JP3771807B2 - オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置 - Google Patents
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Description
本発明は、オーディオ信号の再生に係り、特にオーディオ信号を変調させて再生できるオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
変調やミキシングなどの種々のオーディオ信号加工技術は、現代の音楽産業において一般的に行われている。その中でも、電子的な音響効果を得るための一般的な音楽演奏技術であるリミキシング技法は、たとえばテクノやヒップホップなどの新しいジャンルの音楽を創造するために広く用いられている。
【0003】
リミキシング技法とは、再生速度及び/又は再生方向を人為的に操作して変調した曲を、通常の再生速度、再生方向で再生する曲と、同時に再生する方法である。
例えば、LP(Long-Playing)レコードを各々搭載した二台のターンテーブルを駆動させて二つの曲を同時に再生する場合、ディスクジョッキーが二台のターンテーブルのうちの一方のターンテーブルの回転速度及び回転方向を人為的に操作して可変させると、元の曲から変調された曲が生成される。
このとき、変調された曲を、正常な再生速度及び再生方向でターンテーブルを回転させて再生した変調されていない曲にミキシングすると、リミキシングされた曲が得られる。ここで、正常な再生方向とは、レコードの通常の再生方向を意味する。このようなターンテーブルの再生速度及び再生方向を変える操作を行うことをスクラッチング技法という。
【0004】
このように、従来のリミキシング装置でのリミキシング技法、LPレコード用ターンテーブルを用いるため、次のような問題点を持つ。
第一に、LPレコードを搭載し、通常一定の速度で回転するターンテーブルの回転速度を強制的に変える過程で、オーディオ信号を記録したレコードとオーディオ信号を読み出す判読用針とが接触し続けるため、音質を格段に低下させ、判読用針の寿命を短縮させるという問題。さらに、LPレコードに収録された情報を失う可能性があるという問題。また、ターンテーブルの回転速度を速くしすぎると、判読用針が現在判読中のレコードの溝からから外れてしまうという問題である。
【0005】
第二に、急速にLPレコードに取って代わりつつあるコンパックディスク(CD:Compact Disc)記録媒体、テープ又はメモリなどに記録された曲をリミキシングできないという問題である。例えば、従来のリミキシング装置を用いて、例えばCDなどの記録媒体に記録された曲を、LPレコードに記録された他の曲とをリミキシングしようとすると、CDに記録された曲をLPレコードに一旦復刻しなければならないという面倒さがある。
【0006】
これら問題点を解決する一般的なオーディオ信号処理装置としては、スイスのアンドレ・リックリー(Andre Rickli)が開示した、「オーディオ信号のためのデジタル処理装置(Digital Processing Device for Audio Signal)」(国際出願番号第WO 09701168号)という装置がある。
そのオーディオ信号処理装置では、モータにより設定された速度で回転する回転円板の回転速度及び回転方向についての情報を検出し、検出したこれらの情報をセンサを通じて読み取る。そして、この読み取られた情報に基づいてオーディオ信号の再生を制御する。
【0007】
しかし、このような従来のオーディオ信号処理装置は、情報を得るためにアナログLPターンテーブル又はLPターンテーブルと類似した回転円板を用いるため、回転円板を駆動させるための機械的な駆動部を必要とする。従って、機械的な駆動部を持つ従来のオーディオ信号処理装置は小型化する上で不利であり、その製作コストが高いという問題点を持つ。また、デジタルオーディオ信号が高い解像度を持つ場合、使用者はデジタルオーディオ信号のサンプリング率に合わせてリミキシング作業を行えないという問題点を持つ。
【0008】
さらに、従来のオーディオ信号処理装置及びリミキシング装置は、回転円板を用いるため、次のような問題点を持つ。
第一に、回転円板の慣性質量により、回転速度を微細に調整できないという問題。
第二に、回転円板の1次元的な軌跡(ここで、1次元的な軌跡とは、判読用針が位置した地点と回転円板の中心との間の距離を半径として持つ円の円周に該当する)上で得た情報を用いて回転速度及び回転方向だけを変調できるだけであって、オーディオ信号を様々に変調できないという問題である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする第1目的は、オーディオ信号の再生速度、再生方向又は再生音圧などの再生因子のうち少なくとも一つ以上においてオーディオ信号を変調させて再生できるオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置を提供するところにある。
【0013】
前記第1目的を達成するために、本発明のオーディオ再生装置は、オーディオ再生部と、軌跡検出部と、再生制御部と、信号処理部とを備えるオーディオ再生装置であって、前記オーディオ再生部は、第1記録媒体を再生してオーディオ信号を出力し、前記軌跡検出部は、回転円板と、記録媒体と、接触部と、アナログ・デジタル変換部と信号処理部とを備え、軌跡座標信号を生成し、前記軌跡座標信号を前記再生制御部に出力し、前記回転円板は、第2記録媒体を載置すると共に、使用者の操作に応じて回転可能とし、前記第2記録媒体は、周期的に設けられた所定数の凹凸を持つサウンドグローブを表面に螺旋状に備え、前記接触部は、サウンドグローブに接触して凹凸に基づくアナログ信号を出力し、前記アナログ・デジタル変換部は、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力し、前記再生制御部は、前記軌跡座標信号に基づいて再生制御信号を生成し、前記信号処理部は、前記再生制御信号に基づいてオーディオ信号を変調出力することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置1の構成及び動作を添付図面を適宜参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明のオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置1のブロック図である。
このオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置(以下、オーディオ再生装置という)1は、再生制御部10及びオーディオ再生部20より構成される。
このオーディオ再生装置1の再生制御部10は、本オーディオ再生装置1の使用者又は演奏者(以下、操作者という)の操作に応じて可変となる第1変位値及び/又は第2変位値を分析して再生制御信号を生成し、生成した再生制御信号をオーディオ再生部20へ出力する。
ここで、前記第1変位値はオーディオ信号の再生速度や再生方向を、前記第2変位値はオーディオ信号の音圧をそれぞれ変調させるものである。
【0019】
本発明のオーディオ再生装置1の再生制御部10は、軌跡検出部6及び再生制御信号生成部8を備えている(図1参照)。
再生制御部10の軌跡検出部6は、操作者により操作され、当該操作に基づいて検出した第1変位値及び/又は第2変位値からなる軌跡座標信号を、再生制御信号生成部8へ出力する。
この軌跡検出部6としては、タッチパッド、第1マウス、第2マウスと回転円板との組み合わせ、又はジョグシャトルダイヤルなどが適宜利用可能である。
【0020】
図2(a)乃至図2(c)は、この再生制御部10として好適な態様を説明した図である。
図2(a)の再生制御部10Aは、軌跡検出部6として十字状のマーク34を持つタッチパッド6A、変換操作キー30,32を備えて構成される。
図2(b)の再生制御部10Bは、軌跡検出部6として回転円板36、第2マウス38、変換操作キー30,32を備えて構成される。
図2(c)の再生制御部10Cは、軌跡検出部6としてジョグシャトルダイヤル6B、変換操作キー30,32を備えて構成される。
【0021】
以下、この再生制御部10の前記軌跡検出部6として、タッチパッド6A(図2(a)参照)を用いた第1の態様について説明する。
このタッチパッド6Aでは、タッチパッド6Aの上面に形成された十字状のマーク34を、操作者が上下左右に2次元的に操作すると、当該操作時のタッチパッド6Aの軌跡が操作結果として検出される。
そして、当該軌跡の開始位置及び終了位置の座標値から第1変位値及び/又は第2変位値を算出し、算出した第1変位値及び/又は第2変位値を有する軌跡座標信号を、再生制御信号生成部8へ出力する。
【0022】
このタッチパッド6Aとしては様々なものが利用可能である。例えば、タッチパッド6Aは、第1方向に沿って所定間隔をおいて平行に形成された第1電極ライン(図示せず)と、前記第1電極ライン(図示せず)と直交する方向に、当該第1電極ラインと第2電極ラインとの間に絶縁物質又は高抵抗物質を充填することで、前記第一電極ラインから所定間隔を開けて平行に形成された第2電極ライン(図示せず)と、タッチパッド6Aの操作を電気的な短絡により検出する座標検出部(図示せず)とを含む構成とすることが可能である。
【0023】
このような構成を持つタッチパッド6Aの座標検出部(図示せず)は、第1電極ライン(図示せず)及び第2電極ライン(図示せず)を順次スキャニングすることで、操作者の操作により第1電極ライン(図示せず)及び第2電極ライン(図示せず)が短絡した座標値を検出する。
【0024】
また、この第1の態様の軌跡検出部6は、タッチパッド6Aの代わりに、第1マウス(図示せず)を用いることも可能である。
この場合、操作者が前記第1マウスを上下左右に移動させた軌跡が操作結果として検出される。そして、検出された軌跡の開始位置及び終了位置の座標値から第1変位値及び/又は第2変位値を有する軌跡座標信号を生成し、当該軌跡座標信号を前記再生制御信号生成部8へ出力する。
このように、軌跡座標信号は、操作者のタッチパッド6Aの操作の代わりに、第1マウスの移動操作により得られる。
【0025】
従来のオーディオ再生装置では、この再生制御部10の軌跡検出部6の機能は、ターンテーブル及び判読用針が担っている。従って、従来のオーディオ再生装置では、第1変位値(ここで、第1変位値は前記位置情報に該当する)のみが検出可能であり、第2変位値は検出できない。
一方、前記軌跡検出部6の第1の態様として挙げた2種類の例では、ターンテーブルを使わずに、タッチパッド6Aや第1マウス(図示せず)を使うので、第1変位値と同様に第2変位値も検出できる。
その結果、後述するように、従来のオーディオ再生装置よりも一層多様に、再生されるオーディオ信号を変調することが可能である。
【0026】
以下に、この再生制御部10の軌跡検出部6の第2の態様として、図2(b)に示す回転円板36及び第2マウス38を用いた場合について説明する。
この第2の態様では、前記回転円板36は、操作者の操作により回転する一般的なターンテーブルである。
前記第2マウス38は、従来のオーディオ再生装置の判読用針(図示せず)が設置されていた位置に設けられ、従来のオーディオ装置の判読用針が行う機能と同様の機能を行う。この第2マウス38は回転円板36と接触し、当該回転円板36の回転速度及び回転方向を検出し、その検出結果から第1変位値を有する軌跡座標信号を求め、再生制御信号生成部8へ出力する。
【0027】
図2(b)に示す再生制御部10Bは、判読用針の代わりに第2マウス38を用いる点を除いて、ターンテーブル及び判読用針を操作して曲を変調させる従来のオーディオ再生装置と同様の構成及び機能を備える。
この第2の態様で示す軌跡検出部6は、従来のオーディオ再生装置と同様に回転円板36の第1変位値だけを検出するが、従来のオーディオ再生装置とは異なり、判読用針の代わりに第2マウス38を用いている。従って、判読用針を使うことにより生じうる問題を解消できる。
【0028】
ここで、前記第1の態様、第2の態様で用いられた第1マウス及び第2マウス(図示せず)のは一般的に広く知られているパーソナルコンピュータの周辺機器であって、その構成及び動作についての詳細な説明は省略する。
【0029】
次に、この再生制御部10の軌跡検出部6の第3の態様として、図2(c)に示すジョグシャトルダイヤル6Bを用いた場合について説明する。
この円形状のジョグシャトルダイヤル6Bは、操作者の操作により時計回り方向や反時計回り方向に回動自在となるように構成されている。従って、この軌跡検出部6では、このジョグシャトルダイヤル6Bの回転を検知し、第1変位値を有する軌跡座標信号を生成し、再生制御信号生成部8へ出力する。
【0030】
このジョグシャトルダイヤル6Bは、ビデオ映像を所望の速度で観覧可能にするジョグシャトル機能の操作に一般的に用いられるジョグシャトルダイヤル6Bである。よって、その構成及び動作についての説明は省略する。
【0031】
この軌跡検出部6の第3の態様であるジョグシャトルダイヤル6Bは、第1変位値だけを検出できるので、オーディオ信号を多様に変調することはできない。しかし、使用者は慣性質量を持つ回転円板の代わりに、ジョグシャトルダイヤル6Bを使うことで、回転速度を微細に調整することが可能となる。
【0032】
次に、本発明のオーディオ再生装置1の、再生制御部10の軌跡検出部6の構成及び動作を説明する。
図3は、前記軌跡検出部6の一例である軌跡検出部6Cのブロック図である。図3に示すように、軌跡検出部6Cは、接触部40、記録媒体42、アナログ/デジタル変換部(ADC:Analog to Digital Converter)44及び信号処理部46より構成される。
【0033】
軌跡検出部6Cの記録媒体42は、操作者により操作され、その回転方向及び回転速度は操作者により決定される。この記録媒体42の螺旋状のサウンドグローブ上には、所定数の凹部と凸部からなる凹凸パターンが繰り返し設けられている。
軌跡検出部6Cの接触部40は、前記記録媒体42が操作される際に、当該記録媒体42上に設けられた前記凹凸パターンに接触し、その記録媒体42が時計回り方向に回転するのか、あるいは反時計回り方向に回転するのかを検知し、記録媒体42の回転方向を示す方向情報を有するアナログ信号を生成しADC44へ出力する。
【0034】
ここで、接触部40及び記録媒体42をより理解するために、接触部40及び記録媒体42の一例を以下に示す。
【0035】
図4は、図3の接触部40及び記録媒体42の一態様図である。
この図において、接触部40Aは、カートリッジ41A、オーディオ信号を読み取る判読用針(以下、判読用針という)41Bとを備えて構成されている。また、前記記録媒体42は、ここではLPレコードである。
【0036】
ターンテーブル上に載置され、操作者の操作に応じた方向及び速度で回転するLPレコード42Aの螺旋状のサウンドグローブ45の表面43には、前記判読用針41Bの進行方向に沿って、所定数の凹部、凸部を備えた凹凸パターンが形成されている。
【0037】
従って、LPレコードが回転した際に、判読用針41BがLPレコード42Aのサウンドグローブ45の表面43に形成された凹凸に接触すると、カートリッジ41Aは、LPレコードが回転している間、そのLPレコード42Aの回転方向を示すアナログ信号を生成する。そして、生成したアナログ信号を、出力端子OUT2を介して、ADC44に出力する。
【0038】
例えば、カートリッジ41Aに取り付けられた判読用針41Bを、LPレコード42Aの縁部から中心側に向けて設けられた螺旋状のサウンドグローブ45に接触させると、カートリッジ41Aは前記回転方向を示すアナログ信号を生成し、生成したアナログ信号をADD44へ出力する。ここで、前記アナログ信号の電圧レベルは、サウンドグローブ45の表面に形成された凹凸パターンに応じて適宜変化する。
【0039】
ここで、サウンドグローブ45の表面に形成された凹凸パターンについてより詳細に説明する。
図5は、記録媒体上に形成される一般的な凹凸パターンの例を示す図である。図5に示すように、単位周期Tごとに所定数(ここでは、所定数=6)の凹凸が設けられている。この3つある凹状の断面の中で、2つの凹状の断面は同一の長さを有し、一方、3つの凸状の断面はそれぞれ相異なる長さを有している。ここで、凸状の断面の長さがそれぞれ相異なる長さを持つ理由は、アナログ信号に方向情報を持たせるためである。
【0040】
判読用針41Bが記録媒体の表面43上に形成された凹凸パターンと接触する際に、前記カートリッジ41Aにより生成されるアナログ信号の電圧レベルは、LPレコード42Aの回転方向に応じて変化する。
ここで、前記判読用針41Bが、図5において左から右方向に向かって示すような凹凸順序で凹凸を感知したときは、レコード42Aは正方向に回転していることを意味し、一方、図5において右から左方向に向かって示すような凹凸順序で凹凸を感知したときは、レコード42Bは逆方向に回転していることを意味する。
【0051】
以下、図1に示す再生制御部10における、速度制御信号、方向制御信号、第1音圧制御信号、及び/又は第2音圧制御信号を含む再生制御信号の生成を図7を参照して説明する。
ここで、前記軌跡検出部6において、操作者のタッチパッド6Aや、マウス(図示せず)の操作に基づいて検出した軌跡を2次元の軌跡という。
【0052】
図7は、前記再生制御部10における再生制御信号の発生過程を説明するための2次元の軌跡a及びbを示した図である。
ここで、2次元の軌跡aの開始位置のX軸座標及びY軸座標は(x1,y1)とし、2次元の軌跡aの終了位置のX軸座標及びY軸座標は(x2,y1)とする。また、2次元の軌跡bの開始位置のX軸座標及びY軸座標は(x3,y3)とし、2次元の軌跡bの終了位置のX軸座標及びY軸座標は(x4,y4)とする。
【0053】
もし、所定のサンプリング時間(Δt)の間に、操作者がタッチパッド6AをX軸方向にのみ操作、あるいは、第1マウスをX軸方向のみに移動させた場合、その際の軌跡は、図7の2次元の軌跡aに示すような軌跡となる。このとき、タッチパッド6A又は第1マウスのX軸方向の移動距離(X2-X1)から第1変位値(ΔX)を持つ軌跡座標信号が生成され、再生制御信号生成部8へ出力される。
【0054】
このとき、再生制御部10の再生制御信号生成部8は、所定のサンプリング時間(Δt)においてX軸方向の第1変位値(ΔX)の符号がプラス(+)であれば再生方向を正方向(すなわち、オリジナル曲の再生方向)に決定する。一方、前記符号がマイナス(-)であれば再生方向を逆方向に決定する。
そして、この再生制御信号生成部8は、決定された再生方向についての情報を含む方向制御信号をオーディオ再生部20へ出力する。
【0055】
さらに、再生制御信号生成部8は、所定のサンプリング時間(Δt)におけるX軸方向の第1変位値(ΔX)の絶対値│ΔX│=│X2-X1│から速度値│ΔX/Δt│を算出し、算出された速度値│ΔX/Δt│を含む速度制御信号をオーディオ再生部20へ出力する。
【0056】
このとき、再生制御信号生成部8は、算出された速度値│ΔX/Δt│に、新しい速度値を得るためになされたコントロールキー30の操作に基づいて、複数の変換係数の中から選択された変換係数Cを乗じて、新しい速度値│ΔX/Δt│×Cを求め、求められた新しい速度値│ΔX/Δt│×Cを有する速度制御信号をオーディオ再生部20へ出力する。
【0057】
ここで、変換係数を速度値に乗じるのは、以下のような理由による。
従来のオーディオ再生装置において、LPレコード用ターンテーブルを用いてオーディオ信号を変調しようとすると、操作者は一定の速度で回転するターンテーブルに所定の力を加えることでターンテーブルの回転速度の調節を行う。 従って、このような速度制御法に慣れている操作者が、従来のLP用ターンテーブルに加えていた力と等しい力で、図2(a)に示すタッチパッド6Aを操作する際に、従来のLPターンテーブルから生じる速度値(これは、前述した位置情報に該当する)に等しい速度値が、タッチパッド6Aからも算出されるようにするために、変換係数Cが速度値│ΔX/Δt│に乗じられるのである。ここで、所定の変換係数は、操作者がターンテーブルに加えた手の動きをモデリングして前もって決定される。
【0058】
タッチパッド6A又は第一マウスの操作によるY軸方向の変位に基づいて計算された第2変位値は、オーディオ信号を異なった方法で変調するための特別の再生制御信号として活用できる。
例えば、使用者がタッチパッド6A又は第1マウス(図示せず)をY軸方向に操作すると、その操作によりY軸方向の第2変位値(ΔY)を有する軌跡座標信号が生成され、生成された軌跡座標信号が再生制御信号生成部8へ出力される。
【0059】
この再生制御信号生成部8は、Y軸方向の第2変位値(ΔY)の符号に基づいて第1音圧制御信号を生成し、ついで、オーディオ再生部20へ出力する。
ここで、所定のサンプリング時間(Δt)における前記Y軸方向の第2変位値(ΔY)の符号がプラス(+)の場合、前記第1音圧制御信号は、音圧を増やすという情報を有する。一方、マイナス(-)の場合、前記第1音圧制御信号は、音圧を減らすという情報を有する。
【0060】
また、再生制御信号生成部8は、Y軸方向の第2変位値の絶対値(│ΔY│)から音圧の変調率に関する情報を有する第2音圧制御信号を生成してオーディオ再生部20へ出力する。
【0061】
例えば、所定のサンプリング時間(Δt)において、操作者がタッチパッド6AのX軸及びY軸方向の操作や、第1マウスのX軸及びY軸方向の移動を行った場合、その際の軌跡は図7に示す軌跡bのようになる。このとき、タッチパッド6Aや第1マウスのX軸方向の移動距離(X2-X1)から第1変位値(ΔX)を有する軌跡座標信号が生成され、当該軌跡座標信号が再生制御信号生成部8へ出力される。
この場合、タッチパッド6A又は第1マウス(図示せず)は、2次元の軌跡の開始位置(x3,y3)と終了位置(x4,y4)との間のX、Y軸上での移動距離(X4-X3及びY4-Y3)から第1変位値及び第2変位値(ΔX及びΔY)を求めて再生制御信号生成部8へ出力する。
【0062】
ここで、前述したように、再生制御信号生成部8は、第1変位値(ΔX)の符号及び絶対値から方向制御信号及び速度制御信号を生成し、第2変位値(ΔY)の符号及び絶対値から第1音圧制御信号及び第2音圧制御信号を生成してオーディオ再生部20へ出力する。
【0063】
本発明のオーディオ再生装置1のオーディオ再生部20は、前記再生制御部10から出力された、再生制御信号(速度制御信号、方向制御信号、第1音圧制御信号及び第2音圧制御信号)に基づいて、第1記録媒体から読み込んだオーディオ信号の音圧、再生方向、及び速度の中の少なくとも一つを変調する。
【0064】
以下、図1に示す本発明のオーディオ再生部20の好適な一態様の構成、及び当該オーディオ再生部20でのオーディオ信号の再生方法について説明する。
【0065】
図8は、図1に示すオーディオ再生部20でのオーディオ信号の再生方法を説明するフローチャートである。このオーディオ信号の再生は、再生制御信号が再生御制御部10から送られてきた軌跡座標信号に含まれているか否かに基づいて、第1オーディオ信号を変調して再生するのか、あるいは、変調せずに再生するのかを判断することで行われる(第50〜第54段階)。
【0066】
本実施の形態におけるオーディオ再生部20は、アドレス発生部22、バッファ24及び再生器26より構成される(図1参照)。
この構成を持つオーディオ再生部20では、第1オーディオ信号を次のように変調させて再生する。
【0067】
はじめに、アドレス発生部22は、操作者に第1オーディオ信号を変調する意志があるか否かを判断するために、再生制御部10から再生制御信号(速度制御信号、方向制御信号)が入力されたか否かを判断する(第50段階)。
【0068】
この際、速度制御信号、方向制御信号のうち少なくとも一つを有する再生制御信号が前記再生制御部10から入力されると、オーディオ再生部20は、第1オーディオ信号を変調すると判断し、入力された速度制御信号及び方向制御信号に基づいて、第1オーディオ信号を変調し、変調された第1オーディオ信号を再生する(第52段階)。
【0069】
第52段階において、再生制御部10から再生制御信号が入力されると、アドレス発生部22は、入力された再生制御信号に基づいて再生速度及び再生順序を決定し、その内容を示すアドレスをバッファ24へ出力する。
バッファ24では、第1記録媒体に記録された第1オーディオ信号を入力端子INを介して受け取り、当該第1オーディオ信号をバッファリングし、アドレス発生部22から出力されたアドレスに基づいてバッファリングされた第1オーディオ信号を、再生器26へ出力する。
【0070】
より具体的に説明すると、アドレス発生部22は、前記再生制御部10より入力された速度制御信号に基づいて再生速度を分析し、分析した結果を用いて、バッファ24にバッファリングされた第1オーディオ信号を速く読み出すか、あるいは遅く読み出すかを指示するアドレスを生成する。
また、アドレス発生部22は、前記再生制御部10より入力された方向制御信号から、第1オーディオ信号の再生方向を分析し、分析した結果を用いて第1オーディオ信号がバッファリングされた順序で第1オーディオ信号を読み出すか、あるいはその反対の順序で第1オーディオ信号を読み出すかを決定する。このとき、アドレス発生部22は、決定された結果によりアドレスを生じる。
【0071】
言い換えるならば、アドレス発生部22において割り当てられたアドレスに基づいてバッファ24から、第1オーディオ信号が出力される間隔と速度を調節することで、第1オーディオ信号は変調される。
前記再生器26では、バッファ24からの変調された第1オーディオ信号を再生する。
【0072】
一方、速度制御信号、方向制御信号、第1音圧制御信号及び第2音圧制御信号のうち少なくとも一つを有する再生制御信号が前記再生制御部10から入力されない場合には、操作者が第1オーディオ信号を変調しないと判断し、オーディオ再生部20は第1オーディオ信号を変調せずに再生する(第54段階)。
すなわち、再生制御信号が再生制御部10から出力されなければ、アドレス発生部22はバッファ24にバッファリングされた第1オーディオ信号が所定の基本速度及び順序で読み出されるようにアドレスを与える。
従って、再生器26は、バッファ24からの第1オーディオ信号を通常のな速度及び順序で再生する。
【0073】
本発明の一実施例によれば、MP-3プレーヤ、デジタルオーディオテーププレーヤ(DAT:Digital Audio Tape player)、CD-プレーヤ又はカラオケ演奏機器などのデジタル又はアナログ音楽再生装置が、図1に示されたオーディオ再生部20の役目を担えるように構成することができる。
【0074】
この場合、再生制御部10は本体部とは別に製作され、オプションとしてオーディオ再生装置の本体部に接続するオーディオ再生部20として供給される。
このとき、オーディオ再生部20は、第1オーディオ信号の安定した再生のために、音飛び防止機能を備えることができる。この際には、バッファ24は、再生される第1オーディオ信号を10秒から40秒の間バッファリングする。
【0075】
本発明の他の実施例によれば、前記デジタル又はアナログ音楽再生装置は、再生制御部10及びオーディオ再生部20の機能を両方備えた構成とすることも可能である。
【0076】
本発明のさらに他の実施例によれば、オーディオ再生部20を、パーソナルコンピュータ(図示せず)などに内蔵した構成とすることも可能である。この場合、再生制御部10は、パーソナルコンピュータの本体部とは別の装置として製作され、所望に応じてパーソナルコンピュータと適当なPASS等を介して接続できるように構成される。
このとき、バッファ24として、パーソナルコンピュータの持つメモリ(図示せず)を利用する構成とすることも可能である。
また、図1に示されたオーディオ再生部20の入力端子INを通じて入力される第1オーディオ信号は、パーソナルコンピュータ(図示せず)を通じて再生可能である。この場合パーソナルコンピュータに記憶させるデータの形式としては、「.cda」という拡張子を持つCD-ROMファイル、「.mp3」という拡張子を持つMP3ファイル、「.wav」という拡張子を持つウェブファイル又はRA(Real Audio)ファイルなど適宜選択可能である。
【0077】
以下、本発明をより理解するために、再生制御部10Aとして、図2(a)に示されたタッチパッド6Aを用い、この再生制御部10Aがオーディオ再生部20を内蔵するパーソナルコンピュータと接続された場合を例に挙げて、パーソナルコンピュータの構成、パーソナルコンピュータと再生制御部10Aとの間の接続関係及び連携動作を、添付図面を参照しながら説明する。
【0078】
図9は、パーソナルコンピュータ58と再生制御部10Aとが接続された様子を示した図である。
図9に示されたパーソナルコンピュータ58及び再生制御部10Aは、例えば、汎用のシリアルバス(USB:Univeral Serial Bus)により接続できる。これは、USBは他のバスに比べて一層高速のデータ伝送率を持つからである。
【0079】
図10は、図9に示す再生制御部10Aとパーソナルコンピュータ58とを接続した様子を表すブロック図である。
図9及び図10に示された再生制御部10Aは、図2Aに示された再生制御部10Aと同様の構成及び機能を備えているので、ここではその説明を省略する。図10に示すように、パーソナルコンピュータ58は、中央処理装置(CPU:Central Processor Unit)60、表示装置62、入力装置64、オーディオ再生部72及びオーディオファイル74を持つ記憶装置66、サウンドカード68、スピーカ70及びCDプレーヤ76より構成される。
【0080】
図11は、図10に示されたオーディオ再生部72の好適な一態様を説明する説明図である。
この図において、オーディオ再生部88は、デコーディング部80と、アドレス発生部22A及びバッファ24Aより構成される。
【0081】
このオーディオ再生部88は、オーディオファイル74又は通信網を通じて外部から直接入力した第1オーディオ信号をデコーディングするためのデコーディング部80をさらに設けることを除けば、図1に示されたオーディオ再生部20と同様の構成及び機能を持つ。
すなわち、アドレス発生部22A及びバッファ24Aは図1のアドレス発生部22及びバッファ24と各々同様の機能を行う。
【0082】
以下、オーディオ再生部88による第1オーディオ信号の変調および再生を説明する。
【0083】
パーソナルコンピュータ58のCPU60が、記憶装置66以外の他のメモリ(図示せず)から読み出したオーディオ再生部88用プログラムを実行すると、表示装置62に曲選択メニューが表示される。
この曲選択メニューに表示された中から、作業者が再生したい曲を、入力装置64を用いて選択すると、選択された曲に該当する第1オーディオ信号がオーディオファイル74から読み出され、オーディオ再生部88へ入力される。
【0084】
ここで、オーディオファイル74は、各種の圧縮方式により第1オーディオ信号を貯蔵できるように構成されている。例えば、オーディオファイル74はCD-ROMファイル81、ウェブファイル84、MP3ファイル86又はRAファイルなどになりうる。
【0085】
このとき、オーディオ再生部88のデコーディング部80は、オーディオファイル74から読み出された曲に該当する第1オーディオ信号を、Windows標準のオーディオファイルであるwavファイルにデコーディングし、デコーディングされた第1オーディオ信号をバッファ24Aへ出力する。
ここで、バッファ24Aへ入力されたデコーディングされた第1オーディオ信号は、時間値(タイミング値)についての情報をもち、再生制御信号に応じてサウンドカード68へ読み出される。
【0086】
このようにして、アドレス発生部22と同様に、アドレス発生部22Aは再生制御装置10から出力された再生制御信号(速度制御信号、方向制御信号のうち少なくとも一つを持つ)を分析し、その分析結果に基づいてアドレスを生成し、生成したアドレスをバッファ24Aへ出力する。また、アドレス発生部22Aは、再生制御信号が入力されないとき、バッファ24Aへバッファリングされた第1オーディオ信号が標準の速度及び順序で出力されるように指定したアドレスをバッファ24Aへ出力する。もしくは、アドレス発生部22Aはアドレスの発生を中断して、バッファ24Aから第1オーディオ信号が読み出されることを防ぐこともできる。
【0087】
このように、バッファ24Aを通じて出力される第1オーディオ信号はサウンドカード68及びスピーカ70を通じ、変調されたり、あるいは変調されてない第1オーディオ信号を再生され、操作者に提供される。
【0088】
本発明の他の実施の形態として、図10のオーディオ再生部72は図11に示す構成以外の形態とすることも可能である。
すなわち、オーディオ再生部72は、図1に示された再生器26の役目だけを行える。
この場合、図1のアドレス発生部22の役目はCPU 60が担い、図1のバッファ24の役目は記憶装置66の他のメモリ(図示せず)が担うことになる。
【0100】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置は、1次元的な軌跡から得た一つの変位値だけを用いてオーディオ信号を変調及び再生していた従来のオーディオ再生装置とは異なって、2次元的な軌跡から得た一つ以上の変位値を用いてオーディオ信号の再生方向、再生速度及び再生音圧など、多数個の再生因子のうち少なくとも一つ以上にオーディオ信号を各種に変調して再生でき、回転円板無しでもオーディオ信号を変調して制御できる。よって、簡単な構造をもち、製作コストを節減でき、微細に曲を変調でき、回転円板を使うばとしても判読用針の代わりにマウスを使うので、判読用針の存在により生じうる各種の問題を根本的に除去でき、デジタルオーディオ信号をさらにLPレコードに復元せずにも変調させて再生できるだけでなく、高解像度のデジタルオーディオ信号のサンプリング比率を正確に合わせつつ、そのデジタルオーディオ信号を変調して再生できるという効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置の一実施例のブロック図である。
【図2】(a)乃至(c)は、図1に示された再生制御部に対する本発明による好ましい実施例を説明するための図である。
【図3】図1に示された軌跡検出部6のブロック図である。
【図4】図3に示された接触部及び記録媒体についての一態様図である。
【図5】記録媒体上に形成される凹凸パターンを説明する説明図である。
【図6】図1に示されたオーディオ再生部で行われるオーディオ再生方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態におけるパーソナルコンピュータと再生制御部との接続状態を示す図である。
【図8】図7に示した、パーソナルコンピュータのブロック図である。
【図9】図8に示されたオーディオ再生部の一態様図である。
【図10】図1に示されたオーディオ再生装置を適用した本発明によるリミキシング装置のブロック図である。
【図11】図10に示された装置でのリミキシング方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置
2・・・リミキシング装置
6・・・軌跡検出部
8・・・再生制御信号生成部
10・・再生制御部
20・・オーディオ再生部
22・・アドレス発生部
24・・バッファ
26・・再生器
30,32・変換操作キー
40・・接触部
42・・記録媒体
44・・アナログ/デジタル変換部
46・・信号処理部
Claims (3)
- オーディオ再生部と、軌跡検出部と、再生制御部と、信号処理部とを備えるオーディオ再生装置であって、
前記オーディオ再生部は、第1記録媒体を再生してオーディオ信号を出力し、
前記軌跡検出部は、回転円板と、記録媒体と、接触部と、アナログ・デジタル変換部と信号処理部とを備え、軌跡座標信号を生成し、前記軌跡座標信号を前記再生制御部に出力し、
前記回転円板は、第2記録媒体を載置すると共に、使用者の操作に応じて回転可能とし、
前記第2記録媒体は、周期的に設けられた所定数の凹凸を持つサウンドグローブを表面に螺旋状に備え、
前記接触部は、サウンドグローブに接触して凹凸に基づくアナログ信号を出力し、
前記アナログ・デジタル変換部は、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力し、
前記再生制御部は、前記軌跡座標信号に基づいて再生制御信号を生成し、
前記信号処理部は、前記再生制御信号に基づいてオーディオ信号を変調出力する
ことを特徴とするオーディオ再生装置。 - 前記第2記録媒体は、LPレコードであり、
前記接触部は、判読用針とカートリッジであることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。 - 前記信号処理部は、アドレス発生部と、バッファと、再生部とを備え、
前記アドレス発生部は、再生制御信号に基づいてアドレスを発生し、
前記バッファは、再生されたオーディオ信号をバッファリングすると共に、前記アドレス発生部が生成するアドレスに応じてバッファリングされたオーディオ信号を読み出し、 前記再生部は、前記バッファから読み出されるオーディオ信号を再生することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオーディオ再生装置。
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