JP3765797B2 - パイプライン型アナログ・ディジタル変換器 - Google Patents

パイプライン型アナログ・ディジタル変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP3765797B2
JP3765797B2 JP2003135450A JP2003135450A JP3765797B2 JP 3765797 B2 JP3765797 B2 JP 3765797B2 JP 2003135450 A JP2003135450 A JP 2003135450A JP 2003135450 A JP2003135450 A JP 2003135450A JP 3765797 B2 JP3765797 B2 JP 3765797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
analog
signal
digital
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003135450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004343292A (ja
Inventor
良 本松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2003135450A priority Critical patent/JP3765797B2/ja
Priority to US10/735,721 priority patent/US6803873B1/en
Publication of JP2004343292A publication Critical patent/JP2004343292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765797B2 publication Critical patent/JP3765797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0675Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy
    • H03M1/069Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy by range overlap between successive stages or steps
    • H03M1/0695Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy by range overlap between successive stages or steps using less than the maximum number of output states per stage or step, e.g. 1.5 per stage or less than 1.5 bit per stage type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/44Sequential comparisons in series-connected stages with change in value of analogue signal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1.5ビットのアナログ・ディジタル変換器(以下、「ADC」という)を縦続接続して構成したパイプライン型ADCに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開平10−178345号公報
【特許文献2】
特開2002−314420号公報
【0004】
図2(a)〜(c)は、従来のパイプライン型ADCの概略を示す構成図である。
【0005】
このパイプライン型ADCは、図2(a)に全体構成を示すように、タイミング信号TMに基づいて、アナログ入力信号AIを一定周期で標本化して保持するサンプル・ホールド増幅器(以下、「SHA」という)1を有している。SHA1の出力側には、縦続接続された1.5ビットのアナログ・ディジタル変換ステージ(以下、「STG」という)2〜2が接続されている。
【0006】
各STG2〜2は、図2(b)にその構成を示すように、サブADC(以下、「SADC」という)3、サブ・ディジタル・アナログ変換器(以下、「SDAC」という)4、減算器5、及び電圧増幅度が2に設定されたSHA6で構成されている。SADC3は、入力電圧VIを基準電圧±VR/4と比較して、−VR/4以下,−VR/4〜+VR/4,+VR/4以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかを検出するもので、この検出結果を示す1.5ビットの信号A,B,Cが、SDAC4に与えられるようになっている。
【0007】
SDAC4は、信号A,B,Cに従って、−VR/2,0,+VR/2の電圧を出力するものである。SDAC4の出力側は、減算器5の−入力端子に接続され、この減算器5の+入力端子には入力電圧VIが与えられている。減算器5は、入力電圧VIからSDAC4の出力電圧を減算し、その差電圧をSHA6に与えるものである。SHA6は、減算器5から与えられた差電圧を2倍に増幅し、その増幅した電圧を保持して出力電圧VOとして出力するものである。
【0008】
最終段のSTG2の出力側には、このSTG2から出力される電圧を2ビットのディジタル信号に変換するSADC7が接続されている。各STG2〜2の判定結果の信号A,B,Cと、SADC7で変換されて出力されたディジタル信号Dは、エンコーダ8に与えられている。また、これらのSHA1、STG2〜2、SADC7、及びエンコーダ8には、タイミング生成部9で生成されたタイミング信号TMが与えられるようになっている。
【0009】
エンコーダ8は、各STG2〜2から出力される判定結果の信号A,B,Cを、タイミング信号TMに基づいて順次シフトして保持し、SADC7から出力されるディジタル信号Dに対応して、アナログ入力信号AIに対する各STG2〜2の判定結果をパイプライン処理することによって、ディジタル信号DOを生成して出力するものである。
【0010】
図2(c)は、各STG2〜2の動作を示す入出力特性図である。以下、この図2(c)を参照しつつ、動作を説明する。
【0011】
アナログ入力信号AIは、SHA1によってタイミング信号TMに基づいて標本化及び保持される。保持された信号は、入力電圧VIとして初段のSTG2に与えられ、このSTG2内のSADC3で基準電圧±VR/4と比較判定される。判定結果は、信号A,B,Cの内のいずれか1つを“1”とすることによって出力される。
【0012】
入力電圧VIが、−VR/4以下であれば、SADC3の判定結果の信号Aは“1”となり、信号B,Cは“0”となる。入力電圧VIが、−VR/4〜+VR/4であれば、信号Bは“1”となり、信号A,Cは“0”となる。また、入力電圧VIが、+VR/4以上であれば、信号A,Bは“0”となり、信号Cは“1”となる。これらの信号A,B,Cは、エンコーダ8とSDAC4に与えられる。
【0013】
SDAC4では、信号Aが“1”の時に基準電圧として−VR/2が出力され、信号B,Cがそれぞれ“1”の時には、基準電圧としてそれぞれ0,+VR/2が出力される。SDAC4から出力される基準電圧は減算器5に与えられ、この減算器5において、入力電圧VIからこの基準電圧が減算される。減算器5から出力される電圧は、SHA6によってタイミング信号TMに基づいて保持され2倍に電圧増幅された後、出力電圧VOとして出力される。
【0014】
これにより、図2(c)に示すように、STG2の入力電圧VIが−VR/4以下であれば、その出力電圧VOは−VR〜+VR/2の範囲となる。また、入力電圧VIが−VR/4〜+VR/4の間にあれば、その出力電圧VOは−VR/2〜+VR/2の範囲となり、この入力電圧VIが+VR/4以上であれば、出力電圧VOは−VR/2〜+VRの範囲となる。STG2の出力電圧VOは、次段のSTG2に対して入力電圧VIとして与えられる。
【0015】
このように、タイミング信号TMに基づいて各STG2〜2から1.5ビットのディジタル信号が出力され、それらがエンコーダ8によってパイプライン処理されて、所定ビット数のディジタル信号DOが生成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパイプライン型ADCでは、次のような課題があった。即ち、各STG2の出力電圧VOは、次段のSTG2の入力電圧VIとなるため、これらSTG2を構成するSHA6は、入出力電圧が正しく比例するように厳密な直線性が要求される。直線性が悪いと、増幅時の非直線歪みのために、正確なディジタル値が得られないからである。
【0017】
一方、STG2〜2から出力される出力電圧VOの範囲は−VR〜+VRとなり、これに対応するSHA6の入力電圧の範囲は−VR/2〜+VR/2である。従って、各SHA6は広い入力電圧範囲に対して正確な直線性が必要である。更に、変換速度の高速化も要求されている。しかしながら、高精度と高速度は、増幅器にとって相反する要素で両方を同時に最大にすることは不可能である。このため、図2のような従来の構成では、高精度と高速度の要求を同時に満たすようなパイプライン型ADCを得ることはできなかった。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、第1の発明は、アナログの入力電圧を1.5ビットのディジタル信号に変換するSADCと、前記ディジタル信号をアナログ電圧に変換するSDACと、前記入力電圧と前記アナログ電圧との差電圧を標本化及び保持してその保持した差電圧を増幅する増幅器とを備えたSTGを複数段縦続接続し、クロック信号に基づいてパイプライン処理を行うことによって変換対象のアナログ入力信号に対応する所定ビット数のディジタル出力信号を得るパイプライン型ADCにおいて、前記複数のSTGのうちで前記アナログ入力信号が与えられる初段のSTGを、次のように構成している。
【0019】
即ち、この初段のSTGは、アナログ入力信号を標本化及び保持して該アナログ入力信号の1/N(但し、Nは2または4)の電圧を第1のアナログ電圧として出力する第1の増幅器と、前記第1のアナログ電圧を1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のSADCと、前記第1のディジタル信号を第2のアナログ電圧に変換する第1のSDACと、前記第1及び第2のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧をN倍に増幅して第3のアナログ電圧を出力する第2の増幅器を備えている。
【0020】
更に、このSTGは、前記第3のアナログ電圧を1.5ビットの第2のディジタル信号に変換する第2のSADCと、前記第2のディジタル信号を第4のアナログ電圧に変換する第2のSDACと、前記第3及び第4のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧を2倍に増幅して次段のSTGへ与える第3の増幅器と、前記第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号を生成する判定部を備えている。
【0021】
第1の発明によれば、以上のようにパイプライン型ADCを構成したので、初段のSTGによって次のような作用が行われる。
【0022】
アナログ入力信号は、第1の増幅器によって標本化及び保持され、このアナログ入力信号の1/Nの電圧が第1のアナログ電圧として出力される。第1のアナログ電圧は、第1のSADCによって1.5ビットの第1のディジタル信号に変換され、更にこの第1のディジタル信号が第1のSDACによって、第2のアナログ電圧に変換される。第1及び第2のアナログ電圧は第2の増幅器へ与えられ、その差電圧が標本化及び保持され、更にN倍に増幅されて第3のアナログ電圧として出力される。
【0023】
第3のアナログ電圧は、第2のSADCによって1.5ビットの第2のディジタル信号に変換され、更にこの第2のディジタル信号が第2のSDACによって、第4のアナログ電圧に変換される。第3及び第4のアナログ電圧は第3の増幅器へ与えられ、その差電圧が標本化及び保持され、更に2倍に増幅されて次段のSTGへ出力される。一方、判定部では、第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号が生成される。
【0024】
このような構成により、各増幅器に入力されるアナログ電圧の範囲は従来の1/2となり、高精度と高速度の要求を同時に満たすことが可能になる。
【0025】
第2の発明は、第1の発明と同様のパイプライン型ADCにおける初段のSTGを、次のように構成している。
【0026】
即ち、この初段のSTGは、アナログ入力信号に基準電圧を加えた電圧を保持して出力する第1の保持部と、前記アナログ入力信号を保持して出力する第2の保持部と、前記アナログ入力信号から前記基準電圧を減じた電圧を保持して出力する第3の保持部と、前記アナログ入力信号を前記基準電圧の±1/2の電圧と比較して1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のサブAD変換器と、前記第1、第2及び第3の保持部から出力される電圧の1つを前記第1のディジタル信号に従って選択して第1のアナログ電圧として出力する選択部を備えている。
【0027】
更にこのSTGは、前記第1のアナログ電圧を1.5ビットの第2のディジタル信号に変換する第2のサブAD変換器と、前記第2のディジタル信号を第2のアナログ電圧に変換するサブDA変換器と、前記第1及び第2のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧を2倍に増幅して次段のSTGへ与える増幅器と、前記第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号を生成する判定部を備えている。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示すパイプライン型ADCの概略の構成図である。
【0029】
このパイプライン型ADCは、相補的なタイミング信号TM,/TMに基づいて、変換対象のアナログ入力信号AIを一定周期で標本化して処理する入力処理部10と、この入力処理部10の出力信号をディジタル信号に変換する第1段目のSTG20を有している。更に、このパイプライン型ADCは、第2段目以降の複数のSTG30(但し、図1中には第2段目のみ記載)、最終段目のSDAC40、これらのSTG20,30とSDAC40の出力信号に基づいて所定ビット数のディジタル信号DOを生成するエンコーダ50、及びタイミング生成部60を備えている。
【0030】
入力処理部10は、アナログ入力信号AIが与えられ、タイミング信号TMで周期的にオン・オフされるスイッチ(SW)11を有し、このスイッチ11の出力側に電圧増幅率1/2のSHA12が接続されている。SHA12は、入力された電圧を標本化して保持し、その保持した電圧V12を出力するものである。SHA12の出力側は、電圧V12を1.5ビットのディジタル信号DAに変換するSADCに接続されている。このSADCは比較器(CMP)13,14とエンコーダ(ENC)15で構成され、SHA12の出力側がこれらの比較器13,14の入力側に接続されている。
【0031】
比較器13,14は、SHA12から出力される電圧V12を、それぞれ基準電圧+VR/4,−VR/4と比較するもので、その出力側がエンコーダ15に接続されている。そして、エンコーダ15によって、電圧V12が、−VR/4以下,−VR/4〜+VR/4,+VR/4以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかが検出されるようになっている。
【0032】
エンコーダ15の検出結果は、ディジタル信号DAとしてSTG20に与えられると共に、1.5ビットのSDACの入力信号、言い換えるとSDACを構成するスイッチ16a,16b,16cに対する制御信号として与えられるようになっている。即ち、電圧V12が−VR/4以下の時は、スイッチ16aがオンとなって基準電圧+VR/2が選択され、−VR/4〜+VR/4の範囲の時には、スイッチ16bがオンとなって共通電圧VC(=0)が選択され、+VR/4以上の時には、スイッチ16cがオンとなって基準電圧−VR/2が選択されるようになっている。
【0033】
更に電圧V12は、タイミング信号/TMでオン・オフされるスイッチ17を介して、SHA18の第1の入力端子に与えられている。SHA18の第2の入力端子には、スイッチ16a〜16cの出力側が接続されている。SHA18は、第1及び第2の入力端子に与えられる電圧の加算結果を標本化して保持し、保持した電圧を2倍に電圧増幅した電圧VAを出力するものである。即ち、SHA18によって、電圧V12とこの電圧V12を1.5ビットにディジタル変換して更にアナログ変換された電圧との差電圧が、2倍に増幅されるようになっている。
【0034】
一方、STG20は、入力処理部10から与えられる電圧VAを、1.5ビットのディジタル信号DBに変換するSADCに接続されている。このSADCは比較器21,22とエンコーダ23で構成され、電圧VAがこれらの比較器21,22に与えられるようになっている。比較器21,22は、電圧VAをそれぞれ基準電圧+VR/4,−VR/4と比較するもので、これらの比較器21,22の出力側がエンコーダ23に接続されている。そして、エンコーダ23によって、電圧VAが、−VR/4以下,−VR/4〜+VR/4,+VR/4以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかが検出されるようになっている。
【0035】
エンコーダ23の検出結果は、ディジタル信号DBとして出力されると共に、1.5ビットのSDACを構成するスイッチ24a,24b,24cに対する制御信号として与えられるようになっている。即ち、電圧VAが−VR/4以下の時には、スイッチ24aがオンとなって基準電圧+VR/2が選択され、−VR/4〜+VR/4の範囲の時には、スイッチ24bがオンとなって共通電圧VC(=0)が選択され、+VR/4以上の時には、スイッチ24cがオンとなって基準電圧−VR/2が選択されるようになっている。
【0036】
更に電圧VAは、タイミング信号TMでオン・オフされるスイッチ25を介して、SHA26の第1の入力端子に与えられている。SHA26の第2の入力端子には、スイッチ24a〜24cの出力側が接続されている。SHA26は、SHA18と同様に、第1及び第2の入力端子に与えられる電圧の加算結果を標本化して保持し、保持した電圧を2倍に電圧増幅して出力するものである。即ち、SHA26によって、電圧VAとこの電圧VAを1.5ビットにディジタル変換して更にアナログ変換された電圧との差電圧が、2倍に増幅されるようになっている。
【0037】
エンコーダ15から出力されたディジタル信号DAは、半周期の遅延時間を有する遅延部(DLY)27を介して判定部28に与えられ、エンコーダ23から出力されるディジタル信号DBは、そのままこの判定部28に与えられるようになっている。判定部28は、ディジタル信号DA,DBに基づいて、最上位ビット(以下、「MSB」という)に対応する1.5ビットのディジタル信号D1を判定し、エンコーダ50に与えるものである。
【0038】
STG20の出力側には、第2段目以降のSTG30が複数個、縦続して接続されている。各段のSTG30はいずれも同一の構成で、第1段目のSTG20とほぼ同様の構成となっている。即ち、STG30は、STG20から遅延部27と判定部28を削除したものである。
【0039】
例えば、第2段目のSTG30は、STG20から出力される電圧V26を1.5ビットのディジタル信号D2に変換する比較器31,32及びエンコーダ33からなるSADCを有している。更に、このSADCの出力側には、スイッチ34a,34b,34cで構成される1.5ビットのSDACが接続されている。そして、このSDACの出力側がSHA36の第2の入力端子に接続され、このSHA36の第1の入力端子には、電圧V26が、タイミング信号/TMでオン・オフされるスイッチ35を介して、与えられるようになっている。SHA36はSHA26と同様のもので、その出力側から電圧V36が出力されて次段のSTGへ与えられるようになっている。
【0040】
また、最終段のSTGの出力信号は、2ビットのSDAC40に与えられ、このSDAC40で最下位ビット(以下、「LSB」という)を含む2ビットのディジタル信号Dnに変換されて、エンコーダ50に与えられるようになっている。エンコーダ50は、各段のSTG20,30から出力される検出結果のディジタル信号D1,D2,…を、タイミング信号TM,/TMに基づいて順次シフトして保持し、SADC40から出力されるディジタル信号Dnに対応して、アナログ入力信号AIに対する各段のSTG20,30の検出結果をパイプライン処理し、nビットのディジタル信号DOを生成して出力するものである。
【0041】
図3は、図1中の入力処理部10の動作を示す入出力特性図である。以下、この図3を参照しつつ、図1の動作を説明する。
【0042】
アナログ入力信号AIは、タイミング信号TMに基づいてスイッチ11を介してSHA12に入力され、図3中の鎖線で示すように、1/2に増幅されて電圧V12として比較器13,14へ与えられる。これにより、−VR〜+VRの電圧範囲を有するアナログ入力電圧AIは、電圧範囲が−VR/2〜+VR/2の電圧V12に圧縮される。
【0043】
半周期後、タイミング信号/TMによって、スイッチ11が開かれてスイッチ17が閉じられる。これにより、SHA12から出力される電圧V12は、そのタイミングで標本化されて保持され、保持された電圧V12がスイッチ17を介して、SHA18の第1の入力端子に与えられる。また、比較器13,14の比較結果はエンコーダ15へ与えられ、このエンコーダ15によって電圧V12が、−VR/4以下,−VR/4〜+VR/4,+VR/4以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかが検出される。
【0044】
エンコーダ15の検出結果は、ディジタル信号DAとして遅延部27に与えられると共に、この検出結果に基づいてスイッチ16a〜16cのいずれかがオンとなる。即ち、電圧V12が−VR/4以下であれば、スイッチ16aがオンとなって基準電圧+VR/2が選択され、−VR/4〜+VR/4の時にはスイッチ16bがオンとなって共通電圧VCが選択され、+VR/4以上の時には、スイッチ16cがオンとなって基準電圧−VR/2が選択される。選択された電圧は、SHA18の第2の入力端子に与えられる。
【0045】
SHA18では、2つの入力端子に与えられる電圧が加算され、その加算結果が2倍に増幅されて電圧VAとして出力される。従って、電圧VAは、図3中の太線で示すように、電圧V12が−VR/2〜−VR/4の時に0〜+VR/2となり、電圧V12が−VR/4〜+VR/4の時に−VR/2〜+VR/2となり、電圧V12が+VR/4〜+VR/2の時に−VR/2〜0となる。即ち、SHA18から出力される電圧VAの範囲は、−VR/2〜+VR/2に圧縮される。
【0046】
更に半周期後、タイミング信号TMによって、スイッチ11がオンとなって新たなアナログ入力信号AIがSHA12に入力される。一方、スイッチ17がオフとなってSHA18から出力される電圧VAは、そのタイミングで標本化されて保持される。保持された電圧VAは、STG20のオフとなったスイッチ25を介して、SHA26の第1の入力端子に与えられる。更に、電圧VAは比較器21,22によって基準電圧±VR/4と比較される。
【0047】
比較器21,22の比較結果はエンコーダ23へ与えられ、このエンコーダ23によって電圧VAが、−VR/4以下,−VR/4〜+VR/4,+VR/4以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかが検出される。エンコーダ23の検出結果は、ディジタル信号DBとして判定部28に与えられると共に、この検出結果に基づいてスイッチ24a〜24cのいずれかがオンにされる。即ち、電圧VAが−VR/4以下であれば、スイッチ24aがオンとなって基準電圧+VR/2が選択され、−VR/4〜+VR/4の時にはスイッチ24bがオンとなって共通電圧VCが選択され、+VR/4以上の時には、スイッチ24cがオンとなって基準電圧−VR/2が選択される。選択された電圧は、SHA26の第2の入力端子に与えられる。
【0048】
SHA26では、2つの入力端子に与えられた電圧が加算され、その加算結果が2倍に増幅されて電圧V26として出力される。従って、電圧V26は、電圧VAが−VR/2〜−VR/4の時に0〜+VR/2となり、電圧VAが−VR/4〜+VR/4の時に−VR/2〜+VR/2となり、電圧VAが+VR/4〜+VR/2の時に−VR/2〜0となる。即ち、SHA26から出力される電圧V26の範囲は、−VR/2〜+VR/2である。
【0049】
一方、判定部28では、エンコーダ15から出力されて遅延部27で遅延されたディジタル信号DAと、エンコーダ23から出力されたディジタル信号DBに基づいて、次のようにMSBの判定処理が行われる。
【0050】
ディジタル信号DAによって電圧V12が−VR/4以下と検出されていればMSB=“0”、また電圧V12が+VR/4以上と検出されていればMSB=“1”とする。電圧V12が−VR/4〜+VR/4と検出されている場合は、更にディジタル信号DBによる電圧VAの検出結果が参照される。
【0051】
そして、ディジタル信号DBによって電圧VAが−VR/4以下と検出されていればMSB=“0”、また電圧VAが+VR/4以上と検出されていればMSB=“1”とする。もしも、電圧VAが−VR/4〜+VR/4と検出されている場合は、判定が保留されて次段のSTG30以降の検出結果に委ねられる。判定部28の判定処理の結果は、ディジタル信号D1として、エンコーダ50に与えられる。
【0052】
STG20から出力される電圧V26は、次段のSTG30に与えられる。STG30では、与えられた電圧V26に対してSTG20中の比較器21乃至SHA26と同様の動作が行われる。このSTG30では、説明は割愛するが、エンコーダ33からエンコーダ50に対してディジタル信号D2が出力され、SHA36から後段のSTGに対して電圧V36が出力される。縦続接続されたSTG30の最終段の出力電圧はSDAC40に与えられ、このSDAC40でLSBを含む2ビットのディジタル信号Dnに変換される。
【0053】
エンコーダ50では、各STG20,30から出力される検出結果のディジタル信号D1,D2,…が、タイミング信号TM,/TMに基づいて順次シフトして保持される。そして、SADC40から出力されるディジタル信号Dnに対応して、アナログ入力信号AIに対する各STG20,30の検出結果が総合的に判定され、所定のnビットのディジタル信号DOが生成されて出力される。
【0054】
以上のように、この第1の実施形態のパイプライン型ADCは、アナログ入力信号AIの電圧範囲を1/2に圧縮して入力される電圧の範囲を検出し、この検出結果に基づいて入力電圧のレベルをシフトして再び2倍に増幅する入力処理部10を有している。このため、各SHAの入力電圧範囲と出力電圧範囲を、従来の1/2に制限することができる。これにより、動作速度を低下させずに、直線性を良くすることが可能になり、速度及び精度の優れたパイプライン型ADCを得ることができるという利点がある。
【0055】
(第2の実施形態)
図4(a),(b)は、本発明の第2の実施形態を示す入力処理部70の説明図であり、同図(a)は構成図、及び同図(b)は動作を示す入出力特性図である。
【0056】
この入力処理部70は、図1中の入力処理部10に代えて設けられるもので、図4(a)に示すように、タイミング信号TMでオン・オフされるスイッチ71を有し、アナログ入力信号AIがこのスイッチ71を介して、SHA72a,72b,72cの第1の入力端子と、比較器73,74に共通に与えられるようになっている。SHA72a〜72cの第2の入力端子には、基準電圧+VR,共通電圧VC(=0),基準電圧−VRがそれぞれ与えられている。これらのSHA72a〜72cは、第1と第2の入力端子に与えられる電圧を加算し、その加算結果の電圧を保持して出力するものである。SHA72a〜72cの出力側は、それぞれスイッチ75a,75b,75cを介して、ノードNAに共通接続されている。
【0057】
比較器73,74は、それぞれアナログ入力信号AIを基準電圧+VR/2,−VR/2と比較し、比較結果の信号をエンコーダ76に出力するものである。エンコーダ76は、比較器73,74の比較結果に基づいて、アナログ入力信号AIが、−VR/2以下,−VR/2〜+VR/2,+VR/2以上の3つの電圧範囲の内のいずれに入っているかを検出するものである。即ち、比較器73,74とエンコーダ76によって、1.5ビットのSADCが構成され、このエンコーダ76の検出結果が、ディジタル信号DAとして出力されると共に、スイッチ75a〜75cに対する制御信号として与えられるようになっている。
【0058】
これにより、アナログ入力信号AIが−VR/2以下の時は、スイッチ75aがオンとなり、−VR/2〜+VR/2の範囲の時には、スイッチ75bがオンとなり、+VR/2以上の時には、スイッチ75cがオンとなるように制御されるようになっている。そして、スイッチ75a〜75cのいずれか1つで選択された電圧が、電圧VAとしてノードNAに出力されるようになっている。
【0059】
次に動作を説明する。
スイッチ71がオンになると、アナログ入力信号AIがSHA72a〜72cの第1の入力端子に与えられる。これにより、図4(b)に示すように、SHA72aから出力される電圧V72aは、AI+VRとなる。また、SHA72bから出力される電圧V72bはAIとなり、SHA72cから出力される電圧V72cはAI−VRとなる。
【0060】
一方、エンコーダ76からは、アナログ入力信号AIが、−VR/2以下の時に、スイッチ75aをオンにする制御信号が出力される。従って、アナログ入力電圧AIが−VR/2以下の時、ノードNAに出力される電圧VAは、図4(b)中の電圧V72aの太線部分となる。また、アナログ入力信号AIが、−VR/2〜+VR/2の時には、スイッチ75bがオンにされ、ノードNAに出力される電圧VAは、図4(b)中の電圧V72bの太線部分となる。更に、アナログ入力信号AIが、+VR/2以上の時には、スイッチ75cがオンにされ、ノードNAに出力される電圧VAは、図4(b)中の電圧V72cの太線部分となる。
【0061】
従って、この入力処理部70のノードNAから出力される電圧VAは、図3に示される図1中の入力処理部10の電圧VAと同じように、−VR/2〜+VR/2の電圧範囲となる。
【0062】
以上のように、この第2の実施形態の入力処理部70は、アナログ入力信号AIの絶対値がVR/2を越える電圧範囲に対して、基準電圧VRだけシフトさせるように構成し、その結果の電圧VAを−VR/2〜+VR/2の範囲に収めるようにしている。これにより、後段の各SHAの入力電圧範囲と出力電圧範囲を、従来の1/2に制限することが可能になり、第1の実施形態よりも簡単な構成で、この第1の実施形態と同様の利点を得ることができる。
【0063】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
【0064】
(a) 各SHA18,26等では、第1と第2の入力端子に与えられる電圧を加算しているが、例えば第2の入力端子に与える電圧の極性を逆にして、減算するように構成しても良い。即ち、各SHA18,26,36において、前段から与えられるアナログ電圧と1.5ビットのSDACから出力されるアナログ電圧の差電圧が増幅されて出力されるように構成すれば良い。
【0065】
(b) 最終段には2ビットのSADC40を設けているが、STG30を1段増やして1ビットのSADCを使用することもできる。
【0066】
(c) 各STGは、比較電圧を2種類として電圧範囲を3つに分類する1.5ビット方式となっているが、比較電圧を4種類として電圧範囲を1/4の5つに分類する2.5ビット方式を使用することもできる。
【0067】
(d) 図1の入出力部10では、SHA12の利得を1/2とし、SHA18の利得を2倍に設定しているが、SHA12の利得を1/4とし、SHA18の利得を4倍に設定しても良い。
【0068】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、アナログ入力信号を保持してそのアナログ入力信号の1/Nの電圧を出力する第1の増幅器を備えた初段のSTGを有している。これにより、各STG中の増幅器の入力電圧範囲が1/Nとなり、増幅器によって直線性の良い出力電圧を得ることが可能になって、高精度と高速度の要求を同時に満たすパイプライン型ADCを得ることができる。
【0069】
第2のの発明によれば、初段のSTGにおいて、アナログ入力信号を基準電圧だけ増減させて出力する第1及び第3の保持部と、このアナログ入力信号を基準電圧の±1/2の電圧と比較して1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のSADCと、この第1のディジタル信号の基づいて、アナログ入力信号または第1または第3の保持部の出力電圧を選択する選択部を有している。これにより、選択部から出力される第1のアナログ電圧の範囲を常に基準電圧の±1/2以内に収めることが可能になり、第1の発明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパイプライン型ADCの概略の構成図である。
【図2】従来のパイプライン型ADCの概略を示す構成図である。
【図3】図1中の入力処理部10の動作を示す入出力特性図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す入力処理部70の説明図である。
【符号の説明】
10 入力処理部
12,18,26,36 SHA(サンプル・ホールド増幅器)
13,14,21,22,31,32 比較器
15,23,33,50 エンコーダ
20,30 STG(アナログ・ディジタル変換ステージ)

Claims (2)

  1. アナログの入力電圧を1.5ビットのディジタル信号に変換するサブAD変換器と、前記ディジタル信号をアナログ電圧に変換するサブDA変換器と、前記入力電圧と前記アナログ電圧との差電圧を標本化及び保持してその保持した差電圧を増幅する増幅器とを備えたアナログ・ディジタル変換ステージを複数段縦続接続し、クロック信号に基づいてパイプライン処理を行うことによって変換対象のアナログ入力信号に対応する所定ビット数のディジタル出力信号を得るパイプライン型アナログ・ディジタル変換器において、
    前記複数のアナログ・ディジタル変換ステージのうちで前記アナログ入力信号が与えられる初段のアナログ・ディジタル変換ステージは、
    前記アナログ入力信号を標本化及び保持して該アナログ入力信号の1/N(但し、Nは2または4)の電圧を第1のアナログ電圧として出力する第1の増幅器と、
    前記第1のアナログ電圧を1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のサブAD変換器と、
    前記第1のディジタル信号を第2のアナログ電圧に変換する第1のサブDA変換器と、
    前記第1及び第2のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧をN倍に増幅して第3のアナログ電圧を出力する第2の増幅器と、
    前記第3のアナログ電圧を1.5ビットの第2のディジタル信号に変換する第2のサブAD変換器と、
    前記第2のディジタル信号を第4のアナログ電圧に変換する第2のサブDA変換器と、
    前記第3及び第4のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧を2倍に増幅して次段のアナログ・ディジタル変換ステージへ与える第3の増幅器と、
    前記第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号を生成する判定部とを、
    備えたことを特徴とするパイプライン型アナログ・ディジタル変換器。
  2. アナログの入力電圧を1.5ビットのディジタル信号に変換するサブAD変換器と、前記ディジタル信号をアナログ電圧に変換するサブDA変換器と、前記入力電圧と前記アナログ電圧との差電圧を標本化及び保持してその保持した差電圧を増幅する増幅器とを備えたアナログ・ディジタル変換ステージを複数段縦続接続し、クロック信号に基づいてパイプライン処理を行うことによって変換対象のアナログ入力信号に対応する所定ビット数のディジタル出力信号を得るパイプライン型アナログ・ディジタル変換器において、
    前記複数のアナログ・ディジタル変換ステージのうちで前記アナログ入力信号が与えられる初段のアナログ・ディジタル変換ステージは、
    前記アナログ入力信号に基準電圧を加えた電圧を保持して出力する第1の保持部と、
    前記アナログ入力信号を保持して出力する第2の保持部と、
    前記アナログ入力信号から前記基準電圧を減じた電圧を保持して出力する第3の保持部と、
    前記アナログ入力信号を前記基準電圧の±1/2の電圧と比較して1.5ビットの第1のディジタル信号に変換する第1のサブAD変換器と、
    前記第1、第2及び第3の保持部から出力される電圧の1つを前記第1のディジタル信号に従って選択して第1のアナログ電圧として出力する選択部と、
    前記第1のアナログ電圧を1.5ビットの第2のディジタル信号に変換する第2のサブAD変換器と、
    前記第2のディジタル信号を第2のアナログ電圧に変換するサブDA変換器と、
    前記第1及び第2のアナログ電圧の差電圧を標本化及び保持して該保持した差電圧を2倍に増幅して次段のアナログ・ディジタル変換ステージへ与える増幅器と、
    前記第1及び第2のディジタル信号に基づいて最上位ビットに対応する1.5ビットのディジタル信号を生成する判定部とを、
    備えたことを特徴とするパイプライン型アナログ・ディジタル変換器。
JP2003135450A 2003-05-14 2003-05-14 パイプライン型アナログ・ディジタル変換器 Expired - Fee Related JP3765797B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003135450A JP3765797B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 パイプライン型アナログ・ディジタル変換器
US10/735,721 US6803873B1 (en) 2003-05-14 2003-12-16 Pipeline analog to digital converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003135450A JP3765797B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 パイプライン型アナログ・ディジタル変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004343292A JP2004343292A (ja) 2004-12-02
JP3765797B2 true JP3765797B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=33095363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003135450A Expired - Fee Related JP3765797B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 パイプライン型アナログ・ディジタル変換器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6803873B1 (ja)
JP (1) JP3765797B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026481A1 (fr) 2006-08-31 2008-03-06 Mitsumi Electric Co., Ltd. Appareil convertisseur analogique-numerique

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4751667B2 (ja) * 2005-08-12 2011-08-17 富士通セミコンダクター株式会社 逐次比較型ad変換器。
JP4836670B2 (ja) * 2006-05-31 2011-12-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 パイプライン型a/dコンバータ
JP4756095B2 (ja) * 2007-08-03 2011-08-24 富士通株式会社 アナログデジタル変換セル及びアナログデジタル変換器
WO2009019744A1 (ja) * 2007-08-03 2009-02-12 Fujitsu Limited アナログデジタル変換セル及びアナログデジタル変換器
US7528759B2 (en) * 2007-09-17 2009-05-05 Texas Instruments Incorporated Pipelined analog-to-digital converter
JP2009177446A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Oki Semiconductor Co Ltd パイプライン型アナログ・デジタル変換器
US8269661B2 (en) * 2010-10-14 2012-09-18 Texas Instruments Incorporated Pipelined ADC having a three-level DAC elements
US8339303B2 (en) * 2011-04-26 2012-12-25 Analog Devices, Inc. Method for improving the performance of the summing-node sampling calibration algorithm
US8749410B1 (en) * 2012-12-19 2014-06-10 Broadcom Corporation Calibration of interleaving errors in a multi-lane analog-to-digital converter
US9143146B1 (en) * 2014-09-08 2015-09-22 Lockheed Martin Corporation Reconfigurable wideband sub-ranging analog-to-digital converter
US9595974B1 (en) 2014-09-08 2017-03-14 Lockheed Martin Corporation Reconfigurable wideband sub-ranging analog-to-digital converter
US9941896B2 (en) * 2015-10-15 2018-04-10 Texas Instruments Incorporated Analog to digital converter error rate reduction
US9893737B1 (en) * 2017-01-13 2018-02-13 Apple Inc. Multi-stage overload protection scheme for pipeline analog-to-digital converters
CN114362752B (zh) * 2020-10-13 2024-06-14 北京特邦微电子科技有限公司 模数转换电路及流水线模数转换器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3560433B2 (ja) 1996-12-18 2004-09-02 株式会社ルネサステクノロジ A/d変換器
US6337651B1 (en) 2000-02-17 2002-01-08 Advanced Micro Devices, Inc. Pipeline analog to digital (A/D) converter with relaxed accuracy requirement for sample and hold stage
US6295016B1 (en) 2000-02-17 2001-09-25 Advanced Micro Devices, Inc. Pipeline analog to digital (A/D) converter with relaxed accuracy requirement for sample and hold stage
US6486820B1 (en) 2001-03-19 2002-11-26 Cisco Systems Wireless Networking (Australia) Pty Limited Pipeline analog-to-digital converter with common mode following reference generator
JP4061033B2 (ja) 2001-04-18 2008-03-12 株式会社ルネサステクノロジ A/d変換器および半導体集積回路
US6683554B2 (en) * 2001-06-18 2004-01-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Analog-to-digital conversion circuit having increased conversion speed and high conversion accuracy
US6700524B2 (en) * 2001-09-27 2004-03-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. A/D converter for performing pipeline processing
US20040046684A1 (en) * 2002-09-11 2004-03-11 Paolo Cusinato Low power pipeline analog-to-digital converter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026481A1 (fr) 2006-08-31 2008-03-06 Mitsumi Electric Co., Ltd. Appareil convertisseur analogique-numerique

Also Published As

Publication number Publication date
US6803873B1 (en) 2004-10-12
JP2004343292A (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3765797B2 (ja) パイプライン型アナログ・ディジタル変換器
JP3042423B2 (ja) 直並列型a/d変換器
US7911370B2 (en) Pipeline analog-to-digital converter with programmable gain function
JPH05218868A (ja) 多段型ad変換器
JP2004214905A (ja) 可変分解能a/d変換器
US20060125676A1 (en) Analog-to-digital converter in which settling time of amplifier circuit is reduced
JPH0810830B2 (ja) アナログ―ディジタル変換器
US20100060494A1 (en) Analog to Digital Converter
US6791484B1 (en) Method and apparatus of system offset calibration with overranging ADC
US6229472B1 (en) A/D converter
JP2002111497A (ja) デジタルディザを用いる多段変換器
JP3559534B2 (ja) アナログ・ディジタル変換回路
JP4061033B2 (ja) A/d変換器および半導体集積回路
JP3816240B2 (ja) パイプライン型a/dコンバータ
JP2001352244A (ja) パイプライン型a/dコンバータ
US20110193736A1 (en) Switched-capacitor pipeline stage
JPWO2007032110A1 (ja) A/d変換器及びa/d変換方法
US6288662B1 (en) A/D converter circuit having ladder resistor network with alternating first and second resistors of different resistance values
JP3560433B2 (ja) A/d変換器
US7535399B2 (en) Reference voltage shifting technique for optimizing SNR performance in pipeline ADCs with respect to input signal
JP2001352242A (ja) パイプライン型a/dコンバータ
JP2003152542A (ja) パイプライン型a/dコンバータ
JPS6243571B2 (ja)
JP2019054512A (ja) ノイズ除去を備えたアナログデジタル変換器
JP4036991B2 (ja) パイプライン型a/dコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees