JP3763167B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP3763167B2
JP3763167B2 JP20815296A JP20815296A JP3763167B2 JP 3763167 B2 JP3763167 B2 JP 3763167B2 JP 20815296 A JP20815296 A JP 20815296A JP 20815296 A JP20815296 A JP 20815296A JP 3763167 B2 JP3763167 B2 JP 3763167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heat
resistant glass
heating
heated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20815296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1047692A (ja
Inventor
和男 藤下
康典 金子
久 森川
俊行 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP20815296A priority Critical patent/JP3763167B2/ja
Publication of JPH1047692A publication Critical patent/JPH1047692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763167B2 publication Critical patent/JP3763167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンロ部に備えたランプヒータにて直上の耐熱ガラスを介して被加熱物を加熱する加熱調理器に関し、特に耐熱ガラスの下部に備えた温度センサにて被加熱物の油温を検出し、油の発火を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の加熱調理器としては特開平4−236016号公報がある。その構成について図23から図24を参照しながら説明する。
【0003】
従来は耐熱ガラス2の下部に備えた温度センサ5にて被加熱物1の油温を検出するもので、コンロ部3を断熱材構成とし前記温度センサ5にランプヒータ4よりの熱をバイアスとして付加し制御加熱したもの。
【0004】
つまり、被加熱物1が載置されている耐熱ガラス2の下部にコンロ部3を備え、前記コンロ部3にはランプヒータ4と前記耐熱ガラス2の下部に当接した温度センサ5が内蔵されている。また、前記コンロ部3は上部を開口し側面と底面を備えた垂直断面が皿状とし前記耐熱ガラス2の直下にてスプリングバネにて6にて当接したもので、外壁7を金属材とし前記外壁7の内面に沿ってリング状の断熱材A8とドーナツ状の断熱材B9を備えるとともに前記外壁7の中央部に円筒状部10を備えている。さらに、前記円筒状部10の内側(ランプヒータ側)にリング状の断熱材C11を備えるとともに前記断熱材C11の上面に断熱材D12を備え前記耐熱ガラス2と断熱材C11にて隙間を無くしたものである。
【0005】
上記構成により加熱を開始するとコンロ部3内部のランプヒータ4が発熱し直上部の耐熱ガラス2を透過し天ぷら鍋などの被加熱物1を伝導とふく射により加熱することになる。この際、温度センサ5に対してはランプヒータ4よりの輻射熱の大半を三種類の断熱材にて遮っているものの、少々熱をバイアスとして付加し前記被加熱物1の油の温度上昇勾配と前記温度センサ5の温度上昇勾配を近似(応答時間の遅れを少なくした)したものである。
【0006】
また、コンロ部3内部のランプヒータ4近傍に前記の温度センサ5とは別の線膨張式の温度センサ13を備え、設定温度に到達すると線膨張しマイクロスイッチ14を動作させ加熱手段としてのランプヒータ4のパワーをダウン(または、加熱停止)し、以下になるとフルパワーに戻す制御をすることにより耐熱ガラス2およびランプヒータ4の安全性(故障を少なくする、寿命を長くする)の向上を図ったものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図23で示した上記従来の加熱調理器のコンロ部3は外壁7を金属材とし上部を開口した皿状の部分と中央部に備えた円筒状部10の内側に断熱材A、B、Cを備え円筒状部10に温度センサ5を備え油の温度と温度センサ5の応答時間の遅れを少なくした素晴らしいものであるが、コンロ部3が断熱材タイプであり(1)断熱材が機械的な衝撃に弱く扱いずらいこと。(2)断熱材が全てを支配しているが寸法精度がラフなこと。(3)断熱材が三種類必要であり構成も複雑となり且つ組立工数に時間を要するため高価であるなどの問題があった。
【0008】
さらに、図24の(a)に示す従来の断熱材構成のものは、温度センサ5が断熱材によってランプヒータ4からの輻射熱が遮断されるため、温度センサ5に対する熱のバイアスが少ないので被加熱物1の中の油温上昇の勾配と温度センサ5の温度上昇の勾配とが近似しやすかった。これに対して、図24の(b)に示すコンロ部を断熱材を用いずに実現しようとすると、逆にランプヒータよりの輻射熱が大きくなる構成のため、温度センサ5に対する熱のバイアスが大きくなり油温上昇の勾配と温度センサ5の温度上昇の勾配が近似しにくく、油加熱において油が適正温度(例えば、200℃)まで上昇しないうちに温度センサ5の温度が予めマイコンに入力しておいた温度(例えば、270℃)にいち早く到達し加熱手段を自動停止することになり満足な油(天ぷら、揚げ物)加熱ができないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、コンロ部の底面を局所的に上げ底にした感温部と、感温部を前記耐熱ガラスに当接するとともに前記感温部に対応させて温度サーミスタ備え、コンロ部を断熱材を用いず赤外線反射率の高い部材で形成するとともに温度センサを内蔵し耐熱ガラスの下面に直接当接し前記耐熱ガラスを介して被加熱物の温度を検出し制御するようにした。
【0010】
上記発明によれば、コンロ部は断熱材を用いないため精度が高く作製でき且つ簡単な構成であり低コストであるとともに、被加熱物の温度上昇勾配と、温度センサの温度上昇勾配との近似ができるようになったため、加熱手段の制御を容易にすることができる。そして、ランプヒータよりの輻射熱を感温部を介して少々バイアスとして付加するとともに耐熱ガラスよりも感温部を介して検出する温度センサとしてのサーミスタの構成であり極めて簡単となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けたコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱物を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスに当接し前記被加熱物の温度を間接的に検出する温度センサと、前記加熱手段を制御する制御部と、前記コンロ部の底面を局所的に上げ底にした感温部と、前記感温部を前記耐熱ガラスに当接するとともに前記感温部に対応させて温度サーミスタ備え、前記コンロ部は断熱材を用いず内部壁面を赤外線反射率の高い部材で構成し前記被加熱物の温度上昇勾配と、前記温度センサの温度上昇勾配とを近似できるように構成した。そのため制御部による加熱手段の制御を被加熱物の出来具合いに対応して容易に行うことができる。
【0012】
そして、ランプヒータよりの輻射熱を感温部を介して少々バイアスとして付加するとともに耐熱ガラスよりも感温部を介して検出する温度センサとしてのサーミスタの構成であり極めて簡単となる。
【0013】
また、コンロ部は内部に加熱手段よりの輻射熱を検出する温度サーミスタを備え、予め制御部に入力しておいた温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると自動的にフルパワーに戻す制御をすることにより耐熱ガラスおよびランプヒータの安全性を確保する機能を備えるとともに、前記温度サーミスタとは別の温度センサをコンロ部に内蔵し油加熱時に予め制御部に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止する機能を付加した構成である。
【0014】
そして、従来品の線膨張式の温度センサと違ってサーミスタ式であり構造が簡単であり低コスト化が図れて且つ耐熱ガラスおよび加熱手段の安全性と油加熱時の油の発火を防止する両方の安全制御を実現したものである。
【0015】
また、コンロ部は底面を局所的に上げ底部にし、前記上げ底部に開口部を備え、温度センサを前記開口部より臨ませて耐熱ガラスに当接したもので、前記上げ底部の開口部の外周に熱伝導率の小さい材料の熱抑制体を付加し加熱手段よりの熱のバイアスを抑制した構成である。
【0016】
そして、断熱材方式のコンロ部ではなく、油量が多いとも温度センサの検出温度が油の温度と近似できることになり、低コスト且つ直接検知式とほぼ同等の性能が得られるものである。
【0017】
また、温度センサは耐熱ガラスに当接するの鍋底形状の感温部の内部に温度サーミスタを備え、上下を開口したガイド筒を備え前記感温部に内接して前記ガイド筒を挿入し一体化したもので、前記ガイド筒の外側に熱抑制筒を挿入固定し加熱手段よりの熱のバイアスを抑制した構成の温度センサを備えたものである。
【0018】
そして、温度センサとしては構成が簡単且つ油量が多いとも温度センサの検出温度が油の温度と近似できる。
【0019】
また、コンロ部は内部に加熱手段よりの輻射熱を検出する温度サーミスタを備え、予め制御部に入力しておいた温度は180℃〜200℃とし、温度サーミスタがこの温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると自動的にフルパワーに戻す制御をするとともに、油加熱時の油の発火温度が370℃〜380℃に対して、予め制御部に入力しておいた温度は270℃〜290℃とし、温度センサがこの温度に到達すると加熱手段を自動停止するようにしたダブル制御とし前記油加熱時の油の発火を防止する構成としたものである。
【0020】
そして、各種タイプの鍋または各種の鍋底形状のものであっても天ぷら、揚げ物加熱時の安全性が確保できるとともに、耐熱ガラスの温度的な安全性を確保しつつ適正加熱ができるように温度設定の最適化を図ったものである。
【0021】
また、保温キー加熱のとき耐熱ガラスの温度を略一定になるように制御するもので、アルミニウム材にて形成したコンロ部の底面を局所的に上げ底とした感温部を備え、前記感温部に温度サーミスタを備え、予め制御部に入力しておいた温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると元のパワーに自動的に戻すように制御し耐熱ガラスの温度を120℃〜170℃に温度調節してなるものである。
【0022】
そして、簡単な構成にて温度調節ができること。さらに、保温する内容の加熱負荷に応じて運転するために経済的であり過熱も少なく便利である。
【0023】
また赤外線反射率の高い部材として金属材、特にアルミニウム材を用いた。さらに、加熱手段として棒状のランプヒータを用い、これに対応するコンロ部の底部の形状を放射先形状とした。これらによりさらに赤外線の反射を大きくすることができる。
【0024】
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の加熱調理器の外観図である。また図2は同加熱調理器の断面図である。また図3は同加熱調理器のコンロ部の外観斜視図である。また図4は同加熱調理器の制御ブロック図である。
【0026】
図において、被加熱物1を載置し赤外線を透過する耐熱ガラス2は上面ケース15と接着剤16にて一体化するとともに、コンロ部3と冷却ファン17を内蔵した下面ケース18とはねじ19にて固定し結合したものである。
【0027】
コンロ部3は赤外線を透過する耐熱ガラス2の下部に設けたもので、外壁7は上部を開口し底面形状を2本の赤外線を輻射するランプヒータ4を夫々中心に放物線形状とするとともに、赤外線に対する反射率の高いアルミニウム材料の内部壁面にケイ酸ナトリウム20をコーテイングしている。
【0028】
さらに、コンロ部3は耐熱ガラス2の直下にてスプリングバネA6により当接するとともに中央部の底面を局所的に上げ底部21にし、この上げ底部21に開口部22を備えている。温度センサ5は上げ底部21の開口部22に臨ませるとともにスプリングバネB23にて耐熱ガラス2に当接するように附勢されている。
【0029】
また、上面ケース15の側面に加熱開始キー24と加熱停止キー25等からなる操作部26とを備えている。27はマイクロコンピュータからなる制御部である。
【0030】
コンロ部3を断熱材を用いずに実現したのは、(1)放物線形状により、ランプヒータ4からの赤外線が外壁7の各箇所で直上の耐熱ガラス2方向への反射が良くなり外壁7材料の吸収が低下したからである。(2)コンロ部3は赤外線に対して反射率の高いアルミニウム材料とするとともにランプヒータ4側の内部壁面にケイ酸ナトリウム20をコーティングすることによりランプヒータ4からの赤外線を内部壁面より直上の耐熱ガラス2方向への反射率を高めている。これらのことにより、ランプヒータ4からの赤外線の外壁による吸収が少なくなったからである。
【0031】
上記図1から図4の構成において動作を説明する。加熱調理器は加熱開始キー24を押し通電を開始すると、コンロ部3内部の複数本のランプヒータ4が発熱し直上部の耐熱ガラス2を透過し天ぷら鍋などの被加熱物1を伝導とふく射により加熱される。この構成では、コンロ部3は断熱材を用いず(1)赤外線に対して反射率の高いアルミニウム材料と放物線形状(2)アルミニウム材料の内部壁面にケイ酸ナトリウム20をコーティングしたこと(3)温度センサ5は局所的に上げ底部21とした開口部22に臨ませることにより、ランプヒータ4よりの輻射熱を少なくし断熱材タイプに近ずけたもので、つまり、温度センサ5に対して熱のバイアを少なくすることができる。
【0032】
そして、少々の熱をバイアスとして付加し被加熱物1の油の温度上昇勾配と温度センサ5の温度上昇勾配を近似(応答時間の遅れを少なくしたもの)でき、油加熱において適正温度(例えば、200℃)にて満足な天ぷら、揚げ物加熱ができ且つ何らかの条件により異常過熱した場合に予め制御部に入力している温度(例えば、270℃)に温度センサ5の温度が到達すると加熱手段としてのランプヒータ4を自動停止するものである。
【0033】
なお、温度センサ5とは熱を受ける感温部に温度サーミスタを固定一体化したものの総称とし、熱体(例えば、後述するコンロ部の外壁の一部)に温度サーミスタを直接固定一体化する場合には温度センサと表現せずに、温度サーミスタと表現している。
【0034】
以上のように、本実施例1によれば、(1)コンロ部が断熱材を用いずに実現しているために、寸法精度が高く作製でき且つ構成が簡単となり低コスト化が図れる。(2)ランプヒータより少々の熱をバイアスすることにより被加熱物の油の温度上昇勾配と温度センサの温度上昇勾配を近似(応答時間の遅れを少なくしたもの)できる。(3)温度センサにて予め制御部に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止することにより油加熱時の油の発火を防止することができる。
【0035】
(実施例2)
図5は本発明の実施例2の加熱調理器の断面図である。
【0036】
図において、断熱材レスのアルミニウム材にて形成したコンロ部3の構成は実施例1と同様とし、実施例1と相違するところは、コンロ部3の外壁7の中央部の底面を局所的に上げ底21にした感温部28を備えたもので、感温部28に小孔部29を備えるとともに感温部28を耐熱ガラス2に直接当接している。そして、感温部28の小孔部29に温度サーミスタ30を金具31にて挿入し固定したものである。
【0037】
上記構成により、温度サーミスタ30は、ランプヒータ4よりの輻射熱を少なくし断熱材タイプに近ずけたもので、つまり、温度サーミスタ30に対して熱のバイアスを少なくすることができたものである。
【0038】
そして、ランプヒータ4よりの少々の熱バイアスとしては感温部28より受熱することと耐熱ガラス2を介して小孔部29より受熱することにより被加熱物1の油の温度上昇勾配と温度サーミスタ30の温度上昇勾配を近似(応答時間の遅れを少なくしたもの)することができ、油加熱において適正温度(例えば、200℃)にて満足な天ぷら、揚げ物加熱ができ且つ何らかな条件により異常過熱した場合に予め制御部27に入力しておいた温度(例えば、270℃)に温度センサ5の温度が到達すると加熱手段を自動停止するものである。
【0039】
以上のように、本実施例2によれば(1)感温部を介して少々の熱をバイアスとして付加し耐熱ガラスに対しても感温部を介して検出する温度サーミスタの構成であり極めて簡単となる。(2)コンロ部のアルミニウム材の外壁と温度サーミスタが一体化されていることにより、耐熱ガラスに当接固定するに際して取り扱いやすく、寸法精度が正確となる。
【0040】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3の加熱調理器の正面断面図である。また図7は同加熱調理器の側面断面図である。
【0041】
実施例1にて述べた温度センサ5の機能を有するとともに、これとは別に温度サーミスタを備え耐熱ガラス2の温度的な安全性を確保する機能を付加したものである。
【0042】
図において、アルミニウム材にて形成したコンロ部3と温度センサ5および耐熱ガラス2の関係構成は実施例1と同様である。相違するところは、コンロ部3の外壁7の一部の底面を局所的に上げ底にした感温部32を備えたもので、感温部32はランプヒータ4の位置よりも上に上げ底とするとともに、感温部32に小孔部33を備えこの感温部32の小孔部33に温度サーミスタ34を金具35にて挿入し固定したものである。
【0043】
ここで、温度サーミスタ34(従来は図23に示す線膨張式の温度センサ13)の機能について述べると、元来、耐熱ガラス2に載置される被加熱物1には各種の材質の鍋がある。(例えば、アルミニウム鍋、ステンレス鍋、ホーロー鍋、土鍋等々)また、鍋底の形状にもいろいろあり、フラットなもの、凹状(鍋の内方向にへっこんでいる)のものなどがある。鍋底がフラットなものは耐熱ガラス2との間に隙間がなくランプヒータ4よりの赤外線が透過加熱されやすいために耐熱ガラス2の温度が350℃〜450℃である。これに対して、耐熱ガラス2と鍋底の間に隙間があると、空気断熱層が生じるために耐熱ガラス2が異常に温度が上がる。さらに、鍋底から耐熱ガラス2に向けての二次輻射が加わることなどより耐熱ガラス2の温度が異常に高く(例えば、550℃〜650℃)なる。
【0044】
とくに、土鍋の場合にはもともと赤外線を透過しないために吸熱性が悪く且つ、鍋底に凹状のものがあり耐熱ガラス2の温度が異常に高くなりやすいものであった。
【0045】
このために、従来は図23に示すように線膨張式の温度センサ13を備えて、ある温度に到達すると加熱手段としてのランプヒータ4のパワーをダウン(または、加熱停止)し、以下になるとフルパワーに戻す制御をすることにより耐熱ガラス2の安全性を確保していたものである。しかし、この線膨張式の温度センサ13は大変に高価なものであった。
【0046】
上記構成において、線膨張式の温度センサ13に替わって、温度サーミスタ34を用いたものである。
【0047】
また、温度サーミスタ34とは別の温度センサ5をコンロ部3に内蔵し油加熱時に予め制御部37に入力し記憶していた温度に到達すると加熱手段を自動停止する機能を付加した構成である。
【0048】
以上のように、本実施例3によれば、従来品の線膨張式の温度センサと違ってサーミスタ式であり構造が簡単であり低コスト化が図れて且つ耐熱ガラスの安全性と油加熱時の油の発火を防止する両方の安全制御を実現したものである。
【0049】
(実施例4)
図8は本発明の実施例4の加熱調理器の断面図である。また図9(a)、(b)は同加熱調理器の改良前の性能図である。また図10(a)、(b)は同加熱調理器の改良後の性能図である。また図11は同他の実施例の加熱調理器の断面図である。
【0050】
実施例1における温度センサ5に対するランプヒータ4よりの熱のバイアスの付加する構成を改善し、油量が多いときも温度センサ5の検出温度が油の温度と近似できる性能をさらに向上したものである。
【0051】
図において、コンロ部3は外壁7をアルミニウム材にて形成し底面を局所的に上げ底部21にし、上げ底部21に開口部22を備え、温度センサ5を開口部22より臨ませて耐熱ガラス2に当接している。そして、上げ底部21の開口部22の外周に熱伝導率の小さい材料(他えば、断熱材)の熱抑制体36を付加しランプヒータ4よりの熱のバイアスを抑制した構成としている。
【0052】
上記構成において、図9(a)は実施例1の場合の油量が多いときの性能で温度センサ5が予め制御部27に入力し記憶させておいた温度(しきい値)に到達したとき油温が200℃であり天ぷら加熱ができる。図9(b)は油量が少ないときの性能で温度センサ5が予め制御部27に入力しておいた温度(しきい値)に到達したとき油温が280℃であり油の発火を防止することになる。これに対して、本発明の実施例4のものは図10(a)に示すように油温が220℃まで上昇でき広範囲にて好みに応じた天ぷら加熱ができるように改善したものである。このとき、図10(b)に示すように油量が少ないときの性能は温度センサ5が予め制御部27に入力しておいた温度(しきい値)に到達したとき、油温が300℃まで上昇するが油の発火に至らず安全である。これにより、性能が改善されたものである。
【0053】
他の実施例としては上げ底部21を耐熱ガラス2に当接し開口部22を耐熱ガラス2とは反対方向に折り曲げ、温度センサ5に対しては熱抑制体37としたもので、温度センサ5より見ると二重壁構造としたものがある。
【0054】
以上のように、本実施例4によれば、断熱材方式のコンロ部ではなく、油量が多いときも温度センサの検出温度が油の温度と近似でき且つ油温を220℃まで加熱できることにより満足な天ぷら加熱ができ使い勝手が良くなるものである。
【0055】
(実施例5)
図12は本発明の実施例5の加熱調理器の温度センサの要部断面図である。また図13は同他の実施例の加熱調理器の温度センサの要部断面図である。
【0056】
本発明の実施例5は前述の実施例1における温度センサ5に対するランプヒータ4よりの熱のバイアスを付加する構成を改善し、油量が多いときも温度センサ5の検出温度が油の温度との近似レベルをさらに向上したものである。
【0057】
図において、温度センサ5は耐熱ガラス2に当接する鍋底形状の感温部38の内部に感温素子(サーミスタ)39を備え、上下を開口した段付きのガイド筒40を備え感温部38に内接して段付きのガイド筒40を挿入し一体化したもので、段付きのガイド筒40の外側に熱抑制筒41を挿入固定している。
【0058】
そして、温度センサ5は段付きのガイド筒40の段付き部にスプリングバネB23を挿入し耐熱ガラス2に正確に当接するように附勢している。
【0059】
なお、外観の構成およびコンロ部3の構成は実施例1とほぼ同様であり説明は省略する。
【0060】
上記構成において、温度センサ5にランプヒータ4よりの熱のバイアスを抑制するために熱抑制筒41を備えたことにより、油量が多いときに温度センサ5が予め制御部27に入力しておいた温度(しきい値)に到達したとき油温が実施例220℃以上に上昇させることができ性能が改善されたものである。これにより、多様化する好みにて天ぷら加熱ができるものである。
【0061】
また、他の実施例としては、(1)段付きのガイド筒40をセラミック材料にしたもので、温度センサ5にランプヒータ4よりの熱のバイアスを抑制することができる。このために外側に熱抑制筒41が不要となる。(2)熱抑制筒41をアルミニウム材料としランプヒータ4よりの熱のバイアスをより少なくしたもの。(3)図13に示すように段付きのない単なる筒のガイド筒40とし、これをセラミック材料にて形成し内側にスプリングバネB23を挿入し感温部38に直接当接した構成の温度センサ5としているなどがある。
【0062】
以上のように、本実施例5によれば、温度センサとしては構成が簡単且つランプヒータよりの熱のバイアスを抑制した構成であり、油量が多いときも温度センサの検出温度が油の温度と近似でき且つ油温を220℃まで加熱できることにより満足な天ぷら加熱ができ使い勝手が良くなる。
【0063】
(実施例6)
図14は本発明の実施例6の加熱調理器の断面図である。
【0064】
実施例1にて述べたものに対して、加熱を終了し耐熱ガラス2面より被加熱物1を取り去ると高温の耐熱ガラス2の温度を温度センサ5にて検出するとともに発光素子42よりの光は小孔A43を透過し受光素子44の小孔B45を介して受光することになり制御回路のブザー46がONされて音にて警告し、高温の耐熱ガラス5に触れなくした機能を付加したものである。
【0065】
図において、上面ケース15と下面ケース18とを結合した構成とし、上面ケース15は底部に開口部を備えた凹部47を有し被加熱物1を載置する耐熱ガラス2を載せ接着材16にて一体化形成している。下面ケース18は耐熱ガラス2の直下に設けられたランプヒータ4と温度センサ5とを内蔵したコンロ部3を備えた構成としている。さらに、発光素子42と受光素子44は上面ケース15に備えた凹部47の内部で耐熱ガラス2より上側の位置に被加熱物1の有無を検出するために一対にて対向して備えている。17は冷却ファンである。
【0066】
また、コンロ部3と温度センサ5は実施例1にて述べたものと同様で、ランプヒータ4よりの熱のバイアスを抑制し油加熱時の油の発火を防止する構成である。
【0067】
上記構成により、温度センサ5はひとつにて三機能を果たすもので(1)加熱を終了し耐熱ガラス2面より被加熱物1を取り去ると高温の耐熱ガラス2の温度を検出し、発光素子42と受光素子44とにより音にて警告し、温度低下すると警告を停止する機能。(2)加熱を終了し耐熱ガラス2の温度が低温になるまで冷却ファン17を制御する機能。(3)予め制御部27に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止することにより油加熱時の油の発火を防止する機能である。
【0068】
以上のように、本実施例6によれば、ひとつの温度センサにて三つの機能を備えるものであり、低コスト化と簡単構成が実現できたものである。
【0069】
(実施例7)
図15は本発明の実施例7の加熱調理器の制御ブロック図である。
【0070】
実施例3とは構成を全く同一とし、温度サーミスタ34と温度センサ5の最適な温度設定に関するものである。
【0071】
図6、7、15において、アルミニウム材にて形成したコンロ部3は内部にランプヒータ4よりの輻射熱を検出する温度サーミスタ34を備え、予め制御部27に入力しておいた温度に到達するとランプヒータ4のパワーを自動的にダウンし、以下になると自動的にフルパワーに戻す制御をして耐熱ガラス2の異常加熱を防止するものである。このときの温度サーミスタ34の温度を180℃〜200℃に設定し、被加熱物1として各種の鍋または各種の鍋底形状のものであっても耐熱ガラス2の温度的な安全性を確保しつつ適正加熱ができるように最適化したものである。
【0072】
温度サーミスタ34の温度に180℃〜200℃と幅があるのは被加熱物1を専用化していないことによるもので、例えば、金属鍋に比べて土鍋ではもともと赤外線を透過しないために吸熱性が悪く且つ、鍋底に凹状のものがあり耐熱ガラス2と鍋底の間に隙間が生じ空気断熱層が生じるために耐熱ガラス2が高温になりやすい。さらに、鍋底から耐熱ガラス2に向けての二次輻射が加わることなどより耐熱ガラス2の温度が高くなることによる。このために、設定温度を低くすべきとなる。一方、土鍋の加熱の場合にはパワーの切り替えが多くなりパワーの通電率が低下することより少しでも加熱性能を良くするには設定温度を上げることになる。つまり、両者の兼ね合いより設定することになるためである。
【0073】
次に、温度センサ5については油加熱時の油の発火温度が370℃〜380℃に対して、予め制御部27に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止し油加熱時の油の発火を防止するものである。このときの温度センサ5の温度を270℃〜290℃に設定し各種の鍋または各種の鍋底形状のものであっても安全性が確保できるように最適化したものである。
【0074】
温度センサ5の温度に270℃〜290℃と幅があるのは被加熱物1を専用化していないことによるもので、例えば被加熱物1の底面が白色の鍋(例えば、アルミニウム鍋、ホーロ鍋など)の場合は赤外線を反射しやすいのに対して、被加熱物の底面が黒色(例えば、南部鉄器鍋など)のものはランプヒータ4よりの赤外線の吸収が良いために油温の温度上昇が早くなる。つまり、吸熱の良い鍋のときは設定温度を低くし、吸熱の良くない鍋のときは設定温度を多少高くしても良いものとなり両者の兼ね合いより設定することになるためである。
【0075】
以上のように、本実施例7によれば、(1)温度センサによる自動停止温度の設定を270℃〜290℃にすることにより各種の鍋または各種の鍋底形状のものに対応でき天ぷら、揚げ物加熱時の安全性が確保できるものとなる。(2)温度サーミスタによるパワーの切り替えの温度設定を180℃〜200℃にすることにより各種の鍋または各種の鍋底形状のものであっても適正加熱ができるように両者の温度設定の最適化を図ったものである。これらにより、最適な加熱調理器の提供ができるものである。
【0076】
(実施例8)
実施例3とは構成を全く同一とし、温度サーミスタ34の制御と関連性を持たせながら温度センサ5にて被加熱物1による温度勾配の違いを検出し判別する加熱ソフトに関するものである。
【0077】
図6と図7に基づいて説明する。図において耐熱ガラス2に被加熱物1を載置し油加熱をするときに、加熱調理器専用の被加熱物1(例えば、天ぷら鍋)の場合は温度センサ5が特定の温度を検出し加熱手段を自動停止すれば良い。
【0078】
しかし、専用化せずに不特定多数の被加熱物1を対象にした場合には特定の温度の検出では具合が悪く、どの種の鍋であるかを推定する必要がある。
【0079】
なぜならば、被加熱物1として底面が白色の鍋(材質は特定しないが、例えばアルミニウム鍋、ホーロ鍋)の場合には鍋底から耐熱ガラス2に向けての二次輻射が加わり耐熱ガラス2の温度が高くなり温度サーミスタ34にてパワーをダウンしたりフルパワーに戻したりの切り替え制御をするために、結果的にはフルパワーの通電率が低下することになり温度勾配が小さい(緩やかに上昇する)ものとなる。
【0080】
これに対して、被加熱物1として底面が黒色の鍋(例えば、南部鉄器鍋、黒色コーティングしたものなど)のは吸収が良いために温度勾配が大きい(急速に上昇)ものである。
【0081】
つまり、鍋により吸熱が異なるために、底面が白色の鍋に合致した熱のバイアス(このときはバイアスは小)にすると底面が黒色の鍋の場合に、油加熱時、油の温度>温度センサとなり、温度センサ5が予め制御部27に入力しておいた温度に到達したとき油が発火するときがあり安全でなくなる。逆に、底面が黒色の鍋に合致した熱のバイアス(このときはバイアスは大)にしておくと底面が白色の鍋の場合に、油加熱時、油の温度<温度センサとなり、温度センサ5が予め制御部27に入力しておいた温度に到達したとき油温が200℃まで上昇していないうちに加熱手段を自動停止するために満足な天ぷら加熱ができなくなるものであった。
【0082】
そこで、被加熱物1として底面が白色の鍋(材質は特定しない)と底面が黒色の鍋(例えば、南部鉄器鍋、黒色コーティングしたものなど)の油の立ち上がりの温度勾配を実験的論証に基づき前者は小さく(緩やかに上昇する)、後者は大きい(急速に上昇)ことを予め制御部27に入力しておき、加熱開始後の温度勾配を検出しどちらの鍋であるかを判別し制御するものである。
【0083】
さらに、加熱開始後に例えば、二分経過時の温度勾配と四分経過時の温度勾配を検出し前記のどちらの鍋であるかを判別し、温度勾配の大きいものは270℃にて、温度勾配の小さいものは290℃にて加熱手段を自動停止するようにしたものである。
【0084】
上述のように、専用化せずに不特定多数の被加熱物1を対象にした場合に満足のゆく性能を得るために、油の立ち上がりの温度勾配の違いを検出し底面が白色の鍋か底面が黒色の鍋かを推定して対応するのは、赤外線を放射して加熱するハロゲンランプヒータ4特有である。それ以外の加熱方式としてガス炎、電熱ニクロム線、シーズヒータなどでは温度サーミスタにてパワーを制御する必要がないことより金属系統の被加熱物(例えば、南部鉄器鍋、アルミニウム鍋など)ならば略同様の立ち上がりの温度勾配を示すものであり、ハロゲンランプヒータ4による加熱方式のようなことをする必要がない。
【0085】
以上のように、本実施例8によれば、専用化せずに不特定多数の被加熱物の場合においても安全性が確保できることにより、大変便利である。
【0086】
(実施例9)
図16は本発明の実施例9の加熱調理器の操作部拡大図である。また図17は同加熱調理器の制御ブロック図である。
【0087】
実施例3とはコンロ部の構成は全く同一とし、操作部のキーを各種加熱内容に対して二つのキーにて実現するものである。
【0088】
図6、7、16、17に基づいて説明する。操作部26には前記までの加熱開始キー24と加熱停止キー25に、揚げ物キー48と加熱キー49およびパワー切り替えキー50と表示ランプ51を付加したものである。
【0089】
前記までは温度センサ5にて油加熱時に予め制御部52に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止し油加熱時の油の発火を防止する加熱調理器の場合について述べてきた。ここでは、油加熱以外に鍋物、焼き肉、フライパン加熱を両立する上での課題を述べるとともに、これらの課題を解決したものである。
【0090】
ひとつの操作キーにて、天ぷら、フライ物、鍋物、焼き肉、フライパン加熱をする場合の課題とは、(1)天ぷらとフライ物の場合は予め制御部52に入力しておいた温度を例えば270℃としこの温度に到達するとランプヒータ4を自動停止し油加熱時の油の発火を防止するのは良いものの、(2)土鍋にて鍋加熱する場合には少しでも加熱性能を良くするためにパワーアップするか耐熱ガラス2の温度を少しでも高くするかである。しかし、これは鍋加熱中に温度センサ5が270℃に到達してしまいランプヒータ4を自動停止するために満足な土鍋加熱ができないものであった。(3)フライパン加熱においても水分を発生する炒め物加熱の場合は良いが、水分の発生しない加熱の場合(例えば、ウインナー、ごまめ)は土鍋加熱と同様で、フライパン加熱中に温度センサ5が270℃に到達してしまいランプヒータ4を自動停止するために満足なフライパン加熱ができないものであった。
【0091】
本発明は、これらの課題を解決するもので、ひとつの温度センサ5にて二つの操作キーにて両立したもので、一方の操作キー(ここでは、揚げ物キーと表現する)48は天ぷらとフライ物加熱とし、他方の操作キー(ここでは加熱キーと表現する)49は鍋物、焼き肉、フライパン加熱としたものである。そして、揚げ物キーの場合には予め制御部52に入力しておいた温度に到達すると加熱手段を自動停止し油加熱時の油の発火を防止する機能を付加したものである。
【0092】
これに対して、加熱キー49の場合(鍋物、焼き肉、フライパンによる加熱)は揚げ物キー48と違って調理性能より無制御で良い。しかし、温度センサ5として使用上限に許容温度があるために温度センサ5自身の防御のために制御が必要となる。つまり、温度センサ5に内蔵しているサーミスタが450℃以上の高温タイプのものを用い、結線材も高温対応の場合には無制御で良い。しかし、汎用性が高く低コストのサーミスタ(例えば、350℃以下のもの)となると上記のような制御が必要となる。
【0093】
そこで、350℃タイプの場合の例としては予め制御部52に入力しておいた温度を330℃〜と340℃としこの温度に到達するとランプヒータ4のパワーを自動的にダウンさせ、320℃〜と330℃になると自動的にフルパワーに戻すようにして実現したものである。
【0094】
以上のように、本実施例9によれば、ひとつの温度センサと二つのキーにて油加熱時(天ぷらとフライ物の加熱)の場合は油の発火を防止する機能を付加するとともに鍋物加熱、焼き肉、フライパン加熱の場合は温度センサの使用上限温度近くまで加熱ができるために安全と使い勝手を両立できたものである。
【0095】
(実施例10)
図18は本発明の実施例10の加熱調理器の操作部拡大図である。また図19は同加熱調理器の制御ブロック図である。
【0096】
実施例3とはコンロ部の構成は全く同一とし、操作部のキーを各種加熱内容に対して三つのキーにて実現するものである。
【0097】
図6、7、18、19に基づいて説明する。操作部26には前記までの加熱開始キー24と加熱停止キー25、揚げ物キー48、加熱キー49およびパワー切り替えキー50と表示ランプ51を備えた加熱調理器に、鍋物キー53を付加したものである。
【0098】
構成としては、ひとつの温度センサ5にて制御するもので三つの操作キーとし、一つ目の操作キー48は天ぷら、フライ物、二つ目の操作キー53は鍋物、三つ目の操作キー49は焼き肉、フライパン加熱としたものである。
【0099】
そして、(1)揚げ物キー(天ぷら、フライ物)48加熱のときは予め制御部54に入力しておいた温度を270℃とし、この温度に到達すると加熱手段を自動停止する。(2)鍋物キー53加熱のときは予め制御部54に入力しておいた温度を330℃〜340℃としこの温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウン(例えば、1/2)させ、320℃〜330℃になると自動的にフルパワーに戻すもの。(3)焼き肉、フライパン加熱のときは予め制御部54に入力しておいた温度を大幅にダウン(例えば、1/3)させ、320℃〜330℃になると自動的にフルパワーに戻すようにしたもの。
【0100】
とくに、加熱キー49の焼き肉、フライパン加熱においてはこれらに用いる鉄板プレートは直ぐに温度上昇し適正温度といわれる230℃〜250℃になるために、加熱開始直後は鉄板プレートに熱容量があるためにフルパワーが望ましいが、その後は鉄板プレート内の被加熱食材の加熱負荷が小さい場合が多く低パワーでも良いものとなる。とはいえ、フライパン加熱において水分が発生する炒め物加熱の場合はフルパワーが望ましいものであるが、この場合には吸熱が良いために温度センサが330℃〜340℃にならないため連続的にフルパワー加熱となる。
【0101】
つまり、加熱内容(天ぷら、フライ物、鍋物、焼き肉、フライパン加熱)毎に判りやすく操作キーを備え、加熱内容に応じて制御したものである。
【0102】
以上のように、本実施例10によれば、天ぷらとフライ物の加熱キーによる加熱の場合は油の発火を防止できるとともに、鍋物加熱の場合において土鍋の場合は吸熱性能が良くないために可能な限りフルパワーが望ましく、フライパン加熱の場合は吸熱性能が良いことと被加熱食材の加熱負荷が揚げ物と鍋物に比べて小さいことにより加熱開始直後はフルパワーが望ましいがその後は低パワーで良くこの方が料理し易いものである。上記のことより、操作キーが増えるものの安全はもとより使い勝手は最も良いものである。
【0103】
(実施例11)
図20は本発明の実施例11の加熱調理器の操作部拡大正面図である。図21(a)、(b)、(c)は同加熱調理器の食器保温例の外観図である。本発明の実施例3と実施例9を基に保温機能を付加したものである。
【0104】
図6、7、20、21に基づいて説明する。操作部26には加熱開始キー24と加熱停止キー25、揚げ物キー48、加熱キー49およびパワー切り替えキー50と表示ランプ51を備えた加熱調理器とし、保温キー55を付加し、食器の保温加熱(例えば、急須、コーヒーサーバ、酒とっくり、セラミック容器)を実現したものである。
【0105】
従来、保温器としてはシーズヒータ、電熱線または酸化錫ヒータなどの加熱手段とホーロー処理した鋼板の加熱プレートとを組み合わせたものであった。そして、加熱プレートを自動的に温度調節したものと、そうでないものがあった。
【0106】
しかし、このときの課題としては、(1)台所およびテーブルの上が手狭なために保温器をおいて置く場所が少なく使用後に収納するが、収納してしまうと再び登場しにくい性格の商品のひとつであった。(2)機能としては優れているものの、わざわざ保温器を買い求める方が少ないものであった。
【0107】
これに対して、加熱調理器に保温機能を付加したものとしては、電磁誘導加熱器またはシーズヒータを渦巻き式にした電熱コンロなどがある。これらは保温機能を付加し前記の課題を解決したように思えるが、前者は加熱原理より陶器類、耐熱ガラスなどの食器をそのまま加熱することができない。後者は加熱面がフラットでないために、滑り落ちる可能性があり食器保温などはあまりしないものであった。つまり、両方ともに食器保温に対しては適性を欠いていた。
【0108】
本発明は、これらの課題を解決するもので、図20、21(a)、(b)、(c)に示すように(1)天ぷら、フライ物、鍋物、焼き肉、フライパン加熱ができる加熱調理器とし且つ保温機能を付加したものである。(2)耐熱ガラス2を用いたフラット式加熱トップであり食器保温がし易い。(3)赤外線加熱式のハロゲンランプヒータであり食器保温ができるようにしたものである。
【0109】
そして、加熱キー49にて保温する方法があるが、フルパワーにて食器保温をしていると、保温と言うよりも加熱になるし、食器そのものが高温となり扱いにくくなることが考えられるために、保温キー55を備えたものである。従って、保温キー55のときのパワーはフルパワーより相当小さく(例えば、80W〜140W)し、安全にて食器保温ができるようにした構成である。
【0110】
以上のように、本実施例11によれば、被加熱物の中の被加熱食材(例えば、カレー、シチュー)の保温、長時間加熱する場合(例えば、シチュー)はもとより、何時までも温かく食べたい場合の食器保温(例えば、茶碗蒸し、酒のとっくり加熱、皿上のギョウザなど)または急須、コーヒーサーバなどの加熱に大変便利となる。
【0111】
(実施例12)
図22は本発明の実施例12の加熱調理器の制御ブロック図である。
【0112】
本発明の実施例11に基づいて保温に際し自動的に温度調節するものである。
【0113】
実施例3とはコンロ部の構成は全く同一とするもので、図6、7、20、22に基づいて説明する。
【0114】
操作部26には加熱開始キー24と加熱停止キー25に、揚げ物キー48と加熱キー49およびパワー切り替えキー50と表示ランプ51を備えた加熱調理器に保温キー55を付加したもので、保温キー55加熱のとき耐熱ガラス2の温度を略一定になるように制御し、食器の保温加熱を自動温度調節したものである。
【0115】
構成としては(1)アルミニウム材にて形成したコンロ部3の底面を局所的に上げ底とした感温部32を備え、感温部32に温度サーミスタ34を備えている。(2)保温キー55のときのパワーをフルパワーより相当小さく(例えば、80W〜140W)している。
【0116】
動作としては、保温キー55を押して保温加熱するとき耐熱ガラス2の温度を略一定に温度調節するもので、耐熱ガラス2の温度設定としては、例えば120℃〜170℃になるように温度サーミスタ34にてパワーを制御している。つまり、温度サーミスタ34は予め制御部56に入力し記憶しておいた温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウン(例えば、約1/2)し、以下になると元のパワーに自動的に戻すようにして温度調節しているものである。
【0117】
従って、温度サーミスタ34は二つの働きをしているもので(1)前記の実施例3にて述べたように耐熱ガラス2のが異常に高温になると安全性を確保するためにパワーを制御している。つまり、温度サーミスタ34は予め制御部56に入力しておいた温度に到達すると加熱手段のパワーを自動的にダウン(例えば、約1/2)し、以下になると元のパワーに自動的に戻すようにして安全性を確保するための機能。(2)保温操作キーの場合は温度サーミスタ34にて耐熱ガラス2の温度を略一定に温度調節するための機能である。
【0118】
つまり、ひとつの温度サーミスタにて二つの機能を果たすために二点制御としている。
【0119】
以上のように、本実施例12によれば、簡単な構成にて温度調節ができること。さらに、保温する内容の加熱負荷に応じて自動運転するために経済的であり過熱も少なく便利である。
【0120】
なお、以上の実施例では赤外線反射率の高い部材としてアルミニウム材を用いた場合につき説明したが、これに限定されるものではなく、耐熱性があり赤外線反射率の部材、例えばステンレス鋼板や亜鉛メッキ鋼板の金属材や、これらに赤外線反射膜を設けたものであってもよい。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の加熱調理器によれば、次の効果が得られる。
【0122】
)アルミニウム材にて形成したコンロ部の底面を局所的に上げ底にした感温部を備え、感温部を耐熱ガラスに当接するとともに前記感温部に対応させてサーミスタを備えた構成としたものであり、(a)感温部を介して少々バイアスとして付加し耐熱ガラスに対しても感温部を介して検出する温度サーミスタの構成であり極めて簡単となる。(b)コンロ部のアルミニウム材の外壁と温度サーミスタが一体化されていることにより、耐熱ガラスに当接固定するに際して取り扱いやすく、寸法精度が正確である。
【0123】
)上げ底部の開口部に温度センサを臨ませて耐熱ガラスに当接し、上げ底部の開口部の外周に熱伝導率の小さい材料の熱抑制体を付加し熱のバイアスを抑制したものであり、断熱材方式のコンロ部ではなく、油量が多いとも温度センサの検出温度が油の温度と近似できることになり、低コスト且つ直接検知式とほぼ同等の性能が得られるものである。
【0124】
)温度センサは鍋底形状の感温部の内部に感温素子(サーミスタ)を備え、感温部に内接してガイド筒を挿入一体化し、さらに、ガイド筒の外側に熱抑制筒を挿入固定し熱のバイアスを抑制したものであり、温度センサとしては構成が簡単且つ油量が多いとも温度センサの検出温度が油の温度と近似できる。
【0125】
)温度サーミスタは180℃〜200℃にて加熱手段のパワーを制御するとともに、温度センサは270℃〜290℃にて加熱手段を自動停止するようにしたダブル制御とすることにより、各種タイプの鍋または各種の鍋底形状のものであっても天ぷら、揚げ物加熱時の安全性が確保できるとともに、耐熱ガラスの温度的な安全性を確保しつつ適正加熱ができるものである。
【0126】
)保温キー加熱のとき温度サーミスタにて耐熱ガラスの温度を120℃〜170℃に温度調節するもので、保温する内容の加熱負荷に応じて運転するために経済的であり過熱も少なく便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における加熱調理器の外観斜視図
【図2】 同加熱調理器の断面図
【図3】 同加熱調理器のコンロ部の外観斜視図
【図4】 同加熱調理器の制御回路ブロック図
【図5】 本発明の実施例2における加熱調理器の断面図
【図6】 本発明の実施例3における加熱調理器の正面断面図
【図7】 同加熱調理器の側面断面図
【図8】 本発明の実施例4における加熱調理器の断面図
【図9】 (a)従来の加熱調理器の特性図
(b)同加熱調理器の特性図
【図10】 (a)本発明の加熱調理器の特性図
(b)同加熱調理器の特性図
【図11】 本発明の他の実施例における加熱調理器の断面図
【図12】 本発明の実施例5における加熱調理器の温度センサ部拡大断面図
【図13】 本発明の他の実施例における加熱調理器の温度センサ部拡大断面図
【図14】 本発明の実施例6における加熱調理器の断面図
【図15】 本発明の実施例7における加熱調理器の制御ブロック図
【図16】 本発明の実施例9における加熱調理器の操作部拡大図
【図17】 同加熱調理器の制御ブロック図
【図18】 本発明の実施例10における加熱調理器の操作部拡大図
【図19】 同加熱調理器の制御ブロック図
【図20】 本発明の実施例11における加熱調理器の操作部拡大図
【図21】 (a)同加熱調理器の食器の保温例を示す図
(b)同加熱調理器の食器の保温例を示す図
(c)同加熱調理器の食器の保温例を示す図
【図22】 本発明の実施例12における加熱調理器の制御ブロック図
【図23】 従来の加熱調理器の断面図
【図24】 同加熱調理器の実験的論証のデータ例を示す図
【符号の説明】
1 被加熱物
2 耐熱ガラス
3 コンロ部
4 ランプヒータ(加熱手段)
5 温度センサ
17 冷却ファン
26 操作部
27、52、54、56 マイクロコンピュータ(制御部)
28 感温部
30、34、39 温度サーミスタ
36、37 熱抑制体
38 感温部
40 ガイド筒
41 熱抑制筒
42 発光素子
44 受光素子
46 ブザー
48 一方のキー
49 他方のキー
53 鍋物キー
55 保温キー

Claims (10)

  1. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けたコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱物を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスに当接し前記被加熱物の温度を間接的に検出する温度センサと、前記加熱手段を制御する制御部と、前記コンロ部の底面を局所的に上げ底にした感温部と、前記感温部を前記耐熱ガラスに当接するとともに前記感温部に対応させて温度サーミスタ備え、前記コンロ部は断熱材を用いず内部壁面を赤外線反射率の高い部材で構成し前記被加熱物の温度上昇勾配と、前記温度センサの温度上昇勾配とを近似できるように構成した加熱調理器。
  2. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けた赤外線反射率の高い部材からなるコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱部を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記コンロ部は内部に前記加熱手段よりの輻射熱を検出する温度サーミスタと、前記耐熱ガラスに当接し、前記加熱物の油の温度を間接的に検出する温度センサと、制御部とを有し、前記温度センサの検出した温度が予め前記制御部に入力しておいた温度に到達すると前記加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると自動的にフルパワーに戻す制御をする構成とした加熱調理器。
  3. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けた赤外線反射率の高い部材からなるコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱部を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、制御部と、前記コンロ部はアルミニウムにて形成し底面を局所的に上げ底部にし、前記上げ底部に開口部を備え、前記加熱物の油の温度を間接的に検出する温度センサを前記開口部より臨ませて耐熱ガラスに当接したもので、前記制御部は油加熱の場合に前記温度センサの検出した温度が予め記憶していた温度に到達した時前記加熱手段を自動停止するとともに、前記上げ底部の開口部の外周に熱伝導率の小さい材料の熱抑制体を付加し加熱手段よりの熱のバイアスを抑制する構成とした熱調理器。
  4. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けたコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱物を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスに当接し前記被加熱物の温度を間接的に検出する温度センサと、前記加熱手段を制御する制御部とを有し、前記コンロ部は断熱材を用いず内部壁面を赤外線反射率の高い部材で構成し前記被加熱物の温度上昇勾配と、前記温度センサの温度上昇勾配とを近似できるようにするとともに、前記温度センサは前記耐熱ガラスに当接するの鍋底形状の感温部の内部に温度サーミスタを備え、上下を開口したガイド筒を備え前記感温部に内接して前記ガイド筒を挿入し一体化したもので、前記ガイド筒の外側に熱抑制筒を挿入固定し加熱手段よりの熱のバイアスを抑制した構成の温度センサを備えた熱調理器。
  5. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けた赤外線反射率の高い部材からなるコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱部を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスに当接し、前記加熱物の油の温度を間接的に検出する温度センサと、制御部と、前記コンロ部は内部に加熱手段よりの輻射熱を検出する温度サーミスタを備え、前記制御部は予め180℃〜200℃の温度を記憶し、前記温度サーミスタがこの温度に到達すると前記加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると自動的にフルパワーに戻す制御をするとともに、油加熱時の油の発火温度が370℃〜380℃に対して、予め前記制御部に入力しておいた温度は270℃〜290℃とし、温度センサがこの温度に到達すると加熱手段を自動停止するようにした二重制御する構成とした熱調理器。
  6. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けた赤外線反射率の高い部材からなるコンロ部と、前記コンロ部に設けられ前記被加熱部を前記耐熱ガラスを介して加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスに当接し、前記加熱物の油の温度を間接的に検出する温度センサと、制御部と、保温キー加熱のとき耐熱ガラスの温度を略一定になるように制御するもので、アルミニウム材にて形成した前記コンロ部の底面を局所的に上げ底とした感温部を備え、前記感温部に温度サーミスタを備え、予め前記制御部に入力しておいた温度に到達すると前記加熱手段のパワーを自動的にダウンし、以下になると元のパワーに自動的に戻すように制御し前記耐熱ガラスの温度を120℃〜170℃に温度調節する構成とした熱調理器。
  7. 赤外線反射率の高い部材が金属材である請求項1ないしのいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 金属材がアルミニウム材である請求項記載の加熱調理器。
  9. 金属材の内部壁面にケイ酸ナトリウムをコーティングした請求項1ないし6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  10. 加熱手段は棒状のランプヒータからなり、前記ランプヒータに対応するコンロ部の底面形状をランプヒータに対して凹状の放物線形状とした請求項1ないしのいずれか1項に記載の加熱調理器。
JP20815296A 1996-08-07 1996-08-07 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3763167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20815296A JP3763167B2 (ja) 1996-08-07 1996-08-07 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20815296A JP3763167B2 (ja) 1996-08-07 1996-08-07 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1047692A JPH1047692A (ja) 1998-02-20
JP3763167B2 true JP3763167B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=16551511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20815296A Expired - Fee Related JP3763167B2 (ja) 1996-08-07 1996-08-07 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3763167B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5980192B2 (ja) * 2013-11-25 2016-08-31 プリンス海運株式会社 Pcb浄化処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1047692A (ja) 1998-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033733B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR101413983B1 (ko) 가스레인지의 노브 위치 자동 판단장치 및 이를 이용한 과열방지 제어방법
JP5247914B1 (ja) 加熱調理器
JP4969991B2 (ja) 加熱調理器
JP3763167B2 (ja) 加熱調理器
JP2009050487A (ja) 誘導加熱調理器
CN109028172B (zh) 一种使用温度控制来防止烹饪中食用油自燃的电炉及其方法
EP3386268B1 (en) A glass-ceramic cooking apparatus and a method relating to temperature limiting control for preventing cooking oil ignition
JP3800750B2 (ja) 加熱調理器
CN110701639A (zh) 一种自动识别不同锅具的智能化煲汤方法及控制装置
JP3855395B2 (ja) 加熱調理器
JP3279275B2 (ja) オーブントースター
JP4946650B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2000002425A (ja) 加熱調理器
JP5889130B2 (ja) 誘導加熱調理器およびその制御方法
JP4382971B2 (ja) 加熱調理器
JP2902592B2 (ja) 加熱調理器
JP2011009089A (ja) 誘導加熱調理器
JP2003090536A (ja) 調理容器の温度検出構造
JP2883576B2 (ja) 炊飯器
JP3123480B2 (ja) ハロゲンコンロ
JP2851224B2 (ja) 炊飯器
JPS58106334A (ja) 電気レンジ
JP2864807B2 (ja) 調理器
JP2000179865A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees