JP2016103689A - 光伝送システム、管理装置、光伝送ノード及び光伝送方法 - Google Patents

光伝送システム、管理装置、光伝送ノード及び光伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】障害が発生した際の復旧時間の短縮と、多重障害に対する高信頼性を得る。【解決手段】光伝送ノード1が、光伝送ノード1の優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する情報管理部141と、光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じて、プロテクション情報の上記障害状態の優先度を更新する情報更新部144と、プロテクション切替え後、切替え指示部24による指示に応じ、プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する波長リストレーション切替え部146とを備えた。【選択図】図5

Description

この発明は、プロテクション切替えと波長リストレーション切替えを組み合わせた光パス切替えの効率的な選択を、障害の優先度制御によって実現する光伝送システム、管理装置、光伝送ノード及び光伝送方法に関するものである。
WDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送を適用したコアメトロ網の高信頼化、耐障害性向上を実現するための障害復旧方式として、複数の障害復旧の方式が検討されてきた(例えば特許文献1、非特許文献1参照)。特許文献1では、従来のメトロシステムにおける障害対策として、OUPSR(Optical Unidirectional Path Switched Ring)や、OSPPR(Optical Shared Path Protection Ring)といった1つの現用系となる光パス(Workingパス)に対して1つの予備系となる光パス(Protectionパス)を確保しておく、1+1プロテクション方式が記載されている。また、非特許文献1では、光クロスコネクト(OXC:Optical Cross Connect)装置を多方路化したメッシュネットワークにおける障害対策として、現用系光パス障害時に新たな正常光パス(リストレーションパス、Restrationパス)を確立し切替える、波長リストレーション方式が記載されている。
1+1プロテクション方式は、プロテクションペアとなる現用系の光パスと予備系の光パスの両方の光パスが導通を確立している。そのため、障害発生時には、光パスの端点の光伝送ノードに対して、切替え設定を実施することで、光パスの導通が復旧する。よって、瞬間的な切替え設定が可能であり、障害回復時間を短縮することができる。しかしながら、予備系の光パスを使用中に、予備系の光パスに障害が発生してしまう多重障害状態では、通信断となってしまう課題があった。上記課題を解決するためとして、例えば特許文献2に記載の技術がある。特許文献2では、別の1+1プロテクションペアの予備系の光パスを第3の代替経路とする方式により、多重障害に対応可能である。また、特許文献2に記載の技術では、現用系の光パスと予備系の光パスに両方に障害が発生した場合、動的に第3の代替経路を確立することで対応している。
国際公開第2014/030732号 特開2008−166942号公報
社団法人電子情報通信学会 GMPLSによる障害回復と予備帯域を用いたExtra LSPサービス(PN2003 25−34、p.41−46)
しかしながら、特許文献2では、別のプロテクションペアの予備系を使用するため、プロテクションペア間の優先度を使用者が設定する必要がある。そのため、光パス数が増加してくると、プロテクションペアの相互関係が複雑化するという課題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、双方向の光パスを意識していないため、光パスの片方向の障害に対する対応が不十分である。例えば、双方向の光パスのプロテクションペアで現用系と予備系の両方の光パスの片方向に障害が起こっているが、第3の経路に切替えなくても導通可能となる光パス状態には対応できない(本発明の図21参照)。この場合、特許文献2に記載の技術では、現用系と予備系どちらかの一方のパスを第3の経路に切替えてしまうことで、切替えによる通信断が一時的に発生してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、障害が発生した際の復旧時間の短縮と、多重障害に対する高信頼性を得ることができる光伝送システム、光伝送ノード、管理装置及び光伝送方法を提供することを目的としている。
この発明に係る光伝送システムは、プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、光パスを管理する管理装置とを備え、管理装置は、光パスの光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理部と、光パスの光伝送ノード間で障害が生じた場合に、光パス情報の障害状態を更新する第1更新部と、光パス情報が更新された場合に、該当する光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部とを備え、光伝送ノードは、光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理部と、光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じ、プロテクション情報の障害状態の優先度を更新する第2更新部と、プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替え部と、プロテクション切替え後、切替え指示部の指示に応じ、プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替え部とを備えたものである。
また、この発明に係る光伝送方法は、プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、光パスを管理する管理装置とを備えた光伝送システムによる光伝送方法において、管理装置は、第1管理部が、光パスの光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理ステップと、第1更新部が、光パスの光伝送ノード間で障害が生じた場合に、光パス情報の障害状態を更新する第1更新ステップと、切替え指示部が、光パス情報が更新された場合に、該当する光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示ステップとを有し、光伝送ノードは、第2管理部が、光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理ステップと、第2更新部が、光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じて、プロテクション情報の障害状態の優先度を更新する第2更新ステップと、第1切替え部が、プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替えステップと、第2切替え部が、プロテクション切替え後、切替え指示部による指示に応じ、プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替えステップとを有するものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、障害が発生した際の復旧時間の短縮と、多重障害に対する高信頼性を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る光伝送システムで適用する1+1プロテクション方式の概要を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムで適用する波長リストレーション方式の概要を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るネットワーク管理装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送ノードのノード監視制御部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムにおける障害状態の優先度設定を説明する図であり、(a)ライン側入力障害が発生した場合を示す図であり、(b)クライアント側入力障害が発生した場合を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムにおける障害状態の優先度判定を示す図であり、(a)優先度判定を示す回路図であり、(b)優先度判定表である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムにおける現用系、予備系の障害状態に応じたプロテクション切替えの運用系、待機系を示す一覧表である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光パス状態例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図9に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図9に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図9において光伝送ノード1aで障害を検出した場合のプロテクション切替え動作を示すシーケンス図である。 図12のプロテクション切替え後の光パス状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図13に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図13に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図13における波長リストレーション切替え動作を示すシーケンス図である。 図16の波長リストレーション切替え後の光パス状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図17に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図17に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図9において光伝送ノード1a,1zで障害を検出した場合のプロテクション切替え動作を示すシーケンス図である。 図20のプロテクション切替え後の光パス状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図21に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図21に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図21における波長リストレーション切替え動作を示すシーケンス図である。 図24の動作後に障害が復旧した場合の切戻し動作を示すシーケンス図である。 図25の切戻し後の光パス状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図26に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図26に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムにおける障害状態の優先度設定を説明する図であり、(a)ライン側入力障害が発生した場合を示す図であり、(b)クライアント側入力障害が発生した場合を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムの光パス状態例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図30に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図30に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図30において光伝送ノード1aでポート111−1aの入力側障害を検出した場合のプロテクション切替え動作を示すシーケンス図である。 図33のプロテクション切替え後の光パス状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図34に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図34に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。 図32において光伝送ノード1aでポート111−1a,111−2aの入力側障害を検出した場合のプロテクション切替え動作を示す図である。 図37のプロテクション切替え後のパス状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムのネットワーク管理装置が管理する図38に対応した光パス情報テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光伝送システムの光伝送ノードのノード監視制御部が管理する図38に対応したプロテクション情報テーブルを示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、本発明の光伝送システムで適用する1+1プロテクション方式と波長リストレーション方式の概要について説明する。
まず、1+1プロテクション方式の概要について、図1を参照しながら説明する。なお以下の図では、複数系統設けられた各機能部を区別するため、各機能部の符号に接尾記号(a,b等や、−1,−2等)を付して示している。
図1に示す光伝送ノード101のトランスポンダ部1011は、複数の外部クライアント装置104(図1では1台ずつ表示)からのクライアント信号を対応するポート10111で受信し、多重化してライン側信号として出力するポート多重トランスポンダ部である。例えば図1のトランスポンダ部1011−1aは、n個のポート10111−1−1a〜10111−1−naを有し、クライアント信号を多重化することができるnポート多重トランスポンダ部である。なお各ポート10111において、黒丸が運用系(ACT:ACTIVE)を示し、白丸が待機系(STB:STANDBY)を示している。
1+1プロテクション方式は、1つの通信コネクションに対して、現用系の光パスと予備系の光パスのプロテクションペアを備える。図1において、外部クライアント装置104aと外部クライアント装置104bを接続する通信コネクションを1+1プロテクション方式で冗長化する場合には、例えば、トランスポンダ部1011−1aとトランスポンダ部1011−1zで確立する現用系の光パスと、トランスポンダ部1011−2aとトランスポンダ部1011−2zで確立する予備系の光パスをプロテクションペアとする。
外部クライアント装置104aからのクライアント信号は、光カプラ(CPL)105aによって、ポート10111−1−1aとポート10111−2−1aへのクライアント信号となる。その後、トランスポンダ部1011−1a,1011−2aで他のクライアント信号と多重され、光パスを経由して、トランスポンダ部1011−1z,1011−2zによって分離され、ポート10111−1−1z,10111−2−1zから出力される。
外部クライアント装置104bの入力側は、光カプラ106bを用いて、ポート10111−1−1z,10111−2−1zの出力側と接続されている。そして、出力側の光伝送ノード101z内のノード監視制御部1014zにおいて、プロテクションペアの片側のポート10111のみ出力するように、一方を運用系、他方を待機系に設定し、待機系からの出力はシャットダウンする。これにより、クライアント信号が衝突することを回避している。
また、外部クライアント装置104bから外部クライアント装置104aへのクライアント信号の伝送についても、同様の制御が実施される。
図1に示すプロテクションペアにおいて、現用系の光パスで信号断等の障害(SF:Signal Fail)が発生した場合、出力を現用系の光パスから予備系の光パスに切替えることで、通信コネクションが復旧する。このとき、出力側の光伝送ノード101zで出力するポート10111を切替えるだけでよいため、高速な復旧が可能である。このように、1+1プロテクション方式は、2波分の波長資源を利用して高速な復旧を実現している。
しかしながら、現用系の光パスが基板交換やファイバ交換等により障害から復旧する前に、予備系の光パスにも障害が発生した場合、通信コネクションが長時間途切れてしまう。このように、1+1プロテクション方式は多重障害には対応できない。
次に、波長リストレーション方式の概要について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、トランスポンダ部1021が、方路スイッチ(SW)1025及び波長選択スイッチ(WSS)1026により、物理的な配線を変更することなく、別の経路を通る光パスを確立可能な場合、波長リストレーション方式による切替えが可能である。
図2において、外部クライアント装置104aと外部クライアント装置104bを接続する光パスとして、光伝送ノード102a,102b,102zを通る光パスA−B−Zが確立済みで、上記光パスは光伝送ノード102cを経由する光パスA−C−Zに波長リストレーション切替えが可能であるとする。
この場合、上記光パスで障害が発生したとき、方路スイッチ1025、波長選択スイッチ1026及び光伝送ノード102cに対して設定を実施し、光パスを再確立することで、通信コネクションが復旧する。
このように、波長リストレーション方式では、トランスポンダ部1021のライン側の光パスを切替えることで、通信コネクションを復旧することができる。また、波長リストレーション方式では、到達可能な光パスがNルート分あれば、N−1多重障害に対応可能である(例えば後述する図3では、到達可能なルートが3個あるため、2重障害まで対応可能である)。ただし、復旧までの時間は、到達可能なルートの計算、各基板及び中継用の光伝送ノード1に関する設定等を必要とするため、1+1プロテクション方式と比較して長時間化する。
そして、本発明では、上記のような波長リストレーション方式による光パスの切替えを、プロテクションペアの障害発生中の待機系の光パスに適用することで、高速な切替えと多重障害への耐障害性の両方の利点を兼ね備えるサービスを提供することができる。すなわち、プロテクションペアの待機系の光パスに障害が発生したとき、待機系の光パスに波長リストレーションを適用することで、運用系の光パスに影響なく障害を復旧することができる。
しかしながら、1+1プロテクション方式と波長リストレーション方式を組み合わせる場合には、片方向障害の取り扱いに関する課題が存在する。片方向障害とは、通常の双方向の光パスのサービスにおいて、片方向は正常な光パスを確立しているが、もう一方の方向において障害が発生している状況である。
波長リストレーション方式は、ライン側において切替えを実施するため、切替え開始から完了まで、クライアント信号は切断したままとなる。上記のような不要な切断を回避するためには、切替え実施前に、運用系を波長リストレーション切替え実施しない光パス側に切揃える必要がある。しかしながら、通常の1+1プロテクションにおける片方向の障害、例えば図1において、トランスポンダ部1011−1aからトランスポンダ部1011−1zへの方向で障害が発生した場合、トランスポンダ部1011−1zからトランスポンダ部1011−2zへの切替えは実施されるが、対向のトランスポンダ部1011−1aの入力側は障害を検出していないため、切替えが発生せず光パスが不揃いの状態になってしまう。
上記のような光パスが不揃いとなる課題を回避するため、APS(Automatic Protection Switching)又は、障害が発生した逆方向に対する後方障害通知(BDI:Backward Defect Indicator)を用いて、片方向障害発生したときに、もう一方に障害を通知して切揃える方法が存在する。
しかしながら、この方法では、例えば図1において、トランスポンダ部1011−1aからトランスポンダ部1011−1zへの方向での障害と、トランスポンダ部1011−2zからトランスポンダ部1011−2aへの方向での障害がほぼ同時に発生した場合、切揃えることによって、片方向のみしか接続できない状態となってしまう。このように、双方向においてパス障害状態を監視することで、従来の1+1プロテクション方式において切断が発生しなかった光パスにおいて、不要な切断が発生する可能性がある。
これらの課題を解決するのが本発明である。すなわち、本発明の光伝送システムでは、障害状態に優先度を付けて、高優先度(SF#1)と低優先度(SF#2)を区別することで、1+1プロテクション方式と波長リストレーション方式を効率的に組み合わせた光パス冗長方式を提供する。
以下に、本発明にかかる冗長方式の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図3はこの発明の実施の形態1に係る光伝送システムの構成を示す図である。
光伝送システムは、図3に示すように、光ネットワーク上において、プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する複数の光伝送ノード1と、当該光ネットワーク上の各光伝送ノード1の監視及び制御を行うことで、光パスの管理を行うネットワーク管理装置(管理装置)2から構成されている。なお、ネットワーク管理装置2は、光ネットワーク上の代表の光伝送ノード1(図1の例では、光伝送ノード1a)と、DCN(Data Communication Network)3でTCP/IPにより接続されている。また、光伝送ノード1a及び光伝送ノード1zには、外部クライアント装置4a,4bがそれぞれ接続されている。
なお図1では、1系統の外部クライアント装置4を示しているが、複数系統設けてもよい。また図1では、光ネットワーク上に5つの光伝送ノード1を設けた場合を示しているが、光伝送ノード1の数に制限はない。
光伝送ノード1は、トランスポンダ部(TPND)11、光クロスコネクト波長多重分離部(OXC・MUX/DEMUX)12、光増幅部(AMP)13及びノード監視制御部14を備えている。なお図3では、1つの系の構成についてのみ示しているが、トランスポンダ部11、光クロスコネクト波長多重分離部12及び光増幅部13は、現用系と予備系についてそれぞれ設けられる。
トランスポンダ部11は、外部クライアント装置4からの信号(クライアント信号)を受信して光クロスコネクト波長多重分離部12に出力し、また、光クロスコネクト波長多重分離部12からの信号を受信して外部クライアント装置4に送信するものである。また、このトランスポンダ部11は、波長変換機能を有している。例えばトランスポンダ部11では、外部クライアント装置4からの100GbE(100 Gigabit Ethernet(Ethernetは登録商標/以下省略して記載))又は10GbE(Gigabit Ethernet)等のEthernet、SONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy)信号等のクライアント信号を単一又は複数収納する。そして、このクライアント信号を、ITU−Tで規定されているOTU(Optical Transport Unit)フレームにマッピングして、電光変換により波長信号に変換する。そして、この波長信号を、伝送路ファイバ(光ファイバリンク)へのライン側信号として出力する。
また、トランスポンダ部11は、複数の外部クライアント装置4(図3では1台ずつ表示)からのクライアント信号を対応するポート111で受信し、多重化してライン側信号として出力するポート多重トランスポンダ部である。
光クロスコネクト波長多重分離部12は、トランスポンダ部11からの信号を該当する光増幅部13に出力し、また、光増幅部13からの信号をトランスポンダ部11に出力するものである。
光増幅部13は、光クロスコネクト波長多重分離部12からの信号を光増幅して他の光伝送ノード1に出力し、また、他の光伝送ノード1からの信号を光増幅して光クロスコネクト波長多重分離部12に出力するものである。
ノード監視制御部14は、自身の光伝送ノード1及び光パスの監視及び制御を行うものである。このノード監視制御部14の詳細は後述する。
次に、ネットワーク管理装置2の構成について、図4を参照しながら説明する。
ネットワーク管理装置2は、図4に示すように、入力部21、情報管理部(第1管理部)22、情報更新部(第1更新部)23及び切替え指示部24を備えている。このネットワーク管理装置2の各機能部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
入力部21は、オペレータからの入力を受付けて、光ネットワーク上の光伝送ノード1に対する設定を実施するものである。これにより、光パスが開通し、外部クライアント装置4間に通信コネクションを確立することができる。なお、このような光パスは、通常、2本の光ファイバを一組とするファイバペア単位で設定及び管理し、双方向の光通信を実現する。この光伝送ノード1に対する設定情報は、ネットワーク管理装置2の情報管理部22及び該当する光伝送ノード1のノード監視制御部14の情報管理部141で管理される。
情報管理部22は、ノード情報及び光パス情報を管理するものである。ノード情報は、光伝送ノード1に関する情報である。また、光パス情報は、光伝送ノード1により構成される光パスに関する情報である。この光パス情報には、現用系と予備系の光パスの経路、運用状態及び障害状態、波長リストレーション先の光パスを示す情報が含まれている。
情報更新部23は、光パスの光伝送ノード1間に障害が発生した場合に、情報管理部22に管理されている該当する光パス情報の障害状態を更新するものである。この際、情報更新部23は、光伝送ノード1からの光パス障害通知を受信することで光パスの光伝送ノード1間の障害発生を検出し、該当する光パス情報の障害状態を更新する。
切替え指示部24は、情報更新部23により光パス情報が更新された場合に、情報管理部22に管理されている光パス情報に従い、該当する光伝送ノード1に波長リストレーション切替えを指示するものである。この際、切替え指示部24は、光パス情報から、障害状態の光パスが存在し、且つ当該光パスに対して波長リストレーション切替え可能な光パスが存在する場合に、波長リストレーション切替えを指示する。
次に、ノード監視制御部14の構成について、図5を参照しながら説明する。
ノード監視制御部14は、図5に示すように、情報管理部(第2管理部)141、障害検出部142、障害通知部143、情報更新部(第2更新部)144、プロテクション切替え部(第1切替え部)145、波長リストレーション切替え部(第2切替え部)146を備えている。このノード監視制御部14の各機能部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
情報管理部141は、プロテクション情報を管理するものである。プロテクション情報は、自身の光伝送ノード1に関する情報である。このプロテクション情報には、自身の光伝送ノード1のトランスポンダ部11の位置、優先度付きの障害状態、及び運用状態を示す情報が含まれている。
障害検出部142は、自身の光パスでの障害を検出するものである。
障害通知部143は、障害検出部142により障害が検出された場合に、ネットワーク管理装置2、光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して、障害発生を示す通知を行うものである。この際、障害通知部143は、光パスの光伝送ノード1間での障害を検出した場合には、ネットワーク管理装置2に対して光パス障害通知を行い、また、当該光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して後方障害通知を行う。また、障害通知部143は、光パスの光伝送ノード1間外(光伝送ノード1と外部クライアント装置4間)での障害を検出した場合には、当該光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して前方障害通知を行う。
情報更新部144は、障害検出部142により障害が検出された場合に、当該障害の発生箇所に応じて、情報管理部141に管理されている該当するプロテクション情報の障害状態の優先度を更新するものである。この際、情報更新部144は、障害の発生箇所が自身の光伝送ノード1の入力側且つ光パスの光伝送ノード1間である第1条件の場合、又は発生箇所が光パスにおける対向の光伝送ノード1の入力側且つ光パスの光伝送ノード1間外である第2条件の場合(前方障害通知を受けた場合)には、障害状態を高優先度に設定する。一方、第1,2条件ではなく、発生箇所が光パスにおける対向の光伝送ノード1の入力側且つ光パスの光伝送ノード1間である場合(後方障害通知を受けた場合)には、障害状態を低優先度に設定する。
プロテクション切替え部145は、情報更新部144によりプロテクション情報が更新された場合に、当該プロテクション情報に従い、プロテクション切替えを実施するものである。この際、プロテクション切替え部145は、現用系と予備系の光パスで障害状態が異なる優先度に設定されている場合に、低優先度である系の光パスを運用系とし、高優先度である系の光パスを待機系とするようにプロテクション切替えを行う。
波長リストレーション切替え部146は、プロテクション切替え後、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24による指示に応じ、情報管理部141に管理されているプロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施するものである。この際、波長リストレーション切替え部146は、1+1プロテクション方式による冗長化を実施していない光パスがあるという条件、光パスの少なくとも一端の光伝送ノード1において現用系及び予備系の障害状態が全て高優先度に設定されているという条件、及び光パスの両端の光伝送ノード1において現用系又は予備系が全て待機系であるという条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、波長リストレーション切替えが可能と判断する。
なお、実際の光信号は、外部クライアント装置4aから出力されて外部クライアント装置4bに入力される光信号と、外部クライアント装置4bから出力されて外部クライアント装置4aに入力される光信号の2種類が存在する。そして、それぞれがファイバペアの片方を使用し、光伝送ノード1のノード監視制御部14で、方向毎に光パスの状態やトランスポンダ部11を監視している。これにより、双方向において、パス障害状態を監視している。
次に、光伝送システムにおいて障害が発生した場合での障害状態の優先度判定について、図6,7を参照しながら説明する。図6では、図3に示す構成から、光伝送ノード1a,1zのトランスポンダ部11a,11zのみを抽出して示している。
図6(a)では、トランスポンダ部11zのライン入力側で障害が発生した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11zは、障害が発生した光パスを障害発生中(SF)としてネットワーク管理装置2に通知する(光パス障害通知)。また、対向のトランスポンダ部11aに対して後方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が自身の入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。また、対向のトランスポンダ部11aについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11zの入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11aの障害状態を低優先度(SF#2)に設定する。
また、図6(b)では、トランスポンダ部11aのクライアント入力側で障害が発生した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11aは、対向のトランスポンダ部11aに対して前方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11aの入力側且つ光伝送ノード1間外であるため、このトランスポンダ部11zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。一方、トランスポンダ部11a及び光パスは障害なし(Not−SF)となる。
図7は、情報更新部144において、障害の発生箇所から、トランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)又は低優先度(SF#2)に設定する条件を、判定回路図及び判定表で示したものである。なお、波長リストレーション切替えによる復旧が可能な光パスは、ライン側(光伝送ノード1間)にのみ障害が発生している光パスである。そのため、クライアント側(光伝送ノード1と外部クライアント装置4間)での障害については、障害を検出した光伝送ノード1のトランスポンダ部11は障害状態としない。
また図8は、現用系と予備系の光パスにおけるトランスポンダ部11の障害状態の組み合わせと、その際にプロテクション切替え部145で選択する系を示している。プロテクション切替え部145はこの表を保持し、現用系と予備系の光パスで障害状態が異なる優先度に設定されている場合には、障害状態が低優先度である系の光パスを運用系とし、高優先度である系の光パスを待機系とする。
次に、ネットワーク管理装置2において、情報管理部22に管理されている光パス情報が更新された場合での、波長リストレーション切替え指示動作について説明する。
ネットワーク管理装置2の切替え指示部24は、情報更新部23により光パス情報が更新された場合に、以下の2つの条件を満たす場合に、該当する光伝送ノード1に波長リストレーション切替え指示を行う(波長リストレーション切替え要求メッセージを送信する)。
(1−1)障害状態の光パスが存在するという条件
(1−2)(1−1)の条件を満たす光パス情報において、波長リストレーション切替えが可能な光パスが存在するという条件
次に、光伝送ノード1のノード監視制御部14がネットワーク管理装置2から波長リストレーション切替え指示(波長リストレーション切替え要求メッセージ)を受信した場合での、波長リストレーション切替えの実施可否判定動作について説明する。
ノード監視制御部14の波長リストレーション切替え部146は、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24から波長リストレーション切替え要求メッセージを受信した場合、以下の3つの条件のうちのいずれかを満たす場合に、波長リストレーション切替えが可能であると判断する。
(2−1)1+1プロテクション方式による冗長化を実施していない光パスがあるという条件
(2−2)光パスの少なくとも一端の光伝送ノード1において現用系及び予備系の障害状態が全て高優先度に設定されているという条件
(2−3)光パスの両端の光伝送ノード1において現用系又は予備系が全て待機系であるという条件
次に、本発明の光伝送ネットワークの具体的な動作について、図9〜28を参照しながら説明する。
図9では、光伝送ノード1aから光伝送ノード1bを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−B−Zを現用系とし、光伝送ノード1aから光伝送ノード1cを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−C−Zを予備系として、プロテクションペアを構成している。また、現用系の光パスは、光伝送ノード1aから光伝送ノード1dを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−D−Zに波長リストレーション切替えが可能となっている。
図10は、図9に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。
図10に示すように、光パス情報では、現用系と予備系の光パス、及びリストレーション切替え先の光パスに関する情報が一つのグループとして管理されている。そして、光パス毎に、経路、運用状態(運用中、非運用中)、障害状態(SF,Not−SF,−)を示す情報が管理されている。
図11は、図9に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。
図11に示すように、プロテクション情報では、現用系と予備系の光パスのトランスポンダ部11の位置、障害状態(SF#1,SF#2,Not−SF)、運用状態(ACT,STB)示す情報が管理されている。
次に、図9に示す光パス状態において、ライン側で片方向障害が発生したときの動作について説明する。まず、第1具体例として、図12に示すように、光伝送ノード1aで現用系の光パスのライン側入力障害を検出した場合について説明する。
図12に示すように、光伝送ノード1aは、現用系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST1201)、ネットワーク管理装置2に現用系の光パス障害通知を行う(ステップST1202)。また、光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST1203)。また、自身の現用系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST1204)。
そして、ネットワーク管理装置2の情報更新部23は、上記光パス障害通知を受信し、該当する光パスを障害状態(SF)に設定する(ステップST1205)。
また、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST1206)。
その後、各光伝送ノード1a,1zのプロテクション切替え部145は、図8に示す優先度表に従い、それぞれ予備系の光パスに切替える(ステップST1207,1208)。これにより、図13に示すような光パス状態となる。
図14は、図13に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。この図14から、光伝送ノード1aからの現用系の光パス障害通知により、当該現用系の光パスの障害状態が更新されていることが確認できる。
また、図15は、図13に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。この図15から、光伝送ノード1a,1zにおいて、現用系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態、及び現用系及び予備系の光パスのトランスポンダ部11の運用状態が更新されていることが確認できる。
そして、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24は、光パス情報の更新に伴い、上記(1−1),(1−2)の条件をすべて満たすかを判定する。そして、図14ではこの条件を満たすため、図16に示すように、波長リストレーション切替え要求メッセージを代表の光伝送ノード1aへ送信する(ステップST1601)。その後、光伝送ノード1aから光伝送ノード1zに対して上記メッセージが転送される(ステップST1602)。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。そして、図15では上記(2−3)の条件を満たすため、波長リストレーション切替えが可能であるとしてネットワーク管理装置2に応答し、波長リストレーション切替えを実施する(ステップST1603〜1605)。その後、光パスの開通完了後に、代表の光伝送ノード1aは、ネットワーク管理装置2に切替えが完了したことを通知する(ステップST1606)。これにより、図17に示すような光パス状態となる。
図18は、図17に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。また、図19は、図17に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。
このように、1+1プロテクションの予備系の光パスと、波長リストレーション切替え後の現用系の光パスによって、1+1プロテクションを構成する。これにより、その後にさらに運用中の光パスに障害が発生しても1+1プロテクション切替えによる高速復旧が可能となる。
次に、図9に示す光パス状態において、第2具体例として、図20に示すように、光伝送ノード1aで現用系の光パスのライン側入力障害を検出し、同時に、光伝送ノード1zで予備系の光パスのライン側入力障害を検出した場合について説明する。
図20に示すように、光伝送ノード1aは、現用系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST2001)、ネットワーク管理装置2に現用系の光パス障害通知を行う(ステップST2002)。また、現用系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST2003)。また、自身の現用系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST2004)。
また、上記とほぼ同時に、光伝送ノード1zは、予備系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST2005)、ネットワーク管理装置2に予備系の光パス障害通知を行う(ステップST2006)。また、予備系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1aに対して、予備系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST2007)。また、自身の予備系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST2008)。
そして、ネットワーク管理装置2の情報更新部23は、上記光パス障害通知を受信し、該当する光パスを障害状態(SF)に設定する(ステップST2009,2010)。
また、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST2011)。
また、光伝送ノード1aの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の予備系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST2012)。
その後、各光伝送ノード1aのプロテクション切替え部145は、図8に示す優先度表に従い、光伝送ノード1zから光伝送ノード1aへの現用系の光パスについてのみ、予備系の光パスに切替える(ステップST2013)。これにより、図21に示すような光パス状態となる。
図22は、図21に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。また、図23は、図21に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。
そして、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24は、光パス情報の更新に伴い、上記(1−1),(1−2)の条件をすべて満たすかを判定する。そして、図22ではこの条件を満たすため、図24に示すように、波長リストレーション切替え要求メッセージを代表の光伝送ノード1aへ送信する(ステップST2401)。その後、光伝送ノード1aから光伝送ノード1zに対して上記メッセージが転送される(ステップST2402)。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。しかしながら、第2具体例では、図23に示すように、光伝送ノード1zにおいて、現用系の光パスのトランスポンダ部11が運用状態であるため、上記条件を満たさない。そのため、波長リストレーション切替えは実施しない(ステップST2403〜2405)。その結果、双方向において片側運用のまま導通が維持される。
図25は、その後、予備系の光パスが障害から復旧したときの動作を示すシーケンス図である。
図25に示すように、光伝送ノード1zは、予備系の光パスの障害からの復旧を検出すると(ステップST2501)、その旨をネットワーク管理装置2及び対向の光伝送ノード1aに通知する(ステップST2502,2503)。また、自身の予備系のトランスポンダ部11の障害状態を正常状態(Not−SF)に設定する(ステップST2504)。
そして、ネットワーク管理装置2の情報更新部23は、上記通知を受信し、該当する光パスを運用状態(Not−SF)に設定する(ステップST2505)。
また、光伝送ノード1aの情報更新部144は、上記通知を受信し、自身の予備系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を正常状態(Not−SF)に設定する(ステップST2506)。
その後、光伝送ノード1zのプロテクション切替え部145は、図8に示す優先度表に従い、光伝送ノード1aから光伝送ノード1zへの現用系の光パスを、予備系の光パスに切替えて運用系を切揃える(ステップST2507)。これにより、図26に示すような光パス状態となる。
図27は、図26に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。また、図28は、図26に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。
そして、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24は、光パス情報の更新に伴い、上記(1−1),(1−2)の条件をすべて満たすかを判定する。そして、図26ではこの条件を満たすため、再度、波長リストレーション切替え要求メッセージを代表の光伝送ノード1aへ送信する。その後、光伝送ノード1aから光伝送ノード1zに対して上記メッセージが転送される。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。そして、図26では、光伝送ノード1a及び光伝送ノード1zがともに予備系に切揃えられて、上記(2−3)の条件を満たすため、波長リストレーション切替えが可能であるとしてネットワーク管理装置2に応答する。その後、波長リストレーション切替えを実施し、光パスの開通完了後にネットワーク管理装置2に切替えが完了したことを通知する。
このように、障害の発生箇所に応じて障害状態を高優先度と低優先度に分けて区別し、プロテクション切替えと波長リストレーション切替えを組み合わせて実施する。これにより、入力方向の異なる片方向障害が異なる系でほぼ同時に発生した場合に、あえて波長リストレーション切替えを実行せず、復旧のタイミングで改めて波長リストレーション切替えを判断することで、最適な切替えを自動的に判断することができる。
また、切替え先の光パス毎に優先順位を記憶するのではなく、障害の発生箇所(障害通知)に優先度を付け、予め決められた障害通知の優先度の組み合わせに応じて光パスを選択する。これにより、本発明では、光パス数が増加しても光パス毎の優先順位を設定及び記憶する必要がなく、複雑性が増すことを抑制することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、光伝送ノード1が、光伝送ノード1の優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する情報管理部141と、光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じて、プロテクション情報の上記障害状態の優先度を更新する情報更新部144と、プロテクション切替え後、切替え指示部24による指示に応じ、プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する波長リストレーション切替え部146とを備えたので、障害が発生した際の復旧時間の短縮と、多重障害に対する高信頼性を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、光伝送ノード1の情報管理部141が、光伝送ノード1のトランスポンダ部11毎にプロテクション情報を管理する場合を示した。それに対して、実施の形態2では、情報管理部141が、トランスポンダ部11のポート111毎にプロテクション情報を管理する場合を示す。
なお、実施の形態2に係る光伝送システムの各部の構成は、図3〜5に示す構成と同様であり、その説明を省略する。
まず、実施の形態2に係る光伝送システムにおいて障害が発生した場合での障害状態の優先度判定について、図29を参照しながら説明する。図29では、図3に示す構成から、光伝送ノード1a,1zのトランスポンダ部11a,11zのみを抽出して示している。
図29(a)では、トランスポンダ部11zのライン入力側での障害を検出した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11zは、障害の発生した光パスを障害発生中(SF)としてネットワーク管理装置2に通知する(光パス障害通知)。また、対向のトランスポンダ部11aに対して後方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が自身の入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11zの全ポート111−1z,111−2zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。また、対向のトランスポンダ部11aについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11zの入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11aの全ポート111−1a,111−2aの障害状態を低優先度(SF#2)に設定する。
また、図29(b)では、トランスポンダ部11aのポート111−1aのクライアント入力側での障害を検出した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11aは、対向のトランスポンダ部11zに対して前方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11aの入力側且つ当該光パスのトランスポンダ部11間外であるため、トランスポンダ部11zのポート111−1zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。一方、トランスポンダ部11a及び光パスは障害なし(Not SF)となる。
このように、障害状態をトランスポンダ部11のポート111毎に管理することで、管理するデータ量は増加するが、実施の形態1では対応できない同一方向のクライアント側片方向障害が同時に発生するパターンでも導通を維持することができる。
次に、実施の形態2に係る光伝送ネットワークの具体的な動作について、図30〜40を参照しながら説明する。
図30では、光伝送ノード1aから光伝送ノード1bを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−B−Zを現用系とし、光伝送ノード1aから光伝送ノード1cを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−C−Zを予備系として、プロテクションペアを構成している。また、現用系の光パスは、光伝送ノード1aから光伝送ノード1dを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−D−Zに波長リストレーション切替えが可能となっている。また、光伝送ノード1a,1zには、2系統の外部クライアント装置4a〜4dが接続されている。
図31は、図30に示す光パス状態において、実施の形態2のネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。この図31に示すように、光パス情報は実施の形態1と同一である。
また、図32は、図30に示す光パス状態において、実施の形態2の光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。この図32に示すプロテクション情報では、現用系と予備系の光パスのトランスポンダ部11の位置、ポート111の位置、優先度付きの障害状態、及び運用状態をポート毎に管理している。
次に、図30に示す光パス状態において、クライアント側で片方向障害が発生したときの動作について説明する。まず、第3具体例として、図33に示すように、光伝送ノード1aで外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのクライアント側入力障害を検出した場合について説明する。
図33に示すように、光伝送ノード1aは、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスの障害を検出すると(ステップST3301)、現用系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの前方障害通知を行う(ステップST3302)。
そして、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記前方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのポート111−1−1zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST3303)。
その後、光伝送ノード1zにおいて、図8に示す優先度表に従って、外部クライアント装置4a,4b間の予備系の光パスのポート111−2−1zへの切替えを実施する(ステップST3304)。これにより、図34に示すような光パス状態となる。
図35は、図34に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。この図35に示すように、ネットワーク管理装置2では、光伝送ノード1からの光パス障害通知を受信していないため、障害状態は更新されていないことが確認できる。
また、図36は、図34に示す光パス状態において、各光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。この図36から、光伝送ノード1zにおいて、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのポート111−1−1z(Port♯1)の障害状態、及び外部クライアント装置4a,4b間の現用系と予備系の光パスのポート111−1−1z,111−2−1z(Port♯1)の運用状態が更新されていることが確認できる。
次に、図30に示す光パス状態において、第4具体例として、図37に示すように、光伝送ノード1aで、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのクライアント側入力障害及び外部クライアント装置4c,4d間の予備系の光パスのクライアント側入力障害が同時に発生した場合について説明する。
図37に示すように、光伝送ノード1aは、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスの障害及び外部クライアント装置4c,4d間の予備系の光パスの障害を検出すると(ステップST3701,3702)、光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系及び予備系の光パスの前方障害通知を行う(ステップST3703,3704)。
そして、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記前方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのポート111−1−1zの障害状態及び予備系の光パスのポート111−2−2zの障害状態をそれぞれ高優先度(SF#1)に設定する(ステップST3705,3706)。
その後、光伝送ノード1zにおいて、図8に示す優先度表に従って、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのポート111−1−1zについてのみ、予備系の光パスのポート111−2−1zへの切替えを実施する(ステップST3707)。これにより、図38に示すような光パス状態となる。
図39は、図38に示す光パス状態において、ネットワーク管理装置2の情報管理部22で管理している光パス情報を示すテーブルである。この図39に示すように、ネットワーク管理装置2では、光伝送ノード1からの光パス障害通知を受信していないため、障害状態は更新されていないことが確認できる。
また、図40は、図38に示す光パス状態において、光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。この図40から、光伝送ノード1zにおいて、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのポート111−1−1z(Port♯1)の障害状態、外部クライアント装置4c,4d間の予備系の光パスのポート111−2−2z(Port♯2)の障害状態、及び外部クライアント装置4a,4b間の現用系と予備系の光パスのポート111−1−1z,111−2−1z(Port♯1)の運用状態が更新されていることが確認できる。
以上のように、この実施の形態2によれば、情報管理部141が、トランスポンダ部11のポート111毎にプロテクション情報を管理するように構成したので、実施の形態1では救済不可能な、同一方向のクライアント側片方向障害が同時に発生するパターンでも導通を維持できる。また、対向のクライアント側には障害が発生していないため、光伝送ノード1zから光伝送ノード1aの方向のクライアント信号は、導通を維持したままとなる。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、ネットワーク管理装置2を光伝送ノード1の外部に設けた場合について示した。これに対して、代表の光伝送ノード1のノード監視制御部14にネットワーク管理装置2と同等の機能を実装するようにしてもよい。この場合、ネットワーク管理装置2を外部化する場合に比べて、DCN3がダウンしていても波長リストレーション切替えが実施可能である。よって、耐障害性が向上することが期待できる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 光伝送ノード、2 ネットワーク管理装置(管理装置)、3 DCN、4 外部クライアント装置、11 トランスポンダ部、12 光クロスコネクト波長多重分離部、13 光増幅部、14 ノード監視制御部、21 入力部、22 情報管理部(第1管理部)、23 情報更新部(第1更新部)、24 切替え指示部、111 ポート、141 情報管理部(第2管理部)、142 障害検出部、143 障害通知部、144 情報更新部(第2更新部)、145 プロテクション切替え部(第1切替え部)、146 波長リストレーション切替え部(第2切替え部)。

Claims (10)

  1. プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、前記光パスを管理する管理装置とを備えた光伝送システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理部と、
    前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新部と、
    前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部とを備え、
    前記光伝送ノードは、
    前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理部と、
    前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じ、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新部と、
    前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替え部と、
    前記プロテクション切替え後、前記切替え指示部の指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替え部とを備えた
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記第2更新部は、障害の発生箇所が自身の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間である第1条件の場合、又は前記発生箇所が前記光パスにおける対向の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間外である第2条件の場合には、障害状態を高優先度に設定し、前記第1,2条件ではなく、前記発生箇所が前記光パスにおける対向の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間である第3条件の場合には、障害状態を低優先度に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記第1切替え部は、プロテクション切替えを行う現用系と予備系の前記光パスにおいて、障害状態が異なる優先度である場合に、低優先度である系の前記光パスを運用系とし、高優先度である系の前記光パスを待機系とするようにプロテクション切替えを行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光伝送システム。
  4. 前記第2切替え部は、1+1プロテクション方式による冗長化を実施していない前記光パスがあるという条件、前記光パスの少なくとも一端の前記光伝送ノードにおいて現用系及び予備系の障害状態が全て高優先度に設定されているという条件、及び前記光パスの両端の前記光伝送ノードにおいて現用系又は予備系が全て待機系であるという条件のうち、いずれかを満たす場合に、前記波長リストレーション切替えが可能と判断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。
  5. 前記切替え指示部は、障害状態の前記光パスが存在し、且つ当該光パスに対して波長リストレーション切替え可能な前記光パスが存在する場合に、波長リストレーション切替えを指示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。
  6. 前記光伝送ノードは、前記光パスの両端に接続された外部クライアント装置に対応するポートを有するトランスポンダ部を備え、
    前記第2管理部は、前記トランスポンダ部のポート毎に、前記プロテクション情報を管理する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。
  7. 前記管理装置は、前記光パスを構成する前記光伝送ノードのうち、代表の前記光伝送ノード内に具備された
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。
  8. 光伝送ノードにより構成されるプロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを管理する管理装置において、
    前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理部と、
    前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新部と、
    前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部と
    を備えたことを特徴とする管理装置。
  9. 管理装置により管理されるプロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードにおいて、
    前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理部と、
    前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じ、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新部と、
    前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替え部と、
    前記プロテクション切替え後、前記管理装置の、前記光パスの前記光伝送ノード間での障害による前記光パスの前記光伝送ノード間での障害状態を含む光パス情報の更新により、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部による指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替え部と
    を備えたことを特徴とする光伝送ノード。
  10. プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、前記光パスを管理する管理装置とを備えた光伝送システムによる光伝送方法において、
    前記管理装置は、
    第1管理部が、前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理ステップと、
    第1更新部が、前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新ステップと、
    切替え指示部が、前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示ステップとを有し、
    前記光伝送ノードは、
    第2管理部が、前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理ステップと、
    第2更新部が、前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じて、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新ステップと、
    第1切替え部が、前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替えステップと、
    第2切替え部が、前記プロテクション切替え後、前記切替え指示部による指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替えステップとを有する
    ことを特徴とする光伝送方法。
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