JP3758638B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿送装置における原稿搬送装置に関し、特に、ピックアップローラにより取り出す原稿に斜め送りが生じないようにして、原稿搬送路内での搬送作用を良好に行い得るようにする給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やファクシミリ装置(FAX)等の画像形成装置に設ける画像読取装置においては、FBS(フラットベッドスキャナ)を用いて読み取る手段を設けることの他に、ADF(自動原稿送り装置)のように、原稿を搬送しながら所定位置に待機させた走査装置により読み取る手段とを組み合わせて構成しているものが多く用いられる。前記ADFは、原稿トレイと排出トレイとを上下に配置して、両トレイの間に横向きの略U字状の原稿搬送路を設け、前記原稿搬送路の所定位置(読取位置)に配置される走査装置により読み取られる。前記原稿搬送路に設ける読取位置では、原稿の裏面側に対応させてホワイトプラテンを配置し、その読取位置の上下流側に配置される搬送ローラ装置により、定速で搬送しながら走査装置により読み取られる。
【0003】
前記ADFにおいては、原稿トレイから原稿を取り出す給紙装置を、ピックアップローラと用紙さばき装置とを組み合わせた装置として構成し、原稿を原稿トレイから送り出す都度、ピックアップローラを下降させて押圧しながら回転させるように設けている。そして、前記ピックアップローラにより取り出した原稿を、フィードローラとリタードローラとの間でさばいて1枚ずつ分離し、原稿搬送路内を読取部に向けて搬送する作用を行う。(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−157115号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記ADFのような給紙装置において、ピックアップローラの軸は両側を支持アームにより支持され、ピックアップローラに対する駆動源からの回転力を伝達する初期の段階で、その回転力により支持アームを下降させるように構成したものが多く用いられる。ところが、前記ピックアップローラに対する駆動力は、その一方の側に設けた駆動伝達用のギヤ等を介して行われるものであるために、ピックアップローラの一方の側が先に下降される状態となる。そして、ピックアップローラが原稿に押圧されて給紙の動作が行われる際には、駆動側の搬送力が大きく作用するために、原稿が斜め送り状態で原稿搬送路に向けて取り込まれるという問題が発生する。
【0006】
本発明は、前記ピックアップローラによる斜め送りの状態を防止しようとするもので、原稿に対して均一な送り力を発揮可能な給紙装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿トレイにセットされた用紙をピックアップローラにより送り出し、用紙さばき装置により用紙を1枚ずつ分離する給紙装置において、
前記ピックアップローラの一方側に駆動源からの駆動力を入力するように構成した装置に関する。
請求項1の発明は、前記ピックアップローラの外形を、駆動側に比べて非駆動側を大径に形成し、前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記ピックアップローラの摩擦係数を、駆動側に比べて非駆動側を高く設定し、前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記原稿トレイの原稿載置面を、前記ピックアップローラの軸に対して傾斜させて構成することにより、前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする。
【0010】
前述したように、給紙装置のピックアップローラを原稿に押圧させて給紙する際に、ピックアップローラによる送り力を用紙の巾方向(ピックアップローラの軸方向)に均一に作用させることができ、原稿に斜め送り状態が生じることを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の装置の構成を説明するが、最初に説明する実施例として、ADFにおいて原稿を搬送する給紙装置について説明するが、本実施例に示す給紙装置は、後述するように、用紙を記録部に向けて給紙する給紙装置としても、そのまま適用が可能なものである。図1に示す例は、複写機やファクシミリ装置、またはその両機能を備えた複合機等の画像形成装置に組み合わせて用いることが可能な装置として構成される画像読取装置1を示している。前記画像読取装置1には、読取フレーム2の上部に大プラテン3と小プラテン3aとを配置しており、前記大プラテン3の上部には後述するように、開閉部材としてのプラテンカバーを兼ねた排出トレイ12を配置している。そして、排出トレイ12の背面に設けられる弾性体12aにより、プラテン3上にセットされる原稿を押圧し、FBS(フラットベッドスキャナ)としての機能を持たせている。また、自動原稿搬送装置(ADF)機能に対応させた小プラテン3aを用い、ADFにより一定の速度で搬送されるシート原稿の読み取りを行うようにする。
【0012】
前記画像読取装置1においては、図示を省略した案内手段を介して走査装置を設けているもので、従来公知の装置と同様に、装置フレーム2の内部で移動可能に設けられ、原稿の画像面に光を照射するランプ6aと1つのミラーm1とを設けたフルレートキャリッジ6と、2つのミラーm2、m3を設けたハーフレートキャリッジ7とを設けている。また、前記複数のミラーにより反射された光を、CCD9に結像させるレンズ8を設けており、前記レンズ8とCCD9は装置フレーム2に調整可能となるよう配置される。前記2つのキャリッジ6、7は、1つの駆動軸に設けた大小の駆動プーリ4、4aに巻きかけたワイヤ5、5aのような駆動部材により駆動されるもので、前記駆動プーリ4と4aの直径の比率を1:2として構成することで、ハーフレートキャリッジ7をフルレートキャリッジ6に対して1/2の速度で同期駆動するようにしている。
【0013】
前記2つのキャリッジ6、7とを組み合わせて構成する走査装置において、ユーザによりプラテン3上に原稿をセットし、排出トレイ12を設けた開閉部材を閉じた状態で図示しないスタートキーが押下されると、ランプ6aから光が照射され、その原稿の画像面の反射光をミラーm1に反射させ、ハーフレートキャリッジ7の2つのミラーm2,m3を介して折り返すようにして、レンズ8によりCCD9に結像させて、光信号を電気信号に変換する。そして、前記CCD9では、光信号をデジタル信号として変換して、画像記録部に向けて伝達し、電子写真方式を用いて記録紙を作成することができる。また、前記画像読取装置1をファクシミリ装置に組み合わせて設ける場合には、電話回線を通して読取り情報を、遠隔地のファクシミリ装置に向けて伝達することも、従来の装置の場合と同様になされる。
【0014】
前記排出トレイ12を設けた開閉部材と一体に、画像読取装置のフレーム2に対して開閉(揺動)自在に設けられるADF10は、従来公知のADF(自動原稿搬送装置)の場合と同様に、横向きの略U字状に構成した原稿搬送路13を設けており、原稿トレイ11と排出トレイ12の間を接続している。前記原稿搬送路13は従来例と同様に、ガイド板により区画されているもので、原稿搬送路13の所定の位置に設けられた搬送ローラ装置14、14a、14bにより原稿を搬送し、小プラテン3aによる読取部を一定の速度で搬送する。そして、走査が終了した原稿は、排出ローラ装置18により排出トレイ12に排出される。
【0015】
前記原稿搬送路13の入り口部分には、原稿トレイ11に続く原稿挿入部に給紙装置15を配置しているもので、前記給紙装置15をピックアップローラ30と、その下流部に配置する用紙さばき装置16により構成している。前記用紙さばき装置16はフィードローラ20とリタードローラ17とを対向させて配置し、フィードローラ20により給紙方向に送られる原稿に対して、リタードローラ17が逆方向に回転されて、2枚以上の原稿がピックアップローラ30により重送状態で用紙さばき装置16のニップ部に入り込んだ時に、上の原稿のみを原稿搬送路13に向けて給紙し、他の原稿を原稿トレイ11側に戻す作用を行う。
【0016】
また、前記給紙装置15において、原稿トレイ11から原稿を取り出す際に、フィードローラ20が回転されることに追従して、ピックアップローラ30を保持する支持アーム40を図の実線位置から鎖線で示す位置に向けて揺動させ、ピックアップローラ30を原稿に押圧しながら回転させて、原稿を用紙さばき装置に向けて搬送する。前記ピックアップローラ30を支持する支持アーム40を揺動させる動作と、フィードローラ20の回転に対してピックアップローラ30を回転させる動作を行うために、図2、3に示すように構成された給紙装置15を用いて、原稿トレイ11から原稿を取り出して読取部に向けて搬送するようにしている。
【0017】
前記図2、3に示す給紙装置15では、用紙さばき装置16でリタードローラ17に対向させて配置するフィードローラ20と、前記フィードローラ20の駆動軸22に対して、支持アーム40を介して支持されるピックアップローラ30とを組み合わせて構成している。前記支持アーム40には伝導ギヤ41〜43による伝導機構を設けて、フィードローラ20の回転に追従させて、ピックアップローラ30を給紙方向に駆動するように構成している。前記フィードローラ20は、駆動軸22に対してローラコア21を介して回転自在に支持されており、前記駆動軸22の回転をスプリングクラッチ23を介してフィードローラ20に伝達するとともに、前記駆動軸22の回転をクラッチ部材27を介して伝導ギヤ41に伝達する。
【0018】
また、伝導ギヤ43と支持アーム40との間に介設され、負荷トルクを付与する摩擦抵抗付与部材(図示を省略)を設けておき、伝導ギヤ43を回転させる際の負荷トルクにより、支持アーム40を図1の鎖線で示す位置に揺動させて、ピックアップローラ30を原稿トレイ11に向けて下降させる動作を行い、ピックアップローラ30を原稿の上に押圧する。その後に、ピックアップローラ30に対して設けているスプリングクラッチ33が駆動力の伝達を行い、ピックアップローラ30をフィードローラ20とともに回転させて、原稿の原稿トレイからの取り出しの動作と、用紙さばき装置によるさばき作用とを行い、原稿を原稿搬送路13に向けて送り出すようにする。
【0019】
前記給紙装置16において、駆動軸22とフィードローラ20の間で、駆動伝達を行うためのスプリングクラッチ23は、駆動軸22に対して設ける端部の支持部材24と、中間部材28、クラッチ部材27および、フィードローラ20を取付けるローラコア21と、前記各部材を接続するスプリング部材29とから構成される。前記支持部材24は駆動軸22に設けたピン部材25を溝部26に挿入して、前記駆動軸22が所定の角度回転された状態で、支持部材24が駆動軸22とともに回転される。そして、前記支持部材24が回転されることにより、スプリング部材29が締まる方向に捩られて、中間部材28とクラッチ部材27およびローラコア21を回転させ、フィードローラ20を給紙方向に回転させて、用紙さばき装置でのさばきと給紙作用が行われる。
【0020】
前記駆動軸22の回転は、支持アーム40に設けた伝導ギヤ41から伝導ギヤ42を介して、ピックアップローラ30の軸に設けた伝導ギヤ43に駆動力を伝達する。前記伝導ギヤ43が回転されると、伝導ギヤ43と支持アームとの間に設ける図示を省略する摩擦部材の抵抗が働くので、支持アーム40を駆動軸22を中心にして回転させる作用が生じて、ピックアップローラ30を下降させる方向に支持アーム40を揺動させる。そして、前記ピックアップローラ30が原稿トレイにセットされている原稿を押圧する状態となると、前記伝導ギヤ43がスプリングクラッチ33を介してピックアップローラ30を駆動するように動作する。前記スプリングクラッチ33は、ピックアップローラ30を支持するローラコア32の端部の大径部と、軸31に設けた回転部材34とに亘ってスプリング部材35を設けており、伝導ギヤ43の回転を回転部材34からスプリング部材35を介してローラコア32に伝達し、原稿を送る方向に回転させる。
【0021】
前記給紙装置15において、駆動軸22が回転を停止したときに、ピックアップローラ30を原稿から離間させるために、図3に示すような戻し部材45を設けている。前記戻し部材45においては、支持アーム40に設けたピン部材46と、図示を省略する装置フレームとの間に引っ張りスプリング47を配置し、給紙装置が動作されない時には、ピックアップローラ30が上昇された位置に保持される。また、給紙が終了して、駆動軸の回転が停止されると、前記戻し部材45によりピックアップローラ30は上昇されて、図1の実線で示される位置に保持される。したがって、前記給紙の動作が開始される最初の段階で、ピックアップローラ30を下降させる際には、前記戻し部材45の力に対抗させて、支持アーム40を揺動させるようにされる。
【0022】
なお、前記給紙装置15において、ピックアップローラ30とフィードローラ20による原稿搬送速度は、原稿搬送路13に配置する搬送ローラ装置の搬送速度に比較して、若干遅い速度に設定される。そこで、前記給紙装置により給紙される原稿が、原稿搬送路13内の搬送ローラ装置14に達すると、前記搬送ローラ装置14により原稿が高速で搬送される状態となるので、フィードローラ20とピックアップローラ30がクラッチ部材22による駆動速度よりも高速で回転される。前述したように、原稿の速度が高速になると、スプリングクラッチ23、33のスプリング部材39、35が緩む状態となり、駆動軸22の回転が各ローラに伝達されない状態となり、その後に、原稿搬送路13に設けたセンサの検知信号により、前記駆動軸22に対する駆動伝達が終了し、ピックアップローラ30は上昇されて次の給紙の動作が行われるまで待機状態とされる。
【0023】
前述したように構成された給紙装置15において、ピックアップローラ30を原稿に押圧して給紙の動作を開始する際に、前記ピックアップローラ30の駆動側と非駆動側とでは、原稿の巾方向での押圧力または給紙力が、その両端部で異なる値となるという問題が生じやすい。つまり、前記支持アーム40に支持されて。伝導ギヤ伝導機構により回転されるピックアップローラ30により原稿を送り出す際に、原稿トレイから送り出される原稿が、斜め送り状態となり、読み取った原稿の画像の情報に欠陥が発生することがある。また、原稿搬送路内を搬送する際に、斜め送り状態の原稿の角の部分が、原稿搬送路のガイド板の隙間等に入り込んで、ジャムが発生する原因ともなる。そこで、前記ピックアップローラ30により送り出される原稿に斜め送り状態が生じることを阻止するために、以下に説明するような手段を用いることを提案するものである。
【0024】
図4に示す例は、両端部で系が異なるような、テーパ状のピックアップローラ30aを用いる場合を示しており、前記ピックアップローラ30aにおいては、伝導ギヤ43の側を小径部51とし、非駆動側を大径部50として形成したものを用いている。前記ピックアップローラ30aを用いて給紙トレイ11から給紙するに際して、伝導ギヤ43により駆動伝達される側では、前記小径部51により遅い速度で給紙され、大径部50側では高速に給紙の作用が行われる。前記大径部50と小径部51でのローラ径の差は、1〜0.1%程度の値として設定可能であり、送り出される原稿にわずかに発生する斜め送り状態を、前記テーパ面で解消できるようにすれば良い。
【0025】
また、前記テーパ状のローラ30aを成形するに際しては、最初からテーパ状の型にゴム等の樹脂材料を注入して成形することの他に、筒状に成形したローラの表面に薄くゴム等を被覆してテーパ状のものとして加工することも可能である。したがって、前述したようなテーパ状のフィードローラ30aを用いることで、支持アーム40を揺動させて原稿にピックアップローラ30を押圧した際に、伝導ギヤ43による駆動側と、非駆動側の間での給紙力の差を、フィードローラ30の大径部と小径部との給紙速度の差でカバーでき、原稿に斜め送りが生じることを防止可能となる。
【0026】
図5に示す例は、原稿トレイの原稿載置面を傾けて構成する場合を示しているもので、前記原稿トレイ11の傾斜角度θは、ピックアップローラ30の駆動側と非駆動側の送り力の差に応じて、微小な傾斜角度として設定される。したがって、前記ピックアップローラ30を下降させて原稿に押圧しながら回転させる際に、駆動側での圧力P2と、非駆動側の圧力P1との差があるために、前記ピックアップローラ30の原稿と接する面の全体で、一様な送り力を発揮できる。
【0027】
図6に示す例は、ローラの長さ方向の両端部での摩擦係数が異なるように、ピックアップローラ30bを構成した例を示している。このピックアップローラ30bにおいて、ローラの中間部52では通常の摩擦係数のものとして設け、駆動側54には低摩擦係数の被覆を施し、非駆動側53では高摩擦係数の部分として構成する。前記低摩擦係数の部分と、高摩擦係数の部分の各々においては、中間部52と同一のゴム等の樹脂材料を用いてローラを構成してから、低摩擦樹脂と高摩擦樹脂とをそれぞれコーティングすることや、研磨目を異ならせる処理を施して、ピックアップローラ30bを作成することができる。また、前記中間部52に対して、低摩擦部54に対しては表面を滑らかにする表面処理を行い、非駆動側53に対しては、凹凸等を形成して摩擦係数を大きくするような処理を行っても良い。
【0028】
なお、前記給紙装置15は、ADFの原稿送出し部に設けることの他に、画像形成装置の給紙部で、給紙トレイ等の用紙収容装置に対して設け、用紙を記録部に向けて送り出すための給紙装置としても用いることが可能である。例えば、前記ピックアップローラを給紙トレイから用紙を取り出すための給紙ローラとして構成し、ピックアップローラに続いて配置する用紙さばき装置のフィードローラに対して、前記クラッチ手段を設けたローラ装置を用いることが可能である。また、前記給紙装置は、画像形成装置の手差しトレイに対しても適用が可能である。したがって、給紙トレイ等に配置する給紙装置においても、用紙さばき作用を良好に行い得て、画像記録部に向けて長い用紙搬送路内で用紙を搬送する際にも、用紙に斜め送りが生じることを防止でき、画像記録部の直前に設ける用紙整合装置での、用紙整合作用に対する負担を軽減することが可能になる。
【0029】
【発明の効果】
前述したように、給紙装置のピックアップローラを原稿に押圧させて給紙する際に、ピックアップローラでの送り力を用紙の巾方向に均一に作用させることができ、原稿に斜め送り状態が生じることを防止できる。また、前記給紙装置において、ピックアップローラによる原稿や用紙の取り出しを行う際に、最初から斜め送りが生じることを防止できるので、搬送路内でのトラブルの発生を防止でき、良質な記録紙を作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ADFを用いた画像読取装置の構成を示す説明図である。
【図2】 給紙装置の構成を示す平面図である。
【図3】 給紙装置の斜視図である。
【図4】 ピックアップローラの実施例の説明図である。
【図5】 原稿トレイを傾斜させた例の説明図である。
【図6】 ピックアップローラの別の構成の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置、 2 装置フレーム、 3 プラテン、
4 駆動プーリ、 5 駆動ワイヤ、 6 フルレートキャリッジ、
7 ハーフレートキャリッジ、 8 レンズ、 9 CCD、
10 ADF、 11 原稿トレイ、 12 排出トレイ、
13 原稿搬送路、 14 搬送ローラ装置、 15 給紙装置、
16 用紙さばき装置、 17 リタードローラ、
18 排出ローラ装置、 20 フィードローラ、
21 ローラコア、 22 駆動軸、 23 スプリングクラッチ、
24 支持部材、 25 ピン部材、 26 溝部、
27 クラッチ部材、 28 中間部材、 29 スプリング部材、
30 ピックアップローラ、 31 軸、 32 ローラコア、
33 スプリングクラッチ、 34 回転部材、
35 スプリング部材、 40 支持アーム、
41〜43 伝導ギヤ、 45 戻し部材、 36 ピン部材、
47 スプリング、 50 大径部、 51 小径部、
52 中間部、 53 高摩擦部、 54 低摩擦部。

Claims (3)

  1. 原稿トレイにセットされた用紙をピックアップローラにより送り出し、用紙さばき装置により用紙を1枚ずつ分離する給紙装置において、
    前記ピックアップローラの一方側に駆動源からの駆動力を入力するとともに、
    前記ピックアップローラの外形を、駆動側に比べて非駆動側を大径に形成し、
    前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする給紙装置。
  2. 原稿トレイにセットされた用紙をピックアップローラにより送り出し、用紙さばき装置により用紙を1枚ずつ分離する給紙装置において、
    前記ピックアップローラの一方側に駆動源からの駆動力を入力するとともに、
    前記ピックアップローラの摩擦係数を、駆動側に比べて非駆動側を高く設定し、
    前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする給紙装置。
  3. 原稿トレイにセットされた用紙をピックアップローラにより送り出し、用紙さばき装置により用紙を1枚ずつ分離する給紙装置において、
    前記ピックアップローラの一方側に駆動源からの駆動力を入力するとともに、
    前記原稿トレイの原稿載置面を、前記ピックアップローラの軸に対して傾斜させて構成することにより、
    前記ピックアップローラの軸方向での用紙に対する搬送力が均一となるようにしたことを特徴とする給紙装置。
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