JP2008142532A - 医用画像診断支援システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】医用画像に含まれる関心領域の特徴量と医療情報とが、互いに関連付けられて格納される医療情報格納手段と、前記医療情報を提供するために参照される参照医用画像が入力される画像入力手段と、前記参照医用画像に含まれる前記関心領域を抽出する関心領域抽出手段と、前記関心領域を計測して前記特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記特徴量算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記医療情報格納手段を検索し、前記医療情報を抽出する医療情報検索手段と、前記医療情報検索手段が抽出した前記医療情報を出力する処理結果出力手段と、を備える。
【選択図】図5
Description
10に接続される。
出力する動作を示すメインフローチャートである。図4は、図3の一工程である処理結果確認において表示される画面表示の例を示す模式図である。図5は、図3の一工程である報告書データ生成処理を詳述したフローチャートである。図6は、図3のメインフローによって出力される画像分析結果報告書の一例を示す模式図である。以下、図3のメインフローの詳細をステップ順に説明する。
まず、報告書作成端末装置10のディスプレイ15に、図示はしないものの被検体IDの入力を受付ける画面が表示される。そこで、画像分析結果報告書を作成する操作者は、被検体IDを入力する。すると、被検体IDと関連付けて医用画像DB22に格納された医用画像データが、報告書作成端末装置10の主メモリ12又は磁気ディスク13に入力される。医用画像データは、医用画像DB22に予め格納しておき、この医用画像DB22から読み出してもよいし、報告書端末装置10が、通信ネットワーク50を介して医用画像撮影装置30から受信してもよい。このステップS30で入力される医用画像データは、被検体の臍位置における全腹腔領域を断層撮影して得られた腹部断層画像データである。
入力された医用画像データに基づいて体脂肪計測処理を行う。この体脂肪計測処理では、被検体の臍位置の腹部断面における内臓脂肪面積を特徴量として算出する。また、皮下脂肪面積及びウエスト周囲径も計測する。
ステップS31の体脂肪計測処理の結果を確認する。ディスプレイ15には、原画像41と、体脂肪計測処理後の処理結果画像42とが並べて表示される。この処理結果画像42は、内臓脂肪領域及び皮下脂肪領域の表示色を、他の領域、例えば腹膜領域、筋肉領域、脊髄領域等の表示色と変えることにより、内臓脂肪領域及び皮下脂肪領域を特徴的に表示する。更に、内臓脂肪領域及び皮下脂肪領域の各表示色を変えて、内臓脂肪領域と皮下脂肪領域とを区別させてもよい。
ステップS31で行った体脂肪計測結果に基づき、報告書データを生成する。この報告書データ生成処理を図5及び図6に従って詳述する。
報告書データ生成処理を開始すると、所定の書式の報告書フォーマット60が磁気ディスク13から読み出される。
報告書フォーマット60の所定欄に、報告書作成日付が自動入力される。
被検体の氏名等の被検体情報が、報告書フォーマット60の所定欄に自動入力される。被検体情報は、医用画像データに被検体情報が含まれている場合には、医用画像データから取得しても良い。また、医用画像データに含まれる被検体IDに基づいて被検体情報DB23を検索し、被検体情報を取得しても良い。
報告書フォーマット60の所定欄に、処理結果画像42が入力される。
報告書フォーマット60の所定欄61に、ステップS31の計測結果、すなわち内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、ウエスト周囲径等の物理量が入力される。入力される物理量は、内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、ウエスト周囲径の全てを入力する必要はなく、操作者が適宜選択してもよい。
報告書作成端末装置10は、ステップS31で計測した内臓脂肪面積が、100cm2 未満であるか否かを判定する。そして、100cm2 未満であれば、医療情報DB21の肥満情報テーブルから「異常なし用のコメント」を取得し、報告書フォーマットの所定欄62に「異常なし用のコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS34へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS31で計測した内臓脂肪面積が、100cm2 以上150cm2 未満であるか否かを判定する。そして、内臓脂肪面積がこの範囲にあれば、肥満情報テーブルから「軽度肥満用のコメント」を取得し、報告書フォーマット60の所定欄62に「軽度肥満用のコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS34へ進む。内臓脂肪面積が100cm2以上150cm2 未満でなければ、ステップS507へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS31で計測した内臓脂肪面積が、150cm2 以上200cm2 未満であるか否かを判定する。そして、内臓脂肪面積範囲にあれば、肥満情報テーブルから「中等度肥満用のコメント」を取得し、報告書フォーマット60の所定欄62に「中等度肥満用のコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS34へ進む。内臓脂肪面積が150cm2以上200cm2 未満でなければ、ステップS508へ進む。
このステップでは、ステップS31で計測した内臓脂肪面積が、200cm2 以上の場合の処理を示す。報告書作成端末装置10は、肥満情報テーブルから「高度肥満用のコメント」を取得し、報告書フォーマット60の所定欄62に「高度肥満用のコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS34へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS33で作成した報告書データをプリンタ19により印刷し、画像分析結果報告書を出力する。図6は、印刷された報告書60−(a)及び報告書60−(a)に追加事項を記載した報告書60−(b)の例を示す。
。さらに、医療情報が所定欄62に記載される。報告書60−(a)記載される医療情報は、内臓脂肪面積が250cm2 である場合に対応した「高度肥満用コメント」である。
ステップS30と同様、報告書作成端末装置10に、報告書を作成するために参照する医用画像データが入力される。このステップS70で入力される医用画像データは、被検体の胸部を断層撮影して得られた胸部断層画像データである。
入力された医用画像データの各領域の短径、長径、円形度、重心等の物理量を演算する適宜の画像解析処理を行い、対象臓器領域、例えば、右肺野、左肺野、縦隔等の認識処理を行う。更に、認識された対象臓器領域の辺縁情報を抽出する。
医用画像データに基づいて、画素値(以下「CT値」と記載する。)、重心方向等の特徴量を演算する適宜の画像解析処理を行い、病巣候補陰影を抽出する。さらに、抽出した病巣候補陰影の位置情報とCT値、長径、短径、面積等の実測値を計測する。病巣候補陰影が存在しない場合は、位置情報及びCT値、長径、短径、面積はゼロとなる。
操作者は、ステップS72の病巣候補陰影抽出処理の結果を確認する。図8は、この処理結果を確認する際の画面表示例である。図8のディスプレイ15には、原画像81と、この原画像81にステップS72で抽出された病巣候補陰影の長径及び位置情報に応じた丸印83が付加された処理結果画像82とが表示される。
ステップS72で検出された病巣候補陰影の位置情報及び長径に基づき、報告書データ
を生成する。この報告書データ生成処理を図9及び図10に従って詳述する。
ステップS500乃至ステップS502と同様、所定の書式の報告書フォーマット100が磁気ディスク13から読み出され、報告書作成日付及び被検体情報が入力される。
報告書フォーマット100の所定欄103に対象臓器辺縁画像及び病巣候補陰影画像が入力される。報告書作成端末装置10は、ステップS71で抽出された対象臓器辺縁情報及びステップS72で抽出された病巣候補陰影の位置情報等に基づいて、対象臓器の輪郭線及び病巣候補陰影画像が描かれたスケッチ画101を生成する。このスケッチ画101には、病巣候補陰影画像を囲む丸印102も描画される。このスケッチ画101及び丸印102が、所定欄103に入力される。なお、このスケッチ画101も、関心領域である病巣候補陰影画像が特徴的に表示された処理結果画像の一種である。
報告書フォーマット100の所定欄104に、ステップS72で計測された病巣候補陰影の物理量、例えば短径、長径、面積、CT値などが入力される。
ステップS72において抽出した病巣候補陰影の位置情報及び長径に基づいて、病巣候補陰影の有無を判定する。位置情報及び長径がゼロであれば、病巣候補陰影が無いと判定し、医療情報DB21の病巣候補陰影情報テーブルから「異常なし用のコメント」を取得し、報告書フォーマット100の所定欄105に「異常なしのコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS75へ進む。位置情報及び長径がゼロでなければ、病巣候補陰影が有ると判定し、ステップS906へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS72で抽出した病巣候補陰影の位置情報に基づいて、その病巣候補陰影の存在位置を判定する。そして、存在位置が縦隔付近か、末梢付近かによって病巣候補陰影を分類する。そして、存在位置が縦隔付近であればステップS907へ、存在位置が末梢付近であればステップS908へ進む。なお、病巣候補陰影は、上記の存在位置に代えて、右上肺野、左下肺野等の他の領域に基づいて分類してもよい。
報告書作成端末装置10は、病巣候補陰影の長径に基づいて病巣候補陰影の大きさを判定する。長径が10mm以上であれば、病巣候補陰影情報テーブルから「A専用のコメント(縦隔付近に位置する長径が10mm以上の病巣候補陰影に対応したコメント)」を抽出し、報告書フォーマット100の所定欄105に入力する。長径が10mm未満であれば、病巣候補陰影情報テーブルから「B専用のコメント(縦隔付近に位置する長径が10mm未満の病巣候補陰影に対応したコメント)」を抽出し、報告書フォーマット100の所定欄105に入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS75へ進む。
報告書作成端末装置10は、病巣候補陰影の長径に基づいて病巣候補陰影の大きさを判定する。長径が10mm以上であれば、病巣候補陰影情報テーブルから「C専用のコメント(末梢付近に位置する長径が10mm以上の病巣候補陰影に対応したコメント)」を抽出し、報告書フォーマット100の所定欄105に入力する。長径が10mm未満であれ
ば、病巣候補陰影情報テーブルから「D専用のコメント(末梢付近に位置する長径が10mm未満の病巣候補陰影に対応したコメント)」を抽出し、報告書フォーマット100の所定欄105に入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS75へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS74で作成した報告書データに基づいて、画像分析結果報告書をプリンタ19により印刷し出力する。図10は、印刷された画像分析結果報告書の例を示す。
ステップS70、S71と同様、報告書作成端末装置10に、画像分析結果報告書を作成するために参照される医用画像データが入力される。この医用画像データは、被検体の胸部を連続して断層撮影した複数のスライスを含む胸部断層画像データである。次に、医用画像データの各領域の短径、長径、円形度、重心等の物理量を演算する適宜の画像解析処理を行い、対象臓器領域の認識処理を行う。更に、認識された対象臓器領域の辺縁情報を抽出する。
入力された医用画像データに基づいて、LAAの抽出処理を行う。一般に、肺気腫領域ではLAAが特徴的に認められるため、LAAを抽出することにより、肺気腫の部位を推
定することができる。
操作者は、ステップS112の肺気腫領域抽出処理の結果を確認する。図12は、この処理結果を確認する際の画面表示例である。図12のディスプレイ15には、原画像121と、ステップS112で抽出された肺気腫領域123の表示色を他の肺野領域と変えた処理結果画像122とが表示される。
ステップS112で算出された肺気腫領域の割合に応じた報告書データを生成する。この報告書データ生成処理を図13及び図14に従って詳述する。
ステップS500乃至ステップS502と同様、所定の書式の報告書フォーマット140が磁気ディスク13から読み出され、報告書作成日付及び被検体情報が入力される。
報告書フォーマット140の所定欄143に、対象臓器辺縁画像及び肺気腫領域画像が入力される。ステップS111で抽出された対象臓器辺縁情報に基づいて対象臓器の輪郭線を描画したスケッチ画141を入力する。そのスケッチ画141には、ステップS112で抽出された肺気腫領域画像142も描画される。このスケッチ画141も、関心領域、すなわち肺気腫領域が他の領域と区別して表示された処理結果画像の一種である。
報告書フォーマット140の所定欄144にステップS112で抽出された肺気腫領域の割合及び物理量等が入力される。
報告書作成端末装置10は、肺気腫の有無を判定する。ステップS112において算出した肺気腫領域の割合がゼロであれば、医療情報DB21の肺気腫情報テーブルから「異常なし用のコメント」を取得し、報告書フォーマット140の所定欄145に「異常なしのコメント」を入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS115へ進む。割合がゼロでなければ、ステップS1360へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS112で検出した肺気腫領域の割合が0%より
も大きく20%未満であれば、肺気腫情報テーブルから「軽度肺気腫用のコメント」を抽出し、報告書フォーマット140の所定欄145に入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS115へ進む。割合が0%よりも大きく20%未満の範囲になければステップS1370へ進む。
報告書作成端末装置10は、肺気腫領域の割合が20%以上50%未満であれば、肺気腫情報テーブルから「中等度肺気腫用のコメント」を抽出し、報告書フォーマット140の所定欄145に入力する。その後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS115へ進む。割合が20%以上50%未満の範囲になければ、ステップS1380へ進む。
報告書作成端末装置10は、肺気腫領域の割合が50%以上であれば、肺気腫情報テーブルから「高度肺気腫用のコメント」を抽出し、報告書フォーマット140の所定欄145に入力した後、報告書データ生成処理を終了し、ステップS115へ進む。
報告書作成端末装置10は、ステップS114で作成した報告書データに基づいて、画像分析結果報告書をプリンタ19により印刷し出力する。図14は、印刷された画像分析結果報告書の例を示す。
Claims (9)
- 医用画像に含まれる関心領域の特徴量と、前記特徴量に基づくコメントである医療情報とが、互いに関連付けられて格納される医療情報格納手段と、
前記医療情報を提供するために参照される参照医用画像が入力される画像入力手段と、
前記参照医用画像に含まれる前記関心領域を抽出する関心領域抽出手段と、
前記関心領域を計測して前記特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴量算出手段により算出された特徴量が複数設定された範囲のうちのどの範囲にあるかを判定する手段と、
前記特徴量算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記医療情報格納手段を検索し、前記医療情報を抽出する医療情報検索手段であって、前記判定された範囲に応じた医療情報を抽出する医療情報検索手段と、
前記医療情報検索手段が抽出した前記医療情報を出力する処理結果出力手段と、
を備えることを特徴とする医用画像診断支援システム。 - 前記処理結果出力手段は、前記特徴量算出手段により算出された特徴量を前記医療情報とともに出力することを特徴とする請求項1に記載の医用画像診断支援システム。
- 前記特徴量は、被検体の臍位置の腹部断面における内臓脂肪面積、皮下脂肪面積及びウエスト周囲径のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断支援システム。
- 前記特徴量は、病巣候補陰影の位置情報、画素値、重心方向、長径、短径及び面積のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断支援システム。
- 前記特徴量算出手段において、被検体の胸部領域の病巣候補陰影の位置情報が前記特徴量として計測されると、前記医療情報検索手段は、前記計測された位置情報に基づいた医療情報を抽出することを特徴とする請求項4に記載の医用画像診断支援システム。
- 前記特徴量は、被検体の肺野領域の体積に占める低濃度吸収値領域の体積の割合であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断支援システム。
- 前記参照医用画像を画像処理し、前記関心領域と前記関心領域ではない領域とを区別して表示した処理結果画像を生成する画像処理手段を、更に備え、
前記処理結果出力手段は、前記処理結果画像を出力する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の医用画像診断支援システム。 - 前記処理結果出力手段は、前記参照医用画像と前記処理結果画像とのうちの少なくとも一つと、前記医療情報検索手段が抽出した前記医療情報と、が記載された報告書を作成する、
ことを特徴とする請求項7に記載の医用画像診断支援システム。 - 前記医療情報は、患者又は健康診断の受診者向けのコメントであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の医用画像診断支援システム。
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