JP3776935B2 - アスベストを含む廃棄物の処理方法およびプラント - Google Patents

アスベストを含む廃棄物の処理方法およびプラント Download PDF

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Description

本発明は、アスベストを含む廃棄物を出す現場から来るそのような廃棄物を処理するプロセス即ち方法で、実質的にアスベスト繊維のない反応生成物が得られるまで上記廃棄物を塩基性溶液で砕解(digestion)する反応を含むプロセス即ち方法に関する。
人間の呼吸気管にアスベストが悪影響することは、よく知られている。世界の大抵の国は、特にビル構造内での、アスベストの剥落に備えている。現在、剥落を起したとき、アスベストは、二重袋に入れ、後で処理センターへ運ぶ。
大きい処理センターは、
a)水硬結合剤(hydraulic binders)を塗布し、できた生成物を廃棄、または
b)非常な高温でのガラス化による焼却、
を実施する。
どちらの場合も大きな難点がある:
−運搬と保管に関連して危険があり、その間の小さな事故でも環境を汚染することがあり、
−解決策a)は、アスベスト繊維を破壊しないので、単なる問題の先送りであり、
−解決策b)は、非常に高価であり、
−解決策a)b)とも、この処理から生じた生成物の再生利用について何も備えがない。
酸による処理も知られているが、それは他の危険な廃棄物で環境を汚染する欠点がある。
最後に、アスベストを含む廃棄物のアルカリ性媒体での処理が知られている。
国際公開公報WO−A−93/18867は、まず第一に、水中にOH-イオンを放出する少なくとも一つの物質のあるところで廃棄物を非常に細かく粉砕して、水性懸濁液を作るプロセスを記載している。この懸濁液を後に随意に圧力釜に移して高い温度および圧力で処理する。
このプロセスは、予備段階で非常に細かく粉砕し、それが非常に強力な、従って固定した、プラントを要するという難点を有する。従って、このプロセスは、廃棄物の運搬と保管に固有の問題を解決せず、且つ非常に高価に思える。更に、処理中に放出し、次に環境を汚染する危険を冒す煙霧および排出液に関する備えが何もない。
WO−A−94/08661は、最初に示したような処理プロセスを記載している。このプロセスの唯一の目的は、アスベスト固有の危険なしにごみ捨場に捨てることのできる廃棄物を作ることである。この処理を実施するために記載されている唯一のプラントは、大規模な、定置処理センターで、従ってそれは、アスベストを含む廃棄物の運搬および保管の問題に何の解決も与えない。最後に、この処理中、廃棄物を、処理室に入れる前に、突き固め作業に掛けるが、それはエネルギーに費用がかかる。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、廃棄物を発生する現場でそのような廃棄物を処理できるプロセスおよびプラントを提供することである。廃棄物を発生する現場というのは、アスベストを含む部品を全て剥がすビルだけでなく、例えば、アスベストの入った袋が予め集積されている廃品置場も意味すると理解すべきである。従って、このプラントは、小規模で可搬式であるのが望ましい。
本発明の更なる目的は、発生現場と廃棄物を処理する反応器の間を汚染する危険、即ち、廃棄物の袋詰する危険およびこれらの袋を遠方の処理センターへ運搬する危険を避けることである。構造物の残骸の袋詰は、厄介な作業で、かなり頻繁に袋に孔があく結果となり、それが後に現場外でアスベストを大気中に散り拡がらせる。
本発明の他の目的的は、この処理に関連する生成物が、まだアスベスト繊維を含む限り、できるだけ該生成物が逃げるのを防ぐことである。この処理から生ずる生成物は、都合よくリサイクルするか、再生利用に適するようにする。
最後に、本発明の他の目的は、反応器に入れる前の如何なる粉砕、破砕または突き固めも避け、従ってアスベストを含む基材を何らえり分けることなく反応器に入れることである。
これらの問題は、本発明によれば、最初に記したプロセスであって、
−外部媒体との接触なしに、アスベストを含む廃棄物の発生現場から処理反応器の内部への移送、
−この反応器に塩基性砕解溶液(basic digestion solution)を供給すること、
−実質的に繊維のない、上記反応生成物が得られるまでの上記砕解(digestion)、
−この反応生成物の固相と液相への分離、
−この分離から生じた液相、および随意に、砕解後この反応器から取出したガス状混合物を、塩基性砕解溶液を作るためにリサイクルすること、
−随意の再生利用の目的での、上記分離から生じた固相の回収、並びに
−アスベストを含まない、少量の回収不能な廃棄物の反応器外への放出、
を含み、上記各段階を、アスベスト繊維を外部に放出する可能性なしに、循環路で実行し、この循環路から生ずるどの生成物にも実質的にアスベスト繊維がないプロセスで解決する。
本発明の都合のより実施例によれば、この移送を、閉じた、移動可能な容器、に入れて行い、このプロセスが、この移送中または移送後に、この容器を洗浄液で外部洗浄する工程を追加して含む。これは、この容器が廃棄物を発生する場所にある間にその上に堆積していたかも知れないアスベストの塵を除去し、従って、塩基性砕解を行う現場に近い場所を汚染しないことを可能にする。容器の洗浄からの水は、塩基性砕解溶液の形成にリサイクルするのが好ましく、そうすればこれは、閉じた容器が廃棄物発生現場を離れるときの環境の汚染を防ぐ。
本発明の特に有利な方法によれば、上記の移送に使う移動可能な容器は、砕解反応を行う反応器でもある。従って、この場合は、一つの容器から他の容器へ移し替える間にアスベストによって汚染する危険がなく;廃棄物を選別せずに、発生現場それ自体で直接反応器の中に入れる。
本発明の好適実施例によれば、砕解反応を、塩基性砕解溶液で、175から190℃程度の温度、および約8から10kg/cm2の圧力で行う。
本発明の改良した実施例によれば、砕解が、
−反応器の中を低圧に維持しながら反応器の中での塩基性砕解溶液によって砕解をおこない、他の廃棄物からアスベスト繊維の解離した生成物を得ることを可能にする温度での第1の砕解、
−上記解離した生成物を、アスベストを含み且つ反応器の中へ移送された廃棄物に関して体積が凝縮した固相および液相への分離、
−この液相を上記塩基性砕解溶液の形成のためにリサイクルすること、
−上記解離した生成物から出る、体積が凝縮した固相を追加の反応器へ導入すること、
−この追加の反応器の中で且つ、繊維のない上記反応生成物得るに充分に上昇した温度および圧力で、塩基性砕解溶液により体積が凝縮した固相を第2の砕解すること、並びに
−上記反応生成物が上記分離する前にそれを冷却すること、
を含む。この処理方法は、第1段階で、アスベストを含む廃棄物の嵩を減ずることを可能にする。例えば、フロック加工(flocking)からのアスベスト廃棄物は、一般に、解体したとき、比重がリッター当り150から300gの詰め物の形をしている。比較的控えめな温度で行われる、この第1の砕解中は、低圧を使うので、遥かに軽く、何より高価でない反応器、例えば圧力釜、を使うことが可能である。第2の砕解段階では、処理した固相の体積が、第1の砕解で使用した廃棄物の体積に対して70%減っている。そこで、使用する第2反応器は、この固相を、この第2反応器の中を必ずしも極端に高い圧力にする必要なしに、アスベスト繊維を消失させるに十分な高温にさらすことができる。それで、移動可能な反応器のコストを徹底的に下げながら、収率を向上することができる。
本発明によるプロセスのその他の実施例を、特に、添付のプロセスの請求項に示す。
本発明によれば、呈示した問題も本発明によるプロセスを実施するためのプラントで解決されている。これらのプラントは、特に、添付のプラントの請求項に示す。
本発明のその他の詳細および特別な特徴は、如何なる制限も意味せず、添付の図面を参照した、以下の説明から明白になろう。
図1から図3は、一緒に本発明による処理プラントを図式的に示す。
図4は、トレーラで運搬できる台板上の、本発明によるプラントの一部の部分断面概略図を示す。
図5は、トレーラで運搬できるもう一つの台板上の、本発明によるプラントの他の部分の部分断面概略図を示す。
図6は、図1と図3を組合わせて、本発明による処理プラントの実施形態の代替形を図式的に示す。
種々の図面で、同一または複数の構成要素は、同じ参照番号で示す。
図1から図3に示すプラントは、例えば、閉じられる蓋2で、漏れないように遮断できる圧力釜の形の反応器1を含む。この反応器は、10kg/cm2までの内圧に耐えられるように設計されている。ここで、それはローラ4のトロリー3に載せて動かすことができる。このユニットは、ビルに入れるような、従ってドアを通り、エレベータに入れるような大きさである。これは、予備選別または粉砕を何もせずに、ビルが剥がしたアスベストを含む廃棄物を反応器1に詰められるようにする。一旦、反応器に実際の廃棄物を発生現場で、従って袋を使わずに詰めると、この廃棄物を剥がしたビルから反応器を運び出す。
次に、それを、好ましくは加圧した、水が供給され上噴霧架6とキャビン7を備える噴霧所(図1)へ運ぶのが好ましく、そのキャビンの床は、この反応器が廃棄物を発生した現場を動く間にその上に積った、多分アスベスト繊維を含む、粉塵を含む洗浄水のための収集池8として設えられている。集めた洗浄水は、ポンプ11を備える排出導管10の仲介によって収集タンク9へ送る。図示する実施例では、動かせるように、タンク9自体に車輪が付いている。
図2は、反応器の内容物に塩基性水溶液による砕解を受けさせる、本発明によるプラントの一部を示す。
反応器1は、トロリー3から、軸13の周りに傾けられる支持体12の上に移されている。回転モータ15の出力軸は、迅速継手14を介して、この反応器の底に既知の方法で設置された攪拌器に接続されている。モータ(図示せず)が軸13をその軸線を中心に回転させ、反応器を傾ける。これらの手段の全てが砕解中に反応器の内容物を適当に攪拌できるようにする。
迅速接続継手は、この反応器を、各々弁手段で遮断できる上導管16および下導管17に接続できるようにする。
図示する実施例では、上導管16が多方弁18に通じている。制御装置が選択する開放に従って、弁18は、すすぎ水が導管19からおよび/または塩基性砕解溶液が導管20から反応器に入るようにする。
電気発熱素子21が、図示の実施例では反応器1の内部に設けられていて、この反応器が支持体12上の然るべき位置にあるとき、電源に接続される。
従って、アスベスト繊維を外部に放出するおそれ全くなしに、反応器1で塩基性水溶液による砕解を行うことができる。この塩基性砕解溶液は、アルカリ性またはアルカリ土類の塩基、特にフレーク(flake)の形の25MのNaOH、例えば、0.5容量部の水に1容量部のそのようなNaOHフレークを溶かして得たもののような、例えば、OH-イオンを出す薬剤の水溶液でもよい。砕解は、175から190℃の温度、および8ないし10kg/cm2の圧力で、20ないし30分間、都合よくはゆっくり、出来れば間欠的に攪拌して行うのが好ましい。この砕解後、糊状粘稠度の反応生成物の中にアスベスト繊維は実質的にもう存在しない。対応する弁を開けてから、この反応生成物を下導管17を経てこの反応器1から取出し、運転している遠心分離機22に掛ける。この移送後に、導管19からすすぎ水を加えることによって反応器の内部すすぎをしてもよい。
この遠心分離機に、水入口導管23によって、清浄水またはすすぎ水も供給してもよい。遠心分離機は、糊状生成物の中の液相と固形沈殿物の分離を可能にする。主として水と砕解塩基から成る液相は、リサイクル洞管24を通じてリサイクルするために遠心分離機の底に回収する。固形沈殿物は、出口導管25を経て貯留槽26へ送り、そこからこの沈殿物の再生を後に行うことができる。
処理するアスベストの性質によって、種々の固形物が得られる。角閃石の場合、鉄酸塩(水酸化鉄錯体)沈殿物が得られ、それは、特に産業廃水または湿式冶金溶液の中の重金属用凝集剤として、その利用機能を採用することができる。温石綿のような、他の種類のアスベストの場合、沈殿物は、例えば、セメントベースの組成物の中に混ぜられ、または耐火材の中に補助剤として導入されるだろう。
発生現場で閉じるとき、反応器1は、積込んだ廃棄物の外に、粉塵、従ってアスベスト繊維が多量に混じった空気も含む。砕解中、これらの浮遊状態の粒子を洗い流し、固形廃棄物と同程度に砕解し、従って浮遊状態のアスベスト繊維も破壊する。
反応生成物を形成する糊状の塊が全てこの反応器を離れて、導管17を閉めてから、導管19および20へ通ずる多方弁18の通路を閉じ、上導管16を再び開く。次に、真空ポンプ28の付いたガス導管27に通ずる第3の通路を開く。そこで、反応器1の中にあるガス状媒体を導管28の中に吸込む。反応器1の中の圧力がわずかに下がったとき、今度は洞管27の方への通路を閉じ、導管16と反応器1の間の連絡を絶つことができる。
すると、反応器1の蓋2を、環境を汚染するおそれなしに開くことができる。次に、発生現場でアスベスト廃棄物と共に入り込んだ異物、例えば、煉瓦、木ぎれ等は、反応基を傾け、随意に内部を擦り落すことによって、捨てることができる。これらの異物は、完全にアスベスト繊維がなく、そこでごみ捨場またはその他の送付先へ運ぶことができる。
このプラントの本発明による塩基性砕解溶液を作るために使う部分を図3に示す。
図示の例では、プラントが10kg/cm2の圧力に耐え、例えば、中を熱交換流体、特に油、が循環する加熱ジャケット30によって加熱できる溶液準備容器29を含む。熱交換流体は、31でジャケット30に入り、32から出る。
苛性ソーダフレークをサイロ34からねじコンベヤ35上を流すことによって上端33から容器29に入れる。
清浄水またはすすぎ水を入口導管36によって容器29に供給することができる。塩基性砕解溶液用の出口導管37が前者をポンプ38の支援でこの容器29の底から取出せるようにする。この出口導管37は、反応器1に塩基性砕解溶液を供給すべきときに開いている弁39を介して、上記導管20(図2参照)に通じている。弁39を閉じたとき、この塩基性砕解溶液は、静的混合器41の支援で、バイパス40を経て容器29の上端へ循環する。この容器で、塩基性溶液は、沸騰に近い温度、例えば120℃で所望の濃度にされる。
図示の例では、このプラントが塩基性砕解溶液用の均等化容器42も含むのが都合がよい。この容器は、5kg/cm2の圧力に耐え、例えば、中を熱伝達流体、特に油、が循環する加熱ジャケット43によってわずかに加熱できるのが好ましい。熱伝達流体は、44でジャケット43に入り、45から出る。
苛性ソーダフレークをサイロ34からねじコンベヤ47で流すことによって上端46から容器42に入れる。
清浄水またはすすぎ水を入口導管48を経て容器42に導入することができる。塩基性砕解溶液用の出口導管49が前者をポンプ50の支援でこの容器42の底から取出せるようにする。この出口導管49は、弁52を介して供給導管51に通じている。この供給導管51は、準備容器29の上端に塩基性均等化溶液を導入し、従って均一な成分の塩基性砕解溶液を得ることを可能にする。弁52を閉じたとき、塩基性均等化溶液は、静的混合器54の支援で、バイパス53を経て容器42の上端へ循環する。
この容器42に、遠心分離機で分離された液相が導管24(図2参照)によってもたらされ、これが、既に使った塩基性砕解溶液のかなりの部分を回収できるようにする。砕解後に反応器1から出るガス混合物が通る導管27も、この均等化容器42の上端に開いている。最後に、収集タンク9(図1参照)も反応器1の外部洗浄水を容器42に導入するために、導管55を介して、それに通ずるようにできる。他の実施例によれば、反応器の内部洗浄水を、遠心分離機を通さずに、直接リサイクル導管24にリサイクルすることも可能である。種々の発生源からの液体とガスから成るこの混合物の中に、砕解塩基が低温で飽和閾値に達するまで溶解される。
確認できるように、このプラントでは、全ての反応物を循環路に、それらを環境から遮断する方法で導入し、全ての液体および気体の流出物をリサイクルする。再生可能な固形反応生成物および塩基性砕解溶液で砕解できない異物だけが、このプラントで使用するプロセスを離れる。これら二つの産出生成物は、分析後アスベスト繊維を何も含まない。
図4は、トレーラで運搬できる台板56上の、このプラントの塩基性砕解溶液を作るための部品の配置を示す。
図3の容器29および42が台板56上に支持されている。これらの容器の外に、熱交換流体タンク57とボイラ58を備える、熱交換流体を加熱するための従来の装置がある。
図5は、トレーラで運搬できる台板64上に支持した。反応器1の一組の装置を示す。この実施例では、反応器が加熱密閉箱59の中に入っていて、その上部は、反応器1を出し入れするために開くことができる。この作業は、それ自体知られているリフト装置60の支援で行う。この加熱密閉箱59は、2本の同軸の軸端65および66で支持され、それらの軸線周りに回転できる。例えば、1分間に40ないし50回転の攪拌が好ましい。
図5で左側の反応器は、トラフ61の形をした移動式容器によって供給され、そのトラフの上壁62は、発生現場で廃棄物を入れるために開けることができる。発生現場と本発明による可搬式処理ユニットの間を運搬可能且つ移動可能なように設計されたこのトラフ61の底は、滑り弁(図示せず)によって遮断できるホッパ63から成る。同様に、この反応器の上部開口は、今度は、対応する滑り弁を備える蓋によって閉じる。両滑り弁を開いたとき、トラフ61からの廃棄物が、周囲の媒体に接触するようにならずに、反応器1へ流入できる。
遠心分離機22が反応器1のそばに設置されている。2枚の台板56および64を並べて、種々の容器の間が上記の導管を介して流通できるように設置することができる。
本発明は、決して上に説明した実施例に限定されないこと、および後記の請求項の範囲から逸脱することなく多くの修正を行えることを理解すべきである。
例えば、このプラントが、既に袋詰して倉庫に放棄した、アスベストを含む廃棄物、またはマット、フェルト若しくは類似の種類の廃棄物の処理を引受けるべきであるということを思い描くことは可能である。この場合、廃棄物の機械的細断を用意しておくのが有利かも知れない。これは、本発明によれば、反応器1の中に幾つかのステンレス鋼の破片を入れることによって、その内部で行うことができる。この反応器の内面に、例えば小さいフック形の細断装置を設けることも可能である。
本発明によるプラントの代替改良実施例を図6に示し、そこでは図1および図3によるプラントの高圧圧力釜によって形成される反応器1を二つの連続する反応器:即ち、1)例えば、小型で極めて控えめな圧力で作動できる圧力釜の形の、移動式反応器1’および2)定置式反応器1”で置換える。移動式反応器1’の要件に相当する圧力釜は、化学研究室で普通に使われているもので、市場で適当な費用で容易に入手できる。これらの圧力釜は、低圧を使うので、遥かに重くなく且つ耐圧性がなくてもよいという付加的利点を有する。
アスベストを含む廃棄物を、図1の反応器1に入れたように、反応器1’に入れ、廃棄物を発生する現場を離れると、この反応器を同様に都合よく洗浄する。次に、上導管16’に接続し、その導管がそれを塩基性砕解溶液を準備するための容器29に通ずるようにする。
NaOHの100%(25モル)溶液は、180℃でだけ始る蒸気を放出することが知られている。もし、発熱素子21’によって反応器1’の中の温度をこれ以下に維持すれば、反応器1’の中の圧力はそれほど上がらないが、ソーダ(soda)の作用は、種々の固形廃棄物を解離する。フロック加工から、または工業から出るアスベスト廃棄物は、最初比重がリッター当り150から300gの詰め物の形をしているが、それがアスベストを殆ど除去されずに、処理すべき大きな嵩になる。
例えば、廃棄物を反応器1’の中で160から175℃、都合よくは170℃の温度で、15分間、塩基性砕解溶液で処理する準備をする。
次に、反応生成物を導管17’を経て第1遠心分離機22’へ移し、そこで固相から液相を分離する。この液相は、導管24’を経て準備容器29へ、または均等化容器42へリサイクルする。
この固相は、糊状で、完全に解離したアスベスト繊維をまだ含んでいる。分析後、この状態で得た繊維は、もう人間の健康に何も害を示さないと推定することが可能であることが既に分っている。この固相の体積は、今は反応器1’に入れたときの体積に対して70%減っている。それを、導管25’を経て、反応器1”に導く。後者は、定置式反応器、即ち、もう廃棄物発生現場の方へ動かす必要のないものであるが、それでも体積は小さい。それを水平軸の周りに回転駆動する目的で、水平に配置するように準備してもよい。
導管16”から塩基性砕解溶液を入れ、熱源21”によって反応器1”の中を180℃を超える温度、例えば190から210℃、都合よくは約200℃からに維持する。すると、アスベスト繊維の分解と完全な消失が起り、反応器内部に圧力が生ずる。しかし、固相の処理体積が減るので、2.5kgから10kg/cm2までの圧力、好ましくは2.5から5kg/cm2までで満足させることができる。
次に、反応生成物を、冷却装置70を通し、導管17”を経て第2遠心分離機22”の中へ移す。ここで、反応器1”から出た生成物の温度を、ソーダ(soda)が蒸発する温度、即ち約180℃以下に下げる。この遠心分離機で、液相と固相の分離が行われる。この液相を導管24”を経て、塩基性砕解溶液の準備および/または均等化のための容器の方へリサイクルし、固相を導管25”を経て貯留槽26に入れる。
図2の導管16同様、導管16’および16”は、対応する反応器から出るガス混合物を塩基性砕解溶液源の方へリサイクルするための手段として使うことができる。
要約すると、本発明によるプロセスおよびプラントの幾つかの主な利点は、次のように列挙することができる:
−発生現場と処理プラントの間の運搬をなくすることによる、および廃棄物の包装をなくし、それで袋の裂けによる危険を避けたことによる安全性の向上、
−反応器がアスベストの発生現場を離れる前のそれらの閉鎖および洗浄、並びにアスベストを破壊する前の反応器の再開放がないこと。
−使用方法の簡便さ。
−反応器に入れるべき瓦礫を選別、粉砕または破砕する必要性がないこと。
−比較的低コストでのアスベスト繊維の完全な破壊。
−市場性があるようになる材料の回収、および空気中への放出または排出溝若しくは土壌の中への移転を避けた、液体および気体のリサイクル。

Claims (26)

  1. アスベストを含む廃棄物を発生する現場から出るそのような廃棄物を処理する方法であって、アスベスト繊維のない反応生成物が得られるまで上記廃棄物を塩基性溶液で砕解するように反応させることを含む該方法に於いて、
    −廃棄物を外部媒体と接触させることなく、アスベストを含む廃棄物を発生現場から処理反応器の内部へ移送すること、
    −この反応器に塩基性砕解溶液を供給すること、
    −繊維のない記反応生成物が得られるまで上記砕解を行うこと、
    −この反応生成物を固相と液相へ分離すること、
    −この分離から生じた液相を上記塩基性砕解溶液を作るためにリサイクルすること、
    −上記分離から生じた固相を回収すること、並びに
    −アスベストを含まない、少量の回収不能な廃棄物を反応器外へ放出すること、
    さらに含み
    上記各段階を、アスベスト繊維を外部に放出する可能性なしに、循環路で実行し、この循環路から生ずるどの生成物にもアスベスト繊維がないことを特徴とする廃棄物処理方法。
  2. 請求項1による廃棄物処理方法に於いて、上記移送を、閉じた、移動可能な容器、に入れて行うことおよび上記廃棄物処理方法が、この移送中または移送後に、この容器を洗浄液で外部洗浄することを追加して含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  3. 請求項による廃棄物処理方法に於いて、上記移送を、移動可能な容器としての上記反応器に入れて行うことを特徴とする廃棄物処理方法。
  4. 請求項2請求項のいずれかによる廃棄物処理方法に於いて、上記洗浄液回収すること、および上記塩基性砕解溶液を作るためにそれをリサイクルすることを含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記砕解中に、反応器の中の廃棄物攪拌すること、およびそれを同時に細断することを含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記分離が、外部に関して漏れない方法で、反応器からの反応生成物取出すこと、および取出した生成物を遠心分離すること、並びにこの反応器をすすぎ液で内部すすぎし、次にそれをこの遠心分離に、または直接上記塩基性砕解溶液の形成に導くことを特徴とする廃棄物処理方法。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記塩基性砕解溶液が、溶媒としての水、およびOH-イオンを出す水溶性薬剤含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  8. 請求項による廃棄物処理方法に於いて、上記塩基性砕解溶液の形成がOH-イオン発生薬剤を水に100から130℃までの温度で溶解させることを含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  9. 請求項による廃棄物処理方法に於いて、上記塩基性砕解溶液の形成が、OH-イオン発生薬剤を冷水または微温水に溶解して均等化溶液を作り、次にそれを上記100から130℃までの温度での溶解へ導くことを含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記砕解反応を、NaOHの砕解水溶液で、175から190℃までの温度、および8から10kg/cm2までの圧力で行うことを特徴とする廃棄物処理方法。
  11. 請求項1から請求項までのいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記砕解が、
    上記反応器の中での上記塩基性砕解溶液による第1の砕解であって、アスベスト繊維が他の廃棄物から分離した生成物を得ることを可能にする温度および圧力での第1の砕解を行うこと
    −上記分離した生成物を、アスベストを含み、上記反応器の中へ移送された廃棄物にして体積が凝縮した固相および液相へ分すること
    −この液相を上記塩基性砕解溶液の形成のためにリサイクルすること、
    −上記分離した生成物から出体積が凝縮した固相を追加の反応器へ導入すること、
    −この追加の反応器の中での上記塩基性砕解溶液による第2の砕解であって上記体積が凝縮した固相に関し、繊維のない上記反応生成物を得るに充分な上昇した温度および圧力で第2の砕解を行うこと
    -上記第1の砕解での上記温度および圧力が、上記第2の砕解で適用される上記温度および圧力より小さい値を有していること、並びに
    −上記反応生成物が上記分離をされる前にそれを冷却すること、
    を含むことを特徴とする廃棄物処理方法。
  12. 請求項11による廃棄物処理方法に於いて、上記第1の砕解を、NaOHの砕解水溶液で、180℃より低い温度で行うこと、および上記第2の砕解を、NaOHの砕解水溶液で、180℃より高い温度で、2から10kg/cm2までの圧力で行うこと、並びに上記冷却を180℃より低い温度で行うことを特徴とする廃棄物処理方法。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか一項による廃棄物処理方法に於いて、上記塩基性砕解溶液を作るために、上記分離から生ずる液相、上記反応器から取出したガス混合物、この反応器の外部洗浄からの液体、およびこの反応器の内部すすぎからの液体、並びにアスベスト繊維が他の廃棄物から分離した生成物の分離から生ずる液相を、OH-イオン発生薬剤の冷水または微温水での溶解に導くことを特徴とする廃棄物処理方法。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか一項による廃棄物処理方法を実施するためのプラントに於いて、
    反応器(1;1’,1”)、
    上記廃棄物を外部媒体に接触させることなくこの反応器(1;1’,1”)の中へ上記移送をできるようにする移送ユニット(1,1’,62)、
    この反応器(1;1’,1”)に接続された、上記塩基性砕解溶液の供給源(29,42)、
    この反応器(1;1’,1”)に接続され、上記反応生成物を固相と液相に分離できる分離機(22;22’,22”)、
    この分離機から生ずる液相を上記塩基性砕解溶液の供給源(29,42)の方へリサイクルするための導管(24;24’,24”)、
    この反応器(1;1’,1”)からのガス混合物を上記塩基性砕解溶液の供給源(29,42)の方へリサイクルするための手段(16;16’,16”,27,28)、および
    この分離機(22;22’,22”)から生ずる固相のための出口(25;25’,25”,26)、
    を含むことを特徴とするプラント。
  15. 請求項14によるプラントに於いて、上記移送ユニットが発生現場で廃棄物を詰める移動式トラフ(62)であること、並びに上記反応器(1)が、アスベストを含む廃棄物をこの移動式トラフ(62)から外部媒体に触れさせることなく漏れない方法でこの反応器(1)の中へ導入できるようにする開口、およびこの開口を閉じることができる蓋(2)を含むことを特徴とするプラント。
  16. 請求項14によるプラントに於いて、上記移送ユニットが移動可能な方法で配設された反応器(1,1’)であること、並びにこの反応器(1,1’)がアスベストを含む廃棄物を発生現場でこの反応器の中へ導入できるようにする開口、およびこの開口を閉じることができる蓋(2)を含むことを特徴とするプラント。
  17. 請求項14から請求項16までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記移送ユニット(1,1’,62)を外部洗浄するための装置(5)、およびこの洗浄水を集め、それをリサイクルするために上記塩基性砕解溶液の供給源(29,42)に接続された装置(7,8,9)を追加して含むことを特徴とするプラント。
  18. 請求項14から請求項17までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記砕解中、上記反応器が、攪拌運動を受けられるように、架台で支持されることを特徴とするプラント。
  19. 請求項14から請求項18までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記反応器の中の塩基性砕解溶液を175から190℃までの温度に加熱できる熱源(21,59)を含むこと、および反応器(1)が10kg/cm2 の圧力に耐えられることを特徴とするプラント。
  20. 請求項14から請求項18までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記反応器(1’)の中の塩基性砕解溶液を、他の廃棄物からアスベスト繊維の解離した生成物を得ることを可能にする温度および圧力が得られるように加熱できる熱源(21’)、上記分離した生成物を、アスベストを含み且つ上記反応器(1’)の中へ移送された廃棄物にして体積が凝縮した固相と、液相とに分離する中間分離機(22’)、この得られた液相を上記塩基性砕解溶液の供給源の方へ付加的にリサイクルするための導管(24’)、この体積が凝縮した固相導入される追加の反応器(1”)、およびこの追加の反応器(1”)の中の塩基性砕解溶液を、繊維のない反応生成物を得るに充分な温度および圧力が得られるように加熱できる追加の熱源(21”)であって、上記反応器(1’)の上記温度および圧力が、上記追加の反応器(1”)内で適用される上記温度および圧力よりも小さい値を有している追加の熱源(21”)上記中間分離機(22’)および上記追加の反応器(1”)の介在によって上記反応器(1’)に接続された上記分離機(22”)、並びに上記追加の反応器(1”)を出た上記反応生成物を冷却するための装置(70)を含むことを特徴とするプラント。
  21. 請求項20によるプラントに於いて、上記熱源(21’)が上記反応器(1’)の中の塩基性砕解溶液を、180℃より低い温度に加熱できること、および上記追加の熱源(21”)が上記追加の反応器(1”)の中の塩基性砕解溶液を、180℃より高い温度に加熱でき、この追加の反応器(1”)が2から10kg/cm2までの圧力に耐えられることを特徴とするプラント。
  22. 請求項19によるプラントに於いて、上記熱源が上記反応器を囲むジャケットエンクロージャ(59)の中の熱油の循環を含むことを特徴とするプラント。
  23. 請求項14から請求項22までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記塩基性砕解溶液の供給源が、OH-イオン発生薬剤および溶媒を入れる準備容器(29)並びにこの溶液を100から120℃までの温度に加熱できる熱源(30)を含むことを特徴とするプラント。
  24. 請求項23によるプラントに於いて、上記塩基性溶液の供給源が、OH-イオン発生薬剤および溶媒、並びに上記分離機(22)から生ずる液相、砕解後上記反応器(1;1’,1”)から取出したガス混合物、この反応器の外部洗浄からの液体、並びにアスベスト繊維が他の廃棄物から分離した生成物の分離から生ずる液相を入れる均等化容器(42)を含むことを特徴とするプラント。
  25. 請求項14から請求項24までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記分離機(22;22’,22”)が遠心分離機であることを特徴とするプラント。
  26. 請求項14から請求項25までのいずれか一項によるプラントに於いて、上記プラントの全体が、道路を通って移動できる、一つ以上の台板(56,64)上に支持されていることを特徴とするプラント。
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