JP3774108B2 - 光増幅中継器の監視方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光増幅中継器の監視制御に係わり、例えば、海中などに伝送路を敷設し比較的長距離間において光通信を行う場合に用いられる光増幅中継器の監視方式及び光増幅中継器の監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8から図11は従来の光増幅中継器の監視方式を示す説明図であり、図9は図8に示す光送信機の説明図、図10は図8に示す光増幅中継器の説明図、図11は図8に示す光受信機の説明図である。図8において101は光増幅中継器、102は光送信機、103は光受信機、104は伝送ファイバである。光増幅中継器101は伝送ファイバ104を介して光送信機102からの光信号を受け、その光信号を増幅して光受信機103側の伝送ファイバ104へ出力するものである。
【0003】
次に図8に示す光増幅中継器の監視方式の動作を図により説明する。まず、光送信機102の動作を図9により説明する。主信号回路105は伝送情報を示す主信号を出力し、副信号回路106は主信号に比して低速かつ小振幅の副信号を出力する。これら2つの信号は重畳され、変調器107はその多重化した信号を変調する。駆動回路108がその変調した信号に基づき半導体レーザ109を駆動して光信号を発生させる。発生した光信号は内部伝送ファイバ110を介して伝送ファイバ104(図8に示す)に送出される。
【0004】
なお、半導体レーザ109からの光信号は主信号が電気/光変換した主光信号と副信号が電気/光変換した副光信号を含む。すなわち、光信号は主信号で変調された上に、小さい変調度で低速の副信号が重畳された形の光波形となっている。
【0005】
また、副信号回路106からの副信号は各光増幅中継器101を構成する各部・各回路の監視のため、それらの状態通知を要求する動作指令である。副信号には各光増幅中継器101毎に予め決められた固有のアドレスコードの1つが付加され、動作させる光増幅中継器101を特定する。
【0006】
また、光送信機102は光増幅中継器101固有のアドレスコードを副信号に付加することにより特定の光増幅中継器101を動作させるが、その光増幅中継器101が指令内容を実行する時間及び応答にかかる時間を考慮し、複数の光増幅中継器101からの応答の光信号が重なることのないように適当な時間間隔をあけて他の光増幅中継器101に動作指令を送出する。
【0007】
次に各光増幅中継器101の動作を図10により説明する。光増幅中継器101は伝送ファイバ104(図8に示す)を介して光信号を受け、内部の入力ファイバ111に接続したカプラ112が光信号の一部を光/電気変換器121側に分岐する。なお、ほとんどの光信号はエルビウムドープトファイバ光増幅器113に入力される。
【0008】
次にエルビウムドープトファイバ光増幅器113に入力された光信号は、アイソレータ114を通過し、合波フィルタ115によりポンプ用レーザダイオード116からのポンプ光と結合され、エルビウムドープトファイバ117にて増幅されてアイソレータ118を通過する。カプラ119は光信号の一部を帰還制御用の情報として取り出す。なお、ほとんどの光信号は出力ファィバ120を介して伝送ファイバ104(図8に示す)に送出される。
【0009】
また、光/電気変換器121は入力した光信号を電気信号に変換して増幅器122に出力する。増幅器122はその電気信号を所定量増幅して低域フィルタ123に出力し、低域フィルタ123はその電気信号から副信号を検出して自局呼出識別部124に出力する。自局呼出識別部124は副信号に含まれるアドレスコードと自局のアドレスコードとを比較・識別し識別結果を識別制御回路125に出力する。
【0010】
次に識別制御回路125は自局呼出識別部124の識別結果がアドレスコード一致した場合、その動作指令を実行する。例えば、動作指令がレベル状態の通知の場合、自局識別制御回路125は符号化回路126と変調器127を動作させて各部のレベルが初期設定値に比してHiかLowかを示す監視情報を符号化し、変調してポンプ用レーザダイオード駆動回路128に出力する。
【0011】
次にポンプ用レーザダイオード駆動回路128は、変調器127からの変調信号に基づきポンプ用レーザダイオード116を駆動し、監視情報を含む応答光信号を兼ねたポンプ光を出力する。合波フィルタ115は伝送されてきた光信号とポンプ光とを結合し、エルビウムドープトファイバ117に出力する。
【0012】
以下、上述したようにエルビウムドープトファイバ117は応答光信号が重畳したポンプ光による光信号を増幅し、増幅した光信号は出力ファイバ120から伝送ファイバ104に送出される。
【0013】
また、カプラ119により取り出された光信号の一部を受けた光・電気変換器130はその光信号を電気信号に変換し、増幅器131はその電気信号を増幅して帰還制御回路(不図示)に出力する。
【0014】
次に光受信機103の動作を図11により説明する。光受信機103は伝送ファイバ104(図8に示す)を介して光増幅中継器101(図8に示す)からの光信号を受け、内部伝送ファイバ132を介して光/電気変換器133が光信号を電気信号に変換する。光信号には主信号の主光信号と応答信号の応答光信号とが含まれているので、それらはそれぞれ主電気信号と応答電気信号となる。
【0015】
次に増幅器134はそれら電気信号を所定量増幅する。増幅した主電気信号は主信号復調器135により主信号として復調される。また、低域フィルタ136が応答電気信号を取り出し、この応答電気信号を副信号復調器137が復調して監視情報を出力する。この監視情報は光増幅中継器101を運用するに際しての監視・制御のための情報として用いられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光増幅中継器の監視方式は以上のように、光増幅中継器は状態通知の要求があった場合に各部・各回路の状態を符号化して光受信機側に送出するが、例えば、温度制御に代表されるような所望の監視機能を実現するためには直截的な測定・制御の回路が必要となる。しかし、そのような回路を搭載すると中継器監視回路規模が大きくなり、装置が大型化するという問題点がある。
また運用期間中の特性の経時変化に対する利得変化や温度補償などについて、光増幅中継器内部の監視回路で閉じた制御系を構成しているため、陸側監視装置(不図示)などからの動作状態監視とその情報に基づく光増幅中継器の制御に適さないという問題がある。したがって光増幅中継器の長期間運用に耐え得る高信頼度化や運用期間中の各部・回路の特性の経時変化に対する利得安定化が難しいという欠点があった。
また、光増幅中継器から監視対象の状態を定量的に通知しようとすると情報量が大きくなり、応答の信号が主信号に悪影響を及ぼすおそれがあるという問題点がある。
また、光送信機から光増幅中継器に対して動作指令の後、指定された光増幅中継器が指令された動作を実行する時間や応答の光信号の到達時間などを考慮して、光ファイバ104中の光信号に副光信号や応答光信号が多々存在することがないように適当な間隔をあけて次の動作指令を送出しなければならず、作業が効率的にできなかった。
【0017】
この発明の光増幅中継器の監視方式及び監視方法は以上のような問題点を解消するためになされたもので、光増幅中継器の監視対象個々の特性を考慮した動作監視ができ、信頼性向上が図れる光増幅中継器の監視方式及び監視方法を得ること。また長期間の運用における監視対象個々の特性の経時変化に対する利得安定化や温度補償ができ、高信頼度化が図れる光増幅中継器の監視方式及び監視方法を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明の光増幅中継器の監視方式は、所定の監視対象の状態通知を指示する動作指令が含まれた光信号を出力する光送信機前記所定の監視対象を有し、光ファイバを介して前記光信号を受け、前記動作指令に対する前記所定の監視対象の状態を示す応答コードが含まれた応答光信号を出力する光増幅中継器前記動作指令に対する前記所定の監視 対象の状態を外部測定器により測定して得た測定情報と当該動作指令に対する前記応答光信号に含まれる前記応答コードとの関係を、前記所定の監視対象の監視情報を演算する関係式として予め記録する記録部、前記光受信機の受けた応答光信号に含まれる前記応答コード及び前記記録部の記録した前記関係式に基づき前記監視情報を数値化する演算部、及びこの演算部の数値化した前記監視情報を出力する演算結果出力部を有する情報処理装置とを備えものである。
【0019】
この発明の光増幅中継器の監視方式は、応答光信号は光増幅中継器の周囲温度の測定情報を含み、記録部は、複数の前記周囲温度に伴った所定の監視対象の状態を測定して得た測定情報と応答コードと関係を示す関係式を前記周囲温度にそれぞれ対応して予め複数記憶し、演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記光受信機の受信した応答光信号に含まれる周囲温度に基づき前記監視情報を数値化するものである。
【0020】
この発明の光増幅中継器の監視方式は、記録部は、所定の監視対象の時間経過に伴った測定情報と応答コードとの変動に対応した複数の関係式を予め記憶し、演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記所定の監視対象の時間経過に基づき前記監視情報を数値化するものである。
【0021】
この発明の光増幅中継器の監視方式は、光増幅中継器は光送信機と光受信機との間に光ファイバを介して複数設けられ、記録部は、前記複数の光増幅中継器それぞれに個別に測定された測定情報に基づく複数の関係式を予め記録し、演算部は、前記複数の関係式から所定の監視対象に対応する関係式に基づき監視情報を数値化するものである。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の光増幅中継器の監視方式及び監視方法の一実施の形態を説明する。図1は実施の形態1による光増幅中継器の監視方式を示す説明図、図2は図1に示す光増幅中継器サブモジュールのブロック構成図、図3は図1及び図2に示す光増幅器の説明図である。図において、図8乃至図11と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図1において、1,2は例えば陸上側線路監視装置(不図示)などの端局装置であり、それぞれ複数の光送信機、複数の光受信機を有して上り/下りの双方向光通信を行う。この実施の形態1では2系統の双方向光通信を行うものである。
【0026】
なお、便宜上、図中左から右への通信を上り、右から左への通信を下りとする。また、光送信機102aから光受信機103bに至る上りと光送信機102bから光受信機103aに至る下りの双方向光通信を第1光通信系と称し、光送信機102cから光受信機103dに至る上りと光送信機102dから光受信機103cに至る下りの双方向光通信を第2光通信系と称する。
【0027】
図1において、102a〜102dは光送信機であり、図に示す光送信機102と同様に構成され、同様の機能を有する。なお、光送信機102a〜102dは各光増幅中継器5に対し、各光増幅中継器サブモジュール8,9毎に予め決められた固有のアドレスコードを副信号に含めて送出し、各光増幅中継器サブモジュール8,9毎に所定の監視対象の状態通知要求などの動作指令を送出する。
【0028】
また、103a〜103dは光受信機であり、図に示す光受信機103と同様に構成され、同様の機能を有する。
【0029】
また、104aは光ファイバペアであり、第1光通信系の上り/下り光伝送ファイバ104により構成されている。104bは光ファイバペアであり、第2光通信系の上り/下り伝送ファイバ104により構成されている。
【0030】
また、3,4は情報処理装置であり、それぞれ端局装置1,2に接続されている。情報処理装置3,4はそれぞれ記録部3a,4a、演算部3b,4b、演算結果出力部3c,4cを有している。
【0031】
また、記録部3a,4aは所定の監視対象毎に求められた所定の関係式(以下、同定式と称す)を複数記録している。これら同定式は情報収集用の光通信試験システム(図5に示す)により予め各監視対象個別の特性データを収集して求められたもので、光送信機102aからの動作指令に応じた光増幅中継5の動作時に監視対象を外部測定器により測定した測定情報と、その動作時の光増幅中継器5からの符号化した応答コードとを対応させ、各監視対象の状態を定量的に把握できるようにしたものである。
【0032】
また、演算部3b,4bは応答コードを同定式により変換し、各監視対象を定量的に把握可能な監視情報とする。
【0033】
また、演算結果出力部3c,4cは演算部3b,4bからの運用時の監視情報を出力する。
【0034】
また、5は光増幅中継器であり、伝送ファイバ104上を伝送することにより減衰する光信号を増幅して出力するものである。この実施の形態1では便宜上、光増幅中継器5を2つ図示しているがそれに限定するものではなく、端局装置1,2間の距離に応じて必要な数設ければ良い。
【0035】
また、6a,6bは光増幅器であり、6aは上り伝送路用の光増幅器、6bは下り伝送路用の光増幅器である。
【0036】
また、7は監視制御モジュールであり、自局が属する光増幅中継器サブモジュール8(9)毎に予め決められた固有のアドレスコードを記録している。また、監視制御モジュール7は光増幅器6a,6bを制御・監視する。
【0037】
また、8,9は光増幅中継器サブモジュールであり、それぞれ光増幅器6a,6b、監視制御モジュール7を含む。光増幅中継器サブモジュール8は第1光通信系に接続し、光増幅中継器サブモジユール9は第2光通信系に接続している。10は光増幅中継器の監視方式であり、上述の符号1〜9を付した構成及び符号104a,104bを付した構成を含む。
【0038】
図2において、11は変調・復調部であり、光/電気変換器121(図3に示す)からの電気信号を復調して監視制御部12に出力すると共に応答コードなどを含む応答信号を変調する。
【0039】
また、12は監視制御部であり、制御プログラムを記憶した記憶部(不図示)や演算処理部(不図示)などを有し、演算処理部と周辺回路(不図示)の初期化、周辺回路の監視情報の記憶、演算処理部への入出力制御及び応答コードの出力制御などの機能を有する。
なお、監視制御モジュール7は符号11、12及び符号128を付した構成を含む。
【0040】
図3において、138〜140は波長分割多重カプラ(以下、WDMカプラと称す。)であり、光信号の分割や結合を行う。
【0041】
次に動作を図4及び図1〜3により説明する。図4は光増幅中継器の監視方法のフロー図である。まず監視方法の概略を図4により説明すると、端局装置1の光送信機102aは、図8に示す光送信機102と同様に特定の光増幅中継器5の光増幅中継器サブモジュール8又は9固有のアドレスコードと動作指令とを含む副信号を情報伝送用の主信号に重畳して送出する(ステップS1)。
【0042】
次に光送信機102aからの光信号に含まれるアドレスコードと自局のアドレスコードとが一致した光増幅中継器5は、図8に示す光増幅中継器101と同様に動作指令の内容を実行して応答光信号を含む光信号を上り/下りの伝送ファイバ104に同時に送出する(ステップS2)。
【0043】
次に端局装置1の光受信機103は、図8に示す光受信機103と同様に応答光信号に含まれる応答コードを抽出して情報処理装置3に出力する(ステップS3)。
【0044】
次に端局装置1の情報処理装置3の演算部3bは、光増幅中継器5からの自局を示すアドレスコードと動作指令の内容とを示すコードに基づき、記録部3aから適合する同定式を抽出し、その同定式により応答コードを数値化して監視情報とする(ステップS4)。
【0045】
次に情報処理装置3の演算結果出力部3cは演算部3bにより数値化した監視情報をモニタ(不図示)又は上位装置(不図示)などへ出力する(ステップS5)。
【0046】
次に各ステップにおける各部の動作を図1〜図3により詳細に説明する。まずステップS1の動作について、光送信機102a(図1に示す)は図8に示す光送信機102と同様に、情報伝送用の主信号にこの主信号に比して低速かつ小振幅の副信号を重畳した信号を光信号に変換して伝送ファイバ104(図1に示す)に送出する。
【0047】
なお、端局装置1(2)からの動作指令には例えば、監視制御部12への初期設定、各監視制御部12への事前設定、監視対象の特性信号の抽出又は測定指示、監視対象の状態情報の読み出し指示及び初期化を含む保守動作処理等などがあるが、説明の都合上、動作指令はポンプ用レーザダイオード116の出力パワーの測定指示であり、副信号に含まれるアドレスコードは光増幅中継器サブモジユール8のアドレスコードとする。すなわち、端局装置1から光増幅中継器サブモジユール8のポンプ用レーザダイオード116の出力パワー測定を指示した場合について説明する。
【0048】
次にステップS2における各部の動作を図2又は図3により詳細に説明する。光増幅中継器5のWDMカプラ138は入力ファイバ111を介して光信号を受け、その光信号の一部を光/電気変換器121側に分岐し、ほとんどの光信号をエルビウムドープトファイバ117側に進行させる。
【0049】
次にWDMカプラ139は光信号とポンプ用レーザダイオード116からのポンプ光(後述の応答光信号を兼ねる。)とを結合し、エルビウムドープトファイバ117がそれらを増幅して出力する。その増幅した光信号はアイソレータ118を通過し、WDMカプラ140により一部が帰還制御用の情報として取り出されてほとんどが出力ファィバ120を介して伝送ファイバ104に送出される。
【0050】
また、光/電気変換器121はWDMカプラ138からの光信号を電気信号である受信信号01に変換して変調・復調部11(図2に示す)に出力する。
【0051】
次に、変調・復調部11は増幅器(不図示)により受信信号01を所定量増幅すると共にフィルタ(不図示)により受信信号01から副信号を検出してそれをデタル化し、ビットシリアルのデジタルデータの符号化受信信号02を監視制御部12に出力する。
【0052】
なお、変調・復調部11は内蔵のクロック生成回路(不図示)により受信信号01からクロックを抽出し、PLL回路(不図示)を通して固定して適当に分周・逓倍加工し返信用サブキャリアとする。また、変調・復調部11は受信信号01から抽出したクロックを示すクロック信号03を監視制御部12に出力する。このクロック信号03は監視制御部12内で演算用基準クロックとして用いられる。
【0053】
次に監視制御部12は符号化受信信号02を受け、それに含まれるアドレスコードと自局のアドレスコードとを照合し、両者が一致した場合、自局への動作指令と判断する。
【0054】
次に監視制御部12は自局への動作指令と判断した場合、記憶部(不図示)に記憶した制御プログラムに従って、演算処理部(不図示)が符号化受信信号02に含まれる動作指令の内容を解読する。
【0055】
次に監視制御部12が解読結果に基づき、この場合上述の通りポンプ用レーザダイオード116の出力パワー測定を指示する監視対象選択信号04を変調・復調部11に出力する。
【0056】
次に変調・復調部11は監視対象選択信号04を受け、フォトデテクタ129が出力するポンプ用レーザダイオード116の光出力の検出信号をフィードバック情報09としてポンプ用レーザ駆動回路128を介して受ける。次に変調・復調部11はそのフィードバック情報09に基づき測定データ信号05を制御監視部12に出力する。
【0057】
次に監視制御部12はアナログ信号の測定データ信号05をA/D変換器(不図示)によりデジタルデータ化すると共に所望の演算を施し符号化した16進数の応答コードとする。
【0058】
また、監視制御部12は応答コードと動作指令の内容を示すコードと自局のアドレスコードとを含むビットシリアルな応答信号06を変調・復調部11に出力する。なお、監視制御部12は必要に応じて応答コードなどを記憶部(不図示)に格納しておく。
【0059】
次に変調・復調部11は応答信号06を受信信号01より生成したクロックに基づき変調し、変調出力07をポンプ用レーザーダイオード駆動回路128に出力する。
【0060】
次にポンプ用レーザーダイオード駆動回路128は変調出力07に基づく駆動電流08により上りと下りの光増幅器6a,6bそれぞれのポンプ用レーザダイオード116を駆動する。これにより、ポンプ用レーザダイオード116は応答信号06の内容を含む応答光信号兼増幅用のポンプ光を出力する。
【0061】
次にWDMカプラ139はポンプ用レーザダイオード116が生成するポンプ光を伝送してきた光信号に結合して応答光信号が重畳した光信号とする。
【0062】
次にエルビウムドープトファイバ117はその光信号を増幅する。その増幅した光信号はアイソレータ118を通過し出力ファイバ120を介して上りと下りの双方向の伝送ファイバ104に送出される。
【0063】
なお、応答光信号を重畳した光信号を上りと下りの双方向の伝送ファイバ104に送出するので、動作指令を送出した側の端局装置1の光受信機103がその光信号を受信できる。したがって動作指令に対する応答の到着に基づき次の動作指令を送出することができ、従来の光増幅中継器の監視方式(図8に示す)のように次の動作指令を送出するまでの待ち時間に曖昧さがなくなり、効率的に作業することができる。
【0064】
次にステップS3(図4に示す)における各部の動作を図1により説明する。端局装置1の光受信機103は応答光信号が重畳した光信号を受信する。光受信機103a(103b)は図1に示す光受信機103と同様に受信した光信号を電気信号に変換し、主光信号が電気変換した主電気信号と応答光信号が電気変換した副電気信号とをそれぞれ主信号復調器135(図11に示す)、副信号復調器137(図11に示す)により復調する。光受信機103aは副信号復調器137により復調した応答コードと動作指令の内容を示すコードと光増幅中継器サブモジュール8を示すアドレスコードとを情報処理装置3に出力する。
【0065】
次にステップS4,S5における各部の動作を図1により説明する。まず、ステップS4において、情報処理装置3の演算部3bは、光受信機103aからの動作指令の内容を示すコードと応答した光中継器サブモジュール8を示すアドレスコードとにより、記録部3aに記録した複数の同定式から該当するものを抽出する。
【0066】
この場合、情報処理装置3は光増幅中継器サブモジュール8のポンプ用レーザダイオード116の出力パワーを推定するための同定式を抽出する。次に情報処理装置3は応答コードを同定式に代入して出力パワーを数値化(dBm又はWなどの単位)する。
【0067】
次にステップS5において、演算結果出力部3cは演算部3bからの数値を監視情報としてモニタ装置(不図示)や印字プリントあるいは上位装置(不図示)に出力する。
【0068】
次に記録部3a,4aに記録する同定式の求め方について図により説明する。図5は同定式を求めるための光通信試験システムを示す説明図、図6は図5に示す光増幅中継器サブモジュールの説明図、図7は利得特性の同定結果を示す説明図である。図において図1〜図4又は図8〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。15はコントローラであり、各光増幅中継器5の監視対象毎の特性データを収集するためのマン−マシンインタフェースを行う。16は記録装置であり、試験により得られる監視対象毎の特性データを記録する。17,18は端局試験装置であり、それぞれ光送信機102a,102b、光受信機103a,103b、コントローラ15及び記録装置16を含む。19は給電装置であり、給電ライン19aを介して光増幅中継器サブモジユール8に電力を供給する。なお、給電ライン19aは端局装置1,2(図1に示す)から各光増幅中継器5へ縦列に給電される給電ライン(不図示)を摸している。20は光通信試験システムであり、上述の符号15〜19を付した構成及び符号5、104を付した構成を含む。
【0069】
次に光通信試験システム20の動作を図5又は図6により説明する。例えば、ポンプ用レーザダイオード116(図3に示す)の出力パワーについて同定式を得ようとする場合、まず、端局試験装置17のコントローラ15から光増幅中継器サブモジュール8に搭載したポンプ用レーザダイオード116の出力パワーの測定を指示する動作指令を含む光信号を送出するように光送信機102aに指示する。これにより光送信機102aからその旨の光信号が伝送ファイバ104を介して光増幅中継器5に送出される。
【0070】
次に光増幅中継器5の変調・復調部11及び監視制御部12は図2に示す変調・復調部11及び監視制御部12と同様に動作してポンプ用レーザダイオード116の出力パワーを測定し、ポンプ用レーザダイオード駆動回路128を動作させて応答コードを含む応答光信号を端局試験装置17,18(図5に示す)に送出する。
【0071】
次に端局試験装置17,18の光受信103は図8に示す光受信103と同様に応答コードと動作指令の内容を示すコードと光増幅中継器サブモジュール8を示すアドレスコードとを出力する。
【0072】
ここで、光増幅中継器5の変調・復調部11及び監視制御部12がポンプ用レーザダイオード116の出力パワーを測定している際に、外部測定器(不図示)によりポンプ用レーザダイオード116の出力パワーを測定する。これにより、光増幅中継器5からの応答コードと外部測定器により測定した実測物理量との2種類のデータを得ることができる。
【0073】
なお、ポンプ用レーザダイオード116の出力パワーの測定は、フォトデデクタ129と同様のフォトデデクタを備えた外部測定器によりその光出力を検出して行う。
【0074】
また、試験にあたっては、光増幅中継器5の周辺温度を一定に保ち、給電装置19から光増幅中継器サブモジュール8に給電する給電ライン19aの給電電流を所定範囲内で小、中、大と変化させる。ポンプ用レーザダイオード駆動回路128は給電量に応じてポンプ用レーザダイオード116に供給する駆動電流が変化するので、給電装置19からの給電電流の変化に応じたその時々の応答コードと測定情報とをデータとして収集できる。
【0075】
さらに、温度変動に対応するために、光増幅中継器5の周辺温度を所定範囲内で上下変動させて、その時々に給電装置19から光増幅中継器サブモジュール8に給電する給電ライン19aの給電電流を所定範囲内で小、中、大と変化させて、その時々の応答コードと測定情報とをデータとして収集する。
【0076】
次にそれら応答コードと測定情報との関係を求める。図7は特性の同定結果を示す説明図である。図7において横軸は応答コード、縦軸は実測物理量情報(変換値)を示し、点線は光増幅中継器5の周囲温度を上方にδ度変動させた時の同定結果、一点鎖線は同下方にδ度変動させた時の同定結果を示す。
【0077】
まず、図7に示すように給電装置19からの大、中、小の給電量に応じて測定情報を縦軸y、応答結果である応答コードを横軸xとしたx−y平面にプロットしてA,B,Cの3点で表わし、それらからの距離自乗和を最小とする最小自乗近似により、傾きをa,切片をbとした1次関数であるy=ax+bを得る。但しa,bは定数、切片bは周囲温度により異なる。この1次関数より応答コードと測定情報との関係が得られる。
【0078】
次に同様の手順で全ての光増幅中継器サブモジュールのポンプ用レーザダイオード116毎の出力パワーについて同定式を求め、それぞれの同定式を光増幅中継器サブモジュール固有のアドレスコードに関連させて記録装置16に記録する。
【0079】
次に、記録装置16に記録した各ポンプ用レーザダイオード116毎の同定式を情報処理装置3,4(図1に示す)の記録部3a,4aに移し変えて記録する。これにより、運用時に演算部3b,4bが記録部3a,4aに記録した同定式y=ax+bに応答コードとして得られるxを代入して出力パワーyを得ることができ、すなわち出力パワーを定量的に数値化した監視情報を得ることができ、ある程度の特性ばらつきを有する各光増幅中継器5内部の監視対象の状態を個別に、従来のものよりも高精度に監視ひいては制御することができる。
【0080】
なお、詳細な説明は省略するが、この実施の形態1による光増幅中継器の監視方式及び監視方法においては、運用時には光増幅中継器5の周囲温度を上下にδ度変動させて得たデータから求めた同定式y’=a’+b,y”=a”+b(図7に示す)を用いて周囲温度にも対応する。この場合、応答光信号中に周囲温度の測定情報を含めておき、周囲温度の測定情報を演算部3b,4bの同定式選択のパラメータとしている。
【0081】
また、この実施の形態1による光増幅中継器の監視方式及び監視方法においては、記録部3a,4aに記録する同定式は上述のポンプ用レーザダイオード116の出力パワーの他に、例えば、ポンプLD用レーザダイオード116へのバイアス電流、光・電気変換器121得られる入力ファイバ111の入力パワー及び光/電気変換器130を通して得られる出力ファイバ120の出力パワー等などについても同様に光通信試験システム20を用いてそれぞれの応答コードと測定情報を収集して同定式を求めて記録装置16に記録した後、記録部3a,4aに移し変えて記録する。
【0082】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方式によれば、所定の監視対象の状態通知を指示する動作指令を光信号に含めて出力する光送信機102a〜102d、伝送ファイバ104を介して光信号を受け動作指令に基づき応答コードを含む応答光信号を出力する光増幅中継器5、伝送ファイバ104を介して応答光信号を受ける光受信機103a〜103d、この光受信機103a〜103dが受けた応答光信号に含まれる応答コードを同定式により数値化して出力する情報処理装置3,4とを備え、情報処理装置3,4は予め動作指令に対応した光増幅中継器5の動作時における所定の監視対象を測定して得た測定情報に応答コードを関連付けた同定式を記録する記録部3a,4a、応答コードを同定式により数値化する演算部3b,4b、この演算部3b,4bの演算結果を出力する演算結果出力部3c,4cを有するので、高精度に動作状態を監視することができ、その後の対応をより正確に行うことができる。
【0083】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方式によれば、同定式は光増幅中継器5の周囲温度変化に伴った所定の監視対象の測定情報と応答コードとの変動に対応して求められているので、運用期間中の光増幅中継器5周囲温度変動に伴い監視対象の特性の温度補償を行うことができ、より高精度に監視することができる。
【0084】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方式によれば、光増幅中継器5が監視対象の状態を応答コードとして符号化したものを送出するので光信号中における応答光信号の情報量を比較的少なくでき、主信号に悪影響を及ぼさなくて済む。
【0085】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方式によれば、光海底中継器5から上り/下り双方向に応答するので、動作指令をした端局装置1(2)側が応答の到着に基づき次の動作指令を出すことができ、従来のように動作指令の複信号が光信号中に多々存在して主信号に悪影響が生じないように動作指令の間隔を不必要なほど十分にあけなくて済み、作業を効率的にできる。
【0086】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方式によれば、光増幅中継器5は光送信機102a〜102dと光受信機103a〜103dとの間に伝送ファイバ104を介して複数設けられ、情報処理装置3,4は複数の光増幅中継器5それぞれに適用する複数の同定式を記録部3a,4aに記録しているので、各監視対象毎に定量的な情報を出力することができ高精度に監視できる。
【0087】
この実施の形態1の光増幅中継器監視方法によれば、所定の監視対象の状態通知を指示する動作指令に対応した光増幅中継器5の動作時に所定の監視対象を外部測定器により測定して得た測定情報と、光増幅中継器5が出力する応答コードとを関連付けた同定式を予め記録部3a,4aに記録し、同定式により運用時に得られる応答コードを数値化する光増幅中継器5の監視方法であって、光送信機102a〜102dから光ファイバ104を介して動作指令を光増幅中継器5に伝送するステップ、光増幅中継器5からの応答コードを同定式により数値化するステップとを備えたので、高精度に動作状態を監視することができ、その後の対応をより正確に行うことができる。
【0088】
この発明の光増幅中継器の監視方法によれば、同定式は光増幅中継器5周囲の温度変化に伴った所定の監視対象の測定情報と応答コードとの変動に対応して求められているので、運用期間中の光増幅中継器5周囲温度変動に伴い監視対象の特性の温度補償を行うことができ、より高精度に監視することができる。
【0089】
なお、この実施の形態1では複数の光増幅中継器5の監視対象毎に同定式を求め、それぞれの応答コードを数値化しているが、これは中継器構成の個々の部品特性のばらつきを同定式によって吸収し、中継器個々の特性に応じた柔軟な制御を可能としている点が特徴である。また、監視対象の特性があまり大差ない部分についてはそれぞれの同定式を記録部3a,4aに記憶しなくとも良く、例えば同じ伝送路間の光増幅中継器5の監視対象には平均化した同定式を適用するようにしても良い。この場合、記録部3a,4aのメモリ容量を削減できる。
【0090】
実施の形態2.
この発明の光増幅中継器監視方式及び監視方法の他の態様を説明する。この実施の形態2は各監視対象の同定式について時間経過をパラメータとして加えるものである。この時間経過に伴う同定式を求めるには、通信試験システム20(図5に示す)にて多数の試料を用いて周囲温度や印加する電圧を運用時より過酷な条件に設定して所定の特性試験を行うなどのいわゆる長期信頼性試験又は加速試験を行う。これにより監視対象の時間経過に伴う測定情報/応答コードの同定式を求め、その同定式を記録部3a,4aに移し変えて記録する。運用時には情報処理装置3,4が内部クロック(不図示)により時間経過を把握しつつ最適な同定式を選択すれば良い。
【0091】
例えば、ポンプ用レーザダイオード116の出力パワーは、一般的に時間経過とともに劣化する傾向にあり、時間経過に応じた同定式を用いることにより高精度に監視することができる。
【0092】
この実施の形態2によれば、光増幅中継器5を構成する監視対象である各部、各回路のの特性の経時変化に対しても考慮した同定式を用いて監視するので、長期間の運用に耐え得る高信頼度化が図れ、ひいてはその数値を基に運用期間中の光増幅中継器5特性の経時変化に対する利得安定化を図ることができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の光増幅中継器の監視方式によれば、所定の監視対象の状態通知を指示する動作指令が含まれた光信号を出力する光送信機前記所定の監視対象を有し、光ファイバを介して前記光信号を受け、前記動作指令に対する前記所定の監視対象の状態を示す応答コードが含まれた応答光信号を出力する光増幅中継器、光ファイバを介して応答光信号を受ける光受信機前記動作指令に対する前記所定の監視対象の状態を外部測定器により測定して得た測定情報と当該動作指令に対する前記応答光信号に含まれる前記応答コードとの関係を、前記所定の監視対象の監視情報を演算する関係式として予め記録する記録部、前記光受信機の受けた応答光信号に含まれる前記応答コード及び前記記録部の記録した前記関係式に基づき前記監視情報を数値化する演算部、及びこの演算部の数値化した前記監視情報を出力する演算結果出力部を有する情報処理装置とを備えので、光増幅中継器の監視対象の特性を考慮した動作監視ができ、信頼性向上が図れる光増幅中継器の監視方式を得ることができる。
【0094】
この発明の光増幅中継器の監視方式によれば、応答光信号は光増幅中継器の周囲温度の測定情報を含み、記録部は、複数の前記周囲温度に伴った所定の監視対象の状態を測定して得た測定情報と応答コードとの関係を示す関係式を前記周囲温度にそれぞれ対応して予め複数記憶し、演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記光受信機の受信した応答光信号に含まれる周囲温度に基づき前記監視情報を数値化するので、監視対象の特性の温度補償ができ、高信頼度化が図れる。
【0095】
この発明の光増幅中継器の監視方式によれば、記録部は、所定の監視対象の時間経過に伴った測定情報と応答コードとの変動に対応した複数の関係式を予め記憶し、演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記所定の監視対象の時間経過に基づき前記監視情報を数値化するので、長期間における監視対象の特性の経時変化に対する利得安定化ができ、高信頼度化が図れる。
【0096】
この発明の光増幅中継器の監視方式によれば、光増幅中継器は光送信機と光受信機との間に光ファイバを介して複数設けられ、記録部は、複数の光増幅中継機器それぞれに個別に測定された測定情報に基づく複数の関係式を予め記録し、演算部は、前記複数の関係式から所定の監視対象に対応する関係式に基づき監視情報を数値化するので、光増幅中継器の監視対象個々の特性を考慮した動作監視ができ、信頼性向上が図れる。
【0097】
【0098】
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光増幅中継器の監視方式及び監視方法を示す説明図である。
【図2】 図1に示す光増幅中継器サブモジュールの説明図である。
【図3】 図2に示す監視制御モジュール及び光増幅器の説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による光増幅中継器の監視方法を示すフロー図である。
【図5】 この発明の光通信試験システムを示す説明図である。
【図6】 図5に示す光増幅中継器サブモジュールの説明図である。
【図7】 図5に示す光通信試験システムによる試験結果の説明図である。
【図8】 従来の光増幅中継器の監視方式を示す説明図である。
【図9】 図8に示す光送信機の説明図である。
【図10】 図8に示す光増幅中継器の説明図である。
【図11】 図8に示す光受信機の説明図である。
【符号の説明】
1,2 端局装置、 3,4 情報処理装置、 3a,4a 記録部、 3b,4b 演算部、 3c,4c 演算結果出力部、 5 光増幅中継器、 6a,b 光増幅器、 7 監視制御モジュール、 8,9 光増幅中継器サブモジュール、 10 光増幅中継器の監視方式、 11 変調・復調部、 12 監視制御部、 15 マン−マシンインタフェース部、 16 記録装置、 17,18 端局試験装置、 19 給電装置、 19a 給電ライン、 20 光通信試験システム、 102a〜102d 光送信機、 103a〜103d光受信機、 104 光ファイバ。

Claims (4)

  1. 所定の監視対象の状態通知を指示する動作指令が含まれた光信号を出力する光送信機
    前記所定の監視対象を有し、光ファイバを介して前記光信号を受け、前記動作指令に対する前記所定の監視対象の状態を示す応答コードが含まれた応答光信号を出力する光増幅中継器
    光ファイバを介して前記応答光信号を受ける光受信機
    前記動作指令に対する前記所定の監視対象の状態を外部測定器により測定して得た測定情報と当該動作指令に対する前記応答光信号に含まれる前記応答コードとの関係を、前記所定の監視対象の監視情報を演算する関係式として予め記録する記録部、
    前記光受信機の受けた応答光信号に含まれる前記応答コード及び前記記録部の記録した前記関係式に基づき前記監視情報を数値化する演算部、
    及びこの演算部の数値化した前記監視情報を出力する演算結果出力部を有する情報処理装置とを備え
    ことを特徴とする光増幅中継器の監視方式。
  2. 応答光信号は光増幅中継器の周囲温度の測定情報を含み、
    記録部は、複数の前記周囲温度に伴った所定の監視対象の状態を測定して得た測定情報と応答コードとの関係を示す関係式を前記周囲温度にそれぞれ対応して予め複数記憶し、
    演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記光受信機の受信した応答光信号に含まれる周囲温度に基づき前記監視情報を数値化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光増幅中継器の監視方式。
  3. 記録部は、所定の監視対象の時間経過に伴った測定情報と応答コードとの変動に対応した複数の関係式を予め記憶し、
    演算部は、前記記録部に記録した前記複数の関係式、前記応答コード及び前記所定の監視対象の時間経過に基づき前記監視情報を数値化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光増幅中継器の監視方式。
  4. 光増幅中継器は光送信機と光受信機との間に光ファイバを介して複数設けられ、
    記録部は、前記複数の光増幅中継機器それぞれに個別に測定された測定情報に基づく複数の関係式を予め記録し、
    演算部は、前記複数の関係式から所定の監視対象に対応する関係式に基づき監視情報を数値化する
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の光増幅中継器の監視方式。
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