上げられ、コ字形検出部
317A,317B内に検出用凸部316b,316b
が位置して、ハイレベルの信号が2つの検出部より出力
されるようになっている。一方、減圧路311A,31
1B内の遊技球が無くなると、図19に示すように、そ
の検出片316,316は、その自重によって回動し、
その検出用凸部316b,316bがコ字形検出部31
7,317より脱し、該検出部317,317からの出
力信号がロウレベルとなる。
【0050】又、減圧ユニット310の下端部には流路
開閉装置319が設けられている。この開閉装置319
は、開閉部材319aと閉塞バネ319bとを具え、当
該減圧ユニット310の下流側に、球排出ユニット32
0が取付けられているときには、開閉部材319aが、
バネ319に抗して、奥側に押し遣られ、ユニット32
1,320間の球流路が連通されるようになっている。
そして、球排出ユニット320が取り外されたときに
は、開閉部材319aが閉塞バネ319bによって手前
に押し遣られて、減圧ユニット310内の流路の最下流
端が閉塞される。
【0051】図20は、球排出装置300を構成する球
排出ユニット320の内部構成を示す正面図である。こ
の球排出ユニット320は、球排出装置300の2条の
球流路340(340A,340B,図には排出1側
(手前側)の340Aのみ示す)内の遊技球を、排出
1,2ソレノイド325(D),325(E)(図には
遊技機の裏面よりみて手前側に設置された排出1ソレノ
イドDが示されている)のオン/オフによって排出する
ものであり、該ソレノイドの制御は、後述する球排出制
御装置700からの指令信号に基いて行われるようにな
っている。
【0052】より具体的には、球排出ユニット320内
に形成されている球流路340は、垂直通路部分341
と方向変換通路部分342とから構成され、特に、その
垂直通路部分341の下部の後壁部には該垂直通路部分
341の下部に至った球をその中心部がその直上の球の
中心位置より前方(図中左側)に至るように押し遣る球
詰り防止突部341aが設けられている。
【0053】このように構成された球流路340の途中
には切欠部343及び切欠部343より、その先端部3
24aが突出する流下阻止部材324が設けられてい
る。この流下阻止部材324はその回動軸324bを中
心に回動自在に当該球排出ユニット320に取付られる
もので、該流下阻止部材324の回動は、これに連結さ
れた排出ソレノイド325(排出1,2ソレノイドSo
lD,E)のオン/オフ制御によって行われる。又、流
下阻止部材324の下側にはバウンド防止機構327が
設けられている。この防止機構327は当該排出ソレノ
イドが消磁されて流下阻止部材324が下降したときに
そのバウンドを防止するラバー327b、そのラバー3
27bを上方向に付勢するウェイト327aを具てい
る。又、球流路340の、前記流下阻止部材324が突
出する切欠部343の上流側には、排出センサ326
(排出1,2センサ326A,326B)が設置されて
いる。この排出センサ326は、その検出部326aの
内部に遊技球が存在しているときハイレベルの信号を出
力するように構成されており、しかして、1個の遊技球
の排出があったときには当該出力信号が1回立ち下がる
ようになっている。
【0054】このように構成された球排出ユニット32
0による遊技球(賞品球/貸出球)の排出は概略以下の
ように行われる。即ち、排出ソレノイド325が、後述
の球排出制御装置700からの制御信号に基いて励磁
(ON)されると、復帰バネ325aに抗して作動ロッ
ド325bが上昇され、これに連結された上記流下阻止
部材324が図中時計廻り方向に回動されて、流下阻止
部材の先端部324aが、球流路340Aより引き上げ
られ、該流路内にあった遊技球が排出される。球の排出
動作中、球排出制御装置700は、排出センサ326の
出力信号が立ち下がった回数を計数し、この計数値が所
望の値となったときに、所定数の遊技球の排出があった
と判断して、排出ソレノイド325を消磁(OFF)さ
せ、その排出動作を終了させる。
【0055】図21、図22は、球排出装置300の球
抜きユニット330の内部構成を示す正面図である。
尚、球排出ユニット320内で2条(340A,340
B)に分けられて形成されていた上記球流路340は、
該球抜きユニット330内で1条340Cに統合されて
いる。この球抜きユニット330は、球流路340Cよ
り排出される遊技球を、遊技機の供給皿24側と、回収
樋(図示省略)側の何れに誘導するかを制御するための
ものであり、ユニット本体330Aに形成された1条の
球流路340Cは、該ユニット330の略中央部分33
3で、上記供給皿24に連通された球排出樋331と、
上記回収樋に連通する球抜き樋332とに分岐されてい
る。尚、前記球排出樋331の下流側には、オーバーフ
ローセンサ360(図には現れていない)が設置されて
おり、多数の賞品球が一時に排出された結果、遊技機の
供給皿24,受け皿25側に遊技球を排出することがで
きなくなったときに、その旨が当該センサ360によっ
て検出されるようになっている。
【0056】上記2つの樋の分岐点333には、切替え
ゲート335が、回転軸335aを中心に回転自在に取
付ピン334によって取り付けられている。この切替え
ゲート335は、その連結部335bが図示省略の連結
機構によって球抜きソレノイド336の作動ロッド33
6bに連結されている。このように構成された球抜きユ
ニット330においては、通常は、球抜きソレノイド3
36は消磁(OFF)されていて、該ソレノイド336
の復帰バネ336aの作用によってロッド336bが下
降され、この結果、切替えゲート335が球抜き樋33
2を閉塞するように回動されて(図21に示す状態)、
球排出ユニット320から流下してきた遊技球が球排出
樋331側に流れるようになる。この状態から、球排出
制御装置700からの制御信号に基いて球抜きソレノイ
ド336が励磁(ON)されると、今度は、作動ロッド
336bが上記切替えゲート335を、球排出樋331
を閉塞するように回動させ、この結果、球排出ユニット
320から流下してきた遊技球が球抜き樋332側に流
れて球抜きが行われるようになる(図22に示す状
態)。
【0057】次に、本実施例の遊技機100に設けられ
た役物(可変表示装置30、変動入賞装置)及び遊技盤
3に設置された各種装飾ランプ、LEDの制御を行う役
物制御装置600の構成について、図23のブロック図
を参照して説明する。
【0058】同図に示すように、役物制御装置600
は、RAM611,分周回路612を具えてなるCPU
610、該CPU610に接続されるROM601、発
振器602、電源回路603を主要な構成要素としてお
り、上記CPU610には、データバス606を介し
て、バッファゲート630,ローパスフィルタ620が
その入力側に接続され、その出力側に出力ポート65
0,ドライバ640が接続されている。かかる役物制御
装置600の入力側には、上記バッファゲート630、
ローパスフィルタ620を介して、始動入賞検出器SW
1〜SW3、継続入賞検出器SW4、テンカウント検出
器SW5,SW6、確率モード設定スイッチ680、更
にはフォトカプラ46(データ受信用)を介して球排出
制御装置700の出力端子が接続されている。一方、該
役物制御装置600の出力側には、上記出力ポート65
0、ドライバ640を介して、大入賞口ソレノイドA、
継続入賞口ソレノイドB、確率モード表示部682の表
示LED、特別遊技表示ランプ26、リーチ表示ランプ
L1〜L4、継続表示ランプL5、装飾表示ランプL6
〜L9、蛍光表示管(特別図柄表示装置30A,30
B,30C、始動入賞記憶表示器31A〜31D)、図
示省略の中央管理装置に設けられた遊技情報処理部(大
当り情報,回転情報,始動情報)、更には、フォトカプ
ラ47,48(クロック送信用,データ送信用)を介し
て球排出制御装置700の入力端子が接続されている。
【0059】かかる構成の役物制御装置600は、上記
始動入賞検出器SW1〜SW3からの入力信号に基づい
て、遊技球が遊技盤3に設けられた始動入賞口8,6,
6(図5)に入賞したときにこれを条件として、可変表
示装置30の特別図柄表示装置30A,30B,30C
に「可変表示ゲーム」を実行させる。そして、「可変表
示ゲーム」実行中に、更に、上記始動入賞口8,6,6
の何れかに遊技球が流入すると、役物制御装置600
は、4個を限度として、入賞した個数を記憶すると共
に、その記憶個数分だけ可変表示装置の蛍光表示管の始
動入賞記憶表示器31A〜31Dを点灯させ、1個の入
賞球の記憶分に対応する「可変表示ゲーム」の実行毎
に、表示器31A〜31Dを1個宛消灯させ、その時点
で記憶されている未処理分の入賞個数記憶値を表示する
ようになっている。
【0060】又、役物制御装置600は、上記確率モー
ド設定スイッチ680からの「確率モード」を表わす信
号に基づいて「可変表示ゲーム」の「大当り」発生確率
を調整するようになっており、設定されている値(確率
モード)は、ドライバ640に接続された確率モード表
示部682(図12)にて適宜表示され得るようになっ
ている。
【0061】上記可変表示ゲームが行われ、その結果
が、所謂「リーチ状態」となると、遊技盤3に設けられ
たリーチ表示ランプL1〜L4がその旨を遊技者に告知
すべく点灯される。ここで「リーチ状態」とは、「大当
り」が発生する場合及び特定の「ハズレ」が発生する場
合に行われる表示態様であり、「可変表示ゲーム」の途
中から終了時にかけて、例えば左図柄と中図柄とを同一
の図柄としたまま、一定時間、その変動表示を行うもの
である。尚、ゲーム結果が「大当り」のときには必ずこ
の「リーチ状態」が行われるようになっている。そし
て、この「リーチ状態」のあと、特定の「ハズレ」状態
が発生するならば、上記一致した左図柄,中図柄と、右
図柄とは、一致することなくその図柄変動が停止され
る。一方、この「リーチ状態」のあと、「大当り」が発
生するならば、所定時間経過後、上記一致した左図柄,
中図柄と、右図柄とが、更に一致して、その変動表示が
終了する。即ち、「大当り」発生時には、役物制御装置
600は、当該特別図柄表示装置30A,30B,30
Cによる図柄表示を特定の表示(3図柄が一致する表
示、例えば「7」,「7」,「7」等)としてその変動
表示を停止させ、これと共に、遊技盤3に設置されたそ
の他の装飾ランプに「大当り」表示を行わせる。このよ
うに「大当り」が発生すると、役物制御装置600は、
更に、大入賞口ソレノイドAを、所定の態様で(例えば
29sec間)励磁(ON)させ、変動入賞装置50の可
動部材51,51の開閉制御を行い、もって、遊技者に
多大な利益を与え得る「大当り」遊技を開始させるよう
になっている。一方で、役物制御装置600は、上記大
当り情報、回転情報、(可変表示ゲームの)始動情報等
を表わす信号を、中央管理装置(図示省略)に送るよう
になっている。
【0062】前述のように、「可変表示ゲーム」の結果
が「大当り」となって変動入賞装置50の大入賞口52
が開成されているときに、該大入賞口52に遊技球が流
入すると、その旨はテンカウント検出器SW5,SW
6、継続入賞検出器SW4の何れかによって検出される
(図8参照)。役物制御装置600は、上記3つの検出
器SW4〜SW6からの検出信号に基いて大入賞口52
の開放中に入賞した球数をカウントすると共に、上記継
続入賞検出器SW4からの検出信号に基いて「大当り」
の継続条件成立の有無を検知する。そして役物制御装置
600は、「大当り」遊技状態での1サイクルの開放動
作の開始/終了等の動作制御を行い、更に所定の条件が
成立したときに(例えば継続条件成立時)に継続入賞口
ソレノイドBを励磁させて当該継続入賞口53Aを閉塞
させたり、継続条件が成立した旨を示すべく継続表示ラ
ンプL5の点灯等を行う。
【0063】更に、役物制御装置600には、サウンド
ジェネレータ604,アンプ605を介してスピーカ6
60が接続されており、該スピーカ660より、役物の
動作に応じた種々の効果音や玉貸排出音を発生させるよ
うにしている。
【0064】役物制御装置600は、他方で、前記入賞
検出器SW1〜SW6からの検出状態信号を、フォトカ
プラ48を介して球排出制御装置700に送るようにな
っており、この信号に基いて、球排出制御装置700
は、後述するように、セーフセンサが検知した1個の入
賞球に対して幾つの賞品球を排出すべきであるかを決定
し、その球数分の賞品球の排出制御を行うようになって
いる。更に役物制御装置600からは、信号送信タイミ
ングを決定するためのクロック信号がフォトカプラ47
を介して球排出制御装置700に入力されるようになっ
ている。一方、球排出制御装置700からは、排出動作
に係る制御信号等が、フォトカプラ46を介して役物制
御装置600に入力されるようになっている。
【0065】次に、図24のブロック図を参照して、球
排出制御装置700の構成並びにその作用について説明
する。球排出制御装置700は、同図に示すように、R
OM711,RAM712,分周回路713を具えてな
るCPU710と、該CPU710に接続される発振器
702と、電源回路703とを主要な構成要素としてお
り、上記CPU710には、データバスを介して、ロー
パスフィルタ720がその入力側に接続され、その出力
側にドライバ740が接続されている。かかる球排出制
御装置700の入力側(ローパスフィルタ側)には、排
出1,2センサ326A,326B、球排出装置300
に設けらる球抜きセンサ350、セーフセンサ816、
オーバーフローセンサ360、半端センサ315の検出
部317A,317B、排出系のエラー処理を終了させ
て元に戻すためのリセットスイッチ370、貯留タンク
に設けられた補給センサ822、打球発射装置850
(図9参照)に設けられる発射リレー851、更には、
フォトカプラ47,48を介して、役物制御装置(クロ
ック端子、データ送信端子)が接続される。又、その出
力側(ドライバ側)には、排出ソレノイド325(排出
1,2ソレノイドD,E)、球抜きソレノイド336
(ソレノイドF)、セーフソレノイド811(ソレノイ
ドC)、球排出制御装置本体に設けられたエラー表示器
790(7セグ表示部791,Dp表示部792)、遊
技機の開閉パネルに設けられた完了ランプL10、更に
は、役物制御装置600とのデータの遣取りに供せられ
るフォトカプラ46が接続されている。また、球排出制
御装置700の賞球信号,玉貸信号,発射信号を出力す
る夫々の出力端子には、これに対応してリレーが接続さ
れている。
【0066】更にこの球排出制御装置700の上記ドラ
イバ740には、インターフェイス基板860が接続さ
れており、詳細は後述するように、該基板860を介し
て、玉貸制御装置1200からの玉貸情報を表わす信号
(BRDY信号,BRQ信号)が球排出制御装置700
に送られると共に、後述の玉貸準備状態を表わす信号
(RDY信号,EXS信号)が当該球排出制御装置70
0から玉貸制御装置1200に送られるようになってい
る。更にこのインターフェイス基板860には上記電源
回路703から所定の電源電圧(24V)が供給される
ようになっている。
【0067】かかる構成の球排出制御装置700は、こ
れに接続されたセーフセンサ816からの信号に基いて
所定球数(5個,10個,15個)の賞品球を排出する
と共に、前述のインターフェイス基板860を介して送
られてくる玉貸制御装置1200からの玉貸信号に基い
て所定球数の貸出球を排出するようになっている。より
具体的には、球排出制御装置700は、セーフセンサ8
16が入賞球を検出しているときに、所定球数の賞品球
の排出を行うべきであると判断して、排出1,2ソレノ
イドD,Eを励磁(ON)し、もって賞品球の排出動作
を行う。このとき排出された賞品球は、排出1,2セン
サ326A,326Bによって検出され、検出された賞
品球が所定数となったときに、上記排出1,2ソレノイ
ドD,Eが消磁(OFF)されてその排出動作が終了す
る。このように所定球数の賞品球の排出動作が完了する
と、セーフソレノイドCが励磁(ON)されて当該入賞
球の排出(1個)が行われる。しかして、前述の入賞球
処理装置810内に多数の入賞球が貯留されているとき
には、上記排出された入賞球の次の入賞球が上記セーフ
センサ816によって検出され、該入賞球に対応した所
定球数の賞品球の排出が、同様の手順にて行われる。と
ころで、今回検出された入賞球に対して幾つの賞品球を
排出すべきかは、前述の役物制御装置600からの賞球
データ信号に基づいて決定される。即ち、遊技盤3に設
けられた入賞口に流入した入賞球(セーフ球)は、前述
の入賞球処理装置810に全て集められるが、この入賞
球のうち、始動入賞口(5個排出入賞口)に流入した遊
技球は始動入賞検出器SW1〜SW3によって検出さ
れ、大入賞口52(15個排出入賞口)に流入した遊技
球は継続入賞検出器SW4,テンカウント検出器SW
5,SW6によって検出され、各々の入賞口(5個排出
入賞口,15個排出入賞口)に幾つの遊技球が流入した
かが、役物制御装置600によって記憶される(5個排
出記憶,15個排出記憶)。そして排出動作が開始され
ると、球排出制御装置700から役物制御装置600に
要求信号が送られ、このとき、この記憶内容に基づき、
球排出制御装置700側に送られる賞球データ信号が決
定され、当該球排出制御装置700による賞品球排出が
行われる。従って、入賞球処理装置810内に多数の入
賞球が貯って、これらの入賞球に対応させて複数回の賞
品球の排出制御を行うにあたって、球排出制御装置70
0は、役物制御装置600から例えば「5個排出」を表
わす信号を受けているときには、賞品球の5個排出を行
い、役物制御装置600は賞球信号送信毎に「5個排出
記憶」の値を「1」だけ減算する。この5個排出が、記
憶された回数だけ行われてその記憶がなくなると、次に
役物制御装置600は「15個排出記憶」有無が判断さ
れ、この「15個排出記憶」があるときには、賞品球の
15個排出を行い、15個排出データ送信毎に該「15
個排出記憶」の値を「1」だけ減算する。そして、この
15個排出記憶がなくなると、それ以後は、入賞球処理
装置810に貯えられている入賞球に対して、自動的に
「10個排出」が行われるようになっている。
【0068】更に、球排出制御装置700は、球抜セン
サ350から入力信号を受けると、球抜ソレノイド33
6(Sol.F)を励磁して、切替えゲートを図21に
示す状態から図22に示す状態に回動させ、球排出経路
を球排出樋331から球抜き樋332に切り換えると共
に、排出ソレノイド1,2を励磁して、球排出装置30
0に球抜動作を行わせる。又、球排出制御装置700
は、オーバーフローセンサ360、半端センサ317
A,317B、補給センサ822からの入力信号を受け
て、賞品球の排出を禁止すべき状態(オーバーフロー状
態、誘導樋830A,Bの半端状態、貯留タンク820
の球不足状態)を検知し、このとき賞品球の排出を禁止
すると共に、エラー表示器を点灯させ、又は、完了ラン
プを点灯させる。
【0069】更に、球排出制御装置700は、インター
フェイス基板860を介して送られてくる玉貸制御装置
1200からの玉貸内容を表わす信号に基づいて玉貸動
作を行ようになっている。即ち、遊技機に設けられた貸
出スイッチ252の操作によって貸出信号が、後述の玉
貸制御装置1200に送られると、該制御装置1200
から玉貸信号が該球排出制御装置700に送られ、これ
に基づいて所定の玉貸動作が行われる。
【0070】図25は、該球排出制御装置700による
所定球数の賞品球の排出動作時の、球排出制御装置70
0と役物制御装置600との信号の遣取りを説明するた
めのタイミングチャートである。この図に示すように、
遊技球が入賞球処理装置810に至るとセーフセンサか
らの出力信号が立ち下がり(t0時点)、この立ち下が
り状態が所定時間(例えば10msec)継続したか否かが
判別され、所定時間経過した時点(t1時点)で入賞球
が存在していると判断される。このように入賞球(セー
フ球)の存在が確認されると球排出制御装置700から
役物制御装置600に要求信号が送られ(t1〜t2時
点)、該要求信号を受信した役物制御装置600から賞
球データ(「5個排出」,「15個排出」)を表わす賞
球データ信号が、2回続けて送られてくる(t2〜t3時
点間;t3〜t4時点間)。そして2回続けて送られてき
た信号が互いに一致したとき当該賞球データが正しい内
容を表わしていると判断されて賞球データが確定し(t
4時点)、この賞球データ(例えば「15個排出」)に
基いた排出動作(t4〜t5)が行なわれる(例えば、排
出1,2センサが15個の賞品球を検知するまで排出
1,2ソレノイドが励磁される)。この排出動作が終了
すると(t5時点)、所定期間に亘る排出ウェイトが行
われる。この排出ウェイト中に、セーフソレノイドCが
励磁されて当該入賞球の排出が行われる(t6〜t9)。
この場合、セーフソレノイドCの励磁によりセーフセン
サ816の出力信号が立ち上がり、この状態が所定時間
(例えば10msec)継続したときに当該入賞球が、入賞
球処理装置810より放出されたと判断され(t8時
点)、更にこの時点より所定時間(例えば50msec)経
過した時点(t9時点)で当該セーフソレノイドCが消
磁(OFF)される。上述のようにセーフソレノイドC
を励磁して当該入賞球を排出したときに、入賞球処理装
置810内に貯留されていた次の入賞球が、セーフセン
サ816内に達すると、その旨が再び該センサ816に
よって検出され(t10時点)、該入賞球に対応した所定
球数の賞品球の排出動作が行われる(t10以降の排出動
作)。尚、球排出制御装置700は、1個の入賞球に対
応した賞品球の排出が完了した時点で、入賞回数を計数
するための賞球信号を、図示省略の中央管理装置に送る
ようになっている(t6〜t7時点)。
【0071】次に、玉貸機200に設けられ、遊技機1
00側の玉貸操作部250の操作に応じて、前記球排出
装置300に玉貸排出動作を行わせる玉貸制御装置12
00の構成並びにその機能について図26を参照して説
明する。この玉貸制御装置1200は、同図に示すよう
に、ROM1211,RAM1212,分周回路121
3を具えてなるCPU1210、該CPU1210に接
続される発振器1202、電源回路1203を主要な構
成要素としており、上記CPU1210には、データバ
スを介して、レシーバ1220、ローパスフィルタ12
30,1240がその入力側に接続され、その出力側に
ドライバ1250,1260,1270及びトランスミ
ッタ1280が接続されている。
【0072】かかる玉貸制御装置1200の上記レシー
バ1220にはカードリーダが接続され、ローパスフィ
ルタ1230には、当該玉貸機と組をなす遊技機を特定
するためのアドレス設定器、1回の玉貸操作で何円分の
遊技球を貸し出すかを決定するための玉貸金額設定器、
更にはカードリーダ内に引込まれたカードを強制的に排
出させるべく当該制御装置1200を初期状態に戻すリ
セットスイッチが接続されている。又、上記ローパスフ
ィルタ1240には、インターフェイス基板860を介
して、遊技機100側の玉貸操作部250に設けられた
貸出スイッチ252、カード返却スイッチ254が接続
されると共に、該基板860上に設置されたフォトカプ
ラ43,44が接続されている。しかして、前記球排出
制御装置700からのRDY信号がフォトカプラ43を
介して受信され、EXS信号がフォトカプラ44を介し
て受信されるようになっている。
【0073】又、玉貸制御装置1200の出力側を構成
する上記ドライバ1250には玉貸機200本体に設け
られたカード利用可能表示器231が接続され、上記ト
ランスミッター1280には、遊技店の事務所等に設置
される玉貸管理装置(図示省略)及びカード挿入中表示
器(LED)234が接続されている。又、ドライバ1
260にはインターフェイス基板860を介して、玉貸
操作部側の度数表示器251(7セグメント形表示
器)、貸出可能表示器253が接続されている。又、ド
ライバ1270には、上記基板860上に設置されたフ
ォトカプラ41,42が接続されている。しかして、該
玉貸制御装置1200からのBRDY信号,BRQ信号
が、夫々、フォトカプラ41、フォトカプラ42を介し
て球排出制御装置700に送信されるようになってい
る。尚、上記ドライバ1260には役物制御装置600
から電源電圧(24V)がヒューズ49を介して供給さ
れるようになっており、この電源電圧が所定レベルに変
換された後、遊技機100側の玉貸操作部250に供給
されるようになっている。更に、CPU1210に接続
された上記電源回路1203は、玉貸機200に内蔵さ
れたカードリーダに接続されて、該カードリーダに駆動
用の電源電圧を供給すると共に、インターフェイス基板
860に設置されたフォトカプラ45を介して球排出制
御装置700に所定の電圧を供給するようになってい
る。しかして、球排出制御装置700は、当該電源回路
1203から供給される電圧レベルを監視することによ
って、上記基板860に設置されたフォトカプラ45が
正常に接続されているか否かを判断し、もって、その他
のフォトカプラ41〜44が正常に接続されているか否
かを判断するようになっている。
【0074】概略上記のように構成された玉貸制御装置
1200は、玉貸機200が玉貸可能状態であること
を、遊技機側から送られてくるPRDY信号(PRD
Y)に基づいて判断し、可能状態であるときにカード利
用可能表示器231を点灯させる。この点灯が行われて
いるときにプリペイドカード(図示省略)が挿入される
と、玉貸制御装置1200は、その旨をカードリーダか
らの入力信号に基づいて検知し、プリペイドカードが挿
入されているときにその旨を示すべく玉貸機200側に
設けられたカード挿入中表示器234を点灯させる。更
に玉貸制御装置1200は、カードリーダからの信号に
基づいてプリペイドカードの残高を検知してこれを度数
表示器251にて表示すると共に、該残高が玉貸可能な
所定金額以上(例えば100円以上)であるときに、貸
出可能表示器253を点灯させる。
【0075】プリペイドカードの残高が上記所定金額以
上のときに、遊技機側に設けられた貸出スイッチ252
の操作が行われると、その1回の押圧動作毎に、所定個
数(例えば300円分)の遊技球を排出させる指令信号
が該貸出スイッチ252から一旦、玉貸制御装置120
0に送られ、これに基づいて該玉貸制御装置1200か
らBRDY信号がフォトカプラ41を介して球排出制御
装置700に送られ、球排出制御装置700は球排出装
置300に所定球数の貸出球の排出を行わせる。このと
き玉貸制御装置1200は、上記行われた玉貸に関する
データを、光通信にて接続された貸玉管理装置に送信す
ると共に、挿入されているプリペイドカードの残高情報
を書き換えるべく玉貸情報をカードリーダの書き込み装
置(図示省略)に送信する。上記一連の玉貸動作が終了
して、その後、カード返却スイッチ254が押される
と、カード返却を表わす指令信号がカードリーダに送ら
れて、該カードリーダによるプリペイドカードの返却が
行われる。
【0076】尚、玉貸情報を、上記貸玉管理装置に送信
するに当たって、玉貸制御装置1200は、アドレス設
定器からの信号に基いて、当該玉貸機200が何れの遊
技機に設定された台であるかを特定し、この台を特定す
る信号と共にこの玉貸機による玉貸状況を表わす信号を
上記管理装置に送るようになっており、該管理装置側で
は、遊技店内の全台の玉貸状況を集中管理するようにな
っている。尚、玉貸制御装置1200は、玉貸金額設定
器から金額設定信号を読込み、この値に基づいて、前記
貸出スイッチ252の1回の押圧操作で貸し出す遊技球
の数を決定し、その旨を表わす信号を、球排出制御装置
700に送るようになっている。又、前記リセットスイ
ッチは、不正操作等の異常発生時により、一旦、玉貸動
作の禁止が行われた場合に、その後、当該玉貸禁止状態
の解除を行うためのもので、該スイッチから信号が入力
されたとき、玉貸制御装置1200は、初期化され、玉
貸が可能な状態となる。又、玉貸制御装置1200は、
遊技機側のカード返却スイッチの押圧操作により発せら
れた信号に基づいてカードリーダを作動させて、プリペ
イドカードの返却を行うようになっている。
【0077】次に上述の玉貸実行時の、玉貸制御装置1
200と球排出制御装置700間の信号の遣取りについ
て、図27に示すタイミングチャートを用いて説明す
る。球排出装置300側が球の排出が可能な状態である
ときには、球排出制御装置700より発せられるPRD
Y信号がロウレベルに保持される。この状態で玉貸操作
部250の貸出スイッチ252が押されると、図に示す
ように、玉貸信号が立ち下がり(t11時点)、このとき
玉貸制御装置1200から球排出制御装置700に送ら
れるBRDY信号が立ち下がる。このBRDY信号が立
ち下がった時点で、上記PRDY信号がロウレベルであ
ると、玉貸制御装置1200は、球排出制御装置700
に1回の排出動作(例えば100円分)を要求すべくB
RQ信号をロウレベルに変換する(t12時点)。このロ
ウレベルのBRQ信号を受けた球排出制御装置700
は、玉貸排出開始条件成立を表わすべくEXS信号を立
ち下げ(t13時点)、ついで排出1,2ソレノイドの励
磁(駆動信号をハイレベルに変換)を行なうと同時にプ
リペイドカードの残高を所定金額分(100円分)減算
する(t14時点)。このように排出1,2ソレノイドが
励磁されると、球排出装置300内に貯留された遊技球
が排出され、その排出個数が排出1,2センサによって
検出される。この排出1,2センサからの信号の立ち下
がり回数は、球排出制御装置700によってカウントさ
れ、例えば排出1センサが13個の遊技球の排出を検知
し、排出2センサが12個の遊技球の排出を検知したと
きに所定球数(100円分)の遊技球の貸出が行われた
と判断して、該球排出制御装置700は上記駆動信号を
ロウレベルに戻して遊技球の排出を終了させる(t15
点)。所定個数(100円分;例えば25個)の遊技球
の排出が完了した時点で、球排出制御装置700は排出
ウェイト期間(この時点より例えば500msec;t15
18間)に移行され、その旨を示すウェイト信号がハイ
レベルにされる。又、上記所定球数(25個)の遊技球
の排出が完了した時点で、該球排出制御装置700は、
貸出信号を中央管理装置(図示省略)に送ると共に、上
記EXS信号を立ち上げて次のBRQ信号を受入れ可能
な状態にする。EXS信号が立ち上がっている状態で、
BRQ信号が再び立ち下がると、上記ウェイト期間経過
後(このときEXS信号も立ち下がる)、玉貸排出連続
条件が成立したと判断されて排出1,2ソレノイドの励
磁による遊技球の貸出を行うと共に、BRQ信号を立ち
上げて、プリペイドカードの残高を再び所定金額(10
0円)減算する。かかる排出1,2ソレノイドの励磁に
よって、所定球数の排出が完了すると、再び玉貸信号が
出力されると共に、EXS信号が立ち上げられてBRQ
信号を受入れ可能な状態とする。上記所定球数(100
円分;25個)の遊技球の排出は、本実施例では、1回
の貸出スイッチ252の押圧動作に対して、3回行われ
るようになっている。しかして、300円分の遊技球の
排出が完了すると、上記BRDY信号が立ち上がって、
貸出処理が完了する(t22時点)。尚、図27に示され
た、所定期間T0〜T4は、具体的には、T0が30〜
50msec、T2が10msec〜10sec、T3が200mse
c〜10sec、T4,Teが最大250msecという条件の
下で適宜設定される。
【0078】図28は、前述した役物制御装置600及
び球排出制御装置700による賞品球の排出制御の流れ
を模式的に表わす制御ブロック図である。この図に示す
ように、賞品球の排出数の決定は、第1種入賞計数記憶
手段1010,第2種入賞計数記憶手段1020、賞球
排出数決定手段1030によって行われ、賞球数信号発
生手段1040及び球排出制御手段1050が、上記賞
球排出数決定手段1030からの信号更には、セーフセ
ンサ816、玉貸制御装置1200からの信号を受けて
球排出装置300に遊技球の排出を行わせるようになっ
ている。
【0079】より具体的には、前記第1種入賞計数記憶
手段1010は、最小個数(例えば5個)の賞品球を排
出する入賞口(本実施例では始動入賞口6,6,8)へ
の入賞を第1種入賞検出器(始動入賞検出器SW1〜
3)1001からの信号に基づいてカウントしてその値
を記憶する。又、前記第2種入賞計数記憶手段1020
は、最大個数(例えば15個)の賞品球を排出する入賞
口(大入賞口52)への入賞を第2種入賞検出器(継続
入賞検出器SW4,テンカウント検出器SW5,6)1
002からの信号に基づいてカウントしてその値を記憶
する。このように記憶された値を表わす信号は、上記賞
球排出数決定手段1030に送られる。
【0080】一方、遊技盤3に設置された全ての入賞口
に入賞した遊技球は、入賞球検出器(セーフセンサ)8
16によって検出され、その検出結果が、賞球数信号発
生手段1040に送られる。該賞球数信号発生手段10
40は、入賞球検出器816からの信号を受けると、球
排出制御手段1050に指令信号を送り、これを受けた
球排出制御手段1050は所定球数の賞品球の排出を球
排出装置300に行わせる。
【0081】ところで、このとき排出される賞品球の球
数は、賞球数信号発生手段1040が、上記賞球排出数
決定手段1030からの信号に基いて決定するようにな
っている。より具体的には、入賞球検出器816が入賞
球を検出した時点で、前記第1種入賞計数記憶手段10
10の記憶値があると、賞球排出数決定手段1030
は、当該入賞球に対応した賞品球の排出個数を優先的に
「5個」に設定すべく指令信号を賞球数信号発生手段1
040に出力し、一方で、第1入賞球計数記憶手段10
10にて記憶されている値を「1」減算する。しかし
て、この記憶値があるうちは、賞球排出数決定手段10
30は、排出個数を「5個」に設定する指令信号を出力
し、上記減算の結果、その記憶値がなくなると、賞球排
出数決定手段1030は、次に前記第2種入賞計数記憶
手段1020の記憶値があるか否かを判別し、その記憶
値があるならば、今回の入賞球1個に対し、賞品球の排
出個数を優先的に「15個」に設定して、その旨を賞球
数信号発生手段1040に送り、一方で、第2入賞球計
数記憶手段1020にて記憶されている値を「1」減算
する。しかして、この記憶値があるうちは、賞球排出数
決定手段1030は、排出個数を「15個」に設定する
指令信号を出力する。上記減算の結果、その記憶値がな
くなると、賞球排出数決定手段1030は、その旨を表
わす指令信号を、賞球数信号発生手段1040に送るよ
うになっており、その後は「10個」排出が行われる。
【0082】この結果、入賞球検出器(セーフセンサ)
816が入賞球を検出した時点で、「5個排出」の記憶
と、「15個排出」の記憶があった場合には、「5個排
出」が優先的に行われるようになり、「5個排出」すべ
て行われた後に初めて「15個排出」が行われることと
なる。そしてこれらの入賞記憶がなくなるとその後「1
0個排出」が行われる。ところで、本実施例では、先ず
「5個排出」が行われて5個の賞品球が排出が行われた
ときに入賞球処理装置810より1個の入賞球が放出さ
れ、その後「15個排出」が行われて15個の賞品球が
排出されたときに1個の入賞球が排出されるようになっ
ている。このように、複数の入賞球があったときに、排
出個数の少ない賞品球の排出(5個排出)が先に行われ
て逸早く入賞球(セーフ球)が放出される。従って同一
数の賞品球の排出がされたときに処理される入賞球の
数、即ち、入賞球処理装置810(図13)から放出さ
れる入賞球の数を増すことができ、仮に、「大当り」が
発生した場合であっても、早めに入賞球が入賞球処理装
置810より放出されるので該入賞球処理装置810内
部に多数の入賞球が貯ってオーバーフローすることがな
くなる。
【0083】上記賞球数信号発生手段1040からの信
号が入力される球排出制御手段1050には、一方で玉
貸制御装置1200が接続されており、該装置1200
から送られてくる玉貸指令信号に基いて球排出制御手段
1050は所定数の遊技球の貸出を行うようになってい
る。尚、実際に行われた玉貸のデータは玉貸制御装置1
200側に戻されてプリペイドカードの書換え処理等が
行われうようになっている。
【0084】前記球排出制御手段1050は、前記賞球
数信号発生手段1040からの指令信号、又は、玉貸制
御装置1200からの玉貸指令信号に基づいて、球排出
装置300の排出1,2ソレノイドを励磁して、所望数
の遊技球の排出を行う。尚、球排出制御手段1050
は、球排出装置300及び賞球数信号発生手段1040
からの制御信号に基づいて賞品球の排出動作中であるか
否かを検知し、排出動作中でないことを条件に、玉貸制
御手段1200からの指令信号に基づいて、上記玉貸動
作を行わせるようになっている。
【0085】次に、上述した役物制御装置600による
可変表示装置30及び変動入賞装置50の作動制御につ
いて図29〜図75に示すフローチャートに従って説明
する。図29は、役物制御装置600による役物制御処
理の概略を示すゼネラルフローチャートであり、遊技機
100に電源が投入されたときに開始され、以後2msec
経過毎に繰返し実行されるものである。
【0086】本プログラムが開始されると、先ずステッ
プS02で初期情報の設定が行われ、次いで、当該開始
された処理が電源投入による起動であるか、即ち今回ル
ープが電源投入直後のループであるか否かが判別される
(ステップS04)。この判別が“Yes”のときに
は、RAM領域の初期化を行い(ステップS06)、こ
の初期状態での各動作部への駆動/制御信号の出力処理
を行って(ステップS08)、ステップS30に進み、
不正処理を行う。そして、この不正処理の実行によって
不正が発生していると判断された場合には、当該不正状
態がなくなるまでその不正動作を継続して実行する。一
方、不正処理の実行時に不正が発生していなかった場
合、又は一旦発生した不正状態が解消された場合にはス
テップS38に進んで、当該可変表示装置30の表示処
理を行い、次いで、効果音の編集、出力処理を行って
(ステップS40)、本プログラムを終了する。
【0087】一方、今回ループが電源投入直後のループ
でない場合には(ステップS04の判別結果が“N
o”)、ステップS10で賞球制御が行われ、次いで、
詳細は後述する確率設定処理(ステップS12)、入力
処理(ステップS14)、出力処理(ステップS1
6)、乱数更新処理(ステップS18)、パワーフェイ
ル監視処理(ステップS20)、カウントスイッチ入賞
監視処理(ステップS22)、継続スイッチ入賞監視処
理(ステップS24)、特別図柄作動スイッチ入賞監視
処理(ステップS26)が順次行われる。これらの処理
が終了すると、ステップS28に進み、この時点で設定
されているイベントカウンタの値に応じて、ブロック1
(ステップS30)〜ブロック4(ステップS36)の
何れかの処理が行われた後、前述した可変表示装置の表
示処理(ステップS38)、音の編集/出力処理(ステ
ップS40)が行われ、本プログラムを終了する。
【0088】ところで、上記イベントカウンタは、所定
時間(2msec)毎に行われる当該プログラムを、時分割
によって、例えば8msec毎にその処理を行うように分岐
させるものであり、従って、ブロック1の不正処理(ス
テップS30)、ブロック2の特図ゲーム処理(ステッ
プS32)、ブロック3のソレノイドA,B励磁処理
(ステップS34)、ブロック4のランプ/LED処理
(ステップS36)は、8msec経過毎に実行されるよう
になる。尚、本プログラムを説明するに当り、便宜上、
ステップS02からステップSS18までの処理を“フ
ェイズ1”、ステップS20からステップS26までの
処理を“フェイズ2”、ステップS28からステップS
36までの処理を“フェイズ3”、可変表示装置の表示
処理、スピーカ660による効果音発生処理(ステップ
S38,S40)を“フェイズ4”として、以後説明す
る。
【0089】図30〜図75は、上述のゼネラルフロー
チャート(図29)を詳細に示すディティルフローチャ
ートである。このうち図30,図31は、ゼネラルフロ
ーチャートの“フェイズ1(ステップS02〜ステップ
S18)”のディティルを示すフローチャートである。
この“フェイズ1”の処理が開始されると、初期情報の
設定処理、即ちスタックポインタの設定(ステップS1
02)、RAMのアクセス許可(ステップS104)、
当該2msec毎のリセット信号を発生させるタイマPCT
1の割込信号のセット(ステップS106)、リフレッ
シュレジスタの値の復帰(ステップS108)が行われ
た後、今回処理が電源の投入により起動したものである
か否かの判別がなされる(ステップS110)。そし
て、この判別結果が“Yes”のときには、初期化処
理,出力処理(前述のゼネラルフローのステップS0
6,S08の処理)が行われる。即ち、ステップS11
2でRAM領域の初期化が行われ、ステップS114で
アミューズの内蔵レジスタの初期化が行われ、更に、ス
テップS116で電源投入時の遅延時間の更新が行わ
れ、ステップS118で図32に示す出力処理(OUT
PRC)が行われる。ここで上記遅延時間は、電源投入
から作動開始までの約1secのアイドルタイムを確保す
るために設けられるものである。この出力処理(OUT
PRC)では、同図に示すように出力域の内容が、当該
CPUの各出力ポートに出力されるようになっている。
この出力処理が終了すると、詳細は後述するフェイズ3
の“ブロック1”(図40)のステップS1028にス
キップして、不正処理が行われる。そして、この不正処
理が行われた後は、そのまま後述の“フェイズ4”の処
理に進むようになっている。
【0090】一方、前記ステップS110の判別結果が
“No”のときには、更に、ステップS120でRAM
検査領域が正常であるか否かが、次のステップS122
で全てのRAM領域のチェックが終了したか否かが判別
される。全てのRAM領域のチェック中に、RAM検査
領域の何れかが異常であった場合には、前記ステップS
112に進んでそれ以降の処理が行われる。
【0091】一方、全てのRAM領域が正常であったと
きには(ステップS122の判別結果が“Yes”)、
ステップS124に進む。このステップS124では後
述の“SV制御処理(賞球制御)”が行われ、次いでス
テップS126で後述の“確率設定表示処理”が行わ
れ、その後、電源投入時にセットされたウェイト時間が
終了した否かが判別される(ステップS128)。未だ
ウェイト時間が経過せず、この判別結果が“No”のと
きには、前記ステップS116にて、電源投入時の遅延
時間の更新が行われ、次のステップS118で出力処理
が行われ、その後、“フェイズ3”のステップS102
8にスキップする。一方、前記ステップS128の判別
結果が“Yes”のときには、ステップS130にて各
スイッチの入力情報が設定され、次のステップS132
で後述の“スイッチ入力処理”が行われ、ステップS1
34でステップS118と同様の手順で出力処理が行わ
れ、その後図31に示す“RAND000”処理に移行
する。
【0092】図31は、図30の“PRGTOP”処理
(フェイズ1の前半)に引き続いて行われる“RND0
00”処理(フェイズ1の後半)のプログラムフローチ
ャートである(図29のステップS18に相当)。即
ち、“PRGTOP”のステップS134(出力処理)
が終了すると、処理はステップS136に進み、「大当
り」発生確率を調整するための、確率生成乱数の値が更
新され、次のステップS138で「可変表示ゲーム」の
際に表示される図柄を制御するための図柄表示用カウン
タの更新処理が行われ、その後、ステップS140で詳
細は後述する特別図柄の更新結果の判定処理(JUDG
11)が行われる。
【0093】次のステップS142では、上記判定結果
に基づいて、当該表示図柄が、大当り図柄(例えば、
「3,3,3」,「7,7,7」等)となっているか否
かが判別される。そして、この判別結果が“Yes”の
ときにはRAM内に「大当り」図柄領域が設定され(ス
テップS144)その後ステップS148に進み、一
方、判別結果が“No”のときにはRAM内に「ハズ
レ」図柄領域が設定され(ステップS146)その後ス
テップS148に進む。ステップS148では、上記設
定した領域に、表示図柄の更新結果が格納され、その
後、フェイズ2の処理に移行する。
【0094】図33〜図35は“フェイズ2”(ゼネラ
ルフローチャート図29のステップS20〜S26に相
当)のプログラムフローチャートであり、このうち図3
3はパワーフェイル監視処理,テンカウント検出器SW
5,SW6の入力処理が行われる“PHASE2”処理
のプログラムフローチャート、図34は継続入賞検出器
SW4の入力処理が行われる“KZKINP”処理のプ
ログラムフローチャート、図35は始動入賞検出器SW
1〜SW3の入力処理が行われる“TKZINP”処理
のプログラムフローチャートである。この“フェイズ
2”が開始されると、先ず、ステップS150で詳細は
後述する“パワーフェール監視処理(FALSUB)”
が行われ、次のステップS152で“ノーカウント不正
解除処理(NCSUB)”が行われる。この“ノーカウ
ント不正解除処理”では、図36に示すように、テンカ
ウント検出器SW5,SW6から入力があったか否かが
判別され(ステップK02)、入力があったとき(“Y
es”のとき)ステップK04でノーカウント不正フラ
グが“0”にクリアされ、入力がなかったとき(“N
o”のとき)そのまま、該ルーチンを終了するようにな
っている。これらの処理が終了すると、ステップ切換と
フラグクリアが行われ(ステップS154)、次のステ
ップS156で既に不正動作中であるか否かが判別され
る。
【0095】この不正の検出は、例えば後述の“ブロッ
ク1”処理(図40)のステップS1016等で行われ
るもので、前回ループまでに不正が検知され、既に不正
動作中となっていれば(判別結果が“Yes”)、その
まま、“フェイズ3”(図39)に移行する。一方、未
だ不正が発生していないときには(判別結果が“No”
のとき)、不正音の初期情報がセットされ(ステップS
158)、テンカウント検出器SWの入力信号の立上が
り又は立下り(エッジ)情報が取出され(ステップS1
60)、次のステップS162でテンカウント検出器S
W5,SW6の入力信号が立上がったか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときには、続くステップ
S164〜S180をスキップして図34に示す“KZ
KINP”処理に移行する。一方、この判別結果が“Y
es”のときには、ステップS164でテンカウント検
出器からの入力信号の立上がり(エッジ)記憶がクリア
され、次のステップS166にてこの時点で「大当り」
動作中であるか否かが判別される。この判別結果が“N
o”のときには、続くステップS168〜S180スキ
ップして“KZKINP”処理に移行する。一方、この
判別結果が“Yes”のときには、「大当り」動作中に
大入賞口52への入賞があってテンカウント検出器から
の信号が立上がったと判断して、その旨(「大当り」中
の入賞)を遊技者に報知すべく、入賞音の出力要求が行
われ(ステップS168)、次いでテンカウント検出器
の入力数(立上がり回数)即ち1回の「大当り」動作中
の当該大入賞口52への入賞数がカウントされ、ステッ
プS172でそのカウント値が所定値(例えば「1
0」)以上であるか否かが判別される。
【0096】このステップS172の判別結果が“N
o”のときには、続くステップS174〜S178をス
キップして、ステップS180にて当該カウント数を可
変表示装置30で表示させるべく、その数がRAMの表
示器制御領域に設定されて、図34に示す“KZKIN
P”処理に移行する。一方、前記ステップS172の判
別結果が“Yes”のときには、入力数(カウント値)
が「10」に補正され、次いでソレノイドAがオフ状態
(オフ期間)であるか否かが判別される。この判別時点
で、既にオフとなっているときには(判別結果が“Ye
s”)、ステップS178にて、各ステップの実行時間
を計測するためシーケンスタイマがクリアされ、その後
ステップS180に進む。一方、判別結果が“No”の
ときには、ステップS178をスキップして、そのまま
ステップS180を実行し、その後“KZKINP”処
理に移行する。
【0097】処理が上記“KZKINP”処理(図3
4)に移行すると、先ず、ステップS182で、継続入
賞検出器SW4からの信号が立上がったか否か(入力が
あったか)が判別される。この判別結果が“No”のと
きには、続くステップS184〜S212をスキップし
て、図35に示す“TKZINP”処理に移行する。一
方、判別結果が“Yes”のときには、ステップS18
4で当該継続入賞検出器からの信号の立上がり記憶がク
リアされ、次いで、継続条件成立の効果音を発生させる
べく、継続音の出力データが設定され(ステップS18
6)、大当り動作のうち後半動作の表示コマンドが設定
され(ステップS188)、ステップS190で、現在
の「大当り」動作が前半動作(1〜8サイクルまでの動
作)であるか否かが判別される。この判別結果が“Ye
s”のときには、続くステップS192〜S198をス
キップして、ステップS200に進む。一方、このステ
ップS190の判別結果が“No”のときにはステップ
S192で継続前の有効時間中か否かが判別される。こ
のステップS192の判別結果が“No”のときには、
続くステップS194〜S212をスキップして、図3
5に示す“TKZINP”処理に移行する。一方、判別
結果が“Yes”のとき即ち、継続条件成立後のインタ
ーバル中であるときは、インターバル中であることを遊
技者に報知すべく、インターバル音の出力データが設定
される(ステップS194)。そして次のステップS1
96では後述の“出力音設定処理”(SNDSET)が
行われ、ステップS198でインターバル中(継続前の
有効時間中)である旨を表示するためのコマンドの設定
されて、ステップS200に進む。
【0098】前記ステップS190の判別結果が“Ye
s”のとき、又は、前記ステップS198の後に行われ
るステップS200では、継続条件の成立を表わす継続
入賞フラグが“1”に設定され、次のステップS202
で、変動入賞装置53の可動部材51,51の開放動作
が終了サイクル(16サイクル目)での動作であったか
否かが判別される。この判別結果が“Yes”のときに
は、「大当り」動作を更に継続させることなく、即ち続
くステップS204からステップS212をスキップし
て、図35に示す“TKZINP”処理に移行する。一
方、前記ステップS202の判別結果が“No”のとき
には、ステップS204で継続後のステップ(継続サイ
クル数)が設定され、ステップS206でステップ切換
フラグが“1”に設定され、ステップS208で当該表
示コマンドがRAMの所定領域に格納された後、継続音
の出力タイミングとなっているか否かが判別される。こ
の判別結果が“Yes”のときにはステップS212に
て継続条件成立を示す効果音の出力が行われ、一方、
“No”のときには、該ステップS212をスキップし
て、図35の“TKZINP”処理に移行する。
【0099】処理が“フェイズ2”の“TKZINP”
処理(図35)に移行すると、ステップS214で始動
入賞検出器SW1〜SW3の入力監視用の情報が設定さ
れ、次のステップS216で始動入賞検出器からの入力
(立上り)があったか否かが判別される。この判別結果
が“No”のときは、続くステップS218〜S242
をスキップして、ステップS244以降の処理に進む。
【0100】一方、前記ステップS216の判別結果が
“Yes”のときには、当該始動入賞検出器からの入力
信号の立上り記憶がクリアされ(ステップS218)、
当該始動入賞検出器からの信号の立上りに対応して、入
力情報が更新され(ステップS220)、次のステップ
S22で当該更新された入力情報(入賞数の合計値)が
“255”以上となっているか否かが判別される。この
判別結果が“No”であるうちは、続くステップS22
4をスキップして、ステップS226に進み、一方、
“Yes”となったときには、ステップS224で更新
された入力情報の値を「1」減算してステップS226
に進む。
【0101】ステップS226では、始動入賞検出器S
W1〜SW3からの入力信号に対応させて未だ対応する
可変表示ゲームが実行されていない入賞球数を表わす入
賞個数の記憶値が更新され、次のステップS228で、
更新した記憶値が“4”以上となっているか否かが判別
される。このステップS228の判別結果が“Yes”
のときには、続くステップS230〜S242をスキッ
プして、そのままステップS244に進む。一方、この
判別結果が“No”のときには、ステップS230で更
新された入賞個数記憶値の新たな表示用データが設定さ
れ、可変表示ゲームを記憶値に応じた表示ゲーム時間と
すべく、ステップS232で入賞個数記憶値に対応する
図柄変動時間が設定され、ステップS234で、有効な
始動入賞があったことを示すべく入力音の出力要求が行
われて、その後ステップS236の判別が行われる。
【0102】このステップS236では、遊技盤3に設
置された可変表示装置30及び変動入賞装置50が通常
動作中であるか否かが判別される。この判別結果が“N
o”即ち、遊技機が「大当り」等の特別遊技状態のとき
には、ステップS238をスキップしてステップS24
0に進み、“Yes”のとき(通常動作中のとき)に
は、各ステップの実行時間を計測するためのシーケンス
タイマがクリアされ(ステップS238)、その後ステ
ップS240に進む。このステップS240で行われる
“TKZGET”処理は、可変表示ゲームに用いられる
乱数の記憶更新を行なうためのサブルーチンであり、図
37に示すように該サブルーチンが開始されると、先ず
ステップK06で(特別図柄決定用の乱数の記憶領域が
設定され、次のステップK08で「大当り」を発生させ
るための乱数の値が記憶され、その後該ルーチンを終了
する。
【0103】この“TKZGET”処理が終了すると、
次のステップS242で、全ての始動入賞検出器SW1
〜SW3に関するステップS216〜S240の処理が
終了したか否かが判別される。従って、上記始動入賞検
出器の入力処理に関し、例えば、始動入賞検出器SW1
の入賞に関する入力処理が全て完了すると、始動入賞検
出器SW2の入賞に関する入力処理が行われ、次に始動
入賞検出器SW3の入賞に関する入力処理が行われる。
そして、全ての始動入賞検出器に関する入力処理が終了
すると(ステップS242が“Yes”)、ステップS
244以降の処理が行われる。
【0104】ステップS244では、「5個排出」に係
る後述の「SV」(賞球データの遣取り)に関する入力
情報の設定が行われ、次のステップS246では「5個
排出」に係る“三系統入力数更新処理”(SV21N)
が行われる。更に次のステップS248では「15個排
出」に係る「SV」の入力情報のアドレスの更新が行わ
れ、次のステップS250で「15個排出」に係る“三
系統入力数更新処理”が行われ、その後、“フェィズ
3”に進む。図38は上記“三系統入力数更新処理”の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンが開始されると、ステップK10で該当する特定
の検出器(SW)からの入力があるか否かが判別され
る。入力があってこの判別結果が“Yes”のときはス
テップK12で予め指定されている記憶領域の値(入力
数)が更新され、入力がないときには、該ステップK1
2をスキップして、夫々ステップK14に進む。ステッ
プK14では、予め指定されている領域の入力情報の全
ての監視が終了したか否かが判別され、この判別結果が
“No”であるうちは、前記ステップK10に戻って、
次の特定検出器(SW)からの入力の監視が行われる。
そして全ての検出器(SW)の入力監視が終了した時点
(ステップK14の判別結果が“Yes”に転じた時
点)で該サブルーチンを終了する。
【0105】次に、図39〜図57を参照して、“フェ
イズ3”での制御手順について説明する。この“フェイ
ズ3”は、前述したゼネラルフローチャート(図29)
のステップS28〜ステップS36に相当する処理であ
り、上述の“フェイズ1”,“フェイズ2”を実行した
結果に基づいて、遊技盤3に設けられた各種装置、ラン
プ、LEDを実際に作動させるためのものである。処理
が“フェイズ3”に移行すると、先ず、ステップS25
2で、この時点で記憶されている「イベントカウンタ」
の値が取り出される。ここで「イベントカウンタ」とは
今回ループで後述のステップS262〜S268の何れ
を実行するかを決定するための変数をカウントするもの
であり、例えば“フェイズ4”の“SNDSEL”処理
(図59)の実行によって決定される。次のステップS
254では不正動作中であるか否かの判別がなされ、こ
の判別結果が“Yes”のときには、ステップS256
に進み上記取出したイベントカウンタの値が、不正を表
わす値(例えば「0」)となっているか否かが判別され
る。この判別結果が“No”であるうちは、そのまま後
述の“フェイズ4”に移行する。一方、不正動作中でな
いとき(ステップS254の判別結果が“No”)、又
は、不正動作中であっても既にイベントカウンタの値が
不正を表わす値「0」となっているとき(ステップS2
56の判別結果が“Yes”)には、ステップS258
に進んで“分岐アドレス算出処理”(BRANCH)が
行われる。この“分岐アドレス算出処理”ではイベント
カウンタの値が正常であるか否かがチェックされ、異常
のときはその値がクリアされ、正常のときはそのまま分
岐処理に進む。
【0106】上記“分岐アドレス算出処理”が終了する
と、ステップS260で「イベントカウンタ」の値によ
る分岐処理が行われ、この時点で設定されているイベン
トカウンタの値(「0」〜「3」の何れかの値)に応じ
て、ステップS262の不正処理(BLOCK1)、ス
テップS264の特図ゲーム処理(BLOCK2)、ス
テップS266のソレノイドA,B励磁処理(BLOC
K3)、ステップS268のランプ・LED処理(BL
OCK4)の何れかの処理が行なわれ、その後、“フェ
イズ4”に移行する。
【0107】図40〜図55は、上述した“BLOCK
1”〜“BLOCK4”の処理内容を示すプログラムフ
ローチャートである。上述したように、「イベントカウ
ンタ」の値が「0」のときには、先ず“不正処理”(B
LOCK1)が行われる。処理がこの“BLOCK1”
に移行すると、図40に示すように、ステップS100
2でテンカウント検出器SW5,SW6のレベル(オ
ン,オフ)情報の取出しが行われ、次いで、不正監視情
報の設定がなされ(ステップS1004)、更に不正タ
イマの規定時間の設定(ステップS1006)、不正タ
イマのクリア情報の設定(ステップS1008)が順次
行われ、続くステップS1010にて不正監視の要求が
あるか否かが判別される。この判別結果が“No”のと
きには続くステップS1012〜S1018をスキップ
してステップS1020に進む。一方、前記ステップS
1010の判別結果が“Yes”のときには(不正監視
要求有り)ステップS1012にて不正タイマのカウン
ト値が更新され、次いで、ステップS1014で、更新
された不正タイマのカウント値を基として上記設定され
た規定時間を越えたか否かが判別される。このステップ
S1014の判別結果が“No”であるうちは、続くス
テップS1016,S1018をスキップして、ステッ
プS1020に進み、一方、上記規定時間が経過して判
別が“Yes”に転じると、不正フラグが設定され(ス
テップS1016)、不正タイマのカウント値がその上
限値(=規定時間)に留められ(ステップS101
8)、その後ステップS1020に進む。
【0108】ステップS1020では、この時点での不
正タイマのカウント値がRAMの所定領域に格納され、
次のステップS1022で、行われるべき全ての不正監
視が完了したか否かが判別される。しかして、未だ全て
の不正監視が完了していないときには(判別結果が“N
o”)、ステップS1004より再度不正を監視する処
理が行われる。一方、要求されている全ての不正監視が
完了したならば(ステップS1022の判別結果が“Y
es”)、上記ステップS1016にて“0”又は
“1”に設定された不正フラグが格納され(ステップS
1024)、次のステップS1026で不正動作中であ
るか否かが判別される。この判別結果が“No”のとき
には続くステップS1028〜S1042を実行するこ
となく、そのまま“フェイズ4”に移行する。
【0109】一方、上記ステップS1026の判別結果
が“Yes”のときには(不正中)、不正タイマが更新
され(ステップS1028)、ソレノイドA,B及び遊
技機に設定されたランプL1〜L9,LEDが一旦全て
オフにされる(ステップS1030)。そして、次のス
テップS1032にて不正発生を次げるべく設定ランプ
L6,L9が32msec毎に点滅される(ステップS10
32)。続くステップS1034では「SV」の入力情
報が設定され、更にステップS1036の“三系統入力
数更新処理”(SV21N;図38)、ステップS10
38の「SV」の入力情報のアドレス更新、ステップS
1040での“三系統入力数更新処理”(SV21
N)、更には、入賞検出器(SW)の入力信号の立上が
り(エッジ)記憶のクリア(ステップS1042)が行
われて、その後“フェイズ4”に移行する。
【0110】図41は、「イベントカウンタ」の値が
「1」のときに上記“フェイズ3”のステップS32
(図39)で実行される“特図ゲーム処理”(BLOC
K2)のプログラムフローチャートである。この“BL
OCK2”が開始されると、先ずステップS1050で
更新すべき変動タイマの制御情報が設定され、ステップ
S1052で何れかの変動タイマが特定されて取出され
る。次のステップS1054では、取出された変動タイ
マがそのカウントを終了したか否かが判別され、未だ終
了していないときにはタイマの更新がなされ(ステップ
S1056)、既に終了しているときには、該ステップ
S1056をスキップして、タイマ領域の更新が行われ
る(ステップS1058)。次のステップS1060で
は、全ての領域のチェックが終了したか否かが判別され
る。この判別結果が“No”であるうちは、更に次のタ
イマの更新を行うべく上記ステップS1052〜S10
58の処理を繰返し実行する。
【0111】更新すべき全てのタイマに関して、その更
新が行われ、前記ステップS1060の判別結果が“Y
es”に転じると、ステップS1062で各ステップの
実行時間を計測するためのシーケンスタイマがそのカウ
ントを終了したか否かが判別される。この判別結果が
“No”であるうちは、ステップS1064でシーケン
スタイマのカウント値を更新して、そのまま“フェイズ
4”に移行する。一方、シーケンスタイマがカウントを
終了して上記ステップS1062の判別結果が“Ye
s”に転じたならば、ステップS1066にて分岐処理
情報の設定がなされ、ステップS1068でステップ分
岐処理(BRANCH)が行われる。このステップ分岐
処理(BRANCH)においては、図42に示すよう
に、先ずステップ番号が正常な値であるか否かが判別さ
れ(ステップK16)、異常であるときにはステップK
18で該ステップ番号がクリアされ、その後、クリアさ
れた番号を基にジャンプアドレスが取り出される(ステ
ップK20)。一方、ステップ番号が正常なときにはそ
のままステップK20に進んで該番号よりジャンプアド
レスが取り出される。図41に戻り、次のステップS1
070では、設定された「ステップ」番号に応じた処理
“STEP10”〜“STEP1D”への分岐が行われ
る。そして、「ステップ」番号に応じた“STEP1
0”〜“STEP1D”の各処理が終了すると、“フェ
イズ4”に移行するようになっている。
【0112】次に、上記「ステップ」番号に応じた分岐
処理について図43〜図53を参照して説明する。図4
3は、「ステップ」が「10」のときに行われる“通常
動作処理”(STEP10)を示すプログラムフローチ
ャートである。このプログラムが開始されると先ずステ
ップSS2で通常動作のステップ情報の設定が行われ、
次のステップSS4で貯留があるか否かが判別される。
この判別結果が“No”のときには、続くステップSS
6〜SS28をスキップして、ステップSS30に進
み、ステップ切換フラグが“1”に設定され、ステップ
SS32の“制御番号切換処理”(SEQCHG)が行
われ、その後、“フェイズ4”に移行する。
【0113】一方、前記ステップSS4の判別結果が
“Yes”のときには、ステップSS6で入賞記憶値が
更新され、ステップSS8でこの入賞記憶に関する情報
がRAM内の表示器制御領域に設定され、次のステップ
SS10で「ラッキーナンバー」に関する情報の初期
化、更には、乱数の記憶領域の更新(ステップSS1
2)、変動タイマ領域の更新(ステップSS14)が行
われ、その後、ステップSS16で当該入賞記憶値が
“2”未満であるか否かが判別される。この判別結果が
“Yes”のときにはシーケンス時間が比較的長い時間
(例えば5.2sec)に設定され(ステップSS1
8)、“No”のときには上記変動タイマの内容(カウ
ント範囲)が2sec加算されて(ステップSS20)、
その後ステップS22に進む。
【0114】ステップSS22では、「可変表示ゲー
ム」の「大当り」の発生が高確率であるか否か(高確率
フラグが“1”であるか)が判別され、この判別結果が
“Yes”のときには高確率での動作中である旨を示す
回転音のデータ設定が行われる(ステップSS24)。
一方、判別結果が“No”のときには低確率での動作中
である旨を示す回転音のデータ設定が行われる(ステッ
プSS26)。次のステップSS28ではこれら設定さ
れた情報に基づいて“音出力設定処理”(SNDSE
T)が行われる。この“SNDSET”処理では、図4
4に示すように、先ず、音データが設定禁止となってい
るか否かが判別され(ステップSN02)、この判別結
果が“Yes”のときにはそのまま、本ルーチンを終了
し、判別結果が“No”のときにRAMの音制御領域に
上記データが設定され(ステップSN04)、その後ル
ーチンを終了するようになっている。
【0115】この“音出力設定処理”が終了すると前記
ステップSS30でステップ切り換えフラグが“1”に
設定され、その後、“制御番号切換処理”(ステップS
S32)が行われる。この“制御番号切換処理”(SE
QCHG)は、図45に示すフローチャートに従って行
われるもので、本プログラムが開始されると、ステップ
SN6でステップ情報に基づいてテーブルアドレスが算
出され、次いでステップSN08で前述の図44に示し
た手順で“音出力設定処理”(SNDSET)が行わ
れ、更に、シーケンス切換データの取出し(ステップS
N10)、シーケンスデータの設定(ステップSN1
2)が順次行われ、その後本ルーチンを終了するように
なっており、図43のプログラムに戻って、“フェイズ
4”に移行する。
【0116】次に、“ブロック2”においてこの時点で
設定されている「ステップ」番号が「11」のときに行
われる“自動停止時間の終了監視処理”(STEP1
1)について図46のプログラムフローチャートに従っ
て説明する。このプログラムが開始されると、先ずステ
ップSS34で後述する“停止図柄取込処理”(FET
CH)が行われ、次のステップSS36でこれも後述す
る“図柄判定処理”(JUDG10)が行われる。そし
て、上記停止図柄の取込み、当該停止図柄の判定の結
果、「可変表示ゲーム」がリーチ状態を発生させるべき
図柄(例えば左図柄と中図柄とが一致する図柄の組合
せ)であるか否かが判別され(ステップSS38)、こ
の判別結果が“Yes”のときには、更にステップSS
40で、このリーチ図柄が、「スーパーリーチ」の図柄
であるか否かが判別される。ここで「スーパーリーチ」
とは、ゲーム結果を表わす図柄が「ラッキーナンバー」
(例えば「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)と
なっているときに行われるリーチ状態で、この「スーパ
ーリーチ」が発生したときにはそれ以降の「大当り」当
りが「高確率」にて発生し得るように制御される。この
ステップSS40の判別結果が“Yes”のときには、
ステップSS42に進んで「スーパーリーチ」発生を示
すコマンドが設定され、“No”のときにはステップS
S44にて「リーチ」発生を示すコマンドが設定され、
その後ステップSS48に進む。一方、前記ステップS
S38の判別結果が“No”のときにはステップSS4
6にて「ハズレ」である旨を示すコマンドが設定され、
ステップSS48に進む。ステップSS48では、上記
設定されたコマンドに基づいて駒送り情報の設定が行わ
れ、次いでステップSS50でステップ情報の設定が行
われ、図48に示す後述の“STEP13”処理のステ
ップSS82にスキップした後前述した(図43)通常
処理“STEP10”のステップSS30,SS32が
実行された後、“フェイズ4”に移行するようになって
いる。
【0117】又、“ブロック2”(図41)において、
この時点で設定されている「ステップ」番号が「12」
のときには、図47に示す第一図柄の“停止監視処理”
(STEP12)が行われる。この処理では、先ず、ス
テップSS52で、駒送り情報が設定され、ステップS
S54で「ステップ」情報が設定され、その後、後述の
“STEP13”処理のステップSS82及び前述の
“STEP10”処理のステップSS30,SS32が
実行された後、“フェイズ4”に移行する。
【0118】又、この時点で設定されている「ステッ
プ」番号が「13」のときには、図48に示す“第二図
柄の停止監視及びリーチ判定処理”(STEP13)が
行われる。この“STEP13”処理が開始されると、
先ず、ステップSS60で後述(図74)の“図柄判定
処理”(JUDG10)が行われる。そして、この判定
の結果が「リーチ」状態を示しているか否かが判別され
(ステップSS62)、判別結果が“No”のときには
ステップSS64で通常(「ハズレ」用)の駒送り情報
が設定され、ステップSS66で「ハズレ」停止のステ
ップ情報が設定されて、ステップSS82に進み、上記
設定された通常の駒送り情報に基づいてシーケンス時間
が算出され、その後、前述した“STEP10”処理
(図43)のステップSS30,SS3にスキップして
これを実行し、その後“フェイズ4”に移行する。
【0119】一方、前記ステップSS62の判別結果が
“Yes”のとき(「リーチ」状態)には、判定された
図柄が「スーパーリーチ」を発生させるための「ラッキ
ーナンバー」(左図柄と中図柄とが一致する「リーチ」
状態において、停止図柄における該一致した2つの図柄
が「1,1」,「3,3」,「5,5」,「7,7」,
「9,9」となる図柄)を表しているか否かが判別され
る(ステップSS68)。この判別結果が“No”のと
きには、通常の「リーチ」状態に応じた制御を行うべ
く、ステップSS70にてラッキーナンバーフラグのク
リアが行われ、ステップSS72で通常リーチの駒送り
情報が設定され、ステップSS74で通常リーチのステ
ップ情報が設定された後、前述のステップSS82以降
の処理に進む。一方、前記ステップSS68の判別結果
が“Yes”のとき(判定された図柄が「ラッキーナン
バー」を表しているとき)には、先ず、ステップSS7
6でラッキーナンバーフラグが“1”に設定され、次の
ステップSS78では当該スーパーリーチ状態に応じた
駒送り情報が設定される。次のステップSS80ではス
ーパーリーチのステップ情報が設定され、その後、前述
のステップS82以降の処理に進むようになっている。
【0120】又、“ブロック2”(図41)において
「ステップ」番号が「14」又は「15」のときには、
図49に示す、“停止結果の判定処理”(STEP1
4,STEP15)が行われる。この判定処理が開始さ
れると、先ず、ステップSS84にて、後述の“図柄判
定処理”(JUDG10)が行われ、次のステップSS
86でこの判定結果が「大当り」であるか否かが判別さ
れる。この判別結果が“No”のときには、そのまま、
本ルーチンを終了して、“通常処理”(STEP10)
のステップSS30,SS32にスキップしてこれを実
行した後、“フェイズ4”に移行する。一方、前記ステ
ップSS86の判別結果が“Yes”のとき、即ち判定
された図柄が「大当り」図柄となっているときには、ス
テップSS88にて大当り動作回数(サイクル数)の初
期化が行われ、ステップSS90にてファンファーレの
ステップ情報が設定され、次いで、ラッキーナンバー情
報の設定(ステップSS92)が行われて、この「大当
り」を発生させた図柄が「ラッキーナンバー」であるか
否かの判別がなされる(ステップSS94)。このステ
ップSS94判別結果が“Yes”のときには、ステッ
プSS96に進んで高確率フラグが“1”に設定されて
ステップSS98に進み、一方、“No”のときには、
該ステップSS96をスキップして、ステップSS98
に進む。尚、上述のように高確率フラグが一旦“1”に
設定されると、これ以降に行われる可変表示ゲームの
「当り判定」の確率が高められ、「大当り」が発生し易
くなる(高確率)。この「高確率」は、例えば実際に
「大当り」が発生するまで保持される。
【0121】次のステップSS98では、今回の「大当
り」が「ラッキーナンバー」での当りであるか否かの判
定がなされ、“No”のときにはステップSS100で
通常の「大当り」を表わすファンファーレ音データが設
定されて、この設定データに基づいて、ステップSS1
04の“音出力設定処理”(SNDSET)が図44に
示す手順に従って行われる。一方、ステップSS98の
判別結果が“Yes”のときにはステップSS102
で、スーパーリーチファンファーレ音のデータ設定が行
われ、この設定データに基づいて上記ステップSS10
4が実行される。かかる音出力設定処理が終了すると、
その後図43に示した通常処理(STEP10)のステ
ップSS30,SS32にスキップしてこれが実行され
た後、“フェイズ4”に移行する。
【0122】図50はこの時点で設定されている「ステ
ップ」番号が「17」又は「18」のときに実行される
“ファンファーレ動作の終了監視処理”(STEP1
7)、“インターバル動作後半の終了監視処理”(ST
EP18)のプログラムを示すフローチャートである。
処理がこのプログラムに移行すると、先ず、ステップS
S106で大当り動作回数のカウント値(サイクル数)
が更新され、大入賞口52への入賞数のカウント数が初
期化される(ステップSS108)。次のステップSS
110ではRAMの表示器制御領域に上記大当り動作回
数(サイクル数)及びこの時点でのカウント数が設定さ
れ、ステップSS112で継続入賞フラグが初期化さ
れ、しかる後、ステップSS114で当該「大当り」の
サイクルが最終サイクル(16サイクル目)であるか否
かが判別される。この判別結果が“No”であるうち
は、ステップSS116に進んで「大当り」のステップ
情報が設定され、一方、大当り動作が最終サイクルとな
って上記判別結果が“Yes”に転じたときには、ステ
ップSS118に進んで「大当り」の最終サイクルのス
テップ情報が設定されて、その後、図43に示す通常処
理(STEP10)のステップSS30,SS32にス
キップし、その後、“フェイズ4”に移行する。
【0123】図51は設定されている「ステップ」番号
が「19」又は「1A」のときに実行される、“継続前
の大当り動作処理”(STEP19)、“継続後大当り
動作処理”(STEP1A)のプログラムを示すフロー
チャートである。「ステップ」番号が「19」であると
きには、“ブロック2”の「ステップ」による分岐(ス
テップS1070)の実行によって、このプログラムの
ステップSS120からその処理が開始される。ステッ
プSS120では、この時点で「大当り」遊技状態が最
終サイクルとなっているか否かが判別される。この判別
結果が“No”であるうちは、ステップSS122に進
んで通常の「大当り終了」のコマンドが設定され、この
判別結果が“Yes”に転じたならば、ステップSS1
24に進んで最終サイクルでの「大当り最終サイクルの
表示」のコマンドが設定され、その後ステップSS12
6に進む。ステップSS126では有効時間のステップ
情報が設定され、その後、ステップSS132にてRA
Mの表示器制御領域に上記コマンドが設定され、前述の
通常処理(STEP10)のステップSS30,SS3
2にスキップして、その後、“フェイズ4”に移行す
る。
【0124】一方、設定されている「ステップ」番号が
「1A」のときには、上記分岐処理によって、該プログ
ラムのステップSS128よりその処理が行われる。こ
のステップSS128では、インターバルのステップ情
報が設定され、次いでインターバルのコマンドが設定さ
れ、その後、前記ステップSS132に進んで、表示器
制御領域にそのコマンドが設定され、その後、通常処理
のステップSS30,SS32にスキップして、“フェ
イズ4”に移行する。
【0125】図52は“ブロック2”実行時に設定され
ている「ステップ」番号が「1B」又は「1C」のとき
に実行される“有効時間の終了監視処理”(STEP1
B)、“インターバル前半の監視処理”(STEP1
C)のプログラムフローチャートである。このプログラ
ムでは「ステップ」番号が「1B」のときには、ステッ
プSS134からその処理が開始される。このステップ
SS134では大当り終了動作のステップ情報が設定さ
れ、次いで継続入賞フラグの初期化(ステップSS13
6)が行われた後、ステップSS138で、テンカウン
ト検出器に入力信号の立上りがあったか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときには何らかの不正が
行われたと判断してステップSS140に進んでノーカ
ウント不正フラグが設定され、“Yes”のときには該
ステップSS140をスキップして、前述した図43の
通常処理(STEP10)のステップSS30,SS3
2に進み、その後“フェイズ4”に移行する。一方、
「ステップ」番号が「1C」のときには、ステップSS
142にてインターバルのステップ情報の設定が行わ
れ、その後、前記ステップSS136以降の処理が行わ
れる。
【0126】図53は「ステップ」番号が「16」又は
「1D」のときに実行される、“ハズレ動作処理”(S
TEP1D)、“大当り終了動作の終了監視処理”(S
TEP16)のプログラムフローチャートである。「ス
テップ」が「1D」のときには、本プログラムは、ステ
ップSS143から実行される。ステップSS143で
は先ず、ラッキーナンバーフラグが“1”であるか否か
が判別される。この判別結果が“Yes”のときには、
高確率フラグが“1”に設定され(ステップSS14
4)、その後ステップSS146に進む。ステップSS
146では、入賞記憶があるか否かが判別され、判別結
果が“No”のときには、ステップSS148で該通常
動作のステップ情報が設定され、その後前述の通常処理
(STEP10)のステップSS32にスキップしてそ
の後“フェイズ4”に移行する。一方、ステップSS1
46の判別結果が“Yes”のとき(入賞記憶有り)に
は、前述の通常処理(STEP10;図43)のステッ
プSS2にスキップし、当該通常処理の終了後に“フェ
イズ4”に移行するようになっている。尚、「ステッ
プ」番号が「16」のときには、前記ステップSS14
6からその処理が行われる。
【0127】図54は図41に示した“特図ゲーム処理
(ブロック2)”での分岐により行われる上述した“通
常動作処理”(STEP10)〜“大当り終了動作の終
了監視処理”(STEP1D)の全体の流れを示すフロ
ーチャートである。特図ゲーム処理が開始されると、先
ず、通常動作処理(STPE10)よりその処理が行わ
れて、特図(可変表示装置30による表示図柄)の変動
が開始され、STEP11に移行して(1)、自動停止
時間の終了監視処理が行われる。自動停止時間が終了す
るとSTEP12に移行して(2)、第一図柄(左図
柄)の停止監視処理が行われる。左図柄が停止されると
STEP13に移行して(3)、第二図柄(中図柄)の
停止監視、及びリーチ判定処理が行われる。そして、リ
ーチ判定の結果リーチ以外のときにはSTEP14に移
行して(4)、右図柄の停止及び停止結果の判定処理
(リーチ以外)が行われ、リーチのときにはSTEP1
5に移行して(5)、同様に、右図柄の停止及び停止結
果の判定処理(リーチ時)が行われる。
【0128】上記STEP14又はSTEP15での、
図柄停止結果の判定により「ハズレ」との判断がなされ
たときにはSTEP16に移行して(6),(6)、ハ
ズレ動作処理が行われる。そして、ハズレ動作が終了す
ると、以後の特図ゲーム処理(BLOCK2)では再び
STEP10より処理がなされる(7)。
【0129】一方、STEP15での図柄停止結果の判
定により「大当り」との判断がなされたときにはSTE
P17に移行して(8)、ファンファーレ動作の終了監
視処理が行われる。このファンファーレ動作が終了する
とSTEP19に移行して(9)、継続前の大当り動作
処理が行われる。この処理中に、継続入賞口への遊技球
の流入(継続条件成立)が検知されるとSTEP1Aに
移行して(11)継続後の大当り動作処理が開始され、
この大当り動作処理(STEP1A)が終了するとST
EP1Cに移行して(12)、インターバル前半の終了
監視処理が行われる。一方、STEP19での継続前の
大当り動作処理が終了するまでに、上述の継続条件が成
立しなかったときにはSTEP1Bに移行して(1
3)、継続入賞検出器の有効時間の終了監視処理が行わ
れる。この有効時間の終了監視処理中に、上記継続条件
が成立した場合には前記STEP1Cに移行して(1
4)、インターバル前半の終了監視処理が行われる。こ
のインターバル前半の終了監視処理において、上記継続
入賞検出器の有効時間が経過すると、STEP18に移
行して(15)、インターバル動作後半の監視処理が行
われる。そして、インターバル時間が経過すると、前述
のSTEP19に移行して(16)、再び継続前の大当
り動作処理が行われる。このように、大当り動作が繰返
される中で、上述の継続条件が成立する前に上記有効時
間が経過したときには、処理は、STEP1BからST
EP1Dに移行し(17)、大当り終了動作の終了監視
処理がなされ、その後の特図ゲーム処理(BLOCK
2)でSTEP10より処理がされる(18)。尚、大
当りが最終サイクルのときは、STEP18でその旨が
検知され、次のサイクルに移行しないようになってい
る。又、継続条件が成立せずに大当りが終了したとき、
又は、最終サイクルとなって大当りが終了したときに、
前述の入賞記憶値がある場合には、当該特図ゲーム処理
(BLOCK2)では、その処理がSTEP11より開
始されるようになっている(19)。
【0130】次に、“フェイズ3”(図39)のステッ
プS266で実行されるソレノイドA,B励磁処理(B
LOCK3)について、図55のフローチャートに従っ
て説明する。この“BLOCK3”処理は前述したイベ
ントカウンタの値が「2」のときに実行されるものでこ
の処理が開始されると、先ず、ステップS1102でR
AMの出力域にソレノイドAのオフ(消磁)情報が設定
され、次いでステップS1104で「大当り」が発生し
ているか否かが判別される。この判別結果が“Yes”
のときにはステップS1106にて上記出力域にソレノ
イドAのオン(励磁)情報が設定され、その後ステップ
S1108に進む。一方、判別結果が“No”のときに
は、該ステップS1106をスキップしてステップS1
108に進む。これにより、「大当り」状態で変動入賞
装置50の可動部材51,51が回動されて大入賞口5
2が開放される(図6に示す状態)。
【0131】次のステップS1108ではRAMの出力
域にソレノイドBのオフ情報が設定され、次のステップ
S1110にてこの時点で継続入賞フラグがオンである
か(“1”であるか)否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときにはステップS1112にて出力域
にソレノイドBのオン情報が設定され、その後、ステッ
プS1114に進む。一方、判別結果が“No”のとき
には前記ステップS1112をスキップしてステップS
1114に進む。この結果、一旦継続条件が成立する
と、当該継続入賞口53Aが閉塞レバー56aによって
塞がれることとなる(図7参照)。
【0132】次の、ステップS1114では、ステップ
番号が「0」であるか否かが判別される。そして、その
値が「0」以外のときにはステップS1116にて始動
入賞検出器の情報制御を行うためのRAMのポインタ領
域に記憶された値が「2」以上であるか否かが判別さ
れ、判別結果が“No”のときにはそのまま、ステップ
S1130に進み、図56に示す“装飾切換処理”(U
PDATE)が行われた後、“フェイズ4”に移行す
る。一方、前記ステップS1116の判別結果が“Ye
s”のときには(ポインタが「2」以上)、ステップS
1118にて「ステップ」番号が「0」に設定され、ス
テップS1126で当該「ステップ」番号の格納が行わ
れた後、ステップS1128で、ステップS1130の
処理で用いられるタイマがクリアされた後、ステップS
1130にて装飾切換処理(UPDATE)が行われ、
その後、“フェイズ4”に移行する。
【0133】又、前記ステップS1114の判別結果が
“Yes”(ステップ番号が「0」)のときには、ステ
ップS1120以降の処理が行われる。即ち、ステップ
S1120では始動入賞検出器の記憶(立上がり記憶)
があるか否かが判別される。この判別結果が“No”の
ときには、続くステップS1122〜S1128をスキ
ップして、“装飾切換処理”(UPDATE)に進み、
その後、“フェイズ4”に移行する。一方、前記ステッ
プS1120の判別結果が“Yes”のときには、ステ
ップS1122で始動入賞口への入賞記憶値が更新さ
れ、更にステップS1124で「ステップ」番号が
「1」に設定され、その後「ステップ」番号の格納(ス
テップS1126)、上記タイマのクリア(ステップS
1128)が行われた後、“装飾切換処理”(UPDA
TE)が行われ、その後“フェイズ4”に移行する。
【0134】図56は“BLOCK3”のステップS1
130、後述の“BLOCK4”のステップS1136
等で実行される“装飾切換処理”(UPDATE)のサ
ブルーチンを表わすフローチャートである。このルーチ
ンが開始されると、先ず、ステップSS302でRAM
のデータ領域のアドレスの算出が行われ、次いで“BL
OCK3”処理,“BLOCK4”処理で用いられるタ
イマの更新(ステップSS304)が行われる。次のス
テップSS306では、該タイマがカウントする規定時
間が経過したか否かが判別され、この判別結果が“N
o”であるうちは、そのままステップSS312に進
む。一方、上記規定時間が経過すると(判別結果が“Y
es”)、タイマが初期値にセットされ(ステップSS
308)、ポインタの更新が行われ(ステップSS31
0)、その後ステップSS312に進む。次のステップ
SS312では、上記更新されたポインタの値が上限値
となっているか否かが判別され、判別結果が“No”で
あるうちはそのままステップSS316に進み、この時
点で設定されているポインタの値に応じてテーブルより
アドレスが取り出される。一方、ポインタの更新により
その値が上限値となって前記ステップSS312の判別
結果が“Yes”に転じると、ステップSS314でポ
インタの初期化が行われ、次のステップSS316で初
期化されるポインタの値に応じてアドレスが取り出さ
れ、その後、本ルーチンを終了するようになっている。
【0135】次に“フェイズ3”(図39)のステップ
S268で実行される、ランプ・LED制御処理(BL
OCK4)のプログラムフローチャートである。この
“BLOCK4”処理は、イベントカウンタが「3」の
ときに実行されるもので、この処理が開始されると、先
ず、ステップS1132で装飾表示タイマが更新され、
ステップS1134で各種ランプの制御情報が設定され
る。次のステップS1136では、前述の“装飾切換処
理”(UPDATE)が行われ、ステップS1138で
は点灯データが取出される。続いてステップS1140
では、大当り動作中であるか否かが、ステップS114
0では高確率中であるか否かが順次判別される。
【0136】前記ステップS1140の判別結果が“N
o”で且つステップS1142の判別結果が“Yes”
のとき、未だ大当り動作が開始されず、このとき「高確
率」が設定されているならば、ステップS1144に進
んで「高確率」中であることを示すべく、ランプL1〜
4、表示部31A〜31Dが256msec毎に交互に点滅
される処理が行われ、しかる後、このデータがRAM出
力域に設定されて、“フェイズ4”に移行する。一方、
前記ステップS1140が“Yes”又は前記ステップ
S1142が“No”のときには、ステップS1144
をスキップして、前記ステップS1146に進んでデー
タの設定が行われ、その後、“フェイズ4”に移行す
る。
【0137】次に、遊技機に設けられた表示器制御及び
音編集出力を行う“フェイズ4”での処理について図5
8〜図73を参照して説明する。これらの図のうち、図
58は“フェイズ4”の前半をなす“PHASE4”処
理のプログラムフローチャート、図59はその中盤をな
す“SNDSEL”処理のプログラムフローチャート、
図60はその後半をなす“SNDPRC”処理のプログ
ラムフローチャートである。
【0138】この“フェイズ4”処理は、図29に示し
たゼネラルフローのステップS38(表示処理),S4
0(音編集,出力処理)に相当するものであり、このプ
ログラムが開始されると、先ず、図58のステップS3
02にて「ステップ」番号の切換があったか否かが判別
される。この判別結果が“Yes”のときにはステップ
S304にて上記切換えられた「ステップ」番号に基づ
いてコマンドデータが取り出され、次のステップS30
6でコマンドの設定が禁止されているか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときにはステップS30
8でRAMの表示器制御領域に上記取出されたコマンド
が設定され、ステップS310に進む。一方、前記ステ
ップS302の判別結果が“No”のとき、又は前記ス
テップS306の判別結果が“Yes”のときにはその
まま、ステップS310に進む。
【0139】ステップS310では、データ転送中であ
るか否かが判別され、データ転送中であれば(判別結果
が“Yes”)、後述のステップS328にスキップす
る。一方、転送中でないときには(判別結果が“N
o”)、次いで不正動作中であるか否かが判別される。
この判別結果が“Yes”のときには、ステップS31
6〜S322を実行することなく、ステップS314で
不正中を表わす不正コマンドが上記制御領域に設定さ
れ、その後、ステップS324以降の処理に進む。一
方、前記ステップS312の判別結果が“No”のとき
には、ステップS316にて、優先データの転送要求が
あるか否かが判別される。この判別結果が“Yes”の
ときには、ステップS318〜S322をスキップし
て、ステップS324に進む。これに対し、前記ステッ
プS316の判別結果が“No”のときには、更にステ
ップS318で全ての優先データに関する検査が終了し
たか否かが判別される。この判別結果が“No”である
うちは前記ステップS316に戻ってその判別が繰返し
実行される。全ての優先データの検査が終了すると、ス
テップS318の判別結果が“Yes”に転じ、スキャ
ンカウンタの更新(ステップS320)、該当転送デー
タの取出し(ステップS322)が順次行われ、その
後、ステップS324に進む。
【0140】ステップS324ではデータ転送中である
ことを示す転送中フラグが“1”に設定され、次のステ
ップS326では転送データがRAMに設定される。そ
して次のステップS328では転送データの取出しが行
われ、更にタイマの更新(ステップS330)が行われ
た後、該タイマがカウントした時間が60msecを越えた
か否かが判別される。前回のタイマクリア時(ステップ
S334)より60msecが経過しているならば、ステッ
プS334で該タイマが再びクリアされ、次のステップ
S336でデータ転送途中フラグがクリアされてステッ
プS338に進む。一方、前記ステップS332の判別
結果が“No”のときには、ステップS338に進み、
タイマクリアから8msec経過したか否かが判別され、次
のステップS340では50msec経過したか否かが判別
される。タイマがクリアされてから未だ8msecが経過し
ていないときにはステップS340,S342をスキッ
プしてステップS344に進む。又、タイマがクリアさ
れてから8msecが経過し、未だ50msec経過していない
ときには(ステップS340が“No”)、ステップS
342にてストローブ信号がセットされ、その後ステッ
プS344に進む。一方、タイマのクリアから50msec
が経過すると、再び、ステップS342をスキップし
て、ステップS344以降の処理に進む。ステップS3
34では、RAMの出力域にこの時点での転送データが
セットされ、次いで始動入賞検出器の立上がり(エッ
ジ)情報の初期化(ステップS346)、リフレッシュ
レジスタの値の記憶が行われ(ステップS348)、そ
の後、図59に示す“SNDSEL”処理に移る。
【0141】処理が“SNDSEL”処理に移行する
と、先ず、“フェイズ3”の分岐処理で用いられるイベ
ントカウンタ(EVENT)の更新が行われ(ステップ
S350)、次いで、当該イベントカウンタに基づいて
該当チャネルのアドレスの算出(ステップS352)、
不正音の音制御領域の設定(ステップS354)が行わ
れ、その後、不正動作中であるか否かが判別される(ス
テップS356)。この時点で、不正動作中であれば、
続くステップS358〜S362をスキップして、後述
の“SNDPRC”処理(図60)に移る。
【0142】一方、前記ステップS356の判別結果が
“No”のときにはステップS358で玉貸音の制御領
域が設定され、次のステップS360で玉貸音を出力す
べきタイミングであるか否かが判別される。そして、出
力すべきタイミングとなっているとき(判別結果が“Y
es”)にはステップS362をスキップして、“SN
DPRC”処理に移り、玉貸音を出力すべきタイミング
でないときには、ステップS362で特図の音制御領域
が設定され、その後“SNDPRC”処理に移る。
【0143】“フェイズ4”の処理が、図60に示す
“SNDPRC”処理に移ると、先ずステップS364
で音出力処理が実行中であるか否かが判別される。この
判別結果が“No”のときには、これより音出力処理を
開始させるべくステップS366で該当チャネルが音デ
ータを出力中であることを示すフラグ“EXECBI
T”が“1”に設定され、ステップS368で“ポイン
タ”の初期化が行われて、後述のステップS376にス
キップする。一方、前記ステップS364の判別結果が
“Yes”のときには、後述のステップS386で所定
値にセットされるタイマの更新が行われ(ステップS3
70)、ステップS372に進んで該タイマが規定時間
経過を示しているか否かが判別される。尚、この規定時
間はATTデータ(音出力データ)を更新するタイミン
グを決定するためのものである。この判別結果が“N
o”であるうちは、ステップS374〜S410を全て
スキップして、後述のステップS412に移る。上記規
定時間が経過してこの判別結果が“Yes”に転じる
と、ステップS374以降の処理が行われる。
【0144】ステップS374ではポインタが更新さ
れ、次のステップS376では音出力用の旋律コード番
号より旋律データの先頭アドレスが取り出され、次いで
ステップS378で基準ATTデータの取出しが、ステ
ップS380でこの時点で設定されているポインタの値
に基づいて旋律データテーブルのアドレスの算出が行わ
れ、時間データの取出し(ステップS382)が行われ
た後、ステップS384で旋律コードが終了コードとな
っているか否かが判別される。終了コードの場合には
(判別結果が“Yes”)、ステップS410にて、次
に出力すべき旋律コード番号が決定され、その後、ステ
ップS412に進む。一方、終了コードとなっていない
場合には、更にステップS386〜S408の処理を行
った後、ステップS412に進む。
【0145】即ち、処理がステップS386に進むと、
先ず、ステップS372の判別に用いられタイマのセッ
ト(ステップS386)、ATTタイマの初期化(ステ
ップS388)が行われ、その後、ステップS390で
ATT制御があるか否かが判別される。この判別結果が
“No”のときにはステップS392で旋律コードに基
づいてRAMに記憶されているATT時間の取出しが行
われ、次のステップS394で当該ATT制御時間のセ
ットが行われる。一方、前記ステップS390の判別結
果が“Yes”のときにはその時点でのATT制御時間
がそのままステップS394でセットされる。ステップ
S396では、旋律データに基づいて音階データのアド
レスの算出が行われ、次いでステップS398でATT
制御中であるか否かが判別され、既に、ATT制御が開
始されているときには、続くステップS400〜S40
8をスキップして、ステップS412に進む。
【0146】一方、このステップS398の判別結果が
“No”のときには、ステップS400にてこの時点で
の音出力処理の編集チャネルが、ノイズチャネルである
か否か(RAMのノイズチャネル制御領域に設定されて
いるデータに基いた出力処理であるか否か)が判別され
る。この判別結果が“Yes”のときには、ステップS
402にてノイズコントロールデータが記憶され、この
データに基づいて周波数データテーブルより当該周波数
データが出力され、その後ステップS412に進む。
又、ステップS400の判別結果が“No”のときに
は、ステップS406でチャネルアドレス及び周波数デ
ータが出力され、次のステップS408で更に周波数デ
ータの出力が行われ、その後ステップS412に進む。
【0147】ステップS412では、前記ステップS3
88又は後述のステップS416で初期化されるATT
タイマの更新が行われ、続くステップS414で該タイ
マが規定時間をカウントしたか否か(規定時間が経過し
たか)が判別される。この判別結果が“No”であるう
ちは、ステップS416〜S420をスキップし、ステ
ップS422にてATTデータが出力され、その後、割
り込み待ちが行われる(メインルーチンの終了)。上記
規定時間が経過して、前記ステップS414の判別結果
が“Yes”に転じると、ステップS416でATTタ
イマの初期化が行われ、次いで、ATT制御中であるか
否かが判別される(ステップS418)。この判別結果
が“No”のときには、次のステップS420をスキッ
プして、ステップS422に進み、一方、判別結果が
“Yes”のときには、ステップS420でATTデー
タの更新が行われ、その後、ステップS422にてAT
Tデータの出力が行われた後、割り込み信号の入力待が
行なわれる(メインルーチンの終了)。
【0148】次に図29〜図60に示したディテイルフ
ローチャートの中で実行される、サブルーチンの詳細を
説明する。図61は、図30のステップS124で実行
されるSV処理(SEN000)を示すプログラムフロ
ーチャートである。このSV処理は、上記入賞口(始動
入賞口、大入賞口)への遊技球の入賞状態(各入賞口へ
の入賞個数等)を、球排出制御装置700側に転送する
ための処理である。この“SV処理”が開始されると、
先ず、ステップSS202で賞球制御データの設定が行
われ、次のステップSS204で、図56に示したフロ
ーチャートに従って“装飾切換処理”(UPDATE)
が行われる。続くステップSS206ではデータ出力が
行われ、ステップSS208で「SV」の制御クロック
に基づいて制御アドレスの算出が、ステップSS210
で「SV」受信データの取込みが行われ、その後、制御
クロックによる分岐が行われる。即ち、制御クロックが
「0」のときには、ステップSS214で、図62に示
す“データ認識処理”(RCV300)が行われ、制御
クロックが「3」のときには受信データを記憶すべく図
63に示す“データ取込処理”(RCV200)が行わ
れ、制御ブロックが「2」又は「3」のときにはそのま
ま本ルーチンを終了する。
【0149】制御クロックが「0」となって上記“RC
V300”処理が開始されると、図62に示すように、
ステップR02で、今回の受信データが前回の受信デー
タと同じデータとなっているか否かが判別される。この
判別結果が“Yes”のときには、該受信データは正常
なデータであると判断されて、該データはRAMの記憶
領域に記憶される(ステップR04)。一方、“No”
のとき(不一致のとき)には、異常なデータであるとの
判断がなされ、RAMの記憶領域にその旨が記憶され
(ステップR06)、その後ステップR08に進む。
【0150】ステップR08では、スタートビットがオ
ンであるか否かが判別され、オンとなっていないときに
は、ステップR12〜ステップR48を実行することな
く、ステップR10でビットカウントが更新されて、本
ルーチンを終了する。一方、前記ステップR08の判別
結果が“Yes”のときには、ステップR12で受信デ
ータが8ビットになったか否かが判別される。この判別
の結果、未だ8ビットになっていないと判断されたとき
には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、ステップ
R12の判別結果が“Yes”のときには、ステップR
14でビットカウンタの値が一旦クリアされ、ステップ
R16で受信データがクリアされ、その後、ステップR
18,R20で、夫々チェックビットが正常であるか否
か、バリティチェックの結果が正常であるか否かが判別
される。この2つの判別結果の何れか一方が“No”で
あれば、そのまま本ルーチンを終了し、これらの判別結
果が共に“Yes”のときに、ステップR24以降の処
理が実行される。
【0151】ステップR24では、球排出制御装置70
0側からの賞球データ信号の送信要求があるか否かが判
別される。この判別結果が“Yes”のときには、ステ
ップR34で既にデータ送信中であるか否かが判別さ
れ、データ送信中であれば(判別結果が“Yes”)の
ときには、そのまま本ルーチンを終了する。一方、未だ
データ送信中でないならば、ステップR36でRAMの
賞球数の記憶領域の設定がなされる。本実施例では、先
に「5個排出」の入賞口(始動入賞口8,6,6)への
入賞の記憶がされているRAM領域が設定される。そし
て、次のステップR38では、「5個排出」に係る記憶
領域に入賞記憶があるか否かが判別される。この判別結
果が“Yes”のときには、今回ループで「5個排出」
の送信を行うべく、先ずステップR44にて記憶数の更
新(「1」減算)がなされ、ステップR46で送信デー
タの番号が設定され、ステップR48でポインタがクリ
アされ、その後、本ルーチンを終了する。従って、同一
の記憶領域に多数の入賞記憶があるときには、当該領域
の入賞記憶がなくなるまで他の領域への更新は行われな
い。一方、前記ステップR38の判別により、当該記憶
領域(「5個排出]の領域)に入賞記憶がないと判断さ
れると、ステップR40にて記憶領域の更新(例えば
「5個排出」領域から「15個排出」領域)が行われ、
次いで全ての記憶領域に関して入賞記憶の有無の検索が
終了したか否かが判別される(ステップR42)。領域
の更新がなされた直後は、この判別結果は“No”とな
って、ステップR38での検索が行われる。このように
更新された記憶領域(「15個排出」領域)に入賞記憶
があるうちは、ステップR38の判別は“Yes”とな
り、「15個排出」に係るデータが、球排出制御装置7
00側に送信される。そして、この記憶領域の入賞記憶
が全てなくなったならば(ステップR38が“N
o”)、更に記憶領域の更新が行われるが、更新される
べき領域がなくなったならば(ステップR42が“Ye
s”)、ステップR44に進んで記憶数の更新(減算)
がなされ、その後前記ステップR46,R48が実行さ
れ、本ルーチンを終了する。
【0152】又、球排出制御装置700側から賞球の要
求がない場合(前記ステップR24の判別結果が“N
o”)には、ステップR26で、データの再送要求があ
るか否かが判別され、この判別結果が“Yes”のとき
には、ステップR48に進んででこの時点で設定されて
いるポインタがクリアされ、その後、本ルーチンを終了
する。一方、このステップR26の判別結果が“No”
のときには、続いて回線テスト中であるか否かが判別さ
れる。この判別結果が“Yes”のとき(回線テスト
中)には、前記ステップR46,R48が実行され、そ
の後、本ルーチンを終了し、“No”のときにはステッ
プR30にて球排出制御装置700側から貸玉音要求が
あるか否かが判別される。この判別結果が“Yes”の
ときにはステップR32で玉貸音の要求に係るデータが
RAMに設定され、その後本ルーチンを終了し、“N
o”のときには該ステップR32をスキップして、その
まま本ルーチンを終了する。又、図61に示す“SEN
000”処理でクロックが「3」のとき実行されるデー
タ取込処理(RCV200)では、図63に示すよう
に、ステップR50でこの時点での受信データが記憶さ
れ、その後本ルーチンを終了するようになっている。以
上のように図61〜図63に示すプログラムに従って、
「SV制御」が行われるようになっている。
【0153】次に、各種サブルーチンのうち図30のス
テップS126で実行される“確率設定表示処理”(P
SET)の詳細を図64〜図72に示すフローチャート
に従って説明する。このうち図64は“確率設定表示処
理”のルーチンを示すフローチャートである。このプロ
グラムが開始されると、ステップSS220で、各入賞
検出器(SW)の物理状態の読込が行われ、次いで、ス
テップSS222でアクティブ論理の正論理への変換、
ステップSS224でチャタリングの除去処理、ステッ
プSS226で現在の論理状態の算出が順次行われ、し
かる後、現状態がRAMにストアされ(ステップSS2
28)、次のステップSS230で、この時点で設定さ
れている「ステップ」番号に応じた“PSETP0”〜
“PSETP5”処理の分岐が行われる。即ち、「ステ
ップ」が「0」のときには“設定確率読込処理”(PS
ETP0)が行われ、「1」のときには“SW−Xオフ
監視処理”(PSETP1)が行われ、「2」のときに
は“5秒終了監視処理”(PSETP2)が行われ、
「3」のときには“設定データ書き込み処理”(PSE
TP3)が行われ、「4」のときには“書き込みデータ
確認処理”(PSETP4)が行われ、「5」のときに
は“SW−X入力監視処理”(PSETP5)が行われ
る。
【0154】次に上記「ステップ」番号に応じた各処理
について図65〜図70を用いて説明する。「ステッ
プ」番号が「0」のときには図65に示す“設定確率読
込処理”(PSETP0)のサブルーチンが開始され
る。このサブルーチンが開始されると、先ずステップP
S02で後述(図71)する“EEPROM読込処理”
(ROMR)が行われ、次のステップPS04でかく読
み込まれたデータのRAMへの記憶が行われ、その後、
再び“EEPROM読込処理”が行われる。次のステッ
プPS08では、上記読み込んだデータが正常であるか
否かが判別され、この判別結果が“Yes”(正常)の
ときには、後述の“PSETP5”処理(図70)のス
テップPS82の7セグLEDの点灯処理が実行された
後、当該PSET処理を終了する。
【0155】一方、前記ステップPS08の判別結果が
“No”のときには、ステップPS10でステップ番号
の切換情報の設定がなされ、次のステップPS12で、
図12に示した確率モード設定スイッチ680が左に回
動(図中反時計廻り方向)されたか否か、即ちSW−X
がオンであるか否かが判別される。この判別結果が“N
o”のときには、後述の“PSETP2”処理(図6
7)のステップPS42に移行してその後の処理が行わ
れ、一方、“Yes”のときには、ステップPS14で
設定フラグが“1”に設定され、ステップPS16でタ
イマの設定がなされ、ステップPS18でステップ番号
が「1」に変更された後、後述の“PSETP4”処理
(図69)のステップPS72にて当該ステップ番号が
RAMに格納され、その後、7セグLEDを点灯させた
後(図70のステップPS82)、当該PSET処理を
終了する。
【0156】又、「ステップ」番号が「1」のときには
図64の分岐処理により、図66に示す“SW−Xオフ
監視処理”(PSTEP1)が実行される。このサブル
ーチンが開始されると、ステップPS20で確率モード
設定スイッチ(SW−X)がオンであるか否かが判別さ
れ、判別結果が“Yes”のときには、そのまま、後述
の“PSETP5”のステップPS82で、当該確率モ
ードを表わす値の表示(7セグLED)が行われ、本ル
ーチン(PSET)を終了する。一方、ステップPS2
0の判別結果が“No”のときには、ステップSS22
で「ステップ」番号が「2」に設定され、その後、“P
SETP4”処理(図69)のステップPS72、“P
SETP5”処理のステップPS82が実行された後、
当該PSET処理を終了する。
【0157】図67は、「ステップ」番号が「2」のと
きに実行される“5秒終了監視処理”(PSETP2)
のプログラムを示すフローチャートである。このサブル
ーチンが開始されると、ステップPS24で、上述の確
率モード設定スイッチ680が図12中時計廻りに回動
されたか否か、即ち、SW−Yの入力信号の立上がり
(エッジ)が検出されたか否かが判別される。この判別
結果が“Yes”のときには、ステップPS26で確率
モード(「1」〜「3」)の更新が行われ、次のステッ
プPS28で更新された確率モードが上限値(例えば
「3」)以上となっているか否かが判別される。この判
別結果が“No”であるうちはそのままステップPS3
2に進み、“Yes”となったときにはステップPS3
0で更新された確率モードが「1」にクリアされてステ
ップPS32に進む。ステップPS32では切換情報の
設定が行われ、次のステップPS34で5秒タイマの設
定が行われて、その後ステップPS40の判別が行われ
る。
【0158】一方、前記ステップPS24の判別結果が
“No”のときには、ステップPS36でSW−Yのレ
ベルがオンレベルであるか否か(確率モード設定スイッ
チ680が、右に回動されているか)が判別される。こ
の判別結果が“No”のときにはステップPS38でタ
イマの更新が行われ、その後、ステップPS40に進
む。又、前記ステップPS36の判別結果が“Yes”
のときには、前記ステップPS34が実行された後、ス
テップPS40に進む。この結果、上記タイマは、SW
−Yレベルがオフとなってから5msecをカウントするよ
うになる。ステップPS40では、上記設定、又は更新
されたタイマがカウントを終了したか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときには、後述の“PS
ETP5”処理(図70)のステッPS82が実行さ
れ、当該PSET処理を終了する。
【0159】一方、前記ステップPS40の判別結果が
“Yes”のときには、ステップSPS42以降の処理
が行われる。先ずステップPS42では確率設定モード
の切換が要求されているか否か(ステップPS32で切
換情報が設定されているか)が判別され、判別結果が
“No”のときには、続くステップPS44で「ステッ
プ」番号が「5」に変更され、その後後述の“PSET
P4”処理(図69)のステップPS72及び“PSE
TP5”処理(図70)のステップPS82が実行され
た後、当該PSET処理を終了する。一方、前記ステッ
プPS42の判別結果が“Yes”のときにはステップ
PS46で上記切換情報のクリア、ステップPS48で
EEPROM書込みスタンバイ情報の設定が順次行わ
れ、その後、ステップPS50で後述のEEPROMの
書込処理(図72)が実行され、次のステップPS52
で「ステップ」番号が「3」に変更されて、後述の“P
SETP4”処理のステップPS72及び“PSETP
5”処理のステップPS82が実行された後、当該PS
ET処理を終了する。
【0160】図68は、「ステップ」番号が「3」のと
きに実行される設定データ書込処理のフローチャートで
ある。このプログラムが開始されると、ステップPS5
4でEEPROM書込情報の設定が行われ、次いでステ
ップPS56で後述のEEPROM書込処理(図72)
が行われ、しかる後、ステップPS58で「ステップ」
番号が「4」に変更されて、“PSETP4”処理のス
テップPS72及び“PSETP5”処理のステップP
S82が行われた後、当該PSET処理を終了する。
【0161】図69は、「ステップ」番号が「4」のと
きに前述の“PSET”処理(図64)により実行され
る“書込みデータ確認処理”(PSETP4)のサブル
ーチンを示すフローチャートである。この処理が開始さ
れると、先ず、ステップPS60では後述(図71)の
“EEPROMデータ読込み処理”(ROMR)が行わ
れ、次のステップPS62で当該データが正常であるか
否かが判別される。この判別結果が“Yes”のときに
は、ステップPS66でEEPROMの書込禁止情報の
設定が行われた後、後述の“EEPROM書込処理”
(EEPOUT)が行われ、次のステップPS70で
「ステップ」番号が「5」に変更される。次のステップ
PS72では当該「ステップ」番号がRAMに格納さ
れ、その後、“PSETP5”処理のステップPS82
が実行されて、当該PSET処理を終了する。一方、前
記ステップPS62が“No”のときには、ステップP
S64で「ステップ」番号が「3」に変更され、前記ス
テップPS72が実行された後“PSETP5”処理の
ステップPS82が実行されて、当該PSETP処理を
終了する。
【0162】図70は、「ステップ」番号が「5」のと
きに、“PSET”処理で実行される“SW−X入力監
視処理”(PSETP5)のプログラムを示すフローチ
ャートである。この処理が開始されると、“PSETP
0”処理のステップPS14で“1”に設定された設定
フラグの値が“0”にクリアされ(ステップPS7
4)、次のステップPS76でSW−Xがオンであるか
否か(確率モード設定スイッチ680が図12中左廻り
に回転されたか)が判別される。この判別結果が“Ye
s”のときには、この時点で設定されている確率モード
の値を表示させるべくステップPS78で7セグのLE
Dの点灯情報が設定され、その後、当該設定情報に基づ
いた7セグのLEDの点灯処理が行われて確率モード
が、確率モード表示部682(図12)で表示され、そ
の後、当該PSET処理を終了する。一方、前記ステッ
プPS76が“No”のときには、ステップPS80で
7セグのLEDのオフ情報が設定され、次のステップP
S82に進んで点灯処理がなされ(このとき7セグは点
灯されない)、その後、当該PSETP処理を終了す
る。
【0163】図71は、図65の“PSETP0処
理”、図69の“PSETP4”処理で実行される“E
EPROMデータ読込処理”(ROMR)のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。このプログラムが開始
されると、先ず、ステップPS102で読込みコマンド
の設定が行われ、次のステップPS104で、後述の
“EEROMの書込処理”(EEPOUT)が行われ、
その後、読込みビット長の設定(ステップPS10
6)、データの読込み(ステップPS108)、読込み
データのレジスタへの格納(ステップPS110)が順
次行われ、ステップPS112で全てのデータの読込み
が終了したか否かが判別される。この判別結果が“N
o”であるうちは、ステップPS108,PS110が
繰返し実行され、判別結果が“Yes”に転じたとき
に、当該ルーチンを終了する。
【0164】図72は、図67に示す“PSETP2”
処理、図68に示す“PSETP3”処理等で実行され
る“EEPROM書込み処理”(EEPOUT)のプロ
グラムフローチャートである。このプログラムが開始さ
れると、ステップPS120でEEPROMが書込みス
タンバイ状態にされ、次のステップPS122で書込み
が可能であるか否かの判別が行われる。そして、このス
テップPS122の判別結果が“Yes”に転じるのを
待って、ステップPS124以降の処理が実行される。
ステップPS124では、書込データのビット長が設定
され、次いでスタートビットの設定(ステップPS12
6)、書込処理(ステップPS128)が実行された
後、ステップPS130で書込が終了したか否かが判別
される。この判別結果が“No”であるうちはステップ
PS128に戻って当該書込処理を行い、判別結果が
“Yes”に転じた時点で本ルーチンを終了する。
【0165】次に、図30の“フェイズ1”の“PRG
TOP”処理(図30)のステップS132で実行され
る“SW入力処理”(SWRSUB)について、図73
のフローチャートに従って説明する。このプログラムが
開始されると、ステップSS240で、遊技盤3に設け
られた各種入賞検出器(入賞スイッチ)の物理状態の読
込が行われ、次いで、ステップSS242でアクティブ
論理の正論理への変換、ステップSS424で検出器か
らの入力信号の波形に表れるチャタリングの除去処理、
ステップSS246で現在の論理状態の算出が順次行わ
れ、しかる後、現状態がRAMにストアされ(ステップ
SS248)、ステップSS250でアクティブ状態メ
モリのストアが行われて、その後ステップSS252に
進み、チャタリングを除去する為に設けられた所定時間
(チャタリング時間)が経過したか否かが判別される。
未だ、チャタリング時間が終了していないときには、こ
の間の入力信号をチャタリングによるものとみなしてそ
のまま、本ルーチンを終了する。一方、チャタリング時
間が終了したときには(ステップSS252が“Ye
s”)ステップSS254でチャタリングタイマがクリ
アされ、ステップSS256でアクティブステータスが
ストアされ、更に、ステップSS258で当該アクティ
ブ状態がクリアされて、その後、本ルーチンを終了す
る。
【0166】次に、“フェイズ1”の“RND000”
処理(図31)のステップS140で行われる特別図柄
更新決定判定処理(JUDG11)及び、“フェイズ
3”の“BLOCK2”処理(STEP10〜STEP
1D)等で行われる図柄判定処理(JUDG10)につ
いて、図74のフローチャートに従って説明する。“フ
ェイズ1”の中で処理が上記特別図柄更新決定判定処理
(JUDG11)に至ると、ステップSS260で表示
図柄作成領域がRAM内に設定され、その後ステップS
S264以降の処理に進む。一方、“フェイズ3”の中
で処理が上記図柄判定処理(JUDG10)に至ると、
ステップSS262で表示器制御領域の図柄領域がRA
M内に設定され、その後ステップSS264に進む。
【0167】ステップSS264では図柄データの取出
しが行われ、その後、この図柄データがリーチ図柄であ
るか否か(例えば左図柄と中図柄が一致しているか)が
判別される。この判別結果が“No”のときには、ステ
ップSS268〜SS276をスキップしてそのまま、
本ルーチンを終了する。一方、ステップSS266の判
別結果が“Yes”のときには、ステップSS268で
リーチフラグが“1”に設定され、ステップSS270
で更に図柄がラッキーナンバー(リーチ図柄が「1」,
「3」,「5」,「7」,「9」から成る)となってい
るか否かが判別される。この判別結果が“No”のとき
にはそのままステップSS274の判別に進み、判別結
果が“Yes”のときにはラッキーナンバーの発生を記
憶すべく“ラッキーナンバーフラグ”が“1”に設定さ
れ、その後ステップSS274に進む。ステップS27
4では、ステップSS264で取出された上記図柄デー
タが「大当り図柄」であるか否か(3つの図柄が一致し
ているか)が判別され、判別結果が“No”のときには
そのまま本ルーチンを終了する。一方、判別結果が“Y
es”のときには、「大当り」発生を記憶すべく“大当
りフラグ”が“1”に設定され(ステップSS27
6)、その後本ルーチンを終了する。
【0168】図75は、“フェイズ2”処理(図33)
で実行される“パワーフェイル監視処理”(FALSU
B)のプログラムフローチャートである。本ルーチンが
開始されると、ステップSS278でフェイル監視カウ
ンタの更新が行われ、次のステップSS280で更新さ
れたカウント値が上限値を越えたか否かが判別される。
この判別結果が“No”であるうちは、ステップSS2
82をスキップしてステップSS284に進む。一方、
判別結果が“Yes”に転じると、ステップSS282
でカウンタのクリア(カウント値=「0」)が行われ、
その後ステップSS284に進む。ステップSS284
ではフェイル信号がオンであるか否かが判別される。こ
の判別結果が“Yes”のときは、フェイルフラグの設
定(ステップSS286)、ランプのオフ(ステップS
S288)が行われた後、ステップSS300でRAM
がアクセス禁止状態に設定されて、割込待ち状態にされ
る。
【0169】又、前記ステップSS284の判別結果が
“No”のときには、ステップSS290でフェイルフ
ラグが既にオンとなっているか否かが判別される。この
判別結果が“No”のときにはそのまま本ルーチンを終
了する。一方、判別結果が“Yes”のときにはステッ
プSS292で、前記カウンタの値が「0」であるか否
か(クリアされているか否か)が判別され、この判別結
果が“No”のときには前記ステップSS300が実行
され、その後、割込待ち状態とされる。又、このステッ
プSS292の判別結果が“Yes”のときにはステッ
プSS294でRAMの記憶内容のチェックが行われ、
次のステップSS296でチェック結果が異常であるか
否かが判別される。このチェック結果が異常(判別結果
が“Yes”)のときには、続くステップSS298を
スキップし、一方、チェック結果が正常(判別結果が
“No”)のときには“フェイルフラグ”が“0”にク
リアされた後(ステップSS298)、前記ステップS
S300が実行され、その後、割込待ち状態とされる。
【0170】図76は、“フェイズ3”にて行われる
“BLOCK2”処理の“STEP11”処理(図4
6)で実行される“停止図柄取込処理”(FETCH)
を示すプログラムフローチャートである。このルーチン
が開始されると、ステップFE02で判定テーブルの設
定が行われ、次のステップEF04で「高確率」が設定
されているか否かが判別される。この判別結果が“Ye
s”のときには高確率時の判定回数の取出しが行われ
(ステップFE06)、“No”のときには通常確率時
の判定回数の取出しが行われ(ステップSFE08)、
その後、ステップFE10で大当り図柄の領域設定が行
われる。
【0171】次のステップFE12では、大当り判定値
の上位バイトが“0”であるか否かが判別され、この判
別結果が“No”のときにはステップFE14〜FE1
8をスキップして後述のステップFE20に進む。一
方、判別結果が“Yes”のときには、更にステップF
E14で上記大当り判定値が大当りの値であるか否かが
判別され、この判別結果が“Yes”のときには後述の
ステップFE22にスキップし、この判別結果が“N
o”のときには、ステップFE16でテーブルアドレス
の更新が行われ、次いで検索を終了させるか否かが判別
される(ステップFE18)。この判別結果が“No”
のときには再びステップFE14からの処理を行い、判
別結果が“Yes”となるとステップFE20でハズレ
図柄領域の設定が行われ、その後、ステップFE22
で、設定された領域の記憶内容が停止図柄として設定さ
れ、ステップFE24で今回の判定に用いられた乱数の
記憶がクリアされ、その後、本ルーチンを終了するよう
になっている。
【0172】次に、裏機構盤800に設置された球排出
装置300の作動制御を行うために設けられた前述の排
出制御装置700による球排出制御について、図77〜
図79に示すフローチャートに従って説明する。この球
排出制御は、バックグランド処理によるメイン処理(図
77)と、1msec毎の第1の割込処理(図78)と、3
1.3msec毎の第2の割込処理の(図79)とからな
る。又、これらの処理を行う球排出装置700のCPU
は4ビットのマイクロコンピュータより成る。
【0173】先ず、バックグランド処理により繰返し実
行される球排出制御のメイン処理について図77のゼネ
ラルフローに従って説明する。このプログラムが開始さ
れると、ステップ02で当該排出制御に用いられる各種
フラグ、各ポートの出力等の初期化(INIT1)が行
われ、次のステップ04で“BRDY信号”が所定時間
(例えば2.5sec)以上立上がっているか否かが判別
される。この“BRDY信号”は通常時には初期状態に
おいて上記所定時間より短い一定時間立上った状態が保
持されるものである。そして、立上がり時間が所定時間
以上(≧2.5sec)のときには、プログラム内容の出
力要求と判断し、ステップ06に進んで当該プログラム
内容がローダに出力される。一方、“BRDY信号”が
所定時間以内に立下ったのであれば、正常であると判断
してステップ08に進み、回線テスト(CTEST)が
行われ、更に次のステップ10で各種フラグ,不正監視
の初期化が行われて、その後メインループに進む。
【0174】このメインループは上記のように初期化処
理に引き続いて行われ、その後リセット復帰エラーの起
こらない限り当該ループが繰返し行われる。このメイン
ループでは先ず不正処理(ステップ12)が、次いで玉
貸機とのデータの遣取りを監視するBBエラー処理(ス
テップ14)が行われる。続くステップ16では「球移
動無しエラー」が発生したか否かが判別され、このエラ
ーが発生しているときにはリセット待ち状態とされる。
一方、エラーが発生していないときにはステップ18に
て排出1,2センサが共に球有状態となっているか否か
が判別される。この判別結果が“Yes”のときにはス
テップ20で「残数払出エラー」の記憶が消去されてス
テップ22に進み、“No”のときには上記ステップ2
0をスキップしてステップ22に進む。
【0175】ステップ22では、入賞球処理装置810
に入賞球(セーフ球)が留まっているか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときには、そのままステ
ップ26の球抜処理に進み、一方、“Yes”のときに
はステップ24で役物制御装置600から送られてくる
賞球数信号の受信が行われ、その後、ステップ26にて
“球抜処理”が行われる。
【0176】上記球抜処理が終了すると、ステップ28
でウェイトタイマにより500msecがカウントされたか
否か(ウェイト処理中であるか否か)が判別され、この
ウェイト時間が未だ経過していないとき(判別結果が
“No”)には、前述のステップ12に戻ってその処理
を行う。上記500msecが経過して上記判別の結果が
“Yes”に転じると、ステップ30にて玉貸可能条件
が成立しているか否かが判別される。この判別結果が
“Yes”のときにはステップ32にて玉貸処理が行わ
れた後、本ループを終了し、前述のステップ12に戻っ
て処理が繰返される。一方、前記ステップ30の判別結
果が“No”のときには(玉貸条件不成立)、ステップ
34で、更に賞球条件が成立しているか否かが判別さ
れ、この判別結果が“Yes”のときには、ステップ3
6の賞球処理が行われ、その後、本ループを終了する。
又、ステップ34の判別結果が“No”のときには、そ
のまま本ループを終了して、前述のステッ12に戻って
メインループが繰返し行われる。
【0177】図78は、上記メインルーチンが繰返し実
行されている間に、1msec経過毎に行われる第1の割込
み処理のゼネラルフローチャートである。1msec毎の割
込信号が発せられて、本プログラムが開始されると、ス
テップ40で“ウォッチドック”が落とされ(“0”に
設定)、次いで各ポートのスティタス更新(ステップ4
2)、オーバーフロー,BB接続状態等に関するエラー
監視(ステップ48)、賞球信号処理,玉貸信号処理
(ステップ46)、1msecタイマ更新(ステップ48)
が順次行われ、ステップ50で0.5secタイマがオン
であるか否か(カウント中)が判別される。この判別結
果が“Yes”のときにはステップ52で該タイマの更
新が行われ、“No”のときには該ステップ52をスキ
ップして、ステップ54以降の処理に進む。
【0178】ステップ54〜64、及びステップ74で
は、今回割り込み処理が、2msec周期,4msec周期,8
msec周期,16msec周期の何れの周期であるかが判別さ
れる。ところでこの当該割込み処理は上述のように1ms
ec毎に行われ、従って、1msec経過毎に、2msec周期,
4msec周期,2msec周期,8msec周期,2msec周期,4
msec周期,2msec周期,16msec周期,2msec周期……
と云う順にその周期が設定され、このタイミングで各周
期毎の処理が行われる。
【0179】先ずステップ54で、今回が2msec周期で
の処理であると判断されると(判別結果が“Yes”)
ステップ56に進んで、2msecタイマの更新が行われ、
その後、本割り込み処理を終了する。上記ステップ54
の判別結果が“No”のときには、次のステップ58
で、今回が4msec周期での処理であるか否かが判別され
る。この判別結果が“Yes”のときには、ステップ6
0で4msecタイマの更新が行われ、その後、本割り込み
処理を終了する。上記ステップ58の判別結果が“N
o”のときには、更に、ステップ62で、今回が8msec
周期での処理であるか否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときには、ステップ64以降の処理が実
行される。
【0180】先ず、ステップ64では、8msec毎の割込
許可が行われ、次のステップ66で球抜、半端、オーバ
ーフロー、発射停止、接続状態の各確認、スティタス確
認が行われ、次のステップ68では、半端、オーバーフ
ロー、発射停止、BB接続の各エラー処理が行われる。
続くステップ70では、発射停止処理が行われ、次のス
テップ72では8msecタイマの更新が行われ、その後、
当該割り込み処理が終了する。
【0181】一方、前記ステップ62の判別結果が“N
o”のときには ステップ74で、更に、今回が16ms
ec周期での処理であるか否かが判別され、この判別結果
が“No”のときにはそのまま本割り込み処理を終了
し、一方、“Yes”のときには、ステップS76で1
6msecタイマの更新が行なわれた後、本割り込み処理を
終了する。
【0182】図79は、上記メインルーチン実行中に、
31.3msec経過毎に行われる第2の割込処理のゼネラ
ルフローチャートである。31.3msec毎の割込信号が
発せられて、本プログラムが開始されると、ステップ1
02で“ウォッチドック”が立てられ(“1”に設
定)、その後、割込許可(ステップ104)、RAM異
常検査(ステップ106)、エラー状況判定(ステップ
108)が順次行われる。
【0183】次のステップ110ではエラーが発生して
いるか否かが判別され、この判別結果が“No”のとき
にはステップ112に進んで球排出制御装置700の裏
面に設けられたエラー表示器790のうち“Dp”表示
部792がオフにされ、遊技盤に設けられた完了ランプ
L10がオフ(ステップ114)された後、現時点が表
示タイミングであるか否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときにはエラーなしの表示を行わせるべ
く“0”コードが設定され、その後、ステップ142に
進み、一方、“No”のときにはクリアコードが設定さ
れ、その後ステップ142に進む。ステップ142では
上記設定されたコードに応じた7セグ表示部791のL
ED表示処理が行われ、その後本割込処理を終了する。
【0184】又、前記ステップ110の判別結果が“Y
es”(エラー有り)のときにはステップ122で完了
ランプL1を点滅させる遊技状態であるか否かが判別さ
れる。この判別結果が“Yes”のときには(点滅制御
中)、ステップ126で点灯ビットであるか否かが判別
され、点灯ビットのときにはステップ128で完了ラン
プがオンされ、点灯ビットでないときには該ステップ1
28をスキップして夫々、ステップ130に進む。これ
により、完了ランプの点滅制御が行われる。前記ステッ
プ122の判別結果が“No”のときには、ステップ1
24に進んで更に完了ランプを点灯させるタイミングで
あるか否かが判別される。この判別結果が“Yes”の
ときには前記ステップ128に進んで完了ランプをオン
させてステップ130に進み、“No”のときにはステ
ップ128をスキップしてステップ130に進む。ステ
ップ130では、エラー表示器の“Dp”792による
表示を行うべき状態であるか否かが判別され、この判別
結果が“No”のときには、ステップ132に進んで該
Dpの消灯がなされ、“Yes”のときはステップ13
4に進んでDpの点灯が行われ、その後ステップ136
に進む。
【0185】ステップ136では、重複エラーが発生し
ているか否かが判別され、判別結果が“No”のときに
は、そのまま、前記ステップ142に進んで7セグのL
ED表示処理が行われた後、本割込処理を終了する。一
方、前記ステップ136の判別結果が“Yes”のとき
には、現時点が表示タイミングであるか否かが判別さ
れ、判別結果が“No”のときには表示コードがクリア
されて(ステップ140)、LED表示処理(ステップ
142)に進み、一方、“Yes”のときには、そのま
ま、LED表示処理(ステップ142)に進み、その
後、本割込処理を終了する。
【0186】次に、前述したメインプログラムのゼネラ
ルフローチャート(図77)のディテイルフローチャー
トについて、図80〜図192を参照して説明する。こ
のうち図80〜図82は、メインプログラム(図77)
のステップ02で行われる初期化処理のディテイルフロ
ーチャートである。処理がこのプログラムに移行する
と、ステップB02でフラグ“mbl”が“0”に、
“バンク”が“0”に設定され、マジンサイクルが1μ
secに設定され(ステップB04)、次いでRAMの各
ポートの初期化が行われる(ステップB06)。次のス
テップB08ではポート4の出力(“PMGB”)が
“000010000b”に設定され、ステップB10
でポート36のビット毎に入出力が設定され(“PMG
A”を“11100110b”にセット)、ステップB
12でポート2,4,5,7の出力が設定され(“PM
GB”を“10110100b”にセット)、ステップ
B14でポート8が入力に設定され(“PMGC”を
“0000b”にセット)、ステップB16で“プルア
ップ抵抗無し”が設定され(“POGA”を“0000
0000b”にセット)、ステップB18以降に進ん
でRAMの初期化が行われる。
【0187】即ち、ステップB18では「OEFH」の
値がRAM712のレジスト「A」,「X」,「L」,
「H」,「G」,「D」,「C」,「B」のうち“H
L”に、「0」が“A”に夫々セットされ、ステップB
20では(HL)に“0”がセットされ、次のステップ
B22では“L”の値として「L−1」が設定される。
【0188】ステップB24では、上記“L”の値が
「OFH」となっているか否かが判別され、「OFH」
でないときにはステップB20に戻って処理が繰返され
る。一方、“L”が「OFH」となっているときにはス
テップB26にて“H”の値が「H−1」に置き換えら
れ、ステップB28で“H”の値が「OFH」となって
いるか否かが判別される。この判別の結果「OFH」で
ないとされたときにはステップB26に戻り、一方、
「OFH」であるとされたときには、ステップB30に
進んで、RAM監視領域1に「5」がセットされると共
にRAM監視領域2に「10」がセットされ、次のステ
ップB32でポート2に“0000b”がセットされ、
ポート4,5に“1001b 00000000b”が
セットされ、ポート6,7に“00000000b”が
セットされ、その後、図81のステップB34に進む。
【0189】図81のステップB34ではタイマ周期が
11.7msecに設定され、ステップB36でレジスタ
“xa”が「−256」にレジスタ“HL”が「−21
3」に設定され、ステップB38でタイマ割込許可が行
われた後、ステップB40で割込みの有無が判別され
る。この判別結果が“無し”であるうちは当該判別処理
(ステップB40)が繰返し行なわれ、“有り”に転じ
るのを待って、ステップB42に進む。
【0190】ステップB42では後述する(図86)
“ウォッチドック処理(S−WDGT)”が行われ、次
のステップB42で“BRDY信号”が入力されるポー
トが“ハイレベル”であるか否かが判別される。この判
別の結果“ロウレベル”であるときには、ステップB5
6以降の処理に進み、“ハイレベル”のときには、ステ
ップB46以降の処理に進む。このうち、ステップB4
6ではレジスタ“L”の値が「L+1」に置換され、置
換された“L”の値が「0」となったか否かが判別され
る(ステップB48)。この判別の結果「0」でないと
された場合には、ステップB56以降の処理に進む。一
方、「0」の場合には、次のステップB50で“H”を
「H+1」に置換する処理が行われ、置換された“H”
の値が「0」となったか否かが判別される(ステップB
52)。この判別結果が「0」でない場合には、ステッ
プB56以降の処理に進み、一方、「0」の場合には、
次のステップB54で“プロテクト出力”が“0”に設
定され、完了ランプが点灯され(ON)、エラー表示器
の7セグ表示部791に「1」の表示が行われ、“D
p”表示部792の点灯(ON)が行われて、当該初期
化処理を終了する。一方、ステップB56以降の処理で
は、先ず、レジスタ“A”の値が「A+1」に置換され
(ステップB56)、次のステップB58では、かく置
換されたレジスタ“A”の値が「0」となったか否かが
判別される。この判別により「0」でないとされた場合
には、前記ステップB40に戻って、割込の有無の判断
が繰返し行われる。一方、「0」の場合には、次のステ
ップB60でレジスタ“X”の値を「X+1」に置換す
る処理が行われ、かく置換された“X”の値が「0」と
なったか否かが判別される(ステップB62)。この判
別の結果が「0」でないとされた場合には、前記ステッ
プB40に戻ってその処理が繰返される。一方、「0」
と判断された場合には、次のステップB64で“プロテ
クト出力”が「0」に設定され、図82のステップB6
6以降の処理に進む。
【0191】ステップB66では第2の割込処理に用い
られるベーシックインターバルタイマの周期が31.3
msecに設定され、ステップB68でタイマイベントカウ
ンタの周期が1.007μsecに設定され、その後、ス
テップB70で“RDY信号”がオフにされ、ステップ
B72でタイマ割込許可が行われる。ステップB74で
は、“BRQ,BRDY監視処理”(chkts0)が
行われ、ステップB76で“BRQ信号,BRDY信
号”の何れかが“有り”であるか否かが判別される。こ
の判別結果が“有り”のときにはステップB78に進ん
で再び“BRQ,BRDY監視処理”が行われ、その
後、再び“BRQ信号,BRDY信号”の何れかが“有
り”であるか否かが判別される。この判別で、再び“有
り”と判断されると、初めてリセット待ち状態(wai
trs)となって、本プログラムを終了する。尚、前記
ステップB76,B80の何れか一方の判別により“無
し”であるとされたときには、そのまま、処理をスキッ
プして、本プログラムを終了する。
【0192】図83は、初期化処理(init1)のス
テップB74,B78で実行される“BRQ,BRDY
監視処理”(chkts0)のプログラムを示すフロー
チャートである。このプログラムが開始されると、ステ
ップB82で1msec経過したか否かが判別され、この判
別結果が“Yes”に転じるのを待って、ステップB8
4に進み、CPUのBRQ入力ポートが“ハイレベル”
であるか否かが、次のステップB86でBRDY入力ポ
ートが“ハイレベル”であるか否かが判別される。この
判別結果が共に“No”(共にロウレベル)のときに
は、正常であると判断してそのまま本プログラムを終了
する。一方、前記ステップB84,B86の何れか一方
の判別結果が“Yes”(何れかがハイレベル)のとき
には異常が発生した(エラー発生)と判断して、本プロ
グラムを終了する。
【0193】図84は、上記初期化処理(init1)
のステップB76,B80の判別結果が共に“有り”の
ときに実行される“リセット待ち”(waitrs)の
プログラムフローチャートである。処理がこの“リセッ
ト待ち”に移行すると、先ず、ステップB88で“mb
e”が“0”に設定され、“sp”が“0”に設定され
る。次のステップB90では“ソレノイドオフ処理”
(soloff)が実行され、しかる後、ステップB9
2で、“ウォッチドック処理”(S−WDGT)が繰返
し実行される。尚、本プログラムが後述(図94)の
“不正排出判定処理”(chkunf)から移行して実
行された場合(リセットが“dead”でかかった場
合)には直接ステップB92に進むようになっている。
【0194】図85は、上記“リセット待ち状態”(w
aitrs)のステップB90、後述の回線テスト処理
(図90,図91)で実行される“(排出)ソレノイド
オフ処理”(soloff)を表わすフローチャートで
ある。このプログラムが開始されると、先ず、ステップ
B102で後述(図88)の“割込許可処理”(ien
abl)が行われ、次いでステップB104でこれも後
述(図131)するセーフソレノイドのオフ待ち処理
(wtsafe)が行われ、更に、ステップB106で
排出ソレノイドオフ処理(soloff)が行われた
後、ステップB108でこの処理実行前に排出1,2ソ
レノイドが“オン”であったか否かの判別が行われる。
この判別の結果、それまで排出1,2ソレノイドが“オ
ン”であったと判断されたなら、ステップB110に進
んで図98に示す“3秒待ち処理”(wai3s)が行
われ、次のステップB112で球抜ソレノイドの“オ
フ”が行われ、その後、本プログラムを終了する。一
方、前記ステップB108の判別の結果、排出ソレノイ
ドがそれまで“オフ”となっていたと判断されたときに
は、ステップB110をスキップして、ステップB11
2を行った後、本プログラムを終了する。
【0195】図86は、上述した“初期処理”(ini
t1)のステップB42(図81)又は、前記“リセッ
ト待ち”(waitrs)のステップB92(図84)
で実行される“ウォッチドッグ(S−WDGT)”処理
のプログラムフローチャートである。このプログラムが
開始されると、先ず、ステップB114で“CY”に
“MBE”に記憶されている値が設定され、次いで、
“MBE”の値が「0」にリセットされる(ステップB
116)。次のステップB118ではウォッチドッグポ
ートが“1”に設定され、ステップB120で“xa”
の値のセーブが行われた後、“RAMチェック処理”
(chkram)が行われる。次のステップB124で
は“MBE”の値が“CY”に記憶された値に置き換え
られ、ステップB126でレジスタ“A”に「8」が設
定され、ステップB128でレジスタ“A”の値が「A
−1」に置き換えられて、次のステップB130で
“A”の値が「OFH」となっているか否かの判別が行
われる。この判別の結果、“OFH”となっていないと
されたときには、前記ステップB128に戻って引続き
“A”の「A−1」への置換が行われる。上記ステップ
B128の実行の結果、レジスタ“A”の値が「OF
H」となると、ステップB132で“xa”値の復帰が
行われた後、ステップB134でウォッチドッグポート
のレベルが“0”(ロウレベル)に設定されて、本プロ
グラムを終了する。
【0196】図87は上記“ウォッチドッグ処理”(S
−SDGT)のステップB122,“31.3msec割込
処理”(図190)等で実行される“RAMチェック処
理”(chkram)のプログラムフローチャートであ
る。このプログラムが開始されると、先ず、ステップB
136で“監視RAM0”の値が「5」であるか否かが
判別され、次いでステップB138で“監視RAM1”
の値が「10」であるか否かが判別される。この判別の
結果、監視RAM0の値が「5」で、且つRAM1の値
が「10」であるときにはそのまま本プログラムを終了
し、それ以外のときには、後述の回線テスト処理(図8
9)に進むようになっている。
【0197】図88は、前述した“ソレノイドオフ処
理”(soloff)処理のステップB102(図8
5)、更には後述の“回線テスト”(図89),“3
1.3msec割込処理”(図190)等で行われる“割込
許可処理(ienabl)”のプログラムフローチャー
トである。この処理が開始されると、先ず、ステップB
140で一旦割込の禁止が行われ、しかる後、“IST
0”が“0”に設定され(ステップB142)、その後
割込許可が行われて(ステップB144)、本プログラ
ムが終了する。この割込許可処理を行うことにより、
“IST0”を、他の割込処理の有無に拘らず、確実に
“0”に設定することができる。
【0198】図89は、メインプログラム(図77)の
ステップ08で実行される“回線テスト処理”(CTE
ST)からメインループに至るまでのディテイルフロー
チャートである。このプログラムが開始されると、先ず
ステップC02で送信中フラグ“sndbsy”,受信
中フラグ“rcvbsy”,シリアル出力“comou
t”が“0”に設定され、クロック異常を表すフラグ
“CLKERR”が“1”に設定される。次のステップ
C04では前述した図85のフローチャートに従って
“排出ソレノイドオフ処理”(soloff)がなさ
れ、続いてステップC06で100msecのウェイト処理
(後述の図97のフローに従って実行される)が行われ
た後、ステップC08で“mbe”,“sp”が“0”
に設定され、ステップC10で前述の図88のフローチ
ャートに従って“割込許可処理”(ienabl)が行
われ、その後、フラグ“CLKERR”が“1”に設定
され(ステップC12)、“COMTST”を送信する
ための“コマンド送信処理”(sendin)が後述の
図101のフローチャートに従って行われる(ステップ
C14)。
【0199】次のステップC16では“受信エラー”が
発生したか否かが判別され、受信エラー発生であるとき
には、再びステップC08より処理が行われる。一方、
“受信エラー”がないときには、ステップC18で“C
OMTST”を受信したか否かが判別され、受信してい
ないときには前記ステップC08に戻って処理が繰返さ
れる。又、前記ステップC18で“COMTST”の受
信が確認されたなら、ステップC20に進んでクロック
異常を表わすフラグ“CLKERR”の値が“0”に設
定され、ステップC06と同一手順で100msecのウェ
イト処理が行われる(ステップC22)。次のステップ
C24では遊技機から玉貸制御装置1200に発せられ
るP台のレディ信号(RDY信号)が“1”に設定さ
れ、ステップC26に進んで各種制御フラグま、即ち、
排出1センサ立上り記憶フラグ“0t1evu”,球抜
センサ立上り記憶フラグ“rmvevu”,BRDY立
上り記憶フラグ“brdevu”,BRDY立下り記憶
フラグ“brdevd”,BRQ立上り記憶フラグ“b
rqevu”,BRQ立下り記憶フラグ“brdev
d”,クロック立上り記憶フラグ“clkevu”,及
びクロック立下り記憶フラグ“clkevd”が全て
“0”にリセットされ、その後、ステップC28にて後
述の図115のフローチャートに従って“不正監視開始
処理”(setubq)が行われて、メインループに移
行する。
【0200】図90、図91は、ゼネラルプログラム
(図77)のメインルーチンを示すフローチャートであ
る。処理がこのプログラム(図77のステップ12〜3
6)に移行すると、先ず、ステップC30で、図94に
示す“不正排出監視処理”(chkunf)が行われ、
次のステップC32でクロックエラーが発生している
(8msec以内に次のエッヂが発生していない)か否かが
判別される。この判別結果が“Yes”のときには、前
述の回線テスト処理“ctest”処理に戻り、判別結
果が“No”のときには続くステップC34で排出1,
2ソレノイドの通電の有無の判別が行われる。この判別
の結果、通電がないと判断されたときには、前述した図
84の“waitrs”処理のプログラムに従ってリセ
ットがかかるのを待ち、通電があると判断されたときに
はステップC36の“玉貸エラー処理”(chkeb
r)が後述の図95のフローに従って行われる。
【0201】次のステップC38では球の移動の有無に
基づいてエラー検出が行われ、移動がある場合には、エ
ラーと判断されて、前述の“waitrs”(図84)
に移行してリセットがかかるまで待機し、一方、移動が
ない場合には、正常であると判断されて、ステップC4
0に進む。ステップC40では2条の排出流路に設けら
れた排出1,2センサ内に球があるか否かが判別され、
球無しの場合にはそのままステップC44に進み、球有
りの場合には、フラグ“ZNSOUT”が“0”に設定
され(リセット)、その後ステップC44に進む。ステ
ップC44では、セーフセンサ816が入賞球(入賞
球)を検出しているか否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときにはステップC46で図99、図1
00に示すフローに従って“賞球数受信処理”(chk
sat)が行われ、その後、ステップC48で球抜処理
(remove)が行われ、ステップC50の判別に進
む。一方、前記ステップC44の判別結果が“No”の
ときには、前記ステップC46をスキップして、ステッ
プC48の“球抜処理”が行われ、その後、ステップC
50に進む。ステップC50では、500msecのウェイ
ト処理が終了したか否かが判別され、この判別が“N
o”であるうちは、上記ステップC30〜ステップC4
8が繰返し実行され、500msecが経過するのを待っ
て、図91のステップC52に進む。
【0202】ステップC52では玉貸条件が成立してい
るか否かが判別される。この判別結果が“Yes”のと
きにはステップC54で“玉貸排出処理”(brqou
t)が行われた後、メインループのステップC30に戻
って処理を繰返すようになっている。一方、判別結果が
“No”のときには、ステップC56で“賞球条件”が
成立しているか否かが判別され、この判別結果が“Ye
s”のときにはステップC58で賞球排出処理(sfo
ut)が行われ、その後、メインループのステップC3
0に戻ってその処理を繰返すようになっている。
【0203】図92は、メインルーチン(図90,図9
1)のステップC52で行われる玉貸条件の判別(is
brqo)の手順を示すプログラムフローチャートであ
る。上記ステップC52の判別は以下のように行われ
る。先ず、ステップC110でBRQ信号のスティトが
「3」であるか否かが判別される。BRQスティトが
「3」でないならば玉貸条件不成立として、本プログラ
ムを終了する。BRQスティトが「3」であるならば、
次に所定時間T1(図27参照)が経過したか否かが判
別される(ステップC112)。未だT1が経過してい
ないとき(判別結果が“No”)には玉貸条件不成立と
して、本プログラムを終了し、一方、T1が経過したと
き(“Yes”のとき)には、ステップC114で“B
RDY信号”が“オン”であるか否かが、ステップC1
16で“BRQ信号”が“オン”であるか否かが判別さ
れる。これらの信号の何れか一方が“オフ”であれば、
玉貸条件不成立として、本プログラムを終了し、一方、
何れの判別結果も“オン”であるときには、更にステッ
プC118で半端センサ315が“オン”であるか否か
(図18に示す減圧路311内に遊技球があるか)が判
別される。この判別の結果、半端状態が発生(オフ)し
ているとされたときには玉貸条件不成立とみなして、本
プログラムを終了する。一方、半端状態が発生していな
い(オン)ときには、ステップC120で更に排出1,
2センサ内に共に球が存在しているか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のときには、玉貸条件不成
立として、本プログラムを終了し、一方、“Yes”の
とき即ち、ステップC110〜C120の条件が全て成
立したときには、玉貸条件成立として、本プログラムを
終了する。
【0204】図93は、前述のメインルーチンのステッ
プC56(図91)で行われる賞球条件の判別の手順
(issafe)を示すプログラムフローチャートであ
る。このプログラムが開始されると、先ず、ステップC
122でオーバーフローセンサ360からの入力信号に
基づいてオーバーフロー状態が発生しているか否かが判
別される。この判別の結果、オーバーフローが発生して
いると判断されると(Yes)、賞球条件不成立とし
て、本プログラムを終了する。一方、上記判別結果が
“No”のときには、今回の賞品球排出のための賞球デ
ータ信号を既に受信しているか否かが判別される。
【0205】この判別の結果、未だ賞球データ信号を受
信していないと判断したときには、賞球条件不成立とし
て、そのまま本プログラムを終了する。上記判別の結
果、賞球データ信号を受信したとの判断がなされると、
ステップC126に進んでその他の賞球排出のための条
件(例えば半端状態が未発生であること)が成立してい
るか否かが判別される。この条件が不成立のとき(N
o)には、賞球条件が不成立であるとして、本プログラ
ムを終了し、ステップC126の条件が成立のとき(Y
es)には、更にステップC128で入賞球処理装置8
10(図13)内に入賞球があるか否かがセーフセンサ
816からの信号に基づいて判別される。この判別の結
果、入賞球処理装置810内に入賞球がないときには
(No)、賞球条件不成立として、“受信賞球数”が
「0」に設定され、本プログラムを終了する。一方、上
記ステップC122〜C126の条件が全て成立し、且
つ、未だ対応する賞品球排出が行われていない入賞球が
あるときには、賞球条件成立として、本プログラムを終
了する。
【0206】次に図90、図91で実行されるメインル
ーチンの各サブルーチン、即ちステップC30の“不正
排出管理処理”(chkunf)、ステップC36の
“玉貸エラー処理”(chkebr)、ステップC46
の“賞球データ信号受信処理”(chdsaf)、ステ
ップC48の“球抜処理”(remove)、ステップ
C54の“玉貸排出処理”(brqout)、ステップ
C58の“賞球排出処理”(sfout)のサブルーチ
ンについて説明する。
【0207】図94は前述のステップC30で実行され
る“不正排出監視処理”(chkunf)を示すプログ
ラムフローチャートである。このプログラムが開始され
ると、ステップC132,C134で夫々排出1センサ
側,排出2センサ側の出力が正常であるか否かが判別さ
れる。この2つの判別の何れか一方で、“異常”である
と判断されると、ステップC136で球抜ソレノイドが
励磁(オン)され、不正排出を記憶させるべくフラグ
“UNFAIR”が“1”に設定され、図84のステッ
プB92にスキップしてリセットがかかるのを待つ。一
方、上記2つの判別の結果、共に“正常”であるとされ
た場合には、そのまま、本プログラムを終了して、メイ
ンルーチンに戻る。
【0208】図95、図96は、メインルーチンのステ
ップC36(図90)で実行される“玉貸球抜エラー処
理”(chkebr)のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。本ルーチンが開始されると、先ず、ステッ
プC202でフラグ“T3BRQO”が“オン”である
か否かが判別される。この“T3BRQO”は、図27
に示すT3時間内に“BRQ信号”がオンであるときに
“1”に設定される。従って、この判別の結果“オフ”
とされたときには図84にスキップして“リセット待
ち”がかけられる。一方、判別の結果“オン”とされた
ときには、ステップC204〜ステップC210にて、
“T0BRQE”が“オフ”であるか否か(T0BRQ
が異常)、“T2BRQF”が“オフ”であるか否か
(T2BRQが早い)、“T2BRQN”が“オフ”で
あるか否か(T2BRQが無い)、“T4BRQE”が
“オフ”であるか否か(T4BRQが無い)が順次判別
される。そして、これらの判別結果が全て“オフ”のと
きにはそのまま本ルーチンを終了し、一方、何れか1つ
の判別結果が“オン”のときにはステップC212以降
の処理が実行される。
【0209】先ず、ステップC212〜C238では、
“P台レディ信号(PRDY信号)”(及びEXS信
号)が時間の経過と共にオン/オフされる。即ち、ステ
ップC212では“P台レディ信号”が“オン”され、
次のステップC214で“200msec待ち”(wai2
00)、その後“P台レディ信号”がオフされる(ステ
ップC216)。続くステップC218では“2msec待
ち”(wait2)が行われ、その後“EXS信号”が
“オフ”され、その後更に“198msec待ち”(wai
198)が行われ、続くステップC224で、“P台レ
ディ信号”が再びオンされる。そしてステップC226
で“100msec待ち”(wai100)が行われ、その
後上記“P台レディ信号”が“オフ”される(ステップ
C228)。続くステップC230では“100msec待
ち”(wai100)が行われた後、ステップC232
で“P台レディ信号”が“オン”される。次のステップ
C234では“100msec待ち”(wai100)が行
われ、上記“P台レディ信号”が“オフ”された後(ス
テップC236)、ステップC238で“10msec待
ち”(wai10s)が行われて、その後ステップC2
40以降の処理に進む。
【0210】ステップC240では“BRDY信号”が
“1”であるか“0”であるか、続くステップC242
では“BRQ”が“1”であるか“0”であるかが判別
される。これらの判別の何れか一方が“0”であるうち
は、これらの判別は繰返し行なわれ、2つの判別が共に
“1”となったときに、ステップC244に進んで“P
台レディ信号”が“オン”され、次のステップC246
で上記ステップC204〜C210の判別に用いられる
値(T0BRQE,T2BRQF,T2BRQN,T4
BRQN)が全て“0”にリセットされて、本プログラ
ムを終了する。
【0211】図97、図98は、上述の“玉貸,球抜”
エラー処理(chkebr)等の各種プログラムで行わ
れるウェイト処理(wai200,wai100,wa
i2等)を実行するためのプログラムフローチャートで
ある。このうち図97のプログラムでは、200msec
(wai200),198msec(wai198),10
0msec(wai100),35msec(wait35),
2msec(wait2)のウェイト処理が行われる。仮
に、200msecのウェイト処理を行うのであれば本プロ
グラムは、ステップT01から実行され、以下同様に、
198msecのウェイト処理はステップT02、100ms
ecのウェイト処理はステップT03、35msecのウェイ
ト処理はステップT04、2msecのウェイト処理はステ
ップT05より実行され、各々のステップで1msec周期
タイマのカウント回数(xa)が、「−199」,「−
197」,「−99」,「−35」,「−2」と云う具
合いに対応されて設定される。そして、ステップT06
では上記対応された値が実際に“1msec周期タイマ”に
設定され(s0txxx)、1周期毎に上記設定された
値より「1」宛カウントアップされて、その値が「0」
となったとき上記タイマがカウントを終了したと判断さ
れる(ステップT07)ようになっている。又、図98
のウェイト処理では、10sec(wai10s)、3sec
(wai3s)、1sec(wai1s)のウェイトが行
われて、ステップT08で当該ウェイト時間に応じた5
00msecタイマの設定が行われる(swtxxx)。そ
して、ステップT09で当該タイマがカウントを終了す
るのを待って、その後ウェイト処理を終了させる。
【0212】図99、図100は、前述のメインルーチ
ン(図90、図91)のステップC46で実行される
“賞球データ信号受信処理”(chksaf)のサブル
ーチンを示すフローチャートである。本ルーチンが開始
されると、先ずステップC302で当該賞球データ信号
の受信が済んでいるか否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときには、以下の処理を実行することな
く、そのまま本ルーチンを終了する。一方、判別結果が
“No”のときには、ステップC304で各入・出力ポ
ートのスティタスの初期化が行われ、ステップC308
で繰返しカウンタの値が「−3」に設定され、次のステ
ップC310で受信エラー発生中であるか否かの判別が
行われる。このステップC310により“エラー無し”
とされたときにはステップC312で“xa”が「賞球
数要求」の値に設定され、“エラー有り”とされたとき
にはステップC314で“xa”が「再送要求」の値に
設定され、ステップC316で詳細は後述する“コマン
ド送信処理”(sendin)が行われる。
【0213】この“コマンド送信処理”が終了すると、
ステップC318で、この時点でエラーが発生している
か否かが判別され、“エラー有り”のときには、図10
0側のステップC340に進んで、繰返しタイマがタイ
ムアウトしているか否かが判別される。そして、タイム
アウトしていないときには、他のエラーの発生状態を検
索すべく、ステップC336で“100msec待ち”が図
97のプログラムに従って行なわれた後、ステップC3
38で受信エラー中であるか否かの判別が行なわれる。
そして判別によりエラー中とされたならば、後述のステ
ップC342に進み、エラー中でないならば、図89の
ステップC306に進んで受信エラーを記憶した後、ス
テップC310以降の処理を行う。上記ステップC34
0により繰返しタイマがタイムアウトしたと判断された
とき(判別結果が“Yes”)には、ステップC342
に進んで上記タイムアップが3回繰返されたか否かが判
別され、未だ3回繰返されていないときには、ステップ
C310に戻って処理を継続する。そして、3回繰返さ
れたならば(ステップC342の判別結果が“Ye
s”)、前述した回線テスト(図84)に戻って処理を
行うようになっている。
【0214】一方、前記ステップC318の判別の結果
“エラー無し”と判断されたならば、ステップC320
にて詳細は後述(図103)する“受信データ設定処
理”(sbqcnv)が行われて、次のステップC32
2で再びエラー判別が行われる。この判別の結果“エラ
ー有り”と判断されたならば、図100側の前記ステッ
プC336に進んでそれ以降の処理が実行され、“エラ
ー無し”と判断されたならば、図90のステップC32
4に進んで、これも後述(図104)する“受信処理”
(recvin)が行われ、その後、エラー判別(ステ
ップC326)が行われる。
【0215】上記ステップC326の判別により“エラ
ー有り”とされたならば、ステップC336に進み、
“エラー無し”と判断されたならばステップC328に
進んで、再び“受信データ設定処理”(sbqcnv)
が行われる。この処理が終了すると、再びエラー判別
(ステップC330)が行われ、“エラー有り”のとき
には前記ステップC336以降の処理が行われる。一
方、“エラー無し”のときには、ステップC332で役
物制御装置600から送られてきた賞球データ信号の内
容が1回目と2回目とで同じであるか否かが判別され、
“No”のときには、前記ステップC336以降の処理
が行われ、“Yes”のときには、このデータが正規の
賞球データとみなされて、ステップC334にて、“賞
球数受信済フラグ”が“1”に設定(オン)され、その
後本プログラムを終了する。
【0216】図101は、上述の“賞球データ信号受信
処理”(chksaf)のステップC316(又は前述
(図89)の回線テスト処理)で実行される“コマンド
送信処理(sendin)”のプログラムフローチャー
トである。このプログラムが開始されると、ステップC
350で“送信の始動処理”(sendcm)が行われ
る。この“sendcm”処理では、図102に示すよ
うに、先ず送信データがバッファに送られ、次いで送信
ビット数にマイナスを付した値が、送信カウンタに設定
される。図101に戻り、かかる“sendcm”処理
が終了すると、ステップC352で送信が終了したか否
かが判別され、この判別結果が“Yes”に転じるのを
待って、前述の図100のステップC324に戻るよう
になっている。
【0217】図103は、“賞球データ信号受信処理”
(chksaf)のステップC320(図99)で実行
される“受信データ設定処理”(sbqcnv)のプロ
グラムフローチャートである。このプログラムが開始さ
れると、先ずステップC354でデータビットが“0”
であるか否かが判別され、次いで、ストップビットが
“1”であるか否か(ステップC356)、パリティー
がエラーであるか否か(ステップC358)、賞球数が
「0」であるか否かが順次判別される。そして、データ
ビットが“1”、ストップビットが“0”、パリティー
が“正常”で、且つ賞球数が「0」以外のときには、ス
キップを終わりにして、“賞球データ信号受信処理”の
ステップC332に進む。又、それ以外のときには、同
処理のステップC336にスキップするようになってい
る。
【0218】図104は、“賞球データ信号受信処理”
(chksaf)のステップC324(図100)で実
行される“受信処理”(recvin)のプログラムフ
ローチャートである。このプログラムが開始されると、
先ずステップC362で、図105のフローに従って1
00msecタイマの設定が行われ、次のステップC364
でスタートビットフラグのリセット(“0”)、不一致
エラーフラグのリセット(“0”)が行われた後、ステ
ップC366で受信ビット数にマイナスを付した値が受
信カウンタに設定される。
【0219】次のステップC368では、上記ステップ
C362で設定されたタイマが100msecをカウントし
たか否かが判別され、判別結果が“No”のときには、
ステップC372に進んで、受信が終了しているか否か
が判別される。この判別結果が“No”であるうちはス
テップC368,C372の判別が繰返し行われ、10
0msecが経過する前に受信が終了したとき(ステップC
372の判別結果が“Yes”)、ステップC374で
受信データに“xa”が設定され、次いで、不一致エラ
ーが発生しているか否かの判別が行われる。この判別の
結果“不一致エラー有り”とされたときには、エラー発
生と判断して、本プログラムを終了し、前述の“賞球デ
ータ信号受信処理”のステップC336(図100)に
スキップする。又、“不一致エラー無し”とされたとき
には、本プログラムを終了し、上記スキップをすること
なく、同処理のステップC332に移行する。尚、受信
終了前に100msecが経過したならば(ステップC36
8の判別結果が“Yes”のとき)、“受信要求フラ
グ”が“0”に設定され(ステップC370)、そのま
ま本プログラムを終了する(タイムアウト)。
【0220】図105は、上述の“recvin”処理
のステップC362等で用いられるウェイト処理のプロ
グラムである。このプログラムにより、100msec(s
0t100),50msec(s0t50)のウェイト処理
が行われる。仮に、100msecのウェイト処理を行いた
いのであれば本プログラムは、ステップT11から実行
され、50msecのウェイト処理を行いたいのであればス
テップT12よりプログラムは実行される。これらステ
ップT11,T12では、1msec周期タイマのカウント
回数(xa)が、夫々「−99」,「−50」と云う具
合いに対応される。次のステップT14では、タイマの
カウント値timer0がRAMのレジスタ領域“H
L”に設定され、ステップT15で最終的なタイマ設定
(sxtxxx)が行われ(タイマtimer0用のカ
ウント領域に“HL”値が設定される)、その後、本プ
ログラムを終了する。
【0221】次にメインルーチン(図90、図91)の
ステップC48で実行される“球抜処理”(remov
e)について、図106のフローチャートに従って説明
する。本ルーチンが開始されると、ステップC402で
球抜スイッチが“オフ”であるか否かが判別され、続い
て、ステップC404で球抜要求があるか否かが判別さ
れる。これら2つの判別の何れか一方が“Yes”即
ち、球抜スイッチが“オフ”又は、“玉貸要求有り”の
ときには、そのまま本プログラムを終了する。一方、上
記2つの判別が共に“No”のときには、ステップC4
06で球抜ソレノイド336(図21)がオンされ、そ
の後ステップC408で1secのウェイト処理(wai
1s)が、前述した図98のフローに従って行われる。
【0222】次のステップC410では球抜処理実行に
よって球移動が発生したか否かの監視処理が開始され、
続くステップC412で後述(図106)の“球抜動作
処理”(rmv)が行われる。この球抜動作処理が終了
すると、上記開始された球移動の有無の監視処理が終了
され(ステップC414)、次のステップC416で後
述(図115)の“球抜ソレノイド開閉処理”(rmv
onf)が実行される。続くステップC418では球抜
ソレノイド336の“オフ”が、ステップC420では
“球抜が終了したことを記憶すべく球抜フラグ”が
“0”に設定され、ステップC422で後述(図11
5)の“不正監視開始処理(setubq)”が行わ
れ、その後、本プログラムを終了する。
【0223】図107は、上述の球抜処理(remov
e)のステップC412(図106)で実行される“球
抜動作処理”(rmv)のプログラムフローチャートで
ある。このプログラムが開始されると、先ずステップC
424で、後述の図121,122に示すフローに従っ
て、排出1,2ソレノイドが“オン”され、ステップC
426で“球抜フラグ”が“オフ”され、次のステップ
C428で後述(図111)の“1分タイマ処理”(s
wt1mn)が、ステップC430で後述(図112)
の“3secタイマ処理”(s4t3s)が夫々行われ
た後、ステップC432以降の処理に進む。
【0224】ステップC432では、上記ソレノイドの
オンによっても球移動が発生していないか否かが判別さ
れ、球移動が無いとき(“Yes”のとき)には、リセ
ット待ち(上記1分間タイマ設定後)状態にされる。こ
の判別結果が“No”のときには、ステップC434で
1分が経過したか否かが判別され、続くステップC43
6で球抜センサが“オン”であるか否かが判別される。
更に、ステップC438では排出1,2センサが球有状
態を検出しているか否かが、ステップC440では上記
3分間タイマ設定後3secが経過したか否かが判別さ
れる。そして、前記ステップC434,ステップC43
6の何れか一方の判別結果が“Yes”となったときに
は、後述のステップC446以降の処理に進む。そして
上記2つの判別結果が共に“No”(1分が経過せず、
しかも球抜センサが“オフ”のとき)と云う条件の下で
ステップC438判別の結果、“球有り”と判断された
ときには、前記ステップC430に戻ってその処理を繰
返し、一方、何れの排出1,2センサも“球無し”で、
且つ、未だ3secが経過していないときには、上記ステ
ップC432に戻ってその処理が行われ、既に3sec経
過しているときには、ステップC442に進んで排出ソ
レノイドが“オフ”され、次のステップC444で“球
移動監視処理”が終了され、その後、本プログラムを終
了する。ところで、上記ステップC3438の判別は、
具体的には、図108のフローに従って行われる。この
フローでは、先ず、排出はセンサが50msec連続して球
無しを検知したか否かが(ステップH02)、次いで排
出2センサが50msec連続して球無しを検知したか否か
(ステップH04)が判別され、何れのステップでも球
無しとされたときにステップC440に進み、何れか一
方で球有りとされたときにステップC430に戻るよう
になっている。
【0225】図107に戻り、前記ステップC434,
C436の何れか一方の判別結果が“Yes”のときに
は、先ずステップC446で、ステップC444と同様
に球移動無し監視処理が終了され、ステップC448で
排出1,2カウンタの値が「1」に設定され、ステップ
C450で図113のフローに従って“1secタイマ設
定処理”(s2t1s)が行われた後、1secが経過し
たか否かの判別が行われる(ステップC452)。この
判別結果が“No”のときには続くステップC454
で、何れかの排出通路から球が排出されたか否かの判別
が行われ、この判別結果が“No”のときには、ステッ
プC452に戻ってその判別処理を行い、判別結果が
“Yes”のときには、ステップC456に進む。又、
前記ステップC452の判別結果が“Yes”のときに
は、ステップC454をスキップして、ステップC45
6に進む。ステップC456では排出1,2ソレノイド
が“オフ”され、次のステップC458で3secのウェ
イト処理(wai3s)が行われ、その後本プログラム
を終了する。
【0226】図109は、上記“球抜動作処理”(rm
v)のステップC454,C456の詳細な手順を示す
フローチャートである。“球抜動作処理”(rmv)に
て処理がステップC454に進むと、先ず、ステップH
10で排出1ソレノイド側での排出が終了したか否かが
判別され、未だ終了していないならばステップH12に
て排出1ソレノイドが消磁(オフ)された後ステップH
14に進む。一方、排出1ソレノイド側で排出が終了し
ていたならば、前記ステップH12をスキップしてステ
ップH14に進む。ステップH14では排出2ソレノイ
ド側で排出が終了したか否かが判別され、未だ終了して
いないならばステップH16にて排出2ソレノイドが消
磁(オフ)された後ステップH18に進む。一方、排出
2ソレノイド側で排出が終了していたならば、前記ステ
ップH16をスキップしてステップH18に進む。次の
ステップH18では、排出1ソレノイドが励磁(オン)
されているか否かが、更にステップH20では排出2ソ
レノイドが励磁(オン)されているか否かが判別され
る。この判別により排出1,2ソレノイドの少なくとも
一方がオンであることが検知されたときには、図107
のステップC452にスキップするようになっている。
一方、排出1,2ソレノイドが共にオフのときには、図
107のステップC458に進むようになっている。と
ころで上述(図109)のステップH10,H14の排
出1終了,排出2終了の判別は図110に示すフローチ
ャートに従って行われる。このプログラムでは、排出カ
ウンタの値が「1」〜「12」の値となっているか、
「0」又は「13」となっているかが判別され(ステッ
プH22)、「1」〜「12」となっているときには、
排出が修理要したと判断されて、処理が前述のステップ
H12又はH16に進むようになっており、「0」又は
「13」となっているときは、未終了と判断されて、上
記ステップH12,H16を夫々スキップするようにな
っている。
【0227】図111は、上記“球抜動作処理”(rm
v)のステップC428(図103)で実行される“1
分タイマ設定処理”(swt1mn)のプログラムフロ
ーチャートである。このプログラムが開始されると、ス
テップT20で“xa”に「120」が設定され、次の
ステップT22では時計タイマの初期化が行われ、ステ
ップT23で時計タイマの始動が行われる。そしてステ
ップT24で時計タイマの割込が可能にされ、上記“x
a”の値がカウンタに設定された“swtxxx”(ス
テップT25)、その後本プログラムを終了する。尚、
図98のステップT08の処理(500msecタイマ設定
処理“swtxxx”)は、このフローのステップT2
2より実行されるようになっている。又、上記ステップ
T25の“カウンタ設定”(sxtxxx)は図138
のステップT42移行の手順にて行われる。
【0228】図112は、上記“球抜動作処理”(rm
v)のステップC430で実行される“3secタイマ設
定処理”(s4t3s)に用いられるプログラムのプロ
グラムフローチャートである。実際に「3sec」をカウ
ントするのであれば、処理はステップZ01から行われ
「timer4」の値が“HL”に設定される。次いで
ステップZ02で“xa”に「−186」が設定され
て、上述した“カウンタ設定”(sxtxxx)が行わ
れる。尚、200msecがカウントされるのであればステ
ップZ03で“xa”に「−199」が設定され、10
0msecがカウントされるのであればステップZ04で
“xa”に「−99」が設定され、その後“タイマ設
定”(sxtxxx)が行われる。
【0229】図113は、上記“球抜動作処理”(rm
v)のステップC450で実行される“1secタイマ設
定処理(s2t1s)”のプログラムフローチャートで
ある。 このプログラムが開始されると、ステップT2
6で汎用タイマ“timer2”の値が“HL”に設定
され、次のステップT28で“xa”に「−248」が
設定された後、ステップT29で、“タイマ設定”(s
xtxxx)が行われ(図138)、その後、本プログ
ラムを終了する。
【0230】図114は、図96に示した“球抜処理”
(remove)のステップC416で実行される球抜
ソレノイド開閉処理(rmvouf)のプログラムフロ
ーチャートである。このプログラムが開始されると、先
ずステップC460で球抜ソレノイドの反転動作(rm
von0)が行われ、次のステップC462で球抜ソレ
ノイドがこの時点で“オン”されているか否かが判別さ
れる。そして、この時点で“オン”となっているのであ
ればステップC464に進んで球抜ソレノイドが“オ
フ”され、その後、ステップC468で500msecのウ
ェイト処理(wai500)が、図98に示したプログ
ラムに従って実行され、その後、本ルーチンを終了す
る。一方、球抜ソレノイドが既に“オフ”となっている
のであれば、反対にステップC466にて該ソレノイド
が“オン”され、その後、上記ステップC468のウェ
イト処理が実行され、その後本プログラムを終了する。
【0231】又、図115は、“球抜処理”(図10
6)のステップC422で実行される“不正監視開始処
理”(setubq)のプログラムフローチャートであ
る。このプログラムでは、排出数カウント停止フラグが
“1”に設定(オン)され(ステップC470)、次い
で排出数カウンタが「4」に設定され(ステップC47
2)、その後、本プログラムを終了するようになってい
る。
【0232】次にメインルーチン(図90、図91)の
ステップC58で実行される“賞球排出処理”(sfo
ut)のサブルーチンについて、図116に示すフロー
チャートに従って詳細に説明する。この“賞球排出処
理”が開始されると、先ず、ステップC502で後述
(図117)の“賞球数分配処理”(setsbq)が
行われ、次いで入賞球無し監視球止めカウンタの値が
「3」に設定された後(ステップC504)、ステップ
C506に進んで後述(図118)の“排出始動処理”
(out1sb)が行われる。
【0233】次のステップC508では排出動作が終了
したか否かが判別され、終了したと判断されたときに
は、ステップC524以降の処理にスキップする。一
方、未だ終了していないと判断されたときには、ステッ
プC510で後述(図123)の排出終了信号処理が行
われ、その後ステップC512でタイムアウトしたか否
かの判別が行われる。未だタイムアウトせずにこの判別
結果が“No”となったときには、ステップC524以
降の処理にスキップする。先ず、ステップC524では
“500msecタイマの始動処理”(sltwai)が後
述(図127)のフローに従って行われ、次のステップ
C526で球移動監視中であるか否かが判別される。そ
して球移動監視中であるときには、ステップC528で
“入賞球排出処理”(safout)が行われ、その後
ステップC530に進み、監視中でないときには、上ス
テップC528をスキップして、ステップC530に進
む。
【0234】ステップC530では“最後の1個排出待
ち処理”(out3sb)が行われ、次いで最後の1個
の排出が正常に行われたか否かが判別される。この判別
結果により、最後の1個の排出が未だ無いと判断された
ときには、前記ステップC506に戻ってその処理を繰
返し、最後の1個が正常に排出されたと判断されたとき
には、そのまま前記ステップC534〜C540の処理
を行った後、本プログラムを終了する。
【0235】一方、前記ステップC512の判別結果が
“Yes”のときにはステップC514で“排出ソレノ
イドオフ処理”(slwoff)が行われ、しかる後、
ステップC516で「球止め」が3回発生したか否かが
判別される。この判別結果が“No”であるうちはステ
ップC518にて“500secm安定待ち処理”(out
esb)が行われ、その後前記ステップC506に戻っ
て処理を繰返す。一方、ステップC516の判別結果が
“Yes”に転じたならば、ステップC520で“カウ
ント禁止解除処理”(clrnog)が行われた後、残
数払出エラーを記憶すべくフラグ“ZNSOUT”が
“1”に設定され、その後入賞球の排出が終了したか否
かの判別が行われる。
【0236】前記ステップC534の判別の結果、入賞
球排出が未だ終わっていないと判断されたときには、ス
テップC536で“入賞球払出処理”(safout)
が行われ、その後、排出補正状態である旨の記憶を消去
すべく、ステップC538でフラグ“OUTADJ”が
“0”に設定され、ステップC540で前述した“不正
排出監視開始処理”(図115)が実行され、その後、
本プログラムを終了する。一方、前記ステップC534
の結果、入賞球排出が終わっていると判断されたなら
ば、前記ステップC536をスキップして、前記ステッ
プC538,C540を実行して、その後本ルーチンを
終了する。
【0237】図117は、上述の“賞球排出処理”(s
fout)のステップC502で実行される“賞球数分
配処理”(setsbq)のプログラムフローチャート
である。このプログラムが開始されると、ステップC5
50で排出2側のカウント値を記憶するために割振られ
たレジスタ“x”の値が「−1」に設定され、ステップ
C552で賞球数が「9」以上であるか否か(「賞球数
−9」が「0」以上であるか否か)が判別される。そし
て、賞球数が「9」以上のときには、併用排出を行うべ
くステップC554に進み、「9」未満のときには交互
排出を行うべくステップC560に進む。そして賞球数
が「9」以上のときには、ステップC554にて、賞球
数から「9」を減じた値を「2」で割り、その値に
「4」を加えて排出1側カウンタの値即ちレジスタ
“A”の値、排出2側カウンタの値即ちレジスタ“X”
の値とする。次のステップC566では、賞球数から
「9」を減じた値が偶数であるか否か(「2」で割って
余りが有るか否か)が判別され、奇数のときには(余り
有り)そのままステップC564に進んで上記レジスタ
“A”,“X”が排出1側カウンタ,排出2側カウンタ
の値に設定され、本プログラムを終了する。一方、賞球
数から「9」を減じた値が偶数のときには(余り無
し)、この時点で設定されているレジスタ“X”の値か
ら「1」を減じた値が新たな値“X”に設定され、次の
ステップC564で、上記“A”,“X”の値が排出1
側カウンタ,排出2側カウンタの値に夫々設定される。
【0238】一方、前記ステップC552の判別により
賞球数の残数が「9」より小さいと判断されたときに
は、ステップC560で賞球数から「1」を減じた値が
レジスタ“A”に設定され、次いでステップC562に
て、排出1側での排出が行われているか否かが判別され
る。この判別結果が“Yes”のときには、次の排出処
理で排出2側からの排出が行われるようにその旨を記憶
して、前記ステップC564に進み、一方、“No”の
ときには、レジスタ“A”の値と“X”の値が交換さ
れ、次の排出処理で排出1側からの排出を行うようにそ
の旨を記憶して、前記ステップC564に進み、その
後、本プログラムを終了する。
【0239】図118は、前述した賞球排出処理(図1
16)のステップC506で実行される排出始動処理
(out1sb)のプログラムフローチャートである。
本プログラムが開始されると、図116のステップC5
12の判別に用いられる“タイムアウトの設定処理”
(s4tov)が行われ(ステップC570)、続く、
ステップC572で“排出ソレノイドオン処理”(op
ens2)が行われ、ステップC574で35msecの
“ウェイト処理”(wait35)が図93のフローに
従って行われ、その後、排出動作が終了したか否かの判
別が図109のフローに従って行われる(ステップC5
76)。そして、この判別結果が“Yes”のときには
ステップC578で排出ソレノイドが“オフ”にされ、
その後、排出終了時の制御(図116のステップC52
4以降)に進み、一方、“No”のときには、そのま
ま、未終了時の排出制御(ステップC510以降)に進
むようになっている。ところで、上記ステップC570
の“タイムアウト設定処理”は、図119のフローに従
って行われる。この場合には、ステップZ06よりその
処理が行われて“xa”が「−186」に設定される。
次のステップZ07では、16msec周期タイマの値“t
imer4”が“HL”に設定され、次いで上記“x
a”の値が、後述(図138)の“タイマ設定処理”
(sxtxxx)にてタイマカウント値に設定され、そ
のカウントが行われるようになっている(ステップZ0
8)。
【0240】図120は、上記ステップC572(図1
18)で行われる“排出ソレノイドオン処理”(ope
nsl)のプログラムフローチャートである。本プログ
ラムが開始されると、ステップC580で排出1センサ
の立下りを記憶すべくフラグ“ot1evd”が“1”
に設定され、次のステップC582で排出1側での排出
をすべきであるか否かの判別が行われる。この判別結果
が“Yes”のときにはステップC584で排出1ソレ
ノイドが“オン”され(setot1)、ステップC5
85に進み、“No”のときには、上記ステップC58
4をスキップしてステップC585に進む。ステップC
585では排出2センサ側の立下りを記憶すべく“ot
2evd”が“1”に設定され、次のステップC586
で排出2側での排出をすべきであるか否かの判別が行わ
れる。この判別結果が“Yes”のときにはステップC
588で排出2ソレノイドが“オン”され(setot
2)、“No”のときには、該ステップC588をスキ
ップして、本プログラムを終了する。
【0241】ところで上記ステップC584での“排出
1ソレノイドのオン”(setot1)”及びステップ
C588での“排出ソレノイドのオン”(setot
2)は、図121,図122に夫々示すフローチャート
に従って行われる。これらのプログラムに示すように、
排出ソレノイドを“オン”にするに当たっては、先ず、
排出1センサ又は排出2センサの立下りが“オフ”にさ
れ、次いで排出1側又は排出2側の球移動無しタイマ
が、例えば図112に示すフローに従って設定され(s
xt200)、その後球移動無し監視を始動させて、当
該プログラムを終了するようになっている。
【0242】図123は、“賞球排出処理”(図11
6)のステップC510で実行される“排出終了待ち処
理”(out2sb)のプログラムフローチャートであ
る。このプログラムが開始されると、ステップC590
で球移動が無しであるか否かが後述の図133に示すフ
ローに従って判別される。この判別の結果、球移動が未
だ生じていないときには“異常発生”と判断して、リセ
ット待ちが行われる(図84)。一方、球移動が生じた
ときは(正常時)には、ステップC592でタイムアウ
トしたか否かの判別が行われ、この判別結果が“Ye
s”のときには、そのまま本プログラムを終了する。
【0243】一方、ステップC592の判別結果が“N
o”のときには、ステップC594で排出1側での排出
が終了したか否かが図110に示したフローに従って判
別され、続くステップC596で排出2側での排出が終
了したか否かの判別が図124に示すフローに従って行
われる。そして、これら2つの判別結果が共に“No”
のときには、前記ステップC590に戻ってその処理が
繰返される。又、排出1側が終了したとき(ステップC
594の判別結果が“Yes”)にはステップC598
以降の処理が行われ、排出1側が終了せずに排出2側の
排出が先に終了したときには(ステップC596の判別
結果が“Yes”)、ステップC614以降の処理が行
われるようになっている。
【0244】排出1側での排出が先に終了して、処理が
ステップC598に進むと、排出1ソレノイドのオフの
処理(out2s1)が行われ、次のステップC600
でステップC590と同一手順で球移動が無しであるか
否かが判別される。この判別結果が“Yes”のときに
は“異常”と判断して、図84に示したフローにて“リ
セット待ち”が行われ、“No”のとき(正常)には更
にステップC602でタイムアウトしたか否かの判別が
行われる。このステップC602の判別結果が“Ye
s”のときにはそのまま本プログラムを終了し、“N
o”のときにはステップC604に進んで排出2側での
排出が終了しているか否かが図124に示すフローに従
って判別される。この判別結果が“No”であるうち
は、前記ステップC600に戻ってその処理が繰返さ
れ、判別結果が“Yes”に転じるのを待って、ステッ
プC606に進む。ステップC606では排出1ソレノ
イドが“オフ”され、ステップC608で球移動監視中
であるか否かの判別、ステップC610で排出2センサ
の信号が立下ったか否かの判別が夫々行われ、球移動監
視中で、且つ信号の立下りが発生した場合にステップC
612に進んで当該信号の立下りの記憶が消去され、球
移動監視フラグが“オフ”にされ、その後、本プログラ
ムを終了する。これ以外の場合には、上記ステップC6
12をスキップして、そのまま本プログラムを終了す
る。
【0245】排出1側での排出が終了する前に排出2側
での排出が先に終了して、処理がステップC614に進
むと、排出2ソレノイドオフの処理(out2s4)が
行われ、次のステップC616で、ステップC590と
同一手順で球移動が無しであるか否かが判別される。こ
の判別結果が“Yes”のときには“異常”と判断して
“リセット待ち”(図84)が行われ、“No”のとき
には更にステップC618でタイムアウトしたか否かの
判別が行われる。このステップC618の判別結果が
“Yes”のときにはそのまま本プログラムを終了し、
“No”のときにはステップC620に進んで更に排出
1側での排出が終了しているか否かが図124に示すフ
ローに従って判別される。この判別結果が“No”であ
るうちは、前記ステップC616に戻ってその処理が繰
返され、判別結果が“Yes”に転じるのを待って、ス
テップC622に進む。ステップC622では排出2ソ
レノイドが“オフ”され、ステップC624で球移動監
視中であるか否かの判別、ステップC626で排出1セ
ンサからの信号に立下りが発生したか否かの判別が夫々
行われ、球移動監視中で、且つ信号の立下りが発生した
場合にステップC628に進んで当該信号の立下りの記
憶が消去され、球移動監視フラグが“オフ”にされ、そ
の後、本プログラムを終了する。これ以外の場合には、
上記ステップC628をスキップして、そのまま本プロ
グラムを終了する。ところで前述のステップC596,
C604,C620の判別を行うに当たっては、図12
4に示すようにステップH24にて排出カウンタの値が
「1」〜「12」のとき未終了と判断され、「0」又は
「13」のとき、終了と判断されるようになっている。
【0246】図125は、賞球排出処理(図116)の
ステップC518で実行される“500m安定待ち処
理”(outesb)のプログラムフローチャートであ
る。このプログラムが開始されると、ステップC630
で“500msec開始処理”(2stwai)が、行われ
て、タイマ設定がなされる。このようにタイマが設定さ
れると、次のステップC632で“球移動無しエラー”
が発生しているか否かが判別され、“エラー有り”のと
きには、図84に示したリセット待ちが行われ、“エラ
ー無し”のときには、ステップC634,C636で、
夫々、排出1側の排出信号が変化したか否か、排出2側
の排出信号が変化したか否かが判別される。そして、何
れか一方で、信号の変化が検知されたときには、前記ス
テップC630に戻ってその処理が繰返され、何れの判
別でも信号の変化が検知されなかったときには、ステッ
プC638で上記設定されたタイマがカウントを終了し
たか否かの判別がなされ、未だカウントを終了していな
いときには前記ステップC632に戻ってその処理を繰
返し、カウントを終了した時点で、図126の“adj
rst”処理に移る。このプログラムでは、先ずステッ
プC640で、“排出1側の補正処理”(deccn
t)、ステップC642で、“排出2側の補正処理”
(deccnt)が行われ、ステップC644で排出1
側,排出2側の各々の信号の立上がり記憶が消去され、
ステップC646でカウント禁止状態の解除が行われ、
その後これらのプログラムを終了する。
【0247】ところで、前記ステップC630は図12
7のフローに従って行われる。即ち、500msec開始処
理は、先ずステップZ09で“xa”に「−124」が
設定され、ステップZ10で「HL」に「timer
2」の値が設定され(4msec周期タイマ設定)、その
後、タイマ設定(sxtxxx)が図138の手順に従
って行われ、500msecのカウントが開始される。
又、前記ステップC634,C636の判別は、図12
8に示すフローに従って行われる。即ち、この判別で
は、RAMの所定領域に記憶された入力レベル(判定レ
ベル)“LVL”の値と、CPUのポートに入力された
最新情報“new”の値が比較され、一致しているとき
には変化なし、不一致のときには変化有りと判断され
る。更に、前記ステップC640又はC642での補正
処理(deccnt)は、図129に示すフローに従っ
て、先ず当該排出センサからの信号に立上りが有るか否
かが判別され(ステップC147)、立上りが無いとき
にはそのまま、本ルーチンを終了させ、立上りが有ると
きにステップC648に進んで当該信号レベルが球有り
を示しているか否かが判別される。信号が球無しを示し
ているときにはステップC649に進んで、賞球数の残
数を「1」減らす処理がなされ、球有りを示していると
きには、ステップC650に進んで残数を「2」減らす
処理がなされる。
【0248】図130は、賞球排出処理(図116)の
ステップC528で実行される“入賞球払出処理”(s
afout)のプログラムフローチャートである。この
プログラムが開始されると、ステップC660で「賞球
数」と「賞球信号残数」とを加えた値がアキュームレー
タ“A”に設定され、次のステップC662でその値
“A”が「16」を越えているか否かの判別が行われ
る。この判別の結果、16個以上あるとされると、ステ
ップC664でこの時点で設定されている“A”の値か
ら「10」を減じた値が新たにアキュームレータ“A”
に設定されて、ステップC670以降に進む。一方、上
記判別の結果、16個未満であるとされると、ステップ
C666で“A”の値が、「賞球信号残数」として記憶
され、更にステップC668で“A”の値が「10」以
上であるか否かの判別がなされる。“A”の値が「1
0」未満のときには後述のステップC674にスキップ
し、「10」以上のときには、ステップC670に進
む。
【0249】ステップC670では、“A”の値が「賞
球信号残数」として記憶され、ステップC672で賞球
信号の要求が行われる。ステップC674では、“入賞
球無し監視”フラグが“0”に設定され、次のステップ
C676でセーフソレノイドの励磁(オン)、ステップ
C678で後述(図131)の“入賞球払出し待ち処
理”(wtsafe)が行われ、ステップC680に進
み、セーフ払出しエラーが発生しているか否かの判別が
行われる。エラーが発生してこのステップC680の判
別結果が“Yes”となっているときには、排出動作を
終了させるべくリセット待ち(図84)に移行し、一
方、判別結果が“No”のときには、ステップC682
で受信状態のスティタスを示す賞球フラグ“RCVST
S”が“0”に設定され、その後本プログラムを終了す
る。
【0250】図131は、上記“セーフ球払出処理”の
ステップC678(及び図85に示した排出ソレノイド
オフ処理のステップB104)で行われる“入賞球払出
し待ち処理”(wtsafe)のプログラムフローチャ
ートである。このプログラムが開始されると、ステップ
C684でセーフソレノイドが“オン”であるか否かが
判別され、“オフ”のときには、そのまま本プログラム
を終了する。一方、“オン”のときには、ステップC6
86で図111のフローに従った1分タイマの設定(s
wt1mn)、ステップC688で図105のフローに
従った200mタイマ設定処理(s0txxx)が行わ
れ、次のステップC690で上記1分タイマがカウント
終了したか否かが判別される。この判別により、1分が
経過したと判断されたときには、ステップC706で入
賞球異常を記憶すべくフラグ“SAFNMV”が“1”
に設定され、ステップC708でセーフソレノイドが
“オフ”にされて、その後本プログラムを終了する。
【0251】一方、上記ステップC690の判別によ
り、未だ1分が経過していないと判断されると、ステッ
プC694で上記200msecタイマがカウントを終了し
たか否かが判別される。そして、この判別結果が“Ye
s”、即ちカウント終了するのを待ってステップC69
6で入賞球が異常であることを記憶すべくフラグ“SA
VNMV”が“1”に設定され、その後ステップC69
8に進む。ステップC698ではセーフセンサが“オ
ン”であるか否かが判別され、セーフセンサが、“オ
ン”であるうちは前記ステップC690に戻ってその処
理が行われ、上記1分タイマがタイムアップする前にそ
の出力が“オフ”になったときには、ステップC700
で図105のフローに従って“500msecタイマ設定処
理”(s0t50)が行われる。
【0252】次のステップC702では再びセーフセン
サが“オン(球有り)”であるか否かが判別され、“球
有り”のときには前記ステップC688に戻ってその処
理が繰返される。又、“球無し”のときには次のステッ
プC704で200msecタイマがカウントを終了したか
否かの判別が行われ、未だ終了していないときには、ス
テップC702に戻ってその判別が繰返し行われ、カウ
ントを終了したときに、ステップC708に進んでセー
フソレノイドが“オフ”されて、本プログラムを終了す
る。
【0253】図132は、賞球排出処理(図116)の
ステップC530で実行される“最後の1個排出待ち処
理”(out3sb)のプログラムフローチャートであ
る。このプログラムが開始されると、ステップC710
で球移動無しエラーが発生しているか否かの判別(図1
33のプログラムに従った判別)により“エラー”の有
無が判別され、球移動無しエラー発生のときには前述の
図84によるリセット待ちが行われる。一方、球移動無
しエラーが発生していないときには、排出1センサの出
力信号の立下り記憶があるか否かが判別され(ステップ
C712)、立下り記憶があるときにはステップC71
4で排出1側の球移動監視フラグを“0”にして、ステ
ップC716に進み、“立下り記憶無し”のときにはそ
のままステップC716に進む。ステップC716では
排出2センサの出力信号の立下り記憶があるか否かが判
別され、立下り記憶があるときにはステップC718で
排出2側の球移動監視フラグを“0”にして、ステップ
C720に進み、“立下り記憶無し”のときにはそのま
まステップC720に進む。
【0254】ステップC720では、排出1,2センサ
の出力信号が共に立下がっているか否かが判別され、共
に立下がっているときには、そのまま本プログラムを終
了する。一方、何れか一方が立下がっていないときに
は、ステップC722に進んで400msecが経過したか
否かが判別され、未だ経過していないときには、前記ス
テップC710に戻ってその処理が繰返し行われ、40
0msecが経過したならば、ステップC724にて、排出
補正中である旨を記憶すべくフラグ“OUTADJ”が
“1”に設定され、その後本プログラムを終了する。
【0255】ところで上記ステップC710、又は前述
の排出終了待ち処理(図123)のステップC590、
500msec安定待ち処理(図125)のステップC63
2、球抜動作処理(図107)のステップC432等で
行われる球移動無しエラーの判別は、図133のプログ
ラム(chkmnv)に従って行われる。このプログラ
ムが開始されると、ステップC730〜C736で、球
抜通電が無いか否か(ステップC730)、球抜動作に
よる球移動が無いか否か(ステップC732)、排出球
移動が無いか否か(ステップC734)、入賞球無しエ
ラーが発生しているか否か(ステップC736)が順次
判別される。これらステップC730〜C736の全て
の判別結果が“No”のときには、異常(エラー)が発
生していないと判断され、本プログラムを終了する。一
方、上記判別の何れか1つが“Yes”のときには、ス
テップC738に進み上記発生したエラーが排出1側の
“エラー”であるか否かが判別され、判別結果が“Ye
s”のときにはステップC740で排出1ソレノイドが
オフされ、その後ステップC742に進む。ステップC
742では上記発生したエラーが排出2側の“エラー”
であるか否かが判別され、判別結果が“Yes”のとき
にはステップC744で排出2ソレノイドが“オフ”と
され、その後、球抜ソレノイドの“オフ”等の処理を行
うべく、図84のステップB106に移行するように成
っている。
【0256】次にメインルーチン(図90、図91)の
ステップC54で実行される“玉貸排出処理”(brq
out)のサブルーチンについて、図134に示すフロ
ーチャートに従って詳細に説明する。この“玉貸排出処
理”が開始されると、ステップC802で後述の“EX
Sオン処理”(chkbrq)が行われ、次のステップ
C804で“エラー”が発生しているか否かが判別され
る。この判別により“エラー”が確認されると(有
り)、そのまま本プログラムを終了する。一方、“エラ
ー”無しと判断されると、ステップC806で“COM
SRQ送信処理”(sendcm)が図102のフロー
に従って行われ、次いで、排出2側カウンタが「12」
に、排出1側カウンタが「11」に夫々設定され(ステ
ップC808)、球止めカウンタが設定される(ステッ
プC810)。上記のように排出1,2カウンタの値を
「12」「11」に設定するこにとより排出1,2側か
らは夫々13個、12個の遊技球が排出され、計25個
(100円分)の球の貸出しが行われる、更に図104
に示した排出始動処理(out1sb)が行われ、その
後、ステップC814で排出動作が終了したか否かが判
別される。そして排出動作が終了したと判断されたとき
には、後述のステップC840以降に進み、未だ終了し
ていないとの判断がなされたときには、ステップC81
4で“排出終了待ち処理”(out2sb)が図123
のフローに従って行われ、その後、ステップC818で
“排出タイムアウト”したか否かが判別される。この判
別は、上記排出始動処理(図118)のステップC57
0で設定された期間がタイムアップしたか否かに応じて
判断されるもので、判別の結果が“No”のときには、
後述のステップC840以降の処理に進み、一方、“Y
es”のときには、ステップC820で“排出ソレノイ
ドオフ処理”(slwoff)が行われ、その後、残数
払出エラーが発生している旨を記憶すべくフラグ“ZN
SOUT”が“1”に設定され(ステップC822)、
次のステップC824で、球止りが3回発生したか否か
が判別される。
【0257】この判別結果が“No”であるうちは、ス
テップC826で、前述した図125のプログラムに従
って、“500msec安定待ち処理”(outesb)が
行われ、その後、前記ステップC812よりその処理が
繰返される。一方、前記ステップC824の判別結果が
“Yes”に転じたならば、ステップC828で、前述
した図127のフローに従って“500sec始動処理
(s2twai)”が行なわれ、その後、ステップC8
30で半端センサが“球有り”を検知しているか否か、
ステップC832で排出1,2センサが共に球有りを示
しているか否かが夫々判別される。そして、何れか一方
の判別結果が“No”であるうちは、前記ステップC8
28に戻ってその処理が繰返され、判別結果が共に“Y
es”となったときに、ステップC834でT3期間
(図27参照)が過ぎたか否か、ステップC836で更
に500msecが経過したか否かが判別される。そして、
何れか一方の判別結果が“No”のときには、ステップ
C830に戻ってその処理が繰返され、一方、前記ステ
ップC834,C836の判別結果が共に“Yes”に
転じたならば、ステップC838に進んで“排出数補正
処理”(adjrst)が図126のフローに従って行
われ、その後、前記ステップC810に戻って、その処
理を継続する。
【0258】前記ステップC814で“排出動作終了”
と判断されたとき、又は、前記ステップC818で“タ
イムアウトしていない”と判断されたときに実行される
ステップC840以降の処理では、先ず、ステップC8
28と同様の“500mウェイト設定処理(s2twa
i)”が行われ(ステップC840)、次のステップC
842で、前述の図132のフローに従って、“最後の
1個監視処理(out3sb)”が行われ、その後、ス
テップC844で排出センサの出力信号の立下りが発生
したか否かが判別される。この判別の結果“立下り無
し”と判断されたときには、前述のステップC812に
戻ってその処理が繰返し行われる。一方、“立下り有
り”と判断されたときには、ステップC846で、“B
RDY,BRQ監視用タイマ領域”のスティトが「5」
に設定され、次のステップC848で“T4期間(図2
7)を計測するオーバタイマの設定処理”(sqtxx
x)が図138のフローに従って行われた後、更に、ス
テップC850で“EXS信号”の“オフ”、玉貸信号
の要求、T3オーバーエラーを記憶するためのフラグ
“T3OVER”,払出しエラーを記憶するためのフラ
グ“ZNSOUT”が“0”に設定され、ステップC8
52で球抜スイッチの記憶消去が行われ、その後当該排
出処理を終了させるようになっている。
【0259】図135は、上述の玉貸排出処理(図13
4)のステップC802で実行される“EXSオン処
理”(chkbrq)のプログラムフローチャートであ
る。本プログラムが開始されると、先ずステップC84
0で“EXS信号”がオンされ、ステップC842で
“300msecタイマ設定処理”(s0txxx)が図1
05のフローに従って行われ、その後、ステップC84
4,C846で夫々、“BRDY”が“1”か“0”
か、“BRQ”が“1”か“0”かが判別される。前記
ステップC844の判別結果が“1(t)”のときには
ステップC864で“EXS信号”が“オフ”にされ、
その後、後述のステップC866に進み、前記ステップ
C844が“0”で且つステップC846の判別結果が
“1”のときには、図95の判別に用いられるフラグ
“T2BRQF”が“1”に設定され(ステップC84
8)、その後、ステップC866に進む。
【0260】前記ステップC844,C846の判別結
果が共に“0”のときには、ステップC850で30ms
ecタイマがタイムアップしたか否かが判別され、この判
別結果が“No”であるうちは前記ステップC844に
戻ってその処理が繰返し行われる。そして上記判別結果
が“Yes”に転じると、ステップC852で“20ms
ecタイマ設定処理”(s0txxx)が図105のフロ
ーに従って行われ、次のステップC854で、20msec
が経過したか否かが判別される。未だ20msecが経過し
ていないときには、ステップC858,C860で再
び、“BRDY信号”が“1”か“0”か、“BRQ信
号”が“1”か“0”かが判別される。そして上記ステ
ップC858の判別結果が“1”のときにはステップC
864で“EXS信号”が“オフ”にされ、その後、ス
テップC866に進み、前記ステップC858、ステッ
プC860が共に“0”のときには、前記ステップC8
54に戻って、その処理が繰返される。又、前記ステッ
プC858が“0”、ステップC860が“1”のとき
には、ステップC862にて後述の割込処理の分岐(図
169)に用いられる変数“brecseq”に「1」
を加えた値が新たな“brecseq”に設定され、そ
の後、本ルーチンを終了する。
【0261】上記20msecが経過して前記ステップC8
54の判別結果が“Yes”に転じると、図95の判別
に用いられたフラグ“T2BRQN”が“1”に設定さ
れ(ステップC856)、その後、ステップC866に
進む。ステップC866では、変数“brcseq”が
“0”に設定され、その後、“BRDY信号”,“BR
Y信号”の立下り記憶が“オフ”され(ステップC86
8)、本プログラムを終了する。
【0262】図136、図137は、玉貸排出処理(図
134)のステップC820、及び賞球排出処理(図1
16)のステップC514で実行される“排出ソレノイ
ドオフ処理”(slwoff)のプログラムフローチャ
ートである。本プログラムが開始されると、ステップC
870で排出1ソレノイドが“オン”であるか否か、ス
テップC872で排出2ソレノイドが“オン”であるか
否かが判別される。これらの判別により2つのソレノイ
ドが共に“オフ”であると判断されると、そのまま、本
プログラムを終了し、一方、何れか一方が“オン”であ
ると判断されると、ステップC876に進む。ステップ
C876では、先ずカウント停止フラグが“1”に設定
され、次のステップC876では図105のフローに従
って、50msecタイマの設定(sot50)が行われ、
ステップC880で球移動無し監視タイマが“オフ”に
され、その後図137側のステップC882以降の処理
に進む。
【0263】ステップC882では50msecが経過した
か否かの判別がなされ、この判別結果が“No”のとき
には、ステップC884に進んで排出1センサの立上が
り記憶があるか否かの判別がなされる。この判別結果が
“Yes”のときには、ステップC886で排出1ソレ
ノイドが“オフ”され、“No”のときには該ステップ
C886をスキップして、ステップC888に進む。ス
テップC888では同様に、排出2センサの立上がり記
憶があるか否かの判別がなされ、この判別結果が“Ye
s”のときには、ステップC890で排出2ソレノイド
が“オフ”にされ、“No”のときには該ステップC8
90をスキップする。次のステップC892,C894
では、排出1ソレノイドが“オン”であるか否か、排出
2ソレノイドが“オン”であるか否かが判別される。そ
してこれら2つ判別により何れか一方のソレノイドが
“オン”となっていると判断されたときには、前記ステ
ップC882に戻って処理が繰返される。前記ステップ
C892,C894の判別の結果、2つのソレノイドが
共に“オフ”であると判断されたとき、又は、それ以前
に50msecが経過したとき(ステップC882が“Ye
s”)には、ステップC896で排出1,2ソレノイド
が“オフ”にされ、その後、本プログラムは終了する。
【0264】図138は、上述した玉貸排出処理(図1
34)のステップC848で実行される“T4オーバタ
イマ設定処理”(sqtxxx)を行うためのプログラ
ムフローチャートである。このプログラムが開始される
と、ステップCT40で“timerq”の値が“H
L”に設定され、次いで割込の禁止が行われ(ステップ
T42)、終了フラグが“0”にリセットされた後(ス
テップT43)、カウンタの値が“xa”に設定され
(ステップT44)、更に割込許可状態に戻されて(ス
テップT45)、その後、本プログラムを終了する。
【0265】次に、上述したメインルーチン実行中に、
1msec経過毎に実行される、1msec割込処理(図78)
の詳細を図139〜図190のフローチャートに従って
説明する。尚、この1msec割込処理は、タイマ更新、入
力ポート・スティタス更新、役物制御装置600との通
信玉貸制御装置500との通信等を実行するためのもの
である。図139〜図142は、1msec割込処理のディ
ティルフロー(t0int)を示すプログラムフローチ
ャートである。この1msec割込処理(t0int)が開
始されると、先ず図139のステップD02で、RAM
のレジスタに記憶されたデータが“XA”,“HL”,
“DE”,“BC”の順にスタックされ、ステップD0
4で“ウォッチドッグ”が“オフ”された後、ステップ
D06で“排出1スティタス更新処理”(stfot0
1)、ステップD08で“排出2スティタス更新処理”
(stfot2)、ステップD10で“排出1継続更新
処理”(stfol1)、ステップD12で“排出2継
続更新処理”(stfol2)、ステップD14で“ク
ロックスティタス更新処理”(stfclk)、ステッ
プD16で“クロック監視処理”(clktot)、ス
テップD18で“通信割込処理”(comint)、ス
テップD20で“セーフスティタス更新処理”(stf
saf)、ステップD22で“BRDYスティタス更新
処理”(stfbrd)、ステップD24で“BRQス
ティタス更新”(stfbrq)が順次行われ、図14
0のステップD26以降の処理に進む。
【0266】ステップD26では“玉貸割込処理”(b
rqint)が行われ、続いて、ステップD28で“排
出球無し監視処理”(chkosn)、ステップD30
で“球移動無し監視処理”(chkonm)、ステップ
D32で“賞球信号処理”(newssg)、ステップ
D34で“貸球信号処理”(newbsg)、ステップ
D36で“1msecタイマ更新処理”(newtmr)が
順次行われ、その後、ステップD38で0.5msecタイ
マが“レディ状態(待機中)”/“ビジー状態(処理
中)”の何れであるかが判別される。そして“レディ状
態”であると判断されると、ステップD40で“0.5
secタイマ更新処理”(newtmr)が行われ、一
方、“ビジー状態”であると判断されると、該ステップ
D40をスキップして、夫々ステップD42に進む。ス
テップD42では分周カウンタの歩進が行われ、その
後、図141のステップD44以降の処理に進む。
【0267】このステップD44以降の処理では、先
ず、今回処理が2msecタイマの周期であるか否かが判別
され、判別結果が“Yes”のときには、ステップD5
2で“2msecタイマ更新処理”(newtmr)が行わ
れ、その後、ステップD60に進んで、スタックの記憶
領域から“BC”,“HL”,“XA”の順にデータが
読み込まれ、その後、割込からの復帰が行われる。前記
ステップD44の判別結果が“No”のときには、続く
ステップD46で、今回処理が4msecタイマの周期であ
るか否かが判別され、判別結果が“Yes”のときに
は、ステップD54で“4msecタイマ更新処理”(ne
wtmr)、ステップD56で“球抜通過監視処理”
(stfrms)が行われ、その後、前記ステップD6
0が実行されて、割込状態からの復帰が行われる。
【0268】前記ステップD46の判別結果が“No”
のときには、続くステップD48で今回処理が8msecタ
イマの周期であるか否かが判別され、判別結果が“Ye
s”のときには、8msec経過毎に行われる各種処理(ス
テップD64以降)が実行される。一方、判別結果が
“No”のときには、更にステップD50で16msecタ
イマの周期であるか否かが判別され、この判別結果が
“Yes”のときにはステップD58で“16msecタイ
マ更新処理”(newtmr)が行われ、その後前記ス
テップD60が実行されて、割込状態からの復帰が行わ
れる。
【0269】前記ステップD48の判別結果が“Ye
s”のときに実行されるステップD64以降の処理で
は、先ず、“8msecタイマの更新処理”(newtm
r)が行われ(ステップD64)、その後、ステップD
66で“割込許可処理”(ienabl)、ステップD
68で“球抜スティタス更新処理”(stfrmv)、
ステップD70で“半端スティタス更新処理”(sth
np)、ステップD72で“オーバーフロー更新処理”
(stfout)、ステップD74で“発射停止更新処
理”(stfhsh)、ステップD76で“接続確認更
新処理”(stfchk)が順次行われ、その後、図1
42のステップD77に進む。
【0270】ステップD77では、“セーフ監視処理”
(cksfs)が行われ、次いでステップD78で“半
端球無し監視処理”(chkhnp)、ステップD80
で“オーバーフロー監視処理”(chkovf)、ステ
ップD82で“発射停止監視処理”(chkhsh)、
ステップD84で“接続確認監視処理”(chkch
k)、ステップD86で“発射停止解除処理”(chk
chs)が順次行われ、その後、図141のステップD
60に戻ってその処理が行われた後、割込状態から復帰
が行われる。
【0271】図143は、上記1msec割込処理(図13
9〜図142)のステップD06で実行される排出1ス
ティタス更新処理(stfot1)のサブルーチンを示
すフローチャートである。本ルーチンが開始されると、
ステップD102で、排出1センサが接続された排出1
ポートのレベルが“1”であるか否かが判別され、
“1”であるとされたときには、後述する“ポート入力
スティタス更新”のプログラム(図181)に進む。一
方、“0”であると判断されたときには、ステップD1
04でスティタス更新(nw2obt)が後述の図18
2のフローに従って行われ、次いで、排出1センサの出
力信号の立上がり記憶があるか否かが判別される(ステ
ップD106)。この判別の結果、立上がり記憶がない
(オフ)と判断されたときには、そのまま本ルーチンを
終了し、一方、立上がり記憶がある(オン)と判断され
たときには、ステップD108で“排出カウンタ減算処
理”(dec−h1)が行われ、その後、立上がり記憶
がクリア(オフ)され(ステップD116)、その後、
本ルーチンを終了する。ところで上記“排出カウンタ減
算処理(dec−h1)”が開始されると、、図144
に示すようにステップD112でカウント禁止中である
か否かが判別され、この判別結果が“Yes”のときに
は、本ルーチンを終了して、図143のステップD11
0に戻る。一方、判別結果が“No”のときには、ステ
ップD114で排出カウンタの値が「1」減算され、そ
の後、本ルーチンを終了して、上記ステップD110に
戻るようになっている。
【0272】図145は、上記1msec割込処理(図13
9〜図142)のステップD08で実行される排出2ス
ティタス更新処理(stfot2)のサブルーチンを示
すフローチャートである。本ルーチンが開始されると、
ステップD122で排出2センサが接続された排出2ポ
ートのレベルが“1”であるか否かが判別され、“1”
であるとされたときには、後述する“ポート入力スティ
タス更新”のプログラム(図181)に進む。一方、上
記判別により“0”であると判断されたときには、ステ
ップD124でスティタス更新(nw2obt)が行わ
れ、次いで、排出2センサの出力信号の立上がり記憶が
あるか否かが判別される(ステップD126)。この判
別の結果、立上がり記憶がない(オフ)と判断されたと
きには、そのまま本ルーチンを終了し、一方、立上がり
記憶がある(オン)と判断されたときには、図144の
フローに従ってステップD128で“排出カウンタ減算
処理”(dec−h1)が行われ、その後、立上がり記
憶がクリア(オフ)され(ステップD130)、その
後、本ルーチンを終了する。
【0273】図146、図147は、上記1msec割込処
理(図139〜図142)のステップ10,D12で夫
々実行される、“排出1継続更新処理”(stfol
1)及び“排出2継続更新処理”(stfol2)のサ
ブルーチンを示すプログラムフローチャートである。こ
れらの更新処理においては、先ず、排出センサ1又は排
出センサ2の出力レベルが“0”であるか否かの判別
(図146のステップD132,図147のステップD
134)がなされ、判別の結果が“1”のときには、図
148に示すプログラム(n12t)が実行され、
“0”のときには図149に示すプログラム(n12
f)が実行される。
【0274】排出1,2センサの入力が“0”であって
処理が図148の“n12t”に移行すると、先ず、ス
テップD140で今回検知されたレベル「new」が
“1(t)”であるか“0(f)”であるかの判別がな
され、次いでステップD142で立上り記憶「evu」
が“1(t)”であるか“0(f)”であるかの判別が
なされる。上記2つの値が共に“1”のときには、その
まま本ルーチンを終了し、「new」が“0”のときに
は、「new」の値が「AREG」に設定され(ステッ
プD146)、ステップD150で「AREG」の値が
「スティタスカウンタ」に設定され、その後、本ルーチ
ンを終了する。又、前記「new」の値が“0”で、
「evu」の値が“0”のときには、ステップD144
で「new」と「evu」の値が「AREG」に設定さ
れ、後述の図183(タイマ更新処理)のステップD5
74に進んで、タイマ更新が行われ、その処理を終了す
る。
【0275】又、図149の“n12f”処理が開始さ
れると(本ルーチンは排出センサ1,2の出力レベルが
“0”のとき開始される)、ステップD152で今回検
知されたレベル「new」が“1”であるか否かの判別
が行われ、次のステップD154で立下り記憶「ev
d」が“1”であるか否かの判別が行われる。そして前
記ステップD152の判別結果、“1”であるとされた
ときには、前述した図148のステップD148に進ん
で、「AREG」の値が「0」に設定され、その後、前
記ステップD150を実行し、本ルーチンを終了する。
又、ステップD152で“0”と判断され、且つステッ
プD154で“1”と判断されたときには、そのまま、
本ルーチンを終了する。一方、前記ステップD152,
D154の判別で共に“0”とされたときには、ステッ
プD156に進んで「evd」の値が「AREG」に設
定され、その後、後述の図183(タイマ更新処理)の
ステップD574に進んで、タイマ更新が行われた後、
その処理を終了する。
【0276】図150は、1msec割込処理(図139〜
図142)のステップD14で実行される“クロックス
ティタス更新処理”(stfclk)のサブルーチンを
示すフローチャートである。本ルーチンが開始される
と、ステップD160で“CLKポート”が“0”であ
るか否かが判別され、“0”のときにはスティタスを更
新すべくスティタス更新処理の“nw0t”に進み、
“1”のときには同処理の“nw0f”に進む。
【0277】図151は、上記スティタス更新処理(n
w0t,nw0f)を示すプログラムフローチャートで
あり、本プログラムが、例えば、クロックスティタス更
新処理(図150)の上記ステップD160の判別によ
ってポートが“0”と判断されたときに開始されたなら
ば、処理がステップD162より行われ、一方、ポート
が“1”と判断されたときに開始されたのであれば、ス
テップD172より行われるようになっている。処理が
ステップD162より開始されるとスティタスの値がア
キュムレータ「A」に設定される。次のステップD16
4では、この時点で記憶されている「new」の値が
“1”であるか否かが判別される。前回ループから今回
ループにかけてポートの入力状態が変化したのであれ
ば、上記値は“0”となっているので、ステップD16
6で今回の値“1”が「new」として記憶され、その
後ステップD182に進み、アキュムレータ「A」の値
がスティタスに戻されて本ルーチンを終了する。しかし
て、次のループで引続き“CLKポート”のレベルが
“1”となっている場合には、上記ステップD164の
判別は“1”となり、ステップD168に進んで、判定
レベル「LVL」が“1”であるか否かが判別される。
今回が入力状態が変化して2番目のループであるなら、
この値はそれまでこの値は“0”となっており、処理は
ステップD170に進み「LVL」値が“1”に置き換
えられて記憶され、次いで、立ち上がり記憶「EVU」
が“1”にされて記憶され、その後、ステップD182
に進む。一方、今回ループが信号レベルが変化して3回
目以降のループであるならば、この時点で既にLVL
“1”となっているので、そのまま本ルーチンを終了す
る。
【0278】一方、処理がステップD172より開始さ
れるとスティタスの値がアキュムレータ「A」に設定さ
れる。次のステップD174では、この時点で記憶され
ている「new」の値が“0”であるか否かが判別され
る。前回ループから今回ループにかけてポートの入力状
態が変化したのであれば、上記値は“1”となっている
ので、ステップD176で今回の値“1”が「new」
として記憶され、その後ステップD182に進み、アキ
ュムレータ「A」の値がスティタスに戻されて、本ルー
チンを終了する。しかして、次のループで引続き“CL
Kポート”のレベルが“0”となっている場合には、上
記ステップD174の判別は“0”となり、ステップD
178に進んで、判定レベル「LVL」が“1”である
か否かが判別される。今回が入力状態が変化して2回目
のループであるなら、この値はそれまで“1”となって
いるため、処理はステップD170に進み、その値が
“0”に置き換えられて記憶され、次いで、立ち下がり
記憶「EVD」が“1”にされて記憶され、その後、ス
テップD182に進む。一方、今回ループが信号レベル
が変化して3回目以降のループであるならば、この時点
で既にLVLは“0”となっているので、そのまま本ル
ーチンを終了する。
【0279】図152は、上記1msec割込処理(図13
9〜図142)のステップD16で実行される“クロッ
ク監視処理”(clktot)のサブルーチンを示すプ
ログラムフローチャートである。本ルーチンが開始され
ると、先ず、ステップD200でクロック信号に変化が
あったか否かが判別される。この判別により「変化有
り」と判断されたときには、ステップD202に進んで
8msecタイマを始動させた後、本ルーチンを終了する。
一方、「変化無し」と判断されたときには、ステップD
204に進んで8msecが経過したか否かの判別がなさ
れ、未だ経過していないと判断されたときには、そのま
ま、本ルーチンを終了する。「クロック変化無し」の判
断で8msec以上経過すると、ステップD206にてクロ
ック以上を表わすフラグ「CLKERR」が“1”に設
定され、本ルーチンを終了する。
【0280】図153は、前述の1msec割込処理(図1
39〜図142)のステップD18で実行される“通信
割込処理(comint)”のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。本ルーチンが開始されると、ステッ
プD208で“受信処理”(rcvint)が、ステッ
プD210で“送信処理”(sndint)が順次行わ
れ、その後、本ルーチンを終了する。このうち“受信処
理”(rcvint)は、図154、図155に示すフ
ローチャートに従って行われる。即ち、この受信処理が
開始されると、ステップD212で受信中であるか否か
の判別が行われ、次のステップD214でクロックレベ
ルが“ハイレベル”であるか否かが判別される。ステッ
プD212で、受信中でないと判断されたとき、又は、
ステップD214で、クロックレベルが“ハイレベル”
であると判断されたときには、そのまま本ルーチンを終
了して、図153のステップD210(送信処理)に進
む。受信中で且つクロックレベルがロウのときには、ス
テップD216に進んで、クロック信号の立下りから1
msecが経過したか否かの判別がなされ、未だ経過してい
ないとき(判別結果が“No”)にはステップD228
以降の処理に進み、一方、1msecが経過したときには、
ステップD218にてスタートビットが“オン”である
か否かの判別がなされる。この判別の結果、未だ“オ
ン”されていないと判断されたときには、ステップD2
20で、入力ポートが“ハイレベル”であるか否かの判
別がなされ、“ロウレベル”のときには、そのまま本ル
ーチンを終了し、一方、“ハイレベル”のときには、ス
テップD222で「スタートビット」が“オン”され、
ステップD224で不一致エラーフラグの初期化処理が
行われ、続くステップD226で受信バッファの「MS
B」に入力ポートを読込んで、その後、本ルーチンが終
了する。ところで上記ステップD226の処理は図15
6に示すように、“xa”レジスタを1ビット宛回して
この値を新たな値に設定することにより行われる。図1
54の説明に戻り、上記ステップD222でスタートビ
ットがオンされると、以後の処理で上記ステップD21
8の判別結果が“済み”に転じ、上記ステップD220
〜D224をスキップしてステップD226に進み、そ
の後本ルーチンを終了する。
【0281】前記ステップD216の判別結果が“N
o”のときに行われるステップD228以降の処理で
は、クロック信号の立下りから2msecが経過したか否か
が判別され、この判別結果が“No”のときには、その
まま本ルーチンを終了する。一方、立下りから2msecが
経過すると、図155のステップD230に進み再びス
タートビットが“オン”であるか否かの判別が行われ
る。この判別の結果、未だ“オン”されていないときに
は、そのまま、本ルーチンを終了して、送信処理(sn
dint)に進む。
【0282】一方、前記ステップD230の判別の結
果、スタートビットが既に“オン”であると判断される
と、ステップD232に進んで入力ポートのレベルと、
バッファ「MSB」の出力とが一致しているか否かが判
別される。この判別の結果、一致しているとの判断がな
されたときには、ステップD236に進んで入力カウン
タの値に「1」が加算されて、その後本ルーチンを終了
し、一致していないとの判断がなされたときには、ステ
ップD234にて不一致フラグが“1”に設定された
後、前記ステップD236が実行され、その後、本ルー
チンを終了する。
【0283】又、“通信割込処理”(図153)のステ
ップD210で実行される送信処理(sndint)
は、図157に示すフローチャートに従って行われる。
即ち、この送信処理が開始されると、ステップD240
でクロックパルスの立上がりが記憶されているか否かが
判別され、この判別結果が“No”のときには、そのま
ま、本ルーチンを終了する。一方、判別結果が“Ye
s”のときにはステップD242で立上がり記憶が
“0”に設定され、次のステップD244で送信中であ
るか否かの判別がなされる。この判別結果が“No”の
ときにはそのまま本ルーチンを終了し、“Yes”のと
きには、ステップD246で送信カウンタのカウント値
に「1」が加えられ、ステップD248で前述の図15
6のフローに従ってバッファ「LSB」の値が出力ポー
トに設定され、その後、本ルーチンを終了する。
【0284】図158は、1msec割込処理(図139〜
図142)のステップD20で実行されるセーフスティ
タス更新処理(stfsaf)のサブルーチンを示すプ
ログラムであり、このプログラムによりセーフポートが
“0”であると判断されると、図18のステップD53
4に進み、“1”であると判断されると、図182のス
テップD554に進んでそのスティタスの更新が行われ
る。
【0285】図159は、1msec割込処理のステップD
22で実行されるBRDYスティタス更新処理(stf
brd)のサブルーチンを示すプログラムであり、この
プログラムによりBRDYポートが“1”であると判断
されると、前述した図151のステップD172に進
み、“0”であると判断されると、ステップD162に
進んでそのスティタスの更新が行われる。
【0286】図160は、1msec割込処理のステップD
24で実行されるBRQスティタス更新処理(stfb
rq)のサブルーチンを示すプログラムであり、このプ
ログラムによりBRQポートが“1”であると判断され
ると、前述した図151のステップD172に進み、
“0”であると判断されると、同図のステップD162
に進んでそのスティタスの更新が行われる。
【0287】図161〜図167は、1msec割込処理
(t0int)のステップD26で実行される玉貸割込
処理(brqint)のサブルーチンを示すプログラム
フローチャートである。このサブルーチンが開始される
と、図144のステップD302で、監視タイマの更新
(newtmr)が後述(図183)のフローに従って
なされ、次のステップD304で変数「brcseq」
の値に応じた分岐処理がなされる。即ち、「brcse
q」の値が「0」のときは、“brq0st”処理(図
162)に進み、「1」のときには“brq1st”処
理(図163)、「2」のときには“brq2st”処
理(図164)”、「3」のときには“brq3st”
処理(図165)、「4」のときには“brq4st”
処理(図166)、「5」のときには“brq5st”
処理(図167)”から夫々の処理がなされる。
【0288】先ず、「brcseq」が「0」のときに
進む“brq0st”処理(図162)について説明す
る。この処理では、先ずステップD306で、「BRD
Y信号」の立下り記憶があるか否かが判別され、「無
し」のときには、そのまま、本ルーチンを終了する。一
方、「立下り記憶有り」のときにはステップD308に
進んで、「BRDY品号の立上り/立下り」、「BRQ
信号の立上り/立下り」の夫々の記憶が“0”に設定さ
れ、ステップD310で30msecタイマが設定され、ス
テップD312で実際のタイマ設定が図138のフロー
に従って行われ、ステップD314で「brcseq」
の値に「1」を加算して新たな「brcseq」とし、
本ルーチンを終了する。
【0289】「brcseq」の値が「1」の状態で当
該玉貸割込処理が開始されると、分岐によって処理は図
163の“brq1st”のステップD316に進み、
“BRDY信号”のレベルが“1”であるか否かが判別
され、次いでステップD318でBRQ信号の立下り記
憶があるか否かが判別される。前記ステップD316の
結果、“BRDY信号”のレベルが“1”であるとされ
たときにはステップD324に進んで、“brcse
q”の値が「0」に設定され、本ルーチンを終了する。
一方、ステップD316で“BRDY信号”のベルが
“0”とされ、ステップD318で“BRQ信号”の立
下り記憶が“1”であると判断されたときには、ステッ
プD320で“BRQ信号立下り記憶”が“オフ”
(“0”にリセット)に、ステップD322で図95の
判別に用いられる“TOBRQE”が“1”に設定さ
れ、その後、ステップD324でフラグ“brcse
q”が“0”に設定された後、本プログラムを終了す
る。又、“BRDY信号”のレベルが“0”で、“BR
Q信号立下り記憶”が“0”のときには、前記ステップ
D310で設定された30msecタイマがカウントを終了
したか否かの判別(ステップD326)がなされ、未だ
30msecが経過していないときには、そのまま本プログ
ラムを終了する。一方、上記30msecが経過したときに
は、ステップD328で“20msec”が設定され、その
後、前述した図162のステップD312に戻って、当
該タイマの設定が行われ、その後、「brcseq」の
値が「1」だけカウントアップされて(ステップD37
4)、本ルーチンを終了する。
【0290】又、「brcseq」の値が「2」のとき
には、分岐処理によって、処理は図164の“brcs
eq2”に進み、ステップD330で、“BRDY信
号”レベルが“1”であるか否かが、ステップD332
で“BRQ信号立下り記憶”レベルが“1”であるか否
かが夫々判別される。そして、“BRDY信号”レベル
が“1”のときには、前記ステップD332をスキップ
して、ステップD334に進み、“BRQ信号立下り記
憶”がオフされ(“0”にリセット)、ステップD33
6で10msecタイマ設定が行われ、図162のステップ
D312に戻ってその処理が行われる。又、“BRDY
信号”レベルが“0”であって、且つ、“BRQ信号立
下り記憶”が“1”のときには、前記ステップD33
4,D36が実行された後、図162のステップD31
2に戻ってその処理が行われる。一方、前記ステップD
332で“BRQ信号立下り記憶”が“0”であると判
断されたときには、ステップD338でタイマ設定より
50msecが経過したか否かの判別が行われ、未だ、経過
していないとき(判別結果が“No”)には、そのま
ま、本ルーチンを終了する。上記50msecが経過して前
記ステップD338の判別結果が“Yes”に転じる
と、前述した図163のステップD332に戻ってその
処理が行われるようになっている。
【0291】「brcseq」の値が「3」のときに
は、図161の分岐により処理は図165のステップD
340に進んで“BRDY信号”レベルが“1”である
か否かの判別がなされる。この判別により、“0”であ
るとされると、そのまま本ルーチンを終了し、“1”で
あるとされると、上述の図163のステップD324に
戻ってその処理が行われるようになっている。
【0292】又、「brcseq」の値が「4」のとき
には、図166のステップD342に進んで“BRDY
信号立下り記憶”が“1”であるか否かの判別がなされ
る。この判別結果が“Yes”のときにはステップD3
44に進んで“BRQ信号立下り記憶”がオフ(“0”
に設定)され、ステップD346で図95の判別に用い
られる“T3BRQ0”の値が“1”に設定され、その
後、本ルーチンを終了する。一方、前記ステップD34
2の判別により“BRQ信号立下り記憶”が“0”であ
るとされると、ステップD350に進んで、更に、“B
RDY信号立上り記憶”があるか否かの判別がなされ
る。この判別の結果、“BRDY信号立上り記憶”が
“オフ”(“0”)であるとされたときには、そのまま
本ルーチンを終了し、“オン”(“1”)であると判断
されたときには、ステップD352で“BRDY信号立
上り記憶”を“オフ”(“0”)にされ、ステップD3
54で、図95の判別に用いられる“T3OVER”の
値が“1”にセットされ、その後本プログラムを終了す
る。
【0293】更に、「brcseq」の値が「5」のと
きには、図161での分岐により処理は“brq5s
t”(図167)から開始される。先ず、ステップD3
56では“BRQ信号立下り記憶”が“1”であるか否
かが判別される。この判別により“1”であるとされる
と、ステップD358にて変数「brcseq」が
「2」に設定され、その後、前述の図164のステップ
D334に戻って“BRQ信号立下り記憶”がオフ
(“0”)に設定され、ステップD336で10msecタ
イマが設定され、その後、図162のステップD312
でタイマ設定が、ステップD314で「brcseq」
の値に「1」が加算された後、本ルーチンを終了する。
一方、前記ステップD356の判別の結果“BRQ信号
立下り記憶”が“0”であるとされると、続くステップ
D360にて“BRDY信号”レベルが“1”であるか
否かの判断がなされ、“1”であると判断されると、図
163のステップD324に戻ってその処理が行われ
る。前記ステップD360で“BRDY信号”レベルが
“0”であると判断されると、次のステップD362で
タイマ設定り250msecが経過したか否かの判別がなさ
れ、未だ250msecが経過していないと判断されると、
そのまま、本ルーチンを終了する。又、250msecが経
過したと判断されたときには、ステップD364で、図
95の判別に用いられる“T4BRQN”が“1”に設
定されて、T4期間(図27)でのエラー発生が記憶さ
れ、その後、図163のステップD324に戻って、
「brcseq」の値が「0」に戻され、その後、本ル
ーチンを終了するようになっている。
【0294】図168は前述した1msec割込処理(図1
39〜図142)のステップD28で実行される“排出
球無し監視処理(chkosn)”のサブルーチンを示
すプログラムフローチャートである。このサブルーチン
が開始されると、ステップD400で排出センサが“球
有り”状態を検出しているか否かの判別がなされ、判別
結果が“Yes”のときには排出センサ球無しエラーを
記憶するためのフラグ“OUTNBL”が“0”にリセ
ットされて、本ルーチンを終了する。一方、判別結果が
“No”のときにはステップD402に進んで球無し状
態が50msec経過しているか否かの判別がなされ、“N
o”であるうちは、そのまま、本ルーチンを終了し、5
0mse経過したときに(ステップD402が“Yes”
に転じる)、ステップD404に進んで排出センサの球
無しエラーを記憶すべくフラグ“OUTNBL”が
“1”に設定され、その後、本ルーチンを終了する。と
ころで、上記ステップD400の判別は、具体的には、
図169のフローに従って行われる。このフローでは、
先ず、排出は1センサが40msec連続して球有りを検知
したか否かが(ステップH26)、次いで排出2センサ
が40msec連続して球有りを検知したか否か(ステップ
H28)が判別され、何れのステップでも有りとされた
ときに図168のステップD406に進み何れか一方で
球有りでないとされたときには、ステップD402に進
む。
【0295】図170は、1msec割込処理(toni
t)のステップD30で実行される“球移動無し監視処
理”(chkonm)のサブルーチンを示すプログラム
フローチャートである。このサブルーチンが開始される
と、先ずステップD410で“排出1センサ”に係る最
新情報が“CY”に設定され、次のステップD412で
“球移動無し判定処理”(chkons)が行われ、ス
テップD414で更に“排出2センサ”に係る最新情報
が“CY”に設定された後、ステップD416で再び
“球移動無し判定処理”が行われ、しかる後、本サブル
ーチンを終了する。
【0296】ところで、上記ステップD412,D41
6で実行される“球移動無し判定処理”(chkon
s)は図171のプログラムに従って行われる。即ち、
本プログラムが開始されると、ステップD418で“エ
ラー中”であるか否かが判別され、“エラー中”である
と判断されると、そのまま本プログラムを終了する。一
方、“エラー中”でないと判断されたときには、ステッ
プD420に進んで“エラー監視中”である否かが判別
される。監視中でないときには、そのまま、プログラム
を終了し、“エラー監視中”のときには、更にステップ
D422で“球有り状態”であるか否かが「CY」の記
憶値に基づいて判別される。この判別の結果、“球有
り”でないと判断されたときには、ステップD424に
進み、200msecタイマの設定(sxt200)が図1
12のフローに従って行われ、その後、本プログラムを
終了する。又、ステップD422で“球有り”と判断さ
れたときには、ステップD426に進んで、この時点で
カウント中のタイマの更新(newtmr)を行われた
後、当該タイマがカウントを終了したか否かの判別が行
われる。この結果、カウント中と判断されたときには、
そのまま本プログラムを終了し、カウント終了と判断さ
れたときには、ステップD430に進んで更に“球抜き
中”であるか否かが判別される。そして、この判別結果
が“No”のときにはステップD432にて“排出中”
の球移動が無い旨(エラー)を記憶すべく、フラグ“O
UTIVMV”が“1”に設定され、その後、本プログ
ラムを終了する。一方、ステップD430の判別結果が
“Yes”のときには、“球抜き中”の球移動が無い旨
(エラー)を記憶すべく、フラグ“RMVNMV”が
“1”に設定され、その後、本プログラムを終了するよ
うになっている。
【0297】図172及び図173は、前述した1msec
割込処理(図139〜図142)のステップD32で実
行される“賞球信号処理”(newssg)のサブルー
チンを示すプログラムフローチャートである。このサブ
ルーチンが開始されると、ステップD450で“賞球信
号タイマ”の312更新(newtmr)が後述の図1
83のフローに従って行われ、次のステップD452
で、該タイマがカウント終了したか否かの判別が行われ
る。この判別の結果、未だ終了していないと判断された
ときには、そのまま、本ルーチンを終了する。一方、カ
ウント終了と判断されると、ステップD454に進ん
で、“賞球信号”が“オフ”にされ、その後、ステップ
D456で前回ループで賞球信号が“オフ”であったか
否かの判別がなされる。この判別により前回ループで
“オン”であったとされたときには、後述のステップD
468にスキップして、その後、本ルーチンを終了す
る。又、上記判別によって前回ループで賞球信号が“オ
フ”であったとされたときには、ステップD458に進
んで“賞球信号”の要求があるか(オン)否かが判別さ
れる。この判別により、“要求有り(オン)”とされた
ときには、後述のステップD464にスキップし、“要
求無し(オン)”とされたときには、更にステップD4
60にて、賞球数が「10」以上であるか否かが判別さ
れる。この判別の結果が“No”のときにはそのまま本
ルーチンを終了し、“Yes”のとき(10以上)には
当該「賞球数」より「10」を減じた値を新たな「賞球
数」に設定して、ステップD464(図173)に進
む。ステップD464では賞球信号要求が“オフ”にさ
れ、次のステップD466で、“賞球信号”が“オン”
された後、更にステップD468で100msecタイマの
始動(sxt100)が図112のフローら従って行わ
れ、しかる後、本ルーチンを終了する。
【0298】図174は、前述した1msec割込処理(図
139〜図142)のステップD34で実行される“貸
球信号処理”(newbsg)のサブルーチンを示すプ
ログラムフローチャートである。このサブルーチンが開
始されると、ステップD470にて“玉貸し信号用タイ
マ”の更新(newtmr)が後述の図183のフロー
に従ってなされ、次いで、当該タイマがタイムアップし
たか否かの判別がなされる。この判別の結果、未だタイ
ムアップしていないと判断されたときには、そのまま、
本ルーチンを終了し、タイマがタイムアップしたと判断
されると、ステップD474に進んで、“玉貸し信号”
が“オフ”にされ、ステップD476で、前回ループで
“玉貸し信号”が“オン”であったか否かが判別され
る。この判別の結果、前回“オン”であったと判断され
たときには、続くステップD478〜D482をスキッ
プして、前述した“賞球信号処理(図172,図17
3)”のステップD468に移行して、100msecタイ
マの始動が行われ、その後、本ルーチンを終了する。一
方、ステップD476の判別により、前回ループで“玉
貸信号”が“オフ”であったと判断されたときには、ス
テップD478で“玉貸信号要求”がある(オン)か否
かの判別がなされる。この判別の結果“玉貸信号要求無
し(オフ)”と判断されたときには、そのまま、本ルー
チンを終了し、一方、“要求有り(オン)”と判断され
たときには、ステップD480で“玉貸信号要求”が
“無し(オフ)”にリセットされ、次いで玉貸信号が
“オン”され(ステップD482、その後、前述した
“賞球信号処理”のステップD468に移行して、10
0msecタイマを始動させた後、本ルーチンを終了する。
【0299】図175は、前述した1msec割込処理(図
139〜図142)のステップD56で実行される“球
抜通電監視処理”(stfrms)のサブルーチンを示
すプログラムフローチャートである。このサブルーチン
が開始されると、ステップD500で“ポート”のレベ
ルが“1”であるか否かが判別され、レベルが“0”の
ときには、ステップD502に進んで球抜通電カウンタ
の値“rmscnt”が「−10」に設定され、本ルー
チンを終了する。ステップD500で“1”であると判
断されたときにはステップD504に進んでカウンタ
“rmscnt”の値が−1となったか否か(「rms
cnt+1」が「0」であるか否か)が判別され、「−
1」となっていないときにはそのまま本ルーチンを終了
する。一方、カウント値が「−1」となったと判断され
たときにはステップD506にて、「通電オフ」のエラ
ー発生を記憶すべくフラグ“RMSOFF”の値が
“1”に設定され、その後、本ルーチンを終了するよう
になっている。
【0300】図176〜図180は、球抜き状態、半端
状態、オーバーフロー状態、発射停止状態、接続確認状
態を表わす信号の、各々の入力ポートのスティタス更新
を行うためのサブルーチンであり、これらのサブルーチ
ンにより当該ポートのスティタス更新が、図181〜図
183に示すスティタス更新プログラムの何れのステッ
プから開始されるかが決定される。より具体的には、ポ
ート入力のスティタス更新は、図181,図182に示
すように、ポートに入力される信号の種類及び当該ポー
ト入力が“1”であるか“0”であるかに応じて、異な
るステップから処理が開始されるようになっている。例
えば球抜きポートのスティタス更新(図141のステッ
プD68)が行われる場合には、図176に示すよう
に、先ず、ステップD520で球抜ポートが“1”であ
るか否かが判別され、“1”のときにはスティタスの更
新は図181のステップD532より開始される。即
ち、ステップD532では“xa”の値が「−100/
8」に設定され、その後、ステップD540で、当該ポ
ートの記憶値の最新情報(new)が“1”であるか否
かが判別される。この判別で“0”とされたとき(今回
ループでポートが“0”から“1”になったとき)には
ステップD542にて“new”の値が“1”に設定さ
れ、カウンタの設定が行われた後、本ルーチンを終了す
る。一方、“new”の値が既に“1”となっていると
きには、ステップD544にて、判定レベル“LVL”
が“1”であるか否かが判別される。この判別により
「LVL」が“0”であると判断されると、ステップD
544で“LVL”の値(又は“EVU”の値)がアキ
ュームレータ「A」に設定されて、図183のステップ
D574に進む。“LVL”が既に“1”であると判断
されると、そのまま本ルーチンを終了する。図183の
ステップD574ではカウンタの値が「1」更新され、
次いで、当該カウンタの値が「0」となったか否かの判
別がなされる。そして、この判別結果が“No”である
うちは、そのまま本ルーチンを終了する。所定時間が経
過して、ステップD576の判別が“Yes”に転じる
と「A」の値が「スティタス」に設定され(ステップD
578)、その後、本ルーチンを終了する。一方、球抜
ポートが“0”のとき(図176のステップD520が
“0”)には、図182のステップD552に進んで
“xa”の値が「−100/8」に設定され、その後、
ステップD558で、記憶されている当該ポートの最新
の値(new)が“1”であるか否かが判別される。そ
して“1”であると判断されたとき(今回ループで
“1”から“0”に転じたとき)にはステップD560
にて“new”の値が“0”に設定され、カウンタの設
定が行われた後、本ルーチンを終了する。一方、“ne
w”の値が既に“0”となっているときには、更にステ
ップD562にて、判定レベル“LVL”が“1”であ
るか否かが判別される。この判別により“LVL”が
“0”であると判断されると、そのまま本ルーチンを終
了し、“1”であると判断されると、ステップD564
で“LVL”の値が“0”に、“EVU”の値が“1”
に設定されて、その後図183のステップD574以降
の処理に進み、本ルーチンを終了するようになってい
る。
【0301】その他のポートのうち、半端ポートのステ
ィタス更新(stfhnp)に関しては、図177に示
すように、“ポート”が“1”のときには、図181の
ステップD530にて“xa”の値が「−199」に設
定され、その後、前述のステップD540以降の手順に
従ってそのスティタス更新が行われ、一方、“ポート”
が“0”のときには、図182のステップD550にて
“xa”の値が「−2000/8」に設定され、その
後、前述のステップD558以降の手順に従って、その
スティタス更新が行われる。
【0302】又、オーバーフローセンサが接続されたオ
ーバーフローポートのスティタス更新(stfovf)
に関しては、図178に示すように、“ポート”が
“1”のときには、図181のステップD538にて
“xa”の値が「−2000/8」に設定され、その
後、前述のステップD540以降の手順に従ってそのス
ティタス更新が行われ、一方、“ポート”が“0”のと
きには、図182のステップD552にて“xa”の値
が「−100/8」に設定され、その後、前述のステッ
プD558以降の手順に従って、そのスティタス更新が
行われる。
【0303】又、発射停止ポートのスティタス更新(s
tfhshに関しては、図179に示すように、“ポー
ト”が“1”のときには、図181のステップD538
にて“xa”の値が「−2000/8」に設定され、そ
の後、前述のステップD540以降の手順に従ってその
スティタス更新が行われ、一方、“ポート”が“0”の
ときには、図182のステップD552にて“xa”の
値が「−100/8」に設定され、その後、前述のステ
ップD558以降の手順に従って、そのスティタス更新
が行われる。
【0304】更に、接続確認ポートのスティタス更新
(stfchk)に関しては、図180に示すように、
“ポート”が“1”のときには、図181のステップD
538にて“xa”の値が「−2000/8」に設定さ
れ、その後、前述のステップD540以降の手順に従っ
てそのスティタス更新が行われ、一方、“ポート”が
“0”のときには、図182のステップD552にて
“xa”の値が「−100/8」に設定され、その後、
前述のステップD558以降の手順に従って、そのステ
ィタス更新が行われる。
【0305】又、前述したセーフスティタス更新処理
(図158)が行われた場合にも同様に、セーフポート
のスティタス更新(stfsaf)は、“セーフポー
ト”が“1”のときには、図181のステップD534
にて“xa”の値が「−10」に設定され、その後、前
述のステップD540以降の手順に従ってそのスティタ
ス更新が行われ、一方、“ポート”が“0”のときに
は、図182のステップD554にて“xa”の値が
「−10」に設定され、その後、前述のステップD55
8以降の手順に従って、そのスティタス更新が行われる
ようになっている。
【0306】ところで、上述した1msec割込処理(図1
39〜図142)のステップD36,D40,D52等
で実行されるタイマ更新処理(newtmr)は、前述
の図183に示すプログラムに従って実行される。即
ち、タイマ更新処理(newtmr)が開始されると、
図183のステップD570にてタイマの種類(2mse
c,4msec,8msec,10msecの別)を表わす“スティ
タス”がアキュムレータ「A」に設定され、次のステッ
プD572にて上記“スティタス”に対応するカウント
領域“timrdy”に記憶された値が「1」であるか
否かが判別される。この判別により「1」であるとされ
ると、ステップD574〜D578をスキップして、本
ルーチン(“newtmr”処理)を終了する。一方、
カウント領域“timrdy”の値が「0」であるとの
判断がなされると、前記ステップD574にてこの時点
でのカウンタの値に「1」が加算され、その後、ステッ
プD576でカウント値が“0”となったか否かの判別
がなされ、カウント値が“0”となったときに、アキュ
ムレータ「A」の値が“スティタス”に設定され、その
後“newtmr”処理を終了するようになっている。
【0307】図184は、前述した1msec割込処理(図
139〜図142)のステップD77で実行される“セ
ーフ監視処理”(chksfs)のサブルーチンを示す
プログラムフローチャートである。このサブルーチンが
開始されると、ステップD580で、セーフ監視中であ
るか否かが判別される。この判別結果が“No”のとき
には、そのまま本ルーチンは終了し、判別結果が“Ye
s”のときには、ステップD582で排出1ソレノイド
が励磁(オン)されているか否かが、ステップD584
で排出2ソレノイドが励磁(オン)されているか否かが
夫々判別される。上記2つの判別で排出1,2ソレノイ
ドが共にオフであるとされると、ステップD588にて
100msecカウンタが設定され、その後、本ルーチンを
終了する。一方、上記ステップD582,D584の判
別により、何れか一方のソレノイドがオンであると判断
されると、更にステップD586にてセーフソレノイド
がオンであるか否かが判別される。この時点でセーフソ
レノイドがオンとなっているのであれば、前記ステップ
D588にて100msecタイマの設定が行われ、その
後、本ルーチンを終了する。又、上記ステップD586
の判別により、この時点で既にセーフソレノイドがオフ
となっていると判断されると、続くステップD590で
上記設定されたカウンタによって100msecがカウント
されたか否かが判別される。セーフソレノイドがオフと
なってから未だ100msecが経過していないときには、
そのまま本ルーチンを終了し、100msecが経過した時
点で、セーフ球抜け異常を示すフラグSAFNBLが
“1”に設定され(ステップD592)、その後、本ル
ーチンを終了する。
【0308】図185は、前述した1msec割込処理(図
139〜図142)のステップD78で実行される“半
端球無し監視処理”(chkhnp)のサブルーチンを
示すプログラムフローチャートである。このサブルーチ
ンが開始されると、ステップD600で半端センサから
の入力レベルが“1”(球有り)であるか否かが判別さ
れる。この判別により“球有り”であると判断される
と、ステップD602で、半端センサ球無しエラーを記
憶するためのフラグ“HNPNBL”の値が“0”にリ
セットされて本ルーチンを終了する。又、上記判別によ
り、“球無し”であると判断されると、ステップD60
4で上記エラーが発生したことを記憶すべくフラグ“H
NPNBL”が“1”に設定され、本ルーチンを終了す
る。
【0309】図186は、前記1msec割込処理(t0i
nt)のステップD80で実行される“オーバーフロー
監視処理”(chkovf)のサブルーチンを示すプロ
グラムフローチャートである。このサブルーチンが開始
されると、ステップD606でオーバーフローセンサか
らの入力レベルが“1”(オン)であるか否かが判別さ
れる。この判別の結果、“オフ”であると判断されたと
きには、オーバーフロー発生を記憶するためのフラグ
“OVRFLW”が“0”にリセットされ(ステップD
608)、その後、本ルーチンを終了する。一方、判別
の結果、“オン”であると判断されたときには、ステッ
プD610でオーバーフローが発生したことを記憶すべ
くフラグ“OVRFLW”が“1”に設定され、続くス
テップD612で遊技球の発射停止が行われ、その後、
本ルーチンを終了する。
【0310】図187は、前記1msec割込処理(t0i
nt)のステップD82で実行される“発射停止監視処
理”(chkhsh)のサブルーチンを示すプログラム
フローチャートである。このサブルーチンが開始される
と、ステップD614で発射停止NOが“オン”である
か否かが判別される。この判別の結果、発射停止NOが
“オフ”であると判断されたときには、発射停止を記憶
するためのフラグ“HSHSTP”が“0”にリセット
され(ステップD616)、その後、本ルーチンを終了
する。一方、判別の結果、発射停止NOが“オン”であ
ると判断されたときには、ステップD618で発射停止
状態であることを記憶すべくフラグ“HSHSTP”が
“1”に設定され、ステップD620で実際に遊技球の
発射停止が行われ、その後、本ルーチンを終了する。
【0311】図188は、前記1msec割込処理(t0i
nt)のステップD84で実行される“接続確認監視処
理”(chkchk)のサブルーチンを示すプログラム
フローチャートである。このサブルーチンが開始される
と、ステップD622で接続レベルが“1”(有り)で
あるか否か、即ち接続状態が正常であるか否かが判別さ
れる。この判別により、レベルが“接続有り”を示して
いるとされたときには、接続状態の異常を記憶するため
のフラグ“BBNCON”が“0”にリセットされ(ス
テップD624)、その後、本ルーチンを終了する。一
方、上記判別により、接続状態が異常(接続無し)であ
ると判断されたときには、ステップD626で「BB未
接続エラー」発生を記憶すべく上記フラグ“BBNCO
N”が“1”に設定され、ステップD628で遊技球の
発射停止が行われ、その後、本ルーチンを終了する。
【0312】図189は、図139〜図142に示す1
msec割込処理(t0int)のステップD86で実行さ
れる“発射停止解除処理”(chkchs)のサブルー
チンを示すプログラムフローチャートである。このサブ
ルーチンが開始されると、ステップD630でオーバー
フローセンサが“オン”であるか否かが判別され、次い
でステップD632で発射停止中(オン)であるか否か
が、更にステップD634でBB接続中(オン)である
か否かが順に判別される。そして、これら3つの判別の
うち何れか1つが“オン”であるときは、そのまま本ル
ーチンを終了し、一方、3つの判別結果が全て“オフ”
となったときには、ステップD636で上記オーバーフ
ロー監視処理(図186)、発射停止監視処理(図18
7)、接続確認監視処理(図188)で行われた発射停
止が解除(オフ)されて、本ルーチンを終了するように
なっている。
【0313】次に、前述したメインルーチン(図77)
の実行中に、31.3msec経過毎に実行される、31.
3msec割込処理(図79)の詳細について図1910〜
図192のフローチャートに従って説明する。
【0314】図190、図191は、“31.3msec割
込処理”(errint)のプログラムを示すフローチ
ャートである。この31.3msec割込処理(errin
t)が開始されると、先ず図190のステップE02
で、“ウォッチドッグ”が“1”に設定され、ステップ
E04で“レジスタセーブ”が行われ、次のステップE
06で前述した図88のフローチャートに従って“割込
許可処理(ienabl)”が行われ、ステップE08
で前述した図87のフローチャートに従って“RAM異
常監視処理”(chkram)が行われる。続くステッ
プE10では“ブリンクタイマ”の値に「1」が加算さ
れ、ステップE12で“エラー”を表わすスティタスの
初期化が行われ、更にステップE14で“ランプ点灯点
滅情報”がレジスト“DE”に、“エラー情報”がレジ
スト“HL”に設定され、ステップE16で割込許可状
態が“オフ”(不可)にされた後、ステップE18の判
別を行う。
【0315】このステップE18ではRAM内の所定の
記憶領域(4ビット)にフラグを立てることによって記
憶されたデータ中にエラーが発生しているか否かが判別
され、“エラー有り”と判断されたときにはステップE
20にて後述(図192)のエラースティタス更新処理
(newerr)が行われ、その後ステップE22に進
み、エラーが無いと判断されたときには上記ステップE
20をスキップして、ステップE22に進む。ステップ
E22では再び割込許可状態が“オン”(可能)され、
次のステップE24で、RAMに設けられた全エラービ
ットのチェックが完了したか否かが判別される。この判
別により未だ全エラービットのチェックが完了していな
いと判断されたときには、前記ステップE16〜E22
の処理が繰り返し実行され、当該エラーチェックが完了
した時点で、図190側のステップE26以降の処理に
進む。
【0316】ステップE26では上記エラーチェックの
結果に基づいて、“エラー”が発生しているか否かの判
別が行われ、“エラー無し”とされたときには、ステッ
プE28以降の処理に、“エラー有り”とされたときに
はステップE42以降の処理に進むようになっている。
即ち“エラー無し”のときにはステップE28で遊技盤
に設けられた完了ランプの消灯が行われ、次いでステッ
プE30で球排出装置本体に設けられた(図9)エラー
表示器790の“Dpランプ”792の消灯が行われ、
その後、ステップE32でエラー表示器790の7セグ
表示部791に設置されたLEDが点灯中であるか否か
が判別される。このステップE32の判別により点灯中
(オン)であると判断されると、ステップE34でLE
Dを“オフ”(表示停止)にする旨が“xa”に記憶さ
れ、その後、ステップE38に進み、一方、消灯中(オ
フ)であると判断されると、ステップE36で7セグ表
示部791で「0」を表示するためのデータ“LED’
0’”の値が“xa”に記憶され、その後、ステップE
38に進む。このステップE38では、上記夫々の表示
を行わせるために夫々の“xa”の値が“LEDポー
ト”に設定され、次のステップE40でレジスタ復帰が
行われ、その後、本ルーチンを終了する。
【0317】又、前記ステップE26の判別によって
“エラー有り”と判断されたときには、ステップE42
に進んで夫々のエラー内容を表わす“LEDコード”が
“xa”に設定され、次のステップE44で完了ランプ
が既に点滅中であるか否かが判別される。この判別結果
が“Yes”のときには、更に、ステップE46でこの
時点で完了ランプが“表示処理中”(オンタイミング)
であるか否かが判別され、オンタイミングでないときに
は、ステップE50にて完了ランプの消灯が行われ、オ
ンタイミングのときにはステップE52で完了ランプの
点灯が行われ、その後、ステップE54に進む。一方、
前記ステップE44の判別により完了ランプが点滅中で
ないと判断されたときには、ステップE48にて完了ラ
ンプが“オン”(表示処理中)であるか否かが判別され
る。この判別により、完了ランプが“オン中”と判断さ
れたときには、ステップE52に進んで完了ランプの点
灯が行われ、完了ランプが“オン中”でないと判断され
たときには、ステップE50に進んで完了ランプの消灯
が行われ、その後、ステップE54に進む。ステップE
54では、エラー表示器790のDp表示部792が表
示処理中であるか否かが判別され、表示処理中であると
判断されたときにはステップE56で“Dp”表示が行
われ、表示処理中でないと判断されたときにはステップ
E58で“Dp”の消灯が行われ、その後ステップE6
0に進む。
【0318】このステップE60では、複数の“エラ
ー”が重複して発生しているか否か(後述の重複エラー
フラグが“1”(オン)か)の判別が行われ、更に次の
ステップE62ではLEDオンのタイミングであるか否
かの判別が行われる。上記2つの判別により、エラーが
重複し(ステップD60の判別結果が“Yes”)、且
つ、7セグ表示部791のLEDオンのタイミングとな
っていないとき(ステップD62の判別結果が“N
o”)には、ステップE64にて“LEDオフ”を表わ
す制御値がレジスト“xa”に設定され、その後、前述
したステップE38,E40が行われた後、本ルーチン
を終了する。一方、それ以外のときには、そのまま前記
ステップE38,E40が実行され、その後本ルーチン
を終了するようになっている。
【0319】図192は、上述の31.3msec割込処理
(errint)のステップE20で実行される“エラ
ースティタス更新処理”(newerr)のプログラム
を示すフローチャートである。このプログラムが開始さ
れると、ステップE102で点灯情報がレジストの
“a”に設定され、ステップE104で点滅情報がレジ
ストの“x”に設定される。次のステップE106で
は、“点灯有り”(点灯処理中)であるか否かが判別さ
れ、“点灯有り”のときにはステップE108で点灯フ
ラグが“オン”されて、その後、ステップE110に進
み、一方、“点灯無し”のときには前記ステップE10
8をスキップして、ステップE110に進む。次のステ
ップE110では“点滅有り”(点滅処理中)であるか
否かが判別され、“点滅有り”のときにはステップE1
12で点滅フラグが“オン”されて、その後ステップE
114に進み、一方、“点滅無し”のときには前記ステ
ップE112をスキップして、ステップE114に進
む。
【0320】ステップE114ではエラー表示コードの
取出しが行われ、次のステップE116で既にエラーが
発生しているか否かの判別がなされる。この判別によ
り、エラーが発生していないと判断されたときには、ス
テップE118で“エラーフラグ”が“オン”され、次
のステップE120で“LED表示コード”がレジスト
の“BC”に設定され、ステップE122でRAMの所
定領域(4ビット)にエラーが1個発生したのか、或は
2個以上発生したかが判別される。この判別により、エ
ラーが2個以上発生していると判断されたときには、ス
テップE124で“重複エラーフラグ”が“1”に設定
され、その後、本プログラムを終了する。一方、エラー
が1個の場合には、前記ステップE124をスキップし
て、本ルーチンを終了する。
【0321】又、前記ステップE116の判別により、
前回ループまでに既にエラーが発生していたと判断され
たときには、ステップE126にて今回他のエラーが発
生したことを記憶すべく“重複エラーフラグ”が“1”
に設定され(オン)、次のステップE128で“Dp”
による表示処理が行われているか否かが判別される。こ
の判別により、既に“Dp”表示が行われていると判断
されたときには、ステップE130にて、エラー表示部
の“Dp”を“オン”させて、その後、プログラムを終
了する。一方、“Dp”表示処理中でないと判断された
ときには、前記ステップE130をスキップして、本プ
ログラムを終了するようになっている。
【0322】以上詳述したように、本実施例の遊技機で
は、始動入賞口8,6,6に入賞したときには賞品球の
「5個排出」が行われ、大入賞口52に入賞したときに
は「15個排出」が行われ、その他の一般入賞口(例え
ば入賞口7,7,8,8,13)に入賞したときには
「10個排出」が行われるようになっており、前記始動
入賞口に入賞した遊技球が始動入賞検出器SW1〜SW
3によって検出され、大入賞口に入賞した遊技球がテン
カウント検出器SW5,SW6,継続入賞検出器SW4
によって検出され、これらの検出結果(各々の入賞口へ
の入賞個数)が、役物制御装置600に記憶されるよう
になっている。これらの記憶は、変動入賞装置50の作
動制御に用いられると共に、球排出制御にも用いられ
て、獲得数の異なる賞品球の排出制御が容易に(特別の
検出器を新たに設けることなく)行える。そして、球排
出制御装置700からデータの要求信号が送られてきた
ときに役物制御装置600は賞球データを表わす信号
(賞球データ信号)を球排出制御装置700に送って、
獲得数の異なる賞品球の排出を、実際の入賞の順番に関
わりなく、適宜行うことができる。役物制御装置600
から球排出制御装置700に送られる賞球データの優先
順位は、役物制御装置600側で決定されるようになっ
ている。この場合、上述のように、「15個排出」に先
立たせて「5個排出」を行わせることによって、入賞球
処理部810に貯留された入賞球を効率よく回収樋側に
放出させることができ、当該入賞球処理装置810内で
入賞球のオーバーフローが発生することがなくなる。
【0323】尚、本実施例では、遊技盤3に設けられた
3つの始動入賞口8,6,6を全て「5個排出」として
いるが、一番入賞し易い始動入賞口(例えば入賞口8)
のみを「5個排出」とし、他の始動入賞口6,6を「1
5個排出」又は「10個排出」としてもよい。
【0324】又、本実施例では、検出器の数をできるだ
け減らすべく、従来より役物の作動制御に用いられてい
た始動入賞口8,6,6、及び大入賞口52に入賞球検
出器SW1〜SW6からの信号を、賞品球の排出制御に
も適用しているが、遊技盤に設けられたその他の一般入
賞口(例えば7,9,13)にも入賞球検出器を設けて
賞品球の排出制御に用いてもよい。このように全ての入
賞口に検出器を設置した場合、例えば「5個排出」,
「10個排出」,「15個排出」と云う具合いに排出の
順番を、獲得球数に併せてより細かく調整することがで
きる。
【0325】又、本実施例では、獲得球数が、「5個排
出」,「10個排出」,「15個排出」の3パターンに
別れた遊技機が適用されているが、獲得球数が4つ以上
に別れている遊技機にも本発明は適用可能である。
【0326】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の遊技機
の球排出制御装置は、遊技盤に設けられ、その内部に遊
技球が入賞したときに第1の獲得数の賞品球が排出され
る第1の入賞口と、その内部に遊技球が入賞したときに
前記第1の獲得数より多い第2の獲得数の賞品球が排出
される第2の入賞口と、前記第1の入賞口に入賞した遊
技球を検出する第1入賞検出手段と、前記第2の入賞口
に入賞した遊技球を検出する第2入賞検出手段と、遊技
盤に設けられた複数の入賞口に入賞した全ての入賞球を
検出する第3入賞検出手段と、前記第1入賞検出手段に
よって検出された入賞球の数を計数記憶する第1の入賞
球計数記憶手段と、前記第2入賞検出手段によって検出
された入賞球の数を計数記憶する第2入賞球計数記憶手
段と、前記第1及び第2計数記憶手段に記憶された入賞
球の記憶値に基いて当該入賞球に対して幾つの賞品球を
排出すべきかを決定する賞球排出数決定手段と、前記第
3入賞検出手段からの信号に基づいて賞品球の排出動作
を開始するに際して前記賞球排出数決定手段により決定
された第1又は第2の獲得数に対応した賞球数信号を出
力する賞球数信号発生手段と、前記賞球数信号発生手段
からの賞球数信号に基づいて所望の球数の賞品球を排出
する排出制御手段とを備えているので、多数の入賞球が
発生したときに、獲得数が互いに異なる賞品球の排出処
理を、適宜、優先順位を付けて、即ち、所望の獲得数の
賞品球排出を、入賞の順番と関係なく、他の賞品球排出
より先にに優先させて行うことができるため、例えば獲
得数の少ない賞品球の排出処理を先に行なわせることが
可能となる。又、球排出制御装置には、前記賞球排出決
定手段が、第3入賞検出手段が入賞球を検出したとき
に、第1計数記憶手段の記憶値があるときには排出され
るべき賞球数を前記第1の獲得数に設定し、第1計数記
憶手段に記憶値が存在せず且つ第2計数記憶手段の記憶
値があるときには賞球数を前記第2の獲得数に設定し、
第1及び第2計数記憶手段のどちらにも記憶値がないと
きには、賞球数を第3の獲得数に設定する優先順位決定
手段が備えられているので、少ない賞品球の排出が優先
されて、該排出毎に入賞球が1個宛処理(放出)される
こととなる。しかして、多数の入賞球が入賞球処理部に
一時に貯留されても、排出動作開始当初に、1個当りの
入賞球の処理時間を短くすることができ、始動入賞口に
遊技球が入賞し易くなるように釘調整等が施された遊技
機が「大当り」となった場合や、賞品球の排出系に異常
が発生して入賞球の処理に長期間を要するような場合で
あっても、入賞球を効率よく回収樋側に放出することが
でき、入賞球が当該入賞球処理部よりオーバーフローす
ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の遊技機100と玉貸機200との設
置状態を示す斜視図である。
【図2】該遊技機100の構成例を示す正面図である。
【図3】玉貸機200の正面図である。
【図4】遊技機の供給皿24に設けられた玉貸操作部2
50を拡大して示した説明図である。
【図5】図2の遊技盤3のみを拡大して示した正面図で
ある。
【図6】遊技盤3の略中央に設置された変動入賞装置5
0を示す斜視図である。
【図7】変動入賞装置50の外郭を形成する本体枠50
Aの中心部に設けられた人形部材55を示す斜視図であ
る。
【図8】遊技領域4に形成された上記各種入賞口に入賞
した遊技球の流下経路が形成されている遊技盤3の裏面
側の構成を示す裏面図である。
【図9】遊技機100及び玉貸機200の裏面を示す背
面図である。
【図10】裏機構盤への上記球排出装置300を構成す
る球排出ユニット320及び球抜きユニット330の設
置の様子を示す斜視図である。
【図11】裏機構盤800の球排出制御装置700の直
下に設けられたインターフェイス基板860を示す斜視
図である。
【図12】裏機構盤800の役物制御装置600に設け
られた確率モード設定部680を示す正面図である。
【図13】入賞球処理装置810の内部構成を示す断面
図である。
【図14】遊技機100の裏面に設置された貯留タンク
820の斜視図である。
【図15】補給センサ822の構成を示す説明図であ
る。
【図16】補給センサ822の検出部による検出の様子
を示す説明図である。
【図17】上記貯留タンク820と球排出装置300と
を連通させる誘導樋830(830A,830B)の構
成を説明するための分解斜視図である。
【図18】減圧ユニット310の2条の減圧路311
A,311B内に球があるときの半端センサ315の状
態を示す要部断面図である。
【図19】減圧ユニット310の2条の減圧路311
A,311B内に球がないときの半端センサ315の状
態を示す要部断面図である。
【図20】球排出装置300を構成する球排出ユニット
320の内部構成を示す正面図である。
【図21】球排出装置300の球抜きユニット330内
部の切替えゲートが球流路340Cと球排出樋331と
を連通させるように切り替えられている状態を示す正面
図である。
【図22】上記球抜きユニット330内部の切替えゲー
トが球流路340Cと球抜き樋332とを連通させるよ
うに切り替えられている状態を示す正面図である。
【図23】役物制御装置600の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】球排出制御装置700の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図25】球排出制御装置700と役物制御装置600
との信号の遣取りを説明するためのタイミングチャート
である。
【図26】玉貸制御装置1200の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図27】玉貸制御装置1200と球排出制御装置70
0との信号の遣取りを説明するためのタイミングチャー
トである。
【図28】役物制御装置600及び球排出制御装置70
0による賞品球の排出制御を模式的に表わす制御ブロッ
ク図である。
【図29】役物制御装置600による役物制御処理の概
略を示すゼネラルフローチャートである。
【図30】当該役物制御処理のフェイズ1の前半をなす
“PRGTOP”処理を示すフローチャートである。
【図31】フェイズ1の後半をなす“RANDOO”処
理を示すフローチャートである。
【図32】“OUTPRC”処理を示すフローチャート
である。
【図33】フェイズ2処理を示すフローチャートであ
る。
【図34】継続入賞検出器SW4の入力処理“KZKI
NP”のフローチャートである。
【図35】始動入賞検出器SW1〜SW3の入力処理
“TKZINP”のフローチャートである。
【図36】ノーカウント不正解除処理“NCSUB”を
示すフローチャートである。
【図37】乱数の記憶更新処理“TKZGET”を示す
フローチャートである。
【図38】三系統入力数更新処理“SV2IN”を示す
フローチャートである。
【図39】フェイズ3処理を示すフローチャートであ
る。
【図40】フェイズ3の不正処理“BLOCK1”を示
すフローチャートである。
【図41】フェイズ3の特図ゲーム処理“BLOCK
2”を示すフローチャートである。
【図42】BLOCK2のステップ分岐処理“BRAN
CH”を示すフローチャートである。
【図43】BLOCK2の通常動作処理“STEP1
0”を示すフローチャートである。
【図44】“STEP10”で行われる音出力設定処理
“SNDSET”を示すフローチャートである。
【図45】“STEP10”で行われる制御番号切換処
理“SEQCHG”を示すフローチャートである。
【図46】BLOCK2の自動停止時間の終了監視処理
“STEP11”を示すフローチャートである。
【図47】BLOCK2の第一図柄の停止監視処理“S
TEP12”を示すフローチャートである。
【図48】BLOCK2の第二図柄の停止監視及びリー
チ判定処理“STEP13”を示すフローチャートであ
る。
【図49】BLOCK2の停止結果の判定処理“STE
P14,STEP15”を示すフローチャートである。
【図50】BLOCK2のファンファーレ動作の終了監
視処理“STEP17”,インターバル動作後半の終了
監視処理“STEP18”を示すフローチャートであ
る。
【図51】BLOCK2の継続前の大当り動作処理“S
TEP19”,継続後大当り動作処理“STEP1A”
を示すフローチャートである。
【図52】BLOCK2の有効時間の終了監視処理“S
TEP1B”,インターバル前半の監視処理“STEP
1C”を示すフローチャートである。
【図53】BLOCK2のハズレ動作処理“STEP1
D”,大当り終了動作の終了監視処理“STEP16”
を示すフローチャートである。
【図54】BLOCK2のステップ番号に応じて行われ
る分岐処理による“STEP10”〜“STEP1D”
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図55】フェイズ3のソレノイドA,B励磁処理“B
LOCK3”を示すフローチャートである。
【図56】BLOCK3、BLOCK4等で実行される
装飾切換処理“UPDATE”を示すフローチャートで
ある。
【図57】フェイズ3のランプ・LED制御処理“BL
OCK4”のフローチャートである。
【図58】フェイズ4の前半をなす“PHASE4”処
理のフローチャートである。
【図59】フェイズ4の中盤をなす“SNDSEL処
理”のフローチャートである。
【図60】フェイズ4の後半をなす“SNDPRC処
理”のフローチャートである。
【図61】フェイズ1で実行されるSV処理“SEN0
00”を示すフローチャートである。
【図62】SV処理において制御クロックが「0」のと
きに実行されるデータ認識処理“RCV300”を示す
フローチャートである。
【図63】SV処理において制御クロックが「3」のと
きに実行されるデータ取込処理“RCV200”を示す
フローチャートである。
【図64】フェイズ1で実行される確率設定表示処理
“PSET”を示すフローチャートである。
【図65】PSET処理で「ステップ」番号が「0」の
ときに実行される設定確率読込処理“PSETP0”を
示すフローチャートである。
【図66】PSET処理で「ステップ」番号が「1」の
ときに実行されるSW−Xオフ監視処理“PSTEP
1”を示すフローチャートである。
【図67】PSET処理で「ステップ」番号が「2」の
ときに実行される5秒終了監視処理“PSETP2”を
示すフローチャートである。
【図68】PSET処理で「ステップ」番号が「3」の
ときに実行される設定データ書込処理“PSETP3”
を示すフローチャートである。
【図69】PSET処理で「ステップ」番号が「4」の
ときに実行される書込みデータ確認処理“PSETP
4”を示すフローチャートである。
【図70】PSET処理で「ステップ」番号が「5」の
ときに実行されるSW−X入力監視処理“PSETP
5”を示すフローチャートである。
【図71】前記PSETP0処理、PSETP4処理等
で実行されるEEPROMデータ読込処理“ROMR”
を示すフローチャートである。
【図72】前記PSETP2処理、PSETP3処理等
で実行されるEEPROM書込み処理“EEPOUT”
を示すフローチャートである。
【図73】フェイズ1で実行されるSW入力処理“SW
RSUB”を示すフローチャートである。
【図74】フェイズ1で実行される特別図柄更新決定判
定処理“JUDG11”及び、フェイズ3の“STEP
10〜STEP1D”等で行われる図柄判定処理“JU
DG10”を示すフローチャートである。
【図75】フェイズ2で実行されるパワーフェイル監視
処理“FALSUB”を示すフローチャートである。
【図76】BLOCK2処理(フェイズ3)のSTEP
11処理で実行される停止図柄取込処理“FETCH”
を示すフローチャートである。
【図77】球排出制御装置700による球排出制御のメ
イン処理を示すゼネラルフローチャートである。
【図78】球排出制御処理700による球排出制御のう
ち1msec毎に行われる第1の割込処理を示すゼネラルフ
ローチャートである。
【図79】球排出制御処理700による球排出制御のう
ち31.3msec毎に行われる第2の割込処理を示すゼネ
ラルフローチャートである。
【図80】初期化処理“init1”の前半の制御内容
を示すディテイルフローチャートである。
【図81】初期化処理“init1”の中盤の制御内容
を示すディテイルフローチャートである。
【図82】初期化処理“init1”の後半の制御内容
を示すディテイルフローチャートである。
【図83】初期化処理“init1”で実行されるBR
Q,BRDY監視処理“chkts0”のプログラムを
示すフローチャートである。
【図84】初期化処理“init1”で実行されるリセ
ット待ち処理“waitrs”のフローチャートであ
る。
【図85】ソレノイドオフ処理“soloff”を示す
フローチャートである。
【図86】ウォッチドッグ処理“S−WDGT”を示す
フローチャートである。
【図87】RAMチェック処理“chkram”を示す
フローチャートである。
【図88】割込許可処理“ienabl”を示すフロー
チャートである。
【図89】回線テスト処理“CTEST”からメインル
ープに至るまでの処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図90】メインルーチンの前半の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図91】メインルーチンの後半の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図92】メインルーチンで行われる玉貸条件の判別処
理“isbrqo”を示すフローチャートである。
【図93】メインルーチンで行われる賞球条件の判別処
理“issafe”を示すフローチャートである。
【図94】不正排出監視処理“chkunf”を示すフ
ローチャートである。
【図95】メインルーチンで実行される玉貸球抜エラー
処理“chkebr”の前半の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図96】玉貸球抜エラー処理“chkebr”の後半
の処理内容を示すフローチャートである。
【図97】ウェイト処理を実行するためのフローチャー
トである。
【図98】ウェイト処理を実行するためのフローチャー
トである。
【図99】メインルーチンで実行される賞球データ信号
受信処理“chksaf”の前半の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図100】賞球データ信号受信処理“chksaf”
の後半の処理内容を示すフローチャートである。
【図101】コマンド送信処理“sendin”を示す
フローチャートである。
【図102】送信の始動処理“sendcm”を示すフ
ローチャートである。
【図103】賞球データ信号受信処理“chksaf”
で実行される受信データ設定処理“sbqcnv”を示
すフローチャートである。
【図104】賞球データ信号受信処理“chksaf”
で実行される受信処理“recvin”を示すフローチ
ャートである。
【図105】受信処理“recvin”でのウェイト処
理を実行するためのフローチャートである。
【図106】メインルーチンで実行される球抜処理“r
emove”を示すフローチャートである。
【図107】球抜処理“remove”で実行される球
抜動作処理“rmv”を示すフローチャートである。
【図108】球抜動作処理“rmv”で行われる球有り
状態の判別の手順を示すフローチャートである。
【図109】球抜動作処理“rmv”のステップC45
4,C456の詳細な処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図110】排出1終了,排出2終了の判別の手順を示
すフローチャートである。
【図111】球抜動作処理“rmv”で実行される1分
タイマ設定処理“swt1mn”に用いられるプログラ
ムのフローチャートである。
【図112】球抜動作処理“rmv”で実行される3se
cタイマ設定処理“s4t3s”に用いられるプログラ
ムのフローチャートである。
【図113】球抜動作処理“rmv”で実行される1se
cタイマ設定処理“s2t1s”に用いられるプログラ
ムのフローチャートである。
【図114】球抜処理“remove”で実行される球
抜ソレノイド開閉処理“rmvouf”を示すフローチ
ャートである。
【図115】球抜処理“remove”で実行される不
正監視開始処理“setubq”を示すフローチャート
である。
【図116】メインルーチンで実行される賞球排出処理
“sfout”を示すフローチャートである。
【図117】賞球排出処理“sfout”で実行される
賞球数分配処理“setsbq”を示すフローチャート
である。
【図118】賞球排出処理“sfout”で実行される
排出始動処理“out1sb”を示すフローチャートで
ある。
【図119】タイムアウトの設定処理“s4tov”を
示すフローチャートである。
【図120】排出ソレノイドオン処理“opensl”
を示すフローチャートである。
【図121】排出1ソレノイドオン処理“setot
1”を示すフローチャートである。
【図122】排出2ソレノイドオン処理“setot
2”を示すフローチャートである。
【図123】賞球排出処理“sfout”で実行される
排出終了待ち処理“out2sb”を示すフローチャー
トである。
【図124】排出2側での排出が終了したか否かを判別
する処理を示すフローチャートである。
【図125】賞球排出処理“sfout”で実行される
500m安定待ち処理の前半の処理“outesb”を
示すフローチャートである。
【図126】500m安定待ち処理の後半の処理“ad
jrst”を示すフローチャートである。
【図127】500sec始動処理“s2twai”を示
すフローチャートである。
【図128】排出1,2側の信号が変化したか否かを判
別するためのプログラムを示すフローチャートである。
【図129】補正処理“deccnt”を示すフローチ
ャートである。
【図130】賞球排出処理“sfout”で実行される
入賞球払出処理“safout”を示すフローチャート
である。
【図131】入賞球払出し待ち処理“wtsafe”を
示すフローチャートである。
【図132】賞球排出処理“sfout”で実行される
最後の1個排出待ち処理“out3sb”を示すフロー
チャートである。
【図133】球移動無しエラーが発生しているか否かの
判別を行なうプログラムを示すフローチャートである。
【図134】メインルーチンで実行される玉貸排出処理
“brqout”を示すフローチャートである。
【図135】玉貸排出処理“brqout”で実行され
るEXSオン処理“chkbrq”を示すフローチャー
トである。
【図136】玉貸排出処理“brqout”又は賞球排
出処理“sfout”で実行される排出ソレノイドオフ
処理“slwoff”の前半の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図137】排出ソレノイドオフ処理“slwoff”
の後半の処理内容を示すフローチャートである。
【図138】T4オーバタイマ設定処理“sqtxx
x”を行うためのプログラムフローチャートである。
【図139】1msec割込処理(第1の割込処理)のディ
ティルフロー“t0int”の処理開始初期を示すフロ
ーチャートである。
【図140】図139のフローチャートに続く1msec割
込処理“t0int”の一部を示すフローチャートであ
る。
【図141】図140のフローチャートに続く1msec割
込処理“t0int”の一部を示すフローチャートであ
る。
【図142】図141のフローチャートに続く1msec割
込処理“t0int”の一部を示すフローチャートであ
る。
【図143】1msec割込処理“t0int”で実行され
る排出1スティタス更新処理“stfot1”を示すフ
ローチャートである。
【図144】排出カウンタ減算処理“dec−h1”を
示すフローチャートである。
【図145】1msec割込処理“t0int”で実行され
る排出2スティタス更新処理“stfot2”を示すフ
ローチャートである。
【図146】1msec割込処理“t0int”で実行され
る排出1継続更新処理“stfol1”を示すフローチ
ャートである。
【図147】1msec割込処理“t0int”で実行され
る排出2継続更新処理“stfol2”を示すフローチ
ャートである。
【図148】スティタスの更新に用いられる“n12
t”処理を示すフローチャートである。
【図149】スティタスの更新に用いられる“n12
f”処理を示すフローチャートである。
【図150】1msec割込処理“t0int”で実行され
るクロックスティタス更新処理“stfclk”を示す
フローチャートである。
【図151】スティタス更新処理“nw0t,nw0
f”を示すフローチャートである。
【図152】1msec割込処理“t0int”で実行され
るクロック監視処理“clktot”を示すフローチャ
ートである。
【図153】1msec割込処理“t0int”で実行され
る通信割込処理“comint”を示すフローチャート
である。
【図154】受信処理“rcvint”の前半の処理内
容を示すフローチャートである。
【図155】受信処理“rcvint”の後半の処理内
容を示すフローチャートである。
【図156】受信バッファの「MSB」に入力ポートを
読込むに当り、xaレジスタを1ビット宛回してこの値
を新たな値に設定する手順を示すフローチャートであ
る。
【図157】通信割込処理“comint”で実行され
る送信処理“sndint”を示すフローチャートであ
る。
【図158】1msec割込処理“t0int”で実行され
るセーフスティタス更新処理“stfsaf”を示すフ
ローチャートである。
【図159】1msec割込処理“t0int”で実行され
るBRDYスティタス更新処理“stfbrd”を示す
プログラムである。
【図160】1msec割込処理“t0int”で実行され
るBRQスティタス更新処理“stfbrq”のサブル
ーチンを示すプログラムである。
【図161】1msec割込処理“t0int”で実行され
る玉貸割込処理“brqint”の分岐処理を示すフロ
ーチャートである。
【図162】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図163】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図164】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図165】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図166】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図167】図161のフローに続く玉貸割込処理“b
rqint”の一部を示すフローチャートである。
【図168】1msec割込処理“t0int”で実行され
る排出球無し監視処理“chkosn”を示すフローチ
ャートである。
【図169】「排出センサ球有り」を検出するためのプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図170】1msec割込処理“t0int”で実行され
る球移動無し監視処理“chkonm”を示すフローチ
ャートである。
【図171】球移動無し監視処理“chkonm”で実
行される球移動無し判定処理“chkons”を示すフ
ローチャートである。
【図172】1msec割込処理“t0int”で実行され
る賞球信号処理“newssg”の前半の処理内容を示
すフローチャートである。
【図173】賞球信号処理“newssg”の後半の処
理内容を示すフローチャートである。
【図174】1msec割込処理“t0int”で実行され
る貸球信号処理“newbsg”を示すフローチャート
である。
【図175】1msec割込処理“t0int”で実行され
る球抜通電監視処理“stfrms”を示すフローチャ
ートである。
【図176】球抜きポートのスティタス更新“stfr
mv”を開始させるためのフローチャートである。
【図177】半端ポートのスティタス更新“stfhn
p”を開始させるためのフローチャートである。
【図178】オーバーフローポートのスティタス更新
“stfovf”を開始させるためのフローチャートで
ある。
【図179】発射停止ポートのスティタス更新“stf
hsh”を開始させるためのフローチャートである。
【図180】接続確認ポートのスティタス更新“stf
chk”を開始させるためのフローチャートである。
【図181】スティタス更新処理の開始初期のプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図182】スティタス更新処理の開始初期のプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図183】図181又は図182のフローに引き続い
て実行されるスティタス更新処理のプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図184】1msec割込処理“t0int”で実行され
るセーフ監視処理“chksfs”を示すフローチャー
トである。
【図185】1msec割込処理“t0int”で実行され
る半端球無し監視処理“chkhnp”を示すフローチ
ャートである。
【図186】1msec割込処理“t0int”で実行され
るオーバーフロー監視処理“chkovf”のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図187】1msec割込処理“t0int”で実行され
る発射停止監視処理“chkhsh”を示すフローチャ
ートである。
【図188】1msec割込処理“t0int”で実行され
る接続確認監視処理“chkchk”を示すフローチャ
ートである。
【図189】1msec割込処理“t0int”で実行され
る発射停止解除処理“chkchs”を示すフローチャ
ートである。
【図190】31.3msec割込処理“errint”の
前半の処理内容を示すフローチャートである。
【図191】31.3msec割込処理“errint”の
後半の処理内容を示すフローチャートである。
【図192】31.3msec割込処理“errint”で
実行されるエラースティタス更新処理“newerr”
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 遊技盤 6,8 始動入賞口 7,9,13 一般入賞口 30 可変表示装置 30A,30B,30C 可変表示部 41〜48 フォトカプラ 50 変動入賞装置 52 大入賞口 53A 継続入賞口 53B 入賞口 100 遊技機 200 玉貸機 250 玉貸操作部 300 球排出装置 325 排出1,2ソレノイド(Sol.D,Sol.
E) 326 排出1,2センサ 336 球抜きソレノイド(Sol.F) 600 役物制御装置 700 球排出制御装置 790 エラー表示器 810 入賞球処理装置 811 セーフソレノイド(Sol.C) 816 セーフセンサ 860 インターフェイス基板 1200 玉貸制御装置 SW1〜SW3 始動入賞検出器(スイッチ) SW4 継続入賞検出器 SW5,SW6 テンカウント検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられ、その内部に遊技球が
    入賞したときに第1の獲得数の賞品球が排出される第1
    の入賞口と、その内部に遊技球が入賞したときに前記第
    1の獲得数より多い第2の獲得数の賞品球が排出される
    第2の入賞口と、前記第1の入賞口に入賞した遊技球を
    検出する第1入賞検出手段と、前記第2の入賞口に入賞
    した遊技球を検出する第2入賞検出手段と、遊技盤に設
    けられた複数の入賞口に入賞した全ての入賞球を検出す
    る第3入賞検出手段と、前記第1入賞検出手段によって
    検出された入賞球の数を計数記憶する第1の入賞球計数
    記憶手段と、前記第2入賞検出手段によって検出された
    入賞球の数を計数記憶する第2入賞球計数記憶手段と、
    前記第1及び第2計数記憶手段に記憶された入賞球の記
    憶値に基いて当該入賞球に対して幾つの賞品球を排出す
    べきかを決定する賞球排出数決定手段と、前記第3入賞
    検出手段からの信号に基づいて賞品球の排出動作を開始
    するに際して前記賞球排出数決定手段により決定された
    第1又は第2の獲得数に対応した賞球数信号を出力する
    賞球数信号発生手段と、前記賞球数信号発生手段からの
    賞球数信号に基づいて所望の球数の賞品球を排出する排
    出制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記賞球排出決定手段は、第3入賞検出
    手段が入賞球を検出したときに、第1計数記憶手段の記
    憶値があるときには排出されるべき賞球数を前記第1の
    獲得数に設定し、第1計数記憶手段に記憶値が存在せず
    且つ第2計数記憶手段の記憶値があるときには賞球数を
    前記第2の獲得数に設定し、第1及び第2計数記憶手段
    のどちらにも記憶値がないときには、賞球数を第3の獲
    得数に設定する優先順位決定手段を備えてなることを特
    徴とする請求項1に記載の遊技機の球排出制御装置。
  3. 【請求項3】 前記排出制御手段は、遊技機に隣接され
    た玉貸機からの玉貸要求信号が入力されたときに、前記
    賞球数信号発生手段からの賞球数信号に優先させて、当
    該要求信号に基く貸玉排出を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機の球排出制御装置。
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