JP2531742B2 - 電圧制御発振回路 - Google Patents

電圧制御発振回路

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JP2531742B2
JP2531742B2 JP63119701A JP11970188A JP2531742B2 JP 2531742 B2 JP2531742 B2 JP 2531742B2 JP 63119701 A JP63119701 A JP 63119701A JP 11970188 A JP11970188 A JP 11970188A JP 2531742 B2 JP2531742 B2 JP 2531742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、位相同期ループ方式の周波数シンセサイ
ザに用いられる集積回路化された電圧制御発振回路に関
する。
(従来の技術) 制御電圧に応じて出力周波数が変化する電圧制御発振
回路(Voltage Controlled Oscillator、以下、VCOと称
する)は、従来、例えば第17図に示すように構成されて
いる。すなわち、第17図において、71は制御電圧Vinの
入力ノード、72は入力用のNチャネルトランジスタ、73
及び74はカレントミラー回路75を構成する負荷用のPチ
ャネルトランジスタである。また、Pチャネルトランジ
スタ76及びNチャネルトランジスタ77は第1のCMOSイン
バータ78を構成しており、その出力ノード79と接地との
間には第1の容量80が接続されている。さらに、Pチャ
ネルトランジスタ81及びNチャネルトランジスタ82は第
2のCMOSインバータ83を構成しており、その出力ノード
84と接地との間には第2の容量85が接続されている。上
記両CMOSインバータ78,83の出力ノード79,84には各電圧
比較器86,87の入力端が接続されており、両電圧比較器8
6,87の出力端はRSフリップフロップ回路88のセット入力
端S、リセット入力端Rにそれぞれ接続されている。こ
のフリップフロップ回路88のセット出力端Q、リセット
出力端は上記第1及び第2のCMOSインバータ78,83の
入力端に接続されており、リセット出力端の出力がイ
ンバータ89により反転されて出力電圧Voutとして取り出
される。
次に、上記VCOの動作を簡単に説明する。制御電圧Vin
に応じた電流が入力トランジスタ72に流れ、これと等し
い電流Iがカレントミラー回路75の出力側のトランジス
タ74から2個のCMOSインバータ78,83に供給される。初
期状態として、フリップフロップ回路88の出力端Qが低
レベル“L"、出力端が高レベル“H"であるとすると、
2個のCMOSインバータ78,83におけるトランジスタ76,82
はオン、トランジスタ77,81はオフになっている。この
状態では、上記電流Iによりオン状態の一方のトランジ
スタ76を通じて第1の容量80が充電される。この充電時
に容量80の端子電圧が電圧比較器86の閾値電圧Vth1を越
えると、その出力が高レベルになり、フリップフロップ
回路88が反転し、その出力Q,が対応して高レベル、低
レベルに反転し、2個のCMOSインバータ78,83における
トランジスタ76,82がオフ、トランジスタ77,81がオンの
状態に反転する。すると、上記電流Iにより、オン状態
に反転した一方のトランジスタ81を通じて第2の容量85
が充電される。このとき、予め充電されている容量80の
電荷は、オン状態に反転した他方のトランジスタ77を通
じて接地に放電される。充電が行なわれている第2の容
量85の端子電圧が電圧比較器87の閾値電圧Vth2を越える
と、その出力が高レベルになり、フリップフロップ回路
88が反転し、その出力Q,が対応して低レベル、高レベ
ルに反転し、前述したようにトランジスタ76,82がオ
ン、トランジスタ77,81がオフの状態に戻る。このよう
動作が繰返し行なわれることにより、インバータ89の出
力端に発振出力電圧Voutが得られ、その周波数fは次式
で与えられる。
ここで、Cは上記容量80,85の値であり、Vrefは電圧
比較器86,87それぞれの閾値電圧Vth1,Vth2である。
ところで、上記従来のVCOをICチップ上に形成する
際、製造条件(プロセスパラメータ)のばらつきに伴っ
てトランジスタのゲート長、ゲート閾値電圧、ゲート酸
化膜厚等がばらつくので、上記第1式中のI,C,Vrefが大
きく変動し、発振中心周波数が大きく変動してしまう。
従って、このVCOを用いたPLL(Phase Locked Loop)シ
ステム等の特性に悪影響を及ぼすことになり、製品の歩
留りが低下するという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記のように製造条件のばらつきにより
発振中心周波数が大きく変動し、応用システム製品の歩
留りが低下するという問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的は、発振中心周波数が製造条件のばら
つきに依存しなくなり、しかも任意に設定が可能な電圧
制御発振回路を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 第1の発明の電圧制御発振回路は、それぞれが第1の
制御信号に基づいて信号遅延時間が制御される縦続接続
されたm段の遅延段からなり基準周波数信号を所定時間
遅延する第1の遅延手段と、上記第1の遅延手段の出力
と上記基準周波数信号の位相差に応じた位相差電圧を発
生する位相差電圧発生手段と、基準電圧と上記位相差電
圧に基づいて上記第1の遅延手段内の各遅延段における
信号遅延時間を決定するための上記第1の制御信号を発
生する第1の制御信号発生手段とからなる位相同期ルー
プ部と、それぞれが上記第1の遅延手段内の各遅延段と
等価な構成にされ縦続接続されたn段の遅延段からなる
第2の遅延手段と、上記第2の遅延手段の出力をその入
力側に帰還することにより第2の遅延手段と共にリング
発振回路を構成する帰還手段と、出力周波数制御用の制
御電圧と上記位相差電圧に基づいて上記第2の遅延手段
内の各遅延段における信号遅延時間を決定するための第
2の制御信号を発生する第2の制御信号発生手段とから
なる電圧制御発振部とを具備し、上記第1及び第2の遅
延手段内の各遅延段のそれぞれが、第1のトランスミッ
ションゲート、この第1のトランスミッションゲートの
出力が供給される第1のインバータ、この第1のインバ
ータの出力が供給される第2のトランスミッションゲー
ト、この第2のトランスミッションゲートの出力が供給
される第2のインバータで構成され、上記第1及び第2
の制御信号発生手段のそれぞれが、第1の電圧と出力ノ
ードとの間にソース、ドレイン間が挿入されゲートに上
記位相差電圧が供給される第1極性の第1のトランジス
タと、上記第1の電圧と上記出力ノードとの間にソー
ス、ドレイン間が挿入されゲートが上記出力ノードに接
続された第1極性の第2のトランジスタと、上記出力ノ
ードと第2の電圧との間にソース、ドレイン間が挿入さ
れゲートに上記基準電圧又は制御電圧が供給される第2
極性の第3のトランジスタとから構成され、上記第1及
び第2の制御信号発生手段の出力ノードの信号を上記第
1及び第2の制御信号として上記及び第2の遅延手段内
の各遅延段の第1及び第2のトランスミッションゲート
のゲート電極にそれぞれ供給するように構成したことを
特徴とする。
第2の発明の電圧制御発振回路は、上記第1の発明の
電圧制御発振回路における第1及び第2の制御信号発生
手段のそれぞれに、出力ノードと第2の電圧との間にソ
ース、ドレイン間が挿入され常時導通状態となるように
設定された第2極性の第4のトランジスタを追加するよ
うにしたことを特徴とする。そして、上記第4のトラン
ジスタは、ゲートにこの第4のトランジスタが導通状態
となるような一定電圧が供給されているか、もしくはゲ
ートが第1及び第2の制御信号発生手段それぞれの出力
ノードに接続されていることを特徴とする。
第3の発明の電圧制御発振回路は、第1及び第2の遅
延手段内の各遅延段のそれぞれが、Pチャネルトランジ
スタ及びNチャネルトランジスタからなる第1のCMOSト
ランスミッションゲート、この第1のCMOSトランスミッ
ションゲートの出力が供給される第1のインバータ、こ
の第1のインバータの出力が供給されるPチャネルトラ
ンジスタ及びNチャネルトランジスタからなる第2のCM
OSトランスミッションゲート、この第2のCMOSトランス
ミッションゲートの出力が供給される第2のインバータ
で構成されており、かつ第1及び第2の制御信号発生手
段のそれぞれが、第1の電圧と第1の出力ノードとの間
にソース、ドレイン間が挿入されゲートに位相差電圧が
供給される第1極性の第1のトランジスタと、第1の電
圧と第1の出力ノードとの間にソース、ドレイン間が挿
入されゲートが第1の出力ノードに接続された第1極性
の第2のトランジスタと、第1の出力ノードと第2の電
圧との間にソース、ドレイン間が挿入されゲートに基準
電圧又は制御電圧が供給される第2極性の第3のトラン
ジスタと、第1の電圧と第2の出力ノードとの間にソー
ス、ドレイン間が挿入されゲートが第1の出力ノードに
接続された第1極性の第4のトランジスタと、第2の出
力ノードと第2の電圧との間にソース、ドレイン間が挿
入されゲートが第2の出力ノードに接続された第2極性
の第5のトランジスタとから構成され、第1及び第2の
制御信号発生手段の第1の出力ノードの信号を第1、第
3の制御信号として第1及び第2の遅延手段内の各遅延
段の第1及び第2のCMOSトランスミッションゲートのP
チャネルトランジスタのゲートに供給し、第2の出力ノ
ードの信号を第2、第4の制御信号として第1及び第2
の遅延手段内の各遅延段の第1及び第2のCMOSトランス
ミッションゲートのNチャネルトランジスタのゲートに
供給するように構成したことを特徴とする。
(作用) 電圧制御発振回路部内のリング発振回路を構成する第
2の遅延手段における遅延時間が制御されることによっ
て発振周波数の中心周波数が決定される。この遅延時間
は位相同期ルーブ部により精度良く制御されるので、製
造条件のばらつきに依存しない安定した中心周波数が得
られる。また、基準周波数信号あるいは第1の遅延手段
における遅延段の数mと第2の遅延手段における遅延段
の数nとの比を可変させることにより、中心周波数の帯
域を任意に設定することが可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明を実施例により説明す
る。
第1図はこの発明に係る電圧制御発振回路の全体の構
成を示すブロック図である。図において、1はPLL部、
2はVCO部である。PLL部1には基準周波数信号Fref及び
基準電圧Vrefが入力され、ループ内部の遅延回路の遅延
時間が一定、例えば上記基準周波数信号Frefの周期Tの
1/2になるように帰還制御を行なうものである。
VCO部2には制御電圧Vcont及びPLL部1における位相
同期ループ内のロウパスフィルタの出力電圧Voffが入力
され、遅延回路を用いたリング発振回路の遅延時間が上
記両電圧により制御されることによって発振周波数FVCO
が定められるものである。
上記PLL部1において、基準周波数信号Frefは第1の
可変遅延回路3及び位相比較器4の一方入力端に入力さ
れる。第1の可変遅延回路3の出力DOはインバータ5を
介して上記位相比較器4の他方入力端に入力される。こ
の位相比較器4は、2つの入力の位相関係を比較し、そ
の比較結果に応じて第1の出力CPまたは第2の出力DPを
制御する。この2つの出力CP,DPはチャージポンプ回路
6に入力される。このチャージポンプ回路6の出力はロ
ウパスフィルタ(LPF)7に入力され、このロウパスフ
ィルタ7の出力電圧Voff及び基準電圧Vrefが第1のレベ
ル変換回路8に入力される。この第1のレベル変換回路
8は、2つの入力電圧レベルに応じて出力PVの電圧レベ
ルを制御するものであり、この出力電圧PVは上記可変遅
延回路3に遅延量制御信号として入力される。
VCO部2では、上記ロウパスフィルタ7の出力電圧Vof
fと制御電圧Vcontとが第2のレベル変換回路9に入力さ
れる。この第2のレベル変換回路9は、第1のレベル変
換回路8と同様に2つの入力電圧レベルに応じて出力PV
の電圧レベルを制御するものであり、この出力電圧PVは
第2の可変遅延回路10に遅延量制御信号として入力され
る。この第2の可変遅延回路10の入出力端間にはインバ
ータ11が接続されており、このインバータ11は第2の可
変遅延回路10と共にリング発振回路を構成している。そ
して、第2のレベル変換回路9、第2の可変遅延回路10
及びインバータ11は、それぞれ第1のレベル変換回路
8、第1の可変遅延回路3及びインバータ5と同じ構成
にされている。
上記可変遅延回路3,10はそれぞれ、例えば第2図に示
すような基本回路が所要数縦続接続されて構成され、第
1の可変遅延回路3ではこの基本回路がm段、第2の可
変遅延回路10ではこの基本回路がn段それぞれ縦続接続
されている。すなわち、入力された信号はPチャネルト
ランジスタからなる第1のトランスファゲート21、イン
バータ22、Pチャネルトランジスタからなる第2のトラ
ンスファゲート23、インバータ24を直列に介して出力さ
れる。第1及び第2のトランスファゲート21,23それぞ
れのゲートには前記遅延量制御信号PVが供給される。従
って、遅延量制御信号PVに応じて第1及び第2のトラン
スファゲート21,23の抵抗成分が変化し、各基本回路の
遅延量が変化することになる。
第3図はPLL部1内の前記位相比較器4、チャージポ
ンプ回路6の具体的な構成を示す回路図である。位相比
較器4において、基準周波数信号FrefはD型フリップフ
ロップ31にクロック信号として入力される。また、第1
図中のインバータ5の出力NDOがD型フリップフロップ3
2にクロック信号として入力される。上記両フリップフ
ロップ31,32のQ出力はANDゲート33に入力され、このAN
Dゲート33の出力は上記両フリップフロップ31,32にリセ
ット信号として入力される。また、一方のフリップフロ
ップ31の出力Qはインバータ34を介して第1の出力CPと
なり、他方のフリップフロップ32の出力Qは第2の出力
DPとなる。
チャージポンプ回路6は、電源電圧VCCと接地との間
に直列接続されたPチャネルトランジスタ35とNチャネ
ルトランジスタ36とで構成されており、トランジスタ3
5,36のゲートに上記位相比較器4の第1の出力CP及び第
2の出力DPがそれぞれ入力される。
また、前記ロウパスフィルタ7は、例えば第4図
(a)に示すように、抵抗41,42及び容量43から構成さ
れている。あるいは第4図(b)に示すように、抵抗4
4,45,46及び容量47,48から構成されている。
前記第1及び第2のレベル変換回路8,9はそれぞれ、
例えば第5図に示すように、2個のPチャネルトランジ
スタ51,52と1個のNチャネルトランジスタ53とから構
成されている。上記Pチャネルトランジスタ51のソー
ス,ドレイン間は電源電圧VCCと前記電圧PVを得るノー
ド54との間に挿入されており、このトランジスタ51のゲ
ートには前記ロウパスフィルタ7から出力される電圧Vo
ffが入力される。上記Pチャネルトランジスタ52のソー
ス,ドレイン間は電源電圧VCCと上記ノード54との間に
挿入されており、このトランジスタ52のゲートはノード
54に接続されている。上記Nチャネルトランジスタ53の
ソース,ドレイン間は上記ノード54と接地との間に挿入
されており、第1のレベル変換回路8ではこのトランジ
スタ53のゲートに前記基準電圧Vrefが入力され、第2の
レベル変換回路9ではこのトランジスタ53のゲートに前
記制御電圧Vcontが入力される。
次にまず、第1図中のPLL回路部1の動作を説明す
る。いま、第6図のタイミングチャートに示すように、
インバータ5における遅延時間を含む可変遅延回路3の
遅延時間がT/2(Tは基準周波数信号Frefの周期)より
も小さいときには、位相比較器4の第1の出力CPが高レ
ベル(“H")の状態となり、第2の出力DPは遅延時間が
短い分だけ高レベルとなる。この第2の出力DPの高レベ
ルはチャージポンプ回路6に対しディスチャージパルス
として入力される。チャージポンプ回路6では第3図中
のNチャネルトランジスタ36が出力DPの高レベル期間に
オン状態となり、その出力37を放電する。このため、ロ
ウパスフィルタ7の出力電圧Voffは低下する。ここで、
基準電圧Vrefが例えば電源電圧VCCの1/2の電圧で一定に
なっているとすれば、第1のレベル変換回路8の出力電
圧PVは上昇する。すなわち、いまPチャネルトランジス
タ51のゲートにロウパスフィルタ7の出力電圧Voffが入
力され、Nチャネルトランジスタ53のゲートに基準電圧
Vrefが入力されているとする。上記のように電圧Voffが
低下することによってPチャネルトランジスタ51に流れ
る電流が増加し、ノード54の電圧PVは上昇する。これに
より、第2図で示される第1の可変遅延回路3内の各基
本回路のトランスファゲート21,23における抵抗成分が
増加し、この結果として可変遅延回路3の遅延時間が大
きくなる。
上記とは逆に、第7図のタイミングチャートに示すよ
うに、インバータ5における遅延時間を含む可変遅延回
路3の遅延時間がT/2(Tは基準周波数信号Frefの周
期)よりも大きいときには、位相比較器4の第2の出力
DPが低レベル(“L")の状態となり、第1の出力CPは遅
延時間が長い分だけ低レベルとなる。この第1の出力CP
の低レベルはチャージポンプ回路6に対しチャージパル
スとして入力される。チャージポンプ回路6では第3図
中のPチャネルトランジスタ35が出力CPの低レベル期間
にオン状態となり、その出力37を充電する。このため、
ロウパスフィルタ7の出力電圧Voffは上昇する。従っ
て、このときはノード54の電圧PVが低下し、第2図で示
される第1の可変遅延回路3内の各基本回路のトランス
ファゲート21,23における抵抗成分が減少し、この結果
として可変遅延回路3の遅延時間が小さくなる。
そして、第8図のタイミングチャートに示すように、
第1の可変遅延回路3の遅延時間が前記T/2に等しくな
り、PLLループが変化しない安定状態にあるときには、
位相比較器4の両出力CP,DPとも“H",“L"の一定レベル
となる。このとき、第1のレベル変換回路8の出力PVの
電位は一定になり、第1の可変遅延回路3における遅延
量は一定のままになる。以上の動作により、この可変遅
延回路3の遅延時間は非常に正確に制御されることにな
る。
一方、VCO部2においては、制御電圧Vcontが基準電圧
Vrefと同じレベルであれば、第2のレベル変換回路9の
入力がPLL部1の第1のレベル変換回路8の入力と同じ
になるので、第2の可変遅延回路10内の各基本回路の遅
延時間はPLL部1の第1の可変遅延回路3内の各基本回
路の遅延時間と等しくなる。
ここで、PLL部1の第1の可変遅延回路3内の基本回
路1段当りの遅延時間tは次式で与えられる。
また、VCO部2の第2の可変遅延回路10とインバータ1
1とからなるリング発振回路における発振周波数FVCO
次式で与えられる。
従って、3式に2式を代入すると次の4式が得られ
る。
すなわち、VCO部2のリング発振回路における発振周
波数FVCOは、n,mの値と基準周波数信号Frefのみに基づ
いて決定され、製造条件のばらつきに依存しないで中心
周波数が安定した発振出力が得られるようになる。ま
た、制御電圧Vcontのレベルを変化させれば、レベル変
換回路9の出力PVが変化し、可変遅延回路10の遅延時間
が変化するので、FVCOも変化するようになる。
ここで、制御電圧Vcont(V)対発振周波数信号FVCO
(Hz)特性の一例を第9図に示す。第9図において、各
特性曲線a,b,cが立上がるまでの制御電圧Vcontの値Vth
a,Vthb,Vthcは、前記第5図のレベル変換回路内のNチ
ャネルトランジスタ53の閾値電圧である。すなわち、こ
のトランジスタ53の閾値電圧のばらつきが製造時におけ
るばらつきとなって発振周波数信号FVCOに影響を与え、
通常、このばらつきの範囲は0.6V程度である。
このような特性は次のようにして得られる。すなわ
ち、VCO部2における第2のレベル変換回路9では、第
5図のPチャネルトランジスタ51のゲートにロウパスフ
ィルタ7からの出力電圧Voffが入力され、Nチャネルト
ランジスタ53のゲートに制御電圧Vcontが入力される。
そしていま、制御電圧Vcontがトランジスタ53の閾値電
圧を越えるまではトランジスタ53はオフしている。他
方、電圧Voffが入力されているトランジスタ51はオン状
態であるとする。このとき、トランジスタ52は、ゲート
とソース間の電位差がPチャネルトランジスタの閾値電
圧を越えているときにはオンする。ところが、出力ノー
ド54の電圧PVは、オンしているトランジスタ51により既
にVCCにされている。この場合、出力電圧PVにより、第
2の可変遅延回路10内の各基本回路内のトランスファゲ
ート(第2図中の符号21,23)がオフするため、インバ
ータ11とからなるリング発振回路は発振しない。従っ
て、第9図に示すように発振周波数信号FVCOは0(Hz)
となる。そして、制御電圧Vcontがトランジスタ53の閾
値電圧を越えた時点で、各特性曲線a,b,cが立上がる。
そして、各特性曲線a,b,cは、Vcont=Vrefとなったとき
の中心周波数Fcを必ず通過する。
このように第5図のような構成のレベル変換回路を用
いれば、発振周波数信号FVCOは0Hzから始まり、途中Vco
ntがトランジスタ53の閾値電圧を越えた時点で増加し始
め、必ず一定の中心周波数Fcを通過するような特性を実
現することができる。
いま仮に、VCCを5(V)、Vrefを2.5(V)、Nチャ
ネルトランジスタ53の閾値電圧Vthを1.2(V)とし、Vc
ont=Vref=2.5(V)のときに得られるFVCOが10(MH
z)となるように設計すると、Vcontが0〜2.5(V)の
範囲でFVCOが0〜10(MHz)の可変範囲を持つVCO回路を
実現することができる。
ところで、上記第5図に示すようなレベル変換回路8,
9を第1図に使用した場合、第9図の特性図に示したよ
うなVcontがトランジスタ53の閾値電圧を越えた時点か
ら急にFVCO特性曲線が立ち上がり始めるため、各特性曲
線a,b,cの傾きが大きく、ΔFVCO/ΔVcontの値が比較的
大きくなってしまう。このことは、前記第1図のVCO回
路に外部からノイズが混入すると、ΔVcontの変化に対
してΔFVCOの変化量が多くなり、発振周波数が変動する
恐れがある。また、Vcontの可変範囲も接地電圧からN
チャネルトランジスタの閾値電圧VthN分だけせまくなっ
てしまう。
このような場合には、前記第1及び第2のレベル変換
回路8,9として、第10図のような構成のものを使用すれ
ばよい。すなわち、この第10図のレベル変換回路では、
新たにノード54と接地との間にNチャネルトランジスタ
55のソース,ドレイン間を挿入し、このトランジスタ55
のゲートに一定電圧E1を入力するようにしたものであ
る。ただし一定電圧E1はNチャネルトランジスタ55の閾
値電圧よりも大きくされており、このトランジスタ55は
常時オン状態にされる。
このレベル変換回路では、トランジスタ55が常時オン
状態になることで、PVの電圧はVCC側から接地側に引か
れ、トランジスタ51,52,53,55のつりあいがとれた状態
で電圧PVが設定される。従って、上記トランジスタ55の
大きさを大きくしていけば、制御電圧Vcont(V)対発
振周波数信号FVCO(Hz)特性は第11図に示すように、特
性a,b,cの如く順次なだらかなものとなる。これによ
り、外部ノイズによる影響を低減させることができる。
しかも、Vcontの可変範囲も接地電圧にまで広げること
ができる。
第12図の回路は上記実施例のVCO回路で使用される前
記第1及び第2のレベル変換回路8.9の具体的な構成を
示す回路図である。この第12図の場合には、上記第10図
回路内のNチャネルトランジスタ55のゲートに一定電圧
E1を入力する代わりに、そのゲートを、ドレイン側すな
わちPVの出力ノード54に接続するようにしたものであ
る。第10図のように、ゲートに一定電圧E1を入力した場
合にトランジスタ55に流れる電流はほぼ一定となり、ト
ランジスタ55は定電流源的な動作を行なう。これに対
し、第12図のようにトランジスタ55のゲートをドレイン
に接続した場合でもトランジスタ55は常時オンし、上記
第11図とほぼ同様の特性を得ることができる。
第13図は上記実施例のVCO回路で使用される前記第1
及び第2のレベル変換回路8.9の具体的な構成を示す回
路図である。この第13図回路の場合には、上記第5図回
路内のPチャネルトランジスタ52のゲートをPVの出力ノ
ード54に接続する代わりに、そのゲートに一定電圧E2を
入力することによって、トランジスタ52を定電流負荷と
して使用するようにしたものである。この場合にも前記
第9図に示すような特性を得ることができる。
第14図は前記可変遅延回路3,10それぞれで使用される
基本回路の他の構成を示す回路図である。この第14図の
基本回路では、入力信号がPチャネル及びNチャネルト
ランジスタからなる第1のCMOSトランスファゲート25、
インバータ22、Pチャネル及びNチャネルトランジスタ
からなる第2のCMOSトランスファゲート26、インバータ
24を直列に介して出力される。第1及び第2のCMOSトラ
ンスファゲート25,26それぞれのPチャネルトランジス
タ側のゲートには前記遅延量制御信号PVが供給され、N
チャネルトランジスタ側のゲートには新たな遅延量制御
信号NVが供給される。上記遅延量制御信号NVの電圧値
は、遅延量制御信号PVの電圧値が小さくなるときにはこ
れに対応して大きくなり、これとは逆にPVの電圧値が大
きくなるときにはこれに対応して小さくなる。
第15図は、可変遅延回路3,10それぞれが上記第14図の
ような基本回路を用いて構成されている場合の、前記第
1及び第2のレベル変換回路8.9の具体的な構成を示す
回路図である。この第15図回路では、前記第5図回路に
対してさらにPチャネルトランジスタ56とNチャネルト
ランジスタ57が追加されている。上記追加されたPチャ
ネルトランジスタ56のソース,ドレイン間は電源電圧V
CCと遅延量制御信号NVの出力ノード58との間に挿入さ
れ、そのゲートはPVの出力ノード54に接続されている。
追加されたNチャネルトランジスタ57のソース,ドレイ
ン間はNVの出力ノード58と接地との間に挿入され、その
ゲートはNVの出力ノード58に接続されている。すなわ
ち、新たに追加されたトランジスタ56と57はPVを入力と
するインバータを構成しているため、その出力NVの電圧
変化方向はPVの逆になる。
ところで、上記第15図に示すレベル変換回路におい
て、トランジスタ53のゲートに入力される基準電圧Vref
もしくは制御電圧Vcontの変化量に対し、NVの変化量は
減衰すする方向にあるため、同じ基準電圧Vrefもしくは
制御電圧Vcontの変化量に対し、PVとNVの変化量に差を
生じてしまう。これにより、前記第14図に示す基本回路
内の第1及び第2のCMOSトランスファゲート25,26のN
チャネルトランジスタのゲート電圧変化量が小さくな
り、基本回路における遅延時間の変化量が低下し、発振
周波数の制御性が損われる恐れがある。
このようにPVとNVの変化量に差が生じることが問題と
なるような場合には、第15図のレベル変換回路の代わり
に第16図に示すような構成のものを使用すればよい。こ
のレベル変換回路では、NVの変化量の減衰を補うため
に、第15図回路に対して新たにNチャネルトランジスタ
59、Pチャネルトランジスタ60及びNチャネルトランジ
スタ61が追加されている。
上記トランジスタ59のソース,ドレイン間はNVの出力
ノード58と接地との間に挿入されている。また、上記ト
ランジスタ60のソース,ドレイン間は電源電圧VCCと上
記トランジスタ59のゲートノード62との間に挿入され、
そのゲートはノード62に接続されている。さらに上記ト
ランジスタ61のソース,ドレイン間は上記ノード62と接
地の間に挿入され、そのゲートには基準電圧Vrefもしく
は制御電圧Vcontが入力されている。
すなわち、このレベル変換回路では、基準電圧Vrefも
しくは制御電圧Vcontが上昇することによって、PVが低
下しかつNVが上昇する際に、トランジスタ60と61とから
なるインバータによりノード62の電圧が低下する。これ
によりトランジスタ59に流れる電流が減少する。このよ
うに、トランジスタ56がNVを上昇させる方向に作用する
ため、NVの変化量の減衰が補なわれる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明よれば、可変遅延回路の
遅延時間を制御することによって発振周波数の中心周波
数を決定でき、この遅延時間を位相同期ループにより精
度良く制御できるので、製造条件のばらつきに依存しな
い安定した中心周波数が得られる。また、基準周波数信
号によって上記遅延時間が変わるため、中心周波数を任
意に設定でき、発振周波数の帯域を任意に設定できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電圧制御発振回路の全体の構成
を示すブロック図、第2図は第1図中の可変遅延回路の
1段分の具体例を示す回路図、第3図は第1図中の位相
比較器及びチャージポンプ回路の具体例を示す回路図、
第4図は第1図中のロウパスフィルタの具体例を示す回
路図、第5図は第1図中のレベル変換回路の具体例を示
す回路図、第6図ないし第8図はそれぞれ第1図中のPL
L部の動作例を示すタイミングチャート、第9図は第5
図のレベル変換回路の特性図、第10図は第1図中のレベ
ル変換回路の上記とは異なる具体例を示す回路図、第11
図は第10図のレベル変換回路の特性図、第12図及び第13
図はそれぞれ第1図中のレベル変換回路の他の具体例を
示す回路図、第14図は第1図中の可変遅延回路の1段分
の上記とは異なる具体例を示す回路図、第15図及び第16
図はそれぞれ第14図の可変遅延回路を用いた場合の第1
図中のレベル変換回路の具体例を示す回路図、第17図は
従来の電圧制御回路を示す図である。 1……PLL部、2……VCO部、3……第1の可変遅延回
路、4……位相比較器、5……インバータ、6……チャ
ージポンプ回路、7……ロウパスフィルタ(LPF)、8
……第1のレベル変換回路、9……第2のレベル変換回
路、10……第2の可変遅延回路、11……インバータ、21
……第1のトランスファゲート、22,24……インバー
タ、23……第2のトランスファゲート、25……第1のCM
OSトランスファゲート、26……第2のCMOSトランスファ
ゲート、51,52,56,60……Pチャネルトランジスタ、53,
55,57,61……Nチャネルトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 悟史 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイコンエンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭55−55621(JP,A) 特開 昭61−107810(JP,A) 特開 昭61−214615(JP,A) 特開 昭55−37031(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが第1の制御信号に基づいて信号
    遅延時間が制御される縦続接続されたm段の遅延段から
    なり基準周波数信号を所定時間遅延する第1の遅延手段
    と、上記第1の遅延手段の出力と上記基準周波数信号の
    位相差に応じた位相差電圧を発生する位相差電圧発生手
    段と、基準電圧と上記位相差電圧に基づいて上記第1の
    遅延手段内の各遅延段における信号遅延時間を決定する
    ための上記第1の制御信号を発生する第1の制御信号発
    生手段とからなる位相同期ループ部と、 それぞれが上記第1の遅延手段内の各遅延段と等価な構
    成にされ縦続接続されたn段の遅延段からなる第2の遅
    延手段と、上記第2の遅延手段の出力をその入力側に帰
    還することにより第2の遅延手段と共にリング発振回路
    を構成する帰還手段と、出力周波数制御用の制御電圧と
    上記位相差電圧に基づいて上記第2の遅延手段内の各遅
    延段における信号遅延時間を決定するための第2の制御
    信号を発生する第2の制御信号発生手段とからなる電圧
    制御発振部とを具備し、 上記第1及び第2の遅延手段内の各遅延段のそれぞれ
    が、第1のトランスミッションゲート、この第1のトラ
    ンスミッションゲートの出力が供給される第1のインバ
    ータ、この第1のインバータの出力が供給される第2の
    トランスミッションゲート、この第2のトランスミッシ
    ョンゲートの出力が供給される第2のインバータで構成
    され、 上記第1及び第2の制御信号発生手段のそれぞれが、第
    1の電圧と出力ノードとの間にソース、ドレイン間が挿
    入されゲートに上記位相差電圧が供給される第1極性の
    第1のトランジスタと、上記第1の電圧と上記出力ノー
    ドとの間にソース、ドレイン間が挿入されゲートが上記
    出力ノードに接続された第1極性の第2のトランジスタ
    と、上記出力ノードと第2の電圧との間にソース、ドレ
    イン間が挿入されゲートに上記基準電圧又は制御電圧が
    供給される第2極性の第3のトランジスタとから構成さ
    れ、上記第1及び第2の制御信号発生手段の出力ノード
    の信号を上記第1及び第2の制御信号として上記及び第
    2の遅延手段内の各遅延手段の第1及び第2のトランス
    ミッションゲートのゲート電極にそれぞれ供給するよう
    に構成したことを特徴とする電圧制御発振回路。
  2. 【請求項2】それぞれが第1の制御信号に基づいて信号
    遅延時間が制御される縦続接続されたm段の遅延段から
    なり基準周波数信号を所定時間遅延する第1の遅延手段
    と、上記第1の遅延手段の出力と上記基準周波数信号の
    位相差に応じた位相差電圧を発生する位相差電圧発生手
    段と、基準電圧と上記位相差電圧に基づいて上記第1の
    遅延手段内の各遅延段における信号遅延時間を決定する
    ための上記第1の制御信号を発生する第1の制御信号発
    生手段とからなる位相同期ループ部と、 それぞれが上記第1の遅延手段内の各遅延段と等価な構
    成にされ縦続接続されたn段の遅延段からなる第2の遅
    延手段と、上記第2の遅延手段の出力をその入力側に帰
    還することにより第2の遅延手段と共にリング発振回路
    を構成する帰還手段と、出力周波数制御用の制御電圧と
    上記位相差電圧に基づいて上記第2の遅延手段内の各遅
    延段における信号遅延時間を決定するための第2の制御
    信号を発生する第2の制御信号発生手段とからなる電圧
    制御発振部とを具備し、 上記第1及び第2の遅延手段内の各遅延段のそれぞれ
    が、第1のトランスミッションゲート、この第1のトラ
    ンスミッションゲートの出力が供給される第1のインバ
    ータ、この第1のインバータの出力が供給される第2の
    トランスミッションゲート、この第2のトランスミッシ
    ョンゲートの出力が供給される第2のインバータで構成
    され、 上記第1及び第2の制御信号発生手段のそれぞれが、第
    1の電圧と出力ノードとの間にソース、ドレイン間が挿
    入されゲートに上記位相差電圧が供給される第1極性の
    第1のトランジスタと、上記第1の電圧と上記出力ノー
    ドとの間にソース、ドレイン間が挿入されゲートが上記
    出力ノードに接続された第1極性の第2のトランジスタ
    と、上記出力ノードと第2の電圧との間にソース、ドレ
    イン間が挿入されゲートに上記基準電圧又は制御電圧が
    供給される第2極性の第3のトランジスタと、上記出力
    ノードと第2の電圧との間にソース、ドレイン間が挿入
    され常時導通状態となるように設定された第2極性の第
    4のトランジスタとから構成され、上記第1及び第2の
    制御信号発生手段の出力ノードの信号を上記第1及び第
    2の制御信号として上記及び第2の遅延手段内の各遅延
    段の第1及び第2のトランスミッションゲートのゲート
    電極にそれぞれ供給するように構成したことを特徴とす
    る電圧制御発振回路。
  3. 【請求項3】前記第4のトランジスタのゲートにはこの
    第4のトランジスタが導通状態となるような一定電圧が
    供給されている請求項2記載の電圧制御発振回路。
  4. 【請求項4】前記第4のトランジスタのゲートが前記第
    1及び第2の制御信号発生手段それぞれの出力ノードに
    接続されている請求項2記載の電圧制御発振回路。
  5. 【請求項5】それぞれが第1、第2の制御信号に基づい
    て信号遅延時間が制御される縦続接続されたm段の遅延
    段からなり基準周波数信号を所定時間遅延する第1の遅
    延手段と、上記第1の遅延手段の出力と上記基準周波数
    信号の位相差に応じた位相差電圧を発生する位相差電圧
    発生手段と、基準電圧と上記位相差電圧に基づいて上記
    第1の遅延手段内の各遅延段における信号遅延時間を決
    定するための上記第1、第2の制御信号を発生する第1
    の制御信号発生手段とからなる位相同期ループ部と、 それぞれが上記第1の遅延手段内の各遅延段と等価な構
    成にされ縦続接続されたn段の遅延段からなる第2の遅
    延手段と、上記第2の遅延手段の出力をその入力側に帰
    還することにより第2の遅延手段と共にリング発振回路
    を構成する帰還手段と、出力周波数制御用の制御電圧と
    上記位相差電圧に基づいて上記第2の遅延手段内の各遅
    延段における信号遅延時間を決定するための第3、第4
    の制御信号を発生する第2の制御信号発生手段とからな
    る電圧制御発振部とを具備し、 上記第1及び第2の遅延手段内の各遅延段のそれぞれ
    が、Pチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジス
    タからなる第1のCMOSトランスミッションゲート、この
    第1のCMOSトランスミッションゲートの出力が供給され
    る第1のインバータ、この第1のインバータの出力が供
    給されるPチャネルトランジスタ及びNチャネルトラン
    ジスタからなる第2のCMOSトランスミッションゲート、
    この第2のCMOSトランスミッションゲートの出力が供給
    される第2のインバータで構成され、 上記第1及び第2の制御信号発生手段のそれぞれが、第
    1の電圧と第1の出力ノードとの間にソース、ドレイン
    間が挿入されゲートに上記位相差電圧が供給される第1
    極性の第1のトランジスタと、上記第1の電圧と上記第
    1の出力ノードとの間にソース、ドレイン間が挿入され
    ゲートが上記第1の出力ノードに接続された第1極性の
    第2のトランジスタと、上記第1の出力ノードと第2の
    電圧との間にソース、ドレイン間が挿入されゲートに上
    記基準電圧又は制御電圧が供給される第2極性の第3の
    トランジスタと、上記第1の電圧と第2の出力ノードと
    の間にソース、ドレイン間が挿入されゲートが上記第1
    の出力ノードに接続された第1極性の第4のトランジス
    タと、上記第2の出力ノードと第2の電圧との間にソー
    ス、ドレイン間が挿入されゲートが上記第2の出力ノー
    ドに接続された第2極性の第5のトランジスタとから構
    成され、上記第1及び第2の制御信号発生手段の第1の
    出力ノードの信号を上記第1、第3の制御信号として上
    記第1及び第2の遅延手段内の各遅延段の第1及び第2
    のCMOSトランスミッションゲートのPチャネルトランジ
    スタのゲートに供給し、第2の出力ノードの信号を上記
    第2、第4の制御信号として上記第1及び第2の遅延手
    段内の各遅延段の第1及び第2のCMOSトランスミッショ
    ンゲートのNチャネルトランジスタのゲートに供給する
    ように構成したことを特徴とする電圧制御発振回路。
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