JP3766010B2 - ロールスクリーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロールスクリーンに関し、特に、ロールスクリーンの両端部の任意の端部側において操作が可能となったロールスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のロールスクリーンとしては、特開平10−72987号公報や特開2000−240379公報に記載されたものが知られている。特開平10−72987号公報に記載されたものは、手動巻上げ、巻下げ式のロールスクリーンの操作部として、チェーンボックスと操作チェーンをロールスクリーン本体の両側又は両側及び中間に設ける構成を開示する。また、特開2000−240379公報に記載されたものも、巻取パイプの両側に操作部が設けられている。このように上記従来のロールスクリーンでは、ロールスクリーンの両端部に操作部が設けられているために、ユーザーは任意の端部側において操作ができるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、操作部を両端部に備えていると、部品点数が増加するだけでなく、全体的に嵩張り、見栄えもあまり良くない。
【0004】
また、実際の使用の態様として、2つの操作部を頻繁に切り替えて使うことはあまりなく、そのロールスクリーンの設置状況等に応じて操作部が固定的に決まってしまうことが多い。そのため、常時2つの操作部を備えていることは、余剰となる。その一方で、1つの操作部しか備えていないロールスクリーンでは、設置してしまった後で、操作部の位置を変えることはできない。
【0005】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、操作位置を簡単に切り替えることができ、その両端部の任意の端部側において操作が可能となったロールスクリーンを提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、一対のサイドプレートに巻取パイプの両端を回転可能に支持し、スクリーンの一端を巻取パイプに巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、
巻取パイプの両端部側に巻取パイプと一体的に回転可能となったホイールを設け、該両端部側に設けられたホイールのいずれか一方のホイールに操作コードを巻き掛けて、前記操作コードの端部同士を着脱可能に連結すると共に、前記各ホイールの外周側にホイールの外周の一部を覆うホイールカバーを配置し、該ホイールカバーを、前記ホイールに巻掛けられた操作コードがホイールから外れて移動できる程度の隙間がホイールとホイールカバーとの間で形成できるようにホイールの外径方向に移動調整可能に固定し、ホイールカバーをホイールの軸方向の移動を伴うことなくホイールの外径方向に移動して前記隙間を形成可能とすることを特徴とする。
【0007】
巻取パイプの両端部側に設けられたホイールのうちの操作コードが巻き掛けられた方のホイールが、ロールスクリーンの操作の際に使用される。ホイールカバーは、ホイールの外周の一部を覆って、操作コードがホイールから外れないように規制している。この使用するホイールを変えて、操作位置を切り替える場合には、まず、両方のホイールのそれぞれのホイールカバーを外径方向に移動調整して、ホイールカバーとホイールとの間に隙間を形成して、ホイールに巻き掛けられた操作コードがその隙間を通りホイールから外れて移動できるようにする。そして、連結された操作コードの端部同士を外して、操作コードの端部を自由にして、操作コードをホイールから引き抜く。次いで、操作コードの端部を、他方のホイールとホイールカバーとの間の隙間に挿入して、ホイールに巻き掛けて、操作コードの端部同士を再び連結する。最後に、各ホイールカバーの径方向位置を元の位置に戻す。
【0008】
こうして、簡単な作業で操作位置を簡単に切り替えることができるようになる。ホイールカバーは、その位置調整を行うだけであり、取り外す必要はないので、軽い操作力で作業を行うことができ、非力のユーザーであっても簡単に切り替え作業を行うことができる。
【0009】
また、ホイールカバーをホイールの回りで回動調整可能に固定することも可能である。この場合には、ホイールカバーを回動させて、操作コードの巻き掛けられていないホイールに対しては、ホイールを正面から覆うようにホイールカバーを配置するとよく、操作コードの巻き掛けられているホイールに対しては、操作コードがホイールから外れないように、ホイールの上方を覆うようにホイールカバーを配置するとよい。
【0010】
請求項2記載のものは、一対のサイドプレートに巻取パイプの両端を回転可能に支持し、スクリーンの一端を巻取パイプに巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、
巻取パイプの両端部側でサイドプレートを貫通する回転軸のどちらにでも一体回転可能に且つ着脱可能になったホイールを、サイドプレートの外側からいずれかの回転軸に連結し、該ホイールに操作コードを巻き掛けると共に、該ホイールの外周側にホイールの外周の少なくとも一部を覆うホイールカバーを配置し、該ホイールカバーをホイールと共にサイドプレートから離脱可能に固定し、ホイールが連結されない方の回転軸を覆い隠すシャフトカバーをサイドプレートの外側にサイドプレートから離脱可能に固定し、ホイール及びホイールカバーとシャフトカバーとを左右交換可能とすることを特徴とする。
【0011】
巻取パイプの一方の端部側に設けられたホイールとその外周側に配置されたホイールカバーとをサイドプレートから離脱させて、巻取パイプの他方の端部側へと移動して取り付ければ、操作位置を切り替えることができるようになる。ホイールとホイールカバーとがサイドプレートの外側に配置されるために、操作位置の切り替え作業が非常に簡単となり、非力のユーザーであっても簡単に切り替え作業を行うことができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、一対のサイドプレートに巻取パイプの両端を回転可能に支持し、スクリーンの一端を巻取パイプに巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、巻取パイプの両端部側に巻取パイプと一体的に回転可能となったホイールを設け、該両端部側に設けられたホイールのいずれか一方のホイールに操作コードを巻き掛けると共に、各ホイールを各サイドプレートの外側に配置し、該サイドプレートを貫通して前記巻取パイプに連結し、前記操作コードが巻き掛けられたホイールの外周側にホイールの外周の一部を覆うホイールカバーを配置し、操作コードが巻き掛けられていないホイールの外周側にホイールの外周のほぼ全体を覆うホイールカバーを配置し、それぞれのホイールカバーをサイドプレートから離脱可能に固定し、それぞれのホイールカバーを左右交換可能とし、操作コードの位置を左右変更可能とすることを特徴とする。
【0013】
巻取パイプの両端部側に設けられたホイールの外周側に配置されたホイールカバーをサイドプレートからそれぞれ離脱させて、操作コードを巻き掛けられていた一方のホイールから外して、他方のホイールに巻き掛け、再びホイールカバーを固定することにより、操作位置を切り替えることができるようになる。または、ホイールが巻取パイプに着脱可能に連結されている場合には、巻取パイプの両端部側に設けられたホイールとその外周側に配置されたホイールカバーとをサイドプレートからそれぞれ離脱させて、左右を入れ替えることにより、操作位置を切り替えることができるようになる。ホイールとホイールカバーとがサイドプレートの外側に配置されるために、操作位置の切り替え作業が非常に簡単となり、非力のユーザーであっても簡単に切り替え作業を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1から図12は本発明のロールスクリーンの第1の実施形態を表す図である。図において、ロールスクリーン10は、窓枠等に取り付けられるセットフレーム12の両端に取り付けられた一対のサイドプレート14を有しており、一対のサイドプレート14の間に巻取パイプ16が回転可能に支持されている。巻取パイプ16には、スクリーン18の一端が連結されており、巻取パイプ16に巻取り及び巻解き可能となっている。スクリーン18のそれぞれの下端には、ウエイトバー20が設けられている。
【0016】
巻取パイプ16には、その内部に巻取パイプ16に対して常時スクリーン巻取方向に回転させる力を加える巻取スプリングと、巻取パイプ16の回転を停止させる状態と回転を許容する状態に切り換えるストッパ装置26(図2参照)とが配設される。
【0017】
巻取パイプ16の両端部側には、図2に示したように、巻取パイプ16と一体的に回転可能となったホイール22、22が連結される。巻取パイプ16の両端部側に設けられたホイール22のうちのいずれか一方のホイール22には、操作コードであるボールチェーン24が巻き掛けられる。これらのホイール22及びボールチェーン24によって操作部が構成される。ボールチェーン24は、コード部24bに所定間隔毎にボール部24aが形成されたものからなり、ホイール22の外周面に形成された所定間隔毎に形成された複数の溝22aに、ホイール22に巻掛けられた対応するボールチェーン24のボール部24aが嵌め込まれている。そして、ホイール22から垂下されたボールチェーン24を下方へと引っ張ると、ホイール22が回転するようになっている。ボールチェーン24の端部同士はコネクタ25によって連結され、無端状にされる。
【0018】
前記ホイール22は、巻取パイプ16の端部内へと挿入されたストッパ装置26のストッパケース34と相対回転不能に連結され、よって巻取パイプ16とホイール22は一体的に回転するようになっている。
【0019】
上記ストッパ装置26は、公知となった任意の装置を使用することができるが、例えば図示した例では、ストッパ装置26は、ストッパ固定軸30と、溝付きドラム32と、ストッパケース34と、ストッパケースキャップ36と、クラッチスプリング38と、ボール40とを有している。このストッパ装置26の作用については公知であるため、その詳細説明を省略する。
【0020】
各ホイール22及び固定軸42の外周側には、ホイールカバー44が配置される。ホイールカバー44は、前記固定軸42とストッパ46とによって、ホイール22の回りで回動調整可能に且つホイール22の径方向に移動調整可能に取り付けられる。ホイールカバー44は、中央に前記固定軸42が貫通する長円形の開口44bが形成された薄板状の本体部44aと、該本体部44aの外周縁の一部から直交して突出し、ホイール22の外周の一部を覆うカバー部44cと、を備えている。前記ボールチェーン24が巻き掛けられたホイール22においては、そのカバー部44cがホイール22のほぼ上方に位置づけられて(第1の位置という)、ホイール22の上側に巻き掛けられたボールチェーン24が跳ね上がってホイール22から外れるのを主に防止している。また、ボールチェーン24が巻き掛けられていないホイール22においては、先のホイールカバー44に対してホイール22の外周の回りを約90度回転した位置にあって、そのカバー部44aがホイールの正面側に位置づけられて(第2の位置という)、ホイール22が正面から露出するのを主に防止している。
【0021】
前記ストッパ46は、ホイールカバー44を保持するためのものであって、その基端部46aがサイドプレート14に固定された固定軸42に軸着されており、その遊端部側の前記ホイールカバー44のサイドプレート14に対向する面には係止突部46bが形成されており、その遊端部は操作端46cとなっている。また、ストッパ46とサイドプレート14との間にはリターンバネ48が介挿されており、常時、ストッパ46の係止突部46bをホイールカバー44の方へ向かって付勢している。この係止突部46bは、前記ホイールカバー44の本体部44aのサイドプレート14に対向する面に形成された複数の係止凹部44d、44e、44fのいずれか1つに係止可能となっている。係止凹部44dは、図5及び図2に示すようにカバー部44cが第1の位置にあるときに、ストッパ46の係止突部46bが係止される位置にある。図3に示すように、ストッパ46を基端部46aを中心としてサイドプレート14の方へと揺動させると、係止突部46bと係止凹部44dとの係合が外れ、ホイールカバー44は調整可能となる。そして、ホイールカバー44を90度回転して、カバー部44cを第2の位置に移動させることができる(図6)。カバー部44cが第2の位置にあるときに、係止凹部44eは、ストッパ46の係止突部46bが係止される位置にある。尚、ホイールカバー44が巻取パイプ16の両端部側に設けられたホイール22にそれぞれ対応しなければならないため、係止凹部44eは、本体部44aで180度対向した位置にも形成されている。また、図5のカバー部44cの第1の位置から、ストッパ46とホイールカバー44との係止を解除して、ホイールカバー44を調整可能にしてから、カバー部44cをホイール22の外径方向に移動させると、カバー部44cをホイール22から少し離れた位置(第3の位置という)へと移動させることができる(図7)。このカバー部44cが第3の位置にあるときに、係止凹部44fは、ストッパ46の係止突部46bが係止される位置にある。
【0022】
また、以上の係止凹部44d、44e及び44fは、サイドプレート14が天井付けとなっている場合を想定して説明したが、サイドプレート14が正面付けとなっている場合に対応するようにさらに係止凹部44g、44hが本体部44aに形成されている。即ち、図8は、サイドプレート14が正面付けとなっている場合に、カバー部44cが第1の位置にあるとき、即ち、ホイール22の上方に位置するときに、ストッパ46の係止突部46bは、前記係止凹部44eに係止することを表している。この図8から、ストッパ46とホイールカバー44との係止を解除して、ホイールカバー44を調整可能にしてから、ホイールカバー44を90度回転して、カバー部44cを第2の位置に移動させることができる(図9)。カバー部44cが第2の位置にあるときに、係止凹部44gは、ストッパ46の係止突部46bが係止される位置にある。また、図8から、ストッパ46とホイールカバー44との係止を解除して、ホイールカバー44を調整可能にしてから、カバー部44cをホイール22の外径方向に移動させると、カバー部44cを第3の位置へと移動させることができる(図10)。このカバー部44cが第3の位置にあるときに、係止凹部44hは、ストッパ46の係止突部46bが係止される位置にある。尚、ホイールカバー44が巻取パイプ16の両端部側に設けられたホイール22にそれぞれ対応しなければならないため、係止凹部44hは、本体部44aで180度対向した位置にも形成されている。
【0023】
以上のように構成されるロールスクリーンにおいて、その作用を説明する。今、図12(a)に示すように、正面から見て左側のホイール22にボールチェーン24が巻掛けられているものとする。このとき、左側のホイール22を包囲するホイールカバー44のカバー部44cは、ボールチェーン24を押えるために、前記第1の位置に(図11(a))、また、右側のホイール22を包囲するホイールカバー44のカバー部44cは、ホイール22を隠すために、前記第2の位置にそれぞれ配置されている。これに対応して、左側のサイドプレート14に軸着されるストッパ46の係止突部46bは、ホイールカバー44の本体部44aの係止凹部44dに係止され、右側のサイドプレート14に軸着されるストッパ46の係止突部46bは、ホイールカバー44の本体部44aの係止凹部44eに係止されている。従って、ユーザーは、ロールスクリーン10の操作を行うときには、左側に行ってホイール22から垂下されたボールチェーン24を操作する。例えば、スクリーン18が停止している状態からスクリーン18を下降させたいときには、ボールチェーン24を下方へ引いて、ホイール22及び巻取パイプ16をスクリーン巻解き方向へと回転させる。こうして、スクリーン18が下降する。所望の高さでスクリーン18を停止させたいときには、ボールチェーン24の操作を止めると、ストッパ装置26の作用により巻取パイプ16の回転が阻止される。また、スクリーン18を上昇させたいときには、ボールチェーン24を少し下方へ引いて、ホイール22及び巻取パイプ16をスクリーン巻解き方向へと少し回転させると、ストッパ装置26が解除されて、巻取スプリングの蓄勢力によって、巻取パイプ16がスクリーン巻取方向へと回転して、スクリーン18は上昇する。
【0024】
以上のようにホイール22とボールチェーン24からなる操作部を操作してスクリーン18の昇降をさせることができ、また、スクリーン18の下端に設けられたウエイトバー20を持って操作しても同様にスクリーン18の昇降をさせることができるが、操作部が正面から見て左側ではなく右側にあった方が良い場合には、次の手順で操作部の位置の変更を行うことができる。
【0025】
即ち、まず、左側のサイドプレート14に軸着されたストッパ46の操作端46cを操作して、前述のように、左側のホイールカバー44の係止凹部44dとストッパ46の係止突起46bとの係止を解除して、ホイールカバー44を調整して、前記カバー部44cを第3の位置へと持っていき、ホイールカバー44の係止凹部44fとストッパ46の係止突起46bとを係止する。これにより、カバー部44cとホイール22の外周面との間に、ホイール22の溝22aに嵌め込まれていたボール部24aが溝22aから脱出できる程度の隙間が形成される(図11(b))。次に、コネクタ25によるボールチェーン24の端部同士の連結を解除した後、ボールチェーン24を引張り、ホイール22から引抜いていく。このとき、ホイール22とカバー部44cとの間には隙間が形成されているために、ボールチェーン24をスムーズにホイール22から引抜くことができる(図11(c)、図12(b))。また、右側のサイドプレート14に軸着されたストッパ46の操作端46cを操作して、前述のように、右側のホイールカバー44の係止凹部44eとストッパ46の係止突起46bとの係止を解除して、ホイールカバー44を調整して、前記カバー部44cを第3の位置へと持っていき、ホイールカバー44の係止凹部44fとストッパ46の係止突起46bとを係止する。これにより、カバー部44cとホイール22の外周面との間に、前述と同様の隙間が形成される。次に、ボールチェーン24の端部をこの隙間内に挿入して(図12(c))、ホイール22の上側に巻掛け、その端部をホイール22とホイールカバー44との間から脱出させる。このとき、スクリーン18を少し下方へと引いてストッパ装置26を解除して、スクリーン18を昇降させながら行うと、ホイール22が回転するのに伴ってボールチェーン24が移動するので、簡単にボールチェーン24の端部をホイール22の上側に巻掛けるようにすることもできる。そして、ボールチェーン24の端部同士をコネクタ25で連結した後、左側のホイールカバー44は、そのカバー部44cを第2の位置に、右側のホイールカバー44は、そのカバー部44cを第1の位置に移動して、操作は終了する(図12(d))。こうして、簡単な作業で操作位置を切り替えることができる。従って、ロールスクリーンの任意の端部において操作することができるようになる。
【0026】
図13は、本発明の他の実施形態を表す図である。この実施形態は、サイドプレート14’、14’の下部が内側に屈曲しており、ホイール22及びホイールカバー52がサイドプレート14’の外側に配置される点で、第1実施形態と大きく異なっている。巻取パイプ16と一体回転可能となった回転軸50、50がサイドプレート14’、14’を貫通して、外側へと延びており、ホイール22がこの一方の回転軸50に一体回転可能に且つ着脱可能に連結される。ホイール22には、操作コードであるボールチェーン24が巻き掛けられており、ホイール22の外周側には、ホイールカバー52が配置される。このホイールカバー52は、サイドプレート14’に対して着脱可能に固定され、薄板状の本体部52aと、該本体部52aの外周縁の一部から直交して突出し、ホイール22の外周の一部を覆うカバー部52cと、を備えている。カバー部52cは、前記ホイール22のほぼ上方に位置付けられた前記第1実施形態における第1の位置に存在している。ホイール22が配置されていない側のサイドプレート14’には、回転軸50を覆い隠すシャフトカバー54が配置される。このシャフトカバー54は、薄板状の本体部54aと、該本体部54aの外周縁の全周から直交して突出し、回転軸50のほぼ全体を覆うカバー部54cと、を備えている。
【0027】
この実施形態では、操作位置を切り替えるときには、ホイール22及びホイールカバー52とシャフトカバー54とをそっくり左右交換することで行う。即ち、一方のサイドプレート14’に配置されたホイール22及びホイールカバー52と他方のサイドプレート14’に配置されたホイールカバー54とをそれぞれサイドプレート14’から取り外して、交換する。
【0028】
このように作業は、サイドプレート14’の外側で行うために、簡単に操作位置を切り替えることができ、ロールスクリーンの任意の端部において操作することができるようになる。
【0029】
図14は、本発明のさらに他の実施形態を表す図である。この実施形態は、各サイドプレート14’、14’の外側に、左右のホイール22、22がサイドプレート14’、14’の外側にそれぞれ配置される点で、図13の実施形態と異なっている。巻取パイプ16と一体回転可能となった回転軸50、50がサイドプレート14’、14’を貫通して、外側へと延びており、ホイール22、22がこの回転軸50、50に一体回転可能に連結される。この場合、ホイール22は、着脱可能に回転軸50、50に連結されてもよく、または固定的に回転軸50に連結されていてもよい。両端部側に設けられたホイール22のうちのいずれか一方のホイール22にのみ操作コードであるボールチェーン24が巻き掛けられる。そして、このボールチェーン24が巻き掛けられたホイール22の外周側には、ホイールカバー52が配置される。このホイールカバー52は、サイドプレート14’に対して着脱可能に固定され、薄板状の本体部52aと、該本体部52aの外周縁の一部から直交して突出し、ホイール22の外周の一部を覆うカバー部52cと、を備えている。カバー部52cは、前記ホイール22のほぼ上方に位置付けられた前記第1実施形態における第1の位置に存在している。また、ボールチェーン24が巻き掛けられていないホイール22の外周側には、ホイールカバー56が配置される。このホイールカバー56は、サイドプレート14’に対して着脱可能に固定され、薄板状の本体部56aと、該本体部56aの外周縁の全周から直交して突出し、ホイール22の外周のほぼ全体を覆うカバー部56cと、を備えている。
【0030】
この実施形態では、操作位置を切り替えるときには、図14の(b)及び(c)に示すように、ホイールカバー52、56をそれぞれサイドプレート14’から取り外して、同時に操作コード24も巻き掛けられていたホイール22から外す。そして、操作コード24を他方のホイール22に巻き掛け、ホイールカバー52,56を左右交換した後、サイドプレート14’に再び取り付ける。
【0031】
また任意には、ホイール22が着脱可能に回転軸50に連結されている場合には、ホイールカバー52、56と対応するホイール22及び一方のホイール22に巻き掛けられた操作コード24とを、一体的にサイドプレート14’から外して、ホイール22及びホイールカバー52、56とをそっくり左右交換してもよい。即ち、一方のサイドプレート14’に配置されたホイール22及びホイールカバー52と他方のサイドプレート14’に配置されたホイール22及びホイールカバー56とをそれぞれサイドプレート14’から取り外して、交換し、ホイールカバー52,56を再びサイドプレート14’に取り付けるようにすることもできる。
【0032】
このように、作業はサイドプレート14’の外側で行うために、簡単に操作位置を切り替えることができ、ロールスクリーンの任意の端部において操作することができるようになる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明によれば、操作コードを一方のホイールから外して、他方のホイールに巻き掛けることが、簡単にできるので、操作位置を簡単に切り替えることができ、所望の端部側において、ロールスクリーンの操作が可能になる。常時、操作コードは、一端部側にしか配置されないので、嵩張ることもなく、見栄えを良好にすることができる。
【0034】
請求項2記載の本発明によれば、巻取パイプの一方の端部に配置されたホイールとホイールカバーが、サイドプレートの外側に取り付けられているために、これらを外して、交換すれば、操作位置を切り替えることができるようになる。よって、非常に簡単に切り替え作業を行うことができ、所望の端部側において、ロールスクリーンの操作が可能になる。常時、操作コードは、一端部側にしか配置されないので、嵩張ることもなく、見栄えを良好にすることができる。
【0035】
請求項3記載の発明によれば、巻取パイプの両端部に配置されたホイールとホイールカバーがサイドプレートの外側に取り付けられているために、ホイールとホイールカバーとを外して、操作コードを他方のホイールへと移動させれば、操作位置を切り替えることができるようになる。または、ホイール及びホイールカバーを外して、交換すれば、操作位置を切り替えることができるようになる。よって、非常に簡単に切り替え作業を行うことができ、所望の端部側において、ロールスクリーンの操作が可能になる。常時、操作コードは、一端部側にしか配置されないので、嵩張ることもなく、見栄えを良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるロールスクリーンの正面図である。
【図2】図1のロールスクリーンの巻取パイプの端部の拡大部分断面図であり、カバー部が第1の位置にある状態を示す。
【図3】図1のロールスクリーンの巻取パイプの端部の拡大部分断面図であり、ホイールカバーが調整可能な状態を表す。
【図4】図1のロールスクリーンの巻取パイプの端部の拡大部分断面図であり、カバー部が第3の位置にある状態を示す。
【図5】ホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり(ボールチェーンは省略している)、カバー部が第1の位置にある状態を表す。
【図6】ホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり、カバー部が第2の位置にある状態を表す。
【図7】ホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり(ボールチェーンは省略している)、カバー部が第3の位置にある状態を表す。
【図8】サイドプレートが正面付けとなった場合のホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり(ボールチェーンは省略している)、カバー部が第1の位置にある状態を表す。
【図9】サイドプレートが正面付けとなった場合のホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり、カバー部が第2の位置にある状態を表す。
【図10】サイドプレートが正面付けとなった場合のホイールとホイールカバーとの関係を表す図であり(ボールチェーンは省略している)、カバー部が第3の位置にある状態を表す。
【図11】ホイールとホイールカバーとボールチェーンとの関係を表す図であり、(a)はカバー部が第1の位置にあるとき、(b)はカバー部が第3の位置にあるとき、(c)はボールチェーンを移動させるときの状態をそれぞれ表す。
【図12】(a)〜(d)は操作位置を切り替えるときの手順を表す正面図である。
【図13】本発明の他の実施形態の操作位置を切り替えるときの手順を表す正面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態の操作位置を切り替えるときの手順を表す正面図である。
【符号の説明】
14,14’ サイドプレート
16 巻取パイプ
18 スクリーン
22 ホイール
24 ボールチェーン(操作コード)
44 ホイールカバー
52、56 ホイールカバー

Claims (3)

  1. 一対のサイドプレート(14,14)に巻取パイプ(16)の両端を回転可能に支持し、スクリーン(18)の一端を巻取パイプ(16)に巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、
    巻取パイプ(16)の両端部側に巻取パイプ(16)と一体的に回転可能となったホイール(22、22)を設け、該両端部側に設けられたホイール(22、22)のいずれか一方のホイール(22)に操作コード(24)を巻き掛けて、前記操作コード(24)の端部同士を着脱可能に連結すると共に、前記各ホイール(22)の外周側にホイール(22)の外周の一部を覆うホイールカバー(44)を配置し、該ホイールカバー(44)を、前記ホイール(22)に巻掛けられた操作コード(24)がホイール(22)から外れて移動できる程度の隙間がホイール(22)とホイールカバー(44)との間で形成できるようにホイール(22)の外径方向に移動調整可能に固定し、ホイールカバー(44)をホイール(22)の軸方向の移動を伴うことなくホイール(22)の外径方向に移動して前記隙間を形成可能とすることを特徴とするロールスクリーン。
  2. 一対のサイドプレート(14’,14’)に巻取パイプ(16)の両端を回転可能に支持し、スクリーン(18)の一端を巻取パイプ(16)に巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、
    巻取パイプ(16)の両端部側でサイドプレート(14’)を貫通する回転軸(50)のどちらにでも一体回転可能に且つ着脱可能になったホイール(22)を、サイドプレート(14’)の外側からいずれかの回転軸(50)に連結し、該ホイール(22)に操作コード(24)を巻き掛けると共に、該ホイール(22)の外周側にホイール(22)の外周の少なくとも一部を覆うホイールカバー(52)を配置し、該ホイールカバー(52)をホイール(22)と共にサイドプレート(14’)から離脱可能に固定し、ホイール(22)が連結されない方の回転軸(50)を覆い隠すシャフトカバー(54)をサイドプレート(14’)の外側にサイドプレート(14’)から離脱可能に固定し、ホイール(22)及びホイールカバー(52)とシャフトカバー(54)とを左右交換可能とすることを特徴とするロールスクリーン。
  3. 一対のサイドプレート(14’,14’)に巻取パイプ(16)の両端を回転可能に支持し、スクリーン(18)の一端を巻取パイプ(16)に巻取り及び巻解き可能に連結したロールスクリーンにおいて、
    巻取パイプ(16)の両端部側に巻取パイプ(16)と一体的に回転可能となったホイール(22,22)を設け、該両端部側に設けられたホイール(22、22)のいずれか一方のホイール(22)に操作コード(24)を巻き掛けると共に、各ホイール(22)を各サイドプレート(14’)の外側に配置し、該サイドプレート(14’)を貫通して前記巻取パイプ(16)に連結し、前記操作コード(24)が巻き掛けられたホイール(22)の外周側にホイール(22)の外周の一部を覆うホイールカバー(52)を配置し、操作コード(24)が巻き掛けられていないホイール(22)の外周側にホイール(22)の外周のほぼ全体を覆うホイールカバー(56)を配置し、それぞれのホイールカバー(52、56)をサイドプレート(14’)から離脱可能に固定し、それぞれのホイールカバー(52,56)を左右交換可能とし、操作コード(24)の位置を左右変更可能とすることを特徴とするロールスクリーン。
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