JP3771653B2 - 灯具回転機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、灯具回転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に灯具に対してストッパ部を設けた場合、ストッパ部に幅があるので灯具を回転させたときストッパ部の幅の部分だけ死角となり、灯具を360度回転させることができない。
従来、ストッパ部を有し、かつ灯具を360度回転させるものとして、図5に示すような灯具回転機構があった。すなわち、70は灯具本体、71は灯具本体70に設けた突起、72は突起71が当たる突片73を突設した回転可能な回転止め部材、74は回転止め部材73に形成した切欠、77は切欠74に配置したストッパである。
【0003】
いま、灯具本体70が図5(a)の状態から矢印の方向に360度近く回転すると、突起71が突片73の図5(a)の反対側に当たり、かつ回転止め部材72を回動させ、図5(b)の状態になる。このとき回転止め部材72の切欠74が回動しストッパ77が切欠74の一端75から他端76に係止し回転部材72を回転止めする。この結果、切欠幅Lに相当する分だけ回転止め部材72が回転する分多く灯具本体70が回転でき、灯具本体70が360度以上回転できることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この灯具回転機構は、構造が複雑であるという欠点があった。
したがって、この発明の目的は、360度以上回転することが可能でしかも構成を簡単にすることができる灯具回転機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の灯具回転機構は、軸方向に平行な平面部を周面の一部に有する軸と、この軸に回動自在に挿通する第1の挿通孔を有しこの第1の挿通孔の近傍にストッパ部を有する灯具と、前記軸に回動可能に挿通される第2の挿通孔を有し前記平面部に回転により係止する突起を前記第2の挿通孔の縁部に有しかつ前記灯具の回転により前記ストッパ部が係止する突片を有する回転止め部材とを備えたものである。
【0006】
請求項1の灯具回転機構によれば、灯具を軸に対して灯具を一方向に回転すると、灯具のストッパ部が回転止め部材の突片に当たり回転止め部材が回転して回転止め部材の突起が軸の平面部の側部の一方に当たり灯具の回転が規制される。灯具を反対向きに回転すると、ほぼ360度近くで再び突片に当たりこのため回転止め部材が灯具と同方向に回転して突起が平面部の側部の他方に当たり灯具の回転が規制される。この結果、回転止め部材の突起が平面部の側部の一方から他方に当たる回転角度分灯具が余分に回転でき、360度以上の回転が可能となる。しかも、従来よりも構成を簡単にでき、従来の挿通孔とストッパ部を有する灯具にも適用することができる。
【0007】
請求項2の灯具回転機構は、各々軸方向に平行で周方向にある角をもって連続する一対の平面部を周面の一部に有する断面略円形の軸と、この軸に回動自在に挿通する第1の挿通孔を有しこの第1の挿通孔の近傍にストッパ部を有する灯具と、前記軸に回動可能に挿通される第2の挿通孔を有し前記一対の平面部の一方に回転により係止する非円弧部を前記第2の挿通孔の縁部に形成しかつ前記灯具の回転により前記ストッパ部が係止する突片を有する回転止め部材とを備えたものである。
【0008】
請求項2の灯具回転機構によれば、灯具を回転した際に回転止め部材の第2の挿通孔の非円弧部が軸の一対の平面部の一方から他方に当たるまで回転できるので、灯具を360度以上回転することができ、しかも従来例よりも構成が簡単で従来の灯具にも適用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を適用したスタンド型照明器具を図1ないし図により説明する。すなわち、この灯具回転機構は、軸1と、灯具2と、回転止め部材3とを有する。
軸1は軸方向に平行な平面部6を周面の一部に有する。実施の形態の軸1は断面が円弧部分と直線部分からなる断面略D形の筒状であり、円弧部分に雄ねじを形成してあり、図3に示すように筒状の支柱4の上端の灯具受け部7に支柱4と連通するように立設されている。支柱4の下端部は台17に取付けられ、台17のブッシング16を通して電線15が支柱4内に挿通され、軸1より外部に出てている。
【0010】
灯具2は、軸1に回動自在に挿通する第1の挿通孔8を有し、この第1の挿通孔8の近傍にストッパ部9を有する。実施の形態の灯具2は、支柱4の灯具受け部7に支持される水平部5と反射板を兼ねた垂直部22とを有する灯具本体23と、垂直部22に取付けられ電線15に接続されたランプ20を装着したランプソケット19と、灯具本体23に取付けられた透光カバー18とを有する。第1の挿通孔8は水平部5に形成され、ストッパ部9も水平部5に切起こしにより形成されている。
【0011】
回転止め部材3は、軸1に回動可能に挿通される第2の挿通孔11を有し、軸1の平面部6の側部に回転により係止する突起12を第2の挿通孔11の縁部に有し、かつ灯具2の回転によりストッパ部9が係止する突片10を有する。実施の形態では打ち抜きにより円板形に形成したワッシャであり、灯具2の水平部5に重ねている。また回転止め部材3の外径を第1の挿通孔8の中心からストッパ部9までの距離よりも短く形成するとともに突片10を周縁部より外方に突出し、突起12は頂部が鈍角の山形であり、その両傾斜部の一方が回転止め部材3の回転により平面部6に当接する。
【0012】
組立ては、水平部5の第1の挿通孔8を軸1に挿通して水平部5を灯具受け部7に支持し、つぎに軸1に回転止め部材3の第2の挿通孔8を挿通し、その状態でナット13を軸1の雄ねじに螺合し、灯具2および回転止め部材3を回動可能に締付け固定している。
この灯具回転機構は、灯具2を軸1に対して灯具を一方向に回転すると、図2(a)に示すように灯具2のストッパ部9が回転止め部材3の突片10に当たり、回転止め部材3が回転して回転止め部材3の突起12が軸1の平面部6の側部の一方に当たり灯具2の回転が規制される。灯具2を反対向きに回転すると、図2(b)に示すようにほぼ360度近くで再びストッパ部9が突片10に当たりこのため回転止め部材3が灯具2と同方向に回転して突起12が平面部6の側部の他方に当たり灯具2の回転が規制される。
【0013】
この結果、回転止め部材3の突起12が平面部6の側部の一方から他方に当たる回転角度分灯具2が余分に回転でき、360度以上の回転が可能となる。しかも、従来よりも構成を簡単にでき、従来の挿通孔とストッパ部を有する灯具にも適用することができる。
この発明の第2の実施の形態を図4に示す。すなわち、この灯具回転機構は、軸1が断面略円形で、各々軸方向に平行で周方向にある角をもって連続する一対の平面部6a,6bを周面の一部に有するもので、実施の形態においては平面部6a,6bが鈍角で連続し、支柱4は第1の実施の形態と同様である。
【0014】
灯具2は、第1の実施の形態と同様であり、軸1に回動自在に挿通する第1の挿通孔8を有しこの第1の挿通孔8の近傍にストッパ部9を有するものである。回転止め部材3は、軸1に回動可能に挿通される第2の挿通孔11を有し、一対の平面部6a,6bの一方に回転により係止する非円弧部11aを第2の挿通孔11の縁部に形成し、かつ灯具2の回転によりストッパ部9が係止する突片10を有するものである。実施の形態において非円弧部11aは直線状に形成している。また第1の実施の形態と同様に円板形に打ち抜きにより形成している。
【0015】
この実施の形態は、灯具2を回転した際に回転止め部材3の第2の挿通孔11の非円弧部11aが軸1の一対の平面部6a,6bの一方から他方に当たるまで回転できるので、灯具2を360度以上回転することができ、しかも従来例よりも構成が簡単で従来の灯具にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の灯具回転機構によれば、灯具を軸に対して灯具を一方向に回転すると、灯具のストッパ部が回転止め部材の突片に当たり回転止め部材が回転して回転止め部材の突起が軸の平面部の側部の一方に当たり灯具の回転が規制される。灯具を反対向きに回転すると、ほぼ360度近くで再び突片に当たりこのため回転止め部材が灯具と同方向に回転して突起が平面部の側部の他方に当たり灯具の回転が規制される。この結果、回転止め部材の突起が平面部の側部の一方から他方に当たる回転角度分灯具が余分に回転でき、360度以上の回転が可能となる。しかも、従来よりも構成を簡単にでき、従来の挿通孔とストッパ部を有する灯具にも適用することができる。
【0017】
請求項2の灯具回転機構によれば、灯具を回転した際に回転止め部材の第2の挿通孔の非円弧部が軸の一対の平面部の一方から他方に当たるまで回転できるので、灯具を360度以上回転することができ、しかも従来例よりも構成が簡単で従来の灯具にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の要部分解斜視図である。
【図2】回転動作状態を説明する説明図である。
【図3】この灯具回転機構を適用したスタンド型照明器具の一部破断側面図である。
【図4】第2の実施の形態の動作状態の説明図である。
【図5】従来例の動作状態の説明図である。
【符号の説明】
1 軸
2 灯具
3 回転止め部材
6 平面部
6a,6b 平面部
8 第1の挿通孔
9 ストッパ部
10 突片
11 第2の挿通孔
11a 非円弧部
12 突起
Claims (2)
- 軸方向に平行な平面部を周面の一部に有する軸と、この軸に回動自在に挿通する第1の挿通孔を有しこの第1の挿通孔の近傍にストッパ部を有する灯具と、前記軸に回動可能に挿通される第2の挿通孔を有し前記平面部に回転により係止する突起を前記第2の挿通孔の縁部に有しかつ前記灯具の回転により前記ストッパ部が係止する突片を有する回転止め部材とを備えた灯具回転機構。
- 各々軸方向に平行で周方向にある角をもって連続する一対の平面部を周面の一部に有する断面略円形の軸と、この軸に回動自在に挿通する第1の挿通孔を有しこの第1の挿通孔の近傍にストッパ部を有する灯具と、前記軸に回動可能に挿通される第2の挿通孔を有し前記一対の平面部の一方に回転により係止する非円弧部を前記第2の挿通孔の縁部に形成しかつ前記灯具の回転により前記ストッパ部が係止する突片を有する回転止め部材とを備えた灯具回転機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33326696A JP3771653B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 灯具回転機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33326696A JP3771653B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 灯具回転機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172338A JPH10172338A (ja) | 1998-06-26 |
JP3771653B2 true JP3771653B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=18264191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33326696A Expired - Lifetime JP3771653B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 灯具回転機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3771653B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5169615B2 (ja) * | 2008-08-19 | 2013-03-27 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
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-
1996
- 1996-12-13 JP JP33326696A patent/JP3771653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
JPH10172338A (ja) | 1998-06-26 |
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