JP3761488B2 - リードの供給方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池セルにリードを溶着するため、太陽電池セルの溶着位置に設定長さのリードを供給するリードの供給方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、太陽電池モジュールは、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成し、複数行のストリングを接続して製造される。この場合、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成する際、隣接する太陽電池セル間をリードを介して接続する必要がある。例えば、図5に示すように、一の太陽電池セルPの表面および隣接する太陽電池セルPの裏面にわたって半田を介してリードLを溶着し、順次接続するようにしている。
【0003】
ここで、リードLは、断面偏平な方形状に形成された導体、例えば、銅線であって、通常、ロール状に巻き取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リードは、ロール状に巻き取られることによって巻き癖が付与されており、このため、リードを引き出して設定長さに切断し、設定長さのリードを吸着して太陽電池セルの溶着位置に供給し、半田を介して溶着する場合、リードのスプリングバックによって押圧位置以外で浮きという現象が起こり、太陽電池セルの品質を確保してリードを溶着することが難しいという問題があった。
【0005】
すなわち、リードを太陽電池セルの溶着位置に溶着する場合、その溶着位置の全面にわたってリードを溶着する必要があるが、設定長さに切断されたリードを吸着して太陽電池セルの溶着位置に供給した場合、リードは、そのスプリングバックによって押圧位置以外の部位が湾曲し、太陽電池セルの溶着位置から浮き上がることがある。したがって、押圧位置を除いてどうしても太陽電池セルの表面にリードの密着していない部位が発生しがちで、浮きという現象となる。そして、湾曲したリード全体の半田を溶融して埋設する必要性から、加熱装置によって半田の溶融点を越える温度でより多くの時間を費やして溶融させようとすることになるが、この間、太陽電池セルは、加熱装置による熱応力を受けるため、ヘアクラックなどの微小なクラックを発生するおそれがある。
【0006】
このように、スプリングバックを有するリード全体を太陽電池セルに溶着することができるように、加熱装置によって必要以上に加熱しがちであり、このため、タクトタイムが大きくなって生産効率を低下させる一方、その間、太陽電池セルが高温にさらされることから、太陽電池セルにクラックを発生させる確率が大きくなる。しかも、リードの浮き上がりを完全に防止することはできないことから、溶着不良が発生しやすく、歩留りが低いものである。
【0007】
このような傾向は、リードの引き出しにつれて徐々に曲率半径が小さくなるため、より顕著となる。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、リードを太陽電池セルの溶着位置に確実に、かつ、短時間に溶着することができるように、リードの平面性、直進性を強制的に求め、それを太陽電池セルに供給するリードの供給方法およびその装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のリードの供給方法は、ロール状に巻き取られたリードを引き出し、リードに引張力を作用させて塑性変形させた後、設定長さに切断し、太陽電池セルの溶着位置に供給することを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、ロール状に巻き取られたリードを引き出し、リードにその材料の弾性限度を越える引張力を作用させ、永久ひずみが残留するように塑性変形させる。この際、リードを形成する金属の結晶面で滑りが発生して硬化する。したがって、リードがロール状に巻き取られて巻き癖が付与されているとしても、リードを引っ張って塑性変形させることにより、リードは、平面性、直進性を有するように直線状に硬化し、スプリングバックが解消される。この後、塑性変形されたリードを設定長さに切断した後、設定長さのリードを太陽電池セルの溶着位置に供給すれば、太陽電池セルの溶着位置の全面に直線状のリードが密着して載置される。
【0011】
この結果、太陽電池セルに半田を介してリードを溶着する場合、半田が溶融温度に達すれば、リードは、直線状のまま溶融した半田に沈み込むことから、従来のように、湾曲したリード全体を埋設するように必要以上に加熱する必要がなくなる。したがって、加熱時間が短縮化されるとともに、熱応力によるクラックの発生が可及的に削減され、また、溶着位置からのリードの浮き上がりがないため、リードを確実に溶着することが可能となる。
【0012】
また、リードを塑性変形させた場合、すなわち、永久ひずみが生じた場合、リードの断面積が減少する。したがって、大きな永久ひずみは、溶着面積の減少につながるため、全体長さに対して一定以上、例えば、3%以上永久ひずみが残留しないように調整する必要がある。
【0013】
本発明のリードの供給方法は、ロール状に巻き取られたリードを引き出し、一定長さに切断した後、リードに引張力を作用させて塑性変形させ、太陽電池セルの溶着位置に供給することを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、ロール状に巻き取られたリードを引き出し、一定長さに切断した後、リードにその材料の弾性限度を越える引張力を作用させ、永久ひずみが残留するように塑性変形させる。この際、リードを形成する金属の結晶面で滑りが発生して硬化する。した がって、リードがロール状に巻き取られて巻き癖が付与されているとしても、リードを引っ張って塑性変形させることにより、リードは、平面性、直進性を有するように直線状に硬化し、スプリングバックが解消される。この後、塑性変形された設定長さのリードを太陽電池セルの溶着位置に供給すれば、太陽電池セルの溶着位置の全面に直線状のリードが密着して載置される。
【0015】
この結果、太陽電池セルに半田を介してリードを溶着する場合、半田が溶融温度に達すれば、リードは、直線状のまま溶融した半田に沈み込むことから、従来のように、湾曲したリード全体を埋設するように必要以上に加熱する必要がなくなる。したがって、加熱時間が短縮化されるとともに、熱応力によるクラックの発生が可及的に削減され、また、溶着位置からのリードの浮き上がりがないため、リードを確実に溶着することが可能となる。
【0016】
また、リードを塑性変形させた場合、すなわち、永久ひずみが生じた場合、リードの断面積が減少する。したがって、大きな永久ひずみは、溶着面積の減少につながるため、全体長さに対して一定以上、例えば、3%以上永久ひずみが残留しないように調整する必要がある。
【0017】
また、本発明のリードの供給装置は、基台に往復移動可能に設けられた前部クランプ装置と、前部クランプ装置に対向して基台に往復移動可能に設けられた後部クランプ装置と、前部クランプ装置と後部クランプ装置間に位置して基台に設けられた切断装置と、切断されたリードを受け取る位置と退避した位置間を往復移動可能に設けられ、かつ、上下方向に昇降自在な受け台装置と、退避位置の受け台装置と設定位置に搬送された太陽電池セルの溶着位置間を往復移動可能に設けられ、かつ、上下方向に昇降自在な吸着装置と、からなり、ロール状に巻き取られたリードが、後部クランプ装置および前部クランプ装置に把握され、引っ張られて塑性変形されるとともに、切断装置を介して設定長さに切断され、さらに、設定長さのリードが受け台装置および吸着装置を介して太陽電池セルの溶着位置に供給されることを特徴とするものである。
【0018】
本発明によれば、ロール状に巻き取られたリードを引き出して後部クランプ装置および前部クランプ装置で把握し、リードに弾性限度を越える引張力を作用させることにより、リードを永久ひずみが残留した一定長さに塑性変形させることができる。この際、リードは、塑性変形によって平面性、直進性を有するように直線状に硬化している。そして、塑性変形したリードを切断装置によって設定長さに切断すれば、受け台装置で受け取ることができることから、次いで、受け台装置上の設定長さのリードを吸着装置が吸着し、設定位置に搬送された太陽電池セルの溶着位置に供給することができる。この場合、リードは、塑性変形されて直線状に硬化しているため、太陽電池セルの溶着位置の全面に密着して載置される。
【0019】
この結果、基台に前部クランプ装置および後部クランプ装置を設けるとともに、前部クランプ装置と後部クランプ装置との間に切断装置を設け、さらに、受け台装置および吸着装置を設けた簡単な構成により、リードを太陽電池セルの溶着位置に確実に、かつ、短時間に溶着することができるように、ロール状に巻き取られることによるリードのスプリングバックを確実に解消して、太陽電池セルの溶着位置の全面に密着するように供給することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1乃至図3には、本発明のリードの供給装置1の一実施形態が示されている。
【0022】
この供給装置1は、太陽電池セルPの搬送装置8(図2および図3参照)に関して左右対称に設けられており、そのうち、図面には、一方の供給装置1のみが示されている。
【0023】
そして、各供給装置1は、搬送装置8に近接して設けられた基台2と、基台2に設けられ、リードLの引き出し方向に移動自在な前部クランプ装置3と、前部クランプ装置3と対向して基台2に設けられ、リードLの引き出し方向に移動自在な後部クランプ装置4と、前部クランプ装置3と後部クランプ装置4との間に位置して基台2に設けられた切断装置5と、基台2に設けられ、リードLの引き出し方向と直交する方向に移動自在であり、かつ、上下方向に昇降自在な受け台装置6と、リードLの引き出し方向と直交する方向に移動自在であり、かつ、上下方向に昇降自在な吸着装置7と、から構成され、後述するように、ガイドローラー23から引き出されたリードLの延長線上に位置して後部クランプ装置4のクランプ部42、切断装置5の切断部52および前部クランプ装置3のクランプ部34が順に配置されている。
【0024】
前部クランプ装置3は、基台2に設置されたガイドレール21と平行に配置され、両端が回転自在に軸支されたスクリュー31と、スクリュー31の一端に連結されたモーター32と、ガイドレール21に摺動自在に嵌合されるとともに、スクリュー31に螺合された本体部33と、本体部33に設けられたクランプ部34と、からなり、モータ32を回転駆動させることにより、スクリュー31が回転し、スクリュー31に螺合された本体部33をガイドレール21に沿って進退させることができる。
【0025】
ここで、クランプ部34は、一対のアームをX字状に軸支するとともに、スプリングを介して先端部が常時接する方向に付勢する一方、他端部に進退自在なくさび状押圧体を設けて構成され、くさび状押圧体を進退させることにより、先端部をスプリングの付勢力に抗して開閉させることができる。
【0026】
後部クランプ装置4は、前述したガイドレール21に摺動自在に嵌合された本体部41と、本体部41に設けられたクランプ部42と、本体部41と基台2間に配設された摺動シリンダ43と、からなり、摺動シリンダ43を伸縮作動させることにより、本体部41をガイドレール21に沿って往復移動させることができる。
【0027】
なお、基台2には、本体部41のシリンダ43による移動を規制するストッパ44が設けられている。また、クランプ部42は、先に説明したクランプ部34と同一であるため、その説明を省略する。
【0028】
切断装置5は、基台2に設けられた本体部51と、本体部51に設けられた切断部52と、からなり、切断部52は、詳細には図示しないが、先端に刃部を形成した一対の刃体が対向するようにX字状に軸支し、一方の刃体を回動させることにより、その刃部を他方の刃体の刃部に当接させ、リードLを切断することができる。
【0029】
受け台装置6は、リードLを載置可能な溝を有する受け台61と、受け台61を昇降させる昇降シリンダ62と、昇降シリンダ62と基台2との間に配設されて、昇降シリンダ62および受け台61を搬送装置8に向かって進退させる進退シリンダ63と、からなり、進退シリンダ63を伸縮作動させることにより、受け台61を、後部クランプ装置4および切断装置5を経て前部クランプ装置3まで引き出されたリードLの受取位置と、その側方に退避した位置との間で往復移動させることができる。また、昇降シリンダ62を伸縮作動させることにより、受け台61を、受取位置または退避位置において、昇降させることができる。
【0030】
吸着装置7は、吸着部71と、吸着部71を搬送装置8に向かって移送させる移送シリンダ72と、移送シリンダ72と基台2との間に配設されて、移送シリンダ72および吸着部71を昇降させる昇降シリンダ73と、からなり、吸着部71には、受け台61に載置されたリードLを吸着するため、図示しない真空源が接続されている。そして、移送シリンダ72を伸縮作動させることにより、吸着部71を、受け台61の退避位置と、搬送装置8を介して設定位置に搬送された太陽電池セルPのリードLの溶着位置との間で往復移動させることができる。また、昇降シリンダ73を伸縮作動させることにより、吸着部71を、受け台61の退避位置または太陽電池セルPのリードLの溶着位置において、昇降させることができる。
【0031】
なお、基台2の上方には、図1に示すように、ロール状に巻き取られたリードLのロール体が回転自在に支持されている。そして、ロール体から繰り出されたリードLは、図示しないスプリングを介して時計回り方向に付勢されたテンションローラー22およびガイドローラー23を巻回した後、前述した後部クランプ装置4のクランプ部42、切断装置5の切断部52を経て前部クランプ装置3のクランプ部34まで引き出されている。また、リードLを後部クランプ装置4に導くため、その上流側に位置してガイド24が配置され、また、リードLを切断装置5に導くため、その上流側に位置してガイド25が配置されている。
【0032】
次に、このように構成されたリードLの供給装置1の作動について説明する。
【0033】
まず、初期状態においては、図1乃至図3に示すように、前部クランプ装置3および後部クランプ装置4はそれぞれ下流側設定位置まで移動しており、一方、切断装置5の切断部52は非切断位置にある。また、受け台装置6の受け台61は、退避位置において下降している。さらに、吸着装置7の吸着部71は、退避位置に移動している受け台61を臨んで上方に移動している。
【0034】
さらにまた、ロール体から繰り出されたリードLは、テンションローラー22およびガイドローラー23に巻回された後、ガイド24、後部クランプ装置4のクランプ部42、ガイド25を経て切断装置5の切断部52に引き出されており、その先端部が切断装置5の切断部52から下流側に向けて延出されている。そして、引き出されたリードLは、後部クランプ装置4のクランプ部42にて把握されている(図4(a)参照)。
【0035】
このような初期状態から図示しない始動スイッチを操作すれば、まず、モーター32を介してスクリュー31が正転駆動し、前部クランプ装置3をガイド21に沿って切断装置5に隣接する上流側設定位置まで移動させる。そして、クランプ部34が作動し、切断装置5の切断部52から下流側に延出されているリードLの先端部を把握する。この後、後部クランプ装置4のクランプ部42によるリードLの把握を解除する(図4(b)参照)。
【0036】
次いで、モーター32が逆転駆動し、スクリュー31を介して前部クランプ装置3をガイド21に沿って下流側設定位置まで移動させることにより、リードLをテンションローラ22の付勢力に抗してロール体から一定長さだけ繰り出す。この後、後部クランプ装置4のクランプ部42が作動し、リードLを把握する(図4R>4(c)参照)。
【0037】
一方、リードLが前部クランプ装置3のクランプ部34および後部クランプ装置4のクランプ部42によって把握されたならば、後部クランプ装置4のシリンダ43が伸長作動し、リードLを把握している後部クランプ装置4のクランプ部42を上流側設定位置に移動させる。このため、リードLに前部クランプ装置3のクランプ部34との間で引張力を作用させることができる。この際のクランプ部42の移動距離は、リードLの弾性限度を越える大きさに設定されているため、リードLは塑性変形し、永久ひずみを残留した一定長さに延伸されることになる。この結果、リードLは、塑性変形によって平面性、直進性を有するように直線状に硬化し、スプリングバックが解消される(図4(d)参照)。
【0038】
リードLを塑性変形させたならば、受け台装置6の進退シリンダ63が縮小作動し、受け台61を、後部クランプ装置4のクランプ部42と前部クランプ装置3のクランプ部34との間で引っ張られたリードLの直下位置に移動させる。その後、切断装置5の切断部52が作動し、塑性変形によって直線状に硬化したリードLを、前部クランプ装置3のクランプ部34との間の設定長さに切断する(図4(e)参照)。
【0039】
次いで、前部クランプ装置3のクランプ部34によるリードLの把握を解除すれば、設定長さに切断されたリードLは、受け台61上に載置される(図4(f)参照)。この後、受け台装置6の進退シリンダ63が伸長作動し、リードLを載置した受け台61を退避位置に移動させる。また、後部クランプ装置4の摺動シリンダ43が縮小作動し、リードLを把握した状態の後部クランプ装置4のクランプ部42を下流側設定位置に移動させ、切断されたリードLの先端を切断装置5の切断部52から一定長さ延出させることにより、図4(a)の状態に戻り、以下同様に作動する。
【0040】
一方、リードLを載置した受け台61が退避位置に移動したならば、昇降シリンダ62が伸長作動し、受け台61を上昇させる。この際、受け台61に載置された設定長さのリードLが吸着装置7の吸着部71に当接し、吸着部71に作用された真空圧によってリードLが吸着部71に吸着される。この後、昇降シリンダ62が縮小作動して、受け台61が下降したならば、移送シリンダ72が伸長作動し、設定位置に搬送された太陽電池セルPの溶着位置の上方に吸着部71を移送させる。次いで、昇降シリンダ73が縮小作動し、吸着部71を太陽電池セルPの溶着位置に下降させた後、吸着部71に作用している真空圧を遮断すれば、吸着部71に吸着されているリードLは、その自重により、太陽電池セルPの溶着位置に載置される。
【0041】
ここで、リードLは、塑性変形によって平面性、直進性を有するように直線状に硬化して、設定長さに切断されているため、太陽電池セルPの溶着位置の全面に密着して載置される。
【0042】
このように、リードLに塑性変形による永久ひずみが残るような引張力を作用させることにより、リードLは直線状に硬化し、ロール状に巻き取られることによるスプリングバックを解消することができる。この結果、設定長さに切断されたリードLを確実に太陽電池セルPの溶着位置まで移送して、太陽電池セルPの溶着位置の全面に載置することができる。したがって、太陽電池セルPの溶着位置にリードLを半田を介して確実に溶着することができる。しかも、リードLは、直線状に硬化してスプリングバックが解消されているため、半田を溶融させるための加熱装置による加熱時間を短縮化することができ、熱応力によるクラックの発生を可及的に削減することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リードを太陽電池セルの溶着位置に確実に、かつ、短時間に溶着することができるように、平面性、直進性を有するリードを太陽電池セルに供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリードの供給装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】 図1のリードの供給装置を一部省略して示す平面図である。
【図3】 図1のA方向矢示図である。
【図4】 図1のリードの供給装置のリード供給工程を説明する工程図である。
【図5】 複数個の太陽電池セルをリードを介して接続してなるストリングの平面図およびその側面図である。
【符号の説明】
1 供給装置
2 基台
21 ガイド
3 前部クランプ装置
31 スクリュー
32 モータ
34 クランプ部
4 後部クランプ装置
42 クランプ部
43 摺動シリンダ
5 切断装置
52 切断部
6 受け台装置
61 受け台
62 昇降シリンダ
63 進退シリンダ
7 吸着装置
71 吸着部
72 移送シリンダ
73 昇降シリンダ
8 搬送装置
P 太陽電池セル
L リード

Claims (3)

  1. ロール状に巻き取られたリードを引き出し、リードに引張力を作用させて塑性変形させた後、設定長さに切断し、太陽電池セルの溶着位置に供給することを特徴とするリードの供給方法。
  2. ロール状に巻き取られたリードを引き出し、一定長さに切断した後、リードに引張力を作用させて塑性変形させ、太陽電池セルの溶着位置に供給することを特徴とするリードの供給方法。
  3. 基台に往復移動可能に設けられた前部クランプ装置と、前部クランプ装置に対向して基台に往復移動可能に設けられた後部クランプ装置と、前部クランプ装置と後部クランプ装置間に位置して基台に設けられた切断装置と、切断されたリードを受け取る位置と退避した位置間を往復移動可能に設けられ、かつ、上下方向に昇降自在な受け台装置と、退避位置の受け台装置と設定位置に搬送された太陽電池セルの溶着位置間を往復移動可能に設けられ、かつ、上下方向に昇降自在な吸着装置と、からなり、ロール状に巻き取られたリードが、後部クランプ装置および前部クランプ装置に把握され、引っ張られて塑性変形されるとともに、切断装置を介して設定長さに切断され、さらに、設定長さのリードが受け台装置および吸着装置を介して太陽電池セルの溶着位置に供給されることを特徴とするリードの供給装置。
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