JP3758894B2 - マンモグラム画像診断支援装置 - Google Patents

マンモグラム画像診断支援装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンモグラム画像診断支援装置にかかり、特に医師が放射線画像を読影診断する際、その診断の効率化を図るマンモグラム画像診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、医師が放射線画像を用いて画像診断を行う際、CRTなどの画像表示装置にX線画像を表示し読影を行うことが行われるようになってきた。特に近年、コンピュータによるディジタル画像処理技術を用いて画像データの解析を行い、乳癌などの異常陰影を検出する技術が開発されており、検出した異常陰影候補の情報を医師に提示し診断の支援を行うことが可能となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マンモグラム画像による診断する場合、医師の負担が大きく読影に時間がかかってしまう問題は、いまだ解消されていず、医師に使い勝手のよいマンモグラム画像診断支援装置の提案が望まれている。
【0004】
また、一般に医師がマンモグラムを用いて診断する場合、同一方向から撮影された左右乳房、さらに/または、乳房を異なる方向から撮影した画像を比較して腫瘤陰影や微小石灰化クラスタなどの読影することが多い。このため、医師が比較読影しやすい並びに面像を表示することは重要である。また、画像を表示する際、診断したい画像を容易にかつ迅速に表示することは、画像診断による疲れを減らし、安定して高い診断能力を得るために重要である。さらに、同一方向から撮影された左右乳房の位置を合わせることによって、容易に比較読影することができる。
【0005】
また、異常陰影検出技術を用いて検出した異常陰影候補についても同様であり、検出された候補の情報は異常の種類と程度、画像上の座標のみであり、どの部位で検出されたのかが容易にわからない等の問題があった。
【0006】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、X線写真などの医用画像を用いて容易にかつ迅速に画像診断を行うことができるマンモグラム画像診断支援装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
請求項1に記載の発明は、『マンモグラム画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶されたマンモグラム画像データを表示する画像表示手段とを有するマンモグラム画像診断支援装置において、
前記画像表示手段は、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モードと、を有し、
前記各表示モード間の切替を行う表示モード切替手段と、
画像診断の順序を予め記憶しておく診断順序記憶手段と、を有し、
前記表示モード切替手段は、記憶された診断順序に従って、前記各表示モード間の切り替えを行うことを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1つのグループの画像を比較して読影することが可能であり、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。また、画像診断の順序を予め記憶しておく診断順序記憶手段を有し、記憶された診断順序に従って、各表示モード間の切り替えを行うから、医師ごとの診断の流れに特化し、それぞれの好みに応じた表示順に画像を表示すること、または、画像の種類、診断の状況に応じて、表示順を決定することができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0016】
請求項2に記載の発明は、『マンモグラム画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶されたマンモグラム画像データを表示する画像表示手段とを有するマンモグラム画像診断支援装置において、
前記画像表示手段は、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モードと、を有し、
前記各表示モード間の切替を行う表示モード切替手段と、
予め画像診断に必要な複数の表示モードを決定し、前記複数の表示モードのうちの一つを自由に選択可能な表示モード選択手段と、を有し、
前記表示モード切替手段は、予め定められた順序に従って前記各表示モード間の切替を行う切替方法と、前記表示モード選択手段により選択された表示モードへの切替を行う切替方法との二種類の切替方法に基づいて動作可能であり、前記二種類の切替方法のうちの一方を指定する切替方法指定手段を有することを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0017】
この請求項2に記載の発明によれば、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1つのグループの画像を比較して読影することが可能であり、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。また、予め定められた順序に従って各表示モード間の切替を行う切替方法と、表示モード選択手段により選択された表示モードへの切替を行う切替方法との二種類の切替方法に基づいて動作可能であり、二種類の切替方法のうちの一方を指定することで、漏れなくすべての画像を診断することが可能であり、例えば、詳しく診断したい画像や、その画像を含むグループを容易かつ迅速に表示することができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0018】
請求項3に記載の発明は、『前記グループに含まれる画像は、同一患者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が同じである少なくとも2画像であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0019】
この請求項3に記載の発明によれば、グループに含まれる画像は、同一患者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が同じである少なくとも2画像であり、医師が比較したい画像をグループにして、容易に表示することを可能にすることによって、迅速、容易に、比較読影ができ、検出性能を向上することができるマンモグラム画像診断支援装置である。
【0020】
請求項4に記載の発明は、『前記画像に対応づけて患者情報及び検査情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0021】
この請求項4に記載の発明によれば、画像に対応づけて患者情報及び検査情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示するから、患者情報及び検査情報からの情報と画像からの情報を統合して判断でき、医師が、容易に、より正確に診断ができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0022】
請求項5に記載の発明は、『前記同一患者かつ同一検査の画像群に含まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置または表示画像向きを決定することを特徴とする請求項4に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0023】
この請求項5に記載の発明によれば、同一患者かつ同一検査の画像群に含まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置または表示画像向きを決定するから、必要とする画像の比較を容易にし、診断の精度を向上できることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0026】
請求項6に記載の発明は、『前記同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0027】
この請求項6に記載の発明によれば、同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することで、同一撮影方向の乳房が対象にかつ距離が近く表示され、また、同一乳房の異方向撮影が同一方向で表示されるため、医師の診断を容易にかつ迅速に行うことができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0028】
請求項7に記載の発明は、『前記画像の乳頭側をトリミングして表示することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0029】
この請求項7に記載の発明によれば、画像の乳頭側をトリミングして表示することで、被写体が写っていない領域をトリミングするため、表示速度の向上かつ、またはメモリの節約をすることができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0030】
請求項8に記載の発明は、『前記患者情報または検査情報を画像の乳頭側の一部にオーバーレイすることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0031】
この請求項8に記載の発明によれば、患者情報または検査情報を画像の乳頭側の一部にオーバーレイすることで、患者情報または検査情報と画像を重ねて表示しないため、患者情報または検査情報を得ることができ、かつ、診断の妨げにならず診断性能が向上されることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0032】
請求項9に記載の発明は、『前記患者情報または検査情報は、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置を変更することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0033】
この請求項9に記載の発明によれば、患者情報または検査情報は、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置を変更するから、被写体と患者情報または検査情報が重なって、医師の読影の妨げにならないように、撮影方向や左右乳房によって被写体が写っていない領域を見つけ、その領域に患者情報または検査情報を表示することができる。
【0034】
請求項 0に記載の発明は、『前記患者情報及び検査情報は、画像内の被写体と重ならない位置にオーバーレイすることを特徴とする請求項9に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0035】
この請求項 0に記載の発明によれば、患者情報及び検査情報は、画像内の被写体と重ならない位置にオーバーレイすることで、被写体と患者情報または検査情報が重なって、医師の読影の妨げにならない。
【0036】
請求項11に記載の発明は、『前記左乳房と右乳房の上下方向の位置を合わせることを特徴とする請求項3乃至請求項 0のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0037】
この請求項 1に記載の発明によれば、左乳房と右乳房の上下方向の位置を合わせを行なうことで、画像を正確に対象状態で比較して表示することで、客易に比較読影することができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0038】
請求項12に記載の発明は、『被写体である乳房のスキンラインの情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0039】
スキンラインはすべてのマンモグラムの撮影に対して表示される可能性が高く、被写体内と被写体外の境であるため、比較的認識が容易である。また、同一方向の撮影では、スキンラインは胸壁に対してほぼ対象となる。
【0040】
この請求項 12 に記載の発明によれば、乳房のスキンラインに基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置を自動的に合わせる手段を保有し、医師が左右乳房を容易に比較することができ、診断性能が向上することを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0041】
請求項13に記載の発明は、『被写体内の胸襟の情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0042】
乳房を斜めに挟んで撮影されるMLO方向画像では、胸筋領域が表示されることが多い。また、主に、胸筋領域は白っぽい略三角形領域として画像上に表示される。また、乳房領域と胸筋領域の境は比較的容易に認識可能である。
【0043】
この請求項13に記載の発明によれば、胸襟の情報に基づいて、同一撮影方向の左右乳房の位置を自動的に合わせる手段を保有し、医師が左右乳房を容易に比較することができることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0044】
請求項14に記載の発明は、『被写体内の乳頭の情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0045】
乳頭は、多くの場合、スキンラインから被写体領域の外側への特記として表示されることが多い。また、乳頭が画像上に表示される列を合わせることによって、おおまかに左右乳房をあわせることができる。
【0046】
この請求項 4に記載の発明によれば、乳頭の位置に基づいて左右乳房の位置合わせをすることを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0047】
請求項15に記載の発明は、『前記画像データの解析または識別標識により撮影方向を自動的に判別する撮影方向判別手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項10のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0048】
この請求項15に記載の発明によれば、画像データの解析または識別標識により撮影方向を自動的に判別することで、画像のグループ表示や全画像表示を行なうとき、同一方向撮影のグループ化が自動で行なわれるため、迅速な画像診断ができることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0049】
請求項16に記載の発明は、『前記画像データを解析または識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別する左右乳房判別手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項10のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0050】
この請求項16に記載の発明によれば、画像データを解析または識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別するから、自動で乳房別にグループ化したり、グループごとに適切な位置に画像を表示することができることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0051】
請求項17に記載の発明は、『前記画像の異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0052】
この請求項17に記載の発明によれば、画像の異常陰影候補を検出し、異常陰影候補を表示することで、異常陰影検出性能を向上し、医師の負担を向上することができることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0053】
請求項18に記載の発明は、『前記画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示することを特徴とする請求項17に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0054】
この請求項18に記載の発明によれば、画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示するから、簡単かつ確実に異常陰影の位置を認識できるため、医師の異常陰影抽出性能を向上することが期待できることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0055】
請求項19に記載の発明は、『階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理のいずれか一つを施して、表示することを特徴とする請求項1乃至から請求項18のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0056】
この請求項19に記載の発明によれば、階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理のいずれか一つを施して表示するから、迅速な画像診断ができることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0057】
請求項 0に記載の発明は、『前記画像処理は、同一患者または同一検査で同じ条件の画像処理を施すことを特徴とする請求項19に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0058】
この請求項20に記載の発明によれば、画像処理は、同一患者または同一検査で同じ条件の画像処理を施すから、診断性能が向上することを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置である。
【0059】
請求項21に記載の発明は、『前記画像にスケール目盛りを付加することを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0060】
この請求項21に記載の発明によれば、画像にスケール目盛りを付加することで、スケール目盛りにより例えば異常陰影等の大きさを容易に認識することができる。
【0061】
請求項22に記載の発明は、『画像内の放射線鉛遮蔽部分を黒くして表示することを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。』である。
【0062】
マンモグラムを撮影するときは、散乱線防止などのために、鉛などの遮蔽部材を、被写体外の領域におくことがある。鉛遮蔽部分は、白っぽく表示されるため、まぶしく読影結果を悪くする可能性がある。
【0063】
この請求項22に記載の方法によれば、画像の鉛遮蔽部分を黒くして表示するため、前記のような悪影響がなく、検出性能の向上が望めることを特徴とするマンモグラム診断支援装置である。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の画像診断支援装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この実施の形態に限定されるものではない。
【0065】
図1は画像診断支援装置の概略構成図である。
【0066】
画像診断支援装置1は、画像データ入力手段2、画像出力制御信号入力手段3、画像処理手段4、画像記憶手段5、異常陰影候補検出手段6、異常陰影記憶手段7、画像出力制御手段10、画像表示手段8段及び画像プリント手段9を有している。
【0067】
画像データ入力手段2からの画像データの入力は、例えば集団検診において、放射線画像の撮影が通常X線フィルムを用いて行われる。これらのX線写真をこの実施の形態のシステムに入力するためには、レーザディジタイザを用いている。これは、フィルム上をレーザビームで走査し、透過した光量を測定し、その値をアナログディジタル変換することにより、ディジタル画像データとして入力するものである。
【0068】
画像の入力には、CCDなどの光センサを用いる装置を使用することも可能である。またフィルムを読み取るのではなく、特開昭55−12429号公報に記載されているような、蓄積性蛍光体を用いたディジタル画像を直接出力することのできる撮影装置を接続することも可能である。この場合にはフィルムが不要になり、コストダウンを図ることができる。
【0069】
また、2次元的に配列された複数の検出素子によりX線画像を撮像して電気信号として出力するフラットパネルディテクタ(FPD)から得たX線画像を入力することもできる。例えば、特開平6−342098号公報に記載されているように、照射されたX線の強度に応じた電荷を生成する光導電層と、生成された電荷を2次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する方式が用いられる。また、特開平9−90048号公報に記載されているように、X線を増感紙等の蛍光体層に吸収させて蛍光を発生させ、その蛍光の強度を画素毎に設けたフォトダイオード等の光検出器で検知する方式も用いられる。蛍光の検知手段としては他にCCDやC−MOSセンサを用いる方法もある。また、X線の照射により可視光を発するX線シンチレータと、レンズアレイ及び各々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせた構成も用いられる。
【0070】
前記の種々の構成によりデジタルX線画像を得る際には、撮影部位や診断目的にもよるが、例えばマンモグラムに対しては画像の実効画素サイズが200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがさらに好ましい。この発明の画像診断支援装置の性能を最大に発揮させるには、例えば実効画素サイズ50μm程度で入力した画像データを記憶し表示する構成が好ましい。異常陰影候補検出手段において異常陰影候補検出のための解析に使用する画像データの画素サイズは入力された画像の画素サイズと等しくする必要はなく、例えば入力画像の実効画素サイズを50μmとし、異常陰影候補検出に使用する画像データは入力画像を間引き処理して実効画素サイズ100μmに変換したものを使用してもよい。また、画像の階調数は10bit以上が好ましく、12bit以上が特に好ましい。
【0071】
また、単純X線画像に限る必要は無く、CTやMRIなどの撮影装置から得られた画像データを入力する構成をとることも可能である。
【0072】
画像記憶手段5では、入力された画像データが必要に応じてデータ圧縮を施されて格納される。ここでデータ圧縮としては公知のJPEG、DPCM、ウエーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮または非可逆圧縮が用いられる。可逆圧縮はデータ圧縮に伴う診断情報の劣化が無いため好ましい。
【0073】
小規模な診断では、データ量はさほど多くはないので、画像データを圧縮せずに磁気ディスクに格納することもできる。この場合、光磁気ディスクに比べて、画像データの格納、読み出しは非常に高速にできるようになる。画像の読影時には、高速なサイクルタイムが必要であるため、必要な画像データを半導体メモリに格納することも行われる。
【0074】
画像記憶手段5に格納された画像は順次読み出され、画像処理手段4によって画像処理が行われるとともに、異常陰影検出手段6によって異常陰影候補が検出される。
【0075】
異常陰影検出手段6は、画像記憶手段5から読み出し、画像データを解析することにより、例えば図2に示すような微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影の検出を行なう。図22の右側に微小石灰化クラスタの例を示す。微小石灰化が集まって(クラスタ化して)存在すると、そこが、初期のがんである可能性が高いため、早期の乳癌を見つけるために重要な所見の一つである。マンモグラム上では、略円錐構造をもった小さく白い陰影としてみられる。また、図2の左側に示す腫瘤陰影は、ある程度の大きさを持った塊、マンモグラム上では、ガウス分布に近い、白っぽく丸い陰影としてみられる。
【0076】
このように乳癌の2大所見として、腫瘤陰影と微小石灰化クラスタがあげられ、腫瘤陰影の検出法には、左右乳房を比較することによって検出する方法(Med.Phys.,vol.21.no.3,pp.445−452)や、アイリスフィルタを用いて検出する方法(信学論(D−11),Vol.J75−D−11,no.3,pp.663−670,1992)、Quoitフイルタを用いて検出する方法(信学論(D−11),Vol.J76−D−11,no.3,pp279−287,1993)、分割した乳房領域の画素値のヒストグラムに基づく二値化をして検出する方法(JAMIT Frontier95講演論文集,pp84−85,1995)、方向性のある多数のラプラシアンフィルタの最小出力をとる最小方向差分フィルタ(信学論(D−11),Vol.J76−D−11,no.2,pp.241−249,1993)等があげられる。また、微小石灰化クラスタの検出法には、乳房領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰影像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差等から偽陽性候補を削除する方法(IEEE Trans Biomed Eng BME−26(4):213−219,1979)、ラプラシアンフィルタ処理を行った画像を用いて検出する方法(信学論(D−11),Vol.J71−D−11,no.10,pp.1994−2001,1988)、乳腺等の背景パターンの影響を抑えるためにモルフォロジー解析した画像を使用する検出方法(信学論(D−11),Vol.J71−D−11.no.7,pp.1170−1176,1992)等がある。
【0077】
表示する画像は画像処理手段5によって画像処理されたものである。画像処理手段5によって画像処理されるものには、階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理のいずれか一つを含む。階調処理には、特に、微小石灰化クラスタが乳房内のどの領域に存在していても、安定したコントラストで出力することを特徴とした画像処理を含む。また、周波数処理には、特に、スキンラインからの距離関数を作成し、この距離関数に基づいてダイナミックレンジ圧縮を行なうことを特徴とするものも含む。また、画像処理は、同一患者の同一方向及び/または同一乳房で同じ条件の画像処理を施すことを特徴とする。また、画像処理は画像毎に条件を決定してもよいし、予め決定しておいた条件に従って決定してもよい。
【0078】
複数の画像を同時に画像表示手段8に表示する場合には、複数の画像の全てに対して同じ条件の画像処理を施すことが好ましい。
【0079】
a.階調処理階調処理においては、画像データの解析結果に基づいて、原画像データ(入力)と階調処理画像データ(出力)との対応を表す階調変換曲線を決定し、この階調変換曲線を用いて階調処理を行う。階調変換曲線の作成方法としては、例えば画像データのヒストグラム解析に基づき、特開昭55−116340、特開平2−272529、特開昭63−31641、特開昭63−262141に示される手法を用いてもよい。さらに、特開平3−218578に示されるように、被写体の所望の部分に対応する画像領域を設定し、領域内の画像データに基づいて決定する手法を用いてもよい。階調変換曲線の形状としては、例えば特公昭63−20535に示されるものが用いられる。階調変換曲線は、画像毎にその都度作成してもよいが、特開昭59−83149に示されるように、予め作成された数種の基準曲線の中から選択した基準曲線を変形することにより所望の階調変換曲線を得るものとしてもよい。
【0080】
階調処理に先立って、放射線の照射野領域を検出する照射野認識処理を行うと、認識された照射野領域内の画像データを用いて種々の画像処理条件を設定することにより、診断に必要とされる画像部分の画像処理を適正に行うことができるので好ましい。この照射野認識処理の方法としては、例えば特開昭63−259538、特開平5−7579、特開平7−181609に示される手段を用いることができる。
【0081】
MEDICAL IMAGING TECHNOLOGY Vol.14 No.6 Novenmber 1996 第66頁〜第671頁に基づき、さまざまな領域に存在する微小石灰化像のコントラストがほぼ同レベルに補正できるコントラスト補正曲線を作成する。この補正曲線によって乳房領域画像上の全画素の画素値を変換することにより、コントラストが小さくなる乳腺(fibroglandular tissue)や腫瘤(mass)の低濃度領域(low−density area)の濃度階調を拡大し、逆に微小石灰化像が存在する可能性が少ない脂肪領域(fatty area)の濃度諧調を圧縮するように補正を行なう。
【0082】
このコントラスト補正処理は、自動検出性能の向上に貢献するだけでなく、視覚的にも乳腺組織内の観察が容易になるという点で有効であり、画像処理法としての応用も可能である。
【0083】
b.周波数処理
周波数処理では、例えば特公昭62−62373、特公昭62−62376に示される非鮮鋭マスク処理や、特開平9−44645に示される多重解像度法等の手段によって、画像の鮮鋭度を制御することができる。
【0084】
c.ダイナミックレンジ圧縮処理
ダイナミックレンジ圧縮処理では、例えば特許2509503号または特許2663189号に示される手法を用いて、任意の信号領域のダイナミックレンジ圧縮することができる。別の実施例として、マンモグラムにおけるスキンラインからの距離関数を作成し、距離関数に基づいてダイナミックレンジ圧縮を行う。
【0085】
スキンライン付近は非常に高濃度であるため、黒くつぶれる可能性が高い。これは、マンモグラムの撮影方法が、乳房を挟んで撮影するためである。乳房を挟んで撮影した場合、スキンライン付近では、乳房の厚みが充分でないため、他の部位に比べて、薄い人体領域をX線が通過することになり、透過率が高くなる。また、スキンラインに近づくにつれ、乳房の厚みも薄くなる。このため、スキンラインからの距離によって決定する距離関数を作成し、その距離関数にしたがって、スキンライン付近の画素値を小さくすることによって、ダイナミックレンジを圧縮する。階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理の処理条件を変更する処理条件変更手段を持ち、それを用いて変更した条件を記憶しておいてもよい。
【0086】
画像出力信号入力手段3では、画像表示手段8に付属のマウスにより、例えば階調の変更が可能で病変の可能性のある部分のコントラストを立ててより診断し易い階調に変更することができる。この場合、マウスの上下方向の動きでコントラストが、横方向の動きで明るさが、それぞれ連続的に変化するため、容易に所望の階調に変更することができる。また、マウスの操作によりこの他に画像の拡大の処理ができるほか、画像の切替、階調の変更、画像の拡大などの処理を行う。画像の拡大はハードウェアにより行われ、ポインタが指し示した場所を中心にマウスの動きにより任意の倍率に瞬時に拡大することができる。また補間処理が行われるため、拡大してもモザイク状にはならず診断が容易に行える。前記のように決定した画像処理条件を記憶しておいてもよい。
【0087】
例えば集団検診では1枚あたり5〜20秒で読影が行われ、次々に画像が切り替えられるが、画面上の右上に設定したボタン状の領域をポインタで指示しマウスのボタンを押すことにより瞬時に切り替わる。通常は順番に次の画像に切り替わっていくだけであるが、隣接した領域をクリックすることにより直前の画像に戻すことも可能である。
【0088】
医師は表示された画像データに対し読影を行う。読影の結果、異常が発見された場合は、異常所見のあった箇所を表示画像上で指示することにより入力を行い、入力された所見情報を所見情報記憶手段に記憶する構成としてもよい。
【0089】
画像表示手段8としては、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの公知の画像表示手段を用いることができ、中でも医療画像専用の高精細高輝度のCRTまたは液晶ディスプレイが最も好ましい。さらに、表示画素数が約1000×1000以上である高精細ディスプレイが好ましく、さらに、表示画素数が約2000×2000以上である高精細ディスプレイが最も好ましい。
【0090】
また、表示されている画像の各々について、画像の表示位置、画像の反転、画像の回転を制御する表示制御番号入力手段を有し、表示されている画像の各々について、画像の表示位置、画像の反転、画像の回転を行なうことで、種々の方向から画像を比較、検討等を行なうことができ、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0091】
画像出力制御手段10は、画像出力信号入力手段3の画像出力信号に基づき、画像表示手8段または画像プリント手段9に画像の出力を行なう。
【0092】
画像記憶手段5から読み出された画像データが、画像表示手段8に表示される。画像表示手段8は、図3に示すように切替表示され、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モードとを有し、各表示モード間の切替を行う表示モード切替手段を有する。
【0093】
この実施の形態では、画像の表示モードを予め定められた順序に従って切り替えて表示する表示モード切替手段を備える。CRT20は、初めの画面aに左右乳房の同じ撮影方向のもの同士、例えば左右乳房の上下方向の撮影CC画像を対向させ、また斜め方向の撮影MLO画像を対向させた4分割表示(全画像表示)が行なわれる。次に、2系列に分かれ、b系列では、表示b1で左右乳房のMLO画像を対向させた2分割表示(グループ表示)、表示b2で左右乳房のCC画像を対向させた2分割表示、表示b3で右乳房のCC画像とMLO画像を対向させた2分割表示、表示b4で左乳房のCC画像とMLO画像を対向させた2分割表示、表示b5で最後に左右乳房のCC画像を対向させ、またMLO画像を対向させた4分割表示で、画像の異常陰影候補位置にマーク21を付加して表示し、次に最初の画像表示に戻るようになっている。
【0094】
また、c系列では、表示c1で左右乳房のCC画像を対向させ、またMLO画像を対向させた4分割表示で、画像の異常陰影候補位置にマーク21を付加して表示、表示c2で左右乳房のMLO画像を対向させた2分割表示、表示c3で左右乳房のCC画像を対向させた2分割表示、表示c4で右乳房のCC画像とMLO画像を対向させた2分割表示、表示c5で左乳房のCC画像とMLO画像を対向させた2分割表示し、次に最初の画像表示に戻るようになっている。
【0095】
2つの系列b、cでの相違点は、異常陰影検出手段を早い段階で表示するのか、遅い段階で表示するのかの違いがある。早い段階で表示する場合には、コンピュータが指摘した異常陰影の検出結果を特に注意して読影することができるため、医師の負担軽減に役立つ。遅い段階で見せる場合には、医師が診断した後に、異常陰影検出結果を表示するため、二重読影の効果があり、見落とし減少に役立つ。また、二つの系列を自由に変更できることによって、医師の好みや診断の状況などで、選ぶことができるため、診断性能の向上に役に立つ。
【0096】
また、グループに含まれる画像は、同一患者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が同じである少なくとも2画像である。
【0097】
このように全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1つのグループの画像を比較して読影することが可能であり、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。
【0098】
また、画像の表示モードを予め定められた順序に従って切り替えて表示する表示モード切替手段を備え、画像の表示モードを予め定められた順番に切り替えて表示するから、例えば医師に予見を与えることがなく、あるいは漏れなく画像の比較等ができ、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0099】
また、画像診断の順序を予め記憶しておく診断順序記憶手段を有し、この画像診断の順序に従って表示モードを切り替えて表示する。このように画像診断の順序を予め記憶しておき、この画像診断の順序に従って表示モードを切り替えて表示するから、医師ごとに好みの順番を設定し、診断することができるため、診断性能の向上に役に立ち、迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0100】
また、画像表示手段8には、図4に示すようなタッチパネルで構成される操作表示が設けられている。タッチパネルには、4分割表示キー40a、右乳房表示キー40c、左乳房表示キー40b、MLO画像表示キー40d、CC画像表示キー40e、all検出表示キー40f、mass表示キー40g、calc表示キー40h、cluster表示キー40iが設けられている。
【0101】
この4分割表示キー40a、右乳房表示キー40c、左乳房表示キー40b、MLO画像表示キー40d、CC画像表示キー40e等による表示モード選択手段41aの操作により、予め画像診断に必要な画像表示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選択可能である。このように予め画像診断に必要な画像表示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選択可能であるから、例えば医師が自由に必要とする画像等を表示して比較等ができ、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0102】
また、all検出表示キー40f、mass表示キー40g、calc表示キー40h、cluster表示キー40i等の検出結果表示手段41bによりマンモグラム検出結果を表示する。all検出表示キー40fで全ての検出結果を表示し、mass表示キー40gの操作で腫瘤陰影のmass検出結果、calc表示キー40hの操作で微小石灰化のcalc検出結果、cluster表示キー40iの操作で微小石灰化のcluter検出結果の表示を行なう。
【0103】
また、必要なキーを押して検出結果を表示した後、例えば、同じキーを押すことによって、容易に、表示結果を消すことができるようにすることで、必要な結果だけを表示し、診断に役立てることができる。
【0104】
また、画像の表示モードを予め定められた順序に従って切り替える切替方法と、前述した表示モード選択手段41aにより選択された表示モードへと切り替える切替方法とのいずれかの切替方法へ切り替えることで、例えば医師に予見を与えることがなく、あるいは漏れなく画像の比較等ができ、または例えば医師が自由に必要とする画像等を表示して比較等ができ、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0105】
また、画像に対応づけて患者情報及び検査情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示するから、例えばそれぞれの画像を比較することで、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0106】
患者情報は比較的暗い色であることが望ましい。明るい色である場合は、医師の目が疲れることなどが考えられるため、診断性能が悪くなることが考えられる。
【0107】
また、同一患者かつ同一検査の画像群に含まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置または表示画像向きを決定することができ、種々の方向から画像を比較、検討等を行なうことで、医用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0108】
また、図3及び図5に示すように、同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することができる。このように同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することで、それぞれの画像を比較して容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0109】
また、乳頭側をトリミングする。このように画像の乳頭側をトリミングすることによって、画像サイズを縮小することができるため、表示速度の向上、メモリの節約効果がある。また、患者情報55を画像の乳頭側の被写体が写っていない領域の一部にオーバーレイ表示することによって、患者情報と被写体を重ねることなく表示するために、容易、かつ、正確に診断可能である。
【0110】
また、左乳房と右乳房の上下方向の位置合わせが行なわれ、左乳房と右乳房の上下方向の位置合わせを行なうことで、画像を正確に対象状態で表示し、左右の乳房の比較を容易にすることによって、診断性能の向上が期待できる。
【0111】
この左乳房と右乳房の上下方向の位置合わせは、自動位置合わせ手段により行なわれる。この実施の形態として、図5に示すように、画像のスキンライン60,61に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする。乳房のスキンライン60,61は、同一撮影方向の画像では、胸壁67方向に対して、ほぼ対称となる。スキンラインの形状を比較することや、同一列の胸壁からスキンラインまでの距離の累積絶対値差などが最小になる位置で左右乳房を合わせることができる。また、胸筋領域63と乳房領域64の境65を利用して、同様に位置を合わせることができる。このような位置合わせ手段により、医師の比較読影が容易になり、より正確な診断が期待できる。
【0112】
また、画像データの解析または識別標識によりMLO画像とCC画像の撮影方向を自動的に判別する撮影方向判別手段を有し、また画像データを解析または識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別する左右乳房判別手段を有しており、使用者が必要に応じてグループ化する必要がなく、容易に適切なグループ化が行われるため、迅速かつ正確な診断を行うことができる。
【0113】
また、画像の異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段6を有し、異常陰影候補検出手段6により検出された情報を異常陰影記憶手段7に記憶する。このように画像の異常陰影候補を検出し、異常陰影候補を表示する。この異常陰影候補の表示は、図6乃至図8に示すように、画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示する。図6は腫瘤陰影のmass検出の異常陰影候補位置にマークを付した例であり、図7は微小石灰化のcalc検出の異常陰影候補位置にマークを付した例であり、図8は微小石灰化のcluter検出の異常陰影候補位置にマークを付した例であり、このような画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示するから、簡単かつ確実な異常陰影を認識することができ容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。マークの形状は図6乃至図8に示すものに限るものではなく、例えば矢印でもよい。また、異常陰影の種類に応じて、形や色を変えるのが望ましい。
【0114】
また、図9に示すように画像にスケール目盛り70を付加することができる。画像にスケール目盛り70を付加することで、スケール目盛りにより例えば異常陰影等の大きさを容易に認識することができる。
【0115】
さらに、図10に示すように画像には、撮影時に鉛板により白い部分71、素抜け72等が生じ、医師は白い領域が広いと読影しにくいため、鉛遮蔽部分画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶして表示する。このように画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶして表示するから、例えば画像の鉛遮蔽部分を異常陰影等と誤解することがなく、目の疲れを減らす効果も期待でき、読影の性能向上に役立つ。
【0116】
画像表示手段8に表示される画像は、そのまま、あるいは編集して画像プリント手段9によりフィルムまたはペーパー等にプリントできる。
【0117】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1つのグループの画像を比較して読影することが可能であり、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。また、画像診断の順序を予め記憶しておく診断順序記憶手段を有し、記憶された診断順序に従って、各表示モード間の切り替えを行うから、医師ごとの診断の流れに特化し、それぞれの好みに応じた表示順に画像を表示すること、または、画像の種類、診断の状況に応じて、表示順を決定することができる。
【0121】
請求項2に記載の発明では、撮影方向表示切替手段と表示撮影方向選択手段を切り替えることで、漏れなくすべての画像の診断ができ、また、例えば、もう一度詳しく診断したい撮影方向を容易かつ迅速に表示することができる。
【0122】
請求項3に記載の発明では、グループに含まれる画像は、同一患者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が同じである少なくとも2画像であり、医師が比較したい画像をグループにして、容易に表示することを可能にすることによって、迅速、容易に、比較読影ができ、検出性能を向上することができる。
【0123】
請求項4に記載の発明では、画像に対応づけて患者情報及び検査情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示するから、患者情報及び検査情報からの情報と画像からの情報を統合して判断でき、医師が、容易に、より正確に診断ができる。
【0124】
請求項5に記載の発明では、同一患者かつ同一検査の画像群に含まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置または表示画像向きを決定するから、必要とする画像の比較を容易にし、診断の精度を向上できる。
【0126】
請求項6に記載の発明では、同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することで、同一撮影方向の乳房が対象にかつ距離が近く表示され、また、同一乳房の異方向撮影が同一方向で表示されるため、医師の診断を容易にかつ迅速に行うことができる。
【0127】
請求項7に記載の発明では、画像の乳頭側をトリミングして表示することで、被写体が写っていない領域をトリミングするため、表示速度の向上かつ、またはメモリの節約をすることができる。
【0128】
請求項8に記載の発明では、患者情報または検査情報を画像の乳頭側の一部にオーバーレイすることで、患者情報または検査情報と画像を重ねて表示しないため、患者情報または検査情報を得ることができ、かつ、診断の妨げにならず診断性能が向上される。
【0129】
請求項9に記載の発明では、患者情報または検査情報は、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置を変更するから、被写体と患者情報または検査情報が重なって、医師の読影の妨げにならないように、撮影方向や左右乳房によって被写体が写っていない領域を見つけ、その領域に患者情報または検査情報を表示することができる。
【0130】
請求項10に記載の発明では、患者情報及び検査情報は、画像内の被写体と重ならない位置にオーバーレイすることで、被写体と患者情報または検査情報が重なって、医師の読影の妨げにならない。
【0131】
請求項11に記載の発明では、左乳房と右乳房の上下方向の位置を合わせを行なうことで、画像を正確に対象状態で比較して表示することで、客易に比較読影することができる。
【0132】
請求項12に記載の発明では、乳房のスキンラインに基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置を自動的に合わせる手段を保有し、医師が左右乳房を容易に比較することができ、診断性能が向上する。
【0133】
請求項13に記載の発明では、胸襟の情報に基づいて、同一撮影方向の左右乳房の位置を自動的に合わせる手段を保有し、医師が左右乳房を容易に比較することができる。
【0134】
請求項14に記載の発明では、被写体内の乳頭の情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせることができる。
【0135】
請求項15に記載の発明では、画像データの解析または識別標識により撮影方向を自動的に判別することで、画像のグループ表示や全画像表示を行なうとき、同一方向撮影のグループ化が自動で行なわれるため、迅速な画像診断ができる。
【0136】
請求項16に記載の発明では、画像データを解析または識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別するから、自動で乳房別にグループ化したり、グループごとに適切な位置に画像を表示することができる。
【0137】
請求項17に記載の発明では、画像の異常陰影候補を検出し、異常陰影候補を表示することで、異常陰影検出性能を向上し、医師の負担を向上することができる。
【0138】
請求項18に記載の発明では、画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示するから、簡単かつ確実に異常陰影の位置を認識できるため、医師の異常陰影抽出性能を向上することが期待できる。
【0139】
請求項19に記載の発明では、階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理のいずれか一つを施して表示するから、迅速な画像診断ができる。
【0140】
請求項20に記載の発明では、画像処理は、同一患者または同一検査で同じ条件の画像処理を施すから、診断性能が向上する。
【0141】
請求項21に記載の発明では、画像にスケール目盛りを付加することで、スケール目盛りにより例えば異常陰影等の大きさを容易に認識することができる。
【0142】
請求項22に記載の発明では、画像の鉛遮蔽部分を黒くして表示するため、まぶしく読影結果を悪くするという悪影響がないため、検出性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンモグラム画像診断支援装置の概略構成図である。
【図2】微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影の検出を示す図である。
【図3】画像の切替表示を示す図である。
【図4】表示の操作を説明する図である。
【図5】同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示する図である。
【図6】腫瘤陰影のmass検出の異常陰影候補位置にマークを付した例を示す図である。
【図7】微小石灰化のcalc検出の異常陰影候補位置にマークを付した例を示す図である。
【図8】微小石灰化のcluter検出の異常陰影候補位置にマークを付した例を示す図である。
【図9】画像にスケール目盛りを付加した図である。
【図10】画像に撮影時に鉛板により白い部分、素抜け等が生じる状態を示す図である。
【符号の説明】
1 マンモグラム画像診断支援装置
2 画像データ入力手段
3 画像出力信号入力手段
4 画像処理手段
5 画像記憶手段
6 異常陰影候補検出手段
7 異常陰影記憶手段
8 画像表示手段
9 画像プリント手段
10 画像出力制御手段

Claims (22)

  1. マンモグラム画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶されたマンモグラム画像データを表示する画像表示手段とを有するマンモグラム画像診断支援装置において、
    前記画像表示手段は、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モードと、を有し、
    前記各表示モード間の切替を行う表示モード切替手段と、
    画像診断の順序を予め記憶しておく診断順序記憶手段と、を有し、
    前記表示モード切替手段は、記憶された診断順序に従って、前記各表示モード間の切り替えを行うことを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置。
  2. マンモグラム画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶されたマンモグラム画像データを表示する画像表示手段とを有するマンモグラム画像診断支援装置において、
    前記画像表示手段は、全画像のマンモグラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モードと、を有し、
    前記各表示モード間の切替を行う表示モード切替手段と、
    予め画像診断に必要な複数の表示モードを決定し、前記複数の表示モードのうちの一つを自由に選択可能な表示モード選択手段と、を有し、
    前記表示モード切替手段は、予め定められた順序に従って前記各表示モード間の切替を行う切替方法と、前記表示モード選択手段により選択された表示モードへの切替を行う切替方法との二種類の切替方法に基づいて動作可能であり、前記二種類の切替方法のうちの一方を指定する切替方法指定手段を有することを特徴とするマンモグラム画像診断支援装置。
  3. 前記グループに含まれる画像は、同一患者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が同じである少なくとも2画像であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  4. 前記画像に対応づけて患者情報及び検査情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  5. 前記同一患者かつ同一検査の画像群に含まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置または表示画像向きを決定することを特徴とする請求項4に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  6. 前記同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  7. 前記画像の乳頭側をトリミングして表示することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  8. 前記患者情報または検査情報を画像の乳頭側の一部にオーバーレイすることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  9. 前記患者情報または検査情報は、撮影方向及び左右乳房の別に応じて表示位置を変更することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  10. 前記患者情報及び検査情報は、画像内の被写体と重ならない位置にオーバーレイすることを特徴とする請求項9に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  11. 前記左乳房と右乳房の上下方向の位置を合わせることを特徴とする請求項3乃至請求項 0のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  12. 被写体である乳房のスキンラインの情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  13. 被写体内の胸襟の情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  14. 被写体内の乳頭の情報に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置合わせをする自動位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項11に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  15. 前記画像データの解析または識別標識により撮影方向を自動的に判別する撮影方向判別手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項10のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  16. 前記画像データを解析または識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別する左右乳房判別手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項10のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  17. 前記画像の異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  18. 前記画像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示することを特徴とする請求項17に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  19. 階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理のいずれか一つを施して、表示することを特徴とする請求項1乃至から請求項18のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  20. 前記画像処理は、同一患者または同一検査で同じ条件の画像処理を施すことを特徴とする請求項19に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  21. 前記画像にスケール目盛りを付加することを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
  22. 画像内の放射線鉛遮蔽部分を黒くして表示することを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載のマンモグラム画像診断支援装置。
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