JP3775055B2 - 同期装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速操作時、入力側と出力側との回転速度差を同期させるのに用いられる同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手動式変速機を搭載した自動車は、ギヤを用いた常時噛合式変速機が搭載されている。
通常、こうした変速機には、変速操作がスムーズに行えるよう、噛合状態を切換える際、ギヤの周速度を同期させる同期装置が組込まれている。
【0003】
この同期装置には、一般に円錐面(コーン)同士を押し付けたときに生じる摩擦力を利用した摩擦同期機構が用いられている。この機構には、例えば変速機の各種変速ギヤ段をなす互いに向き合うように配置された入力側/出力側の一方にコーン面を設け、他方にスリーブが装着されたシンクロハブを設け、上記のコーン面の周りに内面に摩擦面が形成されたシンクロナイザリングを遊転自在に設けた構造が採用される。そして、シフトレバーでスリーブを操作して、シンクロナイザリングをコーン面へ向かって移動させると、シンクロナイザリングの内面の円錐面で形成された摩擦面がコーン面に押し付けられ(摩擦接触)、このとき両面間に発生する摩擦力で、切換えるギヤの回転速度の差を同期させるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本願発明者らが騒音解析を行った結果、変速機内の各部における回転抵抗の増加は、クラッチディスクのねじり方向バネ特性上の中立点(T/M抵抗で決定される点)の変化をきたし、変速機から発するアイドル時騒音の要因となることがわかった。
【0005】
さらに解析を進めると、コーン面の周りに遊転自在に遊嵌されるシンクロナイザリングが、同期動作していないとき、内面の摩擦面がコーン面と接触していることが確認された。本願発明者らが追求したところ、このシンクロナイザリングの不必要な接触が、変速機の内部で回転抵抗に大小のバラツキをもたらし、変速機の騒音大小のバラツキに影響を与えていることがわかった。特にアイドリング運転時は、シンクロナイザリング部に抵抗が付加され、これが顕著にアイドル騒音の増加として表われていた。この抵抗がT/M別にバラツキ、これが大きな要因となってクラッチディスクは同一であってもT/M別に騒音レベルが異なるという場合が発生していた。
【0006】
アイドル騒音のバラツキを抑える技術には、特開平6−229460号公報に開示されているようにアイドリング運転時、回転軸上で遊転するギヤを押え付けて、歯打ち音の発生を防ぐ技術が提案されている。しかし、シンクロナイザリングを要因とした騒音を軽減する技術ではなく、同シンクロナイザリングの回転抵抗を要因とした騒音の発生を防ぐ技術が要望されている。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、シンクロナイザリングを要因とした騒音、特にアイドル騒音の低減に効果を発揮する同期装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載した同期装置は、摩擦同期機構を構成するシンクロナイザリングをコーン面から離れる方向へ付勢する付勢手段と、摩擦同期機構を構成するシンクロハブに設けられるスリーブ受け部とシンクロナイザリングとの間に介装されるボールを備えて付勢されるシンクロナイザリングをコーン面に触れずに該コーン面の軸心線沿いにスライド自在に支持する支持機構と、を設けて、シンクロナイザリングにコーン面へ押付ける力が加わらないとき、すなわち回転速度の差を同期させていないときは、付勢手段の付勢力により、シンクロナイザリングを強制的にコーン面から離し、コーン面と触れない地点で待機させるようにした。
【0009】
これにより、シンクロナイザリングが、回転するコーン側の回転抵抗とならずにすみ、同回転抵抗の大小バラツキを要因とした騒音、特にアイドル騒音が低減されるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図3に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は自動車(車両)に搭載された手動式変速機の一部、例えば3速ギヤ/4速ギヤという変速ギヤ段を切換えるギヤ切換系を示し、図中1はエンジンの出力軸(図示しない)につながる入力軸、2は同入力軸1に設けたプライマリーギヤ、3は入力軸1と直列的に配設された出力軸、4は同出力軸3に回転自在に設けた3速用ギヤである。
【0011】
プライマリーギヤ2からは、同プライマリーギヤ2と噛み合うカウンタ軸5が入/出力軸1、3と並行に延びている。そして、同カウンタ軸5に設けてある3速用カウンタギヤ6が出力軸3上の3速用ギヤ4と噛み合っている。なお、7はプライマリーギヤ2と噛み合うギヤを示す。
【0012】
この入/出力軸1,3間、詳しくはプライマリーギヤ2と3速用ギヤ4との間には、3速ギヤ/4速ギヤ用の同期装置8が組み付けられている。
この同期装置8には、摩擦力を利用した摩擦同期機構19が用いられている。同機構19は、例えば外周部にスリーブ11が組込まれたシンクロハブ10を、3速用ギヤ4から突き出ている出力軸3の軸端部外周にスプライン12を介して支持し、このシンクロハブ10を挟むプライマリーギヤ2/3速用ギヤ4の各端面にコーン13,14を突設し、各コーン13、14で形成されるコーン面15、16の周りにシンクロナイザリング17,18を遊転自在に嵌挿させた構造が採用されている。
【0013】
またスリーブ11の内面にはキー11aが形成されている。各コーン13,14および各シンクロナイザリング17、18の外周部には、チャンファよりなるキー溝13a、14a、17a、18aと鍔状部15b、16b、17b、18bが設けてある。さらに各シンクロナイザリング17、18の内面には、コーン面13、14と組み合う円錐面で形成される摩擦面20,21が形成してある。
【0014】
これにより、シフトレバー(図示しない)の操作で、スリーブ11を3速用ギヤ4側へ移動させれば、シンクロナイザリング17の摩擦面20がコーン面15に押し付けられ(摩擦接触)、このとき発生する摩擦力により、シンクロナイザイリング17を介してシンクロハブ10側と3速用ギヤ4との回転速度の差が減少(同期)するようにしてある。そして、この同期でキー嵌合しやすくなったシンクロナイザリング17のキー溝17a、3速用ギヤ4のキー溝13aに対して、スリーブ11のキー11aが挿入され、3速用ギヤ4を通じた動力伝達が行えるようにしてある。むろん、スリーブ11を3速用ギヤ4側へ移動させれば、同様に回転速度差が同期され、4速ギヤ(入/出力軸1,3の直結)の切換えが行われる。
【0015】
こうした同期装置8に、同期作用をしていないシンクロナイザリング17、18がコーン13,14の回転抵抗となるのを防ぐようにした工夫が施してある(本願の要部)。同工夫は、各シンクロナイザリング17、18をコーン13,14から離れる方向へ向かい該コーン13,14の軸心方向沿いに並行に付勢する技術である。
【0016】
この付勢技術を達成するための構造として、例えば図1および図2に示されるように各コーン13、14の軸心と一致させつつ、各シンクロナイザリング17,18をシンクロハブ10側、すなわち各コーン13,14から離れる方向にスライド自在に支持する支持機構25と、弾性部材、例えば板ばね26を用いてシンクロナイザリング17,18をコーン13,14側から押圧する押圧機構27(付勢手段)とが採用してある。
【0017】
これら各機構25,27は、両シンクロナイザリング17,18とも同じで、このうちの例えば4速ギヤを同期させるシンクロナイザリング18側について説明すれば、支持機構25には、図2に示されるようにシンクロナイザリング18と、シンクロハブ10の外周部からシンクロナイザリング18の外周部を覆うように張り出しているスリーブ受部10aとの間の複数箇所、例えば6個所にボール28を介装した構造が用いてある。
【0018】
詳しくは、支持機構25には、図3に示されるように例えばスリーブ受部10aの内周面(6個所の部位)に円弧形の凹部29を形成し、この凹部29と対向するシンクロナイザリング18の外周面部分に軸心方向に平行に延びる平底形の溝部30を形成し、これら凹部29と溝部30との間にボール28を転動自在に介装したスライド構造が用いられている。つまり、シンクロナイザリング18は、ボール28の転がりを利用して、コーン14の軸心と一致させたまま、同コーン14の軸心方向と平行にスライド自在に支持してある。これにより、シンクロナイザリング18がプライマリーギヤ2側へ変位すれば、シンクロナイザリング18の摩擦面21がコーン面16に押付けられ、反対にシンクロハブ10側へ変位させれば、シンクロナイザリング18の摩擦面21がコーン面16から離れるようにしてある。
【0019】
また押圧機構25には、例えば図3に示されるようにシンクロナイザリング18の鍔部18bと向き合うコーン16の鍔部16bの内面部分に、コーン16の周方向に延びる帯状の収容溝31を形成し、この収容溝31内に一端部だけを固定した弓形の板ばね26を収容した構造が用いられる。このばね構造が鍔部16bの周方向に複数設けられ、これら収容溝31外へ張り出した板ばね26の円弧部分で、シンクロナイザリング18をコーン16から離れる方向に押圧している。そして、この押圧を利用して、同期作動していない状態のとき、強制的にシンクロナイザリング18をコーン面17から離れた位置へ移動させるようにしてある。また各板ばね26には、レバー操作によるシンクロナイザリング18の移動を損なわない弾性力をもつ部材が選ばれ、変速操作に影響を与えないようにしてある。但し、32は板ばね26の一端部を収容溝31に固定するためのねじを示す。
【0020】
こうした付勢構造により、シンクロナイザリング18の同期動作を損なわずに、コーン14の回転抵抗を減少させるようにしている。
すなわち、同期装置8は、シフトレバー(図示しない)の操作で、スリーブ11をプライマリーギヤ2側へ移動させると、板ばね26が変形、つまり板ばね26の弾性力に抗して、シンクロナイザリング18がコーン14側へスライドし、同シンクロナイザ18の摩擦面21がコーン面16に押し付けられる。このとき発生する摩擦力により、シンクロナイザイリング18を介してシンクロハブ10側とプライマリーギヤ2(入力軸)との回転速度の差が減少する。そして、この同期でキー嵌合しやすくなったシンクロナイザリング18のキー溝18a、プライマリーギヤ2側のキー溝14aに対して、スリーブ11のキー11aが挿入され、入力軸1から直接入力される動力伝達(4速ギヤ)に切り換わる。
【0021】
シフトレバーを戻したり、他の変速ギヤ段の変速が行われたりして、シンクロナイザリング18を拘束する力がなくなると、すなわち同期させる外力が加わらない状態になると、板ばね26がシンクロナイザリング18を押圧して、同リング全体を移動させる。すると、シンクロナイザリング18は、ボール28、溝部30をガイドとして、コーン面16から離れコーン16と同軸を保ちながら、シンクロハブ10側へ移動する。
【0022】
これにより、図1にも示されるようにシンクロナイザリング18は、コーン面16から離れ、同コーン面16と触れない地点で待機されるようになる。
なお、これは3速用ギヤ4のときも同様である。
【0023】
それ故、シンクロナイザリング18は、同期動作していない間、回転するコーン14側の回転抵抗とならずにすみ、同回転抵抗バラツキを要因とした騒音の低減を図ることができる。特にアイドル騒音の低減に多大な効果をもたらす。
【0024】
しかも、コーン14と同軸方向沿いにシンクロナイザリング18を案内する構造だと、簡単な構造で、シンクロナイザリング18を、コーン面16の位置からシンクロハブ10側の待機位置へまで、コーン面16から浮かせながら移動させることができ、無用な回転抵抗をコーン14に与えずにすむ。特にシンクロハブ10のスリーブ受部10aとシンクロナイザリング18の外周部との間にボール28を介装した支持機構25を用いて、シンクロナイザリング18をコーン14から浮かせて移動させたので、コーン14に対する回転抵抗の付加は最小限に抑制され、一層、高い騒音の低減効果を発揮させることができる。
【0025】
図4は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、ボールでなく、滑り軸受構造を用いて、シンクロナイザリング18をコーン16の軸心方向に沿ってスライド自在に支持した支持機構25(案内手段)を採用したものである。
【0026】
具体的には、支持機構25は、コーン16の基部外周面に円筒状部35を形成し、この円筒状部35の外周面に同面に油膜を形成するための油溝36を形成する。そして、シンクロナイザリング18のコーン側の内面に、円筒状部35と嵌挿する環部37を形成して、シンクロナイザリング18が、油で潤滑されている円筒状部35の外周面、すなわち軸方向に延びるガイド面35aにならって、コーン16の軸心上をスライドできるようにしたものである。
【0027】
このような支持機構25でも、第1の実施形態と同様、コーン16に対してシンクロナイザリング18を回転抵抗として付加させずにすむ。しかも、同支持機構25は、嵌合構造を用いればよいので、構造的に簡単である。
【0028】
但し、図4において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
なお、上述した実施形態では、ボールや滑り軸受け構造を用いて、シンクロナイザリングをコーン面に触れずにコーン面の軸心方向沿いにガイドする例を挙げたが、これに限らずに、他の構造、手段を用いて、シンクロナイザリングをガイドしてもよい。
【0029】
また上述した実施形態では、板ばねを用いて、シンクロナイザリングを付勢するようにした例を挙げたが、これに限らず、他の弾性部材、例えば波ばね、皿ばねなどを用いてシンクロナイザリングを付勢するようにしてもよい。
【0030】
また上述した実施形態では、3速ギヤ/4速ギヤを切換える同期装置に本発明を適用したが、これに限らず、他の変速ギヤ段の切換えに用いられる同期装置に本発明を適用してもよいことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、シンクロナイザリングにコーン面へ押付ける力が加わらないとき、すなわち回転速度の差を同期させていないときは、シンクロナイザリングが強制的にコーン面から離れ、コーン面と触れない地点で待機させることができる。
【0032】
したがって、シンクロナイザリングが、回転するコーン側の回転抵抗とならずにすみ、同回転抵抗のバラツキを要因とした騒音の低減を図ることができる。特にアイドル騒音の低減に多大な効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る同期装置を示す断面図。
【図2】図1中のA−A線に沿う断面図。
【図3】同装置のシンクロナイザリングをコーン面から離す構造の詳細を説明するための図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る同期装置の要部を説明するための図。
【符号の説明】
1…プライマリーギヤ
3…3速用ギヤ
8…同期装置
10…シンクロハブ
10a…スリーブ受け部
11…スリーブ
13、14…コーン
15、16…コーン面
17、18…シンクロナイザリング
19…摩擦同期機構
20,21…摩擦面
25…支持機構
26…板ばね
27…押圧機構(付勢手段)
28…ボール
35a…ガイド面
36a…油溝。

Claims (1)

  1. コーン面と同コーン面の周りに遊転自在に設けた内面に前記コーンと組み合う形状の摩擦面が形成されたシンクロナイザリングと、前記コーン面側に移動することによって前記シンクロナイザリングの摩擦面を前記コーン面に押し付けるスリーブと、前記スリーブが外周部に組込まれるとともに前記シンクロナイザリングの外周部を覆うように張り出すスリーブ受け部が設けられるシンクロハブと、を有し、前記シンクロナイザリングが前記コーン面と接近する方向へ並行に移動されると、同シンクロナイザリングの摩擦面が前記コーン面に押し付けられて回転速度差を同期させる摩擦同期機構と、
    前記シンクロナイザリングを前記コーン面から離れる方向へ付勢する付勢手段と、
    前記シンクロナイザリングと前記スリーブ受け部との間に介装されるボールを備え、前記付勢されるシンクロナイザリングを前記コーン面に触れずに該コーン面の軸心方向沿いにスライド自在に支持する支持機構と
    を具備したことを特徴とする同期装置。
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