JP2004046645A - 操作装置および方法、電子機器、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音楽コンテンツを識別する曲番号の選択操作を容易にする。
【解決手段】音楽コンテンツを識別する曲番号が3桁の場合、ジョグダイヤル62を回転中心62aを軸として回転させ、角度D1に回転されているとき、曲番号の第3桁目の値をインクリメントさせる。さらに、回転中心62b方向にジョグダイヤル62の凸部62aが押圧された場合、の第3桁目(100の位の値)の値をデクリメントさせる。同様にして、角度D2の場合は、第2桁目の値(10の位の値)を、角度D3の場合は、第1桁目をの値(1の位の値)を操作できるようにする。角度D5乃至D6では、それぞれ第1桁目乃至第3桁目の値をそれぞれデクリメントさせる。
【選択図】 図14
【解決手段】音楽コンテンツを識別する曲番号が3桁の場合、ジョグダイヤル62を回転中心62aを軸として回転させ、角度D1に回転されているとき、曲番号の第3桁目の値をインクリメントさせる。さらに、回転中心62b方向にジョグダイヤル62の凸部62aが押圧された場合、の第3桁目(100の位の値)の値をデクリメントさせる。同様にして、角度D2の場合は、第2桁目の値(10の位の値)を、角度D3の場合は、第1桁目をの値(1の位の値)を操作できるようにする。角度D5乃至D6では、それぞれ第1桁目乃至第3桁目の値をそれぞれデクリメントさせる。
【選択図】 図14
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作装置および方法、電子機器、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、多数の音楽コンテンツが番号で識別される場合、所望とする音楽コンテンツを識別する曲番号の選択を容易にできるようにした操作装置および方法、電子機器、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の音楽コンテンツが記録された記録媒体から所望の音楽コンテンツを選択し、再生の指令を送ることができるリモートコントローラが普及している。
【0003】
このようなリモートコントローラは、例えば、ヘッドフォンステレオに付属されているものであり、記録媒体に記録されている音楽コンテンツを再生するとき、所望の音楽コンテンツを選択して、再生させると共に、停止、早送り、または、早戻しといった操作をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の記録技術の進歩により1の記録媒体に大量のデータを記録することが可能となっている。例えば、MD(Mini Disc(商標))では、音楽コンテンツを最大で320分に相当する時間だけ記録することが可能となっており、市販されている音楽CD(Compact Disc(商標))で約4枚分の音楽データを記録することが可能となっている。また、CD−R(CD−Recordable)などの記録媒体に、音楽コンテンツがMP3(Moving Picture Experts Group1 Layer3)方式で圧縮されて記録されると、1枚のCD−Rに、音楽CDで約10枚分の音楽コンテンツを記録するといったことも可能となってきている(ただし、音楽CDのビットレートと同様のビットレートで圧縮した場合)。さらに、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)やHDD(Hard Disc Drive)レコーダを使用すれば、CD−Rで記録可能な音楽データの数倍もの音楽データを記録することが可能となっている。
【0005】
このように昨今の圧縮技術、および、記録技術により、1の記録媒体に大量の音楽コンテンツを記録することが可能となっている。
【0006】
しかしながら、このように1つの記録媒体に記録された膨大な量の音楽データの中から、上述のリモートコントローラを操作して、所望の音楽データを選択し、再生するには、早送り、または、早戻しといった操作を続けなければならず、例えば、早送り、または、早戻しといった操作を所定のボタンを押下することにより所望の音楽データを選択する場合、現在再生中の音楽データから所望の音楽データの位置まで早送り、または、早戻しのボタンを押下し続けなければならず、操作を煩わしいものとしているという課題があった。
【0007】
また、音楽コンテンツを識別する番号(例えば、曲番号)を予め設定しておき、その曲番号を直接入力して、所望の音楽データを選択することができるようにすることで、上述の課題を解決させることが提案されている。しかしながら、この場合、使用者は所望とする音楽コンテンツを選択するために、1の記録媒体に記録されている膨大な量の音楽コンテンツの中の所望とする音楽コンテンツの番号を正確に記憶していなければならないことになる。このため、例えば、所望とする音楽コンテンツの番号を忘れてしまうと、上述と同様に、早送り、または、早戻しといった操作により所望とする音楽コンテンツを順番に検索せざるを得ず、その度に音楽コンテンツを識別する曲番号を入力するという煩わしい処理を行わなければ音楽コンテンツを選択できないという課題があった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、膨大な量の音楽コンテンツを記録した記録媒体から所望とする音楽コンテンツを識別する曲番号を容易に選択できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の操作装置は、回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出手段と、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定手段と、決定手段により決定された桁の番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減手段と、回転押圧型操作素子が、検出手段により検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段の判定結果に基づいて、増減手段は、決定手段により決定された桁の番号を第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させることを特徴とする。
【0010】
前記データは、音楽コンテンツ、または、画像コンテンツとするようにすることができ、番号は、音楽コンテンツ、または、画像コンテンツを識別する曲番号、または、画像番号とするようにすることができる。
【0011】
本発明の電子機器は、請求項1に記載の操作装置を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の操作方法は、回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された桁の番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減ステップと、回転押圧型操作素子が、検出ステップの処理で検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定ステップとを含み、判定ステップの処理での判定結果に基づいて、増減ステップの処理は、決定ステップの処理で決定された桁の番号を第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させることを特徴とする。
【0013】
本発明の記録媒体のプログラムは、回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、回転押圧型操作素子が、検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとを含み、判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、増減制御ステップの処理は、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させることを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、回転押圧型操作素子が、検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとをコンピュータに実行させ、判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、増減制御ステップの処理は、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させることを特徴とする。
【0015】
本発明の操作装置および方法、並びにプログラムにおいては、回転押圧型操作素子の回転角度が検出され、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁が決定され、決定された桁の番号が第1の方向に増加、または、減少させられ、回転押圧型操作素子が、検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かが判定され、判定結果に基づいて、決定された桁の番号が第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。パーソナルコンピュータ1は、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどから構成されるネットワーク2に接続されている。パーソナルコンピュータ1は、EMD(Electronic Music Distribution)サーバ3から受信した、またはCD(Compact Disc)から読み取った楽音のデータ(以下、コンテンツと称する)を、そのまま記録するか、または所定の符号化の方式(例えば、ATRAC3(商標))に変換するとともにDES(Data Encryption Standard)などの暗号化方式で暗号化して記録する。
【0017】
パーソナルコンピュータ1は、平文のまま、または暗号化して記録しているコンテンツに対応して、コンテンツの利用条件を示す権利情報を記録する。
【0018】
権利情報は、例えば、その権利情報に対応するコンテンツを同時に利用することができるポータブルデバイス(Portable Device(PDとも称する))の台数を示す。権利情報に示される数だけコンテンツをポータブルデバイスにコピーしたときでも、パーソナルコンピュータ1は、そのコンテンツを再生できる。
【0019】
また、権利情報は、そのコンテンツをコピーすることができるか否かの情報を示す。コンテンツをポータブルデバイス5−1,5−2にコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1は記録しているコンテンツを再生できる。コンテンツの、ポータブルデバイス5−1,5−2に記憶させることができる回数は、制限される場合がある。この場合、コピーできる回数は、増えることがない。
【0020】
さらに、権利情報は、そのコンテンツを他のパーソナルコンピュータに移動することができるか否かの情報を示す。ポータブルデバイス5−1,5−2にコンテンツを移動させた後、パーソナルコンピュータ1が記録しているコンテンツは使用できなくなる(コンテンツが削除されるか、または権利情報が変更されて使用できなくなる)。
【0021】
パーソナルコンピュータ1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名(使用者の所望とする曲ファイルを集めたリスト:GUI(Graphical User Interface)上で作成することができる)、または再生条件など)と共に、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−1に記憶させるとともに、ポータブルデバイス5−1に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。より詳細には、コンテンツをコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録している、そのコンテンツに対応する権利情報のコピーできる回数は、1減らされる。コピーできる回数が0のとき、対応するコンテンツは、コピーすることができない。
【0022】
パーソナルコンピュータ1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータと共に、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−2に記憶させるとともに、ポータブルデバイス5−2に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。
【0023】
また、パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−1にパーソナルコンピュータ1がコピーしたコンテンツを、ポータブルデバイス5−1に消去させて(または、使用できなくさせて)、消去させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。より詳細には、コンテンツをコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録している、対応するコンテンツの権利情報のコピーできる回数は、1増やされる。
【0024】
パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−2にパーソナルコンピュータ1がコピーしたコンテンツを、ポータブルデバイス5−2に消去させて(または、使用できなくさせて)、消去させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。
【0025】
パーソナルコンピュータ1は、図示せぬ他のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス5−1にコピーしたコンテンツをコピーできない。パーソナルコンピュータ1は、他のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス5−2にコピーしたコンテンツをコピーできない。
【0026】
パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているジョグダイヤルリモートコントローラ6が使用者により操作されて、所定のコマンドが入力されたとき、対応する処理を実行する。また、パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているジョグダイヤルリモートコントローラ6に対して、音楽コンテンツを再生する際、音声データを送出し、ジョグダイヤルリモートコントローラ6に接続されたヘッドフォン7に出力させる。
【0027】
EMDサーバ3は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または再生制限など)と共に、パーソナルコンピュータ1にコンテンツを供給する。
【0028】
EMDサーバ3が供給するコンテンツは、所定の符号化の方式で符号化され、所定の暗号化の方式で暗号化されている。EMDサーバ3は、コンテンツを復号するための鍵をパーソナルコンピュータ1に供給する。
【0029】
WWW(World Wide Web)サーバ4は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツを読み取ったCDに対応するデータ(例えば、CDのアルバム名、またはCDの販売会社など)、およびCDから読み取ったコンテンツに対応するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または作曲者名など)をパーソナルコンピュータ1に供給する。
【0030】
ポータブルデバイス5−1は、パーソナルコンピュータ1から供給されたコンテンツ(すなわち、コピーされたコンテンツ等)を、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または再生制限など)と共に記憶する。ポータブルデバイス5−1は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。
【0031】
例えば、コンテンツに関連するデータとして記憶されている、再生制限としての再生回数を超えて再生しようとしたとき、ポータブルデバイス5−1は、対応するコンテンツの再生を停止する。コンテンツに関連するデータとして記憶されている再生制限としての、再生期限を過ぎた後に再生しようとしたとき、ポータブルデバイス5−1は、対応するコンテンツの再生を停止する。
【0032】
使用者は、コンテンツを記憶したポータブルデバイス5−1をパーソナルコンピュータ1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
【0033】
ポータブルデバイス5−2は、パーソナルコンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテンツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイス5−2は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポータブルデバイス5−2をパーソナルコンピュータ1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
【0034】
以下、ポータブルデバイス5−1,5−2を個々に区別する必要がないとき、単にポータブルデバイス5と称する。
【0035】
ジョグリモートコントローラ6は、回転押圧型操作素子からなるリモートコントローラであり、例えば、本出願人であるソニー株式会社製のジョグリモコン(登録商標)などである。ジョグリモートコントローラ6は、回転押圧型操作素子(例えば、ジョグダイヤル(商標))を操作することにより、パーソナルコンピュータ1を操作することができる。また、ジョグリモートコントローラ6は、接続されたヘッドフォン7に、パーソナルコンピュータ1により再生された音楽コンテンツを送出し、音声として出力させる。尚、ジョグリモートコントローラ6の詳細は、図3を参照して後述する。
【0036】
図2は、パーソナルコンピュータ1の構成を説明する図である。CPU(CentralProcessing Unit)11は、後述する機能を実現するための各種アプリケーションプログラムや、OS(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read−only Memory)12は、一般的には、CPU11が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Random−Access Memory)13は、CPU11の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス14により相互に接続されている。
【0037】
ホストバス14は、ブリッジ15を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス16に接続されている。
【0038】
キーボード18は、CPU11に各種の指令を入力するとき、使用者により操作される。マウス19は、ディスプレイ20の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ20は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disc Drive)21は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU11によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
【0039】
ドライブ22は、装着されている磁気ディスク41、光ディスク42(CDを含む)、光磁気ディスク43、または半導体メモリ44に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介して接続されているRAM13に供給する。
【0040】
USBポート23−1には、USBケーブルを介して、ポータブルデバイス5−1が接続される。USBポート23−1は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス5−1のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス5−1に出力する。
【0041】
USBポート23−2には、USBケーブルを介して、ポータブルデバイス5−2が接続される。USBポート23−2は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス5−2のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス5−2に出力する。
【0042】
USBポート23−3には、USBケーブルを介して、ジョグリモートコントローラ6が接続される。USBポート23−3は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはジョグリモートコントローラ6のコマンドなどを含む)をジョグリモートコントローラ6に出力する。
【0043】
スピーカ24は、インターフェース17から供給された音声信号を基に、コンテンツに対応する所定の音声を出力する。
【0044】
これらのキーボード18乃スピーカ24は、インターフェース17に接続されており、インターフェース17は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
【0045】
通信部25は、ネットワーク2が接続され、CPU11、またはHDD21から供給されたデータ(例えば、コンテンツの送信要求など)を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワーク2を介して、送信するとともに、ネットワーク2を介して、受信したパケットに格納されているデータ(例えば、コンテンツなど)をCPU11、RAM13、またはHDD21に出力する。
【0046】
通信部25は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
【0047】
以下、USBポート23−1乃至23−3を個々に区別する必要がないとき、単に、USBポート23と称する。
【0048】
図3は、ジョグリモートコントローラ6の概観を示す図である。ジョグリモートコントローラ6のUSB端子61は、USBポート23−3に接続される。ジョグダイヤル62は、回転押圧型操作素子であり、矢印A方向、または、B方向に回転可能とされ、使用者により回転させられると、その回転角度に対応して、LCD65、および、ディスプレイ20上に表示される各種のコマンドを示すアイテムがスクロールされたり、コンテンツの番号、例えば、コンテンツが音楽コンテンツの場合、曲番号が指定されたり、さらには、再生、または、停止といった操作がなされる。そして、使用者は、ジョグダイヤル62を矢印C方向に押圧することにより、所望とするアイテムやコンテンツ(例えば、曲番号)を選択する(曲番号を入力する)。このとき選択されたアイテムやコンテンツに対応するコマンドがパーソナルコンピュータ1に出力される。シフトボタン63は、音量を調節するモードに表示内容を切替えるとき押下される。また、バックボタン64は、使用者が実行させた直前の動作を元に戻すとき押下される。ヘッドフォン7は、ジャック66を介して接続されており、ジョグリモートコントローラ6の本体に対してジャック66の抜き差しにより着脱可能になされている。
【0049】
図4は、ジョグリモートコントローラ6のブロック図である。制御部71は、CPU、ROM、および、RAMから構成された、いわゆるマイクロコンピュータであり、ジョグリモートコントローラ6の全体の動作を制御している。制御部71は、操作部72より入力された信号に対応して、例えば、画像をLCD65に表示させたり、USB端子61を介してパーソナルコンピュータ1より送信されてきた音楽コンテンツに対応した音声データを音声出力部73を介してヘッドフォン7に送出し、音声として出力させる。操作部72は、ジョグダイヤル62、シフトボタン63、および、バックボタン64の操作に対応する信号を制御部71に出力する。
【0050】
ドライブ74は、例えば、ジョグリモートコントローラ6から着脱可能なものであり(図3では、ドライブ74が接続されていない状態が図示されており、図示されていない)、装着されている磁気ディスク75、光ディスク76(CDを含む)、光磁気ディスク77、または半導体メモリ78に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、制御部71に供給する。
【0051】
次に、図5を参照して、ジョグダイヤル62の概念的な構成について説明する。図5に示すように、保持ブラケット81は、支点82を中心として揺動自在として中継基板62cに取付けられている。保持ブラケット81に、回転中心62bを軸としてジョグダイヤル62が矢印A方向、または、矢印B方向に正逆回転可能に保持されている。ジョグダイヤル62は、回転型のエンコーダを構成するもので、矢印A方向、または、矢印B方向に回転操作されたとき、その回転方向と回転量とが検出可能とされていると共に、押圧されたか否かが検出可能とされている。また、使用者によるジョグダイヤル62の回転操作、または、押圧操作を容易なものとするため、凸部62aが設けられている。ジョグダイヤル62は、図示せぬバネによる回転力(復元力)が矢印A方向、または、矢印B方向に働いており、ジョグダイヤル62が矢印A方向に回転されると、逆方向である矢印B方向に復元力が作用して、元の位置(凸部62aが所定の方向となる位置)にジョグダイヤル62を回転して戻し、同様にして、矢印B方向に回転されると矢印A方向に復元力が作用して、同様に元の位置に戻す。このため、ジョグダイヤル62は、使用者の指などにより回転操作、または、押圧操作された後、使用者がジョグダイヤル62から指を離す(ジョグダイヤル62が操作状態から開放される)と、元の位置(凸部62aが、ジョグリモートコントローラ6の本体から見て図3で示す位置)に常に戻る。尚、中継基盤62c、および、保持ブラケット81などは、実際には、ジョグリモートコントローラ6の本体内部に設けられているので、ジョグリモートコントローラ6からは、ジョグダイヤル62の凸部62aを含む一部が外部に露出されるのみとなっている。
【0052】
中継基板62c上には、押圧されたときにONとなる接点83が取付けられている。保持ブラケット81には、接点83の直上方において、押圧部81aが形成されている。接点83の上部接点端子となる可動接点端子83aが板ばね等によって形成されて、通常は接点83がOFFとなるように設定されている。この可動接点端子83aのばね力に抗してジョグダイヤル62が矢印C’方向から矢印C’’方向の範囲で示す方向から押し込み(押圧)操作されることによって、可動接点端子83aが押圧部81aによって下方へ押圧変位されて、接点83がONとされる。一方、回転中心62bと支点82は、中心位置がずれており、相互の中心を結ぶ直線と略平行に近い方向からのジョグダイヤル62の押圧は、押圧された力が支点82に直接かかることになり、押圧操作そのものが、困難なものとなる。
【0053】
次に、図6乃至図12を参照して、詳細なジョグダイヤル62の構成について説明する。尚、図5で示した構成と同様の構成(形状は異なるが、同一の機能を有するもの)については、同一の番号を付して適宜説明は省略する。
【0054】
保持ブラケット81は、図6で示す軸線βが揺動支点82を構成している。ただし、保持ブラケット81は、わずかではあるが、中継基板62cに対して図中上下方向にもほぼまっすぐストローク変位可能とされている。保持ブラケット81には、図7で示すように側端縁部において、左右一対の突起状の軸部81cを有し、この軸部81cが、中継基板62cに形成された左右一対の保持孔131内に、上下方向にわずかに変位可能として嵌合されている。これにより、保持ブラケット81は、中継基板62cによって、軸線α(図5の回転中心62bの位置に対応する)を中心にして揺動自在、かつ上下方回にわずかに変位可能となるように保持されている。
【0055】
中継基板62c上には、接点83が構成され、前述のようにばね性を有するその可動接点端子83aの直上方に位置するように、保持ブラケット81の下面に押圧部81aが形成されている。ジョグダイヤル62を押し込み操作することによって、接点83がONとされる。なお、接点83および押圧部81aは、ジョグダイヤル62の軸線方向略中間部に存在するように配置されるために、本来であれば図6においては示されないが、この接点83と押圧部81aとの関係を明確に示すために、接点83、押圧部81aの位置を本来の位置よりもジョグダイヤル62の軸線方向にずらして描いている。
【0056】
ジョグダイヤル62は、軸部材112と、軸部材112の外周に嵌合、一体化された外皮部材113とを有する。軸部材112は、回転軸線αを構成するもので、その左右端部が、保持ブラケット81に正逆回転可能に保持されている。また、外皮部材113は、使用者によって直接触れられるために、軟質の合成樹脂等によって滑りにくくされており、滑り止めのために、その外周には周方向等間隔に凹凸が施されている。なお、外皮部材113の一部は、保持ブラケット81の上方へわずかに突出されている。
【0057】
軸部材112の各端部は、図6で示すように、外皮部材113によっては被覆されることなく、露出状態とされる。軸部材112そのものは、合成樹脂等によって絶縁性を有するように形成されているが、その外周面には、図8で示すように、導電性被膜141が施されている。図8,図9では、導電性被膜141はその存在を明確にするために実際よりも厚く描かれている。
【0058】
導電性被膜141は、軸部材112の一端部においては、図8で示すように、軸部材112の周方向全長に渡って存在するように設定されている。また、導電性被膜141は、軸部材112の他端部においては、軸部材112の周方向に等間隔に分断されて存在している。
【0059】
中継基板62cには、図8で示すように、導電性のばね材からなる細長い出力端子142が設けられ、この出力端子142が、導電性被膜141に常時接触されている。また、中継基板62cには、図9で示すように、導電性のばね材からなる細長い出力端子143,144が設けられ、各出力端子143,144が、それぞれ導電性部材141に向けて付勢されている。2つの出力端子143,144とは、互いに軸部材112の軸方向に隔置され、かつ軸部材112の周方向においてわずかにずれた位置関係とされている。
【0060】
出力端子142から所定電圧を印加した状態で、ジョグダイヤル62の回転に応じて、出力端子143,144からは図10,図11に示すようなパルス状の電圧信号が検出される。出力端子143からの検出電圧が信号A(図10A,図11A)として示され、出力端子144からの検出電圧が信号B(図10B,図11B)として示される。信号Aと信号Bとは、パルスの立ち上がり時点あるいは立ち下がり時点という検出時点に時間差を生じる。信号Aの検出時点と構号Bの検出時点とを比較してどちらが早く検出されたかをみることによって、ジョグダイヤル62の回転方向が識別される。また、検出されたパルス数がカウントされることによって、ジョグダイヤル62の回転量を検出することができる。単位時間あたりの回転量を演算することによって、ジョグダイヤル62の回転速度を検出することができる。
【0061】
また、ジョグダイヤル62の側面部には、図12で示すように、回転中心62bに対して同心円状に、かつ、回転可能な角度の範囲内に、溝171a乃至171gが設けられている。また、ジョグダイヤル62の側面に対して垂直方向の位置に、ロック161が設けられており、図示せぬバネにより軸161aを中心として、図中の矢印D方向にジョグダイヤル62の側面部を、その端部161bが押圧するように構成されている。さらに、端部161bは、その先端部が、溝171a乃至171gの幅よりも略小径に形成されており、ジョグダイヤル62が回転中心62bを回転軸として回転し、端部161bが溝171a乃至171gの位置になると、溝171a乃至171gに嵌まり込むように形成されている。溝171a乃至171gは、所定の角度の間隔で設けられている。尚、以下の説明において、溝171a乃至溝171gを特に区別する必要が無いとき、単に、溝171と称するものとする。また、その他の構成についても同様とする。
【0062】
このような構成により、ジョグダイヤル62が回転中心62bを軸として回転する場合、端部161bが、溝171a乃至171gに嵌まり込むとき、ジョグダイヤル62の回転は、規制された状態となる。図12の場合、凸部62aが角度D5の位置となるようにジョグダイヤル62が回転されており、溝171cにロック161の端部161bが嵌まり込む。このため、ジョグダイヤル62は、この状態で回転が規制される。
【0063】
一方、使用者が、ロック161の端部161bを溝171に押圧する以上の力で、ジョグダイヤル62を矢印A方向、または、矢印B方向に回転させると、ロック161は、溝171から外れてジョグダイヤル62の回転の規制が解除される。すなわち、図12の場合、ロック161の端部161bが溝171cを押圧することにより回転が規制されている力以上の負荷が使用者により凸部62aにかけられて、ジョグダイヤル62が矢印A方向、または、矢印B方向に回転させられると端部161bが溝171cから外れて、矢印A方向、または、矢印B方向に回転する。
【0064】
このような構成により、今の場合、溝171a乃至171gに対応する角度D1乃至D7に、ジョグダイヤル62の凸部62aが位置するように回転されると、その状態のときに、ロック161が溝171に嵌まり込むので、回転に規制が加えられることになる。結果として、使用者は、ジョグダイヤル62を回転させながら、回転角度D1乃至D7を通過するとき、この回転角度を認識することが可能となる。尚、今の場合、ジョグダイヤル62の操作が終了し、または、操作されない状態のとき、ジョグダイヤル62の凸部62aは、図示せぬバネの反発力により、角度D4の位置に停止するように設定されている。また、ロック161によるジョグダイヤル62への回転の規制は、使用者がジョグダイヤル161を回転させるとき、指先で抵抗を感知できる程度のものでよく、回転を妨げるほどのものでなくてもよい。このような構成により、使用者は、ジョグダイヤル62の操作性を低下させること無く、角度に応じて回転が規制されるので回転角度を認識することが可能となる。
【0065】
さらに、ロック161により回転が規制された状態で、回転角度に応じた信号が制御部71に出力され、ジョグダイヤル62の凸部62aが回転中心62b方向に押圧されることで、可動接点端子83aが接点83に接触してONにされるので、回転角度に応じてジョグダイヤル62が押圧されたことを示す信号が制御部71に出力される。
【0066】
このような構成により、ジョグダイヤル62を操作することで、例えば、その回転角度毎の7種類の信号に加えて押圧されたことを示す信号により合計14種類の信号が出力され、この信号を利用して、例えば、音楽コンテンツを識別する曲番号を選択することができる。
【0067】
すなわち、例えば、曲番号が3桁の000乃至999までの整数で設定されているものとすると、図13で示すように、角度D1にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D1にジョグダイヤル62が回転された状態で、図14で示すように、さらに回転中心62b方向に押下される(図14のジョグダイヤル62’で示すように押下される)と、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0068】
すなわち、角度D1の位置にジョグダイヤル62が回転されると、曲番号の第3桁目が、インクリメントする方向に値が変化し(値が大きくなっていくように変化し)、さらに、回転中心62b方向に押下されると、曲番号の第3桁目が、デクリメントする方向(インクリメント方向と逆方向に値が小さくなっていく方向)に変化する。
【0069】
また、同様にして、角度D2にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D2にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0070】
さらに、角度D3にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D3にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0071】
また、角度D4にジョグダイヤル62が回転された場合(ジョグダイヤル62が使用者により操作されない状態の場合)、制御部71は、そのときに選択されている曲番号の値を表示し、この状態で、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、そのときの曲番号に対応する音楽コンテンツの再生、または、停止を指令するコマンドをUSB端子61を介してパーソナルコンピュータ1に出力する。
【0072】
さらに、角度D5にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D5にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0073】
また、角度D6にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D6にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0074】
さらに、角度D7にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D7にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0075】
次に、図15のフローチャートを参照して、曲番号選択処理について説明する。尚、ここでは、図16で示すように、現在、LCD65に表示されている曲番号「555」の状態から曲番号「777」を選択する処理について説明する。
【0076】
ステップS1において、制御部71は、操作部72のジョグリモートコントローラ6が操作されて、曲番号を選択する処理の開始を示す操作(例えば、シフトボタン63を押しながら、ジョグダイヤル62が角度D4以外の角度に回転されるような処理)がなされたか否かを判定し、曲番号を選択する処理の開始を示す操作がなされたと判定されるまで、その処理を繰り返す。ステップS1において、曲番号を選択する処理の開始を示す操作がなされたと判定された場合、ステップS2において、制御部71は、操作部72のジョグダイヤルコントローラ6のジョグダイヤル62の出力端子143,144からの信号(図10,図11で示したような信号)に基づいて、ジョグダイヤル62の回転状態(回転角度)を検出する。
【0077】
ステップS3において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D1の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D1の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS4に進む。より詳細には、角度D1の状態に所定の時間だけ維持された場合(例えば、1秒程度の時間、角度D1の位置でジョグダイヤル62の回転が停止している場合)、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS4に進む。
【0078】
ステップS4において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否か、すなわち、その状態で、可動接点端子83aが接点83に接触しているか否かを判定し、押圧されていない(可動接点端子83aが接点83に接触していない)と判定した場合、ステップS5において、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第3桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D1の状態に維持されている限り、ステップS2乃至S5の処理が繰り返されるので、曲番号の第3桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0079】
ステップS4において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS6において、制御部71は、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第3桁目の数値を1デクリメントする。
【0080】
すなわち、例えば、ステップS5の処理により、第3桁目の値がインクリメントされ続けて、図18で示すように、所望とする「7」の値を超えて「8」になってしまった場合、ジョグダイヤル62を回転中心62a方向に押下することにより、デクリメントさせることができ、図19で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2乃至S5、または、ステップS2乃至S4,S6の処理を繰り返すことができる。
【0081】
ステップS3において、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS7において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D2の状態になるように使用者がジョグダイヤル62を操作して、図20で示すように、角度D2の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS8に進む。より詳細には、角度D2の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS8に進む。
【0082】
ステップS8において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS9において、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を図21で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第2桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D2の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7乃至S9の処理が繰り返されるので、曲番号の第2桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0083】
ステップS8において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS10において、制御部71は、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を図21で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第2桁目の数値を1デクリメントする。
【0084】
すなわち、例えば、ステップS9の処理により、第2桁目の値がインクリメントされ続けて、図22で示すように、所望とする「7」の値を超えて、「9」になってしまった場合、ジョグダイヤル62を回転中心62a方向に押下することにより、デクリメントさせることができ、図23で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7乃至S9、または、ステップS2,S3,S7,S8,S10の処理を繰り返すことができる。
【0085】
ステップS7において、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS11において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D3の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、例えば、図24で示すように、角度D3の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS12に進む。より詳細には、角度D3の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS12に進む。
【0086】
ステップS12において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS13において、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を図25で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第1桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D3の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11乃至S13の処理が繰り返されるので、曲番号の第1桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0087】
ステップS12において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS14において、制御部71は、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を、図25で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第1桁目の数値を1デクリメントする。
【0088】
すなわち、図26で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11乃至S13、または、ステップS2,S3,S7,S11,S12,S14の処理を繰り返すことができる。
【0089】
ステップS11において、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS15において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D5の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D5の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS16に進む。より詳細には、角度D5の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS16に進む。
【0090】
ステップS16において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS17において、LCD65を制御して、図25で示すように第1桁目の数値の表示を、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第1桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D5の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15乃至S17の処理が繰り返されるので、曲番号の第1桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0091】
ステップS16において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS18において、制御部71は、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を、図25で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第1桁目の数値を1インクリメントする。
【0092】
すなわち、図26で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15乃至S17、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S16,S18の処理を繰り返すことができる。
【0093】
ステップS15において、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS19において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D6の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D6の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS20に進む。より詳細には、角度D6の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS20に進む。
【0094】
ステップS20において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS21において、LCD65を制御して、図21で示すように第2桁目の数値の表示を、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第2桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D6の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19乃至S21の処理が繰り返されるので、曲番号の第2桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0095】
ステップS20において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS22において、制御部71は、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を、図21で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第2桁目の数値を1インクリメントする。
【0096】
すなわち、図23で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19乃至S21、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S20,S22の処理を繰り返すことができる。
【0097】
ステップS19において、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS23において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D7の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D7の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS24に進む。より詳細には、角度D7の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS24に進む。
【0098】
ステップS24において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS25において、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を、図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第3桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D7の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23乃至S25の処理が繰り返されるので、曲番号の第3桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0099】
ステップS24において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS26において、制御部71は、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を、図17で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第3桁目の数値を1インクリメントする。
【0100】
すなわち、図19で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23乃至S25、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23,S24,S26の処理を繰り返すことができる。
【0101】
ステップS23において、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS27において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D4の状態に回転されている(ジョグダイヤル62が回転されていない状態である)か否かを判定する。すなわち、ステップS27において、ジョグダイヤル62が、所定の時間だけ角度D4の状態になっているか否かが判定される。
【0102】
ステップS27において、例えば、角度D4の状態ではないと判定された場合、まだ曲番号を選択するために、ジョグダイヤル62が操作されていると見なし、その処理は、ステップS2に戻る。
【0103】
ステップS27において、例えば、角度D4の状態であると判定された場合、曲番号の選択操作が終了したものとみなし、曲番号が決定されていると判定され、その処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0104】
すなわち、曲番号の各桁の値は、100の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D1,D7に回転させる処理で、10の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D2,D6に回転させる処理で、1の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D3,D5に回転させる処理で操作することができるが、角度D1,D7、角度D2,D6、および角度D3,D5の場合の処理は、相互にジョグダイヤル62を回転させたときの動作が、インクリメントされるか、デクリメントされるかが異なるのみである。また、回転中心62b方向に押圧することにより、インクリメントとデクリメントの処理が切り換えられるので、実質的に100の位の値は、角度D1かD7のいずれかの角度を維持した状態で、所望の値の直前の値であっても、また、直後の値であってもジョグダイヤル62の押圧を変化させることにより設定することができる。同様にして、10の位の値は、角度D2かD6のいずれか、さらに、1の位の値は、角度D3かD5のいずれかで角度を変化させることなく各値を設定することができる。
【0105】
また、このため、所望の音楽コンテンツの曲番号をうっかり忘れてしまっても、例えば、所望の音楽コンテンツの曲番号が100番付近であるといったあいまいな情報に基づいて、ジョグダイヤル62を角度D2,D3に回転させたり、回転中心62bに押下したりすることで、曲番号100番付近の曲番号を順次変化させながら検索することも可能となる。
【0106】
さらに、以上の例においては、3桁の曲番号が設定されていた場合について説明してきたが、曲番号は、3桁に限らず、何桁の曲番号が設定されていてもよく、その場合、角度D1乃至D7の7個の角度の設定を桁数に合わせて変化させる必要があり、例えば、4桁の場合、角度D1乃至D9に設定して、1000の位の値は、角度D1,D9、100の位の値は、角度D2,D8、10の位の値は、角度D3,D7、1の位の値は、角度D4,D6でそれぞれ設定できるようにして、ジョグダイヤル62を動作させないときには、ジョグダイヤル62が角度D5となるようにしておくようにしてもよい。
【0107】
また、以上の例においては、曲番号の桁毎にインクリメント、または、デクリメントのそれぞれについて角度が設定されていたが、ジョグダイヤル62を回転中心62bに押圧することにより、実質的には、1つの角度でインクリメントもデクリメントもできるので、それぞれの桁の値のインクリメントやデクリメントを区別して設定せずに1つの角度で1つの桁の値を設定できるようにしてもよい。したがって、例えば、角度D1乃至D7の場合、角度D1乃至D3、および、角度D5乃至D7を各桁の値を操作できるようにすることで、今の場合、6桁の曲番号を選択できるようにしてもよい。
【0108】
さらに、以上の例においては、音楽コンテンツの曲番号を設定する場合について説明してきたが、ジョグダイヤル62により設定できる値は、曲番号に限らず、いわゆるビデオテープのカウンタでもよいし、音楽コンテンツ以外のコンテンツを識別する番号、例えば、画像や動画像などを含む画像コンテンツなどを識別する画像番号であってもよい。
【0109】
また、以上においては、ジョグダイヤル62がジョグリモートコントローラ6に設けられた場合について説明してきたが、ジョグダイヤル62は、ジョグリモートコントローラ6以外の部分に設けられてもよく、例えば、パーソナルコンピュータ1のキーボード18や、パーソナルコンピュータ1の本体になどに設けられるようにしてもよい。
【0110】
さらに、以上においては、ジョグリモートコントローラ6が、パーソナルコンピュータ1にUSB端子61で接続されている場合について説明してきたが、それ以外の接続方法で接続されていてもよく、例えば、シリアル端子によって接続されていてもよい。さらに、ジョグリモートコントローラ6は、パーソナルコンピュータ1以外のものに接続されるものであってもよく、例えば、ヘッドフォンステレオなどの電子機器に接続されるものであってもよい。
【0111】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からインストールされる。
【0112】
この記録媒体は、図2,図4に示すようにパーソナルコンピュータ1、または、ジョグリモートコントローラ6に予め組み込まれた状態で使用者に提供される、プログラムが記録されているHDD21、または、制御部71のROM(図示せず)だけではなく、コンピュータとは別に、使用者にプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41,75(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42,76(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43,77(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44,75(Memory Stickを含む)などよりなるパッケージメディアにより構成される。
【0113】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【0114】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、音楽コンテンツを選択する曲番号を容易に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータの構成を説明するブロック図である。
【図3】ジョグリモートコントローラの外観を示す図である。
【図4】ジョグリモートコントローラの構成を説明するブロック図である。
【図5】図3のジョグダイヤルの動作原理を示す図である。
【図6】図3のジョグダイヤルの回転軸断面図である。
【図7】図3のジョグダイヤルの右側側面図である。
【図8】図7の回転部材の軸断面図である。
【図9】図7の回転部材の軸断面図である。
【図10】ジョグローラを後方向に回転させたときに各出力端子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図11】ジョグローラを前方向に回転させたときに各出力端子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図12】図3のジョグダイヤルの側面の表面上の構成を示す図である。
【図13】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図14】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図15】曲番号を選択する処理を説明するフローチャートである。
【図16】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図17】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図18】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図19】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図20】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図21】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図22】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図23】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図24】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図25】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図26】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 ネットワーク, 3 EMDサーバ, 4WWWサーバ, 5,5−1,5−2 ポータブルデバイス, 6 ジョグリモートコントローラ, 7 ヘッドフォン, 62 ジョグダイヤル, 62a 凸部, 62b 回転中心, 65 LCD, 71 制御部, 72 操作部,73 音声出力部, 161 ロック, 171,171a乃至171g 溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作装置および方法、電子機器、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、多数の音楽コンテンツが番号で識別される場合、所望とする音楽コンテンツを識別する曲番号の選択を容易にできるようにした操作装置および方法、電子機器、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の音楽コンテンツが記録された記録媒体から所望の音楽コンテンツを選択し、再生の指令を送ることができるリモートコントローラが普及している。
【0003】
このようなリモートコントローラは、例えば、ヘッドフォンステレオに付属されているものであり、記録媒体に記録されている音楽コンテンツを再生するとき、所望の音楽コンテンツを選択して、再生させると共に、停止、早送り、または、早戻しといった操作をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の記録技術の進歩により1の記録媒体に大量のデータを記録することが可能となっている。例えば、MD(Mini Disc(商標))では、音楽コンテンツを最大で320分に相当する時間だけ記録することが可能となっており、市販されている音楽CD(Compact Disc(商標))で約4枚分の音楽データを記録することが可能となっている。また、CD−R(CD−Recordable)などの記録媒体に、音楽コンテンツがMP3(Moving Picture Experts Group1 Layer3)方式で圧縮されて記録されると、1枚のCD−Rに、音楽CDで約10枚分の音楽コンテンツを記録するといったことも可能となってきている(ただし、音楽CDのビットレートと同様のビットレートで圧縮した場合)。さらに、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)やHDD(Hard Disc Drive)レコーダを使用すれば、CD−Rで記録可能な音楽データの数倍もの音楽データを記録することが可能となっている。
【0005】
このように昨今の圧縮技術、および、記録技術により、1の記録媒体に大量の音楽コンテンツを記録することが可能となっている。
【0006】
しかしながら、このように1つの記録媒体に記録された膨大な量の音楽データの中から、上述のリモートコントローラを操作して、所望の音楽データを選択し、再生するには、早送り、または、早戻しといった操作を続けなければならず、例えば、早送り、または、早戻しといった操作を所定のボタンを押下することにより所望の音楽データを選択する場合、現在再生中の音楽データから所望の音楽データの位置まで早送り、または、早戻しのボタンを押下し続けなければならず、操作を煩わしいものとしているという課題があった。
【0007】
また、音楽コンテンツを識別する番号(例えば、曲番号)を予め設定しておき、その曲番号を直接入力して、所望の音楽データを選択することができるようにすることで、上述の課題を解決させることが提案されている。しかしながら、この場合、使用者は所望とする音楽コンテンツを選択するために、1の記録媒体に記録されている膨大な量の音楽コンテンツの中の所望とする音楽コンテンツの番号を正確に記憶していなければならないことになる。このため、例えば、所望とする音楽コンテンツの番号を忘れてしまうと、上述と同様に、早送り、または、早戻しといった操作により所望とする音楽コンテンツを順番に検索せざるを得ず、その度に音楽コンテンツを識別する曲番号を入力するという煩わしい処理を行わなければ音楽コンテンツを選択できないという課題があった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、膨大な量の音楽コンテンツを記録した記録媒体から所望とする音楽コンテンツを識別する曲番号を容易に選択できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の操作装置は、回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出手段と、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定手段と、決定手段により決定された桁の番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減手段と、回転押圧型操作素子が、検出手段により検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段の判定結果に基づいて、増減手段は、決定手段により決定された桁の番号を第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させることを特徴とする。
【0010】
前記データは、音楽コンテンツ、または、画像コンテンツとするようにすることができ、番号は、音楽コンテンツ、または、画像コンテンツを識別する曲番号、または、画像番号とするようにすることができる。
【0011】
本発明の電子機器は、請求項1に記載の操作装置を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の操作方法は、回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された桁の番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減ステップと、回転押圧型操作素子が、検出ステップの処理で検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定ステップとを含み、判定ステップの処理での判定結果に基づいて、増減ステップの処理は、決定ステップの処理で決定された桁の番号を第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させることを特徴とする。
【0013】
本発明の記録媒体のプログラムは、回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、回転押圧型操作素子が、検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとを含み、判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、増減制御ステップの処理は、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させることを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、回転押圧型操作素子が、検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとをコンピュータに実行させ、判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、増減制御ステップの処理は、決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させることを特徴とする。
【0015】
本発明の操作装置および方法、並びにプログラムにおいては、回転押圧型操作素子の回転角度が検出され、回転角度に対応してデータを識別する番号の桁が決定され、決定された桁の番号が第1の方向に増加、または、減少させられ、回転押圧型操作素子が、検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かが判定され、判定結果に基づいて、決定された桁の番号が第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。パーソナルコンピュータ1は、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどから構成されるネットワーク2に接続されている。パーソナルコンピュータ1は、EMD(Electronic Music Distribution)サーバ3から受信した、またはCD(Compact Disc)から読み取った楽音のデータ(以下、コンテンツと称する)を、そのまま記録するか、または所定の符号化の方式(例えば、ATRAC3(商標))に変換するとともにDES(Data Encryption Standard)などの暗号化方式で暗号化して記録する。
【0017】
パーソナルコンピュータ1は、平文のまま、または暗号化して記録しているコンテンツに対応して、コンテンツの利用条件を示す権利情報を記録する。
【0018】
権利情報は、例えば、その権利情報に対応するコンテンツを同時に利用することができるポータブルデバイス(Portable Device(PDとも称する))の台数を示す。権利情報に示される数だけコンテンツをポータブルデバイスにコピーしたときでも、パーソナルコンピュータ1は、そのコンテンツを再生できる。
【0019】
また、権利情報は、そのコンテンツをコピーすることができるか否かの情報を示す。コンテンツをポータブルデバイス5−1,5−2にコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1は記録しているコンテンツを再生できる。コンテンツの、ポータブルデバイス5−1,5−2に記憶させることができる回数は、制限される場合がある。この場合、コピーできる回数は、増えることがない。
【0020】
さらに、権利情報は、そのコンテンツを他のパーソナルコンピュータに移動することができるか否かの情報を示す。ポータブルデバイス5−1,5−2にコンテンツを移動させた後、パーソナルコンピュータ1が記録しているコンテンツは使用できなくなる(コンテンツが削除されるか、または権利情報が変更されて使用できなくなる)。
【0021】
パーソナルコンピュータ1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名(使用者の所望とする曲ファイルを集めたリスト:GUI(Graphical User Interface)上で作成することができる)、または再生条件など)と共に、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−1に記憶させるとともに、ポータブルデバイス5−1に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。より詳細には、コンテンツをコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録している、そのコンテンツに対応する権利情報のコピーできる回数は、1減らされる。コピーできる回数が0のとき、対応するコンテンツは、コピーすることができない。
【0022】
パーソナルコンピュータ1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータと共に、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−2に記憶させるとともに、ポータブルデバイス5−2に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。
【0023】
また、パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−1にパーソナルコンピュータ1がコピーしたコンテンツを、ポータブルデバイス5−1に消去させて(または、使用できなくさせて)、消去させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。より詳細には、コンテンツをコピーしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録している、対応するコンテンツの権利情報のコピーできる回数は、1増やされる。
【0024】
パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているポータブルデバイス5−2にパーソナルコンピュータ1がコピーしたコンテンツを、ポータブルデバイス5−2に消去させて(または、使用できなくさせて)、消去させたコンテンツに対応する権利情報を更新する。
【0025】
パーソナルコンピュータ1は、図示せぬ他のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス5−1にコピーしたコンテンツをコピーできない。パーソナルコンピュータ1は、他のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス5−2にコピーしたコンテンツをコピーできない。
【0026】
パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているジョグダイヤルリモートコントローラ6が使用者により操作されて、所定のコマンドが入力されたとき、対応する処理を実行する。また、パーソナルコンピュータ1は、USBケーブルを介して、接続されているジョグダイヤルリモートコントローラ6に対して、音楽コンテンツを再生する際、音声データを送出し、ジョグダイヤルリモートコントローラ6に接続されたヘッドフォン7に出力させる。
【0027】
EMDサーバ3は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または再生制限など)と共に、パーソナルコンピュータ1にコンテンツを供給する。
【0028】
EMDサーバ3が供給するコンテンツは、所定の符号化の方式で符号化され、所定の暗号化の方式で暗号化されている。EMDサーバ3は、コンテンツを復号するための鍵をパーソナルコンピュータ1に供給する。
【0029】
WWW(World Wide Web)サーバ4は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツを読み取ったCDに対応するデータ(例えば、CDのアルバム名、またはCDの販売会社など)、およびCDから読み取ったコンテンツに対応するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または作曲者名など)をパーソナルコンピュータ1に供給する。
【0030】
ポータブルデバイス5−1は、パーソナルコンピュータ1から供給されたコンテンツ(すなわち、コピーされたコンテンツ等)を、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、プレイリスト名、または再生制限など)と共に記憶する。ポータブルデバイス5−1は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。
【0031】
例えば、コンテンツに関連するデータとして記憶されている、再生制限としての再生回数を超えて再生しようとしたとき、ポータブルデバイス5−1は、対応するコンテンツの再生を停止する。コンテンツに関連するデータとして記憶されている再生制限としての、再生期限を過ぎた後に再生しようとしたとき、ポータブルデバイス5−1は、対応するコンテンツの再生を停止する。
【0032】
使用者は、コンテンツを記憶したポータブルデバイス5−1をパーソナルコンピュータ1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
【0033】
ポータブルデバイス5−2は、パーソナルコンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテンツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイス5−2は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポータブルデバイス5−2をパーソナルコンピュータ1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
【0034】
以下、ポータブルデバイス5−1,5−2を個々に区別する必要がないとき、単にポータブルデバイス5と称する。
【0035】
ジョグリモートコントローラ6は、回転押圧型操作素子からなるリモートコントローラであり、例えば、本出願人であるソニー株式会社製のジョグリモコン(登録商標)などである。ジョグリモートコントローラ6は、回転押圧型操作素子(例えば、ジョグダイヤル(商標))を操作することにより、パーソナルコンピュータ1を操作することができる。また、ジョグリモートコントローラ6は、接続されたヘッドフォン7に、パーソナルコンピュータ1により再生された音楽コンテンツを送出し、音声として出力させる。尚、ジョグリモートコントローラ6の詳細は、図3を参照して後述する。
【0036】
図2は、パーソナルコンピュータ1の構成を説明する図である。CPU(CentralProcessing Unit)11は、後述する機能を実現するための各種アプリケーションプログラムや、OS(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read−only Memory)12は、一般的には、CPU11が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Random−Access Memory)13は、CPU11の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス14により相互に接続されている。
【0037】
ホストバス14は、ブリッジ15を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス16に接続されている。
【0038】
キーボード18は、CPU11に各種の指令を入力するとき、使用者により操作される。マウス19は、ディスプレイ20の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ20は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disc Drive)21は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU11によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
【0039】
ドライブ22は、装着されている磁気ディスク41、光ディスク42(CDを含む)、光磁気ディスク43、または半導体メモリ44に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介して接続されているRAM13に供給する。
【0040】
USBポート23−1には、USBケーブルを介して、ポータブルデバイス5−1が接続される。USBポート23−1は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス5−1のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス5−1に出力する。
【0041】
USBポート23−2には、USBケーブルを介して、ポータブルデバイス5−2が接続される。USBポート23−2は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス5−2のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス5−2に出力する。
【0042】
USBポート23−3には、USBケーブルを介して、ジョグリモートコントローラ6が接続される。USBポート23−3は、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介して、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはジョグリモートコントローラ6のコマンドなどを含む)をジョグリモートコントローラ6に出力する。
【0043】
スピーカ24は、インターフェース17から供給された音声信号を基に、コンテンツに対応する所定の音声を出力する。
【0044】
これらのキーボード18乃スピーカ24は、インターフェース17に接続されており、インターフェース17は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
【0045】
通信部25は、ネットワーク2が接続され、CPU11、またはHDD21から供給されたデータ(例えば、コンテンツの送信要求など)を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワーク2を介して、送信するとともに、ネットワーク2を介して、受信したパケットに格納されているデータ(例えば、コンテンツなど)をCPU11、RAM13、またはHDD21に出力する。
【0046】
通信部25は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
【0047】
以下、USBポート23−1乃至23−3を個々に区別する必要がないとき、単に、USBポート23と称する。
【0048】
図3は、ジョグリモートコントローラ6の概観を示す図である。ジョグリモートコントローラ6のUSB端子61は、USBポート23−3に接続される。ジョグダイヤル62は、回転押圧型操作素子であり、矢印A方向、または、B方向に回転可能とされ、使用者により回転させられると、その回転角度に対応して、LCD65、および、ディスプレイ20上に表示される各種のコマンドを示すアイテムがスクロールされたり、コンテンツの番号、例えば、コンテンツが音楽コンテンツの場合、曲番号が指定されたり、さらには、再生、または、停止といった操作がなされる。そして、使用者は、ジョグダイヤル62を矢印C方向に押圧することにより、所望とするアイテムやコンテンツ(例えば、曲番号)を選択する(曲番号を入力する)。このとき選択されたアイテムやコンテンツに対応するコマンドがパーソナルコンピュータ1に出力される。シフトボタン63は、音量を調節するモードに表示内容を切替えるとき押下される。また、バックボタン64は、使用者が実行させた直前の動作を元に戻すとき押下される。ヘッドフォン7は、ジャック66を介して接続されており、ジョグリモートコントローラ6の本体に対してジャック66の抜き差しにより着脱可能になされている。
【0049】
図4は、ジョグリモートコントローラ6のブロック図である。制御部71は、CPU、ROM、および、RAMから構成された、いわゆるマイクロコンピュータであり、ジョグリモートコントローラ6の全体の動作を制御している。制御部71は、操作部72より入力された信号に対応して、例えば、画像をLCD65に表示させたり、USB端子61を介してパーソナルコンピュータ1より送信されてきた音楽コンテンツに対応した音声データを音声出力部73を介してヘッドフォン7に送出し、音声として出力させる。操作部72は、ジョグダイヤル62、シフトボタン63、および、バックボタン64の操作に対応する信号を制御部71に出力する。
【0050】
ドライブ74は、例えば、ジョグリモートコントローラ6から着脱可能なものであり(図3では、ドライブ74が接続されていない状態が図示されており、図示されていない)、装着されている磁気ディスク75、光ディスク76(CDを含む)、光磁気ディスク77、または半導体メモリ78に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、制御部71に供給する。
【0051】
次に、図5を参照して、ジョグダイヤル62の概念的な構成について説明する。図5に示すように、保持ブラケット81は、支点82を中心として揺動自在として中継基板62cに取付けられている。保持ブラケット81に、回転中心62bを軸としてジョグダイヤル62が矢印A方向、または、矢印B方向に正逆回転可能に保持されている。ジョグダイヤル62は、回転型のエンコーダを構成するもので、矢印A方向、または、矢印B方向に回転操作されたとき、その回転方向と回転量とが検出可能とされていると共に、押圧されたか否かが検出可能とされている。また、使用者によるジョグダイヤル62の回転操作、または、押圧操作を容易なものとするため、凸部62aが設けられている。ジョグダイヤル62は、図示せぬバネによる回転力(復元力)が矢印A方向、または、矢印B方向に働いており、ジョグダイヤル62が矢印A方向に回転されると、逆方向である矢印B方向に復元力が作用して、元の位置(凸部62aが所定の方向となる位置)にジョグダイヤル62を回転して戻し、同様にして、矢印B方向に回転されると矢印A方向に復元力が作用して、同様に元の位置に戻す。このため、ジョグダイヤル62は、使用者の指などにより回転操作、または、押圧操作された後、使用者がジョグダイヤル62から指を離す(ジョグダイヤル62が操作状態から開放される)と、元の位置(凸部62aが、ジョグリモートコントローラ6の本体から見て図3で示す位置)に常に戻る。尚、中継基盤62c、および、保持ブラケット81などは、実際には、ジョグリモートコントローラ6の本体内部に設けられているので、ジョグリモートコントローラ6からは、ジョグダイヤル62の凸部62aを含む一部が外部に露出されるのみとなっている。
【0052】
中継基板62c上には、押圧されたときにONとなる接点83が取付けられている。保持ブラケット81には、接点83の直上方において、押圧部81aが形成されている。接点83の上部接点端子となる可動接点端子83aが板ばね等によって形成されて、通常は接点83がOFFとなるように設定されている。この可動接点端子83aのばね力に抗してジョグダイヤル62が矢印C’方向から矢印C’’方向の範囲で示す方向から押し込み(押圧)操作されることによって、可動接点端子83aが押圧部81aによって下方へ押圧変位されて、接点83がONとされる。一方、回転中心62bと支点82は、中心位置がずれており、相互の中心を結ぶ直線と略平行に近い方向からのジョグダイヤル62の押圧は、押圧された力が支点82に直接かかることになり、押圧操作そのものが、困難なものとなる。
【0053】
次に、図6乃至図12を参照して、詳細なジョグダイヤル62の構成について説明する。尚、図5で示した構成と同様の構成(形状は異なるが、同一の機能を有するもの)については、同一の番号を付して適宜説明は省略する。
【0054】
保持ブラケット81は、図6で示す軸線βが揺動支点82を構成している。ただし、保持ブラケット81は、わずかではあるが、中継基板62cに対して図中上下方向にもほぼまっすぐストローク変位可能とされている。保持ブラケット81には、図7で示すように側端縁部において、左右一対の突起状の軸部81cを有し、この軸部81cが、中継基板62cに形成された左右一対の保持孔131内に、上下方向にわずかに変位可能として嵌合されている。これにより、保持ブラケット81は、中継基板62cによって、軸線α(図5の回転中心62bの位置に対応する)を中心にして揺動自在、かつ上下方回にわずかに変位可能となるように保持されている。
【0055】
中継基板62c上には、接点83が構成され、前述のようにばね性を有するその可動接点端子83aの直上方に位置するように、保持ブラケット81の下面に押圧部81aが形成されている。ジョグダイヤル62を押し込み操作することによって、接点83がONとされる。なお、接点83および押圧部81aは、ジョグダイヤル62の軸線方向略中間部に存在するように配置されるために、本来であれば図6においては示されないが、この接点83と押圧部81aとの関係を明確に示すために、接点83、押圧部81aの位置を本来の位置よりもジョグダイヤル62の軸線方向にずらして描いている。
【0056】
ジョグダイヤル62は、軸部材112と、軸部材112の外周に嵌合、一体化された外皮部材113とを有する。軸部材112は、回転軸線αを構成するもので、その左右端部が、保持ブラケット81に正逆回転可能に保持されている。また、外皮部材113は、使用者によって直接触れられるために、軟質の合成樹脂等によって滑りにくくされており、滑り止めのために、その外周には周方向等間隔に凹凸が施されている。なお、外皮部材113の一部は、保持ブラケット81の上方へわずかに突出されている。
【0057】
軸部材112の各端部は、図6で示すように、外皮部材113によっては被覆されることなく、露出状態とされる。軸部材112そのものは、合成樹脂等によって絶縁性を有するように形成されているが、その外周面には、図8で示すように、導電性被膜141が施されている。図8,図9では、導電性被膜141はその存在を明確にするために実際よりも厚く描かれている。
【0058】
導電性被膜141は、軸部材112の一端部においては、図8で示すように、軸部材112の周方向全長に渡って存在するように設定されている。また、導電性被膜141は、軸部材112の他端部においては、軸部材112の周方向に等間隔に分断されて存在している。
【0059】
中継基板62cには、図8で示すように、導電性のばね材からなる細長い出力端子142が設けられ、この出力端子142が、導電性被膜141に常時接触されている。また、中継基板62cには、図9で示すように、導電性のばね材からなる細長い出力端子143,144が設けられ、各出力端子143,144が、それぞれ導電性部材141に向けて付勢されている。2つの出力端子143,144とは、互いに軸部材112の軸方向に隔置され、かつ軸部材112の周方向においてわずかにずれた位置関係とされている。
【0060】
出力端子142から所定電圧を印加した状態で、ジョグダイヤル62の回転に応じて、出力端子143,144からは図10,図11に示すようなパルス状の電圧信号が検出される。出力端子143からの検出電圧が信号A(図10A,図11A)として示され、出力端子144からの検出電圧が信号B(図10B,図11B)として示される。信号Aと信号Bとは、パルスの立ち上がり時点あるいは立ち下がり時点という検出時点に時間差を生じる。信号Aの検出時点と構号Bの検出時点とを比較してどちらが早く検出されたかをみることによって、ジョグダイヤル62の回転方向が識別される。また、検出されたパルス数がカウントされることによって、ジョグダイヤル62の回転量を検出することができる。単位時間あたりの回転量を演算することによって、ジョグダイヤル62の回転速度を検出することができる。
【0061】
また、ジョグダイヤル62の側面部には、図12で示すように、回転中心62bに対して同心円状に、かつ、回転可能な角度の範囲内に、溝171a乃至171gが設けられている。また、ジョグダイヤル62の側面に対して垂直方向の位置に、ロック161が設けられており、図示せぬバネにより軸161aを中心として、図中の矢印D方向にジョグダイヤル62の側面部を、その端部161bが押圧するように構成されている。さらに、端部161bは、その先端部が、溝171a乃至171gの幅よりも略小径に形成されており、ジョグダイヤル62が回転中心62bを回転軸として回転し、端部161bが溝171a乃至171gの位置になると、溝171a乃至171gに嵌まり込むように形成されている。溝171a乃至171gは、所定の角度の間隔で設けられている。尚、以下の説明において、溝171a乃至溝171gを特に区別する必要が無いとき、単に、溝171と称するものとする。また、その他の構成についても同様とする。
【0062】
このような構成により、ジョグダイヤル62が回転中心62bを軸として回転する場合、端部161bが、溝171a乃至171gに嵌まり込むとき、ジョグダイヤル62の回転は、規制された状態となる。図12の場合、凸部62aが角度D5の位置となるようにジョグダイヤル62が回転されており、溝171cにロック161の端部161bが嵌まり込む。このため、ジョグダイヤル62は、この状態で回転が規制される。
【0063】
一方、使用者が、ロック161の端部161bを溝171に押圧する以上の力で、ジョグダイヤル62を矢印A方向、または、矢印B方向に回転させると、ロック161は、溝171から外れてジョグダイヤル62の回転の規制が解除される。すなわち、図12の場合、ロック161の端部161bが溝171cを押圧することにより回転が規制されている力以上の負荷が使用者により凸部62aにかけられて、ジョグダイヤル62が矢印A方向、または、矢印B方向に回転させられると端部161bが溝171cから外れて、矢印A方向、または、矢印B方向に回転する。
【0064】
このような構成により、今の場合、溝171a乃至171gに対応する角度D1乃至D7に、ジョグダイヤル62の凸部62aが位置するように回転されると、その状態のときに、ロック161が溝171に嵌まり込むので、回転に規制が加えられることになる。結果として、使用者は、ジョグダイヤル62を回転させながら、回転角度D1乃至D7を通過するとき、この回転角度を認識することが可能となる。尚、今の場合、ジョグダイヤル62の操作が終了し、または、操作されない状態のとき、ジョグダイヤル62の凸部62aは、図示せぬバネの反発力により、角度D4の位置に停止するように設定されている。また、ロック161によるジョグダイヤル62への回転の規制は、使用者がジョグダイヤル161を回転させるとき、指先で抵抗を感知できる程度のものでよく、回転を妨げるほどのものでなくてもよい。このような構成により、使用者は、ジョグダイヤル62の操作性を低下させること無く、角度に応じて回転が規制されるので回転角度を認識することが可能となる。
【0065】
さらに、ロック161により回転が規制された状態で、回転角度に応じた信号が制御部71に出力され、ジョグダイヤル62の凸部62aが回転中心62b方向に押圧されることで、可動接点端子83aが接点83に接触してONにされるので、回転角度に応じてジョグダイヤル62が押圧されたことを示す信号が制御部71に出力される。
【0066】
このような構成により、ジョグダイヤル62を操作することで、例えば、その回転角度毎の7種類の信号に加えて押圧されたことを示す信号により合計14種類の信号が出力され、この信号を利用して、例えば、音楽コンテンツを識別する曲番号を選択することができる。
【0067】
すなわち、例えば、曲番号が3桁の000乃至999までの整数で設定されているものとすると、図13で示すように、角度D1にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D1にジョグダイヤル62が回転された状態で、図14で示すように、さらに回転中心62b方向に押下される(図14のジョグダイヤル62’で示すように押下される)と、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0068】
すなわち、角度D1の位置にジョグダイヤル62が回転されると、曲番号の第3桁目が、インクリメントする方向に値が変化し(値が大きくなっていくように変化し)、さらに、回転中心62b方向に押下されると、曲番号の第3桁目が、デクリメントする方向(インクリメント方向と逆方向に値が小さくなっていく方向)に変化する。
【0069】
また、同様にして、角度D2にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D2にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0070】
さらに、角度D3にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D3にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0071】
また、角度D4にジョグダイヤル62が回転された場合(ジョグダイヤル62が使用者により操作されない状態の場合)、制御部71は、そのときに選択されている曲番号の値を表示し、この状態で、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、そのときの曲番号に対応する音楽コンテンツの再生、または、停止を指令するコマンドをUSB端子61を介してパーソナルコンピュータ1に出力する。
【0072】
さらに、角度D5にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D5にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の1桁目の数値(1の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0073】
また、角度D6にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D6にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の2桁目の数値(10の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0074】
さらに、角度D7にジョグダイヤル62が回転された場合、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をデクリメントし、0までデクリメントすると、9からデクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。また、角度D7にジョグダイヤル62が回転された状態で、さらに回転中心62b方向に押下されると、制御部71は、曲番号の3桁目の数値(100の位の値)をインクリメントし、9までインクリメントすると、0からインクリメントする処理を繰り返し、LCD65に表示する。
【0075】
次に、図15のフローチャートを参照して、曲番号選択処理について説明する。尚、ここでは、図16で示すように、現在、LCD65に表示されている曲番号「555」の状態から曲番号「777」を選択する処理について説明する。
【0076】
ステップS1において、制御部71は、操作部72のジョグリモートコントローラ6が操作されて、曲番号を選択する処理の開始を示す操作(例えば、シフトボタン63を押しながら、ジョグダイヤル62が角度D4以外の角度に回転されるような処理)がなされたか否かを判定し、曲番号を選択する処理の開始を示す操作がなされたと判定されるまで、その処理を繰り返す。ステップS1において、曲番号を選択する処理の開始を示す操作がなされたと判定された場合、ステップS2において、制御部71は、操作部72のジョグダイヤルコントローラ6のジョグダイヤル62の出力端子143,144からの信号(図10,図11で示したような信号)に基づいて、ジョグダイヤル62の回転状態(回転角度)を検出する。
【0077】
ステップS3において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D1の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D1の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS4に進む。より詳細には、角度D1の状態に所定の時間だけ維持された場合(例えば、1秒程度の時間、角度D1の位置でジョグダイヤル62の回転が停止している場合)、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS4に進む。
【0078】
ステップS4において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否か、すなわち、その状態で、可動接点端子83aが接点83に接触しているか否かを判定し、押圧されていない(可動接点端子83aが接点83に接触していない)と判定した場合、ステップS5において、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第3桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D1の状態に維持されている限り、ステップS2乃至S5の処理が繰り返されるので、曲番号の第3桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0079】
ステップS4において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS6において、制御部71は、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第3桁目の数値を1デクリメントする。
【0080】
すなわち、例えば、ステップS5の処理により、第3桁目の値がインクリメントされ続けて、図18で示すように、所望とする「7」の値を超えて「8」になってしまった場合、ジョグダイヤル62を回転中心62a方向に押下することにより、デクリメントさせることができ、図19で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2乃至S5、または、ステップS2乃至S4,S6の処理を繰り返すことができる。
【0081】
ステップS3において、ジョグダイヤル62が角度D1の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS7において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D2の状態になるように使用者がジョグダイヤル62を操作して、図20で示すように、角度D2の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS8に進む。より詳細には、角度D2の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS8に進む。
【0082】
ステップS8において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS9において、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を図21で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第2桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D2の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7乃至S9の処理が繰り返されるので、曲番号の第2桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0083】
ステップS8において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS10において、制御部71は、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を図21で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第2桁目の数値を1デクリメントする。
【0084】
すなわち、例えば、ステップS9の処理により、第2桁目の値がインクリメントされ続けて、図22で示すように、所望とする「7」の値を超えて、「9」になってしまった場合、ジョグダイヤル62を回転中心62a方向に押下することにより、デクリメントさせることができ、図23で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7乃至S9、または、ステップS2,S3,S7,S8,S10の処理を繰り返すことができる。
【0085】
ステップS7において、ジョグダイヤル62が角度D2の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS11において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D3の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、例えば、図24で示すように、角度D3の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS12に進む。より詳細には、角度D3の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS12に進む。
【0086】
ステップS12において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS13において、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を図25で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第1桁目の値を1インクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D3の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11乃至S13の処理が繰り返されるので、曲番号の第1桁目の値はインクリメントされ続けることになる。
【0087】
ステップS12において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS14において、制御部71は、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を、図25で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第1桁目の数値を1デクリメントする。
【0088】
すなわち、図26で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11乃至S13、または、ステップS2,S3,S7,S11,S12,S14の処理を繰り返すことができる。
【0089】
ステップS11において、ジョグダイヤル62が角度D3の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS15において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D5の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D5の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS16に進む。より詳細には、角度D5の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS16に進む。
【0090】
ステップS16において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS17において、LCD65を制御して、図25で示すように第1桁目の数値の表示を、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第1桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D5の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15乃至S17の処理が繰り返されるので、曲番号の第1桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0091】
ステップS16において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS18において、制御部71は、LCD65を制御して、第1桁目の数値の表示を、図25で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第1桁目の数値を1インクリメントする。
【0092】
すなわち、図26で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15乃至S17、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S16,S18の処理を繰り返すことができる。
【0093】
ステップS15において、ジョグダイヤル62が角度D5の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS19において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D6の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D6の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS20に進む。より詳細には、角度D6の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS20に進む。
【0094】
ステップS20において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS21において、LCD65を制御して、図21で示すように第2桁目の数値の表示を、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第2桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D6の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19乃至S21の処理が繰り返されるので、曲番号の第2桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0095】
ステップS20において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS22において、制御部71は、LCD65を制御して、第2桁目の数値の表示を、図21で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第2桁目の数値を1インクリメントする。
【0096】
すなわち、図23で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19乃至S21、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S20,S22の処理を繰り返すことができる。
【0097】
ステップS19において、ジョグダイヤル62が角度D6の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS23において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されているか否かを判定する。例えば、角度D7の状態になるように使用者によりジョグダイヤル62が操作されて、角度D7の状態にジョグダイヤル62が回転されたと判定された場合、その処理は、ステップS24に進む。より詳細には、角度D7の状態に所定の時間だけ維持された場合、制御部71は、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されていると判定し、その処理は、ステップS24に進む。
【0098】
ステップS24において、制御部71は、ジョグダイヤル62が回転中心62b方向に押圧されているか否かを判定し、押圧されていないと判定した場合、ステップS25において、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を、図17で示すように、点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、曲番号の第3桁目の値を1デクリメントし、その処理は、ステップS2に戻る。したがって、ジョグダイヤル62が、角度D7の状態に維持されている限り、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23乃至S25の処理が繰り返されるので、曲番号の第3桁目の値はデクリメントされ続けることになる。
【0099】
ステップS24において、ジョグダイヤル62が押圧されていると判定された場合、ステップS26において、制御部71は、LCD65を制御して、第3桁目の数値の表示を、図17で示すように点線で囲むなどして選択されたことを示すように変化させ、さらに、第3桁目の数値を1インクリメントする。
【0100】
すなわち、図19で示すように、所望とする「7」に設定できるまで、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23乃至S25、または、ステップS2,S3,S7,S11,S15,S19,S23,S24,S26の処理を繰り返すことができる。
【0101】
ステップS23において、ジョグダイヤル62が角度D7の状態に回転されていないと判定された場合、ステップS27において、制御部71は、ステップS2の処理において検出された操作部72の回転状態の検出結果に基づいて、ジョグダイヤル62が角度D4の状態に回転されている(ジョグダイヤル62が回転されていない状態である)か否かを判定する。すなわち、ステップS27において、ジョグダイヤル62が、所定の時間だけ角度D4の状態になっているか否かが判定される。
【0102】
ステップS27において、例えば、角度D4の状態ではないと判定された場合、まだ曲番号を選択するために、ジョグダイヤル62が操作されていると見なし、その処理は、ステップS2に戻る。
【0103】
ステップS27において、例えば、角度D4の状態であると判定された場合、曲番号の選択操作が終了したものとみなし、曲番号が決定されていると判定され、その処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0104】
すなわち、曲番号の各桁の値は、100の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D1,D7に回転させる処理で、10の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D2,D6に回転させる処理で、1の位の値については、ジョグダイヤル62を角度D3,D5に回転させる処理で操作することができるが、角度D1,D7、角度D2,D6、および角度D3,D5の場合の処理は、相互にジョグダイヤル62を回転させたときの動作が、インクリメントされるか、デクリメントされるかが異なるのみである。また、回転中心62b方向に押圧することにより、インクリメントとデクリメントの処理が切り換えられるので、実質的に100の位の値は、角度D1かD7のいずれかの角度を維持した状態で、所望の値の直前の値であっても、また、直後の値であってもジョグダイヤル62の押圧を変化させることにより設定することができる。同様にして、10の位の値は、角度D2かD6のいずれか、さらに、1の位の値は、角度D3かD5のいずれかで角度を変化させることなく各値を設定することができる。
【0105】
また、このため、所望の音楽コンテンツの曲番号をうっかり忘れてしまっても、例えば、所望の音楽コンテンツの曲番号が100番付近であるといったあいまいな情報に基づいて、ジョグダイヤル62を角度D2,D3に回転させたり、回転中心62bに押下したりすることで、曲番号100番付近の曲番号を順次変化させながら検索することも可能となる。
【0106】
さらに、以上の例においては、3桁の曲番号が設定されていた場合について説明してきたが、曲番号は、3桁に限らず、何桁の曲番号が設定されていてもよく、その場合、角度D1乃至D7の7個の角度の設定を桁数に合わせて変化させる必要があり、例えば、4桁の場合、角度D1乃至D9に設定して、1000の位の値は、角度D1,D9、100の位の値は、角度D2,D8、10の位の値は、角度D3,D7、1の位の値は、角度D4,D6でそれぞれ設定できるようにして、ジョグダイヤル62を動作させないときには、ジョグダイヤル62が角度D5となるようにしておくようにしてもよい。
【0107】
また、以上の例においては、曲番号の桁毎にインクリメント、または、デクリメントのそれぞれについて角度が設定されていたが、ジョグダイヤル62を回転中心62bに押圧することにより、実質的には、1つの角度でインクリメントもデクリメントもできるので、それぞれの桁の値のインクリメントやデクリメントを区別して設定せずに1つの角度で1つの桁の値を設定できるようにしてもよい。したがって、例えば、角度D1乃至D7の場合、角度D1乃至D3、および、角度D5乃至D7を各桁の値を操作できるようにすることで、今の場合、6桁の曲番号を選択できるようにしてもよい。
【0108】
さらに、以上の例においては、音楽コンテンツの曲番号を設定する場合について説明してきたが、ジョグダイヤル62により設定できる値は、曲番号に限らず、いわゆるビデオテープのカウンタでもよいし、音楽コンテンツ以外のコンテンツを識別する番号、例えば、画像や動画像などを含む画像コンテンツなどを識別する画像番号であってもよい。
【0109】
また、以上においては、ジョグダイヤル62がジョグリモートコントローラ6に設けられた場合について説明してきたが、ジョグダイヤル62は、ジョグリモートコントローラ6以外の部分に設けられてもよく、例えば、パーソナルコンピュータ1のキーボード18や、パーソナルコンピュータ1の本体になどに設けられるようにしてもよい。
【0110】
さらに、以上においては、ジョグリモートコントローラ6が、パーソナルコンピュータ1にUSB端子61で接続されている場合について説明してきたが、それ以外の接続方法で接続されていてもよく、例えば、シリアル端子によって接続されていてもよい。さらに、ジョグリモートコントローラ6は、パーソナルコンピュータ1以外のものに接続されるものであってもよく、例えば、ヘッドフォンステレオなどの電子機器に接続されるものであってもよい。
【0111】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からインストールされる。
【0112】
この記録媒体は、図2,図4に示すようにパーソナルコンピュータ1、または、ジョグリモートコントローラ6に予め組み込まれた状態で使用者に提供される、プログラムが記録されているHDD21、または、制御部71のROM(図示せず)だけではなく、コンピュータとは別に、使用者にプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41,75(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42,76(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43,77(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44,75(Memory Stickを含む)などよりなるパッケージメディアにより構成される。
【0113】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【0114】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、音楽コンテンツを選択する曲番号を容易に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータの構成を説明するブロック図である。
【図3】ジョグリモートコントローラの外観を示す図である。
【図4】ジョグリモートコントローラの構成を説明するブロック図である。
【図5】図3のジョグダイヤルの動作原理を示す図である。
【図6】図3のジョグダイヤルの回転軸断面図である。
【図7】図3のジョグダイヤルの右側側面図である。
【図8】図7の回転部材の軸断面図である。
【図9】図7の回転部材の軸断面図である。
【図10】ジョグローラを後方向に回転させたときに各出力端子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図11】ジョグローラを前方向に回転させたときに各出力端子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図12】図3のジョグダイヤルの側面の表面上の構成を示す図である。
【図13】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図14】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図15】曲番号を選択する処理を説明するフローチャートである。
【図16】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図17】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図18】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図19】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図20】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図21】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図22】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図23】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図24】ジョグダイヤルの動作を説明する図である。
【図25】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【図26】LCDの表示例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 ネットワーク, 3 EMDサーバ, 4WWWサーバ, 5,5−1,5−2 ポータブルデバイス, 6 ジョグリモートコントローラ, 7 ヘッドフォン, 62 ジョグダイヤル, 62a 凸部, 62b 回転中心, 65 LCD, 71 制御部, 72 操作部,73 音声出力部, 161 ロック, 171,171a乃至171g 溝
Claims (6)
- 回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出手段と、
前記回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された桁の前記番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減手段と、
前記回転押圧型操作素子が、前記検出手段により検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記増減手段は、前記決定手段により決定された桁の番号を前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させる
ことを特徴とする操作装置。 - 前記データは、音楽コンテンツ、または、画像コンテンツであり、前記番号は、前記音楽コンテンツ、または、画像コンテンツを識別する曲番号、または、画像番号である
ことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 請求項1に記載の操作装置を備えることを特徴とする電子機器。
- 回転押圧型操作素子の回転角度を検出する検出ステップと、
前記回転角度に対応してデータを識別する番号の桁を決定する決定ステップと、
前記決定ステップの処理で決定された桁の前記番号を第1の方向に増加、または、減少させる増減ステップと、
前記回転押圧型操作素子が、前記検出ステップの処理で検出された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かを判定する判定ステップとを含み、
前記判定ステップの処理での判定結果に基づいて、前記増減ステップの処理は、前記決定ステップの処理で決定された桁の番号を前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に増加、または、減少させる
ことを特徴とする操作方法。 - 回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、
前記回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、
前記決定制御ステップの処理で決定された桁の前記番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、
前記回転押圧型操作素子が、前記検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとを含み、
前記判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、前記増減制御ステップの処理は、前記決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の前記第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させる
ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 回転押圧型操作素子の回転角度の検出を制御する検出制御ステップと、
前記回転角度に対応してデータを識別する番号の桁の決定を制御する決定制御ステップと、
前記決定制御ステップの処理で決定された桁の前記番号の第1の方向への増加、または、減少を制御させる増減制御ステップと、
前記回転押圧型操作素子が、前記検出制御ステップの処理で検出が制御された回転角度に回転された状態で押圧されたか否かの判定を制御する判定制御ステップとをコンピュータに実行させ、
前記判定制御ステップの処理での判定結果に基づいて、前記増減制御ステップの処理は、前記決定制御ステップの処理で決定された桁の番号の前記第1の方向とは逆方向の第2の方向への増加、または、減少を制御させる
ことを特徴とするプログラム。
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- 2002-07-12 JP JP2002204701A patent/JP2004046645A/ja active Pending
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