JP2013017118A - 光伝送ノード、光伝送システムおよびプロテクション方法 - Google Patents

光伝送ノード、光伝送システムおよびプロテクション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロテクション保護時間の設定を不要とし運用を簡便化すること、多重障害時の障害復旧時間を短縮することができる光伝送ノードを得ること。
【解決手段】重複する区間を含んで複数のプロテクション区間を設定可能な光伝送システムを構成する光伝送ノード1であって、障害復旧処理を行うクライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nと、障害が検出された場合自ノードがプロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとするプロテクション区間に対する経路切替動作の実施を指示するとともに下流の光伝送ノードに対して経路切替動作の抑止を指示する抑止フレームを送信し、抑止フレームを受信した場合、経路切替動作を抑止するとともに受信した抑止フレームを下流の光伝送ノードに転送するパス管理部26と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送ノード、光伝送システムおよびプロテクション方法に関する。
WDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送を適用した大容量光伝送網の高信頼化,耐障害性向上を実現するための障害復旧方式について、アプリケーション毎に信頼性や通信断時間の要求が異なるため、これらの要求に応じて複数の障害復旧方式の検討がなされている(例えば、下記非特許文献1参照)。
例えば、1+1プロテクション方式では現用パスに対して予めリソースを確保した予備パスを設定しておき、現用パスに障害が発生した際に予備パスに切替る。これに対して、事前予約なしレストレーション(Full LSP(Label Switched Path) Rerouting)方式では障害発生を検出してから、光パス内の障害箇所を特定した後に迂回経路を計算し、シグナリングにより迂回パスに切替る。このため、レストレーション方式では、帯域利用効率は1+1プロテクション方式よりもよいが、障害復旧時間は1+1プロテクション方式に比べると長くなる。このように、使用するプロテクション方式により切替時間は異なる。
また、網管理者は管理ドメインや網構成に応じて障害復旧方式により保護する区間を任意に設定することが可能である。障害復旧方式の方式としては、例えば、隣接するノード間で切替トリガとなる障害監視を行い、リンク単位で切替動作を行うリンクプロテクション方式や、光パス端点のノード間で切替トリガとなる障害監視を行い、リンク単位で切替動作を行うパスプロテクション方式がある。また、非特許文献2にて定義されているTCM(Tandem Connection Monitoring)を使用することで、光パス内の任意区間で切替トリガとなる障害監視を行い部分パス単位で切替動作を行う部分パスプロテクション方式が開示されている。
堀内他、「GMPLSによる障害回復と予備帯域を用いたExtra LSPサービス」、PN2003 25−34、p.41−46、社団法人 電子情報通信学会、信学技報 ITU−T(Telecommunication standardization sector of International Telecommunication Union)"ITU−T G.709/Y.1331(12/2009)"、p.56〜57
上記従来の技術を用いて、光伝送システムに複数のプロテクション方式を設定する場合、プロテクション(障害復旧)における障害監視対象区間であるプロテクション区間をオーバーラップさせて設定することができる。オーバーラップしたプロテクション区間のプロテクション保護時間を設定する場合、当該プロテクション区間が包含しているプロテクション区間で切替が発生した際の切替時間を考慮して設定する必要がある。なお、プロテクション保護時間は、各プロテクション区間で同時に切替動作を開始するのを防止するために、ネットワーク運用者によって設定される切替トリガとなる警報を検出してから切替動作を行うまでの待ち時間である。
しかしながら、プロテクション方式により切替時間が異なるため、プロテクション保護時間設定が複雑になり、また適切な保護時間が設定できない可能性がある、という問題がある。プロテクション方式の1つとしてTCMを用いた場合、TCMでは光パス内の任意区間をプロテクション区間に設定できることにより、プロテクション保護時間の設定が特に複雑になる。
また、激甚災害等により、内側のプロテクション区間で2重障害により障害復旧に失敗する場合でも、外側のプロテクション区間ではプロテクション保護時間が満了されないとプロテクション動作を実施されないため、障害復旧時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プロテクション保護時間の設定を不要とし運用を簡便化すること、多重障害時の障害復旧時間の短縮化することができる光伝送ノード、光伝送システムおよびプロテクション方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、障害復旧のための複数のプロテクション区間を互いに重複する区間を含んで設定可能な光伝送システムを構成する光伝送ノードであって、障害の発生を検出し、所定の障害復旧処理を行う障害復旧処理部と、前記障害復旧処理部により障害が検出された場合には、自ノードが前記プロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作の実施を前記障害復旧処理部へ指示するとともに前記光伝送システム内の下流の光伝送ノードに対して経路切替動作の抑止を指示する抑止フレームを送信し、抑止フレームを前記光伝送システム内の他の光伝送ノードから受信した場合には、経路切替動作の抑止を前記障害復旧処理部へ指示するとともに受信した抑止フレームを前記光伝送システム内の下流の光伝送ノードに転送するパス管理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プロテクション保護時間の設定を不要とし運用を簡便化すること、多重障害時の障害復旧時間の短縮化することができるという効果を奏する。
図1は、光伝送ノードの機能構成例を示す図である。 図2は、従来の光伝送システムの構成例を示す図である。 図3は、本発明にかかる光伝送システムの構成例を概略的に示す図である。 図4は、光パスおよびプロテクション区間設定の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、AIS信号の送信パターンの一例を示す図である。 図6は、原因警報を検出した際の光伝送ノードの障害検出処理フローの一例を示すフローチャートである。 図7は、通常のユーザトラヒックからAIS信号を検出した場合、またはAIS信号のフレームフォーマットの変化を検出した際の光伝送ノードの処理フローの一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる光伝送ノード、光伝送システムおよびプロテクション方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる光伝送ノード1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の光伝送ノード1は、ノード監視制御部11と、クライアント収容部12−1〜12−n(nは1以上の整数)と、複数の3R(Re−timing,Re−amplifying,and Re−shaping)部13−1〜13−nと、光スイッチ部14と、伝送路(光ファイバ)5−1〜5−nとそれぞれ接続されるWDM(Wavelength Division Multiplexing)部15−1〜15−nと、を備える。
ノード監視制御部11は、ネットワーク(NW)I/F(Interface)21と、CPU(Central Processing Unit)22と、を具備する。CPU22は、クライアント収容部12−1〜12−n、3R部13−1〜13−n、光スイッチ部14およびWDM部15−1〜15−nの構成を管理する装置構成管理部23と、光スイッチ14の切替状態を管理する切替状態管理部24と、クライアント収容部12−1〜12−nや3R部13−1〜13−nで検出する警報情報および伝送路性能情報を、クライアント収容部12−1〜12−nや3R部13−1〜13−nから取得して管理する障害管理部25と、光パスの経路情報や予備パス経路、プロテクション区間終端や障害復旧方式の管理や切替制御に使用するGMPLS(Generalized Multi−Protocol Label Switching)プロトコルやAPS(Automatic Protection Switching)プロトコルの状態管理を行うパス管理部26と、を備える。
また、ノード監視制御部11は、ネットワークI/F21によりDCN(Data Communication Network)3を介してネットワーク管理装置4と接続される。
クライアント収容部12−1〜12−nは、IP(Internet Protocol)ルーターやL2(Layer 2)スイッチなどのクライアント装置2と接続され、10GbE(10 Gigabit Ethernet(登録商標))やGbEなどのEthernet(登録商標)信号やSONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy)信号などのクライアント信号を収容する。クライアント収容部12−1〜12−nは、クライアント信号を、例えばITU−Tで規定されているOTU(Optical Transport Unit)フレームにマッピングし、電気/光変換機能により波長信号に変換し、伝送路ファイバへ出力する波長に変換する機能を有する。また、クライアント収容部12−1〜12−nは、伝送路5−1〜5−nから入力される信号に対しては上記と逆変換を行う機能を有する。
3R部13−1〜13−nは、伝送路5−1〜5−nからそれぞれ受信する光信号を一旦電気信号(OTUフレーム)に変換し、波形整形などを行った後に光信号に変換し、伝送路ファイバへ出力する機能を有する。
クライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nは、季節変動による波長分散量変化や伝送距離拡大に伴う伝送信号品質劣化等を補償するための誤り訂正回路を具備し、誤り訂正符号処理を行う。また、クライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nは、LOS(Loss Of Signal)やLOF(Loss Of Frame)等の障害の主原因となる原因警報の検出やOTUオーバヘッド、ODU(Optical Data Unit)オーバヘッド、TCMオーバヘッドなどOTN(Optical Transport Network)にて規定される各種オーバヘッドを終端し、BIP−8(Bit Interleaved Parity)を用いた伝送品質監視やTTI(Transmission Time Interval)を用いたファイバ接続性の確認およびAIS(Alarm Indication Signal)信号などの各種メンテナンス信号の挿入および検出を行い、各種メンテナンス信号に応じた処理を実施する。すなわち、クライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nは、GMPLSプロトコルやAPSプロトコル等に従った障害復旧処理を実施する障害検出部としての機能を有する。
WDM部15−1〜15−nはクライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nからの出力光信号を光スイッチ部14経由で受け取って波長多重し、伝送路5−1〜5−nへそれぞれ送出する。また、WDM部15−1〜15−nは、逆に伝送路5−1〜5−nから受信する波長多重信号を分離し、光スイッチ部14経由でクライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nに送出する。
光スイッチ部14は、クライアント収容部12−1〜12−n、3R部13−1〜13−nおよびWDM部15−1〜15−nと接続される。光スイッチ部14は、クライアント収容部12−1〜12−nおよび3R部13−1〜13−nから出力される光信号を所望の伝送路5−1〜5−nに送出するための接続切替処理と、逆にWDM部15−1〜15−nで分離された光信号を所望のクライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nに送出するための接続切替処理を行う機能を有する。光スイッチ部14の接続切替処理を制御することで光パスの切替を行うことができる。
ここで、従来の光伝送システムの障害復旧における課題を説明する。図2は、従来の光伝送システムの構成例を示す図である。図2に示す従来の光伝送システムにおいて、ある光パスに対して複数のプロテクション区間をオーバーラップして設定した例について説明する。
光伝送ノード101,106はIPルーターやL2スイッチなどのクライアント装置107,108にそれぞれ接続され、クライアント信号を収容し双方向光パス110の端点となる光伝送ノードである。光伝送ノード102〜105は双方向光パス110における中継ノードとなる光伝送ノードである。
図2に示す光伝送システムでは、光伝送ノード101および106を端点ノードとするパスプロテクション区間が設定され、光伝送ノード101〜106内で発生した切替トリガとなる障害を検出した場合に予備パス111に切替を行う。また、図2に示す光伝送システムでは、光伝送ノード102および105を端点ノードとする部分パスプロテクション区間が設定され、光伝送ノード102〜105間で発生した切替トリガとなる障害を検出した場合に予備パス112に切替を行う。さらに、図2に示す光伝送システムでは、伝送ノード103および104を端点ノードとするリンクプロテクション区間が設定され、光伝送ノード103−104間で発生した切替トリガとなる障害を検出した際に予備パス113に切替を行う。このように、各プロテクション区間はオーバーラップして設定されている。
プロテクション区間がオーバーラップした区間、例えば光伝送ノード103−104間の光ファイバリンクで障害が発生した場合、障害を検出した光伝送ノード103および104は予備パス113への切替を行う。また、同時に、光伝送ノード103および104は下流の光伝送ノードに障害を通知するAIS信号を転送し、これにより光伝送ノード101、102、105、106でも障害を検出し、予備パス111や予備パス112への切替を行う。各プロテクション区間で同時に切替動作を開始するのを防止するために、ネットワーク運用者は切替トリガとなる警報を検出してから切替動作を行うまでの待ち時間であるプロテクション保護時間を各プロテクション区間の端点の光伝送ノードに対して設定する。
図2に示した部分パスプロテクション区間でのプロテクション保護時間を設定する場合、部分パスプロテクション区間が包含するリンクプロテクション区間での切替時間より短いプロテクション保護時間に設定すると、リンクプロテクション区間での切替により復旧できるにも関わらず、部分パスプロテクション区間で不要な切替動作が実行されるという問題がある。逆に、部分パスプロテクション区間でのプロテクション保護時間をリンクプロテクション区間での切替時間より長い時間に設定すると、同時障害などによりリンクプロテクション区間で切替ができない場合でもプロテクション保護時間が経過するまで部分パスプロテクション区間での切替を行わないため、迅速な障害復旧ができなくなるという問題がある。
このようにあるプロテクション区間をオーバーラップしたプロテクション区間のプロテクション保護時間を設定する場合、そのプロテクション区間が包含しているプロテクション区間で切替が発生した際の切替時間を考慮して設定する必要がある。しかしながら、各プロテクション区間で設定するプロテクション方式により切替時間が異なるため、最適なプロテクション保護時間の設定が複雑になるという問題がある。また、TCMを用いると、光パス内の任意区間をプロテクション区間に設定できるため、プロテクション保護時間の設定がより複雑になる。
本実施の形態では、従来の光伝送システムにおける上述の問題を解決するため、切替トリガとなる障害を検出したプロテクション区間端点のノードが、下流の光伝送ノードに障害を通知するために転送するAIS信号を拡張し、明示的に切替動作の抑止/抑止解除を指定することで従来必要であったプロテクション保護時間の設定を不要とし、運用の簡便化を図る。
図3は、本実施の形態の光伝送システムの構成例を概略的に示す図である。図4は、本実施の形態の光パスおよびプロテクション区間設定の手順の一例を示すフローチャートである。
図3に示した光伝送システムは、図2に示した構成を有する光伝送ノード1−1〜1−8を備える。光伝送ノード1−1〜1−8は、光ファイバリンク31〜41を介して相互に接続されている。また、光伝送ノード1−1はクライアント装置2−1へ接続され、光伝送ノード1−6はクライアント装置2−2へ接続される。
具体的には、光伝送ノード1−1は、光ファイバリンク31を介して光伝送ノード1−2に接続されるとともに、光ファイバリンク36を介して光伝送ノード1−7に接続される。光伝送ノード1−2は、光ファイバリンク31を介して光伝送ノード1−1に接続されるとともに、光ファイバリンク32を介して光伝送ノード1−3に、光ファイバリンク37を介して光伝送ノード1−7にそれぞれ接続される。光伝送ノード1−3は、光ファイバリンク32を介して光伝送ノード1−2に接続されるとともに、光ファイバリンク33,38を介して光伝送ノード1−4に接続される。光伝送ノード1−4は、光ファイバリンク33,38を介して光伝送ノード1−3に接続されるとともに、光ファイバリンク34を介して光伝送ノード1−5に接続される。光伝送ノード1−5は、光ファイバリンク34を介して光伝送ノード1−4に接続されるとともに、光ファイバリンク35を介して光伝送ノード1−6に、光ファイバリンク40を介して光伝送ノード1−8に、それぞれ接続される。光伝送ノード1−6は、光ファイバリンク35を介して光伝送ノード1−5に接続されるとともに、光ファイバリンク41を介して光伝送ノード1−8に接続される。
また、簡略化のため図3では図示を省略しているが、光伝送ノード1−1〜1−8はそれぞれDCN3を介してネットワーク管理装置4に接続される。なお、ここでは、8つの光伝送ノード1−1〜1−8および11個の光ファイバリンク31〜41を示しているが、光伝送ノードおよび光ファイバリンクの数はこれらに限定されず、光伝送システムは必要に応じて任意数の光伝送ノードおよび光ファイバリンクを備えることができる。
次に、図3および図4を用いて所望の光伝送ノード間での現用光パスおよびプロテクション区間の設定の手順について説明する。まず、ネットワーク運用者はネットワーク管理装置4を操作することにより現用系光パスの属性情報を入力することにより、ネットワーク管理装置4が現用系光パスの属性情報を取得する(ステップS1)。
ネットワーク管理者により入力される現用系光パスの属性情報は、例えば光パスの識別子、光パスの始点/終点となる光伝送ノードのノードID、使用する波長情報、光パスの経路情報となる中継光伝送ノードのノードIDや光パスが経由する各光ファイバリンクの識別子等である。なお現用として設定する光パスの経路情報(光パス情報)は、中継光伝送ノード等を指定する代わりに、ネットワーク管理者により入力された条件(例えば始点と終点ノードの指定等)や光伝送システムの空き波長状況に基づいてネットワーク管理装置4が自動で経路を算出するようにしてもよい。
ネットワーク管理装置4は入力された現用系光パスの属性情報に基づいて現用光パスが経由する光伝送ノードの設定(現用系光パス設定)を行う(ステップS2)。具体的には、ネットワーク管理装置4は、例えば、入力された現用系光パスの属性情報に基づき、DCN3を介して現用系光パスを設定するための現用系パス設定情報を現用系の光パス上の光伝送ノード1−1〜1−6(ここでは、光伝送ノード1−1〜1−6の経路が現用系として入力されたとする)に送信し、光伝送ノード1−1〜1−6では、パス管理部26が、受信した光パス設定情報に基づき自ノード内のクライアント収容部12−1〜12−nや3R部13−1〜13−n、光スイッチ部14およびWDM部15の設定を行う。
ここでは、例えば図3中の光パス51が現用系光パスとして設定されたとする。光パス51は、光伝送ノード1−1と1−6を光パス端点として、これらに接続されるクライアント装置2−1および2−2のクライアント信号を収容し、光伝送ノード1−2、1−3、1−4、1−5を中継ノードとし、これら中継ノードの3R部13−1〜13−nで光信号を中継再生する光パスである。
ネットワーク管理装置4は、現用系パスの設定後、プロテクション区間の選択・設定を行う(ステップS3)。光伝送システムにOTNを適用した場合、パス端点の光伝送ノード(この例では、光伝送ノード1−1,1−6)が有するクライアント収容部12−1〜12−nや中継ノードとなる光伝送ノード(この例では、光伝送ノード1−2〜1−5)が備える3R部13−1〜13−nでは、OTUオーバヘッドを終端する。このため、各光伝送ノード1−1〜1−6では、LOS/LOF等の警報の検出や、OTUオーバヘッド内に規定されるBIP−8フィールドを用いたビット誤り数の算出を行うことでリンク単位での品質劣化検出が可能となり、これらの検出をトリガとしたリンク単位での切替を行うことが可能となる。プロテクション区間としてリンク単位の切替を行う場合には、所望のリンクをプロテクション区間として設定する。
また光パス上の中継ノードとなる光伝送ノード1−2〜1−5では、3R部13−1〜13−nがOTUフレームを再生中継するため、上述の伝送路障害を検出した際に下流伝送ノードに障害を通知するためのAIS信号を中継するOTUフレームに挿入することが可能である。
図5は、AIS信号の送信パターンの一例を示す図である。上段に示したパターン61は、下流伝送ノードに切替動作(経路切替動作)を要求する場合のAIS信号(切替要求フレーム)のパターンを示しており、OTNで規定されたAIS信号と同様である。下段に示したパターン62は、下流伝送ノードに切替動作抑止を要求する場合のAIS信号(抑止フレーム)のパターンを示しており、本実施の形態において拡張して定義したパターンである。パターン61では、FA(Frame Alignment)オーバヘッド(OH)領域、OTUオーバヘッド(OH)領域およびFTFL(Fault Type and Fault Location)領域以外(図5のハッチングした部分)を特定パターンとしてAll“1”を挿入し、パターン62では、FAオーバヘッド(OH)領域、OTUオーバヘッド(OH)領域およびFTFL領域以外(図5のハッチングした部分)を特定パターンとして“01100110”の繰り返しパターンを挿入する。
また光パス端点の光伝送ノード1−1および1−6では、対向する光伝送ノードのクライアント収容部12−1〜12−n間でODUオーバヘッドを終端する。このため、光パスのEnd−to−End単位での警報検出や、ODUオーバヘッド内に規定されているBIP−8フィールドを用いたビット誤り数の算出による伝送信号の品質劣化検出が可能となり、これらの検出をトリガとした光パスのEnd−to−End単位での切替を行うことが可能となる。上述のとおり、光パスを中継する光伝送ノード1−2〜1−5(中継ノード)の3R部13−1〜13−nでは、障害を検出すると、光パス端点に障害を通知するためのAIS信号を送出する。図5に示すとおり、AIS信号はODUオーバヘッド領域も特定パターンで埋められるため、光パス終端点の光伝送ノードはAIS信号を受信することで、パス内で障害が発生したことを検出することが可能である。このため、光パス端点の光伝送ノードでは中継ノードから受信したAIS信号の検出をトリガに光パスのEnd−to−Endの切替を行うことが可能となる。プロテクション区間として現用系パスのパス単位での切替を行う場合には、現用系パスをプロテクション区間として設定する。
また、OTNで規定されているTCMを用いることで、光パス内の任意区間での障害監視およびプロテクション区間の設定が可能となる。TCM終端点に設定された光伝送ノードでは、クライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nがTCMオーバヘッドを終端するため、部分パス単位での警報検出や、TCMオーバヘッド内に規定されているBIP−8フィールドを用いたビット誤り数の算出による伝送信号劣化検出が可能となり、これらの検出をトリガとした部分パス単位でのプロテクション切替が可能となる。
図5に示すとおり、AIS信号は各TCMオーバヘッド領域も特定パターンで埋められる。TCM終端点の光伝送ノードではAISを受信することで、部分パス内で障害が発生したことを検出することが可能である。プロテクション区間として現用系パスの部分パス単位での切替を行う場合には、所望の部分パスをプロテクション区間として設定する。
図3の例では、プロテクション区間として3つのプロテクション区間(光伝送ノード1−1〜光伝送ノード1−6の区間であるパスプロテクション区間、光伝送ノード1−2〜光伝送ノード1−5の区間である部分パスプロテクション区間、光伝送ノード1−3と光伝送ノード1−4間の区間であるリンクプロテクション区間)を設定した例を示している。
ネットワーク管理装置4は、プロテクション区間の選択・設定の後、各プロテクション区間に設定するプロテクション方式の選択・設定を行う(ステップS4)。プロテクション方式は非特許文献1に記載されるように様々な方式が規定されており、例えば1+1プロテクション方式では予め、現用パスに対して予備パスを設定しておき、現用パスで切替のトリガとなる障害を検出した際に予備パスに切替る方式であり、Full LSP Re−routing方式は現用パスに障害を検出した後に経路計算を行い予備パスのシグナリングを行う方式である。ネットワーク管理者は選択して設定した各プロテクション区間において、適切なプロテクション方式を選択し設定する。なお、ここでは、1+1プロテクション方式およびFull LSP Re−routing方式を例に挙げたが、他のプロテクション方式を選択することが可能であることは言うまでもない。
ここでは、図3に示すように、光伝送ノード1−1と1−6を端点とした光パス51に対応するパスプロテクション区間については、プロテクション方式としてFull LSP Re−routingを設定したとする。また、光伝送ノード1−2〜光伝送ノード1−5の区間である部分パスプロテクション区間については、プロテクション方式として、光伝送ノード1−7および光伝送ノード1−8を経由するパスを予備パス53とする1+1プロテクション方式を設定し、光伝送ノード1−3と光伝送ノード1−4の間のリンクプロテクション区間では、光ファイバリンク38を予備パス52とする1+1プロテクション方式を設定したとする。
図6は、光伝送ノード1−1〜1−6にてLOS、LOFなど障害の主原因となる原因警報を検出した際の光伝送ノードの障害検出処理フローの一例を示すフローチャートであり、図7は通常のユーザトラヒックからAIS信号を検出した場合、またはAIS信号のフレームフォーマットの変化を検出した際の光伝送ノード1−1〜1−6の処理フローの一例を示すフローチャートである。
図5に示したように、本実施の形態では、OTNで規定されているAIS信号を拡張し、下流ノードに切替動作実施の可否を明示的に指定する。図5のパターン61はOTNで規定されるAIS信号であり、障害を下流ノードに通知するとともに切替動作の抑止解除を要求する際に使用する。パターン62は、下流伝送ノードに対して切替動作の抑止を要求する際に使用する。なお、図5では、フレームフォーマットの例としてFAオーバヘッド(OH)領域、OTUオーバヘッド(OH)領域およびFTFL領域以外を“01100110”のパターンで埋める例を記載したが、この代わりにオーバヘッド領域に切替動作実施可否を示すビットを定義して、切替動作の抑止を通知するようにしてもよい。また、切替動作の抑止を要求する際に用いる特定パターンは“01100110”の繰り返しに限定されない。
図6に示すように、LOS、LOFなどの切替トリガとなる原因警報を検出した光伝送ノード1−1〜1−6は、まず自ノードがプロテクション区間の終端点か否かの判定を行う(ステップS11)。具体的には、例えば、障害管理部25がクライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nから原因警報を取得して、パス管理部26に障害の発生を通知し、パス管理部26がこの通知をうけるとプロテクション区間の終端点か否かの判定を行う。自ノードがプロテクション区間の終端点でない場合(ステップS11 No)、パス管理部26は、AIS信号のフォーマットをパターン61として送出することにより、下流ノードに切替動作を指示し(ステップS12)、処理を終了する。
自ノードがプロテクション区間の終端点である場合(ステップS11 Yes)、パス管理部26は、予備パスの正常性や空きリソースの確認を行い、自ノードが終端点となっているプロテクション区間で切替が可能か否かの判断を行う(ステップS13)。同時障害による予備パス障害を検出する等により切替不可と判断した場合(ステップS13 No)、ステップS12へ進む。
自ノードが終端点となっているプロテクション区間で切替可能と判断した場合(ステップS13 Yes)、パス管理部26はAIS信号のフォーマットをパターン62で送出することにより下流ノードにおける不要な切替動作を抑止し(ステップS14)、クライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nに自ノードが終端点となっているプロテクション区間での切替動作の実施を指示し、クライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nは指示に基づいて切替動作を実施する(ステップS15)。
切替動作を実施した後、パス管理部26は切替動作に成功したか否かの判定を行う(ステップS16)。切替動作が成功した場合(ステップS16 Yes)、処理を終了する。その後、検出した原因警報が回復するため、AIS送出が解除され通常のユーザトラヒックが転送される。
切替動作に失敗した場合(ステップS16 No)、つまり光スイッチ故障が同時に発生した場合や1+1プロテクション方式において予備系パスにも同時に障害が発生した場合やFull LSP Re−routingにおいて波長などの空きリソース状況により予備系パスのシグナリングに失敗した場合等は、ステップS12へ進む。
次に、クライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nによりAIS信号を検出、または受信したAIS信号のパターンの変化を検出した光伝送ノードでは、図7に示すように、パス管理部26が、自ノードがプロテクション区間の終端点か否かの判定を行う(ステップS21)。自ノードがプロテクション区間の終端点でない場合、パス管理部26は、受信したAIS信号をトランスペアレントに下流に転送するようクライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nと切替状態管理部24とに指示し、クライアント収容部12−1〜12−nまたは3R部13−1〜13−nは指示に基づいてAIS信号を下流に転送する(ステップS22)。
自ノードがプロテクション区間の終端点である場合、パス管理部26は、受信したAIS信号のパターンがパターン61であるかをチェックし(ステップS23)、受信したAIS信号のパターンがパターン61でない場合(ステップS23 No)、つまり切替抑止を要求するパターンであった場合、切替は行わずにステップS22へ進む。
受信したAIS信号のパターンがパターン61、つまり切替抑止解除を要求するパターンであった場合(ステップS23 Yes)、パス管理部26は、予備パスの正常性や空きリソースの確認を行い、自ノードを終端点とするプロテクション区間で切替が可能か否かの判断を行う(ステップS24)。
同時障害による予備パス障害を検出する等により切替不可と判断した場合(ステップS24 No)、AIS信号のフォーマットをパターン61で送出し、下流ノードに切替抑止解除を指示する(ステップS28)。
自ノードを終端点とするプロテクション区間で切替可能と判断した場合(ステップS24 Yes)、AIS信号のフォーマットをパターン62で送出することにより(ステップS25)、下流ノードにて不要な切替を抑止し、自ノードを終端点とするプロテクション区間での切替動作を実施する(ステップS26)。
自ノードを終端点とするプロテクション区間での切替動作を実施した後、切替動作に成功したか否かの判定を行う(ステップS27)。切替動作が成功した場合(ステップS27 Yes)は、検出する原因警報が回復し、AIS送出が解除され通常のユーザトラヒックが転送される。切替動作に失敗した場合(ステップS27 No)、つまり光スイッチ故障が同時に発生した場合や1+1プロテクションにおいては予備系パスにも同時に障害が発生した場合やFull LSP Re−routingにおいては波長などの空きリソース状況により予備系パスのシグナリングに失敗した場合等は、ステップS28へ進む。
次に、図3を用いて本実施の形態における効果を説明する。図3に示した光伝送システムで、CASE−1として光ファイバリンク33で障害が発生した場合と、CASE−2として光ファイバリンク33と光ファイバリンク38で同時障害が発生した場合の2つのケースの動作を説明する。
CASE−1の場合、光伝送ノード1−3および光伝送ノード1−4では、3R部13−1〜13−nが障害の主原因となる原因警報であるLOSを検出し、図6に示すフローが実行される。すなわち、光伝送ノード1−3および光伝送ノード1−4はリンクプロテクション区間の終端点のノードであり、予備パス52すなわち光ファイバリンク38に障害が発生していないため、下流ノードにてプロテクション動作を抑止するためのAIS信号(パターン62)を送出し、予備パス52への切替動作を実施する。リンクプロテクション区間で切替動作を実施している間、光伝送ノード1−3または光伝送ノード1−4の下流ノードである光伝送ノード1−1、1−2、1−5、1−6は、プロテクション区間の終端点であるが、パターン62のAIS信号を受信しており、図7に示すフローのとおり、受信したAIS信号をトランスペアレントに転送し切替動作を行わない。
このように、本実施の形態では、プロテクション保護時間を設定すること無しに、切替トリガとなる障害を検出したプロテクション区間端点のノードが、切替可能か否かの判断に基づき、下流に転送するAIS信号で明示的に切替動作の抑止/抑止解除を指定することで、不要な切替を抑止することができ、運用性向上を実現する。
CASE−2の場合、光伝送ノード1−3および光伝送ノード1−4では、3R部13−1〜13−nが障害の主原因となる原因警報であるLOSを検出し、図6に示すフローが実行される。光伝送ノード1−3および光伝送ノード1−4は、リンクプロテクション区間の終端点のノードであるが、リンクプロテクション区間の予備パス52を構成する光ファイバリンク38にもファイバ断障害が発生しているため予備パス52への切替不可と判断し、パターン61のAIS信号を送出することにより、下流ノードに対してプロテクション動作を要求する。パターン61のAIS信号を受信した部分パスプロテクション区間の終端ノードである光伝送ノード1−2および光伝送ノード1−5は、図7に示すフローを実行する。
すなわち、光伝送ノード1−2および光伝送ノード1−5は、受信したAIS信号のパターンがパターン61であるため、部分パスプロテクション区間での切替可能か否かを判断し、切替可能と判断すると下流ノードでのプロテクション動作を抑止するためのパターン62のAIS信号を送出した後、予備パス53への切替動作を実施する。光伝送ノード1−2または光伝送ノード1−5の下流ノードである光伝送ノード1−1,1−6は図7に示すフローのとおり、受信したAIS信号のパターンがパターン61でないため、受信したAIS信号をトランスペアレントに転送し、パスプロテクション区間での切替動作を行わない。
ここで、通信断時間について考察する。リンクプロテクション区間で予備パス52に切替るのに要する時間をA[s]とし、部分パスプロテクション区間で予備パス53に切替るに要する時間をB[s]とすると、プロテクション保護時間を使用する場合、部分パスプロテクション区間の端点ノードである光伝送ノード1−2および光伝送ノード1−5に設定するプロテクション保護時間はリンクプロテクション区間での切替時間以上、つまりA[s]以上を設定する必要がある。この場合、CASE−2のように両系障害が発生してリンクプロテクション区間で予備パス52への切替が不可な場合でも、プロテクション保護時間が経過するまで切替動作を行うことができないため、通信断時間は概ねA+B[s]となる。一方、本実施の形態では、各プロテクション区間の端点ノードで切替の可否判断を行い、切替不可の場合は下流のノードに切替抑止解除を明示的に要求するため、通信断時間は概ねB[s]で切替ることができ、プロテクション保護時間を設定する方法に比べて、障害復旧時間を短縮することが可能となる。
なお、本実施の形態では、切替のトリガとして各プロテクション区間の障害検出を例として説明したが、支障移転工事等のためにネットワーク管理者が予備パスへの切替を起動した場合や切り戻しのための切替を起動した場合にも同様の動作を実施することが可能である。
また、本実施の形態では、OTNレイヤの切替を例に説明したが、切替抑止/抑止解除を指定するフレームのレイヤや構成はこれに限定されず、クライアント信号に切替抑止/抑止解除を指定するフレームを定義することで、クライアント装置間での切替動作の抑止/抑止解除を明示的に指定することが可能となる。
このように、本実施の形態では、障害を検出した光伝送ノードが、自ノードがプロテクション区間の終端点ノードである場合に、下流の光伝送ノードに対して切替動作の抑止を通知して当該プロテクション区間における経路切替動作を実施し、自ノードがプロテクション区間の終端点ノードでない場合、および当該プロテクション区間における経路切替動作が失敗した場合に下流ノードへ経路切替動作の実施要求を送信するようにした。このため、重複する区間を含む複数のプロテクション区間が設定される場合に、プロテクション保護時間の設定を不要とし運用を簡便化することができる。
1,1−1〜1−8,101〜106 光伝送ノード
2,2−1,2−2 クライアント装置
3 DCN
4 ネットワーク管理装置
5−1〜5−n 伝送路
11 ノード監視制御部
12−1〜12−n クライアント収容部
13−1〜13−n 3R部
14 光スイッチ部
15−1〜15−n WDM部
21 NW I/F
22 CPU
23 装置構成管理部
24 切替状態管理部
25 障害管理部
26 パス管理部
31〜41 光ファイバリンク
51 光パス
52,53,111,112,113 予備パス
61,62 パターン

Claims (7)

  1. 障害復旧のための複数のプロテクション区間を互いに重複する区間を含んで設定可能な光伝送システムを構成する光伝送ノードであって、
    障害の発生を検出し、所定の障害復旧処理を行う障害復旧処理部と、
    前記障害復旧処理部により障害が検出された場合には、自ノードが前記プロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作の実施を前記障害復旧処理部へ指示するとともに前記光伝送システム内の下流の光伝送ノードに対して経路切替動作の抑止を指示する抑止フレームを送信し、抑止フレームを前記光伝送システム内の他の光伝送ノードから受信した場合には、経路切替動作の抑止を前記障害復旧処理部へ指示するとともに受信した抑止フレームを前記光伝送システム内の下流の光伝送ノードに転送するパス管理部と、
    を備えることを特徴とする光伝送ノード。
  2. 前記抑止フレームを所定の領域に特定パターンを格納したOTNフレームとする、ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送ノード。
  3. 前記パス管理部は、自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作が正常に実施できなかった場合、前記光伝送システム内の下流の光伝送ノードに対して経路切替を要求する切替要求フレームを送信し、前記切替要求フレームを前記光伝送システム内の他の光伝送ノードから受信した場合、自ノードが前記プロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作を実施する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送ノード。
  4. 前記切替要求フレームをOTNで規定されたAIS信号を格納したOTNフレームとする、ことを特徴とする請求項3に記載の光伝送ノード。
  5. 障害復旧のための複数のプロテクション区間を互いに重複する区間を含んで設定可能な光伝送システムであって、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の光伝送ノード、
    を備えることを特徴とする光伝送システム。
  6. 複数の光伝送ノードを備え、障害復旧のための複数のプロテクション区間を互いに重複する区間を含んで設定可能な光伝送システムにおけるプロテクション方法であって、
    障害を検出した前記光伝送ノードが、自ノードが前記プロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作を実施するとともに下流の前記光伝送ノードに対して経路切替動作の抑止を指示する抑止フレームを送信する第1のステップと、
    前記抑止フレームを受信した前記光伝送ノードが、経路切替動作を抑止するとともに受信した抑止フレームを下流の前記光伝送ノードに転送する第2のステップと、
    を含むことを特徴とするプロテクション方法。
  7. 前記光伝送ノードが、自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作が正常に実施できなかった場合、下流の前記光伝送ノードに対して経路切替を要求する切替要求フレームを送信する第3のステップと、
    前記切替要求フレームを受信した前記光伝送ノードが、自ノードが前記プロテクション区間の終端点ノードである場合に自ノードを終端点ノードとする前記プロテクション区間に対する経路切替動作を実施する第4のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載のプロテクション方法。
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