JP3765956B2 - 双方向リング切り替え方法及びその装置 - Google Patents

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    • H04J2203/0057Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04J2203/006Fault tolerance and recovery

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、双方向リング切り替え方法及びその装置に関し、4ファイバー構成の双方向リング切り替え方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
BLSR(Bidirectional Line Switched Ring:双方向リング切り替え)は、ライン上の1つのタイムスロットを複数のパスで利用し、他のサービススロットを予備として複数のパスで共有することで高い回線収容効率を実現できるリングネットワークシステムである。
【0003】
4 ファイバーBLSR構成においては、リング上の障害を救済するのに2 種類の方法がある。第1の方法は障害のあったノード間でショートパスを使ったスパンスイッチであり、第2の方法はロングパスを使ったリングスイッチである。スパンスイッチが実行できなかった場合は、ロングパスを使ったリングスイッチを実行することにより障害の救済を実現する。
【0004】
従来、SONET(Synchronous Optical Network) BLSR Equipment Generic CriteriaについてのBELCORE規格GR−1230−CORE Issue4,R6−151によって、重度のSF(Signal Fail)によるスパンスイッチ(すなわち、SF−S)や、軽度のSD(Signal Degrade)によるスパンスイッチ(すなわち、SD−S)を実行した際に、ある一定時間内に隣接ノードからショートパスで受信通知を受けなかった場合、SFやSDによるリングスイッチを実行することが決められている。
【0005】
図1にスパンスイッチの説明図を示す。同図中、ノードAにおいて、現用回線Wbaの障害を検出すると、ノードAのスパンスイッチSS2a及びノードBのスパンブリッジSB1bを現用回線Wbaから予備回線Pba側に切り替えると共に、ノードAのスパンブリッジSB2a及びノードBのスパンスイッチSS1bを現用回線Wabから予備回線Pab側に切り替えて、スパンスイッチ動作を実行する。
【0006】
図2にリングスイッチの説明図を示す。同図中、ノードAにおいて、現用回線Wbaと予備回線Pbaの障害を検出すると、ノードAのリングスイッチRS2a及びリングブリッジRB1aを切り替えてノードAから現用回線Wabへの出力を予備回線Pafに接続し、かつ予備回線Pfaからの入力をノードAの現用回線Wbaに接続すると共に、ノードBのリングスイッチRS1b及びリングブリッジSB2bを切り替えて予備回線Pcbからの入力をノードCの現用回線Wabからの入力に接続し、かつノードBから現用回線Wbaへの出力を予備回線Pbcに接続し、リングスイッチ動作を実行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、スパンスイッチが実行できずリングスイッチを実行した場合、その後スパンスイッチが実行できない状況が復旧した場合に、復旧したことを確認することができず、どの時点で復旧の確認をしたらよいか分からなかった。一度、リングスイッチを実行すると、救済した状態で安定しているためスパンスイッチを実行する必要がなく、常にスパンスイッチが実行できない状況の復旧を確認する必要はない。しかし、他のスパンでの障害の発生、復旧による切り替えを再び実行する場合は、スパンスイッチができない状況から復旧しているかどうかを確認する必要がある。従来は、そのような場合の確認動作は定義されてないため、障害救済が可能な場合でも救済できる装置とできない装置とが存在し、互換性の妨げになっているという問題があった。
【0008】
また、リングスイッチ実行中において、後発の高い優先順位の切り替え要求を実行することにより、SONETのラインオーバーヘッド内のAPS(オート・プロテクション・スイッチ)で、切り換えのプロトコルを送受信するK1,K2バイトの内容、つまりAPS情報が安定せず、切り替え動作を繰り返して安定せず、APSのアラームが発生するという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる双方向リング切り替え方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数ファイバー構成の双方向リング切り替え方式のリングを構成する自ノードで検出した障害を救済するためスパンスイッチを実行したが正常に実行されないとき、前記スパンスイッチをリングスイッチに変更して実行する双方向リング切り替え方法において、
他のノードで発生した、前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを前記自ノードの内部要求として保持する。
【0011】
このように、他のノードで発生した、リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを自ノードの内部要求として保持し、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したか否かを確認しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
前記優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が前記自ノードで受信されたとき、前記自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始する。
【0012】
このように、優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が自ノードで受信されたとき、自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始するため、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したかどうかを優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなった時点で確認することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
前記リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行する。
【0013】
このように、リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行し、リングスイッチとスパンスイッチの切り替えを行わないため、無駄な切り替え動作が頻発することを防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
前記自ノードに対し前記リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、前記自ノードを前記リングから切り離す。
【0014】
このように、リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、自ノードを前記リングから切り離し、リングブリッジ,リングスイッチを実行しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し前記受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信する。
【0015】
このように、優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
前記自ノードとその両側の隣接ノードそれぞれとの間でスパンスイッチを実行しようとした場合に、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、前記自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と前記一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較して前記スパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、前記両側の隣接ノードに要求する。
【0016】
このように、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較してスパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、両側の隣接ノードに要求するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、4ファイバー構成の双方向リング切り替え方式のリングを構成しており、障害を救済するためスパンスイッチを実行したが正常に実行されないとき、前記スパンスイッチをリングスイッチに変更して実行するノード装置において、
他のノードで発生した、前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを前記自ノードの内部要求として保持する保持手段を有する。
【0018】
このように、他のノードで発生した、リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを自ノードの内部要求として保持し、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したか否かを確認しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載のノード装置において、
前記優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が前記自ノードで受信されたとき、前記自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始する実行開始手段を有する。
【0019】
このように、優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が自ノードで受信されたとき、自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始するため、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したかどうかを優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなった時点で確認することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7記載のノード装置において、
前記リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行する手段を有する。
【0020】
このように、リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行し、リングスイッチとスパンスイッチの切り替えを行わないため、無駄な切り替え動作が頻発することを防止できる。
請求項10に記載の発明は、請求項7記載のノード装置において、
前記自ノードに対し前記リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、前記自ノードを前記リングから切り離す切離手段を有する。
【0021】
このように、リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、自ノードを前記リングから切り離し、リングブリッジ,リングスイッチを実行しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項7記載のノード装置において、
前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し前記受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信する要求通過手段を有する。
【0022】
このように、優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項7記載のノード装置において、
前記自ノードとその両側の隣接ノードそれぞれとの間でスパンスイッチを実行しようとした場合に、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、前記自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と前記一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較して前記スパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、前記両側の隣接ノードに要求する比較手段を有する。
【0023】
このように、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較してスパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、両側の隣接ノードに要求するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明方法を適用するリングネットワークの構成図である。同図中、6個のノードA,B,C,D,E,Fが実線の矢印及び破線の矢印で示す光ファイバーによってリング状に接続されている。矢印は情報の伝送方向を示しており、実線の矢印は現用回線を示し、破線の矢印は予備回線を示す。ここで、ノードAからノードBに至るパスは、ノードAから直接ノードBに至るショートパスと、ノードAからノードF,E,D,Cを順に経てノードBに至るロングパスとがある。
【0025】
図4は本発明のノードの一実施例のブロック図を示す。ここではノードAを例にとって説明する。図4において、障害検出部20は現用回線Wfa及び予備回線Pfaそれぞれの障害検出を行って、検出結果を切替制御部28に供給する。また、受信Kバイト読込部22は現用回線Wfa及び予備回線Pfaそれぞれで受信したタイムスロットからAPS情報を読み込んで、切替制御部28に供給する。障害のない通常時には、切替制御部28の制御により、リングスイッチRS1a、スパンスイッチSS1a、スパンブリッジSB2a、リングブリッジRB2aそれぞれは端子aの選択状態とされている。
【0026】
現用回線Wfaで受信したタイムスロットはリングスイッチRS1a、スパンスイッチSS1a、スパンブリッジSB2aそれぞれを通して送信Kバイト書込部24及びリングブリッジRB1aの端子bに供給され、予備回線Pfaで受信したタイムスロットはリングブリッジRB2aを通して送信Kバイト書込部24に供給されると共にスパンスイッチSS1a、スパンブリッジSB2a、リングスイッチRS2aの端子bに供給され、送信Kバイト書込部24で、切替制御部28から供給されるAPS情報を書き込まれて現用回線Wab及び予備回線Pabそれぞれに送出される。
【0027】
障害検出部30は現用回線Wba及び予備回線Pbaそれぞれの障害検出を行って、検出結果を切替制御部28に供給する。また、受信Kバイト読込部32は現用回線Wba及び予備回線Pbaそれぞれで受信したタイムスロットからAPS情報を読み込んで、切替制御部28に供給する。障害のない通常時には、切替制御部28の制御により、リングスイッチRS2a、スパンスイッチSS2a、スパンブリッジSB1a、リングブリッジRB1aそれぞれは端子aの選択状態とされている。
【0028】
現用回線Wfaで受信したタイムスロットはリングスイッチRS2a、スパンスイッチSS2a、スパンブリッジSB1aそれぞれを通して送信Kバイト書込部24及びリングブリッジRB2aの端子bに供給され、予備回線Pfaで受信したタイムスロットはリングブリッジRB1aを通して送信Kバイト書込部34に供給されると共にスパンスイッチSS2a、スパンブリッジSB1a、リングスイッチRS1aの端子bに供給され、送信Kバイト書込部34で、切替制御部28から供給されるAPS情報を書き込まれて現用回線Wab及び予備回線Pabそれぞれに送出される。
【0029】
スパンスイッチ実行時には、切替制御部28の制御によりスパンスイッチSS1a及びスパンブリッジSB1aが端子bの選択状態とされる。これにより、予備回線Pfaから受信したタイムスロットがスパンスイッチSS1a、スパンブリッジSB2aを通して現用回線Wabに送出され、現用回線Wbaから受信したタイムスロットがリングスイッチRS2a、スパンスイッチSS2a、スパンブリッジSB1a、リングブリッジRB1aを通して予備回線Pafに送出される。
【0030】
リングスイッチ実行時には、切替制御部28の制御によりリングスイッチRS2a及びリングブリッジRB1aが端子bの選択状態とされる。これにより、予備回線Pfaから受信したタイムスロットがリングスイッチRS2a、スパンスイッチSS2a、スパンブリッジSB1aを通して現用回線Wafに送出され、現用回線Wfaから受信したタイムスロットがリングスイッチRS1a、スパンスイッチSS1a、スパンブリッジSB2a、リングブリッジRB1aを通して予備回線Pafに送出される。
【0031】
なお、切り替え要求の優先度は高い順に、SFによるスパンスイッチ(SF−S),SFによるリングスイッチ(SF−R),SDによるスパンスイッチ(SD−S),SDによるリングスイッチ(SD−R)である。
図5はノードA,B間障害時の第1実施例の動作シーケンスを示し、図6(A),(B)はそのAPS情報の一覧を示す。
【0032】
初期状態として、リング上に何も障害がないものとする。このときのAPS情報を図6(A)に示す。図6(A),(B)において、第1欄は情報を特定する記号を示す。第2欄のK1バイト第1〜4ビットは切り替え要求を示すが、「NR」は要求なしを示している。第3欄のK1バイト第5〜8ビットは送信先を示す。第4欄のK2バイト第1〜4ビットは送信元を示す。第5欄のK2バイト第5ビットは値0でショートスパン、値1でロングスパンを示す。第6欄のK2バイト第6〜8ビットは送信元のステータスを示す。
【0033】
この後、図3にX印で示すノードB,A間の現用回線Wbaに重度の障害が発生し、図5に示す時刻T1でノードAはノードBからの現用回線にSF(Signal Fail)を検出すると、ノードAはノードBに対してSFによるスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報a3,a4(図6(B)に示す)を隣接するノードB,Fそれぞれに送信する。これに対し、ノードBは図6(B)に示す「NR」のAPS情報b2を返送してノードAが受信するAPS情報には変化がない。つまり、ノードAはノードBからスパンスイッチに対する応答(RR−R)や、別の切り替え要求を受信しない。このスパンスイッチに対する応答がないのは、ノードB,A間の予備回線Pbaに障害があるためであったり、ノードBの内部状態でスパンスイッチができないため等の理由による。
【0034】
その後、状況に変化がなくノードAがSF−Sを送信したのち一定時間経過して時刻T2となる。これにより、ノードAはノードBとのスパンスイッチ(SF−S)が実行不可能であると判断し、図6(B)に示すAPS情報a5,a6を送信してSFによるリングスイッチ(SF−R)を実行する。ここは通常の切り替えシーケンスで、APS情報a6の要求はノードF,E,D,Cそれぞれを通過(パス・スルー)されてノードBに到達する。
【0035】
ノードBでは、このAPS情報a6を受信するとリングブリッジ、リングスイッチを実行し、ノードBからノードAに向けての現用回線WbaをノードBからノードCに向けての予備回線Pbcに切り替え接続する。そして、ノードAに対して図6(B)に示す応答のAPS情報b5,b6を送信する。また、ノードAではノードBから応答のAPS情報b5をノードFを介したロングスパンで受信すると、リングブリッジ、リングスイッチを実行し、その応答のAPS情報a7,a8を送信する。ここまでは、規格GR−1230−CORE Issue4に記述されている通常の動作である。
【0036】
図7は、ノードA,B間障害時のノードAの実行する処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS10でノードAはノードBからの現用回線にSFを検出されたか否かを判別し、SFを検出するとステップS12に進み、ノードAはノードBに対してSFによるスパンスイッチ(SF−S)を要求する。次に、ステップS14でノードBから応答がないまま一定時間経過したか否かを判別し、一定時間経過するとステップS16に進む。ステップS16でノードAはノードBに対してSFによるリングスイッチ(SF−R)を要求し、ステップS18においてノードA,B間でリングスイッチを実現する。
【0037】
次に、この状態から、図8にX印で示すノードC,D間の現用回線Wcdに重度の障害が発生した場合について説明する。図9はノードC,D間障害時の第2実施例の動作シーケンスを示し、図10(A),(B)はそのAPS情報の一覧を示す。
図9に示す時刻T3でノードDはノードCからの現用回線にSFを検出すると、ノードDはノードCに対してSFによるスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報d3,d4(図10(A)に示す)を隣接するノードC,Eそれぞれに送信する。これに対し、ノードCはスパンフリッジを実行し、図10(A)に示す応答RR−SのAPS情報c3,SFによるスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報c4を送信する。
【0038】
更にノードDはAPS情報c3を受信すると、スパンブリッジ、スパンスイッチを実行し、図10(A)に示すSFによるスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報d5,d6を送信する。ノードCは、スパンスイッチ(SF−S)のAPS情報d6を受信するとスパンスイッチを実行し、図10(A)に示す応答RR−SのAPS情報c5,SFによるスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報c6を送信する。
【0039】
また、リングスイッチ(SF−R)を実行していたノードAでは、ノードDからノードCへのロングパスによるSF−S要求のAPS情報d3(またはc4)を受信すると、SF−RはSF−Sよりも優先順位が低いためリングブリッジ、リングスイッチを解除する。そして、ノードAは受信したSF−S要求のAPS情報d3(またはc4)を通過(パススルー)させる。但し、ノードAの内部要求としてはSF−Rを保持する。同様に、ノードBもノードCからノードDへのロングパスによるSF−S要求のAPS情報c4(またはd3)を受信すると、リングブリッジ、リングスイッチを解除する。
【0040】
図9に示す時刻T4でノードDはノードCからの現用回線にSFを検出しなくなって待機状態WTRになると、ノードDはノードCに対して待機WTRのAPS情報d7,d8(図10(A)に示す)を隣接するノードC,Eそれぞれに送信する。ノードCはAPS情報d8を受信し、図10(B)に示す応答RR−SのAPS情報c7,待機状態WTRのAPS情報c8を送信してノードDに伝達する。ノードBからの現用回線がSFであることを検出をしているノードAは、ノードDからノードCに対する待機WTRのAPS情報d7を受信し、自ノードの要求が実行できる状況を確認してスパンスイッチ(SF−S)を実行する。なお、ノードAの内部に保持されている要求はSF−Rであるが、他での障害が復旧したため現状で実行可能なスパンスイッチ(SF−S)から再開する。そして、図10(B)に示すスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報a9,a10を送信する。これに対し、ノードBは図10(B)に示す要求なしNRのAPS情報b7,b8をノードC,Aに送信する。
【0041】
図11は、ノードA,B間のリングスイッチ実行中におけるノードC,D間障害時のノードAの実行する処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS20でノードAは、自ノードが実行しているリングスイッチ(SF−R)の要求より優先度の高い他ノードに対する要求のAPS情報(例えばノードCからノードDに対するSF−S等)を受信したか否かを判別する。上記要求のAPS情報を受信した場合にはステップS22でリングスイッチ(SF−R)を解除し、ステップS24で受信した要求のAPS情報を通過(パススルー)させる。但し、ステップS22では自ノードがリングスイッチ(SF−R)を実行していたことを保持しておく。
【0042】
その後、ステップS26で、先にリングスイッチ(SF−R)を解除する原因となった要求(例えばノードCからノードDに対するSF−S等)を解除するためのAPS情報(ノードDからノードCに対する待機WTR等)を受信したか否かを判別し、これを受信した場合には自ノードがリングスイッチ(SF−R)を実行していたことを保持していたにも拘わらず、ステップS28に進んでノードA,B間が重度のSFがあるという状況に対応して、SFによるスパンスイッチ(SF−S)を実行する。
【0043】
このように、他のノードで発生した、リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを自ノードの内部要求として保持し、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したか否かを確認しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
また、優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が自ノードで受信されたとき、自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始するため、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したかどうかを優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなった時点で確認することができより、多くの障害救済を可能にすることができる。
【0044】
また、優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
図12はノードA,B間障害時の第3実施例の動作シーケンスを示し、図13はそのAPS情報の一覧を示す。この実施例はノードAの現用回線Wbaの検出アラームレベルが重度のSFから軽度のSDに変化した場合を示している。
【0045】
ノードAがスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報a9,a10を送信して一定時間が経過して図12に示す時刻T5になり、この一定時間が経過するまでにノードBからSF−Sに対する応答RR−SのAPS情報、あるいは別のスパンスイッチ要求を受信しない場合、図5に示す時刻T2になった時と同様の動作でリングスイッチを実行する。
【0046】
即ち、ノードAはノードBとのスパンスイッチ(SF−S)が実行不可能であると判断し、図6(B)に示すAPS情報a5,a6を送信してSFによるリングスイッチ(SF−R)を実行する。ここは通常の切り替えシーケンスで、APS情報a6の要求はノードF,E,D,Cそれぞれを通過(パス・スルー)されてノードBに到達する。
【0047】
ノードBでは、このAPS情報a6を受信するとリングブリッジ、リングスイッチを実行し、ノードCからノードBに向けての現用回線WcbをノードBからノードCに向けての予備回線Pbcに切り替え接続する。そして、ノードAに対して図6(B)に示す応答のAPS情報b5,b6を送信する。また、ノードAではノードBから応答のAPS情報b5をノードFを介したロングスパンで受信すると、リングブリッジ、リングスイッチを実行し、その応答のAPS情報a7,a8を送信する。
【0048】
この後、時刻T6において、ノードAにおけるノードBからの現用回線Wbaの検出アラームレベルが重度のSFから軽度のSDに変化したとき、ノードAは実行中のリングスイッチを継続し、切り替え要求をSD−Rに変更して、図13に示す切り替え要求のAPS情報a11,a12を送信してSDによるリングスイッチ(SD−R)を送信する。ノードBは、ノードAからのAPS情報a11を受信するとSDによるリングスイッチ(SD−R)を実行し、図13に示す切り替え要求b9,応答RR−SのAPS情報b10をそれぞれノードC,Aに送信する。
【0049】
図14は、ノードA,B間でリングスイッチ実行時に検出アラームが変化した場合にノードAが実行する処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS30でノードAはノードBからの現用回線Wbaの検出アラームレベルが重度のSFから軽度のSDに変化したことを検出すると、ステップS32でノードAはリングスイッチを継続し、ステップS34でノードAはリングスイッチ(SD−R)のAPS情報a11,a12をノードB,Fに送信し、ステップS36でノードBから応答RR−SのAPS情報b10を受信して、ノードA,B間のSD−Rによるリングスイッチを実行する。
【0050】
このように、リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行し、リングスイッチとスパンスイッチの切り替えを行わないため、無駄な切り替え動作が頻発することを防止できる。
次に、図3に示すノードA,B間の現用回線Wbaに重度の障害がある状態から、図15にX印で示すノードA,F間の現用回線Wafと予備回線Pafに重度の障害が発生した場合について説明する。図16はノードA,F間障害時の第4実施例の動作シーケンスを示し、図17はそのAPS情報の一覧を示す。
【0051】
なお、図16における時刻T5からT7間での処理は図12において時刻T5からT6間での処理と同一であり、このときのAPS情報の一覧は図6(A),(B)と同一である。
図16に示す時刻T7になり、ノードFはノードAからの現用回線Wafと予備回線Pafに重度の障害SFを検出する。これによりノードFはリングブリッジ、リングスイッチを実行し、図17に示すリングスイッチ(SF−R)のAPS情報f3,f4を送信する。ノードAはリングスイッチ(SF−R)のAPS情報f3を受信すると、リングブリッジ、リングスイッチを解除し、アイソレート状態に変化する。そして、ノードAはリングスイッチ(SF−R)のAPS情報a11,a12それぞれをノードB,Fに送信する。
【0052】
図18は、ノードA,B間でリングスイッチ実行時にノードA,F間の障害発生によりノードAが実行する処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS40でノードAはノードFからリングスイッチ(SF−R)のAPS情報f3を受信する。これにより、ステップS42でノードAはリングブリッジ、リングスイッチを解除し、ステップS44でアイソレート状態となる。
【0053】
次に、図19にX印で示すノードA,B間の現用回線Wbaに重度の障害が発生し、その後ノードA,F間の現用回線Wafに重度の障害が発生した場合について説明する。図20はノードA,F間障害時の第5実施例の動作シーケンスを示し、図21はそのAPS情報の一覧を示す。
図20に示す時刻T8にノードAはノードBからの現用回線Wbaにおいて重度の障害SFを検出し、ノードAはスパンスイッチ(SF−S)を実行し、図6(B)に示すスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報a3,a4を隣接ノードB,Fに送信する。しかし、ノードAはノードBからの図6(B)に示す「NR」のAPS情報b2を受信し、スパンスイッチ(SF−S)に対する受信の応答を得ない。
【0054】
その後、時刻T9になり、ノードFにおいてノードAからの現用回線Wafにおいて重度の障害SFを検出し、スパンスイッチ(SF−S)を実行し、図21に示すスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報f5,f6を隣接ノードA,Eに送信する。ノードAは、APS情報f5を受信するとスパンブリッジを実行し、スパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報a13,スパンスイッチ(SF−S)応答のAPS情報a14をノードB,Fに送信する。ノードFはノードAからのスパンスイッチ(SF−S)応答のAPS情報a14を受信することにより、スパンブリッジ、スパンスイッチを実行して図21に示すスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報f7,f8を隣接ノードA,Eに送信する。
【0055】
さらに、時刻T10になり、ノードAはノードBとの間で実行しようとしていたスパンスイッチが実行できないことがわかり、リングスイッチ(SF−R)を実行しようとする。しかし、ノードFから優先順位の高いスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報f7を受信していることにより、ノードAはノードF側のスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報a15,スパンスイッチ(SF−S)応答のAPS情報a16をノードB,Fに送信する。
【0056】
図22は、ノードA,B間でリングスイッチ実行時にノードA,F間の障害発生によりノードAが実行する処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS50でノードAはノードFからスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報f5を受信する。これにより、ステップS52でノードAはスパンブリッジを実行し、ステップS54でスパンスイッチ(SF−S)のAPS情報a13,応答のAPS情報a14をノードB,Fに送信する。
【0057】
次に、ステップS56でノードBよりスパンスイッチに対する応答がないまま一定時間経過したか否かを判別し、一定時間経過した場合ステップS58に進む。ステップS58ではノードAが実行しようとするリングスイッチ(SF−R)より優先順位の高いスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報f7をノードFから受信しているため、ノードAはノードF側のスパンスイッチ(SF−S)要求のAPS情報a15,スパンスイッチ(SF−S)応答のAPS情報a16をノードB,Fに送信する。
【0058】
このように、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較してスパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、両側の隣接ノードに要求するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0059】
なお、ステップS22が請求項記載の保持手段に対応し、ステップS28が実行開始手段に対応し、ステップS32〜S36がリングスイッチを実行する手段に対応し、ステップS42,S44が切離手段に対応し、ステップS24が要求通過手段に対応し、ステップS58が比較手段に対応する。
【0060】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明は、他のノードで発生した、リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを自ノードの内部要求として保持し、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したか否かを確認しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0061】
請求項2に記載の発明は、優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が自ノードで受信されたとき、自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始するため、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したかどうかを優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなった時点で確認することができる。
【0062】
請求項3に記載の発明は、リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行し、リングスイッチとスパンスイッチの切り替えを行わないため、無駄な切り替え動作が頻発することを防止できる。
請求項4に記載の発明は、リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、自ノードを前記リングから切り離し、リングブリッジ,リングスイッチを実行しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0063】
請求項5に記載の発明は、優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項6に記載の発明は、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較してスパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、両側の隣接ノードに要求するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0064】
請求項7に記載の発明は、他のノードで発生した、リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを自ノードの内部要求として保持し、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したか否かを確認しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0065】
請求項8に記載の発明は、優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が自ノードで受信されたとき、自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始するため、スパンスイッチを実行できない状況が復旧したかどうかを優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなった時点で確認することができる。
【0066】
請求項9に記載の発明は、リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行し、リングスイッチとスパンスイッチの切り替えを行わないため、無駄な切り替え動作が頻発することを防止できる。
請求項10に記載の発明は、リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、自ノードを前記リングから切り離し、リングブリッジ,リングスイッチを実行しないため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【0067】
請求項11に記載の発明は、優先度の高いスパンスイッチ要求が自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
請求項12に記載の発明は、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較してスパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、両側の隣接ノードに要求するため、APS情報や切り替え動作状態を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパンスイッチの説明図である。
【図2】リングスイッチの説明図である。
【図3】本発明方法を適用するリングネットワークの構成図である。
【図4】本発明のノードの一実施例のブロック図である。
【図5】ノードA,B間障害時の第1実施例の動作シーケンスである。
【図6】ノードA,B間障害時の第1実施例のAPS情報の一覧を示す図である。
【図7】ノードA,B間障害時のノードAの実行する処理のフローチャートである。
【図8】本発明方法を適用するリングネットワークの構成図である。
【図9】ノードC,D間障害時の第2実施例の動作シーケンスである。
【図10】ノードC,D間障害時の第2実施例のAPS情報の一覧を示す図である。
【図11】ノードA,B間のリングスイッチ実行中におけるノードC,D間障害時のノードAの実行する処理のフローチャートである。
【図12】ノードA,B間障害時の第3実施例の動作シーケンスである。
【図13】ノードA,B間障害時の第3実施例のAPS情報の一覧を示す図である。
【図14】ノードA,B間でリングスイッチ実行時に検出アラームが変化した場合にノードAが実行する処理のフローチャートである。
【図15】本発明方法を適用するリングネットワークの構成図である。
【図16】ノードA,F間障害時の第4実施例の動作シーケンスである。
【図17】ノードA,F間障害時の第4実施例のAPS情報の一覧を示す図である。
【図18】ノードA,B間でリングスイッチ実行時にノードA,F間の障害発生によりノードAが実行する処理のフローチャートである。
【図19】本発明方法を適用するリングネットワークの構成図である。
【図20】ノードA,F間障害時の第5実施例の動作シーケンスである。
【図21】ノードA,F間障害時の第5実施例のAPS情報の一覧を示す図である。
【図22】ノードA,B間でリングスイッチ実行時にノードA,F間の障害発生によりノードAが実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
A,B,C,D,E,F ノード
Pab,Pba,Pfa 予備回線
Wab,Wba,Wfa 現用回線

Claims (12)

  1. 複数ファイバー構成の双方向リング切り替え方式のリングを構成する自ノードで検出した障害を救済するためスパンスイッチを実行したが正常に実行されないとき、前記スパンスイッチをリングスイッチに変更して実行する双方向リング切り替え方法において、
    他のノードで発生した、前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを前記自ノードの内部要求として保持する
    ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  2. 請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
    前記優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が前記自ノードで受信されたとき、前記自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始する
    ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  3. 請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
    前記リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行する
    ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  4. 請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
    前記自ノードに対し前記リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、前記自ノードを前記リングから切り離す
    ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  5. 請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
    前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し前記受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信する
    ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  6. 請求項1記載の双方向リング切り替え方法において、
    前記自ノードとその両側の隣接ノードそれぞれとの間でスパンスイッチを実行しようとした場合に、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、前記自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と前記一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較して前記スパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、前記両側の隣接ノードに要求する ことを特徴とする双方向リング切り替え方法。
  7. 4ファイバー構成の双方向リング切り替え方式のリングを構成しており、障害を救済するためスパンスイッチを実行したが正常に実行されないとき、前記スパンスイッチをリングスイッチに変更して実行するノード装置において、
    他のノードで発生した、前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、それまで実行していたリングスイッチを前記自ノードの内部要求として保持する保持手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  8. 請求項7記載のノード装置において、
    前記優先度の高いスパンスイッチ要求がなくなったことを示す情報が前記自ノードで受信されたとき、前記自ノードの障害を救済するためのスパンスイッチから実行開始する実行開始手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  9. 請求項7記載のノード装置において、
    前記リングスイッチの実行中に、自ノードで検出される障害アラームレベルが変化したとき、前記障害アラームレベルに応じたリングスイッチを実行する手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  10. 請求項7記載のノード装置において、
    前記自ノードに対し前記リングスイッチを実行した側とは逆側に隣接するノードからリングスイッチ要求を受信したとき、前記自ノードを前記リングから切り離す切離手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  11. 請求項7記載のノード装置において、
    前記リングスイッチより優先度の高いスパンスイッチ要求が前記自ノードで受信されたとき、自ノードのリングブリッジ、リングスイッチ動作を解除し前記受信したスパンスイッチ要求を自ノード内を通過させ隣接ノードに送信する要求通過手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  12. 請求項7記載のノード装置において、
    前記自ノードとその両側の隣接ノードそれぞれとの間でスパンスイッチを実行しようとした場合に、一方の隣接ノードとの間のスパンスイッチを実行できずリングスイッチに変更したとき、前記自ノードで他方のノードのスパンスイッチ要求と前記一方のノードのリングスイッチ要求との優先度を比較して前記スパンスイッチの実行かリングスイッチの実行かを決定し、前記両側の隣接ノードに要求する比較手段を
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