JPH07323024A - 画像診断支援装置 - Google Patents

画像診断支援装置

Info

Publication number
JPH07323024A
JPH07323024A JP6120312A JP12031294A JPH07323024A JP H07323024 A JPH07323024 A JP H07323024A JP 6120312 A JP6120312 A JP 6120312A JP 12031294 A JP12031294 A JP 12031294A JP H07323024 A JPH07323024 A JP H07323024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
abnormal shadow
information
image data
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6120312A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshimura
仁 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6120312A priority Critical patent/JPH07323024A/ja
Publication of JPH07323024A publication Critical patent/JPH07323024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線写真などの医用画像を用いた画像診断を
行う際に、詳細な診断レポートを容易にかつ迅速に作成
する。 【構成】 ディジタイズしたX線画像をCRTに表示し
医師が診断を行う画像診断装置において、異常が見つか
った箇所を表示画面上で医師が指示することにより画像
上の座標を得、予めコンピュータが画像データを解析し
部位ごとの領域分割したデータから、指示された座標が
画像上のどの器官、部位を示しているかを自動的に求
め、異常のあった器官、部位の名前とそこに見られる疾
患の名前を自動的に出力することを特徴とした画像診断
支援装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像診断支援装置に係
り、特に医師が放射線画像を読影診断してレポートを作
成する際、その作業の効率化をはかる画像診断支援装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】医師が放射線画像を用いて画像診断を行
う際、その診断の結果を記録するには、異常所見の場所
や種類を文章で記述する、あらかじめ用意した人体を型
どった図の対応する箇所に異常所見を書き込む、異常所
見の内容を口述し録音する、などの方法が行われてき
た。
【0003】近年では、診断情報をコンピュータで管理
することが行われる様になり、これらの読影所見をコン
ピュータに入力する必要が生じてきた。このため、所見
が記されたカルテをスキャナで読みとり、コンピュータ
に入力したり、カルテの内容を文字データとしてコンピ
ュータに再入力することが行われている。また、医師が
診断の際に、コンピュータに直接所見を入力することな
ども行われている。
【0004】さらに、X線写真のディジタル化が進んで
きており、CRTなどの画像表示装置にX線画像を表示
し読影を行うことが行われるようにもなってきた。この
ような場合、画面上に診断名のメニューを表示し、該当
する診断名を選択することによりコンピュータに自動的
に診断結果を入力することができる技術も提案されてい
る。また、異常の箇所を表示画面上で表示し、画像デー
タの上での座標を記録することも行われている。
【0005】また近年、コンピュータによるディジタル
画像処理技術を用いて画像データの解析を行い、肺ガン
などの異常陰影を検出する技術が開発されており、検出
した異常陰影候補の情報を医師に提示し診断の支援を行
うことが可能となってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】医師が、診断所見をカ
ルテなどに筆記、タイプした場合、医師の負担が大きく
読影に時間がかかってしまう。またそれらのレポートを
スキャナなどで読み込みコンピュータに入力することは
可能ではあるが、カルテの画像として記録されるため
に、記録後のデータの再利用が容易ではない。また、録
音されたものを聞き取りコンピュータに入力する場合に
は、医師の他に専門の人間が必要になり、コストの増加
につながってしまう。
【0007】CRTに放射線画像などを表示し読影診断
を行う場合、画面上に診断名のリストを表示しメニュー
を選択することにより入力を行う。この場合、表示され
た画像の部位に対しての病名は非常に多数が考えられる
ため、診断名メニューの選択肢が多くなる。このため、
メニューを表示しきれずに階層的なメニュー構成をとら
ざるを得ず、所望の診断名を探し出すのに操作手順が増
え、所望の診断を入力するには時間がかかるという問題
が生じる。さらにまた、診断名だけでなく、異常陰影の
場所も記録する場合にはさらにその入力に時間がかか
る。表示画面で異常箇所を指示してその座標を記録する
ことは従来技術で可能であるが、元の画像がないと座標
の示す場所がわからず、これらの座標データのみからレ
ポートを作成することはできない。
【0008】異常陰影検出技術を用いて検出した異常陰
影候補についても同様であり、検出された候補の情報は
異常の種類と程度、画像上の座標のみであり、どの部位
で検出されたのかはわからず、検出精度が十分であった
としても診断レポートを作成する情報としては不十分で
ある。
【0009】また、異常陰影検出処理は画像全体もしく
は人体の重要部分のみを抽出した領域に対して均一に行
うことが一般的であり、検出対象の疾患が発生し得ない
部分あるいは画像パターンからは判別しにくい部分につ
いても同一条件で行うため、検出ミスが増加する原因と
なっている。
【0010】本発明は、X線写真などの医用画像を用い
た画像診断を行う際に、詳細診断レポートを容易にかつ
迅速に作成することのできる画像診断支援装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、画像データ
を記憶する画像記憶手段、記憶してある前記画像データ
を表示する画像表示手段、表示された画像上の任意の位
置を指示し座標情報を出力する座標指示手段、前記画像
データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割する画
像解析手段、前記座標指示手段により指示された位置が
前記画像解析手段により分割された解剖学的な部位領域
のどの部分に含まれるかを判定し部位情報を出力する部
位判別手段とから構成される画像診断支援装置(第1発
明)或いは、画像データを記憶する画像記憶手段、前記
画像データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割す
る画像解析手段、前記画像データを解析し異常陰影候補
の検出を行い異常陰影候補の座標情報を含む異常陰影情
報を出力する異常陰影検出手段、前記検出された異常陰
影が前記分割された部位領域のどの部位領域に含まれる
かを判定し部位情報を出力する部位判別手段とから構成
されることを特徴とする画像診断支援装置(第2発明)
或いは、画像データを記憶する画像記憶手段、前記画像
データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割する画
像解析手段、複数の異常陰影検出方法を記憶する異常陰
影検出方法記憶手段、前記画像解析手段により分割され
た前記画像データ領域毎にその領域の部位情報をもとに
前記複数の異常陰影検出方法から選択した異常陰影検出
方法を用い異常陰影検出処理を行い異常陰影情報を出力
する異常陰影検出手段とから構成されることを特徴とす
る画像診断支援装置(第3発明)により達成される。
【0012】なお本発明の好ましい実施様態として、第
1発明に対しては(1)複数の異常陰影検出方法を記憶
し、前記部位判別手段から出力された部位情報をもとに
1つ以上の異常陰影検出方法を選択し、前記座標出力手
段から出力された前記座標情報に対応する前記画像デー
タの領域に対し異常陰影検出処理を行い、異常陰影情報
を出力する異常陰影検出手段を含むようにした態様、ま
た第1〜第3発明において種々の出力情報を効果的に利
用する様態として、(2)画像記憶手段が、座標指示手段
が出力した座標情報、部位判別手段が出力した部位情
報、異常陰影検出手段が出力した異常陰影情報、のいず
れかもしくは全てを前記画像データに対応させて記憶す
るようにした態様、(3)部位判別手段から出力された部
位情報を用いて、あらかじめ設定されている人体の模式
図上に異常陰影の印を記入することにより診断レポート
を作成する診断レポート作成手段を含むようにした態
様、をとることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明により、ディジタルX線画像をCRTに
表示し医師が診断を行う画像診断装置において、異常が
見つかった箇所を表示画面上で医師が指示することによ
り画像上の座標を得、予めコンピュータが画像データを
解析し部位ごとの領域に分割したデータから、指示され
た座標が画像上のどの器官、部位を示しているかを自動
的に求め、異常のあった器官、部位の名称を含む部位情
報を自動的に出力することが可能となり、この出力され
た部位情報をもとにして診断レポートを作成することに
より、医師が部位名を入力することなしに部位名が自動
的に記録されたレポートの作成が可能となる。
【0014】請求項2に記載した発明により、出力され
た部位情報をもとにその部位において可能性のある異常
陰影を検出する手段を選択し、選択された異常陰影検出
手段により異常陰影の検出処理を行い、検出された異常
陰影の種類、大きさなどの異常陰影情報を出力すること
が可能となり、この異常陰影情報をもとに診断レポート
に対し異常陰影の種類などを自動的に記載することが可
能となる。
【0015】請求項3に記載した発明により、画像デー
タから異常陰影検出手段により異常陰影の候補を自動的
に検出し、検出された異常陰影候補の座標からその異常
陰影が存在する器官、部位の部位情報を出力することが
可能となり、異常陰影の種類、大きさなどの情報と共に
異常陰影の所在する部位の情報を含んだ予備的なレポー
トを医師が読影を行う前に自動的に作成することが可能
となる。
【0016】請求項4に記載した発明により、画像デー
タを複数の部位領域に分割し、それぞれの領域毎に最適
の異常陰影検出処理を選択し施すことが可能となり、あ
る部位に存在し得ない異常陰影の検出処理を省くことが
でき、異常陰影検出処理を効率化し、また検出率の向上
や、偽陽性の低減などの検出精度を向上させることが可
能となる。
【0017】請求項5に記載した発明では、座標指示手
段が出力した座標情報、部位判別手段が出力した部位情
報、異常陰影検出手段が出力した異常陰影情報、のいず
れかをもしくはすべてを画像データに対応させて記憶さ
せることにより、1次読影でのこれらの情報を2次読影
において画像データに対応させて表示させることが可能
となり、より正確な読影診断を可能とする効果がある。
【0018】請求項6に記載した発明では、部位判別手
段から出力された部位情報を用いることにより、診断用
紙上にあらかじめ所定の形式で印刷されている模式図上
の対応する位置に、異常陰影のマークを自動的に印字す
ることが可能となり、多彩な形式の診断レポートの作成
を可能とすることができるようになる。
【0019】請求項7に記載した発明では、胸部X線写
真画像において分割する部位領域として、肺尖部、肺門
部、肺上部、肺中部、肺下部、縦隔部、腹部、それ以外
とに分割することにより、それぞれの部位に発生する疾
患の数を効率よく限定することが可能となり、また従来
の診断上の部位と大きな異なりがないため医師に受け入
れられやすいという効果がある。
【0020】即ち、本発明の画像診断支援装置は、第1
発明の構成を示した図1に示す如く 診断用画像データを記憶する画像記憶手段(1) 記憶されているX線画像を解析し診断上の領域に分割す
る画像解析手段(2) 記憶されているX線画像を表示する画像表示手段(3) 指示されている画像上の異常の場所を指示する座標指示
手段(4) 指示された座標と分割された診断上の領域との対応を求
める部位判別手段(5) 判定された部位情報により最適な異常陰影検出方法を選
択し指示された箇所の画像データを解析し異常陰影情報
を抽出する異常陰影検出手段(7)から構成される。
【0021】そして、本発明では、手順を示した図2の
ごとく、 (1)予めディジタイズした医用画像診断を画像解析手段
(2)により解析を行い、画像上のパターンを予め複数の
診断上の部位領域に分割したデータを作成しておく (2)医師の読影診断はCRTなどの画像表示手段(3)に表
示したX線画像から行い、表示装置に併設された異常を
指示する座標指示手段(4)を用いて表示画面上において
異常の箇所を指示することで、異常の位置の入力を行う (3)その指示された箇所の座標から、予め分割されてい
る診断上の部位の名称を得る (4)また、領域によって発症する可能性の高い疾患は1
つあるいは少数に限定され、診断の入力は選択が不要或
いは少数の選択技からの選択で済む。その選択は容易に
なる。場合によっては1つに限定され、医師の選択を必
要とすることなく、入力記憶される (5)得られた部位情報から最適なパターン認識技術によ
る異常陰影検出方法を選択し、指示された領域を詳しく
解析する(7)ことにより、可能性の高い疾患の限定、異
常の程度の算出を行い、それらのデータから詳細なレポ
ートを作成する(1)〜(5)のプロセスによって上記の効果
を得るものである。
【0022】以上の発明により、医師の読影診断時の負
担の軽減をはかり、さらに精度の高い診断結果を得るこ
とができ、より詳細なレポートを自動的に作成すること
が可能となる。
【0023】
【実施例】次に実施例の説明を行うが、実施例1は本発
明の第1発明を示す実施例で、実施例2は第2発明,実
施例3は第3発明を示す実施例である。まず実施例1か
ら説明を行うが、実施例2,実施例3においては実施例
1と共通した事項については説明を省略する。
【0024】〔実施例1〕本発明の画像診断支援装置
を、胸部X線集団検診を支援する集団検診支援システム
について実施例の説明を行う。本発明は、集団検診に限
らず病院の通常の診断に用いることも可能であって、胸
部の集団検診に限定されるものではなく、腹部、マン
モ、頭部、胃造影写真などでもかまわない。また本発明
は、X線画像の診断に限定されるものではなく、CT、
MRI、超音波などの画像に適用することも可能であ
る。
【0025】本実施例の胸部X線集団検診支援システム
では、大量の写真を短時間で見るために、操作が容易で
ある必要があって、画像記憶手段、画像解析手段、画像
表示手段、座標指示手段、部位判別手段、異常陰影検出
手段、診断レポート作成手段から構成される。次にこれ
らの手段と作動を図1に示したところに従って順次説明
を行う。
【0026】(1) 画像の入力 集団検診において、放射線画像の撮影は通常X線フィル
ムを用いて行われる。これらのX線写真を本実施例のシ
ステムに入力するためには、レーザディジタイザを用い
ている。これは、フィルム上をレーザビームで走査し、
透過した光量を測定し、その値をアナログ-ディジタル
変換することにより、ディジタル画像データとして入力
するものである。
【0027】集団検診では通常、100mm幅のロールフィ
ルムを用いた間接撮影が行われるため、これらの間接ロ
ールフィルムを、90μmのサンプリングピッチで、濃度
0から4を12bit にディジタイズし、約1000×1000画素
の画像データを得る。住民検診などでは大角サイズなど
のフィルムを用いた直接撮影が行われており、これらの
画像の場合は、150〜200μmのピッチで約2000×2000画
素の画像データとして入力する事も可能である。
【0028】画像の入力には、CCDなどの光センサを
用いる装置を使用することも可能である。またフィルム
を読み取るのではなく、特開昭55-12429号公報に記載さ
れているような、蓄積性蛍光体を用いたディジタル画像
を直接出力することのできる撮影装置を接続することも
可能である。この場合にはフィルムが不要になり、コス
トダウンをはかることができる。
【0029】また、X線写真に限る必要は無く、CTや
MRIなどの撮影装置から得られた画像データを入力す
る構成をとることも可能である。
【0030】(2) 画像記憶手段(1) 入力された画像データは光磁気ディスクに可逆圧縮され
て格納される。ここではDPCM手法を用い1024×1024
×12bitの画像データを800KBに圧縮している。このこ
とによりロールフィルム1本分(300駒)の画像データ
が5.25インチの光磁気ディスク片面(300MB)に格納
することができる。またデータ量が小さくなるために、
アクセスの遅い光磁気ディスクでも高速に記録、読み出
しが可能となる。
【0031】可逆圧縮であるので、診断時に画像処理を
行ってもアーチファクトが発生することはなく、読み取
ったデータをフルに生かした診断を行うことができる。
このようにして、5.25インチの光磁気ディスクにロール
フィルム2本分の画像を格納することが可能である。従
来、ロールフィルムごとに保管を行っていたのと同様の
感覚で、画像データの保管を行うことができる。
【0032】小規模な診断では、データ量はさほど多く
はないので、画像データを圧縮せずに磁気ディスクに格
納することもできる。この場合、光磁気ディスクに比べ
て、画像データの格納、読み出しは非常に高速にできる
ようになる。
【0033】画像の読影時には、高速なサイクルタイム
が必要であるため、必要な画像データを半導体メモリに
格納することも行われる。
【0034】(3) 画像解析手段(2) 画像記憶手段(1)に格納された画像は順次読みだされ画
像解析手段(2)によって解析が行われ、診断上の領域の
コードにより構成される領域データが作成される。
【0035】胸部正面写真の場合図3(a)に示すごと
く、胸郭の輪郭線、横隔膜の輪郭線、肺野と縦隔の境界
線、鎖骨の陰影を画像データから抽出し、それらの情報
を基に左右それぞれの肺野を肺尖部、肺門部、肺上部、
中部、下部の5つの領域に分割する。肺野以外の部分
は、左右両肺野に囲まれた縦隔部、横隔膜の下の腹部、
診断には必要の無いその他の部分に分割される(図3
(b)参照)。領域の種類は、これらに固定されるわけ
ではなく、診断の必要度に応じて、細かく分割したり、
あるいはもっと少数の領域に分割してもかまわない。分
割されたそれぞれの領域に対して領域コードが割り当て
られる。本実施例では、図3(b)に示すように2桁の
数字のコードが割り振られる。
【0036】領域データは、部位コードを各画素の値と
して持つ領域データ画像として作成される。領域データ
画像は、原画像の1/16の画素数(64×64)に縮小された
原画像と相似の形式となり、領域データ画像上の画素
は、原画像の矩形の小領域に対応する。細かな識別が必
要な場合にはさらに大きな画素数にし、単純な画像では
小さな画素数でかまわない。また、これ以外の形式のデ
ータとして記憶することも可能である。この領域データ
が、部位判別手段に送られる。
【0037】領域データ画像を直接部位判別手段(5)に
送らずに、原画像と対応可能な形式で画像記憶手段(1)
に一旦格納する構成とすることも可能である。この場
合、画像を医師が読影する以前にこれらの処理を終了さ
せておくことにより、読影処理を高速化することが可能
となる。
【0038】また、肺癌などの異常陰影を検出する処理
を同時に行い、検出された異常の可能性のある場所とそ
の異常の種類、程度を同様に光磁気ディスクに格納する
構成をとることも可能である。
【0039】(4) 画像表示手段(3) 画像記憶手段(1)から読み出された画像データは、1024
×1024画素4096階調の高解像度CRTディスプレイを具
備した画像表示手段に表示される。集団検診の間接写真
であればこの程度の表示装置で診断が可能であるとされ
ている。病院などでの読影では、さらに高解像度のディ
スプレイを用いることも可能である。
【0040】画像表示手段(3)は画像データを表示する
際に、画像データの濃度値を解析し、自動的に診断に最
適に階調に表示されるように階調変換が行われて表示さ
れる。胸部写真の場合には、肺野を代表する濃度値と縦
隔を代表する濃度値が求められ、それら2つの値が、所
定の値になる様に変換が行われる。ここでは、撮影に使
用したフィルムの特性曲線のカーブを考慮した非線型な
変換が行われる。
【0041】また、階調は画像表示手段(3)に付属のマ
ウスにより、変更が可能で病変の可能性のある部分のコ
ントラストを立ててより診断し易い階調に変更すること
ができる。この場合、マウスの上下方向の動きでコント
ラストが、横方向の動きで明るさが、それぞれ連続的に
変化するため、容易に所望の階調に変更することができ
る。また画面の一部に、現在の階調の特性をグラフ表示
することにより、定量的な特性の把握が容易にできる。
【0042】本装置では、マウスの操作によりこの他に
画像の拡大の処理ができるほか、画像の切替、階調の変
更、画像の拡大などの処理を行う。画像の拡大はハード
ウェアにより行われ、ポインタが指し示した場所を中心
にマウスの動きにより任意の倍率に瞬時に拡大すること
ができる。また補間処理が行われるため、拡大してもモ
ザイク状にはならず診断が容易に行える。
【0043】集団検診では1枚あたり5〜20秒で読影が
行われ、次々に画像が切り替えられるが、本装置では、
画面上の右上に設定したボタン状の領域をポインタで指
示しマウスのボタンを押すことにより瞬時に切り替わ
る。通常は順番に次の画像に切り替わっていくだけであ
るが、隣接した領域をクリックすることにより直前の画
像に戻すことも可能である。
【0044】医師は本装置に表示された画像データに対
し読影を行う。読影の結果、異常が発見された場合は、
後述する座標指示手段(4)により、異常所見のあった箇
所を表示画像上で指示することにより入力を行う。
【0045】(5) 座標指示手段(4) 画像表示手段(3)の表示画面上にはポインタが表示され
ており、マウスの操作により画面上の任意の位置に移動
することができる(図4参照)。マウスには3つのボタ
ンが附属しており、ボタンが押された時点のポインタの
画面上の座標を獲得することが可能である。医師は表示
された画像上に異常陰影を発見した場合、マウスの操作
によりポインタを異常陰影上に移動し、ボタンを押すこ
とによって、異常所見が見られたことの入力を行う。入
力された画面上の座標は、表示画像の画面上の相対位置
情報をもとに、画像データ上の座標に変換され、座標情
報として出力される。
【0046】ここで、マウスの3つのボタンを使い分け
ることにより、異常の種類、程度を区別して入力するよ
うにする事ができる。また、マウスのボタンを押す代わ
りに、キーボードなどの多数のキーを持つ装置を使用す
ることも可能である。この場合キーに病名や、異常の程
度などの情報入力を割り当てておくことにより、より詳
細な情報を入力することが可能となる。
【0047】また、複数のキーを使い分ける代わりに、
ボタンが押された時点で画面上に疾患名などのメニュー
を表示し、選択することにより種々の情報を入力するよ
うにする構成をとることも可能である。この場合、マウ
スのボタンが1つしかない装置であっても、細かい情報
を入力することが可能である。
【0048】これら入力された座標やキーの種別、メニ
ューの選択結果などの情報を、座標情報に加えて出力す
る。
【0049】(6) 部位判別手段(5) 座標指示手段(4)から送られた異常箇所の読影画像上の
座標は、画像解析手段(2)から送られた領域データ画像
の座標に変換される。この座標上の領域データ画像の画
素の値を求めることによって、指示された箇所の部位の
コードを得ることができる。部位判別手段は部位コード
と部位名称の対応表をあらかじめ記憶しており、得られ
た部位コードに対応する集団検診などでは、異常の箇所
を指摘するだけで目的を達成できるので、このコードに
対応する部位名を部位情報として出力する。また、部位
名だけでなくもとの部位コードも合わせて部位情報とし
て出力させる様にすることも可能である。
【0050】また部位情報には、判定された部位領域の
中での指示座標の相対的な位置を含めて出力することも
可能である。
【0051】座標指示手段(4)において異常の種類など
をメニュー表示して選択させる構成を取る場合、部位判
別手段(5)で判定された部位情報を用いて、想定される
異常の種類を限定することにより、図5に示す様にメニ
ューの選択肢を少なくすることにより、より選択を容易
にすることが可能となる。図5の例では、胸部疾患の例
が示されるが、(a)の従来例では胸部の疾患として頻
度の高い病名のリストが表示され、その中から選択した
後に陰影の箇所の選択を行う。それに対し、(b)に示
す本実施例では、異常箇所をポインタで指示することに
より部位の名称は自動的に得られるため、その部位に発
生する可能性のある疾患は限定されるため、疾患名の選
択肢は半分以下に減らすことが可能となる。
【0052】(7) 異常陰影検出手段(7) 前述の座標指示手段(4)において、キーなどの使用によ
り、異常陰影の種類や程度を入力することが行われてい
るが、単に異常所見の箇所を指示する事だけで、異常陰
影検出手段(7)を含むことにより異常の種類と程度を自
動的に出力し、同等の効果を得る構成を取ることが可能
となる。
【0053】異常陰影検出手段(7)は、記憶されている
複数の異常陰影検出手段(7)から部位判別手段(5)から出
力された指示された部分の部位情報を用いてその部位に
発生する可能性の高い疾患の陰影を検出するのに適した
方法を1つ以上選択し、座標指示手段(4)から出力され
た座標情報に示される領域の画像データについて、異常
陰影検出処理を行い、検出された異常陰影の種類や程度
などの異常陰影情報を出力する。
【0054】異常陰影検出方法はパターン認識の技術を
もちいて画像データを解析し、異常陰影を自動的に検出
するもので、胸部X線画像においては、肺癌や結核など
の結節性陰影の検出手法、塵肺、間質性疾患などによる
粒状影の検出手法、気胸によって生ずる線状陰影の検出
手法、心臓肥大を検出する手法、脊椎の湾曲を検出する
手法、横隔膜の変形を検出する手法などがある。異常陰
影検出手法の例として、結節性陰影の検出手法では、特
開昭62-125481号公報や特開平3-170130号公報に開示さ
れる2つの手法等があり、胸部X線画像に対し様々なフ
ィルタ処理を行っており、フィルタ処理により強調され
た結節性陰影パターンを探索抽出し、正常構造との判別
を行い最終的な異常陰影の候補を検出する。肺ガンにお
いては、肺野の周辺部では腺ガンが多く、肺門などの縦
隔に近い部分では偏平上皮ガンが多いなど、部位により
発生する種類が異なり、陰影も微妙に異なるため、検出
手法の処理方法を部位により換えた方が好ましい。本発
明でいう複数の異常陰影検出手段としては、用いられる
フィルタが異なるもの、フィルタの係数が異なるもの、
正常構造の判別の閾値などの処理係数が異なるものなど
を含んでいる。
【0055】他の異常陰影についても同様で、粒状影の
検出は特開平2-185240号公報に開示される方法、心臓肥
大、横隔膜の異常、脊椎湾曲については特開昭62-26047
号公報に開示される方法など、様々な方法がある。それ
ぞれの陰影の形状、発生する部位が異なるために、それ
ぞれの検出手法は大きく異なり、複数の部位に発生する
場合では、背景の正常構造が異なるために、基本的な検
出手法は同一であっても処理係数は部位により変化させ
ることが好ましい。また、これらの異常陰影は特定の部
位にのみ発生するものが多いため、部位が限定されるこ
とにより検出のための手法を限定でき、効率的な検出が
行える。また、結節性陰影のように、肺野全体のみなら
ず心臓の裏側などの縦隔部にも発生する陰影に関して
は、部位により正常構造のパターンが異なるため重畳す
る異常陰影のパターンも変化するために単一の手法では
対応する事は難しい。また単一の手法であっても、検出
のためのパラメータを部位ごとに変化させるなどの処理
が必要となる。請求の範囲で述べている複数の異常陰影
検出手法には、パターン認識の技術は同一であってもパ
ラメータが異なる方法を含んでいる。
【0056】このため、本実施例では、座標指示手段
(4)により指示された画像データ上の点の周辺領域に対
し、部位判別手段(5)で判定された部位情報をもとに異
常陰影検出方法を部位に応じて1つ以上選択し、異常陰
影検出処理を行い、得られた異常陰影情報で最も確率の
高いものを出力している。
【0057】例えば、肺野中部が指示された場合、考え
られる疾患は肺癌、結核、肺炎などがあるため、結節性
陰影検出方法と粒状影検出方法とを選択し、肺野中部に
合わせた検出パラメータを設定して、異常陰影検出処理
を行い、最も確率の高い陰影の種類とその程度、確信度
などによる異常陰影情報を出力する。複数の異常候補が
考えられる場合は、それらを列挙して出力することも可
能である。この場合、表示画面上にリストを表示し、医
師に選択を要求する事になるが、異常陰影の種類は限定
されているため、その選択は非常に容易になる。
【0058】逆に、異常が指示された箇所に異常陰影を
検出できなかった場合には、医師に確認を求める事を行
うことも可能である。異常陰影であることが確認された
場合、異常陰影検出手段(7)は、画像パターンと異常の
種類とを記憶し、新たな異常陰影検出手法を学習する機
能をふくむ構成を取ることにより、異常陰影検出の能力
を向上させることができる。
【0059】(8) 診断レポート作成手段(6) 本実施例では、座標指示手段(4)から医師により指示さ
れた異常所見箇所の画像データ上の座標と指示の際に押
されたボタンの種別を含む座標情報が、部位判別手段か
らは異常所見の部位名などにより構成される部位情報
が、異常陰影検出手段からは指示された異常所見箇所で
検出された異常陰影の種類や程度などの情報を含む異常
陰影情報が、それぞれ出力される。
【0060】これらの情報をもとに、診断レポート作成
手段は、図6に示すようなあらかじめ人体の模式図が印
刷されている診断レポート用紙上に、異常陰影の種類と
程度を判別できるマークをその箇所に印字する事によ
り、診断レポートの作成を行う。診断レポートには、異
常陰影のマークのみでは無く、被験者のIDや名前など
の情報、診断医の情報、異常所見に関する情報なども記
入される。
【0061】ここで、異常陰影のマークの印字は、異常
陰影検出処理により出力された異常陰影情報をもとにマ
ークの形状、サイズが決定され、部位判別手段(5)によ
り出力された部位情報により、模式図上の位置が決定さ
れて、行われる。これは、座標指示手段(4)による座標
情報が、個人ごとにことなる画像データ上の座標である
ため、単一の模式図上の座標に変換することが難しいた
めである。ここで、縦隔などのように広い範囲を占める
部位領域と判別されている場合には、部位判別手段(5)
で出力される部位情報に含まれる、部位内の相対的な位
置の情報を用いて、指示された位置に対し適切な模式図
上にマークを印字することが可能となる。
【0062】集団検診などのスクリーニングにおいて
は、異常の有無とその部位の情報があれば、一時読影と
しての目的は達成できるため、画像番号、被験者名と、
異常のあった部位名称が記された一覧表を作成して出力
する構成にすることも可能である。この場合、前記異常
陰影検出手段を含まない構成であっても十分な効果を得
ることができる。
【0063】画像解析手段(2)が出力する部位領域デー
タ画像を利用し、各領域の輪郭線を抽出したシェーマを
作成し、診断レポートに記録することにより、個人個人
の体型を含めた診断レポートを作成する構成を取ること
も可能である。
【0064】前記各手段から出力される各種情報は、単
に診断レポートを作成するだけでは、後の利用を行うた
めに、画像データに対応させて記憶することが行われ
る。この場合、座標情報、部位情報、異常陰影情報は、
画像記憶手段において画像データに付随し光磁気ディス
クに記録される。これらの情報の記録手段としては、特
にこの構成に限られるわけではなく、画像データとは別
の診断データベースなどに記録してもかまわない。
【0065】〔実施例2〕上記の実施例1は、画像表示
画面上に診断用画像を表示し、医師が発見した異状所見
の箇所を座標指示手段により指示する構成をとっている
が、異常陰影検出手段(7)を医師の診断の前に適用する
構成をとることも可能で本発明の第2発明がこれに該当
する。
【0066】その1つの構成としては、図7のブロック
図に示す、画像データを記憶する画像記憶手段(1)、前
記画像データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割
する画像解析手段(2)、前記画像データを解析し異常陰
影候補の検出を行い異常陰影候補の座標情報を含む異常
陰影情報を出力する異常陰影検出手段(7)、前記検出さ
れた異常陰影が前記画像解析手段(2)により分割された
部位領域のどの部位領域に含まれるかを判定し部位情報
を出力する部位判別手段(5)とを含むものがある。それ
ぞれの手段の機能は前述の実施例1とほぼ同等である
が、異常陰影検出手段(7)の機能が異なるのでその部分
の説明を行う。
【0067】異常陰影検出手段(7)は、診断の目的に応
じて各種の異常陰影を検出する機能を持っている。それ
らの異常陰影の種類としては、胸部X線画像の場合前述
の実施例での異常陰影と同等である。また、これらの陰
影を検出する方法も同様である。本実施例の場合、画像
データ全体に対し、各種の異常陰影検出処理を行い、異
常陰影候補としてその種類、程度、画像上の座標のデー
タを算出し、異常陰影情報として出力する。
【0068】異常陰影検出手段(7)から出力された異常
陰影情報の内の座標データは、部位判別手段(5)に送ら
れ、画像解析手段(2)によって解析された部位領域デー
タと照合されその異常陰影候補の部位情報が出力され
る。従来の異常陰影検出装置では、検出した異常陰影の
情報として異常の種類、程度、その画像上の座標しか出
力されず、その陰影がどの部位に発生したかは、画像デ
ータとその座標情報とを対応させなければわからず、情
報としては不十分であった。本発明により、異常陰影検
出と同時に部位情報を得ることができる。
【0069】異常陰影検出手段(7)から出力された異常
陰影情報と、部位判別手段(5)から出力された部位情報
を用いて、読影用資料の作成を行う。読影用資料は、医
師の診断の際に参考として用いられることにより、より
効果的な診断が可能となる。
【0070】〔実施例3〕また、実施例2の変形例とし
て、本発明の第3発明がある。図8の構成に示す、画像
データを記憶する画像記憶手段(1)、前記画像データを
解析し複数の解剖学的な部位領域に分割する画像解析手
段(2)、複数の異常陰影検出方法を記憶する異常陰影検
出方法記憶手段(8)、前記画像解析手段(2)により分割さ
れた前記画像データ領域毎にその領域の部位情報をもと
に前記複数の異常陰影検出方法から選択した異常陰影検
出方法を用い異常陰影検出処理を行い異常陰影情報を出
力する異常陰影検出手段(7)とを含む構成をとることも
可能である。
【0071】この構成は、異常陰影検出を行う際に、画
像解析手段(2)によりあらかじめ分割された部位領域に
応じて最適の異常陰影検出方法を選択し、その部位に発
生する可能性のある異常陰影の検出を効率的に行うため
のものである。前記実施例2では、異常陰影検出手段
(7)は画像データ全域にたいし異常陰影検出処理を行っ
ているが、本実施例の構成をとることにより、部位領域
に応じて限定した方法のみで検出処理を行うため、処理
速度の向上を図ることができる。また、異常陰影検出の
パラメータなども部位情報をもとに細かく調整すること
が可能になるため、検出能力を向上することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明の画像診断支援装置は次の効果を
有している。
【0073】(1)医師の診断は、読影している画面で異
常のある箇所を指示するだけで行われるので、操作が格
段に簡略化され読影作業の効率化、迅速化が可能とな
る。
【0074】(2)部位情報が自動的に得られるため、疾
患、診断の選択技が限定されるために、より細かな情報
を記録することが容易にできるようになる。
【0075】(3)指示された場所に複数の疾患の可能性
がある場合には、それらの可能性の程度を算出する異常
陰影検出手法をその箇所に適用し、可能性の高い疾患に
限定することによって、確度の高い診断レポートを容易
に作成することが可能となる。
【0076】(4)診断の結果が直接にコンピュータに入
力されるため、電子化されたカルテへの入力が簡略化さ
れ、効率化をはかることができる。
【0077】(5)異常陰影検出処理において、検出した
異常陰影の存在する部位の情報を得ることができる。
【0078】(6)部位ごとに最適な異常陰影検出手法を
適用できるために、効率的でしかも能力の高い異常陰影
検出手段を提供することが可能となる。
【0079】以上の効果により集団検診などの読影のよ
うに短時間で、大量の写真を読影するのを効率化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1発明)の構成〔実施例1〕を示す
ブロック図である。
【図2】画像診断の支援の手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】(a)胸部X線写真例と(b)解剖学的領域へ
の分割例を示す。
【図4】画像表示手段の1例を示す。
【図5】従来技術と本発明による診断メニュー例を示
す。
【図6】診断レポートの1例を示す。
【図7】本発明(第2発明)の構成〔実施例2〕を示す
ブロック図である。
【図8】本発明(第3発明)の構成〔実施例3〕を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 画像記憶手段 2 画像解析手段 3 画像表示手段(装置) 4 座標指示手段 5 部位判別手段 6 診断レポート作成手段 7 異常陰影検出手段 8 異常陰影検出方法記憶手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する画像記憶手段、記
    憶してある前記画像データを表示する画像表示手段、表
    示された画像上の任意の位置を指示し座標情報を出力す
    る座標指示手段、前記画像データを解析し複数の解剖学
    的な部位領域に分割する画像解析手段、前記座標指示手
    段により指示された位置が前記画像解析手段により分割
    された解剖学的な部位領域のどの部分に含まれるかを判
    定し部位情報を出力する部位判別手段とから構成される
    ことを特徴とする画像診断支援装置。
  2. 【請求項2】 複数の異常陰影検出方法を記憶し、前記
    部位判別手段から出力された部位情報をもとに1つ以上
    の異常陰影検出方法を選択し、前記座標出力手段から出
    力された前記座標情報に対応する前記画像データの領域
    に対し異常陰影検出処理を行い、異常陰影情報を出力す
    る異常陰影検出手段を具備することを特徴とする請求項
    1の画像診断支援装置。
  3. 【請求項3】 画像データを記憶する画像記憶手段、前
    記画像データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割
    する画像解析手段、前記画像データを解析し異常陰影候
    補の検出を行い異常陰影候補の座標情報を含む異常陰影
    情報を出力する異常陰影検出手段、前記検出された異常
    陰影が前記分割された部位領域のどの部位領域に含まれ
    るかを判定し部位情報を出力する部位判別手段とから構
    成されることを特徴とする画像診断支援装置。
  4. 【請求項4】 画像データを記憶する画像記憶手段、前
    記画像データを解析し複数の解剖学的な部位領域に分割
    する画像解析手段、複数の異常陰影検出方法を記憶する
    異常陰影検出方法記憶手段、前記画像解析手段により分
    割された前記画像データ領域毎にその領域の部位情報を
    もとに前記複数の異常陰影検出方法から選択した異常陰
    影検出方法を用い異常陰影検出処理を行い異常陰影情報
    を出力する異常陰影検出手段とから構成されることを特
    徴とする画像診断支援装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記憶手段は、前記座標指示手段
    が出力した座標情報、前記部位判別手段が出力した部位
    情報、前記異常陰影検出手段が出力した異常陰影情報、
    のいずれかもしくは全てを前記画像データに対応させて
    記憶することを特徴とする請求項1〜4の画像診断支援
    装置。
  6. 【請求項6】 前記部位判別手段から出力された部位情
    報を用いて、あらかじめ設定されている人体の模式図上
    に異常陰影の印を印字することにより診断レポートを作
    成する診断レポート作成手段を具備することを特徴とす
    る請求項1〜5の画像診断支援装置
  7. 【請求項7】 前記画像解析手段は、前記画像記憶手段
    に記憶されている胸部正面画像データを、肺尖部、肺門
    部、肺上部、肺中部、肺下部、縦隔部、腹部、それ以外
    の部分に部位領域を分割することを特徴とする請求項1
    〜6記載の画像診断支援装置。
JP6120312A 1994-06-01 1994-06-01 画像診断支援装置 Pending JPH07323024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6120312A JPH07323024A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 画像診断支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6120312A JPH07323024A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 画像診断支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07323024A true JPH07323024A (ja) 1995-12-12

Family

ID=14783131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6120312A Pending JPH07323024A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 画像診断支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07323024A (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105656A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Hitachi Medical Corp 医用画像管理システム
JP2001149354A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Toshiba Corp X線画像診断装置
JP2002095645A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および記憶媒体
JP2002325754A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc 画像処理方法および装置
JP2005148990A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医用画像読影システム及び読影レポート作成方法
WO2005104953A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Hitachi Medical Corporation 画像診断支援装置及びその方法
JP2007502173A (ja) * 2003-08-13 2007-02-08 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド 分類プロセスへの空間的知見の組込み
JP2007296334A (ja) * 2006-05-05 2007-11-15 General Electric Co <Ge> 超音波システムにおいて情報を表示するためのユーザインタフェース及び方法
JP2007305107A (ja) * 2006-04-10 2007-11-22 Fujifilm Corp レポート作成支援装置、レポート作成支援方法およびそのプログラム
JP2008012171A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2008073239A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Toshiba Corp 医用画像処理装置及び医用画像支援診断装置
JP2008080121A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 General Electric Co <Ge> 画像内の領域を識別する方法及びシステム
JP2008142532A (ja) * 2007-11-14 2008-06-26 Hitachi Medical Corp 医用画像診断支援システム
JP2008161277A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Hitachi Ltd 血管情報管理装置
JP2008278963A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Olympus Corp 画像処理装置および画像処理プログラム
WO2008139812A1 (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Olympus Corporation 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2009045286A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Toshiba Corp 医用画像処理装置、医用画像診断装置、及びプログラム
JP2009059381A (ja) * 2008-11-07 2009-03-19 Fujifilm Corp 医療診断支援方法および装置並びに診断支援情報記録媒体
WO2009041236A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2009517120A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 ディープブリーズ・リミテッド 肺の生理機能の領域評価のための方法及びシステム
JP2009106450A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Medical Standard:Kk 医用画像診断支援方法、装置及びプログラム
JP2010172499A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2010284543A (ja) * 2010-08-23 2010-12-24 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2011502682A (ja) * 2007-11-14 2011-01-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 疾患のコンピュータ支援検出(cad)
JP2011024622A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toshiba Corp 医用システム
JP2011160882A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Fujifilm Corp 医用画像表示装置及び医用画像表示方法並びにプログラム
JP2011218220A (ja) * 2011-08-08 2011-11-04 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2012005894A (ja) * 2011-10-11 2012-01-12 Toshiba Corp 医用画像支援診断装置
JP2012228407A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Hitachi Medical Corp X線撮影装置
JP2013052256A (ja) * 2012-11-30 2013-03-21 Canon Inc 診断支援装置およびその制御方法、診断支援システム、プログラム
JP2014195740A (ja) * 2014-07-15 2014-10-16 キヤノン株式会社 画像処理方法および装置
JP2016190087A (ja) * 2016-08-09 2016-11-10 キヤノン株式会社 画像処理方法および装置
WO2022196105A1 (ja) 2021-03-19 2022-09-22 富士フイルム株式会社 情報管理装置、方法およびプログラム、並びに情報処理装置、方法およびプログラム

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105656A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Hitachi Medical Corp 医用画像管理システム
JP2001149354A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Toshiba Corp X線画像診断装置
JP4585067B2 (ja) * 1999-11-25 2010-11-24 株式会社東芝 X線画像診断装置
JP2002095645A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および記憶媒体
JP2002325754A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc 画像処理方法および装置
JP2007502173A (ja) * 2003-08-13 2007-02-08 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド 分類プロセスへの空間的知見の組込み
JP2005148990A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医用画像読影システム及び読影レポート作成方法
WO2005104953A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Hitachi Medical Corporation 画像診断支援装置及びその方法
JP5001002B2 (ja) * 2004-04-28 2012-08-15 株式会社日立メディコ 画像診断支援装置及びその方法
US7747053B2 (en) 2004-04-28 2010-06-29 Hitachi Medical Corporation Image diagnosis supporting system and method
JPWO2005104953A1 (ja) * 2004-04-28 2008-03-13 株式会社日立メディコ 画像診断支援装置及びその方法
JP2009517120A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 ディープブリーズ・リミテッド 肺の生理機能の領域評価のための方法及びシステム
JP2007305107A (ja) * 2006-04-10 2007-11-22 Fujifilm Corp レポート作成支援装置、レポート作成支援方法およびそのプログラム
JP2007296334A (ja) * 2006-05-05 2007-11-15 General Electric Co <Ge> 超音波システムにおいて情報を表示するためのユーザインタフェース及び方法
JP2008012171A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2008073239A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Toshiba Corp 医用画像処理装置及び医用画像支援診断装置
US8923577B2 (en) 2006-09-28 2014-12-30 General Electric Company Method and system for identifying regions in an image
JP2008080121A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 General Electric Co <Ge> 画像内の領域を識別する方法及びシステム
JP2008161277A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Hitachi Ltd 血管情報管理装置
JP2008278963A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Olympus Corp 画像処理装置および画像処理プログラム
WO2008139812A1 (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Olympus Corporation 画像処理装置および画像処理プログラム
US8107698B2 (en) 2007-05-08 2012-01-31 Olympus Corporation Image processing apparatus and computer program product
JP2009045286A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Toshiba Corp 医用画像処理装置、医用画像診断装置、及びプログラム
US10013727B2 (en) 2007-09-28 2018-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
WO2009041236A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
US10529045B2 (en) 2007-09-28 2020-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2009106450A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Medical Standard:Kk 医用画像診断支援方法、装置及びプログラム
JP2011502682A (ja) * 2007-11-14 2011-01-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 疾患のコンピュータ支援検出(cad)
JP2008142532A (ja) * 2007-11-14 2008-06-26 Hitachi Medical Corp 医用画像診断支援システム
JP2009059381A (ja) * 2008-11-07 2009-03-19 Fujifilm Corp 医療診断支援方法および装置並びに診断支援情報記録媒体
JP2010172499A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2011024622A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toshiba Corp 医用システム
JP2011160882A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Fujifilm Corp 医用画像表示装置及び医用画像表示方法並びにプログラム
JP2010284543A (ja) * 2010-08-23 2010-12-24 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2012228407A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Hitachi Medical Corp X線撮影装置
JP2011218220A (ja) * 2011-08-08 2011-11-04 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2012005894A (ja) * 2011-10-11 2012-01-12 Toshiba Corp 医用画像支援診断装置
JP2013052256A (ja) * 2012-11-30 2013-03-21 Canon Inc 診断支援装置およびその制御方法、診断支援システム、プログラム
JP2014195740A (ja) * 2014-07-15 2014-10-16 キヤノン株式会社 画像処理方法および装置
JP2016190087A (ja) * 2016-08-09 2016-11-10 キヤノン株式会社 画像処理方法および装置
WO2022196105A1 (ja) 2021-03-19 2022-09-22 富士フイルム株式会社 情報管理装置、方法およびプログラム、並びに情報処理装置、方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07323024A (ja) 画像診断支援装置
US7054473B1 (en) Method and apparatus for an improved computer aided diagnosis system
US5740267A (en) Radiographic image enhancement comparison and storage requirement reduction system
JP3083606B2 (ja) 医用診断支援システム
US7388974B2 (en) Medical image processing apparatus
US7324673B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program storage medium
US6246745B1 (en) Method and apparatus for determining bone mineral density
US6477262B2 (en) Computer-aided diagnosis method and system
US6542579B1 (en) X-ray photo-taking system, X-ray photo-taken image display method, and storage medium
US6697506B1 (en) Mark-free computer-assisted diagnosis method and system for assisting diagnosis of abnormalities in digital medical images using diagnosis based image enhancement
JP5026939B2 (ja) 画像処理装置およびそのプログラム
JP4163370B2 (ja) 異常陰影候補検出システム
JP4584553B2 (ja) 空間的に一致した画像において時間変化を表示する改良型方法
JP2008521468A (ja) デジタル医療画像分析
JP2007044239A (ja) 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び医用画像処理プログラム
JP2001510360A (ja) 二段分類器を使用するディジタル放射線画像中の塊検出
JPH10155746A (ja) 医療用画像表示方法及びシステム
JPH08186762A (ja) マンモグラフィ装置
JP2004216008A (ja) 画像診断支援装置
JP3263111B2 (ja) 画像保管通信システム及びその端末装置
JP2000316837A (ja) 画像診断支援装置
JP3947152B2 (ja) マンモグラフィ装置
JP2005537101A (ja) X線フィルムユーザインタフェース用患者識別方法
JP3758894B2 (ja) マンモグラム画像診断支援装置
EP1349102A2 (en) Image acquiring display apparatus, method and apparatus for editing photographing conditions, and program for arranging photographing conditions