JP2002126304A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002126304A
JP2002126304A JP2000322288A JP2000322288A JP2002126304A JP 2002126304 A JP2002126304 A JP 2002126304A JP 2000322288 A JP2000322288 A JP 2000322288A JP 2000322288 A JP2000322288 A JP 2000322288A JP 2002126304 A JP2002126304 A JP 2002126304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリのバックアップ手段を備える遊技機に
おいて、バックアップによる払出であることを報知可能
な遊技機を提供する。 【解決手段】 主制御部と払出制御部とを備え、制御部
は、賞球の払出残数を記憶するメモリと、入賞球を検出
する入賞球検出手段と、入賞球を検出する毎に当該入賞
球による賞球の払出数をメモリに記憶した払出残数に加
算する加算手段と、賞球払出装置によって払い出された
球を検出する払出済球検出手段と、払出済球検出手段で
払い出された球を検出する毎に、メモリの払出残数から
払い出された球数を減算する減算手段とを有し、停電等
の電源断時に、メモリに記憶された払出残数を電源の復
帰まで記憶可能なバックアップ手段を備え、バックアッ
プ復帰処理時に、バックアップ復帰処理を実行中である
旨を報知する報知手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機やス
ロットマシン等の遊技機に関し、詳しくは、停電等によ
る電源断に対するバックアップ機能を有する遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットマシン等に代表さ
れる遊技機は、遊技の制御を司る主制御基板と、この主
制御基板から出力されるコマンドに基づいて諸装置を制
御する副制御基板とを備えている。例えば、パチンコ機
では、主にパチンコ遊技に関する制御、即ち可変表示装
置や変動入賞装置等、遊技盤側に設けられて遊技の進行
に直接関連する諸装置の制御を行なう遊技盤制御基板
と、パチンコ機本体側に設けられた賞球払出装置や打球
発射装置等の制御を主に行なう枠制御基板とを備えてお
り、更に可変表示装置や変動入賞装置等を夫々表示制御
基板や入賞装置制御基板等で専用に制御するように副制
御基板を更に細分化したものもある。一方、停電等によ
る電源断によって、遊技中の遊技者が不利益を被らない
ように、電源のバックアップ装置を備える遊技機があ
る。即ち、賞球或いはコインの払出中に、電源断が発生
すると、払い出す賞球数やコインの枚数を記憶した揮発
性メモリがクリアされてしまうので、以後の払出がキャ
ンセルされてしまい、遊技者が獲得可能な賞球やコイン
が減ってしまう。そこで、払い出す賞球数やコインの枚
数を記憶する揮発性メモリに電源断中に給電して記憶を
保持するするようにしたバックアップ電源を備える遊技
機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記バックア
ップ電源を備える遊技機においては、電源断が復旧した
後、メモリの記憶に基づいて賞球やコインの払出が再開
される。一方、入賞球や当りが発生していないにも拘ら
ず、不正行為を働いて不正に賞球やコインを獲得する不
正遊技が横行している。これは、電源断する前の記憶に
基づく賞球やコインを払出なのか、不正行為による払出
なのか、区別が付かないことに起因している。本発明は
上記に鑑み提案されたもので、メモリのバックアップ手
段を備える遊技機において、記憶に基づく払出か、不正
遊技による払出か、容易に判別可能で、不正遊技を防止
することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載した発明は、複数の電子部品が機能別に
分類され、各電子部品を制御する複数の制御部と、制御
部へ所定の電圧の電源を供給する電源部と、を有し、制
御部は、少なくとも、遊技の制御を行なう主制御部と、
賞球の制御を行なう払出制御部と、を備える遊技機であ
って、制御部は、賞球の払出残数を記憶するメモリと、
入賞球を検出する入賞球検出手段と、入賞球を検出する
毎に当該入賞球による賞球の払出数を前記メモリに記憶
した払出残数に加算する加算手段と、賞球払出装置によ
って払い出された球を検出する払出済球検出手段と、払
出済球検出手段で払い出された球を検出する毎に、前記
メモリの払出残数から払い出された球数を減算する減算
手段と、を有し、停電等の電源断時に、前記メモリに記
憶された少なくとも払出残数を、前記電源の復帰まで記
憶可能なバックアップ手段を備え、バックアップ復帰処
理時に、バックアップ復帰処理を実行中である旨を、報
知する報知手段を設けた遊技機である。請求項2に記載
した発明は、請求項1の構成に加えて、バックアップ復
帰処理を実行する際、主制御部から報知手段へ向けてコ
マンドを送信して、バックアップ復帰処理を実行中であ
る旨を報知するようにした遊技機である。請求項3に記
載した発明は、請求項1または2の構成に加えて、報知
手段を、ランプを制御するランプ制御部、図柄表示装置
を制御する図柄表示制御部、スピーカを制御する音声制
御部の内の少なくとも1つで構成し、視覚及び/又は聴
覚によって報知するようにした遊技機である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面の実施形態に
ついて説明する。図1は遊技機としてのパチンコ機1の
概略正面図である。パチンコ機1は、遊技者が弾発した
遊技球が遊技部の入賞口へ入賞し、この球を入賞口に設
けた球検出スイッチで検出し、入賞球の検出信号に基づ
いて賞球払出装置が所定数の賞球を遊技者に払い出すこ
とを遊技の基本としており、図柄始動口11や図柄表示
装置12、或いは大入賞口13等は遊技の興趣を高める
ためのものである。
【0006】上記のようなパチンコ機1の制御は、例え
ば、図2に示すように、主制御部(基板)2と、この主
制御基板2に接続された図柄表示制御基板32、音声制
御基板33、ランプ制御基板34及び払出制御基板31
等の副制御部(基板)3とによって行なわれる。即ち、
各種始動口スイッチからの信号が主制御基板2に入力さ
れ、主制御基板2は入力された信号に基づいてゲーム処
理を実行し、各副制御基板3に対して制御コマンドを送
信し、コマンドを受信した各副制御基板3が、夫々に接
続されている諸装置を制御する。
【0007】例えば、始動口スイッチが球を検出する
と、検出信号が主制御基板2へ入力される。検出信号が
入力された主制御基板2は、この検出信号に基づいて図
柄表示制御基板32へ図柄表示を行なうコマンドを送信
する。図柄表示制御基板32は、受信したコマンドに基
づいて対応する図柄を表示すべく図柄表示装置12を制
御する。また、入賞口に臨ませた入賞球検出スイッチ2
1が入賞球を検出すると、上記と同様にして、主制御基
板2が払出制御基板31へ制御コマンドを送信し、払出
制御基板31は上記コマンドに基づいて賞球払出装置1
6を制御し、賞球払出装置16が所定数の賞球を遊技者
に払い出す。更に、音声制御基板33やランプ制御基板
34も、上記と同様に、主制御基板2から送信される制
御コマンドに基づいて、遊技状態に応じて表示灯15を
点灯させたり、効果音をスピーカ14から発声させる。
【0008】このように主制御基板2は、ゲーム処理を
実行して、各副制御基板3を制御している。そして、主
制御基板2は、ゲーム処理の結果として大当りになった
ときに、大入賞口ソレノイド131を駆動して大入賞口
13を開放させて、入賞し易い状態にする。
【0009】尚、発射制御基板35は払出制御基板31
と連係して発射ソレノイド36を制御する。また主制御
基板2からは、図外のホールコンピュータへ向けて、大
当り情報、特別図柄作動回数情報、図柄始動口スイッチ
入賞情報、賞球情報、補給要求情報等が出力される。
【0010】一方、電源モジュール(基板)41は、島
設備から供給されるAC24Vの電源を整流・定電圧化
して、諸電気機器に適した電源を供給する。即ち、電源
基板41からは、DC24VRMS、DC12V−A、
DC12V−B、DC5V、PDWN、VBACKU
P、GNDの出力線が出ており、主制御基板2には、D
C12V−A、DC12V−B、DC5Vの電源電圧が
供給され、払出制御基板31には、DC12V−A、D
C12V−B、DC5V、PDWN、VBACKUPの
電源電圧が供給され、図柄表示制御基板32と音声制御
基板33へはDC12V−Aの電源電圧が供給され、発
射制御基板35にはDC24VRMS、DC12V−
A、DC5Vの電源電圧が供給される。そして、図示の
実施形態では、その出力線が中継基板42を介して各制
御基板に接続されている。
【0011】また、図示の実施形態では、プリペイドカ
ードによる貸玉を可能にするカードユニット43が併設
され、このカードユニット43に供給するためのAC2
4Vを電源基板41で中継している。
【0012】このように、中継基板42を介して接続す
ると、電源基板41からの出力を必要な数に分岐するこ
とができ、電源基板41を機種に関わりなく共通化する
ことができ、また電源基板41に設ける出力端子の数を
減らすことができる。
【0013】電源基板41は、例えば、図3に示すよう
に構成されている。即ち、電源基板41の筐体(図示せ
ず)には、商用電源AC24V(50/60Hz)が入
力される電源プラグ200から電源線202A、202
Bが接続される端子204A、204Bと、電源基板4
1の筐体をアースするための端子204Cが設けられて
いる。尚、商用電源は、通常100V/50Hz或いは
100V/60Hzであるが、図示しない島側に設けら
れたトランス等により24Vに降圧されている。また、
端子204Cには、サージアブソーバ205が接続され
ている。サージアブソーバ205は、電源基板41のグ
ランドレベルがフレームグランドに対してある程度大き
くなった場合、グランドの電荷をフレームグランドに放
電するためのものである。これにより、グランドレベル
の頻繁な変動を抑えることができ、静電気等に対するノ
イズ耐性を向上することができる。
【0014】端子204A、204Bは連絡線206、
207によって端子204D、204Eに接続されてお
り、この端子204D、204Eには、前記プリペイド
カーユニツト43が接続されている。尚、連絡線206
側には、ヒューズ208が介在されている。
【0015】端子204A、204Bに接続される電源
線202A、202Bは、夫々全波整流回路210に接
続されている(電源線202Aには、過電流保護回路2
09が介在される)。
【0016】過電流保護回路209は、電源基板41を
過電流から保護する目的で設けられている。
【0017】全波整流回路210は、4個ダイオードで
構成されたブリッジ回路で構成されており、交流電源が
直流電源に変換される。従つて、全波整流回路210の
出力は電源線212とアース線214とになる。
【0018】電源線212は分割され、一方は過電流保
護回路218を介して端子204F(DC24VRM
S)に接続されている。この過電流保護回路218は、
ランプ制御基板34や発射制御基板35、或いは電子部
品等を過電流から保護することが目的である。
【0019】また、電源線212の他方は、ダイオード
と電解コンデンサで構成される平滑回路220を介して
DC12V−Aレギュレータ222と、DC12V−B
レギュレータ223と、DC5Vレギュレータ224
と、第1電源断検出回路226と、第2電源断検出回路
227に夫々入力されている。尚、DC12V−Aレギ
ュレータ222とDC12V−Bレギュレータ223と
DC5Vレギュレータ224には、図示していない過電
流保護回路が夫々内蔵されている。
【0020】このDC12V−Aレギュレータ222の
出力端は端子204G(DC12V−A)に接続され、
DC12V−Bレギュレータ223の出力端は端子20
4H(DC12V−B)に接続され、DC5Vレギュレ
ータ224の出力端は端子204I(DC5V)に接続
されている。
【0021】また、第1電源断検出回路226は、入力
電圧が所定値V1まで下がった時点でローレベル信号を
出力する回路であり、出力停止信号としてDC12V−
Aレギュレータ222へ入力されている。
【0022】第2電源断検出回路227は、入力電圧が
所定値V2(V2<V1)まで下がった時点でローレベ
ル信号を出力する回路であり、端子204J(PDW
N)に接続されている。また、この第2電源断検出回路
227の出力線は分岐されて、遅延回路229の入力側
に接続されている。この遅延回路229の出力側は、前
記DC5Vレギュレータ224に出力停止信号として入
力されるようになっている。
【0023】また、DC5Vレギュレータ224は出力
端において分岐されており、ショツトキーダイオード2
28を介してバツクアップ電源として適用される電気二
重層コンデンサ230の一端に接続されている。尚、蓄
電用コンデンサとして機能するものであれば、電気二重
層コンデンサ230の代わりに電解コンデンサであつて
もよい。
【0024】ショツトキーダイオード228は、5V電
源が復帰するときにDC5V電源からの電流を電気二重
層コンデンサ230に供給し、5V電源断時に電気二重
層コンデンサ230からDC5V端子に電流を逆流させ
ないために設けたものである。
【0025】前記電気二重層コンデンサ230の他端は
アースされている。電気二重層コンデンサ230の一端
側、すなわちプラス側は端子204K(VBACKU
P)に接続されている。尚、端子204L(GND)は
アースされている。
【0026】また、端子204Kには、放電抵抗232
が接続され、かつアースされている。これは、電気二重
層コンデンサ230で蓄えられた電荷を放電するために
設けられている。即ち、一般的にRAMの保持電流が少
なくバラツキも大きいので、バックアップ時間の算出が
難しい。そこで、RAMの保持電流を無視できる程度の
大きな放電電流値になるようにこの放電抵抗232を設
定することで、バックアップ時間の算出を容易にしてい
る。尚、図3に二点鎖線で示すように、放電抵抗234
とスイッチ236とが直列接続された回路を、前記放電
抵抗232に並設し、強制的にバックアップを解除した
いときにスイッチ236をオンし、放電抵抗234によ
って迅速に放電させるようにしてもよい。また、放電抵
抗234は強制的にバックアップを解除させる用途で使
用されることから、放電電流値が大きくなるような抵抗
値に設定することが必要である。尚、放電抵抗234を
介さずにスイッチ236のみで放電させる構成でもよ
い。
【0027】DC12V−Aレギュレータ222は、平
滑回路220から入力される直流電源から安定化したD
C12Vを生成するものである。この出力電源は、賞球
ソレノイド163などスイッチ以外の一般的に消費電力
が大きい大電力電子部品の電源として使用される。
【0028】また、このDC12V−Aレギュレータ2
22は、第1電源断検出回路226からの出力停止信号
により、強制的に出力が停止されるようになっている。
【0029】これは、電源断時に消費電力の大きい電源
系統を即時に出力停止とすることで、他の電源系統(D
C12V−B及びDC5V)を長い時間維持するためで
ある。これにより、平滑回路220を小型共通化するこ
とが可能となる。
【0030】また、賞球ソレノイド電源として使用され
る電源を、電源断時に即時に停止させることで、賞球ソ
レノイド163の駆動停止から賞球払出済球検出スイッ
チ162の電源(DC12V−B)や制御基板電源(D
C5V)の補償電圧の維持時間に求められる性能を緩和
することができ、電源基板41の安価な構成が可能とな
る。
【0031】DC12V−Bレギュレータ223は、賞
球払出済球検出スイッチ162等のスイッチ専用電源と
して使用され、消費電力が比較的小さい、小電力電気部
品専用である。
【0032】次に、DC5Vレギュレータ224は、制
御部を構成するIC等の制御用電源として使用されるも
のであり、バックアップ電源蓄電用の電気二重層コンデ
ンサ230の充電にも使用される。
【0033】このDC5Vレギュレータ224には、前
述のように遅延回路229から出力停止信号を受けるよ
うになっており、第2電源断検出回路227が電源断を
検出した時点で、所定時間遅延させた後強制的に出力が
停止される構成となっている。尚、所定時間は、主制御
基板2及び払出制御基板31における払出残数の記憶等
のバックアップ処理に必要な時間である。これにより、
前記DC12V−Bが動作可能な時間の維持、正確な賞
球払出済球検出スイッチ162による検出処理が可能と
なる。
【0034】上記構成の電源制御回路では、停電になる
と、まず、第2の電源断検出回路227によつて電圧低
下を検出し、主制御基板2及び払出制御基板31へ報知
する。このときの電源電圧は各制御基板が動作可能な状
態であるため、各制御基板は予め定められた電源断処理
を実行する。
【0035】本実施の形態では、上記電源断処理は、停
電復帰後に停電直前の状態になるための処理が実行され
る。このとき、必ず記憶しておかなければならない情報
があるため、これらの情報は、払出制御基板31上のI
CのRAMに格納しておく。このRAMは、停電中に電
気二重層コンデンサ230から供給される電源電圧(約
4.5V)によって、記憶状態を維持することができる
ため、前記情報を停電復帰後まで保持しておくことがで
きる。
【0036】次に、賞球の払出について説明する。図4
は、図2に示すパチンコ機の制御系の概略ブロック図を
賞球制御装置についてまとめた概念図である。入賞球検
出スイッチ21は、賞球制御装置5の入賞球演算部51
に接続され、入賞球演算部51では各入賞球検出スイッ
チ21毎に払い出す払出数が定められている。例えば、
始動口は5個、一般入賞口は10個、大入賞口13は1
5個というように入賞口によって賞球の払出数が異な
る。
【0037】入賞球演算部51は、賞球払出残数計数部
52に接続され、演算結果を賞球払出残数計数部52に
送出している。賞球払出残数計数部52では、送られて
くる球数を加算すると共に、この加算値をメモリ59に
記憶する。
【0038】賞球払出残数計数部52には、賞球払出指
示部53が接続され、賞球払出残数計数値(即ち払出残
数)が「0」以外のとき、賞球払出指示部53へ払出要
求を送信する。賞球払出指示部53では、払出要求に基
づいて、賞球払出装置16を制御して要求された数の賞
球を払い出す。
【0039】賞球払出装置16の賞球通路161には、
確実に賞球が払い出されたかを検出するためのセンサ、
賞球払出済球検出スイッチ162が設けられている。こ
の賞球払出済球検出スイッチ162は、賞球制御装置5
の賞球払出登録部54に接続されている。この賞球払出
登録部54では、賞球払出済球検出スイッチ162が球
を検出する毎に、賞球払出残数計数部52へパルス信号
を送出する。賞球払出残数計数部52では、賞球払出登
録部54から送られる1パルスに対して残数を「1」減
算する。
【0040】この結果、賞球払出残数計数部52では、
入賞する毎に残数は加算され、払い出される毎に残数が
減算され、短期間に入賞が連続しても、確実に正確な払
い出しを行なうことができる。
【0041】そして、この実施形態では、賞球払出残数
計数部52に、賞球制御装置5に供給される動作電源電
圧と同等の電圧を保持するバックアップ部55が接続さ
れている。このバックアップ部55は、通常時に電荷を
蓄えることが可能な充電機能を有しており、電源断が発
生したときには、このバックアップ部55からの電源電
圧で前記賞球払出残数計数部52のメモリ59に記憶さ
れた払出残数を記憶保持しておくことができるようにな
っている。そして、電源断が復旧した後、電源断直前の
状態から動作が行なわれる。従って、電源断によって払
出残数が消去されて、遊技者が不利益を被ることがな
い。
【0042】具体的には、図5のフローチャートに示す
ようにしてバックアップが行なわれる。先ず、停電が発
生すると、S600で、最先に賞球払出装置16の賞球
ソレノイド163への電源を断ち、非励磁状態とする。
これにより、ストッパ部材164が付勢バネ165の作
用により賞球通路161を閉鎖し、賞球の払出が停止さ
れる。
【0043】次に、S602,S604,S606にお
いて、払出球の検出を所定時間維持する。これは、賞球
ソレノイド163の動作と、払い出される球の位置関係
で、最後に払い出される球まで正確に検出するためのも
のであり、賞球ソレノイド163への通電が断たれた後
も、賞球払出済球検出スイッチ162並びに払出制御基
板31を正常に動作させることで、正確な検出を可能に
する。
【0044】S606で、所定時間が経過したと判断さ
れると、S608へ移行して、最終的な払出残数をメモ
リ59に記憶する、このメモリ59は、バックアップ部
55からのバックアップ電源によって常に電圧が確保さ
れるため、払出残数記憶データを確実に保存しておくこ
とができる。
【0045】一方、払出残数の記憶後は、リセット待ち
とする。即ち、上記制御は、停電直後の電圧低下過程に
おいて、賞球制御装置5等が動作可能な電圧を維持して
いる間に処理されるものであり、時間の経過と共、電圧
の降下が進み、最終的には電源電圧「0」の状態とな
る。しかし、上記のように、払出残数のみは、バックア
ップ電源により充分な時間保持することができる。
【0046】電源復帰後は、リセットが掛り、賞球制御
装置5は、通常の電源投入時と同様に立ち上がる。即
ち、停電は何時起こるか解らないため、賞球制御装置5
のメインプログラムを確実に断ち上げるためにリセット
を掛ける。これにより、プログラムの暴走が防止され、
賞球制御装置5が確実に復帰する。
【0047】復帰後は、賞球払出残数計数部52に記憶
された払出残数の読み出しから始まり、残数があれば、
復帰後、直ちに賞球の払出を開始し、停電前に入賞して
賞球が払い出されなかった球を正確に遊技者に払い出す
ことができる。また、電源復帰後、遊技を再開して、入
賞球が発生しても、記憶した払出残数に加算されるた
め、停電による不具合を、遊技者にも、パチンコ店に
も、一切掛けることがない。
【0048】そして、本発明では、バックアップ処理に
基づいて賞球の払出を実行していることを報知する報知
手段を設けている。即ち、バックアップから復帰処理を
行なうときに、ランプ、音、画像等により遊技者及びホ
ール従業員に、バックアップに基づく賞球の払出である
旨を報知するのである。例えば、本体や遊技盤に設けた
ランプ或いはLED等を点灯、点滅させて視覚により報
知する。また、図柄表示装置に、「景品球払出中」等の
メッセージ表示を行ない、更に、「景品球払出中、残り
**発」等のバックパップ景品球数を表示してもよい。
一方、スピーカ等の音声出力装置からアナウンスを行な
い、聴覚に訴えるようにすることもできる。
【0049】このためには、バックアップ復帰処理時
に、主制御基板2から、ランプ制御基板34、音声制御
基板33、図柄表示制御基板32等へ、バックアップ復
帰動作による払出中である旨を報知するためのコマンド
を送信すればよい。
【0050】具体的には、例えば、図6及び図7に示す
フローチャート並びに図8に示すタイミングチャートの
ように制御する。先ず、S100で、プログラムのスタ
ートが電源投入または電源復帰によるものか、周期的リ
セット信号によるものか判断し、周期的リセット信号に
よるプログラムスタートならばS101へ移行する。一
方、電源投入によるスタートならば、S130へ移行し
て初期化処理を行なう。この初期化処理は、電源投入時
に1回のみ実行され、この結果、以後は周期的リセット
信号によるプログラムスタートと判断されるようにな
る。
【0051】S101では、一般遊技処理を実行する。
この一般遊技処理から移行するS102〜104では、
入賞球による賞球数コマンドの送信処理と賞球残数カウ
ンタへの加算処理を行なう。尚、賞球が可能であるか否
かに拘らず、賞球数コマンドを払出制御基板31に送信
して、払出制御基板31において賞球のバックアップを
可能にしている。
【0052】S102では、入賞球が有るか否かを判断
し、入賞球がない場合は、S105へ移行し、入賞球が
有る場合には、S103へ移行し、入賞球に対する賞球
数の指示である賞球数コマンドを、払出制御基板31に
送信する。そして、S104では、送信された賞球払出
数コマンドの賞球払出数をRAMに設けられた賞球払出
残数カウンタに加算する。尚、この賞球払出残数カウン
タは、これから払い出されるべき賞球払出数を示すもの
であり、賞球払出数コマンドの送信によって指示した賞
球数が払出制御基板31によって正確に払い出されたか
どうかの賞球払出結果に対するエラー確認を行なうため
に使用している。
【0053】S105〜108では、賞球の払出が可能
で有るか否かが判断され、賞球許可コマンド、或いは賞
球禁止コマンドが払出制御基板31へ送信される。即
ち、S105では、賞球払出の可能/不能の状態が変化
したかを判断する。これは状態の変化点のみでコマンド
を送信するためである。賞球払出の可能/不能の判断
は、準備球スイッチとオーバーフロースイッチにより行
なわれ、賞球払出用の準備球が有り、且つオーバーフロ
ーしていなければ、賞球払出可能と判断し、それ以外を
賞球払出不能と判断する。
【0054】賞球払出の可能/不能の状態が変化してい
ない場合は、S109へ移行して、状態が変化している
場合はS106へ移行し、S105による判定で賞球払
出が可能状態であるか否かを判断する。賞球払出が可能
であれば、S107へ移行し、賞球払出許可コマンドを
送信して、S109へ移行する。賞球払出が可能でなけ
ればS108へ移行して、賞球払出禁止コマンドを送信
して、S109へ移行する。
【0055】S109並びにS118〜123及びS1
40の処理は、払出制御基板31におけるバックアップ
処理(賞球払出残数に基づく払出)の確認を行なうステ
ップである。先ず、S109では、バックアップ処理が
終了したか否かをRAMのバックアップ処理終了フラグ
の特定コードの有無で判断し、特定コードがある場合は
バックアップが終了していると判断して、S110へ移
行し、賞球払出結果に対するエラー確認処理を行なう。
【0056】特定コードがない場合は、バックアップが
終了していないと判断して、S118へ移行し、バック
アップ終了確認を行なう。
【0057】S118では、賞球許可状態であるか否か
を確認し、賞球許可状態でない場合は、周期的リセット
信号待ちとなる。これは、賞球許可状態でない場合に
は、賞球払出が行なわれないので、バックアップ処理終
了確認を行えないためである。
【0058】賞球払出許可状態の場合は、S119へ移
行して賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態が3
秒以上変化無しか否かを判断する。賞球払出済球検出ス
イッチ162の信号状態に変化がある場合には、バック
アップ処理中(賞球残数の払出中)と判断し、S140
へ移行する。S140では、外部に賞球残数払出である
ことを報知するためのコマンドを外部報知装置制御基板
(例えば、図柄表示制御基板32、音声制御基板33、
ランプ制御基板34等)へ送信し、周期的リセット待ち
となる。賞球払出済球検出スイッチ162の信号の変化
が3秒以上ない場合は、S120へ移行して、最後に賞
球払出数コマンドを送信してから3秒以上経過している
場合は、バックアップ処理が終了したと判断して、S1
21へ移行する。
【0059】S121では、賞球払出残数カウンタをク
リアし、S122へ移行する。S122では、賞球残数
の払出が終了したことを外部に報知するためのコマンド
を外部報知装置制御基板へ送信する。このコマンドを送
信後、S123へ移行し、バックパップ処理が終了した
ことを記憶するため、RAMのバックアップ終了フラグ
に特定コードを書き込む。
【0060】S119と、S120によるバックアップ
終了確認方法は、賞球のバックアップを払出制御基板3
1で行なうことにより、主制御基板2がバックアップさ
れた賞球残数値を把握できないためである。
【0061】S120の処理は、遊技者に不快感を与え
ないためにバックアップ処理の終了を待たずに、発射及
び一般遊技処理を行なう構成とするために設けられたス
テップであり、S119のみでバックアップ処理終了判
断を行なって賞球払出残数カウンタをクリアした場合、
S103での賞球払出数コマンド送信とのタイミングに
よっては、賞球払出数コマンド分のマイナスカウントを
行なってしまうという不具合を防止することを目的とし
ている。
【0062】S110〜117の処理では、賞球払出結
果に対するエラー確認処理を行なう。S110では、賞
球払出球の検出を行ない、賞球払出球を検出した場合に
は、S111へ移行し、賞球払出球を検出しない場合
は、S115へ移行する。S111では、賞球払出残数
カウンタ値を減算し、S112では、賞球払出残数カウ
ンタ値により賞球を払い出し過ぎたかの賞球超過エラー
確認を行なう。
【0063】賞球払出残数カウンタ値が「−50」を越
えた場合には、賞球超過エラーと判断し、S1113へ
移行して賞球禁止コマンドを送信する。その後、S11
4において賞球払出結果に対するエラーがあったこと
を、表示や音声によって遊技者或いはパチンコ店の従業
員に報知する。
【0064】一方、S112において、賞球払出残数カ
ウンタ値が「−50」を超えない場合は周期的リセット
信号待ちとなる。
【0065】S115〜117の一連の処理は、賞球払
出コマンドによる賞球数指示分の賞球が払い出されない
という賞球障害エラーを確認する処理である。即ち、S
115では、賞球許可状態であるか否かを確認し、賞球
許可状態でない場合は、周期的リセット待ちとなる。こ
れは、賞球許可状態でない場合には、賞球払出が行なわ
れないので、賞球障害エラーと判断されないためであ
る。
【0066】賞球許可状態の場合は、S116へ移行
し、賞球残数カウンタ値の確認を行なう。カウンタ値が
「50」以下の場合には、周期的リセット待ちとなり、
「50」を越えた場合は、S117へ移行する。
【0067】S117では、賞球払出済球検出スイッチ
162の信号状態が3秒以上変化無しか否かを判断す
る。賞球払出済球検出スイッチ162の信号状態の変化
がある場合は、賞球障害エラーでないと判断し、周期的
リセット待ちとなる。
【0068】一方、賞球払出済球検出スイッチ162の
信号変化が3秒以上ない場合は、賞球障害エラーと判断
し、賞球超過エラーと同様に、S113へ移行して、賞
球禁止コマンドを送信後、S114において、賞球払出
結果に対するエラーがあったことを、表示や音声によっ
て、遊技者或いはパチンコ店に報知する。
【0069】S112及びS116において、賞球払出
残数カウンタ値に幅を持たせたのは、ノイズ等による主
制御基板2と払出制御基板31のカウント誤差により、
頻繁に賞球エラーが発生することを防止するためであ
る。
【0070】上記のようにすれば、賞球を払い出してい
る途中で停電が起こって、賞球の払出が中断され、復帰
後に払出を再開しているときは、復帰後の賞球払出中で
ある旨を、外部に報知可能である。一方、不正遊技によ
る賞球の払出では、バックアップによって賞球を払い出
している旨の報知がない。従って、一瞥しただけで、こ
の賞球の払出が、バックアップによる払出か、不正遊技
による払出か、容易に判別できるので、不正遊技を確実
に防止することができる。
【0071】次に、図8のタイミングチャートに基づ
き、電源断からの復帰処理について簡単に説明する。
【0072】電源断が発生してAC24V入力が断たれ
ると、前記したように、賞球払出残数をメモリに記憶し
て保護する。即ち、先ず賞球ソレノイド163に適用さ
れる電源(DC12V−A)の電圧が、賞球ソレノイド
163の吸引保持電圧以下、すなわち非励磁状態と同等
となり、賞球払出が停止する。
【0073】次いで、賞球払出が停止してから、最後に
払い出される払出球を検出した場合(賞球ソレノイド1
63が停止してから時間t1後に払出球を検出したと
き)、賞球払出残数から減算する。この処理を可能とす
るため、賞球払出済球検出スイッチ162の電源(DC
12V−B)と、払出制御基板31の動作電源(DC5
V)は、夫々の動作保証電圧を前記t1より長い時間
(t3)維持させている(t1<t3)。尚、時間t3
は、実験等により予め求めておき、かつ安全を見て決定
すればよい。
【0074】次に、電源基板41の第2電源断検出回路
227が電源断を検出すると電源断信号を出力する。こ
の電源断信号は端子204Jを介して払出制御基板31
のICのNMI端子(図示せず)に入力される。この入
力により、ICが電源断を検出すると、最優先で電源断
処理が実行される。
【0075】即ち、払出制御基板31のRAMに記憶さ
れている賞球払出残数をメモリに記憶して保護する。そ
の後、制御プログラムを無限ループによりリセット待ち
とする。これにより、データを破壊したり、プログラム
が暴走することを防止することができる。尚、リセット
は払出制御基板31の動作電源(DC5V)が所定値以
下となった時点でかけられ、これにより制御系の動作は
停止する。
【0076】その後、スイッチ用電源(DC12V−
B)も断となり、図8の左側に示すように全ての電源等
がOFF状態になり、装置機能は完全に停止する。
【0077】そして、電源が復帰すると(図8の矢印P
参照)夫々の電源が立ち上がるが、主制御基板2及び払
出制御基板31のリセット解除は、DC5V電源監視リ
セット回路の作用により、その制御基板内で使用する全
ての電源(停電検出信号を使用する払出制御基板31の
場合は停電検出信号を含む)が通常状態に復帰してから
行うようにしている(図8の矢印Q以降、ここでは図8
の矢印R参照)。
【0078】主制御基板2及び払出制御基板31のリセ
ットが解除されると、装置機能が回復して通常の遊技が
可能になる。このとき、本発明は、電源断前に行ってい
た賞球払出を再開すると共に、この賞球払出がバックア
ップに基づく払出であることを報知手段、例えば、ラン
プ、音、画像等により遊技者及びホール従業員に報知す
る。
【0079】尚、大電力用電源(DC12V−A)が電
源断となって賞球ソレノイド163が非励磁状態となっ
たときから、賞球払出済球検出に要する最長時間(t
1)以上、賞球払出済球検出スイッチ162の電源が当
該スイッチの動作保証電圧を維持していることを要件の
1つとして挙げたが(t1<t3)、これとは別に、大
電力用電源(DC12V−A)が電源断となって賞球ソ
レノイド163が非励磁状態となったとき、賞球払出済
球検出に要する最長時間(t1)以上、払出制御基板3
1の動作が可能であることも重要な要件となる(t1<
t2)。
【0080】また、スイッチ用、すなわち小電力電源
(DC12V−B)の保証電圧が、DC5Vよりも長い
時間維持しているため、主制御基板2及び払出制御基板
31が5V電源監視リセット回路によりリセットされる
まで、賞球払出済球の検出を始めとして正確なスイッチ
入力を行うことが可能となる。
【0081】以上のようにして、停電等の予期せぬ電源
断が生じた場合でも、正確に払出残数を記憶しておくこ
とができ、電源復帰後はこの記憶した払出残数に基づい
て賞球払出を継続できる。そして、このとき、本発明
は、電源断前に行っていた賞球払出を再開すると共に、
この賞球払出がバックアップに基づく払出であることを
報知手段によって、例えば、ランプ、音、画像等により
遊技者及びホール従業員に報知する。従って、本発明に
よれば、遊技者及びパチンコ店の双方に対して全く不利
益を与えずに遊技を継続することができるばかりではな
く、不正な賞球の払出を容易に発見することができ、不
正遊技の防止に役立てることができる。
【0082】以上、本発明をパチンコ機1における賞球
の払出について説明したが、賞球の払出ばかりではな
く、カードユニット43を併設した所謂CR機における
玉貸に関しても、本発明は適用できる。即ち、CR機に
おける玉貸は、パチンコ機1の賞球払出装置16と同様
の貸出払出制御装置17を利用した同じ制御系であるの
で、玉貸中に電源断が発生した場合には、復旧後に貸玉
を再開する。このとき、バックアップによる貸玉中であ
ることが一目瞭然になるので、不正遊技を確実に防止す
ることができる。
【0083】以上本発明を図面の実施形態について説明
したが、本発明は上記した実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限
り適宜に実施できる。例えば、遊技機としてパチンコ機
について説明したが、スロットマシン等、他の遊技機に
も容易に適用可能である。
【0084】
【発明の効果】以上要するに本発明は、複数の電子部品
が機能別に分類され、各電子部品を制御する複数の制御
部と、制御部へ所定の電圧の電源を供給する電源部と、
を有し、制御部は、少なくとも、遊技の制御を行なう主
制御部と、賞球の制御を行なう払出制御部と、を備える
遊技機であって、制御部は、賞球の払出残数を記憶する
メモリと、入賞球を検出する入賞球検出手段と、入賞球
を検出する毎に当該入賞球による賞球の払出数を前記メ
モリに記憶した払出残数に加算する加算手段と、賞球払
出装置によって払い出された球を検出する払出済球検出
手段と、払出済球検出手段で払い出された球を検出する
毎に、前記メモリの払出残数から払い出された球数を減
算する減算手段と、を有し、停電等の電源断時に、前記
メモリに記憶された少なくとも払出残数を、前記電源の
復帰まで記憶可能なバックアップ手段を備え、バックア
ップ復帰処理時に、バックアップ復帰処理を実行中であ
る旨を、報知する報知手段を設けたので、払出の最中に
停電等の電源断が発生した場合に、払出のバックアップ
をできるばかりではなく、払出に際して、バックアップ
処理による払出であることを、遊技者や店員に報知でき
る。従って、払出がバックアップによる払出か、不正遊
技による払出か、容易に判別することができ、不正遊技
を一瞥で発見でき、不正遊技を確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の概略正面図である。
【図2】パチンコ機の制御系の概略ブロック図である。
【図3】電源モジュールの概略ブロック図である。
【図4】賞球制御装置の説明図である。
【図5】電源断時のフローチャートである。
【図6】バックアップ処理のフローチャートである。
【図7】バックアップ処理のフローチャートである。
【図8】電源復帰時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 主制御基板 11 図柄始動口 12 図柄表示装置 13 大入賞口 14 スピーカ 15 表示灯 16 賞球払出装置 21 入賞球検出スイッチ 31 払出制御基板 32 図柄表示制御基板 33 音声制御基板 34 ランプ制御基板 41 電源基板 42 中継基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 渉 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 Fターム(参考) 2C088 BA31 BC03 BC13 BC58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品が機能別に分類され、各
    電子部品を制御する複数の制御部と、制御部へ所定の電
    圧の電源を供給する電源部と、を有し、 制御部は、少なくとも、遊技の制御を行なう主制御部
    と、賞球の制御を行なう払出制御部と、を備える遊技機
    であって、 制御部は、賞球の払出残数を記憶するメモリと、入賞球
    を検出する入賞球検出手段と、入賞球を検出する毎に当
    該入賞球による賞球の払出数を前記メモリに記憶した払
    出残数に加算する加算手段と、賞球払出装置によって払
    い出された球を検出する払出済球検出手段と、払出済球
    検出手段で払い出された球を検出する毎に、前記メモリ
    の払出残数から払い出された球数を減算する減算手段
    と、を有し、 停電等の電源断時に、前記メモリに記憶された少なくと
    も払出残数を、前記電源の復帰まで記憶可能なバックア
    ップ手段を備え、 バックアップ復帰処理時に、バックアップ復帰処理を実
    行中である旨を、報知する報知手段を設けたことを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 バックアップ復帰処理を実行する際、主
    制御部から報知手段へ向けてコマンドを送信して、バッ
    クアップ復帰処理を実行中である旨を報知するようにし
    た請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 報知手段を、ランプを制御するランプ制
    御部、図柄表示装置を制御する図柄表示制御部、スピー
    カを制御する音声制御部の内の少なくとも1つで構成
    し、視覚及び/又は聴覚によって報知するようにした請
    求項1又は2に記載の遊技機。
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