JP3771346B2 - 距離測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定物体に投射したパルス光が反射して戻ってくるまでの時間を計測し、この計測時間に基づいて被測定物体までの距離を求める距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の距離測定装置は、パルス光を被測定物体に向けて投射する投光手段と、被測定物体からの反射光を受光して電気信号に光電変換する受光手段と、電気信号の振幅の時間平均値を求めてこの平均値に基づいて被測定物体までの距離を換算する演算回路を備えている。この平均値に基づいて被測定物体までの距離を求めることとする技術的手段は、雨天や霧等の発生した悪環境下でパルス光が散乱されこの散乱光がノイズ成分となって反射光に混入する場合であっても、ノイズ成分の抑制された平均値が得られるため、距離測定の精度向上を図るために有効な手段であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、被測定物体が遠距離になるほど、被測定物体で反射されて来る反射光の強度が微弱になる反面、雨や霧などで散乱された散乱光の影響が大きくなることから、従来の平均値を求める技術的手段をもってしても十分な測定精度の向上が図れないという問題があった。例えば、雨天に遠距離の被測定物体を測定する場合、投射したパルス光が被測定物体よりも近距離に存在する雨によって散乱され、この散乱光の強度が遠距離の被測定物体からの真の反射光の強度に較べて大きくなる。このため、受光手段から出力される電気信号の平均値を求めると、この平均値に占めるノイズ成分の割合が真の反射光の割合に較べて大きくなり、被測定物体までの距離を実際よりも近距離として測定してしまい、測定誤差が大きくなるという問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、被測定物体に投射するパルス光が散乱等される雨天などの悪環境下であっても、ノイズ成分を抑制して被測定物体までの距離を高精度で測定することができる距離測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため本発明の距離測定装置は、被測定物体に所定の計測周期に同期してパルス光を連続投射する投光手段と、パルス光に対応して被測定物体より反射して来る反射光を受光する受光手段と、受光手段より出力される反射光に相当する検出信号を減衰させた減衰信号と、検出信号を所定遅延時間だけ遅延させた遅延信号とを生成するとともに、減衰信号と遅延信号との差分である差分信号に基づいて反射光の受光時点を表す受光信号を生成するタイミング生成手段と、パルス光の投射時点とタイミング生成手段より出力される受光信号の発生時点との期間に比例した出力電圧信号を発生するとともに、各計測周期内において予め定められた第1及び第2の期間に比例した第1及び第2の電圧信号をそれぞれ発生する積分手段と、受光信号をもとに積分手段が発生させた出力電圧信号のレベルに基づいて、各計測周期毎に、パルス光の投射時点と検出信号の発生時点との時間間隔を求めて、出力電圧信号のレベルに関する検出信号の発生頻度を求める頻度作成手段と、頻度作成手段で得られる発生頻度の最大値に対応する出力電圧信号のレベルと、第1及び第2の電圧信号のレベルとに基づいて被測定物体までの距離を求める演算手段とを備え、頻度作成手段は、出力電圧信号のレベルが、各計測時間の開始時点から所定時間ずつ区切られた複数の級のうちどの級に該当するか判定した後、複数の級毎に出力電圧信号の頻度分布を作成し、演算手段は、頻度分布の中の最大頻度となる級を複数の級の中から判定し、当該級を中心とした所定範囲の級に該当する出力電圧信号の平均値を求めるとともに、各計測周期内に対応する第1及び第2の電圧信号のそれぞれの平均値を求め、出力電圧信号の平均値と第1及び第2の電圧信号のそれぞれ平均値とに基づいて被測定物体までの距離を求める構成とした。
【0006】
また、被測定物体に所定の計測周期に同期してパルス光を連続投射する投光手段と、パルス光に対応して被測定物体より反射して来る反射光を受光する受光手段と、各計測周期内において経時的に減少する閾値と受光手段より出力される反射光に相当する検出信号とを比較し、検出信号の閾値より大振幅の部分に相当する信号を出力する比較手段と、比較手段によって出力される信号に同期して、検出信号を減衰させた減衰信号と、検出信号を所定遅延時間だけ遅延させた遅延信号とを生成するとともに、減衰信号と遅延信号との差分である差分信号に基づいて反射光の受光時点を表す受光信号を生成するタイミング生成手段と、パルス光の投射時点とタイミング生成手段より出力される受光信号の発生時点との期間に比例した出力電圧信号を発生するとともに、各計測周期内において予め定められた第1及び第2の期間に比例した第1及び第2の電圧信号をそれぞれ発生する積分手段と、受光信号をもとに積分手段が発生させた出力電圧信号のレベルに基づいて、各計測周期毎に、パルス光の投射時点と検出信号の発生時点との時間間隔を求めて、出力電圧信号のレベルに関する検出信号の発生頻度を求める頻度作成手段と、頻度作成手段で得られる発生頻度の最大値に対応する出力電圧信号のレベルと、第1及び第2の電圧信号のレベルとに基づいて被測定物体までの距離を求める演算手段とを備え、頻度作成手段は、出力電圧信号のレベルが、各計測時間の開始時点から所定時間ずつ区切られた複数の級のうちどの級に該当するか判定した後、複数の級毎に出力電圧信号の頻度分布を作成し、演算手段は、頻度分布の中の最大頻度となる級を複数の級の中から判定し、当該級を中心とした所定範囲の級に該当する出力電圧信号の平均値を求めるとともに、各計測周期内に対応する第1及び第2の電圧信号のそれぞれの平均値を求め、出力電圧信号の平均値と第1及び第2の電圧信号のそれぞれ平均値とに基づいて被測定物体までの距離を求める構成とした。
【0007】
【作用】
頻度作成手段により、パルス光の投射時点と反射光の受光時点までの時間毎の頻度分布が求められ、演算手段により、この発生頻度が最大となる時間間隔に基づいて被測定物体までの距離が求められる。
【0008】
各計測周期内において経時的に減少する閾値に基づいて反射光を比較することにより、検出信号からノイズ成分の除去された信号が得られる。この信号に基づいて頻度作成手段がパルス光の投射時点と反射光の受光時点までの時間毎の頻度分布を求め、演算手段により、この発生頻度が最大となる時間間隔に基づいて被測定物体までの距離が求められる。
【0009】
【実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、第1の実施の形態における距離測定装置の構成を示すブロック図、図1(b)は、本装置の動作を示すタイミングチャート、図2(a)(b)は、本装置の距離測定原理を説明するための説明図である。
【0010】
図1(a)において、本距離測定装置は大別して、投光系と受光系と信号処理系及び演算制御系を備えている。
前記投光系は、演算制御回路2からの制御信号STRで指定される測定期間T内において、所定の計測周期τに同期したトリガ信号TRGを複数周期にわたって連続的に出力するタイミング発生回路6と、トリガ信号TRGを電力増幅して半導体レーザ等の発光素子LDに供給することにより計測周期τに同期したパルス光Pνを投射させる駆動回路8と、発光素子LDから投射されるパルス光Pνを被測定物体OBへ投射する光学レンズ10を備えている。計測周期τは、被測定物体OBまでの測定可能な最長距離(最長スパン)に対応して決められ、測定期間Tは、計測周期τの整数倍に相当する適宜の期間に設定されている。また、駆動回路8は、パルス光Pνの投射タイミングに同期した投射タイミング信号LDONを演算制御回路2へ出力することにより、実際の計測周期τを知らせる。
【0011】
受光系は、フォトダイオード等の受光素子PDと、被測定物体OBからの反射光Rνを受光素子PDに入射させる光学レンズ12と、受光素子PDから出力される光電変換信号を増幅して検出信号SPDとして出力する増幅器14を備えている。尚、実際の距離測定時には、被測定物体OBからの真の反射光Rνのみならず、雨天などの外部環境下でパルス光Pνが雨などによって散乱される散乱光やパルス光Pνの漏洩光などに起因するノイズ光Nνも受光素子PDにて受光されることから、検出信号SPDは、図1(b)のタイミングチャートにて示すように、真の反射光Rνに相当する信号成分Srにノイズ光Nνに相当するノイズ成分Snが混入した波形となる。
【0012】
信号処理系は、演算制御回路2の出力する閾値設定信号DTHにて指定される所定の閾値電圧VTHを発生する閾値設定回路18と、閾値電圧VTHと検出信号SPDを比較することにより検出信号SPDを2値信号CPDに変換する比較器16を備えている。したがって、図1(b)に示すように、2値信号CPDは、反射光Rνに相当する信号成分Srの発生時点に同期して論理“H”となると共に、閾値電圧VTHより大振幅のノイズ成分Nνの部分に同期して論理“H”となる矩形信号となる。
【0013】
演算制御系は、演算及び制御機能を有するマイクロコンピュータシステム等からなる演算制御回路2と、演算制御回路2と種々の外部機器(図示せず)との間でデータを送受信することにより遠隔操作等を可能にするインタフェース回路4を備えている。演算制御回路2は、前記のタイミング発生回路6及び閾値設定回路18を制御すると共に、所定の統計処理アルゴリズムに基づいて作成されたプログラムを実行し、投射タイミング信号LDONで規定される実際の計測周期τに同期し且つ測定周期Tにわたって2値信号CPDを統計処理することにより、被測定物体OBまでの距離Lを求める。
【0014】
図2(a)はこの統計処理アルゴリズムを概念的に示す原理説明図である。各計測周期τにおいて、その計測開始時点から2値信号CPDが論理“H”になるまでの時間(期間)を計測し、その計測時間Δjが予め決められた何れの級jに該当するかを判定する。この級jは、光が所定の距離だけ飛翔するのに要する時間wで各計測周期τ(但し、τ>>w)を除算することによって得られる数Jだけ備えられており、各計測周期τの開始時点から時間wずつ区切られた各時間範囲を表している。即ち、時間wは、測定可能な最短距離に相当する時間分解能を表し、更に、一般的に第j番目の級jは、(j−1)×wないしj×wの時間範囲を表している。また、演算制御回路2には、各級jを級番号#jで表し、各級番号#jに対応する計測時間Δjの発生頻度fjを格納するための頻度作成領域が備えられている。そして、計測時間Δjに該当する級jを判定する毎に、その級番号#jの頻度fjに1を加算し、測定期間Tにわたって処理を繰り返すことにより、頻度作成領域に、図2(b)に示すような各級jに対する頻度分布と等価な頻度表を作成する。そして、測定周期Tの経過後、最大頻度となる級番号Xpを判定し、その級番号Xpに該当する光の飛翔時間を被測定物体OBまでの距離Lとして決定するようになっている。
【0015】
この実施の形態によれば、パルス光Pνが投射されて被測定物体OBからの反射光Rνを受光するまでの時間間隔が各計測周期τにおいてほぼ一定であり、雨などで散乱されたノイズ光Nνの発生頻度は時間的にランダムであることから、所定の測定期間Tにおいて測定を行うと、ノイズ光Nνに較べて反射光Rνの頻度が大きくなると共に、被測定物体OBからの真の反射光Rνの飛翔時間に相当する級で最大頻度となる頻度分布が得られる。この最大頻度の得られる級Xpに基づいて被測定物体OBまでの距離Lを求めるので、実質的にノイズ光Nνの影響を除去して、被測定物体OBまでの距離Lを極めて高い精度で測定することが可能となっている。また、閾値設定信号DTHにより閾値設定回路18に閾値電圧VTHを調整させることにより、比較器16において検出信号SPD中のノイズ成分Snを効果的に除去し、ノイズ成分の抑制された2値信号CPDに基づく前記所定の統計処理により高精度の距離測定を実現することができる。
【0016】
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態における距離測定装置の構成を示すブロック図、図4は、本装置の動作を示すタイミングチャート、図5は、本装置の距離測定原理を説明するための説明図である。尚、これらの図において図1及び図2と同一又は相当する部分を同一符号にて示している。
【0017】
図3に基づいて第1の実施の形態との構成上の相違を説明すると、信号処理系には、演算制御回路2から供給される閾値設定データDTHをアナログ電圧に変換するD/A変換器22と、このアナログ電圧に基づいて所定の減衰率で経時変化する閾値電圧VTHを形成する閾値調整回路20が備えられ、比較器16がこの閾値電圧VTHに基づいて検出信号SPDを比較することにより、2値信号CPDに変換する。
【0018】
タイミング発生回路6は、図4のタイミングチャートに示すように、トリガ信号TRGの発生周期τ’に同期してパルス光Pνを投射させると共に、その周期τ’の前半の一定期間τで論理“H”となるゲート信号THGATEを出力し、この期間τを第1の実施の形態における計測周期τに対応させるようになっている。即ち、ゲート信号THGATEで設定される期間τが測定可能な最長距離(最長スパン)に相当している。前記閾値設定データDTHは、閾値電圧VTHの上限値VDHを指定するためのデータDHと下限値VDLを指定するためのデータDLから成り、各期間τの開始前の時点でデータ転送が確定するようになっている。閾値調整回路20は、D/A変換器22から出力される上限値VDHと下限値VDLの範囲内において、期間τの開始時点から所定減衰率で減衰し、期間τ内の所定時点で下限値VDLに達し、期間τの経過直後に再び上限値VDHに反転する波形から成る閾値電圧VTHを形成して比較器16に印加する。
【0019】
図5に基づいて、この可変閾値電圧VTHによる測定原理を説明すると、雨天などの外部環境下で距離測定を行った場合には、受光素子PDが、先ず被測定物体OBよりも近距離に存在する雨などで散乱されたノイズ光Nνを受光し、被測定物体OBからの真の反射光Rνをその後に受光することとなる。更に、近距離で散乱されたノイズ光Nνほど光強度が高くなり、距離が長くなるほど光強度が低くなることから、ノイズ光Nνのうちでも、光の飛翔時間に応じて光強度が変化することとなる。したがって、図5に示す如く、検出信号SPD中のノイズ成分(同図中、点線で示す)Snは、トリガ信号TRGに同期してパルス光Pνが投射された直後で最大となり、時間経過に伴って次第に指数関数的に減衰する。そこで、比較器16の閾値電圧VTHをこのノイズ光Nνの特性に合わせて指数関数的に減衰させることにより、検出信号SPD中のノイズ成分Snを効果的に除去し、ノイズ成分Snのレベルが小さくなる時点で閾値電圧VTHによって真の反射光成分Srを抽出している。そして、ノイズ成分Snの減少した2値信号CPDを演算制御回路2に供給し、図2に示した第1の実施の形態と同様の統計処理を行うことによって頻度分布を作成させ、真の反射光Rνの飛翔時間に関する最大頻度に対応する級Xpに基づいて被測定物体OBまでの距離Lを求める。
【0020】
この第2の実施の形態によれば、ノイズ光Nνの飛翔時間に応じて変化する光強度特性に合わせた閾値電圧VTHを比較器16に適用し、この閾値電圧VTHに基づいて検出信号SPD中のノイズ成分Snを除去することによって得られる2値信号CPDについて所定の統計処理を行うようにしたので、S/Nの良い頻度分布が得られ、高精度の距離測定を実現することができる。
【0021】
尚、前記指数関数的に減衰する閾値電圧VTHを形成するために、D/A変換器22を備える場合を説明したが、2値電圧の前記タイミング信号THGATEを閾値調整回路20に直接印加し、閾値調整回路20がタイミング信号THGATEの論理“H”となる電圧を前記上限値VDHとし、タイミング信号THGATEの論理“L”となる既知の電圧を下限レベルVDLとして、これらの電圧VDHとVDLの範囲内で指数関数的に減衰する閾値電圧VTを形成するようにしてもよい。かかる構成によれば、D/A変換器22を省略することができるため、本装置の簡素化及び小型化等を図ることができる。
【0022】
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態における距離測定装置の構成を示すブロック図、図7は、図6中のCFD回路の構成及び動作を説明するための説明図、図8は本装置の動作を示すタイミングチャート、図9は、本装置の距離測定原理を説明するための説明図、図10は距離測定原理に基づく動作を示すフローチャートである。尚、図6、図7及び図8において、図3、図4及び図5と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
【0023】
図6に基づいて第2の実施の形態との構成上の相違を説明すると、信号処理系には、増幅回路14に続いて直列に接続される、CFD回路24とTAC回路26及びA/D変換器28が備えられ、A/D変換器28でデジタル変換されたデジタルデータADOUTを演算制御回路2に転送する。尚、詳細は後述するが、デジタルデータADOUTは、時間的にずれて転送されるデジタルデータDMESとDSTD.S、DSTD.Lから成っている。また、TAC回路26の動作タイミングを規定するためのスタート信号CALSTとストップ信号CALSP、A/D変換器28の変換タイミングを規定するためのコンバート信号CONVがタイミング発生回路6より出力され、パルス光Pνの投射時点に同期した投射スタート信号TACSTが駆動回路8からTAC回路26に出力される。
【0024】
閾値調整回路20及びD/A変換器22は、図5に示したのと同様に、ノイズ光Nνの特性に合わせて指数関数的に減衰する閾値電圧VTHを形成し、比較器16が、この閾値電圧VTHに基づいて検出信号SPDを2値のゲート信号CFDGATEに変換しCFD回路24に供給するようになっている。したがって、ゲート信号CFDGATEは、第2の実施の形態で説明した2値信号CPDに相当し、ノイズ成分が抑制され且つ真の信号成分Srの発生期間を含んで論理“H”となる矩形信号である。尚、タイミング発生回路6より出力されるゲート信号THGATEを閾値調整回路20に直接印加し、このゲート信号THGATEの電圧振幅に基づいて指数関数的に減衰する閾値電圧VTHを形成することにより、D/A変換器22を省略してもよい。
【0025】
CFD回路24は、検出信号SPDに含まれている真の信号成分Srの時間ジッタを抑制し、その信号成分Srに基づいて反射光Rνの正確な受光時点を表す受光ストップ信号TACSPを発生するために設けられている。CFD回路24の構成を図7(a)に基づいて説明すると、比較器16のゲート信号CFDGATEに同期してオン・オフ動作する高速スイッチング素子SWと、増幅器14からの検出信号SPDをこのスイッチング素子SWを介して入力する減衰回路24a及び遅延回路24bと、減衰回路24aで減衰された減衰信号Saと遅延回路24bで遅延された遅延信号Sbとの差分信号Scを出力する差動アンプ24cと、所定の基準電圧を差分信号Scが交叉するゼロクロス時点tzを検出し、このゼロクロス時点tzに同期した受光ストップ信号TACSPを出力するゼロクロス検出回路24dが備えられている。
【0026】
図7(b)のタイミングチャートに示すように、ゲート信号CFDGATEが論理“H”となる期間τGATE中にスイッチング素子SWがオン(導通)となることにより、検出信号SPDが減衰回路24a及び遅延回路24bに入力する。前述した如く、期間τGATEは検出信号SPD中に真の信号成分Srが生じる期間以上に設定されているので、反射光Rνに相当する真の信号成分Srが各回路24aと24bに同時入力することとなる。減衰信号Saはこの信号成分Srの1/ηの振幅となり、遅延信号Sbは減衰信号Saよりも所定遅延時間τdだけ位相の遅れた信号となる。差動アンプ24cにおいて減衰信号Saから遅延信号Sbの差分が取られることにより、交播波形の差分信号Scが形成される。そして、ゼロクロス検出回路24dにおいて、差分信号Scの振幅が所定の基準電圧を交叉するゼロクロス時点tzが検出され、検出時点tzを反射光Rνの受光時点とする受光ストップ信号TACSPが出力される。
【0027】
このCFD回路24によれば、検出信号SPD中の真の信号成分Srの立上り時間(最大振幅の10%から90%まで増加するのに要する時間)trと遅延時間τd及び減衰率1/ηの関係から、常に一定の遅延時間τd+tr/ηの後に立上る受光ストップ信号TACSPが形成されるので、信号成分Srの時間ジッタが抑制されて、真の反射光Rνの受光時点を検出することができる。
【0028】
TAC回路26は所謂ランプ回路を備えており、図8のタイミングチャートに示すように、投射スタート信号TACSTの発生時点(即ち、パルス光Pνの投射時点)に同期して定電流源からの一定電流の充電を開始し、CFD回路24の受光ストップ信号TACSPの発生時点で充電を停止することにより、これらの信号TACSTとTACSPの期間τMESに比例した充電電圧VMESを発生する。この結果、パルス光Pνが被測定物体OBで反射して反射光Rνとなって戻ってくるまでの光の飛翔時間τMESに比例した充電電圧VMESが得られ、この充電電圧VMESはA/D変換器28でデジタルデータDMESに変化されて演算制御回路2に転送される。
【0029】
更に、TAC回路26は、デジタルデータDMESの演算制御回路2への転送後に充電電圧VMESをリセットし、タイミング発生回路6から一定の時間間隔τSTD.Sで順に供給されるスタート信号CALSTとストップ信号CALSPに同期して前記ランプ回路による充電処理を行うことにより、期間τSTD.Sに比例した充電電圧VSTD.Sを発生し、この充電電圧VSTD.SをA/D変換器28でデジタルデータDSTD.Sに変換して演算制御回路2へ転送させる。
【0030】
更に、デジタルデータDSTD.Sの演算制御回路2への転送後に充電電圧VSTD.Sをリセットし、タイミング発生回路6から再び一定の時間間隔τSTD.Lで順に供給されるスタート信号CALSTとストップ信号CALSPに同期して前記ランプ回路による充電処理を行うことにより、期間τSTD.Lに比例した充電電圧VSTD.Lを発生し、この充電電圧VSTD.LをA/D変換器28でデジタルデータDSTD.Lに変換して演算制御回路2へ転送させる。ここで、前記時間間隔τSTD.SとτSTD.Lは、τSTD.S<τSTD.Lの関係にあり、演算制御回路2に予め設定された既知の期間である。
【0031】
そして、トリガ信号TRGの各発生周期τ’の前側期間τで、反射光Rνの受光及びデジタルデータDMESの転送処理が行われ、その後にデジタルデータDSTD.SとDSTD.Lのデータ転送処理が行われ、トリガ信号TRGの発生周期τ’の整数倍に相当する適宜の測定期間Tにわたってこれらの処理が繰り返されることにより、距離測定が行われる。尚、図8中の期間τは、前記第1,第2の実施の形態における計測周期τに相当し、この期間τが測定可能な最長スパンに対応している。
【0032】
演算制御回路2は、所定の統計処理アルゴリズムに基づいて作成されたプログラムを実行し、トリガ信号TRGの各発生周期τ’毎に受信するデジタルデータDMES,DSTD.S,DSTD.Lを測定期間(制御信号STRが論理“H”となっている期間)Tにわたって統計処理することにより、被測定物体OBまでの距離Lを求める。
【0033】
図9はこの統計処理アルゴリズムを概念的に示す原理説明図である。同図において、演算制御回路2には、パルス光Pνの発生周期τ’毎に転送されてくる複数個のデジタルデータDMESについての頻度分布を作成するための頻度作成領域Aと、各デジタルデータDMESを格納するためのデータ記憶領域Bと、デジタルデータDSTD.Sを格納するための第1の記憶領域Cと、デジタルデータDSTD.Lを格納するための第2の記憶領域Dが備えられている。
【0034】
頻度作成領域Aは、デジタルデータDMESの値を表すための複数段階の級jが設定され、各級jに付けられた級番号#jに対応させてデジタルデータDMESの値の発生頻度fjを格納するようになっている。即ち、各級jは、デジタルデータDMESの最小値と最大値の範囲を分解能w毎に区切られた各レベル範囲を表しており、一般的に第j番目の級jは、(j−1)×wないしj×wのレベル範囲を表す。
【0035】
また、デジタルデータDMESの値はパルス光Pνが反射光Rνとなって受光されるまでの光の飛翔期間τMESに比例するので、分解能wは時間分解能に相当している。
【0036】
図10はこの原理に基づく統計処理過程を示すフローチャートであり、同図に基づいて更に測定原理を詳述する。距離測定の開始前に、操作者が分解能wと計測回数(パルス光Pνの投射回数)nと、有効な級の幅mを演算制御回路2に対して指示すると(ステップS100)、A/D変換器28の最大ビット数で表される最大値を分解能w毎に区分けすることによって、級番号#jを付した複数段階の級jと頻度fjを作成するための頻度作成領域を設定する(ステップS110)。そして、演算制御回路2から制御信号STRが出力されることにより距離測定が開始されると、A/D変換器28から出力されるデジタルデータDMESを入力する(ステップS120)。次に、デジタルデータDMESの値を調べて該当する級番号#jを判定し(ステップS130)、その級番号#jに該当する頻度fjに1を加算すると共に(ステップS140)、デジタルデータDMESに級番号#jを付してデータ記憶領域Bに格納する(S150)。
【0037】
更に、次に転送されてくるデジタルデータDSTD.SとDSTD.Lを夫々第1,第2の記憶領域C,Dに格納し(ステップS160)、指定されたn回の計測が完了したか否かを判定して(ステップS170)、n回の計測が完了するまで前記ステップS120ないしS170の処理を繰り返す。このように、ステップS120ないしS170の処理を繰り返すと、頻度作成領域Aには、図2(b)に示した頻度分布と同様の頻度分布表が作成される。
【0038】
n回の測定が完了すると、頻度作成領域A中の最大頻度となる級番号Xpを判定し(ステップS180)、その級番号Xpを中心として±m個の級の範囲(Xp-m〜Xp+m)内に該当するデジタルデータDMESをデータ記憶領域Bから読み出して、それらの平均値DMESAVを求める(ステップS190)。更に、第1の記憶領域Cに格納されているデジタルデータDSTD.Sの平均値DSTD.SAVと第2の記憶領域Dに格納されているデジタルデータDSTD.Lの平均値DSTD.LAVを求め(ステップS200)、次に、これらの平均値DMESAVとDSTD.SAV及びDSTD.LAVを下記数1に適用することにより、被測定物体OBまでの距離Lを求めて処理を終了する。
【0039】
【数1】
【0040】
かかる統計処理アルゴリスムによれば、パルス光Pνが投射されて被測定物体OBからの反射光Rνを受光する時点までの時間間隔がほぼ一定であり、雨などに起因する散乱光や漏洩光などのノイズ光Nνの発生頻度は時間的にランダムであることから、頻度作成領域Aには、被測定物体OBまでの距離Lに相当する頻度が大きく、ノイズ成分の頻度が小さくなる頻度分布が作成される。したがって、最大頻度となる級Xpは被測定物体OBまでの距離Lを反映しており、高精度の距離測定を可能にしている。更に、最大頻度となる級Xpを中心にして±m個の級の範囲内に該当するデジタルデータDMESの平均値DMESAVを前記数1に適用するので、更に高精度の距離測定を可能にしている。また、予め決められた期間τSTD.SとτSTD.Lに対応して得られるデジタルデータDSTD.SとDSTD.Lの夫々の平均値DSTD.SAVとDSTD.LAVを前記数1に適用するので、TAC回路26やA/D変換器28の径年変化等に起因する測定誤差を効果的に相殺することができ、更に高精度の距離測定を可能にしている。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、パルス光の投射時点と反射光の受光時点までの時間間隔についての頻度分布を求めることにより、雨天などに生じる散乱光や漏洩光などに起因するノイズ成分と被測定物体から反射されて来る真の反射光の信号成分とを効果的に分離することのできる頻度分布が得られると共に、真の反射光の信号成分の頻度が大きくなる。そして、最大頻度に相当する時間間隔に基づいて被測定物体までの距離を求めるので、距離測定の精度を向上させることができる。
【0042】
また、受光手段の検出出力を、経時的に減少する閾値に基づいて比較することにより、ノイズ成分の除去された信号が得られ、更にこの信号に基づいて前記頻度分布を求めてその最大頻度に相当する時間間隔に基づいて被測定物体までの距離を求めるので、距離測定精度を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における距離測定装置の構成及び動作を説明するための説明図である。
【図2】第1の実施の形態における距離測定原理を説明するための説明図である。
【図3】第2の実施の形態における距離測定装置の構成を説明するための説明図である。
【図4】第2の実施の形態における距離測定装置の動作を説明するための説明図である。
【図5】第2の実施の形態における距離測定装置のノイズ成分除去原理を説明するための説明図である。
【図6】第3の実施の形態における距離測定装置の構成を説明するための説明図である。
【図7】第3の実施の形態におけるCFD回路の構成及び動作を説明するための説明図である。
【図8】第3の実施の形態における距離測定装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】第3の実施の形態における距離測定原理を説明するための説明図である。
【図10】図9に示す距離測定原理に基づく統計処理過程を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2…演算制御回路、6…タイミング発生回路、8…駆動回路、16…比較器、18…閾値設定回路、20…閾値調整回路、22…D/A変換器、24…CFD回路、26…TAC回路、28…A/D変換器、LD…発光素子、PD…受光素子、A…頻度作成領域、B…データ記憶領域、OB…被測定物体。
Claims (2)
- 被測定物体に所定の計測周期に同期してパルス光を連続投射する投光手段と、
前記パルス光に対応して前記被測定物体より反射して来る反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段より出力される前記反射光に相当する検出信号を減衰させた減衰信号と、前記検出信号を所定遅延時間だけ遅延させた遅延信号とを生成するとともに、前記減衰信号と前記遅延信号との差分である差分信号に基づいて前記反射光の受光時点を表す受光信号を生成するタイミング生成手段と、
前記パルス光の投射時点と前記タイミング生成手段より出力される前記受光信号の発生時点との期間に比例した出力電圧信号を発生するとともに、前記各計測周期内において予め定められた第1及び第2の期間に比例した第1及び第2の電圧信号をそれぞれ発生する積分手段と、
前記受光信号をもとに前記積分手段が発生させた前記出力電圧信号のレベルに基づいて、前記各計測周期毎に、前記パルス光の投射時点と前記検出信号の発生時点との時間間隔を求めて、前記出力電圧信号のレベルに関する前記検出信号の発生頻度を求める頻度作成手段と、
前記頻度作成手段で得られる発生頻度の最大値に対応する前記出力電圧信号のレベルと、第1及び第2の電圧信号のレベルとに基づいて前記被測定物体までの距離を求める演算手段とを備え、
前記頻度作成手段は、
前記出力電圧信号のレベルが、前記各計測時間の開始時点から所定時間ずつ区切られた複数の級のうちどの級に該当するか判定した後、前記複数の級毎に前記出力電圧信号の頻度分布を作成し、
前記演算手段は、
前記頻度分布の中の最大頻度となる級を前記複数の級の中から判定し、当該級を中心とした所定範囲の級に該当する前記出力電圧信号の平均値を求めるとともに、前記各計測周期内に対応する前記第1及び第2の電圧信号のそれぞれの平均値を求め、前記出力電圧信号の平均値と前記第1及び第2の電圧信号のそれぞれ平均値とに基づいて前記被測定物体までの距離を求める、
ことを特徴とする距離測定装置。 - 被測定物体に所定の計測周期に同期してパルス光を連続投射する投光手段と、
前記パルス光に対応して前記被測定物体より反射して来る反射光を受光する受光手段と、
前記各計測周期内において経時的に減少する閾値と前記受光手段より出力される前記反射光に相当する検出信号とを比較し、前記検出信号の前記閾値より大振幅の部分に相当する信号を出力する比較手段と、
前記比較手段によって出力される信号に同期して、前記検出信号を減衰させた減衰信号と、前記検出信号を所定遅延時間だけ遅延させた遅延信号とを生成するとともに、前記減衰信号と前記遅延信号との差分である差分信号に基づいて前記反射光の受光時点を表す受光信号を生成するタイミング生成手段と、
前記パルス光の投射時点と前記タイミング生成手段より出力される前記受光信号の発生時点との期間に比例した出力電圧信号を発生するとともに、前記各計測周期内において予め定められた第1及び第2の期間に比例した第1及び第2の電圧信号をそれぞれ発生する積分手段と、
前記受光信号をもとに前記積分手段が発生させた前記出力電圧信号のレベルに基づいて、前記各計測周期毎に、前記パルス光の投射時点と前記検出信号の発生時点との時間間隔を求めて、前記出力電圧信号のレベルに関する前記検出信号の発生頻度を求める頻度作成手段と、
前記頻度作成手段で得られる発生頻度の最大値に対応する前記出力電圧信号のレベルと、第1及び第2の電圧信号のレベルとに基づいて前記被測定物体までの距離を求める演算手段とを備え、
前記頻度作成手段は、
前記出力電圧信号のレベルが、前記各計測時間の開始時点から所定時間ずつ区切られた複数の級のうちどの級に該当するか判定した後、前記複数の級毎に前記出力電圧信号の頻度分布を作成し、
前記演算手段は、
前記頻度分布の中の最大頻度となる級を前記複数の級の中から判定し、当該級を中心とした所定範囲の級に該当する前記出力電圧信号の平均値を求めるとともに、前記各計測周期内に対応する前記第1及び第2の電圧信号のそれぞれの平均値を求め、前記出力電圧信号の平均値と前記第1及び第2の電圧信号のそれぞれ平均値とに基づいて前記被測定物体までの距離を求める、
ことを特徴とする距離測定装置。
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