JP3767438B2 - 充電装置および充電方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車等に搭載される電池を充電する充電装置および充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気自動車等に搭載される電池の充電方法としては、電池の電圧が所定電圧に達するまで所定電流で充電し、その後、電流値を小さくして充電を行う方法が知られている。途中で充電電流値を小さくするのは、電池の内部抵抗による影響を小さくして、より満充電に近い状態まで充電を行わせるためである。なお、所定電圧に達した後の充電パターンとしては、充電電圧が所定電圧に保たれるように電流値を減少させる定電圧充電と、一定の電流値で充電を行う定電流充電とがある。いずれの場合であっても、充電終止電流値は電池劣化によらず所定の値に設定される。また、特開平10−145981号公報に記載されている充電方法では、所定電圧に達した後に定電圧充電を行うものにおいて、電池の内部抵抗が大きいものほど充電終止電流値を大きくするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の充電方法では、充電終止電流値は電池劣化に関わらず所定値に設定されるため、劣化が進んで電池の内部抵抗が大きくなると、内部抵抗による電圧降下の影響により、所定の充電量が得られないという欠点があった。また、特開平10−145981号公報に記載されている充電方法では充電終止電流を従来より大きく設定しているため、充電終止電圧により早く達してしまい所定の充電量が得られなかった。
【0004】
本発明の目的は、電池が劣化していても、十分な充電量が得られる充電装置および充電方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による充電装置は、電池の電圧が所定電圧に達するまで所定電流値で充電し、その後、所定電流値よりも小さな定電流値で電池の電圧が所定電圧に達するまで充電する定電流充電動作を、定電流値を順に減少させて繰り返し実行する多段定電流充電により、電池の充電を行う充電装置に適用され、電池の電圧を検出する電圧検出手段と、充電電流を検出する電流検出手段と、電圧検出手段および電流検出手段により検出された電圧および充電電流に基づいて、電池の内部抵抗または基準状態電池の最大出力可能電力と電池の最大出力可能電力との比である出力劣化度合いを算出する劣化演算手段と、劣化演算手段により算出された内部抵抗または出力劣化度合いに基づいて、内部抵抗または出力劣化度合いの大きな電池ほど小さな値となる充電終止電流値を算出する電流値演算手段と、定電流値が電流値演算手段により算出された充電終止電流値以下となった場合に、定電流値に代えて充電終止電流値で定電流充電動作を行い、電池の電圧が所定電圧となった時点で多段定電流充電を終了する制御手段とを備えて上述の目的を達成する。
さらに、電池の温度を検出する温度検出手段を設けて、電池温度が所定温度より大きい場合には充電終止電流値を所定温度における充電終止電流値よりも大きく設定し、電池温度が所定温度より小さい場合には充電終止電流値を所定温度における充電終止電流値よりも小さく設定するようにしても良い。
本発明による充電方法は、電池の電圧が所定電圧に達するまで所定電流値で充電する第1の充電工程と、第1の充電工程の後に実行され、所定電流値よりも小さな定電流値で電池の電圧が所定電圧に達するまで充電する定電流充電動作を、定電流値を順に減少させて繰り返し実行して多段定電流充電を行う行う第2の充電工程とを有する充電方法に適用され、第2の充電工程における定電流値が、劣化度合いの大きな電池ほど小さく設定される充電終止電流値以下となった場合に、定電流値に代えて充電終止電流値で充電を行い、電池の電圧が所定電圧となった時点で多段定電流充電を終了することにより上述の目的を達成する。
【0006】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、劣化度合いの大きな電池ほど小さな値となる充電終止電流値が電流値演算手段により算出され、その充電終止電流値に基づいて電池の充電が制御されるので、劣化している電池であっても従来よりも満充電に近い充電状態まで充電することができる。
(2)請求項2の発明によれば、充電中の電池温度によらず、より満充電に近い充電状態まで充電することができる。
(3)請求項3の発明によれば、劣化度合いの大きな電池ほど充電終止電流値が小さく設定されるので、劣化している電池であっても従来よりも満充電に近い充電状態まで充電することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明による充電装置の一実施の形態を示す図である。図1は電気自動車の充電装置の構成を示す図であり、二次電池1は複数の単位電池(以下、セルと呼ぶ)C1〜Cnを直列接続したものである。各セルC1〜Cnには、抵抗7とトランジスタ8とで構成される容量調整回路A1〜An、および各セルC1〜Cnのセル電圧を検出するセル電圧検出回路B1〜Bnがそれぞれ設けられている。各容量調整回路A1〜Anのトランジスタ8は、バッテリーコントローラ(以下ではB/Cと記す)4からの信号によりオン・オフされる。B/C4は、二次電池1を放電する際の充電電流の制御を行う制御部4a、充電制御に関する各種演算を行う演算部4b、演算結果等を記憶する記憶部4cを備えている。
【0008】
B/C4には、電圧検出回路B1〜Bnで検出された各セルC1〜Cnのセル電圧が入力される。例えば、B/C4からの信号により容量調整回路A1のトランジスタ8をオンすると、セルC1の充電電流の一部が容量調整回路A1にバイパスされる。その結果、セルC1に流れる充電電流が減少し、バイパスされない場合に比べて単位時間当たりの充電量が低下する。他の容量調整回路A2〜Anについても同様である。
【0009】
二次電池1にはリレースイッチ5を介して充電器6が接続されている。充電器6はB/C4の制御部4aの指示に基づいて電流を出力する。なお、図1に示す充電装置では充電電流の制御部をB/C4に設けたが、充電器6側に設けても良い。リレースイッチ5のオン・オフはB/C4により行われ、充電を行う際にはオンとされ、充電が終了するとオフとされる。2は二次電池1の温度を検出する温度センサである。充電電流は電流センサ9により検出され、二次電池1の電圧は総電圧検出センサ3により検出される。
【0010】
図2は本実施の形態の充電装置による充電パターンを示す図である。図2は充電中に検出される二次電池1の電圧Vと充電電流Iの変化を示したものであり、横軸は時間tを、縦軸は二次電池1の電圧Vおよび充電電流Iを表している。図2に示すように、充電前期では一定の電流値で充電を行う定電流充電が行われ、充電後期では多段定電流充電と呼ばれる方式で二次電池1の充電が行われる。充電開始後、充電電流がI0(時刻t0)に達したならば定電流充電に移行する。定電流充電に移行した後に、二次電池1を構成するセルのセル電圧が充電目標電圧に達したならば、多段定電流充電に移行する。多段定電流充電に移行したならば充電電流IをΔIだけ下げて、一定の電流値I0−ΔIで充電を行う。
【0011】
その後、セル電圧が充電目標電圧に達する度に充電電流IをΔIずつ下げて同様の充電を行う。ΔIだけ下げたときの電流値が充電終止電流値ICFよりも小さくなる時刻t1では、充電電流IをICFに設定する。その後、充電電流ICFで充電を行い時刻t2にセル電圧が充電目標電圧に達したならば、多段定電流充電を停止して一連の充電作業を終了する。充電終止電流値ICFの設定方法については後述する。
【0012】
次に、図2に示した充電パターンに関する充電動作を、図3,4のフローチャートを参照しながら説明する。図3,4は充電動作のメインフローを示すフローチャートであり、B/C4で実行される充電動作プログラムの処理手順を示したものである。このメインフローは充電器6とB/C4とが接続されるとスタートし、ステップS101において二次電池1を充電しても良いか否かの判定が行われる。ここでは、温度センサ2で検出される電池温度と、総電圧検出センサ3により検出される二次電池1の開放電圧とから充電可能か充電不可かが判定される。例えば、電池使用直後で電池温度が所定範囲よりも高い場合には、充電不可と判定される。充電可と判定されるとステップS102へ進み、充電不可と判定されるとステップS117に進む。
【0013】
ステップS102では、電圧検出回路B1〜Bnにより各セルC1〜Cnのセル電圧をそれぞれ検出する。一般的に、セルの劣化などによりセルC1〜Cnの各セル電圧にはバラツキがある。そのため、充電の際に各セルの容量調整が行われる。ステップS103では、容量調整に関する設定を行う。一例としては、セル電圧が充電目標電圧を上限とする所定電圧範囲内のときには容量調整回路A1〜Anのトランジスタ8をオンして容量調整を行い、セル電圧が所定電圧範囲より低い場合にはトランジスタ8をオフして容量調整を行わない。
【0014】
例えば、図5に示す例では、セルC1およびセルCnのセル電圧Vc1,Vcnが所定電圧範囲内にあって、それぞれ容量調整回路A1,Anのトランジスタ8がオンされて電流iがバイパスされている。このときのバイパス電流iは抵抗7の抵抗値により決まる。
【0015】
その後、ステップS104でリレースイッチ5をオンさせた後に、ステップS105において充電を開始する。充電開始後、二次電池1の電圧Vおよび充電電流Iは図2に示すように上昇する。ステップS106では二次電池1の充電電流Iが定電流充電を開始する所定電流値I0となったか否かを判定し、I=I0と判定されるとステップS107に進んで定電流充電を開始する。
【0016】
ステップS108では、各セルC1〜Cnのセル電圧を検出する。ステップS109では、複数のセルC1〜Cnの内で最大のセル電圧を有するものが図2の充電目標電圧Vfに達したか否かを判定する。ステップS109においてYESと判定されるとステップS110へ進み、NOと判定されるとステップS119へと進む。ステップS109からステップS119へ進んだ場合には、ステップS119において多段充電フラグがセットされているか否かを判定する。ステップS119でYESと判定されるとステップS113へ進み、NOと判定されるとステップS108へ戻る。
【0017】
ステップS110では充電電流をΔIだけ減少する。ステップS111では多段充電フラグをセットする。すなわち、充電電流値I0をI0−ΔIへと減少させた時点から、多段定電流充電に移行する。ステップS112では容量調整の再設定が行われる。設定方法はステップS103と同様である。ステップS113では、充電電流値Iが図2に示す充電終止電流値ICF以下であるか否かを判定する。ステップS113においてNOと判定されるとステップS108へ戻り、YESと判定されるとステップS114へ進んで充電電流値IをI=ICFに設定する。
【0018】
なお、図3,4では図示を省略したが、充電終止電流値ICFは二次電池1の充電が開始されると所定のタイミングで算出される。充電終止電流値ICFの設定方法については後述する。
【0019】
続くステップS115およびステップS116の処理は、上述したステップS108およびステップS109と同様の処理である。すなわち、充電終止電流値ICFで充電を行い、セルC1〜Cnのいずれかが充電目標電圧Vfに達したならばステップS117へ進む。ステップS117では、多段充電フラグをリセットした後に充電を終了する。その後、ステップ118に進んで図1のスイッチ5をオフして一連の充電作業を終了する。
【0020】
《充電終止電流値ICFの設定方法の説明》
次に、充電終止電流値ICFの設定方法について説明する。従来は、二次電池1が新品で基準温度の場合のときの電池状態に基づいて、充電終止電流値が予め決められていた。また、特開平10−145981号に記載されている装置では、電池温度が高いほど、または所定温度における内部抵抗が大きいほど、充電終止電流値を大きく設定していた。しかし、本実施の形態では、二次電池1の内部抵抗が大きいものや劣化が進んでいるものほど、または、電池温度が低いものほど充電終止電流値ICFを小さく設定するようにした。
【0021】
二次電池1の劣化は、二次電池1の内部抵抗の大きさ、または二次電池1の出力劣化から知ることができる。よって、充電終止電流値ICFの設定方法としては、(a)二次電池1の内部抵抗に基づいて設定する方法と、(b)二次電池1の出力劣化に基づいて設定する方法とがある。なお、二次電池1の内部抵抗や出力劣化は放電時(車両走行時)のデータから算出することができ、放電時には所定のタイミングでこれらの演算が行われる。
【0022】
(a)内部抵抗に基づくICFの設定
最初に、二次電池1の内部抵抗に基づく充電終止電流値ICFの設定方法について説明する。この方法の場合、車両走行時に二次電池1の内部抵抗を算出し、その内部抵抗に基づいて充電時の充電終止電流値ICFを設定する。図6は内部抵抗の演算手順を示すフローチャートであり、図6を参照して内部抵抗算出手順を説明する。
【0023】
図6に示す動作は、車両のイグニッションSWがオンされるとスタートし、所定時間間隔で繰り返し実行される。ステップS201では、図1のセンサ3により二次電池1の総電圧を検出する。ステップS202では、センサ9により充放電電流を検出する。ステップS203では、検出された総電圧値および充放電電流値を記憶部4c(図1参照)にいったん記憶する。ステップS201およびステップS202で検出された電圧値および電流値は、記憶部4cに対のデータとして記憶される。
【0024】
ステップS204では、記憶部4cに記憶された電圧値および電流値の対から成るデータの数nが所定数n0以上となったか否かを判定する。ステップS204においてデータ数nが所定数n0より少ないと判定されるとステップS201へ戻り、データ数nが所定数n0以上と判定されるとステップS205へ進む。ステップS205では、電圧値および電流値に関するサンプリングデータに基づいて、回帰演算により二次電池1の内部抵抗R0を算出する。なお、ここで算出される内部抵抗R0は、電池温度が基準温度であるとした場合の値である。基準温度としては、例えば20℃が用いられる。以下では、基準温度=20℃として説明する。
【0025】
図7に示す符号20はサンプリングデータを示しており、このサンプリングデータ20を用いた回帰演算によりI−V特性直線L1を求める。I−V特性直線L1の傾きの大きさは、二次電池1の内部抵抗Rに等しい。また、I−V特性直線L1のV切片が、二次電池1の開放電圧Eを示している。二次電池1の内部抵抗Rは電池劣化および電池温度に依存しているので、I−V特性直線L1から算出された内部抵抗Rを基準温度20℃における内部抵抗R0に補正する。
【0026】
図8は内部抵抗の温度依存性を示す特性図であり、内部抵抗R0への温度補正はこの特性図に基づいて行われる。図8において20℃のときの内部抵抗をR(20)、電池温度Tbのときの内部抵抗をR(Tb)とすると、基準温度20℃における内部抵抗R0は次式(1)で表される。
【数1】
R0=k0(Tb)×R …(1)
ただし、k0(Tb)=R(20)/R(Tb)
【0027】
図8において、電池温度Tbが基準温度20℃よりも高い場合にはR(20)>R(Tb)となるので、式(1)のk0(Tb)はk0(Tb)>1となる。すなわち、回帰演算により得られた内部抵抗Rを大きくする方向に補正する。逆に、電池温度Tbが基準温度20℃よりも低い場合には、R(20)<R(Tb)となるのでk0(Tb)<1となり、内部抵抗Rを小さくする方向に補正する。k0(Tb)はマップとして予め記憶部4cに記憶されている。
【0028】
図6に戻って、ステップS206では、ステップS205で算出された内部抵抗R0を記憶部4cに記憶する。次いで、ステップS207において、ステップS203で記憶された電圧値および電流値を、すなわち、サンプリングされたデータを記憶部4cから消去し、一連の処理を終了する。
【0029】
上述した内部抵抗R0の演算は所定時間毎に実行され、記憶部4cに格納される内部抵抗は最新のものに更新される。なお、電池劣化を表す内部抵抗は急激に変化することはまれなので、演算繰り返しの時間間隔である所定時間は30分程度に設定される。
【0030】
次に、充電終止電流値ICFの設定方法について説明する。図9は充電終止電流値ICFの設定動作を説明するフローチャートであり、充電器6とB/C4とが接続されると動作がスタートする。ステップS301では、二次電池1の温度が安定するまで所定時間待機する。これは、二次電池1が充電開始されてから電池温度が安定するまでにある程度の時間が必要だからであり、所定時間としては、例えば、充電開始から10分程度に設定すれば良い。ステップS302では図1の温度センサ2により二次電池1の温度Tbを検出する。
【0031】
ステップS303では、車両走行中に演算された内部抵抗R0を記憶部4cから読み込む。ステップS304では、読み込んだ基準温度20℃における内部抵抗R0を、センサ2で検出された電池温度Tbにおける充電中の内部抵抗Rcに補正する。この場合も、図8の特性図に基づいて、次式(2)により内部抵抗Rc(Tb)を算出する。
【数2】
Rc=k1(Tb)×R0 …(2)
ただし、k1(Tb)=1/k0(Tb)=R(Tb)/R(20)
【0032】
続くステップS305では、次式(3)により充電終止電流値ICFを算出する。式(3)において、Rs(20)およびICF0(20)は二次電池1が新品であって基準温度状態にある場合の内部抵抗値および充電終止電流値であり、予め記憶部4cに記憶されている。また、αは定数である。
【数3】
【0033】
図10は、式(3)で表されるICFとR0との関係を図示したものである。式(3)のk0(Tb)は電池温度Tbにより大きさが異なり、Tb>20℃ではk0(Tb)>1、Tb<20℃ではk0(Tb)<1となる。図10において、曲線L2は電池温度Tbが20℃の場合の関係を示しており、曲線L3はTb>20℃の場合の関係を、曲線L4はTb<20℃の場合の関係をそれぞれ示す。図10に示した曲線L2〜L4からも分かるように、回帰演算により算出された内部抵抗R0が大きければ大きいほど充電終止電流値ICFは小さく設定される。また、算出された内部抵抗R0が同一値R0’であっても、充電中の電池温度Tbが低い場合ほど充電終止電流値ICFは小さく設定される。
【0034】
例えば、内部抵抗値としてR0’が得られたとしても、そのときの電池温度Tbが基準温度20℃よりも大きい場合には、充電終止電流値ICF(3)は基準温度時の充電終止電流値ICF(2)よりも小さく設定される。逆に、電池温度Tbが基準温度20℃よりも小さい場合には、充電終止電流値ICF(4)はICF(2)よりも大きく設定される。
【0035】
(b)二次電池1の出力劣化に基づくICFの設定
次に、二次電池1の出力劣化に基づく充電終止電流値ICFの設定方法について説明する。この方法の場合、車両走行時に二次電池1の出力劣化を算出し、その出力劣化に基づいて充電時の充電終止電流値ICFを設定する。図11は出力劣化の演算手順を示すフローチャートであり、図11を参照して出力劣化算出手順を説明する。
【0036】
図11に示すフローチャートにおいて、ステップS401〜S404およびステップS407の処理内容は、図6に示したフローチャートの対応するステップS201〜S204およびステップ207と同一内容である。すなわち、ステップS401〜S404の処理により、図7に示すようなサンプリングデータ20を車両走行中にサンプリングする。
【0037】
続くステップS405では、サンプリングデータ20に基づいて二次電池1の出力劣化係数M0を求める。この出力劣化係数M0は、電池温度が基準温度20℃であるとした場合の値である。図7に示した電圧Vminは二次電池1を放電する際の下限電圧であり、電池寿命維持のために設けられたものである。二次電池1を下限電圧Vminよりも小さな電圧で使用すると電池寿命が著しく低下する。
この下限電圧VminとI−V特性直線L1との交点の電流値をImaxとすると、二次電池1の最大出力可能電力Pmaxは次式(4)により与えられる。
【数4】
Pmax=Vmin×Imax …(4)
【0038】
ところで、二次電池1の内部抵抗Rは電池温度Tbに依存しているため(図8参照)、特性直線L1の傾きの大きさ(内部抵抗Rの大きさ)はサンプリング時の電池温度によって変化する。そのため、基準温度20℃における最大出力可能電力Pmax(20)を求めるには、特性直線L1を温度補正したものを用いる必要がある。内部抵抗Rは図8に示したような温度依存性があって式(1)のように補正されるので、例えば、特性直線L1の傾きの大きさをβとした場合、V切片がEで傾きの大きさがβ・k0(Tb)である特性直線を用いて最大出力可能電力Pmax(20)を算出すれば良い。電池温度Tbが大きくなるほど内部抵抗が小さくなり、特性直線L1の傾きは小さくなる。そのため、温度補正された最大出力可能電力Pmax(20)は、式(4)で算出されるPmaxよりも大きくなる。
【0039】
一方、図7に示す直線L0は、二次電池1が新品であって電池温度が基準温度20℃の時のI−V特性直線を示したものである。特性直線L0における最大出力可能電力Pmax0(20)は、下限電圧Vminと交点の電流値Imax0との積になる。このとき、I−V特性直線L1で示す状態の二次電池1の出力劣化係数Mは次式(5)で与えられる。なお、特性直線L0の最大出力可能電力Pmax0(20)は、予め記憶部4cに記憶されている。
【数5】
M=Pmax(20)/Pmax0(20) …(5)
【0040】
ステップS406では、ステップS405で算出された出力劣化係数Mを記憶部4cに記憶する。次いで、ステップS407において記憶部4cに記憶されているサンプリングされたデータを消去し、一連の処理を終了する。この出力劣化係数Mの演算の場合も、前述した内部抵抗Rと同様に所定時間毎に実行され、記憶部4cに格納される出力劣化係数Mは最新のものに更新される。
【0041】
図12は充電終止電流値ICFの設定動作を示すフローチャートであり、ステップS501およびS502の処理内容は図8のステップS301およびS302と同様である。ステップS503では、出力劣化係数Mを記憶部4cから読み込む。次いで、ステップS504では、充電終止電流値ICFを式(6)により算出する。式(6)において、γは定数である。また、k0(Tb)は充電中の電池温度Tbを考慮して設けたものであり、出力劣化係数が同一値であっても、充電中の電池温度Tbが低い場合ほど充電終止電流値ICFは小さく設定される。
【数6】
ICF=γ×k0(Tb)×ICF0(20)×M …(6)
【0042】
上述したように、本実施の形態では、二次電池1の劣化程度が大きいほど、また、電池温度Tbが低いほど充電終止電流値ICFを小さく設定するようにした。その結果、次のような特徴を有する。
【0043】
二次電池1の内部抵抗Rは電池劣化や電池温度変化によって変化するが、劣化が進んだり電池温度が低下すると内部抵抗Rは大きくなる。この内部抵抗Rのために、二次電池1の充電電圧は開放電圧に内部抵抗による電圧上昇を加えたものとなる。そのため、充電の際の電圧と充電状態SOC(state of charge)との関係は図13に示すようなものとなる。図13において、L10は開放電圧とSOCとの関係を示す曲線である。一方、充電時には内部抵抗による電圧上昇ΔV1,ΔV2が生ずるため、SOCの上昇とともに充電電圧は曲線L11,L12のように増加する。二次電池1の充電は、充電電圧が上限値Vsとなるまで行われる。
【0044】
曲線L12で示す電池は、曲線L11で示す電池よりも劣化が進んでいたり電池温度が低かったりして内部抵抗がより大きな状態となっている。そのため、曲線L12の電圧上昇ΔV2は、内部抵抗が小さい曲線L11の電圧上昇ΔV1よりも大きくなっている。その結果、充電上限電圧Vsまで充電しても、曲線L11の場合には充電状態SOC1までしか充電されず、曲線L12の場合にはより低い充電状態SOC2までしか充電されない。
【0045】
図14は図2の多段充電時におけるセル電圧および充電電流の変化を示したものであり、充電終了間際の変化を示す。L21〜L24は充電時における二次電池1のI−V特性直線を示している。図14において、電流値I3は従来の場合の充電終止電流値を示しており、電流値I2は特開平10−145981号に記載されている装置の場合の充電終止電流値を示している。各特性直線L21〜L24で表される電池状態におけるSOCをそれぞれSOC21,SOC22,SOC23,SOC24とすると、SOC21<SOC22<SOC23<SOC24となっている。
【0046】
二次電池1が充電電流I1で充電されると、図14のdからeへと電池状態が変化してSOCが増加する。eにおいてセル電圧が充電目標電圧Vfとなると、充電電流がΔIだけ減少される。充電電流の減少ΔIにより、セルの電圧および電流は特性直線L21上のeからfへと変化する。このときの電圧変化ΔVは、内部抵抗Rを用いてΔV=ΔI×Rとなる。
【0047】
その後、電流値I2で充電が行われると、SOCが増加してfからgへと電池状態が変化する。gにおいて再びセル電圧が充電目標電圧Vfとなると充電電流がΔIだけ減少され、セルの電圧および電流は特性直線L22上のgからhへと変化する。そして、電流値I3で充電が行われ、電池状態がhからiへと変化する。iにおいてセル電圧が充電目標電圧Vfとなると、充電電流は充電終止電流値ICFに設定され、セルの電圧および電流は特性直線L23上のiからjへと変化する。そして、充電終止電流値ICFで充電が行われると電池状態がjからpへと変化し、pにおいてセル電圧が充電目標電圧Vfに達したならば充電を終了する。
【0048】
本実施の形態の場合、充電終了とともに充電電流IがI=0となると内部抵抗による電圧上昇がゼロとなり、セルの開放電圧はVBとなる。一方、電流値I2で充電を行って充電状態が図14のiとなったところで充電終了した場合、セルの開放電圧はVAとなる。また、電流値I3で充電を行って充電状態が図14のgとなったところで充電終了した場合、セルの開放電圧はVCとなる。開放電圧はSOCが大きいほど高く、図14ではSOC=100%で開放電圧Vfとなる。
【0049】
本実施の形態では、電池劣化が大きいほど充電終止電流値が低く設定されるので、充電終止電流値ICFは、電池劣化や電池温度を考慮しない従来の充電終止電流値I3や、劣化につれてとともに充電終止電流値を大きくする特開平10−145981号の場合の充電終止電流値I2よりも小さく設定される。そのため、充電終了後の開放電圧VBは従来の場合の開放電圧VA,VCよりも大きくなり、より満充電に近い状態まで二次電池1を充電することができる。
【0050】
上述した実施の形態では、充電電流を多段で減少させたが、図15のL20のように減少させてもよい。図15は、充電中の電流値の変化(L20)、充電電圧の変化(L21)および充電量(SOC)の変化(L22)を示したものである。図15に示す充電パターンでは、時刻t0に充電電流をI0から充電終止電流値ICFに減少させ、その後、充電電圧が上限電圧Vsに達する時刻t2まで充電終止電流値ICFで充電を行う。
【0051】
破線L30は従来の充電パターンの電流変化を示したものである。すなわち、電流値I0で時刻t0まで充電したならば、電流値をI2まで減少させる。その後、電流値I2による充電により、充電電圧および充電量はL31およびL32に示すように変化する。そして、時刻t3に充電電圧が上限電圧Vsに達したときに、充電が終了する。すなわち、この場合の充電終止電流値はI2である。図15に示すように、従来の充電終止電流値I2で充電を行った場合の充電量はW’であり、充電終止電流値ICFで充電を行った場合の充電量Wの方がより充電量が大きいことがわかる。
【0052】
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との間の対応関係は次の通りである。電池として電気自動車に搭載される二次電池1を例に説明したが、二次電池の用途は問わない。出力劣化度合いは出力劣化係数Mの逆数に対応している。総電圧検出センサは電圧検出手段に、電流センサ9は電流検出手段に、温度センサ2は温度検出手段に対応している。演算部4bは劣化演算手段および電流値演算手段に対応し、制御部4aは制御手段にそれぞれ対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充電装置の一実施の形態を示す図である。
【図2】充電パターンを示す図である。
【図3】充電動作のメインフローを示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに続く処理手順を示すフローチャートである。
【図5】容量調整を説明する図である。
【図6】内部抵抗の演算手順を示すフローチャートである。
【図7】サンプリングデータ20およびI−V特性直線L1を示す図である。
【図8】内部抵抗の温度依存性を示す特性図である。
【図9】充電終止電流値ICFの設定動作を説明するフローチャートである。
【図10】式(3)で表されるICFとR0との関係を図示したものである。
【図11】出力劣化の演算手順を示すフローチャートである。
【図12】充電終止電流値ICFの設定動作を示すフローチャートである。
【図13】充電の際の電圧と充電状態SOCとの関係を示す図である。
【図14】多段充電時におけるセル電圧および充電電流の変化を示した図である。
【図15】充電中の電流値の変化、充電電圧の変化および充電量の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 二次電池
2 温度センサ
3 総電圧検出センサ
4 バッテリーコントローラ
6 充電器
9 電流センサ
20 サンプリングデータ
L0,L1,L21〜L24 I−V特性直線
ICF 充電終止電流値
M 出力劣化係数
Claims (3)
- 電池の電圧が所定電圧に達するまで所定電流値で充電し、その後、前記所定電流値よりも小さな定電流値で前記電池の電圧が前記所定電圧に達するまで充電する定電流充電動作を、前記定電流値を順に減少させて繰り返し実行する多段定電流充電により、前記電池の充電を行う充電装置において、
前記電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
充電電流を検出する電流検出手段と、
前記電圧検出手段および前記電流検出手段により検出された電圧および充電電流に基づいて、前記電池の内部抵抗または基準状態電池の最大出力可能電力と前記電池の最大出力可能電力との比である出力劣化度合いを算出する劣化演算手段と、
前記劣化演算手段により算出された前記内部抵抗または前記出力劣化度合いに基づいて、前記内部抵抗または前記出力劣化度合いの大きな電池ほど小さな値となる充電終止電流値を算出する電流値演算手段と、
前記定電流値が前記電流値演算手段により算出された充電終止電流値以下となった場合に、前記定電流値に代えて前記充電終止電流値で前記定電流充電動作を行い、前記電池の電圧が前記所定電圧となった時点で前記多段定電流充電を終了する制御手段とを備えることを特徴とする充電装置。 - 請求項1に記載の充電装置において、
前記電池の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
前記電流値演算手段は、前記温度検出手段で検出された温度が所定温度より大きい場合には前記充電終止電流値を前記所定温度における充電終止電流値よりも大きく設定し、前記温度検出手段で検出された温度が所定温度より小さい場合には前記充電終止電流値を前記所定温度における充電終止電流値よりも小さく設定することを特徴とする充電装置。 - 電池の電圧が所定電圧に達するまで所定電流値で充電する第1の充電工程と、前記第1の充電工程の後に実行され、前記所定電流値よりも小さな定電流値で前記電池の電圧が前記所定電圧に達するまで充電する定電流充電動作を、前記定電流値を順に減少させて繰り返し実行して多段定電流充電を行う第2の充電工程とを有する充電方法において、
前記第2の充電工程における定電流値が、劣化度合いの大きな電池ほど小さく設定される充電終止電流値以下となった場合に、前記定電流値に代えて前記充電終止電流値で前記定電流充電動作を行い、前記電池の電圧が前記所定電圧となった時点で前記多段定電流充電を終了することを特徴とする充電方法。
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