JP3775487B2 - デジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSI内部のデジタル波形を観測するためのデータ記録回路及びデジタル波形データの記録方法に関し、特に、データ記録回路に使用するメモリ量の低減が可能なデジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の対称とするデジタル波形データ記録回路は、特にLSI内部の信号波形を記憶するために用いられている。このようなデジタル波形データ記録回路は、一般的にLSIの外部に設けられ、LSIパッケージの信号ピンに接続するようなものが用いられるが、近年、LSIの高集積化に伴い、複数のLSIを1つのLSIにまとめる、システムオンチップ(SOC)化されるケースが増加してきたため、動作観測に必要な信号を全て外部に出力することが困難になってきた。そこで、この問題を解決する手段の1つとして、観測対象のLSI上にデジタル波形データ記録回路を搭載することが考えられるが、デジタル波形データ記録回路のために使用される面積が大きくなるとLSIのコストが上昇してしまうために、面積の小さなデジタル波形データ記録回路が求められていた。
【0003】
図10に、通常用いられているデジタル波形データの記憶方法の一方式についての動作例を示す。例えば、図9に示すようなデータが入力された場合、図10に示すように、入力データになにも加工することなく順にメモリに格納していく。この方式では、入力されたデジタルデータをそのままの形で保存するため、入力データの数と同じだけのメモリ容量が必要になる。デジタル波形データ記録回路がLSIの外部にある場合は、メモリが比較的潤沢に使用できるため、通常このような方法が用いられる。
【0004】
図11に、他の従来例として、本発明と同様に繰り返し同じ値のデータが入力されたときに、そのデータの繰り返し回数を保存することによって、格納するデータ数を低減する方式をもつ例を示す。図10の従来例と同様に、図9に示すようなデータが入力されたときのメモリの内容を示している。この場合、メモリの各アドレス毎にTAGビットと呼ばれる、1bitの記録領域を設ける。このTAGビットが0だった場合は、その同じアドレスのデータは、通常の入力データを保存したものであることを示し、このTAGビットが1だった場合は、その前のアドレスのデータの繰り返し数を保存している。この様な形態で格納することにより、繰り返し同じ値のデータが入力された場合、格納に必要なメモリの量を減らすことができる。
【0005】
また、例えば、「コンピュータ大百科」、朝倉書店、1987/4/15,p.545,図4には、データ圧縮手法として、普通のデータとして用いないデータがある場合、その事実を利用して、繰り返し回数であることを明示する方法が記載されている。ただし、この手法を用いる場合は、その入力データがある程度決まっている必要があり、汎用的なデジタル波形データ記録回路には用いることができず、どのような入力データでも使用できるようにするには、図11の従来例に示した様なTAGビットが必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このTAGビットを使用する従来例では、値をそのまま書きこむ場合に比べると、メモリ量は少なくてよい場合が多いが、実際の波形データの記録に必要なメモリ以外にTAGビット分のメモリが必要なため、その分の面積がやはり無駄になってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、メモリの格納容量の増大を防ぎ、汎用的に利用可能なLSI内蔵用のデジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のデジタル波形データ記録回路は、LSI内部の波形データを記録するデジタル波形データ記録回路において、連続的に値が変化している第1のデータ列の各々の値と、同じ値を繰り返す第2のデータ列の一の値とをこの順に配列したデータに、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを付加した単位で、前記波形データが記録されるものである。
【0009】
本発明においては、前記デジタル波形データ記録回路に、入力されたデータを保存するデータラッチレジスタと、前記第1のデータ列の個数をカウントする個別データカウンタと、前記第2のデータ列の繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタと、メモリに記録するデータを選択するセレクタと、前記データラッチレジスタに保存されたデータと新たに入力されたデータとを比較する比較器と、メモリ用のアドレス信号を生成し、前記個別データカウンタ、前記繰り返しデータカウンタ及び前記セレクタの動作を制御するコントローラとを少なくとも有することが好ましい。
【0010】
また、本発明においては、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータが、同一アドレスに書き込まれることが好ましい。
【0011】
また、本発明においては、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータが、前記第1のデータ列直前のアドレス、又は、前記第2のデータ列直後のアドレスに書き込まれる構成とすることができる。
【0012】
また、本発明の記録方法は、LSI内部の複数の状態を表す波形データを記録するデジタル波形データの記録方法において、連続的に値が変化している第1のデータ列の各々の値と、同じ値を繰り返す第2のデータ列の一の値とをこの順に配列したデータに、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを付加した単位で、前記波形データを記録するものである。
【0013】
本発明においては、入力されたデータをデータラッチレジスタに保存すると共に、初期値として、前記第1のデータ列の個数をカウントする個別データカウンタに”0”、前記第2のデータ列の繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタに”1”を設定する第1のステップと、新たに入力したデータと前記データラッチレジスタに保存されたデータとを比較する第2のステップと、比較の結果、値が異なる場合に、前記新たに入力されたデータを前記データラッチレジスタに保存し、前記個別データカウンタの値に”1”を加算して前記第2のステップに戻り、値が等しい場合に、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを記録すると共に、前記繰り返しデータカウンタの値に”1”を加算する第3のステップと、新たに入力したデータと前記データラッチレジスタに保存されたデータとを比較する第4のステップと、比較の結果、値が等しい場合に、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを記録すると共に、前記繰り返しデータカウンタの値に”1”を加算して前記第4のステップに戻り、比較の結果、値が異なる場合に、前記第1のデータ列の各々の値と前記第2のデータ列の一の値と前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータとを一単位として記録する前記第5のステップと、を少なくとも有することが好ましい。
【0014】
以下に図面を参照して説明する。例えば、図1に示すように、D0,D1,D2,D3というように値が変化しているN個のデータを持つデータ列が入力され、次に、D4という同じ値をM回繰り返すデータ列が入力され、また、D5,D6,D7というように値が変化しているL個のデータを持つデータ列が入力され、そして、D8という同じ値をK回繰り返すデータ列が入力されるという様なデータ入力の繰り返しが行われた場合、図2に示すように、異なる値を持つデータ列(D0,...,D3)と同じ値を持つデータ列(D4,…,D4)を1つのグループとし、その先頭に、その値が変化するデータ列のデータの個数(N)と、同じ値を繰り返すデータ列のデータの個数−1(M−1)をペアにして記憶し、その後ろに値が変化するデータ列の値を(D0,…,D3)を連続して記憶し、その後ろに同じ値を繰り返すデータ(D4)を1つ記憶する。次の値が変化するデータ列と同じ値を繰り返すデータ列のグループに対しても同様な処理を行い、これを繰り返す。
【0015】
このような記録を行うことにより、LSI内部から生成されるデジタル波形データのように連続して同じ値を持つことが多いデータの場合、重複するデータの記録を減らし、簡単な回路で、より少ないメモリ量でデータを記憶できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るデジタル波形データ記録回路は、その好ましい一実施の形態において、入力されたデータをラッチするデータラッチレジスタと、連続的に値が変化する第1のデータ列の個数をカウントする個別データカウンタと、同じ値を繰り返す第2のデータ列の繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタと、メモリに記録するデータを選択するセレクタと、データラッチレジスタに保存されたデータと新たに入力されたデータとを比較する比較器と、メモリ用のアドレス信号を生成し、個別データカウンタ、繰り返しデータカウンタ及びセレクタの動作を制御するコントローラとを少なくとも有し、第1のデータ列の各々の値と、第2のデータ列の値と、第1のデータ列の個数及び第2のデータ列の繰り返し回数の組とを一単位としてメモリに記録することにより、メモリ量の低減を図ることができる。
【0017】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係るデジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法について、図3乃至図6を参照して説明する。図3は、本実施例に係るデジタル波形データ記録回路の構成を示すブロック図である。また、図4はデジタル波形データ記録回路に入力される波形データの一例を示す図であり、図5は波形データのメモリへの格納手順を示す図である。また、図6は、デジタル波形データの記録手順を示すフローチャート図である。
【0019】
図3に示すように、本デジタルデータ記録回路は、入力されたデータをラッチするデータラッチレジスタ(OLD_DATA)1と、値の変化するデータの個数をカウントする個別データカウンタ(CNT_IND)2と、同じ値のデータの繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3と、メモリに書き込む値として入力されたデータ信号を書くか、個別データカウンタ(CNT_IND)2や繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3に格納された値かを選択するセレクタ(SEL)4と、データラッチレジスタに保存された1つ前のデータと現在のデータを比較する比較器(CMP)5と、そして、メモリ用のアドレス信号を生成し、個別データカウンタ(CNT_IND)2、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3、セレクタ(SEL)4の動作を制御するコントローラ(CTR)6からなる。
【0020】
入力されたデータ(DATA)は、比較器(CMP)5で1つ前のデータと比較され、同じ値であるかどうか調べられる。その結果に応じて、コントローラ(CTR)6は、個別データカウンタ(CNT_IND)2、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3を制御し、値の変化するデータの個数や同じ値の繰り返し回数をカウントする。また同時に、コントローラ(CTR)6は、セレクタ4の制御信号、および、メモリのアドレス信号を生成し、メモリ7には、入力データ、または、2つのカウンタの値が書き込まれる。最後に、次の比較を行うために、入力されたデータは、データラッチレジスタ(OLD_DATA)1に保存される。
【0021】
以下、入力データが図4に示すような波形データであるときの動作例について説明する。図5に、図4のGroup Jのデータのメモリへの格納手順を示す。
【0022】
(a)まず、Group Jの最初のデータである”15”が、Group J用のメモリの2番目のアドレスに格納される。同時に、個別データカウンタ(CNT_IND)2を0にセットする。また、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3を1にする。
【0023】
(b)次に、2番目のデータである”6”が3番目のアドレスに格納される。同時に、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、1にする。
【0024】
(c)次に、3番目のデータである”10”が4番目のアドレスに格納される。同時に、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、2にする。
【0025】
(d)次に、4番目のデータである”3”が5番目のアドレスに格納される。同時に、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、3にする。
【0026】
(e)次に、5番目のデータである”1”が6番目のアドレスに格納される。同時に、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、4にする。
【0027】
(f)次に、6番目のデータである”1”は、その前のデータと同じ値であるので、1番目のアドレスに上位を現在の個別データカウンタ(CNT_IND)2の値4を、下位を繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値1を格納する。同時に、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3をインクリメントし2を設定する。
【0028】
(g)次に、7番目のデータである”1”は、その前のデータと同じ値であるので、1番目のアドレスに上位を現在の個別データカウンタ(CNT_IND)2の値4を、下位を繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値2を格納する。同時に、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3をインクリメントし3を設定する。
【0029】
(h)次に、8番目のデータである”8”は、その前のデータと同じ値ではないので、GroupJの処理は終り、Group J+1の処理になる。Group J+1のメモリは、Group Jのメモリの最後のアドレスの次のアドレスから始まる。8番目のデータは、(a)の処理と同様、Group J+1のメモリの2番目のアドレスに格納される。
【0030】
次に、本発明の実施例の動作を図6に示したフローチャートを用いて説明する。
【0031】
(i)まず、ステップS101で最初のデータが入力されると、ステップS102でメモリのアドレス1にそのデータを書き込み(MEM[1])、コントローラ6中にあるカウンタ値を格納するメモリアドレスを保存するレジスタ(START_ADD)に0をセット、データ値をセットするアドレスを保存するレジスタ(CURR_ADD)に2をセット、個別データカウンタ(CNT_IND)2に0をセット、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3に1をセットし、データラッチレジスタ(OLD_DATA)1にDATAをセットする。
【0032】
(ii)ステップS103で次のデータが入力されると、ステップS104でデータラッチレジスタ1に保存されたその前のデータ(OLD_DATA)と比較する。
【0033】
(iii)比較した結果、値が等しい場合、ステップS105で、START_ADDレジスタに格納されたアドレスに、個別データカウンタ(CNT_IND)2と繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をペアにして書き込み、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をインクリメントする。(iv)比較した結果、値が異なる場合、ステップS106で、CURR_ADDレジスタに格納されたアドレスに入力データ(DATA)を書き込み、CURR_ADDレジスタの値をインクリメント、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、データラッチレジスタ1にDATAをセットする。
【0034】
(v)上記の比較の結果、値が異なる場合は、上記の(ii)の処理に戻り、上記の処理を繰り返し、値が等しい場合は、次の処理(vi)に移る。
【0035】
(vi)次に、ステップS107でデータが入力されると、ステップS108で、データラッチレジスタ1に保存されたその前のデータ(OLD_DATA)と値を比較する。
【0036】
(vii)この結果が等しい場合、ステップS109で、START_ADDレジスタで示されるアドレスのメモリに、個別データカウンタ(CNT_IND)2と繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をペアにして書き込み、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をインクリメントする。
【0037】
(viii)もし、比較結果が等しく無い場合、ステップS110で、CURR_ADDレジスタの値+1のアドレスに入力データ(DATA)を書き込み、START_ADDレジスタにCURR_ADDレジスタの値をコピーし、CURR_ADDレジスタの値に2を足す。そして、個別データカウンタ(CNT_IND)2の値を0、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値を1にセットし、入力データ(DATA)をデータラッチレジスタ(OLD_DATA)1に保存する。
【0038】
(ix)上記の比較の結果が等しい場合、(vi)の処理に戻り、異なる場合(ii)の処理に戻る。
【0039】
このような処理を繰り返すことにより、LSI内部から生成されるデジタル波形データのように連続して同じ値を持つことが多いデータの場合、重複するデータの記録を減らし、簡単な回路で、より少ないメモリ量でデータを記憶できるようになる。
【0040】
なお、通常のGroup用のカウンタでは、個別データカウンタ(CNT_IND)2および繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の両方が0になることはないため、もし、メモリの途中でデータ入力が停止した場合、個別データカウンタ(CNT_IND)2、および繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値を0としたものをメモリに書き込むことによって、その位置で終了したことを示すことができる。また、格納されたデータは、各Groupのデータ数は、メモリ7に格納されたそのGroupの個別データカウンタの値+2であるため、0番地から順にたどることによって、容易に元の値に戻すことができる。
【0041】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係るデジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施例に係るデジタル波形データ記録回路に記録されるメモリの内容を示す図であり、図8は、デジタル波形データの記録手順を示すフローチャート図である。
【0042】
本実施例の基本的構成は第1の実施例と同様であるが、個別データカウンタ(CNT_IND)2と繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3をペアにした値は、各グループのメモリの最後に格納することも可能である。その場合のデータ記録内容の例を図7に示す。なお、入力データは、図1の例と同じ値が入力されたことを想定している。この場合、そのグループのメモリの最初から、異なる値をもつデータ列の値が順に書き込まれ、次に、同じ値を繰り返すデータが書き込まれ、そのグループの最後のアドレスに個別データカウンタ(CNT_IND)2や繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をペアにした値が書き込まれる。
【0043】
次に、本実施例の動作を図8に示したフローチャートを用いて説明する。
【0044】
(i)まず、ステップS201で最初のデータが入力されると、ステップS202で、メモリのアドレス0にそのデータを書き込み(MEM[0])、コントローラ6中にあるデータ値をセットするアドレスを保存するレジスタ(CURR_ADD)に1をセット、個別データカウンタ(CNT_IND)2に0をセット、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3に1をセットし、データラッチレジスタ(OLD_DATA)1にDATAをセットする。
【0045】
(ii)ステップS203で次のデータが入力されると、ステップS204で、データラッチレジスタ1に保存されたその前のデータ(OLD_DATA)と比較する。
【0046】
(iii)比較した結果、値が等しい場合、ステップS205で、CURR_ADDレジスタに格納されたアドレスに、個別データカウンタ(CNT_IND)2と繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をペアにして書き込み、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をインクリメントする。
【0047】
(iv)比較した結果、値が異なる場合、ステップS206で、CURR_ADDレジスタに格納されたアドレスに入力データ(DATA)を書き込み、CURR_ADDレジスタの値をインクリメント、個別データカウンタ(CNT_IND)2をインクリメントし、データラッチレジスタ1にDATAをセットする。
【0048】
(v)上記の比較の結果、値が異なる場合は、上記の(ii)の処理に戻り、上記の処理を繰り返し、値が等しい場合は、次の処理(vi)に移る。
【0049】
(vi)次に、ステップS207でデータが入力されると、ステップS208で、データラッチレジスタ1に保存されたその前のデータ(OLD_DATA)と値を比較する。
【0050】
(vii)この結果が等しい場合、ステップS209で、CURR_ADDレジスタで示されるアドレスのメモリに、個別データカウンタ(CNT_IND)2と繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をペアにして書き込み、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値をインクリメントする。
【0051】
(viii)もし、比較結果が等しく無い場合、ステップS210で、CURR_ADDレジスタの値+1のアドレスに入力データ(DATA)を書き込み、CURR_ADDレジスタの値に2を足す。そして、個別データカウンタ(CNT_IND)2の値を0、繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)3の値を1にセットし、入力データ(DATA)をデータラッチレジスタ(OLD_DATA)1に保存する。
【0052】
(ix)上記の比較の結果が等しい場合、(vi)の処理に戻り、異なる場合(ii)の処理に戻る。
【0053】
ただし、この実施例では、メモリに格納されたデータから元の値を取り出すためには、最後に個別データカウンタの値が格納されているアドレスのデータ値から順に前のアドレス方向にたどって行く必要があるため、最後に個別データカウンタが格納されたアドレスを保存しておく必要がある。
【0054】
なお、上記各実施例では、カウンタ値の格納に、上位に個別データカウンタ(CNT_IND)の値を、下位に繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)の値を格納するようにしているが、これは、下位に個別データカウンタ(CNT_IND)の値を、上位に繰り返しデータカウンタ(CNT_REP)の値を格納するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデジタル波形データ記録回路及びデジタル波形データの記録方法によれば、下記記載の効果を奏する。
【0056】
本発明の第1の効果は、同じ値が繰り返し入力される場合に、その繰り返しデータ数を保存するというような仕組みとなっているため、繰り返し同じ値のデータ入力される場合が多い波形データの記録では、そのままのデータを保存する場合に対して、保存に必要なメモリ量を低減することができるということである。
【0057】
また、本発明の第2の効果は、構成自体が非常に単純であるため、回路に必要な面積が小さく、しかも、一回のデータ入力に対して、一回のメモリ書き込みしか生じないため、データ入力サイクルと同程度のアクセスサイクルのメモリを使用することができ、回路設計が容易となるということである。
【0058】
なお、本発明が上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル波形データ記録回路に入力されるデータの一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるメモリの内容を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る波形データ記録回路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る波形データ記録回路の入力データ例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例によって設定されるメモリの値を順に示した図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るデジタル波形データの記録手順を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるメモリの内容を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るデジタル波形データの記録手順を示すフローチャート図である。
【図9】従来例における入力データの一例を示す図である。
【図10】第1の従来例におけるメモリの内容を示す図である。
【図11】第2の従来例におけるメモリの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 データラッチレジスタ
2 個別データカウンタ
3 繰り返しデータカウンタ
4 セレクタ
5 比較器
6 コントローラ
7 メモリ
Claims (10)
- LSI内部の波形データを記録するデジタル波形データ記録回路において、
連続的に値が変化している第1のデータ列の各々の値と、同じ値を繰り返す第2のデータ列の一の値とをこの順に配列したデータに、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを付加した単位で、前記波形データが記録されることを特徴とするデジタル波形データ記録回路。 - 前記デジタル波形データ記録回路に、入力されたデータを保存するデータラッチレジスタと、前記第1のデータ列の個数をカウントする個別データカウンタと、前記第2のデータ列の繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタと、メモリに記録するデータを選択するセレクタと、前記データラッチレジスタに保存されたデータと新たに入力されたデータとを比較する比較器と、メモリ用のアドレス信号を生成し、前記個別データカウンタ、前記繰り返しデータカウンタ及び前記セレクタの動作を制御するコントローラとを少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のデジタル波形データ記録回路。
- 前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータが、同一アドレスに書き込まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル波形データ記録回路。
- 前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータが、前記第1のデータ列直前のアドレスに書き込まれることを特徴とする請求項3記載のデジタル波形データ記録回路。
- 前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータが、前記第2のデータ列直後のアドレスに書き込まれることを特徴とする請求項3記載のデジタル波形データ記録回路。
- LSI内部の複数の状態を表す波形データを記録するデジタル波形データの記録方法において、
連続的に値が変化している第1のデータ列の各々の値と、同じ値を繰り返す第2のデータ列の一の値とをこの順に配列したデータに、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを付加した単位で、前記波形データを記録することを特徴とするデジタル波形データの記録方法。 - 入力されたデータをデータラッチレジスタに保存すると共に、初期値として、前記第1のデータ列の個数をカウントする個別データカウンタに”0”、前記第2のデータ列の繰り返し回数をカウントする繰り返しデータカウンタに”1”を設定する第1のステップと、新たに入力したデータと前記データラッチレジスタに保存されたデータとを比較する第2のステップと、比較の結果、値が異なる場合に、前記新たに入力されたデータを前記データラッチレジスタに保存し、前記個別データカウンタの値に”1”を加算して前記第2のステップに戻り、値が等しい場合に、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを記録すると共に、前記繰り返しデータカウンタの値に”1”を加算する第3のステップと、新たに入力したデータと前記データラッチレジスタに保存されたデータとを比較する第4のステップと、比較の結果、値が等しい場合に、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを記録すると共に、前記繰り返しデータカウンタの値に”1”を加算して前記第4のステップに戻り、比較の結果、値が異なる場合に、前記第1のデータ列の各々の値と前記第2のデータ列の一の値と前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータとを一単位として記録する前記第5のステップと、を少なくとも有することを特徴とする請求項6記載のデジタル波形データの記録方法。
- 前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを、同一アドレスに書き込むことを特徴とする請求項6又は7記載のデジタル波形データの記録方法。
- 前記第5のステップにおいて、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを、前記第1のデータ列の直前のアドレスに書き込むことを特徴とする請求項8記載のデジタル波形データの記録方法。
- 前記第5のステップにおいて、前記第1のデータ列の個数及び前記第2のデータ列の繰り返し回数の組からなるデータを、前記第2のデータ列の直後のアドレスに書き込むことを特徴とする請求項8記載のデジタル波形データの記録方法。
Priority Applications (2)
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