JP2542918Y2 - 投光器 - Google Patents

投光器

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JP2542918Y2
JP2542918Y2 JP1993001561U JP156193U JP2542918Y2 JP 2542918 Y2 JP2542918 Y2 JP 2542918Y2 JP 1993001561 U JP1993001561 U JP 1993001561U JP 156193 U JP156193 U JP 156193U JP 2542918 Y2 JP2542918 Y2 JP 2542918Y2
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JP1993001561U
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JPH0660001U (ja
Inventor
捷佑 足立
Original Assignee
株式会社畑屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電球が取着される本体
ケースの向きを取付体に対して調節できる構成の投光器
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の投光器の従来構成を図6及び図
7に示す。投光器1は、電球2が取着される本体ケース
3と、任意の部位に取付固定される取付体としてのバイ
ス4と、これら本体ケース3とバイス4とを連結する連
結部材5とを備えている。
【0003】このうち、バイス4の上端部には円筒状の
筒部6を一体に設け、本体ケース3の下部の一側面に多
数の凹凸部7を環状に設けている。そして、連結部材5
には、下部に上記筒部6の外周部に回動可能に嵌合する
嵌合筒部8を一体に設けると共に、上部の一側面に上記
凹凸部7と嵌合する多数の凹凸部9を環状に設けてい
て、嵌合筒部8と筒部6とを嵌合してこれらを連結ねじ
10により連結固定することによってバイス4と連結部
材5とを連結し、また、凹凸部9と凹凸部7とを嵌合し
てこれらを連結ねじ11により連結固定することによっ
て連結部材5と本体ケース3とを連結している。
【0004】而して、斯様な投光器1においては、本体
ケース3の凹凸部7と連結部材5の凹凸部9との嵌合位
置に応じて、本体ケース3の向きをバイス4に対して矢
印A方向(上下方向)に調節でき、また、バイス4の筒
部6に対する連結部材5の嵌合筒部8の嵌合位置に応じ
て、本体ケース3の向きをバイス4に対して矢印B方向
(横方向)に調節できる構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成のものでは、本体ケース3とバイス4との他に、
本体ケース3の向きを調節するために連結部材5及び2
個の連結ねじ10,11を必要とする構成であるため、
部品点数が多く、これに伴いコストが高くなるという欠
点があった。
【0006】そこで、本考案の目的は、取付体に対して
本体ケースの向きの調節を可能としながらも、部品点数
を削減でき、ひいてはコストの低減化を図り得る投光器
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、電球が取着される本体ケースと、任意
の部位に取付固定される取付体とを備えた投光器におい
て、前記本体ケース及び取付体のうちの一方に外面が球
面状をなす嵌合部を一体に設けると共に、他方に内面が
前記嵌合部の外面に摺動自在に嵌合する凹面状をなす被
嵌合部を一体に設け、かつこれら嵌合部及び被嵌合部の
うちの一方に長孔を形成し、前記嵌合部と被嵌合部と
を、これらを嵌合させた状態で前記長孔を挿通した連結
ねじにより連結固定する構成とすると共に、前記本体ケ
ースを、前記取付体に対して、前記連結ねじの軸部の周
方向に回動が可能で、かつ前記長孔の延び方向にその長
孔の範囲内で回動が可能な構成としたことを特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】上記した構成において、本体ケースは、連結ね
じの軸部の周方向に沿って回動させることでその方向の
向きを調節でき、また、長孔の延び方向に沿って回動さ
せることでその方向の向きを調節できる。
【0009】このものによれば、本体ケースと取付体の
他には、本体ケースの向きを調節するための部材として
は1個の連結ねじのみでよく、よって連結部材を必要と
していた従来に比べて部品点数を削減することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1ないし
図5を参照して説明する。まず、全体構成を示す図3に
おいて、投光器の本体ケース21は、例えばアルミダイ
キャストによって製作されたもので、内部に陶器製のソ
ケット22が配設されていて、このソケット22に開口
部21a側から電球23が着脱可能に取着されている。
【0011】本体ケース21における一端側の開口部2
1aの周縁部には、鍔部24及び短円筒部25(図2参
照)が一体に設けられている。このうちの鍔部24に反
射カバー26が電球23を囲繞するように取着され、ま
た、短円筒部25に取着されたパッキン27が電球23
の外周面に圧接していて、雨水などがソケット22側へ
浸入することを防止している。反射カバー26には線材
製のガード28が着脱可能に取着され、また、本体ケー
ス21の他端側からは、ソケット22に接続された電源
コード29が導出されている。
【0012】そして、図1、図4及び図5に示すよう
に、本体ケース21の下部には、外面が球面状をなす略
半球状の嵌合部30を本体ケース21に一体に設けてい
る。この嵌合部30には、外面の所定部位にはねじ孔3
1を形成し、また、内部に下面側が開口した円形状の凹
部32を形成し、この凹部32の周壁部においてねじ孔
31と対向する部位にはねじ孔31よりも径大な孔部3
3を形成し、さらにねじ孔31とは反対側の側面下部に
多数の凹凸部34(図2参照)を円弧状に形成してい
る。また、嵌合部30の外面において、ねじ孔31の周
縁部に環状の凸部31aを設けている。
【0013】これに対して、取付体としてのバイス35
は、略コ字形をなすバイス本体36と、このバイス本体
36に上下方向に螺進退可能に設けられたねじロッド3
7とから構成されていて、バイス本体36の上部に設け
られた当て部38とねじロッド37の上端部に取着され
た受板39とで、例えば取付板(図示せず)を挟圧する
ことによって、任意の部位としての取付板に取付固定さ
れる。
【0014】上記バイス本体36は、例えばアルミダイ
キャストによって製作されたものであり、上端部に内面
が前記本体ケース21の嵌合部30の外面に摺動自在に
嵌合する凹面状をなす被嵌合部41を一体に設けてい
る。この被嵌合部41には横方向に延びる長孔42を形
成し、また、被嵌合部41の内面側には、長孔42に沿
ってガイド溝43を形成している。
【0015】連結ねじ44は、蝶ねじからなるもので、
嵌合部30と被嵌合部41とを嵌合させた状態で、軸部
44aの先端部を長孔42を通してねじ孔31に螺合す
ることにより、これら嵌合部30と被嵌合部41とを連
結固定している。
【0016】而して、上記構成において、本体ケース2
1をバイス35に対して連結ねじ44の軸部44aの周
方向に回動させることで、本体ケース21の向きを矢印
A方向(上下方向)に調節することができる。また、本
体ケース21をバイス35に対して長孔42の延び方向
に回動させることで、連結ねじ44が長孔42を移動で
きる範囲内で、本体ケース21の向きを矢印B方向(横
方向)に調節することができる。このとき、嵌合部30
側の凸部31aが被嵌合部41のガイド溝43にガイド
される。
【0017】そして、このものにおいては、本体ケース
21における嵌合部30に設けた円形状の凹部32は、
従来構成のバイス4における筒部6の外周部に嵌合し得
るように設定されていて、これら凹部32と筒部6とを
嵌合させた状態で連結ねじ44をねじ孔31に螺合さ
せ、その先端部を筒部6の外周面に圧接させることで、
本体ケース21をバイス4に取り付けることができる構
成となっている。この場合、本体ケース21は、バイス
4に対して矢印B方向(横方向)への向きを調節するこ
とができる。
【0018】また、本体ケース21における嵌合部30
に設けた凹凸部34は、従来構成の連結部材5の凹凸部
9と嵌合し得るように設定されていて、これら凹凸部3
4と凹凸部9とを嵌合させた状態で、図示しない連結ね
じをねじ孔31及び孔部33を挿通して連結部材5のね
じ穴5a(図7参照)に螺合させることによって、本体
ケース21と連結部材5とを連結できる構成となってい
る。この場合、本体ケース21は、バイス4に対して矢
印A方向及び矢印B方向への向きを調節することができ
ることになる。
【0019】斯様な本実施例によれば、バイス35に対
して本体ケース21の向きの調節を可能としながらも、
本体ケース21とバイス35の他には、本体ケース21
の向きを調節するための部材としては1個の連結ねじ4
4のみでよく、よって連結部材5を必要としていた従来
に比べて部品点数を削減することができ、これに伴いコ
ストの低減化を図ることができる。しかも、このように
簡単な構成としながらも、本体ケース21の一方の回動
範囲を決定する孔を長孔42によって構成しているの
で、その長孔42としては被嵌合部41における領域の
略一杯まで形成することができ、本体ケース21の回動
範囲を比較的大きく確保することができると共に、嵌合
部30と被嵌合部41とを連結するために連結ねじ44
とは別の部材を必要としない利点もある。 ちなみに、一
方の回動範囲を決定する孔として、上記長孔42に代え
て、単なる円形孔で構成した場合には、その円形孔を被
嵌合部41の領域の略一杯まで形成するということが困
難で、被嵌合部41の全体の領域よりかなり狭い範囲で
しか形成することができず、この結果、本体ケース21
の回動範囲としては狭くなってしまうと共に、嵌合部3
0と被嵌合部41とを連結するには連結ねじ44の他
に、その円形孔を覆うような部材が必要となる不具合が
ある。
【0020】なお、本考案は上記した実施例にのみ限ら
れず、例えば嵌合部30をバイス本体36に設けると共
に、被嵌合部41を本体ケース21に設けても良い。ま
た、嵌合部30にねじ孔31に代えて単なるねじ挿通孔
を形成すると共に、連結ねじ44の軸部44aを長く設
定し、連結ねじ44の軸部44aの先端部を長孔42及
び前記ねじ挿通孔に挿通し、その突出した先端部にナッ
トを螺合させる構成としても良い。さらに、長孔42は
嵌合部30側に形成しても良く、また、嵌合部30の外
面に滑り止め用の多数の凸部を設けても良い等、本考案
は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施できる。
【0021】
【考案の効果】以上の記述にて明らかなように、本考案
によれば、取付体に対して本体ケースの向きの調節を可
能としながらも、本体ケースと取付体の他には、本体ケ
ースの向きを調節するための部材としては1個の連結ね
じのみでよく、よって連結部材を必要としていた従来に
比べて部品点数を削減することができ、ひいてはコスト
の低減化を図ることができるという優れた効果を奏す
る。加えて、本体ケースの一方の回動範囲を決定する孔
を長孔によって構成しているので、その長孔としては嵌
合部または被嵌合部における領域の略一杯まで形成する
ことができ、本体ケースの回動範囲を比較的大きく確保
することができると共に、嵌合部と被嵌合部とを連結す
るために連結ねじとは別の部材を必要としない利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図
【図2】図1中矢印P方向から見た図
【図3】一部を破断して示す全体の側面図
【図4】図3中X−X線に沿う断面図
【図5】図3中Y−Y線に沿う断面図
【図6】従来構成を示す全体の側面図
【図7】図1相当図
【符号の説明】
21は本体ケース、23は電球、30は嵌合部、35は
バイス(取付体)、41は被嵌合部、42は長孔、44
は連結ねじ、44aは軸部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電球が取着される本体ケースと、任意の
    部位に取付固定される取付体とを備えた投光器におい
    て、 前記本体ケース及び取付体のうちの一方に外面が球面状
    をなす嵌合部を一体に設けると共に、他方に内面が前記
    嵌合部の外面に摺動自在に嵌合する凹面状をなす被嵌合
    部を一体に設け、かつこれら嵌合部及び被嵌合部のうち
    の一方に長孔を形成し、 前記嵌合部と被嵌合部とを、これらを嵌合させた状態で
    前記長孔を挿通した連結ねじにより連結固定する構成と
    すると共に、前記本体ケースを、前記取付体に対して、
    前記連結ねじの軸部の周方向に回動が可能で、かつ前記
    長孔の延び方向にその長孔の範囲内で回動が可能な構成
    したことを特徴とする投光器。
JP1993001561U 1993-01-26 1993-01-26 投光器 Expired - Lifetime JP2542918Y2 (ja)

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JP1993001561U JP2542918Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 投光器

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Publication Number Publication Date
JPH0660001U JPH0660001U (ja) 1994-08-19
JP2542918Y2 true JP2542918Y2 (ja) 1997-07-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0660001U (ja) 1994-08-19

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