JP2006303554A - 論理レベル変換回路及びそれを用いた位相同期回路 - Google Patents

論理レベル変換回路及びそれを用いた位相同期回路 Download PDF

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Abstract

【課題】閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)があっても後続の論理回路が正しく動作する出力信号を生成する論理レベル変換回路及びそれを用いた位相同期回路を提供すること。
【解決手段】論理レベル変換回路5では、位相同期回路の電圧制御発振器の出力信号8が閾値可変インバータ51に入力される。閾値可変インバータ51の出力信号19の直流成分10が低域通過フィルタ52によって取り出される。直流成分10はコンパレータ53に入力され、コンパレータ53で、比較電圧と比較される。比較結果を基に閾値可変インバータ51に閾値設定信号11を出力する。閾値設定信号11によって閾値可変インバータ51の閾値が変更され、出力信号8が出力信号19に変換される。比較結果が所定の状態なったら、閾値設定信号11の値が保持され、出力信号19が出力信9として出力される。
【選択図】図2

Description

本発明は、周波数が高まるに従って振幅が低下し、かつ直流レベルが変化する信号を論理レベルに変換する論理レベル変換回路とそれを用いた位相同期回路に係り、特に低い電源電圧で低周波数帯からGHz帯までの広い周波数範囲で動作する半導体集積回路装置に適用して好適な論理レベル変換回路及びそれを用いた位相同期回路に関する。
磁気ディスク装置(以下「HDD:Hard Disk Drive」という)、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)を代表とする光ディスク装置、或いは無線通信携帯端末等では、論理回路を動作させるためのクロック信号の生成に位相同期回路が用いられる。位相同期回路は、周辺の回路と共に半導体集積回路装置として構成されるのが一般的である。近年、これらの情報機器の高速化は著しく、位相同期回路の動作周波数はGHz帯に及んでいる。
半導体集積回路装置として構成するのに適した高速動作の位相同期回路の例として、その主要構成回路の一つである周波数可変発振回路を、電流によって遅延量が変化する遅延回路を複数段環状に接続してなる発振回路を用いる例が例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
また、デジタル信号解析装置において、周波数が高まると、入力されるデジタル信号が振幅の低下や、直流レベルの変化、即ちDCオフセットを伴い易くなる。このようなデジタル信号の波形整形を行なって、振幅変化及びDCオフセットを補正する補正回路の例が特許文献3に開示されている。
特開平11−298302号公報 特開2001−358565号公報 特開平5−7135号公報
周波数可変発振回路は一般にアナログ回路で構成されるので、デジタル信号を出力する位相同期回路は、アナログデジタル混載信号処理LSI(Large Scale Integrated circuit)(以後、「アナデジ混載LSI」と称す)によって集積化されるのが普通である。そのため、アナデジ混載LSIの位相同期回路では、周波数可変発振回路である電圧制御発振器(以下、「VCO」と称す)にアナログのVCO出力信号をデジタル信号に変換する論理レベル変換回路が接続される。
特に、近年、アナデジ混載LSIの低消費電力化及び高速化が著しくVCO出力信号がより高速になっていることから、論理レベル変換回路の低消費電力化及び広帯域化が必要になっている。
ここで、特許文献1,2において示されたVCOの例を図30に示す。VCO24は、制御電圧vcを電流に変換する電圧電流変換回路(VIC)241と、電圧電流変換回路241が生成した電流を複製するための電圧vcontを受けて複製される電流によって遅延量を調節する電流制御発振器(ICO)247と、電流制御発振器247のアナログの差動出力信号をデジタルのシングル信号(単相信号)に変換する差動シングル変換回路(DSC)246を含んで構成される。差動シングル変換回路246は、論理レベル変換回路としても機能する。また、電流制御発振器247には、駆動電流によって遅延量を調整する遅延回路をリング状に接続する構成が採用される。図30において、電流制御発振器247は、遅延回路(DL)242a〜242cを奇数段(3段)に接続して構成される。
図31に遅延回路242の構成例を示す。遅延回路242は、トランジスタM1,M3によって差動対の一方を構成する第1の増幅器と、同様にトランジスタM2,M4によって差動対の他方を構成する第2の増幅器と、トランジスタM6,M7によって構成され、出力が入力に相互接続される第3、第4の増幅器と、トランジスタM5による可変電流源を含んで構成される。第1及び第2の増幅器は差動型をなし、その差動型増幅器に差動信号vi1,vi2が入力され、差動信号vo1,vo2が出力される。
遅延回路242は、第1と第3の増幅器で負荷を共有し、第2と第4の増幅器で負荷を共有することにより、トランジスタ数を削減し、遅延回路の負荷容量を低減する遅延回路である。また、遅延回路242は、低電源電圧に対応するために可変電流源をトランジスタM5によって片側のみで駆動する非対称な遅延回路である。このため、特に高速動作では遅延回路242の出力信号が接地側にオフセットするようになる。この接地側にオフセットした高速な差動信号vo1,vo2をシングルに変換する回路が差動シングル変換回路246である。
図32に差動シングル変換回路246の回路例を示す。差動シングル変換回路246は、駆動トランジスタM2,M3と、駆動トランジスタM2,M3に駆動電流を供給するトランジスタM1による電流源と、駆動トランジスタM2,M3の負荷になるそれぞれ負荷トランジスタM4、M5とを含んで構成される。
高い周波数においては、前段の遅延回路242cの出力信号が接地側にオフセットして出力されるようになるため、差動シングル変換回路246に入力される差動信号vi1、vi2は接地側にオフセットした信号となる。このとき、差動シングル変換回路246の出力信号であるfvcoは電源電圧側にオフセットして出力される。このため、差動シングル変換回路246の出力信号(fvco)8を受ける後続の論理回路(図示しない)は、電源電圧側にオフセットした高速信号を処理しなければならない。
一方、近年、プロセスの微細化から、閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)による閾値の変動が大きくなっている。このため、アナデジ混載LSIにおいて、閾値変動要因が原因で論理回路の閾値が変動し、オフセットしたアナログ信号を正しく認識することができない現象が起こり得る。閾値変動はプロセスが微細化するほど大きくなるため、高速動作を要求される、微細プロセスで構成されたアナデジ混載LSIでは、特に、アナログ信号とデジタル信号の伝達部分で誤動作が発生し易くなる。
次に、アナデジ混載LSIに搭載される位相同期回路の例を図33に示す。位相同期回路は、周波数位相比較器(PFD)1と、チャージポンプ(CP)2と、ループフィルタ(LF)3と、VCO4と、VCO4の出力周波数を分周する分周器(MMD)6とを含んで構成される。VCO4の出力信号(fvco)8は後続の論理回路(図示しない)に入力される。出力信号8は、論理レベル(例えば、電圧が0〜電源電圧Vdd)のデジタル信号と同等の信号である。
位相同期回路において、分周器6がVCO4の出力信号8を分周する。この分周により得られた比較信号(fdiv)32は、位相比較器1へ帰還される。位相比較器1は、基準信号(fref)31と比較信号32との位相差を検出して、その位相差に対応したパルス幅の電圧パルスをチャージポンプ2へ出力する。
チャージポンプ2は、前記電圧パルスに対応して、電荷の放電、充電、又はハイインピーダンスのいずれかの状態となり、チャージポンプ2の出力電流をループフィルタ3に出力する。このチャージポンプ2の出力電流は、ループフィルタ3により平滑化、電圧変換されて、VCO4の制御電圧となる。
位相同期回路と論理回路を搭載したアナデジ混載LSIは、閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)によって出力信号8が変動し、それを受けた論理回路が正しく動作することができず、誤動作する結果を招くことがある。つまり、周波数が高くなると、VCO4は閾値変動要因によりVCO4の出力信号8の直流レベル、信号振幅が大きく変動するようになる。一方、出力信号8が入力される論理回路も、閾値変動要因により閾値が大きく変動する。このとき、ある条件において、入力される出力信号8の直流レベルが論理回路の閾値を切ることができないことが起こり得る。そのようなことが起こると、論理回路が誤動作する。このように、プロセスの微細化が進むと、アナデジ混載LSIにおいて、歩留まりと生産効率の低下が避けられなくなり、アナデジ混載LSIの低価格化が阻害される。
従って、位相同期回路を搭載したアナデジ混載LSIが備えられるインタフェース装置や、HDD/DVDアクセスの記録再生装置では、プロセスの微細化が進むと、製造歩留まりが低減するばかりか、動作不良を起こすおそれが大きくなり、信頼性や生産性の低下が避けられなくなる。また、位相同期回路を搭載したアナデジ混載LSIが備えられる無線通信端末機器では、通信動作に誤動作を引き起こすおそれが大きくなり、信頼性の低下が避けられなくなる。
上記の問題に対して、従来、差動シングル変換回路の利得及び帯域を広げる対策が行なわれてきたが、広帯域化するに伴って消費電力が増大することが避けられない。また、近年の論理回路の高速化に伴い、必要な帯域を持つ差動シングル変換回路を実装することが困難になってきている。なお、DVDアクセスなどの記録再生装置に用いる位相同期回路では、低周波から高周波まで広範囲な周波数に対応することが求められる。そのため、低域を遮断し、高域を通過させる特性を持つ特許文献3の補正回路は、低周波を通すためには使用する容量面積が大きくなるため、大規模集積回路上に実装することが困難になる。また、インタフェース装置や記録再生装置や無線通信端末機器は、いずれも使用環境が多岐にわたるため、信頼性の低下が助長される。
本発明の目的は、閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)があっても後続の論理回路が正しく動作する出力信号を生成する論理レベル変換回路を提供することにあり、又はそれを用いた位相同期回路を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の論理レベル変換回路は、第1の信号と第2の信号を入力して、上記第2の信号により設定される閾値によって上記第1の信号を第3の信号に変換する閾値可変インバータと、上記第2に信号を所定の値にしてから、所定の状態を基準に上記第3の信号を判定し、判定結果を用いて上記第2の信号を新たに生成し、かつ、上記第3の信号を第4の信号として出力する判定回路とを具備しており、上記判定回路は、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときに上記第2の信号の値を保持することを特徴とする。
上記の論理レベル変換回路によって、第1の信号の直流レベルと上記閾値可変インバータの閾値とがほぼ一致するように調整され、それにより第1の信号の振幅と直流レベルが論理レベルになるように調整されるので、閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)があっても後続の論理回路が正しく動作する第1の信号、即ち出力信号を生成することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明の位相同期回路は、入力される基準信号と参照信号を比較して位相差を出力する位相比較器と、上記位相差を電流に変換するチャージポンプと、上記チャージポンプが出力する上記電流の低域周波数成分を取り出し、取り出した上記電流の低域周波数成分を制御電圧に変換して出力するループフィルタと、上記制御電圧に応じて発振周波数を変え、発振出力を第1の信号として出力する電圧制御発振器と、上記第1の信号を分周して上記参照信号を出力する分周器と、上記第1の信号を入力して第4の信号を出力する上記の論理レベル変換回路とを具備している。
上記の位相同期回路の出力段に配置される論理レベル変換回路から後続の論理回路が正しく動作する第1の信号が出力されるので、位相同期回路を広帯域の信号を扱う広い分野に応用可能である。そのような分野として、例えば、CD及びDVDを代表とする光ディスク装置やHDDとコンピュータを接続するためのインタフェース装置、若しくはHDDや光ディスク装置の内部で用いられる記録再生装置、或いは無線通信携帯端末等がある。
本発明によれば、論理レベル変換回路によって出力信号の振幅と直流レベルが論理レベルになるように調整されるので、閾値変動要因(プロセス、温度、電源電圧)があっても上記出力信号を入力する後続の論理回路が正しく動作することが可能になる。
以下、本発明に係る論理レベル変換回路及びそれを用いた位相同期回路、並びに同位相同期回路を用いたインタフェース装置、記録再生回路及び無線通信端末機器を図面に示した幾つかの実施形態を参照して更に詳細に説明する。なお、説明に用いる全図面において、同一の符号は同一物又は類似物を表示するものとする。
<実施形態1>
図1及び図2に本発明の実施形態1を示す。本実施形態は、本発明の特徴を最もよく表している論理レベル変換回路とそれを用いた位相同期回路(PLL)である。
図1に示すように、本実施形態の位相同期回路は、周波数位相比較器(PFD)1と、チャージポンプ(CP)2と、ループフィルタ(LF)3と、電圧制御発振器(以下「VCO」と表記する)4、VCO4の出力信号(fvco)8を後続の論理回路(図示しない)が正しく認識可能なデジタルの出力信号(out)9に変換する論理レベル変換回路(LCC)5と、出力信号8を分周する分周器(MMD)6を含んで構成される。
VCO4には、例えば、図30に示したVCO24が採用される。図30において、VCO24は、制御電圧vcを電流に変換する電圧電流変換回路(VIC)241と、電圧電流変換回路241が生成した電流を複製するための電圧vcontを受けて複製される電流によって遅延量を調節する電流制御発振器(ICO)247と、電流制御発振器247のアナログの差動出力信号をデジタルのシングル信号(単相信号)に変換する差動シングル変換回路(DSC)246とを含んで構成される。電流制御発振器247には、駆動電流によって遅延量を調整する遅延回路(DL)242a〜242cをリング状に接続する構成が採用される。遅延回路242には、例えば、図31に示した回路が採用される。図31の遅延回路242は、トランジスタM1,M3によって差動対の一方を構成する第1の増幅器と、同様にトランジスタM2,M4によって差動対の他方を構成する第2の増幅器と、トランジスタM6,M7によって構成され、出力が入力に相互接続される第3、第4の増幅器と、トランジスタM5による可変電流源を含んで構成される。第1及び第2の増幅器は差動型をなし、その差動型増幅器に差動信号vi1,vi2が入力され、差動信号vo1,vo2が出力される。差動信号vo1,vo2をシングル信号に変換する回路が差動シングル変換回路246である。差動シングル変換回路246には、例えば、図32に示した回路が採用される。図32の差動シングル変換回路246は、駆動電流を作るトランジスタM1による電流源と、駆動トランジスタM2,M3と、負荷トランジスタM4、M5とを含んで構成される。差動シングル変換回路246は、差動信号vo1,vo2を差動信号vi1,vi2として入力し、シングル信号である出力信号8を出力する。
図1の位相同期回路において、分周器6がVCO4の出力信号8を分周する。この分周により得られた比較信号(fdiv)32は、位相比較器1へ帰還される。位相比較器1は、基準信号(fref)31と比較信号32の位相差を検出して、その位相差に対応したパルス幅の電圧パルスをチャージポンプ2へ出力する。
チャージポンプ2は、前記電圧パルスに対応して、電荷の放電、充電、又はハイインピーダンスのいずれかの状態となり、チャージポンプ出力電流をループフィルタ3に出力する。このチャージポンプ出力電流は、ループフィルタ3により平滑化、電圧変換されて、電圧制御発振器4の制御電圧となる。
次に、図2を用いて論理レベル変換回路5の構成例と動作を説明する。論理レベル変換回路5は、VCO4の出力信号8(第1の信号)と閾値設定信号(co)11(第2の信号)を入力して閾値設定信号11によって設定された閾値で出力信号8を処理して信号19(第3の信号)を出力する閾値可変インバータ51と、信号19を入力し、入力した信号19を判定して判定結果をもとに、位相同期回路の出力信号(out)9(第4の信号)と閾値設定信号11とを出力する判定回路56を含んで構成される。
図3に、図2に示した判定回路56の第1の構成例を示す。第1の判定回路56は、信号19を出力信号9として出力して、更に、信号19を入力して信号19の直流成分(lo)10を出力する低域通過フィルタ(LPF)52と、直流成分10を入力して、比較電圧と比較した結果から閾値設定信号11を出力するコンパレータ(COMP)53を含んで構成される。
図4にコンパレータ53の構成例を示す。コンパレータ53は、比較電圧Vr1と直流成分10を入力して比較信号を出力するコンパレータ531と、比較電圧Vr2と直流成分10を入力して比較信号を出力するコンパレータ532と、コンパレータ531が出力した比較信号とコンパレータ532が出力した比較信号を入力して比較結果を生成し、比較結果を基に閾値設定信号11を出力する論理回路(LOGIC)533を含んで構成される。
図5にコンパレータ53の入出力特性を示す。直流成分10が比較電圧Vr1より小さいとき、比較結果は−1となる。このとき、コンパレータ53は閾値可変インバータ51の閾値を一段階高くするように閾値設定信号11を出力する。直流成分10が比較電圧Vr1より大きくVr2より小さいとき、比較結果は0となる。このとき、コンパレータ53は閾値可変インバータ51の閾値を保持する閾値設定信号11を出力する。直流成分10が比較電圧Vr2より大きいとき、比較結果は1となる。このとき、コンパレータ53は閾値可変インバータ51の閾値を一段低くするように閾値設定信号11を出力する。比較結果が0になるまでこの動作を行なう。比較結果が0になると、コンパレータ53は閾値設定信号11を保持する動作を行なう。コンパレータ53の構成は、上記動作を実現する構成であれば、上記に述べた手段と異なってもよい。
ここで、信号19が比較結果が0となる状態にあるとき、信号19は所定の状態にあると言うこととする。従って、判定回路56は、所定の状態を基準に信号19を判定し、その結果を用いて閾値設定信号11を生成することとなる。
図6に図2に示す出力信号8と閾値設定信号11を入力して信号19を出力する第1の閾値可変インバータ51の構成例を示し、その動作を説明する。第1の閾値可変インバータ51は、出力信号8をゲートから入力してドレインから信号19を出力するPMOSトランジスタ514、515、516と、NMOSトランジスタ517、518、519と、閾値設定信号11によって制御される、電源電圧とPMOSトランジスタの間に挿入されているスイッチ511、512、513(第1のスイッチ)と、同じく閾値設定信号11によって制御される、接地とNMOSトランジスタの間に挿入されているスイッチ51A、51B、51C(第2のスイッチ)とを含んで構成される。なお、第1の閾値可変インバータ51は、閾値設定信号11によって動作の制御が可能であれば、上記の構成と異なってもよい。
図7に本実施形態の論理レベル変換回路5の動作波形を示し、これを用いて論理レベル変換回路5の動作を説明する。
時刻t0でVCO4の出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMという信号になっている。Mである閾値設定信号11によって、閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。ここで、閾値Vthc1は、出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。そのとき、論理レベル変換回路5の出力信号9はハイ(High)に固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はハイとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、時刻t1においてコンパレータ53から閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階低くするM−1という閾値設定信号11が出力される。M−1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、時刻t1において、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ51Bを新たにオンにする。その結果、閾値はVthc1からVthc2に変更される。
これにより、閾値Vthc2は出力信号8と交差することが可能になり、論理レベル変換回路5の出力信号9は振幅がVddのクロック信号、即ち論理レベルのクロック信号となる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM−1に保持する動作を行ない、論理レベル変換回路5の動作が終了する。なお、閾値が変更されても出力信号8との交差が無ければ、更に閾値の変更が行なわれる。閾値の変更は出力信号8との交差が起こるまで継続される。
ここで、出力信号8が閾値Vthc1よりも電圧が高く、動作が上記とは逆になる場合を説明する。初期設定として閾値設定信号11はMとなる。Mである閾値設定信号11によって、閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。ここで、閾値Vthc1は、出力信号8よりも電圧が低く、出力信号8と交差していない。そのため、論理レベル変換回路5の出力信号9はロウ(Low)に固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はロウとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53から閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階高くするM+1という閾値設定信号11が出力される。M+1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ512を新たにオンにする。その結果、閾値はVthc1からVthc3に変更される。
これにより、閾値Vthc3は出力信号8と交差することが可能となり、論理レベル変換回路5の出力信号9は振幅がVddのクロック信号、即ち論理レベルのクロック信号となる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM+1に保持する動作を行ない、論理レベル変換回路5の動作が終了する。なお、上記と同様に、閾値が変更されても出力信号8との交差が無ければ、更に閾値の変更が行なわれる。閾値の変更は出力信号8との交差が起こるまで継続される。
以上の本実施形態の論理レベル変換回路5により、発振周波数が高くなって、VCO4の出力信号8の振幅が低下すると同時に、電圧レベルが変化しても、出力信号9として常に振幅がVddであるクロック信号を出力することが可能になる。
なお、判定回路56及び閾値可変インバータ51はそれぞれ幾つか変形が可能であり、それらを用いることにより、幾つかの異なる構成の論理レベル変換回路5を実現することができる。
判定回路56の第2の構成例を図8に示す。第2の判定回路56は、信号19を入力して信号19の直流成分10を出力する低域通過フィルタ52と、直流成分0を入力して、比較電圧と比較した結果から閾値設定信号11と動作判定信号20を出力するコンパレータ53と、信号19と動作判定信号20を入力し、動作判定信号20によって制御されて出力信号9を出力するスイッチ(SW)57とを含んで構成される。
以下に、図8の第2の判定回路56を用いた論理レベル変換回路5の動作を説明する。
ある時刻にVCO4の出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、図6の閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。ここで、閾値Vthc1は出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。そのとき、閾値可変インバータ51の出力信号19はハイに固定される。それにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はハイとなりコンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、コンパレータ53から閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階低くするM−1という閾値設定信号11が出力される。M−1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ51Bを新たにオンにして閾値をVthc1からVthc2に変更する。
これにより、閾値Vthc2は出力信号8と交差することが可能となり、閾値可変インバータ51が出力する信号19は振幅がVddとなる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM−1に保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
ここで、出力信号8が閾値Vthc1よりも電圧が高く、動作が上記とは逆になる場合を説明する。初期設定として閾値設定信号11はMとなる。Mである閾値設定信号により、第1の閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。ここで、閾値Vthc1は出力信号8よりも電圧が低く、出力信号8と交差していない。そのため、閾値可変インバータ51の出力信号19はロウに固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はロウとなりコンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53から閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階高くするM+1という閾値設定信号11が出力される。この閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ512を新たにオンする。その結果、閾値はVthc1からVthc3に変更される。
これにより、閾値Vthc3は出力信号8と交差することが可能となり、閾値可変インバータ51が出力する信号19は振幅がVddとなる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM+1に保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
第2の判定回路56では、上記の初期動作においてハイに固定の信号、又はロウに固定の信号が出力信号9として出力されることがないため、出力信号9を入力する論理回路のパワーオンシーケンスの制御が容易になる。
次に、判定回路56の第3の構成例を図9に示す。図9に示す第3の判定回路56は、信号19を出力信号9として出力する他、信号19を入力してある一定期間カウントして、カウント結果を基に閾値設定信号11を出力するカウンタ(CTR)55を含んで構成される。カウンタ55は、カウント結果と所定の状態を表す目標カウント数とを比較し、適切なカウント結果が得られるまで閾値設定信号11を変更して出力する。
以下に、図9の第3の判定回路56を用いた論理レベル変換回路5の動作を説明する。
VCO4の出力信号8が閾値可変インバータ51に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、図6の閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。ここで、閾値Vthc1は出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。そのとき、閾値可変インバータ51の出力信号19はハイに固定される。このような処理が行なわれて信号19がカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数より少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をせずにカウントを行なうため、先ず初期動作設定として、閾値可変インバータ51の閾値を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ512を新たにオンにして閾値を一段上げ、再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は、ある一定期間出力信号9をカウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。
もし、閾値可変インバータ51が設定可能な最大の閾値を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ51Bを新たにオンにし、閾値を一段下げて再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は、ある一定期間出力信号9をカウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果が、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段下げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして順次閾値可変インバータ51の閾値を下げていき、所定の状態を表す適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。なお、言うまでもなく、閾値を上げていく段階で適切なカウント結果が得られれば、その時点でカウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。
以上の第3の判定回路56は、論理回路のみで構成されるため、微細プロセスで集積化した場合に実装面積が少なくなり、消費電流を低減することができる。
次に、判定回路56の第4の構成例を図10に示す。図10に示す第4の判定回路56は、信号19を入力してある一定期間カウントし、カウント結果を基に閾値設定信号11と動作判定信号20を出力するカウンタ55と、動作判定信号20によってオンオフが制御され、オンのときに信号19を出力信号9として出力するスイッチ57とを含んで構成される。
以下に図10の第4の判定回路56を用いた論理レベル変換回路5の動作を説明する。
VCO4の出力信号8が閾値可変インバータ51に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、図6の閾値可変インバータ51において、スイッチ511と51Aがオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。オン状態のトランジスタ514、517による閾値はVthc1である。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。ここで、閾値Vthc1は出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。このとき、閾値可変インバータ51の出力信号19はハイに固定される。このような処理が行なわれて信号19がカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数より少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をせずにカウントを行なうため、先ず初期動作設定として、閾値可変インバータ51の閾値を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ512を新たにオンにして閾値を一段上げ、再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は、ある一定期間出力信号9をカウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。
もし、閾値可変インバータ51が設定可能な最大の閾値を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号11を受信した閾値可変インバータ51は、スイッチ511、51Aに加えて更にスイッチ51Bを新たにオンにし、閾値を一段下げて再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は、ある一定期間出力信号9をカウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果が、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段下げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして順次閾値可変インバータ51の閾値を下げていき、所定の状態を表す適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。なお、言うまでもなく、閾値を上げていく段階で適切なカウント結果が得られれば、その時点でカウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。適切なカウント結果が得られたことによってカウンタ55がカウント動作を終了した時点で、カウンタ55は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
以上の第4の判定回路56では、上記の初期動作においてハイに固定の信号、又はロウに固定の信号が出力信号9として出力されることがないため、出力信号9を入力する論理回路のパワーオンシーケンスの制御が容易になる。加えて、第4の判定回路56は、論理回路のみで構成されるため、微細プロセスで集積化した場合に実装面積が少なくなり、消費電流を低減することができる。
次に、判定回路56の第5の構成例を図11に示す。図11に示す第5の判定回路56は、信号19を出力信号9として出力する他、出力信号9をチップ外で測定し、その測定結果を基にテスタ58に設定信号を出力するチップ外のパッド58Aと、当該設定信号を入力して閾値設定信号11を出力するテスタ(TST)58を含んで構成される。
以下に第5の判定回路56の動作を説明する。出力信号9がチップ外にてパッド58Aによって測定される。測定結果がハイ固定信号の場合、閾値可変インバータ51の閾値を一段下げるようにパッド58Aからテスタ58に設定信号が出力される。設定信号を受けたテスタ58は、閾値可変インバータ51の閾値を一段下げる閾値設定信号11を設定する。閾値設定信号11が設定されたら、再び出力信号9がチップ外部にて測定される。このようにして、閾値可変インバータ51の閾値を設定可能な範囲内で出力信号9が最もデューティが良く適切な信号になるように、即ち所定の状態になるように閾値設定信号11が設定される。ここで、デューティとは、信号1周期の区間に対する信号のハイの区間の割合を百分率で表したものである。
続いて、出力信号8と閾値設定信号11を入力して信号19を出力する図2に示す閾値可変インバータ51の第2の構成例を図12に示す。第2の閾値可変インバータ51は、信号19を出力するインバータ501、502、503、504、505と、出力信号8とインバータ501、502、503、504、505の間に介在し、閾値設定信号11によって制御されるスイッチ506、507、508、509、50Aを含んで構成される。
第2の閾値可変インバータ51は、出力信号8と閾値設定信号11を入力して、インバータ501、502、503、504、505の出力信号をそれぞれ信号19として出力する。インバータ501、502、503、504、505は、それぞれ閾値が異なるように設定されている。
以下に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図3に示した第1の判定回路56を用いた図2に示す論理レベル変換回路5の動作を説明する。
時刻t0で出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ508がオンで他の全てのスイッチはオフになる。ここで、スイッチ508に接続されているインバータ503の閾値が出力信号8に比べて電圧が高く、閾値は出力信号8と交差していないとする。このとき、信号19はハイに固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はハイとなりコンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、コンパレータ53から第2の閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階低くするM−1という閾値設定信号11が出力される。M−1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチスイッチ509をオンにする。
これにより、スイッチスイッチ509に接続されているインバータ504の閾値が出力信号8と交差することが可能となり、論理レベル変換回路5の出力信号9は、振幅がVddの論理レベルのクロック信号となる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は閾値設定信号11をM−1に保持する動作を行ない、論理レベル変換回路5としての動作が終了する。
ここで、出力信号8がインバータ503の閾値よりも電圧が高く、動作が上記とは逆になる場合を説明する。初期設定として閾値設定信号はMとなる。Mである閾値設定信号によって、第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ503がオンで他の全てのスイッチはオフになる。インバータ503の閾値は、出力信号8に比べて電圧が低く、出力信号8と交差していない。このため、信号19はロウに固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はロウとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53から閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階高くするM+1の閾値設定信号11が出力される。M+1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチスイッチ507をオンにする。これにより、スイッチスイッチ507に接続されているインバータ502の閾値が出力信号8と交差することが可能となり、論理レベル変換回路5の出力信号9は振幅がVddの論理レベルのクロック信号となる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM+1に保持する動作を行ない、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
次に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図8に示す第2の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の動作を説明する。
ある時刻に出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として、閾値設定信号11はMであり、更に、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。この状態で、第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ508がオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。ここで、インバータ503の閾値は、出力信号8に比べて電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。このとき、第2の閾値可変インバータ51の出力信号19はハイに固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はハイとなりコンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、コンパレータ53から第2の閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階低くするM−1の閾値設定信号が出力される。M−1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチ509をオンにする。
これにより、スイッチ509に接続されているインバータ504において、その閾値が出力信号8と交差することが可能となり、論理レベル変換回路5の出力信号9は振幅がVddの論理レベルのクロック信号となる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0となる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM−1に保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5としての動作が終了する。
ここで、インバータ503の閾値が出力信号8に比べて電圧が低く、動作が上記とは逆になる場合を説明する。初期設定として、閾値設定信号11はMであり、更に、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。この状態で、第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ508がオンになり、他の全てのスイッチはオフになる。ここで、インバータ503の閾値が出力信号8に比べて電圧が低く、出力信号8と交差していない。このため、信号19はロウに固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はロウとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53から第2の閾値可変インバータ51に対して、閾値を一段階高くするM+1の閾値設定信号11が出力される。この閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチスイッチ507をオンにする。その結果、インバータ504の閾値が出力信号8と交差することが可能になり、第2の閾値可変インバータ51が出力する信号19は振幅がVddとなる。このとき、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10は1/2Vddとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は0になる。この結果、コンパレータ53は、閾値設定信号11をM+1に保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
更に、以下に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図8に示す第2の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の第2の動作を説明する。
ある時刻にVCO4の出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として、スイッチ506、507.508、509、50Aは全てオンしている。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御されている。このとき、出力信号8を入力されたインバータ501、502、503、504、505は、それぞれ信号19を出力する。全ての出力信号19が入力された低域通過フィルタ52は、それぞれの出力信号19の直流成分10を出力する。コンパレータ53は、それぞれの直流成分10を比較電圧と比較し、比較結果が0になるインバータだけを選択して他のインバータは動作させないように制御する閾値設定信号11を出力する。更に、コンパレータ53はスイッチ57をオンする動作判定信号20を出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
次に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図9に示す第3の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の動作を説明する。
VCO4の出力信号8が第2の閾値可変インバータ51に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ508がオンで他の全てのスイッチはオフになる。ここで、スイッチ508に接続されるインバータ503の閾値は、出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。そのとき、第2の閾値可変インバータ51が出力する信号19はハイに固定される。このような処理を受けた信号19がカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数よりも少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をしないでカウントを行なうため、先ず初期設定として、第2の閾値可変インバータ51の閾値を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチ507をオンにする。第2の閾値可変インバータ51は、このように再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は信号19をある一定期間カウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段上げる設定をするように閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。M+2である閾値設定信号を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ507をオフにしてスイッチ506をオンにする。
もし、第2の閾値可変インバータ51が設定可能な最大の閾値を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、次に、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ506をオフにしてスイッチ509をオンにする。第2の閾値可変インバータ51は、このように再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は信号19をある一定期間カウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果が、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第1の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段下げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして順次閾値可変インバータ51の閾値を下げていき、適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。なお、閾値を上げていく段階で適切なカウント結果が得られれば、その時点でカウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。
次に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図10に示す第4の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の動作を説明する。
VCO4の出力信号8が第2の閾値可変インバータ51に入力される。初期設定として閾値設定信号11はMであり、これにより、図12の第2の閾値可変インバータ51において、スイッチ508がオンで他の全てのスイッチはオフになる。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御される。ここで、スイッチ508に接続されているインバータ503の閾値は、出力信号8よりも電圧が高く、出力信号8と交差していないとする。このとき、第2の閾値可変インバータ51の出力信号19はハイに固定される。このような処理が行なわれて信号19がカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数より少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をせずにカウントを行なうため、先ず初期動作設定として、閾値可変インバータ51の閾値を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ508をオフにしてスイッチ507をオンにする。第2の閾値可変インバータ51は、このようにして再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は信号19をある一定期間カウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第2の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。M+2である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ507をオフにしてスイッチ506をオンにする。
もし、第2の閾値可変インバータ51が設定可能な最大の閾値を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、次に、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号11を受信した第2の閾値可変インバータ51は、スイッチ506をオフしてスイッチ509をオンにする。このようにして、第2の閾値可変インバータ51は再び出力信号8を処理して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55は信号19をある一定期間カウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、第2の閾値可変インバータ51の閾値を更に一段下げる閾値設定信号11を出力するとする。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして順次閾値可変インバータ51の閾値を下げていき、適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。また、適切なカウント結果が得られたことによってカウンタ55がカウント動作を終了した時点で、カウンタ55は、スイッチ57がオンになり動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
更に、以下に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図10に示す第4の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の第2の動作を説明する。
ある時刻に出力信号8が論理レベル変換回路5に入力される。初期設定として、スイッチ506、507.508、509、50Aは全てオンになっている。また、初期設定として、動作判定信号20により、スイッチ57はオフになるように制御されている。この状態で、出力信号8を入力されたインバータ501、502、503、504、505は、それぞれ出力信号19を出力する。全ての出力信号19を入力したカウンタ55は、信号19をある一定期間カウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。カウンタ55は、比較した結果が最適なインバータだけを選択し、他のインバータは動作させないように制御する閾値設定信号11を出力する。更に、カウンタ55は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
次に、図12に示す第2の閾値可変インバータ51と図11に示す第5の判定回路56を用いた図2の論理レベル変換回路5の動作を説明する。
第2の閾値可変インバータ51において、初期設定としてスイッチ508がオンになっていて他のスイッチは全てオフになっている。このとき、出力信号9がチップ外部にてパッド58Aによって測定される。測定結果がハイ固定信号の場合、第2の閾値可変インバータ51の閾値を一段下げるようにチップ外部のパッド58Aからテスタ58に設定信号が出力される。設定信号を受けたテスタ58は、第2の閾値可変インバータ51の閾値を一段下げる閾値設定信号11を設定する。閾値設定信号11が設定されたら、再び出力信号9をチップ外部にて測定する。このようにして、閾値可変インバータ51の閾値を設定可能な範囲内で出力信号9が最もデューティが良く適切な信号になるように閾値設定信号11が設定される。
上記の論理レベル変換回路の各々は、実装面積を小規模にすることができ、更に、低周波から高周波まで広範囲な入力周波数に対して低消費電流で動作可能である。そのため、大規模集積回路に実装することが可能となる。また、上記の論理レベル変換回路はデューティ補正動作も行なうことから、上記論理レベル変換回路を具備した位相同期回路は、低周波から高周波まで広範囲な入力周波数に対してデューティ50%を維持した信号を出力することが可能である。
<実施形態2>
図13に本発明の実施形態2を示す。図13に示すように、本実施形態の位相同期回路は、周波数位相比較器1と、チャージポンプ2と、ループフィルタ3と、直流電圧調整信号(idco)15を受けて出力信号(fvco)8の直流レベルを調整するVCO24、直流電圧調整信号15を出力して出力信号8を後続の論理回路(図示しない)が正しく認識可能な出力信号9に変換する論理レベル変換回路25と、VCO24の出力周波数を分周する分周器6とを含んで構成される。
本実施形態の位相同期回路は、実施形態1の位相同期回路と同等の動作を行なうのでその説明を省略する。
図14にVCO24の構成例を示す。VCO24は制御電圧vcと直流電圧調整信号15を入力して、出力信号8を出力する。VCO24は、制御電圧vcを電流に変換する電圧電流変換回路241と、電圧電流変換回路241が生成した電流によって遅延量を調節する電流制御発振器247と、電流制御発振器247の差動出力信号16、17と直流電圧調整信号15を入力して、電流制御発振器247の差動出力信号16、17をシングル信号に変換する差動シングル変換回路245を含んで構成される。差動シングル変換回路245は、直流電圧調整信号15で直流成分を調整して、シングル信号を出力信号8として出力する。
図15に電流制御発振器247の構成例を示す。電流制御発振器247は駆動電流によって遅延量を調整する遅延回路242をリング状に接続して成る。図15では、電流制御発振器247は、遅延回路242を奇数段(3段)接続して構成される。
図16に差動シングル変換回路245の構成例を示す。差動シングル変換回路245はバイアス信号vbによって駆動電流を生成するトランジスタ2451と、差動信号(vi1)16、(vi2)17を受けるトランジスタ2452、2453と、負荷トランジスタ2454、2455とから成る。A点において、出力信号8は直流電圧調整信号15によって直流レベルを調整されて論理レベル変換回路25に出力される。
VCO24、電圧電流変換回路241、電流制御発振器247、及び差動シングル変換回路245の構成は、制御電圧vcを入力して所望の発振周波数を出力信号8によって得られる構成であれば、上記に述べた手段と異なってもよい。
次に、差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の接続構成例を図17Aに示し、差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の動作について説明する。論理レベル変換回路25は、差動シングル変換回路245の出力信号であるVCO24の出力信号8を入力して信号19を出力するインバータ251と、信号19を入力して信号19を判定し、判定結果を基に出力信号9と直流電圧調整信号15を出力する判定回路(JC)59を含んで構成される。直流電圧調整信号15は、差動シングル変換回路245のA点に与えられる。
なお、差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25とは入出力が1配線で接続されるので、A点が論理レベル変換回路25の入力側に在るとしても差し支えない。その場合、直流電圧調整信号15は、論理レベル変換回路25の内部のA点に与えられ、インバータ251に与えられる出力信号8の直流レベルが調整される。このことは、図17Bに示すように、論理レベル変換回路25の内部のA点に加算器252を配置し、加算器252で差動シングル変換回路245の出力信号に直流電圧調整信号15を加算するとしても良い。加算器252では、電流を加算して直流レベルを調整する他、直流電圧調整信号15を電圧の信号とし、電圧を加算して直流レベルを調整することが可能である。なお、以下では、図17Aを用いて説明する。
図17Aに示した判定回路59の第1の構成例を図18に示す。第1の判定回路59は、信号19を出力信号9として出力すると共に、信号19を入力して信号19の直流成分10を出力する低域通過フィルタ52と、直流成分10を入力して、比較電圧と比較した結果から閾値設定信号11を出力するコンパレータ53と、閾値設定信号11をアナログ変換して直流電圧調整信号15を出力するDA(Digital to Analog)コンバータ(DAC)254を含んで構成される。
以下に、図18に示す第1の判定回路59を用いた図17Aに示す差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の動作を説明する。
初期設定として、DAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。ある時刻に差動シングル変換回路245は、差動信号16、17を入力してVCO24の出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路25に入力される。インバータ251の閾値はVthiである。ここで、出力信号8は、インバータ251の閾値に比べて電圧が低く、インバータ251の閾値と交差していないとする。このとき、信号19はハイに固定される。それにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はハイとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、コンパレータ53は、差動シングル変換回路245において出力信号8の直流成分を一段上げるM+1という閾値設定信号11を出力する。M+1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して出力信号8の直流成分を一段上げるように電流値Iの直流電圧調整信号15を出力する。電流値Iの直流電圧調整信号15を入力した差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値Iだけ増加させる。このとき、出力信号8の交流成分に変化はない。こうして直流成分を増加された出力信号8は、再びインバータ251に入力される。
出力信号8がインバータ251の閾値と交差することができるようになるまで上記動作が繰り返される。出力信号8がインバータ251の閾値と交差するようになると、コンパレータ53はその状態(所定の状態)を保持するために、出力信号8がインバータ251の閾値と交差するように設定された閾値設定信号11をそのまま保持し、論理レベル変換回路25の動作が終了する。
ここで、出力信号8がインバータ251の閾値に比べて電圧が高く、動作が上記と逆になる場合を説明する。初期設定として、DAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。ある時刻に差動シングル変換回路245は、差動信号16、17を入力して出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路5に入力される。ここで、インバータ251の閾値はVthiであり、出力信号8がインバータ251の閾値に比べて電圧が高いため、出力信号8はインバータ251の閾値と交差していない。このため、信号19はロウで固定される。これにより、低域通過フィルタ52が出力する直流成分10はロウとなりコンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段下げるようにM−1という閾値設定信号11を出力する。M−1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して出力信号8の直流成分を一段下げるように電流値−Iの直流電圧調整信号15を出力する。電流値−Iの直流電圧調整信号が入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値−Iだけ増加させる、即ち、電流値Iだけ減少させる。このとき出力信号8の交流成分は変化しない。こうして直流成分が減少された出力信号8は再びインバータ251に入力される。
出力信号8がインバータ251の閾値と交差することができるようになるまで上記動作が繰り返される。出力信号8がインバータ251の閾値と交差するようになると、コンパレータ53はその状態(所定の状態)を保持するために、出力信号8がインバータ251の閾値と交差するように設定された閾値設定信号11をそのまま保持し、論理レベル変換回路25の動作が終了する。
次に、図17Aに記載の判定回路59の第2の構成例を図19に示す。第2の判定回路59は、信号19を入力して信号19の直流成分10を出力する低域通過フィルタ52と、直流成分10を入力して、比較電圧と比較した結果から閾値設定信号11と動作判定信号20を出力するコンパレータ53と、動作判定信号20によってオンオフが制御され、オン状態のときに信号19を出力信号9として出力するスイッチ57と、閾値設定信号11をアナログ変換して直流電圧調整信号15を出力するDAコンバータ254とを含んで構成される。
以下に、図19に示す第2の判定回路59を用いた図17Aの差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の動作を説明する。
初期設定として、DAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。また、初期設定として、動作判定信号20によって制御されるスイッチ57はオフ状態になっている。ある時刻に差動シングル変換回路245は、差動信号16、17を入力して出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路25に入力される。ここで、インバータ251の閾値はVthiであるが、出力信号8は、インバータ251の閾値に比べて電圧が低く、インバータ251の閾値と交差していないとする。このとき、信号19はハイに固定される。これにより、低域通過フィルタ52の出力信号10はハイとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は1となる。
その結果、コンパレータ53は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段上げるようにM+1という閾値設定信号11を出力する。M+1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段上げるように電流値Iの直流電圧調整信号15を出力する。電流値Iの直流電圧調整信号15が入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値Iだけ増加させる。このとき、出力信号8の交流成分に変化はない。こうして直流成分を増加された出力信号8は再びインバータ251に入力される。
出力信号8がインバータ251の閾値と交差することができるようになるまで上記動作が繰り返される。出力信号8がインバータ251の閾値と交差するようになると、コンパレータ53は、その状態(所定の状態)を保持するために、出力信号8がインバータ251の閾値と交差するように設定された閾値設定信号11をそのまま保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、内部信号である比較結果が0になると、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路5の動作が終了する。
ここで、出力信号8がインバータ251の閾値に比べて電圧が高く、動作が上記と逆になる場合を説明する。初期設定としてDAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。また、スイッチ57は、動作判定信号20によってオフに成るように制御されている。ある時刻に差動シングル変換回路245は、差動信号16、17を入力して出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路5に入力される。インバータ251の閾値はVthiである。ここで、出力信号8は、インバータ251の閾値に比べて電圧が高く、インバータ251の閾値と交差していないとする。このとき、信号19はロウに固定される。これにより、低域通過フィルタ52の出力信号10はロウとなり、コンパレータ53の内部信号である比較結果は−1となる。
その結果、コンパレータ53は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段下げるようにM−1という閾値設定信号11としてM−1という信号を出力する。M−1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段下げる電流値−Iの直流電圧調整信号15を出力する。直流電圧調整信号15として電流値−Iを入力した差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値−Iだけ増加させる、即ち、直流成分を電流値Iだけ減少させる。このとき、出力信号8の交流成分に変化はない。こうして直流成分を減少された出力信号8が再びインバータ251に入力される。
出力信号8がインバータ251の閾値と交差することができるようになるまで上記動作が繰り返される。出力信号8がインバータ251の閾値と交差するようになると、コンパレータ53は、その状態(所定の状態)を保持するために、出力信号8がインバータ251の閾値と交差するように設定された閾値設定信号11をそのまま保持する動作を行なう。更に、コンパレータ53は、内部信号である比較結果が0になると、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路25の動作が終了する。
次に、図17Aに記載の判定回路59の第3の構成例を図20に示す。第3の判定回路59は、信号19を出力信号9として出力すると共に、信号19を入力して信号19をある一定期間カウントし、カウント結果を基に閾値設定信号11を出力するカウンタ55と、閾値設定信号11をアナログ変換して直流電圧調整信号15を出力するDAコンバータ254とを含んで構成される。
以下に、図20に示す第3の判定回路59を用いた図17Aの差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の動作を説明する。
初期設定としてDAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。ある時刻に差動シングル変換回路245は差動信号16、17を入力して出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路5に入力される。インバータ251の閾値はVthiである。ここで、出力信号8は、インバータ251の閾値に比べて電圧が低く、インバータ251の閾値と交差していないとする。このとき、信号19はハイに固定される。信号19はカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数より少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をせずにカウントを行なうため、先ず初期動作設定として、出力信号8の直流成分を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は差動シングル変換回路245に対して出力信号8の直流成分を一段上げるように電流値Iの直流電圧調整信号15を出力する。直流電圧調整信号15として電流値Iが入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値Iだけ増加させる。このとき出力信号8の交流成分に変化はない。こうして直流成分を増加された出力信号8は再びインバータ251に入力される。出力信号8を入力したインバータ251は信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55はある一定期間出力信号9を間カウントし、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。
もし、DAコンバータ254が設定可能な最大の直流電圧調整信号15を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、次に、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段下げるように電流値−Iの直流電圧調整信号15を出力する。電流値−Iの直流電圧調整信号15が入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値−Iだけ増加させる、即ち、直流成分を電流値Iだけ減少させる。このとき出力信号8の交流成分に変化はない。インバータ251は再び出力信号8を入力して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55はある一定期間出力信号9をカウントし、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、出力信号8の直流成分を更に一段下げる設定をする閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして出力信号8の直流成分を下げていき、所定の状態を表す適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。なお、言うまでもなく、閾値を上げていく段階で適切なカウント結果が得られれば、その時点でカウンタ55は、カウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。以上により、論理レベル変換回路25の動作が終了する。
次に、図17Aに記載の判定回路59の第4の構成例を図21に示す。第4の判定回路59は、信号19を入力して信号19をある一定期間カウントし、カウント結果を基に閾値設定信号11と動作判定信号20を出力するカウンタ55と、動作判定信号20によってオンオフが制御され、オンのときに信号19を出力信号9として出力するスイッチ57とを含んで構成される。
以下に、図21に示す第4の判定回路59を用いた図17Aの差動シングル変換回路245と論理レベル変換回路25の動作を説明する。
初期設定としてDAコンバータ254は直流電圧調整信号15を出力しない。また、スイッチ57は動作判定信号20によってオフになるように制御されている。ある時刻に差動シングル変換回路245は差動信号16、17を入力して出力信号8を出力する。出力信号8は論理レベル変換回路5に入力される。インバータ251の閾値はVthiである。ここで、出力信号8は、インバータ251の閾値に比べて電圧が低く、インバータ251の閾値と交差していないとする。このとき、信号19はハイに固定される。信号19はカウンタ55に入力される。出力信号19はハイに固定されているため、カウント結果は目標カウント数より少ない。
カウンタ55は、出力信号19のハイ、ロウの区別をせずにカウントを行なうため、先ず初期動作設定として、出力信号8の直流成分を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+1となる。M+1である閾値設定信号11を受信したDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段上げるように電流値Iの直流電圧調整信号を出力する。直流電圧調整信号15として電流値Iが入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値Iだけ増加させる。このとき出力信号の交流成分に変化はない。こうして直流成分を増加された出力信号8は再びインバータ251に入力される。出力信号8を入力したインバータ251は信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55はある一定期間出力信号9をカウントし、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段上げる閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM+2となる。
もし、DAコンバータ254が設定可能な最大の直流電圧調整信号15を設定しても適切なカウント結果が得られない場合、次に、閾値設定信号11はM−1に設定される。M−1である閾値設定信号を入力されたDAコンバータ254は、差動シングル変換回路245に対して、出力信号8の直流成分を一段下げる電流値−Iの直流電圧調整信号15を出力する。直流電圧調整信号15として電流値Iが入力された差動シングル変換回路245は、A点において、出力信号8の直流成分を電流値−Iだけ増加させる、即ち電流値Iだけ減少させる。このとき出力信号8の交流成分に変化はない。インバータ251は再び出力信号8を入力して信号19を出力する。信号19はカウンタ55に入力される。カウンタ55はある一定期間出力信号9をカウントして、カウント結果と目標カウント数とを比較する。比較した結果、再びカウント結果が目標カウント数より少ない場合、出力信号8の直流成分を更に一段下げる設定をする閾値設定信号11を出力する。このとき、閾値設定信号11はM−2となる。
このようにして出力信号8の直流成分を下げていき、所定の状態を表す適切なカウント結果が得られたところで、カウンタ55はカウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。なお、言うまでもなく、閾値を上げていく段階で適切なカウント結果が得られれば、その時点でカウンタ55は、カウント動作を終了し、そのときの閾値設定信号11を保持する。また、カウンタ55は、スイッチ57をオンにする動作判定信号20を出力する。オン状態になったスイッチ57は、信号19を出力信号9として出力し、論理レベル変換回路25の動作が終了する。
本実施形態では、判定回路59に直流出力のDAコンバータ254が必要になるが、インバータ251は、閾値固定になるため、閾値可変のインバータ51に比べて回路構成が簡単になる。一般に、回路構成が簡単なほど周波数特性を向上させることが可能になるので、本実施形態により、周波数範囲拡大の効果を得ることが期待される。
<実施形態3>
図22に本発明の実施形態3を示す。本実施形態はインタフェース装置に係り、同装置において、実施形態1、2に示した位相同期回路が用いられる。一般に、光ディスク装置やハードディスク装置等の記憶メディアをパーソナルコンピュータ等のコンピュータに接続するためのインタフェースとして、標準規格のATA(Advanced Technology Attachment)がある。ATAを使用することにより、各種の記憶メディアが同じコマンドや制御ソフトウエアの基で、コンピュータに接続される。本実施形態では、記憶メディアの例として光ディスク装置が採り上げられ、同装置がホストコンピュータとシリアルATA(SATA)で接続される。
図22において、光ディスク装置は、光ディスク41と、光ディスク41に光ビームを照射して書込データ45を入力して光ディスク41に書込を行ない、一方、光ディスク41からデータを読み出して、読出データ46を出力する光ピックアップ(pick−up)42と、入力データ436を入力されて適切な処理を行ない光ピックアップ42に書込データ45を出力し、一方、光ピックアップ42から読出データ46を入力されて適切な処理を行ない出力データ437を出力する信号処理装置(READWRITE)431とを含んでいる。更に、光ディスク装置は、受信データを入力して規格に沿う処理を行ない入力データ436として信号処理装置431に信号を出力し、一方、信号処理装置431から出力データ437を入力されて規格に沿う処理を行ない送信データとしてデータを出力するインタフェース装置(SATA:シリアルATAインタフェース装置)432を含んでいる。光ディスク装置に接続されるホストコンピュータ(HOST)44は、受信データ47をインタフェース装置432に出力し、一方、送信データ48をインタフェース装置432から入力する。
信号処理装置431及びシリアルATAインタフェース装置432は、それぞれ半導体集積回路装置によって構成することが可能であり、両装置でデジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)43が構成される。
信号処理装置431において、書込データ45、読出データ46、入力データ436、出力データ437はパラレルで処理される。一方、デジタルシグナルプロセッサ43とホストコンピュータ44はシリアル転送により、受信データ47、送信データ48の送受信が行なわれる。そのため、インタフェース装置432において、ホストコンピュータ44からのシリアルの受信データ47はシリアルパラレル変換装置(S/P)433でパラレルの入力データ436に変換される。
一方、信号処理装置432からのパラレルの出力データ437は、パラレルシリアル変換装置(P/S)434でシリアルの送信データ48に変換された後、ホストコンピュータ44に供給される。シリアルATAインタフェース装置432は、このようなホストコンピュータ44からの受信データ47の受信及びホストコンピュータ44への送信データ48の送信をシリアルATA規格に基づいて行なう。
パラレルシリアル変換装置434に供給するクロック信号438を生成する位相同期回路(PLL)435に実施形態1、2の位相同期回路が採用される。
本実施形態における閾値設定の動作の説明では、位相同期回路435として、代表的に、図1に示す実施形態1の位相同期回路であって、図2に示す論理レベル変換回路5において図3に示す第1の判定回路56と図6に示す第1の閾値可変インバータ51とを用いた位相同期回路が取り上げられる。
閾値設定の動作のフローチャートを図23に示す。まず、インタフェース装置432の電源を投入する(ステップ401)。電源を投入すると、位相同期回路435が起動して周波数ロック動作を開始する(ステップ402)。位相同期回路435のVCO4が安定になり所望の発振周波数を出力できるようになるまで、ある一定時間の間、PLLロック動作を待つ(ステップ403)。一定時間が経過した後に、コンパレータ53が動作し(ステップ404)、比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分(lo)10の比較を行なう。比較結果が0でないとき(ステップ405)、コンパレータ53は閾値可変インバータ51に閾値設定信号11を出力する。判定結果が1のとき、コンパレータ53はM−1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段低くする命令を出力する。一方、判定結果が−1のとき、コンパレータ53はM+1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段高くする命令を出力する。コンパレータ53から閾値設定信号11を受けた閾値可変インバータ51は閾値を変更する(ステップ407)。
閾値を変更した後に、VCO4が安定になり所望の周波数を出力できるようになるまで再度ある一定時間を待つ(ステップ403)。この間、コンパレータ53は動作しない。ある一定時間が経過したら、コンパレータ53が起動し(ステップ404)、再度比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分10の比較を行なう。比較結果が0にならない場合(ステップ405)、上述の動作を比較結果が0になるまで繰り返す。比較結果が0(所定の状態)になったとき(ステップ405)、コンパレータ53は現在の閾値設定信号11の値を保持する(ステップ409)。そして、パラレルシリアル変換回路433を起動してホストコンピュータ44との通信を開始する(ステップ410)。
上述のように、位相同期回路435において、論理レベル変換回路5は、VCO4の出力信号8を論理回路が正しく認識可能な出力信号9に変換する。それにより、ホストコンピュータ44の誤動作が回避される。従って、ホストコンピュータ44と光ディスク41のデータ通信が正常に行なわれ半導体集積回路装置で構成された信号処理装置431及びインタフェース装置432の信頼性が高められる。このような効果は、VCO24の出力信号8を論理回路が正しく認識可能な出力信号9に変換する図17A,17Bに示した論理レベル変換回路25を採用した位相同期回路435の場合にも得られることは言うまでもない。
上記に示した動作例は、図22に示すインタフェース装置432において出力データ437を入力して規格に沿うようにパラレル・シリアル変換回路434が送信データ48を出力できるように位相同期回路435が動作することができれば上記と異なってもよい。
また、図22に記載の位相同期回路435として、実施形態1〜2で示した位相同期回路以外にも、本発明の論理レベル変換回路を用いることが可能な、例えば図34に示すような分周器6としてカウンタ(CNT)18と、クロック信号(clock)と分周入力信号diviを入力してカウンタ18への分周出力信号divoを出力する変調回路(MOD)7を用いたフラクショナル位相同期回路を用いてもよい。
本実施形態では、メディア側が光ディスク装置、ホスト側がホストコンピュータであるが、本発明はそのような組合せに限定されない。例えば、メディア側がハードディスク装置等の記憶メディア一般、ホスト側がネットワークサーバ、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ等の組合せに適用可能である。
<実施形態4>
図24に本発明の実施形態4を示す。本実施形態は記録再生装置に係り、同装置に実施形態1、2の位相同期回路が用いられる。一般に、光ディスク装置やハードディスク装置等の記憶メディアをパーソナルコンピュータ等のコンピュータに接続するためのインタフェースとして、上述のように標準規格のATAがある。ATAを使用することにより、各種の記憶メディアが同じコマンドや制御ソフトウエアの基で、コンピュータに接続される。本実施形態では、記憶メディアの例として光ディスク装置が採り上げられ、同装置がホストコンピュータとATAで接続される。
図24において、光ディスク装置は、光ディスク41と、光ディスク41に光ビームを照射してデータの読出、書込を行なう光ピックアップ42と、光ピックアップ42への書込データの処理を行なう書込装置(WRITE)441及び読出データの処理を行なう読込装置(READ)443、書込装置441及び読込装置443のデータをホストコンピュータ44へ入出力するためのATAインタフェース装置432とを含んで構成される。書込装置441、読込装置443及びATAインタフェース装置432は、それぞれ半導体集積回路装置によって構成することが可能である。また、書込装置441、読込装置443及びATAインタフェース装置432を含んで信号処理装置43が構成される。更に、光ピックアップ42と信号処理装置43とを含んで本実施形態の記録再生装置が構成される。また、ATAインタフェース装置432には、図22に示したインタフェース装置432が用いられる。
書込装置441は、論理回路(LOGIC)442と位相同期回路(PLL)43Aを含んで構成される。位相同期回路43Aは,メディア41へのデータ書込信号45の書込倍速を決定して、論理回路442の動作クロック(出力信号9)43Fを生成する。
論理回路442の動作クロック43Fを生成する位相同期回路43Aに実施形態1、2による本発明の位相同期回路が採用される。
読込装置443は、クロック・データ復元回路(CDR)とその出力信号を受けて動作する論理回路(LOGIC)43Bとを含んで構成される。
本実施形態における閾値設定の動作の説明では、位相同期回路435として、代表的に、図1に示す実施形態1の位相同期回路であって、図2に示す論理レベル変換回路5において図3に示す第1の判定回路56と図6に示す第1の閾値可変インバータ51とを用いた位相同期回路が取り上げられる。
閾値設定の動作のフローチャートを図25に示す。まず、記録再生装置の電源を投入する(ステップ501)。電源を投入すると、位相同期回路43Aが起動して周波数ロック動作を開始する(ステップ502)。位相同期回路43AのVCO4が安定になり所望の発振周波数を出力できるようになるまで、ある一定時間の間、PLLロック動作を待つ(ステップ503)。一定時間が経過した後に、コンパレータ53が動作し(ステップ504)、比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分(lo)10の比較を行なう。比較結果が0でないとき(ステップ505)、コンパレータ53は閾値可変インバータ51に閾値設定信号11を出力する。判定結果が1のとき、コンパレータ53はM−1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段低くする命令を出力する。一方、判定結果が−1のとき、コンパレータ53はM+1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段高くする命令を出力する。コンパレータ53から閾値設定信号11を受けた閾値可変インバータ51は閾値を変更する(ステップ507)。
閾値を変更した後に、VCO4が安定になり所望の周波数を出力できるようになるまで再度ある一定時間を待つ(ステップ503)。この間、コンパレータ53は動作しない。ある一定時間が経過したら、コンパレータ53を起動し(ステップ504)、再度比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分10の比較を行なう。比較結果が0にならない場合(ステップ505)、上述の動作を比較結果が0になるまで繰り返す。比較結果が0(所定の状態)になったとき(ステップ505)、コンパレータ53は現在の閾値設定信号11の値を保持する(ステップ509)。そして、論理回路442を起動し、インタフェース装置432を介してホストコンピュータ44との通信を開始する(ステップ510)。
上述のように、位相同期回路435において、論理レベル変換回路5は、VCO4の出力信号8を論理回路442が正しく認識可能な出力信号9(動作クロック43F)に変換する。それにより、メディア41への書込動作において書込の誤動作が回避され、半導体集積回路装置で構成された記録再生装置の信号処理装置43の信頼性が高められる。このような効果は、VCO24の出力信号8を論理回路442が正しく認識可能な出力信号9に変換する図17Aに示した論理レベル変換回路25を採用した位相同期回路435の場合にも得られることは言うまでもない。
本実施形態では、メディア側が光ディスク装置、ホスト側がホストコンピュータであるが、本発明はそのような組合せに限定されない。例えば、メディア側がハードディスク装置等の記憶メディア一般、ホスト側がネットワークサーバ、DVDレコーダ等の組合せに適用可能である。
<実施形態5>
図26に本発明の実施形態5を示す。本実施形態は無線通信端末機器に係り、同装置に実施形態1、2の論理レベル変換回路が用いられる。本実施形態の無線通信端末機器は、ベースバンド回路(BB)63と、送信系(Tx)62と、アンテナスイッチ(ANTSW)64と、アンテナ61と、受信回路(Rx)65とを含んで構成される。送信系62は更に、変調器(MOD)68と、実施形態1、2の論理レベル変換回路を用いた位相同期回路67と、電力増幅器(PA)66とを含んで構成される。また、送信系62と、アンテナスイッチ64と、受信回路65とを含んで送受信回路70が構成される。
ベースバンド回路63は、音声信号やデータ信号に基づいて変調器68にベースバンド信号6Bを出力し、受信回路65から入力されるベースバンド信号69に基づいて音声信号やデータ信号を再生する。また、送受信回路70の各部を制御するための制御信号6Aを出力する。
変調器68において、ベースバンド信号6Bに基づきIF(Intermediate Frequency)帯の変調信号ifが生成される。変調器68が出力する変調信号ifは位相同期回路67に入力され、周波数変換が施される。その結果、位相同期回路67から送信信号rfが出力される。送信信号rfは、電力増幅器66に入力されて電力増幅され、アンテナスイッチ64を通ってアンテナ61から送信される。アンテナスイッチ64により、送信時にアンテナ61と電力増幅器66が接続され、受信時にアンテナ61と受信回路65が接続される。アンテナ61で受信された信号は、受信回路65に入力され、復調が行なわれ、ベースバンド信号69となってベースバンド回路63に出力される。
図27,28に位相同期回路67の構成例を示す。位相同期回路67は、変調器68が出力する変調信号ifとローカル信号losを入力して送信信号rfを生成するオフセット位相同期回路67Cと、参照信号frefを入力してローカル信号losを出力するRF(Radio Frequency)位相同期回路67Dとで構成される。RF位相同期回路67Dには、論理レベル変換回路に実施形態1の論理レベル変換回路5を用いた第1のRF位相同期回路67D(図27)と、実施形態2の論理レベル変換回路25を用いた第2のRF位相同期回路67D(図28)とがある。
オフセット位相同期回路67Cは、位相比較器671と、チャージポンプ672と、ループフィルタ673と、VCO674と、ミキサ(MIX)676とを具備して成る。位相比較器671には、基準信号として変調信号ifが入力され、比較信号としてミキサ676が出力する比較信号fdivが入力される。
図27において、第1のRF位相同期回路67Dは、位相比較器677と、チャージポンプ678と、ループフィルタ679と、VCO67Aと、論理レベル変換回路5と、分周器(DIV)67Bとを具備して成る。
以下に、図27を用いて本発明の論理レベル変換回路5を具備した第1のRF位相同期回路67Dの動作を説明する。第1のRF位相同期回路67Dの構成は、VCO67Aと分周器67Bの間に論理レベル変換回路5が介在している他は、図1に示した位相同期回路と同様である。
分周器67Bは、VCO67Aが出力するローカル信号los(図1におけるVCO4の出力信号(fvco)8に相当する)を分周する。この分周により得られた比較信号fdivは、位相比較器677へ帰還される。位相比較器677は、基準信号frefと比較信号fdivとの位相差を検出して、その位相差に対応したパルス幅の電圧パルスをチャージポンプ678へ出力する。チャージポンプ678は、前記電圧パルスに対応して、電荷の放電、充電、又はハイインピーダンスのいずれかの状態となり、チャージポンプ出力電流をループフィルタ679に出力する。このチャージポンプ出力電流は、ループフィルタ679により平滑化、電圧変換されて、VCO67Aの制御電圧となる。
VCO67Aはこの制御電圧に応じた出力信号losを出力して、オフセット位相同期回路67Cと論理レベル変換回路5に供給する。論理レベル変換回路5はVCO67Aの出力信号losを入力して分周器67Bが正常に動作できる信号(振幅がVdd、直流成分が1/2Vdd)を生成して出力する。
本実施形態における閾値設定の動作の説明では、第1のRF位相同期回路67Dにおいて、代表的には、図3に示す第1の判定回路56と図6に示す第1の閾値可変インバータ51とを用いた図2に示す論理レベル変換回路5が取り上げられる。
閾値設定の動作のフローチャートを図29に示す。まず、無線通信端末装置の電源を投入する(ステップ601)。電源を投入すると、第1のRF位相同期回路67Dが起動して周波数ロック動作を開始する(ステップ602)。VCO67Aが安定になり所望の発振周波数を出力できるようになるまで、ある一定時間の間、PLLロック動作を待つ(ステップ603)。一定時間が経過した後に、コンパレータ53が動作し(ステップ604)、比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分(lo)10の比較を行なう。比較結果が0でないとき(ステップ605)、コンパレータ53は閾値可変インバータ51に閾値設定信号11を出力する。判定結果が1のとき、コンパレータ53はM−1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段低くする命令を出力する。一方、判定結果が−1のとき、コンパレータ53はM+1を出力して閾値可変インバータ51の閾値を一段高くする命令を出力する。コンパレータ53から閾値設定信号11を受けた閾値可変インバータ51は閾値を変更する(ステップ607)。
閾値を変更した後に、VCO67Aが安定になり所望の周波数を出力できるようになるまで再度ある一定時間を待つ(ステップ603)。この間、コンパレータ53は動作しない。ある一定時間が経過したら、コンパレータ53を起動し(ステップ604)、再度比較電圧Vr1、Vr2に対して出力信号9の直流成分10の比較を行なう。比較結果が0にならない場合(ステップ605)、上述の動作を比較結果が0になるまで繰り返す。比較結果が0になったとき(ステップ605)、コンパレータ53は現在の閾値設定信号11の値を保持する(ステップ609)。そして、オフセット位相同期回路67Cを起動して送信信号RFを増幅器66に送信する(610)。
次に、図28に第2のRF位相同期回路67Dを用いた位相同期回路67を示す。第2のRF位相同期回路67Dは、位相比較器677と、チャージポンプ678と、ループフィルタ679と、VCO67Cと、論理レベル変換回路25と、分周器67Bとを具備して成る。
以下に論理レベル変換回路25を具備した第2のRF位相同期回路の動作を説明する。分周器67Bは、VCO67Aが出力するローカル信号los(図1におけるVCO4の出力信号(fvco)8に相当する)を分周する。この分周により得られた比較信号fdivは、位相比較器677へ帰還される。位相比較器677は、基準信号frefと比較信号fdivとの位相差を検出して、その位相差に対応したパルス幅の電圧パルスをチャージポンプ678へ出力する。チャージポンプ678は、前記電圧パルスに対応して、電荷の放電、充電、又はハイインピーダンスのいずれかの状態となり、チャージポンプ出力電流をループフィルタ679に出力する。このチャージポンプ出力電流は、ループフィルタ679により平滑化、電圧変換されて、VCO67Aの制御電圧となる。VCO67Aは、この制御電圧に応じた出力信号losであって、かつ直流電圧調整信号idcoによって直流成分が調整された出力信号losを出力する。出力信号losは、オフセット位相同期回路67Cと論理レベル変換回路25に出力される。論理レベル変換回路25はVCO67Aの出力信号losを入力して分周器67Bが正常に動作できるように直流電圧調整信号idcoを出力し,分周器67Bに適切な信号(振幅がVdd、直流成分が1/2Vdd)を生成して出力する。
本実施形態における閾値設定の動作の説明では、第2のRF位相同期回路67Dにおいて、代表的には、図18に示した第1の判定回路59と図17Aに示したインバータ251とを用いた図17Aに示した論理レベル変換回路25、及び図16に示した差動シングル変換回路245が取り上げられる。その場合の閾値設定の動作のフローチャートは図29と同一である。
上述のように、位相同期回路67において、論理レベル変換回路5、25は、VCO67Aが出力するローカル信号losを分周器67Bが正しく認識可能な出力信号に変換する。それにより、安定した周波数の送信信号rfを得ることができ、信頼性の高い無線通信端末機器を実現することが期待される。
本発明に係る論理レベル変換回路とそれを用いた位相同期回路の実施形態1を説明するためのブロック図。 図1の位相同期回路で用いられる第1の論理レベル変換回路の例を説明するためのブロック図。 図2の第1の論理レベル変換回路で用いられる第1の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図3の論理レベル変換回路で用いられるコンパレータの例を説明するためのブロック図。 図4のコンパレータの入出力特性を説明するための図。 図2の論理レベル変換回路で用いられる第1の閾値可変インバータの例を説明するためのブロック図。 図2の論理レベル変換回路の動作の例を説明するための図。 図2の第1の論理レベル変換回路で用いられる第2の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図2の第1の論理レベル変換回路で用いられる第3の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図2の第1の論理レベル変換回路で用いられる第4の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図2の第1の論理レベル変換回路で用いられる第5の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図2の論理レベル変換回路で用いられる第2の閾値可変インバータの例を説明するためのブロック図。 本発明の論理レベル変換回路とそれを用いた位相同期回路の実施形態2を説明するためのブロック図。 図13の位相同期回路で用いられているVCOの例を説明するためのブロック図。 図14のVCOで用いられている電流制御発振器の例を説明するための回路図。 図14のVCOで用いられている差動シングル変換回路の例を説明するための回路図。 図16の差動シングル変換回路に接続される、図13の位相同期回路で用いられる論理レベル変換回路の例を説明するためのブロック図。 図16の差動シングル変換回路に接続される論理レベル変換回路の別の例を説明するためのブロック図。 図17の論理レベル変換回路で用いられる第1の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図17の論理レベル変換回路で用いられる第2の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図17の論理レベル変換回路で用いられる第3の判定回路の例を説明するためのブロック図。 図17の論理レベル変換回路で用いられる第4の判定回路の例を説明するためのブロック図。 本発明のインタフェース装置による実施形態3を説明するためのブロック図。 図22のインタフェース装置に用いられる位相同期回路の閾値設定の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の記録再生装置による実施形態4を説明するためのブロック図。 図24の記録再生装置に用いられる位相同期回路の閾値設定の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の無線通信端末機器による実施形態5を説明するためのブロック図。 実施形態5で用いられる位相同期回路の例を説明するためのブロック図。 実施形態5で用いられる位相同期回路の例を説明するための別のブロック図。 図26の無線通信端末機器に用いられる位相同期回路の閾値設定の動作を説明するためのフローチャート。 従来の位相同期回路に用いられる電圧制御発振器の例を説明するためのブロック図。 図25の電圧制御発振器に用いられる遅延回路の例を説明するための回路図。 図25の電圧制御発振器に用いられている差動シングル変換回路の例を説明するための回路図。 従来の位相同期回路の例を説明するためのブロック図。 本発明の実施形態3に用いられる位相同期回路の別の例を説明するためのブロック図。
符号の説明
1…位相比較器、2…チャージポンプ、3…ループフィルタ、4,24,67A…電圧制御発振器(VCO)、5,25…論理レベル変換回路、6…分周器、43A,67,67C,67D,435…位相同期回路、50A,51A〜51C,57,506〜509,511〜513…スイッチ、51…閾値可変インバータ、52…低域通過フィルタ、53…コンパレータ、55…カウンタ、56…判定回路、58…テスタ、58A…パッド、241…電圧電流変換回路、242…遅延回路、245,246…差動シングル変換回路、247…電流制御発振器、251…インバータ、254…DAコンバータ、432…インタフェース装置、501〜505…インバータ、514〜516…トランジスタ。

Claims (20)

  1. 第1の信号と第2の信号を入力して、上記第2の信号により設定される閾値によって上記第1の信号を第3の信号に変換する閾値可変インバータと、
    上記第2に信号を所定の値にしてから、所定の状態を基準に上記第3の信号を判定し、判定結果を用いて上記第2の信号を新たに生成し、かつ、上記第3の信号を第4の信号として出力する判定回路とを具備して成り、
    上記判定回路は、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときに上記第2の信号の値を保持することを特徴とする論理レベル変換回路。
  2. 請求項1において、
    上記閾値可変インバータは、
    ゲート同士を接続し、更にドレイン同士を接続したPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの直列回路であって、上記PMOSトランジスタのソースと電源電圧の間に上記第2の信号によって制御される第1のスイッチと、上記NMOSトランジスタのソースと接地の間に上記第2の信号によって制御される第2のスイッチとを有する直列回路を複数個具備し、
    上記複数個の直列回路のゲート同士を接続して入力端子とし、上記複数個の直列回路のドレイン同士を接続して出力端子とすることによって上記複数個の直列回路が並列接続され、
    上記入力端子に上記第1の信号が入力され、上記出力端子から上記第3の信号が出力されることを特徴とする論理レベル変換回路。
  3. 請求項1において、
    上記閾値可変インバータは、
    上記第1の信号がスイッチを介して入力される、閾値が相互に異なる複数のインバータを具備し、
    上記スイッチは、第2の信号によって制御され、
    複数のインバータのそれぞれは上記スイッチがオン状態のときに第3の信号を出力することを特徴とする論理レベル変換回路。
  4. 請求項1において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号の直流成分を出力する低域通過フィルタと、
    上記直流成分を上記所定の状態に対応する比較電圧と比較して比較結果を生成するコンパレータとを具備し、
    上記コンパレータは、上記比較結果を上記所定結果として用いて上記第2の信号を新たに出力することを特徴とする論理レベル変換回路。
  5. 請求項1において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号を所定の期間カウントするカウンタを具備し、
    上記カウンタは、上記所定の状態に対応するカウント結果を上記判定結果として用いて上記第2の信号を新たに生成することを特徴とする論理レベル変換回路。
  6. 請求項1において、
    上記判定回路は、
    上記第3の信号をチップ外部で所定の状態を基準に測定して設定信号を出力するパッドと、
    上記設定信号を上記判定結果として用いて上記第2の信号を新たに生成するテスタとを具備していることを特徴とする論理レベル変換回路。
  7. 請求項1において、
    上記判定回路は、上記第3の信号を入力して第4の信号を出力するスイッチを具備し、
    上記スイッチは、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときにオン状態になることを特徴とする論理レベル変換回路。
  8. 第1の信号と第2の信号とを入力して、上記第1の信号を第3の信号に変換するインバータと、
    上記第1の信号に上記第2の信号が加えられることによって上記第1の信号の直流成分が変化し、
    上記第2に信号を所定の値にしてから、所定の状態を基準に上記第3の信号を判定し、判定結果を用いて上記第2の信号を新たに生成し、かつ、上記第3の信号を第4の信号として出力する判定回路とを具備して成り、
    上記判定回路は、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときに上記第2の信号の値を保持することを特徴とする論理レベル変換回路。
  9. 請求項8において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号の直流成分を出力する低域通過フィルタと、
    上記直流成分を上記所定の状態に対応する比較電圧と比較して比較結果を生成するコンパレータとう具備し、
    上記コンパレータは、上記比較結果を上記所定結果として用い、デジタルアナログ変換回路を介して上記第2の信号を新たに出力することを特徴とする論理レベル変換回路。
  10. 請求項8において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号を所定の期間カウントするカウンタを具備し、
    上記カウンタは、上記所定の状態に対応するカウント結果を上記判定結果として用い、デジタルアナログ変換回路を介して上記第2の信号を新たに生成することを特徴とする論理レベル変換回路。
  11. 請求項8において、
    上記判定回路は、
    上記第3の信号をチップ外部で所定の状態を基準に測定して設定信号を出力するパッドと、
    上記設定信号を上記判定結果として用い、デジタルアナログ変換回路を介して上記第2の信号を新たに生成するテスタとを具備していることを特徴とする論理レベル変換回路。
  12. 請求項8において、
    上記判定回路は、上記第3の信号を入力して第4の信号を出力するスイッチを具備し、
    上記スイッチは、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときにオン状態になることを特徴とする論理レベル変換回路。
  13. 入力される基準信号と参照信号を比較して位相差を出力する位相比較器と、
    上記位相差を電流に変換するチャージポンプと、
    上記チャージポンプが出力する上記電流の低域周波数成分を取り出し、取り出した上記電流の低域周波数成分を制御電圧に変換して出力するループフィルタと、
    上記制御電圧に応じて発振周波数を変え、発振出力を第1の信号として出力する電圧制御発振器と、
    上記第1の信号を分周して上記参照信号を出力する分周器と、
    上記第1の信号を入力して第4の信号を出力する論理レベル変換回路とを具備して成り、
    上記論理レベル変換回路は、
    上記第1の信号と第2の信号を入力して、上記第2の信号により設定される閾値によって上記第1の信号を第3の信号に変換する閾値可変インバータと、
    上記第2に信号を所定の値にしてから、所定の状態を基準に上記第3の信号を判定し、判定結果を用いて上記第2の信号を新たに生成し、かつ、上記第3の信号を上記第4の信号として出力する判定回路とを具備して成り、
    上記判定回路は、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときに上記第2の信号の値を保持することを特徴とする位相同期回路。
  14. 請求項13において、
    上記電圧制御発振器は、
    上記制御電圧を入力して制御電流を出力する電圧電流変換回路と、
    上記制御電流に応じて発振周波数を変え、発振出力を差動発振信号として出力する電流制御発振器と、
    上記差動発振信号を単相の上記第1の信号に変換する差動シングル変換回路とを具備して成ることを特徴とする位相同期回路。
  15. 請求項13において、
    上記閾値可変インバータは、
    ゲート同士を接続し、更にドレイン同士を接続したPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの直列回路であって、上記PMOSトランジスタのソースと電源電圧の間に上記第2の信号によって制御される第1のスイッチと、上記NMOSトランジスタのソースと接地の間に上記第2の信号によって制御される第2のスイッチとを有する直列回路を複数個具備し、
    上記複数個の直列回路のゲート同士を接続して入力端子とし、上記複数個の直列回路のドレイン同士を接続して出力端子とすることによって上記複数個の直列回路が並列接続され、
    上記入力端子に上記第1の信号が入力され、上記出力端子から上記第3の信号が出力されることを特徴とする位相同期回路。
  16. 請求項13において、
    上記閾値可変インバータは、
    上記第1の信号がスイッチを介して入力される、閾値が相互に異なる複数のインバータを具備し、
    上記スイッチは、第2の信号によって制御され、
    複数のインバータのそれぞれは上記スイッチがオン状態のときに第3の信号を出力することを特徴とする位相同期回路。
  17. 請求項13において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号の直流成分を出力する低域通過フィルタと、
    上記直流成分を上記所定の状態に対応する比較電圧と比較して比較結果を生成するコンパレータとを具備し、
    上記コンパレータは、上記比較結果を上記所定結果として用いて上記第2の信号を新たに出力することを特徴とする位相同期回路。
  18. 請求項13において、
    上記判定回路は、
    前記第3の信号を所定の期間カウントするカウンタを具備し、
    上記カウンタは、上記所定の状態に対応するカウント結果を上記判定結果として用いて上記第2の信号を新たに生成することを特徴とする位相同期回路。
  19. 請求項13において、
    上記判定回路は、
    上記第3の信号をチップ外部で所定の状態を基準に測定して設定信号を出力するパッドと、
    上記設定信号を上記判定結果として用いて上記第2の信号を新たに生成するテスタとを具備していることを特徴とする位相同期回路。
  20. 請求項13において、
    上記判定回路は、上記第3の信号を入力して第4の信号を出力するスイッチを具備し、
    上記スイッチは、上記第3の信号が上記所定の状態にあるときにオン状態になることを特徴とする位相同期回路。
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