JP3769331B2 - 建物用基礎の構築方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建物用基礎の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物用地盤の改良方法としては、例えば特公平6−39780号公報において、コンクリート基礎が敷設される所のみを適当な深さのベース底まで掘削し、このベース底をさらに改良厚分だけ掘削し、この掘削した改良予定土に固化材を散布して両者を攪拌して混合土となした後に、この混合土の仮転圧を行うとともに含水比を調整し、この混合土のレベル調整を行った後、この混合土の本転圧を行い、さらに含水比を調整する方法が記載されている。
【0003】
一方、従来、建物の基礎を構築する方法としては、以下に示す各種の方法が知られている。例えば特開昭55−23242号公報においては、根伐り(根切り)を行った溝に、割栗石を敷き、ランマーで転圧した後、割栗石の上部にベースコンクリートを打設するとともに、このベースコンクリート上面に角材を埋め込んで配筋用の溝を形成し、しかる後、この配筋溝に鉄筋の下端部を挿入して配筋を行い、立ち上がりコンクリートを打設するコンクリート基礎工法が記載されている。
【0004】
また、特公昭56−29052号公報においては、地業部分に間隔を隔てて複数個埋設配置した角筒状のベース型枠に、石膏モルタルなどの経時硬化性の流動材を地業の表面よりも若干上方の規定高さまで注入してベース体を形成し、このベース体に設置した基礎型枠にコンクリートを打設して基礎を構築する基礎構築方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特公平6−39780号公報に記載の建物用地盤の改良方法においては、コンクリート基礎を配置する所のみ地盤改良を行うので、固化材の使用量は減少するが、適当な深さのベース底まで掘削して現状地盤上に積まれた掘削土は廃棄しなければならず、施工コストが増大する。
【0006】
同様に、上記特開昭55−23242号公報および特公昭56−29052号公報に記載の従来の両方法においても、根伐りを行った際に発生する掘削土の廃棄処理が必要である。
【0007】
ところで、特開昭55−23242号公報の基礎工法の場合、埋め込んだ角材を取り除いて得られた配筋用の溝を利用して、鉄筋の配置を正確に行えるが、角材を取り除くのに手間が掛かり、しかも、この角材の廃棄処理が必要となる。
【0008】
また、特公昭56−29052号公報の基礎構築方法の場合、例えば注入形成された石膏モルタル製のベース体を利用して、コンクリート基礎の上端面のレベル出しを正確に行えるが、ベース型枠の組み立て・取り外しに工数が掛かり、しかも、この型枠材の廃棄処理が必要となる。
【0009】
したがって、上記両方法においては、施工コストも増大し、かつ、廃棄処理コストも別途必要になるという問題もあった。
【0010】
本発明の目的は、掘削土の廃棄処理が不要であり、しかも、施工コストも低減化できる建物用地盤の改良方法および建物用基礎の構築方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の建物用基礎の構築方法は、建物用基礎の基礎スラブとなる部分に沿ってその地盤を掘削しながら、この掘削土中に土壌固化材を添加・混合してソイルセメントとなし、このソイルセメントにて建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブを形成し、前記基礎スラブ内に、補強用鉄筋の下部を埋め込み、補強用鉄筋の上部は基礎スラブから突出させ、前記補強用鉄筋の上部を取り込むように型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設して、建物用基礎の立ち上がり部分を形成する方法である。
【0012】
また、請求項2記載の本発明の建物用基礎の構築方法は、請求項1記載の建物用基礎の構築方法であって、前記基礎スラブ内への補強用鉄筋の下部の埋め込みは、基礎スラブのソイルセメントが未硬化の状態にある間に行われ、建物用基礎の立ち上がり部分は基礎スラブのソイルセメントが硬化後に行われ、
ソイルセメントよりなる基礎スラブの上端は略地盤面の高さに形成する方法である。
【0014】
(作用)
請求項1記載の本発明によれば、基礎スラブとなる部分のみを、掘削機にて掘削される掘削土に土壌固化材を添加・混合してソイルセメントとなし、このソイルセメントにて建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブを形成することができる。
【0015】
また、補強用鉄筋の下部が配置された基礎スラブ上に、所定の型枠を組み立て、この型枠内にコンクリートを打設して硬化させることにより、建物用基礎の立ち上がり部分を形成し、建物用基礎全体を施工性よく構築することができる。
【0016】
請求項2記載の本発明によれば、未硬化の状態にあるソイルセメントにて形成した基礎スラブ内に、補強用鉄筋を押し込んでその下部を埋め込み、その後に基礎スラブを硬化させることにより、補強用鉄筋の下部が配置された建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブ部分を施工性よく構築することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0018】
まず、本発明の建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブの構築方法について説明する。図1は本発明の建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブの構築方法の一実施例を示す説明図、図2は図1の建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブの構築方法により得られた基礎スラブの一例を示す斜視図である。
【0019】
図1において、3は本発明の方法にて使用される掘削機であり、この掘削機3のアーム31の先端にはバケット32が取り付けられている。このバケット32は一種の混合機に相当する機能を有している。すなわち、バケット32内には、図に示すように、5枚の回転羽根33が回転軸34に固定されている。回転軸34はモータ(図示せず)の回転により、チェーンブロック(図示せず)を通じて回転軸34とともに回転するようにされている。バケット32の後側には開口部35が形成され、バケット32内にて混合攪拌された土壌が開口部35より外側に排出されるようにされている。バケット32内の上部内側には、セメントなどの土壌固化材5を供給する供給管4が接続されている。なお、供給管4の他に、水を供給するための供給管を別に接続してもよい。
【0020】
図1に示すように、基礎スラブとなる所定の地盤1部分を掘削機3のバケット32内の回転羽根33にて回転掘削しながら、この掘削された土壌に、導入管4よりセメント系土壌固化材5を添加し、回転羽根33にて混合攪拌してソイルセメント6とする。なお、必要に応じて、水を適量添加してもよい。この混合攪拌されたソイルセメント6がバケット32の開口部35より外側に排出されて基礎スラブ2が形成される。なお、必要であれば、基礎スラブ2の表面をローラなどにて均す。このようにして、図2に示すように、基礎スラブ2が形成される。
【0021】
つぎに、本発明の建物用基礎の構築方法について説明する。
図3に示すように、基礎スラブ2が未硬化の状態にある間に、図4に示す補強用鉄筋7を、基礎スラブ2内に上から押し込み、その下部を埋め込む。補強用鉄筋7は、基礎スラブを補強する補強筋71と、後述のコンクリート基礎を補強する逆U字状の定着筋72とを溶接固定したものを2本の連結棒73にて連結したものである。そして、所定時間養生させて、基礎スラブ2を硬化させる。このようにして、補強用鉄筋7が予め配置された建物用基礎の一部となる基礎スラブ2が形成される。
【0022】
つぎに、図5に示すように、上記補強用鉄筋7が配置された基礎スラブ2上に、コンクリート基礎用の型枠8を設置し、この型枠8内にコンクリートを打設して養生・硬化させる。そして、コンクリートが硬化した後、型枠8を取り外して、コンクリート基礎9の施工が完了する。このようにして、図6に示すコンクリート基礎9が形成される。
【0023】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1乃至3記載の本発明によれば、改良を目的とする基礎スラブとなる部分のみを、掘削機にて掘削される掘削土に土壌固化材を添加・混合してソイルセメントとなし、このソイルセメントにて基礎スラブを形成することができる。したがって、掘削土の廃棄処理は全く不要であり、施工コストも低減化できる。
【0024】
また、補強用鉄筋の下部が配置された基礎スラブ上に、所定の型枠を組み立て、この型枠内にコンクリートを打設して硬化させることにより、建物用基礎を施工性よく構築することができる。
【0025】
請求項2記載の本発明によれば、ソイルセメントにて形成した未硬化の状態にある基礎スラブ内に、補強用鉄筋を押し込んでその下部を埋め込み、基礎スラブを硬化させることにより、補強用鉄筋の下部が配置された基礎スラブを施工性よく構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブの構築方法の一実施例を示す説明図である。
【図2】 図1の建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブの構築方法により得られた基礎スラブの一例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の建物用基礎の構築方法を示す工程説明図である。
【図4】 図3における補強用鉄筋を示す斜視図である。
【図5】 本発明の建物用基礎の構築方法を示す工程説明図である。
【図6】 図5の方法により得られたコンクリート基礎を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 地盤
2 基礎スラブ
3 掘削機
31 アーム
32 バケット
33 回転羽根
34 回転軸
35 開口部
4 供給管
5 土壌固化材
6 ソイルセメント
7 補強用鉄筋
71 補強筋
72 定着筋
8 型枠
9 コンクリート基礎
Claims (2)
- 建物用基礎の基礎スラブとなる部分に沿ってその地盤を掘削しながら、この掘削土中に土壌固化材を添加・混合してソイルセメントとなし、このソイルセメントにて建物用基礎の底盤部分となる基礎スラブを形成し、前記基礎スラブ内に、補強用鉄筋の下部を埋め込み、補強用鉄筋の上部は基礎スラブから突出させ、前記補強用鉄筋の上部を取り込むように型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設して、建物用基礎の立ち上がり部分を形成することを特徴とする建物用基礎の構築方法。
- 前記基礎スラブ内への補強用鉄筋の下部の埋め込みは、基礎スラブのソイルセメントが未硬化の状態にある間に行われ、建物用基礎の立ち上がり部分は基礎スラブのソイルセメントが硬化後に行われ、
ソイルセメントよりなる基礎スラブの上端は略地盤面の高さに形成することを特徴とする請求項1記載の建物用基礎の構築方法。
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| JP24026396A JP3769331B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 建物用基礎の構築方法 |
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