JP4485278B2 - 光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光伝送装置から構成される光伝送システムに関する。
近年、光伝送装置において、光伝送の大容量化のため、いくつかの基本光伝送装置を組み合わせて動作する光伝送システムが構築されている。また、このような複数の光伝送装置(シェルフ(Shelf)とも呼ぶ)を組み合わせて構築された光伝送システムにおいて、各光伝送装置に対して光伝送装置管理用のログインIDなどを持たせ、それらを光伝送装置毎に管理するとすればシステム運用が煩雑になる。そこで、複数の光伝送装置からなる光伝送システムを1つの装置として管理し、ネットワーク資産の削減を図り、より簡易な運用を可能とするシステムが強く望まれている。
図14は、従来技術としての、基本光伝送装置1台で構成された光伝送システム(「従
来装置」という)における機能構成を示す図である。図14に示すように、従来装置は、
光信号の伝送路上に配置されている。従来装置は、光信号を他装置から受信したり、他装置へ送信したりするための複数の光インタフェースユニット(INF)15と、各光インタフェースユニット15で受信される信号を多重/分離し、信号の宛先に応じたインタフェースユニット15に出力する多重/分離部(マルチプレクサ/デマルチプレクサ部、以下
、「MUX/DMUX部」と表記する)12,13とを備え、各MUX/DMUX部12
,13は、入力される信号をその宛先に応じた出方路に接続する信号接続変換部(クロス
コネクト)12aを備えている。
このように、MUX/DMUX部を夫々含む二つの通信ユニット(Unit)が光伝送装置内に設けられている。二つのMUX/DMUX部12,13のうちの一方は、現用系(
ワーキングライン(WK))の装置として使用され、他方は、現用系の故障時に使用される
予備系(プロテクションライン(PT))の装置として使用される。これにより信号の伝送路が冗長化されている。光伝送装置の状態は状態監視部により監視され、現用系/予備系間の切替は切替管理部によって行われる。
基本光伝送装置1台に対して接続可能なスロット数、すなわち、1台の基本光伝送装置に実装できる光インタフェースユニット15の数には制限がある。よって、大容量化伝送を実現する為には基本光伝送装置を複数台接続した光伝送システムを構築しなければならない。このような構成を実現する為には信号接続に関し、複数台接続している光伝送装置間で連携する必要がある。そこで、光インタフェースユニット15の1部を使用し、光伝送装置間の信号の受け渡しを実施する事により、信号接続に関し光伝送装置間の連携を取ることが考えられる。
しかしながら、各光伝送装置を接続する為にインタフェースユニットの容量を使用すると、結果として、装置としての伝送許容量は他光伝送装置との接続容量分減ることになる。さらには、信号接続変換部が各光伝送装置に存在する事により、複雑な信号接続管理が必要となっていた。
そこで、複数の光伝送装置が接続される構成において、図15で示すような機能構成が考えられる。図15は、複数の光伝送装置を接続した構成における機能構成を示す図である。この構成では、複数の光伝送装置の1つが主装置(MAIN Shelf)11とな
り、他の光伝送装置を従属装置(Tributary(TRIB) Shelf)21に
なるように分類される。信号接続変換部12aが主装置に搭載された現用及び予備系の各
マルチプレクサ/デマルチプレクサ12,13のみに設けられている。
これにより、複雑な信号接続変換に関する管理を主装置に集中させることが可能となる。そして、各光伝送装置に設けられた現用及び予備系のMUX/DMUX部12、13に光伝送装置間接続機能を設け、これにより光伝送装置間をまたぐ信号接続変換を可能とし、さらに、各光伝送装置の状態監視部17a、27a間、切替管理部171b、271b間で互いに情報をやりとりすることも可能としている。
このような構成では、各光伝送装置における現用系/予備系の切替状態(選択状態)を同じにする必要がある。すなわち、主装置にて現用系のMUX/DMUX部12をアクティブとした場合には、従属装置でも同様に現用系のMUX/DMUX部12がアクティブとされる。逆に、主装置にて予備系のMUX/DMUX部13が使用される場合には、従属装置でも予備系のMUX/DMUX部13が使用される。このようにしなければ、主装置と従属装置との間に信号の位相差が発生してしまい信号断となってしまう。このため、MUX/DMUX部12,13を含む通信ユニットの切替動作は、光伝送装置間で同期して実施されなければならない。
通常、MUX/DMUX部を含む通信ユニットの切替は、通信ユニット自身の故障/ユニット抜け/電源障害などのユニット系の障害により制御される。しかし、図15で示すような機能構成では、MUX/DMUX部12、13が光伝送装置間の信号を受け渡しするための光回線を扱っているため、この光回線の障害もユニット切替の要因としなければならない。
各光伝送装置間を接続する信号は大容量を実現する為に100ギガ程度の信号容量が必要となる。この為、多数の光ファイバを使用し接続が行われる。このため、光回線の障害もユニット切替の要因とするためには、それぞれの回線の回線障害状態を各光伝送装置で収集し、システム全体としてそれら障害情報をまとめ、これらの膨大な障害情報から、なるべく多くの回線が救えるユニット切替状態を判断し、ユニット切替を短時間で実施しなければならない。
しかしながら、膨大な障害パターンを管理し各障害発生状態に見合った切替状態を決定する為には、複雑な判定を実施する必要があり、切替を実施する為の判定に多くの時間が必要となる。その結果として、単一障害で50ms、複数障害で100ms以内という切替の標準規定を確保できなくなる場合が発生する。また、それら膨大な障害パターンについて全ケースを試験するためには膨大は試験パターンを実施しなければならず、多くの時間を使用して品質を保証しなければならなくなる。また、それら膨大な障害パターンが存在する事により、全障害パターンに対応する試験パターンを網羅しているか否かの判断は難しく、試験範囲を確定するのも難しい。これにより、当該光伝送システムの品質を確保するのは難しいものとなる。
なお、本願発明に係る先行技術文献としては、以下の文献に開示されたものがある。
特開平07−240732号公報 特開2003−304274号公報 特許第03432958号 特許第02570016号
本発明の目的の一つは、現用系と予備系との間の切替の判定を簡易化し、短時間での適正な切替を実現することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、1つの主装置と複数の従属装置とからなる複数の光伝送装置を有する光伝送システムであって、各光伝送装置は、信号の送受信を制御する複数のインタフェース部と、各インタフェース部で送受信される信号の多重/分離処理をそれぞれ行う現用系及び予備系の各多重/分離部とを有し、各従属装置の現用系の多重/分離部は、主装置の現用系の多重/分離部に複数の光回線を介して接続され、各従属装置の予備系の多重/分離部は、主装置の予備系の多重/分離部に複数の光回線を介して接続され、前記主装置の現用系及び予備系の各多重/分離部は、主装置及び各従属装置に入力される信号の出力先をその信号の宛先に応じて切り替える切り替え部を有し、前記各従属装置は、前記複数の光回線のうち前記主装置から信号を受信するための1以上の光回線の障害状態を示す障害情報を現用系及び予備系の夫々について収集する従属装置側障害情報収集部と、収集された前記現用系及び予備系の障害情報を前記主装置へ送信する送信部と、前記主装置から受信する現用系と予備系との間の切り替え指示に応じた現用系と予備系の切り替え制御を行う従属装置側現用/予備系切り替え制御部とを有し、前記主装置は、自装置と各従属装置とを結ぶ前記複数の光回線のうち、各従属装置から信号を受信するための光回線の障害状態を示す障害情報を、現用系及び予備系毎に、且つ従属装置毎に収集する主装置側障害情報収集部と、前記従属装置の夫々から前記従属装置側障害情報収集部により収集された前記現用系及び予備系の障害情報を受信する受信部と、前記主装置側障害情報収集部により収集された障害情報と前記従属装置側障害情報収集部により収集された障害情報とが、現用系及び予備系毎に、且つ従属装置毎に集約された集約障害情報を作成する集約部と、集約障害情報に対応するポイント情報を格納した記憶部と、集約障害情報を前記記憶部に格納されたポイント情報に変換する変換部と、変換されたポイント情報を現用系と予備系について集計する集計部と、集計されたポイント情報を比較して現用系と予備系のいずれを選択するかを決定する決定部と、前記決定部の決定結果に応じて、主装置に対する現用系と予備系との間の切り替え制御を行うとともに、主装置に対する切り替えと同様の切り替え指示を、各従属装置に通知する主装置側現用/予備系切り替え制御部とを有する光伝送システムについてのものである。
本発明では、当該システムを構成する複数の光伝送装置毎に現用系及び予備系の二つの多重/分離部が用意され、システム全体で現用系と予備系との一方が選択されるように、各光伝送装置間で同期をとって現用系と予備系との間の切り替えが行われる。
このような現用系と予備系との間の切り替えを決定するために、各従属装置は、主装置とを繋ぐ複数の光回線のうち主装置から信号を受信するための1以上の光回線の障害情報を現用系及び予備系の夫々について収集し、主装置へ送信する。
主装置は、自装置と各従属装置とを結ぶ前記複数の光回線のうち、各従属装置から主装置へ信号を伝送するための光回線の障害情報を現用系及び予備系の夫々について収集し、この情報と各従属装置から送信されてくる障害情報を従属装置毎に集約する。そして、主装置は、集約した障害情報をそれぞれポイント情報に変換し、現用系と予備系との夫々について集計する。そして、主装置は、集計したポイント情報を比較し、現用系と予備系のいずれを選択するかを決定し、その結果に応じて主装置及び各従属装置の現用系と予備系との間の切り替えを行う。
従って、本発明によれば、現用系と予備系との間の切り替えを行うべき状態をポイント情報として集約することにより、切り替え判断が容易となる。これにより、切り替え判断に必要な判定処理が大幅に削減されるので、切り替え判断に必要な時間の短縮化を図ることができ、ひいては、切り替え処理に必要な時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明は、前記ポイント情報が、前記集約障害情報が示す障害の程度に応じて割り当てられた数値であって、前記決定部が、現用系と予備系との間で、障害の程度が良好な系を選択するように割り当てられている。
本発明では、主装置が現用系と予備系との間の切り替え判断を行うにあたって、集約した障害情報をポイント情報、すなわち、障害の程度に応じて割り当てられた数値に変換し、この数値を比較することにより、最終的な切り替え決定を行う。
従って、本発明によれば、現用系と予備系との間の切り替え判断において、当該数値(ポイント情報)の比較を行うだけで、少しでも信号を通すことができる系を選択することが可能となる。
また、本発明は、前記主装置側現用/予備系切り替え制御部が、前記切り替え指示を、前記主装置の予備系の多重/分離部と前記各従属装置の予備系の多重/分離部との間を結ぶ複数の光回線の少なくとも1つを用いて伝送される光通信フレームのオーバヘッド部を使用して、各従属装置に通知する。
本発明では、上記切り替え指示を伝送するにあたって、光通信の標準規格に定義される光通信フレームのオーバヘッド部を使用する。
従って、本発明によれば、光通信に関わるソフトウェア資源などの流用率を向上させることが可能となる。
また、本発明は、前記従属装置側現用/予備系切り替え制御部が、現在の切替状態が予備系である場合に、前記主装置からの切り替え指示を受信できないときには、自装置の現用系への切り替え制御を行う。
本発明では、各従属装置が回線障害により主装置から受信すべき切り替え指示を受信できないと検知した場合には、自装置を現用系へと切り替える。
従って、本発明によれば、各従属装置が主装置からの切り替え指示を受信できなくなってしまった場合においても、システム全体として統一した現用系と予備系との間の切り替えを可能とし、よりシステムとしての冗長化が図れる。
また、本発明は、前記集約部が、前記複数の従属装置の一つにおける現用系及び予備系の双方の複数の光回線の障害の程度がいずれも良好でない場合には、当該従属装置に係る障害情報を集約対象から除外する。
本発明では、主装置が自装置と各従属装置とを結ぶ複数の光回線のうち、各従属装置から主装置へ信号を伝送するための光回線の障害情報を現用系及び予備系の夫々について収集した際に、当該収集した障害情報により、複数の従属装置における現用系及び予備系の双方の複数の光回線についての障害の程度がいずれも良好でないと判断した場合には、当該従属装置に係る障害情報を集約対象から除外する。
従って、本発明によれば、各従属装置のうち正常な従属装置との関係を優先し、システム全体としての切り替え判断を行うことができ、よりシステムとしての冗長化が図れる。
本発明によれば、現用系と予備系との間の切替の判定を容易化し、短時間での適正な切替を実現することができる。
〔発明の実施形態の概要〕
本発明の実施形態を説明するにあたって、まず本発明の実施形態の概要について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光伝送システムの概要説明図である。図1には、光伝送システムを構成する主装置と2台の従属装置を接続する光伝送装置間接続が示されている。主装置は本発明の主装置に対応し、従属装置は本発明の従属装置に対応する。主装置11と各従属装置21、31は、複数の光ファイバ41により接続されている。各光伝送装置11,21,31は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ部(MUX/DMUX部)を含む二つの通信ユニットを備えている。二つの通信ユニットの一方は、現用系(ワーキン
グ:WK)の通信ユニットとして使用され、他方は予備系(プロテクション:PT)の通信
ユニットとして使用される。マルチプレクサ/デマルチプレクサ部(MUX/DMUX部)は本発明の多重/分離部に対応する。
主装置11の現用系の通信ユニット(通信ユニット#1)には、各従属装置21,31の現用系の通信ユニット(各通信ユニット#3,#5)が光ファイバ41を介して接続される
。同様に、主装置11の予備系の通信ユニット(通信ユニット#2)には、各従属装置21,31の予備系の通信ユニット(各通信ユニット#4,#6)が光ファイバ41を介して接
続される。
本実施形態では、各光伝送装置の障害情報が収集される。次に、図1で示す各光伝送装置の接続構成において、各光伝送装置の障害情報がどのように収集されるかについて説明する。図2は、各光伝送装置における障害情報の収集の概要を示す図である。ここでいう障害情報とは、ユニット切替(現用系/予備系間の切替)を必要とする障害に関する情報であり、ユニット自身(基盤など)の故障、ユニット抜け、電源障害などのユニット系の障害、及び光信号劣化などの回線障害がある。
まず、各従属装置21,31では、現用系及び予備系の夫々の通信ユニットについて、その通信ユニットが信号を受信する側の回線障害及びその通信ユニットのユニット障害が個別に収集される。
例えば、図2に示す例では、従属装置21の現用系の通信ユニット#3について、主装置11の現用系の通信ユニット#1から光信号を受信するための回線に係る回線障害と、通信ユニット#3のユニット障害とが収集される。また、従属装置21の予備系の通信ユニット#4について、通信ユニット#1から光信号を受信するための回線に係る回線障害と、通信ユニット#4のユニット障害とが収集され、収集された障害情報が集約される。
従属装置31においても、従属装置21と同様に、現用系の通信ユニット#5と、予備系の通信ユニット#6との夫々について、回線障害及びユニット障害が収集され、収集された障害情報が集約される。
一方、主装置11でも、現用系及び予備系の夫々の通信ユニット#1及び#2について、各従属装置21,31と同様の手法で、回線障害及びユニット障害の障害情報が収集され、集約される。すなわち、主装置11の通信ユニット#1について、従属装置21の通信ユニット#3から光信号を受信するための回線に係る回線障害と、通信ユニット#1のユニット障害とが収集され、集約される。また、通信ユニット#1が従属装置31の通信ユニット#5から光信号を受信するための回線に係る回線障害と、通信ユニット#1のユニット障害とが収集され、集約される。また、主装置11の予備系の通信ユニット#2についても、通信ユニット#1に係る障害情報の収集及び集約処理と同様の集約処理が行われる。
集約された障害情報は、例えば、“(X)−F”や“(X)−D”といった状態で表現される。上記表現中の“(X)”は、通信ユニットの識別情報であり、例えば、通信ユニットが従属装置21の現用系の通信ユニット#3であれば、“(3)”となる。“F”は、信号喪失(fail)の状態を示し、“D”は信号劣化(degrade)の状態を示す。
なお、図1及び図2に示す例では、通信ユニット間は、光ファイバ41を構成する3つの光テープファイバで夫々接続され、光テープファイバ毎に障害情報が集約されている。このような通信ユニット毎に集約された障害情報を第1集約情報と呼ぶ。第1集約情報は、例えば、通信ユニット#3については、各光テープファイバについての“(3)−F”及び“(3)−D”となる。
主装置11は、各光伝送装置の通信ユニット毎に収集及び集約された障害情報を収集し、現用系及び予備系毎に集約する。次に、先に説明した各光伝送装置の各通信ユニットで各々得られた第1集約情報を、さらにシステムとしてどのように集約するのかについて説明する。図3は、主装置における障害情報の集約の概要を示す図である。図2で示した各従属装置21,31で収集された第1集約情報は、各光伝送装置間を繋ぐ光回線を介し、主装置11へ通知される。
主装置11では、現用系及び予備系の通信ユニット毎に、且つその通信ユニットに接続される従属装置側の通信ユニット毎に、第1集約情報を集約した第2集約情報が作成される。即ち、主装置11の現用系の通信ユニット#1について、従属装置21から通知される通信ユニット#3に係る第1集約情報24aと、通信ユニット#1の通信ユニット#3に係る第1集約情報14aとが集約された第2集約情報49aが作成される。同様にして、従属装置31から通知される通信ユニット#5に係る第1集約情報34aと、通信ユニット#1の通信ユニット#5に係る第1集約情報14cとが集約された第2集約情報49cが作成される。
また、主装置11の予備系の通信ユニット#2について、従属装置21から通知される通信ユニット#4に係る第1集約情報24bと、通信ユニット#2の通信ユニット#4に係る第1集約情報14bとが集約された第2集約情報49bが作成される。同様にして、従属装置31から通知される通信ユニット#6に係る第1集約情報34bと、通信ユニット#2の通信ユニット#6に係る第1集約情報14dとが集約された第2集約情報49dが作成される。
続いて、主装置11では、各第2集約情報が事前に決められている障害ポイントに変換される。そして、障害ポイントは、現用系と予備系とで夫々集計され、集計結果が対比される。この対比の結果において、現在アクティブ状態となっている一方の系の障害ポイントが他方の系の障害ポイントよりも小さい場合には、その系の選択状態が維持される。これに対し、現在アクティブ状態となっている一方の系の障害ポイントが他方の系の障害ポイントよりも大きい場合には、アクティブ状態の系の切替動作が行われる。
すなわち、例えば、現用系がアクティブ状態であり、予備系がスタンバイ状態である場合に、現用系の障害ポイントが予備系の障害ポイントよりも小さい場合には、現用系のアクティブ状態が維持される。これに対し、現用系の障害ポイントが予備系の障害ポイントよりも大きい場合には、現用系がスタンバイ状態に切り替えられるとともに、予備系がアクティブ状態に切り替えられる。即ち、アクティブ状態の系が現用系から予備系に切り替えられる。このような障害ポイントの大小の比較という簡易な判定処理によって、光伝送システム全体における現用系と予備系との間の切替の判定処理が行われる。
切替処理は、主装置11が各従属装置21,31に対して切替状態通知を与えることに
より行われる。各従属装置21,31は、主装置11からの切替状態通知を回線障害等により受け取れない状態となった場合には、現用系(ワーク側)をアクティブ状態に強制的に切り替えるように構成される。これによって、光伝送システムとしての統一的な切替状態を維持する事ができる。
次に、障害情報から障害ポイントへの変換において、障害ポイントを決定するために重要な指針となる障害プライオリティについて図4を用いて説明する。図4は、各障害情報の種別と障害のプライオリティを示す図である。障害プライオリティとは障害の重大さを示す値であり、プライオリティが高いほどより重大な障害状況であることを示す。各障害ポイントの値は、障害のプライオリティが高いほど大きくなるように設定される。
図4で示す例では、プライオリティの高いほうから順に、各通信ユニット(UNIT)の障害、回線障害(SF:信号喪失)、回線障害(SD:信号劣化)、Manual切替要求、NR(No Request:アラーム無し)としている。これは、信号を伝送する上でより妨げとなる障害の順に位置付けたものである。
まず、Protect側の通信ユニット(UNIT)の障害を一番高い障害プライオリティとしている。すなわち、これを一番重要度の高い障害と位置付けている。本実施形態では、上で説明したように、各従属装置21,31から主装置11への第1集約情報の通知、及び主装置11から各従属装置21,31への切替状態通知を、Protect側の
通信ユニット同士を繋ぐ光回線を使用して行っているためであり、各光伝送装置間でこれらの情報をやりとりできなくなれば、システム全体として各通信ユニットの同期が取れなくなってしまうからである。これにより、一番重要度の高い障害と位置付けているのである。そして、次にWork側の通信ユニットの障害を位置付けている。
回線障害を示す情報は、各光伝送装置間を繋ぐ光回線数をnで示し、回線数が大きい順、すなわち障害が発生している回線が多い順に高いプライオリティを設定している。SF−nについては、Protect側の回線障害の方をWork側の回線障害よりも高いプライオリティとしている。これも上で述べたように、第1集約情報、第2集約情報をProtect側の通信ユニット同士を繋ぐ回線を使用して各光伝送装置間でやりとりしているためである。
そして、この図4で示す障害プライオリティは、各従属装置21,31が第1集約情報24a,24b,34a,34bを主装置11に通知する際に使用される。例えば、図2の
従属装置21の通信ユニット#3が、光ファイバ41の第1の回線、第2の回線で(3)−Fを、第3の回線で(3)−Dを検知したとする。この場合、従属装置21は、通信ユニット#3においてSF−2及びSD−1が発生していると判断する。ここで、従属装置21は、図4で示す障害プライオリティを使用し、SD−1(Work)よりもSF−2(Work)の方が高いプライオリティであると判定し、通信ユニット#3の集約情報はSF−2であるとして主装置11に通知するのである。そして、主装置11はこれら各従属装置21,31によって通知された集約情報を使うことで、第2集約情報49a〜49dを作成する。
〔実施の形態〕
以下、本発明の実施の形態について説明する。実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
〈装置構成〉
図5は、本発明による光伝送システムの実施形態におけるハードウェア(H/W)概念を示す図である。以下に、本発明の実施形態のH/W概念構成について図6を用いて説明する。
光伝送システムは、複数の光伝送装置からなり、複数の光伝送装置は、主装置と、主装置に接続される複数の従属装置とからなる。図5では、1台の主装置110と、主装置110に夫々光ファイバ41を介して接続される従属装置210,310が示されている。但し、主装置に対して接続される従属装置の台数は2以上であっても良い。
〈〈主装置〉〉
主装置110のH/W構成について説明する。図5において、主装置110は、複数のインタフェース部(INF部)15と、二つの通信ユニット(STS−SF)16a、16bと、二つのTCAユニット29a、29bと、CPU部17とを備える。
各INF部15は、光インタフェースユニット(インタフェースカード)により構成される。そして、INF部15は、この光インタフェースユニットから出る光回線により他装置に接続され、また、各信号を終端する機能を持つ。なお、INF部15は、1台の光伝送装置につき最大20枚実装可能である。
各通信ユニット16a,16bは、各INF部15で受信される信号の多重/分離を行うマルチプレクサ/デマルチプレクサ、及び信号の出力先をその宛先に応じて切り替えるクロスコネクト機能を持つ。通信ユニットの一方(ここでは通信ユニット16a)は、現用系(ワーク側)の通信ユニットとして使用され、他方(ここでは通信ユニット16b)は、予備系(プロテクション側)として使用される。ユニット切替とは、アクティブ状態の通信ユニットを通信ユニット16aと16bとの間で切り替えることを言う。ユニット切替により、アクティブ状態の系が現用系と予備系との間で切り替えられる。
TCAユニット19a、19bは、各INF部15で受信される信号をネットワーク間で同期させるためのクロック信号を発生させる。TCAユニット19a、19bは各通信ユニット16a、16bに対してそれぞれ設けられ、それぞれの通信ユニットに対してクロック信号を発生させる。
CPU部17は、CPU(Central Processing Unit),メモリ,入出力インタフェース
等から構成されており、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、INF部15、通信ユニット16a,16bの動作を制御し、これらから得られる情報
を一括管理する。また、CPU部17は、各通信ユニット16a及び16bを介して、各従属装置210,310との信号の受け渡しの制御も行う。
〈〈従属装置〉〉
各従属装置210,310は、同じ構成を持つ。各従属装置210,310は、主装置
110と同様の構成を持つ。但し、各従属装置210,310の各通信ユニット26a,
26b,及び各通信ユニット36a,36bは、クロスコネクト機能を持たない。この点
で、主装置110と異なっている。これは、クロスコネクト機能を主装置110のみに搭載し、信号接続管理を主装置110のみで実施させることで、信号接続変換という複雑な管理を一元化し、簡略化するためである。
〈〈接続構成〉〉
主装置110の通信ユニット16aは、従属装置210の通信ユニット26aと光ファイバ410aで接続され、且つ従属装置310の通信ユニット36aと光ファイバ410cで接続されている。また、主装置110の通信ユニット16bは、従属装置210の通信ユニット26bと光ファイバ410bで接続され、且つ従属装置310の通信ユニット36bと光ファイバ410dで接続されている。
各光ファイバ410a,410b,410c及び410dは、3つの光テープファイバによって構成されている。1本の光テープファイバにおいて、12回線による光信号の送
受信が実現される。また、予備系の通信ユニット間を接続する1本の光テープファイバ内の1光回線のオーバーヘッド部を使用して、現用系と予備系との間の切替、即ちユニット
切替の為の情報の受け渡しが行われる。
〈装置の機能構成〉
次に、図5に示した装置における機能構成について説明する。図6は、図5に示した光伝送システムの機能ブロックを示す図である。図6内の符号は、図5のH/W概念構成と対応付けた形で同一のものには同じ番号を付している。
図6において、主装置110は、他装置との間で光信号を送受信するための複数のインタフェースユニット(INF)15と、各INF15が夫々接続されるMUX/DMUX部120及び130と、状態監視部17aと、切替管理部17bとを備えている。MUX/DMUX部120は、クロスコネクト機能を実現する信号接続変換部121と、光ファイバ410aが接続される受信部122及び送信部123と、光ファイバ410cが接続される受信部124及び送信部125を有している。また、MUX/DMUX130は、クロスコネクト機能を実現する信号接続変換部131(図示せず)と、光ファイバ410bが接続される受信部132及び133(共に図示せず)と、光ファイバ410dが接続される受信部134及び送信部135とを有している。なお、信号接続変換部121は本発明の切り替え部に対応する。
各従属装置210及び310は、同じ構成を有している。従属装置210(310)は、複数のINF15と、複数のINF15が夫々接続されるMUX/DMUX部220及び230(320及び330)と、状態監視部27a(37a)と、切替管理部27b(37b)とを備えている。
本実施形態に係る光伝送システムでは、主装置110の各MUX/DMUX部120,
130のみに信号接続変換部121,131が設けられ、主装置110の各MUX/DM
UX部120,130に主装置110及び各従属装置210,310で受信された信号が入力され、信号接続が信号接続変換部121,131で集中的に行われるようになっている
。これによって、信号接続を、主装置110にて一元化して管理することが可能となっている。
また、本実施形態に係る光伝送システムでは、各光伝送装置に二つの通信ユニットが設けられている。通信ユニットの一方は現用系となり、他方は予備系となり、現用系と予備系の一方が切替によりアクティブ状態になり、他方がスタンバイ状態になる冗長構成が採用されている。そして、現用系と予備系との間で、良好な信号の伝送状態を提供できる側がアクティブ状態になるように構成されている。
アクティブ状態の系の選択は、本実施形態では、次のようにして行われる。各INF15で受信された信号は、現用系及び予備系の通信ユニット(MUX/DMUX部)に夫々入力される。各通信ユニット(MUX/DMUX部)は、入力された信号に対する処理を行い、信号の送信側のINF15に信号を出力する。
各INF15は、現用系及び予備系の各通信ユニット(MUX/DMUX部)からの信号を受信するように構成されている。また、各INF15は、各通信ユニットから受信される信号の一方を選択するセレクタを有している。セレクタによって選択された側の信号は、必要な処理が行われた後、INF15から出力される。一方、セレクタによって選択されなかった信号は廃棄される。このようにして、セレクタによって信号が選択される側がアクティブ状態となる。各INF15のセレクタの切替制御は、切替管理部によって行われるようになっている。
以下、主装置110,及び各従属装置210,310の各構成要素について個別に説明
する。
(MUX/DMUX部)
主装置110の各MUX/DMUX部120,130は、図5に示した各通信ユニット
16a、16bによる信号の多重/分離機能(マルチプレクサ/デマルチプレクサ)を司る。MUX/DMUX部(WK)120は、現用系に属し、MUX/DMUX部(PT)130は、予備系に属する。
各MUX/DMUX部120,130は、それぞれ同様の動作を行う。MUX/DMU
X部120を例として説明すると、MUX/DMUX部120には、主装置110の各INF15で受信される他装置からの光信号が電気信号に変換された信号、及び各受信部122,124で受信される各従属装置210,310からの光信号が電気信号に変換され
た信号が入力される。MUX/DMUX部120は、入力された信号を必要に応じて多重又は分離し、信号接続変換部121に入力する。
信号接続変換部121は、入力される各信号の出力先をその宛先に応じて切り替える。MUX/DMUX部120は、信号接続変換部121から出力される各信号を必要に応じて多重又は分離し、その宛先に応じたINF15,送信部123,送信部125の何れかに与える。
各従属装置210,310の各MUX/DMUX部220及び230(320及び33
0)は、信号接続管理一元化のため信号接続変換部を有しない点で各MUX/DMUX部120及び130と異なる。各MUX/DMUX部220及び230(320及び330)は、夫々、受信部及び送信部を有している。MUX/DMUX部220(320)は、光ファイバ410a(410c)を介してMUX/DMUX部120に接続されている。MUX/DMUX部230(330)は、光ファイバ410b(410d)を介してMUX/DMUX部130に接続されている。
(送信部及び受信部)
現用系のMUX/DMUX部120の各受信部122,124は、各光ファイバ410
a,410cを介して各従属装置210,310(の各MUX/DMUX部220,320)
から送信されてくる現用系の光信号を受信し、電気信号に変換して出力する機能を持つ。また、MUX/DMUX部120の各送信部123,125は、各従属装置210,310の現用系(各MUX/DMUX部220,320)へ送信すべき信号を光形式に変換して各
光ファイバ410a,410cへ送出する。
予備系のMUX/DMUX部130の各受信部132,134は、各光ファイバ410
b,410dを介して各従属装置210,310(の各MUX/DMUX部230,330)
から送信されてくる予備系の光信号を受信し、電気信号に変換して出力する機能を持つ。また、MUX/DMUX部130の各送信部133,135は、各従属装置210,310の予備系(各MUX/DMUX部230,330)へ送信すべき信号を光形式に変換して各
光ファイバ410b,410dへ送出する。各種障害情報やユニット切替の為の情報など
も送受信される。
(信号接続変換部)
各信号切替変換部121,131は、各通信ユニット16a,16bのクロスコネクト
機能により実現され、主装置110の各MUX/DMUX部120,130内にそれぞれ存在する。信号接続変換部は、主装置110及び各従属装置210,310のINF部1
5間の信号接続切替えを行う。これにより、各々の光伝送装置により信号接続切替の管理を行うのに比べ、本構成のような1つの光伝送装置によって一元管理をすることで管理の簡略化を図ることができる。
(状態監視部)
状態監視部17aはCPU部17により実現される機能である。状態監視部17aは、各通信ユニット16a,16bの状態、光回線の障害状態、及びAPS(Auto Pr
otection Switch)状態を監視する。なお、手動によるユニット切替操作も可能とする。APS状態とは、ユニットの切替状態、すなわち、ワークのユニットで動作しているか、プロテクションのユニットで動作しているのかといった現在の切替状態などを示す。
状態監視部17aは、各従属装置210,310の状態監視部27a,37aとの間で通信を行い、自身が管理している状態に係る情報などを、各通信路41a,41cを用いて
、各状態監視部27a,37aに送信する。
(切替管理部)
主装置110の切替管理部17b,各従属装置210,310の切替管理部27b,37bは、それぞれCPU部17,27,37によって実現される機能である。切替管理部17bは、本発明の主装置側障害情報収集部、受信部、集約部、記憶部、変換部、集計部、決定部及び主装置側現用/予備系切り替え制御部に対応し、切替管理部27b,37bは、本発明の従属装置側障害情報収集部、送信部及び従属装置側現用/予備系切り替え制御部に対応する。
各切替管理部は、自シェルフの現用系と予備系のユニット切替を管理する。本実施形態では、ユニット切替の判断処理を主装置110の切替管理部17bで一元的に管理する。このため、主装置110の切替管理部17bと、各従属装置210,310の切替管理部2
7b,37bでは機能が異なる。
まず、従属装置側の各切替管理部27b(37b)の機能について説明する。従属装置側の切替管理部27bは、現用系と予備系のユニット切替を管理する。切替管理部27bは、大きくは以下に示す機能を持つ。
切替管理部27bは、自光伝送装置のユニット障害情報、回線障害情報などを収集する障害情報収集機能を実現する。即ち、切替管理部27bは、図2を用いて説明したような、現用系及び予備系の各通信ユニット26a,26bに係る回線及びユニット障害に係る
障害情報を収集する。
ここで、ユニット障害情報とは、ユニットの基板が故障した場合などのユニット故障、ユニットが光伝送装置に装着されている状態から抜けてしまったなどのユニット障害、また電源障害などの情報である。また、回線障害情報とは、信号ロス(LOS)、フレームロス(LOF)などの光信号障害を示す情報である。
また、切替管理部27bは、当該収集した障害情報について1段階目の集約を行う。即ち、切替管理部27bは、収集された通信ユニット毎の障害情報が集約された、図2を用いて説明した第1集約情報24aに相当する第1集約情報を、現用系及び予備系の夫々について作成する。
ここに、1段階目の集約とは、収集した障害情報を、その内容を集約した情報に変換することをいう。ここでは、例えば、回線障害を示す情報は、SD−1、SD−2、・・・SD−n(SD:Signal Degrade:信号劣化、"―"以下は障害回線数を示す)、SF−1、SF−2、・・・、SF−n(SF:Signal Fail:信号喪失、"―"以下は障害回線数を示す)、及びNR(No Request:アラーム無し)などの情報に集約(変換)される。ユニット障害は、SF−n(n:最大回線数)として表される。そして、切替管理部27bは、現用系及び予備系の第1集約情報を主装置110の切替管理部17bに通知する。切替管理部37bも、切替管理部27bと同様の処理を行う。
次に、主装置側の切替管理部17bの機能について説明する。切替管理部17bは、大
きくは以下に示す機能を持つ。第1に、切替管理部17bは、従属装置側の切替管理部27bと同様に、自シェルフのユニット障害情報、回線障害情報などを収集し、現用系及び予備系の第1集約情報(図2で説明した第1集約情報14a〜14dに相当)を、従属装置毎に作成する。
第2に、切替管理部17bは、第2集約情報を作成する。即ち、切替管理部17bは、各従属装置210,310から通知される第1集約情報を受け取る。切替管理部17bは
、自身が作成した第1集約情報と、通知された第1集約情報とを用いて、現用系及び予備系毎に、且つ従属装置210,310毎に、対応する第1集約情報が集約された第2集約
情報(図3で説明した第2集約情報49a〜49dに相当)を作成する。
なお、本実施形態では、第1集約情報を収集するトリガの1つは、各障害が発生した際のハードウェア割り込みである。従って、あるタイミングでは、従属装置210のみで新たな障害が発生し、それ以外の光伝送装置には新たな障害が発生していないような場合が想定される。その場合には、その都度全ての光伝送装置において第1集約情報が作成されるわけではなく、主装置110が第2集約情報を作成するにあたって、新たな障害が発生していない光伝送装置に関しては前回の第1集約情報を使用するのである。
例えば、従属装置210のみに新たな障害が発生したとする。その場合には、まず、切替管理部17bは、従属装置210から通知される第1集約情報を受け取る(この場合には、従属装置310からは第1集約情報は通知されない)。そして、切替管理部17bは、前回自身が作成した第1集約情報と、従属装置210から通知された新たな第1集約情報と、前回従属装置310から通知された第1集約情報とを用いて、第2集約情報を作成する。これにより、障害発生時のシステム全体の集約情報をより早く作成することができる。
第3に、切替管理部17bは、第2集約情報の夫々を障害ポイントに変換する。第4に、切替管理部17bは、障害ポイントを現用系と予備系との間で対比して、ユニットの切替判定を行う。第5に、切替管理部17bは、ユニット切替判定によって決定したユニット切替情報を各従属装置210,310に通知する。
主装置110と各従属装置210,310とは、光ファイバ410a〜410dによっ
て接続されている。主装置110の切替管理部17bと各従属装置210,310の切替
管理部27b,37bとの間には、相互に情報をやりとりするための通信路41b,41dが設けられている。各切替管理部27b,37bは、収集した自光伝送装置(従属装置2
10,310)の障害情報(第1集約情報)を、各通信路41b,41dを用いて、切替管理部17bに送信する。切替管理部17bは、ユニット切替判定によって決定したユニット切替情報を、各通信路41b,41dを用いて、各切替管理部27b,37bに送信する。
各通信路41b,41dは、予備系の光ファイバ410b,410d上に夫々設けられている。なお、状態監視部17aも、通信路41a,41cを用いて各状態監視部27a,37aと情報をやりとりするようになっている。各通信路41a,41cは、光ファイバ4
10a〜410d上の適宜の回線を用いて構成される。
〈切替管理部間で交換されるメッセージ〉
次に、主装置の切替管理部17bと各従属装置210,310の切替管理部27b,37bとの間で交換されるメッセージについて説明する。図7(A)は、主装置110から各従属装置210,310へ送信されるメッセージの説明図であり、図7(B)は、各従属装置
210,310から主装置110へ送信されるメッセージの説明図である。
情報は、光ファイバを用いた高速デジタル通信方式であるSONET(Synchro
nous Optical NETwork)で規定されているフレームフォーマットの
SOH(セクションオーバヘッド)上に設けられるオーバヘッドバイトを用いて行う。ここでは、SOH中の、通常の回線切替を実施する為に使用されるK1/K2バイトが使用される。このK1/K2バイトの使用方法は規格によって定義されている。しかし、本実施形態では、ユニット切替に使用するため、標準のオーバヘッドの使用方法が変更されている。
図7(A)に示すように、主装置から従属装置へ送信されるK1バイトは、上位4ビットと下位4ビットとに分割される。上位4ビットには、障害コード(障害情報)として、システム切替の要因を示す障害コードが設定される。下位4ビットには、切替状態、すなわち、従属装置に対する切替指示が設定される。ここでは、予備系への切替指示“0:PT”と現用系への切替指示“1:WK”との一方が設定される。
また、主装置から従属装置へ送信されるK2バイトも、K1バイトと同様に、上位4ビットと下位4ビットとに分割される。上位4ビットには、障害コード(障害情報)として、自光伝送装置(主装置110)の予備系(PT)側の障害情報(第1集約情報)の内容を示す障害コードが設定される。下位4ビットは予備領域として使用されない。
一方、図7(B)に示すように、各従属装置から主装置へ送信されるK1バイトは、上位4ビットと下位4ビットに分割される。上位4ビットには、障害情報として、自シェルフ(各従属装置210,310)の現用系(WK)側の障害情報(第1集約情報)の内容を示す障
害コードがセットされる。下位4ビットには、切替状態として、自シェルフの現在の切替状態を示すコードが設定される。
また、従属装置から主装置へ送信されるK2バイトも、上位4ビットと下位4ビットに分割される。上位4ビットには、障害情報として、自シェルフ(各従属装置210,310)の予備系(PT)側の障害情報(第1集約情報)の内容を示す障害コードがセットされる。
下位4ビットは予備領域として使用されない。
ここで、K1バイトやK2バイトに設定される障害コードについて説明する。この例では、障害コードは、“0”〜“14”の値をとるように構成されている。障害コード“0”に対して、“NR(No Request)”が割り当てられている。“NR”は、通知すべき障害が無いことを示す。また、障害コード“7”に対して、“MAN(MANual 切替要求)”が
設定されている。
また、障害コード“8”〜“10”に対して、“SD(Signal Degrade:信号劣化)−x”が割り当てられている。また、障害コード“11”〜“13”に対して、“SF(Signal Fail:信号喪失)−x”が割り当てられている。“x”は、信号劣化の程度を示す値で
ある。本実施形態では、通信ユニット間を結ぶ光ファイバ410a〜410dは、それぞれ3つの光テープファイバで構成されている。そして、障害(信号劣化や信号喪失)を生じた回線を有する光テープファイバの数が“x”の値に設定される。したがって、障害を持つ光テープファイバの数に応じて、“x”に対して“1”〜“3”の値が設定される。この“x”の値が大きい程、障害の程度が高いことを示す。さらに、障害コード“14”に対して、“FRCD(FORCED:強制切替)”が割り当てられている。“FRCD”は、障害コード“7”の“MAN”よりも強制的な切替を意味する。
図7(A)及び(B)では、第1集約情報の内容を示す一つの障害コードが通知されるようになっている。このため、各切替管理部17b,27b,37bは、図5に示すような障害プライオリティの定義(障害の程度)にしたがって第1集約情報を作成し、これに対応する障害コードを通知するように構成されている。
例えば、切替管理部27bが、現用系の障害情報として、光ファイバ410aを構成する3つの光テープファイバに対する“(3)−F”及び“(3)−D”を検出したとする。ここで、信号劣化及び信号喪失が3つの光テープファイバに対して1つずつあったとする。この場合、障害情報として、“SD−1”及び“SF−1”が得られる。このように、複数種類の障害情報が得られた場合には、切替管理部27bは、障害プライオリティにしたがって、最も障害の程度が高い障害情報を第1集約情報として選択する。上記の例では、“SD−1”よりも“SF−1”の方が障害プライオリティが高いので、“SF−1”が第1集約情報として選択され、通知の対象になる。
上記したような、SDやSFに対する障害本数が通知される事により、障害発生により信号断がより起こりにくい切替状態を判断できる。但し、本実施形態では、上述したように、プロテクション側の任意の1本の光テープファイバを使用した通信路(41b,41d)
により、切替管理部間で当該切替状態の通知を実施する。このため、通信路41b,41
dが形成される光テープファイバに障害が発生した場合は、“x”の値を最大(3)に設定される。これは、状態通知が受信できない事によりシステム全体としての切替に矛盾が発生する可能性がある為、最大の障害として扱うものである。
図7で示すオーバヘッドの使用方法は、GR253の規格に定義されているフォーマットに類似させることで、回線切替ソフトの流用率を向上させることが可能となる。
〈障害ポイント〉
次に、切替管理部17bによる第2集約情報の障害ポイントへの変換機能について説明する。切替管理部17bは、上述したように、第1集約情報が集約された第2集約情報を作成する。第2集約情報は、第1集約情報と同様の手法により作成される。即ち、第2集約情報を作成するための情報として、主装置側の第1集約情報と、従属装置側の第1集約情報とが用意される。切替管理部17bは、第1集約情報の障害プライオリティの大小を判定し、高い方の第1集約情報を第2集約情報として選択する。
例えば、主装置110と従属装置210との間の現用系に係る第2集約情報が作成される場合には、切替管理部17bは、主装置110側の現用系の第1集約情報の障害プライオリティと、従属装置210の現用系の第1集約情報の障害プライオリティとを対比する。このとき、主装置側の第1集約情報が“SF−1”であり、従属装置側の第1集約情報が“SD−1”であった場合には、切替管理部17bは、“SF−1”を第2集約情報として選択する。
ここで、障害プライオリティは、図5に示すように、同種類の障害であれば、その障害を有する光テープファイバの数が多くなるほど高くなるように設定されている。したがって、例えば、主装置側の第1集約情報が“SD−3”であり、従属装置側の第1集約情報が“SD−1”であった場合には、切替管理部17bは、“SD−3”を第2集約情報として選択する。
また、SDとSFの障害が混在した場合には、“SD−3”よりも“SF−1”の方が障害プライオリティが高くなるように設定されている。これは、SFの場合には、信号断となるのに対し、SDの場合は信号の劣化が認められるが信号断は生じていないからである。
切替管理部17bは、第2集約情報を障害ポイントに変換するにあたって、図8で示すような障害ポイント変換テーブルを参照する。障害ポイント変換テーブルは、例えば、CPU部17のメモリ上に作成される。切替管理部17bは、第2集約情報に対応する障害ポイントを障害ポイント変換テーブルから読み出すことで、障害ポイントへの変換を行う。
障害ポイント変換テーブルは、図5で示す障害プライオリティに合致するように、各障害のポイントを予め定義したものである。障害のプライオリティとは障害の重大さを示す値であり、プライオリティが高い程重大な障害状況であることを示す。したがって、プライオリティが高い程障害ポイント値が高くなるように設定されている。
例えば、SDもしくはSFの障害が発生した場合はその障害種別内の障害回線数が大きい程、高いポイントが規定される。つまり、“SD(SF)−1”の障害よりも“SD(SF)−2”の障害の方が障害ポイントが高くなるように設定する。なお、障害ポイントの分
布は一様ではなく、障害の重大さに応じたポイントが設定されている。
さらに、図8に示す例では、“SF−3”について、現用系(ワーク側)と予備系(プロ
テクション側)とで障害ポイントの値が異なっている。本実施形態では、プロテクション
側の任意の1本の光テープファイバを使用して切替状態の通知を行っている。このため、この光テープファイバにSFが発生すると、切替通知が行えなくなる。従属装置は、当該光テープファイバのSFを検知すると、ワーク側へのユニット切替を強制的に実施する。この場合において、主装置が従属装置の切替動作に追従するように、プロテクション側の“SF−3”をワーク側の“SF−3”より障害ポイントを高くしている。これにより、システム全体のワーク側の障害情報とプロテクション側の障害情報とがそれぞれ“SF−3”で集約された場合には、プロテクション側の障害ポイントが大きくなるように設定されている。
また、ユニット障害は、主装置では独立した障害情報として取り扱われ、回線障害(SD及びSF)より障害ポイントが高くなるように規定される。また、主装置側のユニット障害は、プロテクション側の障害ポイントがワーク側よりも高くなるように規定されている。なお、従属装置のユニット障害は、SF障害として扱われ、SF−3で定義されている。
切替管理部17bは、従属装置毎の第2集約情報を作成すると、第2集約情報を夫々障害ポイントに変換する。続いて、切替管理部17bは障害ポイントをワーク側及びプロテクション側のそれぞれについて集計する。続いて、切替管理部17bは、ワーク側の集計結果とプロテクション側の集計結果とを対比して、いずれが大きいかを判定する。
そして、切替管理部17bは、集計結果が小さい側を、光伝送システムが選択すべき切替状態として決定する。すなわち、ワーク側の障害ポイントがプロテクション側よりも小さい場合には、ワーク側が選択すべき切替状態として決定され、プロテクション側の障害ポイントがワーク側より小さい場合には、プロテクション側が選択すべき切替状態として決定される。
その後、切替管理部17bは、決定した切替状態と、現在の切替状態とが一致しない場合には、自光伝送装置(主装置110)のユニット切替を実行するとともに、各従属装置210,310に対して、切替指示を通知する。上述した切替判定(集計結果の対比による判定)において、大きい方の障害ポイントの値が所定値を上回っている場合にのみ、切替が
行われるというような判定条件を付加してもよい。また、図8で示す障害ポイント変換テーブルに対し、意図した大小比較による判定結果が出るように障害ポイントに対応する項目(障害)を追加したり、ポイント値を変更したりすることが可能である。
〈動作例〉
次に、切替管理部17b及び27bの動作について図9、10及び11を用いて説明する。図9は、切替管理部の機能ブロックを示す図である。図10は、従属装置の切替管理部27bについての動作例を示すフローチャートである。図11は、主装置の切替管理部
17bについての動作例を示すフローチャートである。
切替管理部の動作を説明するにあたり、まず、当該切替管理部の機能構成について図9を用いて説明する。図9において、切替管理部17b(27b)は、割り込み処理部171、切替トリガ収集部172、構成情報管理処理部173、状態監視部インタフェース機能部174、ユニット切替処理部175、現用予備切替処理部176、BLSR切替処理部177、及びパス切替処理部178を備える装置として機能する。ここでは、ユニット切替に関わる機能を中心に説明する。
(割り込み処理部)
割り込み処理部171は、各種障害変化が起こった際、または、ユニット切替通知がされた際に発生する割り込みを処理し、切替トリガ収集部172に通知する。割り込み処理部171が処理する割り込みには、ユニット障害変化、回線障害変化、APS変化がある。
ユニット障害変化は、ユニット(各STS−SF16a,16b)に関する障害発生時に
起こる割り込みであり、例えば、FLT(ユニット基板破損などのユニット故障)、RMVD(ユニットが当該光伝送装置から抜けた)、PWR FAIL(電源障害)などがあ
る。
回線障害変化は、光回線に関する障害発生時に起こる割り込みであり、LOS(Loss Of Signal:信号入力断)、LOF(Loss Of Frame:フレーム同期外れ)、AIS(Alarm Indication Signal:光中継装置等からの障害通知信号)、BERSF(信号喪失(重障害))、BERSD(信号劣化(軽障害))などがある。
APS変化は、主装置の切替管理部17bが従属装置側に通知するユニット切替通知、また、従属装置の切替管理部27bが集約した障害情報、及び従属装置のユニット切替情報などが送信されてきた場合に発生する割り込みである。
(切替トリガ収集部)
切替トリガ収集部172は、ユニット切替部179、現用予備切替部180、BLSR切替部181を備える。
切替トリガ収集部172は、割り込み処理部171から通知された割り込み情報により、当該割り込みの原因となった障害情報の収集を行い、収集した各種障害情報により必要な処理を判別し、各処理部に通知する。そして、収集した障害情報を既に説明したSD−x、SF−xなどの障害情報にまとめ、ユニット切替部179に通知する。
ユニット切替部179は、切替トリガ収集部172から通知された障害情報をワーク側、プロテクション側それぞれについてまとめ、APS情報を作成する。そして、そのAPS情報をユニット切替処理部175に通知する。
APS情報とは、主装置の切替管理部17bが従属装置側に通知するユニット切替通知、また、従属装置の切替管理部27bが集約した障害情報、及び従属装置のユニット切替情報などである。
(ユニット切替処理部)
ユニット切替処理部175は、ユニット切替部179から通知されたAPS情報を各ユニットのMUX/DMUX部の送信部(例えば、図1で示す123)より、他光伝送装置へ送信する。また、当該APS情報により、自光伝送装置のユニット切替が必要な場合にはユニット切替を行う。
(状態監視部インタフェース機能部、構成情報管理処理部)
状態監視部インタフェース機能部174は、状態監視部17aと切替管理部17bとのインタフェースであり、状態監視部17aからの手動によるユニット切替指示などを構成情報管理処理部173に通知する。
構成情報管理処理部173は、ユニット切替状態、回線状態など状態監視部17aが監視する情報を切替トリガ収集部172から取得し、また、状態監視部17aからのユニット切替指示を切替トリガ収集部172に通知する。
(その他の構成)
ユニット切替に関して直接関係しないその他の構成について簡単に説明する。現用予備切替部180は、光回線毎に用意された現用系/予備系の回線の切り換えを判断し、現用予備切替処理部176に通知する。それを以て、現用予備切替処理部176は光回線毎の(ユニットではない)現用系、予備系の回線切り替えを実施する。BLSR切替部181は、BLSR(Bidirectional Line Switched Ring)方
式により回線障害時の迂回回線切替判断をし、BLSR切替処理部177に通知する。それを以て、BLSR切替処理部177はBLSR方式による回線迂回を実施する。パス切替処理部178は各端末間のパスレベルにおいての信号切替を行う。
(動作フローの説明)
次に、図10を用いて、従属装置の切替管理部27bの動作について説明する。 各種障害変化などの割り込みが発生すると、切替管理部27bの割り込み処理部171が当該割り込みを処理し、切替トリガ収集部172に通知する(図9参照)。
次に、切替トリガ収集部172では、当該割り込みの発生要因を判別すべく、割り込み要因サマリ情報の収集が行われる(S01)。そして、この割り込み要因サマリ情報から当該割込要因がユニットに関する障害であるかが判断される(S02)。ユニットに関する障害であった場合(S02;YES)には、ユニット障害情報が収集され(S05)、ユニット切替部179に通知される。
ユニットに関する障害でなかった場合(S02;NO)には、割込要因が光回線に関する障害であるかが判断される(S03)。回線に関する障害であった場合(S03;YES)には、回線についての障害情報が収集され(S06)、ユニット切替部179に通知される。回線に関する障害でなかった場合(S03;NO)には、割込要因がAPS変化であるかが判断される(S04)。割込要因がAPS変化に関するものであった場合(S04;YES)には、当該APS情報が収集され(S08)、ユニット切替部179に通知される。
ユニット切替部179は、切替トリガ収集部172からの通知があると、各通知に応じて処理を行う。発生要因がユニット障害、または回線障害であった場合には、収集されたユニット及び回線障害情報をワーク、プロテクションのユニット毎にまとめ(S07)、SD−x、SF−x、NRといったAPS情報(第1集約情報に相当)を作成する(S11)。
発生要因がAPS変化であった場合には、通知されたAPS情報は主装置110からの切替通知である。この場合、ユニット切替部179は、当該切替通知に基づいて切替処理を行うか否かを判定し(S09)、判定結果をユニット切替処理部175に渡す。ユニット切替処理部175は、当該切替通知の判定結果にしたがったユニット切替を実行する(S10)。ユニット切替部179は切替後のユニット状態をAPS情報として作成する(S11)。APS情報を作成後、このAPS情報をユニット切替処理部175に通知する。
ユニット切替処理部175は、当該APS情報をプロテクションの通信ユニットを介し
て、オーバヘッド部を使用したメッセージ(図7参照)により、主装置110へ送信する(S12)。
そして最後に、切替トリガ収集部172は最新の割り込みが発生し障害変化が起こっていないかを再度チェックし(S13、14)、変化が起こっていない場合終了する。変化が発生していた場合には、再度判別処理(S02)に戻り処理を実行する。なお、従属装置310の切替管理部37bも同様の処理を行う。
次に、図11を用いて、主装置の切替管理部17bの動作について説明する。図11において、ステップS01−08及びS12−14についての動作は従属装置の切替管理部27bと同様であるため、図10と同じ符号を付けている。従属装置の切替管理部27bとは異なる動作についてのみここで説明する。
主装置110には、先に説明したように、各従属装置の切替管理部27b,37bから
従属装置のAPS情報が送信されてくる。この従属装置からのAPS情報はAPS変化として判断される(S04)。そして、当該APS情報を収集し(S08)、ユニット切替部179に通知される。
ユニット切替部179は切替トリガ収集部172から通知されると、主装置及び従属装置の障害情報をワーク/プロテクション別にまとめる(S21)。つまり、図8で示す障害種別を各光伝送装置においてワーク/プロテクション別に作成するのである。障害情報をまとめる(S21)処理をさらに詳細に説明する。S04においてAPS変化として判断された場合、すなわち、従属装置で新たな障害が発生した場合には、S08で収集されるAPS情報は今回新たに障害が発生した従属装置についての障害情報である。この場合に、ユニット切替部179は、障害情報をまとめる(S21)にあたって、今回新たに障害が発生していない主装置及び従属装置に関する障害情報は前回のものを使う。また、S02において自シェルフ(主装置)のUNIT障害であると判断された場合には、S05で収集されるのは自光伝送装置の障害情報である。この場合に、ユニット切替部179は、障害情報をまとめる(S21)にあたって、各従属装置に関する障害情報は前回のものを使用する。
次に、ユニット切替部179は、それぞれまとめられた情報をもとに、図8で示すテーブルを参照し、ワーク側、プロテクション側別に障害ポイントへの変換を行う(S22)。そして、それぞれの障害ポイントを比較し(S23)、ポイント比較結果に基づきユニット切替判定を行い、ユニット切替処理部175にユニット切替を実行させる(S24)。このときのポイント比較は大小比較でもよい。
そして、従属装置へユニット切替通知としてAPS情報を作成し(S25)、ユニット切替処理部175に当該APS情報の送信を依頼する(S12)。
〈実施形態の作用効果〉
本実施形態による光伝送システムでは、当該システムを構成する光伝送装置毎に現用系(ワーク側)及び予備系(プロテクション側)の二つの通信ユニットが用意され、システム全体で現用系と予備系との一方が選択されるように、各光伝送装置間で同期をとってユニット切替が行われる。
このようなユニット切替を判定するために、各従属装置210,310の切替管理部2
7b,37bは、現用系及び予備系の各通信ユニット間を接続する各光ファイバ410a,410bに係る障害情報が集約された第1集約情報を作成し、主装置110の切替管理部17bに通知する。
切替管理部17bは、現用系及び予備系毎に且つ従属装置毎に、第1集約情報を作成し、各従属装置210,310から通知されてくる第1集約情報と、自身が作成した第1集
約情報とが集約された第2集約情報を、現用系及び予備系毎に且つ従属装置毎に作成する。
続いて、切替管理部17bは、第2集約情報をそれぞれ障害ポイントに変換する。障害ポイントの値は、それが小さい程、障害状態が良好であることを示す。障害ポイントを現用系と予備系との夫々について集計する。そして、切替管理部17bは、集計結果の大小を比較し、障害ポイントが小さい方を選択する。これによって、障害状態が良好な系が特定されることになる。このとき、判定の結果選択された系と、現在選択されている系とが異なる場合には、ユニット切替が実施される。
このように、本実施形態では、ユニット切替を行うべき複数の障害パターンを予め用意して現在の障害状況が複数の障害パターンのいずれに該当するのかを判定するのではなく、現在の障害状況をポイント化し、ポイントを現用系と予備系との間で比較することによりユニット切替の判定を行う。このため、ユニット切替に必要な判定処理が大幅に削減されるので、切替判定に必要な時間の短縮化を図ることができ、ひいては、ユニット切替に必要な時間の短縮化を図ることができる。
すなわち、主装置110のユニット切替部179は、ユニット切替判定を行うにあたり各ユニットの障害情報を集約し障害ポイントとして数値化する。これにより、その後の切替判定は、ワーク側、プロテクション側の障害ポイントの大小比較をするだけであり、わずかな時間での切替判定を可能としている。
また、主装置は光回線を介し、この判定した切替結果を各従属装置へ通知し、各従属装置は主装置から通知された切替指示に従い切替を実施する。このような構成を採ることにより、従属装置が切替判定を行う必要がなくなり、システムトータル(複数の光伝送装置が組み合わされた構成)としての切替時間をより短縮する事ができる。
また、切替判定は障害ポイント比較のみとしているため、品質評価においても切替判定の試験はポイント比較処理のみとなるため、評価時間を大きく短縮することができる。さらに、この品質評価における試験パターンも障害ポイントへの変換処理が正常に動作することを保証すればよく、試験パターンの網羅性も上がり、より高品質の機能を保証することが可能となる。
また、各障害情報を最終的に数値化しているため、どのような障害状況下においても数値の比較といった同一の判定で判断が可能となり、この切替判定において、予め閾値を設けておき本障害ポイントがその閾値を越える場合に切替を行うというような判定条件を付加してもよく、将来の機能拡張を実施しやすい構成となる。
さらに、図8で示す障害ポイント変換テーブルにより、障害種別を追加したり、ポイント値自身を変更したりすることで切替判定を自由に変更することが可能である。また、その変更もテーブルの内容を変更するだけでよく変更等も容易に行うことができる。
〈主装置と従属装置との間の通信断の場合〉
先に説明したとおり、ユニット切替通知などのAPS情報は、プロテクションの通信ユニット間を繋ぐ1本の光テープファイバを介し、図7に示すオーバーヘッド部のK1/K2バイトを使用して通知される。そして、各従属装置210,310は、主装置110か
らの切替通知に従い切替を行うことで、各光伝送装置のワーク、プロテクションのユニット切替がシステムとして同期する。
ここでは、このような主装置との通信が途絶えた場合の従属装置のユニット切替動作について、図12を用いて説明する。図12は、主装置との通信断の際の従属装置の切替管理部27bの動作のフローチャートであり、図10で示す通常時の切替管理部27bについての動作フローのうち、S06以降の処理をより詳細に展開したものである。従って、S06以降の処理、S31、S32について説明をする。その他の処理は通常時と同様である。
割り込みが発生し、当該割り込みの要因が回線障害に関するものであった場合に、切替トリガ収集部172は回線についての障害情報を収集する(S06、通常時と同様)。
その後、収集した回線障害情報のうち、主装置とAPS情報を送受信している回線異常であり接続断となっているか否かを判断する(S31)。当該回線の回線断でない場合には通常の処理と同様S07以降の処理を行う。しかし、当該回線が回線断となっている場合には、自光伝送装置(従属装置)のアクティブなユニットをワーク側へ強制的に切り換える処理を行う(S32)。そして、切替後のユニット状態としてAPS情報を作成し、以降通常時と同様の処理を行う(S11以降)。主装置側では当該APS情報を受信するとS04により判断し、以降通常処理と同様の処理を行う。この結果、主装置においてもワーク側へユニット切替が発生することになる。
APS情報を送受信する回線に異常が発生した場合、つまり従属装置にとって主装置との通信が途絶えた場合には、システムとしてユニット切替の同期がとれない状況となってしまい、最終的には信号断などの問題が起こることになる。そこで、このような状況下においては、従属装置がユニットをワーク側に必ず切り替るようにするという構成を採る。
これにより、従属装置が主装置からの切替通知を受信できなくなってしまった場合においても、シェルフ全体として統一したユニット切替を可能とし、よりシステムとしての冗長化が図れる。
〈従属装置が主装置から切り離された場合〉
主装置と従属装置との間の回線がワーク側、プロテクション側ともに信号断状態となってしまう状況が考えうる。すなわち、或る従属装置からの送信信号を主装置110で全く受信できなくなる状況が発生し得る。このような場合、本実施形態の主装置110は信号断状態となった従属装置をシステム全体の切替判定から外すという構成を採る。
ここでは、このような場合における主装置110のユニット切替判定について図13を用いて説明する。図13は、従属装置をユニット切替判定からはずす場合の主装置の切替管理部17bの動作についてのフローチャートであり、図11で示す通常時の切替管理部17bについての動作フローのうち、S21の処理をより詳細に展開したものである。従って、S21についてのみ説明をする。その他の処理は通常時と同様である。
切替管理部17bは、切替トリガ収集部172によってワーク、プロテクションのユニット毎にまとめられたユニット及び回線障害情報(S07)を受けると、主装置及び従属装置の障害情報をワーク、プロテクション別にまとめる(S21)。この際に、自光伝送装置(主装置)の回線障害として収集した障害情報、すなわち、自光伝送装置が受信側として従属装置間の回線障害を判断した情報(例えば、図3に示す14a)により、ワーク側プロテクション側ともにSF障害(SF−x:x=最大ライン数)が発生している従属装置がないかを判断する(S211)。ここでそのような従属装置があると判断した場合に、その従属装置を切替判定から切り離し、当該従属装置の障害情報は含めないで障害情報をワーク、プロテクション別にまとめる(S212)。ないと判断した場合には、通常どおり全ての情報をワーク、プロテクション別にまとめる(S213)。そして、そのまとめた情報から障害ポイント変換を実施し(S22)、以降通常と同様の処理となる。
主装置にとって従属装置との間の回線においてワーク側、プロテクション側ともに信号断状態となってしまった場合に、本実施形態の主装置は信号断状態となった従属装置をシステム全体の切替判定から外すという構成を採る。
これにより、正常な従属装置との関係を優先しシステムのユニット切替判定を実施することで、より冗長性の高いユニット切替を実現している。
〈変形例〉
本発明の実施形態では、従属装置2台構成としているが3台以上になった場合も、上記のような障害ポイントによる切替判定はそのまま使用することができ、例えば、大小比較判定で状態を決定することができる。
また、障害収集の対象となる従属装置が増えるだけなので、障害ポイントの加算も現状の処理をそのまま流用でき加算する数が増えるだけとなり、機能拡張も容易に行うことができる。
また、各従属装置と主装置との間をより多くの光ファイバで接続する場合も考えられ、その場合には図7に示すK1/K2バイトの使用方法を多少変更することで対応可能である。この場合には、従属装置からの通知情報のうち(図7(B))、K1バイトの「切替状態」となっている領域を障害回線本数とし、「障害情報」領域を障害種別のみ(SD/SF)とすることで256種類まで対応可能となる。またK2バイトも同様に「予備」領域を障害本数とする事で対応可能となる。この場合、従属装置の切替状態を主装置で判断できないことになるが、従属装置側は必ず主装置からの切替通知状態に従い、従わない場合は、主装置側からの切替通知を受信できない時とするルールを決めている事により、従属装置からの切替状態通知がなくても主装置で従属装置の切替状態を推測できる為、従属装置からの切替状態通知がなくても問題は発生しない。
各光伝送装置間接続を示す図である。 各光伝送装置における障害情報収集を示す図である。 主装置における障害情報集約を示す図である。 障害情報種別と障害プライオリティを示す図である。 本発明の実施形態に係る複数の光伝送装置によるH/W概念を示す図である。 本発明による光伝送システムの実施形態に係る複数の光伝送装置による機能構成を示す図である。 K1/K2バイト使用方法を示す図である。 障害ポイント変換テーブルを示す図である。 切替管理部の機能構成を示す図である。 従属装置の切替管理部の動作フローを示す図である。 主装置の切替管理部の動作フローを示す図である。 主装置との通信断の際の従属装置の切替管理部の動作フローを示す図である。 従属装置を切替判定からはずす場合の主装置の切替管理部の処理フローを示す図である。 従来装置構成における機能構成を示す図である。 複数の光伝送装置構成における機能構成を示す図である。
符号の説明
11,110…主装置
21,31,210,310…従属装置
41,410a,410b,410c,410d…光ファイバ
14a,14b,14c,14d,24a,24b,34a,34b…第1集約情報
49a,49b,49c,49d…第2集約情報
15…インタフェース部
17,27,37…CPU部
19a,19b,29a,29b,39a,39b…TCA部
16a,26a,36a…STS−SF(WK)
16b,26b,36b…STS−SF(PT)
12,120,220,320…MUX/DMUX部(WK)
13,130,230,330…MUX/DMUX部(PT)
12a,121…信号接続変換部
122,124,134…受信部
123,125,135…送信部
17a,27a,37a…状態監視部
17b,27b,37b,171b,271b…切替管理部
41a,41b,41c,41d…通信路
171…割り込み処理部
172…切替トリガ収集部
173…構成情報管理処理部
174…状態監視部インタフェース機能部
175…ユニット切替処理部
176…現用予備切替処理部
177…BLSR切替処理部
178…パス切替処理部
179…ユニット切替部
180…現用予備切替部
181…BLSR切替部

Claims (5)

  1. 1つの主装置と複数の従属装置とからなる複数の光伝送装置を有する光伝送システムであって、
    各光伝送装置は、信号の送受信を制御する複数のインタフェース部と、各インタフェース部で送受信される信号の多重/分離処理をそれぞれ行う現用系及び予備系の各多重/分離部とを有し、
    各従属装置の現用系の多重/分離部は、主装置の現用系の多重/分離部に複数の光回線を介して接続され、
    各従属装置の予備系の多重/分離部は、主装置の予備系の多重/分離部に複数の光回線を介して接続され、
    前記主装置の現用系及び予備系の各多重/分離部は、主装置及び各従属装置に入力される信号の出力先をその信号の宛先に応じて切り替える切り替え部を有し、
    前記各従属装置は、
    前記複数の光回線のうち前記主装置から信号を受信するための1以上の光回線の障害状態を示す障害情報を現用系及び予備系の夫々について収集する従属装置側障害情報収集部と、
    収集された前記現用系及び予備系の障害情報を前記主装置へ送信する送信部と、
    前記主装置から受信する現用系と予備系との間の切り替え指示に応じた現用系と予備系の切り替え制御を行う従属装置側現用/予備系切り替え制御部とを有し、
    前記主装置は、
    自装置と各従属装置とを結ぶ前記複数の光回線のうち、各従属装置から信号を受信するための光回線の障害状態を示す障害情報を、現用系及び予備系毎に、且つ従属装置毎に収集する主装置側障害情報収集部と、
    前記従属装置の夫々から、前記従属装置側障害情報収集部により収集された前記現用系及び予備系の障害情報を受信する受信部と、
    前記主装置側障害情報収集部により収集された障害情報と前記従属装置側障害情報収集部により収集された障害情報とが、現用系及び予備系毎に、且つ従属装置毎に集約された集約障害情報を作成する集約部と、
    集約障害情報に対応するポイント情報を格納した記憶部と、
    集約障害情報を前記記憶部に格納されたポイント情報に変換する変換部と、
    変換されたポイント情報を現用系と予備系について集計する集計部と、
    集計されたポイント情報を比較して現用系と予備系のいずれを選択するかを決定する決定部と、
    前記決定部の決定結果に応じて、主装置に対する現用系と予備系との間の切り替え制御を行うとともに、主装置に対する切り替えと同様の切り替え指示を、各従属装置に通知する主装置側現用/予備系切り替え制御部とを有する光伝送システム。
  2. 前記ポイント情報は、前記集約障害情報が示す障害の程度に応じて割り当てられた数値であって、前記決定部が、現用系と予備系との間で、障害の程度が良好な系を選択するように割り当てられている請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記主装置側現用/予備系切り替え制御部は、
    前記切り替え指示を、前記主装置の予備系の多重/分離部と前記各従属装置の予備系の多重/分離部との間を結ぶ複数の光回線の少なくとも1つを用いて伝送される光通信フレームのオーバヘッド部を使用して、各従属装置に通知する請求項1に記載の光伝送システム。
  4. 前記従属装置側現用/予備系切り替え制御部は、
    光回線の障害等により、前記主装置からの切り替え指示を受信できないときには、自装
    置の現用系への切り替え制御を行う請求項1に記載の光伝送システム。
  5. 前記集約部は、
    前記複数の従属装置の一つにおける現用系及び予備系の双方の複数の光回線の障害の程度がいずれも良好でない場合には、当該従属装置に係る障害情報を集約対象から除外する請求項1に記載の光伝送システム。
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