JP2000316837A - 画像診断支援装置 - Google Patents

画像診断支援装置

Info

Publication number
JP2000316837A
JP2000316837A JP11132129A JP13212999A JP2000316837A JP 2000316837 A JP2000316837 A JP 2000316837A JP 11132129 A JP11132129 A JP 11132129A JP 13212999 A JP13212999 A JP 13212999A JP 2000316837 A JP2000316837 A JP 2000316837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
defect
abnormal shadow
image data
shadow candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11132129A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Yanagida
亜紀子 柳田
Fumio Shimada
文生 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP11132129A priority Critical patent/JP2000316837A/ja
Publication of JP2000316837A publication Critical patent/JP2000316837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】画像欠陥と、腫瘤陰影等の異常陰影とを区別す
ることで、異常陰影の検出を正確で、しかも迅速に行
う。 【解決手段】画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記
憶手段11と、画像欠陥データに基づき画像デー夕内の
画像欠陥部分を補間処理する画像欠陥補間処理手段12
とを有し、異常陰影候補検出手段6は、補間処理を施さ
れた画像データを用いて異常陰影候補を決定し、画像表
示手段8は、補間処理を施された画像データを表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像診断支援装
置にかかり、特に医師が放射線画像を読影診断する際、
その診断の効率化を図る画像診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医師が放射線画像を用いて画像
診断を行う際、CRTなどの画像表示装置にX線画像を
表示し読影を行うことが行われるようになってきた。特
に近年、コンピュータによるディジタル画像処理技術を
用いて画像データの解析を行い、乳癌などの異常陰影を
検出する技術が開発されており、検出した異常陰影候補
の情報を医師に提示し診断の支援を行うことが可能とな
ってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放射線画像
の撮影がX線フィルムに行なわれたり、また蓄積性蛍光
体を用いてディジタルX線画像信号を取得したり、2次
元的に配列された複数の検出索子を有するフラットパネ
ルディテクタ(FPD)によりディジタルX線画像信号
を取得する場合に、X線フィルム上のキズやゴミ、蓄積
性蛍光体層の欠陥、FPDの素子の欠陥等に起因する画
像欠陥が生じることがある。とくにFPDでは、照射さ
れた放射線の線量に対する電気信号の信号レベルが全て
の検出素子で均一ではないという性質を持ち、破損した
素子や不良な素子など信号レベルが他の検出素子とは異
なったレベル、すなわち異常なレベルとなってしまう検
出素子を含む確率が大きく、画像欠陥の原因となる。
【0004】これらの欠陥は、例えばCRT等の点状や
線状となって表示され、例えばマンモグラム画像の微小
石灰化クラスタ及び腫瘤陰影等と誤解されるおそれがあ
る。そこで、画像欠陥と微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影
等の異常陰影と区別する必要がある。また、画像欠陥に
経時変化が予想される場合には、必要により画像欠陥情
報を更新する必要がある。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥と、微小
石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰影と
を区別することで精度が向上し、異常陰影の検出を容易
にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる画像診断
支援装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『画像データを
記憶する画像記憶手段と、前記画像データを解析するこ
とにより異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段
とを有する画像診断支援装置において、画像欠陥データ
を記憶する画像欠陥情報記憶手段を有し、前記異常陰影
候補検出手段は、記憶された画像欠陥データに基づき異
常陰影候補を決定することを特徴とする画像診断支援装
置。』である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、記憶
された画像欠陥データに基づき異常陰影候補を決定する
から、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥を
誤って微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる
異常陰影の候補として検出することがなくなり、より精
度の高い異常陰影候補検出結果を読影医師に提示するこ
とが可能になるので、偽陽性率の低減に役立ち、読影診
断を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、『画像データを
記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データを表示
する画像表示手段と、前記画像データを解析することに
より異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段とを
有する画像診断支援装置において、画像欠陥データを記
憶する画像欠陥情報記憶手段を有し、前記画像表示手段
は、画像欠陥と異常陰影候補とを区別して表示すること
を特徴とする画像診断支援装置。』である。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、画像
表示手段は、画像欠陥と異常陰影候補とを区別して表示
するから、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠
陥と、微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる
異常陰影の候補とを混同して表示することがなくなり、
異常陰影候補検出結果を読影医師に見やすく提示するこ
とが可能になるので、偽陽性率の低減と読影効率の向上
に役立ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速に
行うことができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、『画像データを
記憶する画像記憶手段と、前記画像データを解析するこ
とにより異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段
とを有する画像診断支援装置において、画像欠陥データ
を記憶する画像欠陥情報記憶手段と、記憶された画像欠
陥データに基づき画像デー夕内の画像欠陥部分を補間処
理する画像欠陥補間処理手段とを有し、前記異常陰影候
補検出手段は、補間処理を施された画像データを用いて
異常陰影候補を決定することを特徴とする画像診断支授
装置。』である。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、補間
処理を施された画像データを用いて異常陰影候補を決定
するから、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠
陥が、微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる
異常陰影の候補の検出に悪影響を与えることがなくな
り、より精度の高い異常陰影候補検出結果を読影医師に
提示することが可能になるので、検出率の向上と偽陽性
率の低減に役立ち、読影診断を容易にかつ正確で、しか
も迅速に行うことができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、『画像データを
記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データを表示
する画像表示手段と、前記画像データを解析することに
より異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段とを
有する画像診断支援装置において、画像欠陥データを記
憶する画像欠陥情報記憶手段と、画像欠陥データに基づ
き画像データ内の画像欠陥部分を補間処理する画像欠陥
補間処理手段とを有し、前記異常陰影候補検出手段は、
補間処理を施された画像データを用いて異常陰影候補を
決定し、前記画像表示手段は、補間処理を施された画像
データを表示することを特徴とする画像診断支授装
置。』である。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、補間
処理を施された画像データを用いて異常陰影候補を決定
し、補間処理を施された画像データを表示するから、例
えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥が、微小石
灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰影の候
補の検出に悪影響を与えることがなくなり、かつ画像デ
ータを読影医師に見やすく提示することが可能になるの
で、検出率の向上および偽陽性率の低減と読影効率の向
上に役立ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像画像診断支
援装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この
実施の形態に限定されるものではない。
【0016】図1は画像画像診断支援装置の概略構成図
である。図1(a)に示す実施の形態の画像画像診断支
援装置1は、画像データ入力手段2、画像出力制御信号
入力手段3、画像処理手段4、画像記憶手段5、異常陰
影候補検出手段6、異常陰影記憶手段7、画像出力制御
手段10、画像表示手段8段及び画像プリント手段9を
有し、さらに画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記
憶手段11を有し、異常陰影候補検出手段6は、記憶さ
れた画像欠陥データに基づき異常陰影候補を決定する。
【0017】このように記憶された画像欠陥データに基
づき異常陰影候補を決定するから、例えば点状欠陥ある
いは線状欠陥等の画像欠陥を誤って微小石灰化クラス
タ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰影の候補として検
出することがなくなり、より精度の高い異常陰影候補検
出結果を読影医師に提示することが可能になるので、偽
陽性率の低減に役立ち、読影診断を容易にかつ正確で、
しかも迅速に行うことができる。
【0018】また、他の実施の形態では、画像データを
記憶する画像記憶手段5と、記憶された画像データを表
示する画像表示手段8と、画像データを解析することに
より異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段6
と、画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記憶手段1
1を有し、画像表示手段8は、画像欠陥と異常陰影候補
とを区別して表示する。このように画像欠陥と異常陰影
候補とを区別して表示するから、例えば点状欠陥あるい
は線状欠陥等の画像欠陥と、微小石灰化クラスタ、腫瘤
陰影等の乳癌に関わる異常陰影の候補とを混同して表示
することがなくなり、異常陰影候補検出結果を読影医師
に見やすく提示することが可能になるので、偽陽性率の
低減と読影効率の向上に役立ち、読影診断を容易にかつ
正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0019】図1(b)に示す実施の形態の画像診断支
援装置1は、画像データ入力手段2、画像出力制御信号
入力手段3、画像処理手段4、画像記憶手段5、異常陰
影候補検出手段6、異常陰影記憶手段7、画像出力制御
手段10、画像表示手段8段及び画像プリント手段9を
有し、さらに画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記
憶手段11、画像欠陥データを補間する画像欠陥補間処
理手段12とを有し、異常陰影候補検出手段6は、補間
処理を施された画像データを用いて異常陰影候補を決定
する。このように補間処理を施された画像データを用い
て異常陰影候補を決定するから、例えば点状欠陥あるい
は線状欠陥等の画像欠陥が、微小石灰化クラスタ、腫瘤
陰影等の乳癌に関わる異常陰影の候補の検出に悪影響を
与えることがなくなり、より精度の高い異常陰影候補検
出結果を読影医師に提示することが可能になるので、検
出率の向上と偽陽性率の低減に役立ち、読影診断を容易
にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0020】また、他の実施の形態では、画像データを
記憶する画像記憶手段5と、記憶された画像データを表
示する画像表示手段8と、画像データを解析することに
より異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段7と
を有し、さらに画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報
記憶手段11と、画像欠陥データに基づき画像データ内
の画像欠陥部分を補間処理する画像欠陥補間処理手段1
2とを有し、異常陰影候補検出手段6は、補間処理を施
された画像データを用いて異常陰影候補を決定し、画像
表示手段8は、捕間処理を施された画像データを表示す
る。このように補間処理を施された画像データを用いて
異常陰影候補を決定し、補間処理を施された画像データ
を表示するから、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の
画像欠陥が、微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に
関わる異常陰影の候補の検出に悪影響を与えることがな
くなり、かつ画像データを読影医師に見やすく提示する
ことが可能になるので、検出率の向上および偽陽性率の
低減と読影効率の向上に役立ち、読影診断を容易にかつ
正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0021】画像データ入力手段2からの画像データの
入力は、例えば集団検診において、放射線画像の撮影が
通常X線フィルムを用いて行われる。これらのX線写真
をこの実施の形態のシステムに入力するためには、レー
ザディジタイザを用いている。これは、フィルム上をレ
ーザビームで走査し、透過した光量を測定し、その値を
アナログディジタル変換することにより、ディジタル画
像データとして入力するものである。
【0022】画像の入力には、CCDなどの光センサを
用いる装置を使用することも可能である。またフィルム
を読み取るのではなく、特開昭55−12429号公報
に記載されているような、蓄積性蛍光体を用いたディジ
タル画像を直接出力することのできる撮影装置を接続す
ることも可能である。この場合にはフィルムが不要にな
り、コストダウンを図ることができる。
【0023】また、2次元的に配列された複数の検出素
子によりX線画像を撮像して電気信号として出力するフ
ラットパネルディテクタ(FPD)から得たX線画像を
人力することもできる.例えば、特開平6−34209
8号公報に記載されているように、照射されたX線の強
度に応じた電荷を生成する光導電層と、生成された電荷
を2次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する方
式が用いられる。また、特開平9−90048号公報に
記載されているように、X線を増感紙等の蛍光体層に吸
収させて蛍光を発生させ、その蛍光の強度を画素毎に設
けたフォトダイオード等の光検出器で検知する方式も用
いられる。蛍光の検知手段としては他にCCDやC−M
OSセンサを用いる方法もある。また、X線の照射によ
り可視光を発するX線シンチレータと、レンズアレイ及
び各々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせ
た構成も用いられる。
【0024】前記の種々の構成によりデジタルX線画像
を得る際には、撮影部位や診断目的にもよるが、例えば
マンモグラムに対しては画像の実効画素サイズが200
μm以下であることが好ましく、100μm以下である
ことがさらに好ましい。この発明の画像診断支援装置の
性能を最大に発揮させるには、例えば実効画素サイズ5
0μm程度で入力した画像データを記憶し表示する構成
が好ましい。異常陰影候補検出手段6において異常陰影
候補検出のための解析に使用する画像データの画素サイ
ズは入力された画像の画素サイズと等しくする必要はな
く、例えば入力画像の実効画素サイズを50μmとし、
異常陰影候補検出に使用する画像データは入力画像を間
引き処理して実効画素サイズ100μmに変換したもの
を使用してもよい。また、画像の階調数は10bit以
上が好ましく、12bit以上が特に好ましい。
【0025】また、単純X線画像に限る必要は無く、C
TやMRIなどの撮影装置から得られた画像データを入
力する構成をとることも可能である。
【0026】画像記憶手段5では、入力された画像デー
タが必要に応じてデータ圧縮を施されて格納される。こ
こでデータ圧縮としては公知のJPEG、DPCM、ウ
エーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮または非可
逆圧縮が用いられる。可逆圧縮はデータ圧縮に伴う診断
情報の劣化が無いため好ましい。
【0027】小規模な診断では、データ量はさほど多く
はないので、画像データを圧縮せずに磁気ディスクに格
納することもできる。この場合、光磁気ディスクに比べ
て、画像データの格納、読み出しは非常に高速にできる
ようになる。画像の読影時には、高速なサイクルタイム
が必要であるため、必要な画像データを半導体メモリに
格納することも行われる。
【0028】画像記憶手段5に格納された画像は順次読
み出され、画像処理手段4によって画像処理が行われる
とともに、異常陰影候補検出手段6によって異常陰影候
補が検出される。
【0029】異常陰影候補検出手段6は、画像記憶手段
5から読み出し、画像データを解析することにより、例
えば図2に示すような微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影
の検出を行なう。図2(a)に微小石灰化クラスタの例
を示す。微小石灰化が集まって(クラスタ化して)存在
すると、そこが、初期のがんである可能性が高いため、
早期の乳癌を見つけるために重要な所見の一つである。
マンモグラム上では、略円錐構造をもった小さく白い陰
影としてみられる。また、図2(b)に示す腫瘤陰影
は、ある程度の大きさを持った塊、マンモグラム上で
は、ガウス分布に近い、白っぽく丸い陰影としてみられ
る。
【0030】このように乳癌の2大所見として、腫瘤陰
影と微小石灰化クラスタがあげられ、腫瘤陰影の検出法
には、左右乳房を比較することによって検出する方法
(Med.Phys.,vol.21.no.3,p
p.445−452)や、アイリスフィルタを用いて検
出する方法(信学論(D−11),Vol.J75−D
−11,no.3,pp.663−670,199
2)、Quoitフイルタを用いて検出する方法(信学
論(D−11),Vol.J76−D−ll,no.
3,pp279−287,1993)、分割した乳房領
域の画素値のヒストグラムに基づく二値化をして検出す
る方法(JAMIT Frontier95講演論文
集,pp84−85,1995)、方向性のある多数の
ラプラシアンフィルタの最小出力をとる最小方向差分フ
ィルタ(信学論(D−ll),Vol.J76−D−l
l,no.2,pp.241−249,1993)等が
あげられる。また、微小石灰化クラスタの検出法には、
乳房領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰影
像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差等から偽陽性候
補を削除する方法(IEEE Trans Biome
d Eng BME−26(4):213−219,1
979)、ラプラシアンフィルタ処理を行った画像を用
いて検出する方法(信学論(D−ll),Vol.J7
1−D−ll,no.10,pp.1994−200
1,1988)、乳腺等の背景パターンの影響を抑える
ためにモルフォロジー解析した画像を使用する検出方法
(信学論(D−ll),Vol.J71−D−ll.n
o.7,pp.1170−1176,1992)等があ
る。
【0031】このようにして得た微小石灰化クラスタま
たは腫瘤陰影の候補の検出結果に対し、画像欠陥情報記
憶手段11に記憶された画像欠陥データに基づいて修正
を加える。例えば、異常陰影候補の検出位置が画像欠陥
位置と重なる場合には、その候補を削除するか、または
異常の確信度を低く設定する。
【0032】あるいは、異常陰影候補の検出位置と画像
欠陥位置との距離が所定値以下である場合には、その候
補を削除するか、または異常の確信度を低く設定するよ
うにしてもよい。また、異常陰影候補の検出位置とそれ
に最も近い画像欠陥の位置との距離を計算し、距離が小
さいほど異常の確信度が低くなるように異常の確信度を
設定してもよい。
【0033】画像欠陥情報記憶手段11は、画像欠陥の
位置、大きさ、相対的な信号レベル等の画像欠陥データ
を記憶する。画像データ入力手段2として蓄積性蛍光体
を有する撮像バネルまたはFPDからなる撮像バネルを
用いる場合には、画像欠陥の原因となる撮像パネルの欠
陥は経時的に変化が少ないので、画像欠陥は常に略同一
の位置に発生する。従って、一度記憶された画像欠陥デ
ータを繰り返し使用することができる。複数の撮像パネ
ルを用いて画像を取得する場合には、撮像パネル毎に画
像欠陥の発生位置が異なる可能性があるため、複数の画
像欠陥データセットを撮像パネルのID情報に対応づけ
て記憶する。その場合、画像記憶手段5においては画像
データに対応づけて画像取得に用いられた撮像パネルの
ID情報を記憶し、対象となる撮像パネルの画像欠陥デ
ータセットを画像欠陥情報記憶手段11に記憶された複
数の画像欠陥データセットの中から選択して使用する。
【0034】画像欠陥情報記憶手段11に記憶させる画
像欠陥データは、撮像パネル製造時に撮像パネルの検査
結果に基づき入力するようにしてもよいし、画像表示手
段8により表示された画像を観察しながらユーザが入力
できる構成としてもよい。また、放射線を照射せずに作
成した画像データまたは放射線を一様に照射して作成し
た画像データを解析することにより、画像欠陥を検出
し、自動的に画像欠陥データを生成する構成としてもよ
い。
【0035】画像欠陥を検出する方法として、第1の画
像欠陥の検出方法は、1画面分の画像データを例えば横
方向に順次読み出し、予め設定されたしきい値と比較さ
れて画像欠陥の検出が行われ、画像データのレベルが高
レベル側しきい値より大きいか、または低レベル側しき
い値より小さくなる画素は、画像欠陥を生ずる欠陥画素
と判別されて、画素の位置情報が画像欠陥の位置を示す
情報として画像欠陥情報記憶手段11に記憶される。
【0036】また、第2の画像欠陥の検出方法は、画像
記憶手段に書き込まれている1画面分の画像データか
ら、欠陥画素が生ずるか否かの判別が行われる対象画素
に対して、例えば周辺の8画素の画像データの平均レベ
ルを求め、対象画素の画像データが平均レベルに対して
所定範囲内であるか否かの判別が行われ、ここで画像デ
ータが所定範囲内で無いときには対象画素が画素欠陥を
生ずる欠陥画素と判別されて、画素欠陥の位置すなわ
ち、画素の位置を示す情報が画像欠陥情報記憶手段11
に記憶される。
【0037】さらに、第3の画像欠陥の検出方法は、1
画面分の画像データから、縦方向あるいは横方向に隣接
する複数ライン分の画像データを読み出して、読み出し
方向と直行する方向での平均レベルが求められる。この
求められた平均レベルが上述の第1の画像欠陥の検出方
法と同様にしきい値と比較されて画像欠陥の検出が行わ
れる。
【0038】画像データのヒストグラムが広い幅をも
ち、1ラインの画像データの信号レベルが広い範囲にあ
る場合、画像データと高しきい値及び低しきい値を比較
しただけでは画素の画像欠陥を検出することができな
い。そこで、被写体に応じた画像データから一様な勾配
や低周波成分を除去するトレンド除去を行い、上述の第
1〜第3の画像欠陥の検出方法を用いることにより、正
しく画像欠陥の検出を行うことができる。
【0039】このトレンド除去の一例としては、1ライ
ン分の画像データからスムージングを行って高周波成分
を除くものとし、元の画像データからスムージングによ
って得られた画像データを減算あるいは除算することに
よって低周波成分を除いた高周波成分だけの画像データ
が生成される。
【0040】また、トレンド除去を行った場合には、正
常な画像データのヒストグラムの幅が狭いものとされ
る。このため、低レベル側しきい値TDLから高レベル
側しきい値TDHまでの幅も、トレンド除去を行う前よ
りも狭く設定することができるので、画像欠陥の検出を
精度良く行うことができる。また、画像データを用いて
上述の第2および第3の画像欠陥の検出方法を行うこと
により、画像欠陥を検出することができることは勿論で
ある。
【0041】上記に示した種々の画像欠陥検出方法にお
いて用いられるしきい値は、予め定められた固定値とす
ることもできるが、1画面分の画像データを統計的に解
析した結果に基づいて画像毎に定めてもよい。
【0042】このようにして、画像欠陥が検出されたと
きには、画像欠陥の位置を示す情報が画像欠陥情報記憶
手段11に記憶される。ここで、画像欠陥情報記憶手段
11には画像欠陥の位置を示す情報として例えば画像欠
陥を生ずる画素のアドレスが記憶される。また画像欠陥
情報記憶手段11に、マップ形式で画像欠陥の位置を示
す情報を記憶するものとしてもよい。すなわち、画像欠
陥情報記憶手段11に1画面分の画素と対応するメモリ
領域を設けるものとし、画像欠陥が検出されたときに
は、この画像欠陥と生ずる画素の位置と対応するメモリ
領域内の位置に所定のデータ値を書き込むものとしても
よい。
【0043】この画像欠陥の検出では、放射線未照射画
像データや放射線一様照射画像データあるいは放射線被
写体照射画像データのいずれか1種類の画像データを用
いて画像欠陥の算出を行っても良く、また複数種類の画
像データを用いて画像欠陥の検出を行っても良い。さら
に、画像データとして放射線未照射画像データ、放射線
一様照射画像データのいずれか1つあるいは両方の画像
データを用いることが望ましい。また、前記第1〜第3
の画像欠陥の検出方法のいずれか1つの方法あるいは複
数の検出方法を用いて画像欠陥の検出を行っても良いこ
とは勿論である。この欠陥検出部で画像欠陥が検出され
たときには、この画像欠陥の位置を示す情報が画像欠陥
情報記憶手段11に記憶される。
【0044】画像欠陥情報記億手段11に記憶される画
像欠陥データは、一定期間毎に、あるいは任意の時点
で、上記の画像欠陥検出処理を再度行うことにより更新
されるような構成としてもよい。例えば、蓄積性蛍光体
を用いた画像入力方式を使用する場合には、画像読取時
のレーザビーム走査位置が読取毎にわずかに異なるた
め、画像欠陥位置が常に同一画素とならない可能性があ
る。その場合は、例えば画像データを用いて毎回新たに
画像欠陥の検出処理を行い、画像欠陥情報記憶手段11
に記憶された画像欠陥データを必要に応じて更新するよ
うにしてもよい。また、前回検出された画像欠陥位置の
近傍で新たに画像欠陥の検出処理を行い、画像欠陥情報
記憶手段11に記憶された画像欠陥データを必要に応じ
て修正するようにしてもよい。
【0045】面像欠陥補間処理手段12は、画像欠陥デ
ータに基づき画像データ内の画像欠陥部分を補間処理す
る。画像欠陥情報記憶手段11に画像欠陥の位置を示す
情報が記憶されているときに、画像記憶手段5に放射線
被写体照射画像データが書き込まれると、画像欠陥情報
記憶手段11に記憶された画像欠陥の位置を示す情報に
基づき、画像データ内の画像欠陥部分を補間処理するこ
とにより、補正後の画像データが生成される。
【0046】画像欠陥補間処理手段12における補間処
理は、画像欠陥を生ずる画素の周囲の正常画素の画像デ
ータを読み出し、この読み出した画像データを用いて補
正を行う。補正方法の一例として、正常画素の画像デー
タの平均レベルを欠陥画素の画像データとする、という
ものがある。画像欠陥を生ずる画素の周囲が正常画素で
あるときには、画素の上下方向と左右方向に隣接する4
画素、あるいは隣接する画素を含めた8画素、または2
4画素の画像データの平均レベルが算出されて、この平
均レベルが補正後の画素の画像データとされる。
【0047】また、画像欠陥を補正する場合には、画素
からの距離によって画像データの重み付けを行うものと
し、重み付けがなされた画像データの平均レベルを補正
後の画像データとすることもできる。
【0048】なお、欠陥補正は、周囲の画像データの平
均レベルを補正後の画像データと用いるものに限られる
ものではなく、例えば『「Restoring Spl
ine interpolation of CT I
mages」 IEEE TRANSACTION O
N MEDICAL IMAGING VOL.M1−
2.NO 3 SEPTEMBER 1983. 「C
ublc Convolution for Digt
al Image Processing IEEE
TRANSACTION ON ACOUSTICS
PROCESSING VOL.ASSP−29」』に
記載されているニアレスト・ネイバー補間、ベルースプ
ライン補間、リニア補間、キュービック・コンボリュー
ジョン補間等によって得られた画像データを補正後の画
像データとして用いるものとしてもよい。
【0049】このようにして得られた補正後の画像デー
タは、画像記憶手段5に供給されて画像欠陥の位置と対
応する画像記憶手段5の位置に書き込まれるか、または
補正した画像データを用い、新たに1つの画像データを
作成し画像記憶手段5に書き込むようにする。
【0050】次に、画像欠陥補間処理を施した画像から
の異常陰影候補検出について説明すると、画像欠陥補間
処理を施す場合には、異常陰影候補検出手段6における
異常陰影候補の検出に先立って前記画像欠陥補間処理を
実行し、補間処理を施された画像データを解析すること
により異常陰影候補を決定する。
【0051】画像欠陥補間処理を施した画像の表示につ
いて説明すると、画像欠陥補間処理を施す場合には、画
像表示手段8は、原画像データの代わりに、補間処理を
施された画像データを表示する。また、補間処理を施さ
れた画像に重ねて、画像欠陥に対応する位置にマークを
付して表示し、ユーザが補間された画像データの有無を
知ることができるような構成としてもよい。
【0052】表示する画像は画像処理手段4によって画
像処理されたものである。画像処理手段4によって画像
処理されるものには、階調処理、周波数処理、ダイナミ
ックレンジ圧縮処理のいずれか一つを含む。階調処理に
は、特に、微小石灰化クラスタが乳房内のどの領域に存
在していても、安定したコントラストで出力することを
特徴とした画像処理を含む。また、周波数処理には、特
に、スキンラインからの距離関数を作成し、この距離関
数に基づいてダイナミックレンジ圧縮を行なうことを特
徴とするものも含む。また、画像処理は、同一患者の同
一方向及び/または同一乳房で同じ条件の画像処理を施
すことを特徴とする。また、画像処理は画像毎に条件を
決定してもよいし、予め決定しておいた条件に従って決
定してもよい。
【0053】複数の画像を同時に画像表示手段8に表示
する場合には、複数の画像の全てに対して同じ条件の画
像処理を施すことが好ましい。
【0054】a階調処理 階調処理においては、画像データの解析結果に基づい
て、原画像データ(入力)と階調処理画像データ(出
力)との対応を表す階調変換曲線を決定し、この階調変
換曲線を用いて階調処理を行う。階調変換曲線の作成方
法としては、例えば画像データのヒストグラム解析に基
づき、特開昭55−116340、特開平2−2725
29、特開昭63−31641、特開昭63−2621
41に示される手法を用いてもよい。さらに、特開平3
−218578に示されるように、被写体の所望の部分
に対応する画像領域を設定し、領域内の画像データに基
づいて決定する手法を用いてもよい。階調変換曲線の形
状としては、例えば特公昭63−20535に示される
ものが用いられる。階調変換曲線は、画像毎にその都度
作成してもよいが、特開昭59−83149に示される
ように、予め作成された数種の基準曲線の中から選択し
た基準曲線を変形することにより所望の階調変換曲線を
得るものとしてもよい。
【0055】階調処理に先立って、放射線の照射野領域
を検出する照射野認識処理を行うと、認識された照射野
領域内の画像データを用いて種々の画像処理条件を設定
することにより、診断に必要とされる画像部分の画像処
理を適正に行うことができるので好ましい。この照射野
認識処理の方法としては、例えば特開昭63−2595
38、特開平5−7579、特開平7−181609に
示される手段を用いることができる。
【0056】MEDICAL IMAGING TEC
HNOLOGY Vol.14 No.6 Noven
mber 1996 第66頁〜第671頁に基づき、
さまざまな領域に存在する微小石灰化像のコントラスト
がほぼ同レベルに補正できるコントラスト補正曲線を作
成する。この補正曲線によって乳房領域画像上の全画素
の画素値を変換することにより、コントラストが小さく
なる乳腺(fibroglandular tissu
e)や腫瘤(mass)の低濃度領域(low−den
sity area)の濃度階調を拡大し、逆に微小石
灰化像が存在する可能性が少ない脂肪領域(fatty
area)の濃度諧調を圧縮するように補正を行な
う。
【0057】このコントラスト補正処理は、自動検出性
能の向上に貢献するだけでなく、視覚的にも乳腺組織内
の観察が容易になるという点で有効であり、画像処理法
としての応用も可能である。
【0058】b.周波数処理 周波数処理では、例えば特公昭62−62373、特公
昭62−62376に示される非鮮鋭マスク処理や、特
開平9−44645に示される多重解像度法等の手段に
よって、画像の鮮鋭度を制御することができる。
【0059】c.ダイナミックレンジ圧縮処理 ダイナミックレンジ圧縮処理では、例えば特許2509
503号または特許2663189号に示される手法を
用いて、任意の信号領域のダイナミックレンジ圧縮する
ことができる。別の実施例として、マンモグラムにおけ
るスキンラインからの距離関数を作成し、距離関数に基
づいてダイナミックレンジ圧縮を行う。
【0060】スキンライン付近は非常に高濃度であるた
め、黒くつぶれる可能性が高い。これは、マンモグラム
の撮影方法が、乳房を挟んで撮影するためである。乳房
を挟んで撮影した場合、スキンライン付近では、乳房の
厚みが充分でないため、他の部位に比べて、薄い人体領
域をX線が通過することになり、透過率が高くなる。ま
た、スキンラインに近づくにつれ、乳房の厚みも薄くな
る。このため、スキンラインからの距離によって決定す
る距離関数を作成し、その距離関数にしたがって、スキ
ンライン付近の画素値を小さくすることによって、ダイ
ナミックレンジを圧縮する。階調処理、周波数処理、ダ
イナミックレンジ圧縮処理の処理条件を変更する処理条
件変更手段を持ち、それを用いて変更した条件を記憶し
ておいてもよい。
【0061】画像出力制御信号入力手段3では、画像表
示手段8に付属のマウスにより、例えば階調の変更が可
能で病変の可能性のある部分のコントラストを立ててよ
り診断し易い階調に変更することができる。この場合、
マウスの上下方向の動きでコントラストが、横方向の動
きで明るさが、それぞれ連続的に変化するため、容易に
所望の階調に変更することができる。また、マウスの操
作によりこの他に画像の拡大の処理ができるほか、画像
の切替、階調の変更、画像の拡大などの処理を行う。画
像の拡大はハードウェアにより行われ、ポインタが指し
示した場所を中心にマウスの動きにより任意の倍率に瞬
時に拡大することができる。また補間処理が行われるた
め、拡大してもモザイク状にはならず診断が容易に行え
る。前記のように決定した画像処理条件を記憶しておい
てもよい。
【0062】例えば集団検診では1枚あたり5〜20秒
で読影が行われ、次々に画像が切り替えられるが、画面
上の右上に設定したボタン状の領域をポインタで指示し
マウスのボタンを押すことにより瞬時に切り替わる。通
常は順番に次の画像に切り替わっていくだけであるが、
隣接した領域をクリックすることにより直前の画像に戻
すことも可能である。
【0063】医師は表示された画像データに対し読影を
行う。読影の結果、異常が発見された場合は、異常所見
のあった箇所を表示画像上で指示することにより入力を
行い、入力された所見情報を所見情報記憶手段に記憶す
る構成としてもよい。
【0064】画像表示手段8としては、CRT、液晶デ
ィスプレイ 、ブラズマディスプレイなどの公知の画像
表示手段を用いることができ、中でも医療画像専用の高
精細高輝度のCRTまたは液晶ディスプレイが最も好ま
しい。さらに、表示画素数が約1000×1000以上
である高精細ディスプレイが好ましく、さらに、表示画
素数が約2000×2000以上である高精細ディスプ
レイが最も好ましい。
【0065】また、表示されている画像の各々につい
て、画像の表示位置、画像の反転、画像の回転を制御す
る表示制御番号入力手段を有し、表示されている画像の
各々について、画像の表示位置、画像の反転、画像の回
転を行なうことで、種々の方向から画像を比較、検討等
を行なうことができ、医用画像を用いて容易にかつ迅
速、正確な画像診断を行うことができる。
【0066】画像表示手段8は、画像の表示とともに異
常陰影候補を示す構成としてもよい。その際に、画像欠
陥情報記憶手段11に記憶された画像欠陥データに基づ
いて、異常陰影候補と画像欠陥とを区別して表示する。
例えば、表示画像内の異常陰影候補に対応する位置にマ
ークを付して表示し、画像欠陥に対応する位置にはマー
クを付さずに表示する。あるいは、表示画像内の異常陰
影候補に対応する位置と画像欠陥に対応する位置とに、
互いに異なるマークを付して表示する。
【0067】画像出力制御手段10は、画像出力制御信
号入力手段3の画像出力信号に基づき、画像表示手8段
または画像プリント手段9に画像の出力を行なう。
【0068】画像記憶手段5から読み出された画像デー
タが、画像表示手段8に表示される。画像表示手段8
は、図3に示すように切替表示され、全画像のマンモグ
ラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像
を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、
このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モ
ードとを有し、各表示モード間の切替を行う表示モード
切替手段を有する。
【0069】この実施の形態では、画像の表示モードを
予め定められた順序に従って切り替えて表示する表示モ
ード切替手段を備える。CRT20は、初めの画面aに
左右乳房の同じ撮影方向のもの同士、例えば左右乳房の
上下方向の撮影CC画像を対向させ、また斜め方向の撮
影MLO画像を対向させた4分割表示(全画像表示)が
行なわれる。次に、2系列に分かれ、b系列では、表示
b1で左右乳房のMLO画像を対向させた2分割表示
(グループ表示)、表示b2で左右乳房のCC画像を対
向させた2分割表示、表示b3で右乳房のCC画像とM
LO画像を対向させた2分割表示、表示b4で左乳房の
CC画像とMLO画像を対向させた2分割表示、表示b
5で最後に左右乳房のCC画像を対向させ、またMLO
画像を対向させた4分割表示で、画像の異常陰影候補位
置にマーク21を付加して表示し、次に最初の画像表示
に戻るようになっている。
【0070】また、c系列では、表示c1で左右乳房の
CC画像を対向させ、またMLO画像を対向させた4分
割表示で、画像の異常陰影候補位置にマーク21を付加
して表示、表示c2で左右乳房のMLO画像を対向させ
た2分割表示、表示c3で左右乳房のCC画像を対向さ
せた2分割表示、表示c4で右乳房のCC画像とMLO
画像を対向させた2分割表示、表示c5で左乳房のCC
画像とMLO画像を対向させた2分割表示し、次に最初
の画像表示に戻るようになっている。
【0071】2つの系列b、cでの相違点は、異常陰影
検出手段を早い段階で表示するのか、遅い段階で表示す
るのかの違いがある。早い段階で表示する場合には、コ
ンピュータが指摘した異常陰影の検出結果を特に注意し
て読影することができるため、医師の負担軽減に役立
つ。遅い段階で見せる場合には、医師が診断した後に、
異常陰影検出結果を表示するため、二重読影の効果があ
り、見落とし減少に役立つ。また、二つの系列を自由に
変更できることによって、医師の好みや診断の状況など
で、選ぶことができるため、診断性能の向上に役に立
つ。
【0072】また、グループに含まれる画像は、同一患
者の左乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画像、また
は同一患者の右乳房の撮影方向が異なる少なくとも2画
像、または同一患者の左乳房と右乳房の撮影方向が異な
る少なくとも2画像、または同一患者の左乳房と右乳房
の撮影方向が同じである少なくとも2画像である。
【0073】このように全画像のマンモグラム画像を同
時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む
少なくとも2つのグループに分け、このグループに含ま
れる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1
つのグループの画像を比較して読影することが可能であ
り、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。
【0074】また、画像の表示モードを予め定められた
順序に従って切り替えて表示する表示モード切替手段を
備え、画像の表示モードを予め定められた順番に切り替
えて表示するから、例えば医師に予見を与えることがな
く、あるいは漏れなく画像の比較等ができ、医用画像を
用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことがで
きる。
【0075】また、画像診断の順序を予め記憶しておく
診断順序記憶手段を有し、この画像診断の順序に従って
表示モードを切り替えて表示する。このように画像診断
の順序を予め記憶しておき、この画像診断の順序に従っ
て表示モードを切り替えて表示するから、医師ごとに好
みの順番を設定し、診断することができるため、診断性
能の向上に役に立ち、迅速、正確な画像診断を行うこと
ができる。
【0076】また、画像表示手段8には、図4に示すよ
うなタッチパネルで構成される操作表示40が設けられ
ている。タッチパネルには、4分割表示キー40a、右
乳房表示キー40b、左乳房表示キー40c、MLO画
像表示キー40d、CC画像表示キー40e、all検
出表示キー40f、mass表示キー40g、calc
表示キー40h、cluster表示キー40iが設け
られている。
【0077】この4分割表示キー40a、右乳房表示キ
ー40b、左乳房表示キー40c、MLO画像表示キー
40d、CC画像表示キー40e等による表示モード選
択手段41aの操作により、予め画像診断に必要な画像
表示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選
択可能である。このように予め画像診断に必要な画像表
示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選択
可能であるから、例えば医師が自由に必要とする画像等
を表示して比較等ができ、医用画像を用いて容易にかつ
迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0078】また、all検出表示キー40f、mas
s表示キー40g、calc表示キー40h、clus
ter表示キー40i等の検出結果表示手段41bによ
りマンモグラム検出結果を表示する。all検出表示キ
ー40fで全ての検出結果を表示し、mass表示キー
40gの操作で腫瘤陰影のmass検出結果、calc
表示キー40hの操作で微小石灰化のcalc検出結
果、cluster表示キー40iの操作で微小石灰化
のcluter検出結果の表示を行なう。
【0079】また、必要なキーを押して検出結果を表示
した後、例えば、同じキーを押すことによって、容易
に、表示結果を消すことができるようにすることで、必
要な結果だけを表示し、診断に役立てることができる。
【0080】また、画像の表示モードを予め定められた
順序に従って切り替える切替方法と、前述した表示モー
ド選択手段41aにより選択された表示モードへと切り
替える切替方法とのいずれかの切替方法へ切り替えるこ
とで、例えば医師に予見を与えることがなく、あるいは
漏れなく画像の比較等ができ、または例えば医師が自由
に必要とする画像等を表示して比較等ができ、医用画像
を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことが
できる。
【0081】また、画像に対応づけて患者情報及び検査
情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示
するから、例えばそれぞれの画像を比較することで、医
用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行う
ことができる。
【0082】患者情報は比較的暗い色であることが望ま
しい。明るい色である場合は、医師の目が疲れることな
どが考えられるため、診断性能が悪くなることが考えら
れる。
【0083】また、同一患者かつ同一検査の画像群に含
まれる画像について、撮影方向及び左右乳房の別に応じ
て表示位置または表示画像向きを決定することができ、
種々の方向から画像を比較、検討等を行なうことで、医
用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行う
ことができる。
【0084】また、図3及び図5に示すように、同一患
者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右乳房の画像とを
乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示する
ことができる。このように同一患者かつ同一撮影方向の
左乳房の画像と右乳房の画像とを乳頭が外側を向くよう
に左右に並べて配置して表示することで、それぞれの画
像を比較して容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うこ
とができる。
【0085】また、乳頭側をトリミングする。このよう
に画像の乳頭側をトリミングすることによって、画像サ
イズを縮小することができるため、表示速度の向上、メ
モリの節約効果がある。また、患者情報55を画像の乳
頭側の被写体が写っていない領域の一部にオーバーレイ
表示することによって、患者情報と被写体を重ねること
なく表示するために、容易、かつ、正確に診断可能であ
る。
【0086】また、左乳房と右乳房の上下方向の位置を
合わせが行なわれ、左乳房と右乳房の上下方向の位置を
合わせを行なうことで、画像を正確に対象状態で表示
し、左右の乳房の比較を容易にすることによって、診断
性能の向上が期待できる。
【0087】この左乳房と右乳房の上下方向の位置を合
わせは、自動位置合わせ手段により行なわれる。この実
施の形態として、図5に示すように、画像のスキンライ
ン60,61に基づいて同一撮影方向の左右乳房の位置
合わせをする。乳房のスキンライン60,61は、同一
撮影方向の画像では、胸壁67方向に対して、ほぼ対称
となる。スキンラインの形状を比較することや、同一列
の胸壁からスキンラインまでの距離の累積絶対値差など
が最小になる位置で左右乳房を合わせることができる。
また、胸筋領域63と乳房領域64の境65を利用し
て、同様に位置を合わせることができる。このような位
置合わせ手段により、医師の比較読影が容易になり、よ
り正確な診断が期待できる。
【0088】また、画像データの解析または識別標識に
よりMLO画像とCC画像の撮影方向を自動的に判別す
る撮影方向判別手段を有し、また画像データを解析また
は識別標識により左乳房と右乳房を自動的に判別する左
右乳房判別手段を有しており、使用者が必要に応じてグ
ループ化する必要がなく、容易に適切なグループ化が行
われるため、迅速かつ正確な診断を行うことができる。
【0089】また、画像の異常陰影候補を検出する異常
陰影候補検出手段6を有し、異常陰影候補検出手段6に
より検出された情報を異常陰影記憶手段7に記憶する。
このように画像の異常陰影候補を検出し、異常陰影候補
を表示する。この異常陰影候補の表示は、図6乃至図8
に示すように、画像の異常陰影候補位置にマークを付加
して表示する。図6は腫瘤陰影のmass検出の異常陰
影候補位置にマークを付した例であり、図7は微小石灰
化のcalc検出の異常陰影候補位置にマークを付した
例であり、図8は微小石灰化のcluter検出の異常
陰影候補位置にマークを付した例であり、このような画
像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示するか
ら、簡単かつ確実な異常陰影を認識することができ容易
にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。マー
クの形状は図6乃至図8に示すものに限るものではな
く、例えば矢印でもよい。また、異常陰影の種類に応じ
て、形や色を変えるのが望ましい。
【0090】また、図9に示すように画像にスケール目
盛り70を付加することができる。画像にスケール目盛
り70を付加することで、スケール目盛りにより例えば
異常陰影等の大きさを容易に認識することができる。
【0091】さらに、図10に示すように画像には、撮
影時に鉛板等により遮蔽された白い部分71、素抜け7
2等が生じ、医師は白い領域が広いと読影しにくいた
め、鉛遮蔽部分画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶして表
示する。このように画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶし
て表示するから、例えば画像の鉛遮蔽部分を異常陰影等
と誤解することがなく、目の疲れを減らす効果も期待で
き、読影の性能向上に役立つ。
【0092】この画像画像診断支援装置1では、放射線
画像の撮影がX線フィルムに行なわれたり、また蓄積性
蛍光体を用いてディジタル画像を直接出力したり、X線
画像を誘電基板層に、光導電層、誘電層、前面導電層を
順に積層して構成されるフラットパネルディテクタ(F
PD)に捕獲し、このフラットパネルディテクタからX
線画像を画像信号として取り出し画像処理して入力す
る。この画像データを得るX線フィルム、蓄積性蛍光
体、あるいはフラットパネルディテクタ(FPD)に欠
陥が生じることがあり、あるいはこれらから画像データ
を読み出す手段に生じる欠陥があると、これらの欠陥は
例えばCRT等の画像表示手段8に図11(a)に示す
ように点状欠陥90となって、あるいは図11(b)に
示すように線状欠陥91となって表示される。
【0093】これらの点状欠陥90または線状欠陥91
の画像欠陥は、例えばマンモグラム画像の微小石灰化ク
ラスタ及び腫瘤陰影等と誤解されるおそれがあるため、
図1(a)に示す実施の形態では、図11(a),
(b)に示すように異常陰影候補にマーク93,94を
付して画像欠陥と微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の異
常陰影93,94と区別する。
【0094】また、図1(a)に示す実施の形態では、
画像欠陥補間処理手段12により画像欠陥データを補間
処理し、補間処理することで入力される画像ごとに決ま
った形態で生じる点状または線状の画像欠陥を消去する
補間処理を行ない、異常陰影候補にはマーク93,94
を付して画像欠陥と異常陰影候補とを区別して表示す
る。
【0095】さらに、補間拡大/縮小処理に関しては、
画像表示手段8に表示する際に、画像データのマトリッ
クスサイズと表示領域のマトリックスサイズとが異なる
場合には、補間拡大/縮小処理が必要となる。補間拡大
/縮小処理としては、最近傍補間拡大/縮小、直線補間
拡大/縮小、スプライン補間拡大/縮小、キュービック
・コンボリューション補間拡大/縮小、ベル・スプライ
ン補間拡大/縮小等の公知の補間拡大/縮小演算方法を
用いることができる(IEEE Transon Ac
oustics and Signal Proces
sing,vol.ASSP=29,no.6,198
1.IEEE Trans, onMedical I
maging .vol.M1−2,no3,198
3,SPIE proc ,M1−11,1988)。
補間拡大/縮小演算に用いられる補間拡大/縮小関数の
次数は、例えば最近傍補間拡大/縮小では0次、直線補
間拡大/縮小では1次、スプライン補間拡大/縮小、キ
ュービック・コンボリュ−ション補間拡大/縮小、ベル
・スプライン補間拡大/縮小等では3次であり、一般に
高次の関数を用いるほど補間拡大/縮小処理に伴う画像
情報の劣化を小さくすることが可能になる。
【0096】このように画像欠陥と異常陰影候補とを区
別して表示するから、点状欠陥あるいは線状欠陥等の画
像欠陥と、微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌など
の異常陰影とを誤解することがなくなり、精度が向上す
るとともに、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しか
も迅速に行うことができる。
【0097】画像表示手段8に表示される画像は、その
まま、あるいは編集して画像プリント手段9によりフィ
ルムまたはペーパー等にプリントできる。
【0098】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、記憶された画像欠陥データに基づき異常陰影候補
を決定するから、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の
画像欠陥を誤って微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳
癌に関わる異常陰影の候補として検出することがなくな
り、より精度の高い異常陰影候補検出結果を読影医師に
提示することが可能になるので、偽陽性率の低減に役立
ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこ
とができる。
【0099】請求項2に記載の発明では、画像表示手段
は、画像欠陥と異常陰影候補とを区別して表示するか
ら、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥と、
微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰
影の候補とを混同して表示することがなくなり、異常陰
影候補検出結果を読影医師に見やすく提示することが可
能になるので、偽陽性率の低減と読影効率の向上に役立
ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこ
とができる。
【0100】請求項3に記載の発明では、補間処理を施
された画像データを用いて異常陰影候補を決定するか
ら、例えば点状欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥が、
微小石灰化クラスタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰
影の候補の検出に悪影響を与えることがなくなり、より
精度の高い異常陰影候補検出結果を読影医師に提示する
ことが可能になるので、検出率の向上と偽陽性率の低減
に役立ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速に
行うことができる。
【0101】請求項4に記載の発明では、補間処理を施
された画像データを用いて異常陰影候補を決定し、補間
処理を施された画像データを表示するから、例えば点状
欠陥あるいは線状欠陥等の画像欠陥が、微小石灰化クラ
スタ、腫瘤陰影等の乳癌に関わる異常陰影の候補の検出
に悪影響を与えることがなくなり、かつ画像データを読
影医師に見やすく提示することが可能になるので、検出
率の向上および偽陽性率の低減と読影効率の向上に役立
ち、読影診断を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像画像診断支援装置の概略構成図である。
【図2】微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影の検出を示す
図である。
【図3】画像の切替表示を示す図である。
【図4】表示の操作を説明する図である。
【図5】同一患者かつ同一撮影方向の左乳房の画像と右
乳房の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配
置して表示する図である。
【図6】腫瘤陰影のmass検出の異常陰影候補位置に
マークを付した例を示す図である。
【図7】微小石灰化のcalc検出の異常陰影候補位置
にマークを付した例を示す図である。
【図8】微小石灰化のcluter検出の異常陰影候補
位置にマークを付した例を示す図である。
【図9】画像にスケール目盛りを付加した図である。
【図10】画像に撮影時に鉛板により白い部分、素抜け
等が生じる状態を示す図である。
【図11】画像欠陥と異常陰影候補とを区別して表示す
る状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像診断支援装置 2 画像データ入力手段 3 画像出力制御信号入力手段 4 画像処理手段 5 画像記憶手段 6 異常陰影候補検出手段 7 異常陰影記憶手段 8 画像表示手段 9 画像プリント手段 10 画像出力制御手段 11 画像欠陥情報記憶手段 12 画像欠陥補間処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA21 CA31 FD07 FF17 FF20 FF43 FH07 5B057 AA08 CE20 CH11 DA04 DA08 DB02 5C054 AA06 CA02 CA06 CC02 ED14 EG01 EG10 FC12 GA01 GA04 GB01 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する画像記憶手段と、前
    記画像データを解析することにより異常陰影候補を検出
    する異常陰影候補検出手段とを有する画像診断支援装置
    において、画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記憶
    手段を有し、前記異常陰影候補検出手段は、記憶された
    画像欠陥データに基づき異常陰影候補を決定することを
    特徴とする画像診断支援装置。
  2. 【請求項2】画像データを記憶する画像記憶手段と、記
    憶された画像データを表示する画像表示手段と、前記画
    像データを解析することにより異常陰影候補を検出する
    異常陰影候補検出手段とを有する画像診断支援装置にお
    いて、画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記憶手段
    を有し、前記画像表示手段は、画像欠陥と異常陰影候補
    とを区別して表示することを特徴とする画像診断支援装
    置。
  3. 【請求項3】画像データを記憶する画像記憶手段と、前
    記画像データを解析することにより異常陰影候補を検出
    する異常陰影候補検出手段とを有する画像診断支援装置
    において、画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記憶
    手段と、記憶された画像欠陥データに基づき画像デー夕
    内の画像欠陥部分を補間処理する画像欠陥補間処理手段
    とを有し、前記異常陰影候補検出手段は、補間処理を施
    された画像データを用いて異常陰影候補を決定すること
    を特徴とする画像診断支授装置。
  4. 【請求項4】画像データを記憶する画像記憶手段と、記
    憶された画像データを表示する画像表示手段と、前記画
    像データを解析することにより異常陰影候補を検出する
    異常陰影候補検出手段とを有する画像診断支援装置にお
    いて、画像欠陥データを記憶する画像欠陥情報記憶手段
    と、画像欠陥データに基づき画像データ内の画像欠陥部
    分を補間処理する画像欠陥補間処理手段とを有し、前記
    異常陰影候補検出手段は、補間処理を施された画像デー
    タを用いて異常陰影候補を決定し、前記画像表示手段
    は、補間処理を施された画像データを表示することを特
    徴とする画像診断支授装置。
JP11132129A 1999-05-13 1999-05-13 画像診断支援装置 Pending JP2000316837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11132129A JP2000316837A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 画像診断支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11132129A JP2000316837A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 画像診断支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000316837A true JP2000316837A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15074081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11132129A Pending JP2000316837A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 画像診断支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000316837A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010129A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2005161058A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc イメージングシステムを制御するためのハンドヘルドトラックボールを使用する方法及びシステム
JP2006043435A (ja) * 2004-07-05 2006-02-16 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医用画像生成システム及び医用画像生成方法
JP2006055419A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 乳房画像生成システム
JP2007143881A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Corp マンモグラフィ装置および方法
JP2007195663A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Toshiba Corp 画像表示装置及びプログラム
JP2008229102A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujifilm Corp 放射線画像撮影方法および放射線画像撮影装置
JP2008237370A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置
JP2009101245A (ja) * 2009-02-19 2009-05-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2010145102A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Shimadzu Corp X線検査装置
JP2011048759A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Canon Inc 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び当該情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2013512035A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 イメージング・サイエンシィズ・インターナショナル・エルエルシー X線画像におけるマーカ識別及び処理
JP2013165957A (ja) * 2012-01-16 2013-08-29 Toshiba Corp 医用画像診断装置及び制御プログラム
US9082182B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Extracting patient motion vectors from marker positions in x-ray images
US9082177B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for tracking X-ray markers in serial CT projection images
US9082036B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for accurate sub-pixel localization of markers on X-ray images
JP2017208706A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法
US9826942B2 (en) 2009-11-25 2017-11-28 Dental Imaging Technologies Corporation Correcting and reconstructing x-ray images using patient motion vectors extracted from marker positions in x-ray images

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010129A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2005161058A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc イメージングシステムを制御するためのハンドヘルドトラックボールを使用する方法及びシステム
JP2006043435A (ja) * 2004-07-05 2006-02-16 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医用画像生成システム及び医用画像生成方法
JP2006055419A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 乳房画像生成システム
JP2007143881A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Corp マンモグラフィ装置および方法
JP4703414B2 (ja) * 2006-01-25 2011-06-15 株式会社東芝 画像表示装置及びプログラム
JP2007195663A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Toshiba Corp 画像表示装置及びプログラム
JP2008229102A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujifilm Corp 放射線画像撮影方法および放射線画像撮影装置
JP2008237370A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置
JP2010145102A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Shimadzu Corp X線検査装置
JP2009101245A (ja) * 2009-02-19 2009-05-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2011048759A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Canon Inc 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び当該情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2013512035A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 イメージング・サイエンシィズ・インターナショナル・エルエルシー X線画像におけるマーカ識別及び処理
US9082182B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Extracting patient motion vectors from marker positions in x-ray images
US9082177B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for tracking X-ray markers in serial CT projection images
US9082036B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for accurate sub-pixel localization of markers on X-ray images
US9826942B2 (en) 2009-11-25 2017-11-28 Dental Imaging Technologies Corporation Correcting and reconstructing x-ray images using patient motion vectors extracted from marker positions in x-ray images
JP2013165957A (ja) * 2012-01-16 2013-08-29 Toshiba Corp 医用画像診断装置及び制御プログラム
JP2017208706A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6934409B2 (en) PCI radiation image processing apparatus
JP5294654B2 (ja) 画像表示方法および装置
JP3758893B2 (ja) 画像診断支援装置
US6697506B1 (en) Mark-free computer-assisted diagnosis method and system for assisting diagnosis of abnormalities in digital medical images using diagnosis based image enhancement
JP2000316837A (ja) 画像診断支援装置
JPH08186762A (ja) マンモグラフィ装置
JPH07323024A (ja) 画像診断支援装置
JP2002162705A (ja) 位相コントラスト放射線画像処理装置
JP3590216B2 (ja) 異常陰影候補の検出方法および装置
JPH08294479A (ja) 計算機支援画像診断装置
JP3758894B2 (ja) マンモグラム画像診断支援装置
JP4099984B2 (ja) 異常陰影検出装置および画像出力装置
JP3947152B2 (ja) マンモグラフィ装置
JP2004046594A (ja) 画像診断支援装置
US5598185A (en) System for analyzing medical images having a particular color and intensity look-up table
JP2004041490A (ja) 画像診断支援装置
JP4380176B2 (ja) 医用画像処理装置及び異常陰影候補の検出結果の表示方法
JP4830564B2 (ja) 医用画像システム
JP2005253685A (ja) 画像診断支援装置及び画像診断支援プログラム
JP4631260B2 (ja) 画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラム
JP2003275196A (ja) 医用画像処理方法および医用画像処理装置
JP4591142B2 (ja) 医用画像システム
JP4737724B2 (ja) 放射線画像処理装置
JP2002112986A (ja) 画像診断支援装置
JP3947151B2 (ja) マンモグラフィ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051221