JP6301539B1 - コンクリート施工法 - Google Patents
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
Description
カラクリート(登録商標)やフェロコン(登録商標)、ベスコン(登録商標)カラー、カラーハード(登録商標)EM等のセメント系仕上げ材の表面にクラックが発生する場合がある。
1.下地の影響ではなく、カラクリート(登録商標)やフェロコン(登録商標)等セメント系仕上げ材の表層に発生するクラック。
2.コンクリートやモルタル等、カラクリート(登録商標)等を施工する下地に入ったクラックが仕上げ材表面に表れたクラック。
1.「カラクリート(登録商標)、フェロコン(登録商標)の材料のみに入るクラック」の発生原
ポルトランドセメントが完全に水和反応をするために必要な最低水分量は、使用ポルトランドセメント量の25%と言われている。
ポルトランドセメントに水を加えると水和反応を起こし硬化する。このときの水和反応は、収縮硬化である。すなわち、セメントと水との反応によって出来た生成物の容積は、反応しない前のセメントと水の合計容積よりも減少する。
コンクリートやモルタルを作るときにはセメントの他に砂や砂利、砕砂や砕石などの骨材を混入する。
防止方法
上記の21.25%の収縮は理論水量に近いため防ぐことができないが、打設直後からの保水養生を丁寧に行いセメントの水和反応が十分に行える環境を整えれば、収縮した分をセメントの反応時に生成する反応性生物(エトリンガイトなど)が埋めるため、殆ど目立たなくなる。
風や日差しなどの影響で仕上げ材表面の水が急激に蒸発した場合に発生するクラックである。プラスチックひび割れと称する。
防止方法
「風や日差し防止対策が必要である」
初期に急激に水が蒸発させないこと、乾燥させないために風や日差しを防ぐことが大切である。
2.「コンクリートやモルタル等、下地のクラックが仕上げ材表面に表れたクラック」の発生原因
コンクリート等に入るクラックは配合(セメント量や水量、S/A)や配筋、建築物の構造、沈下、剥離など様々な要因の複合により発生するので一概に原因を特定することができない。
前述した(A)のようにコンクリートを混練するための水量は、理論水量25%と骨材吸着水量15%合わせて40%が最低水量となる(水セメント比 W/C)。
避けられない理論水量25%と骨材吸着水量15%、合わせて40%を基本と考えると
最低水量は(25+15=40%) 300×0.40=120kg
最大の水セメント比を考えると 300×0.65=195kg
すなわち、195−120=75kg が余剰水量である硬化に伴って蒸発する。
理論水量は(25%) 300×0.25=75kg
最大の水セメント比を考えると 300×0.65=195kg
すなわち、195−75=120kg が余剰水量となる。
防止方
「コンクリートは必ず収縮する」との考え方から、その収縮を自由に出させるのではなく定められた場所に誘導する目的で目地を設ける。
誘発目地(カッター目地)
水が蒸発することで起こる収縮クラックは防げないので、コンクリート打設の当日、または翌日にコンクリート表面にダイヤモンドカッターなどで深さ20〜25mm程度の切れ込みを入れ、断面欠損を作りクラックをこの切れ込みに集中させるような手法を取る。
誘発目地の作成場所
柱芯、柱間の見栄えのよい箇所でおおよそ5m間隔でカッター切断し誘発目地を作成する。
伸縮目地(エキスパンションジョイント)
大きな面積では誘発目地2〜4本に1箇所の割合で伸縮目地(エキスパンションジョイント)を設ける。これによりコンクリート版の伸縮を受け止める。
スラブコンクリート
スラブコンクリートは土間コンクリートと異なり、設計上定められたコンクリート厚を連続で確保しなくてはならないので、上記に挙げたような切れ込みを入れて断面欠損させることはできない。
無筋コンクリートは有筋コンクリートに、シングル筋やダブル筋にするなどの方策が有効である。
大気圧により余剰水を抜く真空コンクリート工法もひび割れ防止には有効である。
普通コンクリートの打設ではなく以下の方法もひび割れ防止には有効である
コンクリート混練用ファイバー(繊維)の種類は「スチール繊維」、「ビニロン繊維」、「ナイロン繊維」、「ガラス繊維」等があるが、現場で使用されるのは分散能力の関係からスチール繊維が多い。
ひび割れ防止には、水セメント比を押さえた固練りコンクリートが有効である。
元のスランプ12cm→ 流動化後のスランプ18cm
等、ポンプ圧送に差し障りない軟らかなコンクリートになるが、30〜60分後には元のスランプに戻るコンクリートである。
膨張材を混入したコンクリートを打設する。
セメントを水のみで練ったものを「セメントペースト」という。
→乾燥収縮に伴うひび割れが発生
→硬化途中で発生する反応熱により、ひび割れが発生
→そのため、水がしみ込みやすくなり、鉄筋があれば錆びる
などの不具合がでる。
コンクリートやモルタルを混練すると
の3種類が必要な水になるが、その内の(B2)と(B3)が余剰な水であり、クラックの原因にもなる。
11 ・・・ 回転軸部
12 ・・・ 駆動手段
13 ・・・ 回転チューブローラ部
14 ・・・ ハンドル部
15 ・・・ 牽引ロープ
16 ・・・ 牽引ロープ
20 ・・・ レール
21 ・・・ ゴム部(弾性体)
30 ・・・ 振動式タンピング機
31 ・・・ タンピング板部
32 ・・・ 振動手段
33 ・・・ ハンドルバー
UC ・・・ (硬化前の)コンクリート
CC ・・・ (硬化後の)コンクリート
BL ・・・ 斜面下方
UP ・・・ 斜面上方
C1 ・・・ セメント
C2 ・・・ 骨材
WT ・・・ 余剰水
WP ・・・ 細かい水の通り道
AR ・・・ エアー
Claims (6)
- 硬化前のコンクリートを流し込んで均してから硬化させるコンクリート施工法において、
2本のレール上において回転駆動式チューブローラをレールに沿って移動させて2本のレール間の硬化前のコンクリートを均す第1均し工程と、
前記第1均し工程で均した硬化前のコンクリートの表面を振動式タンピング機を用いてタンピングする第1タンピング工程とを具備し、
領域に対して前記第1均し工程を行ってから前記第1タンピング工程を行い、
前記第1タンピング工程は、前記振動式タンピング機のタンピング板部の面に対して垂直方向に振動することで行い、
前記第1均し工程において、前記2本のレールが水平方向に対して傾いて設置され、
前記回転駆動式チューブローラの移動方向が、斜面下方から斜面上方へ向かう方向であることを特徴とするコンクリート施工法。 - 前記第1均し工程の回転駆動式チューブローラの移動方向に対する回転方向が、移動方向に転がるときの回転方向と逆方向であり、
前記回転駆動式チューブローラが、駆動手段によって逆方向に回転しながらレール上をスライド移動することを特徴とする請求項1に記載のコンクリート施工法。 - 前記第1タンピング工程において、前記振動式タンピング機の移動方向が、前記斜面上方から斜面下方へ向かう方向であることを特徴とする請求項2に記載のコンクリート施工法。
- 前記2本のレールの内側には、レール延設方向に沿って弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のコンクリート施工法。
- 前記第1均し工程を2本のレールの外側で間隔を空けて複数箇所で行い、前記2本のレール間のコンクリートを硬化させるとともにレールを除去するレール除去工程と、
前記レール除去工程の後に2ヶ所の硬化コンクリート間にコンクリートを流し込んで回転駆動式チューブローラを2ヶ所の硬化コンクリートに沿って移動させて2ヶ所の硬化コンクリート間の硬化前のコンクリートを均す第2均し工程とをさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のコンクリート施工法。 - 前記第2均し工程で均した硬化前のコンクリートの表面を振動式タンピング機を用いてタンピングする第2タンピング工程をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のコンクリート施工法。
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