JP2000030372A - オーディオ再生装置 - Google Patents

オーディオ再生装置

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JP2000030372A
JP2000030372A JP10210376A JP21037698A JP2000030372A JP 2000030372 A JP2000030372 A JP 2000030372A JP 10210376 A JP10210376 A JP 10210376A JP 21037698 A JP21037698 A JP 21037698A JP 2000030372 A JP2000030372 A JP 2000030372A
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processing
function
music information
effect
jog dial
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JP10210376A
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English (en)
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Yoichi Yamada
洋一 山田
Tomohiko Kimura
友彦 木村
Hiroyuki Isobe
広幸 礒部
Hajime Ishita
源 井下
Akira Atsumi
晃 渥美
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/24Arrangements for providing constant relative speed between record carrier and head
    • G11B19/247Arrangements for providing constant relative speed between record carrier and head using electrical means
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    • G11B27/005Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/195Modulation effects, i.e. smooth non-discontinuous variations over a time interval, e.g. within a note, melody or musical transition, of any sound parameter, e.g. amplitude, pitch, spectral response, playback speed
    • G10H2210/241Scratch effects, i.e. emulating playback velocity or pitch manipulation effects normally obtained by a disc-jockey manually rotating a LP record forward and backward
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2545CDs

Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルディスクから音楽情報を再生し、エフ
ェクト効果を施して再生する際の操作性の向上等を図
る。 【解決手段】音楽情報が記録されたCD1から音楽情報
を再生する再生系Bと、各種のエフェクト効果を設定す
るための操作ボタン14〜17と、回動自在なJOGダ
イヤル10が備えられている。操作者がこれらの操作ボ
タン14〜17をオン状態にして、JOGダイヤル10
を回転操作すると、その回転状態をパルスエンコーダ1
9及びシステムコントローラAが検出し、再生系Bに設
けられているオーディオDSP6に対し、音楽情報をそ
の回転状態に応じて加工処理させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVD等の
デジタル記憶方式のディスク型記録媒体から音楽情報を
再生するオーディオ再生装置に関し、特に、その音楽情
報にエフェクト効果を施して再生することができるオー
ディオ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、LPレコード等のアナログ記憶方
式のレコード(以下、アナログディスクという)を用い
て、再生音楽に様々なエフェクト効果を付加する演出技
法が知られている。
【0003】例えば、ディスコテック等では、DJと呼
ばれる演出者が、アナログレコードプレーヤで音楽を再
生しながら、手操作によりアナログディスクの回転状態
を変化させ、これにより本来の音楽とは異なる音程(ピ
ッチ)や音調(トーン)で再生させたり、擬音等の効果
音を生成させて、ダンス等に適したエフェクト効果を得
るようにしている。また、このようなエフェクト効果を
利用して、新しい感覚の音楽を作曲したり演奏する等の
音楽活動も積極的に行われている。
【0004】また、音楽情報を記録する記録媒体に着目
すると、アナログディスクに代わって、CD(コンパク
トディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)等の
デジタル方式の記録媒体(以下、デジタルディスクとい
う)が飛躍的に普及するに至り、旧来からのアナログデ
ィスクでは、多種多様な音楽情報を入手できない状況と
なっている。このため、CDやDVD等のデジタルディ
スクを用いて、アナログディスクと同様のエフェクト効
果が得られるCDプレーヤやDVDプレーヤ等のオーデ
ィオ再生装置が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デジタル方式
のオーディオ再生装置は、複雑なデジタルオーディオ技
術の適用により、CDやDVD等のデジタルディスクに
記憶されている音楽情報を再生するので、これらのデジ
タルディスクをアナログディスクと同様に手操作して
も、所望のエフェクト効果を得ることができない。
【0006】特に、アナログレコードプレーヤを用いる
場合には、演出者は、アナログディスクを直接手操作す
ることで、あたかも楽器を扱う感覚でエフェクト効果を
演出できるが、従来のCDプレーヤやDVDプレーヤ等
のオーディオ再生装置では、このような操作感の得られ
るものはなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の課題を克服するために成されたものであり、音楽情報
が記録されたデジタルディスクからその音楽情報を再生
するオーディオ再生装置であって、回動自在に設けられ
た回転体と、上記回転体の回転状態を検出する検出手段
と、上記再生される音楽情報を上記検出手段で検出され
る回転状態に応じて加工処理する加工手段とを備える構
成とした。
【0008】また、上記加工手段を、上記再生された音
楽情報と、上記再生される音楽情報を上記検出手段で検
出される回転状態に応じて遅延することで得られる音楽
情報とを混合することにより、上記加工処理を行う構成
とした。
【0009】また、上記加工手段を、上記検出手段で検
出される回転状態に応じて、上記再生される音楽情報の
ピッチを変化させることにより、上記加工処理を行う構
成とした。
【0010】また、上記加工手段を、上記検出手段で検
出される回転状態に応じて、上記再生された音楽情報の
周波数成分を変化させることにより、上記加工処理を行
う構成とした。
【0011】これらの構成によれば、操作者が回転体を
操作すると、その回転状態に応じて音楽情報を加工し、
音楽情報に多様なエフェクト効果が施される。
【0012】また、上記加工手段を、上記検出手段で検
出される回転状態が停止状態になると、上記音楽情報に
対する上記加工処理を上記音楽情報の上記加工処理開始
直前の元の再生状態に徐々に戻す構成とした。
【0013】かかる構成によれば、回転体の操作により
その回転状態に応じて音楽情報を加工し、その後に回転
体の操作が止められると、音楽情報の再生が回転体の操
作開始直前の状態に徐々に戻される。
【0014】また、操作者の指示に従って作動すると共
に、上記検出手段が上記回転体の停止を検出すると、少
なくともその停止時直前の回転状態に基づいて上記加工
処理を繰り返させる繰返手段を備える構成とした。
【0015】かかる構成によれば、操作者が回転体の操
作を止めても、予め繰返手段に対して指示しておくこと
で、回転体の停止時直前の回転状態に基づいて音楽情報
の加工処理が継続される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。尚、音楽情報がピット情報とし
て記録され、光学手段によって音楽情報の読取りが行わ
れるコンパクトディスクを対象としたオーディオ再生装
置の実施形態について説明する。
【0017】図1は、本実施形態のオーディオ再生装置
の構成を示すブロック図である。
【0018】同図において、このオーディオ再生装置
は、本オーディオ再生装置全体を制御するシステムコン
トローラAと、CD(コンパクトディスク)1に記録さ
れている音楽情報を再生する再生系Bと、操作部C、表
示部Dを備えて構成されている。
【0019】システムコントローラAは、予め設定され
たシステムプログラムの実行により所定の制御を行うマ
イクロプロセッサ(MPU)を備え、操作者が操作部C
を操作するのに応じて、再生系Bと表示部Dを制御す
る。
【0020】表示部Dは、液晶ディスレイ等で構成さ
れ、システムコントローラAの指示に従って、本オーデ
ィオ再生装置の動作状況や、後述する各種エフェクト機
能の動作モード等を、文字や図柄等で表示するようにな
っている。
【0021】再生系Bには、CD1を回転駆動するスピ
ンドルモータ2と、CD1の記録面にレーザビームを照
射しその反射光から再生RF(高周波)信号S1を生成
するピックアップ3の他、PLL(フェーズロックルー
プ)回路4、信号処理回路5、音楽情報を様々に加工す
る手段としてのオーディオDSP(デジタルシグナルプ
ロセッサ)6、D/A変換器7、出力回路8が備えられ
ている。
【0022】ここで、PLL回路4は、再生RF信号S
1から同期信号を抽出し、この同期信号をスピードコン
トロール信号SCで指定される周波数及び位相に同期
(ロック)させるための再生用同期クロックS2を生成
する。
【0023】信号処理回路5は、再生用同期クロックS
2に基づいて、スピンドルサーボ制御信号とフォーカス
サーボ制御信号及びトラッキングサーボ制御信号等の所
謂サーボ制御信号を生成し、これらのサーボ制御信号に
よりスピンドルモータ2とピックアップ3をサーボ制御
する。更に、信号処理回路5は、再生RF信号S1から
フレーム同期パターンを分離し、EFM復調、誤り訂正
などの信号処理を行うことでオーディオデータS3を生
成して、オーディオDSP6へ出力する。
【0024】オーディオDSP6は、エフェクト制御信
号ECの指示に従って、オーディオデータS3に対しエ
フェクト効果を与えるための信号処理を行い、その信号
処理で生成される変換オーディオデータS4をD/A変
換器7に供給することでアナログ変換させ、更に、出力
回路8に備えられたLR分離回路と可聴周波数帯域のロ
ーパスフィルタに通すことで、ステレオのアナログオー
ディオ信号S5を生成させる。
【0025】操作部Cの操作パネル面には、可変抵抗器
から成るスライドボリューム9と、ジョグダイヤルと呼
ばれる回動自在な回転体(以下、JOGダイヤルとい
う)10と、プッシュポップ式の押釦スイッチから成る
複数個の操作ボタン11〜17が備えられており、操作
者がこれらのスライドボリューム9とJOGダイヤル1
0及び操作ボタン11〜17を様々に組み合わせて操作
することで、多種多様なエフェクト効果を演出できるよ
うになっている。
【0026】スライドボリューム9は、電源電圧端子V
ccとグランド端子GNDとの間に接続された抵抗体9a
と、抵抗体9aに摺接するスライド摘み9bとを備え、
スライド摘み9bの操作位置に応じた分割電圧Vsを発
生する。この分割電圧VsをA/D変換器18がデジタ
ルデータDVsに変換してシステムコントローラAへ転
送し、システムコントローラAは、デジタルデータDV
sに対応する周波数と位相情報を有するスピードコント
ロール信号SCをPLL回路4に供給する。そして、P
LL回路4がスピードコントロール信号SCに基づいて
再生用同期クロックS2を生成し、更に、信号処理回路
5が再生用同期クロックS2に基づいてスピンドルモー
タ2とピックアップ3をサーボ制御することにより、C
D1の回転数をスライド摘み9bの操作位置に対応させ
るようになっている。
【0027】このように、スライドボリューム9は、ス
ライド摘み9bの操作によりCD1の回転数を調節し、
再生音楽のテンポ(音調)を変化させるために設けられ
ている。
【0028】尚、スライド摘み9bが図中に示すホーム
ポジションの位置へ操作されると、CD1の回転数を通
常演奏のテンポに設定し、ホームポジションより電源電
圧端子Vcc側(操作パネルの手前側に当たる)へ操作さ
れると、CD1の回転数を通常演奏のテンポより遅く
し、ホームポジションよりグランド端子GND側(操作
パネルの奥側に当たる)へ操作されると、CD1の回転
数を通常演奏のテンポより速くする。更に、ホームポジ
ション位置でのCD1の回転数を基準(0.0%)とし
て、その回転数の増減変化率を±10.0%の範囲内で
調節できるようになっている。
【0029】JOGダイヤル10は、上面が平坦でその
一部分に円形凹部10aが形成された円盤状の構造を有
し、その上面に接触抵抗の大きな樹脂加工等が施されて
いる。かかる構造により、操作者に対して接触感と操作
感の向上が図られ、また、円形凹部10aの位置を見た
り触れるだけで、JOGダイヤル10の回転量と回転方
向を直感的に理解できるようになっている。
【0030】JOGダイヤル10の裏面側には、JOG
ダイヤル10の回転速度(角速度)と回転方向を検出
し、その検出信号SRをシステムコントローラAに供給
する光学式のパルスエンコーダ19が配設されている。
【0031】パルスエンコーダ19は、図2に示すよう
に、JOGダイヤル10の回転軸10bに一体化された
回転円板20と、本オーディオ再生装置の筐体等に固定
されて回転円板20の一側面に対向配置された固定板2
1と、回転円板20と固定板21とを挟んで対向する発
光素子22及び一対の受光素子23,24と、更に図3
に示すように、受光素子23,24の出力端子に接続さ
れたEXORゲート25及びD型フリップフロップ26
を備えて構成されている。
【0032】更に、回転円板20には、複数個の透過ス
リット20aが周方向に沿って等間隔に形成され、固定
板21にも透過スリット20aに対向する複数個の透過
スリット21aが形成され、受光素子23,24は、所
定の間隔をおいて並設されている。
【0033】かかる構造において、発光素子22から回
転円板20に向けて一定強度のビーム光が出射され、透
過スリット20aと21bを通過したときのビーム光を
受光素子23,24が受光・検知し、それらの検知信号
Sa,SbをEXORゲート25とD型フリップフロッ
プ26が解析することで、JOGダイヤル10の回転方
向を表す第1の信号Sdrと角速度を表す第2の信号Srt
とから成る検出信号SRをシステムコントローラAに供
給する。
【0034】次に、図4及び図5に示すタイミングチャ
ートを参照して、パルスエンコーダ19の作用を説明す
る。
【0035】図4は、パルスエンコーダ19に設けられ
た透過スリット20a,21aの基本的な作用を示して
いる。JOGダイヤル10が回転すると、それに伴って
透過スリット20aが、固定している透過スリット21
aに対して相対移動するため、発光素子22からのビー
ム光が、JOGダイヤル10の回転速度に同期して透過
スリット20aと21aを通過することとなる。この通
過した光を受光素子23,24が受光・検知すること
で、同図に示すような検知信号Sa,Sbが出力され、
JOGダイヤル10の回転状態が検出できるようになっ
ている。
【0036】また、図5は、JOGダイヤル10が回転
しているときの検知信号Sa,Sbと第1,第2の信号
Sdr,Srtの波形を示し、更に、時計周り方向(+)へ
回転した場合を期間T1に、反時計周り方向(−)へ回
転した場合を期間T2に示している。
【0037】JOGダイヤル10が時計周り方向(+)
に回転すると、検知信号Saは検知信号Sbより進相し
て発生し、この位相のズレに応じて、EXORゲート2
5に生じる第1の信号Sdrが論理レベル“H”に保たれ
る。一方、JOGダイヤル10が反時計周り方向(−)
に回転すると、検知信号Saは検知信号Sbより遅相し
て発生し、この位相のズレに応じて、EXORゲート2
5に生じる第1の信号Sdrが論理レベル“L”に保たれ
る。更に、JOGダイヤル10が時計周り方向(+)と
反時計周り方向(−)との何れの方向に回転した場合で
も、D型フリップフロップ26に生じる第2の信号Sdr
の論理レベルは、それぞれの角速度に応じて変化する。
【0038】そこで、第1,第2の信号Sdr,Srtの論
理レベルの変化をシステムコントローラAが調べること
により、JOGダイヤル10の回転方向と角速度を判定
している。更に、システムコントローラAは、予め決め
られた所定周期毎、具体的には10mS毎に検出信号S
Rを入力し、第2の信号Srtで表される角速度(単位時
間当たりの回転量)を累積加算することで、JOGダイ
ヤル10の回転量(すなわち、累積回転量)θを算出す
る。また、第1の信号Sdrで表される回転方向が時計周
り方向(+)であった場合には、1つ前に算出された累
積回転量に対して角度速を加算し、反時計周り方向
(−)であった場合には、1つ前に算出された累積回転
量に対して角度速を減算することで、累積回転量θを確
実に求めるようにしている。
【0039】次に、操作ボタン11〜17の各機能と、
それぞれの機能に対応してシステムコントローラA及び
オーディオDSP6に備えられている機能について説明
する。
【0040】図1において、操作ボタン11は所謂プレ
イ/ポーズボタンであり、押下操作が行われると、シス
テムコントローラAがこれを検出し、再生系Bに対して
CD1の再生開始又は一時停止を指示する。
【0041】操作ボタン12は、CUE(キュー)ボタ
ンと呼ばれ、操作者が所望の再生開始位置を指定するた
めに設けられている。例えば、CD1の再生中に、プレ
イ/ポーズボタン11を押下して一時停止状態にした
後、CUEボタン12を押下すると、システムコントロ
ーラAがCD1の一時停止位置を記憶する。そして、再
びCD1の再生を行い、その再生中にCUEボタン12
を押下すると、その押下操作の度に、上記の一時停止位
置から再生が開始されるようになっている。
【0042】操作ボタン13は、マスターテンポボタン
と呼ばれ、スライドボリューム9と関連してエフェクト
効果を発揮させる機能を有している。このマスターテン
ポボタン13が押下(オン)状態に設定されると、スラ
イドボリューム9のスライド摘み9bで指定されるテン
ポでCD1の再生が行われ、同時にそのピッチ(音程)
を変化させることなく再生が行われる。一方、マスター
テンポボタン13が押下操作されない場合(オフ状態)
には、スライドボリューム9のスライド摘み9bで指定
されるテンポでCD1の再生が行われ、同時にピッチ
(音程)もそのテンポに応じて変化する。
【0043】このように、マスターテンポボタン13
は、スライドボリューム9で再生音楽のテンポを変化さ
せる際に、再生音楽のピッチを変化させるか否かを選択
するための機能を有している。尚、マスターテンポボタ
ン13の詳細な作用については、本出願人が先に行った
特願平5−146405号に開示されている。
【0044】操作ボタン14は、JET(ジェット)ボ
タントと呼ばれ、JOGダイヤル10と関連して、JE
T効果と呼ばれるエフェクト効果を発揮させるための機
能を有している。操作者がこのJETボタン14を押下
(オン)状態にして、JOGダイヤル10を回転操作す
ると、JOGダイヤル10の回転量θや回転速度に応じ
て、ジェット機の音のような効果音(JET音)を再生
音楽に付加することができる。
【0045】操作ボタン15は、ZIP(ヂップ)ボタ
ンと呼ばれ、JOGダイヤル10と関連して、ZIP効
果と呼ばれるエフェクト効果を発揮させるための機能を
有している。操作者がこのZIPボタン15を押下(オ
ン)状態にして、JOGダイヤル10を回転操作する
と、JOGダイヤル10の回転量θや回転速度に応じ
て、再生音楽のピッチ(音程)を変化させることができ
る。更に、回転量θを増加すると再生音楽のピッチが高
く(短く)なり、回転量θを減らすと再生音楽のピッチ
が低く(長く)なるようになっている。
【0046】操作ボタン16は、WAH(ワウ)ボタン
と呼ばれ、JOGダイヤル10と関連して、WAH効果
と呼ばれるエフェクト効果を発揮させるための機能を有
している。操作者がこのWAHボタン16を押下(オ
ン)状態にして、JOGダイヤル10を回転操作する
と、JOGダイヤル10の回転量θや回転速度に応じ
て、再生音楽の周波数成分を変化させることができる。
すなわち、回転量θを増加するほど、再生音楽の低周波
成分が減少されることで高周波成分が強調され、回転量
θを減らすほど、再生音楽の高周波成分が減少されるこ
とで低周波成分が強調されるようになっている。
【0047】操作ボタン17は、HOLD(ホールド)
ボタンと呼ばれている。このHOLDボタン17が押下
(オン)状態に設定されていると、JOGダイヤル10
の回転操作が停止された場合に、その停止時直前におけ
るJOGダイヤル10の回転状態(具体的には、単位時
間当たりの回転量Δθ)を記憶し、その記憶した回転量
Δθから求められる累積回転量θに基づいて、自動的に
エフェクト効果が継続される。
【0048】すなわち、このHOLDボタン17が押下
操作されない場合(オフ状態)では、操作者がJETボ
タン14、ZIPボタン15、WAHボタン16の何れ
かを押下操作して、JOGダイヤル10を回転すると、
その回転と同期して、各ボタン14,15,16に対応
するエフェクト効果が演出されるが、JOGダイヤル1
0の回転を止めると、徐々にエフェクト効果の無い元の
再生音楽に戻っていく。
【0049】これに対し、操作者がHOLDボタン17
を押下(オン)状態に設定し、上記各ボタン14,1
5,16によるエフェクト効果の下でJOGダイヤル1
0を回転操作すると、JOGダイヤル10の回転操作を
止めた場合に、その停止時直前におけるJOGダイヤル
10の単位時間当たりの回転量Δθが記憶される。これ
により、JETボタン14とZIPボタン15及びWA
Hボタン16の何れかによるエフェクト効果が維持さ
れ、JOGダイヤル10の回転操作を止めていても、そ
のエフェクト効果が付加された再生音楽が繰り返して再
生されるようになっている。
【0050】次に、JETボタン14、ZIPボタン1
5、WAHボタン16によるエフェクト効果を実現する
ための構成及び作用を図6〜図11を参照して説明す
る。
【0051】これらのエフェクト効果を発揮させるため
の機能は、オーディオDSP6を用いたデジタル信号処
理技術の適用によって実現されており、図6に示す等価
回路と同等の機能を備えている。
【0052】図6において、JETボタン14で設定さ
れるJET機能は、信号処理回路5で生成されるオーデ
ィオデータS3を遅延して出力する遅延回路20と、遅
延回路20に対して遅延時間Tdを指定する遅延時間係
数回路21と、オーディオデータS3を半分のレベルに
減衰して出力するゲイン制御回路22と、遅延回路20
で遅延されたオーディオデータS31を半分のレベルに減
衰して出力するゲイン制御回路23と、ゲイン制御回路
22,23から出力されるオーディオデータS30,S32
を加算処理して出力する加算回路24とを備えて実現さ
れている。
【0053】遅延回路20は、遅延要素を有するデジタ
ルフィルタ等で実現されており、遅延時間係数回路21
に格納されている遅延時間係数データに基づいて、遅延
回路20の遅延時間Tdを設定するようになっている。
また、遅延回路20は、JETボタン14が押下(オ
ン)操作された場合にオーディオデータS3を遅延さ
せ、JETボタン14が押下操作されない場合には、オ
ーディオデータS3を遅延することなくそのまま転送す
るようになっている。
【0054】遅延時間係数回路21は、データ保持機能
を有するレジスタ等で構成され、システムコントローラ
Aから供給されるエフェクト制御信号ECで指示される
遅延時間係数データを格納すると共に、その遅延時間係
数データにより上記遅延回路20の遅延時間Tdを設定
する。
【0055】ゲイン制御回路22,23は、シフトレジ
スタ等で構成され、オーディオデータS3,S31の上位
の所定ビットだけを出力することで半分のレベルに減衰
させるようになっている。
【0056】更に、システムコントローラAが、パルス
エンコーダ19から出力される検出信号SRに基づいて
JOGダイヤル10の回転量θと回転方向を判別し、こ
れらの回転量θと回転方向に対応する遅延時間係数デー
タを、エフェクト制御信号ECによって遅延時間係数回
路21に転送するようになっている。
【0057】図7は、JOGダイヤル10の回転量θと
回転方向に対応する遅延時間Tdの関係を示している。
同図において、JOGダイヤル10が時計回り方向(正
転方向)に360゜回転する毎に、遅延時間Tdの増加
と減少が繰り返され、JOGダイヤル10が反時計回り
方向(逆転方向)に−360゜回転する毎に、遅延時間
Tdの増加と減少が繰り返されようになっている。
【0058】このように、図6に示すJET機能ブロッ
クによれば、遅延回路20で遅延されるオーディオデー
タS31と、遅延処理の行われないオーディオデータS3
との加算により、変調されたオーディオデータS24が生
成される。この変調によってジェット機の音のような効
果音を発生させることができる。
【0059】次に、ZIPボタン15で設定されるZI
P機能は、加算回路24からのオーディオデータS24を
入力するピッチシフター回路25と、ピッチ係数回路2
6とを備えて構成されている。
【0060】ピッチ係数回路26は、データ保持機能を
有するレジスタ等で構成され、システムコントローラA
がパルスエンコーダ19から出力される検出信号SRに
基づいてJOGダイヤル10の回転量θと回転方向を判
別し、これらの回転量θと回転方向に対応するピッチ係
数データをエフェクト制御信号ECによってピッチ係数
回路26に転送するようになっている。
【0061】ピッチシフター回路25は、オーディオデ
ータS24のピッチHpを、ピッチ係数回路26中のピッ
チ係数データに基づいて調節するデジタルフィルタ等で
実現されている。
【0062】ここで、図8の波形図に基づいてピッチ調
節の原理を説明する。同図(a)に示すようなオーディ
オデータS24が入力されたとすると、ピッチ係数回路2
6中のピッチ係数データによりピッチを上げるように指
定された場合には、このオーディオデータS24を図示し
ないメモリに書き込んで読み出す際に、オーディオデー
タS24中から幾つかのデータを間引いて読み出し(同図
(b)参照)、ピッチを下げるように指定された場合に
は、幾つかのデータを繰り返して読み出す(同図(c)
参照)ようになっている。これらのデータの間引き数と
繰り返し数はピッチ係数データで設定され、これによ
り、オーディオデータS24を所望のピッチHpに変調さ
せるようになっている。
【0063】そして、より具体的なJOGダイヤル10
の回転量θと回転方向に対応するピッチHpの関係を示
す図9のように、JOGダイヤル10が時計回り方向
(正転方向)に回転すると、所定の回転量θ毎に約10
オクターブずつピッチHpが高くなり、JOGダイヤル
10が反時計回り方向(逆転方向)に回転すると、所定
の回転量θ毎に約−15オクターブずつピッチHpが低
くなるように、予め設定されている。
【0064】次に、WAHボタン16で設定されるWA
H機能は、高域カットオフ周波数fCHを可変制御できる
ローパスフィルタ27と、低域カットオフ周波数fCL
可変制御できるハイパスフィルタ28と、フィルタ係数
回路29を備えて構成されている。
【0065】ローパスフィルタ27とハイパスフィルタ
28は、デジタルフィルタ等で構成されており、フィル
タ係数回路29は、データ保持機能を有するレジスタ等
で構成され、システムコントローラAがパルスエンコー
ダ19から出力される検出信号SRに基づいてJOGダ
イヤル10の回転量θと回転方向を判別し、これらの回
転量θと回転方向に対応するフィルタ係数データをエフ
ェクト制御信号ECによってフィルタ係数回路29に転
送するようになっている。
【0066】ここで、図10及び図11に基づいてWA
H機能の原理を説明する。図10において、JOGダイ
ヤル10が時計回り方向(正転方向)に回転すると、ロ
ーパスフィルタ27は、ピッチシフター回路25から供
給されるオーディオデータS25を全ての可聴周波数帯域
(0〜20KHz)に亘って通過させるように切り替わ
り、一方、ハイパスフィルタ28は、フィルタ係数デー
タで指定される低域カットオフ周波数fCLとなる。更
に、正転方向の回転量θが増加するのに伴って、低域カ
ットオフ周波数fCLが徐々に上昇する。この結果、図1
1(a)に示すように、オーディオデータS25中の低周
波成分が徐々に減少するのに伴って、高周波成分が強調
される。
【0067】一方、図10において、JOGダイヤル1
0が反時計回り方向(逆転方向)に回転すると、ハイパ
スフィルタ28は、全ての可聴周波数帯域(0〜20K
Hz)に亘って通過状態となり、ローパスフィルタ27
は、フィルタ係数データで指定される高域カットオフ周
波数fCHとなる。更に、逆転方向の回転量θが増加する
のに伴って、高域カットオフ周波数fCHが徐々に降下す
る。この結果、図11(b)に示すように、ピッチシフ
ター回路25から供給されるオーディオデータS25中の
高周波成分が徐々に減少するのに伴って、低周波成分が
強調される。
【0068】また、WAHボタン16が押下(オン)状
態に設定されない場合には、両方のフィルタ27,28
とも、全ての可聴周波数帯域(0〜20KHz)に亘っ
て通過状態となり、これにより、WAH機能が解除され
る。
【0069】尚、図6に示すように、JET機能とZI
P機能及びWAH機能の各ブロックは従属接続の関係に
あり、JET機能とZIP機能及びWAH機能の何れか
1つが設定されると、残余の機能は解除されて単にデー
タを通過させるのと等価になる。また、JET機能とZ
IP機能及びWAH機能の全てが設定されない場合に
は、全て機能が解除されて単にデータを通過させるのと
等価になる。
【0070】尚、上記のHOLDボタン17を併用し
て、JET機能とZIP機能及びWAH機能の何れかが
設定されると、それぞれの機能毎に、JOGダイヤル1
0の回転停止時直前の単位時間当たりの回転量Δθがシ
ステムコントローラAに記憶される。そして、システム
コントローラAが、その回転量Δθから演算される累積
回転量θに基づいて、遅延時間係数データとピッチ係数
データ及びフィルタ係数データを、遅延時間係数回路2
1とピッチ係数回路26及びフィルタ係数回路29へそ
れぞれ転送することで、JET機能とZIP機能及びW
AH機能によるそれぞれのエフェクト効果が継続して発
揮されるようになっている。
【0071】次に、JET機能、ZIP機能、WAH機
能及びHOLD機能が設定されたときの動作例を、図1
2〜図15に示すフローチャートを参照して説明する。
また、図6を適宜参照して説明する。
【0072】最初に、図12に基づいて、JET機能が
設定されたときの動作例について説明する。なお、所謂
割り込み処理等により、スタートからエンドまでの処理
が約10mSの周期T0で繰り返えされるようになって
いる。ステップS100では、JETボタン14が押下
(オン)状態に設定されたか否か判定し、否「NO」で
あれば、遅延時間Td=0に対応する遅延時間係数デー
タXdsをオーディオDSP6に転送する。これにより、
JET機能によるエフェクト効果は発揮されない。
【0073】ステップS100で「YES」であれば、
JOGダイヤル10の回転量、より正確には周期T0
たり(単位時間当たり)の回転量Δθを計測し(ステッ
プS102)、更に、1周期T0前に求めた回転量、よ
り正確には各周期T0毎に回転量Δθを累積させて得ら
れる累積回転量θに回転量Δθを加算して、この加算結
果を新たな累積回転量θとして累積メモリに格納する
(ステップS103)。
【0074】次に、ステップS104において、回転量
Δθが0か否か、すなわちJOGダイヤル10が停止状
態にあるか否かを判定する。停止状態でなければ、すな
わち「NO」であれば、HOLDボタン17が押下(オ
ン)状態に設定されているか否か判定し(ステップS4
00)、ここで「NO]であれば、ステップS105に
移行して、最新の累積回転量θに対応する遅延時間Td
を求め、次に、ステップS106において、遅延時間T
dに対応する遅延時間係数データXdをオーディオDS
P6に転送する。これにより、HOLD機能を使用しな
い場合でのJET機能によるエフェクト効果が発揮され
る。
【0075】なお、ステップS400で、HOLDボタ
ン17が押下(オン)状態と判断されると、ステップS
401へ移行して、単位時間の回転量Δθを速度メモリ
に記憶した後、図15に詳細に説明するHOLD処理
(ステップS402)が行われる。
【0076】一方、ステップS104において「YE
S」であれば、JOGダイヤル19の回転操作が成され
ていないと判断し、ステップS107の処理に移行し
て、HOLDボタン17が押下(オン)状態に設定され
ているか否か判定する。ここで、HOLDボタン17が
オン状態「YES」であれば、HOLD処理(ステップ
S402)が行われる。
【0077】また、ステップS107において否「N
O」であれば、ステップS108〜S110の処理で遅
延時間Tdを徐々に減少させることにより、JET効果
を徐々に解除していき、再生音楽を元の状態に戻してい
く。
【0078】すなわち、ステップS108において、遅
延時間がTd=0でないと判断すると、ステップS10
9でその遅延時間Tdを徐々に減らすための遅延時間T
drを演算する。例えば、現時点の遅延時間Tdから予め
決められた時間Δτを減算し、その減算結果(Td−Δ
τ)を遅延時間Tdrとしたり、あるいは、予め決められ
た周期N×T0の期間内に現時点での遅延時間Tdを0
にするものとし、現時点での遅延時間Tdから単位時間
Td/Nを減算した結果(Td−Td/N)を遅延時間
Tdrとする等の演算が行われる。
【0079】そして、ステップS110において、遅延
時間Tdrに対応する遅延時間係数データXdrをオーディ
オDSP6に転送することで、JET機能によるエフェ
クト効果を徐々に低減させ、ステップS108で遅延時
間がTd=0と判定されるまで、ステップS109,S
110の処理が繰り返される。
【0080】このように、JET機能を用いると、JO
Gダイヤル10を回転操作するだけで、ジェット機の音
のような効果音を再生音に付加することができる。ま
た、詳細については図15と共に説明するが、HOLD
機能を併用すると、JOGダイヤル10の回転操作を停
止しても、JET効果を自動的に繰り返えすことができ
る。また、HOLD機能を併用しない場合には、JOG
ダイヤル10の回転操作に同期してJET効果を発生す
ることができる。さらに、旧来からのアナログディスク
を操作するのと同様にJOGダイヤル10を操作できる
ため、あたかも楽器を扱うような操作感を提供すること
ができる。
【0081】次に、ZIP機能が設定されたときの動作
例について、図13を参照して説明する。この場合に
も、所謂割り込み処理等により、スタートからエンドま
での処理が約10mSの周期T0で繰り返えされるよう
になっている。
【0082】ステップS200では、ZIPボタン15
が押下(オン)状態に設定されたか否か判定し、否「N
O」であれば、ステップS201において、原音である
本来の再生音楽のピッチ(初期ピッチという)Hpsに対
応する初期ピッチ係数データYpsを、オーディオDSP
6に転送する。これにより、ZIP機能によるエフェク
ト効果は発揮されない。
【0083】ステップS200で「YES」であれば、
JOGダイヤル10の回転量、すなわち1周期T0当た
りの回転量Δθを計測し(ステップS202)、更に、
1周期T0前に求めた回転量、すなわち各周期T0毎に回
転量Δθを累積させて得られた累積回転量θに回転量Δ
θを加算して、この加算結果を新たな累積回転量θとし
て累積メモリに格納する(ステップS203)。
【0084】次に、ステップS204において、回転量
Δθが0か否か判定し、否「NO」であれば、その最新
の累積回転量θに対応するピッチHpを求め(ステップ
S205)、更に、そのピッチHpに対応するピッチ係
数データYpをオーディオDSP6に転送する(ステッ
プS206)。これにより、ZIP機能によるエフェク
ト効果が発揮される。
【0085】ステップS204において「YES」であ
れば、JOGダイヤル19の回転操作がなされていない
と判断し、ステップS207の処理に移行して、HOL
Dボタン17が押下(オン)状態に設定されているか否
か判定する。ここで、HOLDボタン17がオン状態
「YES」であれば、図15で詳細に説明するHOLD
処理(ステップS403)が行われ、JET効果が継続
されることになる。
【0086】一方、ステップS207において否「N
O」であれば、ステップS208〜S210の処理でピ
ッチシフトの効果を徐々に減少させることにより、ZI
P機能を徐々に解除していき、再生音楽を元の状態に戻
していく。
【0087】すなわち、ステップS208において、現
時点でのピッチHpが再生原音の初期ピッチHpsと等し
くない場合には、ステップS209でそのピッチHpを
徐々に初期ピッチHpsに戻していくための復帰用ピッチ
Hprを演算する。例えば、現時点のピッチHpから予め
決められたピッチΔHpを減算し、その減算結果(Hp
−ΔHp)を復帰用ピッチHprとしたり、あるいは、予
め決められた周期N×T0の期間内に現時点でのピッチ
Hpを初期ピッチHpsに戻すものとし、現時点でのピッ
チHpから単位ピッチ(Hd−Hps)/Nを減算した結
果[Hpー(Hd−Hps)/N]を復帰用ピッチHprと
する等の演算が行われる。
【0088】そして、ステップS210において、復帰
用ピッチHprに対応するピッチ係数データYprをオーデ
ィオDSP6に転送することで、ZIP機能によるエフ
ェクト効果を徐々に低減させ、ステップS208でピッ
チがHp=Hpsと判定されるまで、ステップS209,
S210の処理が繰り返される。
【0089】このように、ZIP機能を用いると、JO
Gダイヤル10を回転操作するだけで、再生音楽のピッ
チ(音程)を変化させることができ、例えば強烈に曲調
を変えたり、CD1の回転を止めるような効果音を再現
することができる。
【0090】また、HOLD機能を併用すると、JOG
ダイヤル10の累積回転量θに対応して設定されたZI
P効果を繰り返えすことができる。また、HOLD機能
を併用しない場合には、JOGダイヤル10の回転操作
に同期したZIP効果を得ることができる。更に又、旧
来からのアナログディスクを操作するのと同様にJOG
ダイヤル10を操作でき、あたかも楽器を扱うような操
作感を提供することができる。
【0091】次に、WAH機能が設定されたときの動作
例について、図14を参照して説明する。この場合に
も、所謂割り込み処理等により、スタートからエンドま
での処理が約10mSの周期T0で繰り返えされるよう
になっている。
【0092】ステップS300では、WAHボタン16
が押下(オン)状態に設定されたか否か判定し、否「N
O」であれば、ステップS301で、ローパスフィルタ
27とハイパスフィルタ28を全ての可聴周波数帯域に
おいて通過状態(スルー状態)にするためのフィルタ特
性F(f)を設定する。更に、このフィルタ特性F(f)に対
応するフィルタ係数データZsを、オーディオDSP6
に転送する。これにより、WAH機能によるエフェクト
効果は発揮されない。
【0093】ステップS300で「YES」であれば、
JOGダイヤル10の回転量、すなわち周期T0当たり
の回転量Δθを計測し(ステップS302)、更に、1
周期T0前に求めた回転量、すなわち各周期T0毎に回転
量Δθを累積させて得られる累積回転量θに回転量Δθ
を加算して、この加算結果を新たな累積回転量θとして
累積メモリに格納する(ステップS303)。
【0094】次に、ステップS304において、回転量
Δθが0か否か判定し、否「NO」であれば、その最新
の累積回転量θに対応するフィルタ特性F(f)を求める
(ステップS305)。更に、そのフィルタ特性F(f)
に対応するフィルタ係数データZをオーディオDSP6
に転送する(ステップS306)。これにより、WAH
機能によるエフェクト効果が発揮される。
【0095】ステップS304において「YES」であ
れば、JOGダイヤル19の回転操作がなされていない
と判断し、ステップS307の処理に移行して、HOL
Dボタン17が押下(オン)状態に設定されているか否
か判定する。ここで、HOLDボタン17がオン状態
「YES」であれば、図15で詳細に説明するHOLD
処理(ステップS404)が行われ、WAH効果が継続
されることになる。
【0096】一方、ステップS307において否「N
O」であれば、ステップS308〜S310の処理でW
AH効果を徐々に減少させていき、再生音楽を元の状態
に戻していく。
【0097】すなわち、ステップS308において、現
時点でのフィルタ特性F(f)がスルー状態のフィルタ特
性Fs(f)と等しくない場合には、ステップS309でそ
のフィルタ特性F(f)を徐々にスルー状態のフィルタ特
性Fs(f)に戻していくためのフィルタ特性Fr(f)を演算
する。例えば、現時点のカットオフ周波数fCL又はfCH
に対して、予め決められ周波数Δfを加算又は減算し、
その演算結果(fCL−Δf)または(fCH+Δf)をフ
ィルタ特性Fr(f)としたり、予め決められた周期N×T
0の期間内に現時点でのフィルタ特性F(f)をスルー状態
のフィルタ特性Fs(f)に戻すこととして、フィルタ特性
Fr(f)の演算が行われる。
【0098】そして、ステップS310において、フィ
ルタ特性Fr(f)に対応するフィルタ係数データZrをオ
ーディオDSP6に転送することで、WAH機能による
エフェクト効果を徐々に低減させ、ステップS308で
フィルタ特性Fr(f)がFs(f)と等しいと判定されるま
で、ステップS309,S310の処理が繰り返され
る。
【0099】このように、WAH機能を用いると、JO
Gダイヤル10を回転操作するだけで、再生音楽の周波
数成分を変化させることができ、再生音楽の高周波数成
分や低周波数成分を強調する等のエフェクト効果が得ら
れる。また、HOLD機能を併用すると、JOGダイヤ
ル10の累積回転量θに対応して設定されたWAH効果
を繰り返えすことができる。また、HOLD機能を併用
しない場合には、JOGダイヤル10の回転操作に同期
したWAH効果を得ることができる。更に又、旧来から
のアナログディスクを操作するのと同様にJOGダイヤ
ル10を操作でき、あたかも楽器を扱うような操作感を
提供することができる。
【0100】次に、図15に基づいて、HOLD機能が
設定されたときの動作例について説明する。なお、同図
は、図12〜図14中のステップS402,S403,
S404の処理内容を示している。
【0101】図15において、ステップS405とS4
09及びS412の判断処理によって、JET機能とZ
IP機能及びWAH機能のいずれが設定されているかを
判断する。
【0102】JET機能が設定されていると判断した場
合には、図12中のステップS401又はS107から
のJET機能が継続されることになる。まず、ステップ
S406において、今までの(過去の)累積回転量θ
に、JOGダイヤル10の停止時直前の回転量Δθ(ス
テップS401、又は1周期T0前のステップS102
で計測されたΔθ)、すなわち速度メモリに記憶されて
いるJOGダイヤル10の停止時直前の回転量Δθが加
算され、この加算結果の累積回転量θが累積メモリに記
憶される。
【0103】次に、ステップS407とS408で、図
12中のステップS105及びS106と同じ処理が行
われた後、再び図12に示すステップS100からの処
理が継続され、HOLDボタン17が解除(オフ)され
るまで、HOLD機能が継続される。
【0104】すなわち、ステップS407とS408の
処理が繰り返される度に、累積回転量θは、θ+Δθ、
θ+2×Δθ、θ+3×Δθ……のように更新されてい
き、更に、それぞれ更新された累積回転量θに対応する
遅延時間Tdが設定されるため、JOGダイヤル10が
停止しても、自動的にジェット機の音のような効果音が
継続して生成される。更に、累積回転量θに対応する遅
延時間Tdの設定は、図7に示した特性に基づいて行わ
れるので、HOLD機能が設定されないときのJET機
能と同様の効果音が生成される。
【0105】ステップS409でZIP機能が設定され
ていると判断した場合には、図13中のステップS20
7からのZIP機能が継続されることになり、ステップ
S410とS411で、図13中のステップS205及
びS206と同じ処理が行われた後、再び図13に示す
ステップS200からの処理が継続され、HOLDボタ
ン17が解除(オフ)されるまで、HOLD機能が継続
される。
【0106】すなわち、ステップS410とS411の
処理が繰り返されこととなり、JOGダイヤル10が停
止しても、その停止する直前の累積回転量θに基づくZ
IP機能による効果音が継続して生成される。
【0107】ステップS412でWAH機能が設定され
ていると判断した場合には、図14中のステップS30
7からのWAH機能が継続されることになり、ステップ
S413とS414で、図14中のステップS305及
びS306と同じ処理が行われた後、再び図14に示す
ステップS300からの処理が継続され、HOLDボタ
ン17が解除(オフ)されるまで、HOLD機能が継続
される。
【0108】すなわち、ステップS413とS413の
処理が繰り返されこととなり、JOGダイヤル10が停
止しても、その停止する直前の累積回転量θに基づくW
AH機能による効果音が継続して生成される。更に、累
積回転量θに対応するフィルタ特性F(f)の設定は、図
10に示した特性に基づいて行われるので、HOLD機
能が設定されないときのWAH機能と同様の効果音が生
成される。
【0109】このように、JET機能とZIP機能及び
WAH機能を設定することで、所望の効果音を演出する
ことができ、更に、HOLD機能を併用することで、よ
り多様なエフェクト効果を演出することができる。
【0110】尚、図12〜図15は、JET機能とZI
P機能、WAH機能及びHOLD機能による一作用例を
示したものであり、上述したスライドボリューム9とC
UEボタン12及びマスターテンポボタン13を更に併
用することで、より多様なエフェクト効果が得られる。
【0111】また、本実施の形態では、CD(コンパク
トディスク)を用いる場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明
は、DVD(デジタルビデオディスク)等の他のデジタ
ルディスクを用いるオーディオ再生装置にも適用できる
ものである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転体を備えると共に、この回転体の回転状態に応じて再
生音楽情報を加工処理するようにしたので、操作者は回
転体を操作するだけで、多様なエフェクト効果を演出す
ることができる。
【0113】また、エフェクト効果を演出するための手
段として回転体が設けられていることから、旧来からの
アナログディスクを操作してエフェクト効果を演出する
場合と同様の操作感で回転体を操作することができると
共に、操作性の向上を図ることができる。
【0114】また、回転体の操作を止めると、音楽情報
に対する加工処理を徐々に元の状態に戻すので、この動
作に応じて現れる音も効果音として利用できる。また、
わざわざ回転体を操作して元の状態に戻す等の操作が不
要となるため、操作性等の良いオーディオ再生装置を提
供することができる。
【0115】また、繰返手段を備え、操作者が回転体の
操作を止めても、回転体の停止時直前の回転状態に基づ
いて音楽情報の加工処理を継続するようにしたので、極
めて多様なエフェクト効果を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のオーディオ再生装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】JOGダイヤルとパルスエンコーダの構造を概
念的に示す斜視図である。
【図3】パルスエンコーダに備えられた電気回路の構成
を示す回路図である。
【図4】パルスエンコーダの作用を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図5】パルスエンコーダの作用を更に説明するための
タイミングチャートである。
【図6】JET機能とZIP機能及びWAH機能を等価
回路で示した機能ブロック図である。
【図7】JOGダイヤルの回転操作に対する遅延時間の
関係を示す特性説明図である。
【図8】ZIP効果の発生原理を説明するための波形図
である。
【図9】JOGダイヤルの回転操作に対するピッチ(音
程)の関係を示す特性説明図である。
【図10】JOGダイヤルの回転操作に対するカットオ
フ周波数の関係を示す特性説明図である。
【図11】WAH効果の発生原理を説明するための周波
数特性図である。
【図12】JET機能を用いた場合の動作例を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】ZIP機能を用いた場合の動作例を説明する
ためのフローチャートである。
【図14】WAH機能を用いた場合の動作例を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】HOLD機能を用いた場合の動作例を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
A システムコントローラ B 再生系 C 操作部 D 表示部 1 CD(コンパクトディスク) 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 6 オーディオDSP 10 JOGダイヤル 14 JETボタン 15 ZIPボタン 16 WAHボタン 17 HOLDボタン 20 遅延回路 21 遅延時間係数回路 24 加算回路 25 ピッチシフター回路 26 ピッチ係数回路 27 ローパスフィルタ 28 ハイパスフィルタ 29 フィルタ係数回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒部 広幸 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 井下 源 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 渥美 晃 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 CC04 FG01 FG23 JJ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽情報が記録されたデジタルディスク
    から前記音楽情報を再生するオーディオ再生装置であっ
    て、 回動自在に設けられた回転体と、 前記回転体の回転状態を検出する検出手段と、 前記再生される音楽情報を、前記検出手段で検出される
    回転状態に応じて加工処理する加工手段と、を備えるこ
    とを特徴とするオーディオ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記加工手段は、前記再生される音楽情
    報と、前記再生される音楽情報を前記検出手段で検出さ
    れる回転状態に応じて遅延することで得られる音楽情報
    とを混合することにより、前記加工処理を行うことを特
    徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記加工手段は、前記検出手段で検出さ
    れる回転状態に応じて、前記再生される音楽情報のピッ
    チを変化させることにより、前記加工処理を行うことを
    特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記加工手段は、前記検出手段で検出さ
    れる回転状態に応じて、前記再生される音楽情報の周波
    数成分を変化させることにより、前記加工処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記加工手段は、前記検出手段が前記回
    転体の停止を検出すると、前記音楽情報に対する前記加
    工処理を、前記音楽情報の前記加工処理開始直前の元の
    再生状態に徐々に戻すことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のオーディオ再生装置。
  6. 【請求項6】 操作者の指示に従って作動すると共に、
    前記検出手段が前記回転体の停止を検出すると、少なく
    ともその停止時直前の回転状態に基づいて前記加工処理
    を繰り返させる繰返手段を備えることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載のオーディオ再生装置。
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