JP2001358565A - 周波数可変発振回路およびそれを用いた位相同期回路 - Google Patents

周波数可変発振回路およびそれを用いた位相同期回路

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JP2001358565A
JP2001358565A JP2000182312A JP2000182312A JP2001358565A JP 2001358565 A JP2001358565 A JP 2001358565A JP 2000182312 A JP2000182312 A JP 2000182312A JP 2000182312 A JP2000182312 A JP 2000182312A JP 2001358565 A JP2001358565 A JP 2001358565A
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Yoshiyuki Shibahara
禎之 柴原
Masaru Kokubo
優 小久保
Hirokazu Aoki
郭和 青木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧動作可能な、高速、低電力周波数可変発
振回路とそれを用いた位相同期回路を提供する。 【解決手段】差動対を構成する第1および第2の増幅器
と、それらの出力を相互接続する第3および第4の増幅
器と、可変電流源により構成され、第1および第3の増
幅器で負荷を共有し、第2および第4の増幅器で負荷を
共有することにより、トランジスタ数を削減し、遅延回
路の負荷容量を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低い電源電圧におい
ても高速動作可能な周波数可変発振回路とそれを用いた
位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体上に集積され、外部から入力され
るプログラムにしたがって種々の演算を実行するマイク
ロプロセッサにおいて、内部の高速なクロックを生成す
ることを目的として位相同期回路(以下PLLとする)
がしばしば用いられる。この構成の詳細はJ. Alvarez
他著「A Wide-Bandwidth Low-Voltage PLL for Po
wer PCTM Microprocessors」(アイイーイーイー・ジ
ャーナル・オブ・ソリッドステート・サーキッツ30
巻,383−390頁(IEEE Journal of solid-sta
te circuits,vol.30,pp.383-390,April 1995))ど
の文献に記載されている。図1にPLLの構成を示す。
PLLは位相比較器1、チャージポンプ2、ループフィ
ルタ3、電圧電流変換器(VIC)4、電流制御発振器
(CCO)5、分周器6から構成される。位相比較器1
はPLL動作の基準となる基準信号(fr)と分周器6
から出力される帰還信号(fp)との位相差を検出し、
位相差に比例した幅のパルス信号(UP,DN)をチャ
ージポンプ2に出力する。チャージポンプ2は位相比較
器1から出力されたパルス信号(UP,DN)に応じ
て、ループフィルタ3の容量を充放電する。ループフィ
ルタ3の出力端子は電圧電流変換器4の入力端子に接続
され、その入力端子の電位により電圧電流変換器4の電
流を変化させることによって電流制御発振器5の発振周
波数を制御する。電流制御発振器5の出力は分周器6で
N分周され、位相比較器1に帰還される。
【0003】この帰還ループは、電流制御発振器5の発
振周波数が基準信号をN倍した周波数になり、しかも、
基準信号と帰還信号の位相が一致する状態に収束する。
したがって、水晶発振器などを用いて周波数が正確な基
準信号を生成し、PLLを用いてN倍の周波数に変換す
ることで高速なクロックを生成することができる。
【0004】上述したPLLにおいて、生成可能な周波
数範囲を決定する一要素として電流制御発振器5の周波
数可変範囲がある。例えば、マイクロプロセッサのクロ
ック発生回路としてPLLを適用した場合、マイクロプ
ロセッサの動作周波数は用途に応じて様々であるため、
電流制御発振器5の周波数可変範囲は広いことが望まれ
る。また、マイクロプロセッサのクロック周波数が高く
なるにつれ、PLLの供給するクロック周波数も高くな
るため、それに応じた周波数で発振可能な電流制御発振
器が必要になる。さらに、微細化したプロセスでは、電
源電圧が低くなり、また、消費電流も削減されるため、
電流制御発振器5においても低電圧動作可能で、かつ消
費電流が少ないことが望まれる。
【0005】このような、電流制御発振器の実現を目指
した従来例については、特開平11−298302など
に詳しく述べられている。
【0006】図9に従来の電流制御発振器における遅延
回路の構成を示す。この遅延回路は差動対を構成する第
1および第2の増幅器(35,36および37,38)
と、それらの出力を相互接続するよう挿入された第3お
よび第4の増幅器(39,40および41,42)と、
2つの可変電流源(43,44)により構成されてい
る。上記第3および第4の増幅器はフィードフォワード
回路を構成し、差動対の出力に生じた微小な電位変動を
検出して、強制的に差動対出力を電源側またはグランド
側に動作させるため、遅延回路の見かけ上の利得を高め
ることができる。
【0007】したがって、この遅延回路を複数段リング
状に接続して構成した電流制御発振器5は、低電圧で動
作可能であり、かつ少ない遅延段数で電流制御発振器5
を構成できるため、高速、低消費電力、低ジッタなどの
特性を得ることも可能である。
【0008】また、第1から第4の増幅器の電流は可変
電流源41,42により制御され、その電流の可変範囲
は広く、遅延回路の遅延量を幅広く変化させることがで
きる。したがって、上記の遅延回路を用いることにより
幅広い周波数可変範囲を有する電流制御発振器5を構成
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、遅延回
路1段あたりの利得を高め、遅延段数を削減することに
より高速な発振を可能にしているが、遅延回路が有する
負荷容量の削減については考慮されていない。
【0010】本発明は、1段あたりの利得が高く、かつ
負荷容量の小さい遅延回路を適用して、幅広い周波数可
変範囲を有し、かつ最大発振周波数が高い周波数可変発
振回路およびそれを用いた位相同期回路を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、差動対を構成する第1および第2の増幅器
と、それらを相互接続するように挿入される第3および
第4の増幅器と、第1から第4の増幅器の電流を制御す
る可変電流源により構成される1段あたりの利得が高い
遅延回路において、第1および第3の増幅器で負荷トラ
ンジスタを共有し、第2および第4の増幅器で負荷トラ
ンジスタを共有することにより、第1から第4の増幅器
がそれぞれ専用の負荷トランジスタを有する従来遅延回
路よりもトランジスタ数を2つ削減し、遅延回路の負荷
容量を削減したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1から図8を用いてPLL回路
に適用した際の発明実施の形態について説明する。図1
にPLLの構成を示す。前述したように、PLLは位相
比較器1、チャージポンプ2、ループフィルタ3、電圧
電流変換回路4、電流制御発振器5および分周器6から
構成される。
【0013】位相比較器1はPLL動作の基準となる基
準信号(fr)と、分周器6から帰還される信号(f
p)との位相差を検出し、チャージポンプ2に対しU
P,DN信号を出力する。ここで、UP,DN信号のパ
ルス幅の差は、位相差をパルス変調した信号となる。
【0014】図2に上記チャージポンプ2およびループ
フィルタ3の構成を示す。チャージポンプ2は定電流源
7および8、スイッチトランジスタ9および10から構
成される。また、ループフィルタ3は抵抗11、容量1
2および13から構成される。
【0015】チャージポンプ2は位相比較器1の出力す
るUP,DN信号に応じて、スイッチトランジスタ9お
よび10がオンまたはオフされ、ループフィルタ3の容
量12および13から電流源7,8の電流量とUP,D
N信号のパルス幅に応じた電価を充放電する。ループフ
ィルタ4はチャージポンプ2の充放電パルスを平滑化
し、電圧信号を電圧電流変換器4に出力する。
【0016】図3に電圧電流変換器4の構成を示す。電
圧電流変換器4はトランジスタ14,15,16,17
から構成される。トランジスタ14はゲート端子に入力
された電圧とソース端子との電位差Vgsと閾値電圧V
thの差の2乗に比例した電流を出力する。トランジス
タ14により変換された電流は、トランジスタ15、1
6により構成されるカレントミラー回路によりトランジ
スタ17に伝搬される。さらに、トランジスタ15およ
び17と、後述する電流制御発振器5の可変電流源との
間に形成されるカレントミラー回路により、電流制御発
振器5の電流量を制御する。
【0017】電流制御発振器5は図4に示すように、複
数段の遅延回路18(18−a,18−b,18−c)
をリング状に縦続接続し、出力段に差動信号−ロジック
信号変換回路19(DSC)を接続して構成される。遅
延回路18の詳細については後述するが、遅延回路18
は可変電流源の電流量に比例して遅延量が可変であるた
め、電圧電流変換器4の出力信号で可変電流源の電流量
を制御することにより、周波数が可変な発振器を構成す
ることができる。
【0018】図5にDSC19の構成を示す。DSC1
9は差動対を構成するトランジスタ20,21と能動負
荷を形成するトランジスタ22,23と定電流源24に
より構成される。前記各段の遅延回路出力は極性の反転
した差動信号であり、そのままではロジック回路に適用
することができないため、DSC19によりロジック信
号に変換してから分周器6に出力される。すなわち、遅
延回路18−cから出力された信号はトランジスタ2
0,21のゲートに入力され、増幅された後、トランジ
スタ22,23によりロジック信号に変換される。
【0019】最後に電流制御発振器5の出力と位相比較
器1の一方の入力との間に周波数をN分の1に分周する
分周器6を設ける。このような帰還構成をとることによ
り、PLLは分周器6の出力と基準信号の位相および周
波数が一致する状態に収束する。このとき、電流制御発
振器5の出力周波数は基準信号のN倍となる。
【0020】以下では、図6を用いて電流制御発振器5
を構成する第1の遅延回路18について説明する。遅延
回路18は、負荷トランジスタ25を共有する増幅器2
6および増幅器27と、負荷トランジスタ28を共有す
る増幅器29および増幅器30と、増幅器26,27,
29,30の電流量を制御する可変電流源31および3
2により構成される。ここで、Cs1(33),Cs2
(34)は遅延回路18の出力端子と次段の入力端子の
間に寄生する容量を示している。増幅器26および30
と負荷トランジスタ25および28は、Vin1,Vi
n2から入力される信号によりCs1,Cs2に対し充
放電を行ない、同入力信号と位相の反転した信号をVo
ut1,Vout2端子に出力する。
【0021】この出力信号を相互接続するように、増幅
器27,29により構成される正帰還回路が挿入され
る。上記正帰還回路において、増幅器27は増幅器30
が出力する信号の微小な差を増幅し増幅器26の出力端
子に出力する。また、増幅器29は増幅器26が出力す
る信号の微小な差を増幅し増幅器30の出力端子に出力
する。
【0022】したがって、入力される信号の差が微小な
場合においても、増幅器27,29が信号差を検出して
信号振幅を増幅するため、遅延回路一段あたりの利得を
高めることが可能である。また、増幅器26および27
が負荷トランジスタ25を共有し、増幅器29,30が
負荷トランジスタ28を共有することにより、6トラン
ジスタで4つの増幅器が構成できるため、遅延回路一段
あたりの負荷容量を小さくすることが可能である。
【0023】ここで、遅延回路18を構成する際、増幅
器27,29により遅延回路の動作が支配され発振停止
を引き起こさないようにするため、トランジスタ25,
26,28,30の電圧電流変換利得はトランジスタ2
7,29よりも大きく設定必要がある。また、可変電流
源31および32がトランジスタ25から30に正しく
電流を供給できるよう、トランジスタ31,32のサイ
ズをトランジスタ25から30のサイズよりも大きく設
定する。
【0024】上述した第1の遅延回路18を複数段、リ
ング状に縦続接続して電流制御発振器5を構成した場
合、信号振幅が小さい場合でも増幅器27および29が
増幅するため、低電圧での動作が可能である。また、遅
延回路1段あたりの利得が高いため、少ない段数で電流
制御発振器5を構成でき、高速、低消費電力、低ジッタ
な特性を得ることができる。さらに、2つの増幅器で1
つの負荷トランジスタを共有したことにより、遅延回路
1段あたりの負荷容量が従来例よりもトランジスタ2つ
分小さいため、高速性に優れ、かつ、低消費電力であ
る。
【0025】電流制御発振器5を構成する第2の遅延回
路を図7に示す。ここで、図6に示した第1の遅延回路
と同様の動作をするトランジスタに関しては、同じトラ
ンジスタ番号を使用している。図7の遅延回路は、正電
源と第1から第4の増幅器との間に挿入された可変電流
源31が削除されており、第1および第2の負荷トラン
ジスタが直接正電源に接続されている点で図6の遅延回
路と異なる。この遅延回路では、第1から第4の増幅器
による放電電流をトランジスタ32により可変にするこ
とで遅延量を制御している。この構成によれば、可変電
流源31による電圧降下を防ぐことができるため、第1
の遅延回路と比較してより低電圧での動作が可能にな
る。
【0026】図4に示した電流制御発振器では縦続段数
が3段の場合を例に挙げたが、縦続段数が奇数であれば
同様の接続で電流制御発振器を構成することができる。
また、偶数段で構成する場合は図8に示したように、最
終段の遅延回路18−gの出力信号を交差して初段の遅
延回路18−eの入力端子に帰還することで電流制御発
振器を構成することができる。
【0027】図6または図7では第1から第4の増幅器
をNMOSトランジスタ26,27,29,30で構成
した場合を示した。これらの増幅器は特にNMOSトラ
ンジスタに限ることなく、PMOSトランジスタを用
い、NMOSトランジスタを共有負荷としても、遅延回
路を構成可能である。また、図7における遅延回路は図
6における遅延回路からPMOS側の可変電流源31を
削除し、第1から第4の増幅器を直接正電源に接続して
構成したが、図6の遅延回路からNMOS側の可変電流
源32を削除し、第1から第4の増幅器を直接グランド
に接続することによっても構成可能である。
【0028】上述した電流制御発振器5を用いて位相同
期回路を構成することにより高速動作、低電圧動作、低
消費電力、低ジッタの特性を有するクロック発生回路が
構成可能である。
【0029】
【発明の効果】第1および第2の増幅器により構成され
る差動対と、それらの出力を相互接続するよう挿入され
る第3および第4の増幅器と、第1から第4の増幅器の
電流量を制御する可変電流源により構成され、一段あた
りの利得が高い遅延回路において、第1および第3の増
幅器で第1の負荷トランジスタを共有し、第2および第
4の増幅器で第2の負荷トランジスタを共有することに
より、6トランジスタで4つの増幅器が構成できるた
め、遅延回路一段あたりの負荷容量が小さく、低電圧動
作可能かつ高速・低消費電力の周波数可変発振回路が構
成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のPLL回路の構成を示すブ
ロック図。
【図2】チャージポンプとループフィルタの構成を示す
回路図。
【図3】電圧電流変換器の構成を示す回路図。
【図4】奇数段の電流制御発振器を示すブロック図。
【図5】DSCの回路構成を示す回路図。
【図6】第1の遅延回路の構成を示す回路図。
【図7】第2の遅延回路の構成を示す回路図。
【図8】偶数段の電流制御発振器の構成を示すブロック
図。
【図9】従来の遅延回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…位相比較器、2…チャージポンプ、3…ループフィ
ルタ、4…電圧電流変換回路、5…電流制御発振器、6
…分周器、7,8,24…定電流源、9,10,14,
15,16,17,20,21,22,23,25,2
6,27,28,29,30,31,32,35,3
6,37,38,39,40,41,42,43,44
…トランジスタ、11…抵抗、12,13,33,34
…容量、18−a,18−b,18−c,18−d,1
8−e,18−f,18−g…遅延回路、19…DS
C。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 郭和 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B079 BA04 BC03 CC14 DD02 5J043 AA04 AA22 LL02 5J106 AA04 CC00 CC01 CC24 CC41 CC52 DD32 GG01 HH03 JJ01 KK02 KK40 LL01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される電圧信号または電流信号に応じ
    て遅延量が変化する遅延回路を複数段リング状に接続し
    て構成される周波数可変発振回路において、上記遅延回
    路が第1の負荷トランジスタを共有する第1および第2
    の増幅器と、第2の負荷トランジスタを共有する第3お
    よび第4の増幅器と、上記第1から第4の増幅器の電流
    量を制御する第1および第2の可変電流源から構成さ
    れ、第1から第4の増幅器と正電源の間に第1の可変電
    流源が挿入され、第1から第4の増幅器とグランドの間
    に第2の可変電流源が挿入され、上記遅延回路の第1の
    入力端子が第1の増幅器の入力端子に接続され、第2の
    入力端子が第4の増幅器の入力端子に接続され、さらに
    遅延回路の第1の出力端子が第1および第2の増幅器の
    出力端子と第3の増幅器の入力端子に接続され、遅延回
    路の第2の出力端子が第3および第4の増幅器の出力端
    子と第2の増幅器の入力端子に接続されることを特徴と
    する周波数可変発振回路。
  2. 【請求項2】入力される電圧信号または電流信号に応じ
    て遅延量が変化する遅延回路を複数段リング状に接続し
    て構成される周波数可変発振回路において、上記遅延回
    路が第1の負荷トランジスタを共有する第1および第2
    の増幅器と、第2の負荷トランジスタを共有する第3お
    よび第4の増幅器と、上記第1から第4の増幅器の電流
    量を制御する第1の可変電流源から構成され、第1から
    第4の増幅器とグランドの間に第1の可変電流源が挿入
    され、上記遅延回路の第1の入力端子が第1の増幅器の
    入力端子に接続され、第2の入力端子が第4の増幅器の
    入力端子に接続され、さらに、遅延回路の第1の出力端
    子が第1および第2の増幅器の出力端子と第3の増幅器
    の入力端子に接続され、遅延回路の第2の出力端子が第
    3および第4の増幅器の出力端子と第2の増幅器の入力
    端子に接続されることを特徴とする周波数可変発振回
    路。
  3. 【請求項3】入力される電圧信号または電流信号に応じ
    て遅延量が変化する遅延回路を複数段リング状に接続し
    て構成される周波数可変発振回路において、上記遅延回
    路が第1の負荷トランジスタを共有する第1および第2
    の増幅器と、第2の負荷トランジスタを共有する第3お
    よび第4の増幅器と、上記第1から第4の増幅器の電流
    量を制御する第1の可変電流源から構成され、第1から
    第4の増幅器と正電源の間に第1の可変電流源が挿入さ
    れ、上記遅延回路の第1の入力端子が第1の増幅器の入
    力端子に接続され、第2の入力端子が第4の増幅器の入
    力端子に接続され、さらに遅延回路の第1の出力端子が
    第1および第2の増幅器の出力端子と第3の増幅器の入
    力端子に接続され、遅延回路の第2の出力端子が第3お
    よび第4の増幅器の出力端子と第2の増幅器の入力端子
    に接続されることを特徴とする周波数可変発振回路。
  4. 【請求項4】第1から第3の請求項に関する周波数可変
    発振回路において、上記第1から第4の増幅器と第1お
    よび第2の負荷トランジスタが互いに反対の導電性を有
    するトランジスタにより構成され、第1の増幅器のゲー
    ト端子と第1の負荷トランジスタのゲート端子が接続さ
    れ、第4の増幅器のゲート端子と第2の負荷トランジス
    タのゲート端子が接続されることを特徴とする周波数可
    変発振回路。
  5. 【請求項5】第1から第4の請求項に関する周波数可変
    発振回路において、第1および第4の増幅器の電圧電流
    変換利得が第2および第3の増幅器の電圧電流変換利得
    よりも大きいことを特徴とする周波数可変発振回路。
  6. 【請求項6】請求項5に関する周波数可変発振回路にお
    いて、第1から第4の増幅器のゲート長を等しくし、第
    2および第3の増幅器に対し第1および第4の増幅器の
    ゲート幅を大きくすることを特徴とする周波数可変発振
    回路。
  7. 【請求項7】第1の請求項に関する周波数可変発振回路
    において、第1および第2の可変電流源の電圧電流変換
    利得が第1から第4の増幅器の電圧電流変換利得よりも
    大きいことを特徴とする周波数可変発振回路。
  8. 【請求項8】第2および第3の請求項に関する遅延回路
    において、可変電流源の電圧電流変換利得が第1から第
    4の増幅器の電圧電流変換利得よりも大きいことを特徴
    とする周波数可変発振回路。
  9. 【請求項9】第1の入力端子と第2の入力端子に入力さ
    れる信号の位相差を検出する位相比較器と、同位相比較
    器の出力に応じて電荷を充放電するチャージポンプ回路
    と、同チャージポンプ回路の出力信号を平滑化するルー
    プフィルタと、同ループフィルタの出力信号により周波
    数が制御される発振回路と、同発振回路が出力する信号
    をN分の1に分周する分周器により構成される位相同期
    回路において、基準信号を位相比較器の第1の入力端子
    に入力し、分周器の出力信号を位相比較器の第2の入力
    端子に入力し、さらに上記発振回路に第1から第8まで
    の請求項のいずれかによる周波数可変発振回路を適用す
    ることを特徴とする位相同期回路。
  10. 【請求項10】クロック信号により動作する集積回路に
    対し、上記集積回路の外部より供給される基準信号の周
    波数を定数倍して、同集積回路の内部基準信号を生成す
    るクロック生成回路が、第9の請求項に関する位相同期
    回路により構成されることを特徴とするクロック生成回
    路。
  11. 【請求項11】互いに別の基板上に構成される第1およ
    び第2の集積回路の間のデータ送受信に時において、第
    1の集積回路の内部クロックと第2の集積回路の内部ク
    ロックを同期させる位相調整回路が第9の請求項に関す
    る位相同期回路により構成されることを特徴とした位相
    調整回路。
JP2000182312A 2000-06-13 2000-06-13 周波数可変発振回路およびそれを用いた位相同期回路 Pending JP2001358565A (ja)

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