JP3769718B2 - 電圧制御発振回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電圧制御発振回路(VCO)に関し、詳しくは、パーソナルコンピュータにおけるクロックの発生とか、オーディオ機器や映像機器等の信号処理回路におけるPLL制御ループなどで使用されるVCOにおいて、耐ノイズ性を向上させ、最適な動作周波数範囲に設定することが容易で各種のIC回路に共通なVCOとして使用可能なVCOに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータのクロックの発生、オーディオ機器における周波数シンセサイザ、FM検波回路、また、VTR等の映像機器における映像検波回路、位相検波回路などでは、ICに内蔵される形でPLL制御ループにVCOが設けれている。
そのVCOの一例を図2に示す。図において、1は、ICの内部に設けられたVCOであって、発振周波数制御回路2と、リング発振器3とから構成されている。なお、8aは、VCO1の制御電圧端子であり、8bは、その出力端子、そして9は、位相比較回路,低域フィルタ、デバイダーなどで構成されるPLLループ回路である。
発振周波数制御回路2は、電圧/電流変換回路であって、入力端子8aの制御電圧に応じた電流値をリング発振器3に供給する。これは、ゲートが接続されたp型のMOSFET4a,4bからなるカレントミラー回路4と、ダイオード接続されたMOSFET4aの下流に設けられたn型のMOSFET4c、そしてMOSFET4bの下流に接続された発振回路3とからなる。なお、MOSFET4a,4bは、そのソース側が電源ラインVDDに接続され、FET4cのソースは接地され、そのゲートに入力端子8aを介して制御電圧信号を受ける。
【0003】
リング発振器3は、MOSFET4bの出力であるドレインから導出された電力受給ラインVpとグランドGND間に接続された3段のインバータからなる。各インバータは、p型のMOSFETとn型のMOSFETとを積上げ接続したCMOSのインバータ5,6,7であって、これらが3段従属接続(カスケード接続)されてその出力端子8b(最終段インバータ7の出力端子)が入力側の初段インバータ5の入力端子に接続され、これにより発振回路が形成されている。この種のVCOとして出願人による、特開平10−200382号「低電圧駆動の電圧制御発振回路」の出願がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルコンピュータをはじめとしてオーディオ機器や映像機器では、携帯型や省電力化が進み、電源電圧が5Vから3.3Vへと低下し、さらに最近では、その動作クロック周波数も高くなる傾向にある。そのために、高周波ノイズにより誤動作してクロックの周期が一時的にずれ、安定性に欠ける問題がある。
さらに、ICにVCOを内蔵する都度、そのときの用途に応じて発振周波数に対応した段数のリング発振回路を設計することが必要となり、実際に動作したときには設計値とにずれが生じて、その動作範囲を調整しなければならない問題がある。
この発明は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、耐ノイズ性を向上させ、最適な動作周波数範囲に設定することが容易で各種のIC回路に共通なVCOとして使用可能なVCOを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するこの発明のVCOの特徴は、共通の電力受給ラインに接続された複数の差動増幅器の正相出力が次段の正相入力に、逆相出力が次段の逆相入力にそれぞれ接続された多段従属接続の差動増幅回路と、この差動増幅回路の各段の正相出力に対応してそれぞれ設けられ制御信号に応じてON/OFFして正相出力を初段の逆相入力に帰還させるための複数の第1のスイッチ回路と、差動増幅回路の各段の逆相出力に対応してそれぞれ設けられ制御信号に応じてON/OFFして逆相出力を初段の正相入力に帰還させるための複数の第2のスイッチ回路と、総接続段数に対応するnビットの制御信号を発生してnビットの各ビットにより第1および第2のスイッチ回路をそれぞれにON/OFFすることで帰還段数を決定する制御回路とを備え、制御電圧信号を受けてこれに応じた電圧の電力を電力受給ラインに供給し、制御信号に応じて多段従属接続の帰還段数が選択されるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
このように、正相、逆相の2位相で入出力を従属接続した多段の差動増幅器によりリング発振回路を構成してその電力受給ラインの電圧で発振周波数を制御するようにする。これにより2位相での循環ループが形成されるので、耐ノイズ性が向上する。しかも、制御信号に応じてフィードバックする接続段数の切換えができるので、電圧−周波数特性を特定のステップ刻みで変更できる。
その結果、用途に応じて発振周波数を最適な動作周波数範囲に容易に設定することができ、低い電源電圧の回路であっても、ノイズに影響されにくく、各種の回路に共通に使用可能で、IC化に適したPLL回路を実現することができる。
【0007】
【実施例】
図1は、この発明のVCOを適用した一実施例のPLL回路の説明図である。図1において、10は、PLL回路であり、11は、その発振周波数制御回路、12は、VCOのリング発振回路、13は、位相比較回路、14は、チャージポンプ回路、15は、ローパスフィルタ(LPF)、そして、16は、コントローラである。
発振周波数制御回路11は、ボルテージフォロアであって、その出力は、リング発振回路12の電源ラインVDDに接続されている。
リング発振回路12は、差動増幅器12a,12,…12nをn段(ただしnは2以上の整数)従属接続した回路からなる。各段の正相出力は、次段正相入力に入力され、各段の逆相出力は、次段逆相入力に入力されている。そして、各段の正相出力は、伝送ゲート(アナログスイッチ)17a,17b,…17nを介して初段の差動増幅器12aの逆相入力に入力され、各段の逆相出力は、伝送ゲート(アナログスイッチ)18a,18b,…18nを介して初段の差動増幅器12aの正相入力に入力されている。
ここで、差動増幅器12a,12,…12nは、それぞれ増幅率1の全帰還アンプであって、その各アンプの構成は、MOSFETにより構成されても、また、バイポーラトランジスタにより構成されてもよい。
【0008】
伝送ゲート17a,17b,…17nのON/OFFは、コントローラ16から出力される、総接続段数に対応するnビットの制御信号Sにより制御される。この制御信号Sのうちの帰還段数に対応する段のビットが“1”に、その他のビットが“0”に設定されることでリング発振回路としての帰還段数が決定される。これにより、その帰還段数に対応する周波数での発振が行われ、初段の差動増幅器12aの出力が接続された出力端子10aから発振出力が取り出されてVCOの出力の一部としてそれが位相比較回路13に入力される。
位相比較回路13においては、VCOの出力を入力端子13aに受け、基準となるリファレンスクロックCLKあるいはPLLロックすべき入力信号を入力端子13bに受ける。この位相比較回路13において得られた位相比較の結果信号はチャージポンプ回路14に加えられ、チャージポンプ回路14が動作して充放電信号を発生し、この充放電信号がローパスフィルタ(LPF)15で積分されて制御電圧信号となる。この制御電圧信号は、発振周波数制御回路11に加えられて発振周波数制御回路11から所定の電力がリング発振回路12の電源ラインVDDに供給される。これにより位相比較回路13の入力端子13bの信号(CLK)に同期するようにリング発振回路12の発振が制御される。
【0009】
このリング発振回路12の発振周波数の範囲は、その差動増幅器の接続段数をコントローラ16からの制御信号により選択することで設定できる。そこで、このVCOでは用途に応じて外部からこの制御信号を設定するようにすることで最適な動作周波数範囲にVCOの発振周波数を選択することができる。この選択された動作周波数範囲において供給される電源電圧に応じてリング発振回路12はその発振周波数が制御される。
なお、図1のPLL回路においては、必要に応じて、入力端子13a、13bの手前に分周回路を設けてもよい。ここでは、用途に応じて最適周波数が選択できるので、その分周比率を低減できる効果がある。その分、発振周波数を安定化させることができる。
ところで、この実施例では、リング発振回路12の接続形態が正相側と逆相側との二重のフィードバックループとなって発振動作がなされる。これにより、図2に示すような1本のフィードバックループで発振するリング発振回路よりも耐ノイズ性が向上し、低電圧駆動であっても、安定した発振周波数の出力が得られる。
【0010】
以上説明したきたが、実施例では、発振周波数の範囲を決定するリング発振回路の帰還段数をコントローラからの制御信号に応じて設定しているが、これは、不揮発性メモリあるいは不揮発性のレジスタ、ディップスイッチ等により帰還段数を設定するデータを用途に応じて外部から発生するようにすることができる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明してきたが、この発明にあっては、正相、逆相の2位相で入出力を従属接続した多段の差動増幅器によりリング発振回路を構成してその電力受給ラインの電圧で発振周波数を制御するようにする。これにより2位相での循環ループが形成されるので、耐ノイズ性が向上する。しかも、制御信号に応じてフィードバックする接続段数の切換えができるので、電圧−周波数特性を特定のステップ刻みで変更できる。
その結果、用途に応じて発振周波数を最適な動作周波数範囲に容易に設定することができ、低い電源電圧の回路であっても、ノイズに影響されにくく、各種の回路に共通に使用可能で、IC化に適したPLL回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のVCOを適用した一実施例のPLL回路の説明図である。
【図2】図2は、従来の他のIC化されたVCOの回路図である。
【符号の説明】
1…VCO、2,11…発振周波数制御回路、
4…カレントミラー回路、5、6、7…インバータ、
9…PLLループ回路、10…PLL回路、
3,12…リング発振器、12a,12,12n…差動増幅器、
17a,17b,17n,18a,187b,18n…伝送ゲート、
13…位相比較回路、14…チャージポンプ回路、
15…ローパスフィルタ(LPF)、
16…コントローラ。

Claims (1)

  1. 共通の電力受給ラインに接続された複数の差動増幅器の正相出力が次段の正相入力に、逆相出力が次段の逆相入力にそれぞれ接続された多段従属接続の差動増幅回路と、この差動増幅回路の各段の前記正相出力に対応してそれぞれ設けられ制御信号に応じてON/OFFして前記正相出力を初段の前記逆相入力に帰還させるための複数の第1のスイッチ回路と、前記差動増幅回路の各段の前記逆相出力に対応してそれぞれ設けられ前記制御信号に応じてON/OFFして前記逆相出力を前記初段の前記正相入力に帰還させるための複数の第2のスイッチ回路と、総接続段数に対応するnビットの制御信号を発生して前記nビットの各ビットにより前記第1および第2のスイッチ回路をそれぞれにON/OFFすることで帰還段数を決定する制御回路とを備え、制御電圧信号を受けてこれに応じた電圧の電力を前記電力受給ラインに供給し、前記制御信号に応じて前記多段従属接続の帰還段数が選択されることを特徴とする電圧制御発振回路。
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