JP3763388B2 - 無段変速機用転動体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両や各種の機械装置において、回転動力を無段階に変速して伝達するのに用いられるトロイダル式無段変速機などの無段変速機に係わり、とくにこのような無段変速機に使用される転動体の転動疲労寿命改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無段変速機として、トロイダル式無段変速機は、図1にその基本構造を示すように、図外のハウジング内に、入力ディスク3および出力ディスク12を備え、これらが同軸上に相対向して設置されている。そして入力ディスク3には、カム板2a,保持器2bおよびローラ2cからなる押圧装置2を介して入力軸1が連結されていると共に、出力ディスク12には出力軸13が固定されている。
【0003】
入力ディスク3および出力ディスク12は、略同一形状をなしてそれぞれ対称に配置され、それらの対向面が軸方向断面でみて略半円となるようにトロイダル面に形成されている。そして、入力ディスク3および出力ディスク12の両トロイダル面により形成されるトロイダルキャビティ内には、入力ディスク3および出力ディスク12に接触する一対のパワーローラ(内輪)7,7が配設されている。
【0004】
各パワーローラ内輪7は、それぞれトラニオン4に支持された外輪6に玉軸受8を介して圧接された状態で、同じくトラニオン4に取付けられた枢軸5にニードルベアリング9を介して回転自在に枢着されると共に、入力ディスク3および出力ディスク12によって形成される反円形断面をなすトロイダル面の中心となるピボット軸10を中心として、傾動自在に支持されている。
【0005】
そして、入力ディスク3および出力ディスク12とパワーローラ内輪7,7との接触面には、粘性摩擦抵抗の大きい潤滑油(トラクションオイル)が供給され、入力ディスク3に入力される動力を潤滑油膜およびパワーローラ内輪7,7を介して出力ディスク12に伝達するようになっている。
【0006】
このように構成されたトロイダル式無段変速機においては、入力軸1が回転すると、その動力がカム板2a,保持器2b,ローラ2cからなる押圧装置2を介して入力ディスク3に伝達されて入力ディスク3が回転する。この入力ディスク3の回転により発生した動力がパワーローラ7,7を介して出力ディスク12に伝達され、出力ディスク12が出力軸13と共に一体回転する。
【0007】
変速時には、図中に矢印で示すように、ピボット軸10を中心としてトラニオン4,4を所定角度回動させ、パワーローラ7,7の傾きを変化させる。これによってパワーローラ7,7が入力ディスク3および出力ディスク12のトロイダル曲面3a,12a上を傾転し、その結果、入力ディスク3および出力ディスク12のパワーローラ7,7との接触位置(半径)が変化し、速度比が変わることによって、無段階の減速あるいは増速が行われる。
【0008】
このようなトロイダル式無段変速機としては、例えば特開平7−71555号公報に記載されたものが知られており、当該公報記載のトロイダル式無段変速機においては、入出力ディスクおよびパワーローラのトラクション面の転がり寿命を向上すると共に、入出力ディスクおよびパワーローラの耐疲労割れ寿命を向上するために、これらディスクおよびパワーローラに、有効硬化層深さが2.0〜4.0mmの範囲となるように表面硬化および研削仕上げを行うことが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一方、前記パワーローラの内輪7および外輪6の対向面には、図2に拡大して示すように、玉軸受を構成する鋼球8を受け入れるためのベアリング溝部7aおよび6aが環状に形成されており、当該無段変速機を駆動した場合には、入出力ディスク3,12とパワーローラ内輪7の間に高い押し付け荷重が加わるため、前記ベアリング溝部7a,6aには、例えば最大接触面圧が3GPa以上にも達する高い接触圧力を生じる。
【0010】
さらに、ベアリング溝部7a,6aにおいては、このような高面圧に加えて、通常の転がり軸受とは異なり、トラクション力やラジアル方向荷重が負荷されながらスラストベアリングの鋼球8が転動するため、ミクロ的な金属接触を生じたり、転がり摩擦抵抗が増したりすることにより表面接線力が増大し、転動疲労寿命の低下を招く場合がある。
【0011】
一方、特開平2−190615号公報には、グリース潤滑軸受においては、ミクロ的な金属接触によって転走面に形成された新生面が触媒的な作用をして、グリース−転走表面間でのトライボケミカル的な反応を促進し、化学分解により生成した水素が鋼中に侵入することによって転動疲労剥離寿命が低下することがあると記載されており、このようなトロイダル式無段変速機の大容量化、あるいは小型化には、入出力ディスクおよびパワーローラのトラクション面における転がり寿命の向上もさることながら、とくにベアリング溝部におけるミクロ的な金属接触および摩擦抵抗などを低減させることが、転動体の転動疲労寿命を向上させるための課題となっていた。
【0012】
なお、特開平10−184836号公報には、浸炭あるいは浸炭窒化による表面硬化処理後の研削仕上げによる硬化層のロスを低減してパワーローラのベアリング面の耐久性を向上させるために、ベアリング面溝部の表面炭素濃度および有効硬化層深さをベアリング溝裏面部と同等以上にした転動体が記載されているが、この場合ベアリング溝部におけるミクロ的な金属接触を抑制することはできない。また、前記特開平2−190615号公報には、この対策として、130〜160℃に加熱した苛性ソーダ水溶液に浸漬して四三酸化鉄被膜を形成する黒染め処理を施すことが開示されているが、このような苛性ソーダ処理は、作業環境が劣悪となり、工業的に好ましくない。
【0013】
【発明の目的】
本発明は、従来の無段変速機における上記課題に着目してなされたものであって、とくにベアリング溝部における作動時の金属接触や摩擦抵抗を低減させることができ、転動疲労寿命の大幅な向上が可能な無段変速機用の転動体を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる無段変速機用転動体は、潤滑油を介して接触する複数個の金属製転動体を備えた無段変速機において、玉軸受を介して互いに回転自在に支持された内外輪の少なくとも一方のベアリング溝部に、モリブデン含有の化成処理液を用いてモリブデン酸化物が複合添加されたりん酸鉄系の皮膜が形成されている構成としたことを特徴としており、無段変速機用転動体におけるこのような構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。このとき、りん酸鉄系皮膜の付着量としては、請求項2に記載しているようにりんに換算して100〜300mg/mの範囲とすることができる。
【0015】
本発明に係わる無段変速機用転動体において、りん酸鉄系皮膜中におけるモリブデンとりんとの重量比(Mo/P)については、請求項3に記載しているように0.3以下とすることができ、さらに、請求項4に記載されているように、りん酸鉄系皮膜に添加されたモリブデン酸化物の付着量をモリブデンに換算して60mg/m以下とすることができる。
【0016】
また、本発明に係わる無段変速機用転動体においては、請求項5に記載されているように、りん酸鉄系皮膜が形成されているベアリング溝部の表面粗さを中心線平均粗さ(Ra )で0.07μm以下とすることができ、さらに請求項6に記載されているように、りん酸鉄系皮膜の皮膜厚さを0.4〜2.0μmの範囲とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる無段変速機用転動体は、玉軸受により互いに回転自在に支持された内外輪の一方もしくは両方のベアリング溝部に、モリブデン含有の化成処理液を用いることによって、モリブデン酸化物が複合添加されたりん酸鉄系の皮膜を形成させたものであり、りん酸鉄系の皮膜が形成されていることによって、ベアリング溝面の油膜保持性が向上し、ミクロ的な金属接触が低減して、摩擦抵抗も減少するため、転動体の転動疲労寿命が向上することになる。そして、モリブデン酸化物の複合添加によって、皮膜の摩耗耐久性が向上して皮膜の優れた性能が持続的に発揮されるようになる。
【0018】
このとき、転動体の内外輪については、通常、いずれか一方のみが先に疲労破壊するので、壊れやすい側のベアリング溝部にのみりん酸鉄系皮膜を形成させるようになすことによって、コストの低減を図ることができる。しかし、壊れ難いとされる側が疲労破壊することも絶対にないとは言えないので、内外輪の両方にりん酸鉄系皮膜を形成することにより効果を万全のものにすることができる。
【0019】
また、本発明においては、ベアリング溝部にのみりん酸鉄系皮膜を形成させれば足りるが、後述する実施例のように、内外輪全体を処理液に浸漬することにより、その全面にりん酸鉄系皮膜を形成させて何ら支障はない。もちろん、皮膜の不要部分、例えばトラクション面にマスキングを施したり、皮膜処理後に再研削したりすることも必要に応じて可能である。
【0020】
りん酸鉄系皮膜にモリブデン酸化物を複合添加するためには、モリブデン含有の化成処理液を用いることにより調整することができる。また、皮膜厚さ、りんおよびモリブデン付着量は、化成処理条件、例えば処理液成分および濃度、処理温度、処理時間などを調整することによってコントロールすることができる。
【0021】
すなわち、溶剤系あるいはアルカリ系の洗浄剤を使用して、皮膜を形成させる部位の汚れを洗浄したのち、水洗され、上記のような化成処理液による表面処理が行われる。化成処理された部材は、水ですすがれ、未反応の処理液が部材表面から除去されたのち、乾燥されて目的のりん酸鉄系皮膜が形成される。
【0022】
このとき、りん酸鉄系皮膜の付着量としては、請求項2に記載しているようにりんに換算して100mg/m以上、300mg/m以下の範囲とすることが望ましい。これは、りんの付着量が100mg/mに満たない場合には、皮膜の摩耗耐久性が十分に得られず、皮膜の優れた性能を持続的に得ることができなくなり、逆に300mg/mを超えた場合には、表面が粗くなりやすくなることによる。
【0023】
また、りん酸鉄系皮膜中におけるモリブデンとりんとの重量比(Mo/P)については、素材に対する皮膜の密着性を確保する観点から、請求項3に記載されているように0.3以下とすることが望ましく、さらに素材に対する皮膜の密着性と皮膜表面の平滑性を確保する観点から、請求項4に記載されているように、モリブデン酸化物の付着量をモリブデンに換算して60mg/m以下とすることが望ましい。
【0024】
さらに、りん酸鉄系皮膜が形成されているベアリング溝部の表面粗さについては、請求項5に記載されているように、JIS B 0601に規定される中心線平均粗さ(Ra )で0.07μm以下とすることが望ましい。これは、中心線平均粗さ(Ra )が0.07μmを上回ると、転動部における金属接触率が増加し、当該部分の温度上昇による素材の軟化や表面損傷による表面起点型の転動疲労寿命が低下しやすくなる傾向があることによる。
【0025】
また、請求項6に記載されているように、りん酸鉄系皮膜の皮膜厚さを0.4〜2.0μmの範囲とすることが望ましい。すなわち、皮膜厚さが0.4μmに満たない場合には皮膜の摩耗耐久性が十分に得られず、皮膜厚さが2.0μmを超えた場合には表面の平滑性を損ねやすくなる傾向がある。
【0027】
本発明に係わる転動体におけるベアリング溝部の面粗さ、すなわち中心線平均粗さ(Ra )については、市販の触針式の表面粗さ測定装置により測定することができる。なお、カットオフ値は0.08mmとする。
【0028】
りんおよびモリブデンの付着量については、市販の蛍光X線分析装置により定量することができる。すなわち、付着量既知の複数種類のサンプルについて分析することにより、それぞれの特性X線強度と付着量の関係からりんおよびモリブデンの検量線を予め作成しておき、付着量を測定しようとする試料について同様の条件によりりんあるいはモリブデンの特性X線の強度を測定し、この測定強度を先に求めた検量線に基づいてりんあるいはモリブデンの付着量に換算する。
【0029】
そして、モリブデンとりんの重量比(Mo/P)については、前述の方法により求めたそれぞれの付着量から算出される。
【0030】
また、皮膜厚さについては、例えば、市販のXPS(X線光電子分光分析)装置により定量することができる。XPSとは、サンプルを超高真空(10−5Pa以下)においてX線により励起した際に放出される光電子を分析する装置であり、この光電子の強度と感度係数の関係より、サンプルの表面に存在する原子の比率を計算することができる。また、放出される光電子の運動エネルギーから表面の化学状態、例えば鉄の酸化状態(金属状態か酸化しているか)を判別することができる。なお、定量計算方法は既に確立されたものであり、プログラムとして市販されている。
【0031】
本発明に係わる転動体について、X線により励起したのち、まずワイドスキャンと呼ばれる分析を行い、表面に存在する元素の定性分析を行うと、通常、炭素(大気等による汚染に起因する)、酸素、りん、鉄(酸化状態)、場合によってはさらにモリブデンが検出される。定性分析により検出された元素について定量計算を行い、これによって各成分の比率を原子%で算出する。皮膜厚さは、XPS装置に併設されているアルゴンスパッタリングガンを用いて測定する。
【0032】
まず、透過電子顕微鏡などにより測定された皮膜厚さが既知のサンプルを複数種類分析して皮膜厚さの検量線を予め作成しておく。すなわち、これらサンプルについて、アルゴンスパッタリング−光電子分析を数回に分けて繰り返すと、スパッタリングによって皮膜が除去されていくにしたがって、素材鋼に起因する金属状態の鉄が検出されるようになる。この金属状態の鉄の比率が60原子%となるまで皮膜が存在したものと定義し、これに要したスパッタリングの積算時間と皮膜厚さとの関係を求めて検量線を作成する。そして、皮膜厚さを測定しようとする試料を同様に分析し、金属状態の鉄の比率が60原子%となるまでに要したスパッタリング積算時間を求めて、先の検量線により皮膜厚さを算出する。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる無段変速機用転動体においては、玉軸受を介して互いに回転自在に支持された内外輪の少なくとも一方のベアリング溝部に、モリブデン含有の化成処理液を用いてモリブデン酸化物が複合添加されたりん酸鉄系の皮膜が形成されているので、ベアリング溝部における油膜保持特性が向上してミクロ的な金属接触を低減することができ、摩擦抵抗が減少し、皮膜の摩耗耐久性も向上することから、転動体のベアリング溝部における転動疲労寿命を大幅に向上させることができるという極めて優れた効果がもたらされる。
【0034】
本発明の請求項2に係わる無段変速機用転動体においては、りん酸鉄系皮膜の皮膜付着量をりんに換算して100〜300mg/mの範囲としたものであるから、皮膜表面の平滑性が確保されると共に、皮膜の摩耗耐久性が向上し、りん酸鉄系皮膜による上記効果を長期にわたって持続させることができるという効果がもたらされる。
【0035】
また、本発明の請求項3に係わる無段変速機用転動体においては、りん酸鉄系皮膜中におけるモリブデンとりんとの重量比(Mo/P)を0.3以下としたものであるから、転動体に対する皮膜の密着性を損なうことなく、モリブデン酸化物による上記効果を発揮させることができ、さらに請求項4に係わる無段変速機用転動体においては、りん酸鉄系皮膜に添加されたモリブデン酸化物の付着量をモリブデンに換算して60mg/m以下としたものであるから、皮膜表面の平滑性や皮膜の密着性を損なうことなく、モリブデン酸化物による上記効果をより確実なものとすることができるという優れた効果がもたらされる。
【0036】
さらに、本発明の請求項5に係わる無段変速機用転動体においては、りん酸鉄系皮膜が形成されているベアリング溝部の表面粗さが中心線平均粗さ(Ra )で0.07μm以下となっているので、転動時の金属接触率が減少し、転動部の温度上昇による軟化や表面損傷がなくなり、転動疲労寿命の大幅な改善が可能になり、請求項6に係わる無段変速機用転動体においては、りん酸鉄系皮膜の皮膜厚さが0.4〜2.0μmとなっているので、皮膜表面の平滑性を損なうことなく、皮膜の摩耗耐久性を増すことができ、りん酸鉄系皮膜による上記効果を長期にわたってより確実なものにすることができるというさらに優れた効果がもたらされる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明する。
【0038】
参考例1
まず、表1に示す浸炭用鋼(Cr−Mo鋼)を素材として、鍛造および粗加工の後、図3に示す熱処理条件のもとに、浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行った。
【0039】
【表1】
Figure 0003763388
【0040】
次に、転がり接触をする部位に研削超仕上げを施すことにより、図2に示したように、ベアリング溝部6aおよび7aをそれぞれ備えた外輪6および内輪7を得た。なお、研削超仕上げ後のベアリング溝部6aおよび7aにおける表面硬さがHV700〜720程度、表面粗さについてはRa0.03〜0.05μm程度となるように加工した。
【0041】
そして、仕上げ加工後の外輪6および内輪7を予め60℃に加温した市販の脱脂剤(日本パーカライジング株式会社製『ファインクリーナ−4360(登録商標)』)の2%水溶液中に5分間浸漬したのち、十分に水洗して表面を清浄化すると共に、50℃に加温した市販の表面処理剤(日本パーカライジング株式会社製建浴剤『パルホス1077(登録商標)』)の8%水溶液中に1分間浸漬して、りん酸鉄系の皮膜を形成させたのち、十分に水洗して、未反応の処理溶液を除去し、100℃に設定された熱風乾燥炉内で15分間乾燥した。
【0042】
このようにして、仕上げ加工および皮膜処理された外輪6および内輪7について、ベアリング溝部6aおよび7aの表面粗さを市販の触針式の表面粗さ測定装置を用いて、カットオフ値0.08mmで測定すると共に、ベアリング溝部6aおよび7aにおける皮膜厚さを市販のアルゴンスパッタリングガンを併設したXPS装置を用いて、皮膜を破壊除去した際のスパッタリング時間から前記した方法により換算して求め、さらにりんの付着量を市販の蛍光X線分析装置を用いて定量した。
【0043】
そして、これら外輪6および内輪7を図4に示す軸受転動疲労試験機に組み込んで疲労試験を実施することにより、ベアリング溝部6aおよび7aの転動疲労寿命を評価した。なお、試験条件については、3L/minの強制潤滑下で、最大接触面圧が3.4GPaとなるように設定した。また、振動センサーによって転動時の振動を検出し、外輪または内輪のベアリング溝部6aまたは7aに剥離が生じるまでの試験時間を転動疲労寿命とした。これらの結果を表2に示す。
【0044】
参考例2
表1に示した上記参考例と同一の鋼材を用いて、鍛造および粗加工をしたのち、図3に示した熱処理条件によって、同様の浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行った。次いで、同様に研削超仕上げを施すことにより、図2に示した外輪6および内輪7を得た。
【0045】
そして、同様の脱脂剤水溶液によって清浄化したのち、50℃に加温した市販の表面処理剤(日本パーカライジング株式会社製建浴剤『パルホス1077(登録商標)』)の8%水溶液中に3分間浸漬したのち、水洗によって未反応の処理溶液を除去し、同様に乾燥することによって、上記外輪6および内輪7の表面にりん酸鉄系の皮膜を形成させた。
【0046】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、上記参考例と同一の方法によって、ベアリング溝部6aおよび7aにおける表面粗さ、皮膜厚さおよびりんの付着量を求めると共に、これら外輪6および内輪7のベアリング溝部における転動疲労寿命を図4に示した軸受転動疲労試験機を用いて同様に調査した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0047】
発明例1
上記参考例と同一の鋼材(表1)を用いて、鍛造および粗加工したのち、図3に示した条件により同様の浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行い、さらに同様の研削超仕上げを施すことにより、図2に示した外輪6および内輪7を得た。
【0048】
そして、同様の脱脂剤水溶液によって清浄化したのち、65℃に加温した市販の表面処理剤(日本パーカライジング株式会社製建浴剤『パルホス3480(登録商標)』)の12%水溶液中に10分間浸漬したのち、水洗によって未反応の処理溶液を除去し、さらに乾燥を施すことによって、上記外輪6および内輪7の表面にモリブデン酸化物を複合したりん酸鉄系の皮膜を形成させた。
【0049】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、上記方法によって、ベアリング溝部6aおよび7aにおける表面粗さ、皮膜厚さ、りんおよびモリブデンの付着量を求めると共に、これら外輪6および内輪7のベアリング溝部における転動疲労寿命を図4に示した軸受転動疲労試験機により同様に調査した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0050】
発明例2
上記参考例および発明例と同一の鋼材(表1)を用いて、同様に鍛造および粗加工を施したのち、図3に示した条件により同様の浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行い、さらに同様の研削超仕上げを施すことによって、図2に示した外輪6および内輪7を得た。
【0051】
そして、同様に洗浄処理したのち、65℃に加温した市販の表面処理剤(日本パーカライジング株式会社製建浴剤『パルホス3480(登録商標)』)の24%水溶液中に10分間浸漬したのち、水洗によって未反応の処理溶液を除去して乾燥を施すことにより、上記外輪6および内輪7の表面にモリブデン酸化物を複合したりん酸鉄系の皮膜を形成させた。
【0052】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、ベアリング溝部6aおよび7aにおける表面粗さ、皮膜厚さ、りんおよびモリブデンの付着量を同様に求めると共に、これら外輪6および内輪7のベアリング溝部における転動疲労寿命を図4に示した軸受転動疲労試験機によって測定した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0053】
発明例3
上記参考例および発明例と同一鋼材(表1)を用いて、鍛造および粗加工したのち、図3に示した条件により同様の浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行い、さらに同様の研削超仕上げを施すことにより、図2に示した形状の外輪6および内輪7を得た。
【0054】
そして、同様の脱脂剤水溶液を用いて表面を清浄化したのち、市販の表面処理剤(日本パーカライジング株式会社製建浴剤『パルホス3480(登録商標)』)の24%水溶液に、さらにりん酸1.5g/Lを添加して65℃に加温した処理液に10分間浸漬したのち、水洗によって未反応の処理溶液を除去し、続いて熱風乾燥炉により同様に乾燥することによって、上記外輪6および内輪7の表面にモリブデン酸化物を複合したりん酸鉄系の皮膜を形成させた。
【0055】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、上記した方法によって、ベアリング溝部6aおよび7aにおける表面粗さ、皮膜厚さ、りんおよびモリブデンの付着量を同様に求めると共に、これら外輪6および内輪7のベアリング溝部における転動疲労寿命を図4に示した軸受転動疲労試験機によって同様に調査した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0056】
参考例3
上記参考例および発明例と同一の鋼材(表1)に、同様の鍛造,粗加工,熱処理,研削超仕上げを施すことによって、同様の形状を備えた外輪6および内輪7(図2)を得た。
【0057】
そして、同様に洗浄処理したのち、3%のりん酸水溶液に苛性ソーダを添加してpHを3.8に調整し、50℃に加温した処理液中に3分間浸漬した。そして、水洗によって未反応の処理溶液を除去したのち、同様に乾燥を施すことにより、表面にりん酸鉄系の皮膜を形成させた外輪6および内輪7を得た。
【0058】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、ベアリング溝部6aおよび7aにおける表面粗さ、皮膜厚さ、りんおよびモリブデンの付着量を上記参考例および発明例の場合と同様に求めると共に、これら外輪6および内輪7のベアリング溝部における転動疲労寿命を図4に示した軸受転動疲労試験機によって同様に測定した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0059】
比較例1
表1に示した上記各参考例および発明例と同一の鋼材を用いて、鍛造および粗加工をしたのち、図3に示した熱処理条件のもとに同様の浸炭窒化焼入れ、焼戻しを行った。次いで、同様に研削超仕上げを施すことによって、図2に示す形状の外輪6および内輪7を同様に作成した。
【0060】
このようにして得られた外輪6および内輪7について、この比較例においては、表面処理を施すことなく、図4に示した軸受転動疲労試験機にそのまま組み込み、同様の試験条件のもとに、ベアリング溝部6aおよび7aにおける転動疲労寿命を調査した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0061】
比較例2
表1に示した上記各参考例および発明例と同一の鋼材に、同様の鍛造,粗加工,熱処理,研削超仕上げを施すことによって、同様の形状を備えた外輪6および内輪7(図2)を作成した。
【0062】
そして、同様の脱脂剤水溶液によって洗浄したのち、150℃に加熱した苛性ソーダ水溶液中に5分間浸漬して四三酸化鉄被膜を形成させたのち、同様に水洗および乾燥した。
【0063】
このようにして得られた外輪6および内輪7を図4に示した軸受転動疲労試験機に組み込み、同様の試験条件のもとに、ベアリング溝部6aおよび7aの転動疲労寿命を同様に調査した。これらの結果を表2に併せて示す。
【0064】
【表2】
Figure 0003763388
【0065】
表2の結果から明らかなように、ベアリング溝部にモリブデン酸化物が複合添加されたりん酸鉄系皮膜を形成した発明例1〜3に係わる転動体においては、皮膜が形成されていない比較例1および酸化鉄系皮膜が形成されている比較例2に較べて、転動疲労寿命が大幅に向上していることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トロイダル式無段変速機の基本構造および変速原理を示す断面図である。
【図2】 図1に示したトロイダル式無段変速機における転動体内外輪の拡大図である。
【図3】 本発明の実施例において転動体内外輪に施す熱処理条件を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施例において転動疲労強度の評価に用いた軸受転動疲労試験機の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
6 外輪(転動体)
6a ベアリング溝部
7 内輪(転動体)
7a ベアリング溝部
8 玉軸受

Claims (6)

  1. 潤滑油を介して接触する複数個の金属製転動体を備えた無段変速機において、
    玉軸受を介して互いに回転自在に支持された内外輪の少なくとも一方のベアリング溝部に、モリブデン含有の化成処理液を用いてモリブデン酸化物が複合添加されたりん酸鉄系の皮膜が形成されていることを特徴とする無段変速機用転動体。
  2. 前記りん酸鉄系皮膜の皮膜付着量がりんに換算して100〜300mg/mであることを特徴とする請求項1記載の無段変速機用転動体。
  3. 前記りん酸鉄系皮膜中におけるモリブデンとりんとの重量比(Mo/P)が0.3以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無段変速機用転動体。
  4. 前記りん酸鉄系皮膜に添加されたモリブデン酸化物の付着量がモリブデンに換算して60mg/m以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無段変速機用転動体。
  5. りん酸鉄系皮膜が形成されているベアリング溝部の表面粗さが中心線平均粗さ(Ra )で0.07μm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無段変速機用転動体。
  6. 前記りん酸鉄系皮膜の皮膜厚さが0.4〜2.0μmであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の無段変速機用転動体。
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